JPH1147613A - 金属触媒担体 - Google Patents

金属触媒担体

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JPH1147613A
JPH1147613A JP9208781A JP20878197A JPH1147613A JP H1147613 A JPH1147613 A JP H1147613A JP 9208781 A JP9208781 A JP 9208781A JP 20878197 A JP20878197 A JP 20878197A JP H1147613 A JPH1147613 A JP H1147613A
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JP
Japan
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honeycomb body
flat plate
catalyst carrier
metal catalyst
exhaust gas
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Application number
JP9208781A
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English (en)
Inventor
Tamotsu Sugimoto
保 杉本
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Marelli Corp
Original Assignee
Calsonic Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、自動車等の車輛のエンジンから排
出される排ガスを浄化するための触媒コンバータに用い
られる金属触媒担体に関し、排気効率を低下させること
なく、排ガスを確実に浄化することができ、耐久性を従
来よりも大幅に向上することを目的とする。 【解決手段】 金属材からなる平板15と波板17とが
交互に重ね合わせられて多重に積層され、軸長方向に複
数のセル19が形成されるハニカム体13と、前記ハニ
カム体13が収容される金属材からなる外筒11とを備
え、前記ハニカム体13には、前記平板15と前記波板
17とに複数の孔15a,17aを有する流量調整層1
3aが形成されていることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車等の車輛の
エンジンから排出される排ガスを浄化するための触媒コ
ンバータに用いられる金属触媒担体に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、自動車等の排気系には、エンジ
ンから排出される排ガスを浄化するために触媒コンバー
タが装着されている。そして、触媒コンバータには、図
9に示すような金属触媒担体が構成部品として広く用い
られている。
【0003】この金属触媒担体では、金属材からなる外
筒1にハニカム体2が収容されており、このハニカム体
2は、金属材からなる平板3と波板4とが交互に重ね合
わせられて円柱形状に巻回されて形成されており、ハニ
カム体2の中心から放射方向に平板3と波板4とが多重
に積層されている。ハニカム体2には、平板3と波板4
により仕切られ軸長方向に連通する複数のセル5が形成
されている。
【0004】これ等のセル5の内壁面には、白金,白金
パラジウム,白金ロジウム等の触媒材からなる触媒層が
形成されている(図示せず)。この金属触媒担体では、
上流側から流入した排ガスが、各セル5内に分散されて
流入し、セル5内を通過する間に触媒層と化学反応して
浄化されて下流側に流出され、排ガス中の有害成分を浄
化して排出することができる。
【0005】また、同様の触媒担体として、例えば、実
開昭62−90742号公報に開示されるようなものも
知られている。図10は、この公報の金属触媒担体を示
すもので、この金属触媒担体では、金属材からなる外筒
6にハニカム体7が収容されている。このハニカム体7
は、金属材からなる平板8と波板9とが交互に重ね合わ
せられ円柱形状に巻回されて形成されており、ハニカム
体7の中心から放射方向に平板8と波板9とが多重に積
層されている。
【0006】また、ハニカム体7には、平板8と波板9
により仕切られ軸長方向に連通する複数のセル10が形
成されている。平板8と波板9には、それぞれ複数の孔
8a,9aが全面に亘って形成されており、隣接するセ
ル10は、孔8a,9aを介して相互に連通されてい
