JPH11505213A - オキサゾリンおよびチアゾリン系殺節足動物剤 - Google Patents

オキサゾリンおよびチアゾリン系殺節足動物剤

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JPH11505213A
JPH11505213A JP8531760A JP53176096A JPH11505213A JP H11505213 A JPH11505213 A JP H11505213A JP 8531760 A JP8531760 A JP 8531760A JP 53176096 A JP53176096 A JP 53176096A JP H11505213 A JPH11505213 A JP H11505213A
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JP8531760A
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アムー,ビクター・エコウ
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イー・アイ・デユポン・ドウ・ヌムール・アンド・カンパニー
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    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01NPRESERVATION OF BODIES OF HUMANS OR ANIMALS OR PLANTS OR PARTS THEREOF; BIOCIDES, e.g. AS DISINFECTANTS, AS PESTICIDES OR AS HERBICIDES; PEST REPELLANTS OR ATTRACTANTS; PLANT GROWTH REGULATORS
    • A01N43/00Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators containing heterocyclic compounds
    • A01N43/72Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators containing heterocyclic compounds having rings with nitrogen atoms and oxygen or sulfur atoms as ring hetero atoms
    • A01N43/74Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators containing heterocyclic compounds having rings with nitrogen atoms and oxygen or sulfur atoms as ring hetero atoms five-membered rings with one nitrogen atom and either one oxygen atom or one sulfur atom in positions 1,3
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
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    • C07D263/02Heterocyclic compounds containing 1,3-oxazole or hydrogenated 1,3-oxazole rings not condensed with other rings
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    • C07D263/34Heterocyclic compounds containing 1,3-oxazole or hydrogenated 1,3-oxazole rings not condensed with other rings having two or three double bonds between ring members or between ring members and non-ring members with hetero atoms or with carbon atoms having three bonds to hetero atoms with at the most one bond to halogen, e.g. ester or nitrile radicals, directly attached to ring carbon atoms
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    • C07F7/00Compounds containing elements of Groups 4 or 14 of the Periodic Table
    • C07F7/02Silicon compounds
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Abstract

(57)【要約】 殺節足動物剤として有用である、式中、Xは群C1−C4アルキレン、−(CH2n−A−、−(CH2p−A−CH2−から選ばれ、各基は場合により1〜4R4で置換され;YおよびZは独立して群OおよびSから選ばれ;Aは群O、SおよびNR10から選ばれ;R1は群1〜2ハロゲン、C1−C6アルキル、C1−C6ハロアルキル、C1−C6アルコキシ、C1−C6ハロアルコキシ、S(O)、R11、シアノおよびニトロから選ばれ;R2は群H、1〜2ハロゲン、C1−C6アルキル、C1−C6ハロアルキル、C1−C6アルコキシ、C1−C6ハロアルコキシ、S(O)t11、シアノおよびニトロから選ばれ;mは1または2であり;nは1、2または3であり;pは1または2であり;そしてE、Q、R4、R5、R10、R11、qおよびtは明細書に記載の通りである、式(I)で示される化合物およびそれらのN−オキシド並びに農業的に適した塩が開示される。式(I)で示される化合物を含有する組成物並びに節足動物またはそれらの環境を式(I)で示される化合物の有効量と接触させることを含む節足動物の防除方法も開示される。

Description

【発明の詳細な説明】 オキサゾリンおよびチアゾリン系殺節足動物剤 発明の背景 本発明は、ある一定のオキサゾリンとチアゾリン化合物、それらのN−オキシ ド、農業的に適した塩および組成物、並びに農業環境および非農業環境における 殺節足動物剤としてのそれらの使用方法に関する。 節足動物有害生物の防除は、作物の高い収穫効率を達成するのに極めて重要で ある。栽培中および貯蔵中の農業作物に対する節足動物による損害によって、生 産性が著しく低下し、それによって消費者の費用が増加することがある。林業、 温室作物、観賞植物、苗床作物、貯蔵食品および繊維製品、家畜、家庭、並びに 公衆および動物衛生における節足動物有害生物の防除もまた重要である。これら の目的のために多数の製品が市販されているが、もっと有効で、低コストで、毒 性が低く、環境にやさしいかまたは種々の作用様式を有する新規な化合物につい ての要望が続いている。 米国特許第5,141,948号明細書は、式i 式中、 R1およびR2は独立してH、ハロゲン、低級アルキル、低級アルコキシ、ニトロ 、低級ハロアルキルまたは低級ハロアルコキシであり、だだし R1およびR2は同時にはHでないことを条件し; R3はH、ハロゲン、低級アルキルまたは低級アルコキシであり; R4は7個またはそれ以上の炭素原子を有するアルキル、7個またはそれ以上の 炭素原子を有するアルコキシ、アルキルチオ、低級アルコキシ−低級アルキル、 低級アルコキシ−低級アルコキシ、3個またはそれ以上の炭素原子を有するアル ケニルオキシ、低級アルキニルオキシ、トリ(低級アルキル)シリル、低級アル キルによって置換されてもよいシクロアルキル、または であり; Bは直接結合、O、低級アルキレン、低級アルキレンオキシ、低級アルキレンジ オキシまたはジ(低級アルキル)シリルであり; QはCHまたはNであり; nは0〜5であり; 各R5は独立してハロゲン、アルキル、アルコキシ、低級ハロアルキル、低級ハ ロアルコキシまたはトリ(低級アルキル)シリルであり; Aは直接結合または低級アルキレンであり;そして Zは0またはSである、 で示される殺虫性オキサゾリンおよびチアゾリンを開示している。 米国特許第4,977,171号明細書は、式ii 式中、 X1およびX2は独立してH、低級アルキル、低級アルコキシ、ハロゲン、トリフ ルオロメチルまたはトリフルオロメトキシであり; Y1およびY2は独立してH、低級アルキル、低級アルコキシ、低級アルキルチオ 、シアノ、ニトロ、ハロゲンまたはトリフルオロメチルであり; ZはOまたはSであり;そして nは0または1である、 で示される殺虫性および殺ダニ性オキサゾリンまたはチアゾリン誘導体を開示し ている。 国際公開第95/04726号明細書は、式iii 式中、特に、 Aは群、直接結合およびC1−C3直鎖状または分岐鎖状アルキレンから選ばれ; R3は群C3−C7ハロシクロアルキル;群シアノおよびC2−C6アルコキシカル ボニルから独立して選ばれた少なくとも一員で場合により置換されたC2−C10 ハロアルケニル;群Si(R6)(R7)R8、シアノ、C2−C6アルキルカルボ ニル、C2−C6ハロアルキルカルボニル、C2−C6ハロアルコキシカルボニルお よびC2−C6アルコキシカルボニルから独立して選ばれた少なくとも一員で置換 されたC1−C10アルキル ;C2−C6アルキルカルボニル;R9から独立して選ばれた少なくとも一員で場 合により置換されたC1−C10アルケニル;R9から独立して選ばれた少なくとも 一員で場合により置換されたC2−C10アルキニル;C2−C6ハロアルキルカル ボニル;C2−C6アルコキシカルボニル;C2−C6ハロアルコキシカルボニル; C(O)R9;C(O)OR9;C(O)N(R10)R11;OR12;テトラヒドロ ピラニル;W1から独立して選ばれた少なくとも一員で場合により置換されたフ ェニル;並びに0〜4窒素、0〜2酸素および0〜2硫黄から独立して選ばれた 0〜4ヘテロ原子を含有する8〜12員縮合二環式環系から選ばれ、該環系はW から独立して選ばれた少なくとも一員で場合により置換され; R9は群フェニルおよびピリジルから選ばれ、各々はWから独立して選ばれた少 なくとも一員で場合により置換され;そして Wは群ハロゲン、シアノ、ホルミル、ニトロ、SF5、C1−C3アルキル、C1− C3ハロアルキル、C1−C3アルキルチオ、C1−C3アルコキシ、C1−C3ハロ アルコキシ、C2−C4アルキルカリボニルおよびC2−C4アルコキシカルボニル から選ばれる、 で示される殺虫性および殺ダニ性オキサゾリンまたはチアゾリン誘導体を開示し ている。 本発明のオキサゾリンおよびチアゾリン化合物はこれらの公報のいずれにも開 示されていない。 