JPH1150877A - 内燃機関の吸入空気量制御装置 - Google Patents

内燃機関の吸入空気量制御装置

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JPH1150877A
JPH1150877A JP9211846A JP21184697A JPH1150877A JP H1150877 A JPH1150877 A JP H1150877A JP 9211846 A JP9211846 A JP 9211846A JP 21184697 A JP21184697 A JP 21184697A JP H1150877 A JPH1150877 A JP H1150877A
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intake air
ecu
internal combustion
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清隆 松野
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  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 点火時期の遅角制御に伴う排気系の過熱を確
実に抑制する。 【解決手段】 電子制御装置(ECU)24はスロット
ルモータ31を制御することにより吸気通路12に設け
られたスロットルバルブ18の開度を調節する。ECU
24はノックセンサ65の検出信号に基づいてエンジン
11に発生するノッキングを検出する。ECU24はノ
ッキングが検出されるとイグナイタ25を制御すること
により点火プラグ22の点火時期を遅角制御する。EC
U24は点火時期の遅角補正量に基づいてスロットルバ
ルブ18の最大開度を設定する。ECU24はスロット
ルバルブ18の開度が設定された最大開度よりも大きく
ならないようにスロットルモータ31を制御することに
より、エンジン11に取り込まれる吸入空気の量を制限
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、運転状態に応じ
て点火時期の遅角制御を実行する内燃機関に適用される
吸入空気量制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】内燃機関において、混合気の燃焼後に燃
焼室から排出される排気の温度は、一回の燃焼行程にお
いて燃焼される混合気の量、換言すれば、機関負荷に応
じて変化する。従って、スロットル弁の開度が相対的に
大きくなり吸入空気量が増大する高負荷運転にあって
は、排気温度が上昇して排気通路や触媒コンバータ等
(以下、「排気系」という)が高温の状態に晒されるよ
うになる。
【0003】また、排気温度は混合気の空燃比にも依存
するものであり、空燃比が過濃になるほど排気温度は低
下する傾向がある。このため、従来では、上記のように
排気温度が高くなる高負荷運転時には燃料噴射量を一時
的に増量して空燃比を過濃にすることにより、排気系の
過熱を防止するようにしている。
【0004】また、排気温度は機関負荷や空燃比以外に
点火時期にも依存するものであり、点火時期が遅くなる
ほど高くなる傾向がある。従って、例えば、特開平4−
350346号公報(「内燃機関の燃料噴射量制御装
置」)に記載されるように、ノッキングの発生を抑制す
るため点火時期の遅角制御を行うようにした内燃機関に
おいては、その遅角補正量に応じて燃料噴射量を更に増
量することにより排気系の過熱を防止するようにしてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、例えば過給
機を備えた内燃機関においては、高負荷運転時に燃料噴
射量を正常な燃焼状態が維持できる限界値近くまで増量
することがある。過給機付きの内燃機関では、高負荷運
転時において吸入空気量が極めて多くなるため、燃料噴
射量をより大きく増量することにより排気温度を確実に
