JPH07509383A - 中央捕捉ゾーンを持つ衛生ナプキン - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 中央捕捉ゾーンを持つ衛生ナプキン 発明の分野 本発明は、液体透過性のトップシート、液体不透過性のバックシート、及びトッ プシートと、＜’ｙクシートとの間に配置された吸収体コアを有し、前記コアは 、二つの長手方向側部、中央捕捉ゾーン、及び捕捉ゾーンと長手方向側部との間 に配置された二つの側ゾーンを有し、前記コアは、吸収体ゲル化剤を含む層を更 に有し、コアの捕捉ゾーンでの吸収体ゲル化剤の濃度が側ゾーンでの吸収体ゲル 化剤の濃度よりも低い衛生ナプキンに関する。

発明の背景 このような吸収体物品は、米国特許第４，９８８，３４５号から周知である。

この特許には、比較的低密度の下液体取扱０層及び吸収体ゲル化剤を含む上液体 貯蔵層からなる吸収体コアを持つ吸収体物品が記載されている。上液体貯蔵層の 坪量は０．０１ｇ／ｃｎｆ乃至０．１ｇ／ａｄであり、吸収体ゲル化剤を最大で ６０重量％包含できる。液体貯蔵層１こ（よ、下（こある液体取扱い層に液体を 伝達するための捕捉孔力く設（すられており、液体取扱い層では、吸収体物品の 長手方向及び横方向への流体の輸送が行われる。液体取扱（Ｘ層（ま、空所容積 が８０％以上であり、坪量が１７．９４ｇ１０ｆ乃至８９．７０ｇ／ｒｒｉ（１ 平方ヤード当たり１５ｇ乃至７５ｇ）であり、合成フオーム材料又は合成繊維で できているのかよい。液体貯蔵層の捕捉孔を通過した流体は、液体取扱い層内で 、捕捉孔から離れた液体貯蔵層の部分まで輸送される。液体は、貯蔵層と液体取 扱い層との間の毛管の大きさの相違によって、液体取扱い層から吸い出され、液 体取扱い層は、これによって空になり、これに続（身体の流体の送りを輸送でき る。

液体取扱い層が比較的広いため、液体を吸収体物品の側部に向かって横方向に比 較的容易に拡げることができる。周知の液体取扱い層の目的は、捕捉孔からの大 量の液体の分配を改善すること、及び吸収材料のゲル閉塞を引き起こさずに吸収 速度を高めることである。特に、狭幅の吸収体物品の場合には、液体の横方向床 がり速度が大き過ぎると望ましからぬ横漏れを引き起こす。

空気堆積薄葉紙シートからなる二つの層間にヒドロゲル材料層を挟んだコアを持 つ衛生ナプキンが米国特許第５．００９，６５３号から周知である。このコアは 、排出された身体の流体の毛管作用による移動をコア全体に亘って改善するのに 役立つ湿式堆積薄葉紙で覆われており、そのため、ヒドロゲル材料が更に効率的 に使用される。しかしながら、衛生ナプキンの長手方向での液体の移動を改善す ると、横方向での液体の移動もまた改善され、その結果、横漏れが起こる可能性 が残る。

本発明の目的は、液体分配性能が優れており、比較的簡単な構造を持つ比較的薄 型の吸収体物品を提供することである。

本発明の別の目的は、横漏れが少なく有効吸収力が比較的高い吸収体物品を提供 することである。

本発明の更に別の目的は、捕捉速度が比較的高く比較的安価な吸収体物品を提供 することである。

発明の概要 本発明による吸収体物品は、上側の繊維質層と下側の繊維質層との間に吸収体ゲ ル化剤が挟まれており、捕捉ゾーンにある繊維質層の単位面積当たりの吸収体ゲ ル化剤の量が、側ゾーンでの単位面積当たりの吸収体ゲル化剤の量よりも少な（ 、捕捉ゾーンの幅及び側ゾーンでの吸収体ゲル化剤の濃度が、主にコアの長手方 向に流体を移送するようになっていることを特徴とする。

衛生ナプキンのコアの中央部での吸収体ゲル化剤の量を減らすことによって、吸 収体ゲル化剤を比較的高いレベルで含み及び従って流体保持性能が比較的高い側 領域と比べて流体捕捉力及び流体輸送力が比較的大きい捕捉ゾーンが得られる。

驚くべきことに、中央捕捉領域での吸収体ゲル化剤の濃度を選択的に減少させる と衛生ナプキンの有効吸収力（横漏れが起こる前の吸収力）かたかくなるという ことがわかった。これは、比較的薄型の、例えば厚さが３ｍｍ以下の衛生ナプキ ンについて特に重要である。このような衛生ナプキンの垂直方向での吸収力は低 く、そのため、衛生ナプキンの吸収体表面を最適に使用する必要がある。薄型衛 生ナプキンの吸収力を十分にするため、コアでの吸収体ゲル化剤の濃度は、吸収 体ゲル化剤がコアの繊維と混合しであるコアの吸収体ゲル化剤の濃度と比べて比 較的高い。薄型衛生ナプキンの広幅ゾーンにおける吸収体ゲル化剤の濃度は、「 ゲル閉塞」のため、高めることができない。そのため、このような衛生ナプキン の吸収力は、ゲル閉塞を引き起こさない最大可能な吸収体ゲル化剤濃度によって 決定される。

本発明によれば、吸収体ゲル化剤の最大濃度よりも低い濃度を捕捉ゾーンで使用 することによって、比較的高い有効吸収力が得られるということがわかっている 。

本発明による衛生ナプキンの吸収体ゲル化剤の量は、吸収体ゲル化剤を保持する 繊維質層の全面に亘って吸収体ゲル化剤が均等に付けられた、或いは吸収体ゲル 化剤がコアの吸収体高材料と均等に混合された衛生ナプキンで使用された量より も少ないため、衛生ナプキンを低い価格で製造することができる。

側ゾーンでの吸収体ゲル化剤の濃度は、コアを側ゾーンでそれ自体の上に折り返 すことによって、或いは吸収体ゲル化剤を含む一対の別の繊維質層を側ゾーンで コアの上に重ねることによって、高めることができる。

超吸収体からなる二つ又はそれ以上のストリップをコアとトップシートとの間に 配置したおむつが欧州特許出願第０　２１７　６６６号から知られている。吸収 体ストリップ間の領域は、大量の身体の流体、特に尿を迅速に捕捉する。しかし ながら、超吸収体ストリップの下に配置されたコアで大量の液体が横方向に広が る。捕捉ゾーンが比較的広幅であるため、大量の液体を横方向に輸送することが できる。

本発明の衛生ナプキンの一実施例は、捕捉ゾーンの幅が５ｍｍ乃至２８　ｍｍ、 好ましくは約１５ｍｍであることを特徴とする。

衛生ナプキンの中央捕捉ゾーンを比較的狭幅にすることによって、身体の液体、 特に月経、の主に長手方向での輸送が増大する。吸収体ゲル化剤は、その湿潤時 に膨潤し、流体吸収速度を低下させる。この現象を「ゲル閉塞」と呼ぶ。捕捉ゾ ーン内の吸収体ゲル化剤の量が比較的少ないとゲル閉塞が殆ど起こらず、流れに 対する抵抗か小さい。捕捉ゾーンの境界部では、湿潤した吸収体ゲル化剤のゲル 閉塞により液体の横方向法がりが少なくなる。従って、捕捉ゾーンに排出された 流体の長手方向への広がりか改善される。捕捉ゾーンでの吸収体ゲル化剤の量を 減らすのに続き、中央捕捉ゾーンの寸法を比較的狭幅にすることより、このゾー ンに排出された流体を吸収体物品の長手方向に強制的に流す。

