JPH11504095A - 安全ポンプシステム - Google Patents

安全ポンプシステム

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JPH11504095A
JPH11504095A JP8532100A JP53210096A JPH11504095A JP H11504095 A JPH11504095 A JP H11504095A JP 8532100 A JP8532100 A JP 8532100A JP 53210096 A JP53210096 A JP 53210096A JP H11504095 A JPH11504095 A JP H11504095A
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Abstract

(57)【要約】 ポンプ(19)及び電動機(15)を含む安全ポンプシステムは、タンク(10)内の流体(11)へ浸漬して使用するのに適応する。電動機とポンプは駆動シャフト(23)によって相互に接続される。電動機は電動機ハウジング内に内蔵され、この電動機ハウジングは内側空間(18)を画成する。また電動機ハウジングは外側シェル又はジャケットによってその周囲を取り巻かれ、外側シェルとの間に外側空間(17)を画成する。ポンプシステムが引火性の液体に浸漬されたときの爆発の危険を少なくするため、超大気圧の保護ガス、例えば窒素が電動機ハウジング(16)の内側空間(18)に供給される。また、保護ガスは外側シェル又はジャケット(14)によって画成される外側空間(17)にも供給される。内側空間(18)内のガス圧力は、外側空間(17)内のガス圧力を越えた圧力であるのが好ましく、その圧力は大気圧を越える圧力であるのが好ましい。二つの隔離した保護ガス領域は、加熱又は電気火花の発生に起因する爆発の危険を実質的に減少する。

Description

【発明の詳細な説明】 安全ポンプシステム 本発明はポンプ及び電動機を含み、タンク内の流体に浸漬して使用することが 可能な安全ポンプシステムに関する。種々の引火性流体、例えば液体石油製品、 液化ガス、種々の危険な化学液体製品等は、通常大型のタンク、例えば液体を運 ぶ際のタンカー船の大型タンク、又は地上に設置した定置式タンク等に貯蔵され る。引火性の液体はポンプ、例えば特別な遠心ポンプを使ってタンクへの分配さ れ、そして/又はタンクから排出される。斯うしたタンクの底部近くに位置する 深井戸型ポンプは、電動機が防爆設計のものであって、且つタンクの上壁より上 方に配置されていれば、この電動機による駆動は可能である。この場合、長い駆 動シャフトは電動機からウエル(井戸形部分)を通り下方に向かってポンプまで 延在する。斯うした長い駆動シャフトは、多数のベアリングを必要とするし、ま た船舶の甲板上で、幾つかのどちらかと言えば重い電動機を高い位置に据え付け ることは重心を上方に移動させるから、船舶に不安定さを与えることになる。 ポンプを駆動するもう一つの可能性は、油圧モータの利用にある。油圧ポンプ は何ら点火源を持たないから、タンク内でポンプ近くに配置することができる。 しかし、斯うした油圧ポンプは複雑な油圧供給システムを介した高圧油の供給を 必要とするから不利である。更に、油圧供給システムから漏れた駆動油がタンク に浸透して、タンク内の流体を汚染する可能性もある。 本発明はタンク内のポンプ近くに位置し、これを駆動する電動機の使用を可能 にする上記形式の安全ポンプシステムを提供する。 従って、本発明はポンプ及び電動機を含むと共に、タンク内の流体に浸漬して 使用される安全ポンプシステムであって、電動機を囲む電動機ハウジングと、こ の電動機ハウジングの周囲を取り巻く外側空間を画成する外側シェル又はジャケ ットと、電動機とポンプを相互に接続する駆動シャフトと、大気圧を越える圧力 で、外側空間に保護ガスを供給する第1ガス供給手段とを含む安全ポンプシステ ムを提供する。 斯うしたポンプシステムは米国特許第5,336,064 号に開示されている。このシ ステムの電動機は、内側空間を画成すると共に、外側シェルによって囲まれた電 動機ハウジングを有している。この電動機ハウジングは、その内側空間中の酸素 を置き換える油等の無害な液体を含んでいるため、電動機の事故によって生ずる 電気火花に起因する爆発は防がれる。電動機ハウジングと外側シェルの間に画成 される外側空間は、不活性雰囲気で満たされていて、電動機を囲む周囲空間にあ るタンクの有害液体から電動機を隔離している。 この公知のポンプシステムに於いて、電動機ハウジングの内側空間に含まれる 液体は電動機の冷却、及びベアリング及びシール部材の冷却及び潤滑に用いられ る。しかし、2種の異なる流体を使用すること、即ち電動機ハウジングの内側空 間には液体を使用し、電動機ハウジングと外側シェルの間に画成される空間には 不活性ガスを用いることは、ポンプシステムを実質的に複雑にすると共に、電動 機ハウジングの内側空間から漏れ出す油又はその他の液体によってタンク内の流 体を汚染する危険を内包することになる。 