発明の要旨 本発明は、式I 式中、 各Eは独立して群C1−C4アルキルおよびC1−C4ハロアルキルから選ばれ; Xは群C1−C4アルキレン、−(CH2n−A−、−(CH2p−A−CH2− から選ばれ、各基は場合により1〜4R4で置換され; YおよびZは独立して群OおよびSから選ばれ; Aは群O、SおよびNR10から選ばれ; Qは群HおよびJから選ばれるか、或いはQは群C1−C16アルキル、C1−C16 ハロアルキル、C2−C4アルケニル、C2−C4アルキニル、C3−C7シクロアル キル、C3−C7ハロシクロアルキルおよびC4−C7シクロアルキルアルキルから 選ばれ、各基は場合によりWで置換され;Jは群フェニル、ナフタレニル、アン トラセニル、フェナントレニル、1H−ピロリル、フラニル、チエニル、1H− ピラゾリル、1H−イミダゾリル、イソオキサゾリル、オキサゾリル、イソチア ゾリル、チアゾリル、1H−1,2,3−トリアゾリル、2H−1,2,3−ト リアゾリル、1H−1,2,4−トリアゾリル、4H−1,2,4−トリアゾリ ル、1,2,3−オキサジアゾリル、1,2,4−オキサジアゾリル、1,2, 5−オキサジアゾリル、1,3,4−オキサジアゾリル、1,2,3−チアジア ゾリル、1,2,4−チアジアゾリル、1,2,5−チアジアゾリル、1,3, 4−チアジアゾリル、1H−テトラゾリル、 2H−テトラゾリル、ピリジニル、ピリダジニル、ピリミジニル、ピラジニル、 1,3,5−トリアジニル、1,2,4−トリアジニル、1,2,4,5−テト ラジニル、1H−インドリル、ベンゾフラニル、ベンゾ[b]チオフェニル、1 H−インダゾリル、1H−ベンゾイミダゾリル、ベンゾオキサゾリル、ベンゾチ アゾリル、キノリニル、イソキノリニル、シンノリニル、フタラジニル、キナゾ リニル、キノキサリニル、1,8−ナフチリジニル、プテリジニル、2,3−ジ ヒドロ−1H−インデニル、1,2,3,4−テトラヒドロナフタレニル、6, 7,8,9−テトラヒドロ−5H−ベンゾシクロヘプテニル、2,3−ジヒドロ ベンゾフラニル、3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラニル、2,3,4, 5−テトラヒドロ−1−ベンゾオキセピニル、1,3−ベンゾジオキソリル、1 ,3−ジヒドロ−1−オキソイソベンゾフラニル、2,3−ジヒドロ−2−オキ ソベンゾフラニル、3,4−ジヒドロ−4−オキソ−2H−1−ベンゾピラニル および9H−フルオレニルから選ばれ、式中、Jは場合により1〜4R3で置換 されていて; R1は群1〜2ハロゲン、C1−C6アルキル、C1−C6ハロアルキル、C1−C6 アルコキシ、C1−C6ハロアルコキシ、S(O)t11、シアノおよびニトロか ら選ばれ; R2は群H、1〜2ハロゲン、C1−C6アルキル、C1−C6ハロアルキル、C1− C6アルコキシ、C1−C6ハロアルコキシ、S(O)t11、シアノおよびニトロ から選ばれ; 各R3は独立して群ハロゲン、C1−C16アルキル、C1−C16ハロアルキル、C2 −C16アルケニル、C2−C16ハロアルケニル、C2−C16アルキニル、C2−C1 6 ハロアルキニル、C2−C16アルコキシアルキル、 C2−C16アルキルチオアルキル、C2−C16シアノアルキル、C3−C6シクロア ルキル、C3−C6ハロシクロアルキル、シアノ、ニトロ、S(O)t11、OR9 、C1−C5アルキルジチオ、C1−C5ハロアルキルジチオ、ホルミル、C(O) R21、C(O)OR21、C(O)NR1213、S(O)2NR1415、NR161 7 、Si(R6)(R7)(8)、SF5およびM−J1から選ばれ; 各R4は独立して群C1−C4アルキル、C1−C4ハロアルキル、C2−C4シアノ アルキル、C2−C4アルコキシアルキル、および場合により1〜3W1で置換さ れたフェニルから選ばれるか;或いは同一の炭素原子に結合している2つのR4 はそれらが結合している炭素と一緒になってC(=O)またはC(=S)を形成 し; R5は群H、ハロゲン、C1−C6アルキル、C1−C6ハロアルキル、C1−C6ア ルコキシ、C1−C6ハロアルコキシ、C1−C6アルキルチオ、C1−C6アルキル スルフィニル、C1−C6アルキルスルホニル、C1−C6ハロアルキルチオ、C1 −C6ハロアルキルスルフィニルおよびC1−C6ハロアルキルスルホニルから選 ばれ; 各R6およびR7は独立してC1−C12アルキルであり; 各R8は独立して群C1−C12アルキルおよび場合により1〜3W1で置換された フェニルから選ばれ; 各R9は独立して群H、C1−C6アルキル、C1−C6ハロアルキル、C2−C6ア ルケニル、C2−C6ハロアルケニル、C2−C6アルキニル、C2−C6ハロアルキ ニル、C3−C6シクロアルキル、C3−C6ハロシクロアルキル、C4−C7シアノ シクロアルキル、C4−C7アルキルシクロアルキル、C4−C7シクロアルキルア ルキル、C4−C7ハロシクロアルキ ルアルキル、C2−C6アルコキシアルキル、C2−C6アルキルチオアルキル、C2 −C4シアノアルキル、C(O)R18、C(O)OR18、C(O)NR1213、 S(O)2NR1415およびS(O)211から選ばれ; R10は群H、C1−C4アルキル、C1−C4ハロアルキル、ホルミル、C2−C4ア ルキルカルボニル、C2−C4ルコキシカルボニル、NH2C(O)、(C1−C4 アルキル)NHC(O)および(C1−C4アルキル)2NC(O)から選ばれ; 各R11は独立して群C1−C6アルキル、C1−C6ハロアルキル、C2−C6アルケ ニル、C2−C6ハロアルケニル、C2−C6アルキニル、C2−C6ハロアルキニル 、C3−C6シクロアルキル、C3−C6ハロシクロアルキル、C4−C7シアノシク ロアルキル、C4−C7アルキルシクロアルキル、C4−C7シクロアルキルアルキ ル、C4−C7ハロシクロアルキルアルキル、C2−C6アルコキシアルキル、C2 −C6アルキルチオアルキル、C2−C4シアノアルキル、場合により1〜3W1で 置換されたフェニルおよび場合により1〜3W1で置換されたベンジルから選ば れ; 各R12、R14およびR16は独立して群H、C1−C6アルキル、C1−C6ハロアル キル、C2−C6アルケニル、C2−C6ハロアルケニル、C2−C6アルキニル、C2 −C6ハロアルキニル、C2−C6アルコキシアルキル、C2−C6アルキルチオア ルキル、C3−C6シクロアルキル、C3−C6ハロシクロアルキル、C4−C7シク ロアルキルアルキル、場合により1〜3W1で置換されたフェニルおよび場合に より1〜3W1で置換されたベンジルから選ばれ; 各R13、R15およびR17は独立して群H、C1−C4アルキルおよびC1 −C4アルコキシから選ばれるか;或いは R12およびR13、R14およびR15、またはR16およびR17は、同一の原子に結合 している場合、(CH24、(CH25またはCH2CH2OCH2CH2として一 緒にされることができ、各基は場合により1〜3CH3で置換され; 各R18は独立して群C1−C6アルキル、C1−C6ハロアルキル、C2−C6アルケ ニル、C2−C6ハロアルケニル、C2−C6アルキニル、C2−C6ハロアルキニル 、C2−C6アルコキシアルキル、C2−C6アルキルチオアルキル、C3−C6シク ロアルキル、C3−C6ハロシクロアルキル、C4−C7シクロアルキルアルキル、 場合により1〜3W1で置換されたフェニルおよび場合により1〜3W1で置換さ れたベンジルから選ばれ; 各R19は独立して群ハロゲン、シアノ、ニトロ、C1−C6アルキル、C1−C6ハ ロアルキル、C2−C6アルケニル、C,2−C6ハロアルケニル、C2−C6アルキ ニル、C2−C4シアノアルキル、S(O)t11、OR20、C1−C5アルキルジ チオ、C1−C5ハロアルキルジチオ、SF5、ホルミル、C(O)R18、C(O )OR18およびSi(R6)(R7)(8)から選ばれ; 各R20は独立して群H、C1−C6アルキル、C1−C6ハロアルキル、C2−C6ア ルケニル、C2−C6ハロアルケニル、C2−C6アルキニル、C2−C4ハロアルキ ニル、C(O)R18、C(O)OR18、C(O)NR1213、S(O)2NR14 15、S(O)211、場合により1〜3W1で置換されたフェニルおよび場合に より1〜3W1で置換されたベンジルから選ばれ; 各R21は独立して群C1−C6アルキル、C1−C6ハロアルキル、C2−C6アルケ ニル、C2−C6ハロアルケニル、C2−C6アルキニル、C2−C6ハロアルキニル 、C2−C6アルコキシアルキル、C2−C6アルキルチオアルキル、C3−C6シク ロアルキル、C3−C6ハロシクロアルキルおよびC4−C7シクロアルキルアルキ ルから選ばれ; 各Mは独立して群、直接結合、S、O、C(O)、C1−C4アルキレン、C2− C4アルケニレンおよびC2−C4アルキニレンから選ばれ; 各J1は独立して群Si(R22)(R23)(R24);Ge(R22)(R23)(R2 4 );場合により1〜6C1−C3アルキルで置換された2,8,9−トリオキサ −5−アザ−1−シラビシクロ[3.3.3]ウンデカン−1−イル;1〜31 −C4アルコキシで置換されたC1−C6アルキル;および各々が場合により1〜 4R19で置換されたフェニル、ナフタレニルおよびピリジルから選ばれ; 各R22およびR23は独立して群C1−C12アルキルおよびC1−C12アルコキシか ら選ばれ; 各R24は独立して群C1−C12アルキル、C1−C12アルコキシ;および場合によ り1〜3W1で置換されたフェニルから選ばれ; Wは群J、C1−C6アルコキシおよびC1−C6ハロアルコキシから選ばれ;各W1 は独立して群ハロゲン、シアノ、ニトロ、C1−C2アルキル、C1−C2ハロア ルキル、C1−C2アルコキシ、C1−C2ハロアルコキシ、C1−C2アルキルチオ 、C1−C2ハロアルキルチオ、C1−C2アルキルスルフィニル、C1−C2ハロア ルキルスルフィニル、C1−C2アルキルスルホニルおよびC1−C2ハロアルキル スルホニルから選ばれ; mは1または2であり; nは1、2または3であり; pは1または2であり; qは0、1または2であり;そして 各tは独立して0、1または2である、 で示されるすべての幾何異性体および立体異性体を含む化合物、それらのN−オ キシドおよびそれらの農業的に適した塩、それらを含有する農業的組成物並びに 殺節足動物剤としてのそれらの使用を目的とする。 上記の記載において、用語「アルキル」は、単独かまたは「アルキルチオ」も しくは「ハロアルキル」のような組合せ語で使用され、メチル、エチル、n−プ ロピル、i−プロピルのような直鎖状または分岐鎖状アルキル、或いは各種ブチ ル、ペンチルまたはヘキシル異性体を含む。用語「1−6アルキル」は、その置 換基について利用できる位置の1〜6が、独立して選ばれるアルキルであっても よいことを示す。「アルケニル」は、ビニル、1−プロペニル、2−プロペニル のような直鎖状もしくは分岐鎖状アルケン並びに各種ブテニル、ペンテニルおよ びヘキセニル異性体を含む。「アルケニル」はまた、1,2−プロパジエニルお よび2,4−ヘキサジエニルのようなポリエンを含む。「アルキニル」は、エチ ニル、1−プロピニル、2−プロピニルのような直鎖状もしくは分岐鎖状アルキ ン並びに各種ブチニル、ペンチニルおよびヘキシニル異性体を含む。「アルキニ ル」はまた、2,5−ヘキサジイニルのような多重三重結合を含んでなる部分を 含むことができる。「アルキレン」は直鎖状もしくは分岐鎖状アルカンジイルを 示す。「アルキレン」の例としてCH2、CH2CH2、CH(CH3)、CH2C H2CH2、CH2CH(CH3)および各種ブチレン異性体が挙げられる。「アル ケニレン」は、 一つのオレフィン結合を含有する直鎖状もしくは分岐鎖状アルケンジイルを示す 。「アルケニレン」の例として、CH=CH、CH2CH=CH、CH=C(C H3)および各種ブテニレン異性体が挙げられる。「アルキニレン」は、一つの 三重結合を含有する直鎖状もしくは分岐鎖状アルキンジイルを示す。「アルキニ レン」の例としてC≡C、CH2C≡C、C≡CCH2および各種ブチニレン異性 体が挙げられる。「アルコキシ」は、例えば、メトキシ、エトキシ、n−プロピ ルオキシ、イソプロピルオキシ並びに各種ブトキシ、ペントキシおよびヘキシル オキシ異性体を含む。用語「1−3アルコキシ」は、その置換基について利用で きる位置の1〜3が、独立して選ばれるアルコキシであってもよいことを示す。 「アルコキシアルキル」はアルキル上のアルコキシ置換を示す。「アルコキシア ルキル」の例として、CH3OCH2、CH3OCH2CH2、CH3CH2OCH2、 CH3CH2CH2CH2OCH2およびCH3CH2COCH2CH2が挙げられる。 「アルキルチオ」は、メチルチオ、エチルチオのような直鎖状もしくは分岐鎖状 アルキルチオ部分並びに各種プロピルチオ、ブチルチオ、ペンチルチオおよびヘ キシルチオ異性体を含む。「アルキルチオアルキル」はアルキル上のアルキルチ オ置換を示す。「アルキルチオアルキル」の例として、CH3SCH2、CH3S CH2CH2、CH3CH2SCH2、CH3CH2CH2CH2SCH2およびCH3C H2SCH2CH2が挙げられる。「アルキルスルフィニル」はアルキルスルフィ ニル基の鏡像異性体の両方を含む。「アルキルスルフィニル」の例としてCH3 S(O)、CH3CH2S(O)、CH3CH2CH2S(O)、(CH32CHS (O)並びに各種ブチルスルフィニル、ペンチルスルフィニルおよびヘキシルス ルフィニル異性体が挙げられる。 