JPH11512421A - ジフェニルエーテル化合物を精製するための方法 - Google Patents

ジフェニルエーテル化合物を精製するための方法

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JPH11512421A JP9511734A JP51173497A JPH11512421A JP H11512421 A JPH11512421 A JP H11512421A JP 9511734 A JP9511734 A JP 9511734A JP 51173497 A JP51173497 A JP 51173497A JP H11512421 A JPH11512421 A JP H11512421A
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Abstract

(57)【要約】 一般式(I):[式中、R1は、水素;または、C1−C6アルキル、C2−C6アルケニルまたはC2−C6アルキニル(これらのいずれも、所望により、ハロゲンおよびOHから選択される1種以上の置換基により置換されていてもよい。);あるいは、COOH、COH、COOR4、COR6、CONR45またはCONHSO24であり;R4およびR5は、各々、独立に、水素;または、所望により、1種以上のハロゲン原子により置換されたC1−C4アルキルであり;R6は、ハロゲン原子または基R4であり;R2は、水素またはハロであり;R3は、C1−C4アルキル、C2−C4アルケニルまたはC2−C4アルキニルであり、これらのいずれも、所望により、1種以上のハロゲン原子によって置換されていてもよく、またはハロである。]で表される化合物、または、適当な場合には、その塩を、一般式(I)で表される化合物をその1種以上の異性体またはジニトロ化された類縁体とともに含有する混合物から精製するための方法であって、その方法が、前記混合物を適当な結晶化溶剤に溶解し、その生成物を生じた結晶化溶液から再結晶することを含む方法において、結晶化溶液が、配合量が:[式(I)で表される純粋な化合物の重量]×100/[{式(I)で表される純粋な化合物の重量}+{溶剤の重量}]で定義される一般式(I)で表される化合物の25%以下の配合量を含有し、その溶液を結晶化させるために冷却する温度が約30℃以下であることを特徴とする方法。

Description

【発明の詳細な説明】 ジフェニルエーテル化合物を精製するための方法 本発明は、除草剤として、または、除草剤の合成における中間体として有用な ジフェニルエーテル化合物を精製するための方法に関する。特に、本発明は、他 のニトロ化された異性体を含有する混合物からジフェニルエーテル化合物の特定 のニトロ化された異性体を得るための方法に関する。 ジフェニルエーテル除草剤は、例えば、EP-A-0022610より公知であり、それは 、式: [式中、XおよびYは、H、F、Cl、Br、CF3、OCF2CHZ2(Z= Cl、Br,F)、OCH3、CN、CO2R(R=低級アルキル)、C65、O −アルキル、NO2またはSO2低級アルキルである。] で表される除草剤に関し; また、それは、式: [式中、XおよびYは、上記定義した通りである] で表される化合物をニトロ化することによって、これら化合物を製造するための 方法を記載している。 この反応のために示唆されているニトロ化剤としては、硝酸と硫酸との混合物 が挙げられ、推奨される反応溶剤は、ジクロロメタンである。このニトロ化法は 、75.4%の収率を与えると記載されているが、生成物の純度または他のニト ロ 化異性体の存在についての詳細は、示されていない。 US 4,031,131には、同様にして製造される上記と同様の化合物が記載されてい る。示唆されているニトロ化剤としては、硝酸カリウムまたは硝酸と硫酸との混 合物が挙げられ、反応は、ジクロロメタン中で行われている。このニトロ化反応 については、極めて高収率(>95%)が特許請求されているが、この場合にも 、生成物の純度について、詳細が示されていない。混合した硝酸および硫酸を使 用するニトロ化反応はまた、無水酢酸の存在下においても行うことができる。 EP-A-0003416およびEP-A-0274194は、ともに、式: [式中、R1は、フッ素、または、所望により置換されたフェニルによって所 望により置換されたアルキルであり; R3は、H、F、Cl、Br、Iアルキル、トリフルオロメチルまたはCNで あり; R4は、H、F、Cl、Br、Iまたはトリフルオロメチルであり; R5は、F、Cl、Br、Iまたはトリフルオロメチルであり;そして R6は、HまたはC1−C4アルキルである。] で表される除草剤化合物の合成に関する。 EP-A-0003416においては、これら化合物は、対応するカルボン酸またはカルボ キサミドをニトロ化し、ついで、スルホンアミドに転化することにより、または 、スルホンアミドそれ自体をニトロ化することによって得ることができる。ニト ロ化反応は、実施例7に記載されており、そこでは、溶剤は、1,2−ジクロロ エタンであり、ニトロ化剤は、硝酸カリウムと濃硫酸との混合物である。 EP-A-0274194は、特に、式: で表される化合物のニトロ化のための方法に関する。 ニトロ化反応は、慣用のニトロ化剤、例えば、濃硝酸または硝酸ナトリウム、 あるいは、これらと硫酸との混合物を使用して行うと記載されている。反応溶剤 は、ニトロ化抵抗性のものであり、このような溶剤の例として、ハロゲン化され た溶剤、例えば、ジクロロメタン、ジクロロエタン、ジクロロプロパン、クロロ フルオロカーボン;および、芳香族溶剤、例えば、ニトロベンゼンが挙げられて いる。 しかし、これらの方法は、いずれも、工業的な規模で使用するのに特に満足す るものではない。何故ならば、これらは、全て、反応が必要とされる生成物と他 のニトロ化された異性体との混合物を生成するという共通の問題を有するからで ある。