JPH11511006A - 香味料濃縮物から作られた冷凍カクテル - Google Patents

香味料濃縮物から作られた冷凍カクテル

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JPH11511006A JP8535695A JP53569596A JPH11511006A JP H11511006 A JPH11511006 A JP H11511006A JP 8535695 A JP8535695 A JP 8535695A JP 53569596 A JP53569596 A JP 53569596A JP H11511006 A JPH11511006 A JP H11511006A
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ハーバート,ジェイ.マイケル
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ハーバート,ジェイ.マイケル
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Abstract

(57)【要約】 通常の冷蔵庫の冷凍室で冷凍した場合に固形に凍るが柔らかく(穏やかに)凍るような好ましくは完全に炭水化物である固形分を有する液状冷凍カクテル濃縮物。適当な固形分は二糖類目盛で測定すると10°から25°の範囲のブリックス値を与える。その固形分は1)純粋又は人工の香味料、特に天然果物ジュースと果物繊維、及び2)天然糖、高効能の甘味料又はこれらの組み合わせのいずれであってもよい甘味料から成ることが好ましい。このような濃縮物を作る段階と、このような濃縮物を静止した冷凍状態に冷凍する段階と、それを機械的に混合する段階とを含む方法。例えば、希釈剤液体を液体に対する冷凍固形物が1:1から3:1の範囲、好ましくは1:1から2:1の範囲、の重量割合(w/w)で加えて、通常の家庭用食品混合器を用いる。カクテルについては、その希釈剤は酒に対する水の容積割合(v/v)が2:1から4:1の範囲にある水と標準強度80度の蒸留酒との混合物であることが好ましい。濃縮物のブリックス値は10°から25°の範囲で可変であるが、ほとんどのタイプの飲料については16°から22°の範囲にあり、好ましくは18°から21°の範囲にある。混合された最終カクテルのブリックス値は9.0°から15.0°の範囲にあるが、ほとんどのタイプの飲料については11.0°から13.5°の範囲にあることが好ましい。

Description

【発明の詳細な説明】 香味料濃縮物から作られた冷凍カクテル従来の技術 この発明は冷凍スラッシュ(slush)飲料に関し、特に香味料濃縮物及びこの濃 縮物を用いて高品質の冷凍スラッシュカクテルを作る方法に関する。 冷凍カクテルは破砕氷又はかき氷、酒、果物ジュース、及び糖の混合物を粉砕 氷が雪状又はスラッシュ状になるまで強く攪拌したものとして良く知られている 。いちご、もも及び各種みかんのようないろいろな香気をつけた冷凍ダイキリ、 マルガリータ及びピナコラーダは酒場の特別飲料として益々人気が出ている。 このような冷凍飲料を作る従来の方法では、まず通常の氷を用いて、その氷を 粉砕し、割り、削り又はこれらを混合してスラッシュを作り、それに酒、香味料 及び甘味料を添加する。従来の調理法、特に家庭用、では、アイスキューブをた たき潰して粉砕氷にする。例えば、帆布の袋に入れて木槌でたたく。この粉砕氷 を混合してスラッシュにする。従来の家庭用混合器を用いることもできる。 実際問題として、アイスキューブを人力で粉砕するために時間と労力を使うこ とを望む主人やバーテンダーはほとんどいない。その結果、家庭で冷凍飲料を全 くの始めから作る場合には、彼らは家庭用冷凍機で作ったアイスキューブを直接 混合器のカップに入れ、その他の原料をその混合器のカップに入れて、そのアイ スキューブが非常に小さなかけらに砕かれるまで混合器を操作する。 しかしこの方法にはいくつかの欠点があって、いままでその使用を顕著に妨げ てきた。まず第一に通常の冷蔵庫の冷凍室で作られた岩のように硬いアイスキュ ーブを砕くときにその混合器が発する雑音は相当なものである。家庭用冷蔵庫の 冷凍室の典型的な作動温度は−10°F(−23℃)から+10°F(−12℃ )であり、0°F(−18℃)から5°F(−15℃)がおそらく最も一般的な 温度範囲である。対照的に商業酒場では氷を32°F(0℃)近い温度でしばし ば貯蔵しており、その結果家庭の氷よりも柔らかい。家庭用冷凍機内の温度は典 型的に冷蔵庫の冷凍室の温度よりも低く、典型的には−15°F(−26℃)か ら5°F(−15℃)の範囲である。 第二に、カップいっぱいの家庭用アイスキューブを粉砕し細かくすると刃と混 合器が実質的に摩損する。