JPH11509591A - ブラインドとシェードを操作するコードレス装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 螺旋棒（１３）に螺旋状に係合した操作具（１４）（１５）は、ブラインド（１０）が支持するレール（１１）と係合している。操作具（１４）（１５）のベアリングアセンブリのいずれか１方が一方向へ、いずれか他方が反対方向へ回転する。いずれか一方の操作具（１４）（１５）が、選択的にブラインド（１０）を昇降させる。

Description

【発明の詳細な説明】 ブラインドとシェードを操作するコードレス装置発明の背景 発明の分野 本発明は、水平方向及び垂直方向のブラインド若しくはシェードの操作に関し 、特にこのようなブラインド若しくはシェードのコードレス操作に関する。従来技術 米国消費者製品安全委員会によれば、１カ月に付き、１人の子供が、窓のブラ インドやシェード操作用コードで事故死している。この問題の解決法の一つは、 窓のブラインドコードのループを切り、２つの切削端に、安全な取っ手を取り付 けることである。ループの代りに安全なふさを取り付ける。このような方法は、 消費者に対する教育を必要とし、また垂直方向のブラインドや連続的ループ巻き 上げクラッチ装置に適用は出来ない。また、このようなブラインドは、タイダウ ン装置に固定しなくてはならない。 これらの問題に対する様々な解決策が消費者により提案された。例えば、コー ドを保持するクランプ若しくは布製ピン、コード自体を結び付けること、タイダ ウン装置、コードリール、安全切断装置等である。 しかし、すべての方法は問題を解決しなかった。例えば、安全切断装置は、非 切断コードには適用しない。 レニー（Ｒenee）による米国特許第4,759,398号明細書には、操作具と接触す る螺旋棒が開示されている。しかし、この装置は、スラットを傾けたり、回転さ せることに限定されている。別の解決法は、ぶらぶらと揺れるコードであるが、 このようなコードは、これをつかもうとする赤ん坊や幼児に危険である。 シェード及びブラインドを上げたり、下げたり、また垂直方向のルーバーや水 平方向のスラットを回転させたり、垂直方向のブラインドを開閉する操作コード を不要としたコードレス装置が要求される。発明の要約 本発明の第１の目的は、ブラインドとシェードを操作するコードレス装置を提 供することにある。 本発明の第２の目的は、ブラインドとシェードを引き上げたり、引き下げたり するコードレス装置を提供することにある。 本発明の第３の目的は、垂直方向のルーバー及び水平方向のスラットを回転さ せたり、垂直方向のブラインドを横切るコードレス装置を提供することにある。 本発明の第４の目的は、コードレス装置において操作される歯車装置を提供す ることにある。 これら及びそれ以外の目的は、ブラインド若しくはシェードが垂れ下がるレー ル装置に連結された螺旋棒と係合する１対の操作具を提供することにより達成さ れる。操作具の１つは、１方向に回転し、他の操作具は反対方向に回転する。操 作具の上昇若しくは下降の選択により、ブラインド若しくはシェードを操作する 。図面の簡単な説明 図１は、本発明の操作と、操作手段を有する水平方向ブラインドアセンブリの 斜視図、 図２は、図１のアセンブリの部分断面図、 図３は、図２における３−３線断面図、 図４は、図３の斜視図、 図５は、図１のアセンブリの部分断面側面図、 図６は、図５の歯車装置の詳細図、 図７は、図２の棒と操作具を備える垂直方向のブラインドアセンブリを示す図 １と似た図、 図７ａは、図７の装置の部分の断面図である。好適実施例の説明 図１について説明すると、水平ブラインド即ちシェード部材１０は上部レール １１を備え、この上部レール１１から、水平方向に延び、垂直方向に離隔し、速 結されたシェード１２若しくはスラットが吊り下げられている。