JPH11500179A - トリモーダルの分子量を有するポリエーテルポリオールプレポリマー - Google Patents

トリモーダルの分子量を有するポリエーテルポリオールプレポリマー

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Abstract

(57)【要約】 遊離のトルエンジイソシアネート含量が0.5重量%未満であり、使用される3種のポリオールの分子量が300〜800、800〜1500および1500〜10000である、トリモーダルの分子量を有し、末端がトルエンジイソシアネートで封鎖されたポリエーテルポリオールプレポリマーを開示する。上記プレポリマーを、例外的に長い屈曲疲労寿命を有する成形可能なポリウレタンエラストマーとして、本質的にTDIを含有しない環境に優しい材料を用いて製造し使用する方法も開示する。

Description

【発明の詳細な説明】 トリモーダルの分子量を有するポリエーテルポリオールプレポリマー発明の分野 本発明は、多官能性イソシアネートとポリエーテルポリオールとの反応生成物 であるプレポリマーをある種の硬化剤と反応させて硬化させるポリウレタンエラ ストマーに関する。特に、本発明は、3つの明確に異なる分子量を有するポリエ ーテルポリオールから製造され、しかもウレタンエラストマーの製造に用いられ るトルエンジイソシアネートモノマーの遊離含量を低減したプレポリマーから製 造されるウレタンに関する。本発明のウレタンは、ベルト,自動車製品,工業製 品,非空気圧タイヤ等の非常に高い耐屈曲疲労が要求されるウレタン製品の製造 に特に有用である。発明の背景 ウレタンは、工業用タイヤ,オフロードのタイヤ,自転車用タイヤ等に応用す るのに有用なソリッドタイヤの製造に使用されてきた。上記ウレタン製ソリッド タイヤは乗用車等に応用するに際して乗り心地を良くするためのクッション性や 操縦性を欠くため、そのような応用に対しては上記ウレタンは必ずしも満足すべ きものではなかった。また、上記ソリッドタイヤには、長時間の高速運転条件下 またはタイヤが変形するような粗悪な地形の状況下では、内部に熱が蓄積されそ れに伴ってエラストマー材料の劣化が進むという問題がある。 各種のポリウレタンエラストマーが上記ソリッドタイヤ用に提案されているの は、本願と同一の譲受人の所有にかかる米国特許第4,934,425号明細書 にヒステリシスと耐屈曲疲労を改善した周軸回転可能な非空気圧タイヤが記載さ れているとおりである。 上述の米国特許第4,934,425号明細書に記載され教示された発明は、 イソシアネート基と反応することのできる活性水素を含む官能基を末端に有する ポリエーテルポリオールプレポリマーの使用を基礎にしていた。商業的には、プ レポリマーはトルエンジイソシアネートを用いて製造される。このようなプレポ リマーは、TDIが揮発性でありそのため特別な取り扱い方を必要とするので、 環境や安全性の観点から近年好まれなくなりつつある。TDIを使用することに 対する別の問題点は、遊離のTDIがプレポリマー中に残留し、抽出しない限り 、一部の非常に低反応性のものを除いた多くの通常の鎖延長剤と共に使用するに は反応性が高すぎることである。 低レベルのTDIを用いてなおかつ高い耐屈曲疲労特性を維持しようとする試 みは、今までのところ不成功に終わっている。TDIモノマー含量を0.5%未 満に低減させる英国特許第1,101,410号明細書の教示に従って製造され たプレポリマーは、屈曲疲労特性を大幅に悪化させてしまう。かかる材料には、 非空気圧タイヤや他の動的屈曲性の応用用途に有用な屈曲疲労特性がないと思わ れる。米国特許第4,934,425号明細書の教示を採用してTDI含量を0 .5%未満に低下させてもやはり屈曲疲労特性が非常に低いものとなってしまう 。 本発明のさらなる目的は、遊離イソシアネートのレベルが同等のとき、二価の ポリオールを従来のイソシアネートと反応させてプレポリマーを生成させる場合 に得られる屈曲疲労特性と同等またはそれより良好な屈曲疲労特性を有するウレ タンエラストマーを提供することにある。 本発明のさらなる目的は、そのように硬化したウレタンが非空気圧タイヤの使 用に好適であることを確保することにある。 本発明によれば、驚くべきことに、分子量分布の明確なピークを3つ有し、遊 離TDIモノマー含量の低いプレポリマーから製造された、特定のトリモーダル (trimodal)の分子量を有するウレタンを利用することが必須であるこ とが明らかになった。これらのピークが存在することおよびイソシアネートの残 留の低いことが両方とも、高い耐屈曲疲労を達成するために必要である。良好な 乗車特性および長い耐屈曲疲労寿命にとって必要な特性をバランス良く備えたポ リウレタンエラストマーを得るため、好ましくはプレポリマーを有機ジアミンの 硬化剤で硬化する。発明の概要 本発明は、約300を超え800未満の分子量を有する第一の末端がイソシア ネートで封鎖された低分子量ポリエーテルポリオール、800を超え1500未 満の分子量を有する第二の末端がイソシアネートで封鎖された中分子量ポリエー テルポリオール、および1500と10000の間の分子量を有する第三の末端 がイソシアネートで封鎖された高分子量ポリエーテルポリオールを含む、遊離の トルエンジイソシアネート残留値が0.5重量%未満であるトリモーダルの分子 量を有するプレポリマーを提供する。この特化されたプレポリマーをその後芳香 族ジアミン硬化剤で硬化ないし鎖延長し、ウレタンエラストマー組成物を生成さ せることができる。上記のプレポリマーおよび硬化したエラストマーが目指す主 要な用途は、ポリウレタン製造物品(好ましくはウレタンの成形技術により製造 される)である。かかる物品は、本発明にかかるエラストマーによって作られた 素地を有し、ポリウレタンまたは他のエラストマーないしゴムから作られた従来 のいかなる物品の形態を採ってもよい。 本発明の教示に従って生成するトリモーダルの分子量を有するプレポリマーを 用いると、低レベルの遊離TDIと優れた屈曲疲労特性という二重の効果がもた らされることが、後記の実施例から示されるであろう。これらの効果は、製品の 品質が高く特性が良好であることおよび汚染が低減されること,作業員の反応性 組成物に対する暴露が最小化されること、および環境上の利点があることにより 、顕著なものである。発明の詳細な説明 本発明は、遊離のTDIモノマー含量が低く、少なくとも3つの明確に異なる 分子量を有する特定のポリエーテルポリオールプレポリマーをウレタンエラスト マー用に選択することにあり、該プレポリマーはさらに鎖延長(硬化)して屈曲 疲労寿命が顕著に長いポリウレタンエラストマーを生成することができる。 本発明において使用するポリエーテルは、イソシアネート基と反応することが 可能な活性水素を含有する末端官能基を有するポリエーテルである。この末端官 能基は、水酸基,メルカプト基,アミノ基およびカルボキシル基からなる群より 選択される。 さらに、本発明においては、低分子量のポリマーとジイソシアネートとの反応 によって得られる予め鎖延長したポリマー、またはプレポリマーとジオール化合 物との反応によって得られる生成物を使用することもできる。 本発明において使用するポリエーテルは、ポリエチレングリコール,ポリプロ ピレングリコール,ポリテトラメチレンエーテルグリコール等のアルキレングリ コール、ポリプロピレントリオール等のポリアルキレントリオール、ポリアルキ レンジカルボン酸、ポリアルキレンジチオール、ポリアルキレンジアミンおよび これらの予め鎖延長されたポリマーなどであり、好ましくはポリアルキレングリ コールであり、より好ましくはポリテトラメチレンエーテルグリコールとその予 め鎖延長されたポリマーである。 本発明においては、分子量が互いに異なる3種類以上の異なるポリエーテルの 混合物を使用する必要がある。