JPH11502836A - アルフゾシン送達経皮デバイス - Google Patents

アルフゾシン送達経皮デバイス

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JPH11502836A
JPH11502836A JP8529355A JP52935596A JPH11502836A JP H11502836 A JPH11502836 A JP H11502836A JP 8529355 A JP8529355 A JP 8529355A JP 52935596 A JP52935596 A JP 52935596A JP H11502836 A JPH11502836 A JP H11502836A
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acrylate
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alfuzosin
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ブラウン,フランツ−ジョセフ
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ミネソタ マイニング アンド マニュファクチャリング カンパニー
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Abstract

(57)【要約】 アクリレートまたはメタクリレートベースの接着剤コポリマー、皮膚浸透向上剤および治療効果量のアルフゾシンを含む経皮薬送達デバイス。

Description

【発明の詳細な説明】 アルフゾシン送達経皮デバイス 技術分野 本発明は、経皮薬送達デバイスに関する。本発明の他の態様において、アルフ ゾシン含有製剤に関する。 背景技術 経皮薬送達デバイスは、患者の皮膚に治療効果量の薬を送達するように設計さ れている。公知のデバイスとしては、皮膚への薬放出速度を調節する膜を含むリ ザーブタイプのデバイス、および感圧接着剤等のマトリックス中に薬を分散させ るデバイスがある。しかし、皮膚は、体内への異物の潜入に対して実際のところ 抵抗を示す。そのため、薬が皮膚を通る速度を高めるようなある種の材料を組み 込むことが望ましい、または必要とされることが多い。しかし、このタイプのデ バイスでは、適した経皮流量および適した製剤成分は、送達される特定の薬によ り異なる。 アルフゾシン、N-[-[(4-アミノ-6,7-ジメトキシ-2-キナゾリニル)メチルアミ ノ]-プロピル]テトラヒドロ-2-フランカルボキサミドは、選択的α1-アドレナリ ン受容体拮抗体である。これは、良性前立腺肥大症が原因の尿道閉塞の治療用に 塩酸塩として処方されてきた。また高血圧症の治療用としても評価されてきた。 発明の開示 本発明は、 バッキング(A)と、 アルキル基に4〜10個の炭素原子が含有されるアルキルアクリレ ートおよびアルキル基に4〜10個の炭素原子が含有されるアルキルメタクリレ ートから成る群より選択される1種またはそれ以上のAモノマーと(a)、 カルボン酸、スルファミド、尿素、カルバメート、カルボキサミド、ヒドロキ シ、アミノ、オキシ、オキソおよびシアノから成る群より選択される官能基を含 む1種またはそれ以上のエチレン性不飽和Bモノマー(b)と を含むコポリマー(1)、 α1-アドレナリン受容体拮抗体としての効果量のアルフゾシン(2)、 炭素原子数8〜22個の脂肪酸、炭素原子数8〜22個の脂肪酸の低級アルキ ルエステルおよびこれらの混合物から成る群より選択される皮膚浸透促進量の脂 肪族化合物(3) の化合物を含む該バッキングの一表面に接着された接着剤層(B)とを含む経 皮送達デバイスを提供する。 発明の詳細な説明 ここで用いる「低級アルキル」という用語は、炭素原子数1〜4個の直鎖また は分岐鎖アルキルを意味する。 本発明は、アルフゾシン含有経皮薬送達デバイスを提供する。アルフゾシンは 、治療効果量、すなわち、治療状態において所望の治療結果をもたらす効果量、 いずれにしてもα1-アドレナリン受容体拮抗体としての効果量で存在している。 治療効果量となる量は、処置状態(例えば、良性前立腺肥大症、高血圧が原因の 尿道閉塞)、アルフゾシンで副処方された薬、所望の治療期間、デバイスがつけ られる皮膚の表面積および経皮送達デバイスの他の成分により変わる。従って、 特定の好ましい量を挙げるのは実際的ではないが、これらの要因を考慮すれば当 業者であれば容易に判断することができる。しかし、一般的に は、アルフゾシンは、接着剤層の総量に対して、約20〜約40重量パーセント 、好ましくは約25〜35重量パーセントの量で本発明のデバイスに存在させる 。本発明のデバイスは、接着剤層中に溶解した治療効果量のアルフゾシンを含ん でいるのが好ましく、接着剤層に、固体の未溶解アルフゾシンが実質的に含まれ ていないのがより好ましい。 接着剤層には、上記に定義したコポリマー、アルフゾシン、上記に定義した補 助剤およびその他の必要なまたは望ましい付形剤が実質的に均質な化合物(すな わち、分散成分が接着剤層塊または溶液全体に実質的に均一に分配されている分 散状態)として含まれている。