JPH11509939A - 超並列光ファイバ相互接続システム - Google Patents

超並列光ファイバ相互接続システム

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JPH11509939A
JPH11509939A JP9-523678A JP52367897A JPH11509939A JP H11509939 A JPH11509939 A JP H11509939A JP 52367897 A JP52367897 A JP 52367897A JP H11509939 A JPH11509939 A JP H11509939A
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ferrule
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optical
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JP9-523678A
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Inventor
ロジャー イー. ヴァイス
ダニエル ピー. ヴラディック
フィリップ スコフィールド
Original Assignee
メソード エレクトロニクス インコーポレイテッド
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Abstract

(57)【要約】 超並列光ファイバコネクタ5、6が提供され、このコネクタは、V字状の溝に配設されたマルチプルファイバ50と傾斜縁部35とを有するポリマ製のフェルール30、30を有している。フェルールの縁部は、該コネクタ5、6が整列組立体及び該整列組立体に正確な整列を提供するために設けられた整列部材とを有するレセプタクル100に結合する際に、フェルールの位置決めをなす。また、レセプタクル組立体が提供され、該組立体は第1の形状係数を有する光ファイバコネクタ5を受け入れるための第1のレセプタクル部100、及び第2形状係数を有する光ファイバコネクタ6を受け入れるための第2のレセプタクル部102を有している。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の名称 超並列光ファイバ相互接続システム 関連出願 本件出願は、1995年12月22日出願の米国特許出願第08/577,5 08号の一部継続出願である。 発明の分野 本発明は、光ファイバ相互接続システムに関し、さらに詳しくは、超並列光相 互接続システム(massive parallel optical interconnect system)に関する。 複数のファイバを有する光ファイバコネクタが知られている。より多くの帯域 のアプリケーションが必要となるに従い、このような複数のファイバを有するコ ネクタの必要性が増している。一般に、ファイバの列は、ファイバの正確な位置 決めをするために、シリコン材料にエッチングされたV字状の溝に配置されてい る。2個のコネクタを接続する場合に信号損失を限られたものにするために、フ ァイバは可能な限り接近して整列していなければならないので、シリコン製のブ ロックに光ファイバを正確に位置決めすることが必要である。シリコン製ブロッ クを用いることは、V字状の溝が正確にエッチングできるという点において有益 である。シリコンブロックのエッチングは周知であり、一般的に、熱成長性のS iO2のような標準的なエッチングマスク材料と組み合わ せてエチレンジアミンピロカテコール(EDP)やKOH(水酸化カリウム)の ような標準的な異方性エッチング液(anisotropic etchants)を用いることにより 行われる。しかしながら、ハウジング内でのシリコンブロックの取付け及び2つ のシリコンブロックが結合される際の正確な整列は、自動組立では困難である。 また、シリコンは硬く脆い材料なので、研磨することが難しく、しかも壊れやす い。シリコンブロックを用いた他の複数のファイバを有するコネクタは、ハウジ ング内に取り付けられたブロックと、ブロック及びコネクタの端面を越えて突出 する前記ブロックに隣接して取り付けられたスプラインを有している。これらの シリコンブロック、スプライン、ファイバ及びハウジングを有するコネクタの組 立の準備は、時間がかかる作業である。そのため、他の設計では、スプラインが シリコンブロックに挿入されている。この構造では、突出するスプラインを有す るコネクタがスプラインを有さないコネクタと結合しており、すなわち第1のコ ネクタのスプラインが第2のコネクタのシリコンブロックの空いた溝に挿入され るようになっている。この構造は、スプラインがシリコンにぶつかり破損するこ とがあるので不都合である。また、形成されたばかりのシリコンブロックは、現 場において簡単には終端処理ができない。このコネクタハウジングの構造のため に、光ファイバを溝の中に保持するには、シリコンブロックの表面の大部分をお 互いに隣接して配置する前に、ファイバをシリコンブロックの溝内に配設しなけ ればな らない。しかしながら、このような組立及び整列作業は、現場の技術者では容易 に行えない。 従って、本発明の目的は、容易にかつ安価に製造及び組み立てができ、しかも 現場における終端処理が簡単に行える超並列光相互接続システムを提供すること にある。 本発明の他の目的は、現在光ファイバコネクタ産業で用いられている共通の形 状係数(form factor)を有する光ファイバコネクタを提供することにある。 本発明の別の目的は、小型化されたパッケージに入ったマルチファイバコネク タを提供することにある。 本発明のさらに別の目的は、容易にかつ安価に製造することができ、しかも超 多数あるいは多数の光ファイバの正確な整列を行えるフェルールを提供すること にある。 本発明のさらに別の目的は、その中で終端している多数の光ファイバを有する 小型化された光ファイバコネクタを提供することにある。 本発明のさらに別の目的は、簡単に設置できるようにケーブルの両端が同じよ うに終端処理できる相互接続システムを提供することにある。 本発明のさらに別の目的は、簡単な終端処理を行える光ファイバコネクタの組 立方法を提供することにある。 本発明のさらに別の目的は、第1の側からの超並列光コネクタと第2の側から の異なる形状係数を有する光コネクタとの連結を可能にする超並列光レセプタク ルを提供することにある。 発明の概要 本発明の主たる目的は、貫通孔を有するとともに傾斜縁部(beveled edge)を持 つフェルールを有するプラグ本体と、前記フェルールの傾斜縁部との整列(align ment)をなすための2つの整列部材(alignment member)を有する整列スリーブ(al ignment sleeve)が設けられた開口を有するレセプタクルとを含む超並列相互接 続システムを提供することにある。前記フェルールはマルチプルファイバを収容 している。このフェルールは、多数の光ファイバを受け入れるための溝を有する 射出成形されたプラスチックから成る。これらの溝は、フェルールの傾斜縁部に 対して直線状(傾斜縁部と平行に)に伸びている。前記プラグ本体は、約8.9 9mm×7.39mmの端面寸法を有するSC形光ファイバコネクタの形状係数 (SC style fiber optic connector form factor)に寸法的に一致する結合端を有 している。前記フェルールは、少なくとも2本の光ファイバを有している。一対 のプラグ本体がレセプタクルのいずれかの端部に挿入され、フェルールの正確な 整列を提供する。前記整列スリーブは、スプリング状のシステムを提供する前記 レセプタクル内に取り付けられた一対の整列部材を備えており、2分割されたフ ェルール部の主面(major surface)に平行にフェルールの傾斜縁部に対して整列 部材に力がかかるようになっている。この整列スリーブは、該整列スリーブ内に 前記整列部材を保持するためのスプリングクリップを有している。このスプリン グクリップは、前記整列部材 が係合するフック部を有するアームを備えている。このスプリングクリップは、 前記2分割されたフェルール部の主面に平行にフェルールの傾斜縁部に対して前 記整列部材に力を加える。前記プラグ本体は、該プラグ本体のケーブル挿入端に 取り付けられた後部ホルダを備えており、該後部ホルダは光ファイバケーブルを 受け入れるための開口を有している。前記後部ホルダは、屈曲緩和部材が取り付 けられる応力緩和部を有している。この光ファイバケーブルは、光ファイバケー ブルの補強部材を保持するとともに、ケーブルにかかる力をプラグ本体に伝える ために、保持手段を介して前記後部ホルダに固定されている。前記プラグ本体は 、第1の光ファイバの位置を指定するための表示を有している。また、プラグ本 体は、フェルールの軸方向の弾性を提供する弾性部材を備えている。前記プラグ 本体の開口は、フェルールのサイズよりも大きくなっており、そのためフェルー ルがプラグ本体内でピボット的に動くことができる。プラグ本体は、タブ解除用 摺動スリーブを有している。前記レセプタクルは、ラッチアームを有している。 