JPH1149487A - 帯体の進退作動装置 - Google Patents

帯体の進退作動装置

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JPH1149487A
JPH1149487A JP21808497A JP21808497A JPH1149487A JP H1149487 A JPH1149487 A JP H1149487A JP 21808497 A JP21808497 A JP 21808497A JP 21808497 A JP21808497 A JP 21808497A JP H1149487 A JPH1149487 A JP H1149487A
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reciprocating
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belt body
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JP21808497A
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Kichisaburo Abe
吉三郎 安部
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SANIN BOORUTO SEISAKUSHO KK
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SANIN BOORUTO SEISAKUSHO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 屈折防止用の複数の規制部材を有する帯体を
コンパクトに収納すると共に、帯体を繰出装置の作動片
によって円滑に進退繰出することができる進退作動装置
を提供する。 【解決手段】 屈折防止用の複数の規制部材3を有する
帯体5を収納装置6内に進退繰出可能に収納し、該帯体
5の頭部で作動部材7を進退作動させる進退作動装置の
前記帯体5を、収納装置6内に真直姿勢で収納すると共
に、帯体5の終端部を繰出装置6aの作動片65に連結
することにより、帯体5を収納装置6から収納方向の一
側に繰り出して相隣る規制部材3を接合させて作動部5
aを進退可能に形成する進退作動装置としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、規制部材を有する
帯体を進退作動させる進退作動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、キャスターを有する機台上に昇降
運動発生装置を備えたリフト台車は、機台と昇降台との
間にクロスリンク機構と油圧シリンダを設けて、該油圧
シリンダの進退直線運動をクロスリンク機構を介して変
換し、昇降台を昇降作動させるように構成したものが公
知である。上記クロスリンク機構は、一対のリンク杆の
中途部を交差させた状態で連結軸で連結し、且つリンク
杆の可動側に設けたローラを機台と昇降台の両側に形成
されたガイド溝内にスライド可能に嵌挿し、該リンク杆
の可動側を機台に設けた油圧シリンダで押動することに
より、クロスリンク機構を伸長し昇降台を上昇作動させ
るようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】然し上記のようなリフ
ト台車は、昇降台の最下降位置において油圧シリンダで
クロスリンク機構を伸長しようとするとき、両者のリン
ク比によって始動初期に過大な押動力を要するので、昇
降されるワークの自重に対し大出力型の油圧シリンダを
用いなければならないと共に、その取付け支持部材も厚
肉で剛性高く形成されて、機体重量が重くなるうえにコ
スト高になる等の問題がある。また油圧シリンダを用い
ることにより機体が大型化すると共に、油圧ポンプ及び
切換操作バルブ並びに油圧タンクやパイピング等多くの
部品からなる駆動手段を必要とし、設置スペースの制約
や機体重量が増大する等の問題がある。
【0004】一方、これらの問題を解消する上で上記昇
降運動発生装置として、屈折防止用の規制部材を備えた
帯体を進退繰出可能に機台に設けて、該帯体の頭部で昇
降台を昇降させるようにリフト台車を構成すると、初期
始動を小動力で円滑に行うことができるが、この場合帯
体の収納を機台側に上下高さを低くしながらコンパクト
に纏める必要があると共に、的確に進退繰出させること
