JPH0629564Y2 - 低温流体用軸封装置 - Google Patents

低温流体用軸封装置

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JPH0629564Y2
JPH0629564Y2 JP4091090U JP4091090U JPH0629564Y2 JP H0629564 Y2 JPH0629564 Y2 JP H0629564Y2 JP 4091090 U JP4091090 U JP 4091090U JP 4091090 U JP4091090 U JP 4091090U JP H0629564 Y2 JPH0629564 Y2 JP H0629564Y2
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sealing
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、たとえば液化ガス等の低温流体用の軸封装置
に関する。
(従来の技術) 従来、エチレンポンプ等の低温の液化ガスを取扱うポン
プの軸封装置としては、いわゆるビンガム方式のダブル
シールや溶接ベローズを用いたシングル型のメカニカル
シールが用いられていた。
第2図および第3図には、一般にビンガム方式と呼ばれ
ている強制給油装置付きのダブルシール100を示して
いる。すわなち、2個のメカニカルシール101,10
2が背中合せに装着されており、この2個のメカニカル
シール101,102間に形成される封液室103内に
密封対象となる低温液化ガス105とは別の封液104
が封入される。この封液104に液化ガス105が直接
触れると、封液が凍結してしまうので、ポンプ本体10
7とシールボックス108との間に緩衝帯109が設け
れている。すなわち、緩衝帯109内部では液化ガス1
05がガス化され、メカニカルシール101側の上部が
ガス105G、下部が液105Lに分離されており、封
液104に直接低温の液化ガス105Lが接触しないよ
うに構成されている。そして、均圧器110を用いてポ
ンプ吐出圧を封液室103に加えて封液室103の圧力
と液化ガス105の圧力とのバランスをとっている。す
なわち、均圧器110内に封液105を入れて、封液室
103の圧力が低下すると封液室103内に封液を強制
的に給油する。また、均圧器110とポンプ吐出ノズル
114との間にはアイソレイションタンク112が設け
られ、その内部にエチレングリコール水溶液等の不凍液
を満たして低温液化ガス105が直接均圧器110に入
らないようにしてある。また、封液104が漏れた場合
の対策として油面低下警報器113が設けられ、不図示
のハンドポンプにより封液を補給するようになってい
る。
さらに、封液室103内にはヒータ106が挿入され、
封液温度を0〜5℃に調整すると共に、冷凍機油を用い
て封液が凍結しないようにする等の様々な低温対策がな
されている。
一方、第4図には、第2例の溶接ベローズを用いたシン
グルタイプのメカニカルシール200を示している。す
なわち、シートリング203がポンプの回転軸204に
固定され、従動リング205がシールボックス206に
固定され、従動リング205が金属溶接ベローズ207
にて支持されている。このシートリング203は液化ガ
ス105側に配置されており、液化ガス105は密封端
面208の外周側から内周側に向って漏れ出す内流型の
メカニカルシールとして構成されている。また、このメ
カニカルシール200の大気側には、エマージェンシー
シールとしてセグメントシール202が設けられてい
る。このメカニカルシール200の場合には、ドライの
窒素ガスNにてクェンチングを行なって、シール内周
部の氷結を防止していた。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら上記した従来技術の場合には、次のような
問題があった。
まず第1のダブルシール100の場合には、液化ガス1
05側の1次側のメカニカルシール101が内流型であ
り、封液室103内の圧力Pを液化ガス105側の圧
力Pに対して、P≧Pに設定する必要がある。そ