本発明による吸収体物品の一実施例、詳細には衛生ナプキンは、捕捉ゾーンでの 吸収体ゲル化剤の濃度がＯｒ／ゴ乃至３８．　６４ｇ／ａｆ　（１平方フイート 当たりＯｇ乃至３．５９ｇ）であり、側ゾーンでの吸収体ゲル化剤の濃度が、改 良ＡＧＥＰ試験で合成尿に露呈した後のゲル強度が約１．２ｋＰａ以下の吸収体 ゲル化剤については、２１．５３ｇ／ｍ乃至８０．７３ｇ／ゴ（１平方フイート 当たり２ｇ乃至７．５ｇ）であり、改良ＡＧＥＰ試験で合成尿溶液に露呈した後 のゲル強度が約１．２ｋＰａ以上の吸収体ゲル化剤については、２１．５３ｇ／ ｍ乃至１６１、　４６ｇ／ｒｒｉ（１平方フイート当たり２ｇ乃至１５ｇ）であ ることを特徴とする。

例えばプラウエア州つィルミントンのヘラクレス社のアクアロンＣという商標名 の吸収体ゲル化剤のような低ゲル強度吸収体ゲル化剤の側ゾーンでの濃度が８０ ．７３ｇ／ｍ（１平方フイート当たり７．５ｇ）以上の場合には、望ましからぬ ゲル閉塞が生じ、これによって、捕捉ゾーンに排出された液体が側ゾーンのゲル 閉塞された部分を横切って横方向に流されることがわかっている。側ゾーンでの 吸収体ゲル化剤の濃度が２１．　５３ｇ／ｒｌ　（１平方フイート当たり２ｇ） 以下の場合には、衛生ナプキンの全体としての性能が望ましからぬ程低いレベル にまで落ちることがわかっている。例えばフランス国パリ市のラデフエンゼのコ ースミシュレットのオートケムＳ。

Ａ０社が供給しているポリアクリレートナトリウムであるアクアキープ１３ＳＨ ＰＡ、及びドイツ国フランクアルト市のファーベルケへキストＡＧが供給してい る架橋させたスターチでグラフトしたポリアクリレートナトリウムであるサンベ ットＩＭ　５６００−Ｓのような高ゲル強度の吸収体ゲル化剤については、１６ １．４６ｇ／ｒｆ！（１平方フイート当たり１５ｇ）以上の濃度では、望ましか らぬゲル閉塞を引き起こすことがわかっている。

本発明による吸収体物品の別の実施例は、捕捉ゾーンで上側の繊維質層を押し込 んでチャンネルを形成したことを特徴とする。

積層体コア（吸収体ゲル化剤が二つの薄葉紙シート間に挟まれたコア）の側ゾー ンにおいて、好ましくは顆粒状の吸収体ゲル化剤が均等な層をなして付けられて いる場合には、捕捉ゾーンの吸収体ゲル化剤を除くと、吸収体ゲル化剤を間に挟 んだ上側の薄葉紙と下側の薄葉紙との間に開放空間が残される。上側の薄葉紙を 捕捉ゾーンの開放空間に押し込むことによってコアにチャンネルを形成する。こ のチャンネルは、身体の流体を収集して分配するのを助ける。

上側の薄葉紙を捕捉ゾーンに押し込む代わりに、捕捉ゾーンの吸収体ゲル化剤を 、低密度で高弾性のウェブ、例えば、ポリエステル繊維又はクリンプ加工を施し た即ちコイル状になったＰＥＴ繊維のような合成繊維からなるウェブのようなウ ィッキング材料に代えてもよい。捕捉ゾーンを界面活性剤のような湿潤剤で処理 することによって良好な湿潤性が得られる。

吸収体物品の長手方向での液体の輸送を促すために衛生ナプキンに長手方向チャ ンネルを形成することが欧州特許第０　１７３　０６８号から周知であるという ことに着目されたい。しかしながら、チャンネルの両側を取り囲む吸収体ゲル化 剤をコア材料に設けること、及びチャンネルが配置された吸収体物品の領域での 吸収体ゲル化剤の濃度については何の言及もなされていない。

再び言及するが、本発明の別の実施例は、上側及び下側の繊維質シートが単一の 薄葉紙で形成されており、この薄葉紙の二つの両長手方向縁部が捕捉ゾーンで重 なっていることを特徴とする。

吸収体ゲル化剤を一枚の薄葉紙に包むことによって、液体の送りを迅速に吸収す るため及び毛管作用による移動を移動を改善するため、薄葉紙の縁部が捕捉ゾー ンで重なり、薄葉紙の余分の層が捕捉領域に存在する。

図面の簡単な説明 本発明による吸収体物品の幾つかの実施例を添付図面を参照して以下に詳細に説 明する。

第１図は、下にある構造を露呈するため、重なった層の一部が切除しである、全 体に真っ直ぐなコアを持つ衛生ナプキンの平面図であり、 第２図は、賦形コアを持つ衛生ナプキンの平面図であり、 第３図は、第１図の衛生ナプキンの横方向中心線１６に沿った断面図であり、 第４図は、捕捉ゾーンに吸収体ゲル化剤が全く設けられていない第３図の衛生ナ プキンの断面図であり、第５図は、上側の薄葉紙が捕捉ゾーンに押し込まれてい る、第４図の衛生ナプキンの断面図であり、第６図は、トップシートにチャンネ ルが設けられた、第５図の衛生ナプキンの断面図であり、第７図及び第８図は、 単一の薄葉紙が吸収体ゲル化剤を包囲しており、薄葉紙の長手方向縁部が重なっ ている、第３図の衛生ナプキンの断面図であり、第９ａ図及び第９ｂ図は、本発 明による衛生ナプキンの吸収体コアの変形例を示す断面図であり、第１０図は、 本発明による衛生ナプキンについての種々の負荷での液体分配のグラフであり、 第１１図は、本発明による衛生ナプキンの吸収体コアの別の実施例を示す断面図 である。

発明の詳細な説明 添付図面に示す吸収体物品の実施例は、使い捨て衛生ナプキン、即ち、身体から 排出された種々の滲出物（例えば血液、月経、及び尿）を吸収して包含するよう になっており、−回使用された後に廃棄されるようになった、女性か外陰部領域 に当てて着用する物品に関する。しかしながら、本発明は、衛生ナプキンに限定 されておらず、一般に衛生ナプキンよりも容量が小さいパンティライナーのよう な他の吸収体物品をも含むものである。図中に詳細に開示した実施例は、吸収体 ゲル化剤が二つのシート間に層をなして存在するいわゆる「積層体」コアを有す るけれども、本発明はこのコアに限定されず、１９９１年１２月１７日にプロク ターアンドギャンブル社の名で出願された米国特許出願第０７／８１０，７７４ 号に記載されているような吸収体ゲル化剤を繊維と混合したコアにも適用される 。同特許出願について触れたことにより、その特許出願に開示されている内容は 本明細書中に組み入れたものとする。

第１図は、液体透過性のトップシート３、このトップシートの下にある吸収体コ ア５、及び液体不透過性のバックシート７を有する衛生ナプキン１を示す。コア ５は、その長手方向中心線１３の長手方向に延びる二つの長手方向側部９及び１ １を有する。これらの長手方向側部９及び１１は、必ずしも直線をなしていなく てもよく、長手方向中心線に向かって湾曲し、第２図に示すような賦形コアを構 成してもよい。吸収体コア５は、トップシート３を通り抜けた流体を吸収体コア ５に亘って分配するための一つ又はそれ以上の捕捉層で覆われているのがよい。

捕捉シートは、図の明瞭化を図るため、第４図乃至第８図の概略図では省略しで ある。吸収体コア５は、第３図乃至第６図に示すように、吸収体ゲル化剤が上側 の薄葉紙２４と下側の薄葉紙２５との間に挟まれた積層体からなる。薄葉紙２４ ．２５は、第７図、第８図、及び第９図に示すように、吸収体ゲル化剤２９を包 囲した単一のシートの部分であってもよい。