本発明のデバイスの接着剤層は、通常約25〜6 00μmの厚さである。これを、バッキングへ直接、または中間層を介して接着 することができる。 本発明の実施において用いるコポリマーは、アルフゾシンに対して実質的に化 学不活性でなければならない。コポリマーの固有粘度は、本発明のデバイスに用 いると最終的に適した感圧接着力を呈すようなものである。好ましいコポリマー の固有粘度は、0.2dl/g〜約2dl/gであり、より好ましくは0.3d l/g〜約1.4dl/gである。 接着剤層に用いるのに適したコポリマーは、アルキル基に4〜10個の炭素原 子が含有されるアルキルアクリレートおよびアルキル基に4〜10個の炭素原子 が含有されるアルキルメタクリレートから成る群より選択される1種またはそれ 以上のAモノマーコポリマー中の全モノマーの総量に対して約45〜95重量パ ーセント、より好ましくは55〜95重量パーセントを含むのが好ましい。適し たアルキルアクリレートおよびメタクリレートの例として、n−ブチル、n−ペ ン チル、n−ヘキシル、イソヘプチル、n−ノニル、n−デシル、イソヘキシル、 2−エチルオクチル、イソオクチルおよび2−エチルヘキシルアクリレートおよ びメタクリレートが挙げられる。好ましいアルキルアクリレートとしては、イソ オクチルアクリレート、2−エチルヘキシルアクリレート、n−ブチルアクリレ ートおよびシクロヘキシルアクリレートが挙げられる。最も好ましいアルキルア クリレートはイソオクチルアクリレートである。好ましいアルキルメタクリレー トとしては、ブチルメタクリレート、シクロヘキシルメタクリレートおよびイソ ボルニルメタクリレートが挙げられる。 接着剤層のコポリマー成分は、さらに1種またはそれ以上のエチレン性不飽和 Bモノマーを含み、合計で好ましくは約5〜55重量パーセント、より好ましく は5を超え、約40重量パーセントまでである(コポリマー中の全モノマーの総 量に対して)。適したBモノマーとしては、カルボン酸、スルファミド、尿素、 カルバメート、カルボキサミド、ヒドロキシ、アミノ、オキシ、オキソおよびシ アノから成る群より選択される官能基を含むものが挙げられる。典型的なBモノ マーとしては、アクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、ヒドロキシアルキル基 に2〜4個の炭素原子が含有されるヒドロキシアクリルアクリレート、ヒドロキ シアルキル基に2〜4個の炭素原子が含有されるヒドロキシアクリルメタクリレ ート、アクリルアミド、メタクリルアミド、アルキル基に1〜8個の炭素原子が 含有されるアルキル置換アクリルアミド、ジアセトンアクリルアミド、アルキル 基に1または2個の炭素原子が含有されるジアルキルアクリルアミド、N−ビニ ル−N−メチルアセトアミド、N−ビニルバレロラクタム、N−ビニルカプロラ クタム、N−ビニル−2−ピロリドン、グリシジルメタクリレート、ビニルアセ テート、アルコキシ基に1〜4個の炭素原子が含有 されるアルコキシエチルアクリレート、アルコキシ基に1〜4個の炭素原子が含 有されるアルコキシエチルメタクリレート、2−エトキシエトキシエチルアクリ レート、フルフリルメタクリレート、フルフリルアクリレート、テトラヒドロフ ルフリルアクリレート、テトラヒドロフルフリルメタクリレート、プロピレング リコールモノメタクリレート、ポリエチレンオキシドメチルエーテルアクリレー ト、ポリエチレングリコールメチルエーテルアクリレート、ジ(低級)アルキル アミノエチルアクリレート、ジ(低級)アルキルアミノエチルメタクリレート、 ジ(低級)アルキルアミノプロピルメタクリルアミド、アクリロニトリルおよび メタクリロニトリルが挙げられる。 好ましいBモノマーとしては、ヒドロキシエチルアクリレート、ヒドロキシエ チルメタクリレート、グリセリルメタクリレート、N,N−ジメチルアクリルア ミド、2−エトキシエトキシエチルアクリレート、2−エトキシエチルアクリレ ート、テトラヒドロフルフリルアクリレート、アクリルアミド、ビニルアセテー トおよびアクリル酸が挙げられる。最も好ましいBモノマーとしては、ヒドロキ シエチルアクリレート、N,N−ジメチルアクリルアミド、アクリル酸、ビニル アセテートおよびこれらの化合物が挙げられる。 接着剤層は、カプリル酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステア リン酸およびイソステアリン酸等の飽和脂肪酸およびオレイン酸およびリノール 酸等の不飽和脂肪酸を含む炭素原子数8〜22個の脂肪酸;ミリスチン酸イソプ ロピル、オレイン酸エチルおよびラウリン酸メチルを含むメチル、エチルおよび イソプロピルエステル等の上述の炭素原子数1〜4個のアルキルエステル;およ びこれら上記のうち1種またはそれ以上の化合物から成る群より選択される脂肪 族化合物をさらに含む。好ましい化合物としては、ミリスチン酸イソプ ロピル、ラウリン酸およびカプリル酸が挙げられる。 