JPH1148003A - 面取り用自動旋盤における集塵カバー - Google Patents

面取り用自動旋盤における集塵カバー

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JPH1148003A
JPH1148003A JP21179697A JP21179697A JPH1148003A JP H1148003 A JPH1148003 A JP H1148003A JP 21179697 A JP21179697 A JP 21179697A JP 21179697 A JP21179697 A JP 21179697A JP H1148003 A JPH1148003 A JP H1148003A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rotor
work
chamfering
suction duct
collecting cover
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP21179697A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroki Ogasawara
裕樹 小笠原
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Showa Aluminum Can Corp
Original Assignee
Showa Aluminum Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Showa Aluminum Corp filed Critical Showa Aluminum Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 面取り加工時にロータの各バイト間に切り粉
が付着せず、また高精度の面取り加工を行う場合でもワ
ーク挿入口から切り粉が飛散しないようにする。 【解決手段】 周縁にバイト2、3、4が取付けられた
ロータ1の周囲を覆う円筒状の周壁5と、周壁5のワー
ク10進入側に設けられ、中央にワーク進入口6aを有
する側壁6と、周壁5の外側に設けられた切り粉吸引ダ
クト7とを備えた集塵カバーであって、ロータ1のバイ
ト先端の回転軌道に対する接線方向の空気流Bを生じさ
せるように、吸引ダクト7および吸引ダクト7と対向し
て空気取入れ口8が設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として円筒状や
棒状の金属材料の面取り加工を行う自動旋盤における集
塵カバーに関する。
【0002】
【従来の技術】図3に示すように、従来、円筒状のワー
ク(51)先端部に面取り加工を行う場合、ワーク(51)の先
端寄り部分を上側チャック(52)と下側チャック(53)とに
よって挟んだ状態で、ロータ(54)の周縁に間隔をあけて
取付けられた、内面取り用バイト(55)、外面取り用バイ
ト(56)および端面取り用バイト(57)のそれぞれにワーク
(51)先端部を押し当てていた。
【0003】そして、上記面取り加工の際、ロータ(54)
の周囲に集塵カバー(58)が被せられ、上記各バイト(55)
(56)(57)によるワーク(51)先端部の切削時に飛散する切
り粉を集塵カバー(58)内に集めて、集塵カバー(58)の外
側に接続された集塵機の吸引ダクト(59)へ排出するよう
になされていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
場合、ロータ(54)における3つのバイト(55)(56)(57)間
に切り粉が付着し、これが上記集塵カバー(58)によって
うまく集塵されずにロータ(54)に付いたままの状態とな
る。そして、この切り粉がワーク(51)先端部に傷を付け
たり、或いは面取り加工の精度低下の原因になるという
問題があった。
【0005】また、面取り加工の精度が特に要求される
場合には、上記チャック(52)(53)の取付位置を通常の場
合よりもワーク(51)先端部側に近付けることにより、チ
ャック(52)(53)の取付けに伴うワーク(51)の曲りや、ロ
ータ(54)の各バイト(55)(56)(57)にワーク(51)先端部を
押し当てた際のワーク(51)の曲りを防止してより正確な
面取り加工を行うようにしているが、この場合、集塵カ
バー(58)内へのワーク(51)先端部の進入長さが短くなる
ため、面取り加工時に切り粉が集塵カバー(58)のワーク
挿入口(58a) から外方へ飛散してしまうという不都合が
あった。
【0006】本発明の目的は、面取り加工時にロータの
各バイト間に切り粉が付着せず、また高精度の面取り加
工を行う場合でも集塵カバーのワーク挿入口から切り粉
が飛散しない集塵カバーを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、周縁に一また
は複数のバイトが取付けられたロータの周囲を覆う円筒
状の周壁と、周壁のワーク進入側に設けられ、中央にワ
ーク進入口を有する側壁と、周壁の外側に設けられた切
り粉吸引ダクトとを備えた集塵カバーにおいて、ロータ
のバイト先端の回転軌道に対する接線方向の空気流を生
じさせるように、吸引ダクトおよび吸引ダクトと対向し
て空気取入れ口が設けられ、且つ吸引ダクトと空気取入
れ口がロータの全バイト先端の回転軌道に対する接線方
向の空気流を生じさせる大きさとなされているものであ
る。
【0008】上記本発明の集塵カバーにおいて、空気取
入れ口内へ空気を吹き込む空気噴射ノズルを設けるのが
好ましい。
【0009】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態を図面に
従って説明する。図1および図2において、集塵カバー
(A) は、周縁に3つのバイト(2)(3)(4)が等間隔で取付
けられたロータ(1) の周囲を覆う円筒状の周壁(5) と、
周壁(5)のワーク進入側に設けられ、中央にワーク進入
