JPH11506200A - 色に影響を与える状態を検出し測定する方法及び装置 - Google Patents

色に影響を与える状態を検出し測定する方法及び装置

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JPH11506200A
JPH11506200A JP9500283A JP50028397A JPH11506200A JP H11506200 A JPH11506200 A JP H11506200A JP 9500283 A JP9500283 A JP 9500283A JP 50028397 A JP50028397 A JP 50028397A JP H11506200 A JPH11506200 A JP H11506200A
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ダービー エス. マクファーレイン
デーヴィッド ケネス マクファーレイン
フレッド ダヴリュー.ジュニア ビルメイヤー
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クロマティクス カラー サイエンシズ インターナショナル,インコーポレイテッド
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Abstract

(57)【要約】 色に基づいて検査対象の状態を決定するための方法及び装置は、カラー測定器を使用して、病気、損傷、熟成等の状態を示すカラーファクタにおける変化を検出する。皮膚の色に出る高ビリルビン血症のような医学的状態を検出することができる。測定者は、検査対象の皮膚の色におけるハンターb及びLのようなカラーファクタを測定する。1つのカラーファクタ(例えばL)について設定された範囲に対して、他のカラーファクタ(例えばハンターb)について設定レベルを超える変化は、上記の医学的状態を示す。多くの場合、もし検査対象の皮膚の色と同じ皮膚の色をしている健康人について、カラーファクタの通常の範囲が分かっているのであれば、医学的状態又は汚染状態が発生している可能性を示す指標としては、カラーファクタのうちの1つが用いられる。たとえ基準測定値がなく、1又は2のカラーファクタを1回測定しても医学的状態又は汚染の存在を示すことができないような場合であっても、順次測定を繰り返せば、測定されたカラーファクタの変化に基づいて、上記の医学的状態があるのか否かを示すことができる。カラー測定技術は、生物学的検査対象(例えば、髪、歯、組織、排泄物、食物、汚染、動物、植物)に幅広く適用できる。

Description

【発明の詳細な説明】 色に影響を与える状態を 検出し測定する方法及び装置 本願の経緯 本願は、米国特許出願第08/239733号の一部継続出願である。該米国 特許出願第08/239733号は、現在は米国特許第5313267号となっ ている米国特許出願第08/021657号の一部継続出願である。該米国特許 出願第08/021657号は、1986年2月21日出願の米国特許出願第8 33661号の一部継続出願である,1986年9月8日出願の米国特許第90 4369号の継続出願である,1988年6月6日出願の米国特許出願第204 938号の継続出願である。なお、該米国特許出願第833661号は、198 3年7月18日、出願の米国特許出願第514618号の継続出願である。 発明の背景 本発明は、検査対象者の色に影響を与える状態の検知及び/又は測定に用いら れる方法及び装置に関し、より詳しくは、注目箇所の状態を示す生体検査対象物 における少なくとも一色の特性及び要因を測定するための工程及び機器 に関する。特定状態を示す色(coloration)中の変化を目的として対象物を視覚 観察することは、よくなされてきたことである。前記対象物は、健康な状態にあ るか否かを判定するために観察される人間又は動物とすることができる。生検材 料又は排泄物等の他の検査対象物における複数色の特性又は一色の特性は、診断 上の価値を有している。 個々の人間の皮膚色は、しばしば、主治医によって評価されている。少し具体 例を挙げると、少なくとも、高血圧、結核、肝臓硬化症は、多くの人間が属する 区分に含まれる皮膚色変化の症候性を有する例である。毛髪色の評価や歯色の評 価も有効である。これらは、個人の健康又は個々の毛髪や歯の健康に対して影響 を及ぼす可能性がある。若しくは、前記毛髪色の評価や歯色の評価は、例えば、 白髪になるのを防いだり、現存する歯へ新しい歯科処置を正確に合致させる等の 正確な表面処理を可能にする。 同様に、植物や農業生産物の状態も、状態を表示するものとしての色によって 視覚的に検査することができる。土壌汚染も同様に、視覚検査によって明らかに なる。このような視覚検査は主観的である。視覚検査において鍵となる色彩特性 を機器によって測定することは、客観性及び画一性を確保する上で価値がある。 過去において、新生児高ビリルビン血症は、黄疸に対す る個々の視覚観察によって、若しくは、定期的に採血し検査することによって、 検出されてきた。そして、該高ビリルビン血症は検出に基づいて光線療法によっ て治療されていた。光線療法の期間中、血清ビリルビンのレベルが許容範囲まで 減少したことが確認されるまで、血液サンプルが一定間隔で採取され検査されて いた。 乳児期においては、血液中に高ビリルビン血症検査のために有効な血液成分が ほとんど含まれていない。そのため、採取した血液の代わりに輸血が必要になる 程、採血されることがしばしばであった。従って、新生児は、輸血が引き起こす 全ての危険にさらされていた。採血や輸血は、もちろん、新生児にとって痛いも のであると共に、全ての観血的処理(invasive procedure)と同様に、例えば感 染症の危険等の存在する医療上の危険を与える。従って、高ビリルビン血症等の 状態に影響を及ぼす皮膚色を検知及び測定するための信頼性の高い非観血式の技 術(noninvasive technique)が望まれている。 これは、試験対象者の状態、若しくは特定の病気又は状態を示す色彩特性、色 彩要素を客観的に且つ画一的に判定する方法及び装置に対する幅広い要求の一例 である。具体例を上述したように、本発明に係る方法及び装置は、少なくとも一 部において観察可能な色彩特性に基づいて視覚検 査がなされる既存の検査に適用できる。 発明の概要 本発明によれば、色に影響を与える検査対象物の状態を検出し且つ定量的に測 定するための方法及び装置が提供される。該方法は、対象物に対し少なくとも一 つの色特性を測定することを備えている。 本発明における一つの例示方法においては、少なくとも一つの皮膚色特性が、 少なくとも時間に関する第1及び第2ポイントで測定される。その後、該2つ測 定値は、高ビリルビン血症の検査の為に、変化について比較される。好ましい方 法においては、さらに、第2皮膚色特性が測定される。この測定値に基づいて、 対象物は、複数カテゴリーに割り当てられる。これらのカテゴリーにおいては、 第1皮膚色特性変化における変動量が医療状態を示す。前記第1特性は、そのカ テゴリーに属する対象物の医療状態を示すのに十分な測定値の変化を見る為に観 察される。対象者が、検査されるべき医療状態を示す皮膚色特性を有さない場合 には、少なくとも第1特性の基準示数(base reading)が、まず読み取られるの が好ましい。 高ビリルビン血症検査の場合、第1皮膚色特性はハンターbである。該ハンタ ーbは、2つの反対色、即ち、黄色及び青色の内の1つの色の相対量に依存した カラーファク ター(color factor)である。ハンターbは、スペクトラムの第1部分たる,よ り黄色に近い部分で重み付けされた第1関数(Y)と、スペクトラムの第2部分 たる,より青色に近い部分で重み付けされた第2関数(Z)と、色の明度に関す る関数であり且つ明度が増加するに従ってカラーファクター値を減少させる重み 付け項(1/Y1/2)とを備えたファクターである。Y及びZは、色を特定する ものとして色彩科学者に知られている三刺激値X,Y及びZの一部である。これ らは、比色計等の市販されている装置によって測定可能である。 新生児に対する高ビリルビン血症の検査の場合、ハンターb及びハンターL明 度測定値の示数(reading)が、生後直ぐに読み取られる。これらは基準示数を 提供し得る。なぜなら、高ビリルビン血症は生後直ぐにはそれ自身明らかでない からである。第1示数(first resding)は、好ましくは、5時間以内であるが 、生後できるだけ早く読み取られるのが望ましい。その後、引き続き、次の数日 間に亘って示数が読み取られる。ハンターbの後の示数は、第1示数たる基準示 数と比較され、ハンターbが、特定皮膚明度Lの範囲を有する人間において高ビ リルビン血症の黄疸特性の程度を示す範囲まで増加しているか否かが判定される 。Lは、それが当初の示数に近接して維持されている ことを確認する為に、後の各検査期間中測定される。これは、検査手順が適切に 行われていることの信頼性のあかしとなる。 高ビリルビン血症に対する前述のような検査工程において、皮膚色に影響を与 える医療状態が検出された場合には、その後、該医療状態から人間が回復したこ とを示すのに十分なほど色彩特性上の徴候が減少するまで、皮膚色特性の測定が 一定間隔で続けられる。高ビリルビン血症の場合においては、光線療法は、高ビ リルビン血症による黄疸と同じ位、ハンターbに大きな変化を与え、これが観察 されると認識されている。従って、光線療法の期間に亘って、ハンターb及びL 特性は黄疸が消え去るまで継続して監視される。このことは、新生児を光線療法 ランプの下から早期に退去させ得る価値を有している。これは、眼球保護器が早 く取り除かれたり、又は意に反して取り除かれたりする際に、新生児の眼球に対 しダメージを与えるという危険を防止できるからである。 本発明によって使用される装置は、比色計等の色彩測定装置と、状態を検査す る際に測定される特定の特性や複数の特性を保存し且つ比較する為の電算手段と を含んでいる。高ビリルビン血症を検出する目的の為にハンターbが測定される 場合、ハンターb及びハンターLを計算できる比色 計が使用され得る。これは、斯かる能力を備えた市販の比色計とすることができ る。電算手段は、好ましくは、一つ以上の以前の示数を保存するのに十分なメモ リーを有し、且つ、ハンターb及びLの変化を検出する為に以前の示数と現在の 示数とを比較するようにプログラムされるべきものとすることができる。好まし くは、前記比色計と電算手段とは、単一装置中に組み込まれているものとするこ とができるが、市販の比色計を、例えば、パーソナルコンピュータと共働させて 用いることもできる。該パーソナルコンピュータは、時間的に間隔を存して得ら れる測定値からハンターb及びL値を保存し比較できるものである。同様に、電 算手段は、装置に組み込まれた一部であるか、分離されたコンピュータであるか に関わらず、明度Lの範囲、及び種々の明度における,血清ビリルビン値の不当 な増加を示すハンターbの増加値を保存する為に用いられる。 本発明の一つの方法においては、ハンターL及びbは高ビリルビン血症を検出 する為に使用される。ハンターLは、測定毎に一致性について監視される。ハン ターbの変化は、高ビリルビン血症の警告の為に監視される。本発明の他の方法 においては、ハンターL、a及びbが用いられる。ハンターLは一致性が監視さ れ、ハンターbは高ビリルビン血症の警告の為に監視され、並びに、ハンターa は乳児に 関する追加の情報の為に監視される。人間におけるハンターaの正常範囲は知ら れている。もし、ハンターaが前記正常範囲外にある場合は、これに対する理由 が決定されなければならない。もし、その理由が、乳児が泣いて涙を流している こと、及び体を洗って拭くために擦られたことである場合には、正常値からハン ターaが変動していることは、医療上の問題を示すものではない。もし、ハンタ ーaが正常範囲を越えており、しかも、乳児が泣いておらず、直前に体を洗われ ておらず、光線療法の治療中でない場合、若しくは、なにか他の医療上の理由が あることが明らかな場合には、循環器障害がその理由である可能性がある。