が求められる。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記従来の問題
点を解消するために次の手段としている。第1に、屈折
防止用の複数の規制部材3を有する帯体5を収納装置6
内に進退繰出可能に収納し、該帯体5の頭部で作動部材
7を進退作動させる進退作動装置において、前記帯体5
を収納装置6内に真直姿勢で収納すると共に、帯体5の
終端部を繰出装置6aの作動片65に連結することによ
り、帯体5を収納装置6から収納方向の一側に繰り出し
て相隣る規制部材3を接合させて作動部5aを進退可能
に形成する進退作動装置としたことを特徴としている。
【0006】第2に、収納装置6内に収納する帯体5の
収納方向と、繰出装置6aの作動片65の作動方向を略
平行状に構成してなる請求項1の進退作動装置。
【0007】第3に、繰出装置6aの作動片65をネジ
杆63に螺合させて帯体5と連結することより、帯体5
を進退繰出しさせる請求項1又は2の進退作動装置。
【0008】第4に、収納装置6と繰出装置6a及びそ
の駆動部6bとを作動ケース60に一体的に構成してな
る請求項1又は2又は3の進退作動装置。
【0009】第5に、進退作動装置1aの作動ケース6
0を、リフト台車1の機台2の構造枠にすると共に、帯
体5の作動部5aで昇降台7を昇降作動させるように構
成した請求項1又は2又は3又は4の進退作動装置。
【0010】第6に、帯体5の作動部5aを、リフト台
車1に立設したハンドル4に沿って近接させる請求項1
又は2又は3又は4又は5の進退作動装置。
【0011】第7に、昇降台7の一側にガイド部77を
凹入形成すると共に、該ガイド部77をリフト台車1の
ハンドル4に嵌挿して昇降台7の昇降を行うように構成
した請求項1又は2又は3又は4又は5又は6の進退作
動装置。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の一実施形態を図面に基づ
き説明する。図1〜図3において1は、本発明に係わる
作動部材の進退作動装置1aを用いた利用作業機の一例
として示すリフト台車(機体)である。このリフト台車
1は、機台(機体フレーム)2の後部に操縦把手用の支
柱(ハンドル)4を後述する構成を以て折り畳み可能に
立設していると共に、4隅に走行輪(キャスター)2K
を設けて手押し走行可能に構成している。そして、この
機台2の央部に直線運動発生装置としての進退作動装置
1aを前後方向に取付固定している。
【0013】上記進退作動装置1aは、規制部材3を1
リンク毎に有する一本のチェーン(帯体)5によって鉛
直方向の作動部5aを進退可能に形成すると共に、作動
部5a側のチェーン5の頭部を、機台2上でこれと略同
形状に形成される板状の昇降台(作動部材)7の後方裏
面に連結している。また該チェーン5の他端側(終端
部)は、後述する繰出装置6aの作動片65に連結固定
させており、ハンドル4の上部に設置した操作スイッチ
13等の操作によって、繰出装置6aは駆動されチェー
ン5を進退繰出作動することにより昇降台7を昇降可能
に構成している。
【0014】このリフト台車1は、繰り出されたチェー
ン5及び規制部材3で形成される作動部5aの前側に、
在来の構成からなるクロスリンク機構2aを配置してお
り、これにより機台2に対し昇降台7を水平姿勢に支持
して、帯体5の進退作動に伴い昇降台7を水平姿勢を維
持しながら安定よく昇降作動させる進退ガイド部材とな
るように構成している。即ち、上記クロスリンク機構2
aは、機台2と昇降台7との後部側両側に突設した支軸
70,70に一対のリンク杆(昇降支持杆)71,72
の端部を軸支すると共に、該リンク杆71,72の中途
部を交差させた状態で両側の対となる交差点を連結軸7
3で連結し、且つリンク杆71,72の他端に設けたロ
ーラ75,75を機台2と昇降台7の前両側に形成した
ガイド溝2Gと7G内にスライド可能に各嵌挿して構成
している。
【0015】以下各部の詳細構造について説明する。先
ずハンドル4及び昇降台7との関連について説明する
と、ハンドル4は、機台2の後端面の央部に固定された
箱型状の支持ケース40に対し、両側にハンドル杆41
aを突設した矩形断面のハンドル支柱41を取付軸42
及び切換軸43等からなる切換機構を介して、図2の起
立姿勢と点線で示す折り畳みの格納姿勢とに切換可能に
構成している。また上記支持ケース40内には、後述す
るネジ杆63を駆動する駆動モータ10及びその電源用
のバッテリ11並びにコントロールボックス12等をメ
ンテナンス可能に順次上方に重ねて設置している。
【0016】またハンドル支柱41の上部には上記駆動
