JP2003090295A - 水中モータの結露防止構造 - Google Patents
水中モータの結露防止構造Info
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- JP2003090295A JP2003090295A JP2001282611A JP2001282611A JP2003090295A JP 2003090295 A JP2003090295 A JP 2003090295A JP 2001282611 A JP2001282611 A JP 2001282611A JP 2001282611 A JP2001282611 A JP 2001282611A JP 2003090295 A JP2003090295 A JP 2003090295A
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
- Y02A30/00—Adapting or protecting infrastructure or their operation
- Y02A30/14—Extreme weather resilient electric power supply systems, e.g. strengthening power lines or underground power cables
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- Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
- Motor Or Generator Frames (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 モータフレームを大型化・複雑化することな
く、また、余分な動力を費やすことなく、イニシャルコ
ストおよびランニングコストをローコストとし、かつ、
安全確実で恒久的な結露防止効果の得られる、水中モー
タの結露防止構造を提供する。 【構成】軸封室側に気密孔２を有し反軸封室側に気密テ
スト用孔４を有する気密構造の水中モータにおいて、上
記気密孔２から吸引して排気されたモータフレーム１内
には、気密テスト用孔４から圧入した窒素ガス等の安定
化ガスが充填されている。このように、モータ内には安
定化ガスが充填されて空気が存在しないため結露を生じ
る余地はなく、かつ、充填部周辺の雰囲気が安定してい
るためスパークを発生することもない。
く、また、余分な動力を費やすことなく、イニシャルコ
ストおよびランニングコストをローコストとし、かつ、
安全確実で恒久的な結露防止効果の得られる、水中モー
タの結露防止構造を提供する。 【構成】軸封室側に気密孔２を有し反軸封室側に気密テ
スト用孔４を有する気密構造の水中モータにおいて、上
記気密孔２から吸引して排気されたモータフレーム１内
には、気密テスト用孔４から圧入した窒素ガス等の安定
化ガスが充填されている。このように、モータ内には安
定化ガスが充填されて空気が存在しないため結露を生じ
る余地はなく、かつ、充填部周辺の雰囲気が安定してい
るためスパークを発生することもない。
Description
【０００１】
【発明の技術分野】本発明は、主として水中ポンプなど
水中回転機械の原動機として使用される水中モータの結
露防止構造に関するものである。
水中回転機械の原動機として使用される水中モータの結
露防止構造に関するものである。
【０００２】
【従来技術とその問題点】水中モータは運転・停止に伴
なう内部温度の変化によって、ケーシング内の空気中の
湿分が結露する。この結露現象によって、充電部の絶縁
低下、短絡、漏電等の事故を惹起することは広く知られ
ている。そして結露防止対策としては一般に、停止中
の内部が低温とならないよう、内装のスペースヒータへ
通電する。除湿剤をモータ内部に封入し、または端子
ボックスと導通して外設された結露ボックス内へ除湿剤
を封入する。地上からドライエアをモータ内に送り込
み、吸湿したエアを地上部へ放出させる。等の方法が実
施される。
なう内部温度の変化によって、ケーシング内の空気中の
湿分が結露する。この結露現象によって、充電部の絶縁
低下、短絡、漏電等の事故を惹起することは広く知られ
ている。そして結露防止対策としては一般に、停止中
の内部が低温とならないよう、内装のスペースヒータへ
通電する。除湿剤をモータ内部に封入し、または端子
ボックスと導通して外設された結露ボックス内へ除湿剤
を封入する。地上からドライエアをモータ内に送り込
み、吸湿したエアを地上部へ放出させる。等の方法が実
施される。
【０００３】しかし、のスペースヒータを用いる方法
は、余分な電力を費やすことになってランニングコスト
が嵩む。また、の除湿剤による方法では、結露を防止
し得るだけの多量の除湿剤を封入するための大きなスペ
ースが必要となってモータフレームが大型化し、結露ボ
ックスを外設する場合には構造が複雑となって製造コス
トが嵩み、かつ、いずれの場合も除湿剤の定期的な交換
が必要なため、ランニングコストも嵩むことになる。ま
た、のドライエアによる方法では、エアドライヤや送
気設備の常設、および給排気のための配管が必要で、イ
ニシャルコウストとランニングコストが嵩むことにな
り、かつ、水中ポンプ等の使用現場の移動時にはその対
応が大掛かりなものとなり、可搬式水中ポンプ等には適
用し得ないものである。
は、余分な電力を費やすことになってランニングコスト