低下させる必要があるからである。
【0006】しかしながら、上記のように燃料噴射量が
限界値近くまで増量補正されていると、ノッキングの発
生等により点火時期が遅角補正された場合には、もはや
遅角補正量に適合するように燃料噴射量を増量補正する
ことができないことになる。過度な燃料噴射量の増量補
正が行われると正常な燃焼状態を維持できなくなるから
である。その結果、従来においては、高負荷運転時にお
いて排気系の温度を十分に低下させることができなくな
るおそれがあった。また、このような点火時期の遅角制
御に起因した排気系の過熱現象は、例えば全負荷運転時
等の限られた運転状態にしか発生しないものの、過給機
を備えていない内燃機関においても共通した問題であ
る。
【0007】この発明は上記実情に鑑みてなされたもの
であり、その目的は点火時期の遅角制御に伴う排気系の
過熱を確実に抑制することにある。
【0008】
【発明を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載した発明では、機関運転状態を検出
する運転状態検出手段と、同運転状態検出手段により検
出される機関運転状態に応じて点火時期を遅角補正する
点火時期補正手段とを備えた内燃機関に適用される吸入
空気量制御装置において、内燃機関の吸気通路に設けら
れて内燃機関の燃焼室に導入される吸入空気の量を調節
するスロットル弁と、点火時期補正手段による点火時期
の遅角補正量に基づいてスロットル弁の最大開度を設定
する設定手段と、同設定手段により設定される最大開度
を越えないようにスロットル弁の開度を制御する制御手
段とを備えたことをその要旨としている。
【0009】上記構成によれば、遅角補正量に基づいて
設定された最大開度を越えないようにスロットル弁の開
度が制御される。従って、高負荷運転時において点火時
期の遅角補正が行われる場合には、内燃機関に供給され
る吸入空気量が制限されて排気温度の上昇が抑えられる
ようになる。
【0010】上記目的を達成するために、請求項2に記
載した発明では、請求項1に記載した内燃機関の吸入空
気量制御装置において、運転状態検出手段は内燃機関に
発生するノッキングを検出する検出手段を含み、点火時
期補正手段はノッキングが検出されるときに点火時期を
遅角補正することをその要旨としている。
【0011】上記構成によれば、請求項1に記載した発
明と同様、高負荷運転時において点火時期の遅角補正が
行われる場合には、内燃機関に供給される吸入空気量が
制限されて排気温度の上昇が抑えられる。従って、排気
温度の上昇を抑えるために遅角補正量を小さく設定する
必要がなく、内燃機関のノッキングを抑制するのに十分
な遅角補正量を確保することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、この発明に係る吸入空気量
制御装置を車輌用ガソリンエンジンに適用した実施形態
について図1〜6を参照して説明する。
【0013】エンジン11のシリンダブロック11aに
は燃焼室を含む第1〜4気筒#1〜4が形成されてい
る。各気筒#1〜4にはインテークマニホルド14、サ
ージタンク16を介して吸気通路12が接続されてい
る。この吸気通路12の上流側にはエアクリーナ15が
設けられており、同クリーナ15を介して吸気通路12
内に外気が導入される。
【0014】インテークマニホルド14には、各気筒#
1〜4に対応してインジェクタ17がそれぞれ設けられ
ている。このインジェクタ17は通電制御により開閉駆
動されて燃料を噴射する電磁弁であって、燃料タンク
(図示略)内の燃料が燃料ポンプ(図示略)から圧送さ
れるようになっている。インジェクタ17から噴射され
た燃料はインテークマニホルド14内の吸入空気と混合
されて混合気となり、各気筒#1〜4毎に設けられた吸
気バルブ(図示略)によって吸気ポート(図示略)が開
かれることにより各燃焼室に導入される。
【0015】吸気通路12には同通路12内を流れる吸
入空気の量を調節するスロットルバルブ18がサージタ
ンク16の上流側に位置して設けられている。このスロ
