JPH11511095A - 前もって拡げられたプリーツを含む補強中央領域を有するプリーツ加工包装体 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 前もって拡げられたプリーツ（１）を含む補強中央領域（２）を有する可撓性の長方形シートから製造され、側部（４）がその端部で固定された平らなプリーツ（３）を有する包装体。該発明は補強中央領域（２）を拡げそして引続き二面体部分を形成するのを容易にする。該二面体部分はブリーツの方向の負荷抵抗を増大させる。該補強中央領域（２）に更に、該プリーツに平行に延びる溝彫りを設けてもよい。

Description

【発明の詳細な説明】 前もって拡げられたプリーツを含む補強中央領域を有する プリーツ加工包装体発明の属する技術分野 本発明は、フランス特許−Ａ−２，５９５，６６６および同−Ａ−２，６７３ ，９０９の改良であり、凸状体そして特に丸い塊のパンから作られたサンドイッ チを包装するために荷重を支えることができる包装体とするために、半硬質領域 を有する可撓性シートをプリーツ加工するための新しい方法から成る。従来の技術 フランス特許−Ａ−２，５９５，６６６は、平らなプリーツを形成するように プリーツ加工された可撓性シートから作製した、凸状体用の包装体を記載してい る。この特許の応用の一つは、丸い塊のパンから製造したサンドイッチの包装で ある。この包装体を使用すると、非常に薄い紙を用いることが必要となる。何故 なら、サンドイッチは作った時に形が非常にこわれやすく、包装した時に損傷す る危険性があるからである。サンドイッチを保持するために、いくつかのファー ストフードチェーンは、サンドイッチ包装体に、例えば二つの他のサンドイッチ を崩れることなく支持するのに十分な持上げ能力を要求する。現在用いられてい る解決法は、熱成形ポリスチレン発泡体ボックスであるが、これは重大な環境上 の問題を提出し、そして小型の厚紙ボックスを用いると非常に費用がかかる。多 くのファーストフードチェーンは、微細な溝彫り（ｆｌｕｔｉｎｇ）をした厚紙 を用いているが、これは軽いが紙の包装体の３倍の重さである。フランス特許Ａ −２，６７６，０３７で、プリーツ加工に使用されるシートの中央部分に、フラ ンス特許Ａ−２，５９５，６６６に従って、プリーツ加工する前にシートに固定 するために、プリーツに垂直なストリップを置いて、特定の領域に新しい性能レ ベルを与えることが提案された。この原理の一つの応用は、プリーツ加工する前 にシートの中央部分に、この領域の堅固さを増大させるためのストリップを取付 け、そして以下に補強中央領域と呼ばれる領域を形成することである。フランス 特許Ａ−２，５９５，６６６による包装体を拡げた場合、この補強中央領域は垂 直に置かれたベルトを形成し、これは垂直方向持上げ力を与える。このように形 成されたベルトが堅固であればあるほど、包装体をサンドイッチのまわりに拡げ るのが難しくなり、サンドイッチはこわれ易いので、こわれる危険性が害される 。従って、この補強領域をできるだけ軽くしそしてこの軽量化を補って、垂直方 向強度、即ちプリーツの方向に平行な方向の強度、を増大させ、他方ではプリー ツの拡がる方向に減少させることができる形状を与える試みが必要である。垂直 強度を増大させるための一つの解決法は、強度領域に該領域が拡げられた時に適 当な形状を与えることから成る。一つの解決法は、溝彫りを有する補強ストリッ プを使用することから成る。問題は、平らなプリーツを形成した場合、フランス 特許Ａ−２，５９５，６６６に記載されたように、溝彫りが押しつぶされそして 次にその特性の本質を失うことである。別の解決法は、補強中央領域を与え、拡 げたときに波形又はジグザクを形成させることである。平らなプリーツからプリ ーツを拡げると、サンドイッチの周りに正しくジグザクを満足ゆくように確実に 分布させることができない。特に、ある領域でジグザクが消失し得る。この問題 を解決するための一つの方法は、フランス特性Ａ−２，６７３，９０９に記載の ように、平らなプリーツの代りにコンサーティーナプリーツを作ることである。 コンサーティーナプリーツはより拡がり易いが、問題は凸状体の周りにジグザク プリーツを満足ゆくように分布させること、そして更に、プリーツを端部で固定 することであるが、この固定は高速度機械で実施するのは、少なくとも１回の方 法変換が必要なので、難かしい。発明が解決しようとする課題 本発明の目的は、補強中央領域内におけるプリーツ付きの包装体とプリーツな しの包装体の問題を解決することができるプリーツ加工方法を提案することであ る。図面の簡単な説明 図１は、本発明による包装体を示し、領域間でのプリーツの相違を示すために 、種々の切欠き（カットアウト）を有するようにプリーツ加工されている。 図２は、凸状体の周りに拡げた場合の同じ包装体を示す。 図３は、溝彫りシートから形成された補強体を有する可撓性シートを示す。 図４は、溝彫りシートを有する本発明による包装体を丸いサンドイッチの周り に拡げた場合を示し、切欠きは溝彫りの位置を示す。 図５は、本発明による包装体を製造するのに必要な種々の段階を示す。課題を解決するための手段 本発明は、包装体（図１）の製造法にあり、該包装体は混合プリーツを有し、 該混合プリーツは、補強中央領域２に対応する部分にコンサーティーナプリーツ １が側部領域４で次第に平らなプリーツ３になり、そしてその端部であらゆる有 効な技術を用いて固定される。補強中央領域２において、コンサーティーナプリ ーツ１は半分拡げられている。このコンサーティーナプリーツを前もって拡げる 程度は、平らなプリーツ３をプリーツ加工するときにピッチ５を変えることによ り算出できる。このようなプリーツ加工方法を用いると、包装体６（図２）は、 フランス特許Ａ−２，５９５，６６６に示されたように凸状体７の周りに拡げる ことができ、しかもずっと小さい拡張力で拡げることができる。コンサーティー ナプリーツは凸状体７の側部の周りに分布しそして二面体部分を形成し、該二面 体部分は補強中央領域２の垂直負荷強度を著しく増大させる。選択の際には、拡 げた包装体の長さおよびシートの長さを考慮しなければならず、そしてプリーツ の数は、できるだけプリーツを有効にするために、二面体部分を与えるのに望ま れる角度の関数として増加させなければならない。発明の実施の形態 非限定的例として、直径１００ｍｍそして高さ６０ｍｍの寸法のサンドイッチ を包装するために、幅１５が１７５ｍｍの可撓性シート１４（図５）、および幅 １７が６０ｍｍの補強ストリップ１６を選ぶことができ、そして幅１１が１２． ５ｍｍのほぼ２０個のコンサーティーナプリーツ１（図１）を有する包装体を製 造できる。 補強中央領域８（図３）を、プリーツの方向に溝彫りした補強ストリップ１６ から形成し、溝彫り１０が可撓性シート９と接触する線１２に沿って該可撓性シ ートに接着又は溶接により固定する場合で、該溝彫り１０のピッチがコンサーテ ィーナプリーツ１の幅１１（図１）よりもずっと小さいと、溝彫り１０（図３） はコンサーティーナプリーツのリッジ１８（図１）の外側に押しつぶされず、溝 彫り構造と組合わさって、満足できる強度が得られ、一方、環状で且つ前述のよ うに二面体部分から形成したのではなく、そして環状領域の母線に平行な溝彫り により、適切な垂直持ち上げ能力を有する、補強中央領域８（図４）を形成する ために、全てのプリーツが完全に拡げられる。溝彫りにより助けられた補強が、 公知の技術を用いて前もって波形を付けた薄い紙のストリップを可撓性シートに 直接固定して、この領域にいわゆる単一面波形カルトンと呼ばれるものを形成す ることにより、得ることができる。前の例ではサンドイッチを二面体部分が適当 な角度で形成されるように包装するために２０個のプリーツを必要としたが、１ ５個のプリーツだけで同等の結果が得られ、従って実質的に材料が節約される。 コンサーティーナ形のプリーツ１（図１）の場合を記述したが、半分拡げられた その他の形状のプリーツ、特に非対称形のプリーツも本発明の範囲内である。 かかる包装体は、フランス特許Ａ−２，６６１，４０４および同Ａ−２，６６ ３，６２１に記載された機械から導かれた機械を用いて製造し得る。まず、補強 ストリップ1６（図５）および可撓性シート１４を組み立てる。組立体を次に予 備形成用ホイールに通して、幅全体にコンサーティーナプリーツを得る。次に、 該プリーツを締めつけるためにホイール上に移送すると、補強されていないプリ ーツ１９の側部領域２０が形成されて、次に該プリーツを平らにし且つ形を作っ た後に側部プリーツ２２のピッチと同じピッチにアコーディオンプリーツ２１を 締めつけることができる。最後に、側部プリーツ２３を平らにしそして端部は前 に記載したように、特にフランス特許Ａ−２，５９５，７１９および同Ａ２，６ ２８，７１９に記載したようにして、固定する。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ブッシュベール，アキヴァ アメリカ合衆国 33140 フロリダ，マイ アミビーチ，パイン トリー ドライヴ 5030

