JPH11512549A - 汚染防止用のシールを有するディスクドライブ - Google Patents

汚染防止用のシールを有するディスクドライブ

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JPH11512549A
JPH11512549A JP9512035A JP51203597A JPH11512549A JP H11512549 A JPH11512549 A JP H11512549A JP 9512035 A JP9512035 A JP 9512035A JP 51203597 A JP51203597 A JP 51203597A JP H11512549 A JPH11512549 A JP H11512549A
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パターソン,ロバート,エス.
リッチ,エドワード,エル.
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アイオメガ コーポレイション
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    • GPHYSICS
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    • G11B25/00Apparatus characterised by the shape of record carrier employed but not specific to the method of recording or reproducing, e.g. dictating apparatus; Combinations of such apparatus
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  • Feeding And Guiding Record Carriers (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 可動部材がシャシの開口上方を移動する場合に、該開口をシールするため、シール115がディスクドライブ内の可動部材に接合されている。前記シールは、可動部材に接合された第1の発泡体層と、発泡体層に接合された第2の低摩擦性プラスチック層とを含んでいる。前記発泡体層がプラスチック層をシャシに押圧することで、プラスチック層がシャシ表面上を滑動するさい、前記開口が封止される。

Description

【発明の詳細な説明】 汚染防止用のシールを有するディスクドライブ 背景 発明の分野 本発明は、取り外し可能なディスクカートリッジを収容する種類のディスクド ライブに係わり、より具体的には、ディスクドライブの内側と外側との間の空気 流を遮断するシールを有するディスクドライブに関するものである。 関連出願 本出願は、1995年9月14日提出の先行仮出願番号第60/003758 号に基づくものであり、本出願の優先権は、前記仮出願に基づき要求される。本 出願は、1995年5月10日に提出された特許出願第08/438255号の 『自動式スピンドルモータローディング機構を有するディスクドライブ』に関係 し、その全体が本明細書において参考とされる。 先行技術の説明 デジタル電子情報を記憶する着脱可能のディスクカートリッジは、通常、電子 情報を記憶させ得る回転可能な記録媒体またはディスクを収容する外側ケーシン グまたは外殻を含んでいる。カートリッジのこの外殻は、上下の半部含むことが 多く、ディスクを収容するために、該上下の半部が互いに結合される。ディスク は、カートリッジ内で自由回転するハブ上に組付けられている。カートリッジが ディスクドライブ内へ挿入されると、カートリッジ内でディスクを回転させるた めに、ドライブ内のモータ駆動スピンドルがハブに接触せねばならない。 1993年4月20日にガロルド・プロンザク氏に付与された米国特許第52 04793号『インテグラル・ヘッドローディング・ランプと、エアフィルタと 、着脱可能のカートリッジドア安全ストッパとを有する着脱可能のカートリッジ ・ディスクドライブ』は、インテグラル・ヘッドローディング・ランプと、エア フィルタと、着脱可能のカートリッジドア安全ストッパとを有する着脱可能のカ ートリッジ・ディスクドライブに関するものである。ディスクドライブ内の汚染 を 低減するエアフィルタは公知である。 