また、前記レセプタクルは、約9.0mm×7.4mmの開口を有するSC形光 ファイバレセプタクルの形状係数(SC style fiber optic connector form facto r)に寸法的に一致する開口を有している。前記フェルールは、接着剤を注入する ためのウインドを有している。これらのフェルール部は、多数の光ファイバをフ ェルールの溝内に挿入しかつ該光ファイバを溝内に化学的接着により固定すると とも に該フェルールの端面を研磨することによって、終端処理が行われる。このフェ ルールは、2分割された2つのフェルール部から形成されており、各部分はV字 状の溝を有する主面を有しており、またこれらの部分はそれぞれ一対の傾斜縁部 を有している。これらのフェルール部は、結合端と、各フェルール部と一体成形 されたカラー部を有する後端部とを有している。これらのフェルール部分は、一 体に接着され、光ファイバはその中で接着剤により固定される。 実施例には、超並列光ファイバコネクタが記載されている。このコネクタは、 貫通孔を有するプラグ本体と、マルチプル光ファイバを有するプラスチック成形 されたフェルールとを有しており、該フェルールが前記貫通孔に設けられている 。このフェルールは、傾斜縁部を有している。フェルールは、光ファイバを受け 入れるための溝を有するプラスチック成形のフェルールである。これらの溝は、 フェルールの傾斜縁部に対して直線状に伸びている。前記プラグ本体は、約8. 99mm×7.39mmの端面寸法を有するSC形光ファイバコネクタの形状係 数(SC style fiber optic connector form factor)に寸法的に一致する結合端を 有している。前記フェルールは、少なくとも2本の光ファイバを有している。こ のプラグ本体は、該プラグ本体のケーブル挿入端部に設けられた後部ホルダを有 しており、この後部ホルダは光ファイバケーブルを受け入れるための開口を有し ている。この後部ホルダは、屈曲緩和部材が取り付けられる応力 緩和部を備えている。光ファイバケーブルは、光ファイバケーブルの補強部材を 保持するとともに、ケーブルにかかる力をプラグ本体に伝えるために、圧着(か しめ)スリーブとしての保持手段を介して後部ホルダに固定されている。前記プ ラグ本体は、第1の光ファイバの位置を指定するための表示を有している。また 、プラグ本体は、フェルールの軸方向の弾性を提供する弾性部材を備えている。 前記プラグ本体の開口は、フェルールのサイズよりも大きくなっており、そのた めフェルールがプラグ本体内でピボット的に動くことができる。プラグ本体は、 タブ解除用摺動スリーブ(Sliding tab release sleeve)を有している。前記フェ ルールは、その中を通って接着剤を受け入れるための注入口を有している。この フェルールは、多数の光ファイバをフェルールの溝内に挿入しかつ該光ファイバ を溝内に化学的接着により固定するとともに該フェルールの端面を研磨すること によって、終端処理が行われる。このフェルールは、2分割された2つのフェル ール部分から形成されており、各部分はV字状の溝を有する主面を有しており、 またこれらの部分はそれぞれ一対の傾斜縁部を有している。これらのフェルール 部は、結合端と、該フェルール部と一体に成形された2分割されたカラー部を有 する後端部とを有している。従って、フェルールは、結合端と、カラー部が形成 された後端部とを有している。これらのフェルール部分は、一体に接着され、光 ファイバはその中で接着剤により固定される。 また、実施例では、超並列光ファイバコネクタが提供されており、該コネクタ は、約8.99mm×7.39mmの端面寸法を有するSC形光ファイバコネク タの形状係数に寸法的に一致する結合端と、該プラグ本体を貫通する開孔とを有 するプラグ本体と、マルチプル光ファイバを有するフェルールとを有しており、 該フェルールが前記貫通孔に取り付けられている。このフェルールは、傾斜縁部 を有している。また、このフェルールは、光ファイバを受け入れるための溝を有 するプラスチック成形のフェルールである。これらの溝は、フェルールの傾斜縁 部に対して直線状に伸びている。このフェルールは、2分割された2つのフェル ール部から形成されており、各部分はV字状の溝を有する主面を有しており、ま たこれらのフェルール部はそれぞれ一対の傾斜縁部を有している。 さらに、実施例では、超並列光ファイバコネクタが提供されており、該コネク タは、光ファイバを受け入れるための第1の主面に形成された溝を有するポリマ 材料から成る第1のブロックと、前記第1のブロックの主面に当接する第2の主 面を有する第2のブロックと、端面と第1及び第2のブロックを受け入れる開口 を有するハウジングを有しており、前記第1及び第2のブロックの一部が前記ハ ウジングの端面を越えて延出している。前記第2のブロックは、ポリマ材料から 形成されている。この第2のブロックは、前記第2の主面に形成された溝を有し ている。これらの第1及び第2のブロックは、マル チプルファイバを有するフェルールを形成している。第1のブロックは、前記溝 と平行に直線状に伸びる傾斜縁部を有している。前記ハウジングの端面は、約8 .99mm×7.39mmの端面寸法を有するSC形光ファイバコネクタの形状 係数(SC style fiber optic connector form factor)に寸法的に一致している。 このハウジングは、ケーブル挿入端部に設けられた後部ホルダを有しており、こ の後部ホルダは光ファイバケーブルを受け入れるための開口を有している。前記 第1及び第2のブロックは、結合端と、前記ブロックに一体に取り付けられた2 分割されたカラー部を有する反対側の後端部とを有している。これらの第1及び 第2のブロックは、結合端とカラーが形成された後端部とを有している。 また、実施例では、超並列光ファイバコネクタが提供されており、該コネクタ は、受け入れられるコネクタと整列をなす整列部材を有する整列組立体を有する 開口が設けられたレセプタクルハウジングを備えている。この整列組立体は、一 対の前記レセプタクルに設けられた一対の整列部材を備えており、力が前記整列 部材に作用するスプリング状システムを提供する。この整列組立体は、前記整列 組立体の中に整列部材を保持するための手段を備えている。この保持手段は、整 列部材と係合するフック部を有するアームを備えている。このスプリングクリッ プは、前記2分割されたフェルール部のそれぞれの主面に平行にフェルールの傾 斜縁部に対して前記整列部材にバネ力を加える。このレセプタクルは、ラッチア ーム を備えている。また、レセプタクルは、約9.0mm×7.4mmの開口を有す るSC形光ファイバレセプタクルの形状係数に寸法的に一致する開口を有してい る。 また、実施例には、光コネクタを形成する方法が提供されている。この方法は 、シリコンブロックマスターテンプレートを形成するステップと、前記マスター テンプレートから成形インサートを形成するステップと、前記成形インサートか ら分割されたプラスチックブロック部を射出成形するするステップと、これらの 分割されたプラスチックブロック部からフェルールを形成するステップとを含む 。この方法は、さらに、溝を有する成形インサートからプラスチックブロックの 分割部分を射出成形するステップと、ファイバを溝に挿入するステップと、前記 溝に前記ファイバを固定するステップとを含む。前記方法は、さらに、第1のフ ェルール部の溝にコアピンを挿入するステップと、第2のフェルール部を第1の フェルール部に固定するステップと、前記コアピンを取り除くステップと、ファ イバを前記溝に挿入するステップと、前記ファイバを前記溝に固定するステップ とを含む。この方法においては、前記ファイバは接着剤を介して固定される。ま た、この方法においては、前記シリコンブロックマスターテンプレートには、溝 と傾斜縁部が結晶面に沿って異方性エッチングすることにより同時に形成され、 前記溝の中心軸は前記傾斜縁部の中心軸と一致している。この方法においては、 前記成形インサートは、前記シリコンブロックマスターテンプレートをニッケル メッキすることによって形成されている。さらに、この方法においては、前記プ ラスチックブロックは、寸法的に安定したポリマ材料を射出成形することにより 形成される。 また、実施例においては、レセプタクルハウジングが提供される。このレセプ タクルハウジングは、一対の整列部材と予め張力が与えられた手段とを有する整 列組立体を有し、前記整列部材と結合する溝を有するフェルールを備えた第1の コネクタと整列するようになっている第1の端部と、前記整列部材が内部を貫通 して突出し、前記第1のコネクタとは異なる整列手段を有する第2のコネクタと 整列をするための第2の端部とを有している。この第2のコネクタは、前記整列 部材を受け入れるための一対の開口を有するフェルールを備えてもよい。 上述した本発明の特徴及びその他の本発明の特徴は、以下の好適実施例の詳細 な説明に記載されている。 本発明の他の特徴及び利点は、好適実施例の説明に記載されており、その説明 及び図面から明らかとなるであろう。 図面の簡単な説明 図1は、本願発明における光ファイバコネクタの全体図である。 図2は、図1の分解斜視図である。 図3は、本願発明における2分割されたブロック部の斜視図である。 