JPH11507106A - 布帛柔軟剤組成物を形成するための濃厚で安定なプレミックス - Google Patents

布帛柔軟剤組成物を形成するための濃厚で安定なプレミックス

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JPH11507106A JP9533561A JP53356197A JPH11507106A JP H11507106 A JPH11507106 A JP H11507106A JP 9533561 A JP9533561 A JP 9533561A JP 53356197 A JP53356197 A JP 53356197A JP H11507106 A JPH11507106 A JP H11507106A
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Abstract

(57)【要約】 (1)実質的な不飽和を含有する生物分解性柔軟剤活性成分、および(2)香料、を含有する、生物分解性布帛柔軟剤プレミックス組成物、が記載されている。プレミックスを周囲温度において酸を含有する水に添加して、pHを約1.5〜5にして、仕上がり組成物を形成することができる。また、この水は粘度を変更させるためにカルシウム塩および/またはマグネシウム塩を含有することができる。

Description

【発明の詳細な説明】 布帛柔軟剤組成物を形成するための濃厚で安定なプレミックス 技術分野 本発明は、布の柔軟化に有用な柔軟化組成物の製造用の濃厚液状布帛柔軟剤活 性成分および/またはプレミックスに関する。特に、本発明は、きわめてすぐれ た布帛の柔軟化/静電気抑制の利益を提供するために、家庭の繊維材料の洗濯作 業のすすぎサイクルにおいて使用するための、繊維材料柔軟化組成物の製造に関 する。 発明の背景 高いレベルの溶媒を含有する布帛柔軟化組成物は当該技術分野において公知で ある。しかしながら、消費者に販売するために適当な仕上がり組成物を形成させ るために使用できる、実際に、プレミックスである、高濃縮「組成物」が要求さ れており、前記高濃縮組成物は、貯蔵し、ポンプ輸送し、そして高い剪断の混合 を必要としないで周囲温度において仕上がり水性組成物に加工処理する、ことが できる粘度を有する。特に、仕上がり製品をある他の場所から世界の遠い区域に 輸送する経費が高く、そして地方の製造設備が制限されかつ初歩的である世界の 遠い区域における消費者に、布帛柔軟化の利益を提供しようとするとき、これは 重要である。 本発明は、高濃縮組成物を提供する。この濃厚な組成物は、有機溶媒を含有し ないか、あるいは有機溶媒のレベルが低い(すなわち、組成物の約40重量%以 下)、生物分解性活性成分を含有し、標準の温度、すなわち、室温およびサブノ ルマル温度において長期貯蔵条件下で改良された安定性を有し(すなわち、沈澱 、ゲル化、増粘、または固化しない)、室温において加工処理することができ、 そ して、好ましくは、高い剪断の混合なしに、水の中に分散して安定な組成物を形 成することができる。 発明の要約 本発明における、仕上がり組成物の製造に有用である、高い活性の布帛柔軟化 「プレミックス」組成物は、下記成分A〜Eを含んでなる。 A. 組成物の約50重量%〜約85重量%、好ましくは60重量%〜約80重 量%、より好ましくは約65重量%〜約75重量%の下記柔軟剤1)〜3)から 成る群より選択される生物分解性布帛柔軟剤活性成分。 1). 下記式を有する柔軟剤、 式中、各R置換基は短鎖C1−C6、好ましくはC1−C3アルキルまたはヒドロキ シアルキル基(例えば、メチル(最も好ましい)、エチル、プロピル、ヒドロキ シエチル等)、ベンジル、またはそれらの混合物であり、各mは2または3であ り、各nは1〜約4であり、各Yは−O−(O)C−または−C(O)−O−で あり、各R1中の炭素数の合計+1は、Yが−O−(O)C−であるとき、C6− C22、好ましくはC14−C20であり、一方のYR1の合計が約6〜約10である とき、他方のYR1の合計は約16〜約22であり、各R1はヒドロカルビル、ま たは置換ヒドロカルビル基、好ましくはアルキルまたはアルキレンであり、そし てこのR1基の親脂肪酸の合計の平均ヨウ素価(以後IVと呼ぶ)は好ましくは 約60〜約140、より好ましくは約70〜約130、最も好ましくは約80〜 約115であり(本明細書において使用するとき、「親」脂肪酸、また は「対応する」脂肪酸のヨウ素価は、同一R1基を含有する脂肪酸中に存在する 不飽和のレベルと同一である、存在するR1基についての不飽和の平均レベルを 定義するために使用される);そして対イオンX(-)は任意の柔軟剤適合性アニ オン、好ましくは塩化物、臭化物、または硝酸塩、より好ましくは塩化物である ことができる、 2). 下記式を有する柔軟剤、 式中、各Y、R、R1、およびX(-)は上記と同一の意味を有する(このような化 合物は下記式を有するものを包含する、 [CH3]3N(+)[CH2CH(CH2OC[O]R1)OC(O)R1]Cl(-) 式中、C(O)R1は不飽和の、例えば、天然源の脂肪酸、高いオレイン酸の脂 肪酸から誘導され、そして、好ましくは、各Rはメチルまたはエチル基であり、 そして好ましくは各R1はC15〜C19の範囲であって、必要に応じてアルキル鎖 中に存在する分枝度および置換度が変化する)、および 3). それらの混合物。 B. 有効なレベル、例えば、仕上がり組成物に所望の香料作用を提供しかつプ レミックスの加工性を改良するために有効であるが、約50%より少ない、好ま しくは約15%より少ない、より好ましくは約10%より少ない、香料。 C. 必要に応じて、AおよびBの混合物の粘度を低下させるための、プレミッ クス組成物の0重量%〜約20重量%、好ましくは約5重量%〜約15重量%、 の低分子量アルコール。 D. 必要に応じて、プレミックス組成物の約40重量%より少ない、好ましく は約10重量%〜約30重量%、より好ましくは約13重量%〜約25重量%、 なおより好ましくは15重量%〜約20重量%の前記低分子量アルコールC以外 の水溶性有機溶媒、前記水溶性有機溶媒は約85℃以上、より好ましくは約10 0℃以上の沸点を有し、Cを添加する場合、所望の粘度に到達するために十分で はない示されたレベルである。 E. 必要に応じて、0%〜約35%、好ましくは約3%〜約25%、より好ま しくは約6%〜約15%の分散助剤。 プレミックス組成物は、ポンプ輸送可能であり、好ましくは注入可能であり、よ り好ましくは、プレミックス組成物の粘度は約1000cpsより小さく、好ま しくは約500cpsより小さく、より好ましくは約300cpsより小さい。 発明の詳細な説明 A. 布帛柔軟剤活性成分 本発明は、必須成分として、組成物の約50重量%〜約85重量%、好ましく は60重量%〜約80重量%、より好ましくは約65重量%〜約75重量%の以 後に示す化合物およびそれらの混合物から選択される布帛柔軟剤活性成分を含有 する。 ジエステル第四級アンモニウム布帛柔軟化活性化合物(DEQA) (1) 第1のタイプのDEQAは、好ましくは、主要な活性成分として、下 記式の化合物を含んでなる。 式中、各R置換基は短鎖C1−C6、好ましくはC1−C3アルキルまたはヒド ロキシアルキル基、例えば(メチル(最も好ましい)、エチル、プロピル、ヒド ロキシエチル等)、ベンジル、またはそれらの混合物であり、各mは2または3 であり、各nは1〜約4であり、各Yは−O−(O)C−または−C(O)−O −であり、各R1中の炭素数の合計+1は、Yが−O−(O)C−であるとき、 C12−C22、好ましくはC14−C20であり、各R1はヒドロカルビル、または置 換ヒドロカルビル基、好ましくはアルキルまたはアルキレン(一不飽和および/ またはポリ不飽和)、直鎖状および/または分枝鎖状、および特に天然源から誘 導される基の混合物である。好ましい化合物は、異なるR1基を含有する。この R1基の親脂肪酸の平均ヨウ素価(以後IVと呼ぶ)は好ましくは約60〜約1 40、より好ましくは約70〜約130、最も好ましくは約80〜約115であ る。 対イオンX(-)は、任意の柔軟剤適合性アニオン、好ましくは強酸のアニオン 、例えば、塩化物、臭化物、硫酸メチル、硫酸塩、硝酸塩およびその他、より好 ましくは塩化物である。 これらの生物分解性第四級アンモニウム布帛柔軟化化合物は、基C(O)R1 を含有することができ、これは、主として不飽和脂肪酸、例えば、オレイン酸、 および/または脂肪酸、および/または、植物油および/または部分的水素化植 物油、例えば、カノーラ油(canola oil)、ベニバナ油、落花生油、 ヒマワリ油、トウモロコシ油、大豆油、トール油、米糠油、およびその他から誘 導された、部分的水素化脂肪酸、から誘導される。