この場合、少なくとも1つのピークが低い方の分 子量領域(約300を超え800未満まで)に存在し、少なくとも1つのピーク が中間の分子量領域(800から1500)に存在し、そして少なくとも1つの ピークが高い方の分子量領域(1500を超え約10000以下まで)に存在す ることが必須である。 ポリテトラメチレンエーテルグリコール(PTMEG)は、本発明において最 も好ましいポリオールである。第一の低分子量ポリエーテルグリコールとしては 、約300を超え800未満の分子量を有するものが利用される。必須成分であ る第二の中分子量ポリエーテルグリコールは800を超え1500未満の分子量 を有し、第三の高い方の分子量ポリエーテルグリコールは1500と5000の 間の分子量を有する。 低分子量材料にとってのより好ましい分子量の範囲は400と700の間であ る。中分子量の第二のグリコールにとって、より好ましい分子量の範囲は約90 0から約1100である。高い方の分子量の第三のグリコールにとって、より好 ましい分子量の範囲は2000未満から約4500である。 最も好ましい範囲は、分子量約650の低分子量グリコール、分子量約100 0の中分子量グリコール、および分子量約2000の高分子量グリコールである 。第一のグリコール(低い分子量のもの)のモル%は5から50%でよい。第二 のグリコール(中間の分子量のもの)のモル%は10から90%でよい。第三の グリコール(より高い分子量のもの)のモル%は5から50%でよい。 低、中および高分子量のグリコールのより好ましいモル%は、低分子量グリコ ールについて20から50%、中分子量グリコールについて30から70%およ び高分子量グリコールについて5から20%である。 低、中および高分子量のグリコールのより一層好ましいモル%は、低分子量グ リコールについて30から45%、中分子量グリコールについて50から60% および高分子量グリコールについて5から15%である。 タイヤまたは他の物品に使用されるプレポリマーは、上記の低、中および高分 子量のグリコールと多官能性イソシアネートとを反応させることによって生成さ れる。より好ましいのはトルエンジイソシアネート(TDI)である。2種類の 最も好ましい材料は、2,4−および2,6−トルエンジイソシアネート異性体 の80:20および65:35の混合物である。TDIのポリオールに対する比 は、当該技術分野では一般にイソシアネートのポリオールに対する比として、あ るいは単にイソシアネート基:水酸基の比で表される。 イソシアネート対ポリオールの比は、1.9:1.0から2.8:1.0の範 囲内でよい。より好ましい比は2.0:1.0から2.6:1.0である。最も 好ましい比は2.1:1.0から2.5:1.0である。得られるプレポリマー 中の遊離イソシアネート基の割合(%)も、プレポリマーを特徴づけるために広 く用いられている。 本発明において使用される多官能性イソシアネートは、特に限定されるもので はないが、好ましくは芳香族および脂肪族のジイソシアネートおよびトリイソシ アネートである。芳香族ジイソシアネートは、例えば トリレン−2,4−ジイソシアネート、 トリレン−2,6−ジイソシアネート、 ナフタレン−1,5−ジイソシアネート、 ジフェニル−4,4′−ジイソシアネート、 ジフェニルメタン−4,4′−ジイソシアネート、 ジベンジル−4,4′−ジイソシアネート、 スチルベン−4,4′−ジイソシアネート、 ベンゾフェノン−4,4′−ジイソシアネート、 およびアルキル、アルコキシ、ハロゲンまたはニトロ基が置換したこれらの誘導 体、例えば3,3′−ジメチルフェニル−4,4′−ジイソシアネートまたは3 ,3′−ジクロロジフェニルメタンジイソシアネート、これらの混合物等、脂肪 族ジイソシアネートおよびトリイソシアネート類である。これらの中で好ましく 用いられると思われるのは、トリレン−2,4−ジイソシアネート、トリレン− 2,6−ジイソシアネート、ナフタレン−1,5−ジイソシアネート、ジフェニ ル−4,4′−ジイソシアネート、ジフェニルメタン−4,4′−ジイソシアネ ート、1,6−ヘキサメチレンジイソシアネート、1,3−および−1,4−シ クロヘキシルジイソシアネート、メチレン−ビス(4−シクロヘキシルジイソシ アネート)、1,3−および1,4−キシレンジイソシアネート、ならびにこれ らの混合物である。 ジイソシアネート−ポリオール・プレポリマーは反応したらストリッピングを 行い、前述したように未反応のTDIまたはその他の揮発性イソシアネートを除 去しなければならない。未反応のTDIモノマーを除去する多くの方法が文献に 記載されている。文献に挙げられているのはモレキュラーシーブの使用,溶剤抽 出,真空蒸留であり、最も注目に値するのは英国特許第1,101,410号明 細書に記載されているように薄膜蒸発法である。遊離TDIの除去法を考慮する 際には、高温で生じるおそれのある望ましくない副反応の発生に配慮すべきであ る。 本発明のプレポリマーは、3種の、別々に製造された、末端がイソシアネート で封鎖されたポリオールプレポリマーであって、混合前または混合工程に続いて 遊離のイソシアネートを除去したものの混合物であってもよい。本願明細書で使 用する「分子量」という用語は数平均分子量をいう。上記3種の各プレポリマー は前述した分子量の範囲を有する。すなわち、第一の末端がイソシアネートで封 鎖された低分子量ポリエーテルグリコールは、イソシアネートと約300を超え 800未満の分子量を有するポリオールとの反応(例えばグリコールとTDIと の反応)により得られる。必須成分である第二の末端がイソシアネートで封鎖さ れた中分子量ポリエーテルグリコールは、イソシアネートと800と1500の 間の分子量を有するポリオールとの反応(例えばグリコールとTDIとの反応) により得られ、必須成分である第三の末端がイソシアネートで封鎖された高分子 量ポリエーテルグリコールは、イソシアネートと1500と10000の間の分 子量を有するポリオールとの反応(例えばグリコールとTDIとの反応)により 得られる。トリモーダルの分子量を有するプレポリマーの生成法がどのようなも のであれ、有用なポリウレタン−尿素・エラストマーを得るためには、プレポリ マーを鎖延長または硬化する必要がある。 本発明における硬化剤は、その目的のために慣用されている芳香族または脂肪 族のポリアミンまたはポリオールでよい。芳香族ポリアミンは、例えば、4,4 ′−メチレン−ビス(2−クロロアニリン)、2,2′,5−トリクロロ−4, 4′−ジアミノジフェニルメタン、1,5−ジアミノナフタレン、o−,m−, p−フェニレンジアミン、トリレン−2,4−ジアミン、ジクロロベンジジン、 4,4′−ジアミノジフェニルエーテル、これらの誘導体および混合物である。 以上の中でも、4,4′−メチレン−ビス(2−クロロアニリン)、メチレン ジアニリン、メチレン−ビス(p−アミノ安息香酸メチルエステル)、ビス(ア ミノフェニルチオ)エタン、1,5−ジアミノナフタレン、ジクロロベンジジン 、4,4′−ジアミノジフェニルエーテル、ヒドラジン、エチレンジアミン、1 ,6−ヘキサメチレンジアミン、ピペラジン、エチレングリコール、1,3−プ ロピレングリコール、1,3−および1,4−ブタンジオール、トリメチロール プロパン、ならびにこれらの混合物が好ましく用いられる。 最終目的物であるウレタンエラストマーは、周知かつ市販の有機芳香族ジアミ ンを用いて硬化される。より好ましい材料は、4,4′−メチレン−ビス(2− クロロアニリン)であり、以下において慣用名であるMOCAないしMBOCA と記載することがある。同様に好ましいのは、ジエチルトルエンジアミン(DE TDA)であり、これはエタキュア(Ethacure)100という商品名で エチル・コーポレーションから市販されている。硬化速度の異なる好適な材料は 、メチレンジアニリン−NaCl錯体であり、ケイター(Caytur)として ユニロイヤル・ケミカル社から市販されている。最も好ましい硬化剤は、4,4 ′−メチレン−ビス(2−クロロアニリン)である。 硬化剤に対するプレポリマーの化学量論量は、重量基準ではなくモル当量基準 で表し、以下当量比という。