図4は、本願発明の光ファイバ相互接続システムの斜視図であり、図1の光フ ァイバコネクタが本発明のレセプタクルに挿入されている状態を示している。 図5は、図4の拡大図であり、本願発明におけるレセプタクルの一部切り欠い た図を示している。 図6は、図9に示す本願発明のレセプタクルをライン6−6に沿って切断し、 それを上面から見た図である。 図7は、本願発明における整列部材である。 図8は、レセプタクルに結合された一対の光ファイバコネクタを有する本願発 明における光相互接続システムの縦断面図である。 図9は、図8のライン9−9に沿った断面図である。 図10は、図6に示される本願発明における整列部材の側面図である。 図11は、本願発明におけるレセプタクルの他の実施例の一部を切欠いた斜視 図である。 図12は、図11のライン12−12に沿って切断されたレセプタクルの切断 上面図である。 図13は、第1のレセプタクルへ接続された異なる形状係数のコネクタを受け 入れるための対応するレセプタクルを有する図11のレセプタクルの断面図であ る。 好適実施例の説明 本願発明は、超並列(massive parallel/MP)光相互接続システムに関する。発 明の好適実施例は、図1−図10によく示されている。図1、図2及び図3は、 本発明の 超並列光コネクタを開示している。図6、図7及び図10は、本発明の超並列光 レセプタクルを開示している。そして、図4、図5、図8及び図9は、本発明に おける超並列光コネクタ及び超並列光レセプタクル相互接続システムの両方を開 示している。 図1は、プラグ本体10を有する組み立てられた超並列光コネクタ5の好適実 施例を開示する。プラグ本体10は、結合端11とケーブル挿入端部12を有す る。結合端11は、コネクタ端面15を有する。好適実施例として、プラグ本体 10の結合端11の寸法は、JIS規格C5973において扱われているSC形 光ファイバコネクタの形状係数に寸法的に一致する。したがって、端面15は、 約7.39mm×8.99mmの寸法を有する。この寸法は好適実施例のもので あり、本願における他の実施例の端面の寸法はいかなるサイズでもよい。プラグ 本体10には、開孔16が貫通している(図2参照)。開孔16は、端面15と プラグ本体10内のケーブル挿入端部12の間を貫通している。フェルール30 が端面15から延出している。図1の超並列コネクタ5は、終端処理された光フ ァイバ50を有するフェルール30を含んだ完全に組み立てられた状態で示され ている。フェルールは、ポリマ材料から成形された第1のフェルール部31と第 2のフェルール部32から成る。第1のフェルール部31と第2のフェルール部 32は、第1のフェルール部31の主面41と第2のフェルール部32の主面4 2とで互いに当接している。好適実施例において、 各フェルール部31、32は、それぞれ主面41、42に沿ってV字状の溝を有 している。これらのV字状の溝には、光ファイバ50が取り付けられる。好適実 施例において、12本の光ファイバがフェルール30に取り付けられているのが 示されている。他の実施例では、規格化されたマルチファイバケーブルの構造に 従って、2、4、6、8、10またはそれ以上のファイバを設けてもよい。各フ ェルール部31、32は、主面41、42が主面と反対側のフェルール部の面の 幅よりも小さい幅を有するように傾いている傾斜縁部35を有している。 図3に示すように、本発明の好ましい成形方法においては、プラスチック製の フェルール部31、32のV字状の溝及び傾斜縁部35は、フェルール部31、 32が射出成形されるモールドインサートを形成するために用いられるシリコン ブロックマスターテンプレートから形成される。これらのフェルール部は、以下 に述べるプロセスに従って、液体結晶ポリマ(LCP)のような寸法安定性を有 するポリマ材料から成形される。マスターテンプレートは、シリコンブロックの 結晶面に沿って所望の間隔で、所望の数のV字状の溝を異方性エッチングするこ とによってシリコンから形成される。傾斜縁部は、深い溝をエッチングにより同 時に形成することによって前記シリコンに形成される。シリコンブロックの側部 を形成するために前記溝の底には切り込みが形成される。傾斜縁部は、ファイバ 用の溝と同時に同一の結晶面に沿ってエッチングされるので、溝に配設されるフ ァイバの 中心軸は、シリコンテンプレートより形成されるプラスチック製のフェルールの 傾斜縁部に取り付けられる整列部材の中心軸と一致する。シリコンブロックのV 字状の溝は、シリコンブロックの一部をマスキングし、かつ、所望の位置に溝を 異方性エッチングすることにより形成される。マスキングは、溝が必要でないブ ロックの領域で材料がエッチングされるのを防止する。 次に、マスターテンプレートシリコンブロックは、シリコンブロックの負の比 率(negative proportions)を有するモールドインサートを形成するために、ニッ ケルメッキが施される。その後で、シリコンブロックはモールドインサートより 取り除かれ、モールドインサートは他のモールドインサートと関連して用いられ 、さらにフェルール部31とフェルール後部51を有するプラスチックブロック 部33を射出成形するために射出成形器内に組み入れられる。フェルール30の 第1のフェルール部31と第2のフェルール部32は同じ形状であるので、一つ の金型を両方のフェルール部の射出成形に用ることができる。従って、ブロック 部33は、主面41に沿った溝36及び傾斜縁部35を有するフェルール部31 と、カラー55、凹部58及びウインドウ57を有するフェルール後部51を有 する好適実施例の形状に成形される。以上のプロセスは、マスキングや外側の傾 斜縁部のカッティングなしに、完全かつ同時にシリコンブロックの全ての溝のエ ッチングを行う。以上の記載に従えば、正確に整列した溝及び縁部を有するマル チファイバフェルー ルが速やかに、かつ容易に、しかも安価に生産することができる。 フェルールのより好ましい組立、及び終端処理方法は以下の通りである。射出 成形後のフェルール30の組立は、第1のフェルール部31の溝36にコアピン (図示せず)を設置することにより行われる(図3参照)。その後で、主面41 、42は、2つのフェルール部31、32間にコアピンを包み込むように一体に される。コアピンは、フェルール部の端部から延出しているので、容易に取り除 くことができる。さらに、これらの2つのフェルール部は、例えば化学的接着や 超音波溶接等によって一体に固着される。フェルール部31と同時に射出成形さ れるカラー55(図2参照)は、コアピンが突出することができる凹部58を有 する。他の実施例としては、分離したカラーをフェルール部31、32の後部側 に固着させる。コアピンは、溝内において置換可能にするべく、光ファイバの直 径よりも僅かに大きい直径を有する。例えば、コアピンは、約1255ミクロン の直径を有してもよい。コアピンが取り除かれると、上側フェルール部31と下 側フェルール部32の間に正確に整列されたV字状の溝の通路を有するフェルー ル30が残る。フェルール部31、32のV字状の溝における軸ずれ等の通路壁 に沿った妨害がない。このような方法によって組み立てられたフェルールは、そ の後で、以下に述べるように速やかに、かつ容易に終端処理をすることができる 。 図2には、終端処理がなされる前の組み立てられたフ ェルール30が示されている。図1は、完全に組み立てられた状態の本発明の光 コネクタを示しているが、図2は、組み立てられていない状態であって、フェル ールの終端処理前であってかつケーブル60及び光ファイバ50が取り付けられ る前の光ファイバコネクタの分解斜視図を示している。本願の独特の構成は、図 1に示されるような完全に終端処理がなされた状態で現場に到達することができ るように、コネクタ全体が工場において組み立てられることを可能にし、または 、現場の技術者によって組み立てるために、コネクタを図2に示されるような分 解された状態で現場に運ぶことも可能である。 好ましい方法に従えば、フェルール30の終端処理は、ケーブル60の絶縁層 を超えてむき出しのファイバ(ベアファイバ)が所定の長さだけ突出するように マルチファイバケーブル6の被覆を剥すステップと、補強部材を露出させるステ ップを含んでいる。この被覆が剥されたケーブルは、後部ホルダ組立体70を通 って挿入される。まず、ファイバは応力緩和部71を通って挿入され、そしてス プリングサポート74の穴72から出る。ケーブル60とベアファイバ50は、 ケーブル60及びファイバ50が共に使用できる余分の長さを有するように、穴 72を通って引っ張られる。後部ホルダ組立体70は、組み立てた後にケーブル 上に配置できるように、それ自身の長さ方向に細長いスロットを有するようにし てもよい。さらに、ファイバ50の並列配列は、ケーブルが凹部58に収容され 、かつファイバ50がフェルール30 の多数の溝36に収容されるように、カラー55に挿入される。フェルール後部 の凹部58は、ケーブル60に対する応力緩和部材、又は曲げ緩和部材として作 用する。これらの多数のファイバは、該ファイバの端部がフェルール端面40か ら突出するようにフェルール30に押し込まれる。これらのファイバは、次に嫌 気性接着剤等の化学的接着によってフェルール30に固着される。