JPH1148966A - バラスト回収作業車 - Google Patents

バラスト回収作業車

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Publication number
JPH1148966A
JPH1148966A JP21077097A JP21077097A JPH1148966A JP H1148966 A JPH1148966 A JP H1148966A JP 21077097 A JP21077097 A JP 21077097A JP 21077097 A JP21077097 A JP 21077097A JP H1148966 A JPH1148966 A JP H1148966A
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JP
Japan
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ballast
work vehicle
scraper
intermediate stay
chains
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Pending
Application number
JP21077097A
Other languages
English (en)
Inventor
Tamaki Shiomi
環 塩見
Hiroki Shiozaki
宏紀 塩崎
Shinichi Handa
真一 半田
Yoshikazu Takami
嘉一 高見
Eizo Nishigori
栄蔵 錦織
Masao Fujioka
政男 藤岡
Tetsuo Meguro
徹男 目黒
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
MEGURO KOGYO KK
NISHI NIPPON KIKAI HOSEN KK
West Japan Railway Co
Original Assignee
MEGURO KOGYO KK
NISHI NIPPON KIKAI HOSEN KK
West Japan Railway Co
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Publication date
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  • Machines For Laying And Maintaining Railways (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 バラストの回収残りを少なくできると共に能
率的に未回収のバラストが回収でき、作業員にかかる負
担を軽減できるバラスト回収作業車を提供する。 【解決手段】 バラスト回収作業車1は、鉄道走行用の
台車3上に、枕木Aの両端部にその先端部を埋設させる
べく前方に傾斜可能に設けた一対のスクレーパチェーン
2,2と、スクレーパチェーン2,2間に架設すること
で該スクレーパチェーン2,2と無端状をなして枕木A
下部のバラストBを掻き取りつつ搬送する中間ステー4
と、中間ステー4及びスクレーパチェーン2,2の駆動
用の主電動機5とを備え、台車3の進行方向後方で該台
車3の両側部に、バラスト回収高さ位置からスクレーパ
チェーン2,2の搬送経路下流部へと搬送する搬送機構
6を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鉄道の枕木に敷設
された古いバラストを回収する作業車に係り、特にその
作業効率の向上を図るバラスト回収作業車に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、鉄道用のバラストと称される道床
砂利は、枕木の下部に敷設されており、軌条においてバ
ラストが古くなった場合には、専用のバラスト回収車を
走行させて古いバラストの回収作業を行っている。バラ
スト回収車は、通常、枕木の両端部にその先端部を埋設
させるべく前方に傾斜可能に設けた一対のスクレーパチ
ェーンと、これら対をなすスクレーパチェーン間に架設
して該スクレーパチェーンと無端状をなす中間ステー
と、無端状となったスクレーパチェーン及び中間ステー
に搬送動力を与える主電動機とを備え、その他回収用ホ
ッパー、所定箇所へ回収したバラストを搬送する搬送コ
ンベア、及び鉄道走行用の台車とからなる。