のために封液104が液化ガス105側に漏れ出して液
化ガス105を汚染するという問題があった。特に高純
度の液化ガス105の供給を要求される出荷ポンプの場
合には、このような封液の混入を避けなければならな
い。また、このように封液104が液化ガス105側に
漏れ出すと、ポンプ軸受部において封液104が凍結し
てかじりが発生する危険性もある。さらに、このような
液化ガスのポンプ軸の軸封部においては、この封液10
4の漏れによって次のような様々な問題を引き起してい
る。
第1に、ポンプ内の液化ガス105中において固化した
封液が、移送ライン後方のストレーナ,オリフィス,計
器類,細管部等の目詰りを起こすおそれがある。
第2に、液化ガス105側に封液104が大量に漏れ出
した場合、封液の固化によりポンプの運転ができなくな
り、ポンプ全体の分解が必要になってしまう。
第3に、漏れ込んだ封液を除去する場合、ポンプを洗浄
乾燥等を行なう必要があり復旧に長時間を要する。
また、封液室103内の圧力を液化ガス105側の圧力
に対して所定圧に維持するために、均圧器110やアイ
ソレーションタンク112等の強制給油装置が設けられ
ているので、各機器類の調整が複雑で、運転に際し、高
度の熟練度が要求される。特に、運転,停止が頻繁に行
なわれる出荷ポンプにおいては神経を使い、立ち上り時
のトラブルも発生しやすい。
さらに、装置構成が複雑なので、分解修理に時間がかか
り、しかも強制給油装置によりシール全体のコストが高
くなり機器選定に制約を受ける。
一方、第2例の溶接ベローズを用いたメカニカルシール
200を用いた場合には、封液を使用せず、したがって
強制給油装置も必要としないために上記したダブルシー
ルのような欠点は無いが、次のような問題を有してい
る。
まず第1にシール外周に低温の液化ガス105が接触す
るために、シール200内面に氷結するおそれがあるた
めに、窒素ガスNを必ず供給し続けなければならな
い。したがって窒素ガスNの供給が困難な場所、たと
えば船舶等には使用することができず、使用箇所が制約
されてしまう。
また、セグメントシール202を備えているものの、メ
カニカルシール200が異常損傷した場合に液化ガス1
05が大気中に放出されるおそれがある。
そこで、本考案者等は図示しないがダンデム型のメカニ
カルシールの構成として1次側シールに内流形のメカニ
カルシールを用いることを考えた。そうすれば、液化ガ
スは封液室側に漏れ出して封液が液化ガス側に漏れ出さ
ない。しかも2次側シールによって封液室が密封されて
いるので1次側シールが損傷しても2次側シールによっ
てシールされ、安全性も高められる。そして、封液室の
圧力が液化ガス側の圧力よりも小さくて済むので均圧器
等を用いる強制給油装置も不要である。
しかし封液室内に低温の液化ガスが漏れ出すので、封液
室内の封液の凍結を防止する必要がある。そこでポンピ
ングリングやパーシャルインペラ等を設けて封液を循環
させることが考えられる。ところが、ポンピングリング
を用いた場合には、ポンプ軸が回転中は封液が循環する
が、停止すると封液が循環されなくなる。そのため、液
化ガスが、たとえば−104℃等の極低温の場合には、
封液が注入されている2次側シール部付近も−104℃
近くまで冷却され、封液が凍結してしまう。凍結を防止
するために極低温でも凍結しない不凍液を用いればよい
が、このような極低温まで凍結しない不凍液を現状では
入手できない。
本考案は上記した従来技術の課題を解決するためになさ
れたもので、その目的とするところは、1次側シールを
内流形のメカニカルシールとして低温流体が封液側に漏
れ出すようにし、しかも封液を外装型の循環ポンプによ
って循環させるようにして、封液の凍結を防止し、しか
も安全性の高い低温流体用軸封装置を提供することにあ
る。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために、本考案にあっては、内部に
低温流体が収納されている流体機器ケーシングに設けら
れた軸孔と、該軸孔内に挿入される回転軸との隙間をシ
ールするもので、密封すべき低温流体側から順に1次側
シールと2次側シールとを配置し、両シールの間に前記
低温流体とは別の封液を流す封液室を設けた低温流体用
