JPH1150891A - 筒内噴射式インジェクタの制御装置 - Google Patents

筒内噴射式インジェクタの制御装置

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JPH1150891A
JPH1150891A JP20939697A JP20939697A JPH1150891A JP H1150891 A JPH1150891 A JP H1150891A JP 20939697 A JP20939697 A JP 20939697A JP 20939697 A JP20939697 A JP 20939697A JP H1150891 A JPH1150891 A JP H1150891A
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  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
  • Magnetically Actuated Valves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】インジェクタコイルに流れる過電流によるイン
ジェクタやその駆動回路の破損等を防止する。 【解決手段】各種センサ1-1〜1-mからの内燃機関の運
転情報に基づき、制御パラメータ演算手段2は内燃機関
の各気筒の燃料の噴射量及び噴射時期を演算し、各気筒
のインジェクタを開放駆動するための制御信号C1〜C
nを出力する。駆動回路7-1〜7-nは制御信号C1〜C
nに基づいて、高電圧発生手段4及び低電圧発生手段5
よりインジェクタコイル6-1〜6-nに電流を供給させ
る。コイル6-1〜6-nに流れる電流J1〜Jnが過電流
となることを、夫々過電流検出手段18-1〜18-nで検
出し、運転継続期間中、第2のスイッチング手段15-1
〜15-nをオフ状態として過電流を遮断する。過電流故
障が発生した気筒に係るインジェクタコイルに対する通
電のみを停止し、特定の気筒が故障した場合でも最低限
のエンジンの運転を継続可能とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えばガソリン
筒内噴射エンジンの燃料噴射装置またはディーゼル用燃
料噴射装置等の筒内噴射式インジェクタの制御装置に関
し、特にインジェクタを構成するインジェクタコイルに
過大な電流が流れるとき、その電流を遮断してインジェ
クタやその駆動回路の破損等を防止するようにした筒内
噴射式インジェクタの制御装置に係るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、高電圧発生手段および低電圧発生
手段を必要とする、高燃料圧力で燃料噴射制御するガソ
リン筒内噴射式の燃料噴射装置またはディーゼル用燃料
噴射装置のインジェクタの制御装置は、例えば特公平7
−2601号公報に示されている。このインジェクタの
制御装置では、負荷であるインジェクタコイルの電流を
検出する機能はあるが、インジェクタコイルに流れる電
流が過大となった場合に、インジェクタやその駆動回路
を保護する機能は付加されていない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のインジェクタの
制御装置は、以上のように構成されているので、制御装
置の出力回路のショート故障や外部配線のバッテリーへ
のショート故障が発生した場合、インジェクタコイルに
過大な電流が流れ続けることとなる。その場合、インジ
ェクタコイルの自己発熱によってコイルの温度が上昇し
てインジェクタ本体が熱変形し、高圧燃料のシール構造
部でシール性能が破壊され、燃料が漏れる問題が発生す
る可能性がある。この発明は、上記のような問題点を解
決するためになされたもので、インジェクタを構成する
インジェクタコイルに過大な電流が流れるとき、その電
流を遮断してインジェクタやその駆動回路の破損等を防
止することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る筒
内噴射式インジェクタの制御装置は、内燃機関の運転状
態を検出する各種センサと、この各種センサの検出結果
に基づき、内燃機関の気筒に対する燃料噴射量および燃
料噴射時期等の制御パラメータを演算する制御パラメー
タ演算手段と、この制御パラメータ演算手段の演算結果
に基づき、高電圧発生手段および低電圧発生手段より、
気筒に燃料を噴射するためのインジェクタを構成するイ
ンジェクタコイルに電流を供給するインジェクタ駆動手
段とを有する筒内噴射式インジェクタの制御装置におい
て、インジェクタコイルに流れる電流を検出する電流検
出手段と、インジェクタコイルに流れる電流を遮断する
スイッチング手段と、電流検出手段で検出されるインジ