いつもアイスキューブを粉砕するために使っている混 合器は食品用混合器よりも性能が劣る。第三に、この粉砕工程は商業用混合器や 本出願人による米国特許第4,528,824号と米国特許第4,681,03 0号の一つに記載されている酒場用自動冷凍カクテル製造機やその冷えた表面上 に形成した氷を掻きとる商業用スラッシュ製造機のような特殊装置に比べてかな り遅い。第四に、家庭ではいろいろな原料が使用可能でありそれぞれ測り分けら れなければならない。第五に、実際問題としてアマチュアのバーテンダーにとっ て全くの始めから作ってしかも滑らかに調和しており‐‐即ち、氷が均一の大き さの小さい粒になっており、グラスに注いだときに尖がった形になることが好ま しい‐‐しかも良い味がする冷凍飲料を作ることは難しい。いくらかの経験と技 術が有効である。さらに家庭で混合する者にとって、技能に係わらず合理的な時 間内に総ての氷のかけらを均一な小さな大きさに砕くことはしばしば不可能であ る。そのキューブが砕かれるに従って、混合器の中身はより粘稠になり、氷が刃 の方へ移動することがより難しくなる。このことは、粉砕された氷が再び凍った りそのスラッシュ中に液体の添加や生成(氷の融解による)が不十分であること により、その生成したスラッシュが“厚い(thick)”--- 水っぽいことの反対 -- - 場合には特にそのとおりである。 これらの問題のいくつかを解決するために、いろいろな会社が、予め混合した 香味や甘味の原料を含んだ乾燥粉混合物、液状プレミックス、及び予め冷凍した 製品を家庭用に混ぜ合わせて作り市場に出している。例えば、フロリダ州ポンパ ノ・ビーチのフランコ・カクテル・ミックス社は乾燥粉混合物を“フランコの( Franco's)”という商標で市場に出している。この製品は使用する人に氷で満た されたカクテル・シェーカーにこの混合物と酒とを加えるように指示している。 しかし、その結果生成する飲料は伝統的な冷たいカクテルであって、混合冷凍飲 料ではない。コネチカット州ファーミントンのヘブライン社は液状マルガリータ 混合物を“クエルボ(Cuervo)” という商標で市場に出しており、またバカル ディ&カンパニー社は液状マルガリータ濃縮混合物を“バカルディ・トロピカル ・フルーツ・ミックス” という登録商標で市場に出している。これらの液状混 合物を混合器カップの中の氷に酒と共に加える。 これら及びその類似の混合物は、香味料や甘味料原料を別々に購入し、貯蔵し 、計量し、そして絞り出す不便さを避けるものであるが、氷の塊をスラッシュに 細かくする事に伴う前に述べた問題が残る。さらに化学防腐剤、凝固点降下剤及 びその他の結晶化に影響する原料が最終飲料の香りに影響するという追加の問題 もある。さらにこの混合物を予め定めた給仕すべき飲料の数に分配しなければな らない。予め混合された製品は単一の飲料を作るために測り分けられていなけれ ばならない。さもないと包装まるごとまたは瓶一本分の使用量に相当する量以外 の飲料は作れない。 冷凍カクテルのためのいくつかの冷凍香味料混合物もまたよく知られている。 例えば、コカ・コーラ・フーズ社は冷凍ダイキリ濃縮物を“バカルディ・ミキサ ーズ” という商標で販売している。それは、粉末や液状の混合物のように、香 味料、甘味料、テクスチャー及び防腐剤原料を予め混合している。そしてそれも また、乾燥混合物のように氷を使うことを指示している。アルコール飲料を作る ために、使用者に一容器分のその混合物と半容器から一容器分のラム酒とを混合 器のカップに加えるよう指示している。その使用者はその混合器に氷を満たす。 そして混合すると一人分8液量オンス(237cc)の冷凍ダイキリが5つ出来る。重 要な問題である味覚に言及しないとしても、その製品には冷凍のまま貯蔵し販売 しなければならないし使用するまで冷凍しておかなければならないなどの厄介な 問題がある。販売店に冷凍機を置くスペースの費用がかかるので、このような製 品は費用と簡便さの観点から魅力がない。蒸留アルコール飲料を販売する多くの 店では冷凍庫が全くない。またその製品は冷凍濃縮オレンジジュースのように缶 に入れて販売されていて、大きな単一バッチ単位で同様に作られている。これは 注文によって一つの飲料を作ったり、混合器一杯分以外の量を作るのに向いてい ない。 スピーチらに与えられた米国特許第3,647,472号には固形分が20〜 40%の水、糖、グリセリン、香味料混合物であって家庭用冷凍機で冷凍してス ラッシュを作るものが記載されている。その水は氷の結晶になり、グリセリン、 糖及びその他の固形分からなる“シロップ”は液状のままである。このスラッシ ュの一人分の量をグラスに入れて酒又は水と共にかき混ぜると冷凍液状飲料、も しアルコールを使えばカクテル、が出来る。この最終アルコール飲料製品は液体 であって冷凍カクテルではない。 