ットルバルブ18は、吸気通路12に設けられたスロッ
トルモータ31により開閉駆動されることにより、その
開度、即ちスロットル開度TAが調節される。スロット
ルバルブ18の近傍にはスロットルセンサ60が設けら
れている。このスロットルセンサ60はスロットル開度
TAを検出し、そのスロットル開度TAに応じた信号を
出力する。
【0016】また、車輌の運転室(いずれも図示略)内
にはアクセルペダル30が設けられており、同アクセル
ペダル30の踏込量、即ちアクセル開度ACCPがアク
セルセンサ61によって検出される。後述する電子制御
装置(以下、「ECU」と略記する)24はこのアクセ
ル開度ACCP等に基づいてスロットルモータ31を制
御することによりスロットル開度TAを運転状態に応じ
た開度に調節する。このように本実施形態におけるエン
ジン11では、スロットル開度TAをスロットルモータ
31によって調節するようにした電子スロットル制御シ
ステムが採用されている。
【0017】また、各気筒#1〜4にはエグゾーストマ
ニホルド28を介して排気通路13が接続されている。
この排気通路13と吸気通路12との間にはターボチャ
ージャ33が設けられており、各気筒#1〜4の燃焼室
内にはこのターボチャージャ33によって圧縮された吸
入空気が吸気通路12を通じて導入される。このターボ
チャージャ33はコンプレッサ34及びタービン35
と、それら両者34,35を連結するシャフト36とを
備えている。
【0018】排気通路13には前記タービン35を迂回
する圧力調整通路37が設けられている。圧力調整通路
37にはターボチャージャ33における過給圧を制御す
るためのウェイストゲートバルブ38が設けられてい
る。このウェイストゲートバルブ38はダイヤフラム式
のアクチュエータ39によって作動するようになってい
る。アクチュエータ39には圧力室(図示略)が設けら
れており、同圧力室は圧力通路40によって吸気通路1
2においてコンプレッサ34より下流側の部分に接続さ
れている。
【0019】圧力通路40を通じて前記圧力室に導かれ
る過給圧力が所定値を越えると、アクチュエータ39が
作動してウェイストゲートバルブ38が開弁する。その
結果、圧力調整通路37が開かれて排気の一部がタービ
ン35を迂回して圧力調整通路37を流れるようにな
る。その結果、タービン35の回転上昇が抑制され、コ
ンプレッサ34による吸入空気の過給作用が抑えられる
ようになっている。
【0020】また、排気通路13においてタービン35
よりも下流側には触媒コンバータ47及びマフラ48が
それぞれ設けられている。排気通路13を流れる排気は
これら触媒コンバータ47及びマフラ48を通過して外
部に排出される。
【0021】吸気通路12においてエアクリーナ15よ
りも下流側にはエアフローメータ62が設けられてい
る。このエアフローメータ62は各気筒#1〜4の燃焼
室に導入される吸入空気の量、即ち、吸入空気量GAを
検出し、同吸入空気量GAに応じた信号を出力する。
【0022】また、エンジン11のシリンダヘッド11
bには各気筒#1〜4に対応して点火プラグ22が設け
られている。各点火プラグ22は、エンジン11の近傍
に設けられたディストリビュータ23に接続されてい
る。ディストリビュータ23にはイグナイタ25が接続
されている。このイグナイタ25は、ECU24からの
点火信号に基づいて高電圧を出力する。イグナイタ25
から出力された高電圧は、ディストリビュータ23によ
り各点火プラグ22に分配される。点火プラグ22の点
火タイミング、即ち、点火時期はイグナイタ25におけ
る高電圧の発生タイミングによって調節されるようにな
っている。
【0023】ディストリビュータ23には、エンジンの
回転速度NEを検出する回転速度センサ63が設けられ
ている。この回転速度センサ63は所定のクランク角度
毎にパルス信号を出力する。更に、ディストリビュータ
23には気筒判別センサ64が設けられている。この気
筒判別センサ64は所定のクランク角度毎に基準信号と
なるパルス信号を出力する。ECU24はこれら回転速
度センサ63及び気筒判別センサ64からの出力信号に
