JPH11501854A - 分割された微粒子ゾーンを有する吸収構造の製造方法及び装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 本発明は、離散微粒子吸収性材料層を有する吸収構造の製造方法及び装置を提供する。この吸収性材料層は、実質的に微粒子を含まないゾーン(11)によって分離された、２つ又はそれ以上のバンド(９)に分割されているものである。このような吸収構造の製造方法は、最初に、インレットダクトを流れる気体(例えば空気)中に懸濁された、吸収性ゲル化材料粒子の二相流体を有する初期粒子懸濁液を発生させる工程を有している。ついで初期粒子懸濁液は、対応する多数の枝ダクトにおいて多数の最終粒子懸濁液に分割される。最終粒子懸濁液の各々は、インレットダクトの横断面積の１つの関数として、ある一定割合の粒子を有している。最終粒子懸濁液の粒子は、枝ダクトの横断面位置の１つの関数として実質的に均一に分配されている。最後に、懸濁された粒子は、支持体例えばティシュー層上でこれらが捕獲されることによって、最終粒子懸濁液から濾過される。前記方法を実施するための本発明による装置は、インレットダクト、初期粒子懸濁液を発生させるためのインレットダクトと流体が流れる関係にある粒子懸濁液発生器、インレットダクトと流体が流れる関係にある少なくとも２つの枝ダクト及び初期粒子懸濁液を枝ダクトにおいて多数の最終粒子懸濁液に分割するための、インレットダクト内に配置された粒子懸濁液ディバイダーを備えている。好ましい実施形態において、この装置はさらに、接着剤被覆された粒子を形成するために、最終粒子懸濁液中の粒子を接着剤によって被覆するための接着剤送出し装置を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】 分割された微粒子ゾーンを有する吸収構造の製造方法及び装置 技術分野 本発明は、離散微粒子吸収性材料の少なくとも１つの層を備える吸収構造に関 する。より詳しくは本発明は、離散微粒子吸収性材料層を有する吸収構造の製造 方法及び装置に関する。この吸収性材料層は、実質的に微粒子を含まないゾーン によって分離されている２つ又はそれ以上のバンドに分割されているものである 。 発明の背景 吸収体、例えば使い捨ておむつ、失禁用パッド、及び月経用ナプキンは一般に 、体内からの滲出物を受入れて保持するための吸収性コアを含んでいる。吸収性 コアは一般に繊維ウエブを含んでいる。このウエブは、天然又は合成繊維、ある いはこれらの組合わせの不織布エアレイウエブであってもよい。繊維ウエブの吸 収及び保持特性を改良するために、超吸収性ポリマー又は吸収性ゲル化材料とし て知られている種類の微粒子吸収性材料を、繊維ウエブに組込むことができる。 吸収性ゲル化材料は、容易に入手しうる天然又は合成繊維材料(例えばセルロ ース繊維)よりも一般にかなり高価であるので、コア中の吸収性ゲル化材料の量 を減らすのが有利である。このような粒子をコア全体に均一に分配するのではな く、体内からの滲出物を受入れて保持する上で最も効果のある場所に粒子が配置 されるように、予め決められた方法で吸収性コアに粒子を分配することが望まし い。 均一に分配された粒子流を形成し、これらを吸収性コアのいくつかの部分に加 える様々な手段(例えば空気流中に個々の粒子をエントレインする方法など)が開 発されて来たが、これらの方法は一般に、多数の供給メカニズムが必要であるか 、あるいはコアの選択的に接着剤被覆されたゾーンへ粒子を加えすぎることにな る。多数の供給メカニズムを用いることによって、このような吸収性コアを 製造するのに必要な資本費を増す一方で、選択的接着剤ゾーンへの粒子の加えす ぎによって、材料の屑を増加させ、それに伴なって材料費が増す。 従って、実質的に粒子を含まないゾーンによって分離された、吸収性微粒子ゲ ル化材料の別々のバンド又は区域を有する吸収構造の改良製造方法及び装置を提 供することが望ましいであろう。このことによって、必要な装置は最小限にされ る。 製造方法によって発生する、ばらの吸収性ゲル化材料粒子の量を減少させ、か つ材料の屑を減らすような、吸収性微粒子ゲル化材料の別々のバンド又は部位を 有する、吸収性構造の改良製造方法及び装置を提供することも望ましいであろう 。 発明の概要 本発明は、実質的に微粒子を含まないゾーンによって分離された、２つ又はそ れ以上のバンドに分割された離散微粒子吸収性材料層を有する吸収構造の製造方 法及び装置を提供する。 このような吸収構造の製造方法は、最初に、インレットダクトを流れている気 体(例えば空気)中に懸濁された、吸収性ゲル化材料粒子の二相流体を有する初期 粒子懸濁液を発生させる工程を有している。これら粒子は、インレットダクトに おける横断面位置の関数として、気体中に実質的に均一に分配されている。つい で初期粒子懸濁液は、多数の枝ダクトに応じて、多数の最終粒子懸濁液に分割さ れる。最終粒子懸濁液の各々は、インレットダクトの横断面積の１つの関数とし てある一定の割合の粒子を有している。最終粒子懸濁液の粒子は、枝ダクトの横 断面位置の１つの関数として実質的に均一に分配されている。最後に、懸濁され た粒子は、支持体例えばティシュー層上でこれらが捕獲されることによって、最 終粒子懸濁液から濾過される。 この方法の好ましい実施形態において、最終粒子懸濁液は、接着剤流を通るよ うに仕向けられて、最終粒子懸濁液から濾過される前に接着剤被覆された粒子を 形成し、ついで接着剤被覆された粒子の支持体への付着が行なわれる。 初期粒子懸濁液は、２つ、３つ、又はそれ以上の最終粒子懸濁液に分割され てもよく、好ましくはインレットダクトの横断面積の関数として、その中にほぼ 同等の割合の粒子を有していてもよい。 