コア５は中央捕捉ゾーン１５を有し、このゾーンは、二つの側ゾーン１７及び１ ９で側方が囲まれている。中央捕捉ゾーン１５の吸収体ゲル化剤の濃度は、側ゾ ーンよりも低く、側ゾーン１７．１９での濃度は、比較的低ゲル強度の吸収体ゲ ル化剤については、２１．５３ｇ／ｍ乃至８０．　７３　ｇｌｏｆ　（２ｇ／Ｉ ＋　乃至７．　５ｇ／１ｔ２）であり、好ましくは５９．　２０ｇ／Ｕ！（５， ５ｇ／Ｉｔ２）であり、比較的高ゲル強度の吸収体ゲル化剤については、２１． ５３ｇ／ｍ乃至１６１．　４６ｇ１ｒｄ　（２ｇ／Ｉｔ２乃至１５　ｇ／ｌｌ２ ）であり、好ましくは１０７．６４ｇ／ｍ（１０ｇ／１１２）であり、捕捉ゾー ン１５での濃度は、好ましくは約Ｏｇ／ゴ（Ｏｇ／Ｉ＋２　）である。

吸収体ゲル化剤の濃度は、側ゾーンから捕捉ゾーンに移行するときにいきなり変 化する必要はなく、例えば高の他の曲線に従って減少してもよい。

捕捉ゾーンの幅Ｗは、吸収体コア５の最も狭幅の幅りよりも狭く、５ｍｍ乃至２ ８ｍｍである。図２に示すような賦形コア５を持つ衛生ナプキンについては、衛 生ナプキンの最も狭幅の横方向寸法りはその横方向中心線１６に沿って配置され ており、好ましくは約７０ｍｌ１１である。衛生ナプキン１の長手方向周囲には 、二つの横フラップ即ち翼部が設けられており、これらの翼部は、使用中、衛生 ナプキンの幅を下着に関して位置決めし且つ側部が汚損し難くするため、使用者 の下着の縁部に巻き付けることができる。

衛生ナプキンの要素のうちの幾つかを更に詳細に参照すると、吸収体コア５は、 全体に圧縮性があり、形状に馴染み、着用者の皮膚に対して刺激がなく、身体の 滲出物を吸収して包含できる任意の手段であるのがよい。吸収体コア５は、種々 の大きさ及び形状（例えば、矩形、砂時計形状、等）で製造できる。吸収体コア ５の好ましい形状は、第２図に示す犬骨形状である。この好ましい吸収体コア５ は、長さく長手方向中心線１３に沿った長手方向寸法）が約２２．０ｃｍであり 、横方向中心線に沿ったその中央部に亘る幅（横方向寸法）が約７．０ｃｍであ る。吸収体コア５は、製造を容易にするため、対称に形成されており、そのため 、着用者は、ナプキン１を着用されるべき方向で適正に配置する上で意識的努力 を必要としない。中央部は、過大な塊のようにならないようにするため、基本的 には、着用者の大腿の形状に合わせて、及び着用者のパンティの薄い股部分に合 わせて形成されている。吸収体コア５の大きさは、着用者の大きさ及び予想され る滲出流体の容積に合わせて変化させることかできる。吸収体コア５は、その主 上面及び主底面の夫々が、スプレー糊付は又は接着剤の線又は点等の当該技術分 野で周知の手段のうちの任意の手段で、トップシート３及びバックシート７のよ うな隣接した部材に取り付けられているのがよい。このような取り付けにより、 一体性、及び吸収体材料の使用時の回復性が高まり、吸収性が最適に維持される 。好ましくは、横方向での吸収体コアの′６ｉ潤引張強度は、少なくとも約１０ ０　ｇ／ｃｍである。湿潤引張強度は、ＡＳＴＭ標準Ｄ８２９−４９によって決 定できる。

吸収体コア５は、使い捨て衛生ナプキン、おむつ、及び他の吸収体物品で一般的 に使用されている種々の液体吸収材料から製造できる。適当な吸収材料の例には 、一般にエアーフェルトと呼ばれる微粉砕した木材パルプ、クレープ仕上げを施 した紙綿、吸収体フオーム、吸収体スポンジ、合成ステーブル繊維、ポリマー繊 維、ヒドロゲル形成ポリマーゲル化剤、又は任意の等価の材料又はこれらの材料 の組み合わせが含まれる。特に好ましい吸収材料は、吸収体ゲル化剤又はポリマ ーゲル化剤である。

ポリマーゲル化剤は、水又は身体の流体のような流体（即ち液体）と接触すると このような流体を吸収して膨潤し、これによってヒドロゲルを形成するような材 料である。このように、吸収体コア５内に排出された流体をポリマーゲル化剤に よって捕捉し、保持することができ、これによって、本発明の物品の吸収力を高 め及び／又は流体保持性能を改善する。

吸収体コア５で使用されたポリマーゲル化剤は、一般的には、実質的に水不溶性 で、僅かに架橋させてあり且つ部分的に中和したヒドロゲル形成ポリマー材料で ある。

このようなポリマー材料は、重合可能で不飽和の、酸を含むモノマーからつくる ことができる。本発明で使用されるポリマーゲル化剤をつくるのに使用される適 当な不飽和酸性モノマーには、１９８７年３月３１日にプラント、ゴールドマン 、及びイングリンに賦与された「吸収体構造で使用するためのヒドロゲル形成ポ リマーコンパウンド」という標題の米国特許第４．６５４．０３９号に挙げられ たモノマーが含まれる。同特許について触れたことにより、その特許に開示され ている内容は本明細書中に組み入れたものとする。好ましいモノマーには、アク リル酸、メタクリル酸、及び２−アクリルアミド−２−メチルプロパンスルホン 酸が含まれる。ポリマーゲル化剤をつくるのにアクリル酸自体が特に好ましい。

ヒドロゲル形成ポリマーゲル化剤では、酸を含む不飽和のモノマーをスターチ又 はセルロースのような種類の異なるポリマー部分にグラフトするのがよい。この 種類のポリアクリレートでグラフトしたスターチ材料が、ここで使用する上で特 に好ましい。

従来型のモノマーからつくることのできる好ましいポリマーゲル化剤には、加水 分解したアクリロニトリルでグラフトしたスターチ、ポリアクリレートでグラフ トしたスターチ、ポリアクリレート、無水マレイン酸を基材としたコポリマー、 及びこれらの組み合わせが含まれる。

ポリアクリレート及びポリアクリレートでグラフトしたスターチが特に好ましい 。

本発明の吸収体コア５で使用されたヒドロゲル形成ポリマーゲル化剤の基本的ポ リマー成分の性質に関わらず、このような材料は、一般的には、僅かに架橋させ である。

架橋は、本発明で使用されるヒドロゲル形成ポリマーゲル化剤を実質的に水不溶 性にするのに役立ち、かくして、架橋は、使用されたポリマーゲル化剤がら形成 されたヒドロゲルのゲル容積及び抽出可能なポリマー特性を部分的に決定する。

適当な架橋剤は当該技術分野で周知であり、例えば、１９７８年２月２８日にマ スダ等に賦与された米国特許第４，０７６．６６３号に詳細に記載されている架 橋剤を含む。同特許について触れたことにより、その特許に開示されている内容 は本明細書中に組み入れたものとする。

好ましい架橋剤は、ポリオール、ビスアクリルアミド、及びジアリルアミン又は トリアリルアミンを含む、不飽和のモノカルボン酸又はポリカルボン酸のジエス テル又はポリエステルである。特に好ましい架橋剤は、Ｎ、Ｎ’−メチレンビス アクリルアミド、トリメチロールプロパントリアクリレート、及びトリアリルア ミンである。架橋剤は、一般的には、結果的に得られたヒドロゲル形成ポリマー 材料の約０．　００１　ｍａｔ％乃至５．　０　ｍｏ１％を占める。更に好まし くは、架橋剤は本発明で使用したヒドロゲル形成ポリマーゲル化剤の約０．　０ １　ｍｏ１％乃至３、　０　ｍｏ１％を占める。