口(6a)を有する側壁(6) と、周壁(5) の外側に設けられ
た切り粉吸引ダクト(7) とを備えている。
【0010】そして、ロータ(1) のバイト(2)(3)(4) 先
端の回転軌道(2a)(3a)(4a)に対する接線方向の空気流
(B) を生じさせるように、吸引ダクト(7) および吸引ダ
クト(7) と対向して空気取入れ口(8) が設けられ、且つ
吸引ダクト(7) と空気取入れ口(8) がロータ(1) の全バ
イト(2)(3)(4) 先端の回転軌道(2a)(3a)(4a)に対する接
線方向の空気流(B) を生じさせる大きさとなされてい
る。また、空気取入れ口(8) の真下には集塵カバー(A)
内へ空気を吹き込む空気噴射ノズル(9) が設けられてい
る。
【0011】周壁(5) のワーク(10)進入側と反対側に
は、中央にロータ(1) の進入口(11)を有する側壁(12)が
設けられている。また、周壁(5) のワーク(10)進入側と
反対側が自動旋盤の本体部分の機壁によって塞がれる場
合には、側壁(12)は省略される。
【0012】ロータ(1) は円盤状であって、矢印(C) 方
向に回転する。ロータ(1) におけるバイト(2) は円筒状
ワーク(10)の端面取り用であり、バイト(3) は内面取り
用であり、バイト(4) は外面取り用である。
【0013】集塵カバー(A) の周壁(5) はロータ(1) の
厚みよりも広い幅となされ、集塵カバー(A) 内でロータ
(1) はワーク進入口(6a)の反対側へ寄った位置にあり、
ロータ(1) の前側にワーク進入口(6a)からワーク(10)が
入るためのスペースが確保されている。
【0014】吸引ダクト(7) は、図1において、周壁
(5) の右寄り上部の幅中央に設けられ、また空気取入れ
口(8) は周壁(5) の右寄り下部の幅中央に設けられ、吸
引ダクト(7) および空気取入れ口(8) のいずれも円筒状
であって、周壁(5) と一体に設けられている。
【0015】なお、上記吸引ダクト(7) および空気取入
れ口(8) は周壁(5) と別体のものとしても良い。
【0016】ワーク(10)の面取り加工を行う場合、ワー
ク(10)の先端寄り部分を上下のチャック(12a)(12b)で挟
んでワーク(10)を固定する一方、ワーク(10)先端部の所
定位置を、回転するロータ(1) の各バイト(2)(3)(4) に
押し当てて面取り加工を行う。この際、上記構成の集塵
カバー(A) によれば、集塵機の吸引ダクト(7) から空気
が吸引されると共に空気取入れ口(8) から外気が取り入
れられて、バイト(2)(3)(4) 先端の回転軌道(2a)(3a)(4
a)に対する接線方向の空気流(B) が発生する。
【0017】そして、この接線方向の空気流(B) によっ
て、ロータ(1) の各バイト(2)(3)(4) 間に絡んだ切り粉
がそのままの状態とならずに、吸引ダクト(7) へ確実に
吸い込まれて集塵機で捕集される。また、上述したよう
に、吸引ダクト(7) と空気取入れ口(8) は、いずれもロ
ータ(1) の全バイト(2)(3)(4) 先端の回転軌道(2a)(3a)
(4a)に対する接線方向の空気流を生じさせる大きさとな
されているため、各バイト(2)(3)(4) によるすべての切
り粉が吸引ダクト(7) へ確実に吸い込まれて集塵され
る。
【0018】更に、本実施形態では、空気取入れ口(8)
の真下に集塵カバー(A) 内へ空気を吹き込む空気噴射ノ
ズル(9) が設けられているため、バイト(2)(3)(4) 先端
の回転軌道(2a)(3a)(4a)に対する接線方向の空気流(B)
がより強力に発生して、各バイト(2)(3)(4) の切り粉は
即座に吸引ダクト(7) へ吸い込まれ得る。
【0019】
【発明の効果】本発明の集塵カバーによれば、ロータの
バイト先端の回転軌道に対する接線方向の空気流を生じ
させるように、吸引ダクトおよび吸引ダクトと対向して
空気取入れ口が設けられているため、上記接線方向の空
気流によってワークの切り粉が集塵機の吸引ダクトへ確
実に吸い込まれる。従って、従来のように、ロータのバ
イト間にワークの切り粉が付着してワークが傷付いた
り、むしれが生じたりすることがない他、加工精度が低
下せず、またバイトの寿命も長くなる。
【0020】更に、ワークの送り速度を高めて切り粉が
太くなった場合でも、上述した接線方向の空気流によっ
て切り粉が吸引ダクトへ即座に吸い込まれるため、1回
の面取り加工に要する時間の短縮化が可能となる。
【0021】また、本発明によれば、上記接線方向の空
気流によって、ワークの切り粉がワークの軸方向と略直
角方向に排出されるため、面取り加工の精度を高めるた
めに、チャックの取付位置を通常の場合よりもワーク先
端部側に近付けて、集塵カバー内へのワーク先端部の進
入長さが短くなった場合でも、切り粉は集塵カバー内に
確実に入って飛散することがない。そして、ワークを挟
む上下のチャックに切り粉がかみ込むこともないため、
ロータに対してワークが偏心した状態となることもな
い。
【0022】また、空気取入れ口内へ空気を吹き込む空
気噴射ノズルを設けた本発明の集塵カバーによれば、上
記接線方向の空気流がより強力に発生するため、上述し
た本発明の効果が一層顕著となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す集塵カバーの正面断
面図である。
【図2】同実施形態の集塵カバーとワークとの関係を示
す斜視図である。
【図3】従来例を示す斜視図である。
【符号の説明】
(A) : 集塵カバー (B) : バイト先端の回転軌道に対する接線方向の空
気流 (1) : ロータ (2) : 端面取り用バイト (2a): 端面取り用バイト先端の回転軌道 (3) : 内面取り用バイト (3a): 内面取り用バイト先端の回転軌道 (4) : 外面取り用バイト (4a): 外面取り用バイト先端の回転軌道 (5) : 周壁 (6) : 側壁 (6a): ワーク進入口 (7) : 切り粉吸引ダクト (8) : 空気取入れ口 (9) : 空気噴射空気噴射ノズル