【0003】上記したバラスト回収車を用いて古いバラ
ストを回収するには、まず、準備段階として、作業員に
よってある枕木間の下部及びその両端部分に位置するバ
ラストを回収し、先に一対のスクレーパチェーンの先端
部を枕木の両端箇所に位置させる。その後、バラストが
回収された枕木下部のスクレーパチェーン間に中間ステ
ーを架設する。この中間ステーは、対をなすスクレーパ
チェーン間に架設されて該スクレーパチェーンと無端状
をなし、バラスト回収車の本体台車上に設けた主電動機
の動力によって、一方のスクレーパチェーン(チェーン
送り)、中間ステー(バラストの掻き取り)、他方のス
クレーパチェーン(バラストの搬送)と伝達駆動する。
【0004】そして、バラスト回収車を前進させつつ主
電動機を駆動すると、枕木下部及び枕木の両端下部に堆
積したバラストが掻き取られ、掻き取られたバラスト
は、バラスト回収車の本体台車上に設けたホッパーへと
順次搬送される。このとき、上記バラスト回収車によっ
て回収できなかったバラストは、該回収車の脇に待機し
ている作業員によって、順次スコップで回収して、前進
するバラスト回収車と共に一輪車などで移動しつつ、ス
クレーパチェーン先端部に存在する開口部分へとスコッ
プで挿入する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来のバラスト回収車を用いたバラスト回収において
は、大雑把なバラスト回収はバラスト回収車によって行
われるのであるが、実際に古いバラストを完全に回収し
ようとすると、どうしても作業員による手作業に頼らざ
るを得なかった。そして、その作業員による作業は、上
記したように、スコップで回収されなかったバラストを
回収して、前進するバラスト回収車と共に一輪車などで
移動しつつ、スクレーパチェーン先端部に存在する開口
部分へとスコップで移すといった非常に非能率的作業を
行う必要があった。さらに、スクレーパチェーンは、掻
き込んだバラストと共に搬送循環移動しているため、そ
の先端部に存在する開口部分に作業員が近付いて作業す
ることは危険であると共に、開口部分は、構造上腰より
も高い位置とならざるを得ず、バラスト投入時に、作業
員にかかる負担が大きかった。
【0006】また、中間ステーによる掻き取り深さが深
くなると、どうしても枕木下面と中間ステー上部との間
に隙間が生じ、中間ステーの上方に堆積するバラスト
が、該中間ステーの上部を乗り越えて後方へと溢れ、結
果として中間ステーでは回収されずに作業員の手によっ
て回収せざるを得ないといった問題があり、これも上記
した作業員の負担となる要因の一つとなっていた。
【0007】本発明は上記した問題を解消するためにな
されたものであり、バラストを回収する際に回収残りを
少なくすると共に、能率的に未回収のバラストを作業員
により回収することができ、さらに、作業員による回収
時に作業員にかかる負担を軽減することができるバラス
ト回収作業車を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明のバラスト回収作業車は、鉄道走行用台車
の進行方向後方で該台車の両側部に、バラスト回収高さ
位置からスクレーパチェーンの搬送経路下流部へと搬送
する搬送機構を設けている。そして、中間ステーで掻き
取れなかったバラストは、作業員がスコップで回収す
る。バラスト回収作業車の後方両側部に搬送機構を設け
ることで、走行中のバラスト回収作業車の前方へと作業
員が回収したバラストをわざわざ持ち運ぶことなく、作
業の進行に応じて相対的に作業員が位置することとなる
バラスト回収作業車の後方両側部において、バラスト回
収高さ位置からバラストを投入できるようにしている。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明のバラスト回収作業車は、
鉄道走行用台車上に、枕木の両端部にその先端部を埋設
させるべく前方に傾斜可能に設けてバラストを搬送する
一対のスクレーパチェーンと、これら対をなすスクレー
パチェーン間に架設することで該スクレーパチェーンと
無端状をなして枕木下部のバラストを掻き取りつつ搬送
する中間ステーと、この中間ステーを架設した状態のス
クレーパチェーンに搬送動力を与える主電動機とを備え
たバラスト回収作業車であって、鉄道走行用台車の進行
方向後方で該台車の両側部に、バラスト回収高さ位置か
ら前記スクレーパチェーンの搬送経路下流部へと搬送す
る搬送機構を設けたものである。
【0010】上記構成において、主電動機を駆動する