本発明の物品で使用できる僅かに架橋させたヒドロゲル形成ポリマーゲル化剤は 、一般的には部分的に中和させた形態で使用される。本発明の目的について、こ のような材料は、ポリマーの形成に使用されたモノマーの少なくとも２５．　０ 　ｍａｔ％、好ましくは少なくとも５０、　０　ｍｏ１％が、造塩陽イオンで中 和させた酸根含有モノマーである場合に、部分的に中和させであると考えられる 。適当な造塩陽イオンには、アルカリ金属、アンモニウム、置換アンモニウム、 及びアミンが含まれる。

中和させた酸根含有モノマーである使用された全モノマーのこの割合を、本明細 書中、「中和の程度」と呼ぶ。

第３図及び第８図に示す吸収体物品で使用されたポリマーゲル化剤は、このよう な物品が遭遇した流体を吸収して膨潤する力が比較的高くなければならない。こ れらの材料の吸収力は、本発明で使用するために選択できるポリマーゲル化剤の 「ゲル容積」を参照することにょって計測できる。

本発明の目的について、ゲル容積は、任意の所与のポリマーゲル化剤が吸収した 合成尿の量に関して定義でき、ポリマーゲル他剤１ビ当たりの合成尿のｇ数で特 定される。合成尿の量に関して定義したゲル容積は、約２０部の合成尿で試験さ れるべき乾燥ポリマーゲル化剤の約０．１部乃至０．２部からなる懸濁液を形成 するために決定できる。膨潤均衡を得るため、この懸濁液を十分な時間、例えば 一時間、に亘って静かにかき回しながら周囲温度に維持する。次いて、ポリマー ゲル化剤のゲル容積を合成尿のｇ数で表したポリマーゲル化剤の重量分率から計 算し、次いで、ポリマーゲル他剤１ビ当たり合成尿のｇ数を懸濁液中のポリマー ゲル化剤の重量分率、及び形成されたヒドロゲルから除外された液体の容積の、 懸濁液の全容積に対する比から計算する。

本発明の吸収体コア５て使用されたゲル化剤のゲル容積は、一般的には、ポリマ ーゲル他剤１ビ当たり少なくとも約２０．０ｇの合成尿である。更に好ましくは 、使用された材料のゲル容積は、ポリマーゲル他剤１ビ当たり約２０．０ｇ乃至 約６０．０ｇ、最も好ましくは約２２．０乃至約３５．０ｇの合成尿である。

好ましい実施例では、衛生ナプキンは、横方向中心線１６に沿って計測したコア の最小幅が７０ｍｍであり、中央捕捉ゾーン１５は、この種のポリマー吸収体ゲ ル化剤をＯｇ／ｉ乃至３７．　６７　ｇｌｒｄ　（Ｏｇ／Ｉｔ２乃至３、　５１ ／ｆ）　）、好ましくは約Ｏｇ／ｒｒｉ（Ｏｇ／［ｆ２）含む。

捕捉ゾーン１５の幅Ｗは、１０ｍｍ乃至２０ｍｍであり、好ましくは約１５ｍｍ である。側ゾーン１７及び１９でのポリマー吸収体ゲル化剤の濃度は、好ましく は、均等に分布しており、即ち横方向中心線の方向で一定であり、捕捉ゾーンの 幅Ｗが１５ｍｍの場合には約４３．０６ｇ／％（４ｇ／ｌ＋２）であり、捕捉ゾ ーンの幅が約２０ｍｍの場合には５９．　２０ｇ１０ｆ　（５，５ｇ／Ｉｔ２） であり、コアの吸収体ゲル化剤の全体としての濃度は約３３．３７ｇ／ａｆ（３ ，１ｇ／ｌ＋２）である。衛生ナプキンの好ましい寸法、捕捉ゾーンの幅、及び 吸収体ゲル化剤の濃ｉは、第２図乃至第８図に示す吸収体物品、即ち、賦形コア ５を有し且つ空気堆積シート２４及び２５からなる積層体からなる衛生ナプキン と関連している。好ましい実施例で使用された吸収体ゲル化剤２９のゲル強度は 、１．２ｋＰｉ以下である。しかしながら、吸収体ゲル化剤の濃度が低い中央捕 捉ゾーン１５を、ゲル閉塞を引き起こさずに高濃度で適用できる高ゲル強度の吸 収体ゲル化剤と組み合わせて使用することもできる。

側ゾーンでの吸収体ゲル化剤の濃度及び中央捕捉ゾーンの幅は、ゲル強度、使用 された吸収体ゲル化剤の種類、コアの厚さ、及びコアの横方向最小寸法りに従っ て変化する。吸収体ゲル化剤のゲル強度は、改良吸収体ゲル膨張圧力試験（ＡＧ ＥＰ）に従って計測できる。改良ＡＧＥＰ試験は、吸収体ゲル化剤を合成尿溶液 に露呈してこれを吸収させ、膨張するときにゲルによって及ぼされる力を計測す る。この力は、米国３６５４３フロリダ州ラルゴのサマーセットドライブ８６０ ０のアマチック社のマンスフイールドアンドブラウン部から入手できるアマチッ ク精密ステージＣ１３９５Ｘ型の直径２ｃｍの試料セル内にぴったりと嵌まる円 形の圧力脚部によって計測される。力ゲージは、米国オハイオ州ソロンのブラウ ンツールアンドサプライ社から入手できる「アキュフオース」である。

以下の手順が使用される。

１．０．１７９ｇ±０．００１ｇのポリマーゲル化剤を計量して吸収セルに入れ る。

２、　試料が入ったセルをアマチックの精密ステージ上の試料整合ブラケットに 置き、チューブ内にあるときに圧力脚部が中央にくるように試料ホルダと整合さ せる。

３．５６Ｘ荷重（１０ｍｌ）のジャイコシンユラン（記１参照）を試料に加える 。

４、　アマチックスタンド上のレベルを使用して脚部が流体とほとんど触れるま で試料を持ち上げる。

５、　アマチック力ゲージをゼロにし、チャート記録機を使用する場合には、速 度を毎分１ｃｍに設定して始動させる。

６、　照明を消勢する。

７、　精密ステージに設けられた粗調整器及び微調整器を使用し、流体のレベル が脚部の頂□部と一致するまで試料を持ち上げる。これは、脚部を横切って見る ことによって行われる。表面張力によって吸収セルの壁土にある流体は、白い帯 のように見える。この帯がセルを上方に移動するとき、脚部の銀色を塞ぐ。白い 帯が脚部の頂部の上にある場合には、銀色の帯が再び見える。この時点で微調整 器を使用して銀色の帯が消えるまで試料を下げる。

８、　照明を直ちに消勢する。

９　ゲルが脚部に到ったとき、タイマーを３０分に設定し、これを始動させる。

１Ｈ１５分、１０分、１５分、２０分、及び３０分の終わりに力をｇで記録する 。

計算 圧力＝機械の読み（ｇ）７脚部の面積ωｌ’）　Ｘ９８．　１　（ｋＰａ）ジャ イコシンユランは、溶液１　当たり以下の量の化合物を含む。

（ＮＨ４）　２ＨＰＯ４０，１５ｇ／１（ＮＨ４）２ＨＰ０４　０．８５ｇ／１ ＭｇＣｌ　：　６Ｈ２００，５ｇ／１ ＣａＣｌ　：　２Ｈ２００，２５ｇ／１２、　器具及び試料が２５℃の安定した 温度で試験を行わなければならない。

３　チューブの内径は２ＣＩ１１であり、そのため、脚部の表面積は３．１４ｃ ｍ２である。

５分後の吸収体ゲル強度が１．２ｋＰａ以上の吸収体ゲル化剤は、高ゲル強度吸 収体ゲル化剤と分類され、側ゾーンで高い濃度で使用できる。好ましい吸収体ゲ ル化剤は、ゲル強度を５分後露呈値から３００分後露呈値で一定の割合で徐々に 高める。