「アルキルスルホニル」の例として、CH3S(O)2、CH3CH2S(O)2、 CH3CH2CH2S(O)2、(CH32CHS(O)2並びに各種ブチルスルホ ニル、ペンチルスルホニルおよびヘキシルスルホニル異性体が挙げられる。「ア ルキルチオ」は直鎖状もしくは分岐鎖状アルキルジチオ部分を示す。「アルキル ジチオ」の例としてCH3SS、CH3CH2SS、CH3CH2CH2SS、(CH32CHSS並びに各種ブチルジチオおよびペンチルジチオ異性体が挙げられる 。「シアノアルキル」は一つのシアノ基で置換されたアルキル基を示す。「シア ノアルキル」の例として、NCCH2、NCCH2CH2およびCH3CH(CN) CH2が挙げられる。「シクロアルキル」は、例えば、シルロプロピル、シクロ ブチル、シクロペンチルおよびシクロヘキシルを含む。「シクロアルキルアルキ ル」の例として、シクロプロピルメチル、シクロペンチルエチル、および直鎖状 もしくは分岐鎖状アルキル基に結合した他のシクロアルキル部分が挙げられる。 「アルキルシクロアルキル」はシクロアルキル部分上のアルキル置換を示す。例 として、4−メチルシクロヘキシルおよび3−エチルシクロペンチルが挙げられ る。「シアノシクロアルキル」は一つのシアノ基で置換されたシクロアルキル基 を示す。「シアノシクロアルキル」の例として、4−シアノシクロヘキシルおよ び3−シアノシクロペンチルが挙げられる。当業者は、窒素は酸化物への酸化の 際に利用できる孤立電子対を必要とするので、すべての窒素含有複素環がN−オ キシドを形成することができるわけではないことを理解している。当業者は、N −オキシドを形成することができるそれらの窒素含有複素環と認めている。 用語「ハロゲン」は、単独かまたは「ハロアルキル」のよう組合せ語 で使用され、フッ素、塩素、臭素およびヨウ素を含む。用語「1−2ハロゲン」 は、その置換基について利用できる位置の1〜2が、独立して選ばれるハロゲン であってもよいことを示す。さらに、「ハロアルキル」のような組合せ語で使用 される場合、前記アルキルは、同一または相違してもよいハロゲン原子で部分的 にかまたは全部置換されてもよい。「ハロアルキル」の例として、F3C、Cl CH2、CF3CH2およびCF3CCl2が挙げられる。用語「ハロアルケニル」 、「ハロアルキニル」、「ハロアルコキシ」などは用語「ハロアルキル」と同様 に定義される。「ハロアルケニル」の例として、(Cl)2=CHCH2およびC F3CH2CH=CHCH2が挙げられる。「ハロアルキニル」の例として、HC ≡CCHCl、CF3C≡C、CCl3C≡CおよびFCH2C≡CCH2が挙げら れる。「ハロアルコキシ」の例として、CF3O、CCl3CH2O、HCF2CH2 CH2OおよびCF3CH2Oが挙げられる。「ハロアルキルチオ」の例として、 CCl3S、CF3S、CCl3CH2SおよびClCH2CH2CH2Sが挙げられ る。「ハロアルキルスルホニル」の例として、CF3S(O)2、CCl3S(O )2、CF3CHS(O)2およびCF3CF2S(O)2が挙げられる。 置換基上の炭素原子の総数は、iおよびjが1〜16の数字である「Ci−Cj 」接頭語によって示される。例えば、C1−C3アルキルスルホニルはメチルスル ホニルからプロピルスルホニルを示し;C2アルコキシアルキルはCH3OCH2 を示し;C3アルコキシアルキルは、例えば、CH3CH(CH3)、CH3OCH2 CH2またはCH3CH2OCH2を示し;そしてC4アルコキシアルキルは、総数 4個の炭素原子を含有するアルコキシ基で置換されたアルキル基の各種異性体を 示し、例としてC H3CH2CH2OCH2およびCH3CH2OCH2CH2が挙げられる。「アルキル カルボニル」の例として、C(O)CH3、C(O)CH2CH2CH3およびC( O)CH(CH32が挙げられる。「アルコキシカルボニル」の例として、CH3 OC(=O)、CH3CH2OC(=O)、CH3CH2CH2OC(=O)、(C H32CHOC(=O)および各種ブトキシカルボニル異性体が挙げられる。上 記の記載において、式Iで示される化合物が一つまたはそれ以上の複素環式環を 含んでなる場合、すべての置換基は、いずれの利用できる炭素または窒素をも介 して、前記炭素または窒素上での水素との置換によってこれらの環に結合する。 用語「2,8,9−トリオキサ−5−アザ−1−シラビシクロ[3.3.3] ウンデカン−1−イル」はシリル基: を示す。 化合物が、置換基の数が1を超え得ることを示す下付き数字を有する前記置換 基で置換されている場合、前記置換基(それらが1を超える場合)は定義された 置換基の群から独立して選ばれる。 群が、水素であり得る置換基、例えばR2またはR10を含有する場合、そして 、この置換基が水素として取られる場合、このことは前記群が非置換であるのと 同等であることが認められる。 本発明の化合物は一つまたはそれ以上の立体異性体として存在することができ る。種々の立体異性体として、鏡像異性体、ジアステレオマー、アトロプ異性体 および幾何異性体が挙げられる。当業者は、一つの立体 異性体は、他の立体異性体に関して強化された場合、または他の立体異性体から 分離された場合、より活性であることができそして/または有益な効果を示すこ とができることを理解している。追加的に、当業者は、前記立体異性体を分離、 強化する方法、および/または選択的に製造する方法を知っている。従って、本 発明は、式Iから選ばれた化合物、それらのN−オキシドおよび農業的に適した 塩を含んでなる。本発明の化合物は、立体異性体の混合物、個々の立体異性体と してか、または光学的活性型として存在してもよい。 本発明の化合物の塩は、無機酸または有機酸、例えば、臭化水素酸、塩酸、硝 酸、リン酸、硫酸、酢酸、酪酸、フマル酸、乳酸、マレイン酸、マロン酸、シュ ウ酸、プロピオン酸、サリチル酸、酒石酸、4−トルエンスルホン酸または吉草 酸との酸付加塩を包含する。本発明の化合物の塩はまた、化合物がフェノールの ような酸性基を含有する場合、有機塩基(例えば、ピリジン、アンモニアもしく はトリエチルアミン)または無機塩基(例えば、水素化物、水酸化物、またはナ トリウム、カリウム、リチウム、カルシウム、マグネシウムもしくはバリウムの 炭酸塩)を用いて形成されるものを包含する。 より良好な活性および/または合成の容易さの理由で好適な化合物は次の通り である: 好適物1、 Xが場合により1〜4R4で置換された−(CH2n−A−であり; YがOであり; AがOであり; Qが群JおよびC1−C16アルキルから選ばれ; Jが群フェニル、チエニルおよびピリジニルから選ばれ、各々が場合により1〜 3R3で置換され; mが1であり;そして nが1である、 上記の式Iで示される化合物およびそれらのN−オキシド並びにそれらの農業的 に適した塩。 好適物2、 ZがOであり; QがJであり; Jが群フェニルおよびピリジニルから選ばれ、各々が場合により1〜3R3で置 換され;そして qが0である、 好適物1の化合物。 好適物3、 R1が2−位置で群FおよびClから選ばれ; R2が6−位置で群H、FおよびClから選ばれ; 各R3が独立して群ハロゲン、C1−C6アルキル、C1−C6ハロアルキル、S( O)t11、OR9およびM−J1から選ばれ; 各R9が独立して群C1−C4アルキルおよびC1−C4ハロアルキルから選ばれ; 各R11が独立して群C1−C6アルキルおよびC1−C6ハロアルキルから選ばれ; そして 各J1が独立して群フェニル、チエニル、ピリジニルおよびフラニルから選ばれ る、 好適物2の化合物。 以下の群から選ばれた好適物3の化合物が最も好適である: (Z)−5−[(4−クロロフェニル)メチレン]−3−[2−(2,6−ジフ ルオロフェニル)−4,5−ジヒドロ−4−オキサゾリル]−4−オキサゾリジ ノン; (Z)−3−[2−(2,6−ジクロロフェニル)−4,5−ジヒドロ−4−オ キサゾリル]−5−[[4−(トリフルオロメチル)フェニル]メチレン]−4 −オキサゾリジノン; (Z)−5−[(4′−クロロ[1,1′−ビフェニル]−4−イル)メチレン ]−3−[2−(2,6−ジフルオロフェニル)−4,5−ジヒドロ−4−オキ サゾリル]−4−オキサゾリジノン; (Z)−3−[2−(2,6−ジクロロフェニル)−4,5−ジヒドロ−4−オ キサゾリル]−5−[(4′−フルオロ[1,1′−ビフェニル]−4−イル) メチレン]−4−オキサゾリジノン;および (Z)−5−[(2′,4′−ジクロロ[1,1′−ビフェニル)−4−イル) メチレン]−3−[2−(2,6−ジフルオロフェニル)−4,5−ジヒドロ− 4−オキサゾリル]−4−オキサゾリジノン。 本発明はまた、本発明の化合物の殺節足動物的有効量および表面活性剤、固体 希釈剤または液体希釈剤の少なくとも一つを含んでなる殺節足動物性組成物に関 する。本発明の好適な組成物は上記の好適な化合物を含んでなるものである。 本発明はまた、節足動物またはそれらの環境を、本発明の化合物の殺節足動物 的有効量(例えば、本明細書に記載の組成物として)と接触させることを含んで なる節足動物の防除方法に関する。好適な使用方法は 上記の好適な化合物を含むものである。 発明の詳細 式Iで示される化合物は、スキーム1〜14に記載の以下の方法および変法の 一つまたはそれ以上によって製造することができる。下記の式I〜XIXで示さ れる化合物中のE、X、Y、Z、A、Q、J、R1〜R24、M、J1、W、W1、 m、n、p、qおよびtの定義は発明の要旨に記載の通りである。 式I(R5=H、X=−C(R4a2A−)で示される化合物は、式II化合物 を式III化合物と、水素化ナトリウムまたはリチウム=ジイソプロピルアミド のような塩基の存在下で反応させることによって製造することができる(スキー ム1)。反応はテトラヒドロフラン(THF)、ジメチルホルムアミド(DMF )、エーテル、ベンゼンまたはトルエンのような溶媒の存在下または不在下でお こなってもよい。反応温度は0℃から使用されている溶媒の沸点まで変えること ができ、そして通常24時間未満内に完了する。 式II(Y=S)で示される化合物は、式II化合物(Y=O)を2,4−ビ ス(4−メトキシフェニル)−1,3−ジチオ−2,4−ジホス フェタン−2,4−ジスルフィド(Lawesson試薬)でチオネーション( thionation)することによって製造することができる。チオネーショ ン反応は、M.Cava and M.Levinson,Tetrahedr on(1987),41,5061−5087によって完全に総説されている。 この変換はスキーム2に示される。 式II化合物(Y=O)は、ジシクロヘキシルカルボジイミド(DCC)のよ うなカップリング試薬の存在下での式IV(V=OH)で示されるプロピオル酸 と式Vで示されるアミンとの縮合反応によって製造することができる。典型的に は、反応は、式IV化合物(V=OH)を、等モル量の式V化合物と、塩化メチ レン、酢酸エチルまたはDMFのような適切な溶媒中で混合し、そして少し過剰 のDCCを添加することを含む。反応温度は0〜150℃で変えることができる 。(DCCカップリング反応の総説はTetrahedron(1981),3 7,233に見出だすことができる。)別法として、縮合反応は、式IV(V= Cl)で示される酸塩化物および式V化合物を用いて、酸スカベンジャー(通常 はトリエチルアミンのような第三アミン塩基)の存在下で、室温またはそれ以下 で行うことができる。反応は、塩化メチレン、クロロホルム、ベンゼン、テトラ ヒドロフラン、トルエンのような不活性な溶媒または酸塩化物または塩基と反応 しない他の溶媒中で行うことができる。反応は通常24時間未満内に完了する。 (スキーム3を参照)。アミドの生成のための他の有用な方法は、Larock ,包括的有機変換 反応(Comprehensive Organic Transformat ions),VCH Publishers,Inc.,New Yorkに記 載されている。 スキーム4は式IV化合物の製造方法を示す。式VIで示されるアクリレート を、臭素を用いて、塩化メチレン、四塩化炭素、クロロホルムまたはエーテルの ような不活性な溶媒中で臭素化して、次いで水酸化ナトリウムまたは水酸化カリ ウムのような塩基によってジブロモ中間体を脱臭化水素する。反応は、メタノー ル、エタノール、水またはDMFのような溶媒中で行ってもよい。この変換の例 は、Organic Synthesis,Coll.Vol.II,p.27 0に見出だすことができる。