JPH11505138A - ヘパリンのバイオ特異的除去のための装置および方法 - Google Patents

ヘパリンのバイオ特異的除去のための装置および方法

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JPH11505138A JP8534230A JP53423096A JPH11505138A JP H11505138 A JPH11505138 A JP H11505138A JP 8534230 A JP8534230 A JP 8534230A JP 53423096 A JP53423096 A JP 53423096A JP H11505138 A JPH11505138 A JP H11505138A
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Abstract

(57)【要約】 体外治療における全血からヘパリンの直接的除去のための方法および装置が記載される。血液透析または心肺機器などを含む体外循環中に血塊を防止するため血液がヘパリン化される必要がある臨床状況において、患者の全身的ヘパリン化をなくすることが望まれる。体外循環は、固定されたアンチトロンビンIIIを有し、そして血液透析カートリッジあるいは心肺機器などの第1体外装置の出口と患者との間に挿入される装置を含む。ヘパリン化された血液が固定アンチトロンビンIIIと接触すると、ヘパリンが除去されて再灌流血液は実質的にヘパリンを含まない。このシステムの利点は、ヘパリンが中和されるよりもむしろ血液から除去されることにある。これは、ヘパリン抗凝固の使用に関連する有害反応および副作用を克服する。

Description

【発明の詳細な説明】 ヘパリンのバイオ特異的除去のための装置および方法 発明の背景 本発明は、支持体マトリックに固定されたアンチトロンビンIII含有の装置を 用いて、体外血流からヘパリンを除去する体外血流処理方法に関する。 高度に硫酸化されたグリコサミノグリカンであるヘパリンは、抗凝固剤として 最も広く臨床的に用いられている。この多数の臨床使用には、塞栓の高い危険性 のある患者の予防的処置;手術後の血栓塞栓症の予防;血栓塞栓症の患者の治療; 心血管系の診断、心臓・血管手術およびカテーテル挿入などの外科術の結果によ る血塊および血栓形成の防止が含まれる。他の重要な利用として、血液透析、血 漿瀉血、および血液酸素添加などの体外血液循環がある。ヘパリンはまた、人工 臓器の植え込みおよび臓器(例えば、腎臓)移植においても用いられる。 体外血液循環は約200万回1年間に実施されていると推測される。米国では 1年間に、約1万件の腎臓移植と約50万件の心臓開手術が実施されており、両 者とも体外血液循環を必要とする。さらに、約9万件の血漿瀉血が1年間に米国 でなされている。血液酸素添加は、急性呼吸不全の患者や横隔膜ヘルニアの乳児 を処置するのに用いられている。このように、人工心臓や人工肝臓などの移植の 発達における新しい手法が体外循環の使用を増加せしめている。 これらのすべての手法において、血液は患者から抜き出され、体外循環をめぐ る。体外装置の材質と接触において、血流の精密に調節された止血状態が狂って しまい、血液が装置中で血塊になりがちである。形成した血栓が装置中の流れを 阻止する。最も広く抗凝固剤として用いられているヘパリンの使用は、体外循環 における血塊生成を防止し、流動性を維持する。ヘパリン(10,000〜30, 000単位)は、処置前に患者および体外循環に全身的に投与される。この高レ ベルのヘパリン投与は重大な出血性の危険をもたらす。ヘパリン投与が全出血性 合併症の8〜30%を占めている。出血合併症は、出血の高度の危険性のある、 また低量のヘパリン処置を受けた患者の10%に報告されている。さらに、部分 的なヘパリン抗凝固療法を受けた患者の19%が出血合併症をおこしている。 