前記方法を実施するための本発明による装置は、インレットダクト初期粒子懸 濁液を発生させるための、インレットダクトと流体が流れる関係にある粒子懸濁 液発生器、インレットダクトと流体が流れる関係にある少なくとも２つの枝ダク ト、及び初期粒子懸濁液を枝ダクトにおいて多数の最終粒子懸濁液に分割するた めの、インレットダクト内に配置された粒子懸濁液ディバイダーを備えている。 好ましい実施形態において、この装置はさらに、接着剤被覆された粒子を形成 するために、最終粒子懸濁液中の粒子を接着剤によって被覆するための接着剤送 出し装置を備えている。 粒子懸濁液ディバイダーは好ましくは、枝ダクト内で初期粒子懸濁液を２つ、 ３つ、又はそれ以上の最終粒子懸濁液に分割するためのスリッタープレートを備 えている。 図面の簡単な説明 明細書は本発明を特に指摘し明確に請求する請求の範囲で結んでいるが、本発 明は添付図面と関連した以下の記述からよりよく理解されると信じられる。図面 において、同様な参照符号は同様な要素を示している。 図１は、本発明による吸収体の一部切り取られた平面図を示す。 図２は、本発明による吸収構造の上面図を示す。 図３及び図４は各々、図２の吸収構造の横断面図及び長手方向横断面図を示し 、ここにおいてラミネートは吸収構造の使用者側に配置されている。 図５及び図６は各々、図２の吸収構造の横断面図及び長手方向横断面図であり 、ここにおいてラミネートは吸収構造のバックシート側に配置されている。 図７は、ダスチング層を含む、本発明による吸収構造を備えている吸収体の概 略横断面図を示す。 図８は、本発明による吸収構造を備えている吸収体を形成するための生産ライ ンを示す。 図９は、本発明によるノズルアセンブリーの平面図である。 図10は、図９のノズルアセンブリーの立面図である。 図11は、図９のノズルスロート106の横断面図であり、スプリッタープレート1 04を示している。 図12は、もう１つのスプリッタープレートの形状を示す、図11に似た横断面図 である。 図13は、操作中の図９に示されたエアガン56と接着剤ノズル53との間の関係を 示す、拡大透視図である。 発明の詳細な説明 ここで用いられている「吸収体」という用語は、体内からの滲出物を吸収して封 じ込める装置のことを言い、より特定すれば、装着者の体に、あるいは体の近く に配置され、体内から排出された様々な滲出物を吸収して封じ込めるため装置の ことを言う。「使い捨て」という用語はここでは、洗浄されるか、あるいは吸収体 として復元又は再使用されるためのものではない吸収体のことを記載するために 用いられている(すなわちこれらはただ１回の使用後に捨てられるためのもので あり、好ましくはリサイクルされるか、堆肥にされるか、あるいは環境に優しい 方法で処分されるためのものである)。「一体型」吸収体は、別々の部品が統合さ れて形成され、調和した全体を形成し、従って別々のホルダー又はライナーのよ うな別々に操作される部品を必要としない吸収体のことを言う。本発明の吸収体 の好ましい実施形態は、一体型使い捨て吸収体、すなわち図１に示されたおむつ 20である。ここで用いられている「おむつ」という用語は、乳幼児及び失禁のある 人によって一般に装着され、装着者の胴体下部の周りに装着される吸収体のこと を言う。しかしながら本発明はまた、失禁用ショーツ、失禁用下着、おむつホル ダー及びライナー、排泄しつけ用パンツ、パンツ型おむつ、女性の衛生用衣類、 例えば生理用ナプキン等にも用いうると理解すべきである。 吸収体 図１は、平らに広げられて非収縮状態にある(すなわち弾性によって起こされ た収縮が広げられている)本発明による吸収体20、特におむつの平面図である。 この構造のいくつかの部分は、おむつ20の構成をより明確に示すために切り取ら れでおり、装着者に面した、あるいは装着者と接触するおむつ20の部分、すなわ ち内側表面が、見る人の側に向いている。図１に示されているように、おむつ20 は、液体透過性表面シート21を備えており、これの一部は下部構造を示すために 切り取られている。コア１が、表面シート21とバックシート23との間に備えられ ている。おむつ20はさらに、横断方向中心線16の方向に弾力的に延びることがで きる弾性サイドパネル30;弾性レッグカフス32;弾性ウエスト部34;一般に36とし て示されている固定装置を備えている。 図１は、おむつ20の好ましい実施形態を示しており、このおむつにおいて、表 面シート21とバックシート23は、長さと幅のサイズが吸収構造１よりも一般に大 きい。表面シート21とバックシート23は、吸収構造１の縁部を超えて延びており 、これによっておむつ20の周辺部が形成される。表面シート21、バックシート23 、及び吸収構造１がよく知られた多様な形状に組立てられてもよいが、好ましい おむつ形状は一般に次の特許に記載されている。すなわち1975年１月14日に、ケ ネス・ビー・ブエル(KENNETH B．BUELL)に発行された、発明の名称が「使い捨て おむつ用の収縮可能なサイド部分(Contractable Side Portions for Disposable Diaper)」という米国特許第3,860,003号、及び1991年６月13日にケネス・ビー・ ブエルに許可された、発明の名称が「予め配置された弾性柔軟性ヒンジを有する 動的弾性ウエスト部を備えた吸収体（Absorbent Article With Dynamic Elastic Waist Feature Having A Predisposed Resilient Flexural Hinge)」という米国 特許出願07/715,152号である。