本明細書におい ては、水平方向のシェード若しくはブラインドの上昇、下降、傾けについても説 明してあるが、垂直方向のブラインドの開閉若しくは回転にも応用しうる。 レール１１より下向きに、螺旋棒１３が延び、この螺旋棒１３には、複数、例 えば２個の操作具１４、１５が設けられている。螺旋棒１３の下端には、終端具 １６が設けられている。 螺旋棒１３と、操作具１４、１５のうちの１つ、例えば上部操作具１４は、図 ２に詳細に示されている。各操作具１４、１５は下記に述べる以外はほぼ同一で ある。 操作具１４は、接着のような方法で、下部ハウジング１８に取り付けた、上部 ハウジング１７を備えている。各ハウジング１７、１８は貫通孔１９、２０を備 え、ここを介して螺旋棒１３が通るようになっている。各ハウジング１７、１８ は、それぞれチャンバ２１、２２を備え、これらのチャンバ２１、２２の中に、 一方向にロックするベアリング２３を保持している。ベアリング２３は、図３の ように複数のベアリング２６〜３１とともに、上部プレート２４及び下部プレー ト２５を備えている。ベアリング２６〜３１は、上部ナット３２と下部ナット３ ３の回りに回転可能に収納されている。各ナット３２、３３は、図３のように中 央孔３４を有し、その構造は図４のように螺旋棒１３の螺旋突起と螺旋溝と類似 している。即ち、ナット３２の孔３４は、螺旋棒１３の螺旋突起３７と螺旋溝３ ８にそれぞれ合致する螺旋突起３７と螺旋溝３８を備えている。 前述したように、ベアリング２３は一方向ベアリング、即ち一方向にのみ回転 するようになっている。しかし、図１のように操作具１４内のベアリングは、操 作具１５内のベアリングの方向と異なる方向に回転する。 ローラ２６〜３１は、図３のように、ナット３３の外面ナット３３の外面にき つく圧接している。ベアリング２３は、図２のようにハウジング１７、１８の内 面に圧接し、これらのハウジング１７、１８は、接着のような適当な方法で接合 部３９で接着されている。 図１のように、操作時には、操作具１４が矢印４０と反対方向の上方向に動く 場合には、各螺旋溝と螺旋突起との合致により、棒１３と常時係合しているナッ ト３２、３３は、その中のベアリングの一方向の回転により、棒１３に接して、 ベアリング２３内で自由に回転する。しかし、ブラインド１２を上げたい場合に は、操作具１４を棒１３上を矢印４０の方向に引き下ろす。 ブラインド１２を下ろしたい場合には、図１の矢印４０と反対方向に、不操作 具１５を上げる。操作具１５内のベアリングの方向と反対方向に、操作具１５内 でベアリングを回転させることにより、ブラインド１２を下げる。 ナットの内面は、棒１３の外部螺旋面と合致するように、加工したり、成形し ておく必要がある。しかし、１個のナットを使用する場合には、ナット内の溝と 突起を棒の溝と突起と完全に適合させないならば、ナットは不安定となり、早く に摩耗し、棒が動かなくなる。しかし、１個のベアリング内に２個のナットを使 用することにより、図２のように、ナット３２、３３は、ナットと棒の間の螺旋 突起と螺旋溝の間の不完全さを補うことにより、棒１３と心合わせする。１組の ナットでも作動するにもかかわらず、２個のような複数のナットを使用すると、 摩耗を最小にし、接触面積を最大にすることにより、トルクを増大させ、表面の 摩耗を少なくする。このように、各操作具１４、１５は、１対の独立ナットとと もに、１方向ベアリングを有し、ナットは螺旋棒との間の、溝のピッチと適合の 不完全さを変えて心合わせするようになっている。このような構造は耐久性があ り、操作も滑らかにる。１つのナットでなく、各操作具に１対のナットを使用す ることにより、心合わせを可能にし、極端に小さな公差を不要にする。不安定で 早くに摩耗する１個のナットの代わりに、２個のナットを使用すると、２個のナ ットが棒と合う溝を捜して位置決めを確実にする。