ェクタコイルを流れる電流が過大となるとき、スイッチ
ング手段によってインジェクタコイルに流れる電流を遮
断する過電流制御手段とを備えるものである。
【0005】請求項2の発明に係る筒内噴射式インジェ
クタの制御装置は、請求項1の発明において、内燃機関
は複数の気筒を有し、インジェクタ駆動手段は制御パラ
メータ演算手段の演算結果に基づき、高電圧発生手段お
よび低電圧発生手段より、複数の気筒にそれぞれ燃料を
噴射するための複数のインジェクタを構成するインジェ
クタコイルに電流を供給するものであって、電流検出手
段は複数のインジェクタを構成するインジェクタコイル
に流れる電流をそれぞれ検出する複数の電流検出部から
なり、スイッチング手段は複数のインジェクタを構成す
るインジェクタコイルに流れる電流をそれぞれ遮断する
複数のスイッチング部からなり、過電流制御手段は、複
数の電流検出部のいずれかによって検出される電流が過
大となるとき、その過大となる電流が流れるインジェク
タコイルに対応するスイッチング部によってその電流の
みを遮断するものである。
【0006】請求項3の発明に係る筒内噴射式インジェ
クタの制御装置は、請求項1または2の発明において、
過電流制御手段は、高電圧発生手段よりインジェクタコ
イルに大きな電流が供給される初期励磁の過励磁期間中
には、インジェクタコイルに流れる電流が過大となるこ
との検出を行わないものである。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
説明する。 実施の形態1.図1は、この発明の実施の形態1として
のガソリン筒内噴射エンジンの燃料噴射装置またはディ
ーゼル用燃料噴射装置等の筒内噴射式インジェクタの制
御装置を示すブロック図である。
【0008】図において、1-1〜1-mは内燃機関の運転
情報を検出する周知の各種センサである。運転情報とし
ては、例えばアクセル開度、スロットル開度、エンジン
冷却水温度、吸入空気量等が含まれる。2は、マイクロ
コンピュータからなる制御パラメータ演算手段である。
各種センサ1-1〜1-mからの運転情報に基づいて、内燃
機関に対する各種の制御パラメータ、例えば内燃機関の
各気筒の燃料噴射量および燃料噴射時期を演算し、イン
ジェクタ(燃料噴射弁)を開放駆動するための制御信号
C1〜Cnを出力する。
【0009】3は、車両電源となるバッテリーであり、
バッテリー電圧VBを供給するものである。4は、バッ
テリー電圧VBに基づいて、高電圧VHを生成する高電圧
発生手段である。この高電圧VHは、バッテリー電圧VB
を昇圧することによって生成される。5は、バッテリー
電圧VBに基づいて、一定の低電圧VLを生成する低電圧
発生手段である。この低電圧VLは、バッテリー電圧VB
を降圧することによって生成される。
【0010】6-1〜6-nは、内燃機関のn個の気筒内に
それぞれ直接燃料を噴射する第1〜第nの筒内噴射式の
インジェクタを構成するインジェクタコイルである。例
えば、4気筒エンジンの場合はn=4であり、6気筒エ
ンジンの場合はn=6である。これらインジェクタコイ
ル6-1〜6-nには、それぞれ駆動回路7-1〜7-nによっ
て、高電圧発生手段4および低電圧発生手段5より燃料
噴射信号としての電流J1〜Jnが供給される。これら
電流J1〜Jnは、各気筒の燃料噴射量および燃料噴射
時期に応じて制御パラメータ演算手段2より出力される
上述した制御信号C1〜Cnにそれぞれ対応している。
【0011】駆動回路7-1〜7-nの構成を説明する。1
-1〜11-nは、制御パラメータ演算手段2より出力さ
れる制御信号C1〜Cnに基づいて、高電圧発生手段4
よりインジェクタコイル6-1〜6-nに大電流を供給する
ため、インジェクタの初期励磁の過励磁期間はハイレベ
ル「H」となる過励磁信号E1〜Enを発生する過励磁
信号発生手段である。12-1〜12-nは、過励磁信号発
生手段11-1〜11-nより出力される過励磁信号E1〜
Enがハイレベル「H」となる過励磁期間にオン状態と
なって、高電圧発生手段4よりインジェクタコイル6-1
〜6-nに電流を供給するための第1のスイッチング手段
である。
【0012】13-1〜13-nは、制御パラメータ演算手
段2より出力される制御信号C1〜Cnのオン期間(過
励磁期間の経過後)の間、低電圧発生手段5よりインジ
ェクタコイル6-1〜6-nに、インジェクタの開弁を保持
するための一定電流を供給するための保持電流発生手段
である。D1〜Dnは、保持電流発生手段13-1〜13
-nとインジェクタコイル6-1〜6-nとの間に挿入された
ダイオードであり、第1のスイッチング手段12-1〜1
-nを介して高電圧発生手段4からの電流が保持電流発
生手段13-1〜13-nに流れ込むことを防止するための
保護ダイオードである。
【0013】14-1〜14-nは、インジェクタコイル6
