JPH11505569A - 制御下で放出を行うファブリックケア物品 - Google Patents

制御下で放出を行うファブリックケア物品

Info

Publication number
JPH11505569A
JPH11505569A JP9530990A JP53099097A JPH11505569A JP H11505569 A JPH11505569 A JP H11505569A JP 9530990 A JP9530990 A JP 9530990A JP 53099097 A JP53099097 A JP 53099097A JP H11505569 A JPH11505569 A JP H11505569A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cleaning
fabric
formulation
bag
sheet
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP9530990A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3105263B2 (ja
Inventor
ブルース、アルバート、イエイツェル
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Procter and Gamble Co
Original Assignee
Procter and Gamble Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Procter and Gamble Co filed Critical Procter and Gamble Co
Publication of JPH11505569A publication Critical patent/JPH11505569A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3105263B2 publication Critical patent/JP3105263B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C11ANIMAL OR VEGETABLE OILS, FATS, FATTY SUBSTANCES OR WAXES; FATTY ACIDS THEREFROM; DETERGENTS; CANDLES
    • C11DDETERGENT COMPOSITIONS; USE OF SINGLE SUBSTANCES AS DETERGENTS; SOAP OR SOAP-MAKING; RESIN SOAPS; RECOVERY OF GLYCEROL
    • C11D17/00Detergent materials or soaps characterised by their shape or physical properties
    • C11D17/04Detergent materials or soaps characterised by their shape or physical properties combined with or containing other objects
    • C11D17/041Compositions releasably affixed on a substrate or incorporated into a dispensing means
    • C11D17/047Arrangements specially adapted for dry cleaning or laundry dryer related applications
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47LDOMESTIC WASHING OR CLEANING; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47L25/00Domestic cleaning devices not provided for in other groups of this subclass 
    • A47L25/08Pads or the like for cleaning clothes
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C11ANIMAL OR VEGETABLE OILS, FATS, FATTY SUBSTANCES OR WAXES; FATTY ACIDS THEREFROM; DETERGENTS; CANDLES
    • C11DDETERGENT COMPOSITIONS; USE OF SINGLE SUBSTANCES AS DETERGENTS; SOAP OR SOAP-MAKING; RESIN SOAPS; RECOVERY OF GLYCEROL
    • C11D17/00Detergent materials or soaps characterised by their shape or physical properties
    • C11D17/04Detergent materials or soaps characterised by their shape or physical properties combined with or containing other objects
    • C11D17/049Cleaning or scouring pads; Wipes
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C11ANIMAL OR VEGETABLE OILS, FATS, FATTY SUBSTANCES OR WAXES; FATTY ACIDS THEREFROM; DETERGENTS; CANDLES
    • C11DDETERGENT COMPOSITIONS; USE OF SINGLE SUBSTANCES AS DETERGENTS; SOAP OR SOAP-MAKING; RESIN SOAPS; RECOVERY OF GLYCEROL
    • C11D3/00Other compounding ingredients of detergent compositions covered in group C11D1/00
    • C11D3/16Organic compounds
    • C11D3/20Organic compounds containing oxygen
    • C11D3/2072Aldehydes-ketones
    • DTEXTILES; PAPER
    • D06TREATMENT OF TEXTILES OR THE LIKE; LAUNDERING; FLEXIBLE MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • D06FLAUNDERING, DRYING, IRONING, PRESSING OR FOLDING TEXTILE ARTICLES
    • D06F43/00Dry-cleaning apparatus or methods using volatile solvents
    • DTEXTILES; PAPER
    • D06TREATMENT OF TEXTILES OR THE LIKE; LAUNDERING; FLEXIBLE MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • D06LDRY-CLEANING, WASHING OR BLEACHING FIBRES, FILAMENTS, THREADS, YARNS, FABRICS, FEATHERS OR MADE-UP FIBROUS GOODS; BLEACHING LEATHER OR FURS
    • D06L1/00Dry-cleaning or washing fibres, filaments, threads, yarns, fabrics, feathers or made-up fibrous goods
    • D06L1/02Dry-cleaning or washing fibres, filaments, threads, yarns, fabrics, feathers or made-up fibrous goods using organic solvents
    • C11D2111/40

Abstract

(57)【要約】 スポット除去を行うための物品を提供するため、好ましくは有孔付形フィルムカバーシート内に封入された、制御下で放出を行うパッド又はシートにクリーニング配合物が放出自在に収容されている。ファブリックの表面上の局部的なしみが付いた領域に物品を押し付け、クリーニング配合物を制御された方法で放出する。次いで、物品及びファブリックを袋に入れ、衣料用高温空気乾燥器内で攪拌し、ファブリック全体をドライクリーニングする。