これらのどちらもここに引用して組込まれる。 図２は、吸収構造１の平面図であり、これは貯蔵ゾーン13、13'と、中央受入 れゾーン11を備えている。図３及び図４は、各々、横断方向中心線16及び長手方 向中心線17に沿った、吸収構造１の横断面図を示している。吸収構造は、上部層 ３と下部層５を備えている。上部層３は、支持体７と、この支持体７に接着され た吸収性ゲル化材料粒子層９を備えている。支持体７とこれに接着された吸収性 ゲル化材料粒子との組合わせも、「ラミネート」と呼ばれる。上部層３は、中央受 入れゾーン11、及び両側でこの受入れゾーン11との境界を成す貯蔵ゾ ーン13、13'を備えている。受入れゾーン内の吸収性ゲル化材料粒子７の平均坪 量は、貯蔵ゾーン13、13'の吸収性ゲル化材料粒子の平均坪量と比べると比較的 低い。好ましくは、受入れゾーン11内には吸収性ゲル化材料粒子は存在しない。 貯蔵ゾーン13、13'は、25g/m²以上、好ましくは40g/m²以上の平均坪量の吸収性 ゲル化材料粒子を備えていてもよい。受入れゾーン11内の粒子の平均坪量は25g/ m²より低い。 下部層５は、吸収性ゲル化材料粒子と繊維との混合物を有している。これはセ ルロース毛羽パルプ、合成繊維、あるいはこれらの組合わせであってもよい。下 部層５は好ましくはエアレイによって形成される。上部層３は好ましくは、吸収 性ゲル化材料粒子９が支持体7と下部層５との間に備えられるように、下部層５ の上に配置される。支持体７は、吸収性ゲル化材料粒子が支持体から分離する場 合、これが構造１の使用者側１５へ移行するのを防ぎ、粒子が使用者の皮膚と接 触するのを防ぐ。 図５及び図６は、吸収構造の実施形態の横断方向中心線16と、長手方向中心線 17に沿った横断面図を示している。ここにおいてラミネート３は、混合層５の下 に位置する。吸収性ゲル化材料粒子層９は支持体７に均一に分配されている。所 望であれば、ストライプ、通路、又はラミネート３の吸収性ゲル化材料粒子の坪 量におけるその他のバリエーションを用いてもよい。 図７は、本発明による吸収構造１を備える吸収体20の好ましい実施形態の概略 横断面図を示す。吸収構造１は好ましくは、液体透過性表面シート21と液体不透 過性バックシート23との間に入れられている。 表面シート 表面シート21は、吸収構造、すなわちコア１の体側表面15に隣接して配置され ており、好ましくはこのコアと、バックシート23とに、接着手段(図示されてい ない)、例えばこの技術でよく知られている手段によって接着されている。適切 な接着手段は、バックシート23を吸収構造１へ接着させることに関して記載され ているものである。ここで用いられている「接着された」という用語は、要素を直 接もう一方の要素に付着させることによって、要素が直接もう一方の要素に固定 さ れる形状、及び要素を、これ自体がもう一方の要素に付着されている中間部材に 付着させることによって、要素が間接的にもう一方の要素に固定される形状をも 包含する。本発明の好ましい実施形態において、表面シート21及びバックシート 23は、吸収体20の周辺部において互いに直接接着され、これらを接着手段(図示 されていない)によって吸収構造１へ直接接着させることによって間接的に接着 されている。 表面シート21は柔軟で感触が柔らかく、装着者の皮膚に刺激を与えない。さら には表面シート21は、液体透過性であり、液体がその厚みを容易に通るようにし ている。適切な表面シートは、広い範囲の材料、例えば多孔性フォーム;網状化 フォーム;開口プラスチックフィルム;あるいは天然繊維(例えば木材又は綿繊維) 、合成繊維(例えばポリエステル又はポリプロピレン繊維)、あるいは天然繊維と 合成繊維との組合わせの織布又は不織布ウエブから製造することができる。好ま しくは表面シート21は、装着者の皮膚を吸収性コア１に含まれている液体から隔 離するために疎水性材料からできている。好ましくは表面シートは、親水性コー ティングで被覆されており、これは濡れた後、表面シートから洗い流される。表 面シート21を製造するために用いることができるいくつかの製造技術がある。例 えば表面シート21は、スパンボンデッド、カード、ウエットレイ、メルトブロー ン、ハイドロエンタングルされた繊維、あるいは前記の組合わせ等の不織布ウエ ブであってもよい。好ましい表面シートは、織物業の業者によく知られた手段に よってカード及び熱接着される。好ましい表面シートは、マサチューセッツ州ウ オールポールのインターナショナル・ペーパー社(International Paper Company ，Walpole，Massachusetts)の１つの部門であるベラテック社(Veratec，Inc.)に よって製造されている、ステープル長さのポリプロピレン繊維のウエブを備えて いる。 バックシート バックシート23は、吸収構造１の衣服側表面に隣接して配置されており、好ま しくはこれに、接着手段(図示されていない)例えばこの技術でよく知られている 手段によって接着されている。例えばバックシート23は、均一連続接着剤層、 パターン接着剤層、あるいは一列の別々の接着剤ライン、螺旋、又はスポットに よって吸収構造１に固定されていてもよい。満足すべきものであることが分って いる接着剤は、ミネソタ州セントポールのエイチ・ビー・フラー社(H．B．Fulle r Company，St．Paul，Minnesota)によって製造され、HL-1258として販売されて いるものである。接着手段は好ましくは、発明の名称が「使い捨て排泄物封じ込 め衣類(Disposable Waste-Containment Garment)」という米国特許第 4,573,986 号に開示されているような、接着剤フィラメントのオープンパターンネットワー クを備えている。