TDI系プレポリマーの硬化剤に対する実用上最も 広い当量比は、約80から約115である。より好ましくは約95から約110 である。最も好ましくは約100から約105である。上記当量比は、一般に理 論%または単に化学量論量ともいわれている。 長期にわたる実験の過程から、本発明におけるタイヤの環状弾性体に好適なエ ラストマーを製造するためには、エラストマーの幾つかの動的特性を同時に注意 深く評価しなければならないことが判明した。動的モジュラスの測定においては 、選択した弾性体材料の動的モジュラスが広い温度範囲にわたって比較的安定し ていることが明らかにならなければならない。弾性がなくなることに起因して内 部に熱を蓄積するエラストマーの傾向を業界では一般にヒステリシスという。こ のヒステリシスは、一般にヒステリシス型試験から得られる数値により表示され 、この数値は一般にタンジェント・デルタと、より一般にはtan δと記載さ れる。かかるtan δは温度の上昇とともに低下し、試験対象である物品の弾 性体内部に熱の蓄積がほとんど起こらないことを示さなければならない。 屈曲疲労試験は、非空気圧タイヤに課されることのある数百万サイクルに対す るエラストマーの耐久性能を測定するのに役立つ。実際の試験タイヤと良好に相 関することが判明している試験は、ASTM D−3629−78に従って実施 される耐切断成熟法(cut growth resistance)である。 その試験条件は、温度70℃,空気雰囲気下,回転速度500rpmおよび伸び 率29%である。利用される試験装置は、テスティング・マシーンズ社(ニュー ヨーク州)から市販されているテキサス・フレックス試験機(TEXUS Fl ex tester)モデルNo.31−11である。 tan δ値を求める動的測定法は、本材料から好適に小さいヒステリシス値 が得られることを確認するのに有用である。レオメトリックス社(Rheome trics,Inc.、ニュージャージー州)製のレオビブラン(Rheovi bran)試験機、ヒステロメータ(Hysterometer)および固体用 レオメトリックス粘弾性試験機(Rheometrics Viscoelas tic Tester for Solids)Model RVE−Sを含む 数種のヒステリシス装置が有用である。これらの機器は、試料に正弦剪断歪みを 負荷して、トルクの応答性および位相をその歪みとの関係で 分析する。高速用タイヤに使用されるエラストマーの適合性の究極の試験は、長 時間高速運転での熱の蓄積および劣化に対するタイヤの耐久能である。 以下の実施例は、本発明をただ説明するためだけのものであって、断じて本発 明の範囲を限定することを意味するものではない。比較例A−Gおよび本発明の実施例1および2 トルエンジイソシアネート2モルとポリテトラメチレンエーテルグリコール1 モルとを反応させて、比較例Aのプレポリマーを製造した。トルエンジイソシア ネート(TDI)2.4モルとポリテトラメチレンエーテルグリコール1モルと を反応させた後、英国特許第1,101,410号明細書に記載の方法により残 留遊離TDIを除去して、比較例Bのプレポリマーを製造した。 次いで、これらのプレポリマーとジアミン成分のメチレン−ビス(o−クロロ アニリン)(MBOCAと略称する)とをイソシアネート基対活性水素比1.0 5:1で反応させ、212°Fで16時間硬化し、周囲条件下で7日間かけて平 衡させた。その後、テキサス・フレックス試験機を用いて測定を行った。残留し た過剰の遊離TDIを除去すると、テキサス・フレックス寿命(サイクル)が短 くなることが判明した。その結果を表1に掲載する。 米国特許第4,934,435号明細書の教示に従って、比較例C,D,Eお よびFのプレポリマーを製造した。ここで、比較例Cにおいては、TDI対ポリ テトラメチレンエーテルグリコール(PTMEG)混合物のモル比は2.15: 1であり、PTMEG混合物は分子量1000と分子量2000のモル比85: 15の混合物である。このプレポリマーは、トルエンジイソシアネート・分子量 2000のポリテトラメチレンエーテルグリコール・プレポリマーとトルエンジ イソシアネート・分子量1000のポリテトラメチレンエーテルグリコール・プ レポリマーとのモル比85:15の混合物から製造することもできる。 比較例D−Fにおいては、過剰量のTDIを用い、TDIとのプレポリマーを 生成する前に、分子量1000と分子量2000のポリテトラメチレンエーテル グリコールを予め混合しておいた。比較例Dでは、過剰量のTDIを分子量が異 なる2種のグリコールとモル比2.4:1で用い、過剰のTDIを除去した後の イソシアネート基含量を6.2%とした。 比較例Eは、TDIとPTMEG混合物(分子量650と分子量2000のも ののモル比が70:30)とをモル比2.05:1で用いて製造した。比較例F のプレポリマーは、PTMEG混合物(分子量650のものと分子量2000の ものとのモル比が70:30)1モルに対してTDI2.4モルを用いて製造し た。残留遊離トルエンジイソシアネートは除去した。 次に、これらのプレポリマーをMBOCAと、活性水素に対するイソシアネー ト基の比1.05で反応させた後、212°Fで16時間硬化した。これらを周 囲条件下で7日間かけて平衡させた。その後、テキサス・フレックス試験機を用 いた測定を行った。いずれの場合においても、残留遊離TDI水準を低下させる と、テキサス・フレックス寿命が短くなることがまたもや判明した。 比較例G では、分子量650のもの:分子量1000のもの:分子量2000のもののモ ル比が36:48:15であるポリテトラメチレンエーテルグリコールの3元混 合物を該混合物1モルあたり2.05モルのトルエンジイソシアネートと反応さ せた。本発明の実施例1および2 実施例1および2では、ポリテトラメチレンエーテルグリコールの適当な3元 混合物1モルあたり2.4モルのトルエンジイソシアネートを用いて、プレポリ マーを製造した。実施例1では、分子量650のポリオール:分子量1000の ポリオール:分子量2000のポリオールのモル比は31:62:7であった。 実施例2においては、分子量650のポリオール:分子量1000のポリオール :分子量2900のポリオールのモル比は36:57:7であった。その後、遊 離のトルエンジイソシアネートを除去した。 比較例Gおよび実施例1,2のプレポリマーをMBOCAと、イソシアネート 基対活性水素の比1.05:1で反応させ、212°Fで16時間硬化し、周囲 条件下で7日間かけて平衡させた。前記と同様にして、テキサス・フレックス試 験機を用いた測定を行った。その結果を表1に掲載する。 表から、慣用のプレポリマーの3元分子量ポリオール混合物(従来通りの遊離 TDI水準を有する)は、予想通り先行技術を超えるほどの改善がされないこと がわかる。しかしながら、驚くべきことに、遊離TDIの低い材料はテキサス・ フレックス・サイクルが劇的に改善された。この結果は、遊離TDIが少ない材 料の環境上の有利さと、本発明の教示に従って得られる樹脂から製造される最終 製品の耐用年数のために必要な耐久性とを結びつけるものである。商業上の適用可能性 本発明は、上記特定のポリエーテルウレタン化学構造により得られる優れた性 能を認識した点にある。ポリウレタン製造物品(好ましくはウレタンの成形技術 により製造される)は、かかるプレポリマーおよび硬化したエラストマーが目的 とする主要な用途である。これらの物品は、本発明のエラストマーから作られた 素地を有しており、ベルト,ホース,エアスプリング,靴底,靴の踵,弾性体含 有の大小車輪組立部品(例えば、ローラスケートの回転輪,工業用タイヤ,自動 車タイプのエラストマーおよびタイヤ)のポリウレタンその他のエラストマーま たはゴムから従来法で製造される物品のいかなる形態を採ってもよい。本発明の エラストマーは、改善された動的屈曲寿命(改善された耐屈曲性)を必要とする いかなる物品に対しても有利である。 