Description

【発明の詳細な説明】 制御下で放出を行うファブリックケア物品 発明の分野 本発明は、高温空気環境内で袋型容器内で実施されるファブリックのドライク リーニング、即ち「リフレッシュメント」に関する。 関連出願 本出願は、1996年2月28日に出願された仮出願第60/012,398 号から、タイトル35、合衆国法典119(e)で優先権を主張する。 発明の背景 従来の定義によって、「ドライクリーニング」という用語は、非水性溶剤を使 用してテキスタイルをクリーニングするためのプロセスを説明するのに使用され てきた。ドライクリーニングは旧式の技術であり、溶剤を用いたクリーニングは 、最初に1860年代に英国で記録されている。代表的には、ドライクリーニン グプロセスは、水性洗濯浴内で収縮を受ける羊毛製品等の衣服、又は水性洗濯プ ロセスを加えるには価値が高過ぎるとか傷付き易過ぎると判断される衣服で使用 される。従来、様々な炭化水素溶剤及びハロカーボン溶剤が浸漬ドライクリーニ ングプロセスで使用されてきた。従来のドライクリーニングの実施が商業的施設 に限られてきたのは、主に、このような溶剤の取り扱い及び回収に対する必要性 のためである。 溶剤をベースとしたドライクリーニングプロセスは、油性の汚れ及びしみを除 去する上で極めて有効であったが、泥汚れ等の粒子を除去する上では最適でなく 、蛋白質のしみを除去するには特別の処理条件を必要とした。理想的には、粒子 及び蛋白質のしみは、従来のドライクリーニングよりは水性洗濯プロセスに近い 洗 剤成分及び作動条件を使用してファブリックから除去された。羊毛製品等の特定 のファブリックに及ぼされる効果を別にすると、溶剤をベースとした浸漬ドライ クリーニングには、ファブリックのクリーニングに関し、水性クリーニングプロ セスを越える特別の固有の利点はない。更に、衣服毎にかかる費用について、商 業的ドライクリーニングは、水性クリーニングプロセスよりもはるかに高い。 代表的なドライクリーニングプロセスの汚れ及びしみの除去の特徴とは別に、 使用者は、ファブリック「リフレッシュメント」配合物及びプロセスと呼ばれる ものを必要としている。かくして、汚れが付いていないが、それにも拘わらず悪 臭が付き、皺が付き、又はフレッシュな外観を失ったファブリックは、多くの場 合、それらのフレッシュな特徴を取り戻すために従来のドライクリーニングプロ セスが加えられる。 衣服をクリーニングし、リフレッシュするための一つの種類の家庭用システム は、様々なクリーニング剤を含むキャリヤシート及びプラスチック袋を含む。衣 料を袋の中にシートとともに置き、次いで、従来の衣料用乾燥器でタンブリング する。商業的な実施例では、多数の平らな一回使用シート及び一枚の多数回使用 プラスチック袋をパッケージで提供する。残念なことに、このような家庭用プロ セスは、しみ及び皺の除去に関して最適以下である。 このような家庭用ドライクリーニングプロセスの一つの改良実施例では、先ず 最初にキャリヤシートをスポットクリーニング工程で使用し、ファブリックの非 常にひどいしみが付いた領域を処理する。この実施例では、衣料用乾燥器に入れ る前にひどいしみを除去するため、ファブリックのしみが付いた領域を、スポン ジ、ブラシ、等の器具を随意に使用してシートに押し付ける。 標準的な量のファブリックをきれいにするのに十分な量のクリーニング配合物 を含む現在の基材は非常に湿潤しており、スポットクリーニング工程で使用した 場合、ターゲットしみ及びファブリックの隣接した広い領域の両方を飽和させる 傾向があるということが確認されている。このようにクリーニング配合物が非生 産的な方法で望ましくなく拡がることによって、影響を受け易いファブリック− 染料組み合わせに「水マーク」又は染料の何等かの滲みが起こる。これは、ドラ イクリーニングのみ(Dry Cleaning Only(DCO))のラベルが付いた衣服に ついて特にいえる。更に、湿潤した基材及びファブリックを袋に入れ、加熱した 乾燥器内でタンブリングすると、衣服と接触する湿潤した基材によりクリーニン グ配合物の不規則な分配が起こる。これにより水マークが更に付き、ファブリッ クに皺が過度に付くようになる。 本発明の一実施形態では、液体クリーニング及び/又はリフレッシュメント配 合物は、クリーニング配合物を保持するシート又はパッケージ等の基材に吸収さ れている。スポットクリーニング作業中、機械的圧力により液体クリーニング配 合物をしみの上に放出する。更に、好ましい基材は、圧力を解放したときに液体 クリーニング配合物並びに可溶性にした任意のしみを実際に再吸収できる。従っ て、本発明は、スポット処理中に液体クリーニング配合物をターゲットしみに集 中し、衣服のしみがついていない領域の飽和を最小にする。これによって、水マ ーク又は染料の滲みを大幅に減らし、ファブリックの湿潤の程度を小さくするこ とによって、衣服を「着用できる」までの乾燥時間を同様に減少する。 別の特徴では、本発明は、液体クリーニング/リフレッシュメント配合物を高 温空気乾燥器内で更に均等に分配するのに使用でき、これによって、乾燥器内ク リーニング/リフレッシュメントプロセス中に起こり易い水マーク及びファブリ ックの皺を少なくするか又はなくす。この利点は、クリーニング/リフレッシュ メント配合物を放出自在に含むキャリヤをカバーシート材料で覆うことによって 、配合物が乾燥器内で主に蒸気相で放出されるときに得られ、かくしてファブリ ックと基材との直接的な接触と関連した水マークの問題点をなくす。 背景技術 過酸含有ドライクリーニング配合物が1977年3月22日にH.カストラン タス等に付与された米国特許第4,013,575号に記載されている。ドライ クリーニングプロセスは、1996年8月20日にシクロシ及びロエトカーに付 与された米国特許第5,547,476号、1991年5月29日にレイ等に付 与された欧州特許第429,172A1号、及び1993年8月24日にスミス 等に付与された米国特許第5,238,587号に開示されている。クリーニン グ配合物及びクリーニングプロセス並びにファブリックの皺処置に関する他の参 考文献には、英国特許第1,598,911号、米国特許第4,126,563 号、米国特許第3,949,137号、米国特許第3,593,544号、米国 特許第3,647,354号、米国特許第3,432,253号、及び米国特許 第1,747,324号、及びドイツ国特許出願第2,021,561号、ドイ ツ国特許出願第2,460,239号、ドイツ国特許出願第0,208,989 号、及びドイツ国特許出願第4,007,362号が含まれる。更に、クリーニ ング/プレスポッティング配合物及び方法は、例えば、米国特許第5,102, 573号、米国特許第5,041,230号、米国特許第4,909,962号 、米国特許第4,115,061号、米国特許第4,886,615号、米国特 許第4,139,475号、米国特許第4,849,257号、米国特許第5, 112,358号、米国特許第4,659,496号、米国特許第4,806, 254号、米国特許第5,213,624号、米国特許第4,130,392号 、及び米国特許第4,395,261号に開示されている。洗濯用乾燥器で使用 するためのシート基材は、カナダ国特許第1,005,204号に開示されてい る。米国特許第3,956,556号及び米国特許第4,007,300号は、 衣料用乾燥器内でファブリックの処理を行うための有孔シートに関する。米国特 許第4,692,277号には、液体クリーナーでの1,2−オクタンジオール の使 用が開示されている。更に、米国特許第3,591,510号、米国特許第3, 737,387号、米国特許第3,764,544号、米国特許第3,882, 038号、米国特許第3,907,496号、米国特許第4,097,397号 、米国特許第4,102,824号、米国特許第4,336,024号、米国特 許第4,594,362号、米国特許第4,606,842号、米国特許第4, 758,641号、米国特許第4,797,310号、米国特許第4,802, 997号、米国特許第4,943,392号、米国特許第4,966,724号 、米国特許第4,983,317号、米国特許第5,004,557号、米国特 許第5,062,973号、米国特許第5,080,822号、及び米国特許第 5,173,200号、欧州特許第0 213 500号及び欧州特許第0 2 61 718号、英国特許第1,397,475号、WO91/09104、W O91/13145、WO93/25654、及び1989年4月のHAPPI 誌の第78頁乃至第82頁のハント、D.G.及びN.H.モリスの「PnB及 びDPnBグリコールエーテル」という標題の論文を参照されたい。 発明の概要 本発明は、ファブリックを処理するための物品を含む。この物品は、 a)吸収性キャリヤ基材、及び b)基材に放出自在に吸収された液体クリーニング/リフレッシュメント配合物を 含み、基材は、 c)液状又は蒸気状のクリーニング/リフレッシュメント配合物に対して透過性の カバーシートによって全体又は一部が覆われている。 好ましい態様では、カバーシートは、水分に対して実質的に非吸収性であり、 好ましくは、実質的に疎水性である。好ましくは、カバーシートは、耐熱性であ る。最も好ましくは、カバーシートは、基材を実質的に包囲する。 本発明の一実施形態では、カバーシートは、有孔付形フィルムである。別の態 様では、カバーシートは、繊維質である。 本発明の一つの特徴では、クリーニング/リフレッシュメント配合物は、基材 の実質的に別個の領域で、基材の領域に加えられた機械的圧力に応じて基材から 放出される。好ましくは、物品は、機械的圧力を解放したとき、クリーニング配 合物を実質的に再吸収する。この実施形態は、物品を「プレスポッティング」態 様で使用する場合に特に有用である。 物品で使用されるクリーニング/リフレッシュメント配合物は、水、及び有機 溶剤、有機界面活性剤、副クリーニング剤、及びこれらの混合物からなる群から 選択された部材を含み、特に、水及び界面活性剤、好ましくはエトキシレーテッ ドアルコール又はエトキシレーテッドアルキルフェノールである非イオン界面活 性剤、例えば水と界面活性剤の混合物を含む。別の態様では、配合物は、非水性 であるのがよく、有機溶剤、例えば、ブトキシプロポキシプロパノール及びブト キシプロパノールの混合物からなる。 本発明は、ファブリックの別個のしみの付いた領域をクリーニングするための 方法を含み、この方法は、 i)しみの付いた領域を本発明の物品と接触させる工程と、 ii)しみの付いた領域でファブリック又は物品、又は両方に圧力を加えることに よって、クリーニング/リフレッシュメント配合物をしみの付いた領域で実質的 に別個に放出する工程と、 iii)圧力を解放する工程と、を有する。 好ましくは、ファブリック及び物品がぴったりと接触した状態で圧力が解放さ れ、これによって、液体配合物の全部又は一部がクリーニング物品に再吸収され る。最も好ましくは、圧力は、ファブリックに実質的にZ軸方向に加えられ、X 軸方向又はY軸方向の擦り作用がほとんど又は全く加わえられない。これは、突 起(プロチュバランス)がその処理面から外方に延びる上文中に説明したクリー ニング装置を使用して圧力を加えることによって達成できる。最も好ましくは、 クリーニング装置の処理面は凸状である。 本発明は、更に、プレスポッティング作業を随意に含む、ファブリックを処理 するための全体として非浸漬のクリーニング/リフレッシュメントプロセスを提 供する。このプロセスは、 (a)スポットクリーニング配合物をファブリックの別個のしみの付いた領域に随 意に付ける工程と、 (b)随意に、工程(a)と同時に又は連続して、ファブリックのしみの付いた領域を 凸状クリーニング装置の処理部材と接触し、装置にZ軸方向力を加える工程と、 (c)ファブリックを本発明のの物品とともに収容袋内に置く工程と、 (d)袋を高温空気衣料用乾燥器内に置き、乾燥器を熱及びタンブリングで作動す る工程と、 (e)ファブリックを袋から取り出す工程とを含むことを特徴とするプロセス。 最も好ましくは、工程(d)中、袋から蒸気を通気する。 本発明は、更に、ファブリックを衣料用高温空気乾燥器内でクリーニング及び /又はリフレッシュするのに特に適したシート形態の物品を提供する。この物品 は、 (a)シート形態の液体吸収キャリヤを構成するコアエレメントと、 (b)コアエレメントに放出自在に吸収された少なくとも約95重量%が水からな る液体クリーニング/リフレッシュメント配合物と、 (c)コアエレメントの外面に被せる透過性カバーシートとを含む。 一実施形態では、クリーニング/リフレッシュメント配合物は、非イオン界面 活性剤を最大約2重量%含む。別の好ましい実施形態では、シート形態の物品は 、有孔付形フィルム、織布シート材料、不織布シート材料から選択されたカバー シートによって全ての側部が覆われている。 本発明は、更に、 (a)水性クリーニング/リフレッシュメント配合物を含むシート形態の吸収性基 材を含む本発明の多数の物品と、 (b)再使用可能な収容袋と、 (c)随意の、凸状クリーニング装置と、 (d)随意の、スポットクリーニング配合物の別の部分と、 (e)随意の、再使用可能な保持トレーと、 (f)随意の、一つ又はそれ以上の吸収性しみレシーバーとを含むキットを使用者 に提供する。 好ましくは、このようなキットは、装置(c)の下方への移動の使用を促し、側 方への擦り移動の使用を思い止まらせる使用上の注意を更に含む。確かに、使用 上の注意は、装置自体に設けることができる。 本明細書中に開示した全ての%、比、及び割合は、特段の記載のない限り、重 量に基づく。本願で関連した部分において引用した全ての文献は、これらの文献 に触れたことにより、その開示されている内容は本明細書中に組入れたものとす る。 図面の簡単な説明 第1図は、本発明で使用される種類のクリーニング/リフレッシュシート(1 )の斜視図である。 第2図は、ノッチを備えた折畳み前の形体の蒸気通気収容袋に拘束なしで載せ たシートの斜視図である。 第3図は、衣料用高温空気乾燥器内で処理されるべきファブリックを受け入れ る準備ができた袋内のシートの斜視図である。 第4図は、袋のノッチを備えた壁及び閉鎖フラップに対するその配置の部分図 である。 第5図は、クリーニング/リフレッシュメントシートを収容した、ノッチを備 えていない蒸気通気袋の斜視図である。 第6図は、本発明の一実施形態においてカバーシートとして使用できる従来技 術の有孔付形フィルムの顕微鏡的詳細図である。 第7図は、本発明の随意のスポット除去工程で使用される組み立て済の円弧状 クリーニング装置(201)の斜視図である。 第8図は、円弧状ヘッド(202)、シャフト(203)、及びハンドグリッ プ(204)からなるアッセンブリを、スポンジ層(205)及び繊維質突起層 (206)とは別に示す、クリーニング機能を行うためのプレスポッティング装 置の分解図である。 第9図は、手の圧力を使用したしみ(207)のスポット処理に使用されてい る装置を示す斜視図であり、この図では、処理を受けるファブリックの下に置い た状態で保持トレーが示してある。 第10図は、周囲が実質的に円形の凸状ベース(301)を持つプレスポッテ ィング装置を示す斜視図である。 第11図は、全体にダンベル形のプレスポッティング装置の斜視図であり、こ の種の装置は、様々な種類の処理部材に装着でき、これによって、穏やかなクリ ーニングと通常のクリーニングとの間で選択できる。 第12図は、蒸気通気閉鎖体を持つ蒸気通気「封筒形袋」から、通気閉鎖体を 持たない(比較の目的の対照標準として)標準形袋から、及び蒸気通気閉鎖体を 各端に持つ「封筒形袋(2)」からの水の通気を示すグラフである。 第13図は、第12図の水の通気をグラムで表現したグラフである。 第14図は、ファブリックに関する本プロセスの作動領域間の関係を示すグラ フであり、このグラフでは、皺ができる、皺ができない、皺が除去される、及び 皺が除去されないという領域がある。 第15図は、本発明で使用するための好ましい円弧状プレスポッティング装置 の正面図である。 発明の詳細な説明 本発明のクリーニング物品は、商業的に入手可能な材料を使用して形成される 。これらの材料を以下に詳細に説明する。本願に開示した特定の材料及び方法は 製造を便利にするためのものであって、本発明の範囲及び用途を限定しようとす るものではない。本願に開示した物品は、スポットクリーニングモード、及び処 理が施されるファブリック全体のクリーニング及び/又はリフレッシュを行うモ ードの両方で使用できる。全体クリーニングリフレッシュモード工程は、任意の 便利な装置で行うことができ、好ましくは、従来の衣料用高温空気乾燥器で熱及 びタンブリングによって行われる。従って、この工程は、一般的には、プロセス の「乾燥器内」工程と呼ばれる。 本明細書中では、「制御放出」は、スポットクリーニングモードで使用される 場合、本発明の物品が主に別個の領域で、この領域で物品に加えられた機械的圧 力に応じて、クリーニング配合物を放出するということを意味する。 「機械的圧力」は、物品に加わえられるZ軸方向圧力を意味する。このような 圧力は、手で簡単に加えられるが、機械的押圧型の装置を使用することもできる 。 「別個の領域」又は「領域に別個に」は、スポットクリーニングモードで使用 される場合に、クリーニング配合物が、主に、圧力が加えられた物品の領域から 放出されるのであって物品の全面に亘って放出されるのではないということを意 味する。ファブリックのしみの付いた領域がスポットクリーニング作業のこの工 程で物品と接触するため、クリーニング配合物は、ファブリックに亘って広く拡 げられるのでなく、しみの付いた領域のほぼ全体に差し向けられる。 本プロセスの乾燥器内工程で使用される場合、クリーニング及び/又はリフレ ッシュ配合物は、例えば衣料用高温空気乾燥器又は同様の装置のタンブリング作 用によってファブリックと混合すたときに配合物がその機能を果たすように、透 過性カバーシート材料を被せたキャリヤ基材と組み合わせて使用される。キャリ ヤは、配合物を放出自在に収容する。「放出自在に収容する」は、配合物が、本 発明の非浸漬クリーニング及び/又はファブリックリフレッシュプロセスの部分 として、吸収性キャリヤから汚れたファブリック上に効果的に放出されることを 意味する。この放出は、ファブリックと物品との間の直接的接触によって、配合 物がキャリヤ基材から透過性カバーシートを通って気化することによって、又は これらの組み合わせによって起こる。 キャリヤ 吸収性キャリヤ基材は、粉体、フレーク、断片、等の任意の所望の形態である のがよい。クリーニング/リフレッシュメント配合物用のキャリヤは、プロセス に亘って構造的一体性を実質的に維持する一体のパッド又はシートの形態である のが非常に好ましい。このようなパッド又はシートは、例えば、木材パルプ、綿 、レーヨン、ポリエステル繊維、及びこれらの混合物等の材料を使用して不織布 シート、ペーパータオル、繊維質バット、包帯、おむつ、生理用品用コア等を製 造するための周知の方法を使用して形成される。織布パッドを使用してもよいが 、価格の点で不織布パッドの方が好ましい。一体のキャリヤパッド又はシートは 、海綿や合成スポンジ、フォーム等から形成してもよい。 キャリヤは、本プロセスの所期の作動状態で安全であり且つ効果的であるよう に設計されている。キャリヤは、プロセス中に可燃性であってはならず、クリー ニング即ちリフレッシュメント配合物又はクリーニングが施されるファブリック と有害な相互作用を生じてはならない。一般的には、ポリエステルをベースとし た不織布パッド又はシートが本発明のキャリヤとして使用する上で非常に適して いる。 本発明で使用されるキャリヤは、最も好ましくは、非リント(non-linting) である。本明細書では、「非リント」という用語は、クリーニングが施されるフ ァブリックに目に見える繊維や微小繊維が入り込まないようにする、即ち、一般 的な語法で「リント」として周知の繊維が付着しないようにすることを意味する 。キャリヤは、一片の暗青色の毛布に擦り付け、布をリント残留物について視覚 的に検査することによって、その非リント品質に関する基準に合致するものと容 易に且つ適正に判断される。 本発明で使用するシート又はパッドキャリヤの非リント品質は、キャリヤを単 一の繊維ストランドから形成する方法、点結合、プリント結合、接着剤/樹脂飽 和結合、接着剤/樹脂スプレー結合、ステッチボンディング及びバインダー繊維 を使用した結合等の不織布材料で一般的に使用されている周知の結合技術を使用 する方法を含むがこれらに限定されない幾つかの手段によって達成できる。別の 態様では、吸収性コアを使用してキャリヤを形成でき、このコアは、それ自体に リントが入り込む材料からつくられている。この場合、クリーニング即ちリフレ ッシュメント配合物を通すがコアからのリントを通さない孔径の多孔質非リント 材料製のシートでコアを包囲する。このようなキャリヤの一例は、不織ポリエス テルスクリムで包んだセルロース繊維又はポリエステル繊維からなる。 キャリヤは、キャリヤの表面と処理を受けるファブリックの表面との間が効果 的に接触するのに十分な表面積を提供する大きさでなければならない。勿論、キ ャリヤの大きさは、使用者にとって取り扱いが困難になる程大きくてはならない 。代表的には、キャリヤの寸法は、少なくとも約360cm2、好ましくは約36 0cm2乃至約3000cm2の範囲の巨視的表面積(キャリヤの両側)を提供するの に十分である。例えば、全体に矩形のキャリヤのX軸方向寸法は約20cm乃至約 35cmであり、Y軸方向寸法は約18cm乃至約45cmである。更に大きな表面積 が所望である(又は必要である)場合には、二つ又はそれ以上の小型キャリヤユ ニットを使用するのがよい。 キャリヤは、所期の目的について効果的な十分な量のクリーニング/リフレッ シュメント配合物を収容するようになっている。このような配合物についてのキ ャリヤの容量は、所期の用途に従って変化する。例えば、一回使用するようにな ったパッド又はシートが必要とする容量は、多数回使用するようになったパッド やシートよりも小さい。所与の種類のキャリヤについて、クリーニング/リフレ ッシュメント配合物に対する容量は、主に、シート又はパッドの厚さ即ち「キャ リパ」(Z軸方向:乾燥ベース)に従って変化する。例示の目的で、本発明で使 用する代表的な一回使用ポリエステルシートは、厚さが約0.1mm乃至約0.7 mmであり、坪量が約30g/m2乃至約100g/m2である。本発明の代表的な多数回 使用ポリエステルパッドは、厚さが約0.2mm乃至約1.0mmであり、坪量が約 40g/m2乃至約150g/m2である。連続気泡シートは、厚さが約0.1mm乃至約 1.0mmである。勿論、以上の寸法は、キャリヤが所望量のクリーニング/リフ レッシュメント配合物を効果的に提供する限り、変化できる。 本発明の好ましいキャリヤは、バインダレス(又は随意であるが低バインダの )ヒドロエンタングルド吸収性材料、特に、セルロース繊維、レーヨン繊維、ポ リエステル繊維、及び随意の異相構造繊維からなる配合物から形成した材料から なる。このような材料は、デキスター社のデキスター不織布部からハイドラスパ ン(ハイドラスパン(HYDRASPUN)は登録商標である)の特に1024 4番及び10444番として入手できる。このような材料の製造は、本発明の部 分を構成せず、既に文献に記載されている。例えば、1991年4月23日にビ アズメンスキ等に付与された米国特許第5,009,747号、及び1994年 3月8日にビアズメンスキ等に付与された米国特許第5,292,581号を参 照されたい。これらの特許に触れたことにより、これらの特許に開示されている 内容は本明細書中に組入れたものとする。本発明で使用するための好ましい材料 は、以下の物理的性質を備えている。 ここで、MDは機械方向であり、CDは機械方向に対して横方向である。 米国特許第5,009,747号及び米国特許第5,292,281号に開示 されているように、ヒドロエンタングルプロセスは、セルロース繊維でできた不 織布材料を提供する。この材料は、少なくとも約5重量%が合成繊維からなり、 湿潤強度及び湿潤靱性を改善するため2%以下の湿潤強化剤を必要とする。 驚くべきことに、ヒドロエンタングルにより形成したこのキャリヤは、本発明 のクリーニング/リフレッシュメント配合物に対する単なる受動的な吸収体では なく、実際には、クリーニング性能を最適にする。理論によって括ろうとするも のではないが、このキャリヤは、汚れたファブリックに配合物を送出する上で更 に効果的であると考えられる。或いは、この特定のキャリヤは、その繊維の混合 のため、汚れたファブリックとの接触により汚れを除去する上で優れている。ど のような理由にしろ、クリーニング性能が改善される。 性能が改善されることに加え、このヒドロエンタングルドキャリヤ材料は、そ の弾性により、追加の思いがけない利点を提供するということがわかった。使用 時に、本発明の物品は実質的に開放形体で機能するように設計されている。しか しながら、シート形態の物品は、折畳んだ形体でパッケージされ、消費者に販売 される。従来の材料で製作したキャリヤシートは、望ましからぬことに、それら の折畳まれた形体に使用中に戻るってしまうということがわかっている。この望 ましからぬ特性は、このようなシートに孔を開けることによって解決できるが、 これには追加の加工工程が必要とされる。本発明のキャリヤシートの形成に使用 されたヒドロエンタングルド材料は、使用中に再度折畳まれる傾向がなく、及び かくしてこのような孔を必要としない(勿論、所望であれば、孔を使用してもよ い)ということがわかった。従って、本発明のヒドロエンタングルドキャリヤ材 料は、その特性のため、本発明の方法で使用する上で最適である。 制御放出キャリヤ 本発明で使用できる他のキャリヤは、液体配合物を吸収し、それを制御下で放 出する性能によって特徴付けられる。このようなキャリヤは、単層又は多層積層 体である。一実施形態では、このような制御放出キャリヤは、1991年4月2 3日にT.W.オズボーン三世に付与された「薄型可撓性衛生ナプキン」という 標題の、プロクターアンドギャンブル社に譲渡された米国特許第5,009,6 53号に開示された吸収性コア材料からなるのがよい。同特許に触れたことによ り、その特許に開示されている内容は本明細書中に組入れたものとする。本発明 の制御放出キャリヤの別の特定の例は、ポリマーゲル化剤粒子をウェブに均等に 又は不均等に分散した(上文中に開示した)ヒドロエンタングルド繊維ウェブか らなる。適当なゲル化剤には、オズボーンの特許の第5コラム乃至第6コラムに 詳細に記載された材料、並びに1987年3月31日にブランデット、ゴールド マン、及びイングリンに付与された米国特許第4,654,039号に開示され た材料が含まれる。本発明で有用な他のキャリヤには、アイオワ州ムスカチンの グレイン・プロセッシング社から入手できるウォーターロック(ウォーターロッ ク(WATER−LOCK)は登録商標である)L−535が含まれる。日本国 東大阪市のチョウリ社からレンシール(LANSEAL)Fの商標で入手できる アクリレート繊維質材料等の非粒子形超吸収体、及びデラウェア州ウィルミント ンのヘラクレス社からアクアロン(AQUALON)Cの商標で入手できるカル ボキシメチルセルロース繊維質材料もまた、本発明で使用できる。