ヘブライン社は“すぐ飲める”冷凍カクテル製品を販売してきた。この製品は てアシュモントらに与えられた米国特許第4,790,999号に従って作られ てきたと信じられている。このアシュモントのカクテル製品は香味料と甘味料原 料、アルコール及びカルボキシメチルセルロース(CMC)を含み、これら総て は予め混合されている。このCMCはその特許の中でその製品を冷凍するときに 望ましい稠度を得るために重要な原料であると記載されている。この最終製品の ブリックス値は18°から25°である。一旦冷凍すると、それを容器から直接 食べるか、又はスプーンでグラスに入れてスラッシュタイプの飲料にすることが 出来る。これはブレンドされていない、即ちそのままで加えられた液体とブレン ドされる。この製品を飲むためには、それを飲むことのできる稠度になるように 温めなければならない。 一般則として、人工添加物は香りを損なう。味覚を刺激する性質はある程度主 観的なものであるが、完全に予め混合された冷凍カクテルの香りと稠度は、酒場 で粉砕された氷又は削られた氷から新鮮に作られた冷凍飲料(上述の自動氷削り 混合器を用いて作ったものや、マサチューセッツ州ワルポールのアイランド・オ で製造し販売している冷凍カクテル果物ジュースなど)の香りと稠度よりも優れ てはいない。蒸留酒の入っていない乾燥、液状及び冷凍の濃縮物は家庭用冷凍カ クテルの市場で継続して優位を占めている。さらに家庭用冷凍カクテル製品全体 の市場は全家庭用カクテル製品の市場に比べて小さいままである。 今日まで、室温で液状で貯蔵し販売され、家庭で従来の家庭用冷蔵庫の中で冷 凍され、そして氷を加えずに家庭用混合器で便利に使用されて高品質の冷凍カク テルを作ることが可能な冷凍カクテル製品はない。 従って、この発明の主要な目的は、冷凍カクテルを作る方法とこの方法に用い る液状で販売され、冷凍され、そして氷を加えずに混合される香味料濃縮物とを 提供することである。 この発明のその他の目的は、通常の家庭用混合器で急速に混合していろいろな 種類の香りとタイプの高品質の冷凍カクテルを作る前述の利点を有する方法及び 濃縮物製品を提供することにある。このカクテルは非アルコール性の変種でも良 い。 さらにこの発明の目的は、従来の家庭用冷蔵庫の中で冷凍された場合でも分離 せず、硬く凍らない香味料濃縮物を提供することである。 さらにこの発明の別の目的は、特別な技能や器具を必要とせずに職業的な品質 の飲料を素早く、静かにかつ予め選択された飲料の数で作ることが出来て、貯蔵 や使用に便利な前述の利点を有する方法と製品とを提供することである。 次にこの発明の目的は、長期間に渡って総ての天然製品から作ることが出来て 、なお防腐剤なしに貯蔵されるため貯蔵寿命を有する、その方法に使用するため の製品を提供することである。発明の概要 冷凍カクテルを作るために用いる香味料濃縮物の甘味料と香味料との原料を含 んだ全固形分が、水溶液の凝固点降下を起こして、10°から25°の範囲の、 ほとんどの飲料については16°から22°の範囲の、また好ましくは18°か ら21°の範囲のブリックス値を有する二糖類水性糖溶液のものと同等である。 このブリックス値は濃縮物の全重量に対する濃縮物の固形分の重量を正確に測る 手段である。この範囲内の望ましい同等ブリックス値は、例えば蒸留アルコール と水のように、作られる飲料の種類や液状添加物の容積と種類のような因子によ って様々に変わる。固形分は総て炭水化物であることが好ましい。機能的に定義 すると、全固形分は以下のようであるべきである。即ち、1)家庭用冷凍機の典 型的な温度(例えば、0±10°F(−18±5.6℃))で冷凍した場合にはそ の濃縮物が柔らかく又は穏やかに(quiescently)凍り、かつ、2)この発明に従 って液体と混合された場合にはそれが冷凍飲料を生成し、それを素早く混合する ことにより飲むことが可能で一般的に小さくて均一の大きさの氷の粒子からなる 、味覚を刺激するすばらしい特徴を有するスラッシュを生成する。最終飲料は一 人分のグラスに注いだ時に尖がった形をしていることが好ましい。従来の高速で 作 動する1クオート(0.95リットル)の家庭用混合器を用いると、混合は典型 的には10から30秒で完了する。この結果生成する冷凍カクテルの最終の(二 糖類目盛の)ブリックス値は11.0°から13.5°の間にあることが好まし いが、9.0°から15.0°の間にあってもよい。 この発明の方法は、このような固形分を有する液状香味料濃縮物を固形状であ るが柔らかい冷凍状態に冷凍する段階と、その冷凍濃縮物の測り分けた部分を蒸 留酒、水又は蒸留酒と水との混合物からなる液状希釈剤と混合する段階とから成 る。希釈剤に対する固形冷凍濃縮物の重量比(w/w)は1:1から3:1の範囲で ある。