JPH1147471A - 形状縫いミシン - Google Patents

形状縫いミシン

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JPH1147471A
JPH1147471A JP22062097A JP22062097A JPH1147471A JP H1147471 A JPH1147471 A JP H1147471A JP 22062097 A JP22062097 A JP 22062097A JP 22062097 A JP22062097 A JP 22062097A JP H1147471 A JPH1147471 A JP H1147471A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 既に形成した模様とこれから縫製する模様と
の相対位置を綺麗に合わせると共に、その相対位置を合
わせるための処理を迅速且つ簡易に行う。 【解決手段】 布を刺繍枠9にセットして、分割された
一の縫製範囲を縫製するにあたって、ソフトウェア上の
X−Y軸と布に形成したX−Y軸とのずれを検出するた
めの刺繍枠移動操作を、表示画面においてダイレクトタ
ッチで行うことを可能とした表示手段4と、上記刺繍枠
移動操作に従った位置に刺繍枠9が移動するように、刺
繍枠9を移動させる手段の駆動源12,13を制御する
移動制御手段15cと、刺繍枠9の移動に関連して、布
に形成したX−Y軸の位置情報を検出し、当該情報に基
づいてソフトウェア上のX−Y軸とのずれを検出するず
れ検出手段15dと、当該ずれに基づいて、上記一の縫
製範囲内の模様データを補正する補正手段15eと、を
具備してなるもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、形状縫いミシンに
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、形状縫いミシンとしての例えば刺
繍縫いミシン等においては、刺繍枠(被縫製物保持枠)
にセットされた布(被縫製物)をX−Y方向に移動しな
がら、例えば文字、模様等の所望の刺繍模様を縫製でき
るようになっている。
【0003】上記刺繍模様は、刺繍枠の縫製可能範囲内
で1回の縫製で形成することを前提に作成が行われてき
た。しかしながら、長い文字列、大型の模様や縫製位置
同士に所定の関係がある組み合わせ模様(複数の模様)
等の刺繍模様を縫製する場合もあり、このような場合に
は、1回の縫製で上記長い文字列、大型の模様や縫製位
置同士に所定の関係がある組み合わせ模様等の刺繍模様
を全部形成することができないため、1回目の縫製で所
定箇所の模様を形成したら、布を刺繍枠から外して、次
の縫製で形成することになる模様部分が刺繍枠に入るよ
うに布をずらして当該刺繍枠に再セットし、次回以降の
縫製を行っていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように、布を一旦
刺繍枠から外し、布をずらして当該刺繍枠に再セットす
る場合、既に形成した刺繍模様とこれから縫製する刺繍
模様との相対位置を合わせる必要がある。従って、作業
者は、布を刺繍枠に再セットする際に、既に形成した刺
繍模様が刺繍枠に対して平行且つこれから縫製する刺繍
模様の最初の針落ち位置が既に形成した刺繍模様に対し
てX、Y方向に所定の模様間隔離間した位置にあるとい
うことを目視により確認していたが、勿論目視のため、
精度は悪く、所望の綺麗な刺繍模様を得ることができな
いといった問題があった。
【0005】そこで本発明は、既に形成した模様とこれ
から縫製する模様との相対位置を綺麗に合わせることが
でき、縫製品質を向上できると共に、その相対位置を合
わせるための処理を迅速且つ簡易に行うことができ、縫
製コスト及び作業者の労力を低減できる形状縫いミシン
を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の形状縫いミシンは、被縫製物上に配置す
る1又は2以上の選択模様の縫製範囲が被縫製物保持枠
よりも大きい場合であって、その縫製範囲を分割して縫
製する形状縫いミシンにおいて、被縫製物を被縫製物保
持枠にセットして、分割された一の縫製範囲を縫製する
にあたって、前記被縫製物に形成したX−Y軸線とミシ
ンの針下位置が合うように被縫製物保持枠移動を指示す
る操作手段と、前記被縫製物保持枠移動操作に従った位
置に前記被縫製物保持枠が移動するように駆動源を制御
する移動制御手段と、前記被縫製物保持枠の移動に関連
して、前記被縫製物に形成したX−Y軸の位置情報を検
出し、当該情報に基づいて前記ソフトウェア上のX−Y
軸とのずれを検出するずれ検出手段と、当該ずれに基づ
いて、前記一の縫製範囲内の模様データを補正する補正
手段と、を具備した。
【0007】上記目的を達成するために、請求項2の形
状縫いミシンは、請求項1に加えて、ずれ検出手段は、