が嵩む。また、の除湿剤による方法では、結露を防止
し得るだけの多量の除湿剤を封入するための大きなスペ
ースが必要となってモータフレームが大型化し、結露ボ
ックスを外設する場合には構造が複雑となって製造コス
トが嵩み、かつ、いずれの場合も除湿剤の定期的な交換
が必要なため、ランニングコストも嵩むことになる。ま
た、のドライエアによる方法では、エアドライヤや送
気設備の常設、および給排気のための配管が必要で、イ
ニシャルコウストとランニングコストが嵩むことにな
り、かつ、水中ポンプ等の使用現場の移動時にはその対
応が大掛かりなものとなり、可搬式水中ポンプ等には適
用し得ないものである。
【０００４】
【発明の目的】本発明の目的は、モータフレームを大型
化・複雑化することなく、また、余分な動力を費やすこ
となく、イニシャルコストおよびランニングコストをロ
ーコストとし、かつ、安全確実で恒久的な結露防止効果
の得られる、水中モータの結露防止構造を提供すること
にある。
化・複雑化することなく、また、余分な動力を費やすこ
となく、イニシャルコストおよびランニングコストをロ
ーコストとし、かつ、安全確実で恒久的な結露防止効果
の得られる、水中モータの結露防止構造を提供すること
にある。
【０００５】
【発明の構成】本発明に係る水中モータの結露防止構造
では、軸封室側に気密孔を有し反軸封室側に気密テスト
用孔を有する気密構造の水中モータにおいて、上記気密
孔から吸引して排気されたモータフレーム内には、気密
テスト用孔から圧入した安定化ガスが充填され、そのガ
スは望ましくは窒素ガスとする。
では、軸封室側に気密孔を有し反軸封室側に気密テスト
用孔を有する気密構造の水中モータにおいて、上記気密
孔から吸引して排気されたモータフレーム内には、気密
テスト用孔から圧入した安定化ガスが充填され、そのガ
スは望ましくは窒素ガスとする。
【０００６】
【作用】結露の原因となるものはモータ内に存在する空
気の湿分である。しかし本発明結露防止構造では、モー
タ内には安定化ガスが充填されて空気が存在しないため
結露を生じる余地はなく、かつ、充填部周辺の雰囲気が
安定しているためスパークを発生することもない。
気の湿分である。しかし本発明結露防止構造では、モー
タ内には安定化ガスが充填されて空気が存在しないため
結露を生じる余地はなく、かつ、充填部周辺の雰囲気が
安定しているためスパークを発生することもない。
【０００７】
【実施例】以下水中ポンプを実施対象とした図1および
図２により説明をする。
図２により説明をする。
【０００８】１は水中モータのフレームであり、円筒状
のフレーム本体１ａと、該スレーム本体１ａの一端を閉
塞する軸封室側フレーム１ｂと、前記フレーム本体１ａ
の他端を閉塞する反軸封室側フレーム１ｃとで密閉構造
に構成されている。２は軸封室側フレーム１ｂに設けら
れた気密孔であり、ねじ栓３の装脱により開閉自在に構
成されている。４はねじ栓５の装脱により開閉自在に構
成された気密テスト用孔であり、反軸封室側フレーム１
ｃまたはフレーム本体１ａの反軸封室側に近い位置に設
けられている。６はモータ主軸であり、軸封室側フレー
ム１ｂの中心を縦貫して導出された負荷側導出端には、
渦巻室７内の羽根車８が嵌着されている。
のフレーム本体１ａと、該スレーム本体１ａの一端を閉
塞する軸封室側フレーム１ｂと、前記フレーム本体１ａ
の他端を閉塞する反軸封室側フレーム１ｃとで密閉構造
に構成されている。２は軸封室側フレーム１ｂに設けら
れた気密孔であり、ねじ栓３の装脱により開閉自在に構
成されている。４はねじ栓５の装脱により開閉自在に構
成された気密テスト用孔であり、反軸封室側フレーム１
ｃまたはフレーム本体１ａの反軸封室側に近い位置に設
けられている。６はモータ主軸であり、軸封室側フレー
ム１ｂの中心を縦貫して導出された負荷側導出端には、
渦巻室７内の羽根車８が嵌着されている。
【０００９】気密孔２を真空ポンプ９に接続し、該真空
ポンプ９の吸引作用によりモータフレーム１内の空気を
排気させ、ガスボンベ１０を気密テスト用孔４に接続し
て高圧の安定化ガスをモータフレーム１内へ充填する。
安定化ガスとしては例えば窒素ガスや六弗化ガス等が用
いられる。窒素ガスは安全性が高く、モータ内部の雰囲
気を恒久的に好適状態に維持することができ、かつ、安
価で入手し易く、ガスボンベ１０を用いて大気圧よりも
高圧状態で容易にモータフレーム１内へ充填できる。ま
た、窒素ガスの比重はほぼ空気に等しいため、フレーム
組立中においてもモータ内部への外気浸入が排除され
る。
ポンプ９の吸引作用によりモータフレーム１内の空気を
排気させ、ガスボンベ１０を気密テスト用孔４に接続し
て高圧の安定化ガスをモータフレーム１内へ充填する。
安定化ガスとしては例えば窒素ガスや六弗化ガス等が用
いられる。窒素ガスは安全性が高く、モータ内部の雰囲
気を恒久的に好適状態に維持することができ、かつ、安
価で入手し易く、ガスボンベ１０を用いて大気圧よりも
高圧状態で容易にモータフレーム１内へ充填できる。ま
た、窒素ガスの比重はほぼ空気に等しいため、フレーム
組立中においてもモータ内部への外気浸入が排除され
る。
【００１０】
【発明の効果】本発明水中モータの結露防止構造によれ
ば、モータフレームを大型化・複雑化することなく、ま
た、余分な動力を費やすことなく、イニシャルコストお
よびランニングコストをローコストとし、かつ、安全確
実で恒久的な結露防止効果が得られるのである。
ば、モータフレームを大型化・複雑化することなく、ま