関連出願に図示され説明されたディスクドライブは、その種のエアフィルタで は遮断できない開口を有している。本発明の目的は、ディスクドライブ内への空 気流を遮断することである。空気流の遮断により、空気流に含まれる粒子が、デ ィスクドライブの内部へ侵入できなくなる。そうしなければ、これらの粒子はヘ ッド/ディスクのインターフェースを損傷することになろう。 発明の要約 本発明は、ディスクドライブ内側への粒子の侵入を低減する。このことは、本 発明の一実施態様によれば、ディスクドライブ内側の旋回レバーにディスクドラ イブ外側の旋回フランジをリンクさせる際、後者への接近を可能にする開口をシ ールすることによって達せられる。該シールは、ディスクドライブ外側の旋回フ ランジに取り付けられる。該シールは、回転機構の周部に合致するフォウム層に 付加された低摩擦プラスチック層から成っている。この付加層は感圧性接着剤で あり、この同じ層が、旋回フランジへのシールの取り付けに使用される。フォウ ム層は、柔軟な、圧縮可能なばね層をなし、該ばね層は、プラスチックに付加さ れた場合、旋回フランジ・ディスクドライブ間のシールを作り出す力を有してい る。 本発明の一実施態様によれば、第2シールが、ディスクドライブ内部へ延在す るコネクタピンが貫通する開口を覆うために配置されている。この第2シールは 、この付加的な開口から粒子がディスクドライブ内部へ侵入するのを防止する。 本発明のこのほかの特徴および利点は以下の説明で明らかになろう。 図面の簡単な説明 以上の要約ならびに好適実施例についての以下の詳細な説明は、添付図面と関 連づけて読むことによって一層よく理解される。本発明を説明する目的で、図面 には現時点で好適な実施例が示されているが、本発明は、ここに開示された特定 の方法及び装置に限定されるものではない。 図面: 図1は本発明の好適実施例によるディスクドライブの斜視図。 図2は図1のディスクドライブの外側ハウジングを除去してディスクドライブ のシャシ及び種々の構成部材を示した斜視図。 図3および図4は、それぞれ、図2のシャシの平面図と底面図であり、完全に アンロード状態のスピンドルモータローディング機構を示した図。 図5は本発明のディスクドライブのスピンドルモータとスピンドルモータハウ ジングの拡大斜視図。 図6A〜図6Dは、図3および図4のモータリングの種々の付加的な図面。 図7は本発明のシールの拡大図。 図8はフランジ上に配置されたシールを示した図。 図9Aおよび図9Bは、それぞれ、シールとフランジとの平面図と底面図。 図10はシールの斜視図。 図11は図9AのA−A線に沿って截断した横断面図。 図12は付加的な開口を有する、ディスクドライブのシャシの上面の一部を示 す図。 図13は図12のシャシ部分を12−12線に沿って截断した横断面と、本発 明の別の実施態様による第2シールを示す図。 図14は図12に示したシャシ部分の底面図。 好適実施例の詳細な説明 図1は、カートリッジを収容するための、本発明によるディスクドライブ20 の一好適実施例を示したものである。ディスクドライブ20は、剛性のシャシ2 1に取り付けられた外側ハウジング18を有している。シャシ21の前端には、 フロントパネル24が取り付けられている。ディスクカートリッジ(図示せず) は、フロントパネル24の細長で水平の開口22からディスクドライブ20内へ 挿入される。ディスクドライブ20からディスクカートリッジを自動的に送出す るために、送出ボタン26がフロントパネル24に設けられている。図示の実施 例では、ディスクドライブ20は、パーソナルコンピュータ等のコンピュータシ ステムのハウジングに装入用に構成されている。しかし、ディスクドライブ20 は、またスタンドアロン・ユニットとしても使用できる。好ましくは、フロント パネル24はプラスチック製であり、ハウジング18とシャシ21とは金属製で あるが、他の適当な材料も使用してもよい。 図2は、図1のディスクドライブ20を、ハウジング18を除去して示した斜 視図である。図示のように、いくつかの構成部材はシャシ21の上面21aに配 置されている。例えばラジアルアーム・ボイスコイルアクチュエータの一部を形 成するアクチュエータアーム32が、符号38のところでシャシ21に旋回可能 に取り付けられている。アクチュエータアーム32は、その遠位端に複数のサス ペンションアーム34を有し、該サスペンションアーム34のそれぞれが、情報 をディスクカートリッジ(図示せず)の記録ディスクの各表面への記録または各 表面からの読み出しのための読み出し/書き込みヘッド36を備えている。