本化学品の好ましい最終用途の一つは、性質的には非空気圧タイヤであるが、 ハイウェイにおいて空気圧タイヤと同様の耐久性と操縦性を発揮するタイヤであ る。米国特許第4,934,425号明細書(その開示内容はすべて本願明細書 に援用する)に記載の非空気圧タイヤは、本発明のプレポリマーおよびポリウレ タンエラストマー材料の最も好ましい用途の1つであろう。この態様には、第一 の、約300を超え800未満の分子量を有し、末端がイソシアネートで封鎖さ れた低分子量ポリエーテルポリオールと、第二の、800を超え1500未満の 分子量を有し、末端がイソシアネートで封鎖された中分子量ポリエーテルポリオ ールと、第三の、1500と10000の間の分子量を有し、末端がイソシアネ ートで封鎖された高分子量ポリエーテルポリオールとを芳香族ジアミン硬化剤を もって硬化させることにより生成された、弾力のあるポリエーテルウレタンエラ ストマー材料の環状体を含有する、改善されたヒステリシスと耐屈曲疲労を有す る周軸回転可能な非空気圧タイヤが包含される。さらに特殊化された態様におい ては、前述のトリモーダルのプレポリマーおよびエラストマーは、米国特許第4 ,934,425号明細書の装置の環状体を製作するのに使用されるが、この米 国特許第4,934,425号明細書には、環状体を有するタイヤ構造体が開示 されており、この環状体は、外周部に配置された一般に円筒状の外部部材と、該 外部部材と同軸にこれから半径方向内側に間隔を介して配置された一般に円筒状 の内部部材と、対応する内外端部で上記円筒状の内外部部材に連結すると共に間 隔を介して外周縁に配置された軸方向に延びる複数のリブ部材とをそれぞれ有し 、該リブ部材はその内端部で交差する半径面に対して一般に約0°から75°の 角度で傾斜しており、更に反対側面を持つ少なくとも1つのウェブ部材を有し、 該ウェブ部材は上記円筒状の内外部部材にそれぞれ連結した内部および外部周縁 部を持ち、ウェブ部材はまた少なくとも1つの側面上で少なくとも1つの上記リ ブ部材に連結してこれによりリブ部材と一緒になって円筒状の外部部材に積荷運 搬構造体を形成し、該積荷運搬構造体は局部的に荷重がかけられた部材を留具で 締めることができるように構成されている。 本明細書に具体的に記載された態様について数多くの修正や変更を加えられる ことは、当業者ならば直ちに明らかであろう。かかる修正や変更は、それが添付 の請求の範囲中に定義された発明の範囲内にある限り、本発明の一部である。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】1997年10月27日 【補正内容】 明細書 トリモーダルの分子量を有するポリエーテルポリオールプレポリマー発明の分野 本発明は、多官能性イソシアネートとポリエーテルポリオールとの反応生成物 であるプレポリマーをある種の硬化剤と反応させて硬化させるポリウレタンエラ ストマーに関する。特に、本発明は、3つの明確に異なる分子量を有するポリエ ーテルポリオールから製造され、しかもウレタンエラストマーの製造に用いられ るトルエンジイソシアネートモノマーの遊離含量を低減したプレポリマーから製 造されるウレタンに関する。本発明のウレタンは、ベルト,自動車製品,工業製 品,非空気圧タイヤ等の非常に高い耐屈曲疲労が要求されるウレタン製品の製造 に特に有用である。発明の背景 ウレタンは、工業用タイヤ,オフロードのタイヤ,自転車用タイヤ等に応用す るのに有用なソリッドタイヤの製造に使用されてきた。上記ウレタン製ソリッド タイヤは乗用車等に応用するに際して乗り心地を良くするためのクッション性や 操縦性を欠くため、そのような応用に対しては上記ウレタンは必ずしも満足すべ きものではなかった。また、上記ソリッドタイヤには、長時間の高速運転条件下 またはタイヤが変形するような粗悪な地形の状況下では、内部に熱が蓄積されそ れに伴ってエラストマー材料の劣化が進むという問題がある。 各種のポリウレタンエラストマーが上記ソリッドタイヤ用に提案されているの は、本願と同一の譲受人の所有にかかる米国特許第4,934,425号明細書 にヒステリシスと耐屈曲疲労を改善した周軸回転可能な非空気圧タイヤが記載さ れているとおりである。 上述の米国特許第4,934,425号明細書に記載され教示された発明は、 イソシアネート基と反応することのできる活性水素を含む官能基を末端に有する ポリエーテルポリオールプレポリマーの使用を基礎にしていた。商業的には、プ レポリマーはトルエンジイソシアネートを用いて製造される。このようなプレポ リマーは、TDIが揮発性でありそのため特別な取り扱い方を必要とするので、 環境や安全性の観点から近年好まれなくなりつつある。TDIを使用することに 対する別の問題点は、遊離のTDIがプレポリマー中に残留し、抽出しない限り 、一部の非常に低反応性のものを除いた多くの通常の鎖延長剤と共に使用するに は反応性が高すぎることである。 低レベルのTDIを用いてなおかつ高い耐屈曲疲労特性を維持しようとする試 みは、今までのところ不成功に終わっている。TDIモノマー含量を0.5%未 満に低減させる英国特許第1,101,410号明細書の教示に従って製造され たプレポリマーは、屈曲疲労特性を大幅に悪化させてしまう。かかる材料には、 非空気圧タイヤや他の動的屈曲性の応用用途に有用な屈曲疲労特性がないと思わ れる。米国特許第4,934,425号明細書の教示を採用してTDI含量を0 .5%未満に低下させてもやはり屈曲疲労特性が非常に低いものとなってしまう 。 本発明のさらなる目的は、遊離イソシアネートのレベルが同等のとき、二価の ポリオールを従来のイソシアネートと反応させてプレポリマーを生成させる場合 に得られる屈曲疲労特性と同等またはそれより良好な屈曲疲労特性を有するウレ タンエラストマーを提供することにある。 本発明のさらなる目的は、そのように硬化したウレタンが非空気圧タイヤの使 用に好適であることを確保することにある。 本発明によれば、驚くべきことに、分子量分布の明確なピークを3つ有し、遊 離TDIモノマー含量の低いプレポリマーから製造された、特定のトリモーダル (trimodal)の分子量を有するウレタンを利用することが必須であるこ とが明らかになった。これらのピークが存在することおよびイソシアネートの残 留の低いことが両方とも、高い耐屈曲疲労を達成するために必要である。良好な 乗車特性および長い耐屈曲疲労寿命にとって必要な特性をバランス良く備えたポ リウレタンエラストマーを得るため、好ましくはプレポリマーを有機ジアミンの 硬化剤で硬化する。発明の概要 本発明は、300を超え800未満の分子量を有する第一の末端がイソシアネ ートで封鎖された低分子量ポリエーテルポリオール、800を超え1500未満 の分子量を有する第二の末端がイソシアネートで封鎖された中分子量ポリエーテ ルポリオール、および1500と10000の間の分子量を有する第三の末端が イソシアネートで封鎖された高分子量ポリエーテルポリオールを含む、遊離のト ルエンジイソシアネート残留値が0.5重量%未満であるトリモーダルの分子量 を有するプレポリマーを提供する。この特化されたプレポリマーをその後芳香族 ジアミン硬化剤で硬化ないし鎖延長し、ウレタンエラストマー組成物を生成させ ることができる。上記のプレポリマーおよび硬化したエラストマーが目指す主要 な用途は、ポリウレタン製造物品(好ましくはウレタンの成形技術により製造さ れる)である。かかる物品は、本発明にかかるエラストマーによって作られた素 地を有し、ポリウレタンまたは他のエラストマーないしゴムから作られた従来の いかなる物品の形態を採ってもよい。 本発明の教示に従って生成するトリモーダルの分子量を有するプレポリマーを 用いると、低レベルの遊離TDIと優れた屈曲疲労特性という二重の効果がもた らされることが、後記の実施例から示されるであろう。これらの効果は、製品の 品質が高く特性が良好であることおよび汚染が低減されること,作業員の反応性 組成物に対する暴露が最小化されること、および環境上の利点があることにより 、顕著なものである。