本発明のデバイスにおいて、脂肪族化合物は、接着剤層中に分散、好ましくは 実質的に均一に分散させ、より好ましくは溶解させ、この現象が後述の皮膚浸透 モデルを使って測定されるときは、脂肪族化合物を含有しない同様のデバイスに 比べ、皮膚へのアルフゾシンの浸透を高めるような量で存在させる。 しかし脂肪族化合物は、薬浸透速度以外およびこれに加えて経皮デバイスの性 能面に影響する。例えば、非コンプライアントなコポリマー(従って比較的劣っ た感圧接着剤)のコンプライアンス値を緩和または増大し、かつ/またはガラス 転移温度を下げることができ、感圧皮膚接着剤として用いるのに適したものとす る。しかし、上記に挙げた脂肪族化合物は、コポリマーに組み込むと、可塑剤と して機能する一般に油性の物質である。このような材料は、例えば、凝集できな くなるまで軟化する(皮膚からデバイスを取り去る際に皮膚に実質的に残渣が残 る)、層の連続相を分離する、接着力を減じる油性層を形成する等、コポリマー の接着性能に悪影響を及ぼす可能性がある。 脂肪族化合物の悪影響にかかわらず、本発明の実施において、脂肪族化合物の 量は、接着剤層の総量に対して20重量%を超え、約40重量%未満であるのが 好ましく、30重量%を超えるとより好ましいことが分かっている。脂肪族化合 物、モノマーおよびその相対量、そしてコポリマーの固有粘度を適切に選択すれ ば、凝集力の低下または相分離することなく、そして適した皮膚接着が失われる ことなく、脂肪族化合物を接着剤層の総量に対して約40重量%までの量で含ま せることができる。 アルフゾシンおよび上述の脂肪族化合物を含むある種の経皮薬送達デバイスが 皮膚に刺激を与える可能性があることが分かっている。そ のため、接着剤層には任意でさらにグリセリンを含ませる。これを使う場合は、 グリセリンは、皮膚への刺激を緩和できる効果量で存在させるのが好ましい。こ のような効果量となる量は、アルフゾシン濃度、脂肪族化合物濃度、最終デバイ スをつける特定の対象および接着したい期間により変わる。一般に、接着剤層の 総量に対して約0.01重量%〜約10重量%の量が適している。 脂肪族化合物および/またはグリセリンを高濃度で含ませるために、コポリマ ー中に、上述のAおよびBモノマーと共重合可能で、分子量が500〜500, 000、好ましくは2,000〜100,000、より好ましくは5,000〜 30,000の実質的に直鎖のマクロモノマーを、バッキングに付けた接着剤層 を手で皮膚につけたときは密着性が維持され、皮膚から剥がすときは基本的に残 渣を残さないようにコポリマーのレオロジー特性をコントロールするような効果 量で(すなわち、コポリマー中のコモノマーの総量に対して少なくとも約0.1 重量%)組み込むのが好ましいときがある。マクロモノマーを使うときは、一般 に、コポリマー中の全モノマーの総量に対して約30重量%以下、好ましくは2 0重量%以下、さらに好ましくは約15重量%以下、最も好ましくは約10重量 %以下の量で存在させる。 マクロモノマーは、以下の式の化合物である。 Xは、AおよびBモノマーと共重合可能なエチレン性不飽和基(−C ロペニル)を含む単量体、R2は水素原子または低級アルキル基、R3は低級アル キル基、nは20〜500の整数、R4はそれぞれ 、−CNおよびCO26から成る群より選択される一価の基、R5は水素原子ま たは低級アルキル基およびR6は低級アルキル基である。適したマクロモノマー としては、ポリメチルメタクリレート、スチレン/アクリロニトリルおよびポリ スチレンマクロモノマーが挙げられる。ポリメチルメタクリレートマクロモノマ ーが好ましい。 マクロモノマーとしては、下記の群より選択される一般式を有するものが挙げ られる。 7は水素原子または低級アルキル基、R8は水素またはメチル、R2、R3および R4は上述の通りである。 直前に示した構造式のマクロモノマーは、単一官能基を有する官能基末端ポリ マーであり、「semitelechelic」ポリマーとして識別されることがある(「Fun ctionally Terminal Polymers via Anionic Methods」第27号、D.N.Sc hultz ら、427-440頁、Anionic Polymerization,American Chemical Socie ty(1981年))。 このようなマクロモノマーは公知であり、米国特許第3,786,116号、 第3,842,059号(両方とも Milkovich ら)および第4,732,80 8号(Krampe ら)に開示されている方法により 調製することができる。これらの開示内容は、マクロモノマーの調製の説明につ いてここに引用文献として組み込まれるものとする。マクロモノマーの中には市 販されているものがある。例えば、ポリメチルメチルアクリレートマクロモノマ ーは、ICI Acrylics 社から「ELVACITE」という商品名で販売され ている(ELVACITE 1010 は、固有粘度が0.070〜0.080、Tg が105℃、GPC 重量平均分子量が7,000〜10,000、GPC 数平 均分子量が2,500〜4,000およびポリ分散性が2.5〜3.0であるポ リメチルメタクリレートマクロモノマーおよび ELVACITE 1020 は、固 有粘度が0.85〜0.10、Tg が105℃、GPC 重量平均分子量が12 ,000〜15,000、GPC 数平均分子量が4,600〜6,000およ びポリ分散性が2.5〜3.0であるポリメチルメタクリレートマクロモノマー である)。 