ジフェニルエーテル化合物のニトロ化された異性体は、相互に分離するこ とが極めて困難であることが多く、その他の異性体の量が、最終生成物について 多すぎ、除草剤の規約の要件を満たさないことが多い。この問題は、ニトロ化さ れた生成物が必要とされる除草剤それ自体よりもむしろ除草剤合成の中間体であ る場合にさらに悪化する傾向がある。何故ならば、ニトロ化された化合物の混合 物は、ニトロ化された異性体を満足に分離することができる場合に必要とされる よりも、その他の試薬を大量に使用する必要があることを意味するからである。 したがって、ニトロ化プロセスが、所望される異性体の最も高い可能な量比を含 有する生成物混合物を確実に生成することが重要である。 ニトロ化プロセスから異性体混合物を得る問題は、GB-A-2103214の著者によっ て認識されており、彼らは、式: [式中、X1、X2およびX3の各々は、H、フッ素、塩素、臭素、CF3、OC F2、CHZ2(ここで、Zは、F、ClまたはBrである。)、OCF3、CN 、COOR(Rは低級アルキルである。)、フェニル、低級アルコキシまたはN O2Rであり、X1、X2およびX3の少なくとも1つは、水素以外のものであり; Yは、COORまたはカルボキシである。] で表される化合物をニトロ化して、式: [式中、X1、X2、X3およびYは、上記定義した通りである。] で表される生成物を与える方法を記載している。この文献は、特に、X1が2− クロロであり、X2が4−トリフルオロメチルであり、X3が水素であり、YがC OOHである化合物、アシフルオルフェン(Acifluorfen)に関する。 この従来技術の文献に従えば、生成物は、望ましくない異性体および他の副生 物を適当な溶剤に選択的に溶解することによって精製される。この目的に適して いると記載されている溶剤の例としては、炭化水素、例えば、ペンタン、ヘキサ ン、ヘプタン、シクロペンタン、シクロヘキサン、シクロヘプタン、ベンゼン、 トルエン、キシレン類およびキシレン類の混合物、エチルベンゼン、クメン、シ ュード(pseudo)クメン、エチルトルエンおよびトリメチルベンゼンが挙げられ る。あるいは、クロロ炭化水素を使用することができることが示唆されており、 示されている例としては、1,2−ジクロロエタン、塩化メチレン、クロロホル ムおよびクロロベンゼンがある。キシレン類が特に好ましいようであり、示唆さ れている量は、粗製のアシフルオルフェン1モル当たりキシレン類約0.35〜 0.45モルである。粗製のニトロ化生成物は、高温で選択された溶剤に溶解さ れ、この温度にかなりの時間維持される。冷却すると、アシフルオルフェンが結 晶として析出し、遠心分離により収集される。GB-A-2103214の著者によって得ら れて いる生成物は、82%の純度であると記載されている。 しかし、本発明者らは、GB-A-2103214に記載された方法が、部分的には有効で あるけれども、この純度の物質を与えないようであることを見いだした。いずれ の場合にも、特に、必要とされる除草剤化合物を得るために追加の処理工程が必 要とされる場合には、従来技術に特記された純度よりもより高純度の物質を得る ことが可能であることが望ましい。 したがって、本発明の第1の態様においては、一般式(I): [式中、R1は、水素;または、C1−C6アルキル、C2−C6アルケニルまた はC2−C6アルキニル(これらのいずれも、所望により、ハロゲンおよびOHか ら選択される1種以上の置換基により置換されていてもよい。);あるいは、C OOH、COH、COOR4、COR6、CONR45またはCONHSO24で あり; R4およびR5は、各々、独立に、水素;または、所望により1種以上のハロゲ ン原子により置換されたC1−C4アルキルであり; R6は、ハロゲン原子または基R4であり; R2は、水素またはハロであり; R3は、C1−C4アルキル、C2−C4アルケニルまたはC2−C4アルキニルで あり、これらのいずれも、所望により、1種以上のハロゲン原子によって置換さ れていてもよく、またはハロである。] で表される化合物、または、適当な場合には、その塩を、一般式(I)で表され る化合物をその1種以上の異性体またはジニトロ化された類縁体とともに含有す る混合物から精製するための方法であって、その方法が、前記混合物を適当な結 晶化溶剤に溶解し、その生成物を生じた結晶化溶液から再結晶することを含む方 法において、 結晶化溶液が、一般式(I)で表される化合物の25%以下の配合量(loadin g)を含有し、その溶液を結晶化させるために冷却する温度が約30℃以下であ ることを特徴とする方法が提供される。 本明細書において、配合量は: [式(I)で表される純粋な化合物の重量]×100/[{式(I)で表され る純粋な化合物の重量}+{溶剤の重量}] として定義される。 結晶化溶液の配合量を計算するためには、したがって、生成物混合物中に存在 する一般式(I)で表される異性体の量を知ることが不可欠である。 本発明の方法を使用すると、純度90%より大の生成物を得ることが可能であ る。生成物が除草剤である場合は、最小の不純物を有する非常に高レベルの純度 を有する活性成分が規約要件として通常要求されるので、これは著しい利点であ る。生成される生成物が中間体であって追加の工程を実施する必要がある場合に は、試薬が望ましくない副生物との反応で浪費されないので、この利点はさらに 大きい。 本発明の方法は、GB-A-2103214に記載された方法とは著しく異なる。前記文献 の著者は、キシレン類について、配合する生成物の最適量がアシフルオルフェン 1モル当たりキシレン0.35〜0.45モルであると記載している。これは、 少なくとも88%w/wのアシフルオルフェンを含有する溶液であり、他方、本発 明においては、結晶化溶液は、25%以下のアシフルオルフェン配合量を含有す る。約70%のアシフルオルフェンを含有する典型的な粗製混合物において、こ れは、約32%w/wの粗製混合物を含有する結晶化溶液に相当する。 