ボイ スコイル素子42は、アクチュエータアーム32の他端に取り付けられており、 アクチュエータアーム32の旋回運動を制御する。ヘッドローディング機構35 が、ディスク表面への磁気ヘッドのローディングを容易にしている。アクチュエ ータとヘッドローディング機構の付随的な詳細は、共に譲渡された同時係属米国 特許出願第08/438254号『ディスクドライブ用のヘッドローディング機 構』および1995年1月23日に提出され、共に譲渡された同時係属米国特許 出願第08/377033号『ディスクドライブアクチュエータ軸受けを固定す るための追従固定装置』に記載されており、これらの出願の全体が、本発明で参 考にされている。 別の開口130がディスクドライブのシャシ21に設けられており、該開口を 貫通して電気コネクタ(図示せず)のピンが延在し、シャシ上面21a上の構成 部材とシャシ底面上の回路(図示せず)との間の電気接続が得られる。ディスク ドライブのこの点に関するこのほかの詳細は、図12〜図14のところで説明す る。 さらに図2に示されているように、ヘッドパークレバー44とカートリッジ送 出レバー50とが、それぞれ旋回可能にディスクドライブのシャシ21に取り付 けられている。これらのレバー44、50の操作については後述する。また後述 するように、スピンドルモータ110とそのハウジング112とは、シャシ21 下側のモータリング(図示せず)内に取り付けられている。モータリングの作動 によって、スピンドルモータ110がシャシ21の開口23を貫通して垂直に並 進し、ディスクドライブ内へ挿入されたディスクカートリッジ(図示せず)のハ ブに接触する。 図3および図4は、それぞれ、図2のディスクドライブの平面図と底面図であ り、特にスピンドルモータローディング機構を示したものである。スピンドルモ ータローディング機構は、概して、スピンドルモータ110および対応ハウジン グ112と、モータリング66と、モータリング位置トランスジューサ(図示せ ず)と、モータリングばね71と、ロード/送出モータ74および関連ギヤトレ ーン76〜82と、既述のヘッドパークレバー44およびカートリッジ送出レバ ー50とを含んでいる。スピンドルモータのローディング/アンローディング機 能とは、(1)ディスクドライブ内へのディスクカートリッジ挿入時に、スピン ドルモータを移動させてディスクカートリッジのハブと接触させること、(2) スピンドルモータが接触すると、ラジアルアームボイスコイルアクチュエータの アクチュエータアームを解除すること、(3)ディスクドライブのフロントパネ ル24上の送出ボタンが押されると、カートリッジからはスピンドルモータを、 ディスクドライブからはカートリッジを解離すること、(4)カートリッジがデ ィスクドライブから送出されると、アクチュエータアームをパーク位置へ引込め ることである。 図3および図4は、ディスクドライブが使用されていない場合、すなわちカー トリッジがディスクドライブに挿入されていない場合の、ヘッドパークレバー4 4と、カートリッジ送出レバー50と、ラジアルアームボイスコイルアクチュエ ータ30との位置を示している。図示のように、カートリッジ送出レバー50は シャシ21の上面21aに旋回可能に取り付けられている。ばね60は、送出レ バー50をシャシ21の挿入端部27の方向(すなわちフロント方向)へ付勢し ている。送出レバー50の遠位端に形成されたキャッチ52はピン62に係合し ており、ピン62はシャシ21の下側21bに配置されたモータリング66の一 部に取り付けられている。モータリング66が、図3に示した位置にある場合、 ピン62は、これ以上送出レバー50をシャシ21の挿入端27の方向へ弾発し ないよう阻止している。 送出レバー50は、一時停止カム面54と第2カム面56とを有し、これらの カム面が、後述のように、モータリング66の回転の種々の段階の間にモータリ ング66のピン62のところを滑動する。図3に示した位置では、一時停止カム 面54がピン62と接触しており、それによってモータリング66が送出レバー 50の旋回端61の方向へ、すなわち図3では時計回りに(図4で見れば、逆時 計回りに)旋回するのが阻止されている。 送出レバー50に設けられたカートリッジプッシュタブ58は、ディスクドラ イブのフロントパネル24内の挿入開口22からカートリッジがディスクドライ ブ内へ挿入されると、ディスクカートリッジの前端面と接触する。ディスクカー トリッジを挿入し続けることによって送出レバー50がばね60の力に抗してデ ィスクドライブの後端29の方向へ旋回する。