第３図乃至第８図に示す好ましい実施例では、吸収体コア５は、二つの空気堆積 薄葉紙２４及び２５間に吸収体ゲル化剤の層が配置された積層体である。適当な 積層体は、アイオワ州ムスカタインのグレインプロセッシング社から人手できる 吸収体積層体であるウォーターロックＬ−５３５（ウォーターロック（ＷＡＴＥ Ｒ−ＬＯＧＫ）はグレインプロセッシング社の登録商標である）である。このよ うな超吸収体積層体は、１９８４年８月２１日にペダーソン等に賦与された［吸 収体フィルム用の配合物及びその製造方法」という標題の米国特許第４゜４６７ ．０１２号、及び１９８１年８月７日にリンゼー等に賦与された「積層体吸収プ ロセス」という標題の米国特許第４，２６０，４４３号に記載されている。これ らの特許について触れたことにより、これらの特許に開示されている内容は本明 細書中に組み入れたものとする。

ウォーターロックＬ−５３５は、ｌａｌ当たり０．００５ｇのヒドロゲルポリマ ーを含むが、１−当たり０．００１ｇ乃至０．００９ｇのヒドロゲルポリマーを 含むのがよいということがわかっている。第１及び第２の薄葉紙層２４及び２５ は、吸収体ポリマー材料を含み、吸収された滲出物の吸収体コア５に亘る毛管現 象による横方向移動を改善し、成る程度の吸収性を提供する。繊維質のシート、 フオーム又はフィルムに形成できる粒状でないヒドロゲル形成ポリマーゲル化剤 の場合には、粒状でないゲル化剤は、吸収体コア５の約１５重量％乃至約１００ 重量％、更に好ましくは約４０重量％乃至１００重量％、最も好ましくは約６０ 重量％乃至約１００重量％を占める。吸収体コア５で使用するための比較的低ゲ ル強度の二つの適当な商業的に入手可能な非粒状吸収体材料は、日本国大阪府東 のチョウリ株式会社からランシールＦの商標で入手可能な二層アクリル繊維質材 料、及びプラウエア州つィルミントンのヘラクレス社からアクアロンＣの商標で 入手可能なカルボキシメチルセルロース繊維質材料である。

吸収体コア５の全吸収力は、衛生ナプキン１の所期の使用についての設計滲出物 負荷に匹敵しなければならない。更に、吸収体コア５の吸収力は、滲出物流体容 積の予想される量で分けられる着用者に合わせて変えるのがよい。例えば、日中 に使用されるようになっている衛生ナプキンは、夜間に使用されるようになって いるものとは吸収力が異なっているのがよく、又は、十代の女性によって使用さ れるようになっている衛生ナプキンは、更に成熟した女性によって使用されるよ うになっているものとは吸収力が異なっているのがよい。

湿式堆積薄葉紙３１が吸収体コア５の上に重ねてあり且つこの吸収体コアの縁部 ９及び１１を越えて３ｍｍ延びているのがよい。湿式堆積薄葉紙３１は、液体透 過性である。満足のいく湿式堆積薄葉紙３１の坪量は、約１５．８ｇ／ｒｒＩで あり、空気透過性は、約１２．０８ｍｍＨ２０の圧力差が作用した状態で１−の 薄葉紙を毎分的３０．５７ｒｌの空気が透過する透過性である。

好ましくは、湿式堆積薄葉紙３１は、使用中に濡れた場合でも一体性を維持する 。湿式堆積薄葉紙３１の湿潤引張強度は、好ましくは、横方向で少なくとも約１ ５．０ｇ／ｃｍである。適当な薄葉紙３１及びその製造は、１９６７年１月３１ 日にサンフォード及びシソンに賦与された「乾燥前に織物病パターンをインプリ ントすることによって吸収紙を形成するための方法及びその紙」という標題の米 国特許第３，３０１，７４６号に開示されている。同特許について触れたことに より、その特許に開示されている内容は本明細書中に組み入れたものとする。好 ましい実施例では、吸収体コア５の長手方向側部９及び１１を越えて延びた湿式 堆積薄葉紙３１の部分は、バックシート７と関連している。湿式堆積薄葉紙３１ は、接着剤を線又は点をなしてスプレー糊付けすること等の当該技術分野で周知 の取り付は手段によってバックシート７と関連しているのがよい。湿式堆積薄葉 紙３１は、多くの目的で役立つ。薄葉紙３１は、ばらばらの超吸収体材料３７を 薄葉紙３１とバックシート７との間に閉じ込めることによって、超吸収体材料２ ７が着用者の皮膚と接触しないようにする。更に、薄葉紙３１は、吸収された滲 出物の毛管作用による吸収体コア５に亘る横方向に移動を改善し、これによって 、滲出物を吸収体コア５に亘って更に均等に分布させる。更に、薄葉紙３１は、 成る程度の吸収性を示し、吸収体コア５に到達し且つこの吸収体コアによって吸 収された滲出物によって着用者の皮膚が再び濡らされることがないようにする。

湿式堆積薄葉紙３１上には、液体透過性のワイプ捕捉シート３３が重ねられてい るのがよい。好ましい実施例では、ワイプ捕捉シート３３は、スパンレースドア ０％／３０％レーヨン／ポリエステル繊維シートのような不織シートである。こ の種のスパンレースト織物は、プラウエア州つィルミントンのＥ、Ｉ、　デュポ ン社が製造しており、「ソンタラ」の商標で入手可能である（ソンタラ（ＳＯＮ ＴＡＲＡ）は、Ｅ、１．デュポン社の登録商標である）。これらの織物は、多く の適当なスタイルで入手可能であるが、坪量が０．００５ｇ／ａｔで厚さが約０ ．０４ｍｍの多孔形態のスタイル８４０７が好ましい。

ワイプ捕捉シート３３は、湿式堆積薄葉紙３１の縁部を越えて延びており、この シートもまたバックシート７と関連している。ワイプ捕捉シート３３は、毛管作 用による滲出物の吸収体コア５に亘る横方向に移動を大きくし、これによって、 中央捕捉ゾーン１５と組み合わさって、滲出物を吸収体コア５に亘って更に均等 に分配する。ワイプ捕捉シート３３の毛管作用による横方向移動と液体が中央捕 捉ゾーン１５を長手方向に拡がることとの組み合わせは、以下の理由で重要であ る。従来技術の多くの高張る衛生ナプキンは、滲出物が最初に排出された箇所で の垂直方向吸収に多くを依存している。換言すると、これらのナプキンの吸収体 コアは、非常に分厚いため、その厚さに亘って大量の滲出物を吸収できるが、そ の表面積を僅かしか使用せず、即ち横方向吸収力を僅かしか使用していない。し かしながら、本発明の比較的薄型のナプキン１０は、垂直方向吸収を比較的僅か しか使用しない。従って、比較的大量の滲出物を吸収するため、滲出物を良好に 且つ迅速に垂直方向に吸収できる吸収体コア５の大きな表面積に亘って滲出物を 横方向及び長手方向に分散することかできる、ワイプ捕捉シート３３及び中央捕 捉ゾーン１５が非常に望ましい。