発明の詳細な説明 本発明は、遊離のTDIモノマー含量が低く、少なくとも3つの明確に異なる 分子量を有する特定のポリエーテルポリオールプレポリマーをウレタンエラスト マー用に選択することにあり、該プレポリマーはさらに鎖延長(硬化)して屈曲 疲労寿命が顕著に長いポリウレタンエラストマーを生成することができる。 本発明において使用するポリエーテルは、イソシアネート基と反応することが 可能な活性水素を含有する水酸基からなる末端官能基を有するポリエーテルであ る。 さらに、本発明においては、低分子量のポリマーとジイソシアネートとの反応 によって得られる予め鎖延長したポリマー、またはプレポリマーとジオール化合 物との反応によって得られる生成物を使用することもできる。 本発明において使用するポリエーテルは、ポリエチレングリコール,ポリプロ ピレングリコール,ポリテトラメチレンエーテルグリコール等のアルキレングリ コール、ポリプロピレントリオール等のポリアルキレントリオールであり、より 好ましくはポリテトラメチレンエーテルグリコールとその予め鎖延長されたポリ マーである。 本発明においては、分子量が互いに異なる3種類以上の異なるポリエーテルの 混合物を使用する必要がある。この場合、少なくとも1つのピークが低い方の分 子量領域(300を超え800未満まで)に存在し、少なくとも1つのピークが 中間の分子量領域(800から1500)に存在し、そして少なくとも1つのピ ークが高い方の分子量領域(1500を超え10000以下まで)に存在するこ とが必須である。 ポリテトラメチレンエーテルグリコール(PTMEG)は、本発明において最 も好ましいポリオールである。第一の低分子量ポリエーテルグリコールとしては 、300を超え800未満の分子量を有するものが利用される。必須成分である 第二の中分子量ポリエーテルグリコールは800を超え1500未満の分子量を 有し、第三の高い方の分子量ポリエーテルグリコールは1500と5000の間 の分子量を有する。 低分子量材料にとってのより好ましい分子量の範囲は400と700の間であ る。中分子量の第二のグリコールにとって、より好ましい分子量の範囲は800 から1100である。高い方の分子量の第三のグリコールにとって、より好まし い分子量の範囲は2000未満から4500である。 最も好ましい範囲は、分子量650の低分子量グリコール、分子量1000の 中分子量グリコール、および分子量2000の高分子量グリコールである。第一 のグリコール(低い分子量のもの)のモル%は5から50%でよい。第二のグリ コール(中間の分子量のもの)のモル%は10から90%でよい。第三のグリコ ール(より高い分子量のもの)のモル%は5から50%でよい。 低、中および高分子量のグリコールのより好ましいモル%は、低分子量グリコ ールについて20から50%、中分子量グリコールについて30から70%およ び高分子量グリコールについて5から20%である。 低、中および高分子量のグリコールのより一層好ましいモル%は、低分子量グ リコールについて30から45%、中分子量グリコールについて50から60% および高分子量グリコールについて5から15%である。 タイヤまたは他の物品に使用されるプレポリマーは、上記の低、中および高分 子量のグリコールと多官能性イソシアネートとを反応させることによって生成さ れる。より好ましいのはトルエンジイソシアネート(TDI)である。2種類の 最も好ましい材料は、2,4−および2,6−トルエンジイソシアネート異性体 の80:20および65:35の混合物である。TDIのポリオールに対する比 は、当該技術分野では一般にイソシアネートのポリオールに対する比として、あ るいは単にイソシアネート基:水酸基の比で表される。 イソシアネート対ポリオールの比は、1.9:1.0から2.8:1.0の範 囲内でよい。より好ましい比は2.0:1.0から2.6:1.0である。最も 好ましい比は2.1:1.0から2.5:1.0である。得られるプレポリマー 中の遊離イソシアネート基の割合(%)も、プレポリマーを特徴づけるために広 く用いられている。 本発明において使用される多官能性イソシアネートは、特に限定されるもので はないが、好ましくは芳香族および脂肪族のジイソシアネートおよびトリイソシ アネートである。芳香族ジイソシアネートは、例えば トリレン−2,4−ジイソシアネート、 トリレン−2,6−ジイソシアネート、 ナフタレン−1,5−ジイソシアネート、 ジフェニル−4,4′−ジイソシアネート、 ジフェニルメタン−4,4′−ジイソシアネート、 ジベンジル−4,4′−ジイソシアネート、 スチルベン−4,4′−ジイソシアネート ベンゾフェノン−4,4′−ジイソシアネート、 およびアルキル、アルコキシ、ハロゲンまたはニトロ基が置換したこれらの誘導 体、例えば3,3′−ジメチルジフェニル−4,4′−ジイソシアネートまたは 3,3′−ジクロロジフェニルメタンジイソシアネート、これらの混合物、脂肪 族ジイソシアネートおよびトリイソシアネート類である。これらの中で好ましく 用いられると思われるのは、トリレン−2,4−ジイソシアネート、トリレン− 2,6−ジイソシアネート、ナフタレン−1,5−ジイソシアネート、ジフェニ ル−4,4′−ジイソシアネート、ジフェニルメタン−4,4′−ジイソシアネ ート、1,6−ヘキサメチレンジイソシアネート、1,3−および−1,4−シ クロヘキシルジイソシアネート、メチレン−ビス(4−シクロヘキシルイソシア ネート)、1,3−および1,4−キシレンジイソシアネート、ならびにこれら の混合物である。 ジイソシアネート−ポリオール・プレポリマーは反応したらストリッピングを 行い、前述したように未反応のTDIまたはその他の揮発性イソシアネートを除 去しなければならない。未反応のTDIモノマーを除去する多くの方法が文献に 記載されている。文献に挙げられているのはモレキュラーシーブの使用,溶剤抽 出,真空蒸留であり、最も注目に値するのは英国特許第1,101,410号明 細書に記載されているように薄膜蒸発法である。遊離TDIの除去法を考慮する 際には、高温で生じるおそれのある望ましくない副反応の発生に配慮すべきであ る。 本発明のプレポリマーは、3種の、別々に製造された、末端がイソシアネート で封鎖されたポリオールプレポリマーであって、混合前または混合工程(その場 合、各プレポリマーは5重量%より大きな遊離トルエンジイソシアネート水準を 有してもよい)に続いて遊離のイソシアネートを除去したものの混合物であって もよい。本願明細書で使用する「分子量」という用語は数平均分子量をいう。上 記3種の各プレポリマーは前述した分子量の範囲を有する。すなわち、第一の末 端がイソシアネートで封鎖された低分子量ポリエーテルグリコールは、イソシア ネートと300を超え800未満の分子量を有するポリオールとの反応(例えば グリコールとTDIとの反応)により得られる。必須成分である第二の末端がイ ソシアネートで封鎖された中分子量ポリエーテルグリコールは、イソシアネート と800と1500の間の分子量を有するポリオールとの反応(例えばグリコー ルとTDIとの反応)により得られ、必須成分である第三の末端がイソシアネー トで封鎖された高分子量ポリエーテルグリコールは、イソシアネートと1500 と10000の間の分子量を有するポリオールとの反応(例えばグリコールとT DIとの反応)により得られる。トリモーダルの分子量を有するプレポリマーの 生成法がどのようなものであれ、有用なポリウレタン−尿素・エラストマーを得 るためには、プレポリマーを鎖延長または硬化する必要がある。 本発明における硬化剤は、その目的のために慣用されている芳香族または脂肪 族のポリアミンまたはポリオールでよい。芳香族ポリアミンは、例えば、4,4 ′−メチレン−ビス(2−クロロアニリン)、2,2′,5−トリクロロ−4, 4′−ジアミノジフェニルメタン、1,5−ジアミノナフタレン、o−,m−, p−フェニレンジアミン、トリレン−2,4−ジアミン、ジクロロベンジジン、 4,4′−ジアミノジフェニルエーテル、これらの誘導体および混合物である。 