この旋回により、ばね60に負荷 が加わる。送出レバー50がディスクドライブの後端方向へ旋回すると、一時停 止カム面54は、ピン62をちょうど過ぎるまでピン62に沿って滑動し、それ によりピン62を解放し、モータリング66を旋回させることができる。 ヘッドパークレバー44は、符号44aのところでシャシ21の上面21aに 旋回可能に取り付けられている。ヘッドパークレバー44の運動は、ヘッドパー クレバー44内の成形溝48に沿ったモータリングのピン62の運動によって制 御される。モータリング66が、ひいてはピン62が、図3で見て時計回りに( 図4で下から見た場合は、逆時計回りに)旋回すると、ピン62が成形溝48の 成形面に係合し、ヘッドパークレバー44をディスクドライブの挿入端27の方 へ旋回させる。モータリング66が逆方向に旋回すると、ヘッドパークレバー4 4は、図3に示した位置に復帰せしめられる。 ヘッドパークレバー44は、アクチュエータアーム32上に、対応突起40と 係合するように設けられている押し戻しタブ46を有している。図3に示した位 置では、ヘッドパークレバー44の押し戻しタブ46は、アクチュエータアーム 32がディスクドライブの挿入端27方向へ旋回しないように阻止している。言 い換えると、アクチュエータアーム32は「パーキング位置」にある。ディスク ドライブの挿入端27方向へのヘッドパークレバー44の運動は、言うまでもな く押し戻しタブ46をアクチュエータアーム32から離間させ、それによりアク チュエータアーム32は、ディスクドライブ挿入端27方向へ移動でき、カート リッジ(図示せず)の記録ディスク上へアクチュエータアーム32の端部の読み 出し/書き込みヘッド36をローディングできる。 図4は、シャシ21の下側21bを示し、モータリング66と、ローディング /送出モータ74と、ギヤトレーン76〜82とを含むスピンドルモータローデ ィング機構の他の詳細を示した図である。モータリング66は、3個の平頭ピン 69a〜cを介してシャシ21の下側21bに回転可能に取り付けられている。 平頭ピン69a〜cは、モータリング66の基部の周囲に延在する保持肩66a を掴んでいる。保持肩66aにはアクセスポケット101a〜cが設けられ、そ れによりシャシ21へのモータリング66の取り付けが容易にされている。モー タリング66の取り付けは、アクセスポケット101a〜cを平頭ピン69a〜 cに合わせ、モータリング66をシャシ21の下側21bに対して押し付け、次 いでモータリング66を平頭ピン69a〜cが保持肩66aの各部分を掴む位置 へ回転させることによって、行われる。 モータリング66は拡張シールフランジ64を有し、該シールフランジが、モ ータリング66の前方旋回および逆旋回時にシャシ21の切欠き部分73に係合 する。この実施例では、モータリング66は、20.6°の弧にわたって前方旋 回および逆旋回を行う。モータリング66の前記ピン62は、拡張シールフラン ジ64に取り付けられ(例えばリベット締め)、既述のように、シャシ21の細 長の開口62aを貫通して延在し、ヘッドパークレバー44の成形溝48と、シ ャシ21の反対側の送出レバー50の一時停止カム面54および第2カム面56 とに係合する。シャシの細長の開口62aは、十分に長くかつ幅広にして、ピン 62がモータリング66の20.6°の弧にわたって移動できるようにせねばな らない。拡張シールフランジ64は、シャシ21の開口62aをモータリング6 6の全行程にわたって閉塞し、ディスクドライブへの汚染空気流を低減させる。 図5には、スピンドルモータ110と配属ハウジング112とがそれぞれ示さ れている。スピンドルモータのハウジング112は、ハウジングから事実上半径 方向に延びる複数のピンを有している。この実施例では、ハウジング112は、 ハウジング周部に等間隔に配置された3個のピンを有している。 図6A〜図6Dには、さらにモータリング66の詳細が示されている。図示の ように、モータリング66は、さらに、スピンドルモータがモータリング66に 取り付けられるさい、スピンドルモータのハウジング112の対応ピン104を 受容する複数のカムスロット106a〜cを有している。 既述のように、モータリング66および配属されているピン62は、ディスク ドライブのシャシ21外側の第1可動部材を形成し、ヘッドパークレバー44が シャシ21内側の第2可動部材を形成している。モータリング66のピン62は 、シャシの開口62aを介してヘッドパークレバー44に接続されている。 