JPH11504460A - 記録キャリヤに情報信号を記録する装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 ヘリカルスキャンビデオレコーダのような、情報信号を記録キャリヤのトラックに記録する装置を開示する。前記装置は、情報信号を受ける入力端子（３６）と、前記情報信号を前記キャリヤに記録できる形態に変換する信号プロセッサ（１０）と、前記変換した情報信号を前記記録キャリヤのトラックに書き込む書き込みユニット（３０，３２，３４）とを具える。さらに、時間において見た前記記録キャリヤの合計の長さを確定するユニットと、時間において見た前記記録キャリヤに沿った前記書き込み手段の実際の位置を確定するユニットと、前記記録キャリヤを輸送するユニット（５，６）とが存在する。特定の持続時間（Ｔ₂）の情報信号を前記記録キャリヤ（１）に記録するために、前記記録キャリヤを、記録すべき前記情報信号の特定の持続時間（Ｔ₂）にほぼ対応する特定の位置における記録のための残り時間を保持した前記記録キャリヤに沿った前記特定の位置に輸送する。

Description

【発明の詳細な説明】 記録キャリヤに情報信号を記録する装置 本発明は、情報信号を記録キャリヤのトラックに記録する装置であって、 − 前記情報信号を受ける入力手段と、 − 前記情報信号を前記記録キャリヤに記録することができる形態に変換する信 号処理手段と、 − 前記変換された情報信号を前記記録キャリヤのトラックに書き込む書き込み 手段と、 − 時間において見た前記記録キャリヤの合計記録長を確定する手段と、 − 時間において見た前記記録キャリヤに対する前記書き込み手段の実際の位置 を確定する手段と、 − 前記書き込み手段および記録キャリヤを互いに関して位置決めする手段とを 具える装置に関するものである。 このような装置は、ヘリカルスキャンビデオレコーダの形態におけるように技 術的に既知である。これに関しては、独国特許明細書第３０４９２９６号が参考 になる。この特許の実施形態において、前記記録キャリヤは長手記録キャリヤで あり、前記位置決め手段は前記記録キャリヤを輸送する手段を具える。 ビデオレコーダをプログラムし、後の時間に放送されるＴＶ番組を記録するこ とができる。カセットに含まれる前記記録キャリヤを、前記装置が、‘テープが 尽きる’ことなく、さらにユーザが見ていない以前に記録されたＴＶ番組に上書 きすることなく前記ＴＶ番組を記録することができるほど長くしなければならな い。 本発明は、記録キャリヤのより効率的な使用の結果として、情報信号を記録キ ャリヤに記録する改善された方法を提供することを目的とする。この目的のため に、本発明による装置は、前記位置決め手段をさらに、前記書き込み手段および 記録キャリヤを互いに前記記録キャリヤにおける特定の位置に相対的に位置決め することに適合させ、前記特定の位置が前記記録キャリヤに情報を記録するため に残っている時間と関係を有し、情報信号を特定の期間前記記録キャリヤに記録 するために、前記位置決め手段を、前記書き込み手段および記録キャリヤを互い に、前記特定の位置において記録するために残っている時間が記録すべき前記情 報信号の特定の期間に実際的に対応するのを保つような位置に相対的に位置決め することに適合させたことを特徴とする。 情報信号を前記長手記録キャリヤのトラックに記録することにさらに適合させ 、前記位置決め手段が前記記録キャリヤを輸送する手段を具えるこのような記録 装置は、前記記録キャリヤ輸送する手段をさらに、前記記録キャリヤを前記記録 キャリヤに沿った特定の位置に輸送することに適合させ、前記特定の位置が情報 を前記記録キャリヤに記録するために残っている時間と関係を有し、情報信号を 特定の期間前記記録キャリヤに記録するために、前記輸送手段を、前記特定の位 置において記録するために残っている時間が記録すべき前記情報信号の特定の期 間に実際的に対応することを保つような前記記録キャリヤに沿った特定の位置に 前記記録キャリヤを輸送することに適合させたことを特徴とする。 