本発明は上述の形式のポンプシステムではあるが、電動機を備えた防爆浸漬型 ポンプシステムを構成するのに、ただ一種類の流体、即ち保護ガスを必要とする ポンプシステムを提供する。 本発明によれば、斯うしたポンプシステムは、電動機ハウジングに電動機を含 む内側空間を画成させると共に、この内側空間に対して保護ガスを供給するため の第2ガス供給手段を設けて内側空間の酸素を置換させ、例えば電気火花又は過 熱に起因する爆発を防止させることによって得られる。斯うした構成に於いて、 電動機は完全に保護ガスを充填した内側空間に配置されると共に、内側空間は保 護ガスが供給されている別の外側空間によって囲まれる。斯うして、電動機は保 護ガスを満たした二つの別々の雰囲気によってタンクの内容物から隔離されるこ とになる。 第2ガス供給手段が電動機ハウジングの内側空間の保護ガスを、外側空間のガ ス圧力を越える圧力に維持するとき、爆発の危険性は更に少なくなる。斯うして 、タンクから外側空間に漏れ出したかも知れない引火性流体が、電動機ハウジン グによって画成される内側空間に漏洩し続けることは防止される。 更に、流体、例えば引火性液体が、タンクから外側シェルによって画成される 外側空間に漏れ出る危険を少なくするために、第1ガス供給手段は外側空間の保 護ガスを少なくともタンク内のガス相の圧力、出来れば外側シェル又はジャケッ ト近傍のタンク内の流体の最大圧力を越える圧力に維持するのに適応する。例え ば、電動機ハウジングの内側空間の保護ガス圧力は、外側シェルの外側表面に於 けるタンク内のガス圧力より1.5から3バール高い圧力に維持する。外側空間 の圧力は、例えば内側空間よりも0.02から0.5バール低くする。 ポンプは外側シェル又はジャケットの外側に配置されるから、駆動シャフトは 電動機ハウジング及び外側シェルに形成された整列開口をそれぞれ通して延在す る。上記第1及び第2ガス供給手段は、外側空間及び内側空間それぞれに保護ガ スを直接供給するのに適応 する。これら空間の保護ガス圧力はタンク内の流体圧力を越えているから、駆動 シャフトが壁を貫通している外側シェル又はジャケット内に流体が漏れ出すこと は防止される。しかし、保護ガスの消費を少なくするため、電動機ハウジング及 び外側シェルの整列開口をそれぞれ貫通する駆動シャフトの周囲にシールを配置 するのが好ましい。しかし、好適実施例では、外側シェル又はジャケットは、上 記外側空間とタンク内の流体の間に位置する別のシーリングチャンバを画成する と共に、このシーリングチャンバを画成する対向するシェル壁に形成された整列 開口を通して駆動シャフトを延在させ、シーリングチャンバに保護ガスを供給す るための第3のガス供給手段を設けて、シーリングチャンバ内をその近傍にある タンクの流体圧力を越える圧力に維持している。 電動機ハウジングの内側空間のガス圧力は、シーリングチャンバ内のガス圧力 を越えているのが好ましい。斯うすることによって、保護ガスは内側空間からシ ーリングチャンバへ、そして更にシーリングチャンバからタンクへと漏れ出るよ うになる。其処では通常、不活性保護ガスは何らタンク内容物の汚染を引き起こ すものではない。シーリングチャンバからタンクへの保護ガスの漏れを最小限に 減らすため、シーリングチャンバは、駆動シャフトが内側空間から外に向かって 延びる開口の少なくとも一つをシールするシャフトを囲むシーリング手段を含ん でいるのが好ましい。通常、斯うしたシーリング手段は、シーリングチャンバ内 に定置して配置されると同時に、回転するシャフトと接触して配置される。シー リング手段とシャフト周面と間の摩擦によって熱がでるが、シーリング手段又は シーリングリングから漏れ出す僅かな量の保護ガスが、シーリング手段とシャフ ト間の摩擦を実質的に減少させ、シーリング手段を冷却するから、シーリング手 段の動作寿命は可成り延長される。 上述のように、第1及び第2ガス供給手段は、それぞれ独立に保護ガスを外側 空間及び内側空間に供給し、第3のガス供給手段は保護ガスを直接シーリングチ ャンバに供給する。或いは、第1ガス供給手段が第2ガス供給手段を含み、保護 ガスが電動機ハウジングの内側空間を介して上記外側空間に供給されるようにし ても良い。同様に、第2ガス供給手段が第1ガス供給手段を含み、保護ガスがシ ーリングチャンバを介して電動機ハウジングの内側空間に供給されるようにして も良い。しかし、この構成はシーリングチャンバに漏れ出したタンク内容物が、 電動機ハウジングの内側空間に入る危険を含んでいる。このタンクの流体が電動 機ハウジングにの内側空間に入る危険を少なくするため、第3ガス供給手段が第 2ガス供給手段を含み、保護ガスを電動機ハウジングの内側空間を介してシーリ ングチャンバに供給するようにするのが好ましい。 保護ガスを電動機ハウジングの内側空間経由で外側空間に供給する場合、これ らの空間を内側空間から外側空間方向にのみ保護ガスを流す一方向弁によって相 互に接続する。この一方向弁は、内側空間と外側空間との間に所定の圧力差、例 えば0.02から0.5バールの圧力差が得られたときに開成する。