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周縁に一または複数のバイトが取付けら
    れたロータの周囲を覆う円筒状の周壁と、周壁のワーク
    進入側に設けられ、中央にワーク進入口を有する側壁
    と、周壁の外側に設けられた切り粉吸引ダクトとを備え
    た集塵カバーにおいて、ロータのバイト先端の回転軌道
    に対する接線方向の空気流を生じさせるように、吸引ダ
    クトおよび吸引ダクトと対向して空気取入れ口が設けら
    れ、且つ吸引ダクトと空気取入れ口がロータの全バイト
    先端の回転軌道に対する接線方向の空気流を生じさせる
    大きさとなされている、面取り用自動旋盤における集塵
    カバー
  2. 【請求項2】 空気取入れ口内へ空気を吹き込む空気噴
    射ノズルを備えた、請求項1記載の面取り用自動旋盤に
    おける集塵カバー。
JP21179697A 1997-08-06 1997-08-06 面取り用自動旋盤における集塵カバー Withdrawn JPH1148003A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21179697A JPH1148003A (ja) 1997-08-06 1997-08-06 面取り用自動旋盤における集塵カバー

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JP21179697A JPH1148003A (ja) 1997-08-06 1997-08-06 面取り用自動旋盤における集塵カバー

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Publication Number Publication Date
JPH1148003A true JPH1148003A (ja) 1999-02-23

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ID=16611759

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP21179697A Withdrawn JPH1148003A (ja) 1997-08-06 1997-08-06 面取り用自動旋盤における集塵カバー

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JP (1) JPH1148003A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100427011B1 (ko) * 2001-03-09 2004-04-13 한솔제지주식회사 재단기용 지분 흡입 장치
JP2008126376A (ja) * 2006-11-22 2008-06-05 Mitsubishi Electric Corp 工作機械用集塵装置
JPWO2021192443A1 (ja) * 2020-03-25 2021-09-30

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Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20041102