る。そして、セル10の内壁面には、白金,白金パラジ
ウム,白金ロジウム等の触媒材からなる触媒層が形成さ
れている(図示せず)。
【0007】この金属触媒担体では、上流側から各セル
10に流入した排ガスが、孔8a,9aを通過して各セ
ル10間を移動しながら乱流となって攪拌され、触媒層
に有効的に接触するため、排ガスを確実に浄化すること
ができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図9に
示した金属触媒担体では、上流から流入した排ガスが、
上流側から下流側に亘って同一のセル5内を通過し排出
されるため、排ガスがセル5の内壁面に担持される触媒
層と効果的に化学反応せず、排ガスが充分に浄化されな
い虞があるといった問題があった。
【0009】また、図10に示した金属触媒担体では、
ハニカム体7の平板8と波板9とに孔8a,9aが全面
に亘って形成されているため、セル10全体の流路抵抗
が増大して圧力損失が大きくなり、排気効率が低下する
という問題があった。さらに、図9,図10に示した金
属触媒担体では、平板3,8に張力を負荷しながら平板
3,8と波板4,9とを巻回してハニカム体2,7が形
成されており、ハニカム体2,7の巻回外径が大きくな
るにつれて、ハニカム体2,7の外周から中心部に向け
て巻回圧力が生じ、ハニカム体2,7の外周から中心部
に向けてセル5,10の密度が高くなり、ハニカム体
2,7の中心部の周囲に、排ガスの流速が速い高流速領
域が生じるため、高流速領域に該当するセル5,10と
低流速領域に該当するセル5,10との間に、触媒反応
熱による極度の温度差が生じ、ハニカム体2,7内の熱
応力が不均一になり、金属触媒担体が熱疲労破壊を起こ
す虞があり、金属触媒担体の耐久性を充分に確保するこ
とが難しいという問題があった。
【0010】本発明は、かかる従来の問題を解決するた
めになされたもので、排気効率を低下させることなく、
排ガスを確実に浄化することができ、耐久性を従来より
も大幅に向上することができる金属触媒担体を提供する
ことを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の金属触
媒担体は、金属材からなる平板と波板とが交互に重ね合
わせられて多重に積層され、軸長方向に複数のセルが形
成されるハニカム体と、前記ハニカム体が収容される金
属材からなる外筒とを備え、前記ハニカム体には、前記
平板と前記波板とに複数の孔を有する流量調整層が形成
されていることを特徴とする。
【0012】請求項2に記載の金属触媒担体は、請求項
1に記載の金属触媒担体において、前記ハニカム体は、
前記平板と前記波板とが交互に重ね合わせれて巻回さ
れ、前記ハニカム体の中心から放射方向に前記平板と前
記波板とが多重に積層され、前記流量調整層を前記ハニ
カム体と同心状に円環形状に形成してなることを特徴と
する。
【0013】(作用)請求項1に記載の金属触媒担体で
は、金属材からなる平板と波板とが交互に重ね合わせら
れて多重に積層され、軸長方向に複数のセルが形成され
るハニカム体が形成され、このハニカム体に、平板と波
板とに複数の孔を有する流量調整層が形成される。
【0014】そして、ハニカム体の流量調整層以外の領
域に該当するセルに流入した排ガスは、上流側から下流
側まで同一のセル内を層流となって通過する。一方、ハ
ニカム体の流量調整層に該当するセルに流入した排ガス
は、部分的に層流をなし、平板および波板に形成される
孔を通過して、各セル間を移動しながら乱流となって通
過する。
【0015】すなわち、流量調整層に該当するセルを通
過する排ガスは、乱流化により流速が遅くなり流量が減
少され、この減少した分の流量に該当する排ガスが流量
調整層以外の領域に該当するセルに流入して、ハニカム
体内の流速分布が平滑化され、触媒反応が均一となって
ハニカム体内の温度分布が均一になる。また、低流量で
は、乱流による圧力損失が流量の2乗に比例することか
ら大きな影響がなくなる。
【0016】請求項2に記載の金属触媒担体では、ハニ
カム体に、平板と波板とが交互に重ね合わせれて巻回さ
れ、ハニカム体の中心から放射方向に平板と波板とが多
重に積層され、ハニカム体と同心状に円環形状の流量調
整層が形成される。すなわち、ハニカム体における中心
部と外周部との間に円環形状に形成される流量調整層を
通過する排ガスが、乱流化により流速が遅くなり流量が
減少され、この減少した分の流量に該当する排ガスが流
量調整層以外の領域に該当するセルに流入して、ハニカ
ム体内の流速分布が平滑化され、触媒反応熱が均一とな
りハニカム体内の温度分布が均一になる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の詳細を図に示す実