この方法に よって、電動機ハウジングの内側空間の保護ガス圧力を、確実に外側空間のガス 圧力より高い値に維持することができる。同様に、電動機ハウジングの内側空間 とシーリングチャンバを一方向弁によって相互に接続し、保護ガスがハウジング の内側空間からシーリングチャンバ方向にのみ流れるようにしても良い。斯うし て、上述のように、電動機ハウジングの内側空間に所望の他より高い圧力が維持 される。 電動機の動作、そして上記内側空間、外側空間、そして/又はシーリングチャ ンバへの保護ガス供給動作は、電気又は電子制御回路等の制御回路によって制御 するのが好ましい。 保護ガスの過度に高い消費は許容し得ないガス漏れ、例えば駆動シャフト周囲 をシールするガスシーリング手段の摩耗、或いはその非効率化に由来するガス漏 れがあることを示している。この様な状態は、内側そして/又は外側空間にガス 圧力低下の危険を含み、そこから危険状態が起こるかも知れない。本発明による ポンプシステムは、上記内側及び外側空間、そして/又はシーリングチャンバの 何れにも供給される保護ガスの体積流量を感知する手段、及びこの体積流量が所 定限度を越えた場合に、制御回路を作動して警報を出したり、そして/又は電動 機への電力供給を遮断したりする手段を含んでいる。 タンク内流体の上方にあるガス相は通常、大気圧に近い圧力に保たれている。 外側空間の圧力はタンク内の圧力を越えた圧力であるのが好ましいが、不必要に 高くしないのが好ましい。それ故、第1ガス供給手段は、1バール弱、好ましく は0.4バール弱大気圧を越える圧力の保護ガスを上記外側空間に供給するのに 適応する。 電動機ハウジングはガス入口及びガス出口を有し、このガス入口は上記外側空 間から隔離されたシーリングチャンバ内の駆動シャフトに配置されたガス潤滑式 機械シールに接続され、大気圧を越えた圧力であって、且つ上記外側空間の超大 気圧(superatmospheric pressure)に等しいか又はそれより高い圧力で、保護 ガスをシーリングチャンバに供給するための手段である。数個のガス入口及び出 口が電動機ハウジングに設けられる。液体潤滑式シールに較べてガス潤滑式シー ルは、タンク内の流体を汚染しない潤滑剤を選択できるという利点を有している 。 シーリングチャンバの壁を貫通してタンク空間に延びる駆動シャフトの周りに 、更にもう一つのガス潤滑式機械シールを配置し、このシールに超大気圧の保護 ガスを上記シーリングチャンバから供給 する。このシールは電動機とポンプとの間に位置する領域にシールを施す。この 種のガス潤滑式シールの温度は、潤滑が不足した際には僅かに温度上昇を来すが 、動作寿命時間は液体潤滑式シールに較べて10倍も長い。 上記外側空間はタンク内流体の上面より上方に延在し、電動機ハウジングのガ ス出口は、ガス流路を介して上記上面より上方で上記外側空間に接続される。外 側空間がタンクから漏洩した液体によって満たされたとしても、この漏洩液体は 電動機ハウジングの内側空間に入り込むことはない。また、電動機ハウジングの ガス出口は、一方向弁を介して上記外側空間に接続することも可能である。 電動機への電力供給ケーブルは、気密にした上記ガス流路を通って延びている ので、ケーブル欠陥に由来する危険は少なくなる。 本発明によるシステムは、タンク外部に配置した熱交換機を含む液体冷却シス テムを更に含んでいる。斯うした冷却システムによって、電動機の温度はタンク 内流体の蒸気が爆発を起こす所定の臨界温度以下に保たれる。タンク外部に位置 する熱交換機は、液体/空気型交換機又は液体/海水型交換機である。 液体は、温度差による液体の比重差、又は循環ポンプによって冷却システム内 を循環する。斯うした熱伝達液の自然循環を利用することによって、冷却システ ムの運転は循環ポンプを使用せずに済む。冷却システムは電動機を囲む冷却コイ ルを含むことも可能でる。しかし、冷却システムは電動機ハウジングによって形 成される冷却ジャケットを含んでいるのが好ましい。 上記内側空間、外側空間、及びシーリングチャンバ内の何れの超大気圧も、一 対の圧力スイッチによって最小値及び最大値の間の所定範囲内に維持される。こ れらスイッチは、上記圧力が最小圧力以下に下がったり、最大圧力を越えたとき に、それぞれ制御回路に信 号を出力するのに適応する。制御回路に送られた信号は、ポンプシステムの一以 上の警報機能を作動させるか、そして/又は自動的に適当な緊急機能の制御を開 始する。 電動機を始動する前に、電動機ハウジングの内側空間を保護ガスによってフラ ッシングするため、ポンプシステムは上記最大圧力を越える超大気圧で、電動機 ハウジングの内側空間に保護ガスを供給するガス入口手段を含んでいる。 更に、ポンプシステムは電動機の下側の位置で上記外側空間に開口し、其処か らタンク流体の上面より上方に位置する圧力逃し弁に向かって上方に延びる上昇 管を含んでいる。タンクの内側から外側空間に流体が漏れた場合、この漏洩流体 は上昇管を通って排出される。更に、圧力逃し弁は、システムの正常動作中、保 護ガスの最大圧力を制御する。この場合、圧力逃し弁が開成する圧力レベルは、 上記圧力スイッチの一つが動作する最大圧力より低いのが好ましい。 制御回路が圧力スイッチの一つから、上記外側空間の圧力が上記最大圧力を越 えていることを示す信号を受信すると、制御回路は警報モードに移行し、このモ ードは上記最大圧力を越える圧力の保護ガスが、外側空間又は電動機ハウジング の内側空間に直接供給されたときにのみ終了する。流体がタンクから外側空間に 漏れている場合、この流体は上昇管を上昇する。もし、流体がタンクから外側空 間に流れ続けると、外側空間の圧力は終いには最大値を越えて、制御回路を警報 モードに移行させる。この警報モードは可視警報及び可聴警報の作動を含み、可 能な場合には、電動機への電力供給を停止させる。警報状態は、上昇管を介して 外側空間から漏洩流体を追い出すために、高圧の保護ガスを手動又は自動的に供 給したときにのみ終了する。 最大圧力は、大気圧を0.25から0.4バールの範囲で越えた圧力であるの が好ましく、最小圧力は大気圧を少なくとも0.1バール、好ましくは0.2バ ール上回る圧力であるのが好ましい。これらの値は、外側空間の圧力がタンク内 流体の上面に於ける大気圧に対応するか、又はそれよりある程度高いガス圧力を ある程度越えていなければならないと言う事実を勘案して選択する。他方、電動 機ハウジング内の圧力、そして/又は外側シェル又はジャケット内の圧力は、電 動機ハウジング及び外側空間が特別な方策を必要とせずに、そうした超大気圧に 耐えられる圧力とするのが好ましい。 制御回路が圧力スイッチの一つから、上記外側空間の圧力が最小圧力より下が ったことを示す信号を受信すると、制御回路は電動機への電力供給を遮断する警 報モードに移行する。この警報モードは、制御回路がもう一方の圧力スイッチか ら、上記外側空間の圧力が上記最大圧力を越えていることを示す信号を、所定の 時間継続して受信したときにのみ終了する。もし、例えば、タンクの漏れから、 タンク内液面の上方空間が外側空間と連通したため、外側空間の圧力が最小圧力 より低くなると、引火性ガス又は危険ガスが外側空間に入り込む危険がある。こ の様な場合、電動機への電力供給はで停止され、爆発の危険は無くなる。警報モ ードは、制御回路が他方の圧力スイッチからの信号を所定時間連続して受信した ときにだけ終了するから、外側空間の全体積は保護ガスによって確実にフラッシ ュされ、危険ガスは正常な動作が戻る以前に除去される。 本発明によるポンプシステムで使用される保護ガスは、窒素又はその他の不活 性ガスであるのが好ましい。これに代わるガスとしては、燃焼済みガス又は酸素 濃度の低いその他のガスでも良い 以下、図面を参照して、本発明を更に詳しく説明する。図中: 図1はタンク、例えば船舶に装置したタンク、又は容器に配置し た本発明によるポンプシステムの第1実施例の断面図、 図2は本発明によるポンプシステムの変形実施例の断面図、そして 図3は制御回路を用いた本発明によるポンプシステムの制御を示すブロック図 である。 図1及び図2はタンク又はコンテナタンクを示し、タンクは液体11及びこの 液体上方にある気体雰囲気12を含んでいる。この液体としては、例えば液化ガ ス、液体石油製品、或いは危険な化学液等がある。タンクは地上に設置したもの でも、タンカー船又はその他の船舶(図示せず)に装備したものであっても良い 。後者の場合、タンク10の上部壁13が船舶の甲板の一部を形成していても良 い。 液体11の上表面とタンクの上部壁13の間に画成される気体雰囲気は、空気 そして/又は液体の蒸気そして/又は窒素等の不活性ガス又は燃焼後のガス等で 満たされる。気体雰囲気12は大気圧より僅かに高い圧力、典型的には大気圧を 0.1バール弱上回る圧力を有していても良い。 ウエル(井戸形部分)又は空所14は、甲板13から下方に向かってタンク1 0内部に延在する。規格EN50018 に従って作られた防爆型ハウジング16を備え た電動機15はウエル14の内部に配置され、防爆型ハウジング16及びこれに 隣接するウエル14の壁との間に、電動機ハウジング16を囲む外側空間17を 画成する。電動機ハウジング16は内側空間18を画成し、其処に電動機15が 配置される。ウエル又は空所14の下側に配置されるポンプ、例えば遠心ポンプ 19は、吸引口20及びタンクから外部に延びる排出管21を有している。吸引 口20はタンク10の底部に形成された凹所22内に位置する。 電動機15は駆動シャフト23を用いてポンプ19に接続される。隔離して設 けたシーリングチャンバ24は、その上部壁25がウエル又は空所14の底部壁 に一致するように駆動シャフト23を囲む。このシャフト24はシーリングチャ ンバ24の上部壁25及び底部壁26それぞれに設けた整列開口を通して延びる 。シーリングチャンバ24は一対の環状シール27、28を含んでいる。これら シールはJohn Crane International社から市販されている形式のものでも良い。 一次シール27はシャフト23と、シーリングチャンバの底部壁26に開口を画 成するリムとの間の空間をシールし、二次シール28はシャフト23とシーリン グチャンバの上部壁25に開口を画成するリムとの間の空間をシールする。 シーリングチャンバの上部壁25にある開口は、シャフトベアリング30を含 む接続管29によって電動機ハウジング16の底部壁に画成した開口に相互接続 される。電動機ハウジングの上部壁に画成した開口31は、電動機ハウジングの 内側空間18を上方に延びるガス流路32に接続する。電力供給ケーブル33は 、電動機15から開口31を介して、流路32を上方に向かって延びて、甲板又 は上部壁13の上方に位置する端子34に達する。ガス流路32の上端部はガス 出口35を経て外部空間17に接続される。このガス出口は、タンク10内の液 体11の液面、及び甲板又は上部壁13より上方に位置し、流路32から外側空 間17にだけガス流す一方向弁36によって監視される。 電動機15は、例えば水とグリコールの混合物からなる熱伝達液を含む冷却シ ステム又は冷却回路37を備えている。冷却回路は電動機ハウジング16に形成 された冷却ジャケット38、及び上部壁又は甲板13より上方に位置する空冷式 熱交換器39を含んでいる。この冷却ジャケット38と、熱交換器39とはパイ プ40によっ て相互に接続されているので、熱伝達液は強制循環のための機械的手段を使用せ ずに冷却回路を循環することができる。冷却回路37は、タンク10内の液体1 1からは完全に隔離された閉じたシステムであって、電動機15の過熱を防止す る。 窒素又はその他の不活性ガス、或いは内燃機関からの排ガスのように酸素濃度 の低い燃焼済みガス等の保護ガスは、ガス供給パイプ41を介して適当な供給源 (図示せず)からポンプシステムに供給される。ガス供給パイプ41は、閉鎖弁 43によって監視されるパージングパイプ42に接続される。ガス供給パイプ4 1に接続されると共に、シーリングチャンバ24に開口するガス送りパイプ44 は、調節可能な絞り弁45を含み、送りパイプ44を通る体積流量に依存して送 りパイプに圧力損失を生じさせる。圧力スイッチ46は、送りパイプ44内の最 大ガス圧力を監視し、供給ガス圧力が所定の最大値、例えばタンク10内の液体 11の静圧を3バール越える圧力とならないようにする。絞り弁45に於ける圧 力損失はガス流に依存するから、例えばシール27、28の欠陥、パイプの破損 又は漏洩等による過剰なガスの体積流量割合を検出することができる。もし、ガ スの消費量が正常時の10倍を越えた場合には、例えば警報を作動させることも できる。 シーリングチャンバ24に供給される少量の保護ガスは、シール27、28通 って、それぞれタンク10の内側空間及び接続管29に流れ込む。シールを通る ガスはこれらシールを“潤滑”にすると共に、冷却し、斯うしてシールの動作寿 命が可成り延ばされる。シーリングチャンバ内のガス圧力は、隣接するタンク1 0内液体11の静圧を1〜2バール越えているのが好ましい。シール27を通っ てタンク10に流れる少量のガスは、液面上方の気体雰囲気12に集められる。 上部シール28を通って流れるガスは接続管29を介 して、互いに相互接続される接続管29、電動機ハウジング16の内側空間18 、及びガス流路32によって構成されるエンクロージャ(閉成体)に送られる。 ウエル14の壁漏れによって外側空間17に浸透するかも知れないタンク10の 液体11は、この密閉したエンクロージャにまでは浸透することはない。シール 28による実質的圧力損失のため、接続管29、内側空間18、及びガス流路3 2を含むエンクロージャ内のガス圧力は、シーリングチャンバ24内の圧力より も実質的に低い圧力レベルに維持することができる。 ガスが内側空間18及びガス流路32に送られると、同じガス流が一方向弁3 6を通って外側空間17に流れ込む。この一方向弁36は、内側空間18及びガ ス流路32内のガス圧力が、外側空間17内のガス圧力を所定値だけ越えたとき にのみ開放する。斯うして、内側空間18及びガス流路32のガス圧力は、外側 空間17の圧力よりも高いレベルに維持される。ガスは外側空間17の下方部か ら上昇管47を通って大気中に流れる。この上昇管47は、ウエル14の下方部 から上方に向かって外側空間17を通って甲板13より上方の位置まで延び、其 処からウエルの壁を通して更に延在する。この上昇管47の上方部は、液体分離 装置48及び圧力逃し弁49を含んでいる。外側空間17の圧力は一対の圧力ス イッチ50、51によって監視され、これらスイッチは甲板又はタンク上部壁1 3上方に載置されると共に、外側空間に直接接続される。圧力スイッチ50は、 ガス圧力が外側空間17の所定最大ガス圧力値を越えた場合に、制御回路(図3 )に送る信号の発生に適応する。同様に、圧力スイッチ51は、ガス圧力が外側 空間17の所定最小ガス圧力値より下がった場合に、電動機15を制御する制御 回路に送る信号の発生に適応する。例えば、ガス雰囲気12の圧力は大気圧より 0〜0.2バール高い。圧力スイッチ50は、外側空間17のガス 圧力が大気圧を0.93バール越た圧力になると信号を発生し、圧力スイッチ5 1は、外側空間のガス圧力が、大気圧を0.25バール越えた圧力に減少すると 信号を発生する。逃し弁又は過圧弁49は、外側空間のガス圧力が大気圧を0. 78バール越える圧力に上昇したときに開く。 逃し弁49は所定最大圧力値を越えたとき、外側空間17から自動的にガスを 解放する。この所定値は、望ましい外側空間17の圧力値よりも僅かに高く選び 、圧力スイッチ50、51が作動する圧力値の間に取るのが好ましい。斯うすれ ば、正常動作中、外側空間17の圧力を逃し弁49によって監視すると共に、保 護ガスを継続的に電動機ハウジングの内側空間18から供給することが出来る。 電動機15を始動する前に、ガス流路32及び外側空間17を保護ガスを使っ てパージ又はフラッシュすることができる。これは、閉鎖弁43を開けて保護ガ スをガス流路32の下方部に供給することによって実施する。閉鎖弁43は手動 で、又は制御回路によって制御して自動的に開放することも可能である 図1に示す実施例では、シーリングチャンバ24、電動機ハウジング16の内 側空間18、ガス流路32、及び外側空間17は直列に接続されている。これら 空間の何れに対しても、個別に保護ガスを供給することが可能なことは理解され よう。従って、これら空間の幾つか、或いは全てを並列に接続することも可能で る。例えば、絞り弁のような流れを制御する装置を備えた別々のパイプを用いて 、供給パイプ41を外側空間17に直接接続することが可能でる。 図2はポンプシステムの変形実施例を示す図である。図1と図2に於いて、対 応する部分には同じ参照番号を付してある。 図2に示す実施例に於いて、ガス送りパイプ44は一方向弁52を含むと共に 、電動機ハウジング16の内側空間18の上方部に直 接接続されているから、保護ガスは電動機ハウジングの内側空間に直接送られ、 図1の場合のようにシーリングチャンバ24には送られない。しかし、内側空間 18は、電動機ハウジングの内側空間18からシーリングチャンバ24にだけガ スを送る一方向弁54を持つ接続パイプ53によって、シーリングチャンバ24 に相互接続されている。 図2に示す実施例に於いて、内側空間18とガス流路32を相互に接続するガ ス流開口31は、其処を通過するケーブル33の寸法に合うように縮小されてい る。従って、取るに足らない僅かな量のガスが、電動機ハウジングの内側空間1 8からガス流路32に流れる。しかし、閉鎖弁43は、調節可能な絞り弁56を 含むバイパスパイプ55によってバイパスされている。斯うして、外側空間17 は、バイパスパイプ55、パージングパイプ42、ガス流路32、及びガス送り パイプ44に平行なガス出口35を介して、ガス供給パイプ41に接続され、ガ ス送りパイプ44は内側空間18に接続すると共に、接続パイプ53を介してシ ーリングチャンバ24に接続される。 図2に示す実施例於いて、フレッシュな保護ガスは、内側空間18に対しては ガス送りパイプ44を介して、またガス流路32対してはパージングパイプ42 を介して直接供給されるから、これら空間は外側空間17内のガス圧力より高い 圧力のフレッシュな保護ガスを含んでいる。電動機ハウジング16の内側空間1 8内の圧力は、シーリングチャンバ24内の圧力より高い。この時の圧力差は、 一方向弁54が開いた状態での圧力差(例えば、0.02〜0.5バール)及び 環状シール28を通過するガス流抵抗によって決定される。電動機ハウジングの 内側空間18内の圧力、及びガス流路32内の圧力は、その周囲にあるタンク1 0の液体静圧よりは、例え ば1.5〜3バール高くなっている。 電動機ハウジングの内側空間18はガスの貯蔵槽として働くことができる。も し、何らかの理由で保護ガスの供給が停止しても、超大気圧下にある内側空間1 8の保護ガス量によって、シール27、28を通って流れる潤滑及び冷却ガス流 を或る一定時間、確保することができる。例えば、内側空間18の体積が20リ ットル、保護ガス消費量(環状シールの状態に依存する)が毎分0.3リットル とすれば、ポンプシステムは約1時間にわたって動作し、環状シール27、28 を通して潤滑、冷却用ガスを流し続けることができる。 図3は、図1及び図2に示すポンプシステムの動作を、電子制御システム、即 ち制御ユニット57によって、どの様に監視するかを示す図である。図3に示す ように、制御ユニット57は閉鎖弁43、圧力スイッチ50、51、電動機15 への供給電力を制御する電力供給スイッチ58、及び観測及び動作パネル59と 交信する。 制御回路が、圧力スイッチ51から外側空間17内の圧力が所定の最小レベル 以下であることを示す信号を受信すると、パネル59に警報状態であることが示 される。これと同時に、制御ユニット57はスイッチ58を開成して、電動機1 5に対する電力供給を遮断する。警報状態は外側空間17内の圧力が低すぎる時 に発生するから、その圧力が正常状態に高められ、電動機ハウジングの外側空間 17及び内側空間18が保護ガスによってフラッシュされたときにだけ、制御ユ ニットをリセットして正常状態に戻ることができる。これらの条件を確実に満足 するため、制御ユニットが一定の所定時間中に、圧力が所定最大値を越えたこと を示す信号を、圧力スイッチ50から受信するまでは、スイッチ58を閉成して も電動機に対する電力供給は回復しない。このことは、外側空間17のガス圧力 がシステムの効果的なパージング又はフラッシングを確実にするのに十分な時間 高いレベルにあったことを意味する。制御ユニット57は斯うしたパージングの ために弁43を開けることができる。しかし、この弁43は作業者が手動で開け ることもできる。 タンク10から液体11が外側空間17に浸透するような、ウエル又は空所1 4に漏洩が起こった場合には、もう一つの危険な状態が起こる。たとえこの液体 が引火性の蒸気を発生したとしても、この事が何か直ちに危険を孕むと言うもの ではない。何故なら、そうした蒸気がガス圧力を高めて或る電動機15の内側空 間18に浸透することはできないからである。しかし、外側空間17内の液体レ ベルは結局は上昇して、ガス上昇管47の開口を閉鎖する可能性がある。その後 、外側空間17内のガスは圧力逃し弁49を通っては、最早逃げられなくなり、 そのため、一部は環状シール28又はパージングパイプ42を介して依然として 供給される保護ガスによって、また他の一部は外側空間17のガス充填体積の減 少によって、外側空間17内の圧力は上昇することになる。斯うしたことから、 圧力は圧力スイッチ50が作動する所定の最大圧力値に達する。その結果、圧力 スイッチ50は制御ユニット50に送信する信号を発生し、これによって警報状 態が励起される。ここで言う警報状態とは、目視そして/又は可聴警報がパネル 59を介して作動されることを意味するだけではなく、電動機15への電力供給 を遮断することも意味する。警報発生後、上述のように弁43は手動で、又は自 動的に開放できるから、加圧された保護ガスはガス流路32に供給される。供給 されるガスが高圧なため、溜まった液体は上昇管47通じて吹き出される。 また、制御ユニット57は、図3に点線60で示すように、電動機15の色々 な位置に配置された温度センサからの信号も受信する 。電動機の温度が所定値を越えた場合、これも警報状態を発生することができる 。 本発明によるポンプシステムは、上述したもの以外の他の種類のシール、例え ば通常の液体潤滑式のシールを備えることが可能である。 たとえ電動機15のハウジング16が防爆型構成を採っていないとしても、爆 発の危険性が存在する以前に、安全システムに於いて幾つかの誤りが重なって同 時に起ることは、極めてあり得ない事である。
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Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.ポンプ及び電動機を含むと共に、タンク内の流体に浸漬して使用する安全 ポンプシステムであって、 電動機を囲む電動機ハウジングと、 この電動機ハウジングの周囲を取り巻く外側空間を画成する外側シェル又はジ ャケットと、 電動機とポンプを相互に接続する駆動シャフトと、 大気圧を越える圧力で、外側空間に保護ガスを供給する第1ガス供給手段とを 含むことを特徴とする安全ポンプシステム。 2.電動機ハウジングは電動機を含む内側空間を画成し、爆発を防止するため 、この内側空間に保護ガスを供給して、この空間内の酸素を置換する第2ガス供 給手段を設けたことを特徴とする請求項1に記載のシステム。 3.第2ガス供給手段は前記内側空間にある保護ガスを、前記外側空間のガス 圧力を越える圧力に維持するのに適応することを特徴とする請求項2に記載のシ ステム。 4.第1ガス供給手段は前記外側空間の保護ガスをタンク内のガス相の圧力を 越える圧力に維持するのに適応することを特徴とする請求項1から3の何れかに 記載のシステム。 5.前記外側シェル又はジャケットは、前記外側空間とタンクに含まれた流体 との間に位置する別のシーリングチャンバを画成し、前記駆動シャフトはシーリ ングチャンバを画成する対向シェル壁部分に整列形成された開口を介して延在し 、第3のガス供給手段はシーリングチャンバ内の圧力を隣接するタンク内流体の 圧力を越えた圧力に維持するように、保護ガスをシーリングチャンバに供給する ために設けられることを特徴とする請求項1から4の何れかに記載 のシステム。 6.シーリングチャンバは、前記外側空間から外に向かって、駆動シャフトが 延在する少なくとも一つの開口をシールするため、前記シャフトを取り巻くシー リング手段を含むことを特徴とする請求項5に記載のシステム。 7.前記第1ガス供給手段は前記第2ガス供給手段を含み、保護ガスは前記電 動機ハウジングの内側空間を介して前記外側空間に供給されることを特徴とする 請求項2から6の何れかに記載のシステム。 8.第2ガス供給手段は前記第3ガス供給手段を更に含み、保護ガスはシーリ ングチャンバを介して前記内側空間に供給されることを特徴とする請求項7に記 載のシステム。 9.第3ガス供給手段は前記第2ガス供給手段を更に含み、保護ガスは前記電 動機ハウジングの内側空間を介して前記シーリングチャンバに供給されることを 特徴とする請求項7に記載のシステム。 10.請求項7から9の何れかに記載のシステムは、前記第2及び第1ガス供 給手段を相互に接続すると共に、保護ガスが前記内側空間から外側空間に流れる ことを可能にする一方向弁を更に含むことを特徴とするシステム。 11.請求項9又は10に記載のシステムは、前記第2及び第3ガス供給手段 を相互に接続すると共に、保護ガスが前記内側空間からシーリングチャンバにの み流れることを可能にする一方向弁を更に含むことを特徴とするシステム。 12.請求項1から11の何れかに記載のシステムは、電動機の動作を制御す る制御回路を更に含むことを特徴とするシステム。 13.請求項12に記載のシステムは、前記内側空間及び外側空間の何れか、 そして/又はシーリングチャンバに供給される保護ガ スの体積流量を感知し、このガスの体積流量が所定制限値を越えたとき制御回路 によって警報を作動させるか、そして/又は電動機への電力供給を遮断する手段 を更に含むことを特徴とするシステム。 14.前記第1ガス供給手段は、大気圧を1バール弱、好ましくは0.4バー ル弱上回る圧力で、保護ガスを前記外側空間に供給するのに適応することを特徴 とする請求項1から13に記載のシステム。 15.電動機ハウジングはガスの入口及び出口を有し、このガス入口は前記外 側空間から隔離されたシーリングチャンバ内の駆動シャフトに配置されたガス潤 滑式機械シールに接続されると共に、大気圧を越える圧力であって、且つ前記外 側空間の超大気圧に等しいか、又はそれより大きい圧力で保護ガスをシーリング チャンバに供給するための手段であることを特徴とする請求項1に記載のシステ ム。 16.シーリングチャンバ内の保護ガス圧力は1バール以上、好ましくは2〜 5バールの範囲で大気圧を越える圧力であることを特徴とする請求項15に記載 のシステム。 17.もう一つのガス潤滑式機械シールは、シーリングチャンバの壁を通して タンク空間に延在する駆動シャフトの周囲に配置され、超大気圧の保護ガスは前 記シーリングチャンバから、このもう一つのシールに供給されることを特徴とす る請求項15又は16に記載のシステム。 18.前記外側空間は前記タンクの流体上面より上方に延在し、電動機ハウジ ングのガス出口は、ガス流路を介して前記流体の上面より上方で前記外側空間に 接続されることを特徴とする請求項15から17の何れかに記載のシステム。 19.電動機用電力供給ケーブルは気密な前記ガス流路を通して 延在することを特徴とする請求項18に記載のシステム。 20.請求項1から19の何れかに記載のシステムは、タンクの外部に配置さ れたに熱交換器を含む液体冷却システムを更に含むことを特徴とするシステム。 21.前記液体は、温度差に起因する液体の比重差によって前記冷却システム 内を循環することを特徴とする請求項20に記載のシステム。 22.冷却システムは、電動機ハウジングによって形成される冷却ジャケット を含むことを特徴とする請求項20又は21に記載のシステム。 23.大気圧を越える前記圧力の何れも、一対の圧力スイッチによって所定の 最小値及び最大値範囲内に維持され、これら圧力スイッチは、前記圧力が最小圧 力値以下に減少したり、最大圧力値を越えたりした時、それぞれ制御回路に対し 信号を出力することを特徴とする請求項12から22の何れかに記載のシステム 。 24.請求項23に記載のシステムは、前記最大圧力を越える超大気圧で、電 動機ハウジングの内側空間に保護ガスを供給するガス入口手段を更に含むことを 特徴とするシステム。 25.請求項1から4の何れかに記載のシステムは、電動機の下側に位置する 前記外側空間に開口すると共に、その位置から上方に向かって、タンク内流体の 上面より上方に位置する圧力逃し弁まで延在する上昇管を更に含むことを特徴と するシステム。 26.圧力スイッチの一つから、前記外側空間の圧力が前記最大圧力を越えた ことを示す信号を制御回路が受信すると、制御回路は警報モードに移行し、この モードは、保護ガスが前記最大圧力を越える圧力で、電動機ハウジングの外側空 間、又は内側空間に直接供給されたときにのみ終了することを特徴とする請求項 23から25 の何れかに記載のシステム。 27.前記最大圧力は大気圧を0.25から0.4バール越えた範囲内にある 圧力であることを特徴とする請求項23から26の何れかに記載のシステム。 28.前記最小圧力は大気圧を少なくとも0.1バール、好ましくは0.2バ ール越えた圧力であることを特徴とする請求項23から26の何れかに記載のシ ステム。 29.圧力スイッチの一つから、前記外側空間の圧力が前記最小圧力より下が ったことを示す信号を制御回路が受信すると、制御回路は電動機への電力供給を 遮断する警報モードに移行し、このモードは他の圧力スイッチから、前記外側空 間の圧力が前記最大圧力を越えたことを示す信号を所定時間継続して制御回路が 受信したときのみ終了することを特徴とする請求項23から28の何れかに記載 のシステム。 30.保護ガスは窒素、燃焼済みガス、又は酸素濃度の低いその他のガスであ ることを特徴とする請求項1から29の何れかに記載のシステム。
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