-1〜6-nの両端間に並列に接続された電流高速オフ手段
であり、インジェクタコイル6-1〜6-nに流れる電流J
1〜Jnを高速にオフさせるためのものである。15-1
〜15-nは、インジェクタコイル6-1〜6-nに流れる電
流J1〜Jnが過大となって故障と判定された際に、そ
の電流J1〜Jnを遮断するための第2のスイッチング
手段であり、インジェクタコイル6-1〜6-nに直列に接
続されている。この第2のスイッチング手段15-1〜1
-nは、通常時はオン状態とされており、故障と判定さ
れるとオフ状態となるように制御される。
【0014】16-1〜16-nは、インジェクタコイル6
-1〜6-nに流れる電流J1〜Jnを検出するためのシャ
ント抵抗であり、インジェクタコイル6-1〜6-nに直列
に接続されている。そして、17-1〜17-nは、シャン
ト抵抗16-1〜16-nに流れる電流を電圧として検出す
るための電流電圧検出手段であり、例えばシャント抵抗
16-1〜16-nの両端間に接続された増幅器等で構成さ
れている。18-1〜18-nは、電流電圧検出手段17-1
〜17-nで検出される電圧に基づいて、インジェクタコ
イル6-1〜6-nに流れる電流J1〜Jnが過大であるこ
と、すなわちその値が正常時の値より大きくなっている
ことを検出する過電流検出手段である。なお、この過電
流検出手段18-1〜18-nは、それぞれ過励磁信号発生
手段11-1〜11-nより出力される過励磁信号E1〜E
nがハイレベル「H」となっているインジェクタの初期
過励磁の期間は、過電流の検出を中止し、その他の期間
のみ過電流の検出を行う。
【0015】19-1〜19-nは、過電流検出手段18-1
〜18-nでインジェクタコイル6-1〜6-nに流れる電流
J1〜Jnが過大であることが検出された場合、故障で
あると判定し、第2のスイッチング手段15-1〜15-n
をオン状態からオフ状態とし、そのオフ状態を運転継続
期間中保持させるための故障判定保持手段である。この
場合、故障判定保持手段19-1〜19-nより第2のスイ
ッチング手段15-1〜15-nに供給される制御信号F1
〜Fnは、通常時にあってはハイレベル「H」にある
が、故障判定後にハイレベル「H」からローレベル
「L」に変化する。
【0016】次に、図1に示す筒内噴射式インジェクタ
の制御装置の動作を、図2〜図4のタイミングチャート
を参照して説明する。図2は、第1気筒にて制御信号C
1のオフ期間中に過電流故障が発生した場合の各部の状
態を示している。図3は、第1気筒にて保持電流通電期
間中に過電流故障が発生した場合の各部の状態を示して
いる。さらに、図4は、第1気筒にて、過励磁期間中に
過電流故障が発生した場合の各部の状態を示している。
バッテリー3より高電圧発生手段4にバッテリー電圧V
Bが供給され、このバッテリー電圧VBよりも高い高電圧
Hが生成される。また、バッテリー3より低電圧発生
手段5にバッテリー電圧VBが供給され、このバッテリ
ー電圧VBよりも低い一定の低電圧VLが生成される。
【0017】また、各種センサ1-1〜1-mで検出された
内燃機関の運転情報に基づいて、制御パラメータ演算手
段2では内燃機関に対する各種の制御パラメータ、例え
ば内燃機関の各気筒の燃料噴射量および燃料噴射時期が
演算される。そして、この制御パラメータ演算手段2よ
り、各気筒に対応して設けられたインジェクタを開放駆
動するための制御信号C1〜Cn(図2A〜図4A参
照)が出力されて駆動回路7-1〜7-nに供給される。
【0018】駆動回路7-1〜7-nの過励磁信号発生手段
11-1〜11-nより出力される過励磁信号E1〜En
は、制御信号C1〜Cnのオン期間の初期に応答してハ
イレベル「H」となる(図2B〜図4B参照)。そし
て、この過励磁信号E1〜Enによって第1のスイッチ
ング手段12-1〜12-nがオンとされ、高電圧発生手段
4より第1のスイッチング手段12-1〜12-nを介して
インジェクタコイル6-1〜6-nに大きな過励磁電流が供
給され(図2C〜図4C参照)、インジェクタの初期開
弁が行われる。
【0019】過励磁信号E1〜Enのハイレベル「H」
の期間が終了すると第1のスイッチング手段12-1〜1
-nはオフとされるが、制御信号C1〜Cnの残りのオ
ン期間の間は、保持電流発生手段13-1〜13-nによっ
て、低電圧発生手段5より保護ダイオードD1〜Dnを
介してインジェクタコイル6-1〜6-nに一定電流が供給
され(図2C〜図4C参照)、インジェクタの開弁が保
持される。この場合、上述せずも、電流電圧検出手段1
-1〜17-nで検出される電圧が保持電流発生手段13
-1〜13-nに供給され、インジェクタコイル6-1〜6-n
に流れる電流J1〜Jnが一定となるようにフィードバ
ック制御される。
【0020】そして、制御信号C1〜Cnのオン期間が
終了してオフ期間となると、低電圧発生手段5からのイ