と、無端状となった、一方のスクレーパチェーン、中間
ステー、及び他方のスクレーパチェーンへと動力が伝達
される。無端状となったスクレーパチェーン及び中間ス
テーは、一方のスクレーパチェーンがチェーンを送り出
し、中間ステー部位において枕木と平行にチェーンが移
動して該枕木下部のバラストを掻き出し、他方のスクレ
ーパチェーンが中間ステーによって掻き出され送られた
バラストを走行用台車上まで搬送し、該走行用台車上に
設けられたホッパーに回収したバラストが排出される。
【0011】そして、中間ステーによって回収できなか
ったバラストは作業員によってスコップで回収するので
あるが、中間ステー設置箇所で回収作業をしている間に
もバラスト回収作業車は移動しているので、バラストを
回収している間に作業員はバラスト回収作業車の後方部
位に達する。従来では、作業員にて回収したバラストを
スクレーパチェーンの搬送経路上に挿入するのである
が、この挿入可能部位は、スクレーパチェーンが走行用
台車の進行方向後方に向かって上方へと傾斜しているこ
とから、作業員の手の届く作業高さ位置としては走行用
台車の前方に限られる。つまり、作業員は、回収作業を
している間に走行した走行用台車の後方から前方へとバ
ラストを逐一運んでいたのである。
【0012】そこで、本発明のバラスト回収作業車によ
れば、走行用台車の進行方向後方で該台車の両側部に、
バラスト回収高さ位置から前記スクレーパチェーンの搬
送経路下流部へと搬送する搬送機構を設けたので、作業
中に走行用台車が進行して作業員が回収作業している位
置に、すなわち、該走行用台車の後方の両側部に作業員
により回収したバラストの搬送経路が位置することとな
る。従って、作業員が回収したバラストを持ち運んで進
行する作業用台車の前方まで移動する手間が省け、ま
た、作業員に係る危険や負担が軽減する。
【0013】また、本発明のバラスト回収作業車は、必
要に応じて、中間ステーの上部に、枕木と常に当接する
長さを有した弾性体を設ければ、中間ステーによって掻
き取るバラストの回収こぼれが減少し、従って、作業員
の回収作業そのものが減少する。また、必要に応じて、
搬送機構を、バラスト回収高さ位置に応じて、上下移動
機構を備えたり、バラスト回収幅位置に応じて、鉄道走
行用台車の進行方向の左右に移動可能な左右移動機構を
備えたりすれば、より一層、作業員の負担を軽減するこ
とができる。
【0014】
【実施例】以下に、本発明の実施例を図1〜図7を参照
して説明する。図1は、本発明のバラスト回収作業車
(以下、作業車という)の進行方向右視における概略構
成を示す。図2は、本発明の作業車の進行方向正面視に
おける搬送機構部分の要部を示す。図3は、本発明の作
業車の進行方向右視における搬送機構部分の要部を示
す。図4は、本発明の作業車の平面視における搬送機構
部分の要部を示す。図5は、本発明の作業車の平面視に
おけるスクレーパチェーン及び中間ステーを示す。図6
は、本発明の作業車における中間ステーの構成を示す。
図7は、本発明の作業車における中間ステーの取り付け
状況を示す。
【0015】図において、1は、枕木Aの下部のバラス
トBを掻き取り回収する本発明の(バラスト回収)作業
車であり、以下の構成となっている。2は、レールCに
沿って走行する台車3上に、枕木Aの両端部にその先端
部を埋設させるべく前方に傾斜可能に設けてバラストB
を搬送する一対のスクレーパチェーンである。このスク
レーパチェーン2,2については、その詳細を後述す
る。4は、これら対をなすスクレーパチェーン2,2間
に架設することで該スクレーパチェーン2,2と無端状
をなして枕木A下部のバラストBを掻き取りつつ搬送す
る中間ステーである。5は、中間ステー4を架設した状
態のスクレーパチェーン2,2に搬送動力を与える主電
動機である。6は、台車3の進行方向後方で該台車3の
両側部に、バラストBの回収高さ位置からスクレーパチ
ェーンの搬送経路下流部へと搬送する搬送機構である。
【0016】また、作業車1は、台車3上に、上記スク
レーパチェーンによって回収したバラストBが排出され
るホッパー7、このホッパー7によって収集されたバラ
ストBが排出され、これを所定の位置まで搬送する搬送
コンベア8,8などを備えている。なお、作業車1は、
図2に示すようにレールCのカントに応じて、スクレー
パチェーン2及び中間ステー4を傾動させるための機構
をも備えているが、ここでは詳細を省略する。
【0017】上記したスクレーパーチェーン2,2は、
図5に示すように、台車3上の中央部の集合部位から、