これらの繊維 質超吸収体は、更に、ヒドロエンタングル型ウェブで使用する上で便利である。 別の実施形態では、制御放出キャリヤは、セルロース繊維製吸収性バット又は 上述のハイドラスパンシート等のヒドロエンタングルド繊維からなる多くの層か らなるのがよい。この実施形態では、通常2枚乃至約5枚のハイドラスパンが使 用される。これらのハイドラスパンは、随意であるが、スポット結合又はスポッ ト糊付けされており、密着した多層構造を提供する。本発明で使用するための、 吸収性ゲル化剤を必要としない吸収性キャリヤを提供する。しかしながら、所望 であれば、このようなゲル化剤を使用できる。他の有用な制御放出キャリヤには 、海綿又は合成スポンジ、特に、ポリウレタン製連続気泡スポンジ及び/又はフ ォームが含まれる。どのような制御放出キャリヤを選択しようとも、キャリヤは 、液体配合物を全体に亘って吸収するが、圧力又は熱が加わるとこれらの配合物 を放出するようなキャリヤでなければならない。代表的には、本発明の制御放出 キャリヤは、湿潤しているように感じられるか或いは、好ましくは、触ってみる と幾分濡れているがほとんど乾燥しているように感じられ、10g乃至30gの クリーニング配合物を含んでいるときに液垂れしない。 カバーシート 本発明が提供する高度に好ましい物品では、液体透過性カバーシートがキャリ ヤに重ねてある。一実施形態では、カバーシートをキャリヤの表面にスプレー糊 付けすることによってカバーシートをキャリヤと関連させる。別の実施形態では 、取り付け点を全く設けずにカバーシートをキャリヤに緩く被せる。カバーシー トは、好ましくは、柔軟で軟質の触感の材料である。更に、カバーシートは液体 透過性及び/又は蒸気透過性であり、その厚さを通してクリーニング/リフレッ シュメント配合物を移動させることができる。適当なカバーシートは、ポリマー 材料、熱可塑性付形フィルム、有孔プラスチックフィルム、多孔質フィルム、網 状フォーム、天然繊維(例えば木材繊維又は綿繊維)、合成繊維(例えばポリエ ステル繊維又はポリプロピレン繊維)の織布及び不織布等の様々な材料から、或 いは天然繊維と合成繊維の組み合わせから製造できる。有孔付形フィルムが好ま しい。有孔付形フィルムは、液体クリーニング及び/又はリフレッシュメント配 合物(又は蒸気)に対して透過性であるが吸収性でないため、カバーシートとし て好ましい。かくして、ファブリックと接触する付形フィルムの表面は、比較的 乾燥した状態のままであり、これによって、水スポッティング(water spotting )及び染料の移行を少なくする。更に、有孔付形フィルムは、処理を受けるファ ブリックからのリント、ペットの毛髪等の繊維質材料等を捕捉し、保持し、これ によって、本発明の物品が提供するクリーニング/リフレッシュメントの利点を 更に高めるということがわかっている。適当な付形フィルムは、1975年12 月30日にトンプソンに付与された「テーパした毛管を持つ吸収性構造」という 標題の米国特許第3,929,135号、1982年4月13日にミュラン及び スミスに付与された「耐汚性カバーシートを持つ使い捨て吸収性物品」という標 題の米国特許第4,324,246号、1982年8月3日にラデル及びトンプ ソンに付与された「ファイバ様特性を示す弾性プラスチックウェブ」という標題 の 米国特許第3,342,314号、1984年7月31日にアー、ルイス、ミュ ラン、及びオウエレットに付与された「艶消し表面及び布様触感を持つ巨視的に 拡張した立体的プラスチックウェブ」という標題の米国特許第4,463,04 5号、1987年1月20日にオウエレット、アルコンブライト及びカルロに付 与された米国特許第4,637,819号、1986年9月2日にカルロ、ベア ード、ガース、バーノン、及びリンマンに付与された米国特許第4,609,5 18号、1986年12月16日にケルンストックに付与された米国特許第4, 629,642号、及び1989年8月30日にオズボーンに付与されたEPO 第0,165,807号に記載されている。これらの特許に触れたことにより、 これらの特許に開示されている内容は本明細書中に組入れたものとする。第6図 に示すように、このようなカバーシートの孔(99)は、技術的詳細、製造方法 、等について上掲の文献に記載されているように、大きさが均等であってもよい し大きさを変化させてもよい。このような孔は、いわゆる「テーパした毛管」の 方法で直径を変化させることもできる。テーパした毛管をなした孔を持つこのよ うな付形フィルムカバーシートは、好ましくは、毛管の小径端がキャリヤシート に向き、毛管の大径端が外方に向くようにキャリヤシート上に配置されている。 本発明で使用した付形フィルムカバーシートの主な孔の直径は、約0.1mm乃至 約1mmの範囲内にあり、或いは、上掲の特許に開示された寸法を持つ。 更に、本発明のカバーシートに関し、キャリヤ及びクリーニング/リフレッシ ュメント配合物を覆うのに透過性の不織布又は織布を使用することもできる。特 定の状況では、このような不織布又は織布カバーシートは、付形フィルムカバー シートよりも有利である場合がある。例えば、有孔付形フィルムカバーシートは 、多くの場合、ポリエチレン等のポリマーフィルムに特に適したハイドロフォー ミングプロセスで製造される。本発明ではポリエチレンを使用できるが、これは 融点が低いため、乾燥器の高温により軟化したり及び/又は使用中に溶融したり す ることが予測される。このことは、本発明の物品を収容されている袋から取り出 し高温の乾燥器ドラムに投入する場合に特にいえる。ナイロン、ポリエステル、 又は他の耐熱性ポリマーシートを使用して付形フィルムトップシートを製造でき るが、このような製造は幾分困難であり、及び従って、高価である。 更に、繊維質カバーシートは、ポリエチレン等の非耐熱性繊維から製造できる 。しかしながら、好ましい繊維質カバーシートは、本発明のプロセスで誤って使 用された場合でも耐えることができるナイロン(特にナイロン−6)、ポリエス テル、等の耐熱性繊維を使用して製造できる。これらの材料から製造された可撓 性布様透過性トップシートは、織布及び不織布の技術分野で周知の材料であり、 その製造は本発明の部分を形成しない。このような不織布は、デキスター社等の 会社から商業的に入手できる。このような不織布又は織布カバーシートの製造に 使用される繊維が疎水性であるため、本発明のプロセス中に水スポッティングが 生じる機会を少なくするのを助ける。更に、このようなカバーシートは、本発明 のプロセスによる処理を受けるファブリックから出た様々な方向に向いたリント 及び他の繊維を捕捉し、これによって、きれいであり/リフレッシュされた全体 としての外観を高める。 不織布又は織布をなしたこのような繊維質シート材料は、本発明のカバーシー トの単一の又は多数の層で使用できる。一実施形態では、立体的な体積を提供す るようにリングロール又は他の方法でクリンプ加工を施したポリエステル繊維又 はポリアミド繊維製のカバーシートをクリーニング/リフレッシュメント配合物 を含む吸収性コアに被せる。随意であるが、このカバーシートをクリンプ加工が 施されていない形体の第2カバーシートで覆うことができる。或いは、クリンプ 加工が施されていない繊維質カバーシートからなる一つ又はそれ以上の層をコア に被せることができる。別の態様では、テーパした毛管を備えた非耐熱性材料製 の付形フィルムカバーシートを、耐熱性繊維でつくられた不織布又は織布をなし た繊維質カバーシートでできた保護スクリムでカバーできる。 かくして、このような繊維質の、好ましくは耐熱性の、最も好ましくは疎水性 のカバーシートが本発明の物品の変形例を提供する。(ナイロン等の材料は、均 衡時に非常に限定された量の水を吸収するが、本発明では疎水性であると考えら れる。)製造者の所望に従って、本発明の精神及び範囲から逸脱することなく、 様々な組み合わせを使用できる。各場合における目的は、水スポッティングが生 じないように、物品の湿潤キャリヤコアが、処理を受けるファブリックと長時間 に亘って直接接触しないようにすることである。所望であれば、リント、繊維、 又は粒状の汚れが通過できる巨視的な窓をカバーシートに設けることによって、 これらの異物を物品自体の内部に捕捉するのを助けることができる。 本発明で使用したカバーシートの外面は、好ましくは疎水性である。しかしな がら、一つの実施形態で所望であれば、界面活性剤で処理することによって、カ バーシートの外面及び/又は内面を親水性にできる。界面活性剤は、カバーシー トの全面に亘って実質的に均等に且つ完全に分配される。これは、当業者に周知 の一般的な技術のうちの任意の技術によって行うことができる。例えば、界面活 性剤は、スプレー、パッド付け又は転写ロールを使用することによってカバーシ ートに付けることができる。更に、付形フィルムカバーシートのポリマー材料に 界面活性剤を組み込むことができる。このような方法は、米国特許第5,009 ,653号に開示されている。 配合物 本発明の実施にあたり、様々な配合物を使用できる。プレスポッティング配合 物と関連した周知のファブリックの一つの問題点は、これらの配合物がファブリ ックの表面に目に見える残留物を残し易いということである。このような残留物 には問題があり、本発明では、好ましくは、なくされる。これは、本プロセスが 従来の浸漬工程又は濯ぎ工程を含まないためである。従って、本発明で使用した プレスポッティング配合物は、最も好ましくは、ポリアクリレートをベースとし た様々な乳化剤、ポリマー静電防止剤、無機ビルダー塩、及び他の残留物形成材 料が、最終的な配合物の約0.1%乃至0.3%の低いレベル、及び好ましくは 0%を除き、実質的に入っていてはならない。配合物で使用された水は、好まし くは、蒸留水、脱イオン水又は他の処理を施した残留物形成材料を全く含まない 水でなければならない。換言すると、本発明の配合物は、本発明を実施すること により、処理されるべきファブリックに目に見える残留物が実質的に残らないよ うに配合されていなければならない。 従って、本発明の好ましい特徴では、処理が加えられるファブリック上に目に 見える残留物を残す材料を実質的に含まないプレスポッティング(即ちスポット クリーニング)配合物が提供される。このことは、必然的に、好ましいプレスポ ッティング配合物が、揮発性材料、好ましくは水を、可能な限り最大レベル、代 表的には約95%、好ましくは約97.7%含み、BPP等のクリーニング溶剤 を低いけれども有効なレベル、代表的には、約1%乃至約4%、好ましくは約2 %含み、約0.1%乃至約0.7%のレベルの界面活性剤を含むということを意 味する。有利には、かくして配合されたとき、このような配合物は、懸濁液又は 乳濁液としてでなく、相安定水溶液(phase-stable aqueous solution )として 存在する。かくして、このような配合物は、乳化剤、増粘剤、沈澱防止剤、等を 追加に使用する必要がない。これらは、全て、望ましからぬ目に見える残留物を ファブリック上に形成する原因となる。 このプレスポッティング配合物は、勿論、スポット除去機能を効率的に且つ効 果的に発揮することが必要である。本願中に開示した方法で下方(Z軸方向)に 力を加えながらクリーニング装置を使用することによって、上述の「水分の多い 」プレスポッティング配合物溶液でも良好なスポット−しみ取り性能を提供する ということがわかった。 確かに、全体的な提案として、上述のプレスポッティング機能及び全体として のクリーニング及び/又はリフレッシュメント機能を提供するのに使用される化 学配合物は、安全であり且つ所期の使用について効果的であり、上述のように、 好ましくは、受入れ難い程の量の目に見える残留物をファブリック上に残さない 成分からなる。従来の洗濯用洗剤は、代表的には、綿、及び綿とポリエステルの 混紡繊維に対して良好なクリーニングを提供するように配合されているが、本発 明の配合物は、羊毛、絹、レーヨン、レーヨンアセテート、等のファブリックを 安全に且つ効果的にクリーニングしリフレッシュするように配合されていなけれ ばならない。更に、本発明の配合物は、クリーニングが施されるファブリックか らの色落ちや、褪せ易い定着していない染料がしみの場所から移動することを最 小にするように特別に選択されかつ配合された成分からなる。これに関し、浸漬 ドライクリーニングプロセスで代表的に使用される溶剤は、特定の種類の染料を 特定の種類のファブリックから或る程度除去してしまう。しかしながら、このよ うな除去は、浸漬プロセスでは許容される。これは、染料がファブリックの表面 に亘って比較的均等に除去されるためである。これとは対照的に、特定の種類の クリーニング成分の濃度がファブリック表面上の特定の場所で高いと、許容でき ない程に染料が局部的に除去されることが確認されている。本発明の好ましい配 合物は、このような問題点を最小にし、或いはなくすように配合されている。 本配合物の染料除去特性は、写真計測又は測光計測を使用して、或いは簡単で あるが効果的な視覚的等級試験(visual grading test )を使用して、当該技術 分野で開示されたクリーナーと比較できる。所望であれば、視覚的等級分けを補 助し、データの統計的処理を可能にするため、数的評価単位(numerical score unit)を割当てることができる。かくして、一つのこのような試験では、着色し た衣服(代表的には、多くの羊毛ファブリックやレーヨンファブリックよりも色 落ちが大きいものと考えられる絹製品)に、吸収体である白色のペーパーハンド タオルを使用して、クリーニング/リフレッシュメント配合物をパッド付けする ことによって処理する。圧力を手で加え、白色のタオルに移った染料の量を視覚 的に評価する。(1)「タオル上に僅かに染料を認めた」、(2)「タオル上に 染料を或る程度認めた」、(3)「タオル上に大量の染料を認めた」、(4)「 タオル上に極めて大量の染料を認めた」の範囲内の数的単位がパネリストに割当 てられる。 以上に加え、本発明で使用される配合物は、好ましくは、容易に計量分配され 且つスポットクリーニング装置が嵩張ったり使用が困難になる程の付着性を備え ていないように配合されている。しかしながら、本発明を限定しようとするもの ではないが、本明細書中に開示した好ましい配合物は、本明細書中に開示した方 法で使用した場合に効果的であり且つ美観に優れたファブリックリフレッシュメ ント及びクリーニングプロセスを提供する。 水性スポットしみクリーニング配合物 (a)漂白剤 本発明の配合物は、随意であるが、過酸化水素を約0.25重量%乃至約7重 量%含む。好ましいスポットクリーナーは、過酸化水素を約3%含む。過酸化水 素以外の過酸化物源を使用してもよいということは理解されよう。かくして、洗 剤の技術で周知の様々な過酸、過酸塩、過酸漂白剤を使用できる。しかしながら 、これらの材料は高価であり、液体製品に配合するのが困難であり、本発明の方 法で使用した場合、ファブリックに残留物を残し、過酸化水素以上の特別の利点 を提供しない。 (b)溶剤 本発明の配合物は、ブトキシプロポキシプロパノール(BPP)溶剤を約0% 乃至約10%含む。好ましいスポットクリーナーは、BPPを1%乃至4%含む 。 (c)水 残留物が少ない本発明の好ましい配合物は、水を約90重量%、好ましくは約 95.5重量%乃至約99重量%含む。 (d)界面活性剤 本発明の配合物は、随意であるが、MgAES及びNH4 AES、アミン酸化 物、エトキシレーテッドアルコール又はアルキルフェノール、アルキルスルフェ ート、及びこれらの混合物等の界面活性剤を約0.05重量%乃至約2%含む。 上述のように、界面活性剤の使用は、染料及びファブリックの種類によっては、 範囲の下端にとどめるのが好ましい。代表的には、BPP溶剤:界面活性剤の重 量比は、約10:1乃至1:1の範囲内にある。一つの好ましい配合物は、2% のBPP、0.4%のMgAE1 S、0.04%のC12ジメチルアミン酸化物か らなる。別の好ましい配合物は、4%のBPP、0.4%のASからなる。 (e)随意の成分 本発明の配合物は、少量の様々な随意の成分を含む。これらの成分には、漂白 剤安定剤、香料、保存料、等が含まれる。これらの随意の成分は、使用される場 合には、代表的には、クリーニングを施したファブリック上の残留物を考慮し、 配合物の約0.05重量%乃至約2重量%を占める。 (f)キレート化剤 過酸化水素を含む配合物は、代表的には、キレート剤も含む。キレート剤は、 過酸化水素水中でそれ自体が安定しており且つ様々な方向に向いた金属イオンを キレート化することによって過酸化水素を安定させるものから選択される。この ようなキレート剤は、代表的には、商業的過酸化水素供給源で、低い過酸化物安 定量(0.01%乃至1%)で既に存在する。過酸化水素を安定させる上で、様 々なホスホネートキレート化剤が周知である。アミノホスホネートがこの目的で 特に有用である。ミズーリ州セントルイスのモンサント社からデクェスト(デク ェスト(DEQUEST)は登録商標である)の商標で入手できる様々なアミノ ホスホネートを利用できる。例示の非限定的例には、エチレンジアミンテトラキ ス(メチレンホスホニック)アシド、ジエチレントリアミンペンタ(メチレンホ スホニック)アシド、及びその水溶性の塩が含まれる。モノトリス(メチレンホ スホニック)アシド又はその水溶性の塩(デクェスト2000)が好ましいキレ ート化剤である。 プレスポッティング配合物のpH範囲は、過酸化水素に安定性を提供するのを 助け、代表的には、僅かに酸性に偏っており約3乃至約8、好ましくは約6であ る。 有機溶剤 本発明の好ましいクリーニング(特にスポットクリーニング)溶剤は、ブトキ シプロポキシプロパノール(BPP)であり、ほぼ等量のイソマー混合物として 商業的な量で入手できる。イソマー及びその混合物は本発明で有用である。イソ マーの構造は以下の通りである。 本発明のスポットクリーニング配合物は、BPP、水、及び界面活性剤だけで 極めて良好に機能するが、それらの安定性を更に高めるため他の成分を随意に含 むことができる。トルエンスルホン酸ナトリウム及びクメンスルホン酸ナトリウ ム等のヒドロトロープ、エタノールやイソプロパノール等の短鎖アルコールが配 合物中に存在するのがよい。使用された場合には、このような成分は、代表的に は、安定化させる本発明の配合物の約0.05重量%乃至約5重量%を占める。 界面活性剤 エトキシレーテッドC10−C16アルコール、例えばネオドール(NEODOL )23−6.5等の非イオン系界面活性剤を配合物で使用できる。本発明でクリ ーナーとして及び水性配合物を安定化させるために使用されるアルキルスルフェ ート界面活性剤は、C8−C18主(「AS」;好ましくはC10−C14、ナトリウ ム塩)並びに側鎖及びランダムC10−C20アルキルスルフェート、及びC10−C 18副(2,3)アルキルスルフェートの化学式は、CH3(CH2 )x(CHO SO3 - M+ )CH3 及びCH3(CH2 )y(CHOSO3 - M+ )CH2 C H3 であり、ここで、x及び(y+1)は、少なくとも約7、好ましくは少なく とも約9の整数であり、Mは水溶性陽イオン、特定的にはナトリウムイオン、並 びにオレイルスルフェート等の不飽和スルフェートである。本発明で使用された アルキルエトキシ(AES)界面活性剤は、従来、R(EO)xSO3 Zの化学 式を持つ化合物として示された。ここで、Rは、C10−C16アルキルであり、E Oは、−CH2 CH2 −O−であり、xは、1−10であり、例えば(EO)2. 5、(EO)6.5平均等として従来報告された混合物を含み、Zはナトリウムアン モニウム又はマグネシウム(MgAES)等の陽イオンである。C12−C16アル キルジメチルアミンオキシド界面活性剤を使用してもよい。好ましい混合物は、 MgAE1 S/C12ジメチルアミンオキシドを約10:1の重量比で含む。相安 定性を改善し、随意であるが本発明で使用できる他の界面活性剤には、ポリヒド ロキシ脂肪酸アミド、例えばC12−C14N−メチルグルカミドが含まれる。AS によって安定化した配合物は、好ましくは、本発明の配合物の0.1重量%乃至 0.5重量%を占める。MgAES及びアミン オキシドは、使用される場合には、配合物の0.01重量%乃至2重量%を占め る。他の界面活性剤を同じレベルで使用できる。 以上の考慮に鑑み、本発明の液体配合物で使用できる様々な他の成分を以下に 例示するが、これらに限定しようとするものではない。一般的には、スポットク リーニング配合物は、洗浄力がクリーニング/リフレッシュメント配合物よりも 幾分「強い」ように配合されているが、これは、配合者の所望に従って変えるこ とができる。 他の随意の条件 本発明で使用される液体配合物は、水、好ましいBPP溶剤、随意の過酸化水 素、及び上述の界面活性剤の他に、香料、保存料、増白剤、粘度制御陽の塩、p H調整剤即ち緩衝剤、等の様々な随意の成分を含むことができる。本発明で使用 するためのクリーニング配合物についての好ましい範囲を例示する。これは、限 定を図ろうとするものではない。 成分 配合範囲(重量%) BPP(溶剤 0.05−5 界面活性剤 0 −2 香料 0.01−1.5 水 残余 pHの範囲は約6乃至約8である。 本発明で随意に使用できる他の溶剤又は補助溶剤には、カルビトール、メチル カルビトール、ブチルカルビトール、プロピルカルビトール、及びヘキシルセル ロソルブ等の商標で販売されている材料、特にメトキシプロポキシプロパノール (MPP)、エトキシプロポキシプロパノール(EPP)、プロポキシプロポキ シプロパノール(PPP)、MPP、EPP、及びBPP並びにブトキシプロパ ノール(BP)の全てのイソマー及び混合物の夫々等、及びその混合物を含む様 々なグリコールエーテルが含まれる。使用された場合には、このような溶剤及び 補助溶剤は、代表的には、本発明の水性配合物の約0.5重量%乃至約2.5重 量%を占める。非水性(水が50%以下)の配合物をプレスポッティング工程で 随意に使用でき、これは、同じ溶剤を含むことができる。 乾燥器内クリーニング/リフレッシュメント工程で本発明の物品及びプロセス を用いて使用するための好ましい配合物は以下の通りである。 ファブリックリフレッシュメント配合物は、陽イオン界面活性剤を含んでもよ い。このような陽イオン界面活性剤は、洗剤の技術で周知である。トウィーン( トウィーン(TWEEN)は登録商標である)、スパン(スパン(SPAN)は 登録商標である)、エアロゾルオーティー(エアロゾルオーティー(AEROS OL OT)は登録商標である)として入手できる商業的界面活性剤、及び様々 なスルフォ琥珀酸エステルが本発明で特に有用である。 クリーニング装置 第7図乃至第15図に示すように、本発明のスポットクリーニングプロセスで 使用される好ましいクリーニング装置の一つの形態は、湾曲した、即ち全体に凸 状の円弧状形態をなしたクリーニング面をそのベースエレメントとして有する。 別の実施形態では、装置は、第10図に示すように、円形の凸状のベース(30 1)を有する。全体として、円弧状装置は、旧式の、側部が平らになった円弧状 のデスクブロッティング器具(desk blotting instrument)であるが、その作用 面から外方に延びる多数の突出部(以下に更に詳細に説明する)を備えている。 本発明の装置の円弧状の凸状形態の処理面は、凸状の円形のクリーニング装置よ りも優れた幾つかの利点を提供する。第1に、円弧状形体により、ファブリック のしみの付いた領域に下方(Z軸方向)への力を効率的に且つ効果的に加えるこ とができる。第2に、円弧状形体は、使用者が装置を側方(X−Y方向)に擦る 移動を不利に使用することを思い止まらせる。第3に、複数の突起を持つ好まし い種類のクリーニングエレメントは、円形の凸状の装置よりも容易に円弧状の凸 状の装置に加えられ付着する。これは、エレメントを円弧状装置の凸状の表面に 更に容易に装着でき、及びかくして糊付け又は他の手段でここに更に容易に取り 付けることができるためである。従って、本発明の凸状の円弧状の装置は、商業 的規模でのその製造に関し、凸状の円形の装置よりも優れている。しかしながら 、本発明のプロセスのプレスポッティング工程では、いずれの種類の装置も使用 できる。 装置の後面は、装置を手で掴むための装置を提供するため、凹状、凸状、平面 状、円弧状等の任意の形体であるのがよい。第15図に示す好ましい実施形態で は、ハンドグリップは、前記ベース部材(403)の後面から、好ましくは後面 の中央から外方に、最も好ましくは後面に対して実質的に垂直方向に延びるシャ フト(404)を有する。取り扱いを容易にするため、シャフトの先端は、好ま しくは、使用者の手に馴染む大きさの球状部(405)で終端する。 作動的な凸状のベース部材に対して実質的に垂直なシャフトの形態のハンドグ リップを使用することによって、使用者は、装置を擦り洗い運動でなく所望の揺 動運動で使用し易くなる。これにより、シャフトが装置の作動的な円弧状の処理 面に関して垂直であるため、手頃な大きさでなくなる。かくして、凸状のベース 及びグリッピングシャフトを持つ装置の全体としての形体により、装置の適正な 使用を促す。随意であるが、「揺動せよ、擦るな」といった簡単な使用上の注意 を装置に残りの部分に取り付けることができる。 一つの追加の態様では、ベース及び/又はハンドグリップを含む装置の本体の 全部又は一部を中空にし、これによってスポットクリーニング(「プレスポッテ ィング」)配合物の多数回の使用量を使用時まで貯蔵するのに使用できる。本発 明のこの特徴では、装置には、配合物をファブリックのしみの付いた領域に出す ための適当な出口手段を設けることができる。かくして、穴、チャンネル、等が ベース部材を貫通し、貯蔵キャビティとの間を連通でき、スポットクリーニング 配合物を装置の処理面で出し、次いでスポット処理が施されるファブリックのし みの付いた領域上に出すことができる。別の態様では、装置には適当なオリフィ スが設けられているのがよく、このオリフィスから配合物を注ぎ出し、絞り出し 、滴下し又は他の態様で装置からファブリックのしみの付いた領域上に計量分配 することができる。 第15図に示す一実施形態では、処理部材(401)は、多数の突出部、例え ばブリストル状フィラメントを含む。好ましくは、前記処理部材の下には、円弧 状ベース部材の凸状の面に取り付けられた弾性スポンジベース(402)が設け られている。この弾性ベースは、ファブリックの表面に及ぼされるブリストルの 衝撃を緩衝するクッションとしても作用し、これによって、ファブリック表面に 及ぼされる有害な作用を最小にし、機械的な力を更に均等に分配するのを助ける 。 装置の寸法 本発明の装置は、任意の所望の大きさであるのがよい。この装置は、第8図に 示すように、手で持って使用するのに便利であるような大きさを備えている。こ の実施形態では、凸状の全体に矩形の形体を備えた円弧状ベース部材(202) の長さは、約57.15mm(約2.25インチ)であり、その幅は約31.75 mm(約1.25インチ)であり、その厚さは約15.8mm(約0.625インチ )である。円弧状ベースの後部から球状部(204)まで垂直方向外方に延びる 円筒形シャフト(203)の長さは約35.6mm(約1.4インチ)であり、そ の直径は約19mm(約0.75インチ)である。