滑らかで安定な表面接触によ り、２個のナットが１個の長いナットであるかのように作用する。 このような棒と操作具は、種々のタイプの水平及び垂直ブラインドを操作する のに使用することが出来るが、図５のように棒１３と連結したレール１１に設け てもよい。 公知の自在継手４９により、レール１１に設けた歯車箱ハウジング５０を棒１ ３に連結する。歯車箱ハウジング５０により、円板５３から延びる、離隔した１ 対の尖端５１、５２が回転する。円板５３は中央ボス５４を有し、そこから長い 杆５５が延びている。図５のように、杆５５にクリップ５５′が、ボス５４から 離隔した位置で取り付けられ、杆５５にはひも５６′の端部が取り付けられてい る。 ひも５６は杆５５の回りに巻き付き、他端は、公知のように図１の上端のブラ インド１２迄、クリップ５６を介して下がっている。 尖端５１、５２は、歯車箱ハウジング５０の端壁６０に接する円板５７迄伸び ている。図６のように、円板５７は、端壁６０の開孔６１内のより小径の円板５ ８ に連結され、この円板５８は歯車アセンブリ６２の出力軸５９に連結されている 。出力軸５９を回転させると、尖端５１、５２を有する円板５７が回転する。 本発明の更なる特徴として、図５には、棒１３がレール１１と離隔をされてい るので、備え付けた時に、棒１３に隣接する壁と接することなく、操作者の手が 操作具を容易につかむことが出来る。 歯車アセンブリ６２は図６に示されている。アセンブリ６２は、自在継手４９ をウォーム歯車６４と連結する軸６３を備えている。ウォーム歯車６４は、駆動 歯車６５とかみ合っている。歯車６５は平歯車６６とかみ合い、平歯車６６は平 歯車６７とかみ合っている。平歯車６７は平歯車６８とかみ合い、平歯車６８は 平歯車６９とかみ合っている。平歯車６９は平歯車７０とかみ合い、平歯車７０ は軸５９に連結され、歯車７０の回転が軸５９を回転させるようになっている。 重いブラインドの下向きの重力により、歯車を逆回転させないような構造となっ ている。歯車６４、６５と大きな歯車６９との間の上記のような中間歯車よりな る構造がこのような作用をなしている。 図６のように、円板５８に連結された軸５９の端部と、歯車箱ハウジング５０ の端壁７１との間の好適な距離Ｌは約1.905″である。軸５９の端部と歯車６９ 、７０との間の距離ａは約0.625インチ、歯車６９、７０の端部と歯車６８の端 部の間の距離ｂは約0.260インチ、歯車６８の端部と歯車６７の端部の間の距離 ｃは約0.460インチ、歯車６７の端部とウォーム歯車６４の中心軸の間の距離ｄ は約0.300インチ、ウォーム歯車６４の中心軸と端壁７１の間の距離ｅは0.260イ ンチであるとよい。ウォーム歯車６４を回転させる。棒１３の操作は前述した通 りである。歯車６４から７０までのかみ合いにより、軸５９を回転させ、次に円 板５７を回転させ、更に尖端５１、５２を回転させる。軸５５はボス５４の回転 のために調節され、円板５３とボス５４が、ヴェネチアブラインドやシェードで 周知のように、尖端５１、５２と接しつつ横方向に動くにつれ、巻き付けひも５ ６を回転させる。このような配置の詳細な説明は米国特許第5,228,491号明細書 の図３に示され、詳しく説明されている。図１のブラインド１２は、このように して敏速に引き上げられたり、引き下げられる。 上記は、水平方向のシェードやブラインドについて述べたが、本発明による装 置は、垂直方向のブラインドを、長いスラットを回転させることにより開閉する のにも使用されることが出来る。これは図７に示され、図１〜６と同一な部材に は同一の符号が付けられている。ブラインドアセンブリ110は、前述のように、 棒１３と操作具１４、１５により操作される垂直方向に延び、離隔したブライン ド120を備えている。この実施例において、尖端５１、５２を作動させる軸５９ の代わりに、軸５９は、図７ａの３方向に溝のある杆159に連結されるかこれを 備えている。