本発明のコンテキストにおいて、一般式(I)で表される化合物は、4’−ニ トロ異性体と称される。 存在し得る生成物混合物のその他の成分としては、一般式: で表される2’−ニトロ異性体; 一般式: で表される6’−異性体; および、ジニトロ異性体(1)および(2): が挙げられる。反応体中に不純物として存在する異性体のニトロ化によって形成 される別の望ましくない副生物は、(3): である。 一般式(I)で表される所望される生成物の精製は、2’−ニトロ異性体の全 てまたは実質的に全てを除去する必要があることが重要である。何故ならば、2 ’−異性体がその他の方法によって生成物から分離するのが最も困難な異性体で あるからである。また、一般式(I)で表される化合物がさらなる反応の出発物 質として使用されるべき場合には、その他のニトロ化された異性体もまた反応し やすく、これにより試薬の浪費を生ずる。また、2’−ニトロ異性体は、その反 応生成物の多くも一般式(I)で表される化合物の反応生成物から分離すること が困難であるので、特に重要な不純物である。 本発明のコンテキストにおいて、“C1−C6アルキル”という用語は、1〜6 個の炭素原子を含有する飽和の直鎖または分岐鎖炭化水素鎖を意味する。例とし ては、メチル、エチル、n−プロピル、t−ブチル、n−ペンチルおよびn−ヘ キシルが挙げられる。“C1−C4アルキル”という用語は、C1−C6アルキルの 部分集合であり、4個以下の炭素原子を有するアルキル基を意味する。 “C2−C6アルケニル”という用語は、2〜6個の炭素原子を含有し、少なく とも1個の二重結合を有する直鎖または分岐鎖の炭化水素鎖を意味する。例とし ては、エテニル、アリル、プロペニルおよびヘキセニルが挙げられる。“C2− C4アルケニル”という用語は、C2−C6アルケニルの部分集合であり、4個以 下の炭素原子を有するアルケニル基を意味する。 “C2−C6アルキニル”という用語は、2〜6個の炭素原子を含有し、少なく とも1個の三重結合を有する直鎖または分岐鎖炭化水素鎖を意味する。例として は、エチニル、プロピニルおよびヘキシニルが挙げられる。“C2−C4アルキニ ル”という用語は、C2−C6アルキニルの部分集合であり、4個以下の炭素原子 を有するアルキニル基を意味する。 “ハロゲン”という用語は、フッ素、塩素、臭素またはヨウ素を意味し、対応 する用語“ハロ”は、フルオロ、クロロ、ブロモまたはヨードを意味する。 狭い範囲の溶剤のみが本発明における使用に適し、例としては、芳香族炭化水 素類、例えば、キシレン類またはキシレン類の混合物;および、ハロ芳香族化合 物、例えば、o−クロロトルエン、p−クロロトルエン、ベンゾトリフルオライ ド、3,4−ジクロロベンゾトリフルオライド、クロロベンゼン、o−ジクロロ ベンゼン、m−ジクロロベンゼン、フルオロベンゼン、ブロモベンゼンおよび2 −フルオロトルエンが挙げられる。上記溶剤のいずれかの混合物もまた適してお り、上記溶剤の1つであってもよいが、これとは別に、脂肪族炭化水素類、エス テル類、エーテル類、ニトリル類およびハロ炭化水素類を含むはるかに広い範囲 の溶剤から選択されうる補助溶剤とともに、芳香族炭化水素類を含有する混合物 であってもよい。 キシレン類は、本発明に使用される特に適した溶剤であることが判明しており 、o−キシレンが、他のキシレン類またはキシレン類の混合物よりも良好な結果 を与える。 結晶化の最適の配合量は、選択される溶剤に従いかなり変化するが、いずれの 場合においても、約25%以下である。さらに典型的には、最適の配合量は、8 %〜20%である。多くの溶剤、例えば、キシレン類について、その配合量は、 例えば、約15〜20%であるが、数種の溶剤では、その配合量を少なくするこ とが必要であり、生成物混合物配合量約8〜10%が使用される。 結晶化を行うために、溶液が冷却される温度は、30℃程度の高さであるが、 その温度を幾分低くすることによって、生成物の純度をかなり高くすることがで きる。したがって、結晶化を達成するために溶液が冷却される温度は、20℃以 下であることが非常に好ましく、約5℃〜15℃が最適な範囲である。これは、 最適な結果を得るために推奨されている結晶化温度が約25℃であるGB-A-21032 14に記載されている方法と対照的である。 生成物の純度に影響を及ぼすことが判明しているさらなる因子は、結晶化後、 生成物を回収するまで混合物を放置させる時間の長さである。一般式(I)で表 される多くの2’−ニトロ異性体は、溶液中で準安定(metastable)であり、所 望される生成物を汚染し、結晶化後のその純度を低下させつつ、緩やかに結晶化 する傾向がある。したがって、結晶化温度に到達後、生成物スラリーを、約4時 間以上保持することなく、さらに通常は、約1〜2時間保持して、母液から生成 物を物理的に分離させるのが好ましい。 結晶化は、結晶化溶液に一般式(I)で表される純粋な化合物の結晶を接種す るようないずれかの適当な方法によって達成することができる。結晶化溶液がま だ高温のうちに始めて、数工程で接種を行い、それが冷却した時、さらなる結晶 を加えることが有利であることもありうる。状況によっては、結晶化溶液の接種 は、必要ではなく、溶液の冷却が生成物の結晶化を生ずることもある。 生成物は、結晶化後、適当な方法によって、スラリーから分離することができ るが、これを行う最も便宜的な方法としては、濾過によることが非常に多い。 精製されるべき混合物は、一般式(II): [式中、R1、R2およびR3は、一般式(I)について定義した通りである。 ]で表される化合物のニトロ化法の粗製の生成物であってもよい。 慣用のいずれのニトロ化法も使用することができ、例えば、GB-A-2103214に開 示されているニトロ化法を使用することもできる。 1つの適した方法において、ニトロ化剤は、硝酸、または、硝酸と硫酸との混 合物であってもよく、その他のタイプのニトロ化剤も使用することができる。