球状部(204)は、シャフト (203)の末端の手(即ち掌)を置く場所、即ちハンドレスト(パームレスト )として役立ち、その最も広幅の箇所での周囲は約133mm(約5.25インチ )である。かくして、シャフトと球状部との組み合わせが装置用のハンドグリッ プを構成する。球状部(204)の中心から凸状ベースの前面の中央点まで計測 した装置の全高は、約7.3cm(約2・7/8インチ)である。スポンジ層の圧 縮されていない状態での厚さは変化するが、代表的には、約2.54mm(約0. 1インチ)である。フィラメントをなした突出部(206)を備えた層の圧縮さ れていない状態での厚さもまた同様に変化するが、代表的には、約2.54mm( 約0.1インチ)である。同様の寸法は、第10図の円形の凸状の装置について も代表的である。この装置の円形のベース部材の直径は、代表的には、約1.9 1cm乃至7.62cm(約0.75インチ乃至3インチ)である。 第15図に示す円弧状装置の好ましい実施形態では、円弧状ベース部材(40 3)の凸状の全体に矩形の形体の長さは、約5cm(約2インチ)であり、その幅 は約3.2cm(約1.25インチ)であり、その厚さは約0.8cm(約5/16 インチ)である。シャフト(404)の中間点での幅は、約2.54cm(約1イ ンチ)であり、中間点でのその厚さは約1.9cm(約0.75インチ)である。 円弧状ベースの後部から球状部(405)のベースまで垂直方向外方に延びるシ ャフト(404)の長さは、約3.2cm(約1.25インチ)である。ハンドレ スト(パームレスト)として役立つ球状部(405)の最も広幅の箇所での周囲 は約14.6cm(約5.75インチ)である。かくして、シャフトと球状部の組 み合わせが装置用ハンドグリップを構成する。球状部(405)の中央から凸状 ベースの前面の中央の箇所まで計測した装置の全高は、約7.6cm(約3インチ )である。スポンジ層(402)及び突起(401)の寸法は、上掲の通りであ る。 スポット除去 本発明の全プロセスのうちのプレスポッティング作業で使用するためのファブ リッククリーニング装置の凸状ベース、シャフト、及びパームレストは、低密度 及び高密度のポリエチレン、ポリプロピレン、ナイロン−6、ナイロン−6,6 、アクリル樹脂、アセタール樹脂、ポリスチレン、ポリ塩化ビニル、等のポリマ ーを使用した射出成形又は他の適当なプロセスによって製造できる。高密度ポリ エチレン及びポリ塩化ビニルがこの範囲に入っており、本発明で使用するのに好 ましい。好ましくは、増白剤を含まない材料が使用される。 本発明の装置に設けられた処理部材は、天然又は合成のブリストル、天然又は 合成のスポンジ、綿、レーヨン、再生セルロース、等の吸収性パッド、並びに本 明細書中に説明したハイドラスパンファブリック、及びこれらの組み合わせから なるのがよい。様々な有用な材料は、全て、クリーニングの技術において、従来 のブラシ及び歯ブラシにおいて(米国特許第4,637,660号参照)、及び 様々なクリーニング用具において周知である。スポンジ、パッド、等は、代表的 には、約1mm乃至約1.25cmの厚さを有し、装置の凸状の前側処理面に糊付け できる。好ましくは、スポンジ、パッド、ブリストル付きパッド、等は、増白剤 を使用せず、代表的には、実質的に全処理面に亘って同延である。 装置のベースの処理面から外方に突出した突起は、先が尖っていない又は丸味 を付けたブリストルの形体であるのがよく、これは、全処理面に亘って均等に又 はクラスタをなして設けられているのがよい。突起は、モノフィラメントループ の形体であるのがよい。これらのループは、円形、卵形、又は長円形であるか或 いは切断ループであるのがよい。突起は、捩じれたファイバ束、延伸したナッブ 成形したフィンガ状付属物、動物の毛髪、網状フォーム、部材の表面に形成した 摺曲部、等からなるのがよい。モノフィラメントファイバからつくられた突起は 、直線状であってもよいし、捩じれていてもキンクしていてもよい。この場合も 、好ましくは、増白剤を使用しない。 一実施形態では、処理部材は多数の構成要素からなるのがよい。詳細には、処 理部材は吸収性ベース材料を含むのがよく、この材料は、例えば天然又は合成の スポンジ、吸収性セルロースシート又はパッド、等であるのがよい。上文中に開 示したように、多数の突出部がこのベース材料と接触しており且つこのベース材 料から外方に延びている。この実施形態の特定の例は、スポンジベース層から突 出したモノフィラメント繊維から形成された多数のループ状突起からなる処理部 材である。この実施形態では、吸収性ベース層は、スポットクリーニング配合物 を突起に及び従って処理を受けるファブリックに供給するリザーバとして作用で きる。 様々な随意の態様において、本発明の装置の凸状面上に存在する処理部材は、 多数の繊維質エレメントが外方に延びる繊維質層用のスポンジ状弾性裏打ち材料 を含む多層複合体を構成する。このような複合体は、糊、感圧接着剤、又は他の 従来の手段を使用して処理部材に永久的に又は半永久的に取り付けることができ 、代表的には、装置の全円弧状面と実質的に同延である。このような複合体は、 従来の材料から製造でき、例えば、厚さが約0.5mm乃至20mmのスポンジ、フ ォーム、又は他の吸収性ベースパッド材料、及び長さが約0.05mm乃至約20 mmの繊維を備えた従来の塗装用パッド等の繊維層を使用して製造できる。 本発明の突起は、代表的には、ベッド又はマットとして提供され、ここから多 数のストランド又はループがZ軸方向に延びている。従来の一般的な突起源は、 パイルカーペット型材料、塗装用パッド型材料、等である。このような実施形態 では、処理部材は、1cm2当り数千の突起を備えている。ループ状突起では、代 表的には、1cm2当り10本乃至500本、好ましくは60本乃至150本のル ープが設けられている。突起源、スタイル、及び数は、製造者の裁量事項であり 、以上の例示は本発明を限定しようとするものではない。 突起は、好ましくは、処理部材の面から外方に少なくとも約0.1mm、好まし くは約2.54mm(約0.1インチ)延びていなければならない。この長さは突 起の長さの上限ではないが、突起を約1.25cm以上に延ばすことには機能的理 由が実質的にない。 突起は、プラスチック、ゴム、又はクリーニング配合物が存在している状態で 安定している任意の他の便利な弾性材料からつくられているのがよい。繊維質突 出部を天然繊維又は合成繊維からつくることができる。繊維の直径は、代表的に は、0.0025mm乃至0.5mm(0.1ミル乃至20ミル)の範囲内にあるの がよい。この場合も、これは選択事項であり、限定を意図したものではない。 好ましい実施形態は、厚さが約1.5mm乃至約7.0mmのスポンジ層を有し、 ここから複数の繊維質突出部が外方に延びている。前記突出部は、増白剤を含ま ない、長さが約2.54mm(約0.10インチ)で約45+デニールの、即ち約 76μm(約2.7ミル)のナイロン6,6繊維からなる。このような繊維は、 フロック加工技術又は他の技術を使用してスポンジベースに付着させることがで きる。 別の実施形態では、突起は、多数の剛化された卵形ループ繊維の形態をなして おり、処理面から外方に延びている。このようなループ状繊維は、例えば、裏打 ち材料の面から外方に少なくとも約0.76mm(約0.03インチ)、代表的に は約2.0mm乃至約1.5mm延びる、0.18mm(7ミル)のポリプロピレンモ ノフィラメントループからなるのがよい。ループのその最大幅の箇所での直径は 約1.3mmである。前記ループ状突出部用の便利な材料は、アプリックス社から 商業的に入手できる第200号アンシェーブドループ部品番号第DM32M00 0−QY号である。この材料は、1cm2当り65本(1平方インチ当り約420 本)のループがその表面から延びるナイロン裏打ち材料を含む。 本発明の装置は、様々なプラスチック材料、ガラス材料、木材、等から製造で き、製造者の所望に従って様々な全体形状、装飾等を設けることができるという ことは理解されよう。所望であれば、装置は、透明材料又は半透明材料から形成 できる。これは、装置が中空であり且つプレスポッティング配合物用のリザーバ を構成する場合に有用である。これは、「充填」レベルを使用者が視覚的に判断 できるためである。勿論、装置は、好ましくは、クリーニング配合物で使用され た様々な成分の影響を受けない材料で形成されている。装置の大きさは、全体と して随意である。比較的大型の装置(例えば凸状処理面が200cm2乃至100 0cm2)は、商業的クリーニング施設に取り付けて使用するのに適していると考 えられる。家庭では、装置は手で持って使用されるようになっており、その寸法 は全体に幾分小型である。代表的には、家庭用の装置の凸状処理面の表面積は、 約4cm2乃至約200cm2である。これは、製造者の所望に従って変化させること ができる。 処理部材の表面積は、製造者の所望に従って調節できるが、家庭用手持ち式装 置の処理面の表面積は、約5cm2乃至約70cm2の範囲内にあるのがよい。 しみレシーバー 本発明のプレスポッティング作業で使用することが随意であるけれども望まし いしみレシーバーは、プレスポッティング作業で使用されるエレメント配合物を 吸収する任意の吸収性材料である。使い捨てペーパータオル、バウンティ(BO UNTY)商標のタオル等の布製タオル、ウエス、等を使用できる。しかしなが ら、好ましい態様では、しみレシーバーは、特定的には、しみの付いた領域から 液体配合物を遠ざかるように「毛管作用で引き出す」又は「引き出す」ように設 計されている。好ましいレシーバーは、不織布パッドからなる。好ましい実施形 態では、不織布全体が、約72%が木材パルプからなり且つ約28%がポリエチ レン−ポリプロピレン(PE/PP)の異相構造ステープル繊維からなる吸収性 構造でできている。これの厚さは、約1.524mm(約60ミル)である。これ は、随意であるけれども好ましくは、プレスポッティング作業を行っている表面 上にクリーニング液が通過しないようにするため、障壁フィルムをその後面に有 する。レシーバーの構造は、その上流体受け入れ層からその下層まで毛管勾配を なしている。この勾配は、材料全体の密度を制御することによって、及び上層の 毛管吸引力が小さく、下層内の毛管吸引力が大きいように構成要素を層化するこ とによって得られる。小さな毛管吸引力は、上層の合成ステープル繊維(これら の繊維は、木材パルプ繊維と比較すると、表面の接触角度が大きく、これと対応 して水に対する親和性が低い)含有量を下層よりも大きくすることによって得ら れる。 更に詳細には、本発明の吸収性しみレシーバー物品は、便利には、不織熱結合 空気堆積構造(「TBAL」)を製造する上で当該技術分野で周知の方法を使用 して製造される。全体として、TBAL製造プロセスは、代表的には、比較的短 い(4mm乃至5mm)の木材パルプ繊維等の吸収性繊維に、加熱すると僅かに溶融 して熱結合する比較的長い(30mm乃至50mm)の異相構造繊維を混合したウェ ブを堆積する工程を含む。木材パルプ繊維の全体に亘って相互に混合した異相構 造繊維は、マット全体を互いに結合する「糊」として作用する。従来のTBAL 型構造と異なり、本発明のしみレシーバーの上層及び下層内の異相構造繊維の配 置は均等でない。というよりはむしろ、しみレシーバーを構成する繊維の上(流 体受け入れ)層は、異相構造繊維を木材パルプ(又は他のセルロース)繊維より も多く含む。異相構造繊維が比較的疎水性の合成ポリマーからつくられているた め、しみレシーバーの上繊維層は、下繊維層と比較して疎水性が高い。これは、 下繊維層の比較的親水性の木材パルプ含有量が高いためである。しみレシーバー の上繊維層と下繊維層との間の疎水性/親水性の差は、本明細書中に開示した方 法で処理が施されるファブリックから水(例えば、本発明の水性配合物)及びし み材料を引き出すのを助ける。 本発明の上述のしみレシーバーの一態様を更に詳細に例示するため、最上(流 体受け入れ)層(しみの付いた衣服に当てて配置される)は、異相構造繊維が約 50重量%で木材パルプが50重量%であり、坪量が約50g/m2である。下層は 、木材パルプ及び異相構造繊維を80重量%/20重量%の割合で含み、坪量が 約150g/m2である。これらの比は、上層の疎水性が下層よりも大きい限り、変 化させることができる。例えば、上層の異相構造繊維/木材パルプ繊維の割合は 、60/40、70/30、等であるのがよい。下層の木材パルプ繊維/異相構 造繊維の割合は、90/10、65/35、70/30、等であるのがよい。 リント制御バインダスプレー 随意であるが、熱架橋可能なラテックスバインダをしみレシーバー物品の上層 上にスプレーし、リントの制御を補助し、強度を増大できる。これとは別の様々 な樹脂をこの目的で使用できる。かくして、最上層の表面に架橋可能なラテック スバインダ(エアープロダクツ社が供給しているエアーフレックス124)を約 3g/m2乃至6g/m2の濃度でスプレーできる。このバインダの水に対する親和性は 木材パルプと比較して小さく、及びかくして上層の相対的疎水性に重大な影響を 及ぼさない。更に、リント侵入傾向を更に減少するため、レシーバーの全ての縁 部に沿って、冷間又は熱間クリンプ加工、超音波結合、熱結合及び/又は縫い付 けを使用できる。 裏打ちシート かくして形成したとき、しみレシーバーを構成する二層吸収性構造は、しみレ シーバーとして使用できるのに十分丈夫である。しかしながら、テーブルの天板 又は使用者が選択した他の処理面上に液体がしみ通らないようにするため、流体 不透過性障壁シートを下層の最も下の表面に取り付けるのが好ましい。更に、こ の裏打ちシートは、しみレシーバー物品の全体としての一体性を改善する。下層 の最も下の表面には、0.0127mm乃至0.0508mm(0.5ミル乃至2. 0ミル)、好ましくは0.0191mm(0.75ミル)のPE又はPPのフィル ムが従来の方法を使用して押出しコーティングされている。このフィルム層は、 液体配合物がレシーバーを越えて漏れる望ましからぬ状態が起こらないようにす るため、ピンホールのない障壁であるように設計されている。この裏打ちシート には、配合者の所望に従って使用上の注意を印刷でき、エンボス加工を施すこと ができ、及び/又は装飾を施すことができる。しみレシーバーは、乾燥器の外部 で使用されるようになっている。しかしながら、誤ってレシーバーが乾燥器に入 れられて高温を受けるのに備えて、裏打ちシートはポリプロピレン又はナイロン 等の耐熱性フィルムでつくられているのがよい。 坪量 これは、吸収されるべき/吸収されるものと考えられるクリーニング/リフレ ッシュメント溶液の量に応じて変化する。好ましいしみレシーバー構造は、不織 布1g当りの水の水平方向吸収性は約4g乃至15gである。代表的な90mm× 140mmのレシーバーは、水を約10g乃至20g吸収する。代表的なしみ除去 プロセスで流体がほとんど使用されないため、実際に必要な容量ははるかに小さ い。従って、実際上の範囲は、約10g乃至約50gである。 大きさ 好ましいレシーバーの大きさは90mm×140mmであるが、他の大きさを使用 してもよい。形状は変化させることができる。 繊維 簡単に入手できる2−3デニール(0.0075mm乃至0.021mm)のポリ エチレン/ポリプロピレンPE/PP異相構造繊維ステープル及び標準的な木材 パルプ(ハンマーミルで製造した)繊維を好ましいレシーバーの製造で使用する 。ポリエステル、アクリル樹脂、ナイロン、等の他の一般的なステープル繊維及 び及びこれらの繊維からなる異相構造繊維を合成構成要素として使用できる。こ の場合も、これらの繊維及びそれらの大きさ又はデニールを選択する際に毛管吸 引力の必要条件が必要とされるものと考えられる。大きなデニールは、表面疎水 性と同様に、毛管吸収力を損なう。吸収性木材パルプ繊維は、綿、ヘンプ(hemp )、レーヨン、等に代えることができる。所望であれば、下層は、いわゆる「ス ーパーソーバー(supersorber )」吸収性ゲル化剤(AGM)を含んでもよい。 この材料は、おむつや生理用品の技術で使用されることが知られている。このよ うなAGMは、下層の1重量%乃至20重量%を占める。 厚さ しみレシーバーの全厚(拘束を加えていない状態で計測した)は約1.524 mm(約60ミル)であるが、大幅に変化させることができる。下端は、吸収性の 効果を提供するため、所望によって制限できる。0.6mm乃至5.1mm(25ミ ル乃至200ミル)が適当な範囲である。 毛管吸引力/密度 しみレシーバーの全体としての密度は、吸収速度及び流体吸収力の両方に影響 を及ぼす。木材パルプを含む代表的な吸収性物品の密度(拘束を加えていない状 態で計測した)は、0.12g/cc乃至0.15g/cc±0.05である。本発明の 好ましい二層しみレシーバーもまた同じ範囲の密度を有するが、この範囲の外側 に調節することができる。密度が高いと剛性が増大し、密度が低いと全体として の強度が減少し、リントの侵入が起こり易くなる。毛管吸引力は、繊維の種類、 繊維の大きさ、及び構造の密度で決まる。ファブリックは様々であり、毛管吸引 力の範囲が大きい。処理が施されるべきしみのついた衣服よりも表面毛管吸引力 が大きいレシーバーを形成するのが望ましい。 色彩 白色が好ましい色である。これは、処理が施されるファブリックから落とされ るときにしみを最もよく示すためである。しかしながら、色彩に対してこの他の 機能的制限はない。 エンボス加工 好ましいしみレシーバー構造には、任意の所望のパターン又はロゴをエンボス 加工で設けることができる。 随意の種類の不織(NW)材料 TBALしみレシーバー構造は、密度制御、良好な厚さ、良好な吸収力、及び 良好な弾性を可能にするため、好ましいけれども、適切に使用できる種類の異な る不織材料は、ヒドロエンタングルプロセス、カーデッドサーマルプロセス、カ レンダー結合プロセス、及び他の払拭性の良好な基材を製造するプロセス(熱結 合プロセス、湿式堆積プロセス、及び他のプロセスを含む)によって製造される 。 製造 好ましい二層しみレシーバーの製造は、従来のTBALプロセスを使用して行 われる。一つの態様では、木材繊維が多い下層を最初に堆積し、その上に合成繊 維が多い上層を堆積する。任意の便利な時期に上層に随意のバインダスプレーを 加える。結果的に得られた二層構造を集めてロールにする(これにより構造が全 体として幾分圧縮される)。二層構造は、全体として、厚さ(拘束を加えていな い状態で計測した)が約1.524mm(約60ミル)であり、密度が約0.13 g/cc乃至0.15g/ccである。この密度は、バインダスプレーの使用量に応じて 僅かに変化する。シート形態の構造を裏打ちフィルムのシートとともにニップロ ールに通すことによって随意の裏打ちシートを付ける。この場合も、従来の方法 が使用される。所望であれば、費用を節約するものとして、下層と上層の厚さを 変化させることができる。かくして、木材パルプの方が異相構造繊維よりも安価 であるため、製造者は、比較的厚い下層及び比較的薄い上層を堆積する決定を下 すことができる。かくして、上層と下層との厚さの比が1:1の構造でなく、0 .2:1、0.3:1、0.5:1、等の範囲を選択できる。更に大きな吸収力 が必要である場合には、この比を逆にすることができる。このような考慮は、製 造者の裁量の範疇にある。 二層しみレシーバーは、一回使用した後で廃棄できる程安価につくられるよう に意図されている。しかしながら、この構造は、多数回の再使用が可能であるの に十分丈夫である。いずれにせよ、使用者は、以前に吸収したしみがしみレシー バーからファブリックに再び付くことがないようにするため、処理が施されるフ ァブリックのしみの付いた領域の下に「きれいな」領域が位置決めされるように 物品を位置決めしなければならない。 本発明で使用するための別の種類のしみレシーバーは、機能的吸収性材料(「 FAM’s」)からなる。これらの材料は、制御された大きさを持つ毛管を備え た水吸収性フォームの形態である。FAM型フォームの物理的構造及び結果的に 得られた高い毛管作用により、非常に効果的な水吸収性が提供されるが、これと 同時にFAMの化学的組成により、レシーバーは高度に親油性になっている。か くして、FAMは、本質的に、親水性及び親油性の両方を同時に提供する。(F AMフォームは、これらのフォームを親水性であるように処理することができる 。(本発明では、疎水性FAM又は親水性FAMの両方を使用できる。) プレスポッティングを行うため、衣服又はファブリック片のしみの付いた領域 をFAMの区分の上に置き、次いで、液体クリーニング溶液によりディスペンサ チューブの先端と関連して処理を行い、機械的攪拌を加える。先端による繰り返 し作用及び溶液の洗浄効果は、しみを取れ易くし、しみをFAMに移すのに役立 つ。スポットクリーニングが進むにつれて、FAM毛管の吸引効果によりクリー ニング溶液及びしみ崩壊物をFAMに運び込み、ここでしみ崩壊物の大部分を保 持する。この工程の終わりに、処理が施されるファブリックからしみ並びにほぼ 全てのクリーニング溶液が除去され、FAMに移される。これにより、FAMの 表面は湿った状態になるだけであり、ファブリックに望ましからに輪を残すクリ ーニング溶液/しみ崩壊物がほとんど残らない。 本発明のしみレシーバーとして使用するためのFAM型フォームの製造は、本 発明の部分を形成しない。FAMフォームの製造は、非常に多くの特許文献に記 載されている。例えば、1993年11月9日にデスマライス、ストーン、トン プソン、ヤング、ラヴォン、及びダイヤーに付与された米国特許第5,260, 345号、1993年12月7日にデスマライス、ストーン、トンプソン、ヤン グ、ラヴォン、及びダイヤーに付与された米国特許第5,268,224号、1 992年9月15日にヤング、ラヴォン、及びテイラーに付与された米国特許第 5,147,345号及びその関連した1994年6月7日付けの米国特許第5 ,318,554号、1992年9月22日にデスマライス、ディック、及びシ ブレーに付与された米国特許第5,149,720号及びその関連した1993 年3月30日付けの米国特許第5,198,472号及び1993年10月5日 に付与された米国特許第5,250,576号、及び1994年10月4日にデ スマライスに付与された米国特許第5,352,711号、1993年3月4日 に公開されたPCT出願第93/04115号、1994年3月8日にデスマラ イス及びストーンに付与された米国特許第5,292,777号、1995年2 月7日にダイヤー、デスマライス、ラヴォン、ストーン、テイラー、及びヤング に付与された米国特許第5,387,207号、1996年3月19日にゴール ドマン及びシェイベルに付与された米国特許第5,500,451号、及び19 9 6年8月27日にデスマライスに付与された米国特許第5,500,167号を 参照されたい。 収容袋 好ましくは透過性カバーシートによって完全に覆われたキャリヤ基材に水分量 の高い配合物を吸収させ、これを加熱した作動中の衣料乾燥器内の袋環境等内に 置き、ドライクリーニング代替プロセス即ち「ファブリックリフレッシュメント 」プロセスによるファブリックからの悪臭を除去する。この袋の内部に発生させ た暖かい湿度の高い環境が悪臭成分を「水蒸気蒸留」プロセスの方法で気化し、 ファブリック及びこのファブリックについたしみを濡らす。このようにファブリ ックを濡らすことによって、前に付いた皺を取れ易くすることができるが、ファ ブリックを濡らし過ぎると、乾燥工程中に乾燥器サイクルの終わりに向かって新 たな皺が付いてしまうということがわかっている。このプロセスで使用される水 の量を適切に選択することによって、及び、重大には、袋を本発明の方法で適切 に通気することによって、皺を少なくすることができる。更に、袋が通気されな い場合には、ファブリックから除去された揮発した悪臭材料が、望ましからぬこ とに、ファブリックに再び付着してしまう。 かくして、本発明は、好ましくは、ファブリックのクリーニング/リフレッシ ュメント作業で使用するようになった蒸気通気収容袋を使用する。袋は、好まし くは、多数回の使用即ち再使用されるように設計されており、特に、消費者が、 家庭用又は商業的な洗濯/クリーニング設備に設けられた任意の従来の衣料用高 温空気乾燥器装置で使用するようになっている。本発明の袋は、特に、本明細書 中に説明した方法で使用したとき、袋内から出た水蒸気及び他の蒸気を通気する ように設計されている。次いで、袋から放出された蒸気は、乾燥器装置のベント を通して排気される。 以下に更に詳細に説明するように、好ましい袋には蒸気通気閉鎖体が設けられ ている。この閉鎖体には一つ又はそれ以上の隙間が設けられており、この隙間を 通って蒸気が袋から使用時に放出される。好ましい実施形態では、この隙間の大 きさは、表示された作動状態の下で蒸気が袋から制御下で放出されるように選択 される。この他の大きさの隙間及び作動状態を使用できるけれども、袋内に蒸気 を包含してクリーニング/リフレッシュメント機能を果たすことと袋からの蒸気 の放出との間の好ましいバランスは、以下に開示する原理を使用して決定される 。 変形例では、袋には、蒸気の通気を行う一連の穴又は他の窓を設けることがで きる。しかしながら、このような通気は、蒸気通気閉鎖体ほど効果的ではない。 一実施形態では、蒸気通気収容袋は、開放端、閉鎖端、及び内面及び外面を持 つ可撓性側壁を有し、前記袋の開放端は、前記開放端を越えて延びて可撓性フラ ップを提供する一方の側壁の一区分を有し、このフラップには、第1ファスニン グ装置が取り付けられており、前記フラップは、反対側の側壁の外面の一部を越 えて延びるように折畳むことができ、前記フラップは、フラップの内面に設けら れた前記第1ファスニング装置を前記反対側の側壁の外面に設けられた第2ファ スニング装置と係合させることによって袋の反対側の壁の外面に取り付けること ができ、前記第1及び第2のファスニング装置は、かくして係合されたときにフ ァスナを形成し、これによって袋の開放端用の閉鎖体を形成する。前記第1及び 第2のファスニング装置は、係合させたときに前記閉鎖体に沿って、特に閉鎖体 の横縁部のところで蒸気通気を行うように配置されている。本発明の袋は、最も 好ましくは、少なくとも最大約204℃乃至260℃の熱に耐える。袋を形成す るための好ましいフィルム材料はナイロンである。別の実施形態では、蒸気通気 を容易にし且つ最適にするため、袋の一方の壁の縁部にその幅の大部分に亘って ノッチが設けられている。 別の態様では、フラップを折畳んで閉鎖体を形成し、反対側の側壁を内側にた くし込み、ファスナでそこに固定することができる。この態様では、蒸気は、閉 鎖体に沿って、特に閉鎖体の横縁部のところで通気される。更に別の態様では、 両側壁が同じ大きさであり、フラップが設けられていない。側壁のリップを互い に押し付けて閉鎖体を形成するとき、これらの側壁の内面の部分に沿って断続的 に配置されたファスニング装置が係合する。ファスニング装置が設けられていな い閉鎖体の領域に一つ又はそれ以上の蒸気通気隙間が形成される。 本発明のファスニング装置は化学接着剤からなってもよいが、袋は、好ましく は、多数回使用されるように設計されている。従って、再使用可能な機械式ファ スナを使用するのが好ましい。袋を閉鎖してファスナを係合させたときに蒸気通 気閉鎖体が形成されるようにファスナのエレメントを配置できる限り、再使用可 能な任意の機械式ファスナ即ちファスニング収容を使用できる。