基づいてクランク角度及び回転速度NEを算出する。
【0024】更に、シリンダブロック11aにはノック
センサ65が設けられている。このノックセンサ65は
エンジン11で発生するノッキングを含む振動を検出
し、その振動の大きさに応じたノック信号KCSを出力
する。
【0025】次に本実施形態における吸入空気量制御装
置の電気的構成について図2を参照して説明する。EC
U24は中央処理装置(CPU)49、読み出し専用メ
モリ(ROM)50、ランダムアクセスメモリ(RA
M)51、及びバックアップRAM52等を備え、これ
ら各部49〜52と、入力回路53及び出力回路54等
とを双方向バス55により接続してなる論理演算回路と
して構成されている。ROM50には後述する「点火時
期算出ルーチン」、「スロットル最大開度算出ルーチ
ン」等の制御プログラムや各種関数データが予め記憶さ
れている。RAM51には各種制御ルーチンにおけるC
PU49の演算結果等が一時的に記憶される。
【0026】また、入力回路53はバッファ、波形整形
回路及びA/D変換器等から構成されており、前記スロ
ットルセンサ60、アクセルセンサ61、エアフローメ
ータ62、回転速度センサ63、気筒判別センサ64、
ノックセンサ65がそれぞれ接続されている。各種セン
サ60〜65の出力信号は入力回路53及び双方向バス
55を介してCPU49に読み込まれる。
【0027】一方、出力回路54は駆動回路等を有して
おり、前記各インジェクタ17、イグナイタ25、スロ
ットルモータ31がそれぞれ接続されている。ECU2
4は各種センサ60〜65等からの出力信号に基づいて
これら各部17,25,31を制御する。例えば、EC
U24はエアフローメータ62により検出される吸入空
気量GAと回転速度センサ63により検出される回転速
度NE等に基づいて燃料噴射量(燃料噴射時間)を算出
し、その燃料噴射量に基づいてインジェクタ17を制御
する。また、ECU24は吸入空気量GA及び回転速度
NEに基づきエンジン11の負荷を算出するとともに、
その負荷の大きさに応じて燃料噴射量を増量することに
より排気温度の上昇を抑制するようにしている。
【0028】次に、本実施形態における点火時期制御及
び吸入空気量制御について説明する。本実施形態では、
後述する「点火時期算出ルーチン」及び「スロットル最
大開度算出ルーチン」において、ノック学習値AGKN
Kを算出し、そのノック学習値AGKNKに基づいてス
ロットル開度TAの最終最大開度TAMAXを算出する
ようにしている。
【0029】図3は「点火時期算出ルーチン」における
制御手順を説明するためのフローチャートである。EC
U24はこのルーチンの処理を所定のクランク角度周期
で繰り返し実行する。
【0030】ステップ100において、ECU24は回
転速度センサ63及びエアフローメータ62の出力信号
に基づいて回転速度NE及び吸入空気量GAを読み込む
とともに、エンジン11の負荷GN(=GA/NE)を
算出する。そして、この回転速度NE及び負荷GNに基
づいて基本点火時期ABSE及び最大遅角値AKMAX
を算出する。前記ROM50には回転速度NE及び吸入
空気量GAと基本点火時期ABSE及び最大遅角値AK
MAXとの関係を定義する関数データが記憶されてお
り、ECU24は基本点火時期ABSE及び最大遅角値
AKMAXを算出する際にこの関数データを参照する。
【0031】ここで、基本点火時期ABSEはノッキン
グ等による影響を考慮せずにエンジン11の出力トルク
が最大となるように設定された点火時期である。一方、
最大遅角値AKMAXは、基本点火時期ABSEを遅角
させる際の最大量であり、ノッキングの発生を確実に抑
制することができる大きさに設定されている。
【0032】ステップ101において、ECU24はノ
ックセンサ65からの出力信号に基づいてノック信号K
CSを読み込むとともに、このノック信号KCSに基づ
いてエンジン11にノッキングが発生しているか否かを
判定する。ここで肯定判定された場合、ステップ102
において、ECU24はノック制御値AKCSに「0.