経皮デバイスにおいて望ましい特性は、当業者によく知られている。例えば、 本発明のデバイスが保管の際に、流れに対して安定となるように、十分に低温流 れのない接着剤層が望ましい。また、皮膚に接着して、皮膚からきれいに剥がせ るのが望ましい。皮膚への接触、きれいな剥離、および皮膚接着と耐低温流れ性 の好ましいレベルを得るために、コポリマー中のコモノマーの量と構造、コポリ マーの固有粘度および脂肪族化合物の量と構造は、デバイスが1x10-5〜5x 10-4cm2/dyne のコンプライアンス値となるように選択する(コンプライアン ス値は、米国特許第4,737,559号(Kellen)に記載されているクリー プコンプライアンス手順により決めることができる。この特許の開示内容はここ に引用文献として組み込まれるものとする)。この範囲以外のコンプライアンス 値が、適した材料から得られることがある。しかし、一般的に、実質的に低いコ ンプライアンス 値を有する接着剤層は、比較的硬く、皮膚にあまりよく接着しない。一般的に、 実質的に高いコンプライアンス値を有するものは、低温流れにあまり優れず、皮 膚から除去すると残渣マトリックスを実質的に残す。また、接着剤層は、ガラス 転移温度が−10℃以下であるのが好ましい。 特に適した組成物は、コモノマー、固有粘度および脂肪族化合物が、生成され る組成物の特性に与える影響を考慮して、与えられた所望の特性について容易に 選択することができる。当業者に公知のこのような特定の影響およびその他につ いて以下に説明する。 強い水素結合のBモノマーにより、接着剤層中で溶解する可能性のある脂肪族 化合物の量が減るということが分かっている。さらに、強い水素結合のコポリマ ーは、比較的コンプライアンスの無い材料である。従って、アクリル酸またはア クリルアミド等のBモノマーを用いる場合は、凝集による不具合を避けるのに十 分な程度にコンプライアンスを下げるために、より少ない量のマクロモノマーし か(または全く)必要とされない。 マクロモノマーもまたコンプライアンスを減じる。従って、与えられた目標の コンプライアンス値は、低固有粘度A/Bのコポリマー化合物と多量のマクロモ ノマー、または高固有粘度A/B化合物と少ないマクロモノマーを用いることで 得られることが多い。 比較的高いコンプライアンスのマクロモノマー含有感圧皮膚接着剤層は、一般 に、同一のコンプライアンス値を有するA/Bコポリマーより優れた接着特性を 有する。マクロモノマーの量が増すと、一般に、凝集による不具合を起こすこと なく感圧皮膚接着剤に導入できる脂肪族化合物の量が増える。固有粘度が増える と、凝集による不具合を起こすことなく導入量を増やせる傾向がある。 コポリマーの固有粘度を増やすと(重合条件および/または溶剤比の選択によ り分子量を増やす等)、一般にコンプライアンスが減少する。 さらに、安定化剤および補強剤(例えば、コロイド状二酸化ケイ素)のような 従来の成分を、必要または所望であれば、接着剤層に組み込むことができる。 本発明のデバイスにおける接着剤層は、接着剤層の総重量に対して約4重量% 未満の水を含有しているのが好ましい。より好ましくは、実質的に水を含有して いない(すなわち、接着剤層の様々な成分中に付随的に存在していることは別と して、水を含んでいない)。 本発明の経皮送達デバイスはまた、バッキングを含んでなる。バッキングは、 デバイスが皮膚に適合するようなフレキシブルなものとする。適したバッキング 材料としては、ポリエチレン、超低密度ポリエチレン、直鎖低密度ポリエチレン 、高密度ポリエチレン、ポリエステル、ポリエチレンテレフタレート、不規則配 向ナイロン繊維、ポリプロピレン、エチレン−ビニルアセテートコポリマー、ポ リウレタン、レーヨン等の感圧接着剤テープに用いられる従来のフレキシブルバ ッキングが挙げられる。ポリエチレン−アルミニウム−ポリエチレン複合材のよ うな層状のバッキングも適している。バッキングは、接着剤層の成分に対して実 質的に不活性でなければならない。 本発明のデバイスに用いる上述の接着剤コポリマーは、例えば、米国特許第 RE24,906号(Ulrich)および第4,732,808号(Krampe ら) に記載されている当業者に公知の方法により調製することができる。これらの特 許の開示内容は、ここに引用文献として組み込まれるものとする。 本発明の経皮送達デバイスは、コポリマー、所望の脂肪族化合物、 グリセリン(もしあれば)および有機溶剤(例えば、エチルアセテート、メタノ ール、アセトン、2−ブタノン、エタノール、イソプロピルアルコール、トルエ ン、アルカンおよびこれらの混合物)を伴うアルフゾシンにより調製され、コー ティング製剤となるのが好ましい。コーティング製剤の固体総量は、コーティン グ製剤の総量に対して約15〜50重量%が好ましく、約25〜45重量%がよ り好ましい。