この杆159は、米国特許第4,122,884号明細書に開示された杆１９と 同じであり、ハウジング130内を延び、杆159と係合する適当な装置を備えている 。このような装置は、米国特許第4,122,884号明細書に開示されているように、 ブラインド120を回転させるべく連結された下部クリップ161に連結されたラック 部材160を備えている。 部材160、161は一体であってもよい。上記特許は、参考迄に本明細書に示され た。図７に示すように、棒１３と同様な第２の棒１３′と、ストッパ１６と同様 なストッパ１６′が、棒１３と離隔されて設けられている。棒１３′は、操作具 １４、１５と同様な操作具１４′、１５′を備えている。棒１３′は、図７ａの 支持体500を横切って使用される。支持体500は、ハウジング130の車輪501、502 とトラック503、504を介して滑べる。 杆159は支持体500内を延びている。支持体500は、螺旋溝を有する杆162を有す るナット503′を備えている。図７のように、棒１３′により、支持体500は、ハ ウジング130に設けたトラック503、504に沿って前後に動く。棒１３は、杆159と 同様な方法若しくは垂直方向のブラインドに公知の技術により、杆162に連結さ れている。杆159を回転させるべく歯車６２と同一の、追加の歯車を設けるとよ い。 本発明は、危険性のあるコードを不要とし、安全で使いやすい装置を提供する ものである。もつれるようなコードを不要とし、所望の正確な高さにブラインド を引き上げたり、引き下げたり、位置決めしたりする装置を提供する。 シェード及びブラインドを、一様に開閉し、高さを一定にする。コードなしに 重いブラインドを引き上げ、操作者の解除により正確な高さに停止させる。ブラ インドを隣接するブラインドと同一の高さにする。 垂直方向のブラインド又はシェードにおいては、コードがどのように作動する か考える必要がない。 各棒と、操作具の機能は容易に推定しうる。例えば、ひもと操作者は、どんな 材料で作られようとも、プラスチック製の１本の棒とスチールや他の好適な材料 製の他の棒とに印を付けることにより、確認を容易にして、違いを見分けること が出来る。対照的な色を使用してもよい。１個の操作具を使用して、棒によりル ーバーを回転させたり、２個の操作具を有するスチールのブラインドを開閉して もよい。 上記は本発明の実施例であり、添付の請求の範囲を逸脱しない限り、幾多の変 更、修正は可能である。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ， ＤＫ，ＥＳ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，ＬＵ，Ｍ Ｃ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ，ＣＦ，ＣＧ ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ，ＳＮ， ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＫＥ，ＬＳ，ＭＷ，ＳＤ，ＳＺ，Ｕ Ｇ)，ＡＬ，ＡＭ，ＡＴ，ＡＵ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，Ｂ Ｙ，ＣＡ，ＣＨ，ＣＮ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＥ，ＥＳ ，ＦＩ，ＧＢ，ＧＥ，ＨＵ，ＩＳ，ＪＰ，ＫＥ，ＫＧ， ＫＰ，ＫＲ，ＫＺ，ＬＫ，ＬＲ，ＬＳ，ＬＴ，ＬＵ，Ｌ Ｖ，ＭＤ，ＭＧ，ＭＫ，ＭＮ，ＭＷ，ＭＸ，ＮＯ，ＮＺ ，ＰＬ，ＰＴ，ＲＯ，ＲＵ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＧ，ＳＩ， ＳＫ，ＴＪ，ＴＭ，ＴＲ，ＴＴ，ＵＡ，ＵＧ，ＵＺ，Ｖ Ｎ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．