JPH1148203A - 盲蓋付成形体 - Google Patents
盲蓋付成形体Info
- Publication number
- JPH1148203A JPH1148203A JP21168897A JP21168897A JPH1148203A JP H1148203 A JPH1148203 A JP H1148203A JP 21168897 A JP21168897 A JP 21168897A JP 21168897 A JP21168897 A JP 21168897A JP H1148203 A JPH1148203 A JP H1148203A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cover
- opening
- curvature
- blind
- radius
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 成形が容易で軽量・安価な盲蓋付成形体を提
供する。 【構成】 ハンドル等の柱体に中空部を形成する開口部
を柱体の曲げ部に設け、開口部を閉成する盲蓋を曲げ部
の外周面に取着し、盲蓋の外周面の曲率半径を曲げ部の
内周面の曲率半径より小さくした。
供する。 【構成】 ハンドル等の柱体に中空部を形成する開口部
を柱体の曲げ部に設け、開口部を閉成する盲蓋を曲げ部
の外周面に取着し、盲蓋の外周面の曲率半径を曲げ部の
内周面の曲率半径より小さくした。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は盲蓋付成形体に関し、特
にチェーンソー用フロントハンドル等の柱体を軽量にす
るために中空を形成する開口部を柱体の曲げ部に設け、
前記開口部を閉成する盲蓋を前記曲げ部外周面に取着し
たものに関する。
にチェーンソー用フロントハンドル等の柱体を軽量にす
るために中空を形成する開口部を柱体の曲げ部に設け、
前記開口部を閉成する盲蓋を前記曲げ部外周面に取着し
たものに関する。
【０００２】
【従来の技術】例えば、柱体成形品であるチェーンソー
用フロントハンドルは、アルミパイプの曲げ加工品に塩
化ビニール等のチューブを被覆したものが一般的である
が、安価なチェーンソー用フロントハンドルとして中実
な合成樹脂成形ハンドルも用いられている。しかしこの
種の合成樹脂成形ハンドルは、アルミハンドルよりは安
価ではあるが中実のために重量が大きくなる欠点を有す
る。この欠点を取り除く一方策として、特開平１−２８
５３０１号公報には、ガス内圧方法で製造する中空な合
成樹脂一体成形ハンドルが記載され、大量生産品とし
て、一様に高品質で安価に製造できるとしている。しか
しガスが流動状態の合成物質を型の内壁に押圧して均一
な中空部を成形するための成形技術や製造設備に高度の
ものが要求される等の問題があった。
用フロントハンドルは、アルミパイプの曲げ加工品に塩
化ビニール等のチューブを被覆したものが一般的である
が、安価なチェーンソー用フロントハンドルとして中実
な合成樹脂成形ハンドルも用いられている。しかしこの
種の合成樹脂成形ハンドルは、アルミハンドルよりは安
価ではあるが中実のために重量が大きくなる欠点を有す
る。この欠点を取り除く一方策として、特開平１−２８
５３０１号公報には、ガス内圧方法で製造する中空な合
成樹脂一体成形ハンドルが記載され、大量生産品とし
て、一様に高品質で安価に製造できるとしている。しか
しガスが流動状態の合成物質を型の内壁に押圧して均一
な中空部を成形するための成形技術や製造設備に高度の
ものが要求される等の問題があった。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】本発明はかかる従来の
問題を解消するために、合成樹脂インジェクション一体
成形法等で中空を形成する開口部を柱体の曲げ部に設
け、前記開口部を盲蓋で閉成すると共に盲蓋自体を補強
する構造として、成形が容易で軽量・安価な盲蓋付成形
体を提供することを目的とする。
問題を解消するために、合成樹脂インジェクション一体
成形法等で中空を形成する開口部を柱体の曲げ部に設
け、前記開口部を盲蓋で閉成すると共に盲蓋自体を補強
する構造として、成形が容易で軽量・安価な盲蓋付成形
体を提供することを目的とする。
【０００４】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明に係る盲蓋
付成形体は、チェーンソー用フロントハンドル等の柱体
に中空部を形成する開口部を前記柱体の曲げ部に設け、
前記開口部を閉成する盲蓋を前記曲げ部の外周面に取着
し、更には、前記盲蓋の外周面の曲率半径を前記曲げ部
の内周面の曲率半径より小さくした構成を特徴とする。
付成形体は、チェーンソー用フロントハンドル等の柱体