モータ10の正逆回転及び停止操作等を自在に行う操作
スイッチ13を設けている。図示例においてこの操作ス
イッチ13は、上部側縁45よりも凹入させた状態で取
付けることにより、ハンドル4の格納姿勢において操作
スイッチ13が不慮に作動されることのないように配慮
してある。尚、上記ハンドル4は格納姿勢の切り換えに
伴い、駆動モータ10と操作スイッチ13との通電を自
動的にOFFにするよう自動切換手段(不図示)を設け
てもよい。
【0017】そして、図1,図3に示すようにこのハン
ドル4は、昇降台7の後端央部にハンドル4の断面形状
に切欠し凹入形成したガイド部77を小隙を有して嵌挿
させており、昇降台7が昇降作動する際の横揺れをハン
ドル4自身が規制する揺れ防止部材に兼ねさせるように
している。従って、この構成により昇降台7は、後部の
両側を後方に延長することができるので、ハンドル4の
両側を利用して昇降台7の荷積み面積を機体を大型化さ
せることなく簡潔な構成で拡大することができるので、
リフト台車1による荷物の運搬並びに取扱性の向上を図
ることができる等の利点を有している。
【0018】またハンドル4は、前記作動部5aを規制
部材3に近設して後方から覆うので、ハンドル4はチェ
ーン5のカバー部材をも兼ねることができると共に、障
害物が前方から不慮に接当する場合でも、ハンドル4に
規制されて屈曲方向の折れ曲がりを良好に防止すること
ができるものである。尚、同図(B)に示すようにハン
ドル4の形状は上記のものに限ることなく任意な断面形
状で昇降台7を案内規制するようにしてもよい。即ち、
このハンドル4は、断面形状を二等辺三角形状としてそ
の頂部を昇降台7側に向けている。これによれば、昇降
台7を良好に案内規制するものでありながら、前述のも
のよりも昇降台7の面積を拡大することができる等の利
点がある。
【0019】次に図5〜図7を参照し進退作動装置1a
の構成について説明する。図示例の進退作動装置1a
は、チェーン5を進退繰出可能に収納する収納装置6
と、チェーン5の収納方向に沿ってその上部又は下部に
おいて(本発明の実施形態では下部)、チェーン5の他
端(終端部)と連結してチェーン5を進退繰出可能に駆
動する繰出装置6aと、該繰出装置6aを駆動する前記
駆動モータ10等からなる駆動部6b等で構成してい
る。そして、収納装置6と繰出装置6aは、チェーン5
の収納長さ(進退ストローク長)を有する箱型の作動ケ
ース60によって剛体構造で一体的に囲繞しており、こ
の実施形態では、機台2の央部において単体の剛体枠構
造を以て作動ケース60を前フレーム2Fと2Rとを連
結する連結部材に兼ねて、機台2の機枠構造を簡潔で廉
価な構成にすることができるようにしている。
【0020】また上記進退作動装置1aは、収納装置6
と繰出装置6a及び駆動部6b等を、作動ケース60と
支持ケース40とを一体的に形成した状態で単体構造で
構成してもよく、この場合進退作動装置1aはアッシー
状になるので製作を簡単に行うことができると共に、リ
フト台車以外の作業機に対し油圧シリンダ等に代えて作
業機の低コスト及び軽量化等を図りながら、便利に利用
することができる等の利点がある。
【0021】上記収納装置6は、作動ケース60内でそ
の前後壁を連結する縦向きの平板状部材(ガイド板)6
1に、チェーン5のローラ50を挿入してガタツキなく
滑動案内させる、鉤型の滑らかな湾曲状の繰出溝62a
と直線状の収納溝62bとからなるガイド溝62をスト
ローク長を有して穿設形成しており、該ガイド溝62内
に挿入されたチェーン5を繰出装置6aの作動によっ
て、ガイド溝62内に収納された横収納姿勢からこれと
略直交する一側上方に向けて繰出溝62aから繰り出さ
れた縦作動姿勢に進退繰出作動可能に構成している。
【0022】尚、繰出溝62aにはチェーン5に噛合す
るスプロケット或いはガイドローラ等を設けて、チェー
ン5の湾曲部における進退繰出を案内させてもよい。ま
た上記チェーン5は、両側の各リンクプレート51を側
方に向けて屈曲した取付片51aに、ブロック状の規制
部材3をローラ間隔を有し取付ネジ等の適宜な固定手段
を以て一体的に形成していると共に、両側の規制部材
3,3がローラ巾のガイド板61によって挟持状に摺接
案内されることにより、チェーン5の横揺れを良好に防
止するようにしている。
【0023】一方、繰出装置6aは、ネジ杆63を上記
ガイド溝62の下方に沿わせて、その両側を作動ケース
60の前後枠に設けたメタル6M,6Mに軸支すると共
に、一端を前記支持ケース40内に延設し、この部を駆
動モータ10の駆動ギヤ(ウオームギヤ)10aに伝動
可能に挿通連結している。そして、図5及び図6(B)