この特許は1986年３月４日にミネトーラ(Mlnetola)に発行され たものである。より好ましくは接着手段は、次の特許に示されている装置及び方 法によって例証されているような、渦巻状に螺旋パターンにされている接着剤フ ィラメントのいくつかのラインを有している。これらの特許は、1975年10月７日 にスプラーグ・ジュニア(Sprague，Jr.)に発行された米国特許第 3,911,173 号; 1978年11月22日にジーカー(Ziecker)らに発行された米国特許第 4,785,996 号; 1989年６月27日にウエレニッツ(Werenicz)に発行された米国特許第 4,842,666 号である。これらの特許は各々ここに引用して組込まれる。あるいはまた接着手 段は、熱接着、圧力接着、超音波接着、動的機械的接着、あるいはその他のあら ゆる適切な接着手段、又はこの技術で知られているこれらの接着手段の組合わせ であってもよい。 バックシート23は、液体(例えば尿)不透過性であり、好ましくは薄いプラスチ ックフィルムから製造される。ただしその他の柔軟性液体不透過性材料も用いる ことができる。ここで用いられている「柔軟性のある」という用語は、柔軟で、人 体の一般的形状及び輪郭に沿いやすい材料のことを言う。バックシート23は、吸 収構造１に吸収されて封じ込められた滲出物が、吸収体20と接触するもの、例え ばベッドシーツ及び下着を濡らすのを防ぐ。従ってバックシート23は、織布又は 不織布材料、ポリマーフィルム、例えばポリエチレン又はポリプロピレンの熱可 塑性フィルム、あるいは複合材料、例えばフィルム被覆された不織布材料を備え ていてもよい。好ましくはバックシートは、厚さが約0.012ｍｍ(0.5ミル)〜約0. 051ｍｍ(2.0ミル)の熱可塑性フィルムである。バックシート用として特に好まし い材料には、インディアナ州テール・オートのトレデガー・インダストリー ズ社(Tredegar Industries，Inc.，Terre Haute，IN)によって製造されている、 RR8220ブローンフィルム、及びRR5475キャストフィルムが含まれる。バックシー ト23は好ましくは、より布様の外見を生じるために、エンボス及び／又はマット 仕上げされている。さらにはバックシート23は、吸収構造１から蒸気を逃がすこ とができる(通気性がある)一方で、滲出物がバックシート23を通過するのを防ぐ 。 受け入れ層 図７の実施形態において、吸収構造１は上部受入れ層25を備えている。受入れ 層25は、多量の液体を素早く集めて、これらの液体が下部層５、７、９に吸収さ れるまで、装着者の体から隔離するのに役立つ。受入れ層25の密度は、吸収され ることになる液体の容積に従って、好ましくは0.02〜0.13g/cm³であり、坪量は 50〜500g/m²である。受入れ層25の好ましい材料は、例えば EP-A-0 429 112(ヘ ロン(Herron))、米国特許第4,898,642号(ムーア(Moore))、及び第 4,889,597 号 （バーボン）に記載されているような化学的に剛化されたセルロース材料である 。さらには有用な受入れ層は、熱接着エアレイ合成繊維のオープンネットワーク を備えている。これはまた、「TBAL」とも呼ばれ、米国特許出願 08/141,156 号及 び EP-A-513 148 号に記載されているものである。 受入れ層として用いるためのその他の有用な材料は、1994年６月３日に出願され たPCT出願 PCT/EP94/01814 号に記載されている。さらに、受入れ層として適切 な材料は、エアフェルト、エアフェルトと合成繊維との混合物、すなわち例えば 高ロフト不織布、例えばドイツ国パイネ D-31201、私書箱1107のコロビン社(Cor ovin GmbH，Postfach 1107，D-31201 Peine，Germany)によって、商標名COROLOF Tとして製造されているものである。 受入れ層25の重要な特性は、濡れている時でさえ液体取入れのために十分な空 隙率を維持することができるということである。層25の繊維は、濡れた状態にあ る場合、圧縮されても圧潰しないほど十分な弾性がある方がよい。 混合層 混合層５は、あらゆる吸収性繊維手段を備えていてもよく、この手段は一般に 圧縮可能であり、形に沿いやすく、装着者の皮膚に剌激を与えず、液体、例えば 尿及びその他のいくつかの体内からの滲出物を吸収及び保持することができるも のである。下部層５は、使い捨ておむつ及びその他の吸収体に通常用いられてい る非常に多様な液体吸収性材料、例えば一般にエアフェルトと呼ばれている微粉 砕木材パルプから、非常に多様なサイズ及び形状で(例えば長方形、砂時計型、「 T」型、非対称形等)で製造することができる。層５を含む繊維材料のほかに用い ることができるその他の適切な吸収性材料の例には、例えばクレープセルロース ワッディング;コフォームを含むメルトブローンポリマー;化学的に剛化されるか 、変性されるか、あるいは架橋されたセルロース繊維;ティシューラップ及びテ ィシューラミネートを含むティシュー;吸収性フォーム;吸収性スポンジ等がある 。吸収性コアの形状及び構成も様々であってもよい(例えば吸収性コアは、様々 なキャリパーゾーン、親水性勾配、超吸収性勾配、あるいは比較的低い平均密度 、及び比較的低い平均坪量の受入れゾーンを有していてもよく、あるいは１つ又 はそれ以上の層又は構造を備えていてもよい)。しかしながら吸収構造１の総吸 収容量は、おむつ20の設計負荷及び用途と相容れるものであるべきである。