式IV(V=OH)で示される化合物を製造する別 法は、Chnault and Dupin in Synthesis(19 87),498によって、Yamanaka et al.in Synthe sis(1992)746によって、およびHendrickson and Hussoin in Synthesis(1989),217によって記載 されている。さらに、式IV化合物(V=OH)は、カルボン酸を酸塩化物に転 化する常法を使用して、式IV化合物(V=Cl)に変換することができる。( Larock,包括的有機変換反応,VCH Publishers,Inc. ,New Yor k)。 式VI(L=Me,Et)で示される化合物は、式VIIで示されるアルデヒ ドを、式VIII(L=Me,Et)で示されるホスホニウム塩と、強塩基の存 在下で反応させることによって製造することができる。式VIIで示されるアル デヒドおよび式VIIIで示されるホスホニウム塩は市販されているか、または 既知の方法によって製造することができる。典型的な反応は、式VIII化合物 を、アルキルリチウム(例えば、ブチルリチウム)、金属アルコキシド(例えば 、ナトリウムメトキシド)、ナトリウムアミドまたは水素化ナトリウムのような 強塩基と、テトラヒドロフラン、エーテル、ベンゼン、メタノール、トルエン、 アセトニトリル、ジメトキシエタンおよびジメチルスルホキシドのような適切な 溶媒中で混合させ、次いで式VIIで示されるアルデヒドを添加することを含む 。反応温度は−70〜200℃で変えることができ、好適な温度範囲は0〜10 0℃である。Wittig反応はMaercker in Organic R eactions(1965),14,270−490によって総説されている 。この変換はスキーム5に示される。 別法として、式Iで示される化合物は、式IX化合物と式VIIで示されるア ルデヒドとのアルドール型縮合によって製造することができる。スキーム6はこ の変換を示す。反応は、金属アルコキシド、例えば、ナトリウムメトキシドのよ うな塩基、またはピペリジンもしくは1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オ クタン(DABCO)のようなアミン塩基の存在下で行うことができる。この変 換のための適切な溶媒は、これらに限定されないが、メタノール、エタノール、 水、キシレン、DMF、ジオキサンまたはTHFから選ぶことができる。反応温 度は0〜200℃で変えることができ、そして反応は48時間未満内で行われる 。この反応の例はOrganic Synthesis,Coll.Vol.5 ,(1973),p.627に見出すことができる。 スキーム7は式IX(式中、X=−A(CH2n−)で示される化合物の製造 方法を示す。反応は、式X化合物を式XIで示される化合物とを、塩基の存在下 で環化することを含む。式XIで示される化合物は市 販されているかまたは既知の方法によって製造することができる。使用すること ができる塩基の例として水素化ナトリウムまたはカリウムt−ブトキシドが挙げ られる。反応は、ベンゼン、THF、エーテル、トルエン、DMF、ジメチルス ルホキシド(DMSO)またはジオキサンのような溶媒中でおこなってもよい。 反応温度は0〜200℃で変えてもよく、そして反応は通常24時間以内で行わ れる。 式X(Y=O)で示される化合物は、式XIIで示されるカルボン酸を、式V で示されるアミンと反応させることによって製造することができる。式XIIで 示される化合物は市販されているかまたは既知の方法によって製造することがで きる。反応条件はスキーム3に記載の通りである。 式IX(式中、Xは−CH2(CH2n−)で示される化合物は、式XIII で示される臭化物を、スキーム9に示されるような塩基の存在下で環化させるこ とによって製造することができる。反応条件はスキー ム7と同様である。 スキーム10は式XIIIで示される化合物の合成を示す。反応は、式XIV で示される酸を、式Vで示されるアミンと、スキーム3の記載の通りにカップリ ングさせることを含む。 式Vで示される化合物は、式XVで示される化合物を次亜臭素酸ナトリウム( または水酸化ナトリウムと臭素)を反応させることによって製造することができ る。この変換はスキーム11に示される。Hofman転位の総説はOrgan ic Reactions(1946),3,267−306に見出すことがで きる。典型的な反応は、式XIIIで示される化合物を次亜臭素酸ナトリウムの 水溶液に添加することを含む。反応温度は0〜200℃の範囲に亙ることができ 、好適な温度範囲は30〜100℃である。反応は通常24時間内に完了する。 別法として、変換は、式XV化合物を[ヒドロキシ(トシルオキシ)ヨード]ベ ンゼ ンで、還流アセトニトリル中で処理することによって達成することができる。( J.Org.Chem.(1986),51,2669−2671を参照)。 式XVで示される化合物は、式XVIで示される化合物をアンモニアと反応さ せることによって製造することができる。この変換はスキーム12に示される。 反応は、メタノール、エタノール、エーテル、ベンゼンおよびトルエンのような 溶媒中で行うことができる。典型的な反応は周囲温度で行われ、そして反応は通 常は24時間内に完了する。参考として、D.W.Jones,J.Chem. Soc.(1969),1729を参照。 式XVIで示される化合物は、セリン誘導体(式XVII)を式XVIIIで 示されるイミド酸エステルと、スキーム13に示されるように、反応させること によって製造することができる。式XVIIIで示されるセリン誘導体は市販さ れているかまたは既知の方法によって製造することができる。反応は、メタノー ル、塩化メチレン、クロロホルム、ベ ンゼン、ジオキサンおよびテトラヒドロフランのような溶媒中で行うことができ る。助溶媒として水を添加することができる。反応は、0℃から使用されている 特定の溶媒の還流温度までの範囲内で変化する温度で行うことができ、そして反 応は通常は24時間内に完了する。参考として、Agric.Biol.Che m.(1986),50,615−623を参照。 スキーム14に示すように、式XVIで示されるイミド酸エステルは、式XV IIで示されるアミドから、テトラフルオロホウ酸トリアルキルオキソニウムと 、塩化メチレン、ベンゼンまたはトルエンのような不活性溶媒中で反応させるこ とによって製造することができる。式XVIIで示されるアミドは市販されてい るかまたは既知の方法によって製造することができる。イミド酸エステルの合成 については、D.A.Neilson,アミジンとイミダート類の化学(The Chemistry of Amidines and Imidates) ,Patai and Rapport編,第2巻,(1991),第425− 483頁によって広範に総説されている。 式Iで示される化合物を製造するための上記の幾つかの試薬および反応条件は 、中間体中に存在する一定の官能性と適合できなくてもよいことが認められる。 これらの例では、保護/脱保護のシーケンスまたは官能基の相互転化を合成に取 り込むことによって、所望の生成物を得るのが助成される。保護基の使用および 選択は化学合成の当業者には明らかである(例えば、Greene,T.W.; Wuts,P.G.M.,有機合成における保護基(Protective G roups in Organic Synthesis),第2版,Wile y,New York,1991を参照)。当業者は、幾つかの場合、いずれの 個々のスキームに示されているように一定の試薬を導入した後、式Iで示される 化合物の合成を完結するために、詳細には記載されなかった追加の日常操作合成 ステップを行うことが必要であることを認めている。当業者はまた、式Iで示さ れる化合物を製造するために提供された特定のシーケンスに含まれる以外の順序 でスキーム1〜?に示したステップの組合せを行うことが必要であることを認め ている。 当業者はまた、式Iで示される化合物および本明細書に記載の中間体は、種々 の求電子性、求核性、ラジカル、有機金属性、酸化、および還元反応処理を受け て、置換基を添加するかまたは存在する置換基を修飾することができることを認 めている。 さらに詳細に説明するまでもなく、上記の説明を使用する当業者は本 発明を最大限に利用することができると考えられる。それ故、以下の実施例は、 単に説明するものであって、どんな開示内容をも決して制限するものでないと解 釈されるべきである。パーセントは、クロマトグラフィーの溶媒混合物以外また は特記しない限り、重量単位である。クロマトグラフィーの溶媒混合物について の部およびパーセントは、別記しない限り、容積単位である。1H NMRスペ クトルはテトラメチルシランからのダウンフィールド(ppm)で報告される; s=一重線、d=二重線、t=三重線、q=四重線、ABq=「AB」四重線、 m=多重線、dd=二重線の二重線、br s=広い一重線。 実施例1 ステップA2,6−ジフルオロベンゼンカルボキシミド酸メチル 10.62g(0.068モル)の2,6−ジフルオロベンズアミドを、70 mlの塩化メチレン中の10.0g(0.068モル)のテトラフルオロホウ酸 トリメチルオキソニウムの懸濁液に添加した。反応物を窒素下で一晩撹拌した。 飽和重炭酸ナトリウム水溶液を徐々に添加し、混合物を塩化メチレンで抽出した 。合併した抽出液を食塩水で洗浄し、MgSO4で乾燥し、蒸発させた。残渣を シリカゲル・カラムに通塔し、EtOAc:ヘキサン(1:6)で溶出して、9 .13gのステップAの表題化合物を淡黄色の油として得た。1H NMR(C DCl3):δ7.70(br s,1H),7.73(m,1H),6.94 (t,2H),3.94(s,3H)。ステップB2−(2,6−ジフルオロフェニル)−4, 5−ジヒド ロ−4−オキサゾールカルボン酸メチル 9.09g(0.058モル)のセリンメチルエステル塩酸塩を、1 5mlのEtOHおよび5mlのH2O中のステップAの表題化合物の10.0 g(0.058モル)の溶液に小分けして添加した。混合物を還流下で1.5時 間撹拌した。揮発分を減圧下で蒸発させ、残渣を酢酸エチル(EtOAc)とH2 Oとに分配した。EtOAc層を食塩水で洗浄し、MgSO4で乾燥し、蒸発さ せた。残渣をシリカゲル・カラムに通塔し、EtOAc:ヘキサン(1:4)で 溶出して、6.0gのステップAの表題化合物を無色の油として得た。1H N MR(CDCl3):δ7.43(m,1H),6.98(t,2H),5.0 0(t,1H),4.63−4.72(2t,2H),3.84(s,3H)。ステップC2−(2,6−ジフルオロフェニル)−4,5−ジヒド ロ−4−オキサゾールカルボキサミド MeOH中のアンモニアの2M溶液の100ml中の10.0g(0.041 モル)のステップBの表題化合物の溶液を室温で一晩撹拌した。溶媒を蒸発させ て、9.04gのステップCの表題化合物を、融点148−149℃の白色粉末 として得た。1H NMR(Me2SO−d6):δ7.67(m,1H),7. 49(br s,1H),7.39(br s,1H),7.27(t,2H) ,4.85(t,1H),4.56(2t,2H)。ステップD2−(2,6−ジフルオロフェニル)−4,5−ジヒド ロ−4−オキサゾールアミン 0.386g(0.0044モル)の臭素を、3.7mlのH2O中の0.4 40g(0.011モル)のNaOHの冷却した溶液に滴下した。0.500g (0.002モル)のステップCの表題化合物を小分けして添加した。反応液を 80℃で0.5時間撹拌した。Et2Oおよ びH2Oを添加し、混合物をEtOAcで抽出した。合併した抽出液を食塩水で 洗浄し、MgSO4で乾燥、蒸発させて、0.350gのステップDの表題化合 物を、融点81−85℃の白色固体として得た。1H NMR(Me2SO−d6 ):δ7.62(m,1H),7.24(t,2H),5.15(t,1H), 4.70(t,1H),3.83(t,1H)。ステップE3−(4−クロロフェニル)−N−[2−(2,6−ジ フルオロフェニル)−4,5−ジヒドロ−4−オキサゾ リル]−2−プロピンアミド 1,3−ジシクロヘキシルカルボジイミド(1.03g、0.005モル)を 、18mlの塩化メチレン中のステップDの表題化合物(0.991g、0.0 05モル)、4−ジメチルアミノピリジン(0.061g、0.0005モル) および3−(4−クロロフェニル)プロピオル酸(0.963g、0.005モ ル)の冷却(氷浴)した混合物に小分けして添加した。