4°CA」を加算し、その結果を新たなノック制御値A
KCSとして算出する。このノック制御値AKCSは現
在のエンジン11のノッキング発生状況に応じてその大
きさが変化する値である。
【0033】尚、「°CA」はクランク角度を表してお
り、このノック制御値AKCSの他、前記基本点火時期
ABSE、最大遅角値AKMAX、及び後述するノック
学習値AGKNK、ノック遅角反映値AKNKはいずれ
もこのクランク角度を単位とする量である。
【0034】一方、ステップ101において否定判定さ
れた場合、ステップ103において、ECU24はノッ
ク制御値AKCSから「0.01°CA」を減算し、そ
の結果を新たなノック制御値AKCSとして算出する。
【0035】ステップ102又はステップ103の処理
を実行した後、ECU24はステップ104において次
式(1)に従ってノック遅角反映値AKNKを算出す
る。 AKNK=AKMAX−AGKNK+AKCS ・・・(1) 次に、ステップ105において、ECU24はノック制
御値AKCSが「2.5°CA」より大きいか否かを判
定する。ここで肯定判定された場合、ECU24はステ
ップ106において、ノック学習値AGKNKから
「0.5°CA」を減算し、その結果を新たなノック学
習値AGKNKとして算出する。
【0036】一方、ステップ105において否定判定さ
れた場合、ステップ107において、ECU24はノッ
ク制御値AKCSが「0.5°CA」より小さいか否か
を判定する。ここで肯定判定された場合、ステップ10
8において、ECU24はノック学習値AGKNKに
「0.5°CA」を加算し、その結果を新たなノック学
習値AGKNKとして算出する。
【0037】このノック学習値AGKNKはノックキン
グが頻繁に発生する傾向がある場合には相対的に小さく
設定され、逆にノッキングの発生回数が少ない場合には
相対的に大きく設定される。従って、このノック学習値
AGKNKは、燃料のオクタン価の違い、エンジン特性
のバラツキやその経時変化といったノッキングの発生に
対して定常的な影響を及ぼす要因を反映した値となる。
例えば、エンジン11に低オクタン価の燃料が使用され
た場合や燃焼室の内壁面にカーボンが付着して実質的な
圧縮比が増加している場合には、このノック学習値AG
KNKが小さく設定されることになる。
【0038】次に、ステップ106又はステップ108
の処理を実行した後、或いはステップ107において否
定判定された場合、ECU24は処理をステップ109
に移行する。ステップ109において、ECU24は基
本点火時期ABSEからノック遅角反映値AKNKを減
算し、その結果を最終点火時期AOPとして算出した
後、本ルーチンの処理を一旦終了する。ECU24は本
ルーチンとは別の制御ルーチンにおいて、点火プラグ2
2の点火時期がこの最終点火時期AOPと一致するよう
にイグナイタ25を制御する。
【0039】次に「スロットル最大開度算出ルーチン」
における制御手順を図4に示すフローチャートを参照し
て説明する。ECU24はこのルーチンを所定の時間周
期で繰り返し実行する。
【0040】ステップ200において、ECU24は
「点火時期算出ルーチン」において算出されたノック学
習値AGKNKをRAM51から読み込むとともに、そ
のノック学習値AGKNKに基づいて換算値TRTDを
算出する。ROM50にはこの換算値TRTDとノック
学習値AGKNKとの関係を定義する関数データが記憶
されており、ECU24は換算値TRTDを算出する際
にこの関数データを参照する。図5は、この関数データ
を示すグラフである。同図に示すように、ノック学習値
AGKNKが小さくなるほど、即ち基本点火時期ABS
Eに対して実際の点火時期が遅角されるほど、換算値T
RTDは小さく算出される。
【0041】次に、ステップ201において、ECU2
4は換算値TRTD及び回転速度NEに基づいてスロッ
トル開度TAに関する最大値である最大開度TAMAX
newを算出する。ROM50にはこの最大開度TAMA
Xnew と換算値TRTD及び回転速度NEとの関係を定
義する関数データが記憶されており、ECU24は最大
開度TAMAXnew を算出する際にこの関数データを参
照する。図6はこの関数データを示すグラフである。同
図に示すように、最大開度TAMAXnew は、換算値T