もし 、医療上の状態が存在するなら、斯かる状況は観察すべき監視状態である。また 、高ビリルビン血症に起因する黄疸がハンターbを増加させる直前に、ハンター aが時折増加することがある。もし、医療上の状態が存在するなら、斯かる場合 のハンターaは、より短い間隔での観察を要する警告となり得る。ハンターbに 対するハンターLの比率が実質的に一定である状態で、ハンターL及びハンター bの双方の増加に伴ってハンターaが減少する場合は、乳児が貧血状態であり、 そのために蒼白となっていることを意味する。このような場合においては、(ハ ンターLの増加と同時の)ハンターbの増加は、高ビリルビン血症を示す ものではない。このような場合におけるハンターaの観察は、種々の医療状態を 示唆する。そして、これはハンターL及びハンターbをより良く理解し、それら が高ビリルビン血症の表示であるか否かをより確かにすることを可能にする。 好ましくは、検査すべき目的状態の存在又は不存在を評価する為に使用される 各皮膚色特性測定値は、実際には、複数検査における平均値である。例えば、新 生児が高ビリルビン血症を示す黄疸について検査される場合、複数部位について 複数示数が読み取られる。例えば、複数位置の各々で5又は6示数が読み取られ る。前記複数位置は、頭部、少なくとも1つの胸部、頬部及び2つの背面部のう ちの,幾つか又は全部を含めることができる。範囲外のハンターL、a及びbは 消去される。各部位における、ハンターL,a及びbの最高値及び最低値は消去 され、その後、各ハンター特性についての全示数が各部位毎に平均化される。後 の示数が全く同じ部位で且つ同じ方法で読み取られ、比較される。本明細書では 、用語「ハンターa」、「ハンターb」及び「ハンターL」は前述のような平均 値であるが、特に限定した説明の無い限り、平均化手法によって得られる値に限 られるものではない。消去及び平均化は、検査装置における電算設備によって直 ちに実行される。平均化手 法は、本発明に係る検査工程が使用される皮膚色以外の検査、例えば測色による 毛髪評価の性能を向上させる。 皮膚色検査においては、全く呈色作用の無い洗浄剤を用いて部位の洗浄を行う ことが重要である。同様に、人間の皮膚以外の検査対象物に対して検査がなされ る場合は、該対象物は変色物質であってはならない。皮膚色検査においては、検 査対象者の部位は乾燥されるべきである。また、全ての場合において、装置は、 周囲光が該装置内に侵入しない方法で、部位に適用できるように構成されるべき である。 一つのポイントで、第1及び第2皮膚色特性たるハンターL及びbを同時に判 定することにより、次のような場合に、皮膚色に影響を与える医療上の状態を示 し、又は、示唆することが可能となる。即ち、第2特性の特定測定値を有する対 象物にとって正常であることが経験によって判明している範囲を第1特性測定値 が外れることが観察された場合である。もし、異常な理由が見られる場合には、 再びハンターa値が測定されるべきである。例えば、多くの人間においては、ハ ンターb及びLが測定され、該ハンターbが以前に観察された皮膚色カテゴリー に基づいてハンターL測定値の皮膚を有する対象物における通常値を越えると判 定される場合には、高ビリルビン血症の強い示唆とな る。さらに、人間に黄疸が存在せず、ハンターb及びL(好ましくはさらにハン ターa)のベースライン示数が値を確立する為に読まれていない場合であっても 、もしハンター値の測定値が前述のように一定間隔で読まれているなら、ハンタ ーb値の変化は高ビリルビン血症の存在を示すものとなり得る。例えば2ポイン ト又は3ポイント等の,ハンターbにおける正常範囲を越える増加は、測定L値 が一の測定値から次の測定値にかけて一定範囲内にある場合においては、高ビリ ルビン血症を示すものとなり得る。同様に、例えば、2ポイント又は3ポイント 等の,ハンターbにおける大きな減少は、Lが相対的に一定である場合には、幼 児が高ビリルビン血症から回復したことの表示となり得る。もし、ハンターaが 貧血等の医療状態によって変化し、且つ、ハンターL及びbの比率が変化してい る場合には、例えば、高ビリルビン血症を示すハンターbについて異なる変化を 用いたり、又は補償係数をハンターbに乗算したりする等の,貧血を考慮に入れ た処理が必要である。 十分な検査が、高ビリルビン血症検出に対する前述の技術的価値を確立してい る。同様の技術が、人間又は動物対象物の他の黄疸発生医療状態を示すであろう 。肝炎又は肝臓障害は、本発明に係る方法及び装置を用いた診断によって疑わし いものとなる医療状態の例である。 結核は、アフリカ系の多くの人々等の黒色皮膚人種の皮膚色に影響を与えるこ とが観察されている。本発明による適当な測色は、価値ある診断手段を提供する であろう。 生検材料、体液、排泄物等は、色によって視覚的に検査される。本発明に係る 方法及び装置は、斯かる検査に対し客観性と一貫性を提供できる。 本発明によって得られる上述の及びさらに他の効果は、後述する好ましい実施 の形態についての,添付図面を伴った詳細な説明を参照することによって、さら に良く理解されるであろう。 図面の簡単な説明 図1は、ハンターL、a及びb値を決定し、該ハンターbの変化を、高ビリル ビン血症の表示となる予め決定されているハンターb変化値と比較する装置を示 したブロック図である。 図1aは、図1に示す装置におけるメモリー内容の、例示を示した図である。 図2は、ハンターb及びLを測定し検討することを含め、皮膚色におけるハン ターbの変化に基づいて高ビリルビン血症を検出する為に幼児を監視する方法の 工程をブロックの形で示した略図である。 図3は、ハンターb及びLと同様にハンターaを測定し 検討することを含め、ハンターbに基づいて高ビリルビン血症を検出する為に幼 児を監視する方法の工程をブロックの形で示した略図である。 発明についての詳細説明 色彩測定装置、比色計及び分光光度計における一般的な2タイプの最新型式は 何れも、本発明の好ましい実施形態による皮膚色測定に適した装置の例である。 両タイプの装置の基本構成要素は、光源、サンプル照射・観察装置、測定用光波 長検出器、及び比較的簡単な電算能力である。商業的に有用な装置においては、 前記電算能力の主な目的は、較正情報を蓄積し利用すること、並びに、後の使用 の為に種々の色座標を算出することである。図1において、色彩測定装置10が 示されている。人間の皮膚11は、破線矢印12で概略的に示されているように 、前記装置によって照射される。そして、該装置は、破線矢印13で概略的に示 されているように、皮膚11からの反射光を受光する。皮膚からの反射によって 受光した照明に基づいて、装置10は座標(Y,x,y)(coordinates Y,x a nd y)を作成する。図1において、装置10は比色計であり、該比色計は市販で 手に入れることができ、且つ、(Y,x,y)値の作成に適している。 本発明による皮膚色カテゴリー方法において使用され得 る他のタイプの装置は、離散波長で皮膚の反射率を測定し、且つ、これらのデー タから3刺激値を得る分光光度計である。該3刺激値から、以下に述べるように 、診断目的で皮膚色を測定する際に使用されるハンター色値(Hunter color val ues)が算出され得る。 図1の色彩測定装置として用いられる種類の市販比色計の使用に際し重要なこ とは、標準値を用いて装置を較正することである。本願発明者によるこの種の装 置の初期使用においては、C.S.McCamy、H.Marcus、及びJ.G.Davidson著の刊行 物「演色チャート(A Color-Rendition Chart)」応用写真工学ジャーナル(J. Appl.Photogr.Eng.)第2巻第95頁〜第99頁(1976年)に説明されて いるマクベス色度計を見本とする「ライトスキン(Light Skin)」が使用された 。この近似色タイル(A Tile of this approximate color)はより大きな耐久性 を得る為に装置の基準として選択された。しかしながら、主基準(primary stan dard)として紙面に印刷されたライトスキンを使用することは、条件等色として 知られている現象を十分に避けられないことが判明した。前記条件等色によって 、ある種のタイプの光源下においては、又はある観察者にとっては同じように見 える(同じ認知色である)対象物が、他のタイプの光源下においては、又は他の 観察者にとっては一致 しないことになる。この現象によって、比色計は対象物の色を、通常の昼光タイ プ光源下において通常観察者が視覚観察において見る色と同じ色であると検出す ることができない。このことは、比色計の較正において誤りを引き起こす可能性 がある。 改良された主基準として、皮膚色測定に際し高再現性を有し、且つ、人類の皮 膚色範囲のほぼ中心にある対象者の皮膚が選択された。この対象者の皮膚のスペ クトル反射率は、マクベス1500プラス分光光度計(マクベス,ウィンザー, ニューヨーク)で注意深く計測された。これらのデータは、表1の第1欄(最左 欄)に列挙された波長に対応させて、第2欄(左から2つの欄)に記入されてい る。ACSスペクトロセンサーII色彩測定装置(データカラー インターナショ ナル,ローレンスビル,ニュージャージー)に備えられたACS1800システ ム上で実行されるコンピュータ色彩整合の既に確立された技術を用いることによ って、この皮膚色と整合する着色調合物(color formulation)が作成された。 斯かる整合におけるスペクトル反射率は、表1の第3欄に記載されている。該デ ータは、第2欄の対応データと整合されており、条件等色が存在しないことが分 かる。CIE1976CIELABシステムによる較正は、該2つのデータ対が 0.27〜0.36単 位の範囲内で整合していることを示した。該範囲は、本件出願において最も普通 に使用される3つのライトである,昼光ライト、白熱ライト、及び白色蛍光ライ ト下における人間の色彩感覚によって、認知され得る範囲よりも小さい範囲であ る。 上述した調合物は、安定し且つ耐久性のある材料で作成され、タイルが装置標 準として備えられた。これらのタイルのうちの一つのスペクトル反射率は、表1 の第4欄に記入されている。しかしながら、較正での改良が、先行システムによ ってなされる多くの調査で得られる色座標から、かなりかけ離れた色座標をもた らすことが分かった。新較正方法と旧較正方法との間の一致した結果を得るため に、新しいタイルの較正値を調整する決定がなされた。表1の第5欄には、第4 欄のタイルに対する調整後のスペクトル反射率が記入されている。CIE標準C 光源及び1931 2°CIE標準観測者用に除外され且つ計算された反射部材 での測定の為に、CIE及びハンター色座標が、表中の各サンプル毎に作表され る。 選択された標準タイルで比色計10を利用している間、基本的には、該比色計 10に上述した所望色座標(Y,x,y)を与えることによって、適切な標準較 正が実行される。較正方法は特定装置に対し知られており、ここでは詳細に述べ ないが、製造業者によって規定された一連の工程に続いている。 皮膚色検査においては、対象者への各検査前に、各検査 位置が洗浄される。イソプロピルアルコール等の全く呈色作用の無い洗浄剤が適 している。該検査位置は、皮膚11から装置10への光の反射の妨げとなる湿気 を全て取り除くために、よく乾燥させられる。検査の全てのケースにおいて、正 確に較正された装置で、測定ヘッド又は装置オリフィスが測定されるべき検査位 置に向けて配置される。装置への周囲光の侵入を避ける注意が払われる。検査位 置に向けてヘッドをしっかりと押しつけることは、周囲光の侵入を阻止する。さ らに、照明中に、検査位置から装置を一時的に移動させると、最良の結果が得ら れることが判明した。ソフトウエアにおける通常の遅延操作によって、若しくは 、適切なディスプレイで使用者に知らせることによって、皮膚から装置を一時的 に離すことができる。 図1に示すタイプの比色計においては、測定値X,Y及びZ(Yは各ケースに おいて同値である。)から色座標(Y,x,y)を作成し得るように、ブロック 10で、マイクロプロッセサ又は他の電算能力を有している。