例えば、Locq uic(登録商標)プライマN7649(Loctite Corp.,Rocky Hill,Conn.)等 のプライマは、RC(登録商標)680Retaining Compound High Strength(Loct ite Corp.,Rocky Hill,Conn.)等の硬化剤と共に用いられる。嫌気性接着剤は 、空気に晒されると硬化し、プラスチックに対して良好な接着性を発揮するので 好ましい。他の化学的接着方法としては、オーブンと共に使用されるエポキシ等 を使用してもよい。接着剤は、フェルール30のいずれかの端部か、ウインドウ 57を通って注入される。接着剤は、フェルール30のV字状の溝にファイバを 固着し、さらに、フェルール部31、32を一体に固着する。 さらに、接着剤による光ファイバ50の固定後、切断及び研磨が行われる。本 発明の他の実施例としては、また、フェルール端面40は、番号の引用によって 本願に組み入れられた米国特許第5,333,223号、米国特許第5,193,133号に開示さ れているような研磨ペデスタル(polishing pedestal)をV字状の溝の周囲に成 形してもよい。フェルール40の端面は、光ファイバ50が最良の伝送 状態になるように標準的な研磨方法を用いて研磨される。前記の終端処理方法は 、現場における技術者によって容易に行うことができる。この終端処理工程は、 SC形コネクタ等の単一ファイバフェルールにおける終端処理方法に類似してお り、かつ高い成功率で反復可能である。本発明におけるマルチファイバフェルー ルの新規な構成、及びフェルール部を単一のフェルールユニット30に事前に組 み立てることにより、終端処理工程は速やかに、かつ容易に行うことができる。 研磨後、後部ホルダ70が、例えば後部ホルダ70を通ってケーブル60を後方 に引っ張るか、または後部ホルダ70の側面のスロット73を通じてケーブルを 挿入することによって、ケーブル60の周囲に設置される。このスロット73は 、ケーブルを後部ホルダ70の中に挿入することができる反面、そこから外れな いような寸法に設計することができる。ケーブル60は、圧着スリーブ(図示せ ず)等の保持手段を用いて、後部ホルダ70の周囲のケーブル60のKevlar(登 録商標)補強部材を保持することによって、後部ホルダー70に固着される。次 に、後部ホルダ70およびフェルール30は、図1に示されるような完全に組み 立てられた状態で、終端処理されたフェルール30がプラグ本体10の端面15 から突出するように、プラグ本体10の開孔16に挿入される。屈曲緩和部材を 応力緩和部71上に挿嵌することも可能である。 本発明の超並列光コネクタの他の組立方法としては、ファイバが第1のフェル ール部31の溝に配設され、次 に接着剤が加えられ、さらに主面41、42が当接し、かつフェルール30にフ ァイバ50が包み込まれるように第2のフェルール部32が第1のフェルール部 にかぶせられる。後部ホルダー70がケーブル上に設けられ、そしてフェルール がプラグ本体10に挿入される。マルチプルファイバフェルール30の独特な組 立により、フェルール30に対する光ファイバの終端処理及び現場における組立 及び超並列コネクタの最終的な組立を容易かつ速やかに行うことができ、かつ高 精度のデータ転送手段を可能にする。 図1に戻り、プラグ本体10は、さらに該プラグ本体の対向する側面にT字状 のスロット14を有する。これらのT字状のスロット14は、プラグ本体10の 周囲に取り付けられ、かつ合衆国特許5,233,674号に開示されているようなレセ プタクルからのプラグ5の取り外しを容易にするためのタブ解除用摺動スリーブ 81(図8参照)を収容している。さらに、プラグ本体10は、T字状のスロッ ト14に隣接して突出し、かつタブ解除用摺動スリーブ81がプラグ本体10の ケーブル挿入端部12から滑り落ちるのを防止する突起19を有する。このタブ 解除用摺動スリーブ81は、プラグ本体10のケーブル挿入端部12上を摺動さ せ、かつ突起19を通り越すことによってプラグ本体10に取り付けられる。こ のタブ解除用摺動スリーブ81は、T字状のスロット14に沿って動くタブ解除 部材を有する。そして、タブ解除用摺動スリーブ81を前方にスライドさせた場 合にタブ解除 部材82がレセプタクルからプラグ本体10を外すようになっている(図4、5 、8参照)。さらに、プラグ本体10は、ケーブル挿入端部12に該プラグ本体 10のグリップする際に補助となるひだ状部18を有する。プラグ本体は、さら に位置決め部材19を有する。この位置決め部材19は、プラグ本体10が正確 な向きでレセプタクルに挿入されることを保証するものである。それに加え、フ ェルール30にはマルチプルファイバ50が設けられているので、これらのファ イバの正しい向きも指定されなければならない。ケーブル60にマーキング61 で示されるように1番目のファイバを指定するためにマークをすることは、マル チファイバケーブルでは一般的である。さらに、フェルール組立体30のカラー 55と同様に、後部ホルダ70にも1番目のファイバの位置を指定するために対 応してマークを付してもよい。このマーキング75は、光ファイバコネクタが組 み立てられた時に目視できるようになっている。その結果、光ファイバコネクタ の第1のファイバは、第2の光ファイバコネクタが反対側に挿入された際に1番 目のファイバ同士が整列しかつデータが所定の手順に従って転送可能になるよう に、レセプタクルに挿入される。なお、1番目のファイバの位置を指定するその 他の手段を用いることもできる。 図4および図5には、本発明の光相互接続システムが示されている。超並列光 コネクタ5が、超並列光レセプタクル100と結合されていない状態で示されて いる。 図4には、超並列光コネクタがレセプタクル100と結合可能な状態で示されて いる。レセプタクル100は、ラッチ部材110、111及びハウジング120 を含む。さらに、レセプタクル外部ハウジング160、162(図8参照)は、 レセプタクル100を含み、かつその上に位置決め部材19を受け入れるための 位置決めスロットを有している。レセプタクル100のラッチ部材110、11 1及びハウジング120は、前述したJIS規格C5973に規定されているS C形光ファイバレセプタクルの形状係数に一致する形状を有している。本発明の 好適実施例としての超並列光コネクタは、SC形コネクタの形状係数に一致する ように形成されているので、約9.0mm×7.4mmの内部のチャンバ寸法を 有する標準SC形レセプタクルサイズのラッチ110、111、ハウジング12 0及び外部ハウジング160、162を有するレセプタクルに接続可能である。 しかしながら、本発明のマルチプルファイバフェルールは、レセプタクル100 のハウジング120の内部に改良された整列部材を有している。 図5は図4の拡大図であり、内部の整列手段を見せるためにレセプタクルハウ ジング120の一部が切り欠かれた状態で示されている。このハウジング120 の長方形のチャンバ121内には、整列スリーブ組立体が設けられている。好適 実施例では、この整列スリーブ130は金属材料から形成される。この整列スリ ーブ130は、一般に楕円の形状をなしており、弓状に外向きに曲がっ た長い辺を有している。この整列スリーブは側壁131を備えている。この整列 スリーブ130は、ジョイント135の部分に裂け目が形成されており、ハウジ ング120のボスに当接している。この整列スリーブ130は、最も収縮した状 態が示されており、ジョイント135がボス126をしっかりと挟持している。 整列スリーブ130にコネクタ5及びフェルール30を挿入すると、スリーブ1 30が広がるようになっている(図9参照)。十分に広がった整列スリーブは、 ハウジング内で自由に浮かんだような状態でハウジング内に位置する。例えば、 レセプタクルチャンバ121と整列スリーブ130の側壁131の十分に広がっ た外面との間には、約0.005インチの緩衝領域が設けられる。これらの側壁 131に隣接して整列部材140が設けられる。好適実施例では、整列部材14 0はスプリングクリップ150を介して整列スリーブ130に取り付けられる。 このスプリングクリップ150は、該スプリングクリップ150を整列スリーブ 130に対して取り付けるアーム152を有している。このアーム152は、フ ック部154を有している。このフック部154は、整列スリーブ130の側壁 131に形成されたウィンド190(図9及び図10参照)を介して突出してい る。整列部材140は、フック部154を通って挿入され、それに支持される。 他の実施例においては、整列スリーブ130は、整列スリーブに直接取り付けら れたフック部154を有することもでき、整列部材140は該フック部に受け入 れられる。 超並列(MP)光コネクタを超並列(MP)光レセプタクル100に結合する 場合、ラッチ110、111がプラグ本体10をラッチし、同時にフェルール3 0が整列スリーブ130に挿入される。この整列スリーブ130の整列部材14 0は、フェルール30の傾斜縁部35と係合する。整列部材40はテーパがつい た端部を有しており、そのためフェルール30の傾斜縁部35は整列部材140 のテーパがついた端部と当接し、また整列部材140の主要長手方向面(中心部 149:図7参照)に案内される。