ンジェクタコイル6-1〜6-nへの電流の供給も停止さ
れ、電流高速オフ手段14-1〜14-nによってインジェ
クタコイル6-1〜6-nに流れる電流J1〜Jnは高速に
遮断される(図2C〜図4C参照)。
【0021】また、インジェクタコイル6-1〜6-nと直
列に接続されているシャント抵抗16-1〜16-nによっ
て、インジェクタコイル6-1〜6-nに流れる電流が検出
され、電流検出手段17-1〜17-nよりその電流が電圧
として検出される。そして、過電流検出手段18-1〜1
-nで、電流電圧検出手段17-1〜17-nで検出される
電圧に基づいて、インジェクタコイル6-1〜6-nに流れ
る電流J1〜Jnが過大であることが検出されると、故
障判定保持手段19-1〜19-nより出力される制御信号
F1〜Fnがローレベル「L」となって第2のスイッチ
手段15-1〜15-nはオフ状態となる。これにより、過
大な電流が流れているインジェクタコイルに流れる電流
が遮断される。
【0022】例えば、図2Cに示すように、第1気筒に
て制御信号C1のオフ期間の時点t1で過電流故障が発
生した場合、図2Dに示すように、制御信号F1が時点
t1でハイレベル「H」からローレベル「L」に変化す
る。そのため、図2Eに示すように、第2のスイッチン
グ手段15-1は時点t1の直後の時点t2でオン状態か
らオフ状態に変化する。これにより、第1気筒に係るイ
ンジェクタコイル6-1に流れる電流J1のみが遮断され
る。
【0023】また例えば、図3Cに示すように、第1気
筒にて保持電流通電期間中の時点t3で過電流故障が発
生した場合、図3Dに示すように制御信号F1が時点t
3でハイレベル「H」からローレベル「L」に変化す
る。そして、図3Eに示すように、第2のスイッチング
手段15-1は時点t3の直後の時点t4でオン状態から
オフ状態に変化し、第1気筒に係るインジェクタコイル
-1に流れる電流J1のみが遮断される。
【0024】なお、各インジェクタの初期励磁の期間は
インジェクタコイル6-1〜6-nに大電流が流れるため、
これを故障による過電流として検出されることを防止す
るため、上述したように過電流検出手段18-1〜18-n
はそれぞれ過励磁信号発生手段11-1〜11-nより出力
される過励磁信号E1〜Enがハイレベル「H」となっ
ているインジェクタの初期過励磁の期間は過電流の検出
を中止するようになっている。
【0025】そのため、図4Cに示すように、第1気筒
にて初期過励磁の期間中の時点t5で過電流故障が発生
した場合、この過電流は過電流検出手段18-1で検出さ
れず、図4Dに示すように制御信号F1はハイレベル
「H」のままとなる。したがって、図4Eに示すよう
に、第2のスイッチング手段15-1はオン状態のままと
なり、第1気筒に係るインジェクタコイル6-1に流れる
電流J1は遮断されない。
【0026】このように図1に示す筒内噴射式インジェ
クタの制御装置では、各インジェクタを構成するインジ
ェクタコイル6-1〜6-nに過大な電流が流れるときは、
それぞれ第2のスイッチング手段15-1〜15-nがオフ
状態とされてその電流が遮断される。これにより、イン
ジェクタコイルの焼損によるインジェクタの燃料シール
構造破壊を防止でき、インジェクタからの燃料漏れを防
止できる。また、特定気筒のインジェクタコイルに過電
流が流れるときは、そのインジェクタコイルに流れる電
流のみが遮断される。そのため、他の気筒のインジェク
タに関しては正常に運転を継続させることができ、特定
気筒のインジェクタが過電流故障した場合でもエンジン
の運転を継続させることができる。
【0027】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、インジェクタ
を構成するインジェクタコイルに過大な電流が流れると
きは、スイッチング手段によってその電流を遮断するも
のである。そのため、インジェクタコイルの焼損による
インジェクタの燃料シール構造破壊を防止でき、インジ
ェクタからの燃料漏れを防止できるという効果がある。
【0028】請求項2の発明によれば、請求項1の発明
において、特定気筒のインジェクタコイルに過電流が流
れるときは、そのインジェクタコイルに流れる電流のみ
を遮断するものであり、他の気筒のインジェクタに関し
ては正常に運転を継続させることができ、特定気筒のイ
ンジェクタが過電流故障した場合でもエンジンの運転を
継続させることができるという効果がある。
【0029】請求項3の発明によれば、請求項1または
2の発明において、高電圧発生手段よりインジェクタコ
イルに大きな電流が供給される初期励磁の過励磁期間中
にはインジェクタコイルに流れる電流が過大となること
の検出を行わないものであり、その過励磁期間中の大き
な電流を故障による過電流として誤って検出することを