急性腎不全の全患者の約25%において、透析中および後に、出血の危険性が 増大すると推測されている。出血合併症は、心臓または血管の手術を受けたり、 多箇所の外傷を被った患者においてより頻繁である。さらに、心臓開手術を受け た患者で過度の手術後出血を伴う凝固障害が6〜10%生じている。 全身的なヘパリン投与に伴う生命の危険性を有する出血の問題を解決するため に多大の努力が払われてきた。臨床において一つの広く用いられている方法はプ ロタミンなどの抗ヘパリン化合物の使用である。ヘパリンの抗凝固作用はプロタ ミン硫酸塩の正確に定められた用量で阻止される。過度のプロタミンは凝固検定 を妨げるので、プロタミンの用量は非常に正確でなければならない。さらなる合 併症はプロタミン硫酸塩の副作用から生じ、患者の罹病および/または死亡をも たらすことがある。普通の副作用には、血管拡張、心拍量の減少、低血圧症、末 梢血管抵抗の減少、呼吸困難、肺動脈抵抗の増加および減少、出血、動脈性pO 2の減少あるいは補体活性化(ヘパリン−プロタミン複合体によって促進される )が含まれる。主要な有害反応はアナフィラキシー・ショックである。 外科手術においてプロタミン関連の有害反応の大部分は直におこる。手術終了 時にすべてのヘパリン(約10,000〜30,000単位)を除去することので きる装置のあることが望まれる。また、このような装置により流速約1〜2リッ トル/分、200〜1,000mlの総装置容量で手術可能であれば、望ましい 。このような装置があれば、有害なプロタミン反応に関連する時間と経費をなく し得る。ヘパリン作用を克服する先行技術における他の方法は、低分子量ヘパリ ンおよびプロスタサイクリンのようなヘパリン代用品などの新しい抗血栓剤の導 入である。低用量のヘパリン投与あるいは部分的な抗凝固療法もまた導入されて きた。これは体外循環の返還サイドにおいてヘパリン投与された血液にプロタミ ンを注入することによって実施される。部分的なクエン酸塩抗凝固療法はまた、 クエン酸塩が抗凝固剤として使用され、カルシウムがクエン酸塩中和剤として使 用されている間に発展した。 Repligen corporation により、ヘパリン中和における血小板因子4(PF4 )の役割を調べる研究がなされた。PF4は非常に有効なヘパリン・アンタゴニ ストである。PF4は好中球および単球に化学走化性であり、血小板がPF4放 出による炎症反応を仲介すると考えられている。臨床試験において、PF4注入 はヒトにおける重篤な顆粒球減少症をもたらした。先行技術における他の方法に は、体外循環の終了時にヘパリンを分解する固定ヘパリナーゼ・フィルターが記 載されている。ヘパリナーゼはヘパリン異化作用酵素であり、ヘパリンの抗凝固 作用を中和することが示されていた。ヘパリナーゼは不安定で、容易に活性を失 う。ヘパリナーゼを循環に導入すると、急性あるいは慢性の免疫学的応答を引き 起こし得る。これは、固定されたヘパリナーゼがサポート物質を濾過し得るので 、とくに重要である。さらに、酵素活性を著しく失うことなくヘパリナーゼ酵素 反応器を殺菌あるいは保存するのは難しい。 上記の方法で、体外抗凝固療法の問題を充分で簡潔な臨床的解決に導くものは 何もなかった。プロタミンの静脈内投与に対する重篤なあるいはさらに致命的な アナフィラキシー反応は、文献により充分に立証されてきた。新しい抗−血栓剤 としての低分子量ヘパリンの使用は、従来の非分別ヘパリンに比べて有意義な改 善を示さず、非分別ヘパリンより中和が非常に難しい。低用量のヘパリン投与は 、体外療法における適切な抗凝固療法を提供するのに不充分であることが分かっ た。部分的なヘパリン抗凝固療法はさらに中和剤としてプロタミンを必要とする 。部分的クエン酸塩抗凝固療法は、該方法を実施することおよびクエン酸塩中和 に必要なカルシウムの適切な量を決めることが技術的に難しいので、使用される ことは稀である。