反 応は、有機溶剤中で生じ、適した溶剤としては、ハロゲン化された溶剤、例えば 、ジクロロメタン(DCM)、二塩化エチレン(EDC)、クロロホルム、テト ラクロロエチレン(perklone)およびジクロロベンゾトリフルオライド(DCB TF)が挙げられる。これとは別に、酢酸、無水酢酸、アセトニトリルのような 溶剤、テトラヒドロフラン(THF)またはジオキサンのようなエーテル類、ス ルホラン、ニトロベンゼン、ニトロメタン、液体二酸化硫黄または液体二酸化炭 素も挙げられる。無水酢酸の存在下で反応を行うことも有利であり、この場合に は、無水酢酸対一般式(II)で表される化合物のモル比は、約1:1〜3:1 であるのが好ましい。反応温度は、約−15℃〜約15℃であるのがよく、さら に通常は、約−10℃〜約10℃であるのがよい。 ニトロ化反応後、粗製の生成物は、反応溶剤から取り出し、結晶化溶剤に採取 する必要がある。これは、水で洗浄することによって、無水酢酸、酢酸または鉱 酸を取り除き、ついで、反応溶剤を完全にストリッピングオフし、生成物混合物 を溶融し、ついで、溶融物を結晶化溶剤に採取することによって達成することが できる。あるいは、生成物は、ニトロ化溶剤から塩(例えば、ナトリウム塩)と して水に抽出し、溶剤をリサイクル用に分離することもできる。塩溶液は、つい で、再結晶用の生成物を抽出するために、高温の再結晶溶剤の存在下で酸性化す ることができる。 ニトロ化プロセスをこれらのワークアップおよび本発明の第1の態様の再結晶 プロセスと組み合わせる場合、70%より大の収率で90%を上回る純度の生成 物を得ることが可能である。 粗製の生成物を結晶化溶剤に採取する工程の前に、それ自体、本発明のさらな る態様を形成する初期部分精製工程を行うことも可能である。 本発明のこの態様においては、一般式(I)で表される化合物を得るための一 般式(II)で表される化合物のニトロ化により得られる生成物混合物を部分精 製するための方法であって、その方法が、反応溶剤を除去し、生成した粗製の生 成物を水と水混和性の極性溶剤との混合物で処理することを含む方法が提供され る。部分精製を達成するための1つの方法において、無水酢酸は、水によって加 水分解されて、酢酸を与え、これまたは他のいずれかの源よりの酢酸は、反応物 質中に残すことができ、極性溶剤として作用する。ついで、反応溶剤は、蒸留ま たは水蒸気蒸留によって除去することができ、若干の酢酸を含有する溶融粗製生 成物が残り、これは、ついで、追加量の酢酸と水とで処理することができ、必要 とされる異性体を実質的に溶解することなく、部分精製を促進する。 あるいは、ニトロ化反応の粗製の生成物は、反応溶剤を洗浄および除去後、極 性溶剤と水との混合物で処理することができ、所望される生成物の実質的損失を 伴うことなく、不純物および異性体の部分溶解を達成し、所望される生成物は、 ついで、濾過によって回収することができる。この場合、適した極性溶剤として は、ギ酸、酢酸、プロピオン酸、メタノール、アセトニトリルおよびアセトンの ような溶剤が挙げられる。 極性溶剤対水の量比は、約3:7〜7:3の範囲がよく、さらに特に、約2: 3〜3:2がよく、極性溶剤/水溶液中の粗製のニトロ化された異性体混合物の 量は、約10〜80重量%であり、好ましくは、約15〜30重量%である。初 期精製工程は、約10℃〜60℃の温度で行うことができ、さらに通常は、約1 5℃〜30℃の温度で行われる。 上記記載したような初期精製プロセスは、粗製のニトロ化生成物の品質におい て、約70%強度(すなわち、一般式(I)で表される所望される異性体70重 量%)〜約80%強度の改良をもたらす。ニトロ化プロセス、続く、初期精製工 程および本発明の第1の態様の再結晶プロセスは、所望される異性体の90%よ り大、多くは、95%より大を回収し、高収率である。本発明の第2の態様の初 期精製工程は、ニトロ化され過ぎた生成物およびその他の不純物の除去に特に有 効であり、これは、多工程合成から誘導される生成物において共通して生ずる。 初期精製プロセスからの生成物は、再結晶による精製のために特性が改良されて いる。 本発明の方法は、一般式(I)で表される化合物の精製のために使用すること ができるが、R2がクロロであり、R3がトリフルオロメチルであることが特に好 ましい。一般式(I)で表される特に好ましい化合物は、R1がCOOHまたは CONHSO2CH3であるものである。これら化合物は、5−(2−クロロ−α ,α,α−トリフルオロ−4−トリルオキシ)−2’−ニトロ安息香酸(Aciflu orfen)および5−(2−クロロ−α,α,α−トリフルオロ−4−トリルオキ シ)−N−メタンスルホニル−2’−ニトロベンズ−アミド(フォメサフェン;F omesafen)であり、これらのいずれも、強力な除草剤化合物である。 それだけで除草剤であることに加えて、アシフルオルフェンは、フォメサフェ ンの合成における中間体としての役割も有する。アシフルオルフェンは、酸塩化 物に転化することができ、ついで、それは、メタンスルホンアミドと反応させて 、フォメサフェンを与えることができる。これらのいずれの工程も、慣用の方法 、例えば、EP-A-0003416に記載された方法によって行うことができる。メタンス ルホンアミドとの反応が高価なプロセスであるので、この方法を使用する場合に は純粋なアシフルオルフェンにより開始すること特に有利であり、望ましくない ニトロ異性体をスルホンアミド化することにより望ましくないフォルネサフェン の異性体を生成することに試薬を浪費しないことが非常に望ましい。 したがって、本発明は、純粋なアシフルオルフェンの合成および続く純粋なフ ォメサフェンへの転化のためのルートを提供する。 さて、以下、実施例を参照しつつ、本発明をさらに例示する。実施例 1 固体アシフルオルフェンの再結晶のための一般的な処理 固体の粗製アシフルオルフェンを再結晶溶剤に加え、約80℃に加熱して溶解 させる。水を分離除去し、残る痕跡量の水も共沸蒸留によって除去した。