好ましい脂肪酸から製造され たDEQAの非限定的例は、下記の概算分布を有する。 本発明のDEQAを形成するために配合することができるDEQAの例は次の 通りであるが、本発明はこれらに限定されない。 DEQA10は大豆脂肪酸から製造され、そしてDEQA11はわずかに水素化され た獣脂脂肪酸から製造される。 DEQA12〜DEQA14は、異なる商業的に入手可能なイソステアリン酸から 製造される。 より好ましいDEQAは、全体の脂肪酸ブレンドの異なる部分から製造される 別々の仕上がりDEQAの混合物のブレンドからよりむしろ、表示されるすべて の異なる脂肪酸のブレンド(全体の脂肪酸ブレンド)から単一のDEQAとして 製造されるものである。 必須のポリ不飽和を包含する不飽和脂肪族アシル基は、驚くべきことには、有 効な柔軟化作用を提供するが、また、よりすぐれた再湿潤特性、すぐれた静電防 止特性、および特に、ポリ不飽和脂肪酸のために、凍結および融解後のよりすぐ れた回復性も提供する。 好ましい高度不飽和物質は、また、低い粘度を維持し、したがって、処理操作 、例えば、ポンプ輸送、混合等がいっそう容易である、濃厚なプレミックスに配 合することが容易である。これらの高度不飽和物質は、通常このような物質と会 合した少量の溶媒を有し、すなわち、合計の柔軟剤/溶媒の混合物の約5重量% 〜約20重量%、好ましくは約8重量%〜約25重量%、より好ましくは約10 重量%〜約20重量%の溶媒を有し、また、周囲温度においてさえ、本発明の濃 厚で、安定な分散組成物に配合することがいっそう容易である。低温において活 性成分を処理できることは、分解が最小になるので、特にポリ不飽和基について 重要である。化合物および柔軟剤の組成物が、後述するように、有効な酸化防止 剤および/または還元剤を含有するとき、分解に対する追加の保護を得ることが できる。 R1基が基本的疎水特性を維持するかぎり、置換基RおよびR1は必要に応じて 種々の基、例えば、アルコキシルまたはヒドロキシル基で置換されることができ 、そして直鎖状もしくは枝鎖状であることができることが理解されるであろう。 分枝鎖は、すぐれた安定性を提供する一方で、粘度を小さくするために、特に脂 肪酸の混合物において、非常に望まれることがある。好ましい化合物は、広く使 用されている布帛柔軟剤であるジタロウジメチルアンモニウムクロライド(以後 「DTDMAC」と呼ぶ)の生物分解性ジエステル変種であると考えることがで きる。好ましい長鎖DEQAは、高いレベルのポリ不飽和を含有する源から製造 されたDEQA、すなわち、N,N−ジ(アシル−オキシエチル)−N,N−ジ メチルアンモニウムクロライドであり、ここでアシルは十分なポリ不飽和を含有 する脂肪酸、例えば、獣脂脂肪酸および大豆脂肪酸の混合物、から誘導される。 脂肪族アシル基の大部分、例えば、約50%〜100%、好ましくは約60% 〜約98%、より好ましくは約65%〜約95%は不飽和であること、およびポ リ不飽和脂肪族アシル基の合計のレベル(TPU)は約1%〜約30%、好まし くは約3%〜約25%、より好ましくは約5%〜約18%、なおより好ましくは 約10%より大きいことが好ましい。不飽和脂肪族アシル基のシス/トランス比 は重要であり、シス/トランス比は1:1〜約50:1であり、最小は1:1、 好ましくは少なくとも3:1、より好ましくは約4:1〜約30:1である。 これらの生物分解性布帛柔軟剤活性成分は、典型的には、ある百分率、好まし い低い、例えば、約5%より少ない遊離脂肪酸を含有する。また、遊離脂肪酸は 、後述するように、粘度変性剤として作用し、多少の柔軟化効果付加することが できる。 これらのプレミックスは、また、周囲温度においておよび/または高い剪断の 混合を使用しないで、より低い濃度(組成物の約2重量%〜約40重量%、好ま しくは約3重量%〜約30重量%、より好ましくは約4重量%〜約28重量%) の安定な化合物に、容易に配合される、すなわち、簡単な混合で十分である。し かしながら、必要に応じて、高い剪断の混合および/または高温を使用できるこ とが理解される。 好ましい化合物は、広く使用されている布帛柔軟剤である、ジタロウジメチル アンモニウムクロライド(以後「DTDMAC」と呼ぶ)の生物分解性ジエステ ル変種である考えることができる。好ましくは、DEQAの少なくとも約80% はジエステルの形態であり、そして約0%〜約20%はDEQAモノエステルで ある(例えば、式(1)において、mは2であり、そして1つのYR1基はHま たは−C(O)−OH基である)。非常に好ましい長鎖DEQAは比較的高いレ ベルのジオレイルDEQA、すなわち、N,N−ジ(オレイル−オキシエチル) −N,N−ジメチルアンモニウムクロライドを含有するものである。本発明にお けるDEQAの製造において使用するための脂肪酸の好ましい源は、植物、例え ば、大豆油、カノーラ油、ベニバナ油、落花生油、ヒマワリ油、トウモロコシ油 、大豆油、トール油、米糠油等、からのトリグリセリド、および/または部分的 水素化されたトリグリセリド、である。本発明において使用する化合物は不都合 な不純物を比較的含有しないことが非常に望ましい。したがって、このような不 純物を排除ことが知られている方法において脂肪酸源を処理し、例えば、低酸素 の大気下に処理し、コントロールされた水素化および/または酸化等、による化 学的変性の前および/または後に、不都合な物質を濾過、吸着、およびその他に より分離することが望ましい。しかしながら、物質の純度はここにおいて本発明 の一部分ではなく、これは純度が低い物質に等しく適用され、純度とコストとの 間の釣合は常に消費者の望みおよび要求に照らして調節される。 本明細書において使用するとき、ジエステルを特定するとき、それは存在する モノエステルを包含することができる。柔軟化のために、洗剤のキャリオーバー が低いか、あるいは非存在である洗濯条件下では、一定のモノエステルの百分率 はできるだけ低く、好ましくは約5%以下であるべきである。しかしながら、高 いアニオン洗浄界面活性剤または洗剤ビルダーのキャリオーバーの条件下では、 一定のモノエステルが好ましいことがある。ジエステル/モノエステルの全体の 比は、約100:1〜約2:1、好ましくは約50:1〜約5:1、より好まし くは約13:1〜約8:1である。高い洗剤のキャリオーバーの条件下では、ジ エステル/モノエステルの比は好ましくは約11:1である。DEQAの製造に おいて、存在するモノエステルのレベルをコントロールすることができる。 本発明の実施において生物分解性第四級化エステル−アミン柔軟化物質として 使用する上記化合物は、標準的反応の化学を使用して製造することができる。D TDMACのジエステル変種の1つの合成において、式RN(CH2CH2OH)2 のアミンを双方のヒドロキシル基において式R1C(O)Clの酸塩化物でエス テル化し、次いでアルキルハロゲン化物RXで第四級化して、所望の反応生成物 を生成する(式中、RおよびR1は上記において定義した通りである)。しかし ながら、この反応順序を使用すると、広い範囲の化合物を製造することができる ことは、当該化学技術分野の当業者に理解されているところである。 本発明の濃厚液状布帛柔軟剤組成物の配合に適当な、なお他のDEQA柔軟剤 活性成分は、1つのR基がC1-4ヒドロキシアルキル基である上記式(1)、好 ましくは1つのR基がヒドロキシエチル基である上記式(1)を有する。このよ うなヒドロキシエチルエステル活性成分の例は、ジ(アシルオキシエチル)(2 −ヒドロキシエチル)メチルアンモニウムメチル硫酸塩であり、ここでアシルは DEQA1のそれと同一の脂肪酸から誘導され、そして以後においてDEQA8と 表示する。 (2)第2型のDEQAは下記の一般式を有する。 式中、各Y、R、R1、およびX(-)は上記と同一の意味を有する。このような 化合物は、下記式を有するものを包含する。 [CH3]3N(+)[CH2CH(CH2OC[O]R1)OC(O)R1] Cl(-)式中、各Rはメチルまたはエチル基であり、そして好ましくは各R1はC15 −C19の範囲である。変化する程度の分枝鎖および置換はアルキルおよび/ま たはアルキレン鎖の中に存在することができる。本明細書において使用するとき 、ジエステルを特定するとき、それは存在するモノエステルを包含することがで きる。存在することができるモノエステルの量は、DEQA(1)と同一である 。式(2)の好ましいDEQAの1例は、式1,2−ジ(アシルオキシ)−3− トリメチルアンモニウムクロライドを有する「プロピル」エステル第四級アンモ ニウム化合物であり、ここでアシル基はDEQA5それと同一であり、そして以 後DEQA9として表示する。 これらの型の化合物およびそれらを製造する一般的方法は、米国特許第4,1 37,180号(Naik et al.