さら には、吸収構造1のサイズ及び吸収容量は、乳幼児から大人までの様々な装着者 に合わせて様々なものであってもよい。混合層５の例は、次の特許に記載されて いる。すなわち1986年９月９日にヴァイスマン(Weisman)らに発行された、発明 の名称が「高密度吸収構造(High-Density Absorbent Structures)」という米国特 許第 4,610,678 号;1987年６月16日にヴァイスマンらに発行された、発明の名称 が「二重層コアを含む吸収体(Absorbent Articles With Dual-Layered Core)」と いう米国特許第 4,673,402 号;及び1989年５月30日にアレマニー(Alemany)らに 発行された、発明の名称が「比較的低い密度及び比較的低い坪量の受入れゾーン を有する高密度吸収性部材(High Density Absorbent Members Having Lower Den sity and Lower Basis Weight Acquisition Zones)」という米国特許第 4,834,73 5 号である。これらの特許の各々はここに引用して組込まれる。 図７に示された実施形態において、吸収性ゲル化材料粒子を実質的に含まない 繊維層10は、「ダスチング層」とも呼ばれるが、これは混合層５の下に位置してい る。ダスチング層10及び混合層５の繊維マトリックスは、エアレイによって形成 された単一の均一繊維層の一部であってもよい。しかしながら本発明の目的とし ては、ダスチング層10は、混合層５の一部としては考えられていない。混合層５ 及びダスチング層10を備える吸収性コアの形成は、1989年12月19日にアングスタ ット(Angstadt)に発行された、発明の名称が「ダスチング層を有する吸収性コア( Absorbent Core Having A Dusting Layer)」という米国特許第 4,888,231 号に記 載されている。 ラミネート ラミネート３の支持体層７は、例えば不織布層又はティシュー層、例えばザ・ プロクター・アンド・ギャンブル社(The Procter & Gaｍble Company)によって 販売されている、例えば BOUNTY のようなティシュー層、あるいは例えばドイツ 国クロイツアウ−ウンターマウバッハ D 5166 のストレップ合資会社(STREPP Gm bH & Co.，KG，D 5166 Kreuzau-Untermaubach，Germany)によって、NCB という 参照番号で製造されている、坪量 22.5g/m²の例えば高い湿潤強度ティシューに よって形成されていてもよい。あるいはまた支持体層７は、三次元開口熱可塑性 フィルムによって形成されている。例えばEP-A-O 203 820(カロ(Curro))、EP-A- O 156 471(カロ)、及びEP-A-O 141 654(コガーII世(Koger II))に記載されてい るものである。支持体層７を形成するためのその他の適切な材料は、高い湿潤強 度不織布、例えばポリオレフィン不織布である。 吸収性ゲル化材料粒子は、接着剤層を支持体層７に塗布し、ついで粒子を接着 剤層に付着させることによって支持体に接着させることができる。受入れゾンー ン11は好ましくは実質的に、接着剤と吸収性ゲル化材料粒子の両方を含まず、従 ってこれはその受入れの役割を果たす能力を維持する。現在の好ましい形状にお いて、貯蔵ゾーン13、13'における粒子９の坪量は、25g/m²以上である。好まし い赤ちゃん用おむつ１において、吸収構造のラミネート３は全部で１ 〜４グラムの吸収性ゲル化材料粒子を有しており、従ってラミネート３と混合層 ５における吸収性ゲル化材料粒子との組合わされた重量は、混合層５における繊 維重量の少なくとも40％を成する。受入れゾンーン11は、あらゆるパターンのオ ープン部位、例えばいくつかの通路、あるいはいくつかの円、正方形等によって 形成されていてもよい。 吸収体の製造方法及び装置 図８は、本発明による吸収体の製造方法を概略的に示している。第一ティシュ ー50が供給ロール51から巻戻される。ティシュー50は、吸収構造の使用者側15を 形成する。ホットメルト接着剤がタンク54からノズル53に供給され、ティシュー 50の長さ方向に平行な２つの長手方向ストライプとして、ノズル53によってメル トブローン繊維として噴霧される。吸収性ゲル化材料粒子が容器58から供給され 、エアガン56によってノズル53から出る接着剤スブレーを通って吹付けられる。 吸収性粒子は、本発明によるエアガン56によって、接着剤と同じ長手方向に平行 なティシュー50のストライプ上へ向けられる。吸引装置55は、ティシューへの微 粒子材料のレイダウンを助け、同様に漂遊粒子を集めるのにも役立つ。接着剤被 覆された吸収性ゲル化材料粒子は、支持体の貯蔵ゾーンに付着され、ティシュー と共にラミネート52を形成する。本発明によるエアガン56の機能は、次の節に記 載されているようなものである。 セルロース繊維は、シュート63を経て回転レイダウンドラム61のレイダウンス クリーン62に付着される。吸収性ゲル化材料粒子は、空気流中に混合される。こ の空気流は貯蔵容器64から繊維を運ぶものである。レイダウンドラム61上に、混 合層73が形成される。容器64からの吸収性ゲル化材料粒子は、繊維流中に導入さ れ、従ってこれらはシュート63の右側に優勢的に配置される。従ってレイダウン くぼみ64がシュートの下で回転する時、最初にレイダウンスクリーン62へ付着し た繊維は、吸収性ゲル化材料粒子と混合されず、ダスチング層74を形成する。ダ スチング層74と混合層73を有している吸収性要素は、ラミネート52上へ配置され る。