混合物を室温で0.5時 間撹拌し、次いで固体を濾別した。濾液を蒸発させて、残渣をシリカゲル・カラ ムに通塔し、EtOAc:ヘキサン(1:3)で溶出して、1.66gのステッ プEの表題化合物を、134−135℃の黄色固体として得た。1H NMR( CDCl3):δ4.35(dd,1H),4.70(t,1H),6.20( m,1H),6.51(d,1H),7.00(t,2H),7.35(m,2 H),7.45(m,3H)。ステップF(Z)−5−[(4−クロロフェニル)メチレン]−3 −[2−(2,6−ジフルオロフェニル)−4,5−ジ ヒドロ−4−オキサゾリル]−4−オキサゾリジノン 水素化ナトリウム(油中の60%分散液、0.088g、0.0022モル) を、2mlの乾燥DMF中のステップEの表題化合物(0.731g、0.00 2モル)およびパラホルムアルデヒド(0.300g、0.01モル)の冷却( 氷浴)した混合物に添加した。混合物を冷所で0.5時間撹拌し、次いで冷却し ながら水で注意深く反応停止させた。得られた混合物をEtOAcで抽出し、合 併した抽出液を水で洗浄した。有機層を乾燥(MgSO4)し、蒸発させて、黄 色固体を得て、それをエーテル/ヘキサンと共にすり砕いて、0.432gのス テップFの表題化合物、本発明の化合物を、融点131−134℃の白色固体と して得た。1H NMR(CDCl3):δ4.25(dd,1H),4.70( t,1H),5.48(ABq,2H),6.28(s,1H),6.50(d d,1H),7.00(t,2H),7.35(d,2H),7.50(m,1 H),7.60(d,2H)。 実施例2 ステップA3−(4−ヨードフェニル)−2−プロペン酸メチル 5.0g(0.0215モル)の4−ヨードベンズアルデヒドを、22mlの アセトニトリル中に溶解させた。(トリフェニルホスホラニリデン)酢酸メチル (14.41g、0.043モル)を添加し、混合物を一晩還流した。反応を1 H HClで停止させ、EtOAcで3回抽出した。合併した抽出液を水で洗浄 し、乾燥(MgSO4)し、蒸発させた。残渣をシリカゲル・カラムに通塔し、 EtOAc:ヘキサン(1:10)で溶出して、5.60gのステップAの表題 化合物を油として得た。1H NMR(CDCl3):δ3.805(s,3H) ,6.439(d,1H),7.228(d,2H),7.629(d,1H) , 7.712(d,2H)。ステップB3−(4−ヨードフェニル)−2−プロピン酸 5.60g(0.019モル)のステップAの表題化合物を19mlの塩化メ チレン中に溶解させた。混合物を0℃に冷却し、臭素(0.97ml)を滴下し た。反応液を室温で1時間撹拌し、そして溶媒を蒸発させた。残渣を、50℃で 23mlのEtOH中の4.78gのKOHの溶液に添加した。この混合物を1 8時間還流した。溶媒を蒸発させ、そして固体を水中に溶解させた。不溶性物質 を濾過し、HClを使用して溶液のpHを2に調節した。得られた沈殿を濾過し て、4.7gのステップBの表題化合物を、融点180−184℃の帯黄白色の 固体として得た。1H NMR(DMSO−d6):δ7.390(d,2H), 7.50(d,2H)。ステップCN−[2−(2,6−ジフルオロフェニル)−4,5− ジヒドロ−4−オキサゾリル]−3−(4−ヨードフェ ニル)−2−プロピンアミド 7mlのCH2Cl2中の0.680g(0.0025モル)のステップBの表 題化合物の冷却(0℃)した溶液に、0.533g(0.0025モル)の1, 3−ジシクロヘキシルカルボジイミド、0.032gの4−ジメチルアミノピリ ジンおよび0.500gの実施例1でのステップDの表題化合物を添加した。反 応混合物を室温で30分間撹拌し、固体を濾別した。濾液から溶媒を蒸発させ、 残渣を得て、その残渣をシリカゲル・カラムに通塔し、EtOAc:ヘキサン( 1:1)で溶出して、0.960gのステップCの表題化合物を、150−15 2℃の固体として得た。1H NMR(CDCl3):δ4.340(m,1H) ,4. 691(t,1H),6.204(m,1H),7.200(m,3H),7. 205(d,2H),7.449(m,1H),7.684(d,2H)。ステップD(Z)−3−[2−(2,6−ジフルオロフェニル)− 4,5−ジヒドロ−4−オキサゾリル]−5−[(4− ヨードフェニル)メチレン]−4−オキサノリジノン 水素化ナトリウム(油中の60%分散液、0.044g、0.0011モル) を、1mlの乾燥DMF中のステップCの表題化合物(0.425g、0.00 1モル)およびパラホルムアルデヒド(0.148g、0.005モル)の冷却 (氷浴)した混合物に添加した。混合物を冷所で1時間撹拌し、次いで冷所で注 意深く水で反応停止させた。得られた混合物をEtOAcで抽出し、合併した抽 出液を水で洗浄した。有機層を乾燥(MgSO4)し、蒸発させた。残渣をシリ カゲル・カラムに通塔し、EtOAc:ヘキサン(1:2)で溶出して、0.1 70gのステップDの表題化合物、本発明の化合物を、静置すると融点165− 167℃の固体に凝固する油として得た。1H NMR(CDCl3):δ4.4 71(q,1H),4.679(t,1H),5.439(d,1H),5.5 16(d,1H),6.237(s,1H),6.507(m,1H),7.0 26(t,2H),7.381(m,2H),7.505(m,1H),7.6 83(m,2H)。 実施例3 (Z)−5−[(2′,4′−ジクロロ1[1,1′−ビフェニル]−4−イル )メチレン]−3−[2−(2,6−ジフルオロフェニル)−4,5−ジヒドロ −4−オキサゾリル]−4−オキサゾリジノン 実施例2でのステップDの表題化合物(0.482g、0.001モル)を2 mlのジメトキシエタン中に溶解させた。この溶液に、0.53mlのMeOH 中の1.04mlの2M Na2CO3、0.036g(0.00003モル)の テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)および0.191g( 0.001モル)の2,4−ジクロロベンゼンボロン酸を添加した。反応液を8 0℃で一晩撹拌し、次いで0.78mlの30%NH4OHを含有する2M N a2CO3溶液の9.75mlで反応停止させた。混合物を塩化メチレンで抽出し 、有機抽出液を飽和NaHCO3水溶液で洗浄した。有機抽出液を乾燥し、濾過 し、蒸発させて、残渣を得て、その残渣をシリカゲル・カラムに通塔し、EtO Ac:ヘキサン(1:2)で溶出して、0.300gの実施例3の表題化合物、 本発明の化合物を、融点151−153℃の固体として得た。1H NMR(C DCl3):δ4.488(m,1H),4.688(m,1H),5.532 (m,1H),5.463(d,1H),6.370(s,1H),6.522 (m,1H),7.026(m,2H),7.285(m,2H),7.424 (m,2H),7.486(m,2H),7.719(m,2H)。 実施例4 (Z)−3−[2−(2,6−ジフルオロフェニル)−4,5−ジヒドロ−4− オキサゾリル]−5−[[4−[(トリメチルシリル)エチニル]フェニル]メ チレン−4−オキサゾリジノン 実施例2でのステップDの表題化合物(0.482g、0.001モル)を2 .3mlのCH3CNおよび2.3mlのEt3Nに添加した。この混合液に、( トリメチルシリル)アセチレン(0.28ml、0. 002モル)、ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)クロリド( 0.035g、0.00005モル)およびヨウ化銅(I)(0.0095g、 0.00005モル)を添加した。反応混合物を室温で一晩撹拌した。溶媒を蒸 発させ、残渣に水を添加し、得られた混合物をEtOAcで抽出した。EtOA c抽出液を食塩水で洗浄し、乾燥(MgSO4)し、濾過し、蒸発させた。残渣 をシリカゲル・カラムに通塔し、EtOAc:ヘキサン(1:2)で溶出して、 0.380gの実施例4の表題化合物を、融点123−124℃の固体として得 た。1H NMR(CDCl3):δ0.253(s,9H),4.449(m, 1H),4.674(m,1H),5.445(d,1H),5.525(d, 1H),6.288(s,1H),6.512(m,1H),7.023(m, 2H),7.445(m,3H),7.581(d,2H)。 該技術分野で既知の方法と一緒に、本明細書に記載の操作法を使用することに よって、表1〜7の以下の化合物を製造することができる。以下の表中では次の 略語が使用される。t=第三、s=第二、n=ノルマル、i=イソ、c=シクロ 、Me=メチル、Et=エチル、Pr=プロピル、n−Pr=n−プロピル、i −Pr=イソプロピル、Bu=ブチル、n−Bu=n−ブチル、i−Bu=i− ブチル、s−Bu=s−ブチル、t−Bu=t−ブチル、c−C59=シクロペ ンチル、c−C611=シクロヘキシル、Ph=フェニル、OMe=メトキシ、 OEt=エトキシ、OPh=フェノキシ、SMe=メチルチオ、SEt=エチル チオ、SPh=フェニルチオ、N(Me)2=ジメチルアミノ、CN=シアノ、 NO2=ニトロ、COOMe=メトキシカルボニル、CHO= ホルミル、COMe=メチルカルボニル、COPh=フェニルカルボニル、Si Me3=トリメチルシリル、およびSO2Me=メチルスルホニル。 製剤/効用 本発明の化合物は一般的に、液状希釈剤、固形希釈剤または界面活性剤の少な くとも一つを含んでなる、農業的に適した担体との製剤または組成物として使用 される。製剤または組成物の成分は、活性成分の物理的性質、施用様式並びに土 壌の種類、湿度および温度のような環境因子と調和するように選ばれる。有用な 製剤は、場合によりゲルにまで濃厚化され得る溶液剤(乳剤原液を含む)、懸濁 剤、乳濁剤(マイクロエマルジョンおよび/またはサスポエマルジョンを含む) などのような液剤を含む。有用な製剤はさらに、水分散性(「水和性」)または 水溶性であり得る粉剤、散剤、粒剤、ペッレト剤、錠剤、フィルム剤などのよう な固体剤を含む。活性成分は(マイクロ)カプセル化され、さらに懸濁または固 形製剤に形成されることができる;別法として活性成分の製剤全体をカプセル化 (または「オーバーコート」)することができる。カプセル化によって、活性成 分の放出は調節または遅延させることができる。噴霧性製剤は適切な媒体中で伸 ばして、そしてヘクタール当たり約1〜数百リットルの噴霧容量で使用すること ができる。高強度組成物は主としてさらなる製剤のための中間体として使用され る。 製剤は典型的には、下記の概算範囲内の有効量の活性成分、希釈剤および界面 活性剤を含有して、合計が100重量%となる。 典型的な固形希釈剤は、Watkins等,殺虫剤、粉剤希釈剤および担体の ハンドブック(Handbook of Insecticide Dust Diluents and Carriers),第2版,Dorland B ooks,Caldwell,New Jerseyに記載されている。典型的 な液状希釈剤は、Marsden,溶剤ガイド(Solvents Guide ),第2版,Interscience,New York,1950年に記載 されている。McCutcheonの洗浄剤および乳化剤年鑑(McCutch eon′s Detergents and Emulsifiers Ann ual),Allured Publ.Corp.,Ridgewood,Ne w Jersey,並びにSisely and Wood,表面活性剤の百科 辞典(Encyclopedia of Surface Active Ag ents),Chemical Publ.Co.,Inc.,New Yor k,1964年には、界面活性剤および推奨使用法がリストされている。すべて の製剤は、発泡、ケーキング、腐食、微生物の増殖などを低下させる少量の添加 剤か、または粘度を増加させる増粘剤を含有することができる。 界面活性剤として、例えば、ポリエトキシ化アルコール、ポリエトキシ化アル キルフェノール、ポリエトキシ化ソルビタン脂肪酸エステル、スルホコハク酸ジ アルキル、硫酸アルキル、スルホン酸アルキルベンゼ ン、オルガノシリコーン、N,N−ジアルキルタウレート、リグニンスルホネー ト、ナフタレンスルホネートホルムアルデヒド縮合物、ポリカルボキシレート、 およびポリオキシエチレン/ポリオキシプロピレンブロックコポリマーが挙げら れる。