前記被縫製物に形成したX−Y軸が前記針下位置に位置
した時の位置情報に基づいて、X−Y軸のうちの一方の
軸と、この一方の軸と他方の軸とが交差する原点とを求
めることにより、ソフトウェア上のX−Y軸とのずれを
検出することを特徴としている。
【0008】このような本発明の形状縫いミシンによれ
ば、表示手段によって、ソフトウェア上のX−Y軸と被
縫製物に形成したX−Y軸とのずれを検出する、すなわ
ち既に形成した模様とこれから縫製する模様との相対位
置を合わせる処理に必要な情報を検出するための被縫製
物保持枠移動操作が、表示画面においてダイレクトタッ
チで行われ、移動制御手段によって被縫製物保持枠を移
動させる手段の駆動源が制御されて、被縫製物保持枠が
上記被縫製物保持枠移動操作に従った位置に移動される
ため、例えば公知の移動方向指示キーのように表示画面
でのタッチ毎に所定の微量づつ目的物が移動するものに
比して、その移動処理が迅速且つ簡易に行われるように
なる。
【0009】この時、ずれ検出手段によって、被縫製物
保持枠の移動に関連して、上記被縫製物に形成したX−
Y軸の位置情報が検出され、当該情報に基づいて上記ソ
フトウェア上のX−Y軸とのずれが検出されて、補正手
段によって、上記ずれに基づいて、被縫製物保持枠によ
り規定される縫製範囲内の模様データが補正されるた
め、既に形成した模様とこれから縫製する模様との相対
位置が綺麗に合わされるようになる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて詳細に説明する。図1は本発明の一実施形態に
おける形状縫いミシンとしての刺繍縫いミシンを表した
斜視図である。同図において、ミシン本体1は、ミシン
ベッド2と、このミシンベッド2に立設されたミシンヘ
ッド3と、から構成されている。
【0011】上記ミシンベッド2には、刺繍機本体5が
コネクタを介して着脱可能に装着されている。この刺繍
機本体5内には、X駆動モータ12(図2参照;刺繍枠
9を移動させる手段の駆動源)と、このX駆動モータ1
2の駆動によりX方向に移動するX移動部材と、が備え
られている。このX移動部材の上部は上記刺繍機本体5
上に露出しており、当該露出上部にキャリッジカバー6
が固定されている。このキャリッジカバー6内には、上
記X移動部材に搭載されたY駆動モータ13(図2参
照;刺繍枠9を移動させる手段の駆動源)と、このY駆
動モータ13の駆動によりY方向(X方向に直交する方
向)に移動するY移動部材と、が備えられており、この
Y移動部材には、刺繍枠保持部材7が固定され、この刺
繍枠保持部材7には、刺繍枠9が装着されている。ここ
で、上記X、Y駆動モータ12,13及び上記X、Y移
動部材により、刺繍枠9を移動させる手段が構成されて
いる。
【0012】すなわち、刺繍枠9は、後述の表示手段4
での入力(例えば選択された刺繍模様)に従ったX、Y
駆動モータ12,13の駆動によって所定のX、Y方向
に移動し、この時ミシンの主モータ14(図2参照)の
駆動による縫針8の上下動と協働して所望の刺繍模様を
形成し得るように構成されている。
【0013】上記刺繍枠9は、図1に示されるように、
刺繍枠保持部材7に着脱可能に装着される外枠10と、
この外枠10に嵌め込まれる内枠11と、からなり、外
枠10上に被縫製物としての例えば布をセットし、この
状態で内枠を11を外枠10に嵌め込むことによって、
布を刺繍枠9にセットする構成になされている。
【0014】上記ミシンヘッド3には、表示手段として
の液晶画面4が設けられている。この液晶画面4は、公
知の透明タッチパネルスイッチとしての機能を有してお
り、例えば選択模様や縫い範囲を規定する刺繍枠40
(図10参照)等を表示するように構成されている。
【0015】特に、本実施形態においては、上記液晶画
面4は、ソフトウェア上のX−Y軸41,42(図10
参照)と刺繍枠9にセットした布43上に形成されてい
るX−Y軸44,45(図18参照)とのずれを検出す
るための刺繍枠9の移動操作を、図17に示す画面61
の図示左側の画面部分26においてダイレクトタッチで
行うように構成されている(詳しくは後述)。
【0016】次に、上記刺繍縫いミシンの制御系につい
て図2を参照しながら説明する。制御手段を構成するC
PU(中央演算処理装置)15のI/Oポート16の出
力側には、上記X駆動モータ12がドライバ17を介し
て接続されていると共に、上記Y駆動モータ13がドラ
イバ18を介して接続され、さらに上記ミシンの主モー
タ14がドライバ19を介して接続されている。
【0017】一方、CPU15のI/Oポート16の入
出力側には、上記液晶画面4が接続されている。
【0018】さらにCPU15には、上記刺繍縫いミシ
ンの制御動作手順をプログラムの形で格納するROM2
0が入力可能に接続されていると共に、データや演算結
果等を記憶するRAM21が入出力可能に接続されてい
る。
【0019】上記CPU15は、入力に関連した所定の
画面表示を液晶画面4に行わせる指令を送出すると共