に示すようにネジ杆63は、そのネジ部にチェーン5の
終端部に固定した作動片65を螺挿することにより、駆
動モータ10が正逆回転作動されたときネジ杆63を介
して作動片65を前後進移動させて、チェーン5をガイ
ド溝62で規制しながら、繰出ガイド溝62aから上方
に向けて変曲させて進退繰出することができるようにし
ている。
【0024】これにより、収納装置6から繰り出された
チェーン5部分は各規制部材3,3・・が互いに上下方
向に接合することにより一側方への(規制部材3の取付
側)屈曲を防止する真直な作動部5aを的確に形成する
ことができ、前記クロスリンク機構2aで水平な定姿勢
に支持された状態の昇降台7を安定よく確実に昇降作動
することができるものである。
【0025】尚、上記ネジ杆63と作動片65との螺挿
方式はボールネジ式にすることによって、チェーン5の
進退作動をよりスムースに行うことができると共に、リ
ード角を大きくすることができるので、チェーン5の進
退繰出作動をより速やかに行うことができるものであ
る。またネジ杆63を駆動させる駆動モータ10は、昇
降台7の昇降中途における停止位置維持を的確に行う上
で、モータ部と駆動ギヤ部とが予め一体的に構成された
減速機構並びに停止時制動型の、例えばギャードモータ
等を使用している。尚、駆動部6bは、図5の点線で示
すようにネジ杆63を手動ハンドル等によって外部操作
可能に構成してもよい。
【0026】以上のように構成したリフト台車1は、図
2の点線で示すように昇降台7が最下降姿勢にあるとき
には、チェーン5は収納装置6のガイド溝62内でスト
ローク長一杯に嵌挿収納された状態にあり、この状態で
荷積みを行って操作スイッチ13を上げ操作し駆動モー
タ10を正転させると、ネジ杆63が作動片65を後方
に移動させてガイド溝62内でチェーン5を押し出し、
チェーン5の頭部側を上方に向けて規制部材3を接合さ
せながら真直な作動部5aを形成して、クロスリンク機
構2aで姿勢維持されている昇降台7を所望の高さに上
昇させることができる。
【0027】また昇降台7の下降操作は、操作スイッチ
13を下降操作して駆動モータ10を逆転させると、ネ
ジ杆63は作動片65を前方移動させるので、チェーン
5は昇降台7の荷重を受け止めながらガイド溝62内に
順次収納されながら、同図の実線から点線で示すよう
に、昇降台7をクロスリンク機構2aで定姿勢に維持さ
せながら適正速度を以て円滑に下降させることができ、
これにより積替え運搬等の所期の作業を良好に行うこと
ができるものである。
【0028】この際リフト台車1は、進退作動装置1a
が上下高さが低い小型化に形成されることにより昇降台
7の地上高を可及的に低くしているので、図2の点線で
示す昇降台7の最下降姿勢において、該昇降台7に被作
動物(荷物)としての例えばパチンコ玉等を収容した箱
をハンドル4の高さ程度に多段に積み重ねた状態で、該
ハンドル4を手押し操作することにより多数の箱を安定
よく簡単に走行運搬することができるものである。尚、
ハンドル4は、昇降台7の最下降姿勢(点線)において
切換軸43を操作することにより、ハンドル支柱41を
前方側に傾倒させて折り畳むことができるので、この状
態でコンパクトな格納姿のまま自動車に載せて、リフト
台車1そのものの運搬移動をも便利に行うことができる
ものである。
【0029】このように、上記進退作動装置1aを備え
たリフト台車1は、従来のリフト台車のようにクロスリ
ンク機構2aを油圧シリンダで押動させて昇降台を間接
的に昇降させることなく、昇降台7を規制部材3を有す
るチェーン5によって下方から直接的に支えて昇降させ
るので、荷積みをした昇降台7の上昇初期から中途並び
に終期においても一定した小負荷で作動させることがで
きることとなり、駆動モータ10及びネジ杆63等の駆
動機構を大型で大容量なものにすることなく、進退作動
装置1a並びに補助支持部材としてのクロスリンク機構
2a等の小型,軽量化を図りながら、機体全体をコンパ
クトで廉価に且つ取扱い易く構成することができるもの
である。
【0030】このとき作動部5aは剛性を有した柱状部
材となって伸長作動し、規制部材3の接合により一側方
向への屈折を防止されると共に、横側方への屈折をチェ
ーン5のリンク接合並びに規制部材3の広巾な接合によ
って防止されるので、伸長時におけるチェーン剛性を良
好に創出し昇降台7の脚体を強固に構成することができ
るものである。従って、上記のような作動部5aを形成
する進退作動装置1aは、昇降台7を良好に昇降作動さ
せることができると共に、その下降状態において在来の
油圧昇降装置のように油圧シリンダ等の支柱部分を上下