コーティング製剤の成分は、均質な製剤が得られるまで、高速で結 合および振とうし、気泡が消えるまで保つ。生成するコーティング製剤を適した 剥離ライナー上にナイフコーティングし、所定の均一な厚さのコーティング製剤 とする。適した剥離ライナーとしては、ポリエステルウェブ、ポリエチレンウェ ブまたはポリスチレンウェブ、または適したフルオロポリマーまたはシリコーン ベースコーティングでコーティングされたポリエチレンコーティング紙等の公知 のシート材を含む従来の剥離ライナーが挙げられる。コーティングした剥離ライ ナーを乾かし、従来の方法を用いてバッキング材にラミネートする。 本発明の経皮送達デバイスは、テープ、パッチ、シート、包帯(dressing)そ の他当業者に公知の形態等の物品の形態とすることができる。一般に、予め選択 された量のアルフゾシンが皮膚を浸透するのに適したサイズのパッチの形態であ る。一般に、デバイスの表面積は約10cm2〜約40cm2である。 本発明のデバイスは、アルフゾシンで処置可能な状態を処置するのに用いるこ とができる。デバイスを皮膚に置き、目的とする治療効果を達成または維持する のに十分な間そのままにする。十分な時間となる時間は、本発明のデバイスの流 量および処置状態を考慮して当業者が選択することができる。 以下の実施例により本発明を説明する。 生体外皮膚浸透試験方法 以下の実施例の皮膚浸透データは、以下の試験方法により得られた。拡散セル を用いる。毛を剃ったマウスの皮膚(毛を剃った生後3〜4週間のメスのマウス )を、セルの上部と下部の間に上皮細胞を横に広げて取り付け、ボールジョイン トクランプにより固定した。 受容体液体(0.25M二塩基リン酸ナトリウム1544mLと0.1Mクエ ン酸456mLとを混合し、1N水酸化ナトリウムまたは1N塩酸でpH6.8 に調整したpH6.8のマッキルベン緩衝溶液)が皮膚と接触するように、取り 付けた皮膚の下のセル部分を完全にその受容体液体で満たす。受容体溶液をマグ ネチックスターラーで攪拌する。用いている以外のサンプリング場所は覆う。 経皮送達デバイスを評価するときは、拡散セルの下部のオリフィスをまたぐよ うに皮膚をあて、剥離ライナーを1.55cm2パッチから除去して、パッチを皮 膚へつけ、皮膚に均一に接着するように押す。拡散セルを組み立て、下部を暖か い(32℃)受容体溶液で満たす。 このセルを一定温度(32±2℃)および湿度(50±10%相対湿度)のチ ャンバーに置く。受容体液体を実験の間中マグネチックスターラーで攪拌して、 試料を均一にし、皮膚の真皮側の拡散障壁を減らすようにする。受容体液体全量 を、指定された時間の間隔(3、6、12、24および48時間)をおいて取り 出し、新液とすぐに交換する。取り出した液1mLを移動相4mLで希釈する。 生成した溶液のうち20μLを、高性能液体クロマトグラフィー(カラム:Opti lab の15cmX4.6mmI.D.Inertsil ODS II/5μM、移動相:27/75 v/vア セトニトリル/過塩素酸緩衝溶液(5mL過塩素酸を900mLの水と混合し、 2Nの水酸化ナトリウムでpHを6.5に調整し、水を添加して最終容積を1L として調製したもの)、流量:1.5mL/ 分、稼働時間:8分、検出:254nmのUV)を使ってアルフゾシンについて 分析する。皮膚へ浸透したアルフゾシンの累積量を計算する。アルフゾシンの累 積浸透量を時間の関数としてプロットすると、μg/cm2/時間で測定された アルフゾシン流量のプロフィールが得られる。 接着剤コポリマーの調製 以下の実施例で用いた接着剤コポリマーは、主に、以下に説明した方法で調製 された。報告された固有粘度値は、27℃に調整された水浴中でキャノン−フェ ンスケ#50粘度計を用いる従来の手段で測定し、ポリマー溶液(特に指定され ない限り、エチルアセテート中のポリマー、デシリットル当り0.15〜0.2 5g)10mLのフロー時間を測定した。以下の試験手順および用いたデバイス については、「Textbook of Polymer Science」F.W.Billmeyer,Wiley-Interscie nce,第2版、1971年、84-85 頁に詳細に説明されている。 イソオクチルアクリレート/ アクリルアミド/ビニルアセテート (75/5/20)コポリマーの調製 イソオクチルアクリレート(621.0g)、アクリルアミド(41.4g) 、ビニルアセテート(165.6g)、2,2’−アゾビズ(2,4−ジメチル ペンタンニトリル)(1.656g、VAZOTM52、デュポン社)、エチルア セテート(884.5g)およびメタノール(87.48g)を混合してマスタ ーバッチを調製した。生成した溶液の一部(400g)を1クォート(0.95 L)のアンバーガラスボトルに入れた。そのボトルを流量1L/分の窒素で2分 間パージした。ボトルを封止し、実質的に重合が完了するまで45℃で24時間 ロータリー水浴に入れた。コポリマーをエチルアセテー ト:メタノール(90:10v/v)で26.05%固体となるまで希釈し、0.15g /デシリットルのエチルアセテート中で1.27デシリットル/グラムの固有粘 度とした。 