本発明によれば、シール115がモータリング66のシールフランジ64に配 置されている。シール115は、シャシの開口62aから流入する汚染空気流を 遮断する。図11から最もよく分かるように、該シールは、接着剤118によっ て発泡体層117に接合された低摩擦プラスチック層116を含んでいる。接着 剤としては、感圧接着剤が使用され、この感圧接着剤は、シールフランジ64へ のシール115の接着にも使用される。発泡体層117により、柔軟な圧縮可能 なばね層が得られる。プラスチック層116と組み合わされて、発泡体層117 は、旋回フランジ64の全運動範囲にわたって、旋回フランジとディスクドライ ブのシャシ21との間をシールする力を発生させる。 シールとディスクドライブとの間の摩擦は、いくつかの理由で低い。発泡体層 自体がディスクドライブと接触するのではなく、低摩擦プラスチック層がディス クドライブのシャシ21と接触している。発泡体層は、シールの全表面積のうち の小部分を占めるにすぎないため、ディスクドライブに対して及ぼす圧力は小さ い。プラスチック層の表面は、旋回フランジに接合されるところで、外縁部に接 合されるところに比し、低くなるようになっている。その結果、発泡体層により 、プラスチック層表面が凹状になるように強制される。この結果、発泡体層によ る圧力はシールの外縁部で最大となる。これによって、極めて狭い面積に大きい 力が加わる結果、回転機構とディスクドライブとの間の圧力が比較的低いにもか かわらず、申し分のないシールが得られる。本発明のこの実施例の特徴には、両 表面間が低摩擦で、薄手の外形を有し、平らでない表面に順応し、圧力が最小で 、低コストかつ軽量な可動シールが含まれている。 図12は、ディスクドライブのシャシ21の上面21aの一部を示す平面図で 、特にシャシの付加的な開口130を示したものである。シャシ底面にシャシ上 面 21aの構成素子と回路(図示せず)との間を電気接続するために、開口130 を貫通して、電気コネクタ(図示せず)のピンが延在している。開口130は、 シャシ21の上面21aの凹部132に設けられている。シャシの凹部132に は、後述するように、ディスクドライブが完全に組み立てられた場合に、小型回 路板が配置される。 図13は、図12の12−12線に沿ってディスクドライブ部分を切断した断 面図である。図13には、便宜上図12では省略した種々の構成素子が示されて いる。図13に示したように、小型回路板136が、ディスクドライブのシャシ 上面21aの凹部132に配置されている。ピン(例えば134)は、電気コネ クタを形成し、シャシの開口130を貫通して、回路板136から下方へ延在し ている。本発明の別の実施態様では、コネクタのピンは、シャシ底面21bを超 えて第2シール140を貫通して延在している。薄手のプラスチック層138は 、シャシの開口130と等しい広がりを有する開口を有し、シャシ底面21bと 第2回路板142との間に配置され、シャシ21と第2回路板142との、好ま しくない接触を防止している。 この実施例では、第2シール140が薄手の発泡体層で作られている。しかし 、別の実施例では、他の適当な材料、例えばゴム等を使用できる。図14から最 もよく分かるように、第2シール140は、シャシ底面21bの開口140全体 にわたって配置されていることで、粒子が開口130を通過してシャシ上面21 aに達するのが防止される(シャシは、ディスクドライブが、完全に組み立てら れた場合、ディスクドライブの内部を画定する)。コネクタのピン(例えば13 4)は、密封性を維持するためにピンに順応する発泡体層140を貫通している 。 以上に説明した実施例に対し、広範囲にわたる本発明の構想を逸脱することな しに各種の変形が可能である。したがって、本発明は、本明細書に開示した具体 例に限定されるものではなく、請求の範囲に記載した本発明の精神および範囲の 枠内であらゆる変形態様を含むものである。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】1997年9月12日 【補正内容】 請求の範囲 1. シャシの開口をシールするために、可動部材に接合されたシールであっ て、該開口上方を前記可動部材が移動する形式のものにおいて、 前記シールが、前記可動部材に接合された第1発泡体層と、 前記発泡体層に接合された低摩擦の第2のプラスチック層とを含んでおり、前 記プラスチック層が前記シャシの表面上を滑動するさいに、前記発泡体層がシャ シに対してプラスチック層を押圧することにより、開口が封止され、 前記開口が可動部材の全移動範囲にわたりシールによって封止される、可動部 材に接合されたシール。 