RTDが大きくなるほど、また、回転速度NEが小さく
なるほど大きく算出される。
【0042】ステップ202において、ECU24は最
終最大開度TAMAXと今回算出された最大開度TAM
AXnew との偏差の絶対値(以下、「絶対偏差」とい
う)△TA(=|TAMAX−TAMAXnew |)を算
出する。
【0043】ステップ203において、ECU24は絶
対偏差△TAが判定値△TA1以上であるか否かを判定
する。ここで絶対偏差△TAが判定値△TA1以上であ
る場合、ECU24はステップ204において、今回算
出された最大開度TAMAXnew を最終最大開度TAM
AXとして更新する。そして、このステップ204の処
理を実行した後、ECU24は本ルーチンの処理を一旦
終了する。また、ステップ203において否定判定され
た場合も同様に、ECU24は本ルーチンの処理を一旦
終了する。即ち、この場合には最終最大開度TAMAX
の更新(ステップ204)は行われない。
【0044】ECU24は本ルーチンとは別の制御ルー
チンにおいて、アクセルセンサ61により検出されるア
クセル開度ACCP等に基づき目標スロットル開度を算
出する。更に、ECU24は、そのスロットル開度TA
と本ルーチンにおいて算出された最終最大開度TAMA
Xとを比較し、目標スロットル開度が最終最大開度TA
MAXを上回っている場合には最終最大開度TAMAX
を新たな目標スロットル開度として設定する。一方、E
CU24は目標スロットル開度が最終最大開度TAMA
X以下である場合には目標スロットル開度の変更を行わ
ない。そして、ECU24はこのように最終最大開度T
AMAX以下に制限された目標スロットル開度とスロッ
トルセンサ60により検出されるスロットル開度TAと
が一致するようにスロットルモータ31をフィードバッ
ク制御する。
【0045】以上説明したように、本実施形態では、ノ
ック学習値AGKNKが小さくなるほど、最終最大開度
TAMAXが小さく設定される。従って、高負荷運転時
において燃料噴射量が大きく増量されており、それ以上
の増量が困難であるときに点火時期の遅角補正が実行さ
れた場合には、ノック学習値AGKNKに応じてスロッ
トル開度TAが制限されることになる。その結果、本実
施形態によれば、吸入空気量GAが制限されて排気温度
の上昇が抑えられるため、排気通路13や、同排気通路
13に設けられたタービン35、触媒コンバータ47、
或いはマフラ48等の部材の過熱を確実に抑制すること
ができる。
【0046】また、排気系(排気通路13、タービン3
5、触媒コンバータ47、マフラ48等)の温度はエン
ジン11が高回転で運転されているときほど上昇する傾
向がある。この点、本実施形態では、回転速度NEが大
きくなるほど最大開度TAMAXnew を小さく算出する
ようにしている。従って、高速運転時においては吸入空
気量GAがより小さく制限されるようになるため、排気
系の過熱をより確実に防止することができる。これに対
して、排気系の温度が比較的低温である低速運転時にお
いては、スロットル開度TAが不必要に小さく制限され
てしまうことがなく、出力トルクの低下を招くことがな
い。
【0047】ところで、本実施形態とは異なり、ノック
学習値AGKNKに応じて目標スロットル開度が小さく
なるように同スロットル開度を補正するようにしても、
既述したような排気系の過熱を防止することはできる。
しかしながら、このような構成にあっては、燃料噴射量
の増量が比較的少ない低負荷運転時においても吸入空気
量GAが減少することから出力トルクの低下を招いてし
まうことになる。
【0048】この点、本実施形態によれば、スロットル
開度TAの最大値を制限するようにしているため、吸入
空気量GAが不必要に減少してしまうことがなく、従っ
て、上記のような出力トルクの低下を招くおそれがな
い。
【0049】更に、本実施形態では、前述したように排
気系の過熱が確実に抑えられるため、点火時期制御にお
いて遅角補正量を設定する際に排気温度の上昇を考慮す
る必要がなく、十分な大きさの遅角補正量を確保するこ
とができる。その結果、本実施形態によればノッキング
の発生を確実に抑制することができる。
【0050】また更に、本実施形態では、最終最大開度
TAMAXと今回算出された最大開度TAMAXnew と
の絶対偏差△TAが判定値△TA1以上であるときにの