イソオクチルアクリレート/ ヒドロキシエチルアクリレート/ ポリメチルメタクリレートマクロモノマー (57/38/5)コポリマーの調製 イソオクチルアクリレート(142.5g)、ヒドロキシエチルアクリレート (95.0g)、ELVACITETM1020ポリメチルメタクリレートマクロ モノマー(12.5g)、VAZO52(0.5g)、エチルアセテート(35 6.25g)およびイソプロピルアルコール(18.75g)を1クォート(0 .95L)ボトルへ入れた。混合物を窒素(1L/分)で3分間パージして脱酸 素化した。ボトルを封止し、45℃で24時間ロータリー水浴に入れた。ボトル を取り出して開け、VAZO52を0.5g追加し、前と同じく窒素で再びパー ジして、封止し、さらに45℃で24時間ロータリー水浴に入れた。コポリマー の生成した溶液中の固体の割合は39.2%だった。固有粘度は、0.15g/ dlのエチルアセテート中で0.51dl/gであった。 イソオクチルアクリレート/ アクリルアミド(93/7)コポリマーの調製 反応容器に、イソオクチルアクリレート(3500g)、アクリルアミド(2 63g)、メタノール(614g)およびエチルアセテート(5,526g)を 入れた。混合物を脱酸素化し、113°F(45℃)まで加熱した。温度が11 3°F(45℃)で安定したとき、エチルアセテート(150g)中のVAZO 52(1.9g)溶液を 加えた。反応開始から5時間半後、エチルアセテート(150g)中のVAZO 52(1.9g)溶液を加えた。反応開始から9時間後、エチルアセテート(1 50g)中のVAZO52(3.8g)溶液を加えた。98%の最低転化となる まで113°F(45℃)で反応を続けた。最終ポリマーを26〜30%の固体 となるまでエチルアセテート/メタノール(90/10)で希釈した。 「乾燥」接着剤の調製 接着剤コポリマーの25〜50パーセント固溶体を10〜25ミル(250〜 630μM)の厚さで剥離ライナーへナイフコーティングして乾燥接着剤を調製 した。溶剤を取り除き、残渣の量を減らすために、コーティングされた剥離ライ ナーをオーブン乾燥する。乾燥した接着剤コポリマーを剥離ライナーから剥がし 、容器に保管する。 以下の実施例において、特に指定しない限り、割合は全て重量比である。乾燥 後の製剤の重量割合は計算値であり、乾燥工程の最中に溶剤のみが蒸発したと仮 定してある。 実施例1 ラウリン酸(23.3g)、アルフゾシン(23.3g)およびイソプロピル ミリステート(6.67g)を温(50℃)エタノール(69.6g、96%エ タノール水4%)中で溶解した。接着剤(26.67gの乾燥75/5/20イソオク チルアクリレート/アクリルアミド/ビニルアセテート、iv=1.3dl/g )をエチルアセテート(56.09g)およびメタノール(6.22g)の混合 物中で溶解した。この2種の溶液を化合して混合し、均質なコーティング製剤と した。この製剤を湿潤厚さ350μMで剥離ライナー(3M社製1022 SC OTHCPAKTM剥離ライナー)へナイフコーティングした。コーティングした 剥離ライナーを40℃で30分間オーブン乾燥した。 生成した接着剤コーティングは、29.15パーセントのアルフゾシン、29. 15パーセントのラウリン酸、8.34パーセントのイソプロピルミリステート および33.36パーセントの 75/5/20 イソオクチルアクリレート/アクリル アミド/ビニルアセテート接着剤コポリマーを含有していた。コーティングした ライナーをバッキング(3M社製1109 SCOTHCPAKTMポリエステル フィルムラミネート)へラミネートした。そのラミネートを1.55cm2のパ ッチに打ち抜いた。上述した試験方法により、毛を剃ったマウスへの浸透を判定 した。結果を下の表に示す。各値は3回の測定の平均である。 実施例2 ラウリン酸(21.54g)、アルフゾシン(21.54g)およびイソプロ ピルミリステート(6.17g)をエタノール(64.62g、96%エタノー ル水4%)中で溶解した。接着剤(30.7gの乾燥 57/38/5 イソオクチルア クリレート/ヒドロキシエチルアクリレート/ポリメチルメタクリレートマクロ モノマー(ELVACITE1020)接着剤コポリマー(乾燥前はiv=0. 51dl/g)をエチルアセテート(26.1g)およびイソプロパノール(4 .61g)の混合物中で溶解した。この2種の溶液を化合して混合し、均質なコ ーティング製剤とした。この製剤を湿潤厚さ315μMで剥離ライナー(3M社 製1022 SCOTHCPAKTM剥離ライナー)へナイフコーティングした。 コーティングした剥離ライナーを40℃で30分間オーブン乾燥した。生成した 接着剤コーティングは、26.94パーセントのアルフゾシン、26.94パー セントのラウリン酸、7.72パーセントのイソプロピルミリステートおよび3 8.40パーセントの 57/38/5 イソオクチルアクリレート/ヒドロキシエチル アクリレート/ポリメチルメタクリレートマクロモノマー接着剤コポリ マーを含有していた。コーティングしたライナーをバッキング(3M社製110 9 SCOTHCPAKTMポリエステルフィルムラミネート)へラミネートした 。