吸引装置66、68は、繊維吸収性要素73をラミネート上に引張り、吸収性要素 を決められた位置に維持する。 １対のカレンダロール70及び71によって形成されたニップにおいて、吸収性要 素73は所望の厚さ及び密度まで圧縮される。もう１つの供給ロール75から、あら ゆる所望の形状の予め形成されたラミネート76が巻戻され、吸収性要素73のバッ クシート側へ配置される。予め形成されたラミネート76の使用は任意のものであ り、吸収構造の使用者側に単一ラミネートしか望まない場合は、省略することが できる。あるいはまた、ラミネート52が形成される方法と同様なオンライン方法 で、バックシート側ラミネート76を製造することができる。ついでバックシート 78と表面シート80が、各々供給ロール79と81から供給され、これらは吸収性要素 73と組合わされる。この要素はここでは、バックシート側ラミネート76、ダスチ ング層74、混合層73、及び表面シート側ラミネート52を備えている。ついでこの 図面に示されていない切断装置において、吸収体の連続バンドが切断されて、個 別吸収体が形成される。個別吸収体は、折り畳み装置83において折り畳まれ、積 重ねられ、圧縮され、包装装置85に詰められる。 本発明による吸収体の形成方法は、概略的にのみ記載されている。弾性要素の 接着及びテープ留め装置を有するブロセスエ程は省略された。混合層の形成方法 の詳細な説明は、米国特許第 4,765,780 号及び第 4,764,325 号(アングスタッ ト)に記載されている。 分割された微粒子ゾーンを有する吸収構造(ラミネート)の製造方法及び装置 図９及び図10は、本発明によるエアガン56の構成をさらに詳細に示している。 このエアガンは、吸収構造、例えばラミネート３を形成する際に特に有用である 。 前記のように、ラミネート３は好ましくは支持体層７へ接着された吸収性ゲル 化材料粒子の平行なストライプ又はバンド９を含んでいる。これは実質的に接着 剤を含まず、かつ粒子を含まない受入れゾーン11によって分離されている。受入 れゾーン11が実質的に接着剤を含まないのが好ましいが、比較的少量の接着剤を この受入れゾーンへ塗布し、吸収構造の一体性を改善するために、このゾーンを 下部混合層へ接着させてもよい。適切な接着剤は例えば、オランダ国ローゼンダ ールのフィンドレー社(Fidley，Roosendaal，the Netherlands)によって、参照 番号 H 2127 として製造されているホットメルト接着剤である。接着 剤は、接着剤ノズル53によって、メルトブローンフィルムとして付着させること ができる。これは、非常に高速の空気速度でブローされるので、フィルムは米国 特許第 4,573,986 号(ミネトーラ)に記載されているようなフィラメントのオー プンネットワークとして分散される。あるいはまた、米国特許第 3,911,173 号 、第 4,031,854 号、及び第 4,098,632 号(すべてスプラーグに発行されたもの) に記載されているように、接着剤の螺旋パターンを付着させ、接着剤フィラメン トの液体透過性ネットワークを得ることもできる。 吸収性ゲル化材料粒子の粒子を、本発明による支持体７に接着させるために、 支持体と接触する前に粒子が接着剤流を通るように仕向けて、接着剤被覆された 粒子を形成する。その後、接着剤被覆された粒子は、捕獲されるか又は支持体上 に付着されて、懸濁液から濾過される。このようにして、ラミネートの良好な液 体透過性が維持され、接着剤による液体のブロッキングはほとんど生じない。 受入れゾーン11は、支持体への接着剤の選択的塗布によって実質的に接着剤を 含まないままに維持することができる。これは例えば受入れゾーン13、13'を覆 う接着剤の２つの平行なストライプを加えることによって行なう。接着剤は、シ ールド要素によって、単一のノズルで塗布することができる。このシールド要素 は、受入れゾーン11へ向けられるグルー流の部分をブロックするものである。あ るいは接着剤は、２つの別々のグルーノズルで塗布することができる。 受入れゾーン11においては、吸収性ゲル化材料粒子が存在しないのが好ましい 。従って受入れゾーン11が完全に接着剤を含まないかどうかに関わらず、本発明 によるエアガン56によって、ラミネートの所望の付着部位13、13'と位置合わせ され、かつ多数のグルーノズル又はノズルのブロックされていない部位によって 生じる接着剤パターンと位置合わせされた、吸収性ゲル化材料粒子の多くの流が 与えられる。 図９により明確に示されているように、エアガン56は好ましくは次の２つの要 素を含んでいる。すなわちエダクター101と、スプリッターノズル100である。エ ダクター101は、吸収性ゲル化材料の個別粒子を空気流中にエントレインして、 実質的に均一に分配された粒子の懸濁液を形成又は発生させる。この種類のエダ クターは、次のような商品として入手することができる。すなわち、ニュージ ャージー州ドーバーのフォックス・バルブ・ディヴェラプメント社(Fox Valve D evelopment Corporation，Dover，NJ)によって製造された、商標名がFox Ventur i Eductor 1 1/2"シリーズ、モデル300-SCE-55のステンレス鋼バージョンのもの である。スプリッターノズル100は、実質的に均一に分配された粒子懸濁液を、 多数の実質的に均一に分配された粒子懸濁液に分割する。ここで用いられている 実質的に均一に分配された粒子懸濁液は、粒子がダクト中のあらゆる一定の横断 面位置の関数として実質的に均一に分配されているものである。 