に中空部を形成する開口部を前記柱体の曲げ部に設け、
前記開口部を閉成する盲蓋を前記曲げ部の外周面に取着
し、更には、前記盲蓋の外周面の曲率半径を前記曲げ部
の内周面の曲率半径より小さくした構成を特徴とする。
【０００５】
【作用】従って、本発明に係る盲蓋付成形体は、ハンド
ル等の柱体に中空部を形成する開口部を前記柱体の曲げ
部に設けることにより、通常の合成樹脂インジェクショ
ン一体成形法で中空を正確に形成することができる。そ
して前記開口部を閉成する盲蓋を前記曲げ部の外周面に
設けるために盲蓋が薄くなるのを、盲蓋の外周面の曲率
半径を曲げ部の内周面の曲率半径より小さくすることに
より回避して、成形が容易で軽量・安価な盲蓋付成形体
を得ることができる。
ル等の柱体に中空部を形成する開口部を前記柱体の曲げ
部に設けることにより、通常の合成樹脂インジェクショ
ン一体成形法で中空を正確に形成することができる。そ
して前記開口部を閉成する盲蓋を前記曲げ部の外周面に
設けるために盲蓋が薄くなるのを、盲蓋の外周面の曲率
半径を曲げ部の内周面の曲率半径より小さくすることに
より回避して、成形が容易で軽量・安価な盲蓋付成形体
を得ることができる。
【０００６】
【発明の実施の形態】以下に本発明に係る盲蓋付成形体
を図の実施例に基づいて説明する。図１はチェーンソー
の本体１０を示し、図示しないが右側に位置する前部に
取着されるガイドバー上にソーチェーンが配置されてお
り、前ハンドガード１１で緊急時や異常時を感知して前
記ソーチェーンを急停止する。この前ハンドガード１１
の左側である後部に本発明に係る盲蓋付成形体であるフ
ロントハンドル１を有する。このフロントハンドル１の
詳細は図２から図４に示す。前記フロントハンドル１
は、図１の左端部である最後部に設けたリアハンドル１
２と共に作業者の手で握られるため、そのハンドル握り
部２は握り易い太さの円柱状に形成され、該ハンドル握
り部２の水平方向及び垂直方向の２か所の直線部に肉抜
き成形で円筒状の中空部３を設けて前記フロントハンド
ル１を軽量にしている。前記ハンドル握り部２以外の部
分である底板部１ａ及び下側部１ｂは、前記チェーンソ
ー本体１０に防振部材を介して、または防振されている
前記チェーンソー本体１０にそれぞれの取付用穴８、９
を介してボルトで固定されるが、強度を損なわない程度
に、適宜の肉抜き成形３′で更に軽量化を図っている。
を図の実施例に基づいて説明する。図１はチェーンソー
の本体１０を示し、図示しないが右側に位置する前部に
取着されるガイドバー上にソーチェーンが配置されてお
り、前ハンドガード１１で緊急時や異常時を感知して前
記ソーチェーンを急停止する。この前ハンドガード１１
の左側である後部に本発明に係る盲蓋付成形体であるフ
ロントハンドル１を有する。このフロントハンドル１の
詳細は図２から図４に示す。前記フロントハンドル１
は、図１の左端部である最後部に設けたリアハンドル１
２と共に作業者の手で握られるため、そのハンドル握り
部２は握り易い太さの円柱状に形成され、該ハンドル握
り部２の水平方向及び垂直方向の２か所の直線部に肉抜
き成形で円筒状の中空部３を設けて前記フロントハンド
ル１を軽量にしている。前記ハンドル握り部２以外の部
分である底板部１ａ及び下側部１ｂは、前記チェーンソ
ー本体１０に防振部材を介して、または防振されている
前記チェーンソー本体１０にそれぞれの取付用穴８、９
を介してボルトで固定されるが、強度を損なわない程度
に、適宜の肉抜き成形３′で更に軽量化を図っている。
【０００７】前記中空部３を形成するために、前記フロ
ントハンドル１の曲げ部４に開口部５を設けている。本
実施例では水平方向の直線部の前記中空部３に対する前
記開口部５のみに盲蓋６を設けている。垂直方向の前記
中空部３はその開口部を下に向けているので盲蓋を省略
している。前記開口部５は、前記曲げ部４の外周面をほ
ぼ角度４５度の面で切断した状態であり、この開口部５
に前記盲蓋６が当接され、その差し込み凸部６ａを前記
中空部３に軽く圧入して、図４に示すようにビス７で固
定される。前記盲蓋６は、その外周面の曲率半径Ｒ２を
前記曲げ部４の内周面の曲率半径Ｒ１より小さくして肉
厚を大きくし、前記盲蓋６の強度を増大すると共に、前
記中空部３に挿入される前記差し込み凸部６ａを前記盲
蓋６の内面に突設して位置ずれを防止している。
ントハンドル１の曲げ部４に開口部５を設けている。本
実施例では水平方向の直線部の前記中空部３に対する前
記開口部５のみに盲蓋６を設けている。垂直方向の前記
中空部３はその開口部を下に向けているので盲蓋を省略
している。前記開口部５は、前記曲げ部４の外周面をほ
ぼ角度４５度の面で切断した状態であり、この開口部５
に前記盲蓋６が当接され、その差し込み凸部６ａを前記
中空部３に軽く圧入して、図４に示すようにビス７で固
定される。前記盲蓋６は、その外周面の曲率半径Ｒ２を