ワイプ捕捉シート３３には、液体透過性のトップシート３が重ねである。好まし い実施例では、トップシート３は、これをワイプ捕捉シート３３の表面上にスプ レー糊付けすることによってワイプ捕捉シート３３と関連させである。トップシ ート３は、柔軟で軟らがな触感を持ち、着用者の皮膚に対して刺激がない。更に 、トップシート３は液体透過性であり、その厚さを通して液体を容易に通す。適 当なトップシート３は、ポリマー材料、成形熱可塑性フィルム、有孔プラスチッ クフィルム、多孔質フオーム、網状フオーム、天然繊維（例えば、木材繊維又は 綿繊維）、合成繊維（例えば、ポリエステル繊維又はポリプロピレン繊維）、又 は天然繊維と合成繊維の混紡のような広範な材料から製造できるが、有孔成形フ ィルムが好ましい。液体に対して透過性であり且つ吸収性がないため、トップシ ート３には成形フィルムが好ましい。かくして、身体と接触する成形フィルムの 表面は乾いたままであり、これによって、身体が汚れないようにし、着用者に更 に快適な触感を与える。適当な成形フィルムは、１９７５年１２月３０日にトン プソンに賦与された「テーパした毛管を備えた吸収体構造」という標題の米国特 許第３，９２９，１３５号、１９８２年４月１３日にミュラン及びスミスに賦与 された「汚れ防止トップシートを持つ使い捨て吸収体物品」という標題の米国特 許第４，３２４，２４６号、１９８２年８月３日にラブル及びトンプソンに賦与 された「繊維のような性質を示す弾性プラスチックウェブ」という標題の米国特 許第４，３４２．３１４号、及び１９８４年７月３１日にアー、ルイス、ミュラ ン、及びオウエレットに賦与された「目で見える表面が艶消しになっており且つ 布のような触感を持つ巨視的に膨張させた立体プラスチックウェブ」という標題 の米国特許第４，４６３．０４５号に記載されている。これらの特許について触 れたことにより、これらの特許に開示されている内容は全て本明細書中に組み入 れたものとする。

本発明の好ましい実施例では、トップシート３の身体面は親水性である。身体面 が親水性であるため、液体は、身体面が親水性でない場合よりも迅速にトップシ ート３を通過する。これは、月経流体が吸収体コア５によって吸収されないでト ップシート３から溢れる可能性を小さくする。好ましい実施例では、トップシー ト３の身体面は、界面活性剤で処理することによって親水性にされている。界面 活性剤は、トップシート３の身体面に亘って実質的に均等に且つ完全に分配され ているのが好ましい。

これは、当該技術分野で周知の一般的な技術で行うことができる。例えば、界面 活性剤は、スプレーすることによって、パッディングすることによって、又は転 写ローラを使用することによってトップシート３に付けることができる。更に、 界面活性剤を成形フィルム製トップシートのポリマー材料内に組み込んだり不織 トップシートの繊維間に又は繊維内に組み込むことができる。

バックシート７は、吸収体コア５と隣接している。好ましい実施例では、吸収体 コアはバックシート７に取り付けられているのがよい。スプレー糊付は又は接着 剤の線又は点のような当該技術分野で周知の一般的な技術のうちの任意の技術を この目的で使用できる。バックシート７は、一般的には、衛生ナプキンの衣料面 を構成する。

バックシート７は、液体に対して不透過性であり、衛生ナプキン１の衣料面と接 触するパンティのような物品を、吸収体コア５に吸収されて包含された滲出物で 汚さないようにする、任意の手段であるのがよい。第１図及び第６図に示す衛生 ナプキン１の好ましい実施例では、バックシート７は、薄いプラスチックフィル ムで形成した障壁シートである。可撓性で液体不透過性の他の材料を使用しても よい。好ましくは、バックシート７は、厚さが約０．０１２ｍｍ乃至約０．０５ １ｍｍのポリエチレンフィルムである。本明細書中で使用されているように、「 可撓性」という用語は、柔軟で人間の身体の全体形状及び輪郭に容易に馴染む材 料に関する。

適当なポリエチレンフィルムは、モンサンド化学社によって製造され、第８０２ ０号フィルムとして販売されている。バックシート７は、好ましくは、外観を布 に近づけるため、エンボス加工及び／又は艶消し仕上げが施しである。更に、バ ックシート７は吸収体コア５から蒸気を逃がすことができるが滲出物を通さない 。

好ましくは、トップシート３及びバックシート７は、吸収体コア５よりも全体に 大きく、そのため、トップシート３及びバックシート７は吸収体コア５の長手方 向縁部９及び１１を越えて延び、そこで適当な方法で互いに関連させである。本 明細書中で使用されているように、「関連した」という用語は、第１部材を第２ 部材に直接接合した形態、及び第１部材を中間部材に取り付け、この中間部材を 第２部材に取り付けることによって第１部材を第２部材に間接的に接合した形態 を含む。一実施例では、バックシート７及びトップシート３は楕円形形状を有し 、吸収体コア５を越えて少なくとも約１ｃｍの所定距離延び、そこで当該技術分 野で周知の取り付は手段で互いに接合されている。取り付は手段は、例えば、接 着剤からなる均一な連続層、パターンをなした接着剤層、接着剤の別個の線又は 点からなるアレイであるのがよい。

第４図では、捕捉ゾーン５は吸収体ゲル化剤を全く含まないため、第５図に示す ように、上側のシート２４を捕捉ゾーン５に押し込んでチャンネル３０を形成で きる。

更に、トップシート３をチャンネル３０に押し込むことによって衛生ナプキンの 身体に面する側に長手方向溝を形成でき、か（して、液体がトップシート３に沿 って長手方向に拡がる速度を高めるのを助ける。第７図及び第８図に示すように 、上側のシート２４及び下側のシート２５は、液体を長手方向に毛管作用で移動 するのを助ける過剰の薄葉紙層が捕捉ゾーンに存在するように両側部が捕捉ゾー ン５で重なった単一のシートの部分であるのがよい。第９ａ図及び第９ｂ図は、 吸収体ゲル化剤の濃度が低いストリップ３７が対称に配置された単一のシート３ ５から吸収体コアをどのようにしてつくることができるかを示す。シート３５を ８字形状に折畳んだ後、第９ｂ図に示すように、吸収体ゲル化剤の濃度が低いス トリップ３７を捕捉ゾーン１５の中央に配置する。

図１１に示す実施例では、吸収体コア５の層２４及び２５は、コアが側ゾーン１ ７及び１９において二層の吸収体ゲル化剤を有し、これに対し中央捕捉ゾーン１ ５では吸収体ゲル化剤の層が一つしかないように折畳んである。毛管作用により 流体を移動する材料即ちウィッキング材料でできた層３０は、親水性の薄葉紙又 は不織材料からなるか或いは親水性コーティングが施しであるのがよく、捕捉ゾ ーン１５の底に亘って延び、側ゾーン１７及び１９において吸収体ゲル化剤２９ の層間を延びる。

側ゾーン１７及び１９において吸収体ゲル化剤を二重にするためにコアを折畳む 代わりに、吸収体ゲル化剤が入った別の一対の繊維質層を、吸収体ゲル化剤の入 った下側の一対の繊維質層の上に重ねてもよい。繊維質層の開放側は、例えばホ ットメルト接着剤２６で閉止するのがよい。

捕捉ゾーン１５は必ずしも吸収体コア５の全長に沿って延びていなくてもよく、 コアの端部からの液体の漏れを阻止するため、コアの中央領域だけに配置されて いてもよい。

本発明による衛生ナプキンの製品性能が、吸収体ゲル化剤を吸収体コアの表面に 亘って均等に分布させた同様の衛生ナプキンと比べて高いということを示すため 、負荷を段階的に増やすことによって衛生ナプキンを湿潤させる。試験の条件及 び試験される製品を以下に記載する。

試験結果は、表■、表■、表■、及び第９図に要約して基準製品は、長さが２０ ７ｍｍで横方向中心線１６に沿った幅が７０ｍｍの賦形積層コアを有する。ショ クバイ社から第Ｌ−０７４型として商業的に入手できる吸収体ゲル化剤の濃度は 、５９．　２０ｇ／ｒｒ！（５，５ｇ／ｆｔ２）である。