固形希釈剤として、例えば、ベントナイトのような粘土、モンモリロナイ ト、アタパルギャイトおよびカオリン、澱粉、糖、シリカ、タルク、珪藻土、尿 素、炭酸カルシウム、炭酸ナトリウムおよび重炭酸塩、並びに硫酸ナトリウムが 挙げられる。液状希釈剤として、例えば、水、N,N−ジメチルホルムアミド、 ジメチルスルホキシド、N−アルキルピロリドン、エチレングリコール、ポリプ ロピレングリコール、パラフィン、アルキルベンゼン、アルキルナフタレン、オ リーブ、ヒマ、亜麻仁、シナアブラギ(tung)、ゴマ、トウモロコシ、落花 生、綿実、大豆、セイヨウアブラナおよびココナツの油、脂肪酸エステル、シク ロヘキサノン、2−ヘプタノン、イソホロンおよび4−ヒドロキシ−4−メチル −ペンタノンのようなケトン、並びにメタノール、シクロヘキサノール、デカノ ールおよびテトラヒドロフルフリルアルコールのようなアルコールが挙げられる 。 乳剤原液を含む溶液剤は、成分を単に混合することによって製造することがで きる。粉剤および散剤は、混合および通常はハンマーミルまたは流体エネルギー ミル中のような粉砕によって製造することができる。懸濁剤は通常は湿式粉砕に よって製造することができる;例えば、米国特許第3,060,084号明細書 を参照のこと。粒剤およびペレット剤は、予備成形された顆粒状担体上に活性物 質を噴霧するかまたは凝集法によって製造することができる。Browning ,アグロメレーション(agglomeration),化学工学(Chemi cal E ngineering),1967年10月4日,第147−48頁;Perr yの化学工学ハンドブック(Perry′s Chemical Engine er′s Handbook),第4版,McGraw−Hill,New Y ork,1963年,第8−57頁および下記のもの、並びに国際公開第91/ 13546号明細書を参照のこと。ペレット剤は、米国特許第4,172,71 4号明細書に記載の通りに製造することができる。水分散性および水溶性粒剤は 、米国特許第4,144,050号明細書、米国特許第3,920,442号明 細書および独特許第3,246,493号明細書に教示の通りに製造することが できる。錠剤は、米国特許第5,180,587号明細書、米国特許第5,23 2,701号明細書および米国特許第5,208,030号明細書に教示の通り に製造することができる。フィイルム剤は、独特許第2,095,558号明細 書および米国特許第3,299,566号明細書に教示の通りに製造することが できる。 配合技術に関するさらなる情報については、米国特許第3,235,361号 明細書、第6欄、第16行〜第7欄、第19行および実施例10〜41;米国特 許第3,309,192号明細書、第5欄、第43行〜第7欄、第62行および 実施例8、12、15、39、41、52、53、58、132、138〜14 0、162〜164、166、167および169〜182;米国特許第2,8 91,855号明細書、第3欄、第66行〜第5欄、第17行および実施例1〜 4;Klingman,科学としての雑草防除(Weed Control a s a Science),John Wiley and Sons Inc .,New York,1961年,第81〜96頁;並びにHance 等,雑草防除ハンドブック(Weed Control Handbook), 第8版,Blackwell Scientific Publication s,Oxford,1989年を参照のこと。 下記の実施例おいては、すべてのパーセントは重量単位であり、すべての製剤 は常法で製造される。化合物番号は、索引表A−C中の化合物を指す。 実施例A 水和剤 化合物23 65.0% ドデシルフェニルポリエチレングリコールエーテル 2.0% リグニンスルホン酸ナトリウム 4.0% シリコアルミン酸ナトリウム 6.0% モンモリロナイト(焼成された) 23.0% 実施例B 粒剤 化合物23 10.0% アタパルギャイト粒剤(低揮発性物質、0.71 90.0% /0.30mm;U.S.S.No.25−50篩) 実施例C 押出しペレット剤 化合物23 25.0% 無水硫酸ナトリウム 10.0% 粗リグニンスルホン酸カルシウム 5.0% アルキルナフタレンスルホン酸ナトリウム 1.0% カルシウム/マグネシウムベントナイト 59.0% 実施例D 乳剤原液 化合物23 20.0% 油溶性スルホネートとポリオキシ 10.0% エチレンエーテルとの配合物 イソホロン 70.0% 本発明の化合物は、成育中および貯蔵中の農業作物、林業、温室作物、観賞植 物、苗床作物、貯蔵食品および繊維製品、家畜、家政、並びに公衆衛生および動 物衛生の有害生物である、広範囲のスペクトルの葉食餌性、果実食餌性、茎また は根食餌性、種子食餌性、水生および土壌生存性の節足動物(用語「節足動物」 は昆虫、ダニおよび線虫を含む)に対する活性を示す。当業者は、すべての化合 物が、すべての有害生物のすべての生育段階に対して等しく有効であるわけでは ないことを認知している。それにも拘らず、本発明の化合物のすべては、チョウ 目(Lepidoptera)の卵、幼虫および成虫;コウチュウ目(Cole optera)の卵、葉食餌性、果実食餌性、根食餌性、種子食餌性の幼虫およ び成虫;カメムシ目(Hemiptera)およびヨコバイ亜目(Homopt era)の卵、幼虫および成虫;ダニ目(Acari) の卵、幼虫、若虫および成虫;アザミウマ目(Thysanoptera)、バ ッタ目(Orthoptera)およびハサミムシ目(Demaptera)の 卵、幼虫および成虫;ハエ目(Diptera)の卵、幼虫および成虫;線形動 物門(Nematoda)の卵、幼若および成虫を含む有害生物に対して活性を 示す。本発明の化合物はまた、ハチ目(Hymenoptera)、シロアリ目 (Isoptera)、ノミ目(Siphonaptera)、ゴキブリ目(B lattaria)、シミ目(Thysanura)およびチャタテムシ目(P socoptera)の有害生物;クモ綱(Arachnida)および偏形動 物門(Platyhelminthes)に属する有害生物に対して活性である 。特定的には、本化合物は、ミナミウリハムシ(southern corn rootworm)(Diabrotica undecimpunctata howardi)、ホシヨコバイ(aster leafhopper)(M ascrosteles fascifrons)、ハナゾウムシ(Antho nomus grandis)、ナミハダニ(Tetranychus urt icae)、シロナヨトウ(Spodoptera frugiperda)、 クロマメアブラムシ(black bean aphid)(Aphis fa bae)、コブアブラムシ(Myzus persica)、ワタアブラムシ( Aphis gossypii)、ロシアムギアブラムシ(Russian w heat aphid)(Diuraphis noxia)、ムギヒゲナガア ブラムシ(Sitobion avenae)、タバコガ(tobaco bu dworm)(Heliothis virescens)、コクゾウ(ric e water weevil)リソ ルホプトルス・オリゾフィルス(Lissorhoptrus oryzoph ilus)、イネクビボソハムシ(Oulema oryzae)、セジロウン カ(Sogatella furcifera)、ツマグロヨコバイ(Neph otettix cincticeps)、トビロウンカ(Nilaparva ta lugens)、ヒメトビウンカ(Laodelphax striat ellus)、ニカメイチュウ(Chilo suppressalis)、コ ブノメイガ(Cnaphalocrocis medinalis)、イネノク ロカメムシ(Scotinophara lurida)、イネカメムシ(ri ce stink bug)(Oebalus pugnax)、クモヘリカメ ムシ(Leptocorisa chinensis)、ホソハリカメムシ(C letus puntiger)、およびミナミアオカメムシ(Nezara viridula)に対して活性である。本化合物は、ダニに活性であり、ナミ ハダニ(Tetranychus urticae)、ニセナミハダニ(Tet ranychus cinnabarinus)、テトラニクス・マクダニエリ (Tetranychus mcdanieli)、テトラニクス・パシフィク ス(Tetranychus pacificus)、テトラニクス・ツルケス タニ(Tetranychus turkestani)、ビロビア・ルブリオ クルス(Byrobia rubrioculus)、リンゴハダニ(Pano nychus ulmi)、ミカンハダニ(Panonychus citri )、エオテトラニクス・カルピニ・ボレアリス(Eotetranychus carpini borealis)、エオテトラニクス・ヒコリアエ(Eot etranychus hic oriae)、コウノシロハダニ(Eotetranychus sexmac ulatus)、エオテトラニクス・ユメンシス(Eotetranychus yumensis)、エオテトラニクス・バンクシ(Eotetranych us banksi)およびオリゴニクス・プラテンシス(Oligonych us pratensis)を含むハダニ科(Tetranychidae); ブドウヒメハダニ(Brevipalpus lewisi)、ミナミヒメハダ ニ(Brevipalpus phoenicis)、ブレビパルプス・カリフ ォルニクス(Brevipalpus californicus)およびチャ ノヒメハダニ(Brevipalpus obovatus)を含むテヒメハダ ニ科(Tenuipalpidae);フィロコプトルタ・オレイボラ(Phy llocoptruta oleivora)、エリオフィエス・シェルドニ( Eriophyes sheldoni)、アクルス・コルヌツス(Aculu s cornutus)、ナシサビダニ(Epitrimerus pyri) およびエリオフィエス・マンギフェラエ(Eriophyes mangife rae)を含むフシダニ科(Eriophyidae)のような科に対する殺卵 性、殺幼虫性および化学不妊活性を示す。さらに詳細な有害生物の説明について は、国際公開第90/10623号明細書および国際公開第92/00673号 明細書を参照のこと。 本発明の化合物はまた、一つまたはそれ以上の他の殺虫剤、殺菌・殺カビ剤、 殺線虫剤、殺バクテリア剤、殺ダニ剤、成長調節剤、化学不妊剤、記号化学剤( semiochemicals)、忌避剤、誘引剤、フェロモン剤、摂食刺激剤 またはさらに広範囲のスペクトルの農業的保 護を与える多成分系の有害生物防除剤を形成する他の生物学的活性化合物と混合 させることができる。