溶液を 約60℃まで冷却し、純粋なアシフルオルフェンの種を加え、結晶が生ずるまで 、溶液を冷却するにつれ、5℃間隔でさらに接種した。必要とされる温度まで冷 却を継続し、濾過により、生成物を単離し、少量の新たな溶剤で洗浄した。粗製 のアシフルオルフェンは、以下の組成を有した: アシフルオルフェン 69−75% 2’−ニトロ 7−9% 6’−ニトロ 3.5−4.5% 異性体(3) 4.5−5% ジニトロ体 0.5−2%実施例 2 アシフルオルフェンをそのナトリウム塩から抽出するための一般的な処理および 再結晶 10〜40%濃度(遊離酸として)のアシフルオルフェンナトリウム塩溶液を 再結晶溶剤と混合し、80℃まで加熱した。鉱酸を加え、溶液のpHを3〜3. 5に調整し、2層を分離させた。水層を分離し、有機層を1/3体積の70〜8 0℃の水で洗浄した。水層を除去し、溶液を水の共沸蒸留によって乾燥した。溶 液を冷却して、結晶化を行い、濾過により、生成物を回収した。 表Iおよび表IIは、実施例1に記載した精製処理についての結果を示し、表 IIIおよび表IVは、実施例2に記載した精製法についての結果を示す。各場 合において、種々の溶剤、結晶化溶液の配合量、濾過温度および撹拌時間を使用 した。表I〜表IVにおいて、以下の略号を使用する: Exp 実験番号; Stg.Mtl.Str. 出発物質強度(即ち、混合物中の必要とされる生成物%); WtSolv.g 結晶化溶剤の重量(グラム); TEA トリエチルアミン; AcOH 酢酸; MCB モノクロロベンゼン; MDCB m−ジクロロベンゼン; ODCB o−ジクロロベンゼン; techキシレン キシレン類の混合物; Tol トルエン; cyclohex シクロヘキサン。 種々の結晶化溶剤の有効度は、表Iおよび表IIから、溶剤が、それぞれ、2 −クロロトルエン、2−フルオロトルエン、ベンゾトリフルオライド、ブロモベ ンゼン、モノクロロベンゼン、m−ジクロロベンゼン、o−キシレン、o−ジク ロロベンゼン、p−キシレンおよび4−クロロトルエンである、例えば、実験番 号3、11、24、31、38、41、54、60、88および112について の結果を比較することによって理解することができる。これら溶剤の全てについ て、出発物質の純度および使用される結晶化条件に応じ、必要とされる生成物を 約65%〜82%の収率で、約81%〜96%の純度で得ることが可能であるこ とを理解することができる。上記簡単に記載したように、精製した生成物中の2 ’−ニトロ異性体の量比は、これが必要とされる生成物から分離することが特に 困難であるので、決定的に重要であり、上記特定した実験より、o−キシレンを 使用する再結晶が生成物混合物中で特に低い含量の2’−ニトロ異性体を生成す ることを見てとることができる。低い量比の2’−ニトロ異性体を与えるその他 の溶剤としては、ベンゾトリフルオライド、モノクロロベンゼンおよびo−ジク ロロベンゼンが挙げられる。 結晶化溶液の配合量を少なくする有益な効果は、表I〜表IVに示した結果か ら明らかである。例えば、表IIにおいて、実験104、105、107、11 1、114および116は、全て、それぞれ、配合量6.15、8.19、10 .23、12.27、14.31および16.34を有する結晶化溶剤として4 −クロロトルエンを使用する。配合量が増大するにつれて生成物の収率は、配合 量が6.15%での52.9%から配合量が16.34%での77.7%へと増 大する。しかし、生成物の純度も、特に配合量10%より大について減少し、特 に、2’−ニトロ異性体の生成物中での含量は、配合量とともに増大する。結晶 化溶剤が4−クロロトルエンである時、収率および生成物の品質が、配合量8〜 12%で最適となることがこの一連の実験について示された結果から明らかであ る。 同様の効果は、ともにo−キシレンを溶剤として使用し、それぞれ、結晶化溶 剤配合量12%および15%を有する実験173および174の結果を取っても 表IVより見てとることができる。また、生成物の収率は、この一連の実験にわ たって61.3%から66%に増大するが、生成物の純度は、94.1%から9 2%へと悪くなることが見てとれる。これらの結果を撹拌時間が短い以外は同一 の条件下で実施した実験172の結果と比較した場合、配合量を20%まで増大 させると、生成物の純度が低下し、また、2’−ニトロ異性体の量が0より4. 4%に増大することが分かる。これは、撹拌時間を短くすると、生成物の品質が 高まる傾向があるので、配合量の増大が有意であることを示す。かくして、o− キシレンについては、結晶化溶液の最適の配合量は約12%〜15%であるよう である。 配合量の効果は、また、溶剤がo−ジクロロベンゼンである表IVの実験19 5〜197の結果を採用することによっても示される。ここでは、結晶化溶液の 配合量が16.5%から20%へと増大するに連れて、収率の変化は、その他の 溶剤よりも少ないが、生成物の純度は、有意に影響を受け、96.8%から90 .6%へと悪くなり、2’−ニトロ異性体の量は、0.45%から5.4%へと 増大する。この溶剤については、したがって、最適な結晶化溶液の配合量は、約 16%〜20%であるようである。 かくして、要約すれば、溶剤が何であれ、結晶化溶液の配合量の増大は、必ず や、必要とされる生成物のパーセンテージを低下させ、得られる最終混合物にお ける2’−ニトロ異性体のパーセンテージを増大させる効果を有する。これは、 必要とされる4’−ニトロ生成物から2’−ニトロ異性体を分離するのが困難で あるので、重要である。最適な生成物の配合量は、特に、使用される結晶化溶剤 に応じて変化させることができることもまた明らかである。しかし、いずれの場 合にも、結晶化溶剤の配合量は、25%以下に保つ必要がある。 表I〜表IVは、また、本発明の精製法に及ぼす温度の効果も示す。例えば、 表Iにおいて、実験25および26は、同一の溶剤、ベンゾトリフルオライド中 で行われ、濾過温度が実験25について15℃であり、実験26について10℃ である以外は同一の条件下で行われた。