2. 前記発泡体層がプラスチック層の外縁部のみの回りを延在し、それによ ってシールがシャシに対して及ぼす圧力が、プラスチック層の前記外縁部に事実 上集中し、それにより、シールが圧力を加えるシャシ面積が最小化されている請 求項1に記載されたシール。 3. 前記可動部材が、事実上平らなフランジを含み、該フランジが可動部材 の全移動範囲にわたって開口を覆う表面領域を有しており、前記シールが前記フ ランジに接合されている請求項1に記載されたシール。 4. シールの前記プラスチック層が、フランジ表面領域と事実上等しい広が りを有している請求項3に記載されたシール。 5. 前記プラスチック層が、感圧接着剤を用いて発泡体層に接合されている 請求項1に記載されたシール。 6. 前記シールが、感圧接着剤を用いて可動部材に接合されている請求項1 に記載されたシール。 7. データ記憶装置において、該データ記憶装置が、 開口を有するシャシを含み、該開口がシャシ外側の第1の可動部材を介してシ ャシ内側の第2の可動部材に接近することを可能にし、前記第1および第2の可 動部材が前記開口を介して接続されており、かつまた前記データ記憶装置が、 前記第1可動部材に取り付けたシールを含み、該シールが第1の可動部材の全 移動範囲にわたって前記開口を覆っており、それによって、前記開口を介してシ ャシ外側からシャシ内側へ汚染物が侵入するのを防止し、さらに前記シールが、 前記第1の可動部材に接合した第1の発泡体層と、 前記第1の発泡体層に接合した第2の低摩擦プラスチック層とを含んでおり、 前記発泡体層がシャシに対しプラスチック層を押圧することにより、プラスチッ ク層がシャシ表面上を滑動するさい、前記開口を封止する、データ記憶装置。 8. 前記発泡体層がプラスチック層の外縁部のみの回りを延在し、それによ り、シールによってシャシに加えられる圧力がプラスチック層の外縁部に事実上 集中し、それによって、シールの圧力が加わるシャシ面積が最小化されている請 求項7に記載されたデータ記憶装置。 9. 前記第1の可動部材が、事実上平らなフランジを含み、該フランジが第 1の可動部材の全移動範囲にわたって開口を覆う表面領域を有しており、前記シ ールが前記フランジに接合されている請求項7に記載されたデータ記憶装置。 10. シールの前記プラスチック層が、フランジ表面領域と事実上等しい広 がりを有している請求項9に記載されたデータ記憶装置。 11. 前記プラスチック層が、感圧接着剤を用いて発泡体層に接合されてい る請求項7に記載されたデータ記憶装置。 12. 前記シールが、感圧接着剤を用いて第1の可動部材に接合されている 請求項7に記載されたデータ記憶装置。 13. 前記シャシが第2の開口を有し、シャシの対向面に配置された構成部 材を電気接続するため、該開口を貫通して電気コネクタのピンが延在し、さらに 第2のシールが、前記第2の開口全域にわたって配置されていることにより、該 開口からの粒子の侵入が防止され、電気コネクタのピンが前記第2のシールを貫 通している請求項7に記載されたデータ記憶装置。 14. 前記第2のシールが発泡体層を有している請求項13に記載されたデ ータ記憶装置。 15. データ記憶装置において、該データ記憶装置が、 開口を有するシャシを含み、該開口がシャシ外側の第1の可動部材を介してシ ャシ内側の第2の可動部材に接近することを可能にし、前記第1および第2の可 動部材が、シャシに取り付けられ、前記開口を介して接続されており、 さらに前記データ記憶装置が、前記第1可動部材に接合したシールを含み、該 シールが第1の可動部材の全移動範囲にわたって前記開口を覆っており、それに よって、前記開口を介してシャシ外側からシャシ内側への汚染物の侵入が防止さ れているデータ記憶装置。 16. 前記シールが、前記第1の可動部材に接合された第1の発泡体層と、 前記第1の発泡体層に接合された第2の低摩擦プラスチック層とを含んでおり 、前記発泡体層がシャシに対しプラスチック層を押圧することにより、プラスチ ック層がシャシ表面上を滑動するさい、前記開口が封止される、請求項15に記 載されたデータ記憶装置。 17. 前記第1の可動部材が、事実上平らなフランジを含み、該フランジが 第1の可動部材の全移動範囲にわたって開口を覆う表面領域を有しており、前記 シールが前記フランジに接合されている請求項15に記載されたデータ記憶装置 。