、1979年1月30日発行、これは 引用することによって本明細書の一部とされる)に開示されている。 好ましい柔軟剤活性成分(1)および(2)において、各R1はヒドロカルビ ル、または置換ヒドロカルビル基、好ましくはアルキル、モノ不飽和アルキレン 、およびポリ不飽和アルキレン基であり、ポリ不飽和アルキレン基を含有する柔 軟剤活性成分は、存在する合計の柔軟剤活性成分の少なくとも3重量%、好まし くは少なくとも5重量%、より好ましくは少なくとも約10重量%、なおより好 ましくは約15重量%である(本明細書において使用するとき、所定のR1基を 含有する「柔軟剤活性成分の百分率」は、柔軟剤活性成分のすべてを形成するた めに使用される合計のR1に対するその所定のR1基の百分率と同一である)。こ の活性成分は、特に個々の分子内に、好ましくはR1基の混合物を含有するが、 必要に応じて、好ましくは、飽和R1基は分枝鎖、例えば、イソステアリン酸か らの分枝鎖を、飽和R1基の少なくとも一部分について、含んでなり、分枝鎖状 基により表される活性成分の合計は約1%〜約90%、好ましくは約10%〜約 70%、より好ましくは約20%〜約50%である(本明細書において使用する とき、「親」脂肪酸、または「対応する」脂肪酸のヨウ素価は、同一R1基を含 有する脂肪酸中に存在する不飽和のレベルと同一であるR1基についての不飽和 レベルを定義するために使用される)。 製造できる組成物は、「濃厚生物分解性第四級アンモニウム布帛柔軟剤組成物 および中間のヨウ素価不飽和脂肪酸鎖を含有する化合物」についての同時継続米 国特許出願第08/461,207号(Errol H.Wahl et al .、1995年6月5日発行)(前記出願は引用することによって本明細書の一 部とされる)に記載されているものを包含する。 前述のDEQA活性成分は低いレベルの脂肪酸を含有することができ、これら の脂肪酸は未反応の出発物質および/または柔軟剤活性成分の部分的分解(加水 分解)の副生物であることができる。遊離脂肪酸のレベルは低く、柔軟剤の活性 成分の好ましくは約10重量%より低く、より好ましくは約5重量%より低いこ とが好ましい。 D. 香料 前述の高度不飽和の生物分解性柔軟剤活性成分を香料と組合わせるとき、生ず る「プレミックス」をポンプ輸送し、注入し、および/または処理操作できるこ とが発見された。本発明のプレミックスおよび/または仕上がり組成物は、任意 の柔軟剤適合性香料を含有することができ、そのレベルは最終の仕上がり製品に 所望の香料効果を提供しかつプレミックスの粘度を低下させるレベルであり、こ うして加工性を改良する。香料レベルは、典型的には、最終組成物の製造の間の 希釈を可能とするために、25%以下、好ましくは約0.5%〜約15%、より 好ましくは1%〜約10%である。香料、ならびに他の任意の溶媒、および/ま たは他の成分が、プレミックスの中に添加して仕上がり分散組成物の製造を簡素 化することができると、同時に、活性成分の加工性が改良されるということは、 本発明の使用の1つの利点である。 慣用の活性成分を使用したとき、この好適なプレミックスは不可能である。慣 用の液状布帛柔軟剤組成物において、柔軟剤活性成分は低いIV(約60より低 い)をもつ脂肪酸から誘導され、加熱しかつ溶融した後、水の中に分散させるこ とが必要である。香料はこの溶融に要求される温度にさらされるべきではない。 ある香料成分の一部が分解し、一部は揮発し、失なわれる。 本発明のプレミックスは、香料を含有し、水、望ましくは必要量の酸、好まし くは鉱酸、より好ましくはHClを含有する水に、周囲温度において添加して、 後述するように仕上がり組成物を製造することができる。本発明におけるプレミ ックスを使用すると、分解することがある物質が追加的に保護され、かつ高いレ ベルのエネルギーの使用が回避され、こうして仕上がり組成物の製造において発 生する合計の環境的負荷が低下される。 C. 低分子量アルコール 低分子量アルコールを、また、プレミックス組成物の0重量%〜約20重量% 、好ましくは約1重量%〜約10重量%、より好ましくは約2重量%〜約8重量 %のレベルにおいて使用することができる。これらの低分子量アルコールは通常 安価であり、通常柔軟剤活性成分とともに入手され、粘度を低下させる。香料が 十分に低い粘度を提供しないとき、これらの溶媒は必要な粘度を十分に提供する であろう。 このような低分子量アルコールのレベルは、臭気、安全性、および環境的理由 のために低く保持すべきである。例えば、イソプロピルアルコールおよびn−プ ロピルアルコールは顕著な臭気を有し、高いレベルで使用する場合、火炎の危険 性を発生する。しかしながら、これらの溶媒は存在する全体の溶媒の一部分であ ることができる。いくつかのブチルアルコールも臭気を有するが、特に臭気を最 小にするために低いレベルで使用するとき、粘度/安定性を有効するために使用 することができる。このような低分子量アルコールは、エタノール、イソプロパ ノール、n−プロパノール、およびその他を包含する。低分子量アルコールが不 十分である場合、後述するように、溶媒Dを添加することができる。 D. 水溶性有機溶媒 本発明のプレミックス組成物は、必要に応じて、プレミックス組成物の約40 重量%より少ない、例えば、約10重量%〜約30重量%、好ましくは約13重 量%〜約25重量%、より好ましくは約15重量%〜約20重量%の、約85℃ 以上、より好ましくは約100℃以上の水溶性有機溶媒を含むことができる。好 ましくは、溶媒の引火点は、安全性の理由で、周囲温度より高く、例えば、約2 5℃より高く、望ましくは約35℃より高い。これらの水溶性有機溶媒は完全に 水と混和性であることが好ましい。 水溶性有機溶媒の非限定的例はジオール(特に同時継続米国出願(代理人整理 番号 )、プロピレンカーボネート、および低分子量ポリエチレングリコ ールであるが、ポリエチレングリコールは好ましくなく、ある場合において、仕 上がり組成物、例えば、前記同時継続米国出願(代理人整理番号 )明細 書に開示されている透明な組成物における問題を回避すべきである。 前記水溶性有機溶媒は、存在するとき、標準周囲温度における加工処理を可能 とする所望の粘度を提供するように選択する。本明細書において開示する高度不 飽和の布帛柔軟剤化合物を使用すると、慣用の混合を使用するだけで仕上がり組 成物を製造するために十分な低い粘度を発生させ、このような組成物を製造する ことができる。香料およびアルコールC.が、プレミックスのために許容される 低い粘度、すなわち、約10℃まで下げた、好ましくは約20℃まで下げた温度 において、約1000cpsより低い、好ましくは約500cpsより低い、よ り好ましくは約300cpsより低い粘度、を提供するためには不十分である場 合、溶媒D.を使用して、要求される粘度を減少させ、および/または他の所望 の性質、例えば、製品の透明度、を提供することができる。 E. 分散助剤 本発明のプレミックスは、必要に応じて、分散助剤、例えば、モノ長鎖アルキ ルカチオン性第四級アンモニウム化合物、モノ長鎖アルキルアミンオキシド、他 の非イオン界面活性剤、およびそれらの混合物、から成る群より選択されるもの を含有して、仕上がり分散組成物の形成を促進することができる。これらの分散 助剤は、後述するように、比較的高いレベルの香料を含有する希薄柔軟剤組成物 の製造において特に有用である。前記分散助剤が存在するとき、それは典型的に は組成物の約2重量%〜約35重量%、好ましくは約3重量%〜約25重量%、 より好ましくは約4重量%〜約15重量%、なおより好ましくは約5重量%〜約 13重量%の合計のレベルで存在する。これらの物質は活性柔軟剤の原料(I) の一部分として添加するか、あるいは仕上がり柔軟剤組成物の製造において別の 成分として添加することができる。分散助剤の合計のレベルは、成分(I)の一 部分として存在できる量を包含する。 (1) モノアルキルカチオン性第四級アンモニウム化合物 モノアルキルカチオン性第四級アンモニウム化合物が存在するとき、それは典 型的には組成物の約2重量%〜約25重量%、好ましくは約3重量%〜約17重 量%、より好ましくは約4重量%〜約15重量%、なおより好ましくは約5重量 %〜約13重量%の合計のレベルで存在し、全体のモノアルキルカチオン性第四 級アンモニウム化合物は少なくとも有効レベルで存在する。 本発明において有用なこのようなモノアルキルカチオン性第四級アンモニウム 化合物は、好ましくは、下記の一般式の第四級アンモニウム塩である。 [R4N+(R5)3]X- 式中、R4はC8−C22アルキルまたはアルケニル基、好ましくはC10−C18ア ルキルまたはアルケニル基、より好ましくはC10−C14またはC16−C18アルキ ルまたはアルケニル基であり、各R5はC1−C6アルキルまたは置換アルキル基 (例えば、ヒドロキシアルキル)、好ましくはC1−C3アルキル基、例えば、 メチル(最も好ましい)、エチル、プロピル、およびその他、ベンジル基、水素 、約2〜約20オキシエチレン単位、好ましくは約2.5〜約13オキシエチレ ン単位、より好ましくは約3〜約10オキシエチレン単位を有するポリエトキシ ル化鎖、およびそれらの混合物であり、そしてX-は(式(I))について上記 において定義した通りである。 特に好ましい分散助剤は、モノラウリルトリメチルアンモニウムクロライドお よびモノタロウトリメチルアンモニウムクロライド(witcoから商品名Va risoftR471で入手可能である)およびモノオレイルトリメチルアンモ ニウムクロライド(witcoから商品名VarisoftR417で入手可能 である)である。 R4基は、また、成分(I)の濃度の増加、およびその他に望ましいことがあ るエステル、アミド、エーテル、アミン、およびその他の結合基の1または2以 上を含有する基を通してカチオン性窒素原子に結合することができる。このよう な結合基は、好ましくは、窒素原子の約1〜約3個の炭素原子内に存在する。 モノアルキルカチオン性第四級アンモニウム化合物は、また、C8−C22アル キルコリンエステルを含む。この型の好ましい分散助剤は下記式を有する。 R1C(O)-O-CH2CH2N+(R)3X- 式中、R1、RおよびX-は上記において定義した通りである。 非常に好ましい分散助剤は、C12−C14コココリンエステルおよびC16−C18 タロウコリンエステルを包含する。 長鎖の中にエステル結合を含有する適当な生物分解性単長鎖アルキル分散助剤 は、米国特許第4,840,738号明細書(HardyおよびWalley) 、 1989年6月20日発行)に記載されており、この特許は引用することによっ て本明細書の一部とされる。 分散助剤がアルキルコリンエステルを含んでなるとき、好ましくは分散組成物 は、また、少量の、好ましくは組成物の重量の約2%〜約5%の有機酸を含有す る。有機酸は欧州特許出願第404,471号明細書(Machin et a l.、1990年12月27日発行、これは引用することによって本明細書の一 部とされる)に記載されている。好ましくは、有機酸はグリコール酸、酢酸、ク エン酸、およびそれらの混合物から成る群より選択される。 分散助剤として働くことができるエトキシル化第四級アンモニウム化合物は下 記のものを包含する。17モルのエチレンオキシドを有するエチルビス(ポリエ トキシエタノール)アルキルアンモニウムエチル硫酸塩(Sherex Che mical Companyから商品名VariquatR66で入手可能であ る)。ポリエチレングリコール(15)オレアンモニウム塩化物(Akzoから 商品名EthoquadR0/25で入手可能である)。およびポリエチレング リコール(15)ココモニウム塩化物(Akzoから商品名EthoquadR C/25で入手可能である)。 分散助剤の主要な機能はエステル柔軟剤の分散性を増加することであるが、好 ましくは本発明の分散助剤は、また、組成物の柔軟化性能を増強する柔軟化性質 を多少有する。したがって、本発明の組成物は、組成物の全体の柔軟化性能を減 少させる、非窒素質エトキシル化非イオン性分散助剤を本質的に含まないことが 好ましい。 また、単一の長いアルキル鎖を有する第四級化合物は、洗濯溶液からすすぎ液 の中に運ばれるアニオン界面活性剤および/または洗剤ビルダーとの相互作用か らカチオン柔軟剤を保護する。 (2) アミンオキシド 適当なアミンオキシドは、約8〜約22個の炭素原子、好ましくは約10〜約 18個の炭素原子、より好ましくは約8〜約14個の炭素原子の1つのアルキル またはヒドロキシアルキルの部分、および約1〜約3個の炭素原子をもつアルキ ル基およびヒドロキシアルキル基から成る群より選択される2つのアルキル部分 を有するアミンオキシドを包含する。 例は次の通りである。ジメチルオクチルアミンオキシド、ジエチルデシルアミ ンオキシド、ビス−(2−ヒドロキシエチル)ドデシル−アミンオキシド、ジメ チルドデシルアミンオキシド、ジプロピルテトラデシルアミンオキシド、メチル エチルヘキサデシルアミンオキシド、ジメチル−2−ヒドロキシオクタデシルア ミンオキシド、およびココナツ脂肪族アルキルジメチルアミンオキシド。 本発明において有用な他の非イオン界面活性剤の分散助剤は、同時継続米国出 願第 号明細書(Cristina Avila−Garcia、et a l., 出願)「安定な高香料、低活性の布帛柔軟剤組成物」(前記出願は引 用することによって本明細書の一部とされる)に開示されている。 F. 他の任意の成分 (A) 増白剤 本発明におけるプレミックス、特に仕上がり分散組成物は、また、必要に応じ て約0.005〜5重量%のあるタイプの親水性蛍光増白剤を含有し、これらは 、また、染料移動阻止作用を提供する。使用する場合、本発明における分散組成 物は好ましくは約0.001〜1重量%のこのような蛍光増白剤を含むであろう 。 本発明において有用な親水性蛍光増白剤は、下記構造式を有するものである。 式中R1はアニリノ、N−2−ビス−ヒドロキシエチルおよびNH−2−ヒドロ キシエチルから選択され、R2はN−2−ビス−ヒドロキシエチル、N−2−ヒ ドロキシエチル−N−メチルアミノ、モルホリノ、クロロおよびアミノであり、 そしてMは塩形成カチオン、例えば、ナトリウムまたはカリウムである。 上記式において、R1がアニリノであり、R2がN−2−ビス−ヒドロキシエチ ルでありかつMがナトリウムのようなカチオンであるとき、増白剤は4,4’− ビス[(4−アニリノ−6−(N−2−ビス−ヒドロキシエチル)−s−トリア ジン−2−イル)アミノ]−2,2’−スチルベンジスルホン酸および2ナトリ ウム塩である。この特定の増白剤種はチバ−ガイギーコーポレーションから商品 名Tinopal−UNPA−GXRで商業的に市販されている。Tinopa l−UNPA−GXは、本発明におけるすすぎ添加される分散組成物において有 用な好ましい親水性蛍光増白剤である。 上記式において、R1がアニリノであり、R2がN−2−ヒドロキシエチル−N −2−メチルアミノでありかつMがナトリウムのようなカチオンであるとき、増 白剤は4,4’−ビス[(4−アニリノ−6−(N−2−ヒドロキシエチル−N −メチルアミノ)−s−トリアジン−2−イル)アミノ]2,2’−スチルベン ジスルホン酸2ナトリウム塩である。この特定の増白剤種はチバ−ガイギーコー ポレーションから商品名Tinopal 5BM−GXRで商業的に市販されて いる。 上記式において、R1がアニリノであり、R2がモルホリノでありかつMがナト リウムのようなカチオンであるとき、増白剤は4,4’−ビス[(4−アニリノ −6−モルホリノ−s−トリアジン−2−イル)アミノ]2,2’−スチルベン ジスルホン酸、ナトリウム塩である。この特定の増白剤種はチバ−ガイギーコー ポレーションから商品名Tinopal AMS−GXRで商業的に市販されて いる。 (B) 安定剤 安定剤は、本発明のプレミックスおよび仕上がり組成物の中に存在することが できる。用語「安定剤」は、本明細書において使用するとき、酸化防止剤および 還元剤を包含する。これらの安定剤は、最終組成物において、酸化防止剤につい て約0%〜約2%、好ましくは約0.01%〜約0.2%、より好ましくは約0 .035%〜約0.1%のレベルで存在し、そして還元剤について、より好まし くは約0.01%〜約0.2%のレベルで存在する。プレミックスについて、プ レミックスおよび仕上がり組成物中の柔軟剤活性成分の濃度に依存して、レベル は調節される。これらは長期間の貯蔵条件下においてすぐれた臭気の安定性を保 証する。酸化防止剤および還元剤の安定剤は、香りのないまたは低い香りの製品 (香料を含ないか、あるいは低いレベルで含む)にとっては、特に重要である。 本発明の分散組成物に添加することができる酸化防止剤の例は、下記のものを 包含する。アスコルビン酸、アスコルビン酸パルミテート、プロピルガレートの 混合物、イーストマン・ケミカル・プロダクツ・インコーポレーテッド(Eas tman Chemical Products,Inc.)