図９及び図10に示されている形状において、スプリッターノズル100は、ほぼ 等しい横断面積を有する２つの枝ダクト102及び103を含んでいる。インレットダ クト(ノズルスロート106)に、粒子懸濁液ディバイダー(スブリッタープレート10 4)が配置され、横断面積に基づいて、流入する実質的に均一な粒子懸濁液を、多 数の粒子懸濁液に分割する。これらはついで、対応する枝ダクトを通って進む。 ノズルスロート106及びスプリッタープレート104は、等しいか、あるいは比例し ているか、あるいは様々な粒子含有量及び塊流の多数の粒子懸濁液を生じるよう なサイズ及び形状にされてもよい。例えば図11(ノズルスロート106の横断面)に より明確に示された形状において、スプリッタープレート104は、ノズルスロー ト106に配置され、流入横断面積を、同じ横断面積(もとの横断面積の 50％)の２ つの通路に等しく分割する。これらの通路は、枝ダクト102及び103に供給を行な うものである。従ってエダクター101からスプリッターノズル100に入る粒子懸濁 液は、支持体７への付着のための２つの粒子懸濁液に等しく分割される。枝ダク ト102及び103は好ましくは、不均質なものがこれらの流中に導入された場合に、 分割後、多数の流中において粒子分布を平衡させるような長さ及び形状を有して おり、かつ互いに対して、及び受入れ表面に対して所望の配向において粒子懸濁 液を排出するような形状にされている。図１３に示されているように、枝ダクト が、分割された粒子懸濁液を、互い(初期は同じ懸濁液において互いに隣接して いるもの)から離すように、ついで再び互いに対して平行に向けて、多数の平行 な間隔をあけて配置されている粒子懸濁液を形成するのがここでは好ましい。受 入れゾーン11に対応する最終ラミネートにおい て、実質的に粒子を含まないゾーンを生じるのは、このようにして間隔をあける からである。 図13は、図８に示されているような製造装置に設置された場合の、作動中の図 ９のエアガン56を示している。エアガン56と接着剤ノズル53との関係、及び分割 された粒子流201と202との間の関係に注目すべきである。 ２つ以上の流出粒子流を望む場合、スプリッタープレート形状は、流入流を、 所望の相対比の３つ又はそれ以上の粒子懸濁液にセクションにより分割するよう に開発されていてもよい。及び／又は多数のスプリッターノズル100を連続して 用いて、既に分割された流をさらに小さく分割してもよいであろう。流入流を３ つの流に分割するためのこのようなスプリッタープレート形状の１つを図12に示 す。ここにおいて流入横断面積は、３つの等しい横断面積に分割される。これら の各々は、もとの横断面積の33％であり、これらの各々はノズルの枝に供給を行 なうことができ、このようにしてラミネート中の吸収性ゲル化材料粒子の３つの バンド又はストリップを発生させる。 ２つ、３つ、あるいはそれ以上の流が生じることを望むにせよ、ここでは、円 周的に対称に間隔があけて配置されたスプリッタープレート配向によって、流の 分割を実施するのが好ましい。流入粒子懸濁液のなんらかの不均質性が生じる場 合、このような均一性のずれは、一般的にではないにしても多くの場合、円周的 に対称である。すなわち様々な円周位置において、流入ダクトの中心から一定の 半径上にかなりな分布が見られよう。従って円周的に対称になることをベースと して流分割を実施することによって、流容積／密度において生じる変動の可能性 は減少する。 吸収性ゲル化材料粒子を、接着剤を用いずに接着させることも可能である。粒 子を、湿った支持体７に付着させて、粒子がその表面にある湿分を吸収し、粘着 性になるようにさせることもできる。加圧下、湿潤支持体７を続いて乾燥させる と、粒子９の支持体７への接着が生じる。このような製造方法において、接着剤 ノズル53は、図８の図面から省かれるが、エアガン56の形状及び機能は同じであ る。粒子間架橋した凝集物を形成するために、粒子間架橋剤を用いて粒子が相互 連結されているもう１つの形状において、吸収性ゲル化材料粒子は、 粒子間架橋剤によって支持体へ接着されていてもよい。このことは、米国特許出 願 08/142258 号(スー(Hseuh))に詳細に記載されている。 多数のティシュー層、及びティシュー層間に入れられた吸収性ゲル化材料粒子 層を有する多層ラミネートの形成方法が、米国特許第 4,578,068 号(クレーマー (Kramer))に記載されている。この構造において、吸収性ゲル化材料粒子は、繊 維閉じ込めによって実質的に完全にティシュー層に接着される。吸収性ゲル化材 料粒子を支持体上に付着させる方法は、米国特許第 4,551,191 号(コック(Kock) )に記載されている。前記米国特許のどちらもここに引用して組込まれる。 本発明の特別な実施形態が例証され、かつ記載されてはいるが、本発明の主旨 及び範囲から逸脱することなく、様々なその他の変更及び修正をも行なうことが できることは、当業者には明白であろう。従って、この発明の範囲内にあるこの ような変更及び修正はすべて、添付クレームにおいてカバーするものとする。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.