本発明の化合物と配合させることができる、かかる農業用 保護剤の例は:アバメクチン、アセフェート、アジンホス−メチル、ビフェンス リン、ブプロフェジン、カルボフラン、クロルピリフォス、クロルピリフォス− メチル、シフルスリン、ベータ−シフルスリン、デルタメスリン、ジアフェンチ ウロン、ジアジノン、ジフルベンズロン、ジメトアート、エスフェンバレレート 、フェンプロパスリン、フェンバレレート、フィプロニル、フルシスリネート、 タウ−フルバリネート、フォノホス、イミダクロプリド、イソフェンホス、マラ チオン、メタアルデヒド、メトアミドホス、メチダチオン、メトミル、メトプレ ン、メトキシクロル、モノクロトホス、オキサミル、パラチオン、パラチオン− メチル、ペルメスリン、ホレート、ホサロン、ホスメット、ホスファミドン、ピ リミカルブ、プロフェノフォス、ロテノン、スルプロフォス、テブフェノジド、 テフルスリン、テルブフォス、テトラクロルビンホス、チオジカルブ、トラロメ スリン、トリクロルフォンおよびトリフルムロンのような殺虫剤;アゾキシスト ロビン(ICIA5504)、ベノミル、ブラスチサイジン−S、ボルドー合剤 (三塩基性硫酸銅)、ブロムコナゾール、カプタフォール、カプタン、カルベン ダジン、クロロネブ、クロロタロニル、オキシ塩化銅、銅塩、シモキサニル、シ プロコナゾール、シプロジニル(CGA219417)、ジクロメジン、ジクロ ラン、ジフェノコナゾール、ジメトモルフ、ジニコナゾール、ジニコナゾール− M、ドジン、エヂフェンホス、エポキシコナゾール(BAS480F)、フェナ リモル、フェンブコナゾール、フェンピクロニル、フェンプロピジン、フェンプ ロピモルフ、フルキンコナゾ ール、フルシラゾール、フルトラニル、フルトリアフール、フォルペット、フォ セチル−アルミニウム、フララキシル、ヘキサコナゾール、イプコナゾール、イ プロベンフォス、イプロジオン、イソプロチオラン、カスガマイシン、クレソキ シム−メチル(BAS490F)、マンコゼブ、マネブ、メプロニル、メタラキ シル、メタコナゾール、ミクロブタニル、ネオ−アソジン(メタンヒ酸第二鉄) 、オキサジキシル、ペンコナゾール、ペンシクロン、プロベナゾール、プロクロ ラズ、プロピコナゾール、ピリフェノクッス、ピロキロン、硫黄、テブコナゾー ル、テトラコナゾール、チアベンダゾール、チオファナート−メチル、チラン、 トリジメフォン、トリアジメノール、トリシクラゾール、トリチコナゾール、ユ ニコナゾール、バリダミシンおよびビンクロコゾリンのような殺菌・殺カビ剤; アルドキシカルブおよびフェナミホスのような殺線虫剤;ストレプトマイシンの ような殺バクテリア剤;アミトラズ、チノメチオネート、クロロベンジレート、 シヘキサチン、ジコフール、ジエノクロル、フェナザキン、酸化フェンブタチン 、フェンプロパスリン、フェンピロキシメート、ヘキシルチアゾックス、プロパ ルギャイト、ピリダベンおよびテブフェンピラドのような殺ダニ剤;並びにバチ ルス・チューリンギエンシス、バチルス・チューリンギエンシスのデルタ内毒素 、バキュロウイルスおよび虫媒病原細菌、ウイルスおよび菌類ような生物学的試 薬である。 一定の例では、同様な防除スペクトルを有するが異なった作用様式を有する他 の殺節足動物剤との組合せは抵抗性管理のために特に有利である。 本発明の化合物と、アバメクチン、フェンプロパスリン、フィプロニ ル、イミダクロプリド、メトミル、プロパルギャイト、ピリダベン、テブフェノ ジドおよびテブフェンピラドの群から選ばれた殺節足動物剤との合剤は、有害生 物のより良好な防除(使用率またはスペクトル)または抵抗性管理のために好適 である。特に好適な合剤(化合物番号は索引表A〜C中の化合物を指す)は、群 :化合物1とアバメクチン;化合物1とフェンプロパスリン;化合物1とフィプ ロニル;化合物1とイミダクロプリド;化合物1とメトミル;化合物1とプロパ ギャイト;化合物1とピリダベン;化合物1とテブフェノジド;化合物1とテブ フェンピラド;化合物7とアバメクチン;化合物7とフェンプロパスリン;化合 物7とフィプロニル;化合物7とイミダクロプリド;化合物7とメトミル;化合 物7とプロパギャイト;化合物7とピリダベン;化合物7とテブフェノジド;化 合物7とテブフェンピラド;化合物15とアバメクチン;化合物15とフェンプ ロパスリン;化合物15とフィプロニル;化合物15とイミダクロプリド;化合 物15とメトミル;化合物15とプロパギャイト;化合物15とピリダベン;化 合物15とテブフェノジド;化合物15とテブフェンピラド;化合物19とアバ メクチン;化合物19とフェンプロパスリン;化合物19とフィプロニル;化合 物19とイミダクロプリド;化合物19とメトミル;化合物19とプロパギャイ ト;化合物19とピリダベン;化合物19とテブフェノジド;化合物19とテブ フェンピラド;化合物23とアバメクチン;化合物23とフェンプロパスリン; 化合物23とフィプロニル;化合物23とイミダクロプリド;化合物23とメト ミル;化合物23とプロパギャイト;化合物23とピリダベン;化合物23とテ ブフェノジド;および化合物23とテブフェンピラドから選ばれる。 一つまたはそれ以上の本発明の化合物を、有効量で、外寄生の農業的および/ または非農業的位置を含む有害生物の環境に、保護されるべき区域に、または防 除されるべき有害生物に直接に施用することによって、節足動物有害生物が防除 されそして農業的、園芸的および専門作物、動物およびヒトの健康の保護が達成 される。従って、本発明はさらに、本発明の一つまたはそれ以上の化合物、また は少なくとも一つのかかる化合物を含有する組成物を、有効量で、外寄生の農業 的および/または非農業的位置を含む有害生物の環境に、保護されるべき区域に 、または防除される有害生物に直接に施用することを含んでなる、葉面および土 壌に生存する節足動物および線虫有害生物の防除並びに農業的および/または非 農業的作物の保護のための方法を含んでなる。施用の好適な方法は、噴霧するこ とである。別法として、これらの化合物の顆粒状製剤は植物の葉面または土壌に 施用することができる。施用の他の方法として、直接および残留噴霧剤、空中噴 霧剤、種子コーティング剤、マイクロカプセル化剤、浸透吸収剤、餌剤、イアタ ッグ剤(eartags)、食塊剤、殺菌噴霧剤、燻蒸剤、エアゾール剤、粉剤 および他の多くのものが挙げられる。化合物は、節足動物によって消費される餌 中またはわな等のような装置中に取り込むことができる。 本発明の化合物は、それらの純粋な状態で施用することができるが、一つまた はそれ以上の化合物と適切な担体、希釈剤および表面活性剤とを含んでなる製剤 の施用、および考えられる末端使用に依存した食品との組合せでの施用が最も頻 繁に行われる。施用の好適な方法は、化合物の水分散液または精製油溶液を噴霧 することを包含する。噴霧油剤、噴霧油濃厚剤、展着剤、補助剤、他の溶剤、お よびピペロニルブトキシド のような相乗剤との組合せによって、化合物の効能が向上することが多い。 有効な防除に必要な施用率は、防除されるべき節足動物の種、有害生物の生活 環、生活段階、その大きさ、立地、季節、宿主作物または動物、摂食行動、交配 行動、周囲湿度、温度などのような因子に依存する。正常な状況下では、ヘクタ ール当たり約0.01〜2kgの活性成分の施用率は、農業的生態系で有害生物 を防除するのに十分であるが、0.001kg/ヘクタールでも十分であっても よいかまたは8kg/ヘクタールも必要であってもよい。非農業的施用の場合、 有効な使用率は約1.0〜50mg/平方メータの範囲内であるが、0.1mg /平方メータでも十分であってもよいかまたは150mg/平方メータも必要で あってもよい。 以下の試験は、特定の有害生物に対する本発明の化合物の防除効能を示してい る。「防除効能」とは、顕著な摂餌低下を引き起こす節足動物の発育の阻止率( 死亡率を含む)を示す。しかし、本化合物によって与えられる有害生物防除保護 はこれらの種に限定されない。化合物の説明については索引表A〜Cを参照のこ と。索引表では、以下の略語が使用される:t=第三、Me=メチル、Et=エ チル、Bu=ブチル、Ph=フェニル、OMe=メトキシ、OEt=エトキシ、 CHO=ホルミル、CN=シアノ、およびTMS=トリメチルシリル。 発明の生物学的実施例 試験A シロナヨトウ(Fall Armyworm) 各々が16個のセルを持つH.I.S.(高い耐衝撃性のスチレン)トレーか らなる試験ユニットを調製した。12個のセル中には湿った濾紙および約8Cm2 のアオマメ(lima bean)の葉を置いた。残りの4個のはセル中に0 .5cm層の小麦麦芽餌を置いた。シロナヨトウ(Spodoptera fr ugiperda)の三齢の成虫15〜20匹を230ml(8オンス)のプラ スチックのカップ中に入れた。75:25アセトン−蒸留水の溶媒中の各試験化 合物の溶液をトレーおよびカップに噴霧した。噴霧は、コンベヤーベルト上のト レーおよびカップを、フラットファン水圧ノズルの真下を通過させ、ノズルから 噴霧剤を207kPa(30p.s.i.)で、ヘクタール当たり0.55kg (エーカー当たり約0.5ポンド)の活性成分の比率で放出することによって行 った。昆虫を230mlのカップからH.I.S.トレー(セル当たり1匹の昆 虫)に移した。トレーに蓋をして、27℃で50%の相対湿度で48時間保持し た後、アオマメの葉の入った12個のセルについて読取りを行った。残り4個の セルは6−8日目に遅発毒性についての読取りを行った。試験化合物のうち、以 下のものが80%またはそれ以上の防除効能水準を与えた:20。 試験B ナミハダニ(Two−Spotted Spider Mite) 裏面に25〜30匹の成虫のナミハダニ(Tetranychus urit icae)を外寄生させたインゲンマメ(kidney be an)の葉の切片、各々が約6.5cm2(1平方インチ)の面積に、その裏面 を上にして水圧噴霧器に向けて、75:25%アセトン−蒸留水の溶媒中の試験 化合物の溶液を噴霧した。噴霧は、コンベヤーベルト上の葉を、フラットファン 水圧ノズルの真下を通過させ、ノズルから噴霧剤を207kPa(30p.s. i.)で、ヘクタール当たり0.55kg(エーカー当たり約0.5ポンド)の 活性成分の比率で放出することによって行った。次いで、葉の方形物を、ペトリ 皿中の湿った方形の綿上に裏面を上にして置き、そしてダニが未処理の葉の表面 中に逃げることがないように、葉の方形物の周囲をピンセットで綿中に詰め込ん だ。試験ユニットを27℃で50%の相対湿度で48時間保持した後、死亡率の 読取りを行った。試験化合物のうち、以下のものが80%またはそれ以上の死亡 率を与えた:。 同一のユニットをさらに5日間保持し、そして殺幼虫性/殺卵性死亡率および /または発育効果の読取りを行った。試験化合物のうち、以下のものが80%ま たはそれ以上の活性水準を与えた:20。 試験C 幼生ナミハダニ(Tetranychus uriticae) 試験化合物の溶液は、化合物を最小量のアセトン中に溶解させ、次いで化合物 の濃度が50ppmになるまで加湿剤を含有する水を添加することによって製造 した。ナミハダニの卵で外寄生した2週令のベニバナインゲン(red kid ney bean)植物に、回転盤式スプレーを使用して試験溶液を液が流れ落 ちるまで噴霧した(28g/haに等しい)。植物を25℃で50%相対湿度の 室内に保持した。試験化合物のうち、下記のものが噴霧後7日に80%またはそ れ以上の殺幼虫性 /殺卵性活性を与えた:1、2、3、4、5、6、7、9、10、11、15、 17、18*、19*、20*、21*、22*、23*、29*、31*、お よび32*。 *化合物は5ppnで試験した(2.8g/haに等しい)。 試験D シロナヨトウ・全植物体試験 試験化合物の溶液は、化合物を最小量のアセトン中に溶解させ、次いで化合物 の濃度が150ppmになるまで加湿剤を含有する水を添加することによって製 造した。次いで、試験化合物を、回転プラットホームおよび噴霧スプレーを利用 して大豆植物上に液が流れ落ちるまで噴霧した(5.5g/haに等しい)。被 処理植物を乾燥し、シロナヨトウ(Spodoptera frugiperd a)の幼虫を、切断し処理した葉に暴露させた。試験ユニットを27℃で50% の相対湿度に保持し、そして外寄生後120時間に幼虫死亡率について評価した 。試験化合物のうち、下記のものが80%またはそれ以上の死亡率水準を与えた :1、3、7*、15、18、19、21、22、23、24、26、28、お よび31。 *化合物は3ppmで試験し(1.7/haに等しい)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(KE,LS,MW,SD,S Z,UG),UA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD ,RU,TJ,TM),AL,AU,BB,BG,BR ,CA,CN,CZ,EE,GE,HU,IS,JP, KP,KR,LK,LR,LT,LV,MG,MK,M N,MX,NO,NZ,PL,RO,SG,SI,SK ,TR,TT,UA,US,UZ,VN