た、余分な動力を費やすことなく、イニシャルコストお
よびランニングコストをローコストとし、かつ、安全確
実で恒久的な結露防止効果が得られるのである。
【図１】 本発明結露防止構造の実施対象となる水中ポ
ンプの要部縦断側面図である。
ンプの要部縦断側面図である。
【図２】 本発明の実施態様を略示した説明図である。
１ モータフレーム
２ 気密孔
４ 気密テスト用孔
Claims (2)
- 【請求項１】 軸封室側に気密孔を有し反軸封室側に気
密テスト用孔を有する気密構造の水中モータにおいて、
上記気密孔から吸引して排気されたモータフレーム内に
は、気密テスト用孔から圧入した安定化ガスが充填され
ていることを特徴とする、水中モータの結露防止構造。 - 【請求項２】 モータフレーム内の安定化ガスが窒素ガ
スであることを特徴とする、請求項１記載の水中モータ
の結露防止構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001282611A JP4683793B2 (ja) | 2001-09-18 | 2001-09-18 | 水中モータの結露防止構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001282611A JP4683793B2 (ja) | 2001-09-18 | 2001-09-18 | 水中モータの結露防止構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003090295A true JP2003090295A (ja) | 2003-03-28 |
| JP4683793B2 JP4683793B2 (ja) | 2011-05-18 |
Family
ID=19106240
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001282611A Expired - Lifetime JP4683793B2 (ja) | 2001-09-18 | 2001-09-18 | 水中モータの結露防止構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP4683793B2 (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005163713A (ja) * | 2003-12-04 | 2005-06-23 | Toyota Industries Corp | 流体圧縮機 |
| US20100269540A1 (en) * | 2009-04-24 | 2010-10-28 | Ebara International Corporation | Method to Liquefy Ammonia Gas |
| KR101185116B1 (ko) | 2012-03-28 | 2012-09-21 | 이응수 | 결로방지 기능을 구비한 수중펌프 |
| KR101873321B1 (ko) | 2018-04-16 | 2018-07-02 | 이승철 | 수중모터 보호장치 |
Citations (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6117795A (ja) * | 1984-06-29 | 1986-01-25 | 株式会社島津製作所 | 水没型駆動装置の気密構造 |
| JPH07189981A (ja) * | 1993-12-27 | 1995-07-28 | Kubota Corp | 乾式水中モータポンプ |
| JPH07310693A (ja) * | 1994-05-17 | 1995-11-28 | Torao Inoue | 水中モ−タ−ポンプ及びそれに用いるキャブタイヤケ−ブル |
| JPH09324787A (ja) * | 1996-06-04 | 1997-12-16 | Tsurumi Mfg Co Ltd | 水中電動ポンプ |
| JPH1061582A (ja) * | 1996-08-26 | 1998-03-03 | Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd | 低温液化ガスポンプおよびその乾燥方法 |
| JPH11504095A (ja) * | 1995-04-24 | 1999-04-06 | スバネホイ インテルナティオナル アクティーゼルスカブ | 安全ポンプシステム |
-
2001
- 2001-09-18 JP JP2001282611A patent/JP4683793B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (6)
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| KR101185116B1 (ko) | 2012-03-28 | 2012-09-21 | 이응수 | 결로방지 기능을 구비한 수중펌프 |
| KR101873321B1 (ko) | 2018-04-16 | 2018-07-02 | 이승철 | 수중모터 보호장치 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP4683793B2 (ja) | 2011-05-18 |
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