濾過温度の変化の効果を示すその他の実 験群は、実験33および34であり、ここでは、溶剤は、m−クロロベンゼンで あり、54、55および52は、溶剤としてo−キシレンを使用し、86および 88は、p−キシレンを使用し、123および125は、m−クロロベンゼンを 使用する。溶剤としてo−キシレンを使用する群以外はこれら実験群の全てにお いて、濾過温度の上昇が、収率の低下をもたらすばかりではなく、生成物中に存 在する2’−ニトロ不純物の量の幾分かの増大をもたらす。o−キシレンを使用 する結果は、この溶剤では、使用される濾過温度の低下が生成物収率の増大をも たらすのみならず、また、2’−ニトロ不純物の量の減少をもたらすので、特に 満足するものであった。かくして、o−キシレンは、本発明の方法に使用される 特に有効な溶剤である。 結晶化物質の長時間の撹拌効果もまた表I〜表IVから見てとることができる 。特に、表3の実験145は、溶剤がo−キシレンであり、濾過温度が15℃で ある結晶化物質を1時間撹拌後、0.8%の2’−ニトロ異性体を含有する96 .15%純度の生成物が、67%の収率で得られたことを示す。しかし、同様の 混合物を4時間撹拌した時(実験148)、収率は、69%に幾分増加したもの の、生成物は、89.65%の純度に過ぎず、6%の2’−ニトロ異性体を含有 していた。実施例 3 再結晶濾液からの2’−ニトロ異性体の析出 77%強度のアシフルオルフェン19.4gをo−キシレンから再結晶すると 、91.3%強度のアシフルオルフェンおよび5.1%の2’−ニトロ異性体含 有物の63%回収率を与えた。数日間放置した後、濾液は、固体を析出し、これ を回収して、分析した。この固体は、71.7%アシフルオルフェンおよび24 %2’−ニトロ異性体であった。実施例 4 1,2−ジクロロベンゼンを使用する順次(telescoped)ニトロ化および精製 190gの粗製の5−(2−クロロ−α,α,α−トリフルオロ−4−トリル オキシ)安息香酸(強度84.2%)、754gの1,2−ジクロロエタンおよ び87.8gの無水酢酸を撹拌反応器に充填した。混合物を50℃まで加熱して 溶液を生成させ、ついで、10〜15℃まで冷却した。131gの混酸(33. 3%硝酸、66.7%硫酸)を10〜15℃で2時間かけて均一に加えた。混酸 を加えた後、反応物質を10℃に1時間保持し、ついで、15gの水でクエンチ した。混合物を70℃まで加熱し、酸層を分離した。溶剤層を5%塩化ナトリウ ム 溶液で70℃で2回洗浄して酢酸を除去した(洗浄液210g)。水(194g) を加え、水相を反応器に戻しつつ、1,2−ジクロロエタンを蒸留によって除い た。生成する粘性のオイル/水混合物に、1,2−ジクロロベンゼン(550g )を加え、水層を70℃で分離した。溶剤溶液を水で洗浄し、分離し、共沸蒸留 によって乾燥した。得られた溶液を1時間当たり20℃で15℃まで冷却し、5 0℃でアシフルオルフェンを接種した。結晶化物質を15℃で1時間撹拌し、濾 過し、減圧下乾燥し、ついで、オーブン乾燥して、残留溶剤を除いた。5−(2 −クロロ−α,α,α−トリフルオロ−4−トリルオキシ)−2’−ニトロ−安 息香酸の収率は、理論量の62.7%であった。生成物は、以下の組成を有した : アシフルオルフェン 90.1% 2’−ニトロ 4.6% 6’−ニトロ 0.2% その他 2.6%実施例 5 アシフルオルフェンの再結晶からの生成物の品質に及ぼす撹拌時間の効果 ニトロ化、洗浄および溶剤除去を実施例4におけるようにして行った。o−キ シレン(510g)を粗製のアシフルオルフェン溶融物に加え、その溶液を乾燥 し、実施例4におけるように結晶化した。約130gのアリコートを結晶化物質 から取り出し、15℃まで冷却後、1時間間隔で、生成物の品質に及ぼす撹拌時 間の効果を測定した。試料を濾過し、減圧乾燥し、オーブン乾燥し、分析し、そ の結果を以下表Vに示す。 実施例 6 o−キシレンを使用する順次ニトロ化および精製 433.2gの粗製5−(2−クロロ−α,α,α−トリフルオロ−4−トリ ルオキシ)安息香酸のナトリウム塩溶液(遊離酸として表した強度36.2%) および754gの1,2−ジクロロエタンを撹拌反応器に充填し、60℃まで加 熱した。硫酸を加えて、そのpHを2.0に調整した。水層を分離し、溶剤層を 共沸蒸留によって乾燥した。87.8gの無水酢酸を50℃で加え、溶液をニト ロ化し、ワークアップすると、実施例4におけるように、熔融したオイル/水混 合物として粗製の生成物を与えた。この混合物に、60.9gの47%強度の水 酸化ナトリウム溶液を50℃で加え、pH>10に調整した。蒸留によって痕跡 量の1,2−ジクロロエタンを除去し、o−キシレン(833g)を加え、続い て、硫酸(53g)を加えて、そのpHを2.0に調整した。短時間の撹拌後、 混合物を>70℃に保ちながら、水層を分離した。共沸蒸留によって溶剤層を乾 燥し、ついで、実施例4に記載したようにして、15℃まで冷却した。アシフル オルフェン生成物を濾過によって回収し、乾燥した。 5−(2−クロロ−α,α,α−トリフルオロ−4−トリルオキシ)−2’− ニトロ−安息香酸の収率: ニトロ化理論量の83% 再結晶理論量の70.7% 全体理論量の58.8% 生成物は、以下の組成を有した: アシフルオルフェン 97.0% 2’−ニトロ 0.6% 6’−ニトロ 0.1% その他 2.3%実施例 7 粗製のアシフルオルフェン酸の酢酸水溶液による抽出 21.7gのアシフルオルフェン(68.9%強度)、酢酸および10.9gの 水を混合し、22℃で2時間撹拌した。スラリーを濾過し、得られた固体生成物 を50%酢酸水溶液少量で洗浄した。生成物を80℃でオーブン乾燥した。アシ フルオルフェンの回収率は、95.9%であり、生成物は、アシフルオルフェン 強度79.2%を有した。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】1997年7月28日 【補正内容】 請求の範囲 1. 