非限定的例には 、前記第1及び第2のファスニング装置が、ともに、フック−ループ(ベルクロ (ベルクロ(VELCRO)は登録商標である)型)ファスナからなる袋、19 91年10月22日にトーマス及びブラネイに付与された米国特許第5,058 ,247号に記載されているようなフックファスナ、前記第1及び第2のファス ニング装置が、ともに、フックーストリング型ファスナからなる袋、前記第1及 び第2のファスナ装置が、ともに、接着剤ファスナからなる袋、前記第1及び第 2のファスニング装置が、ともに、トグル型ファスナからなる袋、前記第1及び 第2のファスニング装置が、ともに、スナップ型ファスナからなる袋、並びに蒸 気通気が行われるようにファスナが配置されている限り、フック−アイファスナ 、ジップロック(ジップロック(ZIP LOK)は登録商標である)型ファス ナ、ジッパー型ファスナ、等が含まれる。袋の閉鎖時に蒸気通気が維持され、袋 及びその内容物が衣料用乾燥器内でタンブリングされる際にフラップが開かない のに十分にファスナが頑丈である限り、他のファスナを使用できる。ファスニン グ装置は、多数の蒸気通気隙間が、閉鎖体に沿って、又は横縁部のところに、又 は隙間が閉鎖体の一端と食い違うように形成されるように配置できる。更に別の 実施 形態では、袋の両端に蒸気通気閉鎖体が設けられている。この種の袋は、第12 図、第13図、及び第14図において、「封筒型袋(2)」と記載されている。 従来の米国型自動式家庭用衣料用高温空気乾燥器で使用されるように設計され た上述の種類の好ましい袋の容積は、約10000cm3乃至約25000cm3であ る。 本発明は、ファブリックと水を含むファブリッククリーニング/リフレッシュ メント配合物とを上述の蒸気通気収容袋内で接触させることによってファブリッ クのクリーニング又はリフレッシュを行うためのプロセスを使用する。このプロ セスは、便利には、高温空気乾燥器等の内部で実施され、乾燥器の作動温度は約 40℃乃至約150℃である。これにより、前記ファブリックに存在する悪臭は 袋から蒸気通気閉鎖体によって通気される。 袋の通気特性の設計は、上述の効果に適正なバランスをもたらす。ぴったりと シールした蒸気不透過性「閉鎖」袋は、悪臭を追い出さず、ファブリックを濡ら し過ぎてしまい、皺ができる。過度に「開放」した袋設計は、ファブリック又は 汚れを、ひどい悪臭を取り除いたり予め存在するファブリックの皺を除去するの に不十分である。更に、袋は、蒸気圧が作用する水中空所容積を形成するのに十 分なだけ「閉鎖」していなければならない。ファブリックは、袋内で自由にタン ブリングし、蒸気に露呈される。 袋は、水蒸気(特に乾燥器サイクルの初期に)の一部を捕捉するのに十分な通 気性を持つが、サイクルの終わりに水の大部分が出ていくことができるように設 計されていなければならない。前記別の方法では、好ましくは、蒸気通気と蒸気 捕捉とのバランスをとるように蒸気放出を最適化する。好ましい袋設計は、ナイ ロン等の水蒸気不透過性フィルムを使用し、大型の封筒のような閉鎖フラップ( 好ましくはフック−ループベルクロ型ファスナ)を備えている。閉鎖フラップの 折り重ねられた部分の弛緩の程度は、袋からの蒸気通気量を制御する蒸気通気 空気隙間又は部分的開口部を提供するように変化させることができる。別の態様 では、通気を更に調節するため、フラップと向き合った側壁の縁部に沿ってノッ チが切り込んである。添付図面に示すファスナ装置は、閉鎖体に沿って部分的に 延びているに過ぎず、これによって、閉鎖体の横縁部でも通気が起こる。 第14図からわかるように、本発明の目的は、好ましくは、グラフの「皺がで きない」から「皺が除去される」までの領域内で作動することである。この領域 は、ファブリックの種類によって変化する。しかしながら、全体として本明細書 中に開示した方法でプロセスを実施することにより、新たな皺の形成を最小にし 、処理前に衣服に既に存在する皺を除去する。更に、悪臭に関しては、悪臭を実 質的に除去するのに十分な水(基材上の水のグラム数)を送出するのが好ましい 。実際には、これは、本発明の袋を用いた作業が、曲線の右手部分に向かう状態 で、即ち液体クリーニング/リフレッシュメント配合物が約15.2g乃至約3 1gの範囲で、行われるということを意味する。グラフを参照すると、使用され る液体を少なくできるが、ファブリックから皺が効果的に除去されず、悪臭の除 去が犠牲にされる。液体が多過ぎる(例えばこのグラフの約38g)と、60% 通気(以下に説明する60VVE)の袋について、ファブリックに皺が形成され 始まる。VVEが高い袋は、水分レベルが高い理想的な範囲で作動できる(例え ば「封筒形袋2」)。これらを考慮すると、使用されたキャリヤ基材は液体配合 物で「滴り落ちる程」飽和されていてはならない。過度に濡らされた(「滴り落 ちる程」)場合には、クリーニング及びリフレッシュが施されるファブリックに 水が局部的に移行するために皺ができる。更に大きな液体吸収力を提供するため に大きなキャリヤ基材を使用できると考えられてきたが、これは自ら制限される 。大き過ぎるキャリヤシートは、クリーニング/リフレッシュが施されるファブ リックと絡まり、この場合もファブリックを局部的に過度に濡らしてしまう。従 って、ここで使用されるキャリヤシートは、袋及び乾燥器の大きさに対して最適 で あり、これらのシートの大きさは、過度に実験を行うことなく、大きな及び小さ な袋及び/又は乾燥器ドラム容量と比例して調節できる。 ファブリックは、袋から取り出されたとき、通常は、所定量の水分を含む。こ れは、ファブリックの種類によって異なる。例えば、グラフに示す最適の範囲で 処理された絹は、水分を約0.5重量%乃至約2.5重量%含む。羊毛は、水分 を最大約4重量%含む。レーヨンもまた水分を最大約4重量%含む。言うまでも ないが、ファブリックは、必然的に、触ると「湿った状態」にある。というより はむしろ、ファブリックは、蒸発により水が失われるため、冷たい感じ又は冷た く湿った感じがする。かくして処理を施したファブリックを吊るして空気で更に 乾燥することによって皺が再び形成されることを阻止する。使用者の所望に従っ て、ファブリックにアイロン掛け等の他の仕上げプロセスを加えるのがよい。 以下の説明は、製造者の配合者を補助することを意図したものであり、本発明 の方法で蒸気通気袋を使用するが、限定を意図したものではない。 袋の寸法 第3図は、ノッチを備えた袋の全体寸法を示す。即ち、折り目線までの長さ( 7)は、70.2cm(27・5/8インチ)であり、袋の幅(8)は66.04 cm(26インチ)であり、フラップから折り目線(11)のベースまでの距離は 6cm(2・3/8インチ)である。以下に報告する試験では、この袋はその開放 寸法で66.04cm×76.20cm(26インチ×30インチ)である。 第4図は、ノッチを備えた袋の様々なエレメントの位置を更に詳細に示す。こ の実施形態では、全ての寸法は袋の左側と右側の両方で同じである。開放状態の 袋についての寸法は、全長(フラップを含む)が約76.2cm(約30インチ) であり、幅が約66cm(約26インチ)である。袋の横縁部からフラップ(5) の内側に配置されたファスニング装置(3)の最も外側の縁部までの距離(9) は約5cm(約2インチ)である。この実施形態では、壁(2a)の内側に設けら れたファスニング装置(3)は、ベルクロ型ストリップのループ部分からなり、 幅(13)が約1.9cm(約0.75インチ)であり、全長が55.9cm(約2 2インチ)である。ファスニング装置(6)は、壁(2b)の外側に同様に配置 されており、ベルクロ型ストリップの1.9cm(3/4インチ)のフック部分か らなる。距離(9)は、袋を閉鎖してファスナを係合させたときにフラップの縁 部での通気を増減するため、増減できる。フラップの最も上側の縁部とノッチの ベースとの間の距離(10)は、約7.3cm(約2・7/8インチ)である。袋 の横縁部とノッチの横縁部との間の距離(14)は、約0.64cm(約0.25 インチ)である。フラップの最も上側の縁部と折り目線(11)との間の距離( 15)は、約6cm(約2・3/8インチ)である。フラップの最も上側の縁部と フラップに取り付けられたベルクロ型ストリップ(3)の前縁との間の距離(1 6)は、約0.95cm(約3/8インチ)である。折り目線(11)とノッチの 最も下側の縁部との間の距離(17)は約1.27cm(約1/2インチ)である 。この距離もまた、蒸気通気を増減するために変化させることができる。0.6 4cm乃至3.81cm(0.25インチ乃至1.5インチ)の範囲が代表的である 。ベルクロ型ストリップ(6)の最も上側の縁部とノッチの下縁部との間の距離 (18)は、約1.9cm(3/4インチ)である。ベルクロ型ストリップ(3) の最も下側の縁部と折り目線(11)との間の距離(19)は約3.17cm(約 1・1/4インチ)である。 第5図は、全体として上掲の大きさを持ち、側壁(2a)及び(2b)を有す る、ノッチが設けられていない封筒形袋の寸法上の追加の詳細を与える。この場 合も、各ベルクロ型ストリップ(3)及び(6)は、幅が約1.9cm(約3/4 インチ)であり、長さが約55.9cm(約22インチ)である。各ストリップは 、完成した袋の壁及びフラップの横縁部の各々から内方に約5cm(約2インチ) のところにあるように位置決めされている。側壁(2b)の前縁と袋のフラップ 部 分に設けられたファスナストリップ(3)の下縁部との間の距離(12)は、約 6.35cm(約2・1/2インチ)である。ファスナストリップ(6)の下縁部 と側壁(2b)の前縁との間の距離(20)は約5.7cm(約2.25インチ) である。ファスナストリップ(6)の前縁と側壁の前縁との間の距離(21)は 約3.5cm(約1・3/8インチ)である。折り目線(11)とファスナストリ ップ(3)の下縁部との間の距離(22)は、約5cm(約2インチ)である。フ ァスナストリップ(3)の前縁と側壁(2a)の延長部であるフラップの最も上 側の縁部との間の距離(23)は約0.64cm(約0.25インチ)である。距 離(24)は約9.2cm(3・5/8インチ)である。上述のノッチを備えた袋 と同様に、ファスナの位置決め及び長さはを調節して通気量を増減することがで きる。 洗濯用高温空気乾燥器又は同様の装置でファブリックを収容するために使用し た好ましい耐熱性蒸気通気袋の構造は、好ましくは、内部自己シール及び過熱し た衣料用乾燥器でしばしば起こる外面の変形に対して必要な耐熱性を提供するた め、耐熱フィルムを使用する。更に、袋は、本発明のクリーニング/リフレッシ ュメント配合物で使用される化学薬品に対して耐性である。袋の材料を適正に選 択することによって、袋の溶融、袋の穴の溶融、袋の壁と壁とがくっつくといっ た受入れ難い結果を回避する。好ましい態様では、ファスナもまた耐熱性材料で 形成されている。第3図及び第5図に示すように、一実施形態では、0.025 mm乃至0.076mm(1ミル乃至3ミル)の耐熱性ナイロン−6フィルムを折畳 み、シールして収容袋にする。シールは、標準的なインパルス加熱装置を使用し て行うことができる。別の態様では、ナイロンシートを単に半分に折畳み、その 縁部のうちの二つに沿ってシールする。更に別の態様では、エアーブロー作業に よって袋を製作できる。製造者が利用できる装置に応じて様々な袋製作方法を使 用でき、これらの方法は、本発明にとって重要ではない。 収容袋の寸法は、所期の最終的な用途に応じて変化する。例えば、一枚又は二 枚の絹製ブラウスを収容するのに十分な比較的小さな袋を提供できる。別の態様 では、男性用スーツに適した大きな袋を提供できる。代表的には、本発明の袋の 内部容積は、約10000cm3乃至約25000cm3である。この範囲の大きさの 袋は、多くの米国型家庭用乾燥器の乾燥器ベントを塞ぐ程大きくすることなく、 適当な大きさ(例えば0.2kg乃至5kg)のファブリックを収容する上で十分で ある。比較的小型の欧州型乾燥器及び日本型乾燥器では幾分小さな袋を使用する のがよい。 本発明の袋は、好ましくは可撓性であるが、更に、好ましくは、多数回の使用 に耐えるのに十分に丈夫である。更に、袋は、好ましくは、使用時に波状の形態 をなすことによってその収容物が使用中に袋内で自由にタンブリングするのに十 分な剛性を有する。代表的には、このような袋は、厚さが0.025mm乃至0. 076mm(1ミル乃至3ミル)のポリマーシートである。更に剛性の袋が所望で ある場合には、これよりも厚いシートを使用できる。 本発明の袋は、熱的に安定した「ナイロンだけでできた」の袋の他に、ポリプ ロピレン等の熱的安定性が低い適当な内コアを取り囲むナイロン及び/又はポリ エステル、又はナイロン及び/又はポリエステル外層及び/又は内層の同時時押 しシートを使用して形成できる。別の態様では、ナイロンやポリエチレンテレフ タレート等の耐熱性材料製の不織外「シェル」及び蒸気障壁を提供するポリマー 製の内シートを使用して袋を形成する。不織外シェルは、袋が溶融しないように 保護し、使用者に改良された触感を提供する。どのような構造であろうと、目的 は、少なくとも最大約204℃乃至260℃(約400°F乃至500°F)の 温度で熱応力が加わった状態で袋の一体性を保護することである。過度の加熱が 問題とならない状態では、袋は、ポリエステル、ポリプロピレン、又は任意の便 利なポリマー材料で製作できる。 蒸気通気の評価 本発明で使用された好ましい蒸気通気収容袋は、その最も広い意味で、袋に導 入された全水分の少なくとも約40重量%、好ましくは少なくとも約60重量% 、最大約90重量%、好ましくは約80重量%以下を衣料用乾燥器又は本発明の プロセスで使用される高温空気装置の作動サイクル中に通気できるように設計さ れている。(勿論、有機クリーニング溶剤が存在する場合にはその全てではない がほとんどが水とともに通気でされる。しかしながら、水が本発明のクリーニン グ/リフレッシュメント配合物の大部分を占めるため、水蒸気通気として通気を 計測し報告する方が便利である。) 通気速度は、通常は、全作動サイクルに亘って一定でないという衣料用高温空 気乾燥器及び同様の装置の作動についての知識は、当業者には理解されよう。全 ての乾燥器は作動サイクルの開始時に暖機期間を有しこれは、製造者の仕様に従 って変化する。多くの乾燥器は、作動サイクルの終了時に冷却期間を有する。こ の暖機期間中及び冷却期間中、収容袋から或る程度の通気が起こるが、その量は 、一般的には、サイクル中の主期間に亘る通気量よりも小さい。更に、サイクル の主期間中、多くの最新の乾燥器は、乾燥器内の空気温度を周期的に上下させる ことによって過熱を阻止するサーモスタット装置を備えている。かくして、代表 的には、ターゲット範囲における乾燥器の一定でない平均作動温度は、約50℃ 乃至約85℃である。 更に、本発明の収容袋の使用者は、サイクルの完了前に乾燥装置の作動の停止 を選択できる。使用者によっては、アイロン掛け、吊るし乾燥、又は他の仕上げ 作業を容易にするため、ファブリックを僅かに湿った状態にしておくことを望む 。 使用される期間とは別に、任意の所与の種類の蒸気通気閉鎖体についての蒸気 −通気−均衡(「VVE」)は、主に、乾燥器内の温度に左右される。この温度 は、上述のように、代表的には、平均「乾燥器空気温度」として報告される。実 際には、収容袋内の温度は、これに関し、更に大きく上昇するが、これを正確に 計測することは困難である。壁が薄いため及び従来の衣料乾燥器によるタンブリ ング作用のために袋の壁を通した熱伝達が比較的効率的であるため、乾燥器の平 均空気温度に関してVVEを計測することは適当であり且つ近似している。 更に、収容袋からの蒸気通気は、処理が施されるべきファブリックを水性のク リーニング/リフレッシュメント配合物で濡らし、汚れ/悪臭をファブリックか ら動き易くし、除去する機会がない程迅速であってはならないということは理解 されよう。しかしながら、これは、装置のタンブリング作用によるキャリヤ基材 からファブリック上への配合物の送出が、早期蒸発による配合物の早期損失及び 通気が重大な要因でないような速度で行われる限り、本発明の実際上の関心事項 ではない。確かに、本発明の好ましい袋は、このような早期通気を阻止し、これ によってクリーニング/リフレッシュメント配合物の液体及び蒸気を、処理が施 されるファブリックに及ぼされるその所期の機能を果たすのに十分に長い期間に 亘って袋内に残すことができるように設計されている。 以下の蒸気通気評価試験(VVET)は、以上の点を更に詳細に例示する。乾 燥器のドラムの容積、装入ファブリックの大きさ、等に応じて大型の又は小型の 収容袋を使用できる。しかしながら、上述のように、各場合において、収容袋は 所定程度の通気を行うように、即ち少なくとも約40%のVVE「スコア」(4 0VVE)、好ましくは少なくとも約60%(60VVE)、最大約90%(9 0VVE)を達成するように設計されている。 蒸気通気評価試験 材料 封筒形又は「標準形」、即ち制御収容袋をVVEについて評価する。 キャリヤ基材(38.1cm×27.9cm(15インチ×11インチ))。デク スター社からのバインダ付き(10444)又はバインダなし(10244)ハ イドラスパンキャリヤ基材シート。 羊毛製ブラウス:RN77390、スタイル12288、重量は約224g。 絹製ブラウス:RN40787、スタイル0161、重量は約81g。 レーヨン片:114.3cm×43.2cm(45インチ×17インチ)重量は約 60g。 小袋:キャリヤ基材及び水を収容する。12.7cm×16.2cm(5インチ× 6.375インチ)。 脱イオン水:重量は、VVEを行うため、可変である。 ファブリックの予備処理 1.羊毛、絹、及びレーヨン材料を渦流乾燥器(型番第LEC7646DQO) 内に熱設定を高にして10分間に亘って置く。加熱サイクルの範囲は、周囲状態 で取り上げられた水分を除去するため、約60℃乃至73.89℃(約140° F乃至165°F)である。 2.次いでファブリックを乾燥器から取り出し、ナイロン又はプラスチック製の シールされた袋(厚さ:最小0.0762mm(3ミル))内に置き、周囲からの 水分の吸収を最小にする。 試験手順 1.0g乃至40gの計量された様々な重量の水を、通気された袋の試験を行う 最小30分間前にキャリヤ基材に加える。基材を折畳み、小袋に入れ、シールす る。 2.各ファブリックを別々に計量し、乾燥重量を記録する。乾燥状態のキャリヤ 基材、この基材を収容した乾燥状態の小袋、及び評価される乾燥状態の収容袋に ついても重量を記録する。 3.蒸気通気について評価される袋内に、各衣服を、水を含む基材(その小袋か ら取り出して拡げた)とともに入れる。 4.空気を押し出さずに袋を閉鎖し、渦流乾燥器に入れる。乾燥器を30分間に 亘り熱設定を高にし、乾燥器の標準作動モードでタンブリングを行う。 5.30分の終わりに袋を乾燥器から取り出し、各ファブリック、キャリヤ基材 、袋、及び小袋を、乾燥状態に対して獲得した水の重量について計量する(乾燥 器の熱により収容袋から失われる僅かな重量は、計算において無視する)。 6.各衣服の重量の増加を、キャリヤ基材に加えられた全水分の%で記録する。 7.全水分で除した残りの計測されなかった水分を、乾燥器袋から通気された% として記録する。 8.加えられた総水分量の一連のレベルを評価するとき、約15g乃至20g以 上の水、即ち通気%が本質的に一定になる。これが、特定の袋通気設計について の蒸気通気均衡値即ちVVEである。 様々な初期水分レベルでの一連のVVETの結果を検討することにより、低い 初期レベルの水は、装入された衣服、頭上空間、ナイロン袋によって、比例関係 をなさずに捕捉され、そのため、水の通気及び揮発性の悪臭の通気は、VVE値 に達した後にだけ早期に開始する。これが、最初に約15g乃至20gの水を入 れた場合にのみ起こるため、本明細書中で論じられているように皺が水分によっ て付くという受入れ難い現象をもたらす衣服の過度の濡れが起こらないようにす るために約40以上のVVEが必要とされる。 悪臭及び皺の除去 本発明の全プロセスは、随意であるが、ファブリックの孤立したひどいしみの 付いた領域についてのスポット除去工程を有する。この局部的しみ除去工程に続 き、ファブリック全体を蒸気通気収容袋内でクリーニング/リフレッシュを行う ことができる。クリーニング/リフレッシュ工程は、ファブリックの全体として の外観及びリフレッシュメントを大幅に改善し、特に悪臭及び皺を未処理のファ ブリックと比較してほとんどなくす。 本発明の蒸気通気袋を使用するプロセスのこの工程の悪臭に関する一つの評価 は、試験されるべきファブリックを大量のタバコの煙を含む雰囲気に露呈する工 程を含む。別の態様では、又は煙と関連して、ファブリックを、IFF社から入 手できる成分等の合成汗の化学成分に露呈できる。次いで、専門家である嗅覚パ ネリストを使用し、臭気を任意の便利な尺度で判断する。例えば、0(感知可能 な臭気がない)から10(非常な悪臭)までの尺度を形成し、等級付けの目的で 使用する。このような試験の実施は日常的な業務事項であり、様々な他のプロト コルを配合者の所望に従って案出できる。 例えば、「煙の臭いが付けられる」べき衣服をフュームフード内の衣料ハンガ ーに吊り下げ、空気流を断ち、通気を塞ぐ。フィルタを取り除いた6本のタバコ に点火し、衣服の下にある灰皿に置く。フードを閉じ、タバコがほぼ半分燃える まで放置する。次いで衣服を裏返し、煙を全ての表面に均等に分配する。次いで 、タバコが燃え尽きるまでタバコの煙による処理を連続する。次いで、衣服を密 封されたプラスチック袋に入れ、一晩に亘って放置する。 約1日間に亘ってエージングした後、通気袋を使用してクリーニング/リフレ ッシュメントプロセスで衣服を処理する。乾燥器サイクルが完了したとき、収容 袋から衣服を直ちに取り出し、悪臭の強さについて等級付けする。等級付けは、 専門家のパネルによって、通常は二人の訓練を受けた臭気−香気評点者によって 行われる。悪臭の強さは、0乃至10の等級で与えられる。ここで、10は、最 大初期強さであり、0は検出される悪臭がない。等級1は、極く僅かな悪臭が検 出されたことを示し、この等級は、多くの使用者にとって、悪臭が受入れられる 程低いとみなされる。 布のクリーニングに使用される配合物に香料成分がない場合、残留悪臭強さの 等級は、悪臭をもたらす化学物質がクリーニングされた即ち除去された程度を直 接的に示す。香料成分が使用されている場合には、等級付けパネリストは、香気 の強さ及び特徴についての点(この場合も0尺度まら10尺度まで)を決定し、 悪臭の強さの等級付けは、この場合、残留香料が残留悪臭化学物質をカバーする 性能並びにこれらの化学物質の減少又は除去を示す。 クリーニング/リフレッシュメントプロセスの直後に行った衣服の臭気の等級 付けの後、衣服を開放状態の部屋に1時間に亘って吊るし、等級付けを再度実施 する。この一時間の経過により、衣服による冷却及び乾燥器サイクル処理で獲得 した水分の乾燥の後に生じる最終的な効果の評価が得られる。最初の袋から出し た等級付けは、湿った布の臭気を反映し、袋からの暖かな揮発物の強さが高い。 これらは一時間等級には含まれないファクタである。更に、試験が必要とする場 合には、24時間で、随意であるが、これよりも後の選択された時間で、衣料の 等級付けを行うことができる。 同様にファクタの皺を熟練した評点者が視覚的に評価することができる。例え ば、蒸気通気袋を使用する本発明のプロセスによって達成された皺の除去の程度 を視覚的に評価するために比較的容易に皺が付く絹ファブリックを使用できる。 随意であるが、他の単一の又は多数のファブリックを使用できる。実験室におけ る試験は以下の通りに行われる。 皺除去試験 材料 VVETについて上文中に記載したのと同じである。 脱イオン水、重量範囲(0−38g) ファブリックの予備処理 絹ファブリックを、着用後に観察される通常の状態に倣ってハンパー、バスケ ット、又はドラム内に置く。これらの貯蔵状態により、衣服にひどい皺を付け、 これらの皺を延ばすのに湿潤環境が必要とされる。 試験手順 1.一枚の絹ファブリックを、試験を受ける収容袋に入れる。 2.試験実施の最小30分前にキャリヤ基材に水(0−38g)を加え、これを 小袋に入れ、シールする。 3.絹製の衣服を、水を含む基材(小袋から取り出して拡げた)とともに試験収 容袋に入れる。 4.袋を閉鎖し、渦流乾燥器(型番第LEC7646DQO)内に高熱(48− 74Cサイクル)で10分間に亘って置く。 5.30分の終わりに乾燥器袋を乾燥器から直ちに取り出し絹製衣服をハンガー に置く。 6.次いで、絹製衣服を同じ予備処理を施した対照標準衣服に対して視覚的に等 級付けする。 以上の種類の実験室における試験では、本発明の乾燥器内非浸漬クリーニング /リフレッシュメントプロセスは、代表的には、タバコについては悪臭等級が0 −1の範囲で、汗の悪臭についてはそれよりも僅かに高い範囲の悪臭(タバコの 煙及び/又は汗)を提供する。これによって、ファブリックから容易には「蒸気 蒸発」しない高分子量の悪臭成分以外の悪臭成分が良好に除去されたことを示す 。同様に、ファブリック(絹)の皺は、アイロンをほとんど又は全くかけずに着 用するのに適当であると判断される程十分に除去される。 香料 上述のように、高分子量で沸点が高い悪臭化学物質がファブリック上に少なく とも或る程度残る傾向がある。これらの悪臭は、香料によって解決でき、又は「 隠す」ことができる。しかしながら、揮発性の悪臭とともに袋から完全に通気さ れてしまうことがないのに十分に沸点が高い少なくとも幾つかの香料化学物質を 選択しなければならないということは、以上から理解されよう。沸点が約50 ℃以上であり、好ましくは約85℃以上の様々なアルデヒド、ケトン、エステル 、アセタール、等の香料化学物質が知られている。このような成分は、本発明の キャリヤ基材によって送出でき、本発明のプロセス中に収容袋の内容物を滲出す ることによって使用者が悪臭を更に感じ難くする。比較的高沸点の構成要素を含 む香料の非限定的例には、オレンジオイル、レモンオイル、パチョリ、ペルーバ ルサム、乳香レジノイド、スタイラックス、ラブダナム樹脂、ナツメッグ、カシ ア油、ベンゾイン樹脂、コリアンダー、ラバンジン及びラベンダーを含むがこれ らに限定されない様々な源からの様々なエッセンシャルオイル、レジノイド、及 び樹脂が含まれる。更に他の香料化学物質には、フェニルエチルアルコール、テ ルピネオール、及び混合松根油テルペン、リナロール、リナルイル(linalyl ) アセテート、ゲラニオール、ネロール、2−(1,1ジメチルエチル)−シクロ ヘキサノールアセテート、オレンジテルペン、及びオイゲノール含まれる。勿論 、通気により或る程度の損失が起こることを理解に入れて、低沸点材料が含まれ ていてもよい。 プロセス成分 本発明の物品及びプロセスの使用を以下に詳細に説明する。このような開示は 例示であって、本発明を限定しようとするものではない。使用される限定的用語 は、以下の意味である。 本明細書中、「相安定」という用語は、所期の使用範囲(約10℃乃至35℃ (50°F乃至95°F))に亘って均質な、又は相分離を引き起こす温度(4 .4℃乃至43.3℃(〜450°F乃至110°F))で貯蔵された場合、所 期の使用範囲の温度に戻すと均質な状態に戻る液体配合物を意味する。 