⁶ 識別記号 ＦＩ Ａ６１Ｆ 13/18 ３０７Ｄ (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ， ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，Ｌ Ｕ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ，ＣＦ ，ＣＧ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ， ＳＮ，ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＫＥ，ＬＳ，ＭＷ，ＳＤ，Ｓ Ｚ，ＵＧ)，ＵＡ(ＡＭ，ＡＺ，ＢＹ，ＫＧ，ＫＺ，ＭＤ ，ＲＵ，ＴＪ，ＴＭ)，ＡＬ，ＡＭ，ＡＴ，ＡＵ，ＡＺ ，ＢＡ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，ＣＡ，ＣＨ，ＣＮ， ＣＵ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＥ，ＥＳ，ＦＩ，ＧＢ，Ｇ Ｅ，ＨＵ，ＩＬ，ＩＳ，ＪＰ，ＫＥ，ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ ，ＫＺ，ＬＣ，ＬＫ，ＬＲ，ＬＳ，ＬＴ，ＬＵ，ＬＶ， ＭＤ，ＭＧ，ＭＫ，ＭＮ，ＭＷ，ＭＸ，ＮＯ，ＮＺ，Ｐ Ｌ，ＰＴ，ＲＯ，ＲＵ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＧ，ＳＩ，ＳＫ ，ＴＪ，ＴＭ，ＴＲ，ＴＴ，ＵＡ，ＵＧ，ＵＺ，ＶＮ 【要約の続き】 ダクトと流体が流れる関係にある少なくとも２つの枝ダ クト及び初期粒子懸濁液を枝ダクトにおいて多数の最終 粒子懸濁液に分割するための、インレットダクト内に配 置された粒子懸濁液ディバイダーを備えている。好まし い実施形態において、この装置はさらに、接着剤被覆さ れた粒子を形成するために、最終粒子懸濁液中の粒子を 接着剤によって被覆するための接着剤送出し装置を備え ている。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．吸収構造の製造方法において、 (a)インレットダクトを流れている気体、好ましくは空気中に懸濁された、二 相粒子流体を有する、好ましくは吸収性ゲル化材料を有する初期粒子懸濁液を発 生させる工程であって、前記粒子は、前記インレットダクトにおける横断面位置 の関数として前記気体中に実質的に均一に分配されている工程と、 (b)前記初期粒子懸濁液を多数、好ましくは２つ又は３つの、対応する多数の 枝ダクト中の最終粒子懸濁液に分割する工程であって、前記最終粒子懸濁液の各 々は、前記インレットダクトの横断面積の関数としての割合の粒子を有しており 、前記粒子は、前記枝ダクト中の横断面位置の関数として、実質的に前記気体中 に均一に分配されている工程と、 (c)好ましくは、前記最終粒子懸濁液を接着剤流を通るように仕向けて接着剤 被覆された粒子を形成する工程と、 (d)前記接着剤被覆された粒子を支持体上に付着させて、前記接着剤被覆され た粒子を前記最終粒子懸濁液から濾過する工程とを有することを特徴とする方法 。 ２．さらに、前記最終粒子懸濁液は、前記インレットダクトの横断面積の関数 として、ほぼ同等の割合の粒子を有することを特徴とする、請求項１に記載の方 法。 ３．さらに、前記初期粒子懸濁液が、前記最終粒子懸濁液に円周的に対称に分 割されることを特徴とする、請求項１又は請求項２に記載の方法。 ４．さらに、前記最終粒子懸濁液が、互いから離れて向けられ、ついで互いに 対して平行に向けられて、前記粒子の前記捕獲に先立って、平行に間隔があけて 配置された粒子懸濁液を形成することを特徴とする、請求項１〜３のうちの１つ に記載の方法。 ５．さらに、前記最終粒子懸濁液が、対応する多数の接着剤流を通って向けら れることを特徴とする、請求項１〜４のうちの１つに記載の方法。 ６．吸収構造の製造装置であって、前記装置は、インレットダクトと、前記イ ンレットダクト中を流れる気体に懸濁された二相粒子流体を有している初期粒子 懸濁液を発生させるための、前記インレットダクトと流体が流れる関係にある粒 子懸濁液発生器、好ましくはエダクターとを含んでおり、前記粒子が、前記イン レットダクトにおける横断面位置の関数として前記気体中に実質的に均一に分配 されている装置において、 (a)前記インレットダクトと流体が流れる関係にある少なくとも２つの枝ダク トであって、好ましくは、平行に間隔をあけた粒子懸濁液を生じるための、間隔 をあけ出口を有するダクトと、 (b)前記インレットダクトにおける前記初期粒子懸濁液を、前記枝ダクトにお いて、多数、好ましくは２つ又は３つの最終粒子懸濁液に分割するための、前記 インレットダクト内に配置された粒子懸濁液ディバイダー、好ましくはスプリッ タープレートであって、好ましくは、前記初期粒子懸濁液を前記最終粒子懸濁液 に、好ましくは円周的に対称に分割し、前記最終粒子懸濁液の各々は前記インレ ットダクトの横断面積の関数としての割合の粒子を有し、前記最終粒子懸濁液は 好ましくは前記インレットダクトの横断面積の関数としてほぼ同等の割合の粒子 を有するディバイダーと、 (c)好ましくは、接着剤被覆された粒子を形成するために、前記最終粒子懸濁 液中において前記粒子を接着剤被覆するための接着剤送出し装置とを備えている ことを特徴とする装置。 ７．さらに、前記最終粒子懸濁液は、前記インレットダクトの横断面積の関数 として、ほぼ同等の割合の粒子を有することを特徴とする、請求項６に記載の装 置。 ８．さらに、前記粒子懸濁液ディバイダーは、前記初期粒子懸濁液を、前記最 終粒子懸濁液に、円周的に対称に分割することを特徴とする、請求項６又は請求 項７に記載の装置。 ９．さらに、前記接着剤送出し装置が、多数のグルーノズルを備えていること を特徴とする、請求項６〜８のうちの１つに記載の装置。 10．さらに、前記接着剤送出し装置が、単一のグルーノズルを備えていること を特徴とする、請求項６〜８のうちの１つに記載の装置。