施形態について説明する。図1は、本発明の金属触媒担
体の請求項1に対応する一実施形態を示すもので、図に
おいて符号11は、外筒を示している。外筒11は、S
US304やSUS430等のステンレス材からなり、
内径寸法160mm,板厚寸法2mm,長さ寸法150
mmの円筒形状に形成されている。
【0018】この実施形態では、外筒11は、ステンレ
ス材からなる板材を円筒形状にロール加工を行った後、
突き合わせ端部をレーザー溶接によりシームレス溶接さ
れ形成されているパイプ材を、所定寸法(150mm)
に切断することにより形成されている。外筒11内に
は、外形寸法160mmの円柱形状に形成されるハニカ
ム体13が収容されている。
【0019】これ等の外筒11とハニカム体13とは、
外筒11内にハニカム体13を圧入し、ろう付けや拡散
接合により接合されている。ハニカム体13は、帯状の
平板15と正弦波形状に波付け加工が施されている帯状
の波板17とを交互に重ね合わせ、これ等を中心から外
側に向けて渦巻き状に巻回する(巻き上げる)ことによ
り形成されており、ハニカム体13の中心から放射方向
に平板15と波板17とが多重に積層されている。
【0020】この実施形態では、平板15と波板17
は、板厚寸法50μm,幅寸法150mmのSUS30
4やSUS430等のステンレス材により形成されてい
る。また、波板17は、コルゲート加工またはロール加
工あるいは波付け加工により形成されている。平板15
と波板17とは、ろう付けや拡散接合により相互に接合
されており、ハニカム体13の軸長方向には、平板15
と波板17に仕切られた横断面形状が三角形やサインカ
ーブ状の複数のセル19が形成されている。
【0021】これ等のセル19の内壁面には、触媒材か
らなる厚み寸法が30μmの触媒層が形成されている
(図示せず)。触媒層は、セル19の内壁面にウォッシ
ュコート法によりアルミナ等の触媒担持層を形成した
後、この触媒担持層の表面に白金材等の触媒成分を担持
することにより形成されている。
【0022】ハニカム体13は、平板15と波板17の
巻き初めと巻き終わりの巻回途中に円環形状の流量調整
層13aを有している。この実施形態では、流量調整層
13aは、ハニカム体13の直径寸法60mmから直径
寸法100mmの間に亘って形成されている。この流量
調整層13aの形成位置は、平板15と波板17とに孔
15a,17aが形成されていない、流量の分布を改善
すべき金属触媒担体の流速分布を予め測定し、他に比較
して流速が速い高流速領域に該当する位置に選定されて
いる。
【0023】流量調整層13aには、下流側端部から上
流側に寸法50mmの範囲の多孔部13bが形成されて
いる。そして、この多孔部13bの平板15と波板17
には、それぞれ複数の孔15a,17aが形成されてい
る。
【0024】この実施形態では、図2に示すように、直
径寸法が1mmの円形状の孔15a,17aが20mm
の間隔を置いてプレス加工により千鳥状に形成されてい
る。また、波板17は、プレス加工により孔17aを形
成した後、上述した波付け加工が施されて形成されてい
る。上述した金属触媒担体では、図3に示すように、ハ
ニカム体13の流量調整層13a以外の低流速領域に該
当するセル19に流入した排ガスは、上流側から下流側
まで同一のセル19内を層流となって通過する。
【0025】一方、ハニカム体13の流量調整層13a
のセル19に流入した排ガスは、平板15および波板1
7に形成される孔15a,17aを通過して、各セル1
9間を移動しながら乱流となって通過する。すなわち、
流量調整層13aに該当するセル19を通過する排ガス
は、乱流化のため圧力損失を生じ流量が減少し、この減
少した分の流量に該当する排ガスが流量調整層13a以
外のセル19に流入して、ハニカム体13内の流速分布
が平滑化され、触媒反応が均一となってハニカム体13
内の温度分布が均一になる。
【0026】図4は、上述した本発明の金属触媒担体
と、ハニカム体13の平板15と波板17とに孔15
a,17aが形成されていない従来の金属触媒担体の流
速分布を示しており、横軸にハニカム体13の横断面位
置,縦軸に横断面位置に対応する排ガスの流速を示して
いる。図において、黒塗り四角印と黒塗り三角印は、従
来の金属触媒担体の流速分布を示しており、白塗り菱形
印と白塗り三角印は、本発明の金属触媒担体の流速分布
を示している。
【0027】黒塗り四角印と白塗り菱形印は、1分間あ
たり5立米の流量の排ガスを流した時のものであり、黒
塗り三角印と白塗り三角印は、1分間あたり1立米の流
量の排ガスをハニカム体13に流した時のものである。