ある比色計はハン ター色座標(L,a,b)を作成する。色彩測定装置10(例えば、比色計又は 分光光度計)が内部で行う計算の程度は異なるから、三刺激値座標からハンター 値を計算する方法が、本発明を理解し実施するのに有用である。また、該方法は 、適当な電算能力を有するCPUを正確に 使用することによって、商品として入手可能な比色計又は分光計での本発明の実 行を可能にする。最先端の色彩測定装置は、三刺激値X、Y及びZの測定を備え ている。該三刺激値から、CIE色座標x及びyが導き出される。 x=X/(X+Y+Z)・・・(1) y=Y/(X+Y+Z)・・・(2) 図1における装置10は、中央処理装置による後の計算のための出発点として 三値x、y及びYを出力する。前記中央処理装置は、専用マイクロプロセッサ回 路網又はパーソナルコンピュータ15とすることができる。残りの2つの三刺激 値X及びZは、以下の計算によって得ることができる。 X=xY/y、及び ・・・(3) Z=(1−x−y)Y/y・・・(4) 好ましい実施の形態においては、図1におけるCPUが、まず、本発明によっ て開示されたハンター値bを作成する。該ハンター値bが高ビリルビン血症を検 出し監視する為に使用され得る。ハンターbは、1958年にRichard S.Hunte rによって導き出された三値のうちの一つである。Richard S.Hunter著「光電色 差メータ(Ph-otoelectric Color Difference Meter)」アメリカ光学協会ジャ ーナル(J.Opt.Soc.Am.)48巻第985頁〜995頁(1 958年)。前記値の算出式は以下に記載のものである。 L=10(Y)1/2 ・・・(5) a=17.5(1.02X−Y)/Y1/2・・・(6) b=7.0(Y−0.847Z)/Y1/2・・・(7) ここで、前記Lは、Y値よりも物体色における明度の視知覚とより良く相関する 明度値である。また、aは赤色又は緑色を表示する座標値であり、該aが正の場 合は、その色が反対色である緑に比してより赤味を帯びていることを示し、負の 場合は、その反対を示すものである。さらに、bは、黄色−青色を示す座標値で あり、該bが正の場合は、その色が反対色である青に比してより黄色味を帯びて いることを示し、負の場合は、その反対を示すものである。例えば、黄色に関し ては、最初、明るいグレイであるa=b=0で且つ十分高いL値から出発して、 bの正値が増加する場合は、黄色を帯びたグレイ、淡黄色、明るい黄色、ブリリ アントイエロー及びビビッドイエローのように、順次変わる一連の色を有するこ とになる。このように、bは黄色の「明度」の基準となるものである。 歴史的に、3つのハンター値a,b及びLは全て、色を説明するために利用さ れてきた。発明者は、ハンター皮膚明度基準L及び一定間隔で得られるハンター 値bの比較判定が高ビリルビン血症の徴候である黄疸測定に使用し得る こと、及び該測定によって病気の存否を検知し得ることを発見した。前記座標値 bは、人間皮膚色における黄色潜在要素に関する信頼性のある基準を提供する。 このことは、ハンターa及びハンターLが無視されるべきであることを意味する ものではないが、これらは一般的な方法で色を決定するために使用されるもので はない。特に、比色計10が値Y、x、yを生成する図1の配置においては、コ ンピュータ15がハンター値L及びbを導出する。このハンター明度皮膚色特性 Lは、高ビリルビン血症を示すハンターbの黄色測定増加量に影響を及ぼす。図 2に示す以下の手順、即ち、ステップ1からステップ4及び好ましくは後述する 平均化手法を用いて、ハンターL及びbの初期ベースライン値Lo及びboを確立 するために、新生児が測定される。該測定は、望ましくは、生後2〜5時間又は 2〜6時間の範囲内で行われる。この際、ハンターaの基準値aoも以下の目的 の為に算出され得る。ステップ3では、値が範囲外である場合、例えば、各値が 20>L>80、2>a>50及び2>b>40の範囲外である場合が示されて いる。ステップ4では、各部位におけるハンターa及びbの最高値及び最低値が 消去されている。該値はステップ5で、例えば、機械的なメモリー17内に記録 される。その後、好ましくは、再び後述する平均化手法を用いて、図2 におけるステップ6で示されるように、ハンターL及びb(及びもし使用するな らa)が数日間に亘って間隔を存し測定される。Lはステップ7で示すように、 初期測定値と比較される。(測定されるLの範囲に依存して)3ポイント〜5ポ イントより大きく変化すべきではなく、変化した場合は、ステップ8に示すよう に検査は中止される。これは、他に説明が無い限り当てはまる。上述したように 、中止されない限り、ハンターbは、ステップ9で、生後直ぐに確立されたベー スライン値と比較される。ステップ10で説明するように、もしハンターLが一 定であり、且つ、ハンター値bが、L値が約51又は約51より下である皮膚に 対し何れかの時点において2ポイント又はそれより多く増加している、若しくは 、L値が約51より上である皮膚に対し何れかの時点において3ポイント又それ より多く増加しているなら、高ビリルビン血症が示されており、確認する為に血 液検査が実施されるべきであり、この状、態における一般的治療である光線療法 が施される可能性がある。L値が約51又はこれより低い皮膚に対してハンター 値bが1ポイントから2ポイントまでの増加であること、並びに、L値が約51 又はこれより高い皮膚に対してハンター値bが2ポイントから3ポイントまでの 増加であることは、より精密な診断を要求する赤信号又は警告サインとして使 用され得る。 ハンターLの測定値が常に3ポイント〜5ポイントより大きく変化しているこ とが発見された場合には、検査手順に疑義があり、この検査は中止されるであろ う。この大きさのハンターLの変化は、皮膚色測定においては通常起こらない。 この変化が対象者の健康状態の変化(例えば、皮膚色測定全体に亘って、且つ、 L及びbの直接比率中には関係しない範囲で対象者を照射する可能性のある貧血 症又は光線療法等)によって説明され得ない限り、該検査は疑わしい。しかし、 ハンターLにおける斯かる変化が前述のように説明できる場合には、調整係数が L及びbを算出する為に使用される。 それ故、光線療法中においては、本発明による検査方法は、光線治療光下にお ける皮膚色照射に対する調整係数と共に使用され得る。 説明したように、各検査においてハンターaの追加測定を要求することも、発 明者は実施している。ハンターaが利用される最良の方法は、図3に図示されて いる。再び、好ましくは、平均化手法が後述するように使用される。数百万人に 対する皮膚色検査に基づいて、発明者は、皮膚色(skin coloration)について の210の概略的カテゴリーを確認した。即ち、ハンターL、a及びbの210 の概 略範囲が確認された。これらの各カテゴリーに対するハンターL及びb値は、添 付書類Aの表IIに示されている。後述する表IIIは予想される妥当なハンターa の範囲を提供する。あるL値に対して、特定値より大きいハンターaは、通常、 観察されない。ハンターaが特定のL及びbに対し以前に観察された全ての範囲 外にあることを示す検査は、例えば、涙を流していることや入浴後の乾燥に起因 する他の説明ができない場合には、少なくとも、対象者の健康状態中に存する他 の障害の表示として解釈されるであろう。この発生は図3におけるステップ7で 示されている。 ハンターaの測定は、さらに、高ビリルビン血症に関連する病気が直ぐに生じ る可能性があるという警告の価値を有する。前記高ビリルビン血症の場合には、 ハンターaの値がハンターbが増加する直前に増加するからである。 さらに、もし、乳児が泣いていない状態で、ハンターaの増加が観察された場 合は、ハンターbは高ビリルビン血症の徴候を観察するという意味を持つ。 先に述べたように、さらに正確さを向上させる為に、平均化手法が適用される 。複合示数Y、x及びyは、複数の異なる部位において比色計10を用いて生成 される。例えば、図2において概要を説明した方法の複数工程に示されるように 、測定は、対象者の前頭部、頬、胸部及び背面部のうちのある部分又は全部にお ける一箇所又はそれより多くの箇所でなされる。好ましい形態においては、5箇 所の異なる部位の各々において5又は6回の測定がなされる。ハンターa、b及 びL値は、各測定に対して算出される。各部位から得られるa、b及びLの高値 及び低値は、例えば、コンピュータ又は図1の装置における計算用設備によって 消去される。その後、該装置又はコンピュータ15は、各部位毎に、ハンターa 、b及びLの全残存値を平均化する。それから、各部位毎に計算された平均化後 のa、b及びLは、前述した検査中において、高ビリルビン血症に対するハンタ ーa、b及びLとして使用される。 b値の特定変化は、示数が読み取られる身体位置に依存 して生じる。各人に対する数カ所の同じ部位でなされた一貫性のある測定から計 算されたハンターa、b及びLの平均値は、前述の変化から生じる不確かさを除 去するために使用され得る。一致した部位における一致した測定は、全方法を通 して重要である。 病院での血清ビリルビン測定は、一般的に、前述の方法によって検出されるハ ンターbの測定とは異なるスケールを使用している。ある病院における大規模な 検査においては、該病院のスケールを用いて測定した血清ビリルビンと本発明に よるハンターb測定値との間に、比例関係があることが観察されている。該病院 においては、12が高ビリルビン血症の監視又は治療の前兆となる血清ビリルビ ン値である。図2におけるステップ12〜ステップ15及び図3におけるステッ プ13〜ステップ16は、前述の方法から血清ビリルビンのレベルを計算し、該 レベルを血液検査によって得られた決定値と比較している。 ハンターbと病院血清ビリルビン量(BRC)との関係は、次式に従って決定 された。 BRC=2.5([{47/L}1/2b]−6.8)・・・(8) ここで、BRCが病院血清ビリルビン量に相当し、47は調査期間に亘って集め られた全データベースに対するLの平均値である。また、L及びbは前述した方 法で決定され た平均ハンター値である。 括弧{ }中の項は、平均値、このケースでは47に対するL値を、平方根(上 付添え字1/2)機能によって修正するものである。前記式を他の方法で表すと、 より理解が容易になる。(括弧[ ]の中にある)修正されたbをMODBと表す と、 MODB=6.8+0.4BRC・・・(9) 定数6.8及び0.4(=1/2.5)は、それぞれ、修正されたbとBRCと の間の比例関係の切片及び傾きである。前記6.8は、BRC=0の場合のMO DB値であり、平均基準皮膚色に関連付けられている。前記0.4は、BRCの 増加に伴って、MODBがどの程度急激に変化するかを表しており、BRCが2 .5増加するとMODBが1ポイント上昇する。 前記式は単に例示であり、より大きなデータベースに適用される場合や他の病 院からの高ビリルビン血症カウント値に適用される場合には、細部において変化 し得る。なぜなら、病院は一の病院から次の病院まで一貫して使用される標準ス ケールを有していないからである。しかしながら、MODB及びBRC間の比例 関係は、測定値Lと特定病院の高ビリルビン血症カウント値で得られるbとの相 対的な一次変換を示している。従って、医療実務家は、彼女又は 彼が従前に高ビリルビン血症カウントを行っていたのと同様の方法で、光学測定 を行うことができる。 図1のシステム及びこれに続く図2のルーチンにおいて、好ましくは生後2〜 5時間又は2〜6時間内に行われる初期測定に基づいて、CPUは初期ハンター 値Lo、ao及びboを計算し、これらをデータ部分又はメモリー17のRAMに おける基準ライン値アドレスに保存する。メモリー17のデータRAM(又は固 定プログラム)部分18は、図1aに示されている。RAM18の相対的恒久セ クション18aは、表II(及び、ハンターaがチェックされる場合は、表III) のデータ、並びに、変動ハンターb値の変化が十分大きい場合用の,皮膚色カテ ゴリーを確立するL範囲等のデータを保存する。より多くの場合は、修正メモリ ー区分が装置を用いて行われた測定結果を保存する。