本明細書中、「効果的な量」という用語は、上文中に定義した相安定液体配合 物を提供するのに十分なアルキルスルフェート及び/又はアルキルエトキシスル フェート、又は他の界面活性剤の量を意味する。 本明細書中、「水性」配合物という用語は、大部分が水からなり、ブトキシプ ロポキシプロパノール(BPP)又は他のクリーニング溶剤、上述の界面活性剤 又は界面活性剤混合物、ヒドロトロープ、香料、等、特に以下に説明するものを 随意に含む配合物を意味する。 本明細書中、「クリーニング」という用語は、ファブリックからの汚れ及びし みの除去を意味する。(「スポットクリーニング」は、しみのついた領域にクリ ーニング/リフレッシュメント工程の前に加えられる局部的なクリーニングであ り、通気袋内で実施される。)本明細書中、「リフレッシュメント」という用語 は、汚れ及びしみを主に除去することでなく、ファブリック全体からの悪臭及び /又は皺の除去、又はこれらのファブリックの全体としての外観の改善を意味す ることである。しかしながら、汚れ及びしみの除去を、リフレッシュメントと同 時に行うことができる。本発明の代表的なファブリッククリーニング/リフレッ シュメント配合物は、大部分(95%乃至99.9%、好ましくは95%以上で 最大約99%)が水からなり、従来のクリーニング配合物又はプレスポッティン グ配合物よりもクリーニング成分が少ない。 本明細書中、「突起」という用語は、処理装置の外面から外方に延びるノブ、 繊維、ブリストル、又は他の構造を意味する。装置のこのようなエレメントは、 スポットクリーニングが施される(「プレスポッティングが施される」)ファブ リックと接触し、機械的クリーニング作用を加える。 クリーニング装置に関する「しみの付いた領域との接触」という用語は、装置 の処理手段を構成する突起、パッド、スポンジ等がしみの付いた領域の一方の側 と衝突することによる接触を意味する。上述のように、この接触により、力が実 質的に下方に、即ちX軸方向及びY軸方向での側方への擦り洗い移動でなく、Z 軸方向に、しみの付いた表面に対して実質的に垂直方向に差し向けられるのが非 常に望ましい。これは、ファブリックに加わる損傷即ち「摩耗」を小さくするた めである。好ましくは、接触は、本発明の凸状装置による揺動移動と関連してお り、これによって、装置の湾曲した表面がZ軸方向に力を加える。しみレシーバ ーに関する「しみの付いた領域との接触」という用語は、クリーニング装置と向 き合ったファブリックのしみの付いた領域の側がレシーバーと直接衝突し、これ と緊密に連通するということを意味する。 添付図面に示すように、第1図は、クリーニング/リフレッシュメント配合物 を放出自在に含浸した一体のキャリヤ基材(1)を示す。第2図は、予め成形し た、ノッチを備えた収容袋の一形態を、拘束が加えられていないキャリヤ基材( 1)とともに開放形体で示す。収容袋は、第1側壁(2a)、第2側壁(2b) 、第1ファスニング装置(3)、側シール(4)、及び可撓性フラップ(5)を 含む。使用時に可撓性フラップ(5)を折り目線(11)に沿って折畳み、袋用 の蒸気通気閉鎖体を形成する。 第3図は、ノッチを備えた「封筒形」袋を、拘束が加えられていないキャリヤ 基材シート(1)を収容した完成形体で示す。使用時には、クリーニング/リフ レッシュが施されるべきファブリックを袋に基材シート(1)とともに入れ、フ ラップ(5)を折り目線(11)に沿って折畳み、第1ファスニング装置(3) を向き合った第2ファスニング装置(6)と係合させてフラップを止め、これに よって、衣料用高温空気乾燥器又は同様の装置でのタンブリングに耐えるのに十 分安定した蒸気通気閉鎖体を提供する。 第4図は、第1側壁(2a)及び第2側壁(2b)、第1ファスニング装置( 3)、第2ファスニング装置(6)、フラップ(5)、折り目線(11)を例示 する、ノッチを備えた収容袋の隅部の拡大図を示す。袋(9)の縁部と第2側壁 (2b)のノッチ(11)の深さとの間の距離は、上文中に記載した寸法である 。 第5図は、キャリヤシートを拘束が加えられていない状態で収容したノッチを 備えていない通気袋を示す。 上掲の寸法は、従来の米国式家庭用高温空気乾燥器の約170リットル乃至2 10リットルの容量(家庭用の大きさ)のドラム内で自由にタンブリングするよ うに設計された収容袋についての寸法である。上述の袋の寸法は、最大約5kgの 装入ファブリックを一回で処理するように設計されている。これらの寸法は、更 に大きな又は更に小さな袋と比例して、所望のVVEを達成するように、及びこ れよりも大きな又は小さなドラムを持つ乾燥器で効果的に使用されるように、調 節できる。例えば、平均的な欧州式家庭用衣料乾燥器(又は米国式の「アパート 」用のドラム容積が90リットルの衣料乾燥器)で使用されるよう形成された収 容袋は、平均的な米国式乾燥器用の容積の約60%である。 本発明の蒸気通気袋は、任意の所望のファブリック処理配合物とともに使用で きる。このファブリック処理配合物は、以下に更に詳細に説明するように、水、 特に相安定水及び/又は液状ファブリッククリーニング/リフレッシュメント配 合物の「真の溶液」を含む。本発明の全体プロセスは、局部的な及び全体的なし み、汚れ、及び悪臭を、ファブリック及び他のリフレッシングファブリックから 、これらのファブリックをこのような配合物と接触させることによって、除去す るための方法を提供する。 全体プロセス ファブリックのしみの付いた領域からしみを除去するための好ましいプレスポ ッティング手順は、スポットクリーニング配合物(好ましくは、上文中に説明し たように、目に見える残留物を残さない)を前記しみの付いた領域に付ける工程 と、本発明の装置を手の圧力を使用してしみの上で揺動し、しみを除去する工程 とを含む。好ましい態様では、本発明のプロセスのプレスポッティング工程では 、スポットクリーニング配合物を任意の便利な手段によって、例えばスプレー、 塗布、注入等の手段によってファブリックに付ける。別の態様では、揺動工程中 に スポットクリーニング配合物で飽和させたキャリヤシートをしみの付いた領域と 接触させることによって、プレスポッティングプロセスを実施できる。便利には 、ファブリック及びキャリヤシートを、クリーニング配合物用の収容システムで ある保持トレー又は他の適当な容器内に位置決めできる。 更に詳細には、本発明の全体プロセスは、以下の方法で実施できる。本発明の 精神及び範囲から逸脱することなく、プロセスの変更を行うことができる。 1.ファブリックのしみの付いた領域を本明細書中に説明したしみレシーバー上 に置いてこれと接触させるか或いは、あまり好ましくないが、テーブルの天板、 トレー等の任意の適当な表面に置いた通常の折畳まれた状態のペーパータオル( 例えば、タオルから染料が移らないように、好ましくは白色の又は印刷されてい ない、バウンティ商標のタオル)上に置いてこれと接触させる。 2.配合物をしみに差し向ける(必ずしも、ファブリックの周囲領域を飽和させ る必要はない)狭い注ぎ口を持つボトルから十分なスポットクリーニング配合物 を付け、局部的なしみ付いた領域を飽和させる。約10滴使用する。比較的大き なしみについてはそれ以上を使用するのがよい。 3.随意であるが、配合物をしみに3分間乃至5分間に亘って浸み込ませる(こ れは、更に優れたクリーニング結果を得るための予備処理工程即ち予備水和工程 である)。 4.随意であるが、追加の配合物を約10滴加える。比較的大きなしみについて は、それ以上を使用するのがよい。 5.スポット除去装置(又は、以下に説明する例IXに説明するように、ディス ペンサ先端)を使用し、しみに作用を加え完全に除去する。しみにしっかりと押 し付けた状態で装置を代表的には20秒乃至120秒揺動(Z軸方向力を加え) する。しつこいしみにはこれ以上の時間に亘って作用を加える。しみを装置で擦 る(X−Y方向に力を加える)ことを行ってはならない。これはファブリックを 傷めてしまうためである。 6.随意であるが、余分な配合物を除去するため、例えばペーパータオル間でフ ァブリックからしみを除去する。或いは、湿らせたスポンジ又は他の吸収性媒体 を使用し、処理を施した領域からしみを除去し、繊維を揃え、余分な配合物を除 去する。 7.蒸気通気袋を使用し、本明細書中に開示した乾燥器内クリーニング/リフレ ッシュメントプロセスをファブリック全体に施す。 8.工程7に続き、水分を僅かに含むファブリックを直ちに吊るし、皺が再び付 かないようにし、乾燥を完了する。別の態様では、ファブリックにアイロンを掛 けるのがよい。 ファブリック表面の全領域を処理するための全体プロセスは、随意であるが、 本発明によるプレスポッティング作業を含む。かくして、全体プロセスは、 (i)随意であるが、ファブリックの局部的にしみが付いた領域について、しみ 除去プロセスを以上の開示に従って行う工程と、 (ii)ファブリック全体を水性ファブリッククリーニング/リフレッシュメント 配合物を含むキャリヤとともに蒸気通気収容袋に入れる工程と、 (iii)例えば衣料用高温空気乾燥器等の攪拌を行うための装置に袋を入れ、乾 燥器を熱及びタンブリングで作動し、ファブリックを濡らし、蒸気通気を行う工 程と、 (iv)ファブリックを袋から取り出す工程とを含む。 この場合もファブリックを直ちに吊るして乾燥を完了し及び/又は皺が再び付 かないようにする。 便利な態様では、液体配合物の一部をファブリックのしみの付いた領域にボト ルから差し向ける。第9図に示すように、クリーニング装置に設けられた突起を しみ(207)とぴったりと接触させる。これは、例えば円弧状の装置をしみの 上で、代表的には手の圧力を使用して揺動させることによって行われる。好まし くは、繊維が傷まないようにするため、装置を側方に擦ることは行わない。軽い しみについては、1秒乃至60秒の期間に亘って接触を維持し、しつこいしみや 落ち難いしみについては1分間乃至5分間又はそれ以上に亘って接触を維持する 。 全体プロセスのクリーニング/リフレッシュメント工程は、便利には、タンブ シング装置内で、好ましくは熱の存在下で行われる。水性クリーニング/リフレ ッシュメント配合物を含むキャリヤが入ったナイロン又は他の材料でつくられた 耐熱性蒸気通気袋には、随意であるが、クリーニングが施され且つリフレッシュ されるプレスポッティングファブリックが入っており、40℃乃至150℃の自 動式衣料用高温空気乾燥器のドラム内に入れられる。ドラムを回転させると袋に タンブリング作用が加わり、袋の内容物がタンブリングと同時に攪拌される。こ の攪拌により、ファブリックが、配合物を含むキャリヤと接触する。タンブリン グ及び加熱は、少なくとも約10分間の期間に亘って、代表的には、約20分間 乃至約60分間に亘って行われる。この工程は、ファブリックに付いた汚れの程 度及び種類、汚れの性質、ファブリックの性質、ファブリックに加わる荷重、加 えられる熱の量、等の要因に応じて、使用者の必要に従って長期間に亘って又は 短期間に亘って行うことができる。この工程中、水分の約40%以上が袋から通 気される。 本発明のプロセス及び配合物の皺除去機能に関し、皺の形成には、ファブリッ クの種類、ファブリックのウィーブ、ファブリックの仕上げ、等により影響が及 ぼされるということは理解されよう。皺が付き易いファブリックについては、本 発明で使用される蒸気通気袋に過剰の荷重を加えないのが好ましい。かくして、 例えば作動容量が最大約5kgの袋について、皺を更に少なくするため、ファブリ ックの容量の最大約60%(即ち最大約3kg)でプロセスを行うのが最もよい。 以下の例は、本発明を更に詳細に例示するが、本発明を限定するものではない 。 例I シート形態のドライクリーニング物品を、制御下で放出を行うシート基材、及 び以下の成分を混合することによって調製したクリーニング配合物を使用して組 み立てる。 成分 重量% BPP* 7.0 1,2オクタンジオール 0.5 ペムレンTR−1** 0.125 KOH 0.08 C12−C13EO(6.5 1.0 香料 0.75 水その他*** 残り * ダウケミカル社から入手できるイソマー混合物 ** この代わりにペムレンTR−2、B.F.グッドリッチを使用できる ***カソン(カソン(KATHON)は登録商標である)等の保存料を含む 吸収性物品を、上文中で引用した米国特許第5,009,653号の教示に従 って形成する。この物品は、上面から下方に、有孔付形フィルムトップシート、 (上掲の特許を参照されたい)、随意の有孔不織ワイプ捕捉シート、湿式堆積薄 葉紙、超吸収性コア、及び有孔付形フィルムバックシートを有する。物品はシー トの形態であり、約22.9cm×25.4cm(約9インチ×10インチ)であり 、即ち580.6cm2のシートであり、厚さは2mm乃至5mmの範囲内にある。 15g乃至23gの上述のクリーニング配合物を、ローラ又はスパチュラによ って手の圧力を使用してシート上に拡げることによって、物品上に及び物品内に 均等に加える。別の態様では、浸漬又はスプレーによってクリーニング配合物を 吸収性コアに付け、次いでローラ又は一対のニップローラによって絞ることによ って、即ち「浸漬−絞り」又は「スプレー−絞り」によって、クリーニング配合 物を付けることができる。次いで、コア及びクリーニング配合物をトップシート 及びボトムシートからなる有孔フィルムに入れる。完成した物品を、後に使用す るため、パッケージできる。 クリーニングが施されるべきファブリックを、汚れレベルの高い領域について 視覚的に検査する。このような領域は、制御下で放出を行う上述の種類の物品を (手の圧力によって)、好ましくは、上文中に説明したように凸状ブリストル装 置及びトレーを使用してこのような領域に押し付けることによって、クリーニン グ配合物によって濡らされる。 次いで、プレスポッティングを施したファブリック及びシート物品を可撓性袋 (最も好ましくは、0.0254mm乃至0.0762mm(1ミル乃至3ミル)の ナイロンフィルムから形成された袋)に入れる。袋を閉鎖し、ベルクロ型ファス ナを使用してシールする。ナイロンジッパー及びジップロック型ファスナ等の他 のファスナを使用してもよい。代表的な態様では、袋の容積は約25000cm3 であり、この袋は最大約2kgの乾燥ファブリックを収容する。ファブリック及び ドライクリーニングシートを袋に入れるとき、好ましくは、閉鎖及びシール前に 袋から空気を絞り出さない。これにより、袋を波形にでき、これによって、ファ ブリック及びドライクリーニングシートを互いに自由にタンブリングするのに十 分な空間が提供される。次いで袋を閉鎖し、シールし、従来の衣料用高温空気乾 燥器に入れる。乾燥器の作動を開始し、約40℃乃至約150℃の範囲の乾燥器 空気温度で20分間乃至30分間に亘って袋をタンブリングする。この時間中、 シートがファブリックとぴったりと接触する。機械サイクルの完了後に袋及びそ の内容物を乾燥器から取り出し、使用済のドライクリーニングシートを廃棄する 。ナイロン袋は、再使用のため保持される。別の更に好ましい態様では、袋は蒸 気 透過性であり、及び/又は衣料用高温空気乾燥器でのクリーニング工程中に蒸気 を逃がすことができるように穴又はスリットが設けられている。ファブリックに 、クリーニング及びリフレッシュが施された。クリーニング配合物に存在する水 分は、ファブリックの皺を最小にするのに役立つ。本発明の好ましいクリーニン グ配合物を、クリーニングが施されるべきファブリック1kg当たり約3g乃至5 0g使用した場合に全体として優れたクリーニングが行われる。 例II 本発明の代表的なクリーニングキットを以下に示す。しかしながら、これは、 本発明を限定しようとするものではない。 ドライクリーニングキットは、有孔付形フィルム又は繊維質カバーシートを被 せた本明細書中で説明した種類の制御下で放出を行うシートからなる多数(代表 的には、5枚乃至10枚)の一回使用ドライクリーニング物品を、シール可能な 再使用可能な耐熱性収容袋とともに、小売りに適した従来の板紙ボックスからな るパッケージ内に包装することによって組み立てられる。更に別の態様では、再 使用可能なプレスポッティング装置及び保持トレーをキットをなして提供する。 例III 上文中に開示したように、ファブリックからの染料の「滲み出し」又は抜けを 生じる傾向が小さいドライクリーニング配合物は以下の通りである。 成分 重量% ブトキシプロポキシプロパノール(BPP) 7.000 ネオドール23−6.5* 0.750 1,2−オクタンジオール 0.500 香料 0.750 ペムレン TR−1 0.125 水酸化カリウム 0.060 塩化カリウム 0.075 水(蒸留水又は脱イオン水) 90.740 ターゲットpH=7.0 *シェル:C12−C13アルコール、6.5の平均EOでエトキシレート化した。 15g乃至25gの例 IIIの配合物を例Iの方法で、制御下で放出を行うシー ト基材で使用し、汚れたファブリックを蒸気通気袋を使用してプレスポッティン グし、クリーニングし、リフレッシュする。 以上の例は、水、溶剤、等を含むクリーニング配合物を使用してプレスポッテ ィングを行い、次いで汚れたファブリックを衣料用高温空気乾燥器でクリーニン グする上での本発明の使用を例示する。本方法の一実施形態では、非水性の溶剤 をベースとしたクリーニング配合物を放出自在に収容した制御下で放出を行うパ ッド又はシートをファブリックからのしみの除去と関連して使用する。随意であ るが、好ましくは、第2工程において、水をベースとしたクリーニング配合物を 放出自在に含む上述の種類のパッド又はシートを使用してしみを処理する。好ま しくは、両処理は、トレー装置を使用して行われる。いずれのシートを最初に使 用すべきなのか、及びいずれのシートを第2に使用すべきなのかを使用者に指示 するため、シートにはカラーコード等が設けられているのがよい。この方法で局 部的なしみをほとんど除去した後、ファブリックを従来の洗濯槽内で洗濯するか 或いは上文中に説明した方法で自動式衣料乾燥器内で更にクリーニングするのが よい。 上述の「二つの」プロセスで使用するのに適した非水性クリーニング配合物に は、商業的ドライクリーニング溶剤又はスポット除去溶剤、特に、本明細書中に 開示した溶剤及びこれらの溶剤の混合物が含まれる。上文中に説明したように、 好ましい有機溶剤はBPPであり、特に、BPPとブトキシプロパノール(BP )の混合物である。 例IV 厚さが2mm乃至10mmの連続気泡ポリウレタンフォームから、制御下で放出を 行うシートを形成する。シートの外側寸法は約25cm×25cmである。シートに は、スポットクリーニング及び乾燥器内ファブリッククリーニング作業で使用す るための本発明の任意のクリーニング配合物のうちの任意の配合物10g乃至3 0gが放出自在に含浸させてある。本明細書中で開示された方法で使用するため 、ポリウレタンシートを有効付形フィルムカバーシート(上文中に引用した米国 特許第3,929,135号、米国特許第4,324,246号、米国特許第4 ,342,314号、及び米国特許第4,463,045号に記載されている) 内に封入する。 例V BPP:BPの9:1の混合物約17gを含む、本願の例I又はIVに記載さ れたクリーナーシートをトレー内に置く。第1工程では、ファブリックのしみの 付いた領域を平らに置き、シートと接触させる。添付図面に示す凸状クリーニン グ装置をファブリックと接触させ、しみが実質的に除去されるまで、手の圧力を 使用して前後に揺動させる。側方に擦ることは回避される。 第2工程では、水をベースとしたクリーニング配合物(上述の例のうちの任意 の例に記載されている)を含むシートの上にファブリックのしみの付いた領域を 置き、装置による処理を繰り返す。 しみが実質的に除去された後、収容袋に入れられた水性クリーニング配合物を 含むシートとともにファブリックを入れ、衣料用高温空気乾燥器内でタンブリン グする。 別の態様では、収容袋には、衣料用高温空気乾燥器内の蒸気の放出を制御する ための一連の穴又はベントが設けられており、これによって皺を少なくする。代 表的な態様では、直径2mmの6対の通気穴が25000cm3のナイロン袋にパン チで開けてあり、これらの穴を本発明で使用する。通気量は、直径2mmの6対の 穴にっいての、水をベースとしたクリーニング配合物を1X(23g)使用する 場合から、直径6mmの15対の穴についての3Xの配合物を使用する場合まで変 化させることができる。 変形例の態様では、例Vのプロセスの第1プレスポッティング工程を本発明の 装置及び従来の商業的なスポット除去配合物を使用して行う。このような配合物 は、スティック、ゲル、スプレー、等として入手できる。かくして、従来のスポ ットリムーバーをファブリックのしみの付いた領域の上に置き、本発明の装置の 揺動作用によりしみに穏やかな作用を加える。次いで、ファブリックを上文中に 開示した方法で更にきれいにする。 例VI 本発明のプレスポッティング工程で使用するための好ましい高含水低残留物配 合物の例は以下の通りである。これらの配合物は、本発明で使用された界面活性 剤の種類に応じて「非イオン」又は「陽イオン」として列挙してある。これらの 配合物は、以下の例VII又はXに開示する方法で使用される。 好ましくは、上文中に開示した損傷が起こる可能性を最小にするため、このよ うな配合物は、過酸化水素の量よりも少ない所定量(配合物の所定の重量)の陰 極イオン又は非イオン界面活性剤を含む。好ましくは、界面活性剤:過酸化水素 の重量比は、約1:10乃至約1:1.5の範囲内にあり、最も好ましくは、約 1:4乃至約1:3の範囲内にある。 例VII ベントを備えた乾燥器用袋で使用するための低残留物液体ファブリッククリー ニング/リフレッシュメント製品を以下のように調製した。 成分 重量% 水 99.3 乳化剤(トウィーン20)* 0.3 香料 0.4 *ICI界面活性剤社から入手できるポリオキシエチレン(20)ソルビタンモ ノラウレート。 23gの製品を28cm×38cm(11インチ×15インチ)の不織布キャリヤ シート、好ましくはハイドラスパン(ハイドラスパン(HYDRASPUN)は 登録商標である)に付着させる。キャリヤシートを製品で飽和させ、上文中に説 明したようにカバーシートを被せる。好ましくは、液体が「滴り」落ちない種類 、大きさ、及び吸収性のものでなければならない。シートを小袋内に置き、液体 配合物が使用まで安定して貯蔵できるようにこの小袋をシールする。 工程1 クリーニング及びリフレッシュが施されるべきファブリックを選択する。ファ ブリックの局部的しみ領域を吸収性しみレシーバー上に置き、約0.5ml乃至5 mlの例VIの液体製品を(しみの大きさに応じて)直接付着させることによって 処理する。この液体製品を本発明の装置を使用してファブリックにゆっくりと作 用する。処理を施したしみを乾燥状態のペーパータオルで叩く。別の態様では、 製品をキャリヤシート上に放出自在に吸収させ、しみに付け、次いでこれらのし みを本発明の装置で手の圧力による揺動運動を使用して処理する。 工程2 プレスポッティング工程後、ファブリックを蒸気通気ナイロン袋(上文中に開 示した)に、低残留物クリーニング/リフレッシュメント製品を放出自在に収容 したシート(収容小袋から取り出して拡げた)とともに入れる。袋の口を閉じて 蒸気通気を提供し、袋及びその内容物を従来の衣料用高温空気乾燥器のドラムに 入れる。乾燥器を標準的な方法で20分間乃至60分間に亘って高温設定(約6 0℃乃至70℃(約140°F乃至170°F)の範囲の空気温度)で作動する 。乾燥器のタンブリング動作の終了後、クリーニング及びリフレッシュを終えた ファブリックを袋から取り出し、ハンガーに掛ける。使用済のシートは廃棄する 。 例VIII 本発明のプロセスで乾燥器で使用するための高水分量(「スィート水(Sweet Water )」)定残留物クリーニング/リフレッシュメント配合物は以下の通りで ある。この配合物は、ファブリックのクリーニング及びリフレッシュを行うため に上文中に説明した方法で使用される。 有孔付形フィルム又は繊維質シートであるのがよい透過性カバーシートを上文 中に開示したように被せた28cm×38cmのハイドラスパンキャリヤシートに2 0g乃至30g、好ましくは約23gのスィート水配合物を吸収させる。キャリ ヤシートは、滴り落ちる程は湿潤しておらず、物品の表面とクリーニング及びリ フレッシュが施されるファブリックの表面との間を効果的に接触させるのに十分 な表面積を提供する。被せたシートは、ファブリックにクリーニング及びリフレ ッシュメントを衣料用高温空気乾燥器内で上述の方法で加えるのに使用される。 ファブリックの水マーキングは最小になる。リント、毛髪、等はファブリックの 表面から除去される。 例IX 本発明の実施形態では、本発明の物品による乾燥器内処理の前にしみをファブ リック上の局部的領域から除去するための本発明のプレスポッティング作業は、 (a)前記しみが付いた領域の下に吸収性しみレシーバーを置く工程と、 (b)ディスペンサ注ぎ口を持つ容器から前記しみに流体クリーナー(プレスポ ッター)を加える工程と、 (c)前記注ぎ口の先端を使用して前記クリーニング/リフレッシュメント配合 物配合物を前記しみに擦り込み又は押し込み、これによって前記しみをしみレシ ーバーに移行する工程と、によって行われる。 この態様では、前記注ぎ口の先端の面は、凹状、凸状、平坦、等の形状を備え ているのがよい。容器とスポットの組み合わせを、本明細書中、協働して、「デ ィスペンサ」と呼ぶ。 本発明の代表的なディスペンサは以下の寸法を有するが、これらの寸法に限定 されない。ディスペンサで使用される容器ボトルの容積は、代表的には、59ml 乃至118ml(2オンス乃至4オンス)である。大型の容器ボトルは、高密度ポ リエチレンでつくることができる。定密度ポリエチレンは、好ましくは、小型ボ トルに使用される。これは、絞り易いためである。注ぎ口の全長は約1.89cm (0.747インチ)である。注ぎ口は全体に円錐形形状の装置であり、その基 端ベース(容器ボトルに連結する)の直径は約1.51cm(0.596インチ) であり、その先端の直径は4.6mm(0.182インチ)である。プレスポッテ ィング流体が流れる注ぎ口内のチャンネルの直径は、約1.57mm(0.062 インチ)である。この実施形態では、チャンネルは容器ボトルから約1.2cm (約0.474インチ)の距離に亘って延びており、凹状部分と連通する場所が 僅かに膨らんで、注ぎ口の先端に出口オリフィスを形成する。 本発明において、上述のディスペンサ及びTBAL又はFAMフォームしみレ シーバーとともに使用するためのプレスポッティング配合物は以下の通りである 。 成分 重量%(非イオン) 過酸化水素 1.000 アミノトリス(メチレンホスホニックアシド)* 0.040 ブトキシプロポキシプロパノール(BPP) 2.000 ネオドール23−6.5 0.250 カソン保存料 0.0003 水 96.710 ターゲットpH=7 範囲=6−8 *過酸化水素用の安定剤 例X この例は、本発明の全体プロセスのうちのプレスポッティング工程で使用する ためのFAM−フォーム形しみレシーバーを例示する。本発明の液体プレスポッ ティング配合物に関するFAMの捕捉及び吸収率は、多くの他の種類の吸収性材 料よりも優れている。例えば、FAMは、100cmH20 の吸引圧力でフォーム1 g当り約6g(水)の容量を有する。