この希釈剤の好ましい処方は酒に対する水の容積比(v/v)が2:1から4 :1の範囲にある水と蒸留酒(標準強度80度のラム、ジン又はテキーラなど) の混合物である。 この濃縮物は、天然糖分、スクロース、デキストロース及びフルクトースなど の甘味料、及びジュース、繊維及びその他の特定の果物や果物の混合物に天然に 生じる栄養物に由来するいちご類、みかん類又はももなどの天然果物の香味料を 含む総ての天然製品を用いて処方されることが好ましい。前記の水は、水道水の 鉱物含量が変化したりその温度が変化したりすることにより香りが変わるのを避 けるために冷蔵庫で冷やされた瓶詰めの水であることが好ましい。使用する前に その水を冷やすことは混合するときの助けになる。最終飲料の望ましい香りと肌 触りを作るために、冷凍濃縮物、酒類又はその他の液体の割合は飲料の種類(例 えば、ダイキリ、マルガリータ、ピナコラーダ)、香り(例えば、いちご、もも 、バナナ)及び個人の味覚により変わる。しかしその種類、固形分(ブリックス 値で表わされる)及びその濃縮物の甘さは相互に調整されて、望ましい味覚のあ る滑らかに混合されたカクテルを作り出す。多くの飲料や香味料を作るために、 約4重量オンス(113.6g)の冷凍濃縮物、約3液量オンス(88.8cc)の水、及び約1 液量オンス(29.6cc)の標準強度80度の蒸留酒の混合物が好ましい。冷凍濃縮物 はそれぞれ約1重量オンス(28.4g)に計量された4つの分離部分として混合され ることが好ましい。 この発明のこれら及びその他の特徴や利点は、添付図面を参照して読まれるべ き以下に述べる詳細な記載からより完全に理解されるであろう。 図面の簡単な説明 図1は、氷を混ぜずに冷凍カクテルを作るためのこの発明による方法を示す構 成図である。 図2は、混合器に加える段階を示した遠近法による展望図である。 図3〜5は、その濃縮物中の固形分が低、中、高の場合の、せん断圧縮ピスト ンによって柔らかく凍った濃縮物のキューブに加えられた圧力を、時間/距離の 関数によって表したグラフである。発明の実施の形態 図1は家庭で高品質の冷凍カクテル10を作るためのこの発明による方法の概 略を示す。この発明は、室温で液状である水に基づく濃縮物12を提供し、区画 14で表される典型的な家庭用冷凍器の温度においてそれを冷凍して柔らかく凍 った固形濃縮物16を形成させ、その凍った濃縮物を液状希釈剤20と共に混合 器カップ18に加えるものである。混合器22は伝統的な食品調理のために使用 される家庭台所用混合器であることが好ましく、それが作動するとその冷凍濃縮 物16とその液体20とを混合して、細かく粉砕されたその冷凍濃縮物の粒子の スラッシュ状懸濁液にする。 混合される場合のその冷凍混合物の機械的抵抗力と最終飲料の肌触りと滑らか さは、その濃縮物の固形分の程度と冷凍される温度とに強く依存する。この方法 の滑らかで良い味がする最終製品飲料を作る能力もまた、その希釈剤に対するそ の冷凍濃縮物の容積比と、その濃縮物とその希釈剤とを形成する原料の種類とに 強く依存する。固形物のタイプも一要因である。一般則として、味覚についての 考慮が圧倒的に支配するのでなければ、固形物は炭水化物であるべきである。ア ルコール系カクテルを作るためには希釈剤は専ら蒸留酒であってもよい。しかし 水を加えて液量が増えたときには混合能力は通常良くなる。スラリー中の水分含 量は、添加された液体、混合器のカップ、外気、及び混合器が作動するときの回 転刃24によるその混合物の機械的運動などのよる暖かい温度によって、その冷 凍混合物の中の氷が温められることでも影響される。そのためこれらの温度と混 合の時間及び速度ともまた肌触りに影響する因子であるが、混合能力や最終飲料 の品質に強く影響を及ぼす上述のその他の因子よりもその程度は低い。 濃縮物12の最も簡単な形態は、水26、単一又は複数の香味料原料28、及 び単一又は複数の甘味料30からなる溶液である。香味料原料28は典型的には 果物の香味料であり、天然果物ジュース、果物ジュースの混合物、又は果物ジュ ースと粉砕された天然果物又は果物のかけらの組み合わせにより提供されるもの が好ましい。天然ジュースと粉砕された果物もまたその濃縮物に天然繊維や使用 される天然果物の中に見出される少量の天然に生成する栄養物をもたらす。その 濃縮物の中の固形物は最終飲料の香りに良い方向に追加するものではないが、こ こではその他の原料32として参照される。その他の原料32には、香りのない 繊維や天然に生成する香りのない蛋白質や脂肪質の栄養物ばかりでなく、グリセ リン、p−グリセリン、塩類、ガム質及び防腐剤のような天然又は人工の固形物 も含まれる。 典型的な香味料は、種々のみかん類、種々のいちご類、バナナ、及びももであ る。粉砕された果物又は果物果肉を含む又は含まない天然果物ジュースが好まし いが、一方食品業界で良く知られている人工甘味料又は天然甘味料と人工甘味料 との組み合わせを用いることも出来る。非果物香味料又は果物香味料を部分的に しか用いない混合物もまた用いることが出来る。このような香味料の例はピナコ ラーダとアイスクリームである。しかし上に述べたようなその香味料にもかかわ らず、その濃縮物が使用者に使用可能であって選択された冷凍機の温度で柔らか く冷凍するような全固形分を有することは必須である。現在マサチューセッツ州 ワルポールのアイランド・アオシス・フローズン・カクテル社により“アイラン ド・アオシス”の登録商標で商業酒場用に販売されている液状冷凍カクテル混合 物が好ましい。これは、例えば、いちご、バナナ、アイスクリーム、ももダイキ リ、正規の香りのマルガリータ及びピナコラーダのように多数の飲料タイプ用に いろいろな天然香味料をつけて製造されて販売されている。 甘味料30もまたスクロース、グルコース又はフルクトースのような天然糖分 であることが好ましい。香味料原料28は、特に天然甘味果物の香味料原料は、 しばしばそれ自体で天然に生成する糖分の尺度を有しているが、現在人気のある 香味料や冷凍飲料タイプについては甘味料30を加えることが必要である。加え られる甘味料の量は最終的には最終混合冷凍カクテルの味覚や肌触りに部分的に 依存する。 甘味料30、香味料原料28及びその他の原料32は、水に基づく濃縮物の中 の全固形分を提供するものであって、ここで述べるこの発明の機能的な特徴と最 終製品とをもたらすものである。 より具体的に言うと、この濃縮物12の全固形分は、ブリックス値が10°か ら25°の範囲、ほとんどの飲料については16.0°から22.0°の範囲の 中の高い値、好ましくは18°から21°の範囲である二糖類の糖(例えばスク ロース)の水溶液の凝固点降下と同等の凝固点降下を生じさせるべきである。こ の固形分の値は、その固形分と溶液中の固形物即ち濃縮物の固形分との重量比と して計算される。糖溶液の比重の測定法であるブリックス値はスクロース水溶液 中のスクロースの重量測定値として用いられているが、一方スクロースによって 生じる糖溶液の比重の変化はグルコース及びフルクトースのようなその他の天然 糖分によって生じる変化と本質的に同様である。さらに糖分以外の固形分が存在 してもブリックス値には小さな誤差しか生じさせない。従って、標準二糖類のブ リックス値は、固形分の正確な種類に係わらず、水性糖分と香味料溶液の全固形 分の合理的に正確な測定方法であり、だからこそここで用いられているのである 。冷凍カクテル製品のブリックスの測定は氷結晶の存在により歪められる。従っ てカクテルに含まれる氷が溶けた後にブリックス値を測定する。 測定されたブリックス値は以下の因子によりこの範囲内で変動する。この因子 には(i)望む飲料を作るための原料28,30及び32の種類、(ii)カクテル1 0がアルコールを含むかまたは、例えばバージンダイキリのように、非アルコー ル系であるかどうか、(iii)その濃縮物を冷凍する温度、(iv)使用する冷凍濃縮 物の容積に釣り合う液体20の種類と容積、(v)甘味料の種類、例えば単一糖分 、複合糖分、人工甘味料など、(vi)混合した原料の温度、及び(vii)蒸留酒の強 さや液体20として用いられる水の鉱物含量がある。一般に希釈剤としてのアル コールはその冷凍濃縮物を混合することを助けて最終飲料を生成させる。従って 非アルコール系スラッシュ飲料は混合するのが困難であり、一般にアルコール系 冷凍カクテルよりも混合に長時間を要し、原料の割合やその他の製造因子の範囲 につ いての寛容度が低い。これら以外に、(i)その濃縮物が凍った場合や混合器で粉 砕された場合の濃縮物の特性、即ち家庭用冷凍機での通常の温度でその濃縮物の 原料が凍って柔らかい固形物になるかどうか、凍った濃縮物が素早く混合して最 終的に混合時に細かく粉砕され均一に分散した冷凍粒子になるかどうか、その濃 縮物が家庭用冷凍機で冷凍した場合に分離するかどうかなど、(ii)特定甘味料の 甘味度、及び(iii)甘味料30が濃縮物へ寄与する固形分を考慮する。良く知ら れているように、グルコース又はフルクトースのような単糖類はスクロースのよ うな二糖類より甘く、アスパルテームのようなある種の高効能の甘味料は、少な くとも低濃度で使用した場合に、同量の天然甘味料よりもより強い甘味料である 。 以下は濃縮物12及びその濃縮物を用いたこの発明による方法の実施例である 。アイスキューブ、予め粉砕されたか又は粉砕された氷、又は削った氷を用いず に、味覚と肌触りが高品質の冷凍カクテルを作るために、総てのカクテルを、オ ステライザー社が製造したインペリアル・ブランドで2スピードの1クオート( 0.95リットル)の通常の家庭用混合器を用いて高運転スピードで作った。各 原料をオハウス・ブランドの三重ビームはかりで0.1gの精度で測った(最大 能力2,610g)。その濃縮物を密封可能なプラスチック製容器の中で完全に 混合するまで振とうして混合した。その濃縮物を−15°F(−26℃)の冷凍 温度に設定された6立方フィート(268リットル)の戸棚タイプの標準家庭用 冷凍機の中の一般的なプラスチック製アイスキューブ・トレイの上で48時間冷 凍した。ブリックス値をミルトン・ロイ社の手持ちの屈折計(Cat.No.33-45-01 )で測 水で希釈して濃縮物を生成させた。使用した酒は標準強度80度であり室温で使 用した。ダイキリとピナコラーダにはラム酒が好ましい。マルガリータにはテキ ーラが好ましい。冷凍濃縮物は前記アイスキューブ・トレイで作られたキューブ の形で加えられ、各キューブは約1液量オンス(約32g)の濃縮物である。水 は通常の冷蔵庫で冷やした瓶詰めの水である。 実施例 これらの値はおよそのものであり、使用者は誤ったため、不便なため又は味覚 のために推奨した値や方法から変更することも出来るがそれでも高品質の良い味 のする冷凍飲料を得ることが出来るということは理解されるであろう。これら実 施例に反映されているように、ブリックス値が18°から21°の範囲にある濃 縮物はほとんどの標準飲料タイプについて最適な最終飲料を作る。一般則として 冷凍濃縮物を相当する分だけ増加せずに混合器に加えられる液体20を増加させ ると、混合時間は短縮され生成するスラッシュは水っぽくなる。希釈剤に対する 冷凍濃縮物の比の実際的な下限は、多すぎる液体を使用した場合には混合時間を 短縮してもそのスラッシュが水っぽくなり過ぎる(混合するのに粘度が低すぎる )という事実によって定められる。その反対に、液体の含量を減らすと冷凍飲料 中の水の含量が増加して、その冷凍飲料が硬くなる。(良いスラッシュの肌触り は、グラスに注いだときに尖がった形になっているが、たやすく注ぐことが出来 て、しかも大きな粒子があったとしても非常に少ない状態で飲むことが出来るこ とで特徴付けられている。)例えばその冷凍濃縮物が混合器カップの壁に凍り 付いていたり、その冷凍濃縮物が混合器の羽の方へ循環しなかったりしてその冷 凍濃縮物が良く混ざらなかった場合、又は例えば推奨混合時間の経過後に冷凍濃 縮物の“はじき石”がスラッシュに残ったときのようにその冷凍濃縮物が均一に 細かく分離しない場合には、混合器に加えられる希釈剤液体の量の実際的な下限 は上昇する。液状希釈剤20に対する冷凍混合物16の重量比(w/w)は1:1か ら3:1の範囲にあり、ほとんどの飲料タイプについて1:1により近いほうが 好ましい。 濃縮物のブリックス値が低すぎる場合には、大きくて形が不揃いの冷凍粒子が 生じる。反対にブリックス値が高すぎる場合には、スラッシュが水っぽくなる。 これらの結果と味覚の考察とにより、特定の濃縮物のタイプと特定の飲料につい て適当な値を選択するための実際的な機能的指針が与えられる。味覚に関しては 、最終製品のブリックス値は9°から15°の範囲が可能であるが、最良の味覚 を有する飲料は11.0°から13.5°の範囲の値を有することが好ましい。 希釈剤溶液中の水に対する酒の比率に関しては、一般則として、前述のように 、アルコール含量を増加すると混合を促進する。従って、高いアルコール含量を 望む場合には通常は混合時間を短くする。しかし、この液体全体の容量は、即ち その酒と水の合計容量は、これら以外の因子を同じとするなら、好ましい値又は これに近い値にしておくべきである。アルコール系冷凍カクテル中の希釈剤原料 の比率は水:酒の容積比が2:1から4:1の範囲であることが好ましい。上記 の実施例で示したように、多くの飲料タイプについて3:1の比が好ましい。 ブリックス値がその冷凍濃縮物の混合能力(従って肌触り)に及ぼす影響は図 3〜5に示されている。これらグラフはFTCせん断プレスにより圧力を加えら れた時間に対する冷凍糖水濃縮物のキューブの破砕を示している。このプレスは 水圧ピストンにより加えられるある固体の圧縮力に対する抵抗力を測定するため の標準機器である。このピストンは一定速度で進むので経過時間はピストンの進 んだ距離に等しい。図3は低固形分の溶液(ブリックス値が12.5°以下)に ついての典型的なグラフである。図4は中固形分(ブリックス値が15°から2 0°)についての典型的な抵抗曲線である。図5は高固形分(ブリックス値が2 0°以上)についての典型的な抵抗曲線である。 それぞれのグラフにおいて初期の圧力増加は冷凍キューブの破砕に対する抵抗 力を示している。この結果はその冷凍キューブの固形分と温度との関数になって いる。それらの曲線は同じ温度におけるそれぞれのキューブの典型的な結果を示 している。グラフ上でFで示した初期破砕を過ぎると、せん断プレスのピストン は二次抵抗を受けるまで進む。初期破砕の後で圧力が落ちる度合は圧力開放の割 合を示すが、破砕に対する抵抗力は固形分の関数として変化するということを示 唆している。 せん断プレスのピストンがそのサンプルの最大圧縮まで進む時の二次圧力増加 はその滑らかさがその固形分の関数として変化する。示されているように、固形 分が高いほど破壊曲線は滑らかである。 これらの試験は濃縮物の固形分が、よいスラッシュに混合するその濃縮物の能 力における重要な因子であることを示している。より具体的に言えば、ブリック ス値が12.5°より下及び確実には10.0°より下の柔らかく冷凍したサン プルは破壊することが困難であり、混合した冷凍飲料製品の中に均一の大きさの 粒子を作り出さない。反対に、ブリックス値が20.0°よりはるかに大きい固 形分は柔らかすぎて、混合したときに高品質のスラッシュ飲料を生成することが できない。ブリックス値がこの範囲の場合には、通常の家庭用冷凍機の温度にお いて作った柔らかく冷凍した濃縮物が、冷凍濃縮物を細かく粉砕したスラッシュ にするのに用いた通常の家庭用混合器をなまくらにしたり壊したりすることはな い。しかしその混合能力は、濃縮物と希釈剤とを構成する原料のタイプと、冷凍 濃縮物と希釈剤の相対量とによって変わるということを思い出すべきである。こ れらの試験はこれらの変数を反映してはいないが、ブリックス値と破砕の基本的 な関係を例証している。 この発明による冷凍濃縮物の破砕の特徴は冷凍製品の一塊を予め測った複数の 部分に仕切るのに適している。このこと及び濃縮物のキューブを通常のアイスキ ューブトレイの上で冷凍できることにより、冷凍飲料を一人分から多人数分のバ ッチに至るまでの広範囲のいかなる量で作ることが可能になる。 液体として販売されかつ貯蔵されて、家庭で冷凍され、そして標準的な家庭用 混合器で素早くしかも静かに混合されて高品質の味覚と肌触りを有する冷凍飲料 、 特に冷凍カクテル、を作ることの出来る冷凍飲料製品及びその製法をいままで記 載してきた。その製品と製法により様々な香りを有する様々なタイプの飲料を様 々な給仕する量で作ることが出来る。低いレベルの技能しか必要とされない。準 備時間は極めて僅かであり(濃縮物が一旦冷凍された場合)、準備は簡単であり、 比較的静かであり、かつ混合器を傷めない。その製品と製法には高価な又は珍し い原料を必要とせず、水性の濃縮物中の固形分として、典型的には果物ジュース と天然の糖とをこの発明に従って定めたブリックス値に希釈した水溶液である、 天然の炭水化物のみを用いることが好ましい。この発明の製品と製法はまた、ア ルコール系、非アルコール系、果物由来、非果物由来などの飲料のタイプについ ては高度に柔軟であって、これら総ての長所を持ちながらこれら飲料を作ること が出来る。 この発明を好ましい具体例について記載してきたが、前述の詳細な記載と図面 から当業者は様々な改良や変更を行うであろうことは理解されるであろう。例え する濃縮物に関して記載してきたが、その他の果物や非果物の水性溶液の固形分 がこの発明の教示する範囲内にあってかつそれらの水溶液が特定の冷凍飲料を作 る際に固有の香りと甘さの要求値を満たすことを条件に、もちろんその濃縮物を その他の果物や非果物の水性溶液から作ることもできる。上に述べたように、好 ましいことではないが、固形分は高効能の甘味料、ガム質、グリセリン又はその 他の糖アルコール、人工香味料又は着色剤、防腐剤、及びその他の炭水化物由来 の原料を含むことも出来る。全固形分に考慮を払わなければならないが、味覚、 混合能力及び最終製品の肌触りについての掛け値のない影響に主な考慮を払う。 同様に、冷やした瓶詰め水が好ましい希釈剤であるが、水道水を使用すること も出来る。しかし水道水には冷やした瓶詰め水と比較して、水道水中の鉱物含量 により味覚が変化したり、水含量や水道水のより暖かい外気温度により混合能力 及び肌触りがわずかに変化するなどのリスクがある。アルコール希釈剤は広範囲 の酒のどれでもよく、またどの標準強度でもよい。ラム酒、ジン、ウオッカ及び テキーラなどのより中性の酒(neutral spirits)が好ましい。味覚又は色をつけ るためにリキュール(liqueurs)を加えてもよい。 混合方法を異なるように手配しても、それもまたこの発明の範囲内にある。標 準の家庭用混合器が好ましいが、その混合を実行すると希釈液と混ぜるときに冷 凍濃縮物を細かく粉砕された状態に分解できるなら、食品プロセサー、食品ミキ サー、粉体攪拌器、及び人力による機械的な混合などを用いることも可能である 。 これら及びその他の変更や改良がこのクレームの範囲にあることは意図されて いる。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】1997年6月23日 【補正内容】 請求の範囲(34条補正) 1.甘味料を含む固形物からなる香味料濃縮物の水溶液を冷凍する段階と、液状 希釈剤を加える段階と、その冷凍濃縮物を前記液状希釈剤と強く機械的に混合し てスラッシュ飲料を作る段階とから成り、前記固形分と前記の冷凍する温度との それぞれが前記香味料濃縮物の溶液が柔らかく凍るような値であって、前記香味 料濃縮物溶液のブリックス測定値が前記香味料濃縮物溶液の凝固点降下の効果に よって標準二糖類ブリックス値が10°から25°の範囲と同等のブリックス測 定値を有し、前記希釈剤に対する前記の柔らかく凍った香味料濃縮物の重量比が 1:1から3:1の範囲にある、一般的に均一な効能を有し消費される時に尖が った形になりかつスラッシュのままであるスラッシュ飲料を作る方法。 2.(削除) 3.前記香味料濃縮物溶液の前記固形分が16°から22°の範囲のブリックス 値を有する請求項1に記載のスラッシュ飲料を作る方法。 4.前記香味料濃縮物溶液の前記固形分が18°から21°の範囲のブリックス 値を有する請求項1に記載のスラッシュ飲料を作る方法。 5.前記冷凍温度が通常の家庭用冷凍機の小室で作り出される範囲にある請求項 1に記載のスラッシュ飲料を作る方法。 6.(削除) 7.前記強く機械的に混合する方法が、混合器カップを有する通常の食品混合器 を準備する段階と、前記冷凍香味料濃縮物を前記混合器カップに入れる段階と、 冷凍香味料濃縮物の前記冷凍成分が概して均一に概して小さな大きさになるまで その混合器を作動させる段階とから成る請求項1に記載のスラッシュ飲料を作る 方法。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C12G 3/12 A23L 2/26

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.甘味料を含む固形物からなる香味料濃縮物の水溶液を冷凍する段階と、液状 希釈剤を加える段階と、その冷凍濃縮物を前記液状希釈剤と機械的に混合してス ラッシュ飲料を作る段階とから成り、前記固形分と前記の冷凍する温度とが前記 香味料濃縮物の溶液が柔らかく凍るような値である一般的に均一な効能を有する スラッシュ飲料を作る方法。 2.前記香味料濃縮物溶液の前記固形分が10°から25°の範囲のブリックス 値を有する請求項1に記載のスラッシュ飲料を作る方法。 3.前記香味料濃縮物溶液の前記固形分が16°から22°の範囲のブリックス 値を有する請求項1に記載のスラッシュ飲料を作る方法。 4.前記香味料濃縮物溶液の前記固形分が18°から21°の範囲のブリックス 値を有する請求項1に記載のスラッシュ飲料を作る方法。 5.前記の冷凍する温度が通常の家庭用冷蔵庫の冷凍室で作り出される範囲にあ る請求項1に記載のスラッシュ飲料を作る方法。 6.前記希釈剤に対する前記の柔らかく凍った香味料濃縮物の重量比が1:1か ら3:1の範囲にある請求項1に記載のスラッシュ飲料を作る方法。 7.前記機械的に混合する方法が、混合器カップを有する通常の食品混合器を準 備する段階と、前記冷凍香味料濃縮物を前記混合器カップに入れる段階と、冷凍 香味料濃縮物の前記冷凍成分が概して均一に概して小さな大きさになるまでその 混合器を作動させる段階とから成る請求項1に記載のスラッシュ飲料を作る方法 。 8.前記液状希釈剤が水、蒸留酒及び水と蒸留酒との混合物とから成る部類から 選択される請求項1に記載のスラッシュ飲料を作る方法。 9.前記液状希釈物が水と蒸留酒とを2:1から4:1の範囲の容積比で混合し た混合物である請求項8に記載のスラッシュ飲料を作る方法。 10.前記固形分が炭水化物から成る請求項1に記載のスラッシュ飲料を作る方 法。 11.前記炭水化物がスクロース、グルコース、フルクトース、高効能甘味料、 天然及び人工の果物香味料、果物繊維、及びこれら物質の組み合わせから成る部 類から選択される請求項10に記載のスラッシュ飲料を作る方法。 12.混合されたスラッシュ飲料のブリックス値が11.0°から13.5°の 範囲にある請求項1に記載のスラッシュ飲料を作る方法。 13.香味料成分と甘味料とを含む固形分と水溶液とから成り、前記固形分のブ リックス値が16°から22°の範囲にある、使用前に柔らかく凍ることが可能 な液状冷凍カクテル濃縮物。 14.前記ブリックス値が18°から22°の範囲にある請求項13に記載の濃 縮物。 15.前記固形分が炭水化物から成る請求項13又は14に記載の冷凍カクテル 濃縮物。 16.前記炭水化物がスクロース、グルコース、フルクトース、高効能甘味料、 糖アルコール、天然及び人工の果物香味料、果物繊維、及びこれら物質の組み合 わせから成る部類から選択される請求項15に記載の冷凍濃縮物。 17.請求項1から12のいずれか一項に記載の方法により作られた冷凍飲料。
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