恒久的なROMメモリーに 保存された相対的な直線的プログラムに基づいて、CPUが、間隔を存し得られ た測定値から、L,a及びb(若しくは、図2に示す工程に続く為のL及びb) の新しい値を計算し、さらに、Lo、ao及びboを読み出し、新しい値L1、a1 及びb1から前記Lo、ao及びboを減算する。ハンターL、a及びbの変化△L 、△a及び△bは表示可能であり、好ましくは、CPUが、Lの変化をメモリー 17のRAM18に保存されたL値と比 較することによって、検査エラーの疑義を生じさせるものか否かを判定する。も しエラーの疑義が無い場合には、CPUが、再度、bの増加がメモリー保存値を 越えるか否かを判定する。該メモリー保存値は、測定された特定L値に対し、高 ビリルビン血症の監視又は治療の必要性を示すものである。同様に、以前に高ビ リルビン血症であるとの診断を受け、光線療法を受けている乳児にとって、Lに 依存した,ベースラインから2ポイント又は3ポイント以内への減少に係る同様 の流れは、高ビリルビン血症からの回復を示すものであり、且つ、光線療法の終 了を可能にする。CPUメモリー17は表II又は皮膚色カテゴリーの他の編集物 を備えることができる。該表II又は他の編集物は、ハンターaが特定ハンターL 及びbに対し以前に観察された範囲外の値を有するか否かを、CPUが判定する ための参照用テーブルとして使用される。さらに、もし望む場合には、CPUは 、ハンターbの変化に基づき、例えば、前述した式を用いることによって、血清 ビリルビンについての病院測定値を計算し表示することができる。 初期値が無い場合であっても、もし、特定L値の対象者に対して本来的に観察 される値を越えるハンターb値が観察された場合には、皮膚色の観察範囲に基づ くハンターL及びb、又はハンターL、a及びbの何れの測定値も、高 ビリルビン血症の可能性の警告となり得る。特定のハンターL範囲にいる人間に 対し本来的に観察されるものを越えるハンターb値は、表IIを参照することによ って決定される。例えば、ハンターL値が24〜26である皮膚の人間に対して は、13を越えるハンターb値が測定されないことが明らかである。このような 測定値は、血液検査が有効であるとの決定を行うために使用され得る。しかしな がら、全ての例、ハンターbベースラインが確立されていない場合においても、 2、3ポイント又はそれより多いハンターbポイントの増加は、高ビリルビン血 症の可能性を示す。また、ハンターbの変化が減少である場合には、新生児が回 復している表示となる。 表IVは生後3日の乳児に対してなされた実際の測定値セットである。上述した 平均化手法を用いて、ハンターLについて48.0、及びハンターbについて1 1.1が算出される。前述した式(9)で、その病院でのビリルビン値に変換され 、ビリルビン量として10.5が算出された。 本発明は、高ビリルビン血症以外の健康状態に起因する黄疸の確かな証拠を与 える。例えば、成人及び子供における肝臓障害は黄疸を生じさせる。これらの及 び他の皮膚色特性は、皮膚色に影響を与える他の病気を診断する要因と なり得る。例えば、少なくとも、アフリカ系アメリカ人やアフリカ系の他の人種 等の黒色皮膚人種においては、皮膚色は結核によって影響を受けることが観察さ れている。 本出願に係る方法及び装置は、前述した検査に関連する診断に限られるもので は無い。アカゲザルでの実験では、ホルモンレベルと雌ザルの後臀部の可視赤色 との間に相関が確認されている。前述した装置は、前述したのと同様の方法でハ ンターa及びハンターLを用い、個々の検査対象物の背面の赤色レベルの変化を 識別することができる。このように、対象物のホルモンレベルは、本発明に係る 方法及び装置によって表示された。 前述したのと同様の方法でのハンターa及びハンターLの使用に基づいてハツ カネズミの状態を評価する実験方法が、好結果に開始されている。 添付書類Bの表Vは、人間の毛髪色についての概略的な分類である。 診断上の使用に加えて、本発明に係る検査方法及び装置は、毛髪の天然色への 復元方法を決定するために、若しくは、表Vのカテゴリーを参照して、白髪又は 脱色又は染色によって色彩上に変化のある毛髪が、表Vに示された分類の範囲で 、天然色又は選択色に一致しているか否かを判定するために使用され得る。 多くは同様の方法で、歯色が本発明によって評価され、前述した技術は、存在 する又は置換した歯と一致した天然色での歯科処置を達成するために使用され得 る。 植物及び農作物試料は、本発明に係る装置及び方法を適用する好ましい候補で ある。例えは、サイロ中に保存された穀物の劣化を導き出す状態は、色変化に基 づいて観察され得る。装置によるこれらの状態の判定は、本発明の技術によって 可能になる。そして、これは、斯かる目的の為の自動監視への道を開くものであ る。これらの方法や装置によって測定された油漏れ時の土壌サンプルは、油又は ガソリンによる土壌汚染の程度を示す。このような土壌汚染の検査は、有効にな されている。生物学上の様々な検査対象物が本発明の手段によって検査され得る 。 前述した方法及び装置は例示であり、添付した請求の範囲にあるように、本発 明の保護範囲はこれらに限られるべきものでないことは以上の内容から明らかで ある。 付属書類A 付属書類B
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】1997年8月13日 【補正内容】 従って、高ビリルビン血症等の状態に影響を及ぼす皮膚色を検知及び測定する ための信頼性の高い非観血式の技術が望まれている。 これは、試験対象者の状態、若しくは特定の病気又は状態を示す色彩特性、色 彩要素を客観的に且つ画一的に判定する方法及び装置に対する幅広い要請の一例 である。具体例を上述したように、本発明に係る方法及び装置は、少なくとも一 部において観察可能な色彩特性に基づいて視覚検査がなされる既存の検査に適用 できる。 米国特許第5,311,293号及び第5,313,267号は、種々の色を有する皮膚以外の対 象物との適合性を判定する手段として、複数のカラー適用可能なカテゴリーの一 つに人間を含めることを目的として、皮膚色中のハンターb値を測定することを 開示している。 マクファーレンの米国特許第4,909,632号は、カラー適用可能なカテゴリーの 中に人間を分類することを目的として、皮膚中における黄色に対する青色比の測 定を開示している。 米国特許第4,029,085号は、可視スペクトラム中の多数の特定波長での皮膚反 射率を測定することによって、血清中のビリルビン濃度を判定する方法を提案す る。該特許は、1以上のカラーファクター値の測定、測定値との 比較の為にカラーファクター値の範囲の確立、同時に異なるポイントでカラーフ ァクターを測定すること、及び測定カラーファクター値における変化の判定、又 は検査対象物の状態を判定する為に測定カラーファクター値として明度を使用す ることを提案していない。 ドイツ特許公開DE 38 27 457 A1は、いわゆる回復放射(return radiation) と言うべき「緩解(remission)」の測定によって、皮膚層又は毛髪中の色素担 持要素(pigment-bearing elements)を測定することを提案している。該文書は 、分離スペクトラム間隔で分離センサーを使用し得ることに言及している。該文 書は、また、血清測定等の種々の医療測定の為の装置の使用に言及している。し かしながら、言及する医療目的の何れについても何を測定すべきかを教示してい ない。また、各目的の為にどのスペクトラム範囲を検出すべきかについても教示 していない。さらに、医療状態又は如何なる状態を示すカラーファクターの測定 も説明されていない。 上にリストされた文書において引用されたような他の刊行物は、信頼性のある 測定可能なカラーファクター値の変化の測定、比較目的の為に状態を示す測定結 果を数量化すること、又は、明度が測定に与える影響、及びその影響をどのよう にして有意に処理するかについては提 案していない。 発明の概要 本発明によれば、色に影響を与える検査対象物の状態を検出し且つ定量的に測 定するための方法及び装置が提供される。該方法は、対象物に対し少なくとも一 つの色特性を測定することを備えている。 本発明における一つの例示方法においては、少なくとも一つの皮膚色特性が、 少なくとも時間に関する第1及び第2ポイントで測定される。その後、該2つ測 定値は、高ビリルビン血症の検査の為に、変化について比較される。好ましい方 法においては、さらに、第2皮膚色特性が測定される。この測定値に基づいて、 対象物は複数カテゴリーに割り当てられる。これらのカテゴリーにおいては、第 1皮膚色特性変化における変動量が医療状態を示す。前記第1特性は、そのカテ ゴリーに属する対象物の医療状態を示すのに十分な測定値の変化を見るために観 察される。好ましくは、対象者が、検査目的されるべき医療状態を示す皮膚色特 性を有さない場合には、少なくとも第1特性の基準示数(base reading)が、ま ず読み取られるのが望ましい。 請求の範囲 1.検査対象の状態を発見するための装置であって、検査対象の状態は兆候的且 つ発見可能な呈色変化を伴うものであり、前記装置は、検査対象の呈色中の少な くとも1つのカラーファクタの値を測定するための手段を備えており、 (a)第一の位置において、検査対象の呈色の少なくとも1つのカラーファク タ(該カラーファクタは、少なくとも部分的には、前記呈色に含まれる1又は2 以上の色の相対的な含有量に依存する)の値を測定する手段と、 (b)少なくとも1つの別の位置において、検査対象の呈色中の前記少なくと も1つのカラーファクタの値を測定するための手段と、 (c)前記少なくとも1つのカラーファクタの変化量を得るために、前記第1 の位置と前記別の位置とで測定された前記少なくとも1つのカラーファクタの値 を比較する手段と、 (d)前記少なくとも1つのカラーファクタの変化量を、前記状態を示す前記 少なくとも1つのカラーファクタの値の変化について予め設定された測定値と比 較する手段とを備えていることを特徴とする装置。 2.前記検査対象は新生児であり、前記状態は高ビリルビン血症であり、 少なくとも1つの別の位置において測定する前記手段が、高ビリルビン血症か らくる黄疸が新生児に現れない生後間もない時期に、第1の位置において、新生 児の呈色中の前記少なくとも1つのカラーファクタの値を測定することによって 、当該新生児用の基準測定値を確立する手段を備えており、 前記比較する手段は、前記第1の位置における前記カラーファクタの基準測定 値を、前記別の位置における測定値と比較して、特定の新生児用に予め定められ ている大きさの変化が現れているか否かを判別する手段を備えていることを特徴 とする請求項1記載の装置。 3.前記少なくとも1つのカラーファクタの値を比較する手段が、前記少なくと も1つのカラーファクタにおける変化量を、カラーファクタの値の変化について 設定された測定値(この値は前記状態を示し、且つ前記状態について臨床で使用 される測定法と相互に関連する)と比較する手段を備えていることを特徴とする 請求項1又は2記載の装置。 4.前記少なくとも1つのカラーファクタの値を比較する手段が、明度が実質的 に異なる呈色を有する検査対象について、前記状態に関して臨床的に利用するこ とが確立された測定法と相互に関連を有するような前記少なくとも1つのカラー ファクタの変化量を算出する手段を備えていることを特徴とする請求項1又は2 記載の装置。 5.前記装置は、複数の呈色クラス(この呈色クラス内では、前記少なくとも1 つのカラーファクタの値の変化について設定された大きさは、前記状態を示す) を設ける手段を更に備えており、この設定された大きさは、1の呈色クラスと他 の呈色クラスとで異なるものであり、 前記少なくとも1つのカラーファクタの値を比較する前記手段は、特定の呈色 クラスに属する検査対象が、前記状態を示すように設定された大きさの変化を示 しているか否かを判別するために、前記第1の位置及び前記別の位置において測 定された前記少なくとも1つのカラーファクタの値を比較する手段を備えている ことを特徴とする請求項1又は2記載の装置。 6.