防止できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1としての筒内噴射式
インジェクタの制御装置の構成を示すブロック図であ
る。
【図2】 第1気筒にて制御信号C1のオフ期間中に過
電流故障が発生した場合の各部の状態を示すタイミング
チャートである。
【図3】 第1気筒にて保持電流通電期間中に過電流故
障が発生した場合の各部の状態を示すタイミングチャー
トである。
【図4】 第1気筒にて、過励磁期間中に過電流故障が
発生した場合の各部の状態を示すタイミングチャートで
ある。
【符号の説明】
-1〜1-m 各種センサ、2 制御パラメータ演算手
段、3 バッテリー、4高電圧発生手段、5 低電圧発
生手段、6-1〜6-n インジェクタコイル、7-1〜7-n
駆動回路、11-1〜11-n 過励磁信号発生手段、1
-1〜12-n第1のスイッチング手段、13-1〜13-n
保持電流発生手段、14-1〜14-n電流高速オフ手
段、15-1〜15-n 第2のスイッチング手段、16-1
〜16-n シャント抵抗、17-1〜17-n 電流電圧検
出手段、18-1〜18-n 過電流検出手段、19-1〜1
-n 故障判定保持手段。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関の運転情報を検出する各種セン
    サと、 上記各種センサの検出結果に基づき、上記内燃機関の気
    筒に対する燃料噴射量および燃料噴射時期等の制御パラ
    メータを演算する制御パラメータ演算手段と、 上記制御パラメータ演算手段の演算結果に基づき、高電
    圧発生手段および低電圧発生手段より、上記気筒に燃料
    を噴射するためのインジェクタを構成するインジェクタ
    コイルに電流を供給するインジェクタ駆動手段とを有す
    る筒内噴射式インジェクタの制御装置において、 上記インジェクタコイルに流れる電流を検出する電流検
    出手段と、 上記インジェクタコイルに流れる電流を遮断するスイッ
    チング手段と、 上記電流検出手段で検出される上記インジェクタコイル
    を流れる電流が過大となるとき、上記スイッチング手段
    によって上記インジェクタコイルに流れる電流を遮断す
    る過電流制御手段とを備えることを特徴とする筒内噴射
    式インジェクタの制御装置。
  2. 【請求項2】 上記内燃機関は複数の気筒を有し、上記
    インジェクタ駆動手段は上記制御パラメータ演算手段の
    演算結果に基づき、高電圧発生手段および低電圧発生手
    段より、上記複数の気筒にそれぞれ燃料を噴射するため
    の複数のインジェクタを構成するインジェクタコイルに
    電流を供給するものであって、 上記電流検出手段は、上記複数のインジェクタを構成す
    るインジェクタコイルに流れる電流をそれぞれ検出する
    複数の電流検出部からなり、 上記スイッチング手段は、上記複数のインジェクタを構
    成するインジェクタコイルに流れる電流をそれぞれ遮断
    する複数のスイッチング部からなり、 上記過電流制御手段は、上記複数の電流検出部のいずれ
    かによって検出される電流が過大となるとき、その過大
    となる電流が流れるインジェクタコイルに対応するスイ
    ッチング部によってその電流のみを遮断することを特徴
    とする請求項1に記載の筒内噴射式インジェクタの制御
    装置。
  3. 【請求項3】 上記過電流制御手段は、上記高電圧発生
    手段より上記インジェクタコイルに大きな電流が供給さ
    れる初期励磁の過励磁期間中には、上記インジェクタコ
    イルに流れる電流が過大となることの検出を行わないこ
    とを特徴とする請求項1または2に記載の筒内噴射式イ
    ンジェクタの制御装置。
JP20939697A 1997-08-04 1997-08-04 筒内噴射式インジェクタの制御装置 Expired - Fee Related JP3512987B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6173700B1 (en) 1999-05-13 2001-01-16 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Controller for cylinder injection type injectors
JP2005155799A (ja) * 2003-11-26 2005-06-16 Keihin Corp 電磁弁駆動装置
JP2005158870A (ja) * 2003-11-21 2005-06-16 Fujitsu Ten Ltd 負荷制御装置

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