JPH11502182A - 薄板材料給送装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 ゲート１１を備え且つ該ゲートの下端を一番下の薄板のみが通過できるように該ゲートに接触させて薄板Ｓを堆積した給送テーブル１０と、一番下の薄板を前記ゲートの下端から取り入れロール１２の噛み合わせ部に進入させるため前記給送テーブルの表面上に回転自在に取り付けたローラ１４のベッド１３と、一番下の薄板が前記取り入れロールにより前進させられると前記ローラを自由回転状態にするための装置とを有する薄板材料給送装置が開示されている。

Description

【発明の詳細な説明】 薄板材料給送装置 本発明は薄板材料給送装置、限定の意図はないが、とくに箱およびボール箱製 造業に使用される段ボール紙や厚紙の薄板材料を給送する装置に関する。 一般に、積み重ねた薄板がゲートに接触して給送テーブル上に載せられる。こ のゲートはその下部から往復動式真空吸引カップ、供給ローラまたはキッカー機 構の作用により一番下に在る薄板のみを通過させて取り入れロールの噛み合わせ 部に引き入れるようになっている。このような給送装置は非常に正確に制御され なければならないが、それでも給送ミスは珍しいことでない。 これらの問題の一つの解決策が英国特許出願第９３２６０８９．１号により提 案されているが、これはローラベッド全体を往復運動させるものであり、エネル ギーが効率的でなく且つ薄板の大きさに一定の制限を課している。 本発明により、ゲートを備え且つ該ゲートの下端を一番下の薄板のみが通過で きるように該ゲートに接触させて薄板を堆積した給送テーブルと、一番下の薄板 を前記ゲートの下端から取り入れロールの噛み合わせ部に進入させるため前記給 送テーブルの表面上に回転自在に取り付けたローラのベッドと、一番下の薄板が 前記取り入れロールにより前進させられると前記ローラを自由回転状態にするた めの装置とを包含することを特徴とする薄板材料給送装置が提供される。 前記ローラには輪止めクラッチが装着され且つ取り人れロールの速度より遅い 速度で送られてくる薄板を前進させる。 一番下の薄板を下向きに引っ張るため前記ローラの下から真空吸引力が作用さ れる。 前記ローラは、一番下の薄板が掛って該ローラと該薄板とが実質的な面接触を 増大するように間隔を置いて設けられている。 本発明は、これを具体化した薄板材料給送装置の１形態を単なる一例としての み示す添付図面を参照して次の記載から更に明瞭となるであろう。 図１は本発明による薄板材料給送装置の正面図である。 図２は図１の薄板材料給送装置のII−II線の断面図である。 図面を参照すれば、薄板材料給送装置は、薄板Ｓの積層体中の一番下にある薄 板のみを下部から通過させることができるゲート１１に薄板Ｓの積層体を接触さ せて載せている給送テーブル１０を備えていることが分かる。 給送テーブル１０の表面上にあるローラ１４のベッド１３により、薄板が連続 してゲート１１の下部を通過し、取り入れロール１２の噛み合わせ部に進入する 。 前述の一番下の薄板を下方向に引き寄せるために真空吸引力が作用させられて いる室１５の内部にローラ１４が取り付けられている。ローラ１４間の間隙によ り薄板をローラ１４間に掛け渡して接触面積を増大する。 ローラは取り入れロール１２の速度より遅い速度で矢印Ｘ方向に回転駆動させ られていることにより一番下の薄板を前進させる。薄板がロール１２によって前 進させられると、ローラ１４は惰性で自由回転する。ローラ１４はそれらの内周 とそれらの駆動軸１６との間に輪止めクラッチを備えている。 この実施例では、ローラ１４は駆動ベルト１７により回転自在に相互連結され ており且つ１個のローラ１４が、（従来、逆嵌合を容易にするキッカー機構に使 用されている）線速度に同期して作動するアーム２０により往復動される歯付き ベルト１９からそれ自体駆動されているベルト１８により駆動される。アーム２ ０が逆方向に動くと、ローラ１４はその時自由回転状態になっているので逆方向 に駆動されない。 本発明を上記実施例のみに限定する意図はなく、特許請求の範囲から逸脱する ことなく多くの変形例が当業者により容易に考えられるであろう。 したがって、例えば、ローラ１４は電動機により間欠的に又は連続的に駆動で きるが、連続駆動の場合は前の薄板がゲート１１を完全に離れるまでは次の薄板 と後尾ローラとの間にいくらかの滑りが存在するであろうから連続駆動は好まれ ない。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ， ＤＫ，ＥＳ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，ＬＵ，Ｍ Ｃ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ，ＣＦ，ＣＧ ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ，ＳＮ， ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＫＥ，ＭＷ，ＳＤ，ＳＺ，ＵＧ)， ＡＭ，ＡＴ，ＡＵ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，ＣＡ，Ｃ Ｈ，ＣＮ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＥ，ＥＳ，ＦＩ，ＧＢ ，ＧＥ，ＨＵ，ＪＰ，ＫＥ，ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ，ＫＺ， ＬＫ，ＬＲ，ＬＴ，ＬＵ，ＬＶ，ＭＤ，ＭＧ，ＭＮ，Ｍ Ｗ，ＭＸ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ，ＰＴ，ＲＯ，ＲＵ，ＳＤ ，ＳＥ，ＳＩ，ＳＫ，ＴＪ，ＴＴ，ＵＡ，ＵＳ，ＵＺ， ＶＮ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．ゲートを備え且つ該ゲートの下端を一番下の薄板のみが通過できるように該 ゲートに接触させて薄板を堆積した給送テーブルと、一番下の薄板を前記ゲート の下端から取り入れロールの噛み合わせ部に進入させるため前記給送テーブルの 表面上に回転自在に取り付けたローラのベッドと、一番下の薄板が前記取り入れ ロールにより前進させられるようになるやいなや前記ローラを自由回転状態にす るための装置とを包含することを特徴とする薄板材料給送装置。 ２．前記ローラには輪止めクラッチが装着され且つ取り入れロールの速度より遅 い速度で送られてくる薄板を前進させることを特徴とする請求項１に記載の薄板 材料給送装置。 ３．一番下の薄板を下向きに引っ張るため前記ローラの下から真空吸引力が作用 されていることを特徴とする請求項１または２に記載の薄板材料給送装置。 ４．前記ローラは一番下の薄板が掛って該ローラと該薄板とが実質的な面接触を するように隔離されていることを特徴とする請求項１ないし３に記載の薄板材料 給送装置。 ５．前記ローラは駆動ベルトにより回転自在に相互連結されており且つ前記ロー ラの１個が線速度に同期して作動しているアームにより往復動される別の駆動ベ ルトにより駆動されることを特徴とする前記請求項のいずれかに記載の薄板材料 給送装置。 ６．前記別の駆動ベルトが歯付きベルトであることを特徴とする請求項５に記載 の薄板材料給送装置。 ７．前記ローラが電動機により駆動されることを特徴とする請求項１ないし４の いずれか１項に記載の薄板材料給送装置。 ８．前記ローラが間欠的に駆動されることを特徴とする請求項７に記載の薄板材 料給送装置。 ９．前記ローラが連続的に駆動されることを特徴とする請求項７に記載の薄板材 料給送装置。