から商品名Ten oxRPGおよびTenoxRS−1で入手可能である;BHT(ブチル化ヒドロ キシトルエン)、BHA(ブチル化ヒドロキシアニソール)、プロピルガレート 、およびクエン酸の混合物、イーストマン・ケミカル・プロダクツ・インコーポ レーテッドから商品名TenoxR−6で入手可能である;ブチル化ヒドロキシ トルエン、UOPプロセス・ディビジョン(Process Division )から商品名SustaneRBHTで入手可能である;t−ブチルハイドロキ ノン、イーストマン・ケミカル・プロダクツ・インコーポレーテッドからTen oxRTBHQとして入手可能である;天然のトコフェロール、イーストマン・ ケミカル・プロダクツ・インコーポレーテッドからTenoxRGT−1/GT −2として入手可能である;およびブチル化ヒドロキシアニソール、イースト マン・ケミカル・プロダクツ・インコーポレーテッドからBHAとして入手可能 である;没食子酸の長鎖エステル(C8−C22)、例えば、ドデシルガレート; IrganoxR1010;IrganoxR1035;IrganoxR117 1;IrganoxR1425;IrganoxR3114;IrganoxR3 125;およびそれらの混合物;好ましくはIrganoxR3125;Irg anoxR1425;IrganoxR3114;およびそれらの混合物;より好 ましくはIrganoxR3125単独またはそれとクエン酸および/または他 のキレート化剤、例えば、クエン酸イソプロピルとの混合物、DequestR 2010、モンサント(Monsanto)から化学名1−ヒドロキシエチリデ ン−1,1−ジホスホン酸(エチドロン酸)で入手可能である;およびTiro nR、コダック(Kodak)から化学名4,5−ジヒドロキシ−m−ベンゼン スルホン酸/ナトリウム塩で入手可能である;およびDTPAR、アルドリッヒ (Aldrich)から化学名ジエチレントリアミン五酢酸で入手可能である。 (C) 汚れ遊離剤 本発明において、任意の汚れ遊離剤を添加することができる。汚れ遊離剤は、 プレミックスと組合わせて、酸/水シート(seat)と組合わせて、電解質の 添加の前または後に、あるいは最終組成物の調製後に、添加することができる。 本発明の方法により製造された仕上がり柔軟化組成物は、0%〜約10%、好ま しくは0.2%〜約5%の汚れ遊離剤を含有することができる。プレミックスに おける濃度を所望の最終濃度に調節する。好ましくは、このような汚れ遊離剤は ポリマーである。本発明において有用なポリマーの汚れ遊離剤は、テレフタレー トとポリエチレンオキシドまたはプロピレンオキシドとのコポリマーのブロック 、およびその他を含む。 好ましい汚れ遊離剤は、テレフタレートとポリエチレンオキシドとのブロック を有するコポリマーである。さらに詳しくは、これらのポリマーは、25:75 〜約35:65のエチレンテレフタレート単位/ポリエチレンオキシドテレフタ レート単位のモル比で、エチレンテレフタレートおよびポリエチレンオキシドテ レフタレートの反復単位から構成されており、前記ポリエチレンオキシドのブロ ックを含有するポリエチレンオキシドテレフタレートは約300〜約2000の 分子量を有する。このポリマーの汚れ遊離剤の分子量は、約5,000〜約55 ,000の範囲である。 他の好ましいポリマーの汚れ遊離剤は、約10〜15重量%のエチレンテレフ タレート単位と、約10〜50重量%の約300〜約6,000の平均分子量の ポリオキシエチレングリコールから誘導されたポリオキシエチレンテレフタレー ト単位とを含有するエチレンテレフタレートの反復単位を有する結晶化可能なポ リエステルであり、そして結晶化可能なポリマー化合物中のエチレンテレフタレ ート単位/ポリオキシエチレンテレフタレート単位のモル比は2:1〜6:1で ある。このポリマーの例は、商業的に入手可能な材料Zelcon 4780R (Dupontから)およびMilease TR(ICIから)を包含する。 非常に好ましい汚れ遊離剤は下記の一般式のポリマーである: 式中、各Xは適当なキャッピング基であり、各Xは典型的にはH、および約1〜 約4個の炭素原子を含有するアルキルまたはアシル基から成る群より選択される 。pは水溶性について選択され、一般に約6〜約113、好ましくは約20〜約 50である。uは比較的高いイオン強度を有する液状組成物における配合に対し て 臨界的である。uが10より大きい物質は非常にわずかであるべきである。さら に、uが約3〜約5の範囲である物質は少なくとも20%、好ましくは少なくと も40%であるべきである。 R14部分は本質的に1,4−フェニレン部分である。本明細書において使用す るとき、用語「R14部分は本質的に1,4−フェニレン部分である」は、R14部 分が1,4−フェニレン部分から完全に成るか、あるいは他のアリーレンまたは アルカリーレン部分、アルキレン部分、アルケニレン部分、またはそれらの混合 物で部分的に置換されている化合物を意味する。1,4−フェニレンを部分的に 置換することができるアリーレンまたはアルカリーレン部分は、1,3−フェニ レン、1,2−フェニレン、1,8−ナフタレン、1,4−ナフタレン、2,2 −ビフェニレン、4,4−ビフェニレン、およびそれらの混合物を包含する。部 分的に置換することができるアルキレンおよびアルケニレン部分は、1,2−プ ロピレン、1,4−ブチレン、1,5−ペンチレン、1,6−ヘキサメチレン、 1,7−ヘプタメチレン、1,8−オクタメチレン、1,4−シクロヘキシレン 、およびそれらの混合物を包含する。 R14部分について、1,4−フェニレン以外の部分による部分的置換の程度は 、化合物の汚れ遊離剤がいかなる大きい程度にも悪影響を受けないような程度で あるべきである。一般に、許容できる部分的置換の程度は化合物の主鎖の長さに 依存する、すなわち、より長い主鎖は1,4−フェニレン部分についてより大き い部分的置換を有することができる。通常、R14が約50%〜約100%の1, 4−フェニレン部分(約0%〜約50%部分は1,4−フェニレン以外)を含ん でなる化合物は適切な汚れ遊離活性を有する。例えば、イソフタル酸(1,3− フェニレン)/テレフタル酸(1,4−フェニレン)の40:60モル比を有す る本発明に従い製造されたポリエステルは、適切な汚れ遊離活性を有する。しか しながら、繊維製造において使用されている大部分のポリエステルはエチレンテ レ フタレート単位を含むので、通常、汚れ遊離活性を最良とするために、1,4− フェニレン以外の部分による部分的置換の程度を最小とすることが望ましい。好 ましくは、R14部分は1,4−フェニレン部分から完全に成る(すなわち、10 0%からなる)、すなわち、各R14部分は1,4−フェニレンである。 R15部分について、適当なエチレンまたは置換エチレン部分は、エチレン、1 ,2−プロピレン、1,2−ブチレン、1,2−ヘキシレン、3−メトキシ−1 ,2−プロピレン、およびそれらの混合物を包含する。好ましくは、R15部分は 、本質的にエチレン部分、1,2−プロピレン部分、またはそれらの混合物であ る。より大きい百分率のエチレン部分を含めると、化合物の汚れ遊離活性が改良 される傾向がある。驚くべきことには、より大きい百分率の1,2−プロピレン 部分を含めると、化合物の水溶性が改良される傾向がある。 したがって、1,2−プロピレン部分または同様な分枝鎖状の同等の部分は、 液状布帛柔軟剤分散組成物の中に汚れ遊離成分の実質的な部分を導入するために 望ましい。好ましくは、約75%〜約100%は1,2−プロピレン部分である 。 各pの値は少なくとも約6であり、好ましくは少なくとも約10である。各n の値は通常約12〜約113である。典型的には、各pの値は約12〜約43の 範囲である。 汚れ遊離剤は下記の文献により完全に開示されている。米国特許第4,661 ,267号明細書(Decker)Konig、Straathof、およびG osselink、1987年4月28日発行);米国特許第4,711,73 0号明細書(GosselinkおよびDiehl、1987年12月8日発行 );米国特許第4,749,596号明細書(Evans、Huntingto n、Stewart、Wolf、およびZimmerer、1988年6月7日 発行);米国特許第4,818,569号明細書(Trinh、Gosseli nk、およびRattinger、1989年4月4日発行);米国特許第4, 877, 896号明細書(Maldonado、Trinh、およびGosselink 、1989年10月31日発行);米国特許第4,956,447号明細書(G osselink et al.、1990年9月11日発行);および米国特 許第4,976,879号明細書(Maldonado、Trinh、およびG osselink、1990年12月11日発行)、前記特許のすべては引用す ることによって本明細書の一部とされる。 これらの汚れ遊離剤は、また、スカム(scum)分散剤として作用することもで きる。 (D) スカム分散剤 本発明において、プレミックスを、汚れ遊離剤以外の、任意のスカム分散剤と 組合わせ、成分の融点またはそれより高い温度に加熱することができる。 本発明において好ましいスカム分散剤は、疎水性物質を高度にエトキシル化す ることによって製造される。疎水性物質は、脂肪族アルコール、脂肪酸、脂肪族 アミン、脂肪酸アミド、アミンオキシド、第四級アンモニウム化合物、または汚 れ遊離ポリマーの製造に使用する疎水性部分、であることができる。