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Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. シャシの開口をシールするための、可動部材に接合されたシールであっ て、前記開口の上方を前記可動部材が移動する形式のものにおいて、前記シール が、 前記可動部材に取り付けられた第1の発泡体層と、 前記発泡体層に取り付けられた低摩擦性の第2のプラスチック層とを含んでお り、前記プラスチック層が前記シャシの上方を滑動するさい、開口が封止される ように、前記発泡体層がシャシに対してプラスチック層を押圧する、可動部材に 接合されたシール。 2. 前記発泡体層がプラスチック層の外縁部のみの回りを延在し、それによ ってシールがシャシに対して及ぼす圧力が、プラスチック層の前記外縁部に事実 上集中し、それにより、シールが圧力を加えるシャシ面積が最小化されている請 求項1に記載されたシール。 3. 前記可動部材が、事実上平らなフランジを含み、該フランジが可動部材 の全移動範囲にわたって開口を覆う表面領域を有しており、前記シールが前記フ ランジに接合されている請求項1に記載されたシール。 4. シールの前記プラスチック層が、フランジ表面領域と事実上等しい広が りを有している請求項3に記載されたシール。 5. 前記プラスチック層が、感圧接着剤を用いて発泡体層に接合されている 請求項1に記載されたシール。 6. 前記シールが、感圧接着剤を用いて可動部材に接合されている請求項1 に記載されたシール。 7. データ記憶装置において、該データ記憶装置が、 開口を有するシャシを含み、該開口がシャシ外側の第1の可動部材を介してシ ャシ内側の第2の可動部材に接近することを可能にし、前記第1および第2の可 動部材が前記開口を介して接続されており、かつまた前記データ記憶装置が、 前記第1可動部材に取り付けたシールを含み、該シールが第1の可動部材の全 移動範囲にわたって前記開口を覆っており、それによって、前記開口を介してシ ャシ外側からシャシ内側へ汚染物が侵入するのを防止し、さらに前記シールが、 前記第1の可動部材に接合した第1の発泡体層と、 前記第1の発泡体層に接合した第2の低摩擦プラスチック層とを含んでおり、 前記発泡体層がシャシに対しプラスチック層を押圧することにより、プラスチッ ク層がシャシ表面上を滑動するさい、前記開口を封止する、データ記憶装置。 8. 前記発泡体層がプラスチック層の外縁部のみの回りを延在し、それによ り、シールによってシャシに加えられる圧力がプラスチック層の外縁部に事実上 集中し、それによって、シールの圧力が加わるシャシ面積が最小化されている請 求項7に記載されたデータ記憶装置。 9. 前記第1の可動部材が、事実上平らなフランジを含み、該フランジが第 1の可動部材の全移動範囲にわたって開口を覆う表面領域を有しており、前記シ ールが前記フランジに接合されている請求項7に記載されたデータ記憶装置。 10. シールの前記プラスチック層が、フランジ表面領域と事実上等しい広 がりを有している請求項9に記載されたデータ記憶装置。 11. 前記プラスチック層が、感圧接着剤を用いて発泡体層に接合されてい る請求項7に記載されたデータ記憶装置。 12. 前記シールが、感圧接着剤を用いて第1の可動部材に接合されている 請求項7に記載されたデータ記憶装置。 13. 前記シャシが第2の開口を有し、シャシの対向面に配置された構成部 材を電気接続するため、該開口を貫通して電気コネクタのピンが延在し、さらに 第2のシールが、前記第2の開口全域にわたって配置されていることにより、該 開口からの粒子の侵入が防止され、電気コネクタのピンが前記第2のシールを貫 通している請求項7に記載されたデータ記憶装置。 14. 前記第2のシールが発泡体層を有している請求項13に記載されたデ ータ記憶装置。
JP9512035A 1995-09-14 1996-09-10 汚染防止用のシールを有するディスクドライブ Pending JPH11512549A (ja)

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US08/703,227 US5872680A (en) 1995-09-14 1996-09-06 Disk drive seal attached to a motor ring flange
US08/703,227 1996-09-06
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