一般式(I): [式中、R1は、水素;または、C1−C6アルキル、C2−C6アルケニルまた はC2−C6アルキニル(これらのいずれも、所望により、ハロゲンおよびOHか ら選択される1種以上の置換基により置換されていてもよい。);あるいは、C OOR4、COR6、CONR45またはCONHSO24であり; R4およびR5は、各々、独立に、水素;または、所望により1種以上のハロゲ ン原子により置換されたC1−C4アルキルであり; R6は、ハロゲン原子または基R4であり; R2は、水素またはハロであり; R3は、C1−C4アルキル、C2−C4アルケニルまたはC2−C4アルキニルで あり、これらのいずれも、所望により、1種以上のハロゲン原子で置換されてい てもよく、またはハロである。] で表される化合物、または、適当な場合には、その塩を、一般式(I)で表され る化合物をその1種以上の異性体またはジニトロ化された類縁体とともに含有す る混合物から精製するための方法であって、その方法が、前記混合物を適当な結 晶化溶剤に溶解し、その生成物を生じた結晶化溶液から再結晶することを含む方 法において、 結晶化溶液が、配合量が: [式(I)で表される純粋な化合物の重量]×100/[{式(I)で表され る純粋な化合物の重量}+{溶剤の重量}] で定義される一般式(I)で表される化合物の25%以下の配合量を含有し、そ の溶液を結晶化させるために冷却する温度が約30℃以下であり、そして結晶化 後に混合物が一般式Iの化合物の分離前に4時間以内保持される、ことを特徴と する方法。 2. 結晶化溶剤が、キシレンまたはキシレン類の混合物のような芳香族炭化水 素;o−クロロトルエン、p−クロロトルエン、ベンゾトリフルオライド、3, 4−ジクロロベンゾトリフルオライド、クロロベンゼン、o−ジクロロベンゼン 、m−ジクロロベンゼン、フルオロベンゼン、ブロモベンゼンまたは2−フルオ ロトルエンのようなハロ芳香族;上記溶剤のいずれかの混合物;または、脂肪族 炭化水素、エステル、エーテル、ニトリルまたはハロ炭化水素を含む補助溶剤と ともに芳香族炭化水素を含有する混合物を含む、請求の範囲第1項に記載の方法 。 3. 結晶化溶剤がo−キシレンである、請求の範囲第2項に記載の方法。 4. 結晶化溶液の配合量が約8%〜20%である、請求の範囲第1項〜第3項 のいずれか1項に記載の方法。 5. 結晶化を行うために溶液が冷却される温度が20℃以下である、請求の範 囲第1項〜第4項のいずれか1項に記載の方法。 6. 精製されるべき混合物が、一般式(II): [式中、R1、R2およびR3は、一般式(I)について定義した通りである。 ] で表される化合物のニトロ化のための方法の粗製の生成物である、請求の範囲第 1項〜第5項のいずれか1項に記載の方法。 7. ニトロ化剤が、硝酸または硝酸と硫酸との混合物であり、反応が、約−1 5℃〜15℃の温度で、一般式(II)で表される化合物1モル当たり無水酢酸 1〜3モルの存在で生ずる、請求の範囲第6項に記載の方法。 8. 一般式(I)で表される化合物を得るための一般式(II)で表される化 合物のニトロ化により得られる生成物混合物を部分精製するための方法であって 、その方法が、反応溶剤を除去し、生成した粗製の生成物を水と水混和性の極性 溶剤との混合物で処理することを含む方法。 9. 粗製の生成物中の無水酢酸が水で加水分解されて、酢酸を与え、この酢酸 またはその他のいずれかの源よりの酢酸が反応物質中に残り、極性溶剤として作 用する、請求の範囲第8項に記載の方法。 10. ニトロ化反応の粗製の生成物が、反応溶剤の洗浄および除去後、極性溶 剤と水との混合物で処理され、所望される生成物の実質的な損失なく、不純物お よび異性体の部分溶解を達成し、ついで、これらを濾過によって回収することが できる、請求の範囲第8項に記載の方法。 11. 極性溶剤が、ギ酸、酢酸、プロピオン酸、メタノール、アセトニトリル またはアセトンである、請求の範囲第10項に記載の方法。 12. 極性溶剤対水の量比が、約3:7〜7:3の範囲であり、極性溶剤/水 溶液中の粗製のニトロ化された異性体混合物の量が約20〜80重量%である、 請求の範囲第8項〜第11項のいずれか1項に記載の方法。 13. 請求の範囲第1項〜第5項のいずれか1項に記載の方法が後に続く、請 求の範囲第8項〜第12項のいずれか1項に記載の方法。 14. 一般式(I)で表される化合物が、5−(2−クロロ−α,α,α−ト リフルオロ−4−トリルオキシ)−2’−ニトロ安息香酸(アシフルオルフェン )または5−(2−クロロ−α,α,α−トリフルオロ−4−トリルオキシ)− N−メタンスルホニル−2’−ニトロ−ベンズアミド(フォメサフェン)である、 請求の範囲第1項〜第13項のいずれか1項に記載の方法。 15. 一般式(I)で表される化合物が、アシフルオルフェンであり、その方 法が、さらに、アシフルオルフェンをその酸塩化物に転化し、その酸塩化物をメ タンスルホンアミドと反応させて、フォメサフェンを与えることを含む、請求の 範囲第14項に記載の方法。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C07C 311/51 C07C 311/51 (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(KE,LS,MW,SD,S Z,UG),UA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD ,RU,TJ,TM),AL,AM,AT,AU,AZ ,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,CU, CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB,GE,H U,IL,IS,JP,KE,KG,KP,KR,KZ ,LK,LR,LS,LT,LU,LV,MD,MG, MK,MN,MW,MX,NO,NZ,PL,PT,R O,RU,SD,SE,SG,SI,SK,TJ,TM ,TR,TT,UA,UG,US,UZ,VN (72)発明者 ゴット,ブライアン・デイヴィッド イギリス国ウエスト・ヨークシャー エイ チディー8 9ビーティー,ハダーズフィ ールド,スケルマンソープ,エルムフィー ルド・ドライブ 24 (72)発明者 グレイ,トーマス アメリカ合衆国アラバマ州36526,ダフニ, ペニー・レーン 102 (72)発明者 タヴァナ,セイド・メーディ アメリカ合衆国アラバマ州36526,ダフニ, ポロ・トレイス 504