本発明の整列手段は、整列部材140、14 0’だけが傾斜縁部35においてフェルール30、30’(図8及び図9参照) に接触するようになっているスプリング状システムを提供するものである。この ようにして、フェルール30、30’は、整列スリーブ130に挿入される際に 、その中心を見つけるようになっており、またスプリングクリップ150からの 押圧力が作用した整列部材140は、約1〜3ポンドの力をフェルール30の傾 斜縁部35に対して与えるものである。一旦レセプタクルに挿入された超並列光 コネクタ5は、レセプタクル100の他方の側から挿入された第2の超並列光コ ネクタ6と結合状態にある(図8参照)。レセプタクル100は、第2のレセプ タクル102に取り付けられており、この第2のレセプタクルは、超並列光コネ クタ5の方向とは反対の方向で第2の超並列光コネクタ6を受け入れている。第 2のレセプタクル102は、チャンバ121を有しており、該チャンバ121は 第1 の超並列光レセプタクル100のハウジング120のチャンバ121と通じてい る。整列スリーブ130は、第1及び第2のレセプタクル100、102の一対 のチャンバ121内に取り付けられている。従って、整列部材140は第1のレ セプタクル100のチャンバ121の第1の開口125から第2のレセプタクル 102のチャンバ121の第2の開口126(図6参照)まで伸びている。この ようにして、第2の光レセプタクル102に挿入された第2の超並列光コネクタ 6は、結合している超並列光コネクタ5、6のフェルール30、30’の端面が 正確に整列するとともに、これらのフェルールに設けられたマルチプル光ファイ バが整列しかつ良好な光の伝達を提供するように、整列部材140に沿って案内 される。従って、これらのフェルールの整列は、完全にこれら2個の整列部材の 影響下にある。 ラッチアーム110、111は、ロック用突起117、118を備えている。 これらのロック用突起117、118は、プラグ本体10の係合部17と係合す るようにテーパがついた前方部分を有している。十分に挿入すると、これらのロ ック用突起117、118は、ばね変形して係合部17を越えて、超並列光コネ クタ5を超並列光レセプタクル100にロックする。光コネクタ5をレセプタク ル10から外すには、いろいろな手段を採ることができる。しかしながら、好適 実施例では、前述したように、タブ解除用摺動スリーブ81が用いられ、前記ロ ック用突起に係合して、それらを外向きに広げ、それ により超並列光コネクタ5をレセプタクル100から解除することができる。 図6は、本発明の超並列光レセプタクル組立体を開示しており、図9のライン 6−6における切断し、それを上部から見た図である。レセプタクル部100、 102は、一体に連結され、結合した状態となっており、それらの間に連なる共 通のチャンバ121を有している。このレセプタクル部100、102は、ハウ ジング120とラッチアーム110、111、112、113を備えている。こ のハウジング120は、チャンバの各端部に開口125,126を備えている。 このチャンバ内には、整列スリーブ130が設けられている。この整列スリーブ 130には、スプリングクリップ150と整列部材140、141が設けられて おり、これらの整列部材140、141は第1の開口125から第2の開口12 6に伸びている。 次に、図7には、第1の端部142及び第2の端部143とを有する整列部材 140が示されている。この図から、整列部材140が第1の端部に隣接する第 1の小径部144と、第2の端部143に隣接する第2の小径部145とを有す ることが分かる。この第1の小径部144の軸方向長さは、第2の小径部145 の軸方向長さより短くなっている。さらに、第1の端部142は、第2の端部1 43のヘッド部147より広いヘッド部146を有している。この構造は、本発 明の整列手段を簡単に組み立てることができるようにするものである。この 整列手段は、アーム部152のフック部153、154が整列スリーブ130の ウィンド190から内側に突出するようにスプリングクリップ150を整列スリ ーブに取り付けることによって組み立てられる(図6、図9及び図10参照)。 この整列部材140は、その後で、整列スリーブ130の中に挿入され、整列部 材140の第1の端部142がスプリングクリップ150のフック部154を介 して第1の開口125に挿入される。この第1の端部142は、軸方向の長さが 短い第1の小径部144を有しており、そのため整列部材140が第1の開口1 25からフック部154を通過してスライドするとともに、第2の開口126に 向かう整列部材140の中央部分149がフック部154を通って移動すること を可能にする。この整列部材140の第1の端部142は、その後、フック部1 54が第2の小径部145に収まるまで、第2の開口126においてフック部1 53に当接する。同時に、フック部153は、小径部144に収まる。このよう に並んだ状態では、整列部材140は、整列スリーブ130から外れることはな い。さらに、フック部153、154に整列部材140の中心部149に対して 凹んだ面を形成し、整列部材140の精密面だけがフェルール30の傾斜縁部に 接触することを確実にすることができる。 図8は、本発明の超並列光相互接続システムの縦断面図である。このシステム は、一対の超並列光コネクタ5、6を有しており、それらがカプラまたは超並列 光レセプ タクル100、102内で結合した状態が示されている。レセプタクルの外側ハ ウジング160、162は一体に結合されており、その中にはレセプタクル10 0、102が設けられている。図4ないし図6では、レセプタクル100、10 2だけが示されていることに留意されたい。しかしながら、好適実施例では、外 側ハウジング160、162が設けられており、それは取り付けフランジ166 、167を有している。レセプタクル100、102は、ハウジング120と内 側チャンバ121とを有している。各レセプタクル部100、102において、 チャンバ121には、整列手段が設けられており、該整列手段は、1つの整列ス リーブを有する整列組立体を有している。この整列スリーブ130には、整列部 材140、141が設けられている。この整列組立体は、2つの相互に接続され たフェルールの間で整列がずれることによる力が伝達されることを防止する。接 続手段の中には、両側からそれぞれ一対の超並列光コネクタ5、6が挿入されて おり、レセプタクル100、102の中で結合されている。第1のコネクタ5は 、端面40で第2のコネクタ6のフェルール30’に当接するようになっている フェルール30を有している。 第1のコネクタ5の特別な構成要素だけを説明するが、同様の構成要素は同一 の第2のコネクタ6にもある。フェルール30は、プラグ本体10の開孔内に取 り付けられている。このフェルール30は、少なくともその後端部にカラー55 を有している。前述したようにこのカラ ー55は、フェルール部を一体に維持することができれば、フェルール部に設け られた異なる部材から形成してもよい。この開孔16は段差13を有している。 このカラー55は、フェルール30が開孔16の前方端部から外れないように、 段差13に当接している。この開孔16のカラー55の後方位置には、スプリン グのような弾性部材80が設けられている。このスプリング80は、フェルール 30に弾性を付与し、それにより第2のコネクタ6のフェルール30’と結合す る際に、フェルール端面の当接を和らげ、端面の劣化を避けるために、フェルー ル30、30’が軸方向において弾性を有することができる。前述したスプリン グ80により与えられる軸方向の弾性に加えて、開孔16は、さらに、フェルー ルがわずかに揺動できるように、カラー55より僅かに大きな直径を有している 。この構造は、フェルールが整合スリーブ130内で正確に整列することを可能 にする。このスプリング80は、プラグ本体10のケーブル挿入端部12に取り 付けられた後部ホルダ70に取り付けられているスプリングサポート74に当接 している。この後部ホルダ70の開孔72を通ってマルチプル光ファイバケーブ ル60が挿入される。ケーブル60は、応力緩和部71から伸びている。ケーブ ルがコネクタ5に挿入されている際のケーブルへの応力を制限するために、応力 緩和部71には屈曲緩和部材(図示せず)が取り付けられる。ケーブル60に加 わった力が後部ホルダ70及びプラグ本体10に伝わるように、ケーブル60は 後部 ホルダ70にケーブル60の補強部材をホルダ70に固定することによって接続 されている。このプラグ本体10は、さらにタブ解除用摺動スリーブ81を有し ている。このタブ解除用摺動スリーブ81は、タブ解除用摺動部材82を備えて おり、このタブ解除用摺動部材82はT字状のスロットに沿って前方に移動し、 ラッチアーム111のロック用突起117に対して当接するようになっている。 このロック用突起117の下側に解除部材82を挿入すると、ラッチアーム11 が外側に押され、その結果ロック突起がプラグ本体10の係合部17から外れる 。そのようにして、超並列コネクタ5が超並列光レセプタクルから外れる。 図9は、図8のライン9−9における断面図である。このレセプタクル100 は、チャンバ121を備えている。