前記曲げ部４の内周面の曲率半径Ｒ１より小さくして肉
厚を大きくし、前記盲蓋６の強度を増大すると共に、前
記中空部３に挿入される前記差し込み凸部６ａを前記盲
蓋６の内面に突設して位置ずれを防止している。
【０００８】
【発明の効果】以上の説明から明らかな通り本発明は、
中空部を形成する開口部を閉成する盲蓋を曲げ部の外周
面に設けると共に、盲蓋の外周面の曲率半径を曲げ部の
内周面の曲率半径より小さくしたので、通常の合成樹脂
インジェクション一体成形で中空を容易にかつ正確に形
成することができると共に、開口部を閉成する盲蓋の外
周面の曲率半径を曲げ部の内周面の曲率半径より小さく
することにより盲蓋の肉厚を大きくとれるようにして、
盲蓋の強度を増加した成形が容易で、軽量・安価な盲蓋
付成形体を提供できる。
中空部を形成する開口部を閉成する盲蓋を曲げ部の外周
面に設けると共に、盲蓋の外周面の曲率半径を曲げ部の
内周面の曲率半径より小さくしたので、通常の合成樹脂
インジェクション一体成形で中空を容易にかつ正確に形
成することができると共に、開口部を閉成する盲蓋の外
周面の曲率半径を曲げ部の内周面の曲率半径より小さく
することにより盲蓋の肉厚を大きくとれるようにして、
盲蓋の強度を増加した成形が容易で、軽量・安価な盲蓋
付成形体を提供できる。
【図１】本発明に係る一実施の形態のフロントハンドル
を備えたチェーンソーの側面図
を備えたチェーンソーの側面図
【図２】図１に示すフロントハンドルの側面図
【図３】図１に示すフロントハンドルの正面図
【図４】図３に示すフロントハンドルと盲蓋との係合状
態を示す要部拡大断面図
態を示す要部拡大断面図
１ フロントハンドル（柱体） ３ 中空部 ４ 曲げ部 ５ 開口部 ６ 盲蓋 Ｒ１ 曲げ部内周面の曲率半径 Ｒ２ 盲蓋の外周面の曲率半径
Claims (3)
- 【請求項１】 ハンドル等の柱体（１）に中空部（３）
を形成する開口部（５）を前記柱体（１）の曲げ部
（４）に設け、前記開口部（５）を閉成する盲蓋（６）
を前記曲げ部（４）の外周面に取着したことを特徴とす
る盲蓋付成形体。 - 【請求項２】 前記盲蓋（６）の外周面の曲率半径（Ｒ
２）を前記曲げ部（４）の内周面の曲率半径（Ｒ１）よ
り小さくしたことを特徴とする請求項１に記載の盲蓋付
成形体。 - 【請求項３】 前記柱体がチェーンソー用フロントハン
ドル（１）であることを特徴とする請求項１または２に
記載の盲蓋付成形体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21168897A JPH1148203A (ja) | 1997-08-06 | 1997-08-06 | 盲蓋付成形体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21168897A JPH1148203A (ja) | 1997-08-06 | 1997-08-06 | 盲蓋付成形体 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1148203A true JPH1148203A (ja) | 1999-02-23 |
Family
ID=16609948
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP21168897A Pending JPH1148203A (ja) | 1997-08-06 | 1997-08-06 | 盲蓋付成形体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1148203A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7293330B2 (en) * | 2003-12-24 | 2007-11-13 | Andreas Stihl Ag & Co. Kg | Tubular handle for a manually guided implement |
-
1997
- 1997-08-06 JP JP21168897A patent/JPH1148203A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7293330B2 (en) * | 2003-12-24 | 2007-11-13 | Andreas Stihl Ag & Co. Kg | Tubular handle for a manually guided implement |
| CN100429054C (zh) * | 2003-12-24 | 2008-10-29 | 安德烈亚斯·斯蒂尔两合公司 | 一个手持工作器具的把持管 |
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