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.式I 式中、 各Eは独立して群C1−C4アルキルおよびC1−C4ハロアルキルから選ばれ; Xは群C1−C4アルキレン、−(CH2n−A−、−(CH2p−A−CH2− から選ばれ、各基は場合により1〜4R4で置換され; YおよびZは独立して群OおよびSから選ばれ; Aは群O、SおよびNR10から選ばれ; Qは群HおよびJから選ばれるか、或いはQは群C1−C16アルキル、C1−C16 ハロアルキル、C2−C4アルケニル、C2−C4アルキニル、C3−C7シクロアル キル、C3−C7ハロシクロアルキルおよびC4−C7シクロアルキルアルキルから 選ばれ、各基は場合によりWで置換され; Jは群フェニル、ナフタレニル、アントラセニル、フェナントレニル、1H−ピ ロリル、フラニル、チエニル、1H−ピラゾリル、1H−イミダゾリル、イソオ キサゾリル、オキサゾリル、イソチアゾリル、チアゾリル、1H−1,2,3− トリアゾリル、2H−1,2,3−トリアゾリル、1H−1,2,4−トリアゾ リル、4H−1,2,4−トリアゾリル、1,2,3−オキサジアゾリル、1, 2,4−オキサジアゾリル、1,2,5−オキサジアゾリル、1,3,4−オキ サジアゾリル、1, 2,3−チアジアゾリル、1,2,4−チアジアゾリル、1,2,5−チアジア ゾリル、1,3,4−チアジアゾリル、1H−テトラゾリル、2H−テトラゾリ ル、ピリジニル、ピリダジニル、ピリミジニル、ピラジニル、1,3,5−トリ アジニル、1,2,4−トリアジニル、1,2,4,5−テトラジニル、1H− インドリル、ベンゾフラニル、ベンゾ[b]チオフェニル、1H−インダゾリル 、1H−ベンゾイミダゾリル、ベンゾオキサゾリル、ベンゾチアゾリル、キノリ ニル、イソキノリニル、シンノリニル、フタラジニル、キナゾリニル、キノキサ リニル、1,8−ナフチリジニル、プテリジニル、2,3−ジヒドロ−1H−イ ンデニル、1,2,3,4−テトラヒドロナフタレニル、6,7,8,9−テト ラヒドロ−5H−ベンゾシクロヘプテニル、2,3−ジヒドロベンゾフラニル、 3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾビラニル、2,3,4,5−テトラヒドロ −1−ベンゾオキセピニル、1,3−ベンゾジオキソリル、1,3−ジヒドロ− 1−オキソイソベンゾフラニル、2,3−ジヒドロ−2−オキソベンゾフラニル 、3,4−ジヒドロ−4−オキソ−2H−1−ベンゾピラニルおよび9H−フル オレニルから選ばれ、式中、Jは場合により1〜4R3で置換されていて; R1は群1〜2ハロゲン、C1−C6アルキル、C1−C6ハロアルキル、C1−C6 アルコキシ、C1−C6ハロアルコキシ、S(O)t11、シアノおよびニトロか ら選ばれ; R2は群H、1〜2ハロゲン、C1−C6アルキル、C1−C6ハロアルキル、C1− C6アルコキシ、C1−C6ハロアルコキシ、S(O)t11、シアノおよびニトロ から選ばれ; 各R3は独立して群ハロゲン、C1−C16アルキル、C1−C16ハロアル キル、C2−C16アルケニル、C2−C16ハロアルケニル、C2−C16アルキニル 、C2−C16ハロアルキニル、C2−C16アルコキシアルキル、C2−C16アルキ ルチオアルキル、C2−C16シアノアルキル、C3−C6シクロアルキル、C3−C6 ハロシクロアルキル、シアノ、ニトロ、S(O)t11、OR9、C1−C5アル キルジチオ、C1−C5ハロアルキルジチオ、ホルミル、C(O)R21、C(O) OR21、C(O)NR1213、S(O)2NR1415、NR1617、Si(R6) (R7)(8)、SF5およびM−J1から選ばれ; 各R4は独立して群C1−C4アルキル、C1−C4ハロアルキル、C2−C4シアノ アルキル、C2−C4アルコキシアルキル、および場合により1〜3W1で置換さ れたフェニルから選ばれるか;或いは同一の炭素原子に結合している2つのR4 はそれらが結合している炭素と一緒になってC(=O)またはC(=S)を形成 し; R5は群H、ハロゲン、C1−C6アルキル、C1−C6ハロアルキル、C1−C6ア ルコキシ、C1−C6ハロアルコキシ、C1−C6アルキルチオ、C1−C6アルキル スルフィニル、C1−C6アルキルスルホニル、C1−C6ハロアルキルチオ、C1 −C6ハロアルキルスルフィニルおよびC1−C6ハロアルキルスルホニルから選 ばれ; 各R6およびR7は独立してC1−C12アルキルであり; 各R8は独立して群C1−C12アルキルおよび場合により1〜3W1で置換された フェニルから選ばれ; 各R9は独立して群H、C1−C6アルキル、C1−C6ハロアルキル、C2−C6ア ルケニル、C2−C6ハロアルケニル、C2−C6アルキニル、C2−C6ハロアルキ ニル、C3−C6シクロアルキル、C3−C6ハロシクロ アルキル、C4−C7シアノシクロアルキル、C4−C7アルキルシクロアルキル、 C4−C7シクロアルキルアルキル、C4−C7ハロシクロアルキルアルキル、C2 −C6アルコキシアルキル、C2−C6アルキルチオアルキル、C2−C4シアノア ルキル、C(O)R18、C(O)OR18、C(O)NR1213、S(O)2NR1 415およびS(O)211から選ばれ; R10は群H、C1−C4アルキル、C1−C4ハロアルキル、ホルミル、C2−C4ア ルキルカルボニル、C2−C4ルコキシカルボニル、NH2C(O)、(C1−C4 アルキル)NHC(O)および(C1−C4アルキル)2NC(O)から選ばれ; 各R11は独立して群C1−C6アルキル、C1−C6ハロアルキル、C2−C6アルケ ニル、C2−C6ハロアルケニル、C2−C6アルキニル、C2−C6ハロアルキニル 、C3−C6シクロアルキル、C3−C6ハロシクロアルキル、C4−C7シアノシク ロアルキル、C4−C7アルキルシクロアルキル、C4−C7シクロアルキルアルキ ル、C4−C7ハロシクロアルキルアルキル、C2−C6アルコキシアルキル、C2 −C6アルキルチオアルキル、C2−C4シアノアルキル、場合により1〜3W1で 置換されたフェニルおよび場合により1〜3W1で置換されたベンジルから選ば れ; 各R12、R14およびR16は独立して群H、C1−C6アルキル、C1−C6ハロアル キル、C2−C6アルケニル、C2−C6ハロアルケニル、C2−C6アルキニル、C2 −C6ハロアルキニル、C2−C6アルコキシアルキル、C2−C6アルキルチオア ルキル、C3−C6シクロアルキル、C3−C6ハロシクロアルキル、C4−C7シク ロアルキルアルキル、場合により1〜3W1で置換されたフェニルおよび場合に より1〜3W1で置換されたベンジルから選ばれ; 各R13、R15およびR17は独立して群H、C1−C4アルキルおよびC1−C4アル コキシから選ばれるか;或いは R12およびR13、R14およびR15、またはR16およびR17は、同一の原子に結合 している場合、(CH24、(CH25またはCH2CH2OCH2CH2として一 緒にされることができ、各基は場合により1〜3CH3で置換され; 各R18は独立して群C1−C6アルキル、C1−C6ハロアルキル、C2−C6アルケ ニル、C2−C6ハロアルケニル、C2−C6アルキニル、C2−C6ハロアルキニル 、C2−C6アルコキシアルキル、C2−C6アルキルチオアルキル、C3−C6シク ロアルキル、C3−C6ハロシクロアルキル、C4−C7シクロアルキルアルキル、 場合により1〜3W1で置換されたフェニルおよび場合により1〜3W1で置換さ れたベンジルから選ばれ; 各R19は独立して群ハロゲン、シアノ、ニトロ、C1−C6アルキル、C1−C6ハ ロアルキル、C2−C6アルケニル、C2−C6ハロアルケニル、C2−C6アルキニ ル、C2−C4シアノアルキル、S(O)t11、OR20、C1−C5アルキルジチ オ、C1−C5ハロアルキルジチオ、SF5、ホルミル、C(O)R18、C(O) OR18およびSi(R6)(R7)(8)から選ばれ; 各R20は独立して群H、C1−C6アルキル、C1−C6ハロアルキル、C2−C6ア ルケニル、C2−C6ハロアルケニル、C2−C6アルキニル、C2−C4ハロアルキ ニル、C(O)R18、C(O)OR18、C(O)NR1213、S(O)2NR14 15、S(O)211、場合により1〜3W1で置換されたフェニルおよび場合に より1〜3W1で置換されたベンジ ルから選ばれ; 各R21は独立して群C1−C6アルキル、C1−C6ハロアルキル、C2−C6アルケ ニル、C2−C6ハロアルケニル、C2−C6アルキニル、C2−C6ハロアルキニル 、C2−C6アルコキシアルキル、C2−C6アルキルチオアルキル、C3−C6シク ロアルキル、C3−C6ハロシクロアルキルおよびC4−C7シクロアルキルアルキ ルから選ばれ; 各Mは独立して群、直接結合、S、O、C(O)、C1−C4アルキレン、C2− C4アルケニレンおよびC2−C4アルキニレンから選ばれ; 各J1は独立して群Si(R22)(R23)(R24);Ge(R22)(R23)(R2 4 );場合により1〜6C1−C3アルキルで置換された2,8,9−トリオキサ −5−アザ−1−シラビシクロ[3.3.3]ウンデカン−1−イル;1〜3C1 −C4アルコキシで置換されたC1−C6アルキル;および各々が場合により1〜 4R19で置換されたフェニル、ナフタレニルおよびピリジルから選ばれ; 各R22およびR23は独立して群C1−C12アルキルおよびC1−C12アルコキシか ら選ばれ; 各R24は独立して群C1−C12アルキル、C1−C12アルコキシ;および場合によ り1〜3W1で置換されたフェニルから選ばれ; Wは群J、C1−C6アルコキシおよびC1−C6ハロアルコキシから選ばれ;各W1 は独立して群ハロゲン、シアノ、ニトロ、C1−C2アルキル、C1−C2ハロア ルキル、C1−C2アルコキシ、C1−C2ハロアルコキシ、C1−C2アルキルチオ 、C1−C2ハロアルキルチオ、C1−C2アルキルスルフィニル、C1−C2ハロア ルキルスルフィニル、C1−C2アルキルスルホニルおよびC1−C2ハロアルキル スルホニルから選ばれ; mは1または2であり; nは1、2または3であり; pは1または2であり; qは0、1または2であり;そして 各tは独立して0、1または2である、 から選ばれた化合物、それらのN−オキシドおよびそれらの農業的に適した塩。 2.Xが場合により1〜4R4で置換された−(CH2n−A−であり; YがOであり; AがOであり; Qが群JおよびC1−C16アルキルから選ばれ; Jが群フェニル、チエニルおよびピリジニルから選ばれ、各々が場合により1〜 3R3で置換され; mが1であり;そして nが1である、 請求の範囲1に記載の化合物。 3.ZがOであり; QがJであり; Jが群フェニルおよびピリジニルから選ばれ、各々が場合により1〜3R3で置 換され;そして qが0である、 請求の範囲2に記載の化合物。 4.R1が2の位置で群FおよびClから選ばれ; R2が6の位置で群H、FおよびClから選ばれ; 各R3が独立して群ハロゲン、C1−C6アルキル、C1−C6ハロアルキル、S( O)t11、OR9およびM−J1から選ばれ; 各R9が独立して群C1−C4アルキルおよびC1−C4ハロアルキルから選ばれ; 各R11が独立して群C1−C6アルキルおよびC1−C6ハロアルキルから選ばれ; そして 各J1が独立して群フェニル、チエニル、ピリジニルおよびフラニルから選ばれ る、 請求の範囲3に記載の化合物。 5.群: (Z)−5−[(4−クロロフェニル)メチレン]−3−[2−(2,6−ジフ ルオロフェニル)−4,5−ジヒドロ−4−オキサゾリル]−4−オキサゾリジ ノン; (Z)−3−[2−(2,6−ジクロロフェニル)−4,5−ジヒドロ−4−オ キサゾリル]−5−[[4−(トリフルオロメチル)フェニル]メチレン]−4 −オキサゾリジノン; (Z)−5−[(4′−クロロ[1,1′−ビフェニル]−4−イル)メチレン ]−3−[2−(2,6−ジフルオロフェニル)−4,5−ジヒドロ−4−オキ サゾリル]−4−オキサゾリジノン; (Z)−3−[2−(2,6−ジクロロフェニル)−4,5−ジヒドロ−4−オ キサゾリル]−5−[(4′−フルオロ[1,1′−ビフェニル]−4−イル) メチレン]−4−オキサゾリジノン;および (Z)−5−[(2′,4′−ジクロロ[1,1′−ビフェニル)−4 −イル)メチレン]−3−[2−(2,6−ジフルオロフェニル)−4,5−ジ ヒドロ−4−オキサゾリル]−4−オキサゾリジノン から選ばれる請求の範囲4に記載の化合物。 6.請求の範囲1に記載の化合物の殺節足動物的有効量および表面活性剤、固 体希釈剤または液体希釈剤の少なくとも一つを含んでなる殺節足動物性組成物。 7.節足動物またはそれらの環境を、請求の範囲1に記載の化合物の殺節足動 物的有効量と接触させることを含んでなる節足動物の防除方法。
JP8531760A 1995-04-18 1996-04-01 オキサゾリンおよびチアゾリン系殺節足動物剤 Pending JPH11505213A (ja)

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