方向に残置させないので、簡潔な構成で利便性の高い昇
降装置等の作業機を製作することができる等の利点も有
する。
【0031】尚、チェーン5及び規制部材3の構成は図
示例のものに限ることなく、例えばチェーン5のリンク
プレート51aそのものを方形状に屈曲形成することに
より規制部材3を一体的に構成してもよく、また規制部
材3は合成樹脂材或いはセラミック材によって形成した
ものをチェーン5に取付けてもよく、また規制部材3と
チェーン5とを合成樹脂材によってチェーン状或いはベ
ルト状に一体的に形成してもよいものである。また図示
例のように左右に分割取付けされた規制部材3,3を一
連に一体化させて設ける場合は、ガイド溝62はチェー
ン5と共に規制部材3を案内する大きさに形成すると共
に、ガイド溝62と規制部材3との両者間に滑動手段を
付設するとよい。
【0032】またネジ杆63は図示例のものに限ること
なく、例えばチェーン5の両側方に沿設し該チェーン5
を進退繰出するようにしてもよい。また既述のように構
成した収納装置6は、ネジ杆による繰出方式に代えて、
チェーン5の収納方向に沿わせて油圧シリンダを設ける
と共に、そのピストンの頭部に形成した作動片をチェー
ン5と連結することにより、該チェーン5を進退繰出作
動するように構成した繰出装置を用いることもできるも
のである。
【0033】次に図8,図9において、本発明の応用例
並びに別の使用例等について説明する。図8は本発明の
進退作動装置1aをプレス用の作業機1に用いた実施形
態を示し、この場合、進退作動装置1aは機台2の一側
に立設した支柱20に内装構成し、収納したチェーン5
の頭部で該支柱20にスライド可能に設けた作動部材
(プレス部)7を押動可能に支持している。またこのプ
レス作業機1は、支柱20の上部に設けた機筐21内
に、既述のチェーン5と規制部材3と同様な構成のチェ
ーン5bを有した別の巻取り方式の構成からなる進退作
動装置1bを設置し、このチェーン5bを前記チェーン
5と共に作動部材7を押動可能に支持している。
【0034】上記構成によりプレス作業機1は、進退作
動装置1a,1bを同時駆動することによりチェーン
5,5bを進退繰出して作動部5aを形成し、作動部材
7をプレス作動させるものである。尚、上記の使用態様
はプレス機に限ることなく機体を横向きに設置し、作動
部材7を左右に往復作動させることにより在来の工作機
械や加工装置に適用させてもよい。
【0035】図9は本発明の進退作動装置1aを短距離
型のエレベータ等の昇降装置(作業機)1に用いた実施
形態を示し、この場合、進退作動装置1aは機台2の側
方で床面Fと天井面C間に立設した支柱20に内装構成
し、収納したチェーン5の頭部で該支柱20にスライド
可能に設けた作動部材(エレベータ台)7を点線に示す
ように昇降可能に支持し、また作動部材7を図8のもの
と同様な構成を以てチェーン5bと連結している。従っ
て、この構成により作動部材7は、チェーン5,5bの
収納量に応じ簡潔でコンパクトな構成を有し、階上のフ
ロアーF1に対し円滑に昇降作動させることができるも
のであり、一般住宅或いは工場や作業場における簡易型
のエレベータとして好適化することができるものであ
る。
【0036】
【発明の効果】本発明は以上説明したように構成されて
いるので、以下に記載するような効果を奏することがで
きる。請求項1の発明により、屈折防止用の複数の規制
部材を有する帯体を収納装置内に真直姿勢で収納するこ
とにより、帯体を直線状態でコンパクトに収納すると共
に、帯体の頭部に掛かる負荷を収納姿勢にある帯体及び
規制部材で良好に受け止めることができる。また帯体を
その終端部に設けた繰出装置の作動片によって円滑に進
退繰出することができ、収納方向と異なる一側に向けて
屈折を防止した作動部を的確に形成し、作動部材の作動
を良好且つコンパクトな構成を以て行うことができる。
【0037】請求項2の発明により、帯体の収納方向と
作動片の作動方向を略平行状に設けることにより、収納
装置と繰出装置とを近接させて進退作動装置をコンパク
トに構成することができると共に帯体の進退繰出作動を
円滑に行うことができる。
【0038】請求項3の発明により、作動片をネジ杆の
回転によって移動させることにより、帯体を円滑に進退
繰出作動することができると共に、該進退繰出作動を駆
動モータを用いて簡単に行うことができ、また進退作動
装置を簡潔で廉価に構成することができる。さらに、進
退作動装置の取扱性の向上並びに軽量化を図ることがで
きて、リフト台車等の作業機への利用を容易にすること
ができる。また長いストロークの作動部を形成可能な帯
体を、ネジ杆に沿わせるのでコンパクトに収納すること