この図から明らかなように、従来の金属触媒担体では、
ハニカム体13の直径寸法80mm近傍の流速が突出し
ており、高流速領域と低流速領域との差が顕著なものと
なっていたが、本発明の金属触媒担体では、高流速領域
と低流速領域との差が解消され、ハニカム体13のほぼ
全域に亘って流速分布が平滑化されていることが分か
る。
【0028】また、乱流化による圧力損失は、流量の2
乗に比例するため、この図に示すように低流量では乱流
化の影響は僅少であり、流量分布は平滑である。以上の
ように構成された金属触媒担体では、平板15と波板1
7とを交互に重ね合わせて巻回し、中心から放射方向に
平板15と波板17とが多重に積層されるハニカム体1
3を形成し、このハニカム体13に、平板15と波板1
7とに複数の孔15a,17aを有する円環形状の流量
調整層13aをハニカム体13と同心状に形成したの
で、ハニカム体13内の排ガスの流速分布が平滑化さ
れ、排ガスを触媒層と充分に化学反応させることがで
き、排ガスを確実に浄化することができる。
【0029】また、上述した金属触媒担体では、平板1
5と波板17とを交互に重ね合わせて巻回し、中心から
放射方向に平板15と波板17とが多重に積層されるハ
ニカム体13を形成し、このハニカム体13に、平板1
5と波板17とに複数の孔15a,17aを有する円環
形状の流量調整層13aをハニカム体13と同心状に形
成したので、図4に示したように、ハニカム体13内の
排ガスの流速分布が平滑化され、触媒反応が均一となっ
てハニカム体13の温度分布を均一にすることができ、
耐久性を従来よりも大幅に向上することができる。
【0030】なお、上述した実施形態では、ハニカム体
13における内径寸法60mm,外形寸法100mmの
流量調整層13aに巻回される平板15と波板17とに
孔15a,17aを形成した例について説明したが、本
発明はかかる実施形態に限定されるものではなく、流量
調整層は、平板と波板とに孔が形成されていない金属触
媒担体の流速分布を予め測定し、他の箇所と比較して流
速が突出している高流速領域に対応する巻回層に流量調
整層を形成するのが良い。
【0031】この場合には、通常、ハニカム体内を通過
する排ガスの流速分布は、図4に黒塗り四角印で示した
ように、平板と波板の巻回途中でハニカム体の中心部の
セルの密度が高くなる傾向があるため、中心部の流速が
遅くなりハニカム体の中心と最外周の中間部分で流速が
速くなる特性があり、ハニカム体の中心から最外周まで
の寸法の半分の寸法位置に環状の流量調整層を形成する
のが良い。
【0032】また、本発明を中心から放射方向に平板1
5と波板17とが多重に積層されたハニカム体13を用
いた例について説明したが、本発明はかかる実施形態に
限定されるものではなく、図5に示すように、平板と波
板とが交互に積み重ねられた、または、九十九折りに重
ね合わされたハニカム体21等のように、平板と波板と
が重ね合わせ方向に多重に積層されたハニカム体21を
用いることもできる。
【0033】この場合には、ハニカム体21のセルが均
一に形成され、中心部での排ガスの流速が速くなる特性
があるので、図6に示すように、ハニカム体23の中心
部に流量調整層25を形成し、排ガスの流速分布を均一
にするのが良い。さらに、上述した実施形態では、平板
15と波板17とに形成される孔15a,17aを図2
に示したように、排ガスの下流側に形成した例について
説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されるもの
ではなく、ハニカム体内に流入される排ガスの流量,ハ
ニカム体の外形寸法等に応じて、例えば、図7(a)に
示すように、平板27と波板29の幅全体に孔27a,
29aを形成することもでき、また、図7(b)に示す
ように、平板31と波板33の中心近傍に孔31a,3
3aを形成することもできる。
【0034】図7(a)に示した平板27と波板29を
用いた場合には、流入側から流出側に亘って多数の孔2
7a,29aが高流速領域、すなわちハニカム体の中心
と最外周の中間部分に形成されるので、高流速領域の排
ガスの流速を確実に低下することができる。また、図7
(b)に示した平板31と波板33とを用いた場合に
も、図2に示した平板15と波板17とを用いた場合と
ほぼ同様の効果を得ることができる。また、平板27,
31と波板29,33は配置方向に拘わらず、ハニカム
体製造装置に設置することができ、製造工程を確実に低
減することができる。
【0035】さらに、上述した実施形態では、ハニカム
体13の平板15と波板17とに円形状の孔15a,1
7aを形成した例について説明したが、本発明はかかる
実施形態に限定されるものではなく、例えば、楕円形