軸封装置において、 前記低温流体側の1次側シールを内流形のメカニカルシ
ールとして低温流体が封液室側に漏れ出すように構成
し、前記封液室の外部に封液を貯溜するリザーバを設け
ると共に、該リザーバに封液を加熱する加熱手段を設
け、さらにリザーバと封液室間を循環する流路に封液を
循環させるためのポンプ手段を設けて成ることを特徴と
する。
リザーバには、リザーバ内に混入した低温流体の気化ガ
スを、オリフィスを通じてフレアに導いて燃焼して放出
するためのガス抜き手段を有することが好ましい。
リザーバには、リザーバ内の内圧が所定圧を越えると作
動する警報手段を有することが効果的である。
リザーバには、リザーバ内の内圧が所定圧を越えると開
くリリーフ弁を有し、該リリーフ弁より逃がされた気化
ガスをフレアに流すようにしてもよい。
(作用) 上記構成の低温流体用軸受装置にあっては、低温流体
は、1次側シールによってシールされ、1次側シールの
密封端面を通じて封液室側に漏れ出す。そして、封液は
低温流体側には漏れ出さない。
一方、循環ポンプによって、リザーバ内のヒータにより
温度コントロールされた封液が封液室内に循環して流れ
ており、漏れ出した低温流体の熱は封液によって吸収さ
れ、封液の熱が奪われるものの封液がヒータによって加
熱されて温度が制御される。したがって封液が低温流体
によって冷却されて凍結するおそれはない。
また、封液は循環ポンプによって回転軸が停止中におい
ても循環しており、停止中に封液が凍結するおそれもな
い。
さらに、封液中に漏れ出した低温流体の気化ガスはフレ
アによって燃焼して放出するようにすれば、大気汚染等
を防止できる。
また、警報手段を設けておれば、異常圧力上昇を検知で
きるので安全性が高い。
さらに、異常圧力上昇時にリリーフ弁を通じて低温流体
の気化ガスをフレアに送るようにすれば、より安全性が
高まる。
(実施例) 以下に本考案を図示の実施例に基づいて説明する。本考
案の一実施例に係る低温流体用軸封装置を示す第1図に
おいて、10は軸封装置全体を示しており、従来例と同
様のエチレンポンプ等の低温液化ガスのポンプ軸の軸封
部等に用いられる。この軸封装置10は、低温液化ガス
L側から順に、1次側シール1と2次側シール2とが配
置され、両シール1,2の間に封液室3が形成されてい
る。この1次側および2次側シール1,2は2個のメカ
ニカルシールを同方向に取付けたタンデム形ダブルシー
ルの構成となっており、1次側シール1としてベローズ
型メカニカルシールを使用し、2次側シール2にスプリ
ング型メカニカルシールを使用している。
1次側シール1について説明すると、このシール1は回
転軸4に固定されるシートリング11と、図示しないポ
ンプケースに一体的に取付けられるシールケース5に固
定される従動リング12と、この従動リング12を支持
する金属ベローズ13とから構成され、シートリング1
1を液化ガスL側に配置して液化ガスLが密封端面14
の外周側から内周側に漏れるような内流形の構成となっ
ている。
一方、2次側シール2も、液化ガス側に配置され回転軸
4に固定されるシートリング21と、ポンプ等の流体機
器ケーシングに一体的に取付けられるシールケース5に
固定される従動リング22とから成り、従動リング22
がスプリング23によってシートリング21に対して押
圧するような構成となっている。
そして、封液室3は、2次側シール2の外周側を取り巻
く環状の第1室31と、1次側シール1の金属ベローズ
13および従動リング12の内周と回転軸4外周間の環
状の第2室32とを備えている。2次側シール2側の第
1室31に封液室3に臨むシールケース5内周に封液S
を循環させるための循環路6の流入ポート51および流
出ポート52が開口している。
一方、封液室3の外部、この実施例ではシールケース5
の外側に封液Sを貯溜するリザーバ7が設けられ、この
リザーバ7とシールケース5との間に、循環路6を構成
する供給路61と、戻り流路62とが設けられている。
そして、供給路61の配管途中に封液循環ポンプ8が配
設されている。
リザーバ7には、封液Sを加熱するためのヒータ9が設
けられ、封液Sの温度調整ができるようになっている。
またリザーバ7内の圧力を感知し、異常圧力上昇時に、