み、最終最大開度TAMAXを更新するようにしている
(図4に示す各ステップ203,204の処理)。
【0051】例えば、本実施形態とは異なり、最終最大
開度TAMAXを算出された最大開度TAMAXnew に
応じて常に更新するようにしても、排気系の過熱を防止
する点に関しては問題は生じない。しかしながら、この
ような構成にあっては、高負荷運転時においてスロット
ル開度TAが最終最大開度TAMAXによって制限され
ている場合に、ノック学習値AGKNKの変動に伴って
スロットル開度TAが短い周期で絶えず変動するといっ
た状況が発生し得る。このようなスロットル開度TAの
定常的な変動はスロットルモータ31やスロットルセン
サ60の耐久性を低下させるおそれがあるため好ましく
ない。
【0052】この点、本実施形態では、上記のようなス
ロットル開度TAの変動が極力抑えられるようになるた
め、上記のようなスロットルモータ31等の耐久性低下
を未然に防止することができる。
【0053】加えて、本実施形態では、点火時期制御に
おける遅角度合いを示すパラメータとしてノック学習値
AGKNKを用いるようにしている。このノック学習値
AGKNKはノック遅角反映値AKNKと比較して変動
が少ないため、点火時期制御における遅角補正量の平滑
化された変化を示すものであるといえる。従って、本実
施形態によれば、この点においてもスロットル開度TA
の変動を更に抑えてスロットルモータ31等の耐久性低
下を未然に防止することができる。
【0054】以上説明した実施形態は以下のように構成
を変更して実施することもできる。 ・上記実施形態では、ノック学習値AGKNKに基づい
て換算値TRTDを算出し、更にこの換算値TRTD等
に基づいて最大開度TAMAXnew を算出するようにし
た。これに対して、例えば、ノック遅角反映値AKNK
や、ノック制御値AKCS及びノック学習値AGKNK
に基づいてこれら各換算値TRTD、最大開度TAMA
Xnew を算出するようにしてもよい。
【0055】・上記実施形態において図4に示す各ステ
ップ202,203の各処理を省略して最終最大開度T
AMAXを常に最大開度TAMAXnew により更新する
ようにしてもよい。
【0056】・上記実施形態におけるエンジン11はタ
ーボチャージャ33を備えたものであったが、本発明に
係る吸入空気量制御装置は、過給機としてスーパーチャ
ージャを備えたエンジンやこれら過給機を備えないエン
ジンにも適用することができる。
【0057】・上記実施形態では、エアフローメータ6
2により検出される吸入空気量GAに基づいて基本点火
時期ABSEや最大遅角値AKMAXを算出するように
した。これに対して、サージタンク16に吸気圧センサ
を設け、同センサにより検出される吸気圧に基づいてこ
れら各値ABSE,AKMAXを算出するようにしても
よい。
【0058】・上記実施形態ではノッキングの発生を抑
制するために実行される点火時期制御でのノック学習値
AGKNKに基づいて最終的にスロットル開度TAの最
大開度TAMAXnew を算出するようにしたが、例え
ば、エンジン11の出力トルクを制限するために実行さ
れる点火時期制御(トラクション制御)での遅角補正量
や、オートマティックトランスミッションを備えた車輌
のエンジンにおいて、シフトショックを低減するために
実行される点火時期制御での遅角補正量に基づいて最大
開度TAMAXnew を算出するようにしてもよい。この
ようにすれば、排気系の過熱を防止しつつ、確実な出力
トルクの抑制やシフトショックの低減を図ることができ
る。また、これらノッキング抑制、出力トルク制限、シ
フトショック低減を行うために実行される各点火時期制
御での遅角補正量を総合的に用いて最大開度TAMAX
new を算出するようにしてもよい。
【0059】尚、上記各実施形態から把握できる技術的
思想についてその効果とともに記載する。 ・請求項1又は2に記載した内燃機関の吸入空気量制御
装置において、前記設定手段は、前記遅角補正量に基づ
いて前記スロットル弁の最大開度を周期的に算出する最
大開度算出手段と、今回の算出周期において算出された
最大開度と前回の算出周期において算出された最大開度
との差を算出する偏差算出手段と、前記算出される偏差
が所定値未満であるときには前回の算出周期において算
出された最大開度を今回の算出周期において算出された