さらに特に、第１の予め決められた期間の第１情報信号と、第２の予め決めら れた期間の第２情報信号とを前記記録キャリヤに記録することに適合したこの装 置は、該装置を、前記第１情報信号を前記記録キャリヤに前記記録キャリヤの最 初の部分から開始して記録し、前記予め決められた第１の期間後に記録を停止し 、前記記録キャリヤを、特定の位置に記録するために残っている時間が前記第２ の特定の期間に実際的に対応することを保つような前記記録キャリヤに沿った特 定の位置に輸送し、前記第２情報信号を前記特定の位置から開始して記録するこ とに適合させたことを特徴とする。 本発明の基礎を、長手記録キャリヤにおけるＴＶ番組の記録を参照して説明す る。本発明によれば、特定の期間の第１ＴＶ番組を、前記記録キャリヤの最初の 位置から開始して記録することができる。前記記録キャリヤに後に記録すべき第 ２ＴＶ番組を、通常は前記記録キャリヤにおいて前記第１ＴＶ番組の後に直接記 録する。これとは相違して、本発明によれば、前記第２ＴＶ番組の記録の開始が 前記第２ＴＶ番組を前記記録キャリヤの最後の部分に正確に記録できるような位 置におけるように、前記第２ＴＶ番組を前記記録キャリヤにおいてさらに前方に 記録する。結果として、前記第２ＴＶ番組の記録の終点は、前記記録キャリヤの 末端と（多かれ少なかれ）正確に一致する。 前記装置は、前記輸送手段を、前記記録キャリヤを前記記録キャリヤの最初の 部分に輸送することに適合させ、該装置をさらに、第３情報信号を前記開始位置 から開始して前記記録キャリヤに記録し、予め決められた第３の期間後に記録を 停止することに適合させたことを特徴としてもよく、または、前記輸送手段を、 特定の位置における記録するために残っている時間が第３の特定の期間に実際的 に対応することを保つような前記記録キャリヤに沿った特定の位置に前記記録キ ャリヤを搬送することに適合させ、該装置をさらに、第３情報信号を前記特定の 位置から開始して記録することに適合させたことを特徴としてもよい。 この方法において、第３ＴＶ番組を、より以前に記録された前記第１ＴＶ番組 上に、前記第２ＴＶ番組に上書きすることなく記録し、ユーザが依然として前記 第２ＴＶ番組を見ることができるようにしてもよく、または、前記第３ＴＶ番組 を、より以前に記録された前記第２ＴＶ番組上に、前記第１ＴＶ番組に上書きす ることなく記録し、ユーザが依然として前記第１ＴＶ番組を見ることができるよ うにしてもよい。 本発明のこれらのおよび他の態様は、以下の図の説明において説明する実施形 態の参照によってさらに明らかになるであろう。 図１は、前記装置の一実施形態を示す。 図２は、本発明による記録キャリヤに記録された２つのＴＶ番組の位置を示す 。 図３は、前記記録キャリヤにおいて、記録された前記第１ＴＶ番組上に記録さ れた第３ＴＶ番組の位置を示す。 図４は、本発明による、前記記録キャリヤにおいて、記録された前記第２ＴＶ 番組上に記録された第３ＴＶ番組の位置を示す。 図５は、図１の装置の機能の流れ図の位置実施例を示す。 図１は、本発明による装置の一実施形態を示す。この装置は、ビデオ信号を長 手記録キャリヤ１に、ビデオ情報の斜めトラックを記録キャリヤ１に記録するこ とによって記録する形態におけるものである。記録キャリヤ１を、巻取りリール ２に部分的に巻回し、供給リール３に部分的に巻回し、２つまたはそれ以上の磁 気ヘッドを配置した回転ヘッドドラム３０の周囲を取り巻いて供給する。この例 において、２つのヘッド３２および４３を、ヘッドドラム３０の周囲に１８０° において位置させて示す。