以上の中でも、4,4′−メチレン−ビス(2−クロロアニリン)、メチレン ジアニリン、メチレン−ビス(p−アミノ安息香酸メチルエステル)、ビス(ア ミノフェニルチオ)エタン、1,5−ジアミノナフタレン、ジクロロベンジジン 、4,4′−ジアミノジフェニルエーテル、ヒドラジン、エチレンジアミン、1 ,6−ヘキサメチレンジアミン、ピペラジン、エチレングリコール、1,3−プ ロピレングリコール、1,3−および1,4−ブタンジオール、トリメチロール プロパン、ならびにこれらの混合物が好ましく用いられる。 最終目的物であるウレタンエラストマーは、周知かつ市販の有機芳香族ジアミ ンを用いて硬化される。より好ましい材料は、4,4′−メチレン−ビス(2− クロロアニリン)であり、以下において慣用名であるMOCAないしMBOCA と記載することがある。同様に好ましいのは、ジエチルトルエンジアミン(DE TDA)であり、これはエタキュア(Ethacure)100という商品名で エチル・コーポレーションから市販されている。硬化速度の異なる好適な材料は 、メチレンジアニリン−NaCl錯体であり、ケイター(Caytur)として ユニロイヤル・ケミカル社から市販されている。最も好ましい硬化剤は、4,4 ′−メチレン−ビス(2−クロロアニリン)である。 硬化剤に対するプレポリマーの化学量論量は、重量基準ではなくモル当量基準 で表し、以下当量比という。TDI系プレポリマーの硬化剤に対する実用上最も 広い当量比は、80から115である。より好ましくは95から110である。 最も好ましくは100から105である。上記当量比は、一般に理論%または単 に化学量論量ともいわれている。 長期にわたる実験の過程から、本発明におけるタイヤの環状弾性体に好適なエ ラストマーを製造するためには、エラストマーの幾つかの動的特性を同時に注意 深く評価しなければならないことが判明した。動的モジュラスの測定においては 、選択した弾性体材料の動的モジュラスが広い温度範囲にわたって比較的安定し ていることが明らかにならなければならない。弾性がなくなることに起因して内 部に熱を蓄積するエラストマーの傾向を業界では一般にヒステリシスという。こ のヒステリシスは、一般にヒステリシス型試験から得られる数値により表示され 、この数値は一般にタンジェント・デルタと、より一般にはtan δと記載さ れる。かかるtan δは温度の上昇とともに低下し、試験対象である物品の弾 性体内部に熱の蓄積がほとんど起こらないことを示さなければならない。 屈曲疲労試験は、非空気圧タイヤに課されることのある数百万サイクルに対す るエラストマーの耐久性能を測定するのに役立つ。実際の試験タイヤと良好に相 関することが判明している試験は、ASTM D−3629−78に従って実施 される耐切断成熟法(cut growth resistance)である。 その試験条件は、温度70℃,空気雰囲気下,回転速度500rpmおよび伸び 率29%である。利用される試験装置は、テスティング・マシーンズ社(ニュー ヨーク州)から市販されているテキサス・フレックス試験機(TEXUS Fl ex tester)モデルNo.31−11である。 tan δ値を求める動的測定法は、本材料から好適に小さいヒステリシス値 が得られることを確認するのに有用である。レオメトリックス社(Rheome trics,Inc.、ニュージャージー州)製のレオビブラン(Rheovi bran)試験機、ヒステロメータ(Hysterometer)および固体用 レオメトリックス粘弾性試験機(Rheometrics Viscoelas tic Tester for Solids)Model RVE−Sを含む 数種のヒステリシス装置が有用である。これらの機器は、試料に正弦剪断歪みを 負荷して、トルクの応答性および位相をその歪みとの関係で分析する。高速用タ イヤに使用されるエラストマーの適合性の究極の試験は、長時間高速運転での熱 の蓄積および劣化に対するタイヤの耐久能である。 以下の実施例は、本発明をただ説明するためだけのものであって、断じて本発 明の範囲を限定することを意味するものではない。比較例A−Gおよび本発明の実施例1および2 トルエンジイソシアネート2モルとポリテトラメチレンエーテルグリコール1 モルとを反応させて、比較例Aのプレポリマーを製造した。トルエンジイソシア ネート(TDI)2.4モルとポリテトラメチレンエーテルグリコール1モルと を反応させた後、英国特許第1,101,410号明細書に記載の方法により残 留遊離TDIを除去して、比較例Bのプレポリマーを製造した。 次いで、これらのプレポリマーとジアミン成分のメチレン−ビス(o−クロロ アニリン)(MBOCAと略称する)とをイソシアネート基対活性水素比1.0 5:1で反応させ、100°C(212°F)で16時間硬化し、周囲条件下で 7日間かけて平衡させた。その後、テキサス・フレックス試験機を用いて測定を 行った。残留した過剰の遊離TDIを除去すると、テキサス・フレックス寿命( サイクル)が短くなることが判明した。その結果を表1に掲載する。 米国特許第4,934,435号明細書の教示に従って、比較例C,D,Eお よびFのプレポリマーを製造した。ここで、比較例Cにおいては、TDI対ポリ テトラメチレンエーテルグリコール(PTMEG)混合物のモル比は2.15: 1であり、PTMEG混合物は分子量1000と分子量2000のモル比85: 15の混合物である。このプレポリマーは、トルエンジイソシアネート・分子量 2000のポリテトラメチレンエーテルグリコール・プレポリマーとトルエンジ イソシアネート・分子量1000のポリテトラメチレンエーテルグリコール・プ レポリマーとのモル比85:15の混合物から製造することもできる。 比較例D−Fにおいては、過剰量のTDIを用い、TDIとのプレポリマーを 生成する前に、分子量1000と分子量2000のポリテトラメチレンエーテル グリコールを予め混合しておいた。比較例Dでは、過剰量のTDIを分子量が異 なる2種のグリコールとモル比2.4:1で用い、過剰のTDIを除去した後の イソシアネート基含量を6.2%とした。 比較例Eは、TDIとPTMEG混合物(分子量650と分子量2000のも ののモル比が70:30)とをモル比2.05:1で用いて製造した。比較例F のプレポリマーは、PTMEG混合物(分子量650のものと分子量2000の ものとのモル比が70:30)1モルに対してTDI2.4モルを用いて製造し た。残留遊離トルエンジイソシアネートは除去した。 次に、これらのプレポリマーをMBOCAと、活性水素に対するイソシアネー ト基の比1.05で反応させた後、100°C(212°F)で16時間硬化し た。これらを周囲条件下で7日間かけて平衡させた。その後、テキサス・フレッ クス試験機を用いた測定を行った。いずれの場合においても、残留遊離TDI水 準を低下させると、テキサス・フレックス寿命が短くなることがまたもや判明し た。 比較例Gでは、分子量650のもの:分子量1000のもの:分子量2000 のもののモル比が36:48:15であるポリテトラメチレンエーテルグリコー ルの3元混合物を該混合物1モルあたり2.05モルのトルエンジイソシアネー トと反応させた。本発明の実施例1および2 実施例1および2では、ポリテトラメチレンエーテルグリコールの適当な3元 混合物1モルあたり2.4モルのトルエンジイソシアネートを用いて、プレポリ マーを製造した。実施例1では、分子量650のポリオール:分子量1000の ポリオール:分子量2000のポリオールのモル比は31:62:7であった。 実施例2においては、分子量650のポリオール:分子量1000のポリオール :分子量2900のポリオールのモル比は36:57:7であった。その後、遊 離のトルエンジイソシアネートを除去した。 比較例Gおよび実施例1,2のプレポリマーをMBOCAと、イソシアネート 基対活性水素の比1.05:1で反応させ、100°C(212°F)で16時 間硬化し、周囲条件下で7日間かけて平衡させた。