ができる等の利点がある。
【0039】請求項4の発明により、一つの作動ケース
に収納装置と繰出装置及び駆動部とを一体的に構成した
ことにより、製作及び取扱性を簡単且つ容易に行うこと
ができる。
【0040】請求項5の発明により、進退作動装置の作
動ケースをリフト台車の機台の構造枠にすることによ
り、リフト台車の構造を簡単且つ廉価に製作することが
できると共に、昇降台を的確に昇降作動することができ
る。また上記構成したリフト台車は、従来のリフト台車
のようにクロスリンク機構を油圧シリンダで押動させて
昇降台を間接的に昇降させることなく、昇降台を規制部
材を有する帯体によって下方から直接的に支えて昇降さ
せるので、一定した小負荷で作動させることができ、構
成部材の小型,軽量化を図りながら機体全体をコンパク
トで廉価に且つ取扱い易く構成することができる等の利
点がある。
【0041】請求項6の発明により、帯体と規制部材に
よって形成される作動部をハンドルを利用して覆うこと
により、作動部の保護及び屈折防止等を良好に行うこと
ができる。
【0042】請求項7の発明により、昇降台に凹入形成
したガイド部を、リフト台車のハンドルに嵌挿して昇降
台の昇降を行うようにしたことにより、昇降台の昇降時
等における揺れをハンドルで良好に防止すると共に、昇
降台の荷積み面積を簡単に拡大することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の進退作動装置を備えたリフト台車の斜
視図。
【図2】図1の側面図。
【図3】(A)は図1の平面図。(B)はハンドルの別
の実施形態を示す断面図。
【図4】図1の背面図。
【図5】図1の進退作動装置の構成及び作用を示す断面
図。
【図6】(A)は図1のAーA線断面図。(B)は図1
のBーB線断面図。
【図7】繰出装置のガイド板の側面図。
【図8】進退作動装置をプレス作業機に用いた別実施形
態の側面図。
【図9】進退作動装置を昇降作業機に用いた別実施形態
の側面図。
【符号の説明】
1 リフト台車(作業機) 2 機台 3 規制部材 4 ハンドル 5 チェーン(帯体) 5a 作動部 6 収納装置 6a 繰出装置 6b 駆動部 7 昇降台(作動部材) 40 支持ケース 60 作動ケース 63 ネジ杆 65 作動片 77 ガイド部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 屈折防止用の複数の規制部材(3)を有
    する帯体(5)を収納装置(6)内に進退繰出可能に収
    納し、該帯体(5)の頭部で作動部材(7)を進退作動
    させる進退作動装置において、前記帯体(5)を収納装
    置(6)内に真直姿勢で収納すると共に、帯体(5)の
    終端部を繰出装置(6a)の作動片(65)に連結する
    ことにより、帯体(5)を収納装置(6)から収納方向
    の一側に繰り出して相隣る規制部材(3)を接合させて
    作動部(5a)を進退可能に形成する進退作動装置。
  2. 【請求項2】 収納装置(6)内に収納する帯体(5)
    の収納方向と、繰出装置(6a)の作動片(65)の作
    動方向を略平行状に構成してなる請求項1の進退作動装
    置。
  3. 【請求項3】 繰出装置(6a)の作動片(65)をネ
    ジ杆(63)に螺合させて帯体(5)と連結することよ
    り、帯体(5)を進退繰出しさせる請求項1又は2の進
    退作動装置。
  4. 【請求項4】 収納装置(6)と繰出装置(6a)及び
    その駆動部(6b)とを作動ケース(60)に一体的に
    構成してなる請求項1又は2又は3の進退作動装置。
  5. 【請求項5】 進退作動装置(1a)の作動ケース(6
    0)を、リフト台車(1)の機台(2)の構造枠にする
    と共に、帯体(5)の作動部(5a)で昇降台(7)を
    昇降作動させるように構成した請求項1又は2又は3又
    は4の進退作動装置。
  6. 【請求項6】 帯体(5)の作動部(5a)を、リフト
    台車(1)に立設したハンドル(4)に沿って近接させ
    る請求項1又は2又は3又は4又は5の進退作動装置。
  7. 【請求項7】 昇降台(7)の一側にガイド部(77)
    を凹入形成すると共に、該ガイド部(77)をリフト台
    車(1)のハンドル(4)に嵌挿して昇降台(7)の昇
    降を行うように構成した請求項1又は2又は3又は4又
    は5又は6の進退作動装置。
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