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．プリーツを付けた長方形可撓性シートから製造した包装体であって、該シー トに固定された別のシートを加えることにより補強された中央領域を含み、該プ リーツは端部が固定されている上記包装体において；補強された中央領域（２） のプリーツ（１）が半分拡げられていること、および該プリーツ（１）は側部領 域（４）で平らなプリーツ（３）の形で延びること、を特徴とする、上記の包装 体。 ２．前記補強中央領域（８）を補強するシートが、可撓性シートに固定された溝 彫り１０を有するシートであり、該溝彫りが該可撓性シートと接触する線（１２ ）に沿って該補強シートが該可撓性シートに固定されていることを特徴とする、 請求項１記載の包装体。 ３．前記中央領域のプリーツ（１）がコンサーティーナプリーツであることを特 徴とする、請求項１又は２記載の包装体。 ４．前記包装体を拡げた時、補強中央領域（２）が、包装された製品の側部の周 りに分布した共通リッジ（１８）を有する二面体部分を形成する、請求項１ない し３のいずれか１項記載の包装体。 ５．前記包装体を拡げた時、補強中央領域（８）が、包装された製品の側部の周 りに母線に平行な位置で溝彫り（１０）を有する環状形を有する、請求項２に記 載の包装体。 ６．前記包装体の製造の第１段階が、前記中央領域のプリーツ（２１）を最終的 な形状に形成すると共に側部領域（２０）のプリーツ（１９）を予備形成するこ とから成り、該側部領域のプリーツ（１９）を第２段階で引続き圧縮しそして次 に第３段階で平らにして、平らなプリーツ（２３）を形成することを特徴とする 、請求項１ないし５のいずれか１項記載の包装体。