好ましいス カム分散剤は高度にエトキシル化されており、例えば、平均1分子当たり約17 モルより多い、好ましくは約25モルより多い、より好ましくは約40モルより 多いエチレンオキシドでエトキシル化されており、ポリエチレンオキシド部分は 合計の分子量の約76%〜約97%、好ましくは約81%〜約94%である。 スカム分散剤のレベルは、使用条件下に、許容できる、好ましくは消費者に対 して感知できないが、柔軟化に悪影響を及ぼすためには十分でないレベルにおい て、スカムを保持ために十分である。ある目的で、スカムは存在しないことが望 ましい。典型的な洗濯プロセスの洗濯サイクルにおいて使用されるアニオンまた は非イオンの洗剤およびその他の量、本発明における分散組成物の導入前のすす ぎ工程の効率、および水の硬度、に依存して、布帛(洗濯)の中に捕捉されるア ニオンまたは非イオンの洗浄界面活性剤および洗浄ビルダー(特にリン酸塩およ びゼオライト)の量は変化する。通常、最小量のスカム分散剤を使用して、柔軟 化性質に悪影響を及ぼすことを回避すべきである。典型的には、スカム分散剤は 、柔軟剤活性成分のレベルに基づいて、少なくとも約2%、好ましくは少なくと も約4%(スカムの回避を最大にするためには少なくとも6%、好ましくは10 %)を必要とする。しかしながら、約10%(柔軟剤物質に関して)またはそれ 以上のレベルにおいて、特に布帛が洗濯作業の間に吸収された非イオン界面活性 剤を高い比率で含有するとき、製品の柔軟化効能が喪失される危険が存在する。 好ましいスカム分散剤は次の通りである。Brij 700R;Varoni c U−250R;Genapol T−500R、Genapol T−800R ;Plurafac A−79R;およびNeodol 25−50R。 (E) 殺菌剤 本発明のプレミックスおよび仕上がり分散組成物中に存在することができる殺 菌剤の例は次の通りである。グルタルアルデヒド、ホルムアルデヒド、2−ブロ モ−2−ニトロプロパン−1,3−ジオール(Inolex Chemical s、ペンシルバニア州フィラデルフィア、から商品名BronopolRで販売 されている)、および5−クロロ−2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オン と2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オンとの混合物(Rohm & Ha as Companyから商品名Kathon CG/ICPRで販売されてい る)。本発明の分散組成物において使用される殺菌剤の典型的なレベルは、約1 〜約1,000重量ppmの殺菌剤である。 (F) キレート化剤 本発明における組成物および方法は、必要に応じて1種または2種以上の銅お よび/またはニッケルのキレート化剤(「キレーター」)を含有することができ る。このような水溶性キレート化剤は、アミノカルボン酸塩、アミノポリホスホ ン酸塩、多官能的に置換された芳香族キレート化剤およびそれらの混合物、から 成る群より選択することができ、これらのすべては下記において定義される。布 帛の白色度および/または明度は、このようなキレート化剤により実質的に改良 または回復され、そして分散組成物中の物質の安定性は改良される。 本発明においてキレート化剤として有用なアミノカルボン酸塩は下記のものを 包含する。エチレンジアミン四酢酸塩(EDTA)、N−ヒドロキシエチルエチ レンジアミン三酢酸塩、ニトリロ三酢酸塩(NTA)、エチレンジアミン四プロ ピオン酸塩、エチレンジアミン−N,N’−ジグルタル酸塩、2−ヒドロキシプ ロピレンジアミン−N,N’−ジコハク酸塩、トリエチレンテトラアミン六酢酸 塩、ジエチレントリアミン五酢酸塩(DETPA)、およびエタノールジグリシ ンを包含し、それらの水溶性塩、例えば、アルカリ金属塩、アンモニウム塩およ び置換アンモニウム塩およびそれらの混合物を、包含する。 アミノホスホン酸塩は、また、少なくとも低いレベルの合計のリンが洗剤組成 物において許されるとき、本発明の組成物においてキレート化剤として使用する ために適当であり、そしてエチレンジアミンテトラキス(メチレンホスホン酸塩 )、ジエチレントリアミン−N,N,N’,N”,N”−ペンタキス(メチレン ホスホン酸塩)(DETMP)および1−ヒドロキシエタン−1,1−ジホスホ ン酸塩(HEDP)を包含する。好ましくは、これらのアミノホスホン酸塩は約 6個より多い炭素原子を有するアルキルまたはアルケニル基を含有しない。 キレート化剤は、典型的には、本発明のすすぎプロセスにおいて約2ppm〜 約25ppmのレベルにおいて、1分〜数時間までのソーキング期間の間使用さ れる。 本発明において使用するために好ましいEDDSキレート化剤(また、エチレ ンジアミン−N,N’−ジコハク酸塩として知られている)は、米国特許第4, 704,233号明細書(上記において引用した)に記載されている物質であり 、そして下記式(遊離酸の形態)を有する。 この特許に記載されているように、EDDSは無水マレイン酸およびエチレン ジアミンを使用して製造することができる。EDDSの好ましい生物分解性[S ,S]異性体は、L−アスパラギン酸を1,2−ジブロモエタンと反応させるこ とによって製造することができる。EDDSは銅およびニッケルの双方のカチオ ンをキレート化するために有効であり、生物分解性の形態で入手可能であり、そ してリンを含有しないということにおいて、他のキレート化剤を超えた利点を有 する。キレート化剤として本発明において使用するEDDSは、典型的には、そ の塩の形態である、すなわち、4個の酸性水素の1またはそれ以上は水溶性カチ オンM、例えば、ナトリウム、カリウム、アンモニウム、トリエタノールアンモ ニウム、およびその他により置換されている。前述したように、EDDSキレー ト化剤は、また、典型的には本発明のすすぎプロセスにおいて約2ppm〜約2 5ppmのレベルにおいて1分〜数時間までのソーキング期間の間使用される。 あるpHにおいて、EDDSは好ましくは亜鉛カチオンと組合わせて使用される 。 以上から理解できるように、広範な種類のキレート化剤を本発明において使用 できる。事実、簡単なポリカルボン酸塩、例えば、クエン酸塩、オキシ二コハク 酸塩、およびその他を使用することもできるが、このようなキレート化剤は、重 量基準で、アミノカルボン酸塩およびホスホン酸塩ほど有効ではない。したがっ て、使用レベルはキレート化有効度の違いを考慮して調節可能である。本発明に おけるキレート化剤は銅イオンに対して少なくとも約5、好ましくは少なくとも 約7の安定性定数(完全にイオン化したキレート化剤の)を有することが好まし いであろう。典型的には、キレート化剤は、本発明における分散組成物の約0. 5重量%〜約10重量%、より好ましくは約0.75重量%〜約5重量%を構成 するであろう。好ましいキレート化剤は、DETMP、DETPA、NTA、E DDSおよびそれらの混合物、を包含する。 (G) 任意成分としての粘度/分散性変性剤 濃縮助剤を添加しないで、安定である、本発明における不飽和ジエステル第四 級アンモニウム化合物を含有する相対的に濃縮された仕上がり分散組成物を製造 することができる。しかしながら、本発明の分散組成物は、他の成分に依存して 、なおより高い濃度にするためにおよび/またはより高い安定性の規格を満足す るために、有機および/または無機の濃縮助剤を必要とすることがある。これら の濃縮助剤は、典型的には粘度変性剤であることができ、特定の柔軟剤活性成分 のレベルを使用するとき、極端な条件下に安定性を保証するために、必要とされ るか、あるいは好ましいことがある。界面活性剤の濃縮助剤は、典型的には、下 記のものから成る群より選択される。(1)単長鎖アルキルのカチオン界面活性 剤;(2)非イオン界面活性剤;(3)アミンオキシド;(4)脂肪酸;および (5)それらの混合物。これらの助剤は、P&Gの同時継続米国出願第08/4 61,207号、1995年6月5日提出、Wahl et al.、特に第1 4ページ、第12行〜第20ページ、第12(これは引用することによって本明 細書の一部とされる)に記載されている。約12〜約18個、特に約16〜約1 8個の炭素原子を含有する脂肪酸は、追加の柔軟化を提供するので、この目的に 望ましい添加剤である。 (H) 他の任意成分 本発明は繊維材料の処理の組成物において慣用される任意の成分を含むことが でき、それらの例は次の通りである。着色剤;保存剤;界面活性剤;防縮剤;布 帛けん縮剤;スポッティング剤;殺菌剤;殺真菌剤;腐食防止剤;およびその他 。 本発明は、また、他の適合性成分を含むことができ、これらは下記の特許出願 に記載されているものを包含する。