これとは対照的に、セルロース木材繊維構 造は、約80cmH20 以上で容量がほとんどない。これは、本プロセスでは、使用 された液体プレスポッターの容積が比較的少量(代表的には、数ml)であり、使 用されたFAMの量が少量であるためである。これは、ファブリックのしみの付 いた領域の下に置いたFAMのパッドが極めて薄く、それにも拘わらず有効であ るということを意味する。しかしながら、薄過ぎる場合には、パッドは使用中に くずになってしまう。(上述のように、一体性を維持するためにFAMに裏打ち シートを取り付けるのがよい。) FAMフォームでできたしみレシーバーパッドは、二つの方法のうちのいずれ かの方法で使用できる。一方の態様では、未圧縮状態のフォームを使用する。厚 さが約0.3mm乃至約15mmの未圧縮状態のFAMパッドが有用である。別の態 様では、FAMフォームを圧縮状態で使用できる。このFAMフォームは、液体 プレスポッターをしみ材料負荷とともに吸収するとき、膨潤する。約0.5mm乃 至約3.4mm(約0.02インチ乃至約0.135インチ)の範囲の厚さを持つ 圧縮状態のFAMフォームが適している。 FAMフォームの製造(これは、「HIPE」、即ち高分散相乳濁液と呼ばれ る場合もある)は、上掲の特許に記載されている。以下の例は、約0.063cm (約0.025インチ)の厚さを持つ、本発明で使用するための圧縮フォームの 製造を例示する。約0.063cm乃至0.068cm(約0.025インチ乃至0 .027インチ)の範囲の厚さを持つ、このような圧縮フォームが、本発明のし みレシーバーとして特に有用である。 乳濁液の製造及びこれからのFAMフォームの製造 A)乳濁液の製造 無水塩化カルシウム(36.32kg)及び過硫酸カリウム(189g)を37 8リットルの水に溶解する。これにより、乳濁液を形成するための連続プロセス で使用される水相流を形成する。 留出ジビニルベンゼン(ジビニルベンゼンが42.4%、エチルスチレンが5 7.6%)(1980g)、2−エチルヘキシルアクリレート(3300g)、 及びヘキサネジオールジアクリレート(720g)からなるモノマー組み合わせ を、ジグリセロールモノオレエート乳化剤(360g)、ジタロウ(ditallow) ジメチルアンモニウムメチルサルフェート(60g)、及びチヌビン(Tinuvin ) 765(15g)に加える。ジグリセロールモノオレエート乳化剤(デンマーク 国ブラブラングラインドステット・プロダクツ社)は、ジグリセロールモノオレ エートを約81%、他のジグリセロールモノエステルを1%、ポリオールを3% 、及び他のポリグリセロールエステルを15%含み、油/水界面張力値を約2. 7dyne/cmの最小値にし、約2.8重量%の油/水臨界凝集濃度を有する。混合 後、この組み合わせの材料を一晩に亘って沈降させる。目に見える残留物は形成 されず、全ての混合物を取り出し、乳濁液を形成するための連続プロセスの油性 相として使用する。 油性相(25℃)及び水性相(53℃乃至55℃)の別々の流れを動的混合装 置に供給する。組み合わせた流れを動的混合装置内でピンインペラーによって完 全に混合する。ピンインペラーは、長さが約36.8cmで直径が約2.5cmの一 本の円筒形シャフトからなる。このシャフトには、6列のピンが設けられており 、このうちの3つの列には33本のピンが設けられ、他の3つの列には32本の ピンが設けられている。各ピンは、直径が0.5cmであり、シャフトの中央軸線 から外方に2.5cmの長さだけ延びている。ピンインペラーは、動的混合装置を 形成する円筒形スリーブに取り付けられており、ピンは、円筒形スリーブの壁か ら1.5mmの隙間を有する。 動的混合装置を出る流出液の小さな部分を取り出し、再循環ゾーンに入れる。 1996年7月18日に出願された米国特許出願第96/00082号(PCT )、及び1996年1月11日に出願されたEPO第96/905110.1号 を参照されたい。再循環ゾーンに設けられたワウケシャ(Waukesha)ポンプがこ の小さな部分を油性相流及び水性相流の動的混合ゾーンへの進入点に戻す。 混合−再循環組み合わせ装置を油性相及び水性相で4部の水及び1部の油の割 合で充填する。装置を完全に充填する際、動的混合装置を通気し、空気を逃がす 。充填中の流量は油性相が7.6g/sec.であり、水性相が30.3g/sec.である 。 装置がひとたび充填された後、ベントを閉鎖する。次いで、1450rpm で回 転するインペラーによって動的混合装置内で攪拌を開始し、約30cc/sec.の速 度で再循環を開始する。次いで水性相の流量を約1分間の期間に亘って151cc /sec.の速度まで一定の割合で増大し、油性相の流量を約3分間の期間に亘って 3cc/sec.の速度まで減少する。油性相の流量減少期間中、再循環速度を約15 0cc/sec.まで一定の割合で増大する。動的混合装置及び静的混合ゾーン(ター 産業型番101−212)が発生する背圧は、この時点で約101.4kPa(1 4.7psi )であり、これは、システムの全背圧を表す。次いで、ワウケシャポ ンプの速度を一定の割合で下げ、再循環速度を約75cc/sec.にする。次いで、 インペラーの速度を約10秒間の期間に亘って1550rpm まで一定の割合で上 昇する。背圧は、約112kPa(約16.3psi )まで上昇する。 B)乳濁液の重合 静的混合器から流れる乳濁液を、直径が43cm(17インチ)で高さが10cm (7.5インチ)のポリプロピレン製の円形のタブに集める。このタブには、セ ルコン(Celcon)プラスチック製の同心の挿入体が設けられている。挿入体は、 そのベースでの直径が12.7cm(5インチ)であり、その頂部での直径が12 cm(4.75インチ)であり、高さが17.1cm(6.75インチ)である。乳 濁液が入ったタブを65℃で18時間に亘って室内に放置して重合させ、フォー ムを形成する。 C)フォームの洗浄及び脱水 硬化済のFAMフォームを硬化タブから取り出す。フォームは、この時点では 、残留水性相(溶解した乳化剤、電解質、開始剤残留物、開始剤を含む)を、重 合したモノマーの重量の約45倍乃至55倍含む。フォームを鋭利な往復動鋸ブ レードで薄切りし、厚さが0.47cm(0.185インチ)のシートにする。次 いで、真空装置を備えた一連の二つの多孔質ニップローラーでこれらのシートに 圧 縮を加え、フォームの残留水性相含有量を重合させた材料の重量の約6倍になる まで徐々に減少する。この時点で、シートを60℃の1.5%のCaCl2 溶液 で再飽和させ、真空装置を備えた一連の三つの多孔質ニップローラーで絞り、水 性相含有量を約4倍にする。フォームのCaCl2 含有量は8%乃至10%であ る。 フォームは、最終ニップの後に圧縮されたままであり、約0.063cm(0. 025インチ)の厚さを有する。次いでフォームを空気中で約16時間に亘って 乾燥する。このような乾燥により、重合させた材料の重量の約9%乃至17%に 水分量を減少する。この時点では、フォームシートは、非常に皺ができ易い。こ の潰れた状態では、フォームの密度は約0.14g/ccである。 過酸化物を使用しない非常に好ましいプレスポッティング配合物は、以下のよ うに製造される。 成分 重量% ブトキシプロポキシプロパノール(BPP) 2.000 NH4 ココナッツE1 S 0.285 ドデシルジメチルアミンオキシド 0.031 MgCl2 0.018 MgSO4 0.019 ヒドロトロープ、香料、他の微成分 0.101 カソン保存料 0.0003 水(蒸留水又は脱イオン水) 97.547 ターゲットpH=7 範囲=6−8 上述のように、本発明のプレスポッティング作業でしみレシーバーとして使用 するため、FAMシートをファブリックのしみの付いた領域の裏側の下に置き、 これとぴったりと接触させる。プレスポッティング配合物の一部をファブリック の前側に計量分配し、第9図に示す凸状クリーニング装置によって又はディスペ ンサ先端によって、上文中に開示したように、円形擦り運動を使用してしみに導 入する。これによって、余分のプレスポッティング配合物及びそのしみ材料負荷 を、ファブリックを通して下側のフォームパッド内に移す。(TBAL形しみレ シーバーを同様の方法で使用する場合にも同じことが行われる。) プレスポッティング工程の後、ファブリックを例VIIIで説明した物品とと もに通気袋に入れる。標準的な方法で作動する自動式衣料用高温空気乾燥器に袋 を入れる。 例XI 以下の成分を混合することによって、液体プレスポッティング配合物を配合す る。 成分 重量% BPP 4.0 C12−C14 AS、Na塩 0.25 H2 O2 1.0 水及び微成分* 残り *カソン等の保存料を0.00001重量%乃至1重量%のレベルで含む。 処理が施されるべきファブリックを吸収性しみレシーバー上で平らに拡げ、0 .5ml乃至4mlの配合物をしみに直接付け、円弧状クリーニング装置によって揺 動運動を使用して作用を加える。 この工程で使用できる他の有用な配合物は以下の通りである。 以上は、AS界面活性剤を使用したプレスポッティング配合物を例示する。M gAES及びアミン酸化物界面活性剤を使用することによって、クリーニング性 能を改善できるが、相の安定性が或る程度低下する可能性がある。かくして、M gAES界面活性剤を使用することによって、約2%乃至3%のBPPを含む水 性配合物を安定させることができる。しかしながら、BPPを4%又はそれ以上 含む配合物については、配合者は、AS界面活性剤を含ませようとする。界面活 性剤の量及び混合は、配合者が所望の温度依存相安定性の程度で決まる。ジメチ ルドデシルアミンオキサイド等のアミン酸化物界面活性剤を配合物で使用するこ ともできる。 次いで、プレスポッティング処理を施したファブリックを可撓性通気「封筒」 形袋にキャリヤシートとともに入れる。キャリヤシートには、有孔付形フィルム カバーシートが被せてあり、約20g乃至30gの以上の開示のうちの任意の開 示による水分量が高いクリーニング/リフレッシュメント配合物を放出自在に含 み、本発明の他のクリーニング溶剤にBPPを0.5%乃至6%のレベルで随意 に含む。ベルクロ型ファスナを使用して袋を閉じる。この閉鎖により、蒸気通気 隙間が袋の口に沿って形成されるが、これは、処理中にファブリックを袋内に保 持するのに十分丈夫である。代表的な態様では、袋の容積は約25000cm3で あり、最大約2kgの乾燥ファブリックを収容する。ファブリック及びシートを袋 に入れたとき、好ましくは、閉鎖前に袋から空気を絞り出さない。閉鎖した袋を 従来の衣料用高温空気乾燥器に入れる。乾燥器を始動し、約40℃乃至約150 ℃の範囲の乾燥器空気温度で袋を20分間乃至30分間の期間に亘ってタンブリ ングする。この期間中、物品がファブリックとぴったりと接触するが、カバーシ ートが設けられているため、水スポッティングが起こらない。水蒸気及び悪臭、 揮発性材料が袋から袋の口のベントを通って放出され、その後、乾燥器から出る 。機械サイクルの完了後、ファブリックを袋から取り出して吊るし、乾燥を完了 し、皺ができないようにし、使用済のシートを廃棄する。袋は再使用のため保持 される。ファブリックは、クリーニングされ、リフレッシュされ、本質的に皺が 除去される。処理が施されるファブリック1kg当り、本発明の好ましい配合物を 約8g乃至200g使用したとき、全体として優れたクリーニング、リフレッシ ュメント、及び皺取りが行われる。 かくして、本発明は、本明細書中の開示からわかるように、水性クリーニング /リフレッシュメント配合物をファブリックに送出するキャリヤを使用した従来 の衣料用乾燥器等の高温空気装置でのファブリッククリーニング/リフレッシュ プロセスにおいて、キャリヤに、本明細書中に開示したように、カバーシートを 被せることによってファブリックの水スポッティングを小さくする。 例XII 有孔付形フィルムカバーシートを被せたシート基材を使用し、ドライクリーニ ングのみ(DOC)のファブリックで使用するためのシート形体の物品を製造す る。物品は、以下の成分を混合することによって製造した配合物を含む。 成分 重量% Bpp* 7.0 1,2−オクタンジオール 0.5 ペムレン TR−1** 0.125 水酸化カリウム 0.08 C12−C13EO(6.5) 1.0 香料 0.75 水及び微成分*** 残り * ダウ・ケミカル者から入手できるイソマー混合物。 ** B.F.グッドリッチ社のペムレンTR−2に代えることができる。 ***カソン等の保存料を含む。 キャリヤシートは、上文中に説明したハイドラスパンのグレード10244フ ァブリック素材を使用して形成される。ファブリックを切断し、約22.9cm× 25.4cm(約9インチ×10インチ)、即ち580.6cm2の矩形のキャリヤ シートを形成する。 15g乃至23gの上述のクリーニング配合物を、手の圧力を使用してローラ ー又はスパチュラによってシート上に拡げることによって、シートに均等に塗布 する。別の態様では、浸漬又はスプレーによって配合物を基材に付け、次いでロ ーラー又は一対のニップローラーによって絞ることによって、即ち「浸漬−絞り 」又は「スプレー−絞り」によって、クリーニング配合物を塗布できる。シート の外面は湿っているが、べたべたとくっつかない。完成したシートにカバーシー トを被せ、包装を行うために折畳む。シートは、拡げられて本明細書中に開示し た方法で使用されるとき、所望の拡げられた形体のままである。 クリーニングが施されるべきファブリックを、ひどいしみが付いた領域につい て視覚的に検査する。このような領域を、上述の種類のシート物品で軽く叩くこ とによって、クリーニング配合物で濡らす。クリーニング装置を使用し、ファブ リックの表面を損傷することなくしみを取れ易くする。ひとたびしみが取れ易く なった後、随意であるが、ファブリックの領域をシート物品で再び叩くのがよい 次いで、プレスポッティング処理を施したファブリック及びシート物品を可撓 性通気袋(好ましくは、耐熱性であり且つ耐蒸気性であり、更に好ましくは、0 .0254mm乃至0.0762mm(1ミル乃至3ミル)のナイロンフィルム製で ある)に入れる。袋を閉鎖し、ベルクロ型ファスナを使用してシールする。代表 的な態様では、袋の容積は25000cm3である。これは、最大約2kgのファブ リックを収容する。ファブリック及びクリーニングシートを袋に入れるとき、好 ましくは、閉鎖及びシール前に袋から空気を絞り出さない。これにより、袋は波 状の形態をなし、これによって、ファブリック及びクリーニングシートが互いに 自由にタンブリングするのに十分な空間を提供する。次いで袋を閉鎖し、シール し、従来の衣料用高温空気乾燥器に入れる。乾燥器を始動し、約40℃乃至約1 50℃の範囲の乾燥器空気温度で袋を20分間乃至30分間の期間に亘ってタン ブリングする。この期間中、シートがファブリックとぴったりと接触する。機械 サイクルの完了後、袋及びその内容物を乾燥器から取り出し、使用済のドライク リーニングシートを廃棄する。ナイロン袋は、再使用のため保持される。ファブ リックは、クリーニングされ且つリフレッシュされる。クリーニング配合物中に 存在する水は、ファブリックの皺を最小にするのに役立つ。クリーニングが施さ れるファブリック1kg当り、本発明の好ましいクリーニング配合物を約3g乃至 約50g使用したとき、全体として優れたクリーニングが行われる。 例XIII 本発明の代表的なドライクリーニングキットを以下に示す。しかしながら、こ れは、本発明を限定しようとするものではない。 ドライクリーニングキットは、本明細書中に開示した再使用可能なプレスポッ ティング装置、及び本明細書中で説明した種類のシートを被せた、多数(代表的 には、5枚乃至10枚)の一回使用ドライクリーニング物品を、シール可能な再 使用可能な耐熱性収容袋とともに、小売りに適した従来の板紙ボックスからなる パッケージ内に包装することによって組み立てられる。 例XIV 上文中に開示したようにファブリックからの染料の「滲み出し」又は抜けを生 じる傾向が小さいドライクリーニング配合物は以下の通りである。 15g乃至25gの例XIVの配合物を、被せられたシート基材について上文 中に説明した方法で使用し、汚れたファブリックのプレスポッティング、クリー ニング、及びリフレッシュメントを行う。 好ましくはC8 −C18エトキシレーテッド(E01−15)アルコール又は対 応するエトキシレーテッドアルキルフェノールである、本発明のクリーニング配 合物中の随意の非イオン界面活性剤の他に、配合物は、クリーニング性能を更に 高めるための酵素を含んでもよい。リパーゼ、アミラーゼ、プロテアーゼ又はこ れらの混合物を使用できる。こうした酵素は、使用される場合には、代表的には 、配合物の約0.001重量%乃至約5重量%、好ましくは、約0.01重量% 乃至約1重量%である。リポラーゼ(LIPOLASE)、エスペラーゼ(ES PERASE)、アルカラーゼ(ALCALASE)、サヴィナーゼ(SAVI NASE)、及びサーマミル(THRMAMYL)(全て、例えばノヴォ(NO VO))、及びマクサターゼ(MAXATASE)、ラピダーゼ(RAPIDA SE)(例えば、インターナショナル・バイオ−シンセシス社)等の商業的洗浄 酵素を使用できる。 静電気防止の利点が所望である場合には、本発明で使用される配合物は、静電 防止剤を含むのがよい。このような静電防止剤は、使用される場合には、代表的 には、配合物の少なくとも約0.5重量%、代表的には約2重量%乃至約8重量 %である。好ましい静電防止剤には、ナショナルスターチアンドケミカル社から ヴェルサフレックス(VERSAFLEX)157、207、1001、200 4、及び7000として入手できる一連のスルホン化ポリマーが含まれる。 本発明の配合物は、随意であるが、カソン等の従来の保存料を0.0001重 量%乃至1重量%程度使用し、貯蔵のために安定化させることができる。 様々な随意の態様では、本発明の装置の凸状面上に存在する処理部材は、多数 の繊維質エレメントが外方に延びる繊維質層用のスポンジ状弾性裏打ち材料でで きた多層複合体からなるのがよい。このような複合体は、糊又は他の従来の手段 を使用して処理部材に永久的に又は半永久的に取り付けることができ、代表的に は、処理部材の面と実質的に同延である。このような複合体は、従来の材料から 、例えば、厚さが約0.5mm乃至20mmのスポンジ、フォーム、又は他の吸収性 ベースパッド材料、及び長さが約0.05mm乃至約20mmの繊維を持つ塗装用パ ッド等の繊維層を使用して製作できる。 以上の例は、水、溶剤、等を含むクリーニング配合物を使用した、汚れたファ ブリックのプレスポッティング及び衣料用高温空気乾燥器でのクリーニングを行 う上での本発明の使用を例示した。以下の例では、「二回」プレスポッティング 法を例示する。この方法の一実施形態では、非水性の、溶剤をベースとしたクリ ーニング配合物を含む、カバーシートを取り外し自在に被せたパッド即ちキャリ ヤシートを本発明の装置と関連して使用し、しみをファブリックから除去する。 随意であるが、好ましくは、第2工程において、水をベースとしたクリーニング 配合物を放出自在に収容した上述の種類のパッド又はシートを使用する装置でし みを処理する。好ましくは、両処理は、第9図に示すトレー装置を使用して実施 される。シートには、いずれのシートを第1に使用し、いずれのシートを第2に 使用すべきなのかを使用者に指示するため、カラーコード等が設けてあるのがよ い。この方法で局部的なしみを実質的に除去した後、ファブリックを従来の洗濯 槽で洗濯し、又は自動式衣料乾燥器で本明細書中上文中に説明した方法で更にク リーニングすることができる。 上述の二回プロセスで使用するのに適した非水性クリーニング配合物には、上 文中に開示した有機溶剤のうちの任意のもの及びその混合物が含まれる。更に、 ドライクリーニング及び/又はスポット除去配合物で有用であることが周知の当 該技術分野で説明された様々な有機溶剤を使用できる。好ましい有機溶剤は、上 文中に説明したようにBPPであり、特に、BPPをブトキシプロパノール(B P)と約10:1乃至約1:10の範囲で、最も好ましくは9BPP:IBPの 重量比で混合した混合物が好ましい。このような有機溶剤は、上述のシート基材 上で約0.5g乃至約20gのレベルで使用できる。 例XV BPP:BPの9:1の混合物を約17g含む、上文中に説明したハイドラス パンファブリックシートを第9図に示すようにトレーに置く。第1工程では、フ ァブリックのしみの付いた領域を平らに置き、シートと接触させる。本発明の装 置をファブリックと接触させ、しみが実質的に除去されるまで手の圧力を使用し て前後に揺動させる。側方に擦ることは回避する。 第2工程では、ファブリックのしみの付いた領域を、水をベースとしたクリー ニング配合物(上述の例のうちのいずれかに記載されている)を含む被されたキ ャリヤシート上に置き、本発明の装置による処理を繰り返す。 しみが実質的に除去された後、ファブリックを水性クリーニング配合物(これ もまた、上述の例のうちのいずれかに記載されている)を含むシートとともに収 容袋に入れ、蒸気を通気し、衣料用高温空気乾燥器でタンブリングする。 別の態様では、衣料用高温空気乾燥器内の蒸気を制御下で放出することによっ て皺を少なくする一連の穴を収容袋に開ける。代表的な態様では、直径2mmの6 対の通気穴を25000cm3のナイロン袋にパンチで開け、本発明で使用する。 通気量は、直径2mmの6対の穴についての、水をベースとしたクリーニング配合 物を1X(23g)使用する場合から、直径6mmの15対の穴についての3Xの 配合物を使用する場合まで変化させることができる。 別の態様では、本発明の装置及び従来の商業的なスポット除去配合物を使用し 、例XVのプロセスの第1プレスポッティング工程を実施する。このような配合 物は、スティック、ゲル、スプレー、等として入手できる。かくして、従来のス ポットリムーバーをファブリックのしみの付いた領域の上に置き、本発明の装置 の揺動作用によりしみに穏やかな作用を加える。次いで、カバーシート材料を被 せたキャリヤを使用する上文中に開示した方法でファブリックを更にきれいにす る。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. ファブリックを処理するための物品において、 a)吸収性基材、及び b)前記基材に放出自在に吸収された液体クリーニング/リフレッシュメント配合 物を含み、前記基材は、 c)液状又は蒸気状の前記クリーニング/リフレッシュメント配合物に対して透過 性のカバーシートによって全体又は一部が覆われている、ことを特徴とする物品 。 2. 前記カバーシートは、水分に対して実質的に非吸収性である、請求項1 に記載の物品。 3. 前記カバーシートは、実質的に疎水性である、請求項1に記載の物品。 4. 前記カバーシートは、耐熱性である、請求項1に記載の物品。 5. 前記カバーシートは、前記基材を実質的に包囲する、請求項1に記載の 物品。 6. 前記カバーシートは、有孔付形フィルムである、請求項1に記載の物品 。 7. 前記カバーシートは、繊維質である、請求項1に記載の物品。 8. 前記クリーニング/リフレッシュメント配合物は、前記基材の実質的に 別個の領域で、前記基材の前記領域に加えられた機械的圧力に応じて前記基材か ら放出され、好ましくは、前記基材は、前記機械的圧力を解放したとき、前記ク リーニング配合物を実質的に再吸収する、請求項1に記載の物品。 9. 前記クリーニング/リフレッシュメント配合物は、水と、有機溶剤、有 機界面活性剤、副クリーニング剤、及びこれらの混合物からなる群から選択され た材料とを含む、請求項1に記載の物品。 10. 前記クリーニング/リフレッシュメント配合物は、水及び界面活性剤 、好ましくはエトキシレーテッドアルコール又はエトキシレーテッドアルキルフ ェ ノールである非イオン界面活性剤を含む、請求項1に記載の物品。 11. 前記配合物は、非水性であり、有機溶剤、好ましくはブトキシプロポ キシプロパノール及びブトキシプロパノールの混合物からなる、請求項1に記載 の物品。 12. ファブリックの別個のしみの付いた領域をクリーニングするための方 法において、 i)前記しみの付いた領域を請求項1に記載の物品と接触させる工程と、 ii)前記しみの付いた領域で前記ファブリック又は前記物品、又は両方に圧力を 加えることによって、クリーニング/リフレッシュメント配合物を前記しみの付 いた領域で実質的に別個に放出する工程と、 iii)前記圧力を解放する工程と、を有することを特徴とする方法。 13. 前記圧力は、前記ファブリックに実質的にZ軸方向に加えられ、X軸 方向又はY軸方向の擦り作用がほとんど又は全く加わえられない、請求項12に 記載の方法。 14. 前記圧力は、突起がその凸状の処理面から外方に延びるクリーニング 装置を使用して加えられる、請求項13に記載の方法。 15. プレスポッティング作業を随意に含む、ファブリックを処理するため の全体として非浸漬のクリーニング/リフレッシュメントプロセスにおいて、 (a)スポットクリーニング配合物をディスペンサから前記ファブリックの別個の しみの付いた領域に随意に付ける工程と、 (b)随意に、工程(a)と同時に又は連続して、前記ファブリックの前記しみの付い た領域を凸状クリーニング装置又はディスペンサ先端の処理部材に接触させ、前 記装置にZ軸方向力を加える工程と、 (c)前記ファブリックを請求項1に記載の物品とともに収容袋内に置く工程と、 (d)前記袋を衣料用高温空気乾燥器内に置き、前記乾燥器を熱及びタンブリング で作動する工程と、 (e)前記ファブリックを前記袋から取り出す工程と、を含むことを特徴とするプ ロセス。 16. 前記工程(d)中、前記袋から蒸気が通気される、請求項15に記載の プロセス。 17. キットにおいて、 (a)水性クリーニング/リフレッシュメント配合物を含むシート形態の吸収性基 材を含む請求項1に記載の複数の物品と、 (b)再使用可能な収容袋と、 (c)随意の、凸状クリーニング装置と、 (d)随意の、スポットクリーニング配合物の別の部分と、 (e)随意の、再使用可能な保持トレーと、 (f)随意の、一つ又はそれ以上の吸収性しみレシーバーと、を含むことを特徴と するキット。 18. 前記装置(c)の下方への移動の使用を促し、側方への擦り移動の使用 を思い止まらせる使用上の注意を更に含む、請求項17に記載のキット。 19. ファブリックを衣料用高温空気乾燥器内でクリーニング及び/又はリ フレッシュするのに特に適したシート形態の物品において、 (a)シート形態の液体吸収キャリヤを有するコアエレメントと、 (b)前記コアエレメントに放出自在に吸収された少なくとも95重量%が水から なる液体クリーニング/リフレッシュメント配合物と、 (c)前記コアエレメントの外面に被せる透過性カバーシートとを含むことを特徴 とする物品。 20. 前記クリーニング/リフレッシュメント配合物は、非イオン界面活性 剤を最大2重量%含む、請求項19に記載の物品。 21. 前記カバーシートは、有孔付形フィルム、織布シート材料、不織布シ ート材料から選択される、請求項19に記載の物品。
JP09530990A 1996-02-28 1997-02-19 制御下で放出を行うファブリックケア物品 Expired - Fee Related JP3105263B2 (ja)