該台車3の前方両側部へと傾斜したV字形状をなし、上
記した主電動機5からの動力によりチェーン2aが、例
えば矢印方向へと移動する構成となっている。すなわ
ち、作業車1は、スクレーパチェーン2,2間に図6及
び図7に示すようにボルト止めして架設され、チェーン
2aのチェーンリンクを枢支して全体として一体をなす
中間ステー4によって、チェーン2aが無端状となり、
一方のスクレーパチェーン2からチェーン2aが送ら
れ、中間ステー4で枕木Aの下部のバラストBが掻き取
られ、他方のスクレーパチェーン2によって中間ステー
4にて掻き取ったバラストBをホッパー7へと搬送する
のである。なお、図7においては、チェーン2aは省略
して図示している。
【0018】チェーン2aはその送り方向と直交する面
に掻板2bが設けられており、この掻板2bには、台車
3の進行方向前方に突出して掻爪2cが設けられてい
る。掻板2bは、チェーン2aの所定間隔ごとに同一形
状のものが設けられており、この掻板2bにより掻き出
したバラストBを枕木Aの下部から送り出す。また、掻
爪2cは、枕木Aと水平な方向から堆積したバラストB
間へと侵入させるために、掻板2bごとに、前方下へ傾
斜、水平、前方上へ傾斜して設けられている。なお、図
6(a)においては、前方下へ傾斜した掻爪2c、前方
上へ傾斜した掻爪2cの掻板2bへの取り付け箇所を省
略して示している。
【0019】そして、本発明の作業車1における中間ス
テー4上部には、枕木Aに当接する長さを有した弾性
体、例えばゴム製の飛散防止アダプタ9を設けている。
この飛散防止アダプタ9は、上記した掻板2b及び掻爪
2cによって掻き出され搬送されるバラストBが中間ス
テー4の上部を乗り越えて該中間ステー4の後方へと飛
散することを防止するために設けられている。この飛散
防止アダプタ9は、枕木Aと接触した際には、図示二点
鎖線で示すように、弾性変形して台車3の進行方向後方
へと折れ曲がり、進行に支障がないようになっており、
枕木A間にあるときは実線のように起立して、バラスト
Bが中間ステー4後方へ溢れることを防止している。
【0020】このようにすることで、図6(a)の下方
の二点鎖線で示すバラストBの掻き取り最下位置では、
掻板2bによりバラストBは搬送され、図6(b)の上
方の二点鎖線で示すバラストBの掻き取り最上位置で
は、次々と掻爪2cによって掻き取られるバラストBが
中間ステー4の上部に乗り上げても、飛散防止アダプタ
9により中間ステー4の後方へは乗り越えず、バラスト
Bの回収溢れを少なくすることができる。
【0021】次に、作業車1に設けた搬送機構6につい
て説明する。搬送機構6は、その下部に搬入口6aが設
けられ、その内部では、無端状で上下に循環するベルト
にバケットが設けられている。また、搬送機構6は、上
記スクレーパチェーン2,2の集合部位、つまりバラス
トBを回収し搬送するスクレーパチェーン2側の下流部
位に、排出口6bを設けている。そして、搬送機構6
は、搬入口6aから挿入されたバラストBをホッパー7
まで搬送し排出口6bからホッパー7へと排出する構成
となっている。
【0022】また、搬送機構6は、左右移動機構として
例えば回転レバー6cを回動することによって、図4に
示すように搬入口6aが台車3の中心線側から外側に展
開するようになっており、作業員の作業位置に対応させ
ることができる。また、搬送機構6は、上下移動機構と
して例えばシリンダー装置などを駆動することによって
搬送機構6を昇降させることが可能であり、作業員の作
業位置、つまりバラストBの掻き取り深さに対応させる
ことができる。
【0023】次に、本発明の作業車1におけるバラスト
回収作業について説明する。軌条においてバラスト回収
すべき位置まで作業車1を走行させ、目的位置におい
て、作業車1を一旦停止させる。そして、準備作業とし
て、まず作業員により、スクレーパチェーン2,2をバ
ラスト回収開始すべき枕木Aの両端部位に埋設すべく、
また中間ステー4を枕木Aの下部にてスクレーパチェー
ン2,2間に架設するためにスコップなどでバラストB
を回収する。そして、スクレーパチェーン2,2及び中
間ステー4が枕木Aの下部に配置可能となった状態で、
スクレーパチェーン2,2の前方を傾斜させて枕木Aの
下部に位置させる。そして、作業員により、上記したよ
うに中間ステー4をスクレーパチェーン2,2間に架設
する。
【0024】次に、主電動機5を作動すると共に台車3
を進行させると、中間ステー4において、掻爪2cによ
り堆積したバラストBを掻き出し、掻き出されたバラス