このチャンバ121には、整列スリーブ13 0が取り付けられている。この整列スリーブは、レセプタクルハウジング120 のボス126に接するジョイント部135において裂け目が形成されている。整 列スリーブ130の上にはスプリングクリップ150が取り付けられている。こ のスプリングクリップ150は、フック部154を有するアーム部を有している 。このフック部154は、整列スリーブ154のウィンド190を介して突出し ている。このスプリングクリップ150のフック部154には、整列部材140 、141が取り付けられる。この整列部材140、141によって、フェルール の支持及び整列がなされる。この整列手段は、フェルール部 31、32の主面41、42に平行に傾斜縁部35に対して約1から3ポンドの バネ力を与える。このフェルール30をレセプタクル100に挿入した際に、整 列部材140、141がフェルール30の傾斜縁部35に当接し、スリーブ13 0を広げてジョイント135を引き離しかつハウジング120のボス126から 離れるように変位させる。フェルールが外されると、ジョイント135は収縮し 、ボス126に当接し、そしてレセプタクルへの挿入時の力を低くするために、 ボス126は整列組立体130を張力が付与された状態に維持する。好適実施例 では、ボス126はハウジング120と一体に樹脂成形され、チャンバ121の 中に突出するようになっている。フェルール30は、第1のフェルール部31と 第2のフェルール部32を有している。第1のフェルール部の第1の主面41は 、第2のフェルール部の第2の主面に当接する。フェルールの各フェルール部3 1、32は、V字状溝36のような溝を有しており、これらのV字状溝には光フ ァイバ50が配設される。このようなフェルール30は、本発明の小型化された 超並列光コネクタ相互接続システムに従って整列させられ、結合したフェルール 30、30’に取り付けられたファイバは整列スリーブの整列部材140、14 1と平行に直線状に配設されることになる。 図10は、図6に示した本発明の整列手段の側面図である。この整列スリーブ 130は、アーム152を有するスプリングクリップ150を備えており、また アーム 152は整列部材140を支持するフック部153を備えている。このフック部 153は、整列スリーブ130のウィンド190の中に突出している。この整列 スリーブ130は、スプリングクリップ150a,150bと、整列部材140 を保持するための一体型フックアーム153を備えている。このフックアーム1 53は、整列部材140をスリーブに当接した位置で保持するための弾性部材を 形成している。さらにフックアーム153は、2つの整列部材140と裂け目が 形成された整列スリーブを相対的な位置関係で保持している。 図11は、本発明の他の実施例の一部切り欠き斜視図である。第1のレセプタ クル部200は、外側ハウジングと該外側ハウジングの内部に設けられた内側レ セプタクルとを有している。外側ハウジング260は、レセプタクル200を図 13に示す対応するレセプタクルに取り付けるための取り付けフランジ266を 備えている。この内側レセプタクル200には、単一の整列スリーブ230を有 する整列組立体を備えた整列手段が設けられている。この整列スリーブ230に は、整列部材240、241が設けられている。この整列組立体は、2つの相互 接続されたフェルールの間において整列を不良にする力が伝達されるのを防止す る。この整列手段及び整列スリーブ230は、第1のレセプタクル200の第1 の開口225から挿入される超並列光コネクタ5(図5参照)を受け入れるように なっている。この図5は、他のレセプタクルの実施例の第1の開口から見た図で ある。図1 1の整列組立体は、ジョイント235において裂け目が形成された整列スリーブ 230を有している。ジョイント235は、内側レセプタクル202の波ウイン グ220に一体成形されたボス226に当接している。この整列スリーブ230 は、図5との関係で前述したように、第1の開口から受け入れられた超並列コネ クタのフェルールを整列させるために、整列部材240、241と共働するもの である。図11の整列スリーブ230は、切り欠き部254を介して取り付けら れた整列部材240、241を有している。これらの切り欠き部254は、整列 スリーブ230に一体に形成されており、整列部材240、241を整列スリー ブ内に保持している。第1のレセプタクル部200の第1の開口を介して超並列 光コネクタを挿入すると、超並列コネクタのプラグ本体はラッチ210、211 によって係合し、同時に超並列コネクタのフェルールが整列スリーブ230内に 挿入される。 この図11の他の実施例では、単一の整列スリーブだけが第1のレセプタクル 部ともう1つのレセプタクル部のレセプタクル組立体に設けられる。しかしなが ら、整列部材240、241は、取付フランジ266の端面すなわち第2の端面 272を越えて整列スリーブ230から突出し、整列スリーブ230を、接続さ れる対応するレセプタクル部と整列させるようになっている。図8に示すレセプ タクル組立体は、レセプタクルのそれぞれの端部から本発明に記載された形状係 数を有する2個の超並列光コネクタを受け入れ、内部で結合するように構成 されている。図11に示す第1のレセプタクル部の他の実施例は、異なる形状係 数を有するマルチプル光ファイバコネクタの接続を可能にする。本発明の超並列 光コネクタは、従来のマルチファイバコネクタとは異なる向きを有するフェルー ルとプラグ本体とを有している。しかしながら、本発明の超並列光コネクタは1 2本の光ファイバを有してもよく、これらは従来のマルチプル光ファイバコネク タにおける光ファイバの間隔に対応する250ミクロンの標準間隔で配設されて いる。従って、第1のレセプタクル部200は、本発明に開示されているような 超並列光コネクタを受け入れることもでき、対応する第2のレセプタクル部(図 13参照)は異なる形状係数を有する他のコネクタを受け入れるために第1のレ セプタクル部に取り付けることもできる。第1のレセプタクル部200の整列部 材240、241は、第2の光ファイバコネクタを第1のレセプタクル部に設け られた超並列光ファイバコネクタのフェルールの端面に位置決め整列するのに役 に立つとともに、それらの間で効率的な光波の伝送を可能にする。 図12は、図11のライン12−12に沿って切断した部分の平面図である。 第1のレセプタクル部200は、外側ハウジング260を有しており、その中に は内側レセプタクル202が設けられている。この内側レセプタクル202には 、整列部材240、241を有する整列スリーブ230が設けられている。ラッ チ210、211は内側レセプタクル202に一体に成形されており、 第1のレセプタクル部200の第1の開口部225を介して挿入された超並列光 コネクタを受け入れかつラッチするために形成されている。図12に示す第1の レセプタクル部200は、対応するレセプタクル部と組み立てられる前の状態を 示している。 図13に示す実施例には、第2のレセプタクル部300に取り付けられている 第1のレセプタクル部200を有するレセプタクル組立体が示されている。第1 のレセプタクル部200は、図11及び12に示されているものと同一のレセプ タクルであり、また第1の開口部225を介して本発明の超並列光コネクタを受 け入れるものである。第2のレセプタクル部300は、第1のレセプタクル部2 00に取り付けられる超並列光コネクタに接続するための光コネクタの収容を可 能にする何らかの手段を有してもよい。図13に示す実施例では、第2のレセプ タクル部300がMTP光コネクタまたはU.S.Conec(商標)によって製造され るMTフェルールを受け入れるようになっている。しかしながら、他方のレセプ タクル部300は、Berg Electronics,Inc.により製造されるMACII(商標 )や他の光ファイバコネクタなどを受け入れるために設けられている。整列部材 240、241は、第1のレセプタクル部200から第2のレセプタクル部30 0のキャビティ328の中に突出している。例えば、MTP光コネクタは、第2 のレセプタクル部の第2の開口326を介して挿入することもでき、MTPコネ クタのフェルールはMTPフェルールの端面を 第1のレセプタクル部200内に取り付けられた超並列コネクタの端面に結合す るように整合部材240、241により案内されてもよい。例えば、整列部材2 40、241は、光ファイバが設けられている溝に基準的に設けられたMTPフ ェルールの側において、開孔に挿入されるようにしてもよい。他の実施例では、 整列部材140、141は、第2のフェルールの第1のレセプタクル部200の 第1のフェルールに対する整列を行うために、第2のレセプタクル部300の中 に挿入されたフェルールの縁部に形成された溝に受け入れられるように構成して もよい。このようなレセプタクル組立体200、300は、異なる形状係数を有 する光コネクタの結合を可能にする。従って、本発明は、整列スリーブ230に 取り付けられた整列部材240、241を有する一対のレセプタクル部200、 300の整列手段を提供するものであり、また第1のレセプタクル部200に設 けられた第1のコネクタの光ファイバと第2のレセプタクル部300に設けられ た第2のコネクタとの正確な位置整列を可能とし、送信損失の低い光波の伝送を 可能とするものである。 最後に、当業者であれば前述した実施例に種々の改良や変更をなすことができ ることは明らかであろうことを理解すべきである。そのような改良や変更は、本 発明の精神及び範囲から逸脱することなく行うことができる。従って、そのよう な変更や改良は、以下の請求の範囲によってカバーされている。