プロスタサイクリン投与は突然の予測不可能な低血圧症に関連 している。臨床的ヘパリン中和におけるPF4の使用は、望ましくない臨床試験 結果によるものではないように思われる。本発明の目的は、体外循環からヘパリ ンを除去する簡単かつ有効な装置の開発である。本発明の他の目的は、ヘパリン を患者に導入せずに体外循環における血塊形成を防止することである。また、本 発明は、ヘパリンの使用に関連する出血合併症の可能性を減少をすることを意図 する。本発明の主題は、固定されたアンチトロンビンIIIの使用により体外血液 からヘパ リンを除去する。本発明のさらなる目的は、プロタミンでのヘパリン中和から生 じるプロタミンの毒性作用を防止することである。 発明の要約 本発明は、血液または血漿を処理するための体外装置を提供し、この装置は、 ヘパリン化血液を受ける入口と実質的にヘパリンを含有しない血液を放出する出 口とを有する。本発明で記載するように、精製アンチトロンビンIIIは、カラム 装置中に充填されたクロマトグラフィー支持体に固定される。このカラムは粒子 とヘパリン血との充分な接触を可能にする。この接触は血液からヘパリンを除去 する。精製アンチトロンビンIIIは臨床用の品質であるべきで、好ましくは食品 医薬品局より非経口医療用として承認されたものである。これはヒト血漿などの 天然源から得られるか、または組換えDNA技法により製造される。示唆したよ うに、アンチトロンビンIIIは共有結合によりクロマトグラフィー支持体に固定 される。この支持体は実質的な数の反応基を有するポリマー・マトリックスであ り、これらの基は、アルデヒド、カルボキシル、チオール、ヒドロキシルまたは アミノ基などで、アンチトロンビンIIIをカップリングするように活性化され得 る。ポリマー支持体マトリックスには、アガローマ、セルロースまたはデキスト ランなどの天然炭水化物またはポリスチレン、ポリエステルスルホン、PVDE 、エチレンビニルアルコール、ポリカルボネート、ポリエーテル、ポリエーテル カルボネート、変性セルロース、セルロースアセテート、ポリ乳酸、ナイロンま たはポリウレタンなどを含む合成ポリマーがある。 ヘパリン除去装置は、人工腎臓または人工心臓−肺装置などの他の体外装置と 併用される。この場合、ヘパリンは体外装置を通過する血流に加えられ、これに よって凝固および血栓形成が防止される。ヘパリン化処理血は、アンチトロンビ ンIII含有の脱ヘパリン装置を通過し、ヘパリンが除去され、次いでヘパリンを 含まないで患者に血液が戻る。 本発明は、ヘパリンの抗凝固作用を中和するよりもむしろ血液からヘパリンを 除去するので、局所的なヘパリン投与を可能にする。これはヘパリンの毒性副作 用を最小化するのを助ける。固定マトリックスは血液に適合するためにいくつか の基準に合致しなければならない。第1に、バイオ適合性であり、アンチトロン ビンIIIを固定するために官能基を含有することを要する。第2に、血中で分解 されないために化学的に安定でなければならない。体外循環条件に耐えるために 、充分な機械的安定性とともに適当な圧−流特性を有すべきである。支持体材料 は、溶血、血小板活性化/凝集、血栓形成、白血球および補体系の活性化を起こ すべきでなく、かつ無毒性でなければならない。このような体外脱ヘパリン化シ ステムをつくるのに用い得る様々な方法をここに記載する。 詳細な説明 先行技術において、患者の血液は、人工腎臓また心肺装置などの体外装置を循 環する。循環は体外装置から患者に血液を戻すことにより完了する。患者の血液 は体外装置の前にヘパリン注入されることによりヘパリン化される。患者に戻っ た血液は、プロタミンの注入によっていくらかの中和がなされたヘパリンを含有 する。ヘパリン−プロタミン複合体は補体系を強く活性化する。ヘパリン反発も プロタミン投与後の何時間かで報告されている。 本発明において、患者の血液は、先行技術と同様に、酸素発生器あるいは血液 透析カートリッジである体外装置の直前でヘパリン化される。