そのラミネートを1.55cm2のパッチに打ち抜いた。上述した試験方法に より、毛を剃ったマウスへの浸透を判定した。結果を下の表に示す。各値は3回 の測定の平均である。 実施例3 ラウリン酸(11.25g)、アルフゾシン(11.25g)およびイソプロ ピルミリステート(3.21g)をエタノール(33.75g、96%エタノー ル水4%)中で溶解した。接着剤(12.87gの乾燥 93/7 イソオクチルアク リレート/アクリルアミド、0.15g/dlのエチルアセテート中でiv=1 .32dl/g)をエチルアセテート(61.76g)およびメタノール(6. 86g)の混合物中で溶解した。この2種の溶液を化合して混合し、均質なコー ティング製剤とした。この製剤を湿潤厚さ400μMで剥離ライナー(3M社製 1022 SCOTHCPAKTM剥離ライナー)へナイフコーティングした。コ ーティングした剥離ライナーを40℃で30分間オーブン乾燥した。生成した接 着剤コーティングは、29.16パーセントのアルフゾシン、29.16パーセ ントのラウリン酸、8.32パーセントのイソプロピルミリステートおよび33 .36パーセントの 93/7 イソオクチルアクリレート/アクリルアミド接着剤コ ポリマーを含有していた。コーティングしたライナーをバッキング(3M社製1 109 SCOTHCPAKTMポリエステルフィルムラミネート)へラミネート した。そのラミネートを1.55cm2のパッチに打ち抜いた。上述した試験方 法により、毛を剃ったマウスへの浸透を判定した。結果を下の表に示す。各値は 3回の測定の平均である。 実施例4 ラウリン酸(23.3g)、アルフゾシン(23.3g)、イソプロピルミリ ステート(6.67g)および水を含有しないグリセロール(3.2g)を温( 50℃)エタノール(69.6g、96%エタノール水4%)中で順次溶解した 。接着剤(23.3gの乾燥 75/5/20イソオクチルアクリレート/アクリルアミ ド/ビニルアセテート、I.V.=1.2dl/g)をエチルアセテート(56.0 9g)およびメタノール(6.22g)の混合物中で溶解した。この2種の溶液 を化合して混合し、均質なコーティング製剤とした。この製剤を湿潤厚さ320 μMで適した剥離ライナー(Daubert 社製1−5PESTR Matte 16 4Z)へナイフコーティングした。コーティングした剥離ライナーを60℃で3 0分間オーブン乾燥した。生成した接着剤コーティングは、29.14パーセン トのアルフゾシン、29.14パーセントのラウリン酸、8.34パーセントの イソプロピルミリステートおよび29.38パーセントの 73/7/20 イソオクチ ルアクリレート/アクリルアミド/ビニルアセテート接着剤コポリマーおよび4 .00%の水を含有しないグリセロールを含有していた。コーティングしたライ ナーをバッキングフィルム(3M社製ScothpakTM1109ポリエステル フィルムラミネート)へラミネートした。そのラミネートを1.55cm2のパ ッチに打ち抜いた。上述した試験方法により、毛を剃ったマウスへの浸透を判定 した。結果を下の表に示す。各値は3回の測定の平均である。 実施例5 ラウリン酸(13.98g)、グリセロールモノラウレート(9.32g)お よびアルフゾシンベース(23.3g)を50℃でエタノール(69.6g、9 6%エタノール水4%)中で溶解した。接着剤(28.87gの乾燥 75/5/20 イソオクチルアクリレート/アクリル アミド/ビニルアセテート、iv=1.3dl/g)をエチルアセテート(56 .09g)およびメタノール(6.22g)の混合物中で溶解した。この2種の 溶液を化合して混合し、均質なコーティング製剤とした。この製剤を湿潤厚さ3 50μmで剥離ライナー(Daubert 社製1−5PESTR Matte 164 Z)へナイフコーティングした。コーティングした剥離ライナーを60℃で30 分間オーブン乾燥した。生成した接着剤コーティングは、31.8%のアルフゾ シン、19.1%のラウリン酸、12.72%のグリセロールモノラウレートお よび36.4パーセントの 75/5/20 接着剤コポリマーを含有していた。コーテ ィングしたライナーをバッキング(3M社製1109Scotchpakポリエ ステルフィルムラミネート)へラミネートした。そのラミネートを1.55cm2 のパッチに打ち抜いた。上述した試験方法により、毛を剃ったマウスへの浸透 を判定した。結果を下の表に示す。各値は3回の測定の平均である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. バッキング(A)と、 アルキル基に4〜10個の炭素原子が含有されるアルキルアクリレートおよび アルキル基に4〜10個の炭素原子が含有されるアルキルメタクリレートから成 る群より選択される1種またはそれ以上のAモノマー(a)と、 カルボン酸、スルファミド、尿素、カルバメート、カルボキサミド、ヒドロキ シ、アミノ、オキシ、オキソおよびシアノから成る群より選択される官能基を含 む1種またはそれ以上のエチレン性不飽和Bモノマー(b)と を含むコポリマー(1)、 α1-アドレナリン受容体拮抗体としての効果量のアルフゾシン(2)、 炭素原子数8〜22個の脂肪酸、炭素原子数8〜22個の脂肪酸の低級アルキ ルエステルおよびこれらの混合物から成る群より選択される皮膚浸透促進量の脂 肪族化合物(3) の化合物を含む前記バッキングの一表面に接着された接着剤層(B)とを含む 経皮送達デバイス。 