アラームが出せるように圧力スイッチ71が、また異常
時にリザーバ7内の異常圧力上昇を避けるためのリリー
フ弁72が、さらにはリザーバ7内の封液Sの液面が確
認できるようにレベルゲージ73が、それぞれ設けられ
ている。そして、上記封液循環ポンプ8は、リザーバ7
内の圧力が高くなった場合にも耐えられるような耐圧性
のポンプが使用される。
一方、1次側シール1から漏れ出す液化ガスLは、封液
室3内が通常大気圧状態なので封液室3内で気化して気
泡となり、戻り流路62を通じてリザーバ7に送られ
る。このようなガスを排気するために、リザーバ7にガ
ス抜き手段74が設けられている。このガス抜き手段7
4は、リザーバ7からのガスをオリフィス741を通じ
てフレア742に導いて燃焼して大気中に放出するよう
に構成されている。
さらに1次側シール1が損傷した場合には、異常な漏れ
となり、上記オリフィス741だけではガスが抜けきら
ないので、リリーフ弁72を通じてフレア742に導く
ようになっている。すなわち、リザーバ7内の圧力があ
らかじめ設定された圧力になると、上記した圧力スイッ
チ71が作動してアラームを出して異常を知らせる。そ
して、さらに圧力が高くなるとリリーフ弁72が作動し
てガスをフレア742に導くように構成されている。
尚、75はドレイン、76は安全弁、77は給油口であ
る。
尚、封液Sとしては、この実施例ではメタノールや冷凍
機油が用いられるが、密封すべき低温流体の種類等を考
慮して選択される。ただし、温度特性については、リザ
ーバ7で温度コントロールされて循環するので、低温時
の流動点を考慮する必要が無く、また凍結を防止できる
ので選定範囲は広い。
つぎに上記構成の低温流体用軸封装置の作用について説
明する。装置使用に際し、循環ポンプ8を作動して封液
室3内に所定温度にコントロールされた封液Sを注入し
て循環させておく。そして、封液S側の圧力は、密封す
べき低温液化ガスLの圧力よりも低く設定する。この圧
力設定は、タンデム型のダブルシールの配置に由来する
ものである。
密封すべき低温液化ガスLは、1次側シール1の密封端
面14にてシールされる。そして、1次側シール1に内
流形のメカニカルシールを用いているので、低温液化ガ
スLは封液室3内に漏れ出す。封液室3内に漏れ出して
も2次側シール2によって封液室3が密封されているの
で外部には漏れ出さない。一方漏れ出した液化ガスLに
よって封液室3内の封液Sが冷やされるが、封液Sは循
環しており、リザーバ7において熱が供給されているの
で封液Sが凍結したり、流動性が悪くなったりするおそ
れはない。
また、封液Sを循環させるための循環ポンプ8が外装型
で、回転軸4が停止中においても常に作動し続け、封液
Sを循環できるので、封液Sの凍結や大気中の水分が2
次側シール2の近傍に氷結するようなことも無い。
一方、1次側シール1から漏れ出した低温液化ガスLは
気化して封液S中で気泡となり、循環路6の戻り流路6
2を通ってリザーバ7内に送られる。このリザーバ7内
にてガスが上方に溜まり、オリフィス741を通じてフ
レア742に送られ、燃焼して大気中に安全に放出され
る。
さらに1次側シール1が損傷した場合、液化ガスLが大
量に漏れ出すが、2次側シール2にてシールされ、戻り
流路62を通じてリザーバ7内に送られる。そして、リ
ザーバ7内の圧力が異常に増大し、圧力スイッチ71が
作動してアラームが作動すると共に、リリーフ弁72が
開き、漏れ出したガスをフレア742に送って燃焼して
安全に大気中に放出する。
尚、上記実施例では低温流体として液化ガスを例にとっ
て説明したが、液化ガスに限るものでは無く、要するに
封液の凍結や低温流体の封液による汚染防止が要請され
る種々の装置の軸封部に適用することができることはも
ちろんである。
(考案の効果) 本考案は以上の構成および作用を有するもので、1次側
シールを内流形のメカニカルシールとして低温流体が封
液室側に漏れ出すように構成したので、封液が低温流体
に漏れ出して汚染されることは無い。
また、封液はリザーバで加熱され常に必要な温度にコン
トロールされて循環しているので、低温流体によって封
液が凍結するおそれは無く、また低温時の流動点を考慮