検査対象の状態を発見するための装置であって、状態は兆候的な呈色を伴う ものであり、装置は、検査対象 の呈色中の少なくとも1つのカラーファクタの値を測定する手段を備えており、 (a)少なくとも1つのカラーファクタ(このカラーファクタは前記呈色に依 存する)について前記検査対象の呈色の値を測定する手段と、 (b)前記少なくとも1つのカラーファクタの測定値が検査対象の状態を示す のか否かを判別するために、前記少なくとも1つのカラーファクタの測定値を、 前記少なくとも1つのカラーファクタの値について設定された範囲と比較する手 段と を備えていることを特徴とする装置。 7.前記少なくとも1つのカラーファクタの値を測定する手段は、前記検査対象 の呈色中の少なくとも1つのカラーファクタの値を測定する手段を備えており、 前記少なくとも1つのカラーファクタは、前記呈色に依存し、しかも該カラー ファクタは(呈色の明るさ及び暗さの度合いが実質的に異なる検査対象について )臨床的に使用される状態の測定法と相互に関連するものであることを特徴とす る請求項6記載の装置。 8.前記少なくとも1つのカラーファクタの値を測定す る手段は、検査対象の呈色におけるカラーファクタの値(実質的にはハンターb カラーファクタの値)を測定する手段を備えており、 前記少なくとも1つのカラーファクタの測定値を比較する手段は、前記少なく とも1つのカラーファクタの値と、前記少なくとも1つのカラーファクタの値の 許容値の範囲(この許容値は検査対象に前記状態が存在するのか否かを示す)と を比較して、前記少なくとも1つのカラーファクタの測定値が前記許容値の範囲 の内側若しくは外側のいずれにあるかを判別する手段を備えていることを特徴と する請求項6記載の装置。 9.前記少なくとも1つのカラーファクタの値を測定する手段は、前記呈色にお ける対抗する色の相対的含有量及び呈色の明度に依存するカラーファクタの値を 測定する手段を備えていることを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の 装置。 10.前記少なくとも1つのカラーファクタの値を測定する手段は、スペクトル の第1の部分に重みが付けられた第1関数と、スペクトルの第2の部分に重み9 が付けられた第2関数と、前記呈色の明度関数であり且つ前記 カラーファクタの値を修正するための重み項とからなるカラーファクタの値を測 定する手段を備えていることを特徴とする請求項1から6又は9のいずれかに記 載の装置。 11.前記少なくとも1つのカラーファクタの値を測定する手段は、前記呈色に おける対抗する色の相対的含有量に依存するカラーファクタの値を測定する手段 を備えていることを特徴とする請求項1、3又は6のいずれかに記載の装置。 12.前記装置は、更に複数の呈色クラスを設ける手段を備えており、 それぞれの呈色クラスにおいて、前記少なくとも1つのカラーファクタの値の 変化について設定された大きさは、前記状態を示すことを特徴とする請求項1か ら6、9又は10記載の装置。 13.前記少なくとも1つのカラーファクタの値を測定する手段は、前記呈色に おける青及び黄の相対的な含有量に依存するカラーファクタの値を測定する手段 であることを特徴とする請求項1から3、6、9又は10のい ずれかに記載の装置。 14.前記少なくとも1つのカラーファクタの値を測定する手段は、前記呈色に おける赤及び緑の相対的な含有量に依存するカラーファクタの値を測定する手段 であることを特徴とする請求項1、2、6、9又は10のいずれかに記載の装置 。 15.前記少なくとも1つのカラーファクタの値を測定する手段は、検査対象の 呈色の黄色さに依存するカラーファクタの値を測定する手段であることを特徴と する請求項1、2、6、9又は10のいずれかに記載の装置。 16.前記少なくとも1つのカラーファクタの値を測定する手段は、ハンターb カラーアァクタの値を測定することを特徴とする請求項1から6、9又は10の いずれかに記載の装置。 17.前記少なくとも1つのカラーファクタの値を測定する手段は、検査対象の 呈色の赤さに依存するカラーファクタの値を測定する手段であることを特徴とす る請求項1から7、9又は10のいずれかに記載の装置。 18.前記少なくとも1つのカラーファクタの値を測定する手段は、スペクトル の第1の部分に重みが付けられた第1関数と、スペクトルの第2の部分に重み9 が付けられた第2関数とからなるカラーファクタの値を測定する手段を備えてお り、更にカラーファクタは、検査対象の呈色の明度に依存することを特徴とする 請求項1から7、9又は10のいずれかに記載の装置。 19.前記少なくとも1つのカラーファクタの値を測定する手段は、第1のカラ ーファクタの値(実質的にはハンターbカラーファクタの値)を測定する手段を 備えており、前記装置は更に、 第2のカラーファクタの値(実質的にはハンターaカラーファクタの値)を測 定する手段と、 前記第2のカラーファクターの測定値と前記第2のカラーファクタの値の範囲 とを比較する手段と、 前記第2のカラーファクターの測定値が許容範囲内にある場合にのみ状態の発 見を継続する手段と を備えていることを特徴とする請求項1又は6記載の装置。 20.前記少なくとも1つのカラーファクタの値を測定する手段は、カラーファ クタの値(実質的にはハンターaカラーファクタの値)を測定する手段を備えて いることを特徴とする請求項1から6、9、又は10のいずれかに記載の装置。 21.前記少なくとも1つのカラーファクタの値を測定する手段は、スペクトル の黄の部分において重みがかけられている第1関数とスペクトルの青の部分にお いて重みがかけられている第2関数とを有している少なくとも1つのカラーファ クタ値を測定する手段を備えていることを特徴とする請求項1から6、9、又は 10のいずれかに記載の装置。 22.前記状態は、兆候的且つ発見可能な呈色変化を伴う医学的状態であり、 前記装置は、医学的状態から生ずる兆候的且つ発見可能な呈色変化が検査対象 に殆ど現れていない時に、検査対象の呈色における前記少なくとも1つのカラー ファクタの値を測定することによって、検査対象用の基準測定値を設定する手段 を備えており、 前記比較する手段は、前記少なくとも1つのカラーフ ァクタの基準測定値と、前記別の位置における前記少なくとも1つのカラーファ クタの値とを比較し、特定の検査対象用に設定された大きさの変化があるか否か を判別する手段を備えていることを特徴とする請求項1記載の装置。 23.前記状態がない場合の検査対象のカラーファクタ値特性の範囲を確立する 手段と、 前記測定手段によって決定された少なくとも1つのカラーファクタの値と前記 範囲とを比較する手段と を備えていることを特徴とする請求項6記載の装置。 24.前記第1及び第2の位置において明度ファクタを測定する手段と、 大きな明度変化に備えて、前記少なくとも1つのカラーファクタの値における 種々の変化に対する補償手段と を備えていることを特徴とする請求項1、2、9又は10のいずれかに記載の装 置。 25.前記少なくとも1つのカラーファクタの変化量を比較する手段は、前記少 なくとも1つのカラーファクタの変化量を、複数の呈色クラス(明度の異なる範 囲内に ある呈色の集まり)からなる蓄積された色変化と比較する手段を備えていること を特徴とする請求項1記載の装置。 26.前記少なくとも1つのカラーファクタの測定値を比較する手段は、前記少 なくとも1つのカラーファクタの測定値を、前記状態がない場合における検査対 象の前記少なくとも1つのカラーファクタ特性の値の範囲と比較する手段を備え ていることを特徴とする請求項6記載の装置。 27.前記少なくとも1つのカラーファクタを測定する手段は、検査対象の前記 呈色中のカラーファクタ値(実質的にはハンターbカラーファクタ)を測定する 手段を備えており、 前記少なくとも1つのカラーファクタの変化量を比較する手段は、カラーファ クタの変化量を、前記カラーファクタの変化量(検査対象に前記状態が存在する か否かを示す)の範囲と比較して、前記カラーファクタの変化の測定値が前記範 囲の内側又は外側の何れにあるかを判別する手段を備えていることを特徴とする 請求項1から5、9又は10のいずれかに記載の装置。 28.検査対象の状態を発見するための装置であって、状態は兆候的且つ発見可 能な呈色を伴うものであり、装置は、検査対象の呈色中のカラーファクタの値を 測定する手段を備えており、 明度測定カラーファクタ値の範囲のグループを編集する手段と、 前記範囲内の明度測定カラーファクタ値を有する検査対象の呈色における少な くとも1つの別のカラーファクタ測定値と比較するために、それぞれの明度測定 カラーファクタ値の範囲と、少なくとも1つの別のカラーファクタ値とを関連付 ける手段とを備えていることを特徴とする装置。 29.前記装置は、検査対象の皮膚の呈色に基づいて検査対象の高ビリルビン血 症を発見するための装置であって、 検査対象の皮膚の呈色における各明度測定値と別のカラーファクタとを関連づ ける手段は、明度測定カラーファクタ値(実質的にはハンターLカラーファクタ の値)及び別のカラーファクタ値(実質的にはハンターbカラーファクタの値) を測定する手段を備えており、 前記関連づける手段は、前記別のカラーファクタの測定値を、前記別のカラー ファクタの許容値の範囲(この許容値は、検査対象の前記明度カラーファクタの 測定値に対応する皮膚の呈色を有する検査対象から見つけられる)と比較して、 前記別のカラーファクタの測定値が範囲の内側若しくは外側の何れにあるのかを 判別する手段を備えており、 前記装置は、実質的には以下に示されている範囲から選択された許容値の範囲 を蓄積する手段を備えていることを特徴とする請求項28記載の装置。 30.色特性を決定するための装置であって、 (a)明度測定カラーファクタ値の範囲を編集する手段と、 (b)該範囲内に含まれる明度測定カラーファクタ値を有する検査対象の呈色に おける別のカラーファクタ値についての少なくとも1つの測定値との比較に使用 するために、各明度測定カラーファクタ値の範囲と、別のカラーファクタの少な くとも1つの値とを関連付ける手段とを備えていることを特徴とする装置。 31.前記編集する手段は、以下の範囲から選択された範囲を編集する手段を備 えていることを特徴とする請求項28又は30に記載の装置。 ハンターL= <27,27〜 <30,30〜 <33,33〜 <36, 36〜 <39,39〜 <42,42〜 <45,45〜 <48,48〜 <51, 51〜 <54,54〜 <57,57〜 <60,60〜 <63,63〜 <66, 66〜 <69,及び≧69 32.前記編集する手段は、明度測定カラーファクタ値(実質的にはハンターL カラーファクタの値)を編集する手段を備えており、 前記関連付ける手段は、明度測定カラーファクタ値の 範囲及び関連付けられる別のカラーファクタの値(実質的にはハンターaカラー ファクタの値)が以下の関係となるように、別のカラーファクタの値を関連付け る手段を備えていることを特徴とする請求項28又は30に記載の装置。 ハンターL ハンターa 24から44まで(又は24より小さい) 4から16まで 45から54まで 4から18まで 55から59まで 5から25まで 60から71まで(又は71より大きい) 6から30まで 33.前記編集する手段は、明度測定カラーファクタ値(実質的にはハンターL カラーファクタの値)を編集する手段と、 前記関連付ける手段は、明度測定カラーファクタ値の範囲及び関連付けられる 別のカラーファクタの値(実質的にはハンターbカラーファクタの値)が以下の 関係となるように、別のカラーファクタの値を関連付ける手段を備えていること を特徴とする請求項28又は30記載の装置。 34.前記別のカラーファクタの値は実質的にハンターbカラーファクタの値で あり、明度測定カラーファクタ値の範囲は、実質的にはハンターLカラーファク タの値の範囲であり、 前記装置は、検査対象の呈色のカラーファクタの値(実質的にはハンターLカ ラーファクタの値)を測定するための手段を更に備えていることを特徴とする請 求項28又は30記載の装置。 35.