しかし、新しい体 外装置は酸素発生器あるいは血液透析カートリッジと患者との間に挿入される。 この装置は、患者へもどる血液からヘパリンを除去する固定アンチトロンビンII Iを含有する。アンチトロンビンIIIは固定されているので、もどる血液にはヘパ リンもアンチトロンビンIIIも含まれない。 この結果、体外治療の間、患者がヘパリンと接触することは決して起きない。 これは、ヘパリン投与に関連する出血の危険を減少する。装置はアンチトロンビ ンIIIを固定するフィルター・カートリッジであり得る。別法として、アンチト ロンビンIIIは血液フィルターまたは血液透析機器に直接的に固定される。他の 可能な方法は、実質的粒子内チャネル構造を有する大きいビード・クロマトグラ フィー粒子にアンチトロンビンIIIを固定せしめることである。血液中の細胞エ レメントはこれらのチャネルを制約なしに流れ得る。“装置”なる用語は、患者 に血液が戻される前に血液から望ましくないヘパリンを除去し保留するいかなる 手段を も表すと、広く解釈されるべきである。 マトリックスのバイオ適合性は重要な問題である。固定アンチトロンビンIII は実質的にバイオ適合の表面を提供し得る。支持体マトリックスはタンパク質カ ップリングに用い得る活性官能基を有している。その基には、限定するものでな いが、アルデヒド、ヒドロキシル、チオール、アミノまたはカルボキシル基など がある。タンパク質をカップリングするための他の活性官能基は当業者によく知 られている。また、支持体はアンチトロンビンIIIを結合するのに活性的でなけ ればならない。しかし、他のまだ発見されていない生物的物質が新規の活性化方 法とともに、この新規ヘパリン除去システム、およびアンチトロンビンIIIを固 定するのに適したカップリング方法において、用い得ることを強調しておく。 アンチトロンビンIIIの固定の例は、血液透析に用いられる再生セルロース空 洞フィバー膜などのセルロース支持体マトリックスである。セルロースはメタ過 ヨウ素酸ナトリウムで活性化され得る多数のヒドロキシル基を含み、この基はア ルデヒド基に酸化される。特殊な例において、小空洞フィバー・カートリッジ( 長さ約15cm)が使用される。セルロース・フィバーは、10分間で10mM メタ過ヨウ素酸ナトリウム溶液150mlでカートリッジを満たすことにより、 活性化される。フィバーの束は脱イオン水で何回も洗う。2mg/mlタンパク 質含有のカップリング溶液100mlから還元性アミノ化(Hornsey et al.(198 6),J.Immunol.Methods 93.pp.83-88記載のように)によりカップルされる。ポリ スチレン、ポリエーテルスルホン、PVDF、エチレンビニルアルコール、ポリ カルボネート、ポリエーテル、ポリエーテルカルボネート、ポリ乳酸、ナイロン またはポリウレタンなどの他の支持体のアルデヒド誘導化は、標準的な化学反応 を用いてホルムアルデヒドまたはグルタルアルデヒドで行うことができる(綜説 :Affinity Techniques,Methods in Enzymology Vol.19A)。 驚くべきことに、Cellthru BigbeadTM(商標)培養基、300〜500μm ビード(Sterogene Bioseparations,Inc.,Carlsbad,CA,USA)が充填カラムベッ トを経て、約40%ヘマトクリットの血液などの、非常に高い固体含量および粘 性液体を通過せしめることが分かった。また、Bigbead はヘパリン結合活性の 大部分を保有したアンチトロンビンIIIの非常に効率的な固定を可能にする。第 一に、直接的血液精製のための高容量カラム装置の製造を可能にする。アンチト ロンビンIIIを商標名LS Activated ALD Cellthru Bigbeads(Sterogen e Bioseparations,Inc.,Carlsbad,CA,USA)の新規アルデヒド活性4% アガロース・ビード(300〜500μm粒子)に、製造業者の指示に従って5 mg/mlで支持せしめた。充填カラムは膜ベース装置よりも顕著に高い容量を 可能にし、血漿などの非常にタンパク質に富んだ培地による粘液化を完全に受け つけない。 別法において、アンチトロンビンIIIは、1mMのNaIO4により0℃で5分 間酸化され、次いでSterogene Bioseparations,Inc.,Carlsbad,CA,USA により製造されたAmino Cellthru Bigbeads(300〜500μm particles )に、製造業者の指示に従って、5mg/mlでカップルされる。次の実験は、 固定されたアンチトロンビンIIIが、カラム・カートリッジ中に充填されて、全 血および血漿からヘパリンを結合する能力の意味において遊離アンチトロンビン IIIと同様の行動をとることを明らかにした。 ヒトATIII誘導300〜500μm Cellthru BigBeads を1.0mlカラ ムに充填し、0.45U/mlヘパリン添加ヒト新鮮血12mlで灌流した。流 速は1.0ml/分すなわち1分につき1ベット容量であった。このような高充 填速度は、体外治療の特定の時間内に、かかる装置を灌流することを要する血液 量からして、重要である。ヘパリン活性はChromogenix LMW Heparin/Hep arin Assay により測定した。収集した通過物のヘパリン活性は0.05U/m l以下に減少した。樹脂は、プロタミンが低分子ヘパリンを中和し得ないので、 よく知られている同じ方法でLMWH活性を低下する。クエン酸処理の新鮮凍結 血漿で同じ実験を繰り返したところ、非常に類似した結果が得られた。これらの 結果は、この技術が治療の場において充分なヘパリン低下をもたらすこと、およ び除去されたヘパリンに結合したBigbead 粒子のアンチトロンビンIII修飾表面 がアンチトロンビン様表面を提供し得ることを示している。別個の実験でアンチ トロンビンIII誘導粒子について溶血性が試験された。抗凝固新鮮ヒト血液を1 分 につき1ベット容量の流速で試験カラムに灌流され、遊離ヘモグロビンをカラム の前と後で測定した。遊離ヘモグロビン値は30mg/dl以下(正常範囲<3 0mg/dl)であり、これはカラム装置を通過する間に赤血球が障害を受けな かったことを表している。白血球細胞および血小板凝集も試験した。白血球およ び血小板数は、カラム装置に血液を灌流した後で正常範囲(6000/mm3a nd 200,000/mm3、夫々)であった。 従って、本発明の全血の体外処理システムは次の事項を含む。 (1)管で結ばれた2つの体外装置、第1体外装置および第2体外装置 (2)第1体外装置に血液が入る前に体外血液循環中にヘパリンの正確にコント ロールされた流れを導く手段。 第2装置は、ヘパリンと結合するために、バイオ適合性ポリマー・マトリック スに共有結合的に固定されたアンチトロンビンIIIを含有する。第2装置は、戻 る血液からヘパリンが実質的に除去されるように、第1装置と生体への血液の帰 路との間に置かれる。 典型的には、バイオ適合性マトリックスはアガロース、セルロース、デキスト ラン、ポリスチレン、ポリエステルスルホン、PVDE、エチレンビニルアルコ ール、ポリカルボネート、ポリエーテル、ポリエーテルカルボネート、変性セル ロース、セルロースアセテート、ポリ乳酸、ナイロンまたはポリウレタンからな る群より選択される。ポリマー・マトリックスは膜の形態であり得る。また、ポ リマー・マトリックスは大きい粒子の形態でもよい。その場合、大きい粒子の大 きさは好ましくは約300μm以上である。大きい粒子ポリマー・マトリックス は、それに結合した反応基を有する。典型的には、反応基はアルデヒド、ヒドロ キシル、チオール、カルボキシルおよびアミノ基からなる群より選ばれる。 本発明の他の実施態様は次の事項を含む。 (1)人口心肺装置および血液透析ユニットからなる群より選ばれる装置、 (2)ヘパリン血を受けるために該装置に連結する出口、 (3)血液適合性の材質で形成され、血液からのヘパリンを除去するためにそ こに固定されたアンチトロンビンIIIを有する支持体マトリックス、この支持体 マ トリックスは出口からヘパリン化血液を受ける、および (4)実質的にヘパリンを含まない血液を生体に再導入するための手段。 ヘパリン化に加えて、多くの状況において血液からトキシンまたは他の化学物 質を除去する必要がある。比較的高い流速で望ましくない物質を継続的に除去す ることにより、全血を含む障害を受けやすい体液の処理のための多目的技術を提 供することは、本発明の一つの目的である。機械的および化学的に安定な血液適 合性支持体マトリックスに固定されたバイオ活性物質を用いた方法および装置を 提供することも目的である。さらに、いくつかの発酵方法などの多数の工業的ま たは研究的方法においては、線上の産生物の除去が望まれるが、細胞の障害を受 けやすい性質および高い密度から達成され難い。 新規のヘパリン除去システムは、多様な臨床状況、例えば、血漿瀉血、体外膜 酸素添加、血液透析、血液濾過、心臓開手術、臓器移植などに適用され得る。こ の様に、本開示における記述は、本発明の理解を容易にするためであって、その 範囲を限定するためになされたものでない。従って、当業者は、本開示に照らし て、本発明の範囲を越えることあるいは精神を離れることなく、追加の実施態様 をつくることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 サトマリー,シューシャン アメリカ合衆国92009カリフォルニア州 カールスバッド、ピー・オー・ボックス 188158

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.(a)管で結ばれた2つの体外装置、第1体外装置および第2体外装置、 (b)第1体外装置に血液が入る前に体外血液循環中にヘパリンの正確にコント ロールされた流れを導く手段(第2装置は、ヘパリンと結合するために、バイオ 適合性ポリマー・マトリックスに共有結合的に固定されたアンチトロンビンIII を含有し、この装置は、戻る血液からヘパリンが実質的に除去されるように、第 1装置と生体への血液の帰路との間に置かれる)を含む全血液の体外処理システ ム。 2.該バイオ適合性マトリックスがアガロース、セルロース、デキストラン、 ポリスチレン、ポリエステルスルホン、PVDE、エチレンビニルアルコール、 ポリカルボネート、ポリエーテル、ポリエーテルカルボネート、変性セルロース 、セルロースアセテート、ポリ乳酸、ナイロンまたはポリウレタンからなる群よ り選択される、請求項1のシステム。 3.該ポリマー・マトリックスが膜の形態である、請求項1のシステム。 4.該ポリマー・マトリックスが大きい粒子の形態である、請求項1のシステ ム。 5.大きい粒子の大きさが約300μm以上である、請求項4のシステム。 6.該大きい粒子ポリマー・マトリックスがそれに結合する反応性基を有する 、請求項5のシステム。 7.反応性基がアルデヒド、ヒドロキシル、チオール、カルボキシルおよびア ミノ基からなる群より選ばれる、請求項6のシステム。 8.(1)人口心肺装置および血液透析ユニットからなる群より選ばれる装置 、 (2)ヘパリン血を受けるために該装置に連絡する出口、 (3)血液適合性の材質で形成され、血液からのヘパリンを除去するためにそ こに固定されたアンチトロンビンIIIを有する支持体マトリックス、この支持体 マトリックスは出口からヘパリン化血液を受ける、および (4)実質的にヘパリンを含まない血液を生体に再導入するための手段 を含む、全血液を処理するための体外装置。
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