【手続補正書】特許法第184条の4第4項 【提出日】1997年6月16日 【補正内容】 21.貫通する開孔と、傾斜縁部を有する略長方形のフェルールとを有するプラ グ本体と、 開口を有し、当該開口内に設けられた整列スリーブを有し、かつフ前記フェル ールの前記傾斜縁部との整列をなすための一対の整列部材を有するレセプタクル と、を備えたことを特徴とする超並列光相互接続システム。 22.前記フェルールは、多数のファイバを収容していることを特徴とする請求 の範囲第21項に記載の超並列光相互接続システム。 23.前記フェルールは、光ファイバを受け入れるための溝を有するプラスチッ ク成形のフェルールであることを特徴とする請求の範囲第21項に記載の超並列 光相互接続システム。 24.前記溝は、前記フェルールの傾斜縁部に対して直線状に伸びていることを 特徴とする請求の範囲第23項 に記載の超並列光相互接続システム。 25.前記プラグ本体は、約8.99mm×7.39mmの端面寸法を有するS C形光ファイバコネクタの形状係数に寸法的に一致する結合端を有していること を特徴とする請求の範囲第21項に記載の超並列光相互接続システム。 26.前記フェルールは、少なくとも2本の光ファイバを有していることを特徴 とする請求の範囲第21項に記載の超並列光相互接続システム。 27.さらに、前記レセプタクルのいずれか一方の端部に挿入される一対のプラ グ本体を有しており、前記フェルールが正確に整列するようになっていることを 特徴とする請求の範囲第21項に記載の超並列光相互接続システム。 28.前記整列スリーブは、前記レセプタクル内に設けられた一対の整列部材を 有しており、2分割されたフェルール部の主面に平行にフェルールの傾斜縁部に 対して該整列部材に力を加えるようになっているスプリング状システムをなして いることを特徴とする請求の範囲第21項に記載の超並列光相互接続システム。 29.前記整列スリーブには裂け目が形成されており、 かつ前記レセプタクルは予め張力が与えられている手段を有することを特徴とす る請求の範囲第21項に記載の超並列光相互接続システム。 30.前記整列スリーブは、当該整列スリーブ内に整列部材を保持するための手 股を有していることを特徴とする請求の範囲第21項に記載の超並列光相互接続 システム。 31.前記保持手段は、前記整列部材に係合するためのフック部を有するアーム を備えたスプリングクリップを有していることを特徴とする請求の範囲第30項 に記載の超並列光相互接続システム。 32.前記スプリングクリップは、2分割されたフェルール部の主面に平行にフ ェルールの傾斜縁部に対して前記整列部材を介してスプリングの力を加えるよう になっていることを特徴とする請求の範囲第30項に記載の超並列光相互接続シ ステム。 33.前記レセプタクルは、前記整列スリーブに予め張力を与えるためのボスを 有していることを特徴とする請求の範囲第21項に記載の超並列光相互接続シス テム。 34.前記プラグ本体は、当該プラグ本体のケーブル挿入端に設けられた後部ホ ルダを有しており、 前記後部ホルダは、光ファイバケーブルを受け入れるための長手方向のスロッ トを有していることを特徴とする請求の範囲第21項に記載の超並列光相互接続 システム。 35.前記後部ホルダは、屈曲緩和部材を受け入れるための応力緩和部を有する ことを特徴とする請求の範囲第34項に記載の超並列光相互接続システム。 36.前記光ファイバケーブルは、当該光ファイバケーブルの補強部材を保持す るとともに前記ケーブルにかかる力を前記プラグ本体に伝えるための保持手段に よって、前記後部ホルダに固定されていることを特徴とする請求の範囲第34項 に記載の超並列光相互接続システム。 37.前記プラグ本体は、第1の光ファイバの位置を指定するための表示を有し ていることを特徴とする請求の範囲第31項に記載の超並列光相互接続システム 。 38.前記プラグ本体は、前記フェルールの軸方向の弾性を提供する弾性部材を 有することを特徴とする請求の範囲第31項に記載の超並列光相互接続システム 。 39.前記プラグ本体の前記開孔は前記フェルールの寸法よりも大きい寸法を有 しており、そのため当該フェルールは当該プラグ本体内でピボット的に動くこと ができ るようになっていることを特徴とする請求の範囲第31項に記載の超並列光相互 接続システム。 40.前記プラグ本体は、タブ解除用摺動スリーブを有していることを特徴とす る請求の範囲第31項に記載の超並列光相互接続システム。 41.前記レセプタクルは、ラッチアームを有していることを特徴とする請求の 範囲第31項に記載の超並列光相互接続システム。 42.前記レセプタクルは、約9.0mm×7.4mmの開口を有するSC形光 ファイバレセプタクル形状係数に寸法的に一致する開口を有していることを特徴 とする請求の範囲第31項に記載の超並列光相互接続システム。 43.前記フェルールは、接着剤が注入されるためのウインドを有していること を特徴とする請求の範囲第31項に記載の超並列光相互接続システム。 44.前記フェルールは、多数の光ファイバを前記フェルールの溝内に挿入しか つ当該光ファイバを当該溝内に化学的接着により固定するとともに、当該フェル ールの端面を研磨することによって、終端処理が行われることを特徴とする請求 の範囲第31項に記載の超並列光相互接続システム。 45.前記フェルールは、2分割された2つのフェルール部から形成されており 、各フェルール部は、V字状の溝を有する主面を有しており、また2分割された フェルール部はそれぞれ一対の傾斜縁部を有することを特徴とする請求の範囲第 31項に記載の超並列光相互接続システム。 46.前記2分割されたフェルール部は、結合端と、当該2分割されたフェルー ル部と一体に成形された2分割されたカラー部を有する後端部とを有しているこ とを特徴とする請求の範囲第45項に記載の超並列光相互接続システム。 47.前記フェルールは、結合端と、そこに設けられたカラー部を有する後端部 とを有していることを特徴とする請求の範囲第45項に記載の超並列光相互接続 システム。 48.前記2分割されたフェルール部は互いに接着されており、かつファイバは 接着剤によってその中に固定されていることを特徴とする請求の範囲第45項に 記載の超並列光相互接続システム。 49.貫通する開孔を有するプラグ本体と、 マルチプル光ファイバを取り囲み、当該光ファイバの 端面と同一平面上に端面を有する成形プラスチックからなるフェルールと、を有 し、 前記フェルールは前記開孔に設けられ、かつ前記フェルールが傾斜縁部を有す ることを特徴とする超並列光コネクタ。 50.前記フェルールは、前記光ファイバを受け入れるための溝をその中に有す るプラスチック成形のフェルールであることを特徴とする請求の範囲第49項に 記載の超並列光コネクタ。 51.前記溝は、前記フェルールの傾斜縁部に対して平行に直線状に伸びている ことを特徴とする請求の範囲第49項に記載の超並列光コネクタ。 52.前記プラグ本体は、約8.99mm×7.39mmの端面寸法を有するS C形光ファイバコネクタの形状係数に寸法的に一致する結合端を有していること を特徴とする請求の範囲第49項に記載の超並列光コネクタ。 53.前記フェルールは、12本の光ファイバを有することを特徴とする請求の 範囲第49項に記載の超並列光コネクタ。 54.前記プラグ本体は、当該プラグ本体の前記ケーブルの挿入端に設けられた 後部ホルダを有しており、前記 後部ホルダは、光ファイバケーブルを受け入れるための開孔を有していることを 特徴とする請求の範囲第49項に記載の超並列光コネクタ。 55.前記後部ホルダは、屈曲緩和部材を受け入れるための応力緩和部を有する ことを特徴とする請求の範囲第54項に記載の超並列光コネクタ。 56.前記光ファイバケーブルは、当該光ファイバケーブルの補強部材を保持す るとともに前記ケーブルにかかる力を前記プラグ本体に伝えるための保持手段に よって、前記後部ホルダに固定されていることを特徴とする請求の範囲第54項 に記載の超並列光コネクタ。 57.前記プラグ本体は、第1の光ファイバの位置を指定するための表示を有し ていることを特徴とする請求の範囲第49項に記載の超並列光コネクタ。 58.前記プラグ本体は、前記フェルールの軸方向の弾性を提供する弾性部材を 有することを特徴とする請求の範囲第49項に記載の超並列光コネクタ。 59.前記プラグ本体の前記開孔は前記フェルールの寸法よりも大きい寸法を有 しており、その結果、当該フェルールは当該プラグ本体内でピボット的に動くこ とができるようになっていることを特徴とする請求の範囲第4 9項に記載の超並列光コネクタ。 60.前記プラグ本体は、タブ解除用摺動スリーブを有していることを特徴とす る請求の範囲第49項に記載の超並列光コネクタ。 61.前記フェルールは、接着剤が注入されるためのウインドを有していること を特徴とする請求の範囲第49項に記載の超並列光コネクタ。 