前記呈色は、皮膚の呈色であり、 前記装置は、更に、複数の呈色クラスを設定する手段を備えており、 前記複数の呈色クラスは、カラーファクタの値(実質的にはハンターLカラー ファクタの値)が約51以下である第1皮膚呈色クラスと、カラーファクタの値 (実質的にはハンターLカラーファクタの値)が約51よりも大きい第2皮膚呈 色クラスとを含むことを特徴とする請求項34記載の装置。 36.前記呈色クラスは、前記カラーファクタの値(実質的にはハンターLカラ ーファクタの値)と、前記カラーファクタの値(実質的にはハンターbカラーフ ァクタ の値)との間の以下の関係によって決定されることを特徴とする請求項35記載 の装置。 37.前記装置は、生物学上の検査対象の状態を検出するための装置であること を特徴とする請求項1、6、28、又は30のいずれかに記載の装置。 38.前記装置は、人間、動物、植物、又は土壌のような生物学上の検査対象の 状態を検出するための装置であることを特徴とする請求項37記載の装置。 39.前記装置は、組織、排出物、体液、髪及び歯からなるグループから選ばれ た生物学的検査対象の状態を検出するための装置であることを特徴とする請求項 37記載の装置。 40.前記少なくとも1つのカラーファクタの値を測定する手段は、基準測定値 として、医学的病気からくる兆候的且つ発見可能な呈色変化が検査対象に殆ど現 れないていない時に、第1の位置において、前記検査対象の呈色中の少なくとも 1つのカラーファクタの値を測定する手段を備えていることを特徴とする請求項 22記載の装置。 41.前記呈色クラスは、カラーファクタ(実質的には ハンターLカラーファクタ)の値の範囲によって決定され、 該カラーファクタ値の範囲は、以下の値の少なくとも1つによって限定される ことを特徴とする請求項5又は12記載の装置。 ハンターL=27,30,33,36,39,42,45,48,51,54,57, 60,63,66及び69 42.検査対象を呈色に基づいて評価するための装置であって、 検査対象の呈色における第1カラーファクタ(この第1カラーファクタは、前 記検査対象の呈色の明度に依存する)の値を測定する手段と、 検査対象の呈色における少なくとも1つの別のカラーファクタ(別のカラーフ ァクタは、検査対象の呈色中の対抗する色の相対的含有量に依存する)の値を測 定する手段と を備えている装置であって、 前記少なくとも1つのカラーファクタの値は、実験での使用が確立された呈色 の測定方法と相互に関連するカラーファクタの値からなることを特徴とする装置 。 43.前記装置は、更に、 前記第1カラーファクタの測定値及び前記少なくとも1つの別のカラーファク タの測定値を、前記カラーファクタの値の範囲(この範囲は、検査対象以外の対 象の呈色から見出される)と比較して、前記カラーファクタの測定値が前記範囲 の内側にあるか否かを判別する手段を備えていることを特徴とする請求項42記 載の装置。 44.前記カラーファクタの値を測定する手段は、カラーファクタの複数の測定 値からなる組を作る手段と、 複数の測定値からなる各組を平均化する手段とを備えていることを特徴とする 請求項1から6、9、10、42又は43記載の装置。 45.前記少なくとも1つの別のカラーファクタ値は、実質的には、ハンターb カラーファクタ及びハンターaカラーファクタのうちの少なくとも一方であり、 明度測定カラーファクタ値の範囲と、これに関連付けられたカラーファクタ値 との間の関係は以下の関係うちのいずれか1つであることを特徴とする請求項2 8記載の装置。 46.前記少なくとも1つの別のカラーファクタの値を測定する手段は、少なく とも1つの別のカラーファクタ(これは呈色中の青及び黄の相対的含有量に依存 する)の値を測定する手段を備えていることを特徴とする請求項42又は43記 載の装置。 47.前記別のカラーファクタを測定する手段は、前記少なくとも1つの別のカ ラーファクタ(これは呈色中の赤及び緑の相対含有量に依存する)の値を測定す る手段を備えていることを特徴とする請求項42又は43記載の装置。 48.検査対象を評価する前記装置は、生物学的検査対象のカラー特性を決定す る装置であることを特徴とする請求項42又は43記載の装置。 49.カラー特性を決定する前記装置は、人間、動物、植物、土壌のような生物 学的検査対象のカラー特性を決定する装置であることを特徴とする請求項48記 載の装置。 50.生物学的検査対象のカラー特性を決定する前記装 置は、組織、排泄物、体液、髪及び歯からなるグループから選ばれた検査対象の カラー特性を決定する装置であることを特徴とする請求項48記載の装置。 51.前記装置は、 測定されるべきカラーファクタ値に特有のカラー特性及びスペクトル特性の着色 サンプルを用いて、測定手段の較正を行う手段を備え、該手段は、 測定値表示を作るためにサンプルの呈色を測定する手段と、 サンプルの呈色を測定するときに選択された値に対応させるために、前記測定 する手段の測定値表示を調整する手段とを備えていることを特徴とする請求項1 、6、28、30、42又は43のいずれかに記載の装置。 52.着色サンプルは以下のスペクトル反射率ファクタを有していることを特徴 とする請求項51記載の装置。 波長 スペクトル nm. 反射率ファクタ 400 16.67 420 16.93 440 17.65 460 20.56 480 25.67 500 27.94 520 28.24 540 27.59 560 27.33 580 30.12 600 40.52 620 47.93 640 51.10 660 53.82 680 56.55 700 58.87 53.着色サンプルは、実質的には以下のC.I.E.及びハンター色度座標(これは 、C.I.E.標準光C及びC.I.E.1931 2°測色標準観測者に対応して排除及び計算 されたコンポーネントを用いて測定されている)を有していることを特徴とする 請求項51記載の装置。 X = 33.76 Y = 31.53 Z = 24.20 x = 0.3732 y = 0.3523 L = 56.15 a = 9.05 b = 13.75 54.前記少なくとも1つの別のカラーファクターの値を測定する手段は、前記 呈色中の青又は黄の相対的含有量に依存するカラーファクタの値を測定する手段 を備えていることを特徴とする請求項42又は43記載の装置。 55.前記少なくとも1つの別のカラーファクターの値を測定する手段は、前記 呈色中の緑又は赤の相対的含有量に依存するカラーファクタの値を測定する手段 を備え ていることを特徴とする請求項42又は43記載の装置。 56.前記少なくとも1つの別のカラーファクターの値を測定する手段は、検査 対象の呈色中の黄色さに依存するカラーファクタの値を測定する手段を備えてい ることを特徴とする請求項42又は43記載の装置。 57.前記少なくとも1つの別のカラーファクターの値を測定する手段は、検査 対象の呈色中の赤色さに依存するカラーファクタの値を測定する手段を備えてい ることを特徴とする請求項42又は43記載の装置。 58.前記少なくとも1つの別のカラーファクターの値を測定する手段は、スペ クトルの第1の部分に重みがかけられている第1関数と、スペクトルの第2の部 分に重みがかけられている第2関数とを測定する手段を備えており、 カラーファクタは、更に、検査対象の呈色の明度に依存することを特徴とする請 求項42又は43記載の装置。 59.前記少なくとも1つの別のカラーファクターの値を測定する手段は、カラ ーファクタ(実質的にはハンタ ーbカラーファクタ)の値を測定する手段を備えており、 前記装置は更に、 追加のカラーファクタ(実質的にはハンターaカラーファクタ)の値を測定す る手段と、 前記追加のカラーファクタの測定値を、前記追加ファクター値の範囲と比較す る手段と、 前記追加のカラーファクタの測定値が許容範囲内にあるときに限り、状態の発 見を継続する手段とを備えていることを特徴とする請求項42又は43記載の装 置。 60.前記少なくとも1つの別のカラーファクターの値を測定する手段は、カラ ーファクタ値(実質的にはハンターaカラーファクタの値)を測定する手段を備 えていることを特徴とする請求項42又は43記載の装置。 61.前記少なくとも1つの別のカラーファクターのへ値を測定する手段は、カ ラーファクタ値(実質的にはハンターbカラーファクタの値)を測定する手段を 備えていることを特徴とする請求項42又は43記載の装置。 62.前記少なくとも1つの別のカラーファクターの値を測定する手段は、スペ クトルの黄部分に重みがかけら れている第1関数と、スペクトルの青部分に重みがかけられている第2関数とを 有するカラーファクタの値を測定する手段を備えていることを特徴とする請求項 42又は43記載の装置。 63.カラーファクタの値を測定する前記手段は、検査対象上の異なる位置にお いて前記カラーファクタの値を測定する手段を備えていることを特徴とする請求 項1から6、9、10、42又は43のいずれかに記載の装置。 64.前記装置は、子供又は大人の検査対象に黄疸を起こす状態を発見若しくは 評価するための装置であることを特徴とする請求項1から6、9、10、42又 は43のいずれかに記載の装置。 65.前記少なくとも1つの別のカラーファクターの値を測定する手段は、スペ クトルの第1の部分に重みがかけられている第1関数と、スペクトルの第2の部 分に重みがかけられている第2関数と、前記呈色の明度の関数であり、しかも前 記カラーファクタの値を修正する重み項とからなるカラーファクタの値を測定す る手段を備えていることを特徴とする請求項43又は45記載の装置。 66.検査対象の状態を発見するための方法であって、検査対象の状態は兆候的 且つ発見可能な呈色変化を伴うものであり、前記方法は、検査対象の呈色中の少 なくとも1つのカラーファクタの値を測定するためのステップを備えており、 (a)第一の位置において、カラー測定器を用いて検査対象の呈色の少なくと も1つのカラーファクタ(該カラーファクタは、少なくとも部分的には、前記呈 色に含まれる1又は2以上の色の相対的な含有量に依存する)の値を測定するス テップと、 (b)インターバル時間を待つステップと、 (c)前記カラー測定器を用いて、少なくとも1つの別の位置において、検査 対象の呈色中の前記少なくとも1つのカラーファクタの値を測定するステップと 、 (d)前記少なくとも1つのカラーファクタの変化量を得るために、前記第1 の位置と前記別の位置とで測定された前記少なくとも1つのカラーファクタの値 を比較するステップと、 (e)前記少なくとも1つのカラーファクタの変化量を、前記状態を示す前記 少なくとも1つのカラーファクタの値の変化について予め設定された測定値と比 較するステップとを備えていることを特徴とする方法。 67.前記検査対象は新生児であり、前記状態は高ビリルビン血症であり、 前記ステップ(a)が、高ビリルビン血症からくる黄疸が新生児に現れない生 後間もない時期に、前記カラー測定器を用いて、第1の位置において、新生児の 呈色中の前記少なくとも1つのカラーファクタの値を測定することによって、当 該新生児用の基準測定値を確立するステップを備えており、 前記ステップ(e)は、前記第1の位置における前記カラーファクタの基準測 定値を、前記別の位置における測定値と比較して、特定の新生児用に予め定めら れている大きさの変化が現れているか否かを判別するステップを備えていること を特徴とする請求項66記載の方法。 68.ステップ(e)が、前記少なくとも1つのカラーファクタにおける変化量 を、カラーファクタの値の変化について設定された測定値(この値は前記状態を 示し、且つ前記状態について臨床で使用される測定法と相互に関連する)と比較 するステップを備えていることを特徴とする請求項66又は67記載の方法。 69.前記ステップ(d)及び(e)は、複数の呈色クラス(この呈色クラス内 では、前記少なくとも1つのカラーファクタの値の変化について設定された大き さは、前記状態を示す)を設けるステップを備えており、この設定された大きさ は、1の呈色クラスと他の呈色クラスとで異なるものであり、 前記ステップ(d)及び(e)は共に、特定の呈色クラスに属する検査対象が 、前記状態を示すように設定された大きさの変化を示しているか否かを判別する ために、前記第1の位置及び前記別の位置において測定された前記少なくとも1 つのカラーファクタの値を比較するステップを備えていることを特徴とする請求 項66又は67記載の方法。 