試験を受ける本発明による衛生ナプキンには、幅１５ｍｍの中央捕捉ゾーンに吸 収体ゲル化剤が全く含まれない第１型（タイプＡ）と、幅２０ｍｍの中央捕捉ゾ ーンに吸収体ケル化剤が全く含まれない第２型（タイプＢ）とがあり、タイプＡ 及びタイプＢの両方とも、側ゾーンでのである。本発明の衛生ナプキンの寸法及 び材料は、基準製品と同じである。

幅分布に対する負荷 種々の負荷条件での液体の横方向拡散の長手方向拡散に対する比を計測するため 、以下の成分を含む粘度が１６．５ｃｐｓの製紙産業流体で衛生ナプキンを湿潤 させる。

グリセロール　８０ｇ／ｌ ＮａＣｌ　Ｌｏｇ／ｌ パッドは平らな表面上で平らに拡げてあり、吸収体コア５の中心には各パッドの トップシートに印が付けである。コア５の中心は、図２に示すように、長手方向 中心線１３と横方向中心線１６との交点と対応する。ＩＫＡ社が販売しているＰ Ａ−３Ｆ５型嬬動ポンプを使用して２ｍｌの流体をパッドの中心上に４秒以内に 放出する。放出の完了後５分後、長手方向中心線１３の方向及び横方向中心線１ ６の方向で流体が到達した最も遠くの点を計測する。表Ｉは、基準製品及び吸収 体ゲル化剤を含まない２０ｍｍ幅の捕捉ゾーンを持つ衛生ナプキン（タイプＢ） についての、夫々の負荷についての結果的に得られた流体の幅を提供する。

表Ｉ 負荷に対する幅の分布 表■から、中央捕捉ゾーンを持つ衛生ナプキンについては、液体は、１４ｍ１吸 収された後にコア５の長手方向側部９．１１に到達し、この負荷については、分 布幅はコアの最も狭幅の幅、即ち７０ｍｍと等しいということが明らかである。

これは、捕捉ゾーンを持つ衛生ナプキンの有効容量が、１０ｍ１の負荷で流体が 製品の長手方向側部９．１１に到達する基準製品の有効容量よりも大きいという ことを意味する。

長さに対する幅の分布 上述の試験で得られた流体分布の長さ及び幅についての計測値から、タイプＡの 衛生ナプキン（捕捉ゾーンが１５ｍｍ）について、及び吸収体ゲル化剤を含まな い２５ａｍ幅の捕捉ゾーンを持ち、側ゾーンでの吸収体ゲル化剤の濃度が５９． 　２０ｇ／ｒｒ！（５，５ｇ／Ｉｔ２）の衛生ナプキン（タイプＣ）について、 流体分布の長さと幅の比（ｌ／Ｗ）が計算される。タイプＡと類似しているが、 捕捉ゾーンでの吸収体ゲル化剤の濃度が１０．７６ｇ／ｒＩ！乃至２１、　５３ ｇ１０ｆ　（Ｉｇ／Ｎ　乃至２　ｇ／＋、２　）の別の衛生すプキン（タイプＤ ）についても試験を行った。衛生ナプキンの各タイプについて（タイプＡ１タイ プＣ１及び基準製品）、三つの試料を、流体の負荷を段階的に増加させることに よって湿潤させた。一度に三つの試料についての幅に対する平均長さの比及び標 準偏差（ａｖ及びｓｔ、ｄｅｖ）を、タイプＡ１タイプＣ１及び基準製品につい て、表Ｈに要約した。タイプＤの衛生ナプキンについては、一つの試料だけを負 荷を増大させて湿潤させた。そのため、このタイプの衛生ナプキンについては標 準偏差は得られない。

表■から明らかなように、及び第１０図から更に明瞭であるように、吸収体ゲル 化剤を全く含まない捕捉ゾーンを持つ衛生ナプキンの長さ一幅分布は、６ｍ１以 上の負荷について、基準製品に関して高い。更に、タイプＡの結果とタイプＤ製 品の結果とを比較することによって、捕捉ゾーンから吸収体ゲル化剤を全くなく すと長さ一幅分布が大きくなり、捕捉ゾーンでの吸収体ゲル化剤の濃度が高過ぎ る場合には長さ一幅比が基準製品と比べて低くなるということがわかる。１５ｍ ｍの幅を持つ捕捉ゾーンについては、長さ一幅分配は幅２５ｍｍの捕捉ゾーンに ついてよりも良好である。

表■ 長さ一幅分布 タイプＡ及びタイプＣの衛生ナプキンについて、負荷を段階的に増加させた場合 の浸み通し時間を、基準製品に対して試験する。ナプキンは、平らな表面上に置 いてあり、コアの中央は、トップシート上に印が付けである。

電子式浸み通しプレートの穴をコアの中央と合わせ、２Ｉ１１１の液体を漏斗を 通して浸み通しプレートの穴を通して放出する。浸み通しプレートに接続されて おり且つプレートから全ての流体がな（なったときにカウントを停止する浸み通 しタイマーを「記録」に設定する。次いで、浸み通しプレートを通して液体を解 放し、浸み通しタイマーで時間を記録する。６０秒後、次の２ｍｌの負荷を漏斗 を通してパッド上に放出し、この手順を１４１が放出されるまで繰り返す。各負 荷について、タイプＡ１タイプＣ１及び基準製品の三つの試料に負荷を加え、浸 み通し時間を三つの製品について平均する。得られた結果を表　に要約する。表 　から、捕捉ゾーンの幅が大きい（２５ｍｍ）のタイプＣの製品について、浸み 通し時間が最短であるということが明らかである。基準製品に関する浸み通し時 間の差は、これよりも大きい負荷（６１以上）について更に顕著になる。

表■ 浸み通し時間 Ｆｉｇ、　Ｉ Ｆｉｇ、　２ Ｆｉｇ、　３ Ｆｉｇ、　４ Ｆｉｇ、　５ Ｆｉｇ、　６ １０．８０９９０１１１．１１９１９１９．二９Ｆｉｇ、　９ａ Ｆｉｇ、　９ｂ Ｆｉｇ、ｌｌ フロントページの続き （８１）指定国　ＥＰ（ＡＴ、ＢＥ、、ＣＨ，ＤＥ。

ＤＫ、ＥＳ、ＦＲ，ＧＢ、ＧＲ，ＩＥ、ＩＴ、ＬＵ、ＭＣ，ＮＬ、ＰＴ、ＳＥ） 、０Ａ（ＢＦ、ＢＪ、ＣＦ、ＣＧ、　ＣＩ、　ＣＭ、　ＧＡ、　ＧＮ、　ＭＬ、 　ＭＲ，ＮＥ、ＳＮ。

ＴＤ、　ＴＧ）、　ＡＵ、　ＢＢ、　ＢＧ、　ＢＲ，ＢＹ、　ＣＡ。

ＣＺ、ＦＩ、ＨＵ、ＪＰ、ＫＰ、ＫＲ，ＫＺ、ＬＫ、ＭＧ、　ＭＮ、　ＭＷ、　 Ｎｏ、ＮＺ、ＰＬ、ＲＯ，ＲＵ、ＳＤ、ＳＫ、ＵＡ、ＵＳ、ＶＮ （７２）発明者　ジャンフランコ、パルンポイタリー国ペスカーラ、ビア、ディ 、ソットー、２２