水平方向のブラインド若しくはシェード及び垂直方向のブラインドを操作す る装置であって、 前記ブラインド若しくはシェードに連結され、これを選択的に動かす操作手 段と、 前記操作手段に連結され、螺旋係合する複数の操作具を有する、細長い螺旋 棒とを備え、前記操作具の１つが、他の操作具の上に設けられ、各操作具は、そ の中に取り付けた１方向ベアリングアセンブリを有し、１つの操作具内のベアリ ングアセンブリが他の操作具内のベアリングアセンブリの方向と反対方向に回転 し、前記ベアリングアセンブリの各々が前記棒を囲む少くとも１つの駆動ナット と駆動的にかつ螺旋溝により係合し、それにより、前記棒に沿う１つの操作具と 前記棒を１つの方向に回転させ、前記棒に沿う他の操作具の動きが、前記１つの 操作具の方向と反対方向に回転させる装置。 ２．１対の駆動ナットが、各操作具内で、棒と駆動すべく係合する請求項１の装 置。 ３．少くとも１つの駆動ナットが、ベアリングアセンブリと係合する時に、その 外側で回っている請求項１の装置。 ４．少くとも１つの駆動ナットが、棒の螺旋突起と螺旋溝と合致する貫通孔を有 する請求項１の装置。 ５．操作手段が歯車アセンブリを含み、この歯車アセンブリが、ウォーム歯車と 駆動係合するべく棒に連結されたウォームを有し、前記ウォーム歯車が第１の直 径の第１平歯車と駆動係合し、前記第１平歯車が、第２の直径の第２平歯車と駆 動係合し、前記第２平歯車が第３平歯車と駆動係合し、前記第３平歯車が第４平 歯車と駆動係合し、前記第４平歯車が第５平歯車と駆動係合し、前記第５平歯車 が、中心から外側に延びる出力軸を有し、前記出力軸が、ブラインド若しくはシ ェードと連結された請求項１の装置。 ６．棒をウォームに連結する自在継手を備える請求項５の装置。 ７．第２の直径が、第１の直径よりも大きい請求項５の装置。 ８．出力軸が、これを回転させる、離隔した１対の尖端に連結され、この尖端が 、ともに回転するべく固定された、細長い杆を有する円板を介して延び、かつ操 作手段を含むヘッドレールに沿って延び、前記円板が回転する時、細長いコード が、前記杆に巻かれたブラインドに連結されている請求項７の装置。 ９．操作手段がヘッドレールに取り付けられ、棒が一端から内方に離隔されてい る請求項１の装置。 １０．操作手段がヘッドレールに取り付けられ、また出力軸が、ヘッドレールに 沿い離隔した位置で下向きに延びる各ブラインドに連結され、かつ軸の回転をブ ラインドの回転に伝えるべく、離隔した位置に、ブラインド回転手段を備える請 求項５の装置。 １１．操作手段が、螺旋係合する複数の操作具を備える第２の棒を備え、これら の操作具のそれぞれが１方向のベアリングアセンブリを有し、このアセンブリの １つが１方向に回転し、このアセンブリの１つが、反対方向に回転し、それによ り第２の棒が、複数の支持体の駆動ナットを介して延びる螺旋溝付杆に速結され 、これらの支持体が、離隔したブラインドに連結され前記第２の棒の回転がブラ インドを横切る請求項１０の装置。 １２．水平方向のブラインド若しくはシェード及び垂直方向のブラインドを操作 する装置であって、 前記ブラインド若しくはシェードに連結され、これを選択的に動かす操作手 段と、螺旋係合する少くとも１つの操作具を有する操作手段に連結された細長い 螺旋棒とを備え、前記少くとも１つの操作具が、その中に取り付けた１方向ベア リングアセンブリを有し、この少くとも１つの操作具の中のベアリングアセンブ リが１方向に回転し、前記ベアリングアセンブリは、前記棒を囲む、少くとも１ つの駆動ナットと駆動的にかつ螺旋状態で係合し、それにより、前記少くとも１ つの操作具の動きが１方向に前記棒を回転させる装置。 １３．１対の駆動ナットが、少くとも１つの操作具の中で、棒と駆動係合してい る請求項１２の装置。