状,三角形状等の孔を形成することもできる。また、上
述した実施形態では、円柱形状に形成されるハニカム体
13に孔15a,17aを形成した例について説明した
が、本発明はかかる実施形態に限定されるものではな
く、図8に示すように、平板35と波板37とが横断面
形状が楕円扁平形状に巻回されるハニカム体39が収容
される金属触媒担体に適用することもできる。
【0036】この場合には、金属触媒担体の高さ寸法を
小さくすることができるので、自動車の床下に容易に配
置することができ、床下空間を有効に利用することがで
きる。
【0037】
【発明の効果】以上述べたように、請求項1に記載の金
属触媒担体では、金属材からなる平板と波板とを交互に
重ね合わせて多重に積層してハニカム体を形成し、この
ハニカム体に、平板と波板とに複数の孔を有する流量調
整層を形成したので、ハニカム体内の排ガスの流速分布
が平滑化され、ハニカム担体内の温度分布を均一にする
ことができ、耐久性を従来よりも大幅に向上することが
できる。
【0038】また、金属材からなる平板と波板とを交互
に重ね合わせて多重に積層してハニカム体を形成し、こ
のハニカム体に、平板と波板とに複数の孔を有する流量
調整層を形成したので、ハニカム体内の排ガスの流速分
布が平滑化され、排ガスを触媒層と充分に化学反応させ
ることができ、排ガスを確実に浄化することができる。
請求項2に記載の金属触媒担体では、ハニカム体を、平
板と波板とを交互に重ね合わせれて巻回し、ハニカム体
の中心から放射方向に平板と波板とを多重に積層して形
成し、ハニカム体と同心状に円環形状の流量調整層を形
成したので、ハニカム体の中心部が密に巻回され、中心
部の流速が遅くなり中心部の周囲の流速が速くなる特性
のハニカム体内の流速分布を確実に平滑化することがで
き、触媒反応が均一となり、ハニカム体内の温度分布が
均一となり、耐久性を従来よりも大幅に向上することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の金属触媒担体の一実施形態を示す斜視
図である。
【図2】図1の金属触媒担体の平板,波板を示す平面図
である。
【図3】図1の金属触媒担体の要部を示す斜視図であ
る。
【図4】図1の金属触媒担体と従来の金属触媒担体の流
速分布を比較して示す説明図である。
【図5】流量を調整すべき金属触媒担体の流速分布を示
す断面図である。
【図6】本発明の金属触媒担体の他の実施形態を示す断
面図である。
【図7】図1の金属触媒担体の平板,波板の他の実施形
態を示す平面図である。
【図8】本発明の金属触媒担体の他の実施形態を示す斜
視図である。
【図9】従来の金属触媒担体を示す斜視図である。
【図10】従来の金属触媒担体を示す斜視図である。
【符号の説明】
11 外筒 13,23,39 ハニカム体 13a,25 流量調整層 15,27,31,35 平板 15a,27a,31a 孔 17,29,33,37 波板 17a,29a,33a 孔 19 セル

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属材からなる平板(15,27,3
    1,35)と波板(17,29 ,33,37)とが交
    互に重ね合わせられて多重に積層され、軸長方向に貫通
    する複数のセル(19)が形成されるハニカム体(1
    3,25,39)と、 前記ハニカム体(13,25,39)が収容される金属
    材からなる外筒(11)とを備え、 前記ハニカム体(13,25,39)には、前記平板
    (15,27,31,35)と前記波板(17,29,
    33,37)とに複数の孔(15a,27a,31a,
    17a,29a,33a)を有する流量調整層(13
    a,25)が形成されていることを特徴とする金属触媒
    担体。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の金属触媒担体におい
    て、 前記ハニカム体(13)は、前記平板(15)と前記波
    板(17)とが交互に重ね合わせれて巻回され、前記ハ
    ニカム体(13)の中心から放射方向に前記平板(1
    5)と前記波板(17)とが多重に積層され、前記流量
    調整層(13a)を前記ハニカム体(13)と同心状に
    円環形状に形成してなることを特徴とする金属触媒担
    体。
JP9208781A 1997-08-04 1997-08-04 金属触媒担体 Pending JPH1147613A (ja)

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