70.検査対象の状態を発見するための方法であって、状態は兆候的な呈色を伴 うものであり、方法は、検査対象の呈色中の少なくとも1つのカラーファクタの 値を測定するステップを備えており、 (a)カラー測定器を用いて、前記検査対象の呈色中の少なくとも1つのカラ ーファクタ(このカラーファクタは前記呈色に依存する)の値を測定するステッ プと、 (b)前記少なくとも1つのカラーファクタの測定値 が検査対象の前記状態を示すのか否かを判別するために、前記少なくとも1つの カラーファクタの測定値を、前記少なくとも1つのカラーファクタの値について 設定された範囲と比較するステップと を備えていることを特徴とする方法。 71.前記ステップ(a)は、カラー測定器を用いて、前記検査対象の呈色中の 少なくとも1つのカラーファクタの値を測定するステップを備えており、 前記少なくとも1つのカラーファクタは、前記呈色に依存し、しかも該カラー ファクタは(呈色の明るさ及び暗さの度合いが実質的に異なる検査対象について )臨床的に使用される前記状態の測定法と相互に関連するものであることを特徴 とする請求項70記載の方法。 72.カラー測定器を用いて前記少なくとも1つのカラーファクタを測定するス テップは、検査対象の呈色におけるカラーファクタの値(実質的にはハンターb カラーファクタの値)を測定するステップを備えており、 前記少なくとも1つのカラーファクタの測定値を比較するステップは、前記少 なくとも1つのカラーファクタの値と、前記少なくとも1つのカラーファクタの 値の許 容値の範囲(この許容値は検査対象に前記状態が存在するのか否かを示す)とを 比較して、前記少なくとも1つのカラーファクタの測定値が前記許容値の範囲の 内側若しくは外側のいずれにあるかを判別するステップを備えていることを特徴 とする請求項70記載の方法。 73.カラー測定器を用いて前記少なくとも1つのカラーファクタを測定するス テップは、検査対象の呈色におけるカラーファクタの値(実質的にはハンターb カラーファクタの値)を測定するステップを備えており、 前記少なくとも1つのカラーファクタの変化量を比較するステップは、前記変 化量と、前記カラーファクタの変化量の範囲(この変化量は検査対象に前記状態 が存在するのか否かを示す)とを比較して、前記カラーファクタの変化量の測定 値が前記範囲の内側若しくは外側のいずれにあるかを判別するステップを備えて いることを特徴とする請求項66から69、74または75のいずれかに記載の 方法。 74.前記少なくとも1つのカラーファクタの値を測定するステップは、前記呈 色における対抗する色の相対的含有量及び呈色の明度に依存するカラーファクタ の値を 測定するステップを備えていることを特徴とする請求項66から70のいずれか に記載の方法。 75.前記少なくとも1つのカラーファクタの値を測定するステップは、スペク トルの第1の部分に重みが付けられた第1関数と、スペクトルの第2の部分に重 み9が付けられた第2関数と、前記呈色の明度関数であり且つ前記カラーファク タの値を修正するための重み項とからなるカラーファクタの値を測定するステッ プを備えていることを特徴とする請求項66から70又は74のいずれかに記載 の方法。 76.前記少なくとも1つのカラーファクタの値を測定するステップは、前記呈 色における対抗する色の相対的含有量に依存するカラーファクタの値を測定する ステップを備えていることを特徴とする請求項66、68又は70のいずれかに 記載の方法。 77.前記方法は、更に複数の呈色クラスを設けるステップを備えており、 それぞれの呈色クラスにおいて、前記少なくとも1つのカラーファクタの値の 変化について設定された大きさ は、前記状態を示すことを特徴とする請求項66から69、74又は75記載の 方法。 78.前記少なくとも1つのカラーファクタの値を測定するステップは、前記呈 色における青及び黄の相対的な含有量に依存するカラーファクタの値を測定する ステップであることを特徴とする請求項66から68、70、74又は75のい ずれかに記載の方法。 79.前記少なくとも1つのカラーファクタの値を測定するステップは、前記呈 色における緑及び赤の相対的な含有量に依存するカラーファクタの値を測定する ステップであることを特徴とする請求項66、67、70、74又は75のいず れかに記載の方法。 80.前記少なくとも1つのカラーファクタの値を測定するステップは、検査対 象の呈色の黄色さに依存するカラーファクタの値を測定するステップであること を特徴とする請求項66、67、70、74又は75のいずれかに記載の方法。 81.前記少なくとも1つのカラーファクタの値を測定 するステップは、ハンターbカラーファクタの値を測定することを特徴とする請 求項66から70、74又は75のいずれかに記載の方法。 82.前記少なくとも1つのカラーファクタの値を測定するステップは、検査対 象の呈色の赤さに依存するカラーファクタの値を測定するステップを含んでいる ことを特徴とする請求項66から71、74又は75のいずれかに記載の方法。 83.前記少なくとも1つのカラーファクタの値を測定するステップは、スペク トルの第1の部分に重みが付けられた第1関数と、スペクトルの第2の部分に重 み9が付けられた第2関数とからなるカラーファクタの値を測定するステップを 備えており、更にカラーファクタは、検査対象の呈色の明度に依存することを特 徴とする請求項66から68、71、74又は75のいずれかに記載の方法。 84.前記ステップ(a)は、実質的にハンターbカラーファクタの値である第 1のカラーファクタの値を測定するステップを備えており、前記方法は更に、 実質的にハンターaカラーファクタの値である第2のカラーファクタの値を測 定するステップと、 前記第2のカラーファクターの測定値と前記第2のカラーファクタの値の範囲 とを比較するステップと、 前記第2のカラーファクターの測定値が許容範囲内にある場合にのみ前記方法 を継続するステップと を備えていることを特徴とする請求項66又は70記載の方法。 85.前記少なくとも1つのカラーファクタの値を測定するステップは、カラー ファクタの値(実質的にはハンターaカラーファクタの値)を測定するステップ を備えていることを特徴とする請求項66から71、74、又は75のいずれか に記載の方法。 86.前記少なくとも1つのカラーファクタの値を測定するステップは、スペク トルの黄の部分において重みがかけられている第1関数と、スペクトルの青の部 分において重みがかけられている第2関数とを有している少なくとも1つのカラ ーファクタ値を測定するステップを備えていることを特徴とする請求項66から 71、74又は75のいずれかに記載の方法。 87.前記状態は、兆候的且つ発見可能な呈色変化を伴う医学的状態であり、 前記ステップ(a)は、医学的状態から生ずる兆候的且つ発見可能な呈色変化 が検査対象に殆ど現れていない時に、カラー測定器を用いて、検査対象の呈色に おける前記少なくとも1つのカラーファクタの値を測定することによって、検査 対象用の基準測定値を設定するステップを備えており、 前記ステップ(e)は、前記少なくとも1つのカラーファクタの基準測定値と 、前記別の位置における前記少なくとも1つのカラーファクタの値とを比較し、 特定の検査対象用に設定された大きさの変化があるか否かを判別するステップを 備えていることを特徴とする請求項66記載の方法。 88.前記状態がない場合の検査対象のカラーファクタ値特性の範囲を確立する ステップと、 前記測定ステップによって決定された少なくとも1つのカラーファクタの値と 前記範囲とを比較するステップと を備えていることを特徴とする請求項70記載の方法。 89.前記第1及び第2の位置において明度ファクタを測定するステップと、 大きな明度変化に備えて、前記少なくとも1つのカラーファクタの値における 種々の変化を補償するステップと を備えていることを特徴とする請求項66、67、74又は75のいずれかに記 載の方法。 90.前記ステップ(e)は、前記少なくとも1つのカラーファクタの変化量を 、複数の呈色クラス(明度の異なる範囲内にある呈色の集まり)からなる蓄積さ れた色変化と比較するステップを備えていることを特徴とする請求項66記載の 方法。 91.前記ステップ(b)は、前記少なくとも1つのカラーファクタの測定値を 、前記状態がない場合における検査対象の前記少なくとも1つのカラーファクタ 特性の値の範囲と比較するステップを備えていることを特徴とする請求項70記 載の方法。 92.検査対象の状態を発見するための方法であって、 状態は兆候的な発見可能な呈色を伴うものであり、該方法は、検査対象の呈色中 のカラーファクタの値を測定するステップを備えており、 (a)明度測定カラーファクタ値の範囲のグループを編集するステップと、 (b)前記範囲内の明度測定カラーファクタ値を有する検査対象の呈色につい てカラー測定器を用いて測定された少なくとも1つの別のカラーファクタ測定値 と比較するために、それぞれの明度測定カラーファクタ値の範囲と、少なくとも 1つの別のカラーファクタ値とを関連付けるステップとを備えていることを特徴 とする方法。 93.前記方法は、検査対象の皮膚の呈色に基づいて検査対象の高ビリルビン血 症を発見するための方法であって、 (c)検査対象の皮膚の呈色における明度測定カラーファクタ値(実質的には ハンターLカラーファクタの値)及び別のカラーファクタ値(実質的にはハンタ ーbカラーファクタの値)のそれぞれをカラー測定器を用いて測定するステップ を備えており、 (d)前記別のカラーファクタの測定値を、前記別のカラーファクタの許容値 の範囲(この許容値は、検査対 象の前記明度カラーファクタの測定値に対応する皮膚の呈色を有する検査対象か ら見つけられる)と比較して、前記別のカラーファクタの測定値が範囲の内側若 しくは外側の何れにあるのかを判別するステップを備えており、 前記許容値の範囲は、実質的には以下に示されている範囲から選択されること を特徴とする請求項92記載の方法。 94.色特性を決定するための方法であって、 (a)明度測定カラーファクタ値の範囲を編集するステップと、 (b)該範囲内に含まれる明度測定カラーファクタ値を有する検査対象の呈色に おける別のカラーファクタ値についての少なくとも1つの測定値との比較に使用 するために、各明度測定カラーファクタ値の範囲と、別のカラーファクタの少な くとも1つの値とを関連付けるステップと を備えていることを特徴とする方法。 95.前記ステップ(a)で編集される範囲は、以下の範囲から選択されること を特徴とする請求項92又は94に記載の方法。 ハンターL= <27,27〜 <30,30〜 <33,33〜 <36, 36〜 <39,39〜 <42,42〜 <45,45〜 <48,48〜 <51, 51〜 <54,54〜 <57,57〜 <60,60〜 <63,63〜 <66, 66〜 <69,及び≧69 96.前記ステップ(a)における前記明度測定カラーファクタ値は、実質的に はハンターLカラーファクタの値であり、 前記ステップ(b)における前記別のカラーファクタの値は、実質的にはハン ターaカラーファクタの値であり、明度測定カラーファクタ値の範囲とこれに関 連付けられた別のカラーファクタ値との間の関係が以下のようになることを特徴 とする請求項92又は94に記載の方法。 ハンターL ハンターa 24から44まで(又は24より小さい) 4から16まで 45から54まで 4から18まで 55から59まで 5から25まで 60から71まで(又は71より大きい) 6から30まで 97.前記ステップ(a)における明度測定カラーファクタ値は、実質的にはハ ンターLカラーファクタの値であり、 前記ステップ(b)における少なくとも1つの別のカラーファクタの値は、実 質的にはハンターbカラーファクタの値であり、 前記明度測定カラーファクタ値の範囲と、前記関連付けられた別のカラーファ クトとの間の関係が以下のようになることを特徴とする請求項92又は94記載 の方法。 98.