前記と同様にして、テキサス ・フレックス試験機を用いた測定を行った。その結果を表1に掲載する。 表から、慣用のプレポリマーの3元分子量ポリオール混合物(従来通りの遊離 TDI水準を有する)は、予想通り先行技術を超えるほどの改善がされないこと がわかる。しかしながら、驚くべきことに、遊離TDIの低い材料はテキサス・ フレックス・サイクルが劇的に改善された。この結果は、遊離TDIが少ない材 料の環境上の有利さと、本発明の教示に従って得られる樹脂から製造される最終 製品の耐用年数のために必要な耐久性とを結びつけるものである。商業上の適用可能性 本発明は、上記特定のポリエーテルウレタン化学構造により得られる優れた性 能を認識した点にある。ポリウレタン製造物品(好ましくはウレタンの成形技術 により製造される)は、かかるプレポリマーおよび硬化したエラストマーが目的 とする主要な用途である。これらの物品は、本発明のエラストマーから作られた 素地を有しており、ベルト,ホース,エアスプリング,靴底,靴の踵,弾性体含 有の大小車輪組立部品(例えば、ローラスケートの回転輪,工業用タイヤ,自動 車タイプのエラストマーおよびタイヤ)のポリウレタンその他のエラストマーま たはゴムから従来法で製造される物品のいかなる形態を採ってもよい。本発明の エラストマーは、改善された動的屈曲寿命(改善された耐屈曲性)を必要とする いかなる物品に対しても有利である。 本化学品の好ましい最終用途の一つは、性質的には非空気圧タイヤであるが、 ハイウェイにおいて空気圧タイヤと同様の耐久性と操縦性を発揮するタイヤであ る。米国特許第4,934,425号明細書(その開示内容はすべて本願明細書 に援用する)に記載の非空気圧タイヤは、本発明のプレポリマーおよびポリウレ タンエラストマー材料の最も好ましい用途の1つであろう。この態様には、第一 の、300を超え800未満の分子量を有し、末端がイソシアネートで封鎖され た低分子量ポリエーテルポリオールと、第二の、800を超え1500未満の分 子量を有し、末端がイソシアネートで封鎖された中分子量ポリエーテルポリオー ルと、第三の、1500と10000の間の分子量を有し、末端がイソシアネー トで封鎖された高分子量ポリエーテルポリオールとを芳香族ジアミン硬化剤をも って硬化させることにより生成された、弾力のあるポリエーテルウレタンエラス トマー材料の環状体を含有する、改善されたヒステリシスと耐屈曲疲労を有する 周軸回転可能な非空気圧タイヤが包含される。さらに特殊化された態様において は、前述のトリモーダルのプレポリマーおよびエラストマーは、米国特許第4, 934,425号明細書の装置の環状体を製作するのに使用されるが、この米国 特許第4,934,425号明細書には、環状体を有するタイヤ構造体が開示さ れており、この環状体は、外周部に配置された一般に円筒状の外部部材と、該外 部部材と同軸にこれから半径方向内側に間隔を介して配置された一般に円筒状の 内部部材と、対応する内外端部で上記円筒状の内外部部材に連結すると共に間隔 を介して外周縁に配置された軸方向に延びる複数のリブ部材とをそれぞれ有し、 該リブ部材はその内端部で交差する半径面に対して一般に約0°から75°の角 度で傾斜しており、更に反対側面を持つ少なくとも1つのウェブ部材を有し、該 ウェブ部材は上記円筒状の内外部部材にそれぞれ連結した内部および外部周縁部 を持ち、ウェブ部材はまた少なくとも1つの側面上で少なくとも1つの上記リブ 部材に連結してこれによりリブ部材と一緒になって円筒状の外部部材に積荷運搬 構造体を形成し、該積荷運搬構造体は局部的に荷重がかけられた部材を留具で締 めることができるように構成されている。 請求の範囲 1. a)トルエンジイソシアネートを、300を超え800未満の分子量を 有する第一の低分子量ポリエーテルポリオール、800を超え1500未満の分 子量を有する第二の中分子量ポリエーテルポリオール、および1500と100 00の間の分子量を有する第三の高分子量ポリエーテルポリオールの少なくとも 3つの異なる分子量(Mn)のポリオールを含む長鎖ジオール成分と反応させて 、末端がイソシアネートで封鎖されたプレポリマーを生成させる工程、および b)未反応のトルエンジイソシアネートを、上記の末端がイソシアネートで封鎖 されたプレポリマーから、トルエンジイソシアネート含量が0.5重量%未満の 水準まで除去する工程、 を含む、遊離のトルエンジイソシアネート含量が0.5重量%未満である、トリ モーダルの分子量を有するポリエーテルポリオールプレポリマーの製造法。 2. 芳香族ジアミン硬化剤と、 遊離の揮発性ジイソシアネート含量が0.5重量%未満であり、300を超え 800未満の分子量を有する第一の低分子量ポリエーテルポリオール、800を 超え1500未満の分子量を有する第二の中分子量ポリエーテルポリオール、お よび1500と10000の間の分子量を有する第三の高分子量ポリエーテルポ リオールを含む少なくとも3つの異なる分子量を有するポリオールを含み、末端 がイソシアネートで封鎖されたプレポリマーを生成する、トリモーダルの分子量 を有するポリエーテルポリオールプレポリマー との反応により生成されるポリウレタンエラストマー。 3. 前記ポリエーテルポリオールがポリテトラメチレンエーテルグリコール である、請求項1記載の方法により得られるプレポリマー。 4. 第一のポリテトラメチレンエーテルグリコールの分子量が400と70 0の間にあり、第二のポリテトラメチレンエーテルグリコールの分子量がと11 00の間にあり、第三のポリテトラメチレンエーテルグリコールの分子量が20 00と4500の間にある、請求項3記載の方法により得られるプレポリマー。 5. 前記ポリエーテルウレタンエラストマーが、80から115の範囲の芳 香族ジアミン硬化剤に対する第一、第二および第三の末端がイソシアネートで封 鎖されたグリコールとのモル当量比(ポリオール基のモル数に対するイソシアネ ート末端基のモル数)を有する、請求項2記載のポリウレタンエラストマー。 6. イソシアネート基と水酸基との比が2.0:1.0から2.6:1.0 の範囲にある、請求項2記載のポリウレタンエラストマー。 7. 芳香族ジアミン硬化剤が4,4′−メチレン−ビス(2−クロロアニリ ン)である、請求項2記載のポリウレタンエラストマー。 8. a)第一、第二および第三の、末端がトルエンジイソシアネートで封鎖 されたポリオールプレポリマーを混合してプレポリマーの混合物を形成する工程 (ここで、各プレポリマー中の遊離トルエンジイソシアネート含量は0.5重量 %より多く、第一の末端がトルエンジイソシアネートで封鎖されたポリオールプ レポリマーはトルエンジイソシアネートと300を超え800未満の分子量を有 する第一の低分子量ポリエーテルポリオールとの反応生成物であり、第二の末端 がトルエンジイソシアネートで封鎖されたポリオールプレポリマーはトルエンジ イソシアネートと800を超え1500未満の分子量を有する第二の中分子量ポ リエーテルポリオールとの反応生成物であり、第三の末端がトルエンジイソシア ネートで封鎖されたポリオールプレポリマーはトルエンジイソシアネートと15 00と10000の間の分子量を有する第三の高分子量ポリエーテルポリオール との反応生成物である)、および b)未反応のトルエンジイソシアネートを、上記のプレポリマーの混合物から、 トルエンジイソシアネート含量が0.5重量%未満の水準まで除去する工程、 を含む、遊離のトルエンジイソシアネート含量が0.5重量%未満である、トリ モーダルの分子量を有するポリエーテルポリオールプレポリマーの製造法。 