トBが掻板4bにより枕木Aの下部から送り出され、往
路のスクレーパチェーン2に搬送されてホッパー7へと
排出される。ホッパー7へ搬送されたバラストBは、そ
の後搬送コンベア8で所定の軌条を走行する搬送車へと
搬送される。そして、作業員は、バラストBを回収した
枕木Aの下部に支持具を挿入して台車3を進行させる。
【0025】上記作業において、中間ステー4によって
回収できなかったバラストBは作業員によってスコップ
で回収する。このとき、作業員がバラストBを回収する
位置は、中間ステー4にて掻き取っている箇所、つまり
台車3の前方両側である。そして、回収作業をしている
間に作業車1は進行し、作業員は作業車1の後方部位に
位置することとなる。ここで、作業車1は、台車3の後
方部位の両側に搬送機構6を設けているので、スコップ
にて作業員が作業している間に搬送機構6が作業員の作
業位置へと移動し、従来のように作業員が回収したバラ
ストBを搬送系へと持ち運ぶ必要がなくなる。また、搬
送機構6は、バラストBを回収する高さに応じて上下さ
せたり、また、バラストBの回収幅位置に応じて展開さ
せることができるので、より一層、作業員の負担が軽減
する。
【0026】さらに、本実施例では、中間ステー4の上
部に、枕木Aと常に当接する長さを有した飛散防止アダ
プタ9を設けているので、上記したように中間ステー4
によって掻き取るバラストBの回収こぼれが減少し、従
って、作業員の回収作業そのものが減少する。
【0027】このように、本発明の作業車1は、作業員
の作業する位置に搬送機構6を設け、また、この搬送機
構6が、作業員の作業位置に応じて上下又は左右に調節
可能となっているので、作業員は、従来のようにバラス
トBを回収して移動する台車の前方まで持ち運ぶ必要が
なくなり、従って、作業員の人数を減らすことができる
と共に能率的にバラスト回収作業を行うことができる。
また、中間ステー4の上部に飛散防止アダプタ9を設け
たので、中間ステー4の上部を乗り越えて未回収となる
バラストBが減少し、結果として、中間ステー4のバラ
ストBの回収率が向上し、これに伴って作業員が回収す
べきバラストBが減少し、従って、作業員の負担が軽減
する。
【0028】また、本発明は、上記実施例では、請求項
1乃至4の各々を採用したものを示したが、請求項1の
みに対応する例としては、上記した飛散防止アダプタ
9、搬送機構6を左右に開くための機構、及び搬送機構
6を上下に移動させるための機構を省略した構成とな
る。また、請求項2乃至4のいずれかのみに対応する例
としては、上記した請求項1のみに対応するものに、選
択的に上記した飛散防止アダプタ9、搬送機構6を左右
に開くための機構、及び搬送機構6を上下に移動させる
ための機構を付加した構成となる。
【0029】なお、本発明は上記実施例に限定されず種
々の変形可能であり、例えば、飛散防止アダプタ9は、
ゴム製でなくとも、その材質は弾性変形し得る樹脂であ
ってもよいし、金属片であってもよい。また、搬送機構
6の左右及び上下の移動については、手動、シリンダ、
ワイヤ巻き取りなどの駆動方式であっても構わない。ま
た、搬送機構6の搬入口6aを設けた先端部を、上方基
端部位を中心に傾動可能とすれば、搬入口6aを台車3
のさらに後方に、又は前方へと移動させることが可能と
なり、台車3の進行方向においてその前後の移動をも可
能とすることができる。
【0030】
【発明の効果】以上のように、本発明のバラスト回収作
業車は、鉄道走行用台車の進行方向後方で該台車の両側
部に、バラスト回収高さ位置からスクレーパチェーンの
搬送経路下流部へと搬送する搬送機構を設けたので、中
間ステーで掻き取れなかったバラストを作業員がスコッ
プで回収し、作業員がバラスト回収作業車の走行と相対
的にバラスト回収作業車の後方に位置した際に、走行用
台車の進行方向後方で該台車の両側部に搬送機構が位置
することとなり、つまり、搬送機構が作業員に近づいて
くるので、従来のように、走行中のバラスト回収作業車
の前方へと作業員が回収したバラストをわざわざ持ち運
ぶ必要がなくなり、作業員の人数を削減することができ
ると共に作業員の負担を軽減することができ、従ってバ
ラスト回収作業の効率化が図れる。
【0031】また、本発明のバラスト回収作業車は、上
記構成に加えて、中間ステーの上部に、枕木と当接する
長さを有した弾性体を設ければ、中間ステーによって掻
き取るバラストの回収こぼれが減少し、従って、作業員
の回収作業そのものが減少する。また、必要に応じて、
搬送機構を、バラスト回収高さ位置に応じて、上下移動