前記別のカラーファクタの値は実質的にハンターbカラーファクタの値で あり、明度測定カラーファクタ値の範囲は、実質的にはハンターLカラーファク タの値の範囲であり、 前記方法は、更に、検査対象の呈色のカラーファクタの値(実質的にはハンタ ーLカラーファクタの値)を機器によって測定するステップを更に備えているこ とを特徴とする請求項92又は94記載の方法。 99.前記呈色は、皮膚の呈色であり、 前記方法は、更に、複数の呈色クラスを設定するステップを備えており、 前記複数の呈色クラスは、カラーファクタの値(実質的にはハンターLカラー ファクタの値)が約51以下である第1皮膚呈色クラスと、カラーファクタの値 (実質的にはハウターLカラーファクタの値)が約51よりも大きい第2皮膚呈 色クラスとを含むことを特徴とする請求項98記載の方法。 100.前記呈色クラスは、前記カラーファクタの値(実質的にはハンターLカ ラーファクタの値)と、前記カラーファクタの値(実質的にはハンターbカラー ファ クタの値)との間の以下の関係によって決定されることを特徴とする請求項99 記載の方法。 101.前記方法は、生物学上の検査対象の状態を検出するための方法であるこ とを特徴とする請求項66、70又は92のいずれかに記載の方法。 102.前記方法は、人間、動物、植物、又は土壌のような生物学上の検査対象 の状態を検出するための方法であることを特徴とする請求項101記載の方法。 103.前記方法は、組織、排出物、体液、髪及び歯からなるグループから選ば れた生物学的検査対象の状態を検出するための方法であることを特徴とする請求 項101記載の方法。 104.前記ステップ(a)は、基準測定値として、医学的病気からくる兆候的 な発見可能な呈色変化が検査対象に殆ど現れないていない時に、第1の位置にお いて、前記検査対象の呈色中の少なくとも1つのカラーファクタの値を測定する ステップを備えていることを特徴とする請求項66記載の方法。 105.前記呈色クラスは、カラーファクタ(実質的にはハンターLカラーファ クタ)の値の範囲によって決定 され、 該カラーファクタ値の範囲は、以下の値の少なくとも1つによって限定される ことを特徴とする請求項92又は94記載の方法。 ハンターL=27,30,33,36,39,42,45,48,51,54,57, 60,63,66及び69 106.検査対象を呈色に基づいて評価するための方法であって、 (a)カラー測定器を用いて、検査対象の呈色における第1カラーファクタ( この第1カラーファクタは、前記検査対象の呈色の明度に依存する)の値を測定 するステップと、 (b)前記カラー測定器を用いて、検査対象の呈色における少なくとも1つの 別のカラーファクタ(別のカラーファクタは、検査対象の呈色中の対抗する色の 相対的含有量に依存する)の値を測定するステップと を備えている方法であって、 ステップ(a)及びステップ(b)の少なくともいずれかは、実験での使用が 確立された呈色の測定方法と相互に関連するカラーファクタの値をえるステップ を備えていることを特徴とする方法。 107.前記方法は、更に、 前記第1カラーファクタの測定値及び前記少なくとも1つの別のカラーファク タの測定値を、前記カラーファクタの値の範囲(この範囲は、検査対象以外の対 象の呈色から見出される)と比較して、前記カラーファクタの測定値が前記範囲 の内側にあるか否かを判別するステップを備えていることを特徴とする請求項1 06記載の方法。 108.前記カラーファクタの値を測定するステップは、カラーファクタの複数 の測定値からなる組を作るステップと、 複数の測定値からなる各組を平均化するステップとを備えていることを特徴と する請求項66から73、74、75、106又は107記載の方法。 109.前記少なくとも1つの別のカラーファクタ値は、実質的には、ハンター bカラーファクタ及びハンターaカラーファクタのうちの少なくとも一方であり 、 明度測定カラーファクタ値の範囲と、これに関連付けられたカラーファクタ値 との間の関係は以下のうちのい ずれか1つであることを特徴とする請求項92記載の方法。 110.前記測定するステップは、少なくとも1つの別のカラーファクタ(これ は呈色中の青及び黄の相対的含有量に依存する)の値を測定するステップを備え ていることを特徴とする請求項106又は107記載の方法。 111.前記測定するステップは、前記少なくとも1つの別のカラーファクタ( これは呈色中の赤及び緑の相対含有量に依存する)の値を測定するステップを備 えていることを特徴とする請求項106又は107記載の方法。 112.検査対象を評価する前記方法は、生物学的検査対象のカラー特性を決定 する方法であることを特徴とする請求項106又は107記載の方法。 113.カラー特性を決定する前記方法は、人間、動物、植物、土壌のような生 物学的検査対象のカラー特性を、決定する方法であることを特徴とする請求項1 12記載の方法。 114.生物学的検査対象のカラー特性を決定する前記方法は、組織、排泄物、 体液、髪及び歯からなるグループから選ばれた検査対象のカラー特性を決定する 方法で あることを特徴とする請求項113記載の方法。 115.前記方法は、 カラー特性及びスペクトル特性の着色サンプルを用意することによって、カラ ー測定器の目盛りを定めるステップと、 測定値表示を作るためにサンプルの呈色を測定するステップと、 サンプルの呈色を測定するときに選択された値に対応させるために、前記カラ ー測定器の測定値表示を調整するステップを備えていることを特徴とする請求項 66、70、92、94、106又は107のいずれかに記載の方法。 116.着色サンプルは以下のスペクトル反射率ファクタを有していることを特 徴とする請求項115記載の方法。 波長 スペクトル nm. 反射率ファクタ 400 16.67 420 16.93 440 17.65 460 20.56 480 25.67 500 27.94 520 28.24 540 27.59 560 27.33 580 30.12 600 40.52 620 47.93 640 51.10 660 53.82 680 56.55 700 58.87 117.着色サンプルは、実質的には以下のC.I.E.及びハンター色度座標(これ は、C.I.E.標準光C及びC.I.E.1931 2°測色標準観測者に対応して排除及び計算 されたコンポーネントを用いて測定されている)を有していることを特徴とする 請求項115記載の方法。 X = 33.76 Y = 31.53 Z = 24.20 x = 0.3732 y = 0.3523 L = 56.15 a = 9.05 b = 13.75 118.前記少なくとも1つの別のカラーファクターの値を測定するステップは 、検査対象の呈色中の黄色さのに依存するカラーファクタの値を測定するステッ プを備えていることを特徴とする請求項106又は107記載の方法。 119.前記少なくとも1つの別のカラーファクターの値を測定するステップは 、検査対象の呈色中の赤色さに 依存するカラーファクタの値を測定するステップを備えていることを特徴とする 請求項106又は107記載の方法。 120.前記少なくとも1つの別のカラーファクターの値を測定するステップは 、スペクトルの第1の部分に重みがかけられている第1関数と、スペクトルの第 2の部分に重みがかけられている第2関数とを測定するステップを備えており、 カラーファクタは、更に、検査対象の呈色の明度に依存することを特徴とする請 求項106又は107記載の方法。 121.前記少なくとも1つの別のカラーファクターの値を測定するステップは 、カラーファクタ(実質的にはハンターbカラーファクタ)の値を測定するステ ップを備えており、 前記方法は更に、 追加のカラーファクタ(実質的にはハンターaカラーファクタ)の値を測定す るステップと、 前記追加のカラーファクタの測定値を、前記追加ファクター値の範囲と比較す るステップと、 前記追加のカラーファクタの測定値が許容範囲内にあるときに限り、前記方法 を継続するステップとを備えていることを特徴とする請求項106又は107記 載の方法。 122.前記少なくとも1つの別のカラーファクターの値を測定するステップは 、カラーファクタ値(実質的にはハンターaカラーファクタの値)を測定するス テップを備えていることを特徴とする請求項106又は107記載の方法。 123.前記少なくとも1つの別のカラーファクターの値を測定するステップは 、カラーファクタ値(実質的にはハンターbカラーファクタの値)を測定するス テップを備えていることを特徴とする請求項106又は107記載の方法。 124.前記少なくとも1つの別のカラーファクターの値を測定するステップは 、スペクトルの黄部分に重みがかけられている第1関数と、スペクトルの青部分 に重みがかけられている第2関数とを有するカラーファクタの値を測定するステ ップを備えていることを特徴とする請 求項106又は107記載の方法。 125.カラーファクタの値を測定する前記ステップは、検査対象上の異なる位 置において前記カラーファクタの値を測定するステップを備えていることを特徴 とする請求項66から70、74、75、106又は107のいずれかに記載の 方法。 126.前記方法は、子供又は大人の検査対象に黄疸を起こす状態を発見若しく は評価するための方法であることを特徴とする請求項66から75、106又は 107のいずれかに記載の方法。 127.前記少なくとも1つの別のカラーファクターの値を測定するステップは 、スペクトルの第1の部分に重みがかけられている第1関数と、スペクトルの第 2の部分に重みがかけられている第2関数と、前記呈色の明度の関数であり、し かも前記カラーファクタの値を修正する重み項とからなるカラーファクタの値を 測定するステップを備えていることを特徴とする請求項106又は107記載の 方法。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(KE,LS,MW,SD,S Z,UG),UA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD ,RU,TJ,TM),AL,AM,AT,AU,BB ,BG,BR,BY,CA,CH,CN,CZ,DE, DK,EE,ES,FI,GB,GE,HU,IL,I S,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LK,LR ,LT,LU,LV,MD,MG,MK,MN,MW, MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,S E,SG,SI,SK,TJ,TM,TR,TT,UA ,UG,US,UZ,VN (72)発明者 マクファーレイン デーヴィッド ケネス アメリカ合衆国 10706 ニューヨーク ハスティングス−オン−ハドソン ユニッ ト 28 オールド ジャクソン アベニュ ー 10 (72)発明者 ビルメイヤー フレッド ダヴリュー.ジ ュニア アメリカ合衆国 12309−5746 ニューヨ ーク シェネクタディ ガーナー アベニ ュー 1294 【要約の続き】 技術は、生物学的検査対象(例えば、髪、歯、組織、排 泄物、食物、汚染、動物、植物)に幅広く適用できる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.対象の状態を発見するための方法であって、対象の状態は兆候的且つ発見可 能な呈色変化を伴うものであり、前記方法は、 (a)第一の位置において、カラー測定器を用いて、対象の呈色の少なくとも 1つのカラーファクタ(該カラーファクタは、対象の色の前記呈色中の含有量に 依存する)の値を測定するステップと、 (b)前記カラー測定器を用いて、少なくとも1つの別の位置において、対象 の色の前記少なくとも1つのカラーファクタの値を測定するステップと、 (c)前記第1の位置及び別の位置において決定されたファクタの値を比較し て、前記医学的状態を示すように設定された大きさの変化が現れているか否かを 判別するステップと を備えていることを特徴とする方法。
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