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．液体透過性のトップシート（３）、液体不透過性のバックシート（７）、及 びトップシートとバックシートとの間に配置された吸収体コア（５）を有し、前 記コア（５）は、二つの長手方向側部（９、１１）、中央捕捉ゾーン（１５）、 及び捕捉ゾーン（１５）と長手方向側部（９、１１）との間に配置された二つの 側ゾーン（１７、１９）を有し、前記コア（５）は、吸収体ゲル化剤（２９）を 含む層（２４、２５、２９）を更に有し、コアの捕捉ゾーン（１５）での吸収体 ゲル化剤の濃度が側ゾーン（１７、１９）での吸収体ゲル化剤の濃度よりも低い 、衛生ナプキンにおいて、 吸収体ゲル化剤（２９）は、上側の繊維質層（２４）と下側の繊維質層（２５） との間に挟まれており、捕捉ゾーン（１５）にある繊維質層の単位面積当たりの 吸収体ゲル化剤の量は、側ゾーンでの単位面積当たりの吸収体ゲル化剤の量より も低く、捕捉ゾーンの幅及び側ゾーンでの吸収体ゲル化剤の濃度は、主にコアの 長手方向に流体を移送するようになっていることを特徴とする衛生ナプキン。 ２．液体透過性のトップシート（３）、液体不透過性のバックシート（７）、及 びトップシートとバックシートとの間に配置された吸収体コア（５）を有し、前 記コア（５）は、二つの長手方向側部（９、１１）、中央捕捉ゾーン（１５）、 及び捕捉ゾーン（１５）と長手方向側部（９、１１）との間に配置された二つの 側ゾーン（１７、１９）を有し、前記コア（５）は、吸収体ゲル化剤（２９）を 含む層（２４、２５、２９）を更に有し、コアの捕捉ゾーン（１５）での吸収体 ゲル化剤の濃度が側ゾーン（１７、１９）での吸収体ゲル化剤の濃度よりも低い 、衛生ナプキンにおいて、 吸収体ゲル化剤（２９）は、上側の繊維質層（２４）と下側の繊維質層（２５） との間に挟まれており、側ゾーン（１７、１９）は、吸収体ゲル化剤層が吸収体 ゾーン（１５）よりも少なくとも一層多く、捕捉ゾーンの幅は、液体を主にコア の長手方向に移送するようになっていることを特徴とする衛生ナプキン。 ３．上側の繊維質層（２４）及び下側の繊維質層（２５）は、長手方向側部（９ 、１１）に沿って折畳んであり、各側ゾーン（１７、１９）は、少なくとも二対 の繊維質層からなり、一層の吸収体ゲル化剤（２９）が繊維質層の各対間にある 、ことを特徴とする請求項２に記載の衛生ナプキン。 ４．一層のウィッキング材料（３０）が側ゾーン（１７、１９）の吸収体ゲル化 剤層（２９）間に配置され、ウィッキング材料は、中央捕捉ゾーン（１５）の幅 に亘って延びている、ことを特徴とする請求項２又は３に記載の衛生ナプキン。 ５．液体透過性のトップシート（３）、液体不透過性のバックシート（７）、及 びトップシートとバックシートとの間に配置された吸収体コア（５）を有し、前 記コアは、二つの長手方向側部（９、１１）、中央捕捉ゾーン（１５）、及び捕 捉ゾーン（１５）と長手方向側部（９、１１）との間に配置された二つの側ゾー ン（１７、１９）を有し、前記コアは、吸収体ゲル化剤が、好ましくは繊維又は フォームである吸収体嵩材料と混合された一つの層を更に有する、衛生ナプキン において、前記層は連続的であり、側ゾーン及び捕捉ゾーンは層内に配置されて おり、捕捉ゾーンの幅及び側ゾーンでの吸収体ゲル化剤の濃度は、主にコアの長 手方向に流体を移送するようになっていることを特徴とする衛生ナプキン。 ６．捕捉ゾーンの幅は５ｍｍ乃至２８ｍｍであり、好ましくは約１５ｍｍである 、ことを特徴とする請求項１乃至５のうちのいずれか一項に記載の衛生ナプキン 。 ７．衛生ナプキンは横方向中心線（１６）を有し、衛生ナプキンの横方向中心線 に沿った寸法は４ｃｍ乃至１０ｃｍであり、好ましくは６ｃｍ乃至７．５ｃｍで あり、捕捉ゾーンの幅は１０ｍｍ乃至２０ｍｍであり、好ましくは約１５ｍｍで ある、ことを特徴とする請求項１乃至６のうちのいずれか一項に記載の衛生ナプ キン。 ８．捕捉ゾーンでの吸収体ゲル化剤の濃度はＯｇ／ｍ２乃至３８．６４ｇ／ｍ２ （Ｏｇ／ｆｔ２乃至３．５９ｇ／ｆｔ２）であり、側ゾーンでの吸収体ゲル化剤 の濃度は、改良ＡＧＥＰ試験で合成尿に露呈した後のゲル強度が約１．２ｋＰａ 以下の吸収体ゲル化剤については、２１．５３ｇ／ｍ２乃至８０．７３ｇ／ｍ２ （２ｇ／ｆｔ２乃至７．５ｇ／ｆｔ２）であり、改良ＡＧＥＰ試験で合成尿溶液 に露呈した後のゲル強度が約１．２ｋＰａ以上の吸収体ゲル化剤については、２ １．５３ｇ／ｍ２乃至１６１．４６ｇ／ｍ２（２ｇ／ｆｔ２乃至１５ｇ／ｆｔ２ ）である、ことを特徴とする請求項６又は７に記載の衛生ナプキン。 ９．捕捉ゾーンでの吸収体ゲル化剤の濃度はＯｇ／ｍ２乃至２１．５３ｇ／ｍ２ （Ｏｇ／ｆｔ２乃至２ｇ／ｆｔ２）であり、好ましくは約Ｏｇ／ｍ２（Ｏｇ／ｆ ｔ２）であり、側ゾーンでの吸収体ゲル化剤の濃度は、改良ＡＧＥＰ試験で合成 尿に露呈した後のゲル強度が約１．２ｋＰａ以下の吸収体ゲル化剤については、 ３７．６８ｇ／ｍ２乃至６９．９７ｇ／ｍ２（３．５ｇ／ｆｔ２乃至６．５ｇ／ ｆｔ２）、好ましくは約５９．２０ｇ／ｍ２（５．５ｇ／ｆｔ２）であり、改良 ＡＧＥＰ試験で合成尿溶液に露呈した後のゲル強度が約１．２ｋＰａ以上の吸収 体ゲル化剤については、７５．３５ｇ／ｍ２乃至１２９．１７ｇ／ｍ２（７ｇ／ ｆｔ２乃至１２ｇ／ｆｔ２）、好ましくは１０７．６４ｇ／ｍ２（１０ｇ／ｆｔ ２）である、ことを特徴とする請求項８に記載の衛生ナプキン。 １０．側ゾーンでは、吸収体ゲル化剤が均等に分配されている、ことを特徴とす る請求項１乃至９のうちのいずれか一項に記載の衛生ナプキン。 １１．捕捉ゾーンの長さは、コアの長さの０．５倍乃至１倍である、ことを特徴 とする請求項１乃至１０のうちのいずれか一項に記載の衛生ナプキン。 １２．捕捉ゾーン（１５）では、上側の繊維質層が押し込まれてチャンネル（３ ０）を形成している、ことを特徴とする請求項１乃至１１のうちのいずれか一項 に記載の衛生ナプキン。 １３．捕捉ゾーンにおいて、吸収体ゲル化剤がウィッキング材料に代えてある、 ことを特徴とする請求項１乃至１２のうちのいずれか一項に記載の衛生ナプキン 。 １４．捕捉ゾーンは、湿潤剤で処理されている、ことを特徴とする請求項１乃至 １３のうちのいずれか一項に記載の衛生ナプキン。 １５．捕捉ゾーンは、衛生ナプキンの長手方向中心線（１３）を中心として対称 である、ことを特徴とする請求項１乃至１４のうちのいずれか一項に記載の衛生 ナプキン。 １６．上側の繊維質層（２４）及び下側の繊維質層（２５）は、単一の薄葉紙（ ３５）で形成されており、この薄葉紙（３５）は、互いに向き合った二つの長手 方向縁部を有し、これらの縁部は捕捉ゾーン（１５）で重なっている、ことを特 徴とする請求項１乃至１５のうちのいずれか一項に記載の衛生ナプキン。