最大開度として置換設定する置換設定手段とを備えたこ
とを特徴とする。
【0060】上記構成によれば、遅角補正量の変動に伴
ってスロットル弁の開度が短い周期で絶えず変動すると
いった状況が極力回避できる。その結果、請求項1又は
2に記載した発明の効果に加えて、スロットル弁の駆動
機構における耐久性低下を未然に防止することができ
る。
【0061】
【発明の効果】請求項1に記載した発明では、点火時期
の遅角補正量に基づいて設定された最大開度を越えない
ようにスロットル弁の開度を制御するようにしている。
従って、高負荷運転時において点火時期の遅角補正が行
われる場合には、内燃機関に供給される吸入空気量が制
限されて排気温度の上昇が抑えられるようになる。その
結果、本発明によれば、点火時期の遅角制御に伴う排気
系の過熱を確実に抑制することができる。
【0062】請求項2に記載した発明では、ノッキング
が検出されるときに点火時期を遅角補正するようにした
内燃機関に対して請求項1に記載した発明を適用するよ
うにしている。従って、請求項1に記載した発明と同
様、排気温度の上昇が抑えられることから、排気温度の
上昇を抑えるために遅角補正量を小さく設定するといっ
た必要がなく、内燃機関のノッキングを抑制するのに十
分な遅角補正量を確保することができる。その結果、点
火時期の遅角制御に伴う排気系の過熱を確実に抑制しつ
つ、内燃機関のノッキングを確実に抑制することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施形態における吸入空気量制御装置を示す
概略構成図。
【図2】ECU等の電気的構成を示すブロック図。
【図3】点火時期制御における制御手順を説明するフロ
ーチャート。
【図4】吸入空気量制御における制御手順を説明するフ
ローチャート。
【図5】ノック学習値と換算値との関係を示すグラフ。
【図6】回転速度及び換算値とスロットル開度における
最大開度との関係を示すグラフ。
【符号の説明】
11…エンジン、12…吸気通路、18…スロットルバ
ルブ、24…ECU、62…エアフローメータ、63…
回転速度センサ、65…ノックセンサ。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI F02P 5/153

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機関運転状態を検出する運転状態検出手
    段と、前記検出される機関運転状態に応じて点火時期を
    遅角補正する点火時期補正手段とを備えた内燃機関に適
    用される吸入空気量制御装置であって、 前記内燃機関の吸気通路に設けられて前記内燃機関の燃
    焼室に導入される吸入空気の量を調節するスロットル弁
    と、 前記点火時期補正手段による点火時期の遅角補正量に基
    づいて前記スロットル弁の最大開度を設定する設定手段
    と、 前記設定される最大開度を越えないように前記スロット
    ル弁の開度を制御する制御手段とを備えたことを特徴と
    する内燃機関の吸入空気量制御装置。
  2. 【請求項2】 前記運転状態検出手段は前記内燃機関に
    発生するノッキングを検出する検出手段を含み、前記点
    火時期補正手段はノッキングが検出されるときに点火時
    期を遅角補正することを特徴とする請求項1に記載した
    内燃機関の吸入空気量制御装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006329165A (ja) * 2005-05-30 2006-12-07 Toyota Motor Corp バイフューエルエンジンの過給制御装置
JP2014145274A (ja) * 2013-01-28 2014-08-14 Toyota Motor Corp 内燃機関の制御装置

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JP2006329165A (ja) * 2005-05-30 2006-12-07 Toyota Motor Corp バイフューエルエンジンの過給制御装置
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