同時継続米国出願第08/372,068号 、1995年1月12日提出、Rusche、et al.;同第08/372 ,490号、1995年1月12日提出、Shaw、et al.;および同第 08/277,558号、1994年7月19日提出、Hartman、et al.、これらは引用することによって本明細書の一部とされる。 プロセシングの面 プレミックスは、柔軟剤活性成分A.(プレミックスの重量の約50%〜約8 5%、好ましくは約60%〜約80%、より好ましくは約65%〜約75%); 香料B.(後述する高香料の低活性組成物について、プレミックスの重量の約5 0%まで、そしてより標準的高柔軟剤濃度の組成物について、プレミックスの重 量の約25%より少ない、好ましくは約0.5%〜約15%、より好ましくは約 1%〜約10%);必要に応じて、低分子量アルコールC.(プレミックスの重 量の約5%〜約20%、好ましくは約5%〜約17%、より好ましくは約5%〜 約15%);必要に応じて、水溶性有機溶媒系D.(プレミックスの重量の約1 0%〜約30%、好ましくは約13%〜約25%、より好ましくは約15%〜約 20%);および必要に応じて、分散助剤E.(プレミックスの重量の約2%〜 約35%、好ましくは約3%〜約25%、より好ましくは約4%〜約15%)を 含んでなる。香料B.は、通常所望の粘度を提供するために十分であるが、いず れの場合においても、所望の粘度達成するために要求される溶媒C.のレベルを 減少させる。 これらのプレミックスは、所望の量の、布帛柔軟剤活性成分A.、香料B.( 有効量であるが、約25%より少ない、好ましくは約15%より少ない、より 好ましくは約10%より少ない)、および、必要に応じて、低分子量アルコール C.、およびまた、必要に応じて、所望の温度範囲についてプレミックスに所望 の粘度を与える、水溶性有機溶媒D.、を含有する。プロセシングに適当な典型 的な粘度は、約1000cpsより低く、好ましくは約500cpsより低く、 より好ましくは約300cpsより低い。仕上がり組成物は、予熱した柔軟剤プ レミックスを予熱した水シートに加えることにより製造できるが、周囲温度にお いて製造するのが好ましい。低い温度の使用は、溶媒の蒸発を最小化することに よって安全性を改良し、生物分解性布帛柔軟剤活性成分、香料、保存剤、および その他のような物質の分解および/または損失を最小化し、加熱の必要性を減ら して、そしてプロセシングのための費用を節約する。その結果、製造作業からの 環境に対する衝撃および安全性が改良される。 プレミックスの例およびそれらを使用する方法は、典型的には約55%〜約8 5%、好ましくは約60%〜約80%、より好ましくは約65%〜約75%の布 帛柔軟剤活性成分A.を、下記の実施例において例示されているように、0.5 %〜約25%の香料B.、および約5%〜約20%、好ましくは約5%〜約15 %の水溶性溶媒系C.、例えば、エタノールおよび/またはイソプロパノール、 と混合して含んでなるプレミックスを包含する。 本発明におけるプレミックスを使用して製造することができる、いくつかの好 ましい布帛柔軟剤組成物は、下記の成分を含んでなる。 A. 組成物の約15重量%〜約50重量%、好ましくは16重量%〜約35重 量%、より好ましくは約17重量%〜30重量%の下記柔軟剤1)〜3)から成 る群より選択される生物分解性布帛柔軟剤活性成分。 1). 下記式を有する柔軟剤、 式中、各R置換基は短鎖C1−C6、好ましくはC1−C3アルキルまたはヒドロキ シアルキル基(例えば、メチル(最も好ましい)、エチル、プロピル、ヒドロキ シエチル等)、ベンジル、またはそれらの混合物であり、各mは2または3であ り、各nは1〜約4であり、各Yは−O−(O)C−または−C(O)−O−で あり、各R1中の炭素数の合計+1は、Yが−O−(O)C−であるとき、C12 −C22、好ましくはC14−C20であり、各R1はヒドロカルビル、または置換ヒ ドロカルビル基、好ましくはアルキル、モノ不飽和アルキレン、およびポリ不飽 和アルキレン基であり、ポリ不飽和アルキレン基を含有する柔軟剤活性成分は、 存在する合計の柔軟剤活性成分の重量の少なくとも3%、好ましくは少なくとも 5%、より好ましくは少なくとも約10%、なおより好ましくは約15%であり (本明細書において使用するとき、所定のR1基を含有する「柔軟剤活性成分の 百分率」は、存在する合計のR1基の所定のR1基の百分率に基づく)、活性成分 は、特に個々の分子内に、好ましくはR1基の混合物を含有するが、また、好ま しくは、飽和R1基は分枝鎖、例えば、イソステアリン酸からの分枝鎖を、飽和 R1基の少なくとも一部分について、含んでなり、分枝鎖状基により表される活 性の合計は約1%〜約90%、好ましくは約10%〜約70%、より好ましくは 約20%〜約50%である(本明細書において使用するとき、「親」脂肪酸、ま たは「対応する」脂肪酸のヨウ素価は、所定のR1基を含有する脂肪酸中に存在 する不飽和のレベルと同一であるR1基についての不飽和レベルを定義するため に使用される)、そして対イオンX(-)は、任意の柔軟剤適合性アニオン、好ま しくは塩化物、臭化物、または硝酸塩、より好ましくは塩化物、であることがで きる、 2). 下記式を有する柔軟剤、 式中、各Y、R、R1、およびX(-)は上記と同一の意味を有する(このような化 合物は下記式を有するものを包含する、 [CH3]3N(+)[CH2CH(CH2OC[O]R1)OC(O)R1]C1(-) 特に式中、C(O)R1は、いくつかの飽和、いくつかの不飽和、例えば、オレ イン酸、脂肪酸、およびいくつかのポリ不飽和脂肪酸、を含有する、R1基の混 合物から誘導され、必要に応じて好ましくは、イソステアリン脂肪酸のような分 枝鎖R1基を有しそして、好ましくは、各Rはメチルまたはエチル基であり、そ して好ましくは各R1はC15〜C19の範囲であり、変化する程度の不飽和がアル キル鎖の中に存在する)、および 3). それらの混合物。前記柔軟剤活性成分は安定な分散液の形態 である。 B. 残部の水および、必要に応じて、組成物の約5重量%〜約30重量%、好 ましくは約8重量%〜約25重量%、より好ましくは約10重量%〜約20重量 %の水溶性有機溶媒。この組成物の粘度は約500cpsより小さく、好ましく は約400cpsより小さく、より好ましくは約200cpsより小さく、そし て凍結および融解後、約1000cpsより小さく、好ましくは約500cps より小さく、より好ましくは約200cpsより小さい値に回復する。 このタイプの組成物において使用するために特に好ましい任意の成分は、所望 の粘度および/または追加の安定性を提供する、水溶性、イオン化性、カルシウ ム塩および/またはマグネシウム塩を包含する。塩化物の塩は好ましいが、酢酸 塩、硝酸塩、およびその他を使用することができる。前記カルシウム塩および/ またはマグネシウム塩のレベルは、0%〜約2%、好ましくは約0.05%〜約 0.5%、より好ましくは約0.1%〜約0.25%である。ナトリウム塩、例 えば、NaClを、特に、低いレベルの柔軟剤活性成分を含有する組成物につい て、使用することもできる。これらの物質は仕上がり組成物の製造に使用される 水および/または酸(水シート)の中に存在することが望ましい。仕上がり組成 物のpHは、約1〜約7、好ましくは約1.5〜約5、より好ましくは約2〜約 3.5である。通常、pHは低分子量の酸、好ましくは鉱酸、より好ましくはH Cl、を使用して調節される。硝酸、酢酸、およびその他を包含する他の酸を使 用して前記pHとすることができる。 本発明におけるプレミックスを使用して製造できる他の組成物は、この出願と 同時に提出された同時継続米国出願(発明の名称「濃厚で、安定な、好ましくは 透明の、布帛柔軟剤組成物」、代理人整理番号、6009、6010、6011、6012、6013 、6014、6015、6016、6017、6018、6019、6020、6021及び6022)(前記出願は引 用することによって本明細書の一部とされる)に記載されている「透明な」組成 物を包含する。 プレミックスを使用して、同時継続米国出願第 号明細書(Cri stina Avila−Garcia、et al.)「安定な高香料、低活 性の布帛柔軟剤組成物」(前記出願は引用することによって本明細書の一部とさ れる)に開示されている他の低柔軟剤、高香料の組成物を製造することができ、 これらの組成物は、下記の成分(a)〜(f)を含んでなる、洗濯プロセスのす すぎサイクルにおいて使用するための単一強度の液状布帛柔軟剤組成物を包含す る。 (a) 約0.4%〜約5%のカチオン界面活性剤、 (b) 約0.3%〜約1.2%の疎水性香料、 (c) 約0.4%〜約5%の非イオン界面活性剤の分散助剤、 (d) 約0%〜約1%の水溶性イオン化性無機塩、 (e) 約90%〜約98.5%の水、および (f) 約0%〜約2%の他の成分。 