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US1239896P 1996-02-28 1996-02-28
US12,398 1996-02-28
US60/012,398 1996-02-28
PCT/US1997/002533 WO1997032004A1 (en) 1996-02-28 1997-02-19 Controlled release fabric care article

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11505569A true JPH11505569A (ja) 1999-05-21
JP3105263B2 JP3105263B2 (ja) 2000-10-30

Family

ID=21754784

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP09530990A Expired - Fee Related JP3105263B2 (ja) 1996-02-28 1997-02-19 制御下で放出を行うファブリックケア物品

Country Status (8)

Country Link
US (1) US5840675A (ja)
EP (1) EP0885291B1 (ja)
JP (1) JP3105263B2 (ja)
AR (1) AR006030A1 (ja)
BR (1) BR9707779A (ja)
CA (1) CA2246377C (ja)
DE (1) DE69709707T2 (ja)
WO (1) WO1997032004A1 (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015503684A (ja) * 2012-01-04 2015-02-02 ザ プロクター アンド ギャンブルカンパニー 密度の異なる複数領域を有する活性物質含有繊維性構造体
JP2015503685A (ja) * 2012-01-04 2015-02-02 ザ プロクター アンド ギャンブルカンパニー 複数の領域を有する活性物質含有繊維性構造体
JP2015227526A (ja) * 2010-07-02 2015-12-17 ザ プロクター アンド ギャンブルカンパニー 活性剤を送達する方法
US11434586B2 (en) 2010-07-02 2022-09-06 The Procter & Gamble Company Filaments comprising an active agent nonwoven webs and methods for making same
US11679066B2 (en) 2019-06-28 2023-06-20 The Procter & Gamble Company Dissolvable solid fibrous articles containing anionic surfactants
US11925698B2 (en) 2020-07-31 2024-03-12 The Procter & Gamble Company Water-soluble fibrous pouch containing prills for hair care
US11944696B2 (en) 2010-07-02 2024-04-02 The Procter & Gamble Company Detergent product and method for making same
US11970789B2 (en) 2022-08-29 2024-04-30 The Procter & Gamble Company Filaments comprising an active agent nonwoven webs and methods for making same

Families Citing this family (78)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3093282B2 (ja) * 1996-03-20 2000-10-03 ザ、プロクター、エンド、ギャンブル、カンパニー 二段階染み除去法
BR9808662A (pt) * 1997-03-27 2000-05-23 Procter & Gamble Folha de limpeza com cobertura.
US6273919B1 (en) * 1997-04-04 2001-08-14 Rynex Holdings Ltd. Biodegradable ether dry cleaning solvent
US7008458B2 (en) 1997-04-04 2006-03-07 Hayday William A Biodegradable ether dry cleaning solvent
US5888250A (en) * 1997-04-04 1999-03-30 Rynex Holdings Ltd. Biodegradable dry cleaning solvent
US6045588A (en) 1997-04-29 2000-04-04 Whirlpool Corporation Non-aqueous washing apparatus and method
US8844160B2 (en) 1997-04-29 2014-09-30 Whirlpool Corporation Modular fabric revitalizing system
JP2001516817A (ja) * 1997-09-16 2001-10-02 ザ、プロクター、エンド、ギャンブル、カンパニー 組織化した、および/または粘着剤を含む布地洗浄製品
US5863299A (en) * 1998-01-16 1999-01-26 The Procter & Gamble Company Method for removing water spots from fabrics
US6576323B2 (en) * 1998-03-11 2003-06-10 Procter & Gamble Fabric cleaning article with texturing and/or a tackiness agent
CN1306443A (zh) * 1998-04-24 2001-08-01 宝洁公司 织物卫生处理方法
US6759006B1 (en) 1998-04-24 2004-07-06 The Procter & Gamble Company Fabric sanitization process
WO2000011133A1 (en) * 1998-08-24 2000-03-02 The Procter & Gamble Company Cleaning compositions that reduce shrinkage of fabrics
US6855172B2 (en) 1998-10-13 2005-02-15 Dry, Inc. Dry-cleaning article, composition and methods
US6315800B1 (en) * 1998-10-27 2001-11-13 Unilever Home & Personal Care Usa, A Division Of Conopco, Inc. Laundry care products and compositions
US6753306B2 (en) * 1998-12-23 2004-06-22 Joseph J. Simpson Germicidal and disinfectant composition
WO2000052250A1 (en) * 1999-03-01 2000-09-08 Alliedsignal Inc. Use of nylon films in home dry cleaning and/or fabric refreshing bags
EP1069179A1 (en) * 1999-07-12 2001-01-17 The Procter & Gamble Company Stain removal method
GB9917620D0 (en) * 1999-07-27 1999-09-29 Unilever Plc Process for treating fabrics
GB9917625D0 (en) * 1999-07-27 1999-09-29 Unilever Plc Process for treating fabrics
GB9917623D0 (en) * 1999-07-27 1999-09-29 Unilever Plc Process for treating fabrics
US7390778B1 (en) 1999-08-24 2008-06-24 The Procter & Gamble Company Cleaning compositions that reduce shrinkage of fabrics
US6381870B1 (en) 2000-01-07 2002-05-07 Milliken & Company Bag for home dry cleaning process
US6939837B2 (en) * 2000-06-05 2005-09-06 Procter & Gamble Company Non-immersive method for treating or cleaning fabrics using a siloxane lipophilic fluid
US20040167058A1 (en) * 2000-06-29 2004-08-26 Colgate-Palmolive Company Multi-phase clear fabric softening composition
US7423003B2 (en) * 2000-08-18 2008-09-09 The Procter & Gamble Company Fold-resistant cleaning sheet
US20070118998A1 (en) * 2000-08-25 2007-05-31 The Procter & Gamble Company Methods for laundering delicate garments in a washing machine
GB0023440D0 (en) * 2000-09-25 2000-11-08 Reckitt Benckiser Uk Ltd Improvements in or relating to organic compositions
AU2002253937A1 (en) * 2001-02-12 2002-08-28 The Procter And Gamble Company Soil redeposition inhibition agents and systems
US7047582B2 (en) * 2001-03-19 2006-05-23 The Procter & Gamble Company Stain removal methods and products associated therewith
GB2376472A (en) * 2001-06-15 2002-12-18 Reckitt Benckiser Treatment of textile surfaces with a patch
GB2385857B (en) 2002-02-27 2004-04-21 Reckitt Benckiser Nv Washing materials
US20040092185A1 (en) * 2002-11-13 2004-05-13 Grafe Timothy H. Wipe material with nanofiber layer
US7695524B2 (en) 2003-10-31 2010-04-13 Whirlpool Corporation Non-aqueous washing machine and methods
US7739891B2 (en) 2003-10-31 2010-06-22 Whirlpool Corporation Fabric laundering apparatus adapted for using a select rinse fluid
EP1740757A1 (en) 2004-04-29 2007-01-10 Unilever N.V. Dry cleaning method
US7947086B2 (en) 2004-09-01 2011-05-24 The Procter & Gamble Company Method for cleaning household fabric-based surface with premoistened wipe
US20060052269A1 (en) * 2004-09-01 2006-03-09 Panandiker Rajan K Premoistened disposable wipe
US7966684B2 (en) 2005-05-23 2011-06-28 Whirlpool Corporation Methods and apparatus to accelerate the drying of aqueous working fluids
US7665227B2 (en) 2005-12-30 2010-02-23 Whirlpool Corporation Fabric revitalizing method using low absorbency pads
US7921578B2 (en) 2005-12-30 2011-04-12 Whirlpool Corporation Nebulizer system for a fabric treatment appliance
US20070151041A1 (en) * 2005-12-30 2007-07-05 Mcallister Karl D Control process for a revitalizing appliance
US7735345B2 (en) * 2005-12-30 2010-06-15 Whirlpool Corporation Automatic fabric treatment appliance with a manual fabric treatment station
DE102007007354B4 (de) 2006-02-20 2013-10-10 Lg Electronics Inc. Wäschetrockner und Verfahren zur Steuerung
KR100830514B1 (ko) 2006-06-12 2008-05-21 엘지전자 주식회사 건조기 및 그 제어방법
US7596974B2 (en) * 2006-06-19 2009-10-06 S.C. Johnson & Son, Inc. Instant stain removing device, formulation and absorbent means
US7658719B2 (en) * 2006-09-22 2010-02-09 Creative Care Medical Solutions, Llc Bandage bag
US7997006B2 (en) * 2007-01-12 2011-08-16 Lg Electronics Inc. Laundry machine and control method thereof
US8153231B2 (en) * 2007-09-24 2012-04-10 Tredegar Film Products Corporation Thin web
US20090151186A1 (en) * 2007-12-17 2009-06-18 Thomasene Filmore Easy clean dryer vent hookup
US8533881B2 (en) 2009-12-15 2013-09-17 Whirpool Corporation Method for dispensing an enzyme in a laundry treating appliance
US8832865B2 (en) * 2009-12-29 2014-09-16 Sutran I Mas D, S.L. Insulating garment
CA2690296C (en) * 2010-01-14 2014-07-22 The Procter & Gamble Company Apparatus for treating a stain in clothing
CA2690279C (en) * 2010-01-14 2013-11-12 The Procter & Gamble Company Apparatus for treating a stain in clothing
CN102712402A (zh) * 2010-01-14 2012-10-03 宝洁公司 用于处理脏污织物的方法
US8425136B2 (en) 2010-01-14 2013-04-23 The Procter & Gamble Company Apparatus for treating a stain in clothing
US20110217895A1 (en) * 2010-03-04 2011-09-08 Paradise Wipes, Inc. Wipes
US8635746B2 (en) 2010-04-09 2014-01-28 Cenorin, Llc Closure latch
US8403582B2 (en) 2010-06-30 2013-03-26 The Procter & Gamble Company Apparatus for treating a stain in clothing
WO2014032024A1 (en) 2012-08-23 2014-02-27 Waterview Innovation, Llc Reusable multi-purpose bag formed of nonwoven fibrous material
US9266647B2 (en) * 2012-08-23 2016-02-23 Waterview Innovation, Llc Reusable shopping bag having multiple secondary uses
US8914935B2 (en) 2012-10-22 2014-12-23 The Procter & Gamble Company Disposable premoistened multilayered cleaning wipe
US9226629B2 (en) 2012-10-22 2016-01-05 The Procter & Gamble Company Premoistened multilayered cleaning wipe having colored regions
US9021647B2 (en) 2012-10-22 2015-05-05 The Procter & Gamble Company Disposable premoistened multilayered cleaning wipe
US8997296B2 (en) 2012-10-22 2015-04-07 The Procter & Gamble Company Multilayered cleaning wipe
US8990994B2 (en) 2012-10-22 2015-03-31 The Procter & Gamble Company Multilayered cleaning wipe
US20140213981A1 (en) * 2013-01-29 2014-07-31 Joseph Bockol Bandage bag
US8997990B2 (en) 2013-08-15 2015-04-07 The Procter & Gamble Company Package of premoistened multilayered cleaning wipes
EP2907913B1 (en) * 2014-02-12 2016-09-14 Sanflor S.r.l. A perfuming element for garments usable in dry cleaning, and a relative dry-cleaning process
US9820620B2 (en) * 2014-03-25 2017-11-21 Heidi Wicker Towel cover
AU2016222287A1 (en) * 2015-02-20 2017-10-12 Global Brand Capital Pty Ltd Cleaning wipes
US20170073867A1 (en) * 2015-09-15 2017-03-16 Herve Borrel Stain removing device and method therefor
WO2018083092A1 (en) * 2016-11-01 2018-05-11 Koninklijke Philips N.V. Stain removal accessory
US10357134B2 (en) 2016-11-11 2019-07-23 Matthew Snow Towel replacement notification
WO2018140675A1 (en) 2017-01-27 2018-08-02 The Procter & Gamble Company Compositions in the form of dissolvable solid structures comprising effervescent agglomerated particles
US20190292704A1 (en) * 2018-03-20 2019-09-26 Henkel IP & Holding GmbH Fabric sheet assemblies for delivering malodor control in wash liquor and methods for forming the same
CN108546968B (zh) * 2018-04-16 2019-03-19 广东工业大学 一种差异化孔同步电镀填充的方法和电镀装置
US11697902B2 (en) 2019-12-05 2023-07-11 Haier Us Appliance Solutions, Inc. Liner for dryer appliances

Family Cites Families (76)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US1747324A (en) * 1928-03-10 1930-02-18 Benjamin M Savitt Process of cleaning furs, fabrics, and the like
US2552853A (en) * 1945-11-23 1951-05-15 Isserstedt Siegfreid Gordon Syringe apparatus for cleaning porous material
US2810216A (en) * 1955-09-12 1957-10-22 Hanes Hosiery Mills Co Stain or spot removing apparatus
US3442692A (en) * 1965-08-13 1969-05-06 Conrad J Gaiser Method of conditioning fabrics
US3432253A (en) * 1966-04-27 1969-03-11 Peter Ray Dixon Fabric cleaning process
US3882038A (en) * 1968-06-07 1975-05-06 Union Carbide Corp Cleaner compositions
US3591510A (en) * 1968-09-30 1971-07-06 Procter & Gamble Liquid hard surface cleaning compositions
DE2021561C2 (de) * 1969-05-02 1985-02-21 Unilever N.V., Rotterdam Verfahren zum Weichmachen von Textilien im Heißlufttextiltrockner und Mittel zu seiner Durchführung
US3647354A (en) * 1969-11-24 1972-03-07 Gen Electric Fabric-treating method
US3593544A (en) * 1969-11-24 1971-07-20 Gen Electric Automatic clothes dryer to heat shrink transfer agent used to clean fabrics
US3737387A (en) * 1970-06-15 1973-06-05 Whirlpool Co Detergent composition
US3633538A (en) * 1970-10-20 1972-01-11 Colgate Palmolive Co Spherical device for conditioning fabrics in dryer
FR2126919B1 (ja) * 1971-01-18 1976-07-23 Rhone Progil
US3764544A (en) * 1971-08-06 1973-10-09 L Haworth Spot remover for wearing apparel
US3748268A (en) * 1972-03-27 1973-07-24 Minnesota Mining & Mfg Spot and stain removing composition
US4007300A (en) * 1973-04-03 1977-02-08 The Procter & Gamble Company Method of conditioning fabrics in a clothes dryer
US3956556A (en) * 1973-04-03 1976-05-11 The Procter & Gamble Company Article for conditioning fabrics in a clothes dryer
US3948387A (en) * 1973-06-25 1976-04-06 Kleen Test Products, Inc. Fabric package for a vaporizable anti-static and fabric softening bar
DE2402730A1 (de) * 1973-12-21 1975-07-03 Ciba Geigy Ag Reinigungsartikel fuer die verwendung im bad oder unter der dusche
DE2501464A1 (de) * 1974-01-29 1975-07-31 Procter & Gamble Bleichverfahren
US4126563A (en) * 1974-07-08 1978-11-21 Graham Barker Composition for treating fabrics, method for making and using the same
US3949137A (en) * 1974-09-20 1976-04-06 Akrongold Harold S Gel-impregnated sponge
US4105813A (en) * 1974-11-25 1978-08-08 Economics Laboratory, Inc. Treatment of fabrics in machine dryers
GB1546763A (en) * 1975-04-09 1979-05-31 Unilever Ltd Product for treating fabric
US4007510A (en) * 1975-07-09 1977-02-15 Modern Plastic Sales Brush head
US4013575A (en) * 1975-11-28 1977-03-22 Fmc Corporation Dry cleaning with peracids
DE2603802A1 (de) * 1976-02-02 1977-08-04 Henkel & Cie Gmbh Verfahren zur reinigung von textilien
JPS531204A (en) * 1976-06-25 1978-01-09 Kao Corp Nonaqueous detergent compositions
DE2635257A1 (de) * 1976-08-05 1978-02-09 Henkel Kgaa Mittel zum nachbehandeln gewaschener waesche im waeschetrockner
JPS5354208A (en) * 1976-10-27 1978-05-17 Kao Corp Detergent composition for dry cleaning
GB1598911A (en) * 1978-05-24 1981-09-23 Gomm K Dry cleaning
US4336024A (en) * 1980-02-22 1982-06-22 Airwick Industries, Inc. Process for cleaning clothes at home
CA1196620A (en) * 1981-06-26 1985-11-12 Donald Barby Substrate carrying a porous polymeric material
US4395261A (en) * 1982-01-13 1983-07-26 Fmc Corporation Vapor hydrogen peroxide bleach delivery
US4606842A (en) * 1982-03-05 1986-08-19 Drackett Company Cleaning composition for glass and similar hard surfaces
US4532722A (en) * 1983-02-07 1985-08-06 Sax Stephen H Fabric conditioning device
US4594362A (en) * 1983-07-06 1986-06-10 Creative Products Resource Associates, Ltd. Friable foam textile cleaning stick
US4689168A (en) * 1984-06-08 1987-08-25 The Drackett Company Hard surface cleaning composition
DE3524534A1 (de) * 1985-07-10 1987-01-22 Hoechst Ag Verfahren zum reinigen von pelzen und leder
US4886615A (en) * 1985-08-05 1989-12-12 Colgate-Palmolive Company Hydroxy polycarboxylic acid built non-aqueous liquid cleaning composition and method for use, and package therefor
CA1293669C (en) * 1985-08-16 1991-12-31 The B.F. Goodrich Company Liquid detergent compositions
US5004557A (en) * 1985-08-16 1991-04-02 The B. F. Goodrich Company Aqueous laundry detergent compositions containing acrylic acid polymers
US4797221A (en) * 1985-09-12 1989-01-10 S. C. Johnson & Son, Inc. Polymer sheet for delivering laundry care additive and laundry care product formed from same
US4692277A (en) * 1985-12-20 1987-09-08 The Procter & Gamble Company Higher molecular weight diols for improved liquid cleaners
US4659496A (en) * 1986-01-31 1987-04-21 Amway Corporation Dispensing pouch containing premeasured laundering compositions
GB8620845D0 (en) * 1986-08-28 1986-10-08 Reckitt & Colmann Prod Ltd Treatment of textile surfaces
US4909962A (en) * 1986-09-02 1990-03-20 Colgate-Palmolive Co. Laundry pre-spotter comp. providing improved oily soil removal
DE3768398D1 (de) * 1986-09-22 1991-04-11 Procter & Gamble Europ Pastenfoermige reinigungsmittel.
US4758641A (en) * 1987-02-24 1988-07-19 The B F Goodrich Company Polycarboxylic acids with small amount of residual monomer
US5102573A (en) * 1987-04-10 1992-04-07 Colgate Palmolive Co. Detergent composition
US4806254A (en) * 1987-05-26 1989-02-21 Colgate-Palmolive Co. Composition and method for removal of wrinkles in fabrics
US4849257A (en) * 1987-12-01 1989-07-18 The Procter & Gamble Company Articles and methods for treating fabrics in dryer
GB8802106D0 (en) * 1988-01-30 1988-02-24 Procter & Gamble Hard-surface cleaning compositions
US4839076A (en) * 1988-04-07 1989-06-13 The Procter & Gamble Company Pouched through the washer and dryer laundry additive product having at least one wall comprised of finely apertured polymeric film
US5041230A (en) * 1988-05-16 1991-08-20 The Procter & Gamble Company Soil release polymer compositions having improved processability
US4943392A (en) * 1988-06-03 1990-07-24 The Procter & Gamble Company Containing butoxy-propanol with low secondary isomer content
US5173200A (en) * 1989-04-04 1992-12-22 Creative Products Resource Associates, Ltd. Low-solvent gelled dryer-added fabric softener sheet
US5062973A (en) * 1989-04-04 1991-11-05 Creative Products Resource Associates, Ltd. Stearate-based dryer-added fabric modifier sheet
GB8923285D0 (en) * 1989-10-16 1989-12-06 Unilever Plc Fabric conditioning article
WO1991009104A1 (en) * 1989-12-19 1991-06-27 Buckeye International, Inc. Aqueous cleaner/degreaser emulsion compositions
US5112358A (en) * 1990-01-09 1992-05-12 Paradigm Technology Co., Inc. Method of cleaning heavily soiled textiles
CA2055432A1 (en) * 1990-02-28 1991-08-29 Dale M. Pickelman Ionizable polymer cleaning compositions and methods for cleaning stains
DE4007362A1 (de) * 1990-03-08 1991-09-12 Henkel Kgaa Verfahren zur behandlung von textilien
US5080822A (en) * 1990-04-10 1992-01-14 Buckeye International, Inc. Aqueous degreaser compositions containing an organic solvent and a solubilizing coupler
US5238587A (en) * 1991-03-20 1993-08-24 Creative Products Resource Associates, Ltd. Dry-cleaning kit for in-dryer use
US5213624A (en) * 1991-07-19 1993-05-25 Ppg Industries, Inc. Terpene-base microemulsion cleaning composition
DE4204489C2 (de) * 1992-02-14 1997-07-24 Ecosan Hygiene Gmbh Verfahren zur Herstellung von Wasch-, Reinigungs-, Desinfektions- und/oder Konservierungsmitteln, recyclebare Mehrweg-Behälter, insbesondere zur Durchführung des Verfahrens, Wasch-, Reinigungs-, Desinfektions- und/oder Konservierungsmittel enthaltender Mehrweg-Behälter sowie Verwendung des Mehrweg-Behälters
JPH07507584A (ja) * 1992-06-18 1995-08-24 ユニリーバー・ナームローゼ・ベンノートシヤープ 洗浄組成物の改良
US5534178A (en) * 1994-12-12 1996-07-09 Ecolab Inc. Perforated, stable, water soluble film container for detersive compositions
US5591236A (en) * 1995-03-30 1997-01-07 The Procter & Gamble Company Polyacrylate emulsified water/solvent fabric cleaning compositions and methods of using same
US5632780A (en) * 1995-03-30 1997-05-27 The Procter & Gamble Company Dry cleaning and spot removal proces
US5547476A (en) * 1995-03-30 1996-08-20 The Procter & Gamble Company Dry cleaning process
US5630848A (en) * 1995-05-25 1997-05-20 The Procter & Gamble Company Dry cleaning process with hydroentangled carrier substrate
CA2221635A1 (en) * 1995-06-05 1996-12-12 Creative Products Resource, Inc. Dry-cleaning kit for in-dryer use
CA2224693A1 (en) * 1995-06-22 1997-01-09 Reckitt & Colman Inc. Spot pretreatment compositions for home dry cleaning
US5681355A (en) * 1995-08-11 1997-10-28 The Procter & Gamble Company Heat resistant dry cleaning bag

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015227526A (ja) * 2010-07-02 2015-12-17 ザ プロクター アンド ギャンブルカンパニー 活性剤を送達する方法
US11434586B2 (en) 2010-07-02 2022-09-06 The Procter & Gamble Company Filaments comprising an active agent nonwoven webs and methods for making same
US11944696B2 (en) 2010-07-02 2024-04-02 The Procter & Gamble Company Detergent product and method for making same
US11944693B2 (en) 2010-07-02 2024-04-02 The Procter & Gamble Company Method for delivering an active agent
JP2015503684A (ja) * 2012-01-04 2015-02-02 ザ プロクター アンド ギャンブルカンパニー 密度の異なる複数領域を有する活性物質含有繊維性構造体
JP2015503685A (ja) * 2012-01-04 2015-02-02 ザ プロクター アンド ギャンブルカンパニー 複数の領域を有する活性物質含有繊維性構造体
US11679066B2 (en) 2019-06-28 2023-06-20 The Procter & Gamble Company Dissolvable solid fibrous articles containing anionic surfactants
US11925698B2 (en) 2020-07-31 2024-03-12 The Procter & Gamble Company Water-soluble fibrous pouch containing prills for hair care
US11970789B2 (en) 2022-08-29 2024-04-30 The Procter & Gamble Company Filaments comprising an active agent nonwoven webs and methods for making same

Also Published As

Publication number Publication date
DE69709707D1 (de) 2002-02-21
EP0885291A1 (en) 1998-12-23
WO1997032004A1 (en) 1997-09-04
DE69709707T2 (de) 2002-08-08
AR006030A1 (es) 1999-07-21
JP3105263B2 (ja) 2000-10-30
CA2246377A1 (en) 1997-09-04
BR9707779A (pt) 1999-07-27
US5840675A (en) 1998-11-24
EP0885291B1 (en) 2001-11-21
CA2246377C (en) 2001-09-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3105263B2 (ja) 制御下で放出を行うファブリックケア物品
US5789368A (en) Fabric care bag
US5872090A (en) Stain removal with bleach
US6233771B1 (en) Stain removal device
US5891197A (en) Stain receiver for dry cleaning process
US6262009B1 (en) Covered cleaning sheet
US5863299A (en) Method for removing water spots from fabrics
JPH11507107A (ja) 二段階染み除去法
JPH11502885A (ja) 香料入りドライクリーニングおよびスポット除去組成物
JPH11508162A (ja) 球形または多面体のクリーニング物品
JP2001514338A (ja) 無袋ドライクリーニングキットおよびドライクリーニング法
JPH11502740A (ja) ドライクリーニング用物品
US5942484A (en) Phase-stable liquid fabric refreshment composition
JP3236302B2 (ja) 相安定性液体布帛リフレッシュ組成物
MXPA99003879A (en) Stain removal with bleach
MXPA00006985A (en) Method for removing water spots from fabrics
MXPA00002024A (en) Bagless dry cleaning kits and processes for dry cleaning

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees