JPH1150511A - 便器の上部構成体の取付装置 - Google Patents

便器の上部構成体の取付装置

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JPH1150511A
JPH1150511A JP22086297A JP22086297A JPH1150511A JP H1150511 A JPH1150511 A JP H1150511A JP 22086297 A JP22086297 A JP 22086297A JP 22086297 A JP22086297 A JP 22086297A JP H1150511 A JPH1150511 A JP H1150511A
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JP
Japan
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toilet
main body
mounting
shaft
fixture
Prior art date
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Pending
Application number
JP22086297A
Other languages
English (en)
Inventor
Eiji Saito
英司 齋藤
Masafumi Arakawa
雅史 荒川
Masato Takeda
真人 竹田
Akichika Oohira
彰哉 大平
Tatsuhiko Tsuji
竜彦 辻
Nobuyuki Tanaka
伸幸 田中
Motohiro Nishiuchi
基博 西内
Takashi Yomoda
毅史 四方田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Inax Corp
Original Assignee
Inax Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】局部洗浄装置の本体を便器本体の後部上面に載
置状態に取り付けるに際して、便器本体の上側からの操
作だけで簡単に取り付けられるようにする。 【解決手段】便器本体10の後部に設けた取付孔32に
上側から下向きに筒状の固定具34を挿入セットし、そ
してその固定具34の中空部に対して、局部洗浄装置の
本体16の下面に下向きに突設した軸部22を挿入す
る。このとき軸部22の挿入により、固定具34の爪3
8をカム面42の作用で拡開させて、便器本体10の後
部の上面と下面とを挟み込む状態に固定具34を便器本
体10に固定する。その後局部洗浄装置の本体16の下
面に設けたスライド部材46の係合爪48を固定具34
の係合爪48に係合させ、軸部22の抜けを防止し、局
部洗浄装置の本体16を便器本体10に固定状態とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は便座,洗浄水を人
体局部に噴出する局部洗浄装置の本体等、便器本体の後
部上面に載置状態に取付固定される便器の上部構成体の
取付装置に関する。
【0002】
【従来の技術】用便後においてノズル先端より人体局部
に洗浄水を噴出し、洗浄する局部洗浄装置が近年広く用
いられている。この局部洗浄装置は、洗浄用の水を温水
化して保持する温水タンクや、ノズルからの洗浄水の噴
出・停止を行う電磁バルブ,人体局部に温風を吹き付け
て乾燥する温風乾燥機構等の各種の機構を本体ケーシン
グ内部に収容し、これを便器本体の後部上面に載置状態
に取付固定するようにしている。
【0003】図7はその局部洗浄装置本体の従来の取付
構造を示したものである。図において200は陶器製の
便器本体で、その後部202にこれを上下に貫通する複
数の取付孔204が形成されている。206は局部洗浄
装置の本体で、本体ケーシング208の内部に各種機構
部が内蔵されている。
【0004】この局部洗浄装置本体206は、ケーシン
グ208の前面下部において便座210及び便蓋212
を回動可能に保持しており、これら便座210,便蓋2
12と一体に便器本体200の後部上面に取付固定され
るものとなっている。
【0005】図に示しているようにこの局部洗浄装置の
本体206の下面(詳しくは本体ケーシング208の下
面)には、上記複数の取付孔204に対応した数の固定
ボルト214が下向きに突設されている。
【0006】而してこの取付構造では、それら複数の固
定ボルト214を便器本体200の対応する取付孔20
4に上側から下向きに挿通し、そして後部202の下面
側から、それら固定ボルト214の先端部に対してワッ
シャ218を嵌めたうえナット216をねじ込むこと
で、局部洗浄装置の本体206を便座210,便蓋21
2とともに便器本体200に取付固定する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこの取付
構造の場合、作業者は腰を屈めながら便器本体後部20
2の下面を覗きながら固定ボルト214の位置を探し出
し、或いは手探りによって固定ボルト214の位置を探
し出した上、それら複数の固定ボルト214のそれぞれ
に対してワッシャ218及び固定ナット216を嵌め込
み、更にその状態で固定ナット216をねじ込むことが
必要であって、苦しい体勢での作業が強いられる問題が
あった。
【0008】また手探りで固定ボルト214の位置を探
し出して、同じく手探りで固定ナット216を嵌め合せ
るようにした場合、ナット216のねじ込みによる局部
洗浄装置の本体206の固定作業に時間がかかってしま
うなど施工作業性,施工能率の点で問題があった。
【0009】
【課題を解決するための手段】本願の発明の取付装置は
このような課題を解決するために案出されたものであ
る。而して請求項1の取付装置は、便座,洗浄水を人体
局部に噴出する局部洗浄装置の本体等、便器本体の後部
上面に載置状態に取付固定される便器の上部構成体の該
便器本体への取付装置であって、(イ)前記便器本体後
部に設けられた上下の貫通の取付孔と、(ロ)前記便器
の上部構成体の下面に下向きに突設された固定用の軸部
と、(ハ)前記取付孔に上側から下向きに挿入セットさ
れるとともに、内側に該軸部を下向きに挿入可能な挿入
空間を有し、該挿入空間への該軸部の挿入により爪を拡
開させて、前記便器本体後部の上面と下面とを挾み込
み、該便器本体後部に固定される固定具と、(ニ)該軸
部の該固定具からの抜けを防止する抜け防止機構と、を
含むことを特徴とする。
【0010】請求項2の取付装置は、請求項1におい
て、前記爪には前記軸部の下方への運動を該爪の拡開運
動に変換するためのカム面が形成されていることを特徴
とする。
【0011】請求項3の取付装置は、請求項1,2の何
れかにおいて、前記抜け防止機構は、前記便器の上部構
成体に横方向にスライド可能に設けられたスライド部材
と、該スライド部材及び前記固定具に形成され、該スラ
イド部材の一方向のスライド移動により互いに係合状態
となって前記軸部の抜けを防止するとともに、他方向の
スライド移動によって係合を解除する一対の係合爪とを
有していることを特徴とする。
【0012】請求項4の取付装置は、請求項1,2の何
れかにおいて、前記抜け防止機構は、前記固定具におけ
る前記挿入空間内面と前記軸部の外面との一方に形成さ
れた係合突起と他方に形成された係合凹部とを有してい
て、それら係合突起と係合凹部とが該軸部の抜け止方向
に係合及び係合解除可能とされているとともに、更に、
該係合突起を該係合凹部への係合方向に付勢するばねを
有していることを特徴とする。
【0013】請求項5の取付装置は、便座,洗浄水を人
体局部に噴出する局部洗浄装置の本体等、便器本体の後
部上面に載置状態に取付固定される便器の上部構成体の
該便器本体後部への取付装置であって、(イ)前記便器
本体後部に設けられた上下の貫通の取付孔と、(ロ)前
記便器の上部構成体の下面に下向きに突設され、前記取
付孔に対して上側から下向きに挿入可能な挿入部と、
(ハ)該挿入部の先端側に形成された可撓性の袋状の部
分であって、内部へのエアの流入により膨張して前記便
器本体後部における前記取付孔の周縁部下面を挾み込む
膨出状態と、エアの排出により該取付孔を通過可能な収
縮状態とに膨張・収縮可能な膨張・収縮部と、(ニ)該
膨張・収縮部へのエアの流入・排出を行わせる操作部
と、を有していることを特徴とする。
【0014】
【作用及び発明の効果】上記のように請求項1の取付装
置は、便器本体後部の取付孔に固定具を上側から下向き
に挿入セットするとともに、便座,局部洗浄装置の本体
等の便器の上部構成体の下面に下向きに突設した軸部を
その固定具の内側の挿入空間に挿入し、その際に固定具
の爪を拡開させて便器本体後部の上面と下面とを挾み込
む状態にその固定具を便器本体後部に固定し、そして抜
け防止機構によって固定具からの軸部の抜けを防止する
ようになしたもので、この取付装置によれば、上部構成
体の軸部を固定具の挿入空間に対して上側から下向きに
挿入するだけで、簡単に上部構成体を便器本体の後部上
面に載置状態に取付固定することができる。
【0015】しかもその固定具もまた上側から便器本体
後部の取付孔に挿入セットすることができ、従ってこの
請求項1の取付装置のよれば、従来のように取付作業者
は便器本体後部の下面を覗き込んで固定ボルトの位置を
探し出したり、或いは固定ナットを便器本体後部の下面
を見ながら固定ボルトに対してねじ込作業するといった
ことは必要でなく、便器本体の上側からの操作のみで、
上部構成体を便器本体に対して取付固定することができ
る。
【0016】従ってこの請求項1の取付装置によれば、
極めて簡単且つ短時間の作業で便座や局部洗浄装置の本
体等、便器の上部構成体を便器本体に対して取付固定す
ることができる。
【0017】請求項2の装置は、軸部の下方への運動を
上記固定具における爪の拡開運動に変換するためのカム
面を爪に形成したもので、この装置によれば、簡単な構
造で、軸部の挿入とともに爪を拡開動作させて固定具を
便器本体の後部に固定状態とすることができる。
【0018】請求項3の装置は、便器の上部構成体にス
ライド可能に設けたスライド部材と、そのスライド部材
及び上記固定具に設けた一対の係合爪とで上記の抜け防
止機構を構成するようになしたもので、この装置の場
合、抜け防止機構を簡単な構造で構成することができる
とともに、スライド部材をスライド移動させるだけで簡
単に固定具からの軸部の抜け防止及びその抜け防止状態
を解除することができる。
【0019】上記抜け防止機構は、また、上記固定具の
挿入空間内面と軸部外面との一方に形成した係合突起と
他方に形成した係合凹部、更にその係合突起を係合凹部
に対する係合方向に付勢するばねとを有するように構成
することができる(請求項4)。
【0020】このようにした場合にも抜け防止機構を簡
単な構造で構成することができるとともに、軸部を固定
具の内側の挿入空間に挿入するだけで自動的に係合突起
と係合凹部とをばねの付勢力に基づいて係合させること
ができ、またその付勢力に抗して軸部を固定具から抜き
出すことで、上部構成体を便器本体から取り外すことが
できる。
【0021】次に請求項5の取付装置は、上部構成体の
下面に上記取付孔に対して上側から下向きに挿入可能な
挿入部を突設するとともに、その挿入部の先端側に、エ
アの流入により膨出しエアの排出により収縮する膨張・
収縮部を形成し、その膨張・収縮部を、膨張状態におい
て便器本体後部の上記取付孔周縁部の下面を挾み込ませ
るようになしたものである。
【0022】この膨張・収縮部は、収縮状態において取
付孔を通過可能であり、従ってこの取付装置において
も、便器本体の上方からの操作のみで便座,局部洗浄装
置の本体等便器の上部構成体を便器本体に対して取付施
工することができる。
【0023】また取外しが必要となった場合には、膨張
・収縮部の内部のエアを排出することによって、簡単に
上部構成体を便器本体から取り外すことができる。
【0024】
【実施例】次に本発明の実施例を図面に基づいて詳しく
説明する。図1において10は陶器製の便器本体で、1
2は便座、14は便蓋である。16は一対のノズル1
7,18のそれぞれから人体局部に向けて洗浄水を噴出
し、洗浄する局部洗浄装置の本体で、ケーシング20を
有しており、その内部に洗浄用の水を温水化して保持す
る温水タンク,ノズル17,18からの洗浄水の噴出及
び停止を行うための電磁バルブ,人体局部に温風を吹き
出し乾燥する温風乾燥機構等の各種機構部を便器本体1
0の洗浄用の水を収容する洗浄水タンクとともに収容し
ている。
【0025】この局部洗浄装置の本体16は、前面下部
において便座12及び便蓋14を回動(開閉)可能に保
持しており、それら便座12,便蓋14を一体に保持し
た状態で、便器本体10の後部上面に載置状態で取付固
定されている。
【0026】尚、24は壁面に取り付けられたリモコン
であって、操作部26とその操作内容に応じた光信号を
発信する発光部28とを有している。また一方本体16
のケーシング20には、その光信号を受光する受光部3
0及びケーシング20内部の洗浄水タンクに収容された
水を便器本体10に向けて排出操作するための操作レバ
ー31が設けられている。
【0027】図2及び図3は局部洗浄装置の本体16を
便器本体10に対して取付固定するための取付装置の要
部を具体的に示したものである。これらの図において、
32は便器本体10の後部にこれを上下に貫通する状態
で形成された取付孔である。取付孔32は、便器本体1
0の後部において複数形成されている。
【0028】また22は、局部洗浄装置の本体16のケ
ーシング20に下向きに突設された軸部であって、上記
複数の取付孔22に対応する数で複数個設けられてい
る。
【0029】34はそれら取付孔32のそれぞれに装着
される固定具であって、上端にフランジ36を有する円
筒形状をなしており、各取付孔32に対して上側から下
向きに挿入可能とされている。これら固定具34は、下
半部に複数(本例では4個)の爪38を有している(図
4参照)。
【0030】これら爪38は軸40の周りに回動可能、
即ち拡開可能とされているとともに、各爪38の上面は
傾斜形状のカム面、具体的には外周側から内周側に進む
につれて下向きに傾斜する傾斜形状のカム面42とされ
ている。また上端のフランジ部36には、斜め上向きに
起立する係合爪44が一体に形成されている。
【0031】一方局部洗浄装置の本体16の下面(具体
的にはケーシング20の下面)には、各軸部22の近傍
においてスライド部材46が水平方向にスライド可能に
それぞれ設けられている。そしてこのスライド部材46
の先端部には、斜め下向きに起立する係合爪48が一体
に形成されている。
【0032】本例において、局部洗浄装置の本体16は
次のような手順にて便器本体10に取付固定することが
できる。先ず、固定具34の爪38を固定具34の軸心
と平行にした状態で固定具34を便器本体10の各取付
孔32内に上側から挿入セットする。
【0033】このとき、局部洗浄装置の本体16の下面
に設けたスライド部材46の係合爪48を、軸部22側
にスライド移動させておく。
【0034】次に局部洗浄装置の本体16に突設した複
数の軸部22のそれぞれを、対応する取付孔32内に挿
入セットした固定具34に対して上側から下向きに挿入
する。このとき、軸部22の下端面が固定具34の爪3
8のカム面42に当接してこれを押し下げる。すると爪
38がカム面42のカム作用によって軸40周りに外側
に回転し、爪38が拡開する。そしてその爪38の拡開
作用によって固定具34が便器本体10の上面と下面と
を挟み込む状態に固定される。
【0035】その後スライド部材46を、軸部22より
離間させる向きにスライド移動させて、スライド部材4
6の係合爪48を、固定具34のフランジ部36に形成
した係合爪44に係合させ、軸部22の固定具34から
の抜けを防止する。ここにおいて局部洗浄装置の本体1
6が便器本体10の後部上面に載置状態に取付固定され
た状態となる。
【0036】この局部洗浄装置の本体16は、スライド
部材46を軸部22側にスライド移動させて係合爪4
4,48の係合を解除したのち、局部洗浄装置の本体1
6全体を上側に持ち上げることで便器本体10から取り
外すことができる。
【0037】本例の取付装置によれば、局部洗浄装置の
本体16の軸部22を、固定具34の挿入空間に対して
上側から下向きに挿入するだけで、簡単に局部洗浄装置
の本体16を便器本体10の後部上面に載置状態に取付
固定することができる。
【0038】しかもその固定具34もまた上側から便器
本体10後部の取付孔32に挿入セットすることができ
るため、従来のように取付施工作業者は便器本体10の
後部の下面を覗き込んで固定ボルトの位置を探し出した
り、或いは固定ナットを便器本体10後部の下面を見な
がら固定ボルトに対してねじ込作業するといったことは
必要でなく、便器本体10の上側からの操作のみで、局
部洗浄装置の本体16を便器本体10に対して取付固定
することができる。
【0039】そのため、極めて簡単且つ短時間の作業で
局部洗浄装置の本体16を便器本体10に対して取付固
定することができる。
【0040】また、本例では軸部22の下方への運動を
爪38の拡開運動に変換するためのカム面42を爪38
に形成しているため、軸部22の挿入とともに爪38を
自動的に拡開動作させて、固定具34を便器本体10の
後部に固定状態とすることができる。
【0041】更に本例では、スライド部材46をスライ
ド移動させて一対の係合爪44,48を係合及び係合解
除するだけで簡単に固定具34からの軸部22の抜け防
止及びその抜け防止状態を解除することができる。
【0042】図5は本発明の他の実施例を示したもので
ある。この例では円筒状の固定具34の内面に係合凹部
(本例では断面三角形状の係合凹部)50が形成されて
いる。
【0043】一方軸部22の側には、対応する位置にお
いて係合突起52が設けられている。これら係合突起5
2は、図5(B)の拡大図に示しているように軸部22
に形成された開口54からその外部に突出させられてい
る。
【0044】係合突起52は係合凹部50に対応した形
状(断面三角形状)とされており、且つ軸部34の内部
に装着されたばね56により、常時開口54から突出す
る方向に付勢されている。
【0045】本例においても、第一実施例と同様にして
便器本体10の各取付孔32内に固定具34を上側から
挿入セットした後、局部洗浄装置の本体16の軸部22
を、上側から固定具34の挿入空間内に挿入する。
【0046】このとき軸部22に設けられた係合突起5
2は固定具34の内面に押圧されて、軸部22の内部に
押し込まれた状態にあるが、固定具34側の係合凹部5
0の位置まで係合突起52が下ると、ばね56の付勢力
によって係合突起52が外部に突出し、係合凹部50に
係合する。ここにおいて固定具34から軸部22が抜け
防止される。
【0047】本例においても軸部22の下端面とカム面
42との作用により爪38が拡開し、固定具34が便器
本体10の上面と下面とを挟み込む状態に固定される点
で上記第一の実施例と同様である。
【0048】本例の場合、軸部22を固定具34の内側
の挿入空間に挿入するだけで、自動的に係合突起52と
係合凹部50とを係合させ、軸部22を抜け防止できる
とともに、ばね56の付勢力に抗して軸部22を固定具
34から抜き出すことで、局部洗浄装置の本体16を便
器本体10から簡単に取り外すことができる。
【0049】図6は本発明の更に他の実施例を示したも
のである。この例では、軸部58が内部空洞のチューブ
状を成しており、その先端部に可撓性且つ袋状の膨張・
収縮部(エアバッグ)60が形成されている。そしてこ
の膨張・収縮部60がエアポンプ62によるエアの流入
・排出により膨張・収縮するようにされている。尚、6
4はエアポンプ62のスイッチである。
【0050】本例では、膨張・収縮部60を収縮状態と
しておいてこれを軸部58とともに便器本体10の取付
孔32に上側から下向きに挿入する。そしてスイッチ6
4を操作してエアポンプ62によりエアを膨張・収縮部
60内に流入させてこれを膨張状態とし、便器本体10
の取付孔32周縁部の下面を挟み込ませることで本体1
6を便器本体10に固定することができる。
【0051】本例の取付装置においても、便器本体10
に対する上側からの操作のみで局部洗浄装置の本体16
を取付施工することができるし、また膨張・収縮部60
内部のエアを排出することによって簡単にこれを便器本
体10から取り外すことができる。
【0052】尚、上例では軸部58の先端部に膨張・収
縮部60を設けるようにしているが、軸部58及び膨張
・収縮部60全体をエアバッグとして構成することも可
能である。
【0053】以上本発明の実施例を詳述したがこれはあ
くまで一例示であり、本発明は便座単体を便器本体に取
り付けるための装置として適用することも可能であるな
ど、その主旨を逸脱しない範囲において様々な変更を加
えた形態で構成可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である取付装置を用いて局部
洗浄装置の本体を便器本体に取り付けた状態の図であ
る。
【図2】図1の取付装置の要部の断面図である。
【図3】図1の取付装置を各部に分解して示す分解図で
ある。
【図4】図2の取付装置における固定具の一部切欠斜視
図である。
【図5】本発明の他の実施例の図である。
【図6】本発明の更に他の実施例の図である。
【図7】局部洗浄装置本体の便器本体への従来の取付方
法を示す図である。
【符号の説明】 10 便器本体 12 便座 16 局部洗浄装置の本体 22,58 軸部 32 取付孔 34 固定具 38 爪 42 カム面 44,48 係合爪 46 スライド部材 50 係合凹部 52 係合突起 56 ばね 60 膨張・収縮部(エアバッグ) 64 スイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大平 彰哉 愛知県常滑市鯉江本町5丁目1番地 株式 会社イナックス内 (72)発明者 辻 竜彦 愛知県常滑市鯉江本町5丁目1番地 株式 会社イナックス内 (72)発明者 田中 伸幸 愛知県常滑市鯉江本町5丁目1番地 株式 会社イナックス内 (72)発明者 西内 基博 愛知県常滑市鯉江本町5丁目1番地 株式 会社イナックス内 (72)発明者 四方田 毅史 愛知県常滑市鯉江本町5丁目1番地 株式 会社イナックス内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 便座,洗浄水を人体局部に噴出する局部
    洗浄装置の本体等、便器本体の後部上面に載置状態に取
    付固定される便器の上部構成体の該便器本体への取付装
    置であって(イ)前記便器本体後部に設けられた上下の
    貫通の取付孔と、(ロ)前記便器の上部構成体の下面に
    下向きに突設された固定用の軸部と、(ハ)前記取付孔
    に上側から下向きに挿入セットされるとともに、内側に
    該軸部を下向きに挿入可能な挿入空間を有し、該挿入空
    間への該軸部の挿入により爪を拡開させて、前記便器本
    体後部の上面と下面とを挾み込み、該便器本体後部に固
    定される固定具と、(ニ)該軸部の該固定具からの抜け
    を防止する抜け防止機構と、 を含むことを特徴とする便器の上部構成体の取付装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記爪には前記軸部
    の下方への運動を該爪の拡開運動に変換するためのカム
    面が形成されていることを特徴とする便器の上部構成体
    の取付装置。
  3. 【請求項3】 請求項1,2の何れかにおいて、前記抜
    け防止機構は、前記便器の上部構成体に横方向にスライ
    ド可能に設けられたスライド部材と、該スライド部材及
    び前記固定具に形成され、該スライド部材の一方向のス
    ライド移動により互いに係合状態となって前記軸部の抜
    けを防止するとともに、他方向のスライド移動によって
    係合を解除する一対の係合爪とを有していることを特徴
    とする便器の上部構成体の取付装置。
  4. 【請求項4】 請求項1,2の何れかにおいて、前記抜
    け防止機構は、前記固定具における前記挿入空間内面と
    前記軸部の外面との一方に形成された係合突起と他方に
    形成された係合凹部とを有していて、それら係合突起と
    係合凹部とが該軸部の抜け止方向に係合及び係合解除可
    能とされているとともに、更に、該係合突起を該係合凹
    部への係合方向に付勢するばねを有していることを特徴
    とする便器の上部構成体の取付装置。
  5. 【請求項5】 便座,洗浄水を人体局部に噴出する局部
    洗浄装置の本体等、便器本体の後部上面に載置状態に取
    付固定される便器の上部構成体の該便器本体後部への取
    付装置であって(イ)前記便器本体後部に設けられた上
    下の貫通の取付孔と、(ロ)前記便器の上部構成体の下
    面に下向きに突設され、前記取付孔に対して上側から下
    向きに挿入可能な挿入部と、(ハ)該挿入部の先端側に
    形成された可撓性の袋状の部分であって、内部へのエア
    の流入により膨張して前記便器本体後部における前記取
    付孔の周縁部下面を挾み込む膨出状態と、エアの排出に
    より該取付孔を通過可能な収縮状態とに膨張・収縮可能
    な膨張・収縮部と、(ニ)該膨張・収縮部へのエアの流
    入・排出を行わせる操作部と、 を有していることを特徴とする便器の上部構成体の取付
    装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001152530A (ja) * 1999-11-29 2001-06-05 Inax Corp タンクレス便器
US7036159B2 (en) 1999-11-29 2006-05-02 Inax Corporation Tankless toilet, western-style flush toilet, part washing device and spud for flush toilet

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