する必要も無く、封液の選択の範囲が拡がる。
さらに、封液の循環路にポンプを設けたので、回転軸が
停止中でも封液の循環が可能であり、回転軸停止中に封
液が凍結するおそれはない。
さらにまた、従来の金属ベローズを用いたシングルメカ
ニカルシールのようなクェンチング用の窒素ガスが不要
となるので、使用箇所の制約が無い。
また、1次側シールが損傷した場合でも、2次側シール
にてシールされるので、低温流体が外部に放出されるお
それはなく安全性が高い。
一方、リザーバ内に混入した気化ガスをフレアによって
燃焼して排気するようにすれば、大気汚染等のおそれが
なく安全である。
さらに圧力が異常に高くなった場合に警報手段によって
警報を出すようにしたり、さらにリリーフ弁を通じて気
化ガスをフレアに導いて排気するようにすれば、より一
層安全性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係る低温流体用軸封装置の
概略構成を示す縦断面図、第2図は従来の低温流体用軸
封装置の概略構成を示す断面図、第3図は第2図の装置
の要部縦断面図、第4図は他の従来の低温流体用軸封装
置の要部縦断面図である。 符号の説明 1……1次側シール、2……2次側シール 3……封液室、4……回転軸 5……シールケース、6……循環路 7……リザーバ、71……圧力スイッチ 72……リリーフ弁、73……レベルゲージ 74……ガス抜き手段 741……オリフィス 742……フレア、8……循環ポンプ 9……ヒータ、10……軸封装置 L……液化ガス、S……封液

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】内部に低温流体が収納されている流体機器
    ケーシングに設けられた軸孔と、該軸孔内に挿入される
    回転軸との隙間をシールするもので、密封すべき低温流
    体側から順に1次側シールと2次側シールとを配置し、
    両シールの間に前記低温流体とは別の封液を流す封液室
    を設けた低温流体用軸封装置において、 前記低温流体側の1次側シールを内流形のメカニカルシ
    ールとして低温流体が封液室側に漏れ出すように構成
    し、前記封液室の外部に封液を貯溜するリザーバを設け
    ると共に、該リザーバに封液を加熱する加熱手段を設
    け、さらにリザーバと封液室間を循環する流路に封液を
    循環させるためのポンプ手段を設けて成ることを特徴と
    する低温流体用軸封装置。
  2. 【請求項2】リザーバには、リザーバ内に混入した低温
    流体の気化ガスを、オリフィスを通じてフレアに導いて
    燃焼して放出するためのガス抜き手段を有する請求項1
    に記載の低温流体用軸封装置。
  3. 【請求項3】リザーバには、リザーバ内の内圧が所定圧
    を越えると作動する警報手段を有する請求項1または2
    に記載の低温流体用軸封装置。
  4. 【請求項4】リザーバには、リザーバ内の内圧が所定圧
    を越えると開くリリーフ弁を有し、該リリーフ弁より逃
    がされた気化ガスをフレアに流す請求項2または3に記
    載の低温流体用軸封装置。
JP4091090U 1990-04-17 1990-04-17 低温流体用軸封装置 Expired - Lifetime JPH0629564Y2 (ja)

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AU2011372779B2 (en) * 2011-10-27 2014-04-24 Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. Dry gas seal structure
DE102014208738B3 (de) * 2014-05-09 2015-11-26 Eagleburgmann Germany Gmbh & Co. Kg Gleitringdichtungsanordnung mit verbesserter Gasabscheidung

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