62.前記フェルールは、マルチプル光ファイバを前記フェルールの溝内に挿入 しかつ当該光ファイバを当該溝内に化学的接着により固定するとともに、当該フ ェルールの端面を研磨することによって、終端処理が行われることを特徴とする 請求の範囲第49項に記載の超並列光コネクタ。 63.前記フェルールは、2分割された2つのフェルール部から形成されており 、各フェルール部は、V字状の溝を有する主面を有しており、また2分割された フェルール部はそれぞれ一対の傾斜縁部を有することを特徴とする請求の範囲第 49項に記載の超並列光コネクタ。 64.前記2分割されたフェルール部は、結合端と、当該2分割されたフェルー ル部と一体に成形された2分割されたカラー部を有する後端部とを有しているこ とを特 徴とする請求の範囲第63項に記載の超並列光コネクタ。 65.前記フェルールは、結合端と、そこに設けられたカラーを有する後端部と を有していることを特徴とする請求の範囲第63項に記載の超並列光コネクタ。 66.前記2分割されたフェルール部は互いに接着されており、かつ前記ファイ バは接着剤によってその中に固定されていることを特徴とする請求の範囲第63 項に記載の超並列光コネクタ。 67.8.99mm×7.39mmの端面寸法を有するSC形光ファイバコネク タの形状係数プロファイルに寸法的に一致する結合端及び当該プラグ本体を貫通 する開孔を有するプラグ本体と、 前記開孔内に設けられ、マルチプル光ファイバを有するフェルールと、を有す ることを特徴とする超並列光コネクタ。 68.前記フェルールは、傾斜縁部を有することを特徴とする請求の範囲第67 項に記載の超並列光コネクタ。 69.前記フェルールは、2分割された2つのフェルール部から形成されており 、各フェルール部は、V字状の溝を有する主面を有しており、また2分割された フェルール部はそれぞれ一対の傾斜縁部を有することを特徴と する請求の範囲第67項に記載の超並列光コネクタ。 70.前記フェルールは、V字状の溝を有するプラスチック成形のフェルールで あることを特徴とする請求の範囲第69項に記載の超並列光コネクタ。 71.前記V字状の溝は、傾斜端部に対して平行に直線状に伸びていることを特 徴とする請求の範囲第70項に記載の超並列光コネクタ。 72.多数の平行な光ファイバを受け入れるための第1の主面に形成された溝及 び第1ブロックの後端部に一体に成形されたカラー部を有するポリマ材料からな る第1ブロックと、 前記第1のブロックの第1の主面に当接する第2の主面を有する第2ブロック と、 端面と、前記第1及び第2のブロックを受け入れるための開孔とを有するコネ クタハウジングと、を有し、 前記第1及び第2のブロックの一部が、前記光ファイバの端面と同一面上に位 置する前記ブロックの前記端面及び前記ハウジングの前記端面を越えて延出する 端面を形成していることを特徴とする超並列光コネクタ。 73.前記第2ブロックはポリマ材料で形成されていることを特徴とする請求の 範囲第72項に記載の超並列光コネクタ。 74.前記第2ブロックは、前記第2主面に形成された溝を有することを特徴と する請求の範囲第72項に記載の超並列光コネクタ。 75.前記第1及び第2のブロックは、マルチプル光ファイバを有するフェルー ルを形成していることを特徴とする請求の範囲第72項に記載の超並列光コネク タ。 76.前記第1のブロックは、前記溝に対して平行に直線状になっている傾斜縁 部を有することを特徴とする請求の範囲第72項に記載の超並列光コネクタ。 77.前記ハウジング端面は、約8.99mm×7.39mmの端面寸法を有す るSC形光ファイバコネクタの形状係数に寸法的に一致することを特徴とする請 求の範囲第72項に記載の超並列光コネクタ。 78.前記ハウジングは、当該ハウジングのケーブル挿入端に設けられた後部ホ ルダを有しており、当該後部ホルダは、光ファイバケーブルを受け入れるための 開孔を有することを特徴とする請求の範囲第72項に記載の超並列光コネクタ。 79.前記第1及び第2のブロックは、結合端及びそこに設けられたカラーを有 する後端部を有することを特徴 とする請求の範囲第72項に記載の超並列光コネクタ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 スコフィールド フィリップ アメリカ合衆国 60302 イリノイ州、オ ーク パーク、ノース ユークリッド 1218

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.整列部材を有する整列組立体を含む第1レセプタクル部と、 キャビティを形成する第2レセプタクル部とを有しており、前記第1レセプタ クル部の前記整列部材は前記第2レセプタクル部の前記キャビティ内に突出して いることを特徴とする光レセプタクル組立体。 2.前記整列部材は、前記整列組立体から延出していることを特徴とする請求の 範囲第1項に記載の光レセプタクル組立体。 3.さらに、第1の開口と、該第1の開口の反対側に位置する第2の端部を有す るハウジングと、 ラッチ部材と前記ハウジングの第1の開口に向けて突出するターミナル部とを 有し、前記ハウジングに取り囲まれた内側レセプタクルと、を有しており、 前記整列組立体は、整列スリーブと、該整列スリーブ内に設けられ、前記第2 の端部を越えて延出する一対の整列ピンとを有することを特徴とする請求の範囲 第1項に記載の光レセプタクル組立体。 4.さらに、予め張力が与えられている手段を有することを特徴とする請求の範 囲第1項に記載の光レセプタクル組立体。 5.前記第1レセプタクル部は前記整列組立体に係合するためのボスを有するハ ウジングを有しており、当該整列組立体は予め張力が与えられていることを特徴 とする請求の範囲第1項に記載の光レセプタクル組立体。 6.前記整列組立体は前記レセプタクル内に設けられた一対の整列部材を有して おり、前記整列部材を介して力が加えられるスプリング方式のシステムを提供す ることを特徴とする請求の範囲第1項に記載の光レセプタクル組立体。 7.前記整列組立体は、該整列組立体内に整列部材を保持する手段を有している ことを特徴とする請求の範囲第1項に記載の光レセプタクル組立体。 8.前記保持手段は、前記整列部材と係合する切欠部材を有することを特徴とす る請求の範囲第7項に記載の光レセプタクル組立体。 9.さらに、ラッチアームを有することを特徴とする請求の範囲第1項に記載の 光レセプタクル組立体。 10.約9.0mm×7.4mmの開口を有するSC形光ファイバレセプタクル の形状係数に寸法的に一致する開口を有することを特徴とする請求の範囲第1項 に記載 の光レセプタクル組立体。 11.前記第1レセプタクル部及び前記第2レセプタクル部は、マルチプル光フ ァイバを有するフェルールを受け入れるようになっていることを特徴とする請求 の範囲第1項に記載の光レセプタクル組立体。 12.前記第1レセプタクル部は、前記第2レセプタクル部により受け入れられ る第2コネクタと異なる形状係数を有する第1コネクタを受け入れることを特徴 とする請求の範囲第1項に記載の光レセプタクル組立体。 13.第1の開口及び第2の開口を有するレセプタクル組立体と、 前記第1の開口に設けられた第1の形状係数を有する第1のコネクタと、 前記第2の開口に設けられた第2の形状係数を有する第2のコネクタとを有す ることを特徴とするマルチプルファイバコネクタ及びレセプタクルのシステム。 14.前記レセプタクル組立体は、その中に設けられた整列組立体を有し、当該 整列組立体に取り付けられた整列部材を有している第1のレセプタクル部と、当 該整列部材を受け入れるキャビティを形成する第2のレセプタクル部とを有して おり、 前記第1のコネクタは、前記第1レセプタクル部に設 けられており、前記第2コネクタは、第2のレセプタクル部に設けられているこ とを特徴とする請求の範囲第13項に記載のマルチプルファイバコネクタ及びレ セプタクルのシステム。 15.前記第1のコネクタは、超並列光コネクタであることを特徴とする請求の 範囲第13項に記載のマルチファイバコネクタ及びレセプタクルのシステム。 16.前記第2のコネクタは、MT光コネクタであることを特徴とする請求の範 囲第13項に記載のマルチファイバコネクタ及びレセプタクルのシステム。 17.前記第2のコネクタは、MTP光コネクタであることを特徴とする請求の 範囲第13項に記載のマルチプルファイバコネクタ及びレセプタクルのシステム 。 18.前記第2のコネクタは、MAC光コネクタであることを特徴とする請求の 範囲第13項に記載のマルチプルファイバコネクタ及びレセプタクルのシステム 。 19.光ファイバコネクタを受け入れる第1の開口及び前記第1開口の反対側の 第2の端部を有するハウジングと、 前記第2の端部に隣接して前記ハウジングに設けられかつ前記第2の端部を越 えて突出する整列ピンを有する 整列スリーブとを有することを特徴とする光ファイバレセプタクル。 20.前記ハウジングは、前記レセプタクルを対応するレセプタクルに取り付け るための取付用フランジを有することを特徴とする請求の範囲第19項に記載の 光ファイバレセプタクル。
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