2.前記Aモノマーがイソオクチルアクリレート、2−エチルヘキシルアクリ レート、ブチルアクリレートおよびシクロヘキシルアクリレートから成る群より 選択される請求項1記載のデバイス。 3.前記Aモノマーがイソオクチルアクリレートである請求項1記載のデバイ ス。 4.前記Bモノマーが、アクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、ヒドロキシ アルキル基に2〜4個の炭素原子が含有されるヒドロキシアルキルアクリレート 、ヒドロキシアルキル基に2〜4個の炭素原子 が含有されるヒドロキシアルキルメタクリレート、アクリルアミド、メタクリル アミド、アルキル基に1〜8個の炭素原子が含有されるアルキル置換アクリルア ミド、ジアセトンアクリルアミド、アルキル基に1または2個の炭素原子を有す るジアルキルアクリルアミド、N−ビニル−N−メチルアセトアミド、N−ビニ ルバレロラクタム、N−ビニルカプロラクタム、N−ビニル−2−ピロリドン、 グリシジルメタクリレート、グリセリルアクリレート、ビニルアセテート、アル コキシ基に1〜4個の炭素原子が含有されるアルコキシエチルアクリレート、ア ルコキシ基に1〜4個の炭素原子が含有されるアルコキシエチルメタクリレート 、2−エトキシエトキシエチルアクリレート、フルフリルメタクリレート、フル フリルアクリレート、テトラヒドロフルフリルアクリレート、テトラヒドロフル フリルメタクリレート、プロピレングリコールモノメタクリレート、ポリエチレ ンオキシドメチルエーテルアクリレート、ポリエチレングリコールメチルエーテ ルアクリレート、ジ(低級)アルキルアミノエチルアクリレート、ジ(低級)ア ルキルアミノエチルメタクリレート、ジ(低級)アルキルアミノプロピルメタク リルアミド、アクリロニトリル、メタクリロニトリルおよびこれらの混合物から 成る群より選択される請求項1記載のデバイス。 5.前記Bモノマーが、ヒドロキシエチルアクリレート、ヒドロキシエチルメ タクリレート、グリセリルアクリレート、N,N−ジメチルアクリルアミド、2 −エトキシエトキシエチルアクリレート、2−エトキシエチルアクリレート、テ トラヒドロフルフリルアクリレート、アクリルアミド、ビニルアセテート、アク リル酸およびこれらの混合物から成る群より選択される請求項1記載のデバイス 。 6.前記Bモノマーが、ヒドロキシエチルアクリレート、アクリル アミド、ビニルアセテートおよびこれらの混合物から成る群より選択される請求 項1記載のデバイス。 7.前記アルフゾシンが、前記接着剤層の総量に対して約20〜約40重量パ ーセントの量で存在する請求項1記載のデバイス。 8.前記アルフゾシンが、前記接着剤層の総量に対して約25〜35重量パー セントの量で存在する請求項1記載のデバイス。 9.前記アルフゾシンが、前記接着剤層に溶解する請求項1記載のデバイス。 10.前記接着剤層が実質的に固体の未溶解アルフゾシンを含有しない請求項 1記載のデバイス。 11.前記Aモノマーが、前記コポリマー中の全モノマーの総量に対して50 〜95重量パーセントの総量で存在する請求項1記載のデバイス。 12.前記Bモノマーが、前記コポリマー中の全モノマーの総量に対して約5 〜約40重量パーセントの総量で存在する請求項1記載のデバイス。 13.前記脂肪族化合物が前記接着剤層に溶解する請求項1記載のデバイス。 14.前記脂肪族化合物が、ラウリン酸、カプリル酸およびイソプロピルミリ ステートから成る群より選択される請求項1記載のデバイス。 15.前記脂肪族化合物が、前記接着剤層の総量に対して約20〜45重量パ ーセントの総量で存在する請求項1記載のデバイス。 16.前記脂肪族化合物が、前記接着剤層の総量に対して約30〜40重量パ ーセントの総量で存在する請求項1記載のデバイス。 17.前記コポリマーがさらに、前記コポリマー中の前記コモノマ ーの総量に対して約30重量%以下の量の、前記AおよびBモノマーと共重合可 能で、分子量が500〜500,000の直鎖マクロモノマーを実質的に含む請 求項1記載のデバイス。 18.前記マクロモノマーが、前記コポリマー中の全モノマーの総量に対して 15重量%以下の量で存在する請求項17記載のデバイス。 19.前記マクロモノマーが、ポリメチルメタクリレートマクロモノマーであ る請求項17記載のデバイス。 20. (i)請求項1記載の経皮送達デバイスを施すステップ、 (ii)動物の皮膚に前記デバイスをつけるステップ、および (iii)α1-アドレナリン受容体拮抗体として効果のあるアルフゾシンの血 中レベルを確立または維持するのに充分な間、前記皮膚上にデバイスを残すステ ップ を含むアルフゾシンにより処置可能な状態の動物処置方法。
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