9. a)トルエンジイソシアネートと300を超え800未満の分子量を有 する第一の低分子量ポリエーテルポリオールとの反応生成物として第一の末端が トルエンジイソシアネートで封鎖されたポリオールプレポリマーを製造する工程 、 b)トルエンジイソシアネートと800を超え1500未満の分子量を有する第 二の中分子量ポリエーテルポリオールとの反応生成物として第二の末端がトルエ ンジイソシアネートで封鎖されたポリオールプレポリマーを製造する工程、 c)トルエンジイソシアネートと1500と10000の間の分子量を有する第 三の高分子量ポリエーテルポリオールとの反応生成物として第三の末端がトルエ ンジイソシアネートで封鎖されたポリオールプレポリマーを製造する工程、 d)未反応のトルエンジイソシアネートを、上記第一、第二および第三の末端が トルエンジイソシアネートで封鎖されたポリオールプレポリマーのそれぞれの中 のトルエンジイソシアネート含量が0.5重量%未満の水準まで除去する工程、 および e)上記第一、第二および第三の末端がトルエンジイソシアネートで封鎖された ポリオールプレポリマー(いずれのプレポリマーの遊離のトルエンジイソシアネ ート含量も0.5重量%未満の水準である)を混合して、上記トリモーダルの分 子量を有するポリエーテルポリオールプレポリマーを製造する工程、 を含む、遊離のトルエンジイソシアネート含量が0.5重量%未満である、トリ モーダルの分子量を有するポリエーテルポリオールプレポリマーの製造法。 10. 芳香族ジアミン硬化剤と、 遊離の揮発性ジイソシアネート含量が0.5重量%未満であり、300を超え 800未満の分子量を有する第一の低分子量ポリエーテルポリオール、800を 超え1500未満の分子量を有する第二の中分子量ポリエーテルポリオール、お よび1500と10000の間の分子量を有する第三の高分子量ポリエーテルポ リオールを含む少なくとも3つの異なる分子量を有するポリオールを含み、末端 がイソシアネートで封鎖されたプレポリマーを生成する、トリモーダルの分子量 を有するポリエーテルポリオールプレポリマー との反応により生成されたポリウレタンエラストマーの素地を含む、耐屈曲疲労 が改善されたエラストマー物品。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. a)トルエンジイソシアネートを、約300を超え800未満の分子量 を有する第一の低分子量ポリエーテルポリオール、約800を超え1500未満 の分子量を有する第二の中分子量ポリエーテルポリオール、および1500と1 0000の間の分子量を有する第三の高分子量ポリエーテルポリオールの少なく とも3つの異なる分子量のポリオールを含む長鎖ジオール成分と反応させて、末 端がイソシアネートで封鎖されたプレポリマーを生成させる工程、および b)未反応のトルエンジイソシアネートを、上記の末端がイソシアネートで封鎖 されたプレポリマーから、トルエンジイソシアネート含量が0.5重量%未満の 水準まで除去する工程、 を含む、遊離のトルエンジイソシアネート含量が0.5重量%未満である、トリ モーダルの分子量を有するポリエーテルポリオールプレポリマーの製造法。 2. 芳香族ジアミン硬化剤と、 遊離のトルエンジイソシアネート含量が0.5重量%未満であり、約300を 超え800未満の分子量を有する第一の低分子量ポリエーテルポリオール、80 0を超え1500未満の分子量を有する第二の中分子量ポリエーテルポリオール 、および1500と10000の間の分子量を有する第三の高分子量ポリエーテ ルポリオールを含む少なくとも3つの異なる分子量を有するポリオールを含み、 末端がイソシアネートで封鎖されたプレポリマーを生成する、トリモーダルの分 子量を有するポリエーテルポリオールプレポリマー との反応により生成されるポリウレタンエラストマー。 3. 前記ポリエーテルポリオールがポリテトラメチレンエーテルグリコール である、請求項1記載のプレポリマー。 4. 第一のポリテトラメチレンエーテルグリコールの分子量が400と70 0の間にあり、第二のポリテトラメチレンエーテルグリコールの分子量が800 と1100の間にあり、第三のポリテトラメチレンエーテルグリコールの分子量 が2000と4500の間にある、請求項3記載のプレポリマー。 5. 前記ポリエーテルウレタンエラストマーが、約80から約115の範囲 の芳香族ジアミン硬化剤に対する第一、第二および第三の末端がイソシアネート で封鎖されたグリコールとのモル当量比を有する、請求項2記載のポリウレタン エラストマー。 6. イソシアネート基と水酸基との比が約2.0:1.0から2.6:1. 0の範囲にある、請求項2記載のポリウレタンエラストマー。 7. 芳香族ジアミン硬化剤が4,4′−メチレン−ビス(2−クロロアニリ ン)である、請求項2記載のポリウレタンエラストマー。 8. a)第一、第二および第三の、末端がトルエンジイソシアネートで封鎖 されたポリオールプレポリマーを混合してプレポリマーの混合物を形成する工程 (ここで、各プレポリマー中の遊離トルエンジイソシアネート含量は0.5重量 %より多く、第一の末端がトルエンジイソシアネートで封鎖されたポリオールプ レポリマーはトルエンジイソシアネートと約300を超え800未満の分子量を 有する第一の低分子量ポリエーテルポリオールとの反応生成物であり、第二の末 端がトルエンジイソシアネートで封鎖されたポリオールプレポリマーはトルエン ジイソシアネートと800を超え1500未満の分子量を有する第二の中分子量 ポリエーテルポリオールとの反応生成物であり、第三の末端がトルエンジイソシ アネートで封鎖されたポリオールプレポリマーはトルエンジイソシアネートと1 500と10000の間の分子量を有する第三の高分子量ポリエーテルポリオー ルとの反応生成物である)、および b)未反応のトルエンジイソシアネートを、上記のプレポリマーの混合物から、 トルエンジイソシアネート含量が0.5重量%未満の水準まで除去する工程、 を含む、遊離のトルエンジイソシアネート含量が0.5重量%未満である、トリ モーダルの分子量を有するポリエーテルポリオールプレポリマーの製造法。 9. a)トルエンジイソシアネートと約300を超え800未満の分子量を 有する第一の低分子量ポリエーテルポリオールとの反応生成物として第一の末端 がトルエンジイソシアネートで封鎖されたポリオールプレポリマーを製造する工 程、 b)トルエンジイソシアネートと800を超え1500未満の分子量を有する第 二の中分子量ポリエーテルポリオールとの反応生成物として第二の末端がトルエ ンジイソシアネートで封鎖されたポリオールプレポリマーを製造する工程、 c)トルエンジイソシアネートと1500と10000の間の分子量を有する第 三の高分子量ポリエーテルポリオールとの反応生成物として第三の末端がトルエ ンジイソシアネートで封鎖されたポリオールプレポリマーを製造する工程、 d)未反応のトルエンジイソシアネートを、上記第一、第二および第三の末端が トルエンジイソシアネートで封鎖されたポリオールプレポリマーのそれぞれの中 のトルエンジイソシアネート含量が0.5重量%未満の水準まで除去する工程、 および e)上記第一、第二および第三の末端がトルエンジイソシアネートで封鎖された ポリオールプレポリマー(いずれのプレポリマーの遊離のトルエンジイソシアネ ート含量も0.5重量%未満の水準である)を混合して、上記トリモーダルの分 子量を有するポリエーテルポリオールプレポリマーを製造する工程、 を含む、遊離のトルエンジイソシアネート含量が0.5重量%未満である、トリ モーダルの分子量を有するポリエーテルポリオールプレポリマーの製造法。 10. 芳香族ジアミン硬化剤と、 遊離のトルエンジイソシアネート含量が0.5重量%未満であり、約300を 超え800未満の分子量を有する第一の低分子量ポリエーテルポリオール、80 0を超え1500未満の分子量を有する第二の中分子量ポリエーテルポリオール 、および1500と10000の間の分子量を有する第三の高分子量ポリエーテ ルポリオールを含む少なくとも3つの異なる分子量を有するポリオールを含み、 末端がイソシアネートで封鎖されたプレポリマーを生成する、トリモーダルの分 子量を有するポリエーテルポリオールプレポリマー との反応により生成されたポリウレタンエラストマーの素地を含む、耐屈曲疲労 が改善されたエラストマー物品。
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