機構を備えたり、バラスト回収幅位置に応じて、鉄道走
行用台車の進行方向の左右に移動可能な左右移動機構を
備えたりすれば、より一層、作業員の負担を軽減するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のバラスト回収作業車の進行方向右側視
における概略構成を示す図である。
【図2】本発明のバラスト回収作業車の進行方向正面視
における搬送機構部分の要部を示す図である。
【図3】本発明のバラスト回収作業車の進行方向右側視
における搬送機構部分の要部を示す図である。
【図4】本発明のバラスト回収作業車の平面視における
搬送機構部分の要部を示す図である。
【図5】本発明のバラスト回収作業車の平面視における
スクレーパチェーン及び中間ステーを示す図である。
【図6】本発明のバラスト回収作業車における中間ステ
ーの構成を示し、(a)は、進行方向右側視における
図、(b)は平面視における図、(c)は進行方向正面
視における図である。
【図7】本発明のバラスト回収作業車における中間ステ
ーの取り付け状況を示す図である。
【符号の説明】
1 (バラスト回収)作業車 2 スクレーパチェーン 3 台車 4 中間ステー 5 主電動機 6 搬送機構 6a 搬入口 6b 排出口 8 搬送コンベア 9 飛散防止アダプタ A 枕木 B バラスト C レール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 塩見 環 大阪府大阪市北区芝田二丁目4番24号 西 日本旅客鉄道株式会社内 (72)発明者 塩崎 宏紀 大阪府大阪市北区芝田二丁目4番24号 西 日本旅客鉄道株式会社内 (72)発明者 半田 真一 大阪府大阪市北区芝田二丁目4番24号 西 日本旅客鉄道株式会社内 (72)発明者 高見 嘉一 大阪府大阪市北区芝田2丁目3番20号第一 梅田ビル 西日本機械保線株式会社内 (72)発明者 錦織 栄蔵 大阪府大阪市北区芝田2丁目3番20号第一 梅田ビル 西日本機械保線株式会社内 (72)発明者 藤岡 政男 大阪府大阪市北区芝田2丁目3番20号第一 梅田ビル 西日本機械保線株式会社内 (72)発明者 目黒 徹男 大阪府大阪市北区中津6丁目8番15号 目 黒工業株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鉄道走行用台車上に、枕木の両端部にそ
    の先端部を埋設させるべく前方に傾斜可能に設けてバラ
    ストを搬送する一対のスクレーパチェーンと、これら対
    をなすスクレーパチェーン間に架設することで該スクレ
    ーパチェーンと無端状をなして枕木下部のバラストを掻
    き取りつつ搬送する中間ステーと、この中間ステーを架
    設した状態のスクレーパチェーンに搬送動力を与える主
    電動機とを備えたバラスト回収作業車であって、前記鉄
    道走行用台車の進行方向後方で該台車の両側部に、バラ
    スト回収高さ位置から前記スクレーパチェーンの搬送経
    路下流部へと搬送する搬送機構を設けたことを特徴とす
    るバラスト回収作業車。
  2. 【請求項2】 中間ステーの上部に、枕木と当接する長
    さを有した弾性体を設けたことを特徴とする請求項1記
    載のバラスト回収作業車。
  3. 【請求項3】 搬送機構は、バラスト回収高さ位置に応
    じて、上下移動する上下移動機構を有したことを特徴と
    する請求項1又は2に記載のバラスト回収作業車。
  4. 【請求項4】 搬送機構は、バラスト回収幅位置に応じ
    て、鉄道走行用台車の進行方向左右に移動する左右移動
    機構を有したことを特徴とする請求項1乃至3に記載の
    バラスト回収作業車。
JP21077097A 1997-08-05 1997-08-05 バラスト回収作業車 Pending JPH1148966A (ja)

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JP21077097A JPH1148966A (ja) 1997-08-05 1997-08-05 バラスト回収作業車

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JP21077097A JPH1148966A (ja) 1997-08-05 1997-08-05 バラスト回収作業車

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