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 一般式(I): [式中、R1、水素;または、C1−C6アルキル、C2−C6アルケニルまたは C2−C6アルキニル(これらのいずれも、所望により、ハロゲンおよびOHから 選択される1種以上の置換基により置換されていてもよい。);あるいは、CO OH、COH、COOR4、COR6、CONR45またはCONHSO24であ り; R4およびR5は、各々、独立に、水素;または、所望により1種以上のハロゲ ン原子により置換されたC1−C4アルキルであり; R6は、ハロゲン原子または基R4であり; R2は、水素またはハロであり; R3は、C1−C4アルキル、C2−C4アルケニルまたはC2−C4アルキニルで あり、これらのいずれも、所望により、1種以上のハロゲン原子で置換されてい てもよく、またはハロである。] で表される化合物、または、適当な場合には、その塩を、一般式(I)で表され る化合物をその1種以上の異性体またはジニトロ化された類縁体とともに含有す る混合物から精製するための方法であって、その方法が、前記混合物を適当な結 晶化溶剤に溶解し、その生成物を生じた結晶化溶液から再結晶することを含む方 法において、 結晶化溶液が、配合量が: [式(I)で表される純粋な化合物の重量]×100/[{式(I)で表され る純粋な化合物の重量}+{溶剤の重量}] で定義される一般式(I)で表される化合物の25%以下の配合量を含有し、そ の溶液を結晶化させるために冷却する温度が約30℃以下であることを特徴とす る方法。 2. 結晶化溶剤が、キシレンまたはキシレン類の混合物のような芳香族炭化水 素;o−クロロトルエン、p−クロロトルエン、ベンゾトリフルオライド、3, 4−ジクロロベンゾトリフルオライド、クロロベンゼン、o−ジクロロベンゼン 、m−ジクロロベンゼン、フルオロベンゼン、ブロモベンゼンまたは2−フルオ ロトルエンのようなハロ芳香族;上記溶剤のいずれかの混合物;または、脂肪族 炭化水素、エステル、エーテル、ニトリルまたはハロ炭化水素を含む補助溶剤と ともに芳香族炭化水素を含有する混合物を含む、請求の範囲第1項に記載の方法 。 3. 結晶化溶剤がo−キシレンである、請求の範囲第2項に記載の方法。 4. 結晶化溶液の配合量が約8%〜20%である、請求の範囲第1項〜第3項 のいずれか1項に記載の方法。 5. 結晶化を行うために溶液が冷却される温度が20℃以下である、請求の範 囲第1項〜第4項のいずれか1項に記載の方法。 6. 結晶化後、混合物が約4時間以内放置され、その後、生成物が回収される 、請求の範囲第1項〜第5項のいずれか1項に記載の方法。 7. 精製されるべき混合物が、一般式(II): [式中、R1、R2およびR3は、一般式(I)について定義した通りである。 ] で表される化合物のニトロ化のための方法の粗製の生成物である、請求の範囲第 1項〜第6項のいずれか1項に記載の方法。 8. ニトロ化剤が、硝酸または硝酸と硫酸との混合物であり、反応が、約−1 5℃〜15℃の温度で、一般式(II)で表される化合物1モル当たり無水酢酸 1〜3モルの存在で生ずる、請求の範囲第7項に記載の方法。 9. 一般式(I)で表される化合物を得るための一般式(II)で表される化 合物のニトロ化により得られる生成物混合物を部分精製するための方法であって 、その方法が、反応溶剤を除去し、生成した粗製の生成物を水と水混和性の極性 溶剤との混合物で処理することを含む方法。 10. 粗製の生成物中の無水酢酸が水で加水分解されて、酢酸を与え、この酢 酸またはその他のいずれかの源よりの酢酸が反応物質中に残り、極性溶剤として 作用する、請求の範囲第9項に記載の方法。 11. ニトロ化反応の粗製の生成物が、反応溶剤の洗浄および除去後、極性溶 剤と水との混合物で処理され、所望される生成物の実質的な損失なく、不純物お よび異性体の部分溶解を達成し、ついで、これらを濾過によって回収することが できる、請求の範囲第9項に記載の方法。 12. 極性溶剤が、ギ酸、酢酸、プロピオン酸、メタノール、アセトニトリル またはアセトンである、請求の範囲第11項に記載の方法。 13. 極性溶剤対水の量比が、約3:7〜7:3の範囲であり、極性溶剤/水 溶液中の粗製のニトロ化された異性体混合物の量が約20〜80重量%である、 請求の範囲第9項〜第12項のいずれか1項に記載の方法。 14. 請求の範囲第1項〜第8項のいずれか1項に記載の方法が後に続く、請 求の範囲第9項〜第13項のいずれか1項に記載の方法。 15. 一般式(I)で表される化合物が、5−(2−クロロ−α,α,α−ト リフルオロ−4−トリルオキシ)−2’−ニトロ安息香酸(アシフルオルフェン )または5−(2−クロロ−α,α,α−トリフルオロ−4−トリルオキシ)− N−メタンスルホニル−2’−ニトロ−ベンズアミド(フォメサフェン)である、 請求の範囲第1項〜第14項のいずれか1項に記載の方法。 16. 一般式(I)で表される化合物が、アシフルオルフェンであり、その方 法が、さらに、アシフルオルフェンをその酸塩化物に転化し、その酸塩化物をメ タンスルホンアミドと反応させて、フォメサフェンを与えることを含む、請求の 範囲第15項に記載の方法。
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