カチオン界面活性剤/香料の比は約1:3〜約5:1であり、カチオン界面活性 剤/非イオン界面活性剤の比は約1:2〜約4:1であり、そしてカチオン界面 活性剤+非イオン界面活性剤の量は約1%〜約7%である。この組成物は、離散 疎水性粒子がその中に実質的に均一に分散した、液状水性相から成る。この組成 物は好ましくは約50cp〜約500cpの粘度を有する。 プレミックスを使用して周囲温度において簡単な方法で仕上がり組成物組成物 を配合することができ、この方法は下記の工程1〜5からなる。 1. 布帛柔軟剤活性成分、例えば、約72%のDEQA1(約11%のエタノ ールを含有する)、および香料、例えば、約5%、を混合してプレミックスを製 造する。 2. 周囲温度において水およびHClの水シートを調製する。必要に応じて、 キレート化剤を添加する。 3. よく撹拌しながらプレミックスを水に添加する。 4. CaCl2溶液で所望の粘度にトリミングする。 5. 染料溶液を添加して所望の色にする。 布帛柔軟剤活性成分(DEQA)、香料、および、必要に応じて、水溶性溶媒 を、次のようにして、プレミックスとして配合することができる。 上記プレミックスを前述の方法において使用して仕上がり組成物を配合するこ とができ、組成物は下記の処方を有する。 次のように、上記プレミックスを使用して透明な仕上がり組成物を配合するこ とができる。 DEQA10 N,N−ジ(タロウイルオキシエチル)−N,N−ジメチルアンモ ニウムクロライド。 DEQA11 ジ(部分水素化ソイアオイルオキシエチル)−N,N−ジメチルア ンモニウムクロライド。 DEQA12 N,N−ジ(アシルオキシエチル)−N,N−ジメチルアンモニウ ムクロライド、ここでアシル基は約68:32の重量比の獣脂脂肪酸と部分水素 化ソイア脂肪酸との混合物から誘導される。 DEQA13 N,N−ジ(イソステロイルオキシエチル)−N,N−ジメチルア ンモニウムクロライド。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(GH,KE,LS,MW,S D,SZ,UG),UA(AM,AZ,BY,KG,KZ ,MD,RU,TJ,TM),AL,AM,AT,AU ,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH, CN,CU,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,G B,GE,GH,HU,IL,IS,JP,KE,KG ,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS,LT, LU,LV,MD,MG,MK,MN,MW,MX,N O,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG ,SI,SK,TJ,TM,TR,TT,UA,UG, UZ,VN,YU (72)発明者 ヘレン、バーナード、トーディル アメリカ合衆国オハイオ州、ウェスト、チ ェスター、ウェスト、チェスター、ロー ド、7590 (72)発明者 ユーゴ、ジャン、マリー、デメイヤー ベルギー国ベー―1785、メルクタム、リン トート、ストラート、59 (72)発明者 マルク、ヨハン、デクレルク ベルギー国ベー―1853、ストロムベーク― ベベル、リングラーン、77

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 下記成分A〜Eを含んでなる、仕上がり組成物の製造に有用な、布帛柔 軟剤プレミックス組成物。 A. 約50%〜約85%の、下記の柔軟剤1)〜3)から成る群より選択さ れる布帛柔軟剤活性成分。 1). 下記式を有する柔軟剤化合物、 (式中、各R置換基は短鎖C1−C6アルキルまたはヒドロキシアルキル基、ベン ジル、またはそれらの混合物であり、各mは2または3であり、各nは1〜約4 であり、各Yは−O−(O)C−または−C(O)−O−であり、各R1はヒド ロカルビル、または置換ヒドロカルビル基であって、各R1中の炭素数の合計+ 1は、Yが−O−(O)C−であるとき、C12−C22であり、R1基を含有する 脂肪酸のヨウ素価は約60〜約140である)、 2). 下記式を有する柔軟剤化合物、 (式中、各Y、R、R1、およびX(-)は上記と同一の意味を有する)、および 3). それらの混合物。 B. 仕上がり組成物に香料作用を提供しかつプレミックス組成物の加工性を 改良するために有効であるが、約25%より少ない量の、香料。 C. 必要に応じて、粘度を低下させるために十分な、有効量の、低分子量水 溶性溶媒。 D. 必要に応じて、プレミックス組成物の約40重量%より少ない、粘度を 低下させるための、約85℃以上の沸点を有する、水溶性有機溶媒。 E. 必要に応じて、香料および/または柔軟剤活性成分を分散させるために 十分な、有効量の、分散助剤。 2.下記成分A〜Eを含んでなる、請求項1に記載の布帛柔軟剤プレミックス 組成物。 A. 約60%〜約80%の、下記1)〜3)から成る群より選択される前記 布帛柔軟剤活性成分。 1). 下記式を有する柔軟剤化合物、 (式中、各R置換基は短鎖C1−C3アルキルまたはヒドロキシアルキル基、ベン ジル、またはそれらの混合物であり、各mは2であり、各nは2〜約3であり、 各Yは−O−(O)C−であり、各R1中の炭素数の合計+1はC14−C20であ り、このR1基の対応する脂肪酸のヨウ素価は約70〜約130であり、そして R1を含んでなるポリ不飽和アシル基の合計のレベルは約1%〜約30%である ) 2). 下記式を有する柔軟剤化合物、 (式中、各Y、R、R1、およびX(-)は上記と同一の意味を有する)および 3). それらの混合物。 B. 約0.5%〜約15%の、香料。 C. 必要に応じて、0%〜約20%のエタノール、イソプロパノール、n− プロパノール、およびそれらの混合物から成る群より選択される、低分子量アル コール。 D. 必要に応じて、約10%〜約30%の前記水溶性有機溶媒。 E. 必要に応じて、約2%〜約35%の、前記分散助剤。 3. 下記成分A〜Eをを含んでなる、請求項2に記載の布帛柔軟剤プレミッ クス組成物。 A. 約65%〜約75%の、前記布帛柔軟剤活性成分、ここで前記布帛柔軟 剤活性成分は下記のものである。 1). 下記式を有する柔軟剤化合物、 (式中、各R置換基は短鎖C1−C3アルキルまたはヒドロキシアルキル基、ベン ジル、またはそれらの混合物であり、各mは2であり、各nは2〜約3であり、 各R1について、対応する脂肪酸のヨウ素価は約80〜約115であり、そして R1を含んでなるポリ不飽和アシル基の合計のレベルは約1%〜約25%である )。 B. 約1%〜約10%の香料。 C. 必要に応じて、約5%〜15%の、粘度を改良するために十分な、前記 低分子量アルコール。 D. 必要に応じて、約12%〜約25%の前記水溶性有機溶媒。 E. 必要に応じて、約3%〜約25%の、前記分散助剤。 4. 下記成分A〜Eを含んでなる、請求項3に記載の布帛柔軟剤プレミック ス組成物。 A. プレミックス組成物の約65重量%〜約75重量%の前記布帛柔軟剤、 (ここで各nは2であり、各R1は長鎖C13−C17直鎖状アルキルまたはアルケ ニルであり、R1を含んでなるポリ不飽和アシル基の合計のレベルは約5%〜約 18%であり、そしてシス/トランス比は約1:1〜約50:1である)。 B. プレミックス組成物の約1重量%〜約5重量%の、前記香料。 C. 必要に応じて、約5%〜約15%の、粘度を改良するために十分な、前 記低分子量アルコール。 D. 必要に応じて、約13%〜約20%の、前記水溶性有機溶媒。 E. 必要に応じて、約4%〜約15%の前記分散助剤。 5. 柔軟剤活性成分が約20%までのモノエステル化合物を含有し、式中m が2であり、そしてYR1がH−または−C(O)OHである、請求項1に記載 の布帛柔軟剤プレミックス組成物。 6. 請求項1に記載のプレミックス組成物を水を含んでなる水シートに添加 し、酸を添加してpHを約1.5〜約5にし、そして、必要に応じて、有効量の 水溶性カルシウム塩および/またはマグネシウム塩を添加し、そして混合するこ とによる、仕上がり布帛柔軟剤組成物を製造する方法。 7. 請求項2に記載のプレミックス組成物を水を含んでなる水シートに添加 し、酸を添加してpHを約1.5〜約5にし、そして、必要に応じて、有効量の 水溶性カルシウム塩および/またはマグネシウム塩を添加し、そして混合するこ による、仕上がり布帛柔軟剤組成物を製造する方法。
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