リール２および３を、各々巻き取りリールモータ５お よび供給リールモータ６によって駆動する。中央制御ユニット１０を、モータ５ および６の速度やテープ輸送の持続時間のような、ビデオレコーダのすべての機 能を制御するために設ける。この目的のために、回転速度発生器１２および１４ を、モータ５および６の各々に１つ設ける。回転速度信号を、前記回転速度発生 器によってライン１６および１８を経て中央処理ユニット１０に供給する。前記 回転速度信号に応じると共に、ビデオレコーダのハウジングの外側またはビデオ レコーダのリモートコントロールユニットにおいて位置するモード選択スイッチ のユーザによる手動動作のような他の情報に応じて、中央制御ユニット１０は、 モータ５および６を各々駆動する駆動信号をライン２２および２４において発生 する。中央制御ユニットは、回転ヘッドドラム３０用駆動信号（図示せず）も発 生する。さらに、一般にキャプスタン（図示せず）も存在し、これをキャプスタ ンモータ（図示せず）によって駆動する。前記中央制御ユニットは、前記キャプ スタンモータを駆動する駆動信号も発生する。 入力端子３６を、記録キャリヤ１の斜めトラックに記録するためのビデオ信号 を受けるために設ける。入力端子３６を、中央処理ユニット１０の入力部に結合 する。中央処理ユニット１０は、前記ビデオ信号を前記記録キャリヤに記録でき る形態に変換する。このような信号処理は、当該技術分野において既知である。 前記変換されたビデオ信号を、ライン４０を経て記録キャリヤ１に記録するヘッ ド３２および４３に供給する。 該装置は、該装置に挿入された記録キャリヤの合計の長さを決定することがで きる。これも、当該技術分野において既知である。これを、記録キャリヤ１を一 方向または双方向において短く搬送し、回転速度発生器１２および１４によって 発生される回転速度パルスの数を決定することによって実現することができる。 関連文献リストにおける文献（１）のドイツ連邦共和国特許明細書第３０４９２ ９６号、関連文献リストにおける文献（２）の欧州特許出願公開明細書第５８０ ２５３号、関連文献リストにおける文献（３）の国際公開パンフレット第９６／ １２２８３号のような種々の先行技術における刊行物が参考になる。この記録キ ャリヤの合計の長さを、‘合計記録時間’において表すことができる。 同じ方法において、該装置は、記録キャリヤ１の長手方向において見て前記記 録キャリヤに向かっての前記ヘッドおよびヘッドドラムの実際の位置を決定する ことができる。この実際の位置を、‘使用時間’および‘残り時間’において表 すことができる。 前記ビデオレコーダに、後で記録すべきＴＶ番組に関する情報を格納するメモ リ４２を設ける。この情報を、リモートコントロールを使用してビデオレコーダ をプログラムする場合のような手動入力部２０を経て、または、テレテキスト画 面を使用してこの番組情報を選択する（テレテキストを経てプログラムする）こ とによって入力することができる。このような状況において、ＴＶ番組の開始時 間および長さを、この番組が放送される日にちと、この番組が放送されるチャン ネルとについての情報と共に入力する。 ユーザが２つの番組に関する番組情報を入力するとし、第１の番組がＴ₁の長 さを有し、第２の番組がＴ₂の長さを有するとする。この第２の番組は、前記第 １の番組より後に放送される。 ユーザは新たなカセットを前記ビデオレコーダに挿入し、前記ビデオレコーダ は、上述した方法において、記録キャリヤ１の合計の長さＴ_totを確定すること ができる。前記ビデオレコーダはさらに、比較器４４を有し、Ｔ_totとＴ₁および Ｔ₂の和とを比較することによって、前記カセットにおける記録キャリヤ１の合 計の長さＴ_totがＴ₁＋Ｔ₂より長いことを確定することができる。 前記ビデオレコーダは、ここで、プログラムされたＴＶ番組を記録する準備が できる。 前記第１のＴＶ番組の放送の開始に応じて、前記ビデオレコーダは、前記第１ のＴＶ番組の記録を記録キャリヤ１の最初の部分から開始する。期間Ｔ₁の後に 記録を停止する。これを図２において示し、前記記録キャリヤにおいて記録キャ リヤ１の最初の部分から直接記録された前記第１の番組を示す。 通常は、前記ビデオレコーダは、前記第２のＴＶ番組の放送が開始するまで、 この位置のままである。先行技術のビデオレコーダは、前記第２のＴＶ番組は、 記録キャリヤ１において前記第１のＴＶ番組の直接後に記録される。 これとは相違して、前記第１のＴＶ番組の記録の停止に応じて、前記ビデオレ コーダは、第１高速前進輸送モードに切り替わり、その結果記録キャリヤ１は、 前進方向に輸送される。この高速前進輸送モードを、前記‘残り時間’がＴ₂に 等しくなる瞬時に終了し、該装置は停止モードに切り替わる。前記記録キャリヤ の輸送を停止する瞬時を、コンパレータ４４において、前記回転速度パルスから 得た‘残り時間’情報をメモリ４２に格納されたＴ₂と比較することによって確 定することができる。 前記第２のＴＶ番組の放送の開始において、前記ビデオレコーダは記録モード に切り替わり、前記第２のＴＶ番組を前記記録キャリヤに記録することができる 。記録を、前記ＴＶ番組の終了時、すなわち期間Ｔ₂後に停止する。結果として 前記第２のＴＶ番組は、図２に見られるように記録キャリヤ１の最後の部分にお いて正確に記録される。長さＴ_tot−Ｔ₁−Ｔ₂の空き部分は、先行技術のビデオ レコーダにおけるように前記第２のＴＶ番組の最後において位置する代わりに、 前記２つの記録されたＴＶ番組の間に位置する。 図２に示すように記録されている記録キャリヤ１を、ユーザが第３のＴＶ番組 を後に記録したい場合、より効率的に使用することができる。ユーザが、記録キ ャリヤ１に記録された前記第１のＴＶ番組を観ているが、前記第２のＴＶ番組を 観ていないとする。したがって、前記第１のＴＶ番組に上書きしてもよい。ここ でユーザは、前記記録キャリヤをその最初の部分まで巻き戻すことができ、前記 ビデオレコーダを前記第３のＴＶ番組を記録するためにプログラムすることがで きる。この第３のＴＶ番組が長さＴ₃を有し、この長さを前記元の第１ＴＶ番組 より長いが、Ｔ_tot−Ｔ₂より短いとする。ここで図２の記録キャリヤを、前記第 １の番組上への第３のＴＶ番組の記録に使用することができる。前記第３のＴＶ 番組の放送開始の瞬時において、前記ビデオレコーダは、記録を開始し、前記第 １のＴＶ番組上と、部分的に、前記元の第１および第２の記録間の未使用領域上 とに前記第３のＴＶ番組を記録する。図３を参照されたい。これは、前記第２の ＴＶ番組を前記記録キャリヤにおいて前記第１のＴＶ番組の直接後に記録した場 合、不可能である。他の場合では、まだ観ていない第２のＴＶ番組の一部が上 書きされてしまう。 ユーザが、記録キャリヤ１に記録されている前記第２のＴＶ番組を観たが、前 記第１の番組を観ていないとする。したがって、前記第２のＴＶ番組に上書きし てもよい。記録すべき第３の番組が、長さＴ₃'を有するとする。この状況におい て、Ｔ₃'は、Ｔ_tot−Ｔ₁より短い限りは、前記元の第２のＴＶ番組の持続時間Ｔ₂ より短くても長くてもよい。図２の記録キャリヤ１を再び使用することができ るが、ここでは、前記第２の番組上への前記第３の番組の記録に使用する。ユー ザは、前記ビデオレコーダに命令し、‘第２番組記録モード’に切り替えること ができ、前記ビデオレコーダをプログラムし、後の時間において長さＴ₃'を有す る前記第３の番組を記録することができる。前記ビデオレコーダは、前記記録キ ャリヤの実際の位置に応じて高速前進または高速巻き戻しモードに切り替わり、 前記記録キャリヤを‘残り時間’がＴ₃'と等しくなる位置に輸送する。前記第３ のＴＶ番組の放送開始の瞬時において、前記ビデオレコーダは、記録を開始し、 前記第３のＴＶ番組を、再び、前記記録キャリヤにおいて前記記録キャリヤの最 後の部分に向かって完全に記録されるように記録する。これを図４において示し 、本例において、Ｔ₃'をＴ₂より短く選択した。図４に示す状況は、再び、図３ の状況と同じであり、前記記録キャリヤの最後の部分に記録されたＴＶ番組の長 さが図２におけるより短いことが異なっている。このため、新たなＴＶ番組を後 に、ユーザが前記第１の番組を観た後で、前記第３の番組を観る前に、前記第１ の番組上に記録することができる。この新たな番組は、前記第１の番組より時間 において長くてもよく、この新たな番組の持続時間がＴ_tot−Ｔ₃'より短い場合 、前記第３の番組は上書きされない。 図５は、前記ビデオレコーダの機能する方法の流れ図を示す。ユーザは、この 流れ図をブロック５０において開始し、前記ビデオレコーダのプログラミングを 開始する。さらに特に、ユーザは、前記ビデオレコーダを、後の瞬時において第 １のＴＶ番組を記録するためにプログラムする。これをブロック５２において行 い、ユーザは、放送の日にちおよび開始時間および終了時間や、このＴＶ番組が 放送されるチャンネルのようなプログラミングデータを入力する。このデータを メモリ４２に格納する。次に、ユーザは、記録すべき第２のＴＶ番組のためのプ ログラミングデータを入力する。これをブロック５４において与える。再び、こ のプログラミングデータをメモリ４２に格納する。前記ビデオレコーダに挿入さ れたビデオカセットが空きカセットの場合、または、ユーザが、前記カセットを 空きカセットであるかのように使用できることを、例えば、前記ビデオレコーダ のあるボタンを押すことによって示す場合、前記ビデオレコーダは、前記２つの ＴＶ番組を図２に示すように記録する。これを、ブロック５６および５８によっ て示す。目録メモリにおいて、前記ビデオレコーダは、記録された前記２つのＴ Ｖ番組の持続時間Ｔ₁およびＴ₂を格納する。持続時間Ｔ₂を格納することは、前 記ビデオレコーダが、前記第２の番組の記録の開始点にアクセスできるようにす るために必要である。 後の段階において、ユーザは、第３のＴＶ番組を記録することを望む。したが って、ユーザは、その長さ（Ｔ₃）のような必要なすべてのプログラミング情報 を入力し、後の瞬時においてこの第３のＴＶ番組を記録する（ブロック６０参照 ）。次に、前記ビデオレコーダは、比較器４４においてＴ₃とＴ_tot−Ｔ₂とを比 較する（ブロック６２参照）。Ｔ₃がＴ_tot−Ｔ₂より短いかこれと等しいと思わ れる場合、前記第３の番組を、以前に記録された前記第１の番組上に、前記第２ の番組に上書きすることなく記録することができる。これをディスプレイに表示 することができ（ブロック６４参照）、その結果、ユーザは、例えば、前記第１ の番組をまだ観ていないという理由のためにそれを拒否する可能性を有する（ブ ロック６６参照）。しかしながら、承認に応じて、前記ビデオレコーダは、図３ に示すように前記第３のＴＶ番組を前記第１の番組上に記録し（ブロック６８参 照）、その後、この流れ図は、ブロック７０において停止する。 ユーザがブロック６６において前記第１の番組上への記録を拒否する場合にお いて、この流れ図はブロック７４において続き、ここでＴ₃をＴ_tot−Ｔ₁と比較 する。Ｔ₃がＴ_tot−Ｔ₁より短いかこれと等しいと思われる場合、前記第３の番 組を、以前に記録された前記第２の番組上に、前記第１の番組に上書きすること なく記録することができる。これをディスプレイに表示することができ（ブロッ ク７６参照）、その結果、ユーザは、例えば、前記第２の番組をまだ観ていない という理由のためにそれを拒否する可能性を有する（ブロック７８参照）。 しかしながら、承認に応じて、前記ビデオレコーダは、図４に示すように前記第 ３のＴＶ番組を前記第２の番組上に記録し（ブロック８０参照）、その後、この 流れ図は、ブロック８２において停止する。Ｔ₃がＴ_tot−Ｔ₁より長いと思われ る場合、警告を与える（ブロック９２参照）。 これは、図４に示すような前記第２の番組上への前記第３の番組の記録が、前 記第２の番組だけでなく前記第１の番組を部分的に上書きしてしまうことを意味 する。この流れ図はブロック９４において続き、ここでユーザは、前記第３の番 組を前記第１の番組上に記録してもよいかどうかを（再び）求められる。しても よい場合、この流れ図はブロック６８において続く。してはいけない場合、前記 ビデオレコーダは、ユーザに新たなカセットを挿入するように促し（ブロック９ ６参照）、この流れ図はブロック９８において停止する。ユーザがブロック７８ において前記第２の番組上への記録を承認しない場合においても、この流れ図は ブロック９４において続く。 ブロック６２においてＴ₃がＴ_tot−Ｔ₂より長いと思われる場合、警告を与え る（ブロック７２参照）。次に、この流れ図はブロック７４において続き、ここ で、上記で説明したようにＴ₃をＴ_tot−Ｔ₁と比較する。 本発明をその好適実施形態の参照と共に説明したが、これらは制限的な例では ないことを理解されたい。したがって、種々の変形例が、請求の範囲において規 定した本発明の範囲から逸脱することなく、当業者には明らかになるであろう。 例として、本発明を、ここまではヘリカルスキャンビデオレコーダを参照して説 明した。しかしながら、本発明は、ビデオ信号を記録キャリヤに記録する他の形 式のレコーダにも等しく良好に適応可能であることに注意されたい。前記記録キ ャリヤを長手形態におけるものとする必要はなく、消去可能ビデオディスクのよ うなディスク様記録キャリヤとしてもよい。さらに、前記記録キャリヤを磁気記 録キャリヤまたは光記録キャリヤとしてもよい。記録すべき信号をビデオ信号と する必要はなく、オーディオ信号も等しく良好に可能である。さらに、本発明は 、ここに開示した各々のおよび全ての特徴または特徴の組み合わせにある。 関連文献 （１） 独国特許明細書第３０４９２９６号 （２） 欧州特許出願公開明細書第５８０２５３号 （３） 国際公開パンフレット第９６／１２２８３号

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．情報信号を記録キャリヤのトラックに記録する装置であって、 − 前記情報信号を受ける入力手段と、 − 前記情報信号を前記記録キャリヤに記録することができる形態に変換する 信号処理手段と、 − 前記変換された情報信号を前記記録キャリヤのトラックに書き込む書き込 み手段と、 − 時間において見た前記記録キャリヤの合計記録長を確定する手段と、 − 時間において見た前記記録キャリヤに対する前記書き込み手段の実際の位 置を確定する手段と、 − 前記書き込み手段および記録キャリヤを互いに関して位置決めする手段と を具える装置において、前記位置決め手段をさらに、前記書き込み手段および記 録キャリヤを互いに前記記録キャリヤにおける特定の位置に相対的に位置決めす ることに適合させ、前記特定の位置が前記記録キャリヤに情報を記録するために 残っている時間と関係を有し、情報信号を特定の期間前記記録キャリヤに記録す るために、前記位置決め手段を、前記書き込み手段および記録キャリヤを互いに 、前記特定の位置において記録するために残っている時間が記録すべき前記情報 信号の特定の期間に実際的に対応することを保つような位置に相対的に位置決め することに適合させたことを特徴とする装置。 ２．請求の範囲１に記載の装置において、前記記録キャリヤを長手記録キャリヤ とし、前記位置決め手段が前記記録キャリヤを輸送する手段を具え、前記記録キ ャリヤ輸送する手段をさらに、前記記録キャリヤを前記記録キャリヤに沿った特 定の位置に輸送することに適合させ、前記特定の位置が情報を前記記録キャリヤ に記録するために残っている時間と関係を有し、情報信号を特定の期間前記記録 キャリヤに記録するために、前記輸送手段を、前記特定の位置において記録する ために残っている時間が記録すべき前記情報信号の特定の期間に実際的に対応す ることを保つような前記記録キャリヤに沿った特定の位置に前記記録キャリヤを 輸送することに適合させたことを特徴とする装置。 ３．請求の範囲２に記載の装置において、第１の予め決められた期間の第１情報 信号と、第２の予め決められた期間の第２情報信号とを前記記録キャリヤに記録 するようにし、該装置を、前記第１情報信号を前記記録キャリヤに前記記録キャ リヤの最初の部分から開始して記録し、前記予め決められた第１の期間後に記録 を停止し、前記記録キャリヤを、特定の位置に記録するために残っている時間が 前記第２の特定の期間に実際的に対応することを保つような前記記録キャリヤに 沿った特定の位置に輸送し、前記第２情報信号を前記特定の位置から開始して記 録することに適合させたことを特徴とする装置。 ４．請求の範囲３に記載の装置において、前記輸送手段を、前記記録キャリヤを 前記記録キャリヤの最初の部分に輸送することに適合させ、該装置をさらに、第 ３情報信号を前記開始位置から開始して前記記録キャリヤに記録し、予め決めら れた第３の期間後に記録を停止することに適合させたことを特徴とする装置。 ５．請求の範囲３に記載の装置において、前記輸送手段を、特定の位置における 記録するために残っている時間が第３の特定の期間に実際的に対応することを保 つような前記記録キャリヤに沿った特定の位置に前記記録キャリヤを搬送するこ とに適合させ、該装置をさらに、第３情報信号を前記特定の位置から開始して記 録することに適合させたことを特徴とする装置。 ６．請求の範囲３に記載の装置において、該装置が、前記記録キャリヤに記録さ れた第１および第２の情報信号の持続時間に関係する情報を格納すると共に前記 記録キャリヤにおける前記記録された情報の開始位置に関係する情報を格納する メモリ手段を具え、該装置がさらに、記録すべき第３の情報信号の持続時間に関 係する情報を格納する手段を具え、該装置がさらに、前記記録キャリヤの最初の 部分において開始する情報信号の記録に、前記２の情報信号の最初の部分が記録 されている位置までに利用可能な持続時間を計算すると共に、この持続時間を前 記第３の情報信号の持続時間と比較し、前記持続時間が前記第３の情報信号の持 続時間より短い場合、第１制御信号を発生する計算手段を具えることを特徴とす る装置。 ７．請求の範囲６に記載の装置において、前記計算手段をさらに、前記第１の情 報信号の記録の前記記録キャリヤにおける最後の位置にほぼ対応する前記記録キ ャリヤに沿った位置における記録のための残り時間を計算して、この残り時間を 前記第３の情報信号の持続時間とを比較し、前記残り時間が前記第３の情報信号 の持続時間より短い場合、第２制御信号を発生するように適合させたことを特徴 とする装置。 ８．請求の範囲７に記載の装置において、該装置を、前記第２制御信号の不在に 応じて、記録すべき前記第３の情報信号の特定の持続時間にほぼ対応する特定の 位置における記録のための残り時間を保持した前記記録キャリヤに沿った前記特 定の位置において開始して前記第３情報信号を記録することに適合させたことを 特徴とする装置。 ９．請求の範囲６に記載の装置において、該装置を、前記第１制御信号の不在に 応じて前記第３の情報信号を前記記録キャリヤの最初の部分において開始して記 録することに適合させたことを特徴とする装置。 10．請求の範囲７に記載の装置において、該装置を、前記第１および／または第 ２制御信号の発生に応じて警告信号を発生することに適合させたことを特徴とす る装置。