に、液晶画面4での作業者によるダイレクトタッチ入力
信号に応答して当該液晶画面4に所定の画面表示を行わ
せる指令を送出する機能を有している。
【0020】CPU15はまた、液晶画面4での作業者
によるダイレクトタッチ入力信号に応答して、上記ドラ
イバ17,18,19に所定の駆動・停止指令を送出す
る機能を有している。
【0021】特に、本実施形態においては、上記CPU
15は、画面上の刺繍枠40(図10参照)内に、選択
模様のうちの全体が表示される模様を判別する判別手段
15aを備えていると共に、この判別した選択模様の縫
製データを、縫製対象として選別する選別手段15bを
備えている。
【0022】また特に、本実施形態においては、上記C
PU15は、前述した図17の画面46で行われる刺繍
枠移動操作(ダイレクトタッチ)に従った位置に刺繍枠
9が移動するように、刺繍枠9を移動させる手段の駆動
源12,13を制御する移動制御手段15cを備えてい
ると共に、この刺繍枠9の移動に関連して、布43上の
X−Y軸44,45の位置情報を検出し、当該情報に基
づいて上記ソフトウェア上のX−Y軸41,42とのず
れを検出するずれ検出手段15dを備えており、さらに
当該ずれに基づいて、縫製範囲内の模様データを補正す
る補正手段15eを備えている。
【0023】次に、このように構成された刺繍縫いミシ
ンにおいて、つなぎ刺繍(長い文字列、大型の模様や縫
製位置同士に所定の関係がある組み合わせ模様等の縫製
であって、1回の縫製で刺繍枠9内に刺繍模様を全部形
成できない縫製)を行う場合について、図3乃至図7に
示されるフロー図及び図8乃至図17に示される液晶画
面表示を参照しながら説明する。
【0024】先ず、ミシンの電源スイッチをオンする
と、液晶画面4には、図8に示されるように、つなぎ刺
繍を選択するか否かの選択画面47が表示される。以降
は、つなぎ刺繍の説明であるから、先ず作業者は、つな
ぎ刺繍選択スイッチ48をダイレクトタッチ(以降単に
タッチと記す)してつなぎ刺繍を選択する(図3に示さ
れるフロー図のステップ1)。
【0025】すると、液晶画面4が、図9に示されるよ
うに、つなぎ刺繍の刺繍模様群選択画面49に切替わ
り、作業者は、表示された刺繍模様群のうちの何れかを
選択する(ステップ2)。ここで、本実施形態において
は、説明の都合上、文字列“ABC”と、文字列“あい
う”と、文字列“アイウ”を選択するため、作業者は、
先ず最初に、文字列“ABC”に対応する図示左中央の
刺繍模様群選択スイッチ50をタッチする。
【0026】すると、液晶画面4が、上記選択した刺繍
模様群に対応する刺繍模様選択画面に切替わり、作業者
は、液晶画面4に表示されている文字“ABC”を連続
してタッチすることにより文字列“ABC”を選択する
(ステップ3)。
【0027】すると、液晶画面4が、図10に示される
刺繍模様選択後且つ編集前の画面25に切替わる。この
画面25の図示左側の画面部分26は、大型枠(刺繍枠
の大型のものであって、本実施形態で用いられている刺
繍枠9のこと)の4倍の大きさであり、当該画面部分2
6には、その中心位置を原点としたソフトウェア上のX
−Y軸41,42が十字状に表示され、さらにその中央
に、縫製範囲を規定する刺繍枠40(上記刺繍枠9に対
応する画面上の刺繍枠;画面枠)が表示されると共に上
記選択した文字列“ABC”が表示される。
【0028】一方、上記画面25には、編集スイッチ2
7も表示されており、当該編集スイッチ27をタッチし
て、液晶画面4を、図11に示される編集画面29に切
替える。この時、図示左側の画面部分26の中央には、
上記と同様に文字列“ABC”及び画面枠40が表示さ
れる。
【0029】この編集画面29には、位置/回転スイッ
チ30も表示されており、当該位置/回転スイッチ30
をタッチして、液晶画面4を、図12に示される画面3
1に切替える。この時、図示左側の画面部分26の中央
には、上記と同様に文字列“ABC”及び画面枠40が
表示される(図12では説明の都合上、文字列“AB
C”は右上側に描かれている)。
【0030】また、画面31の図示右上側の画面部分に
は、上記文字列“ABC”の縫い位置を変更するための
アローキー32(選択模様の縫い位置を移動設定するス
イッチ;移動方向指示キー)が表示される。このアロー
キー32は、現在の位置を中心として斜め方向を含めた
上下左右の8方向に図示の矢印を備えており、当該矢印
をタッチする毎に、選択模様の縫い位置が当該矢印方向
に所定微量づつ移動される。ここでいう所定微量とは、
X−Y方向に対しては1mm、45°方向に対しては約
1,414mmである。
【0031】また、画面31の図示右中央の画面部分に
は、上記文字列“ABC”を回転する際の回転方向を指
示するための回転方向キー33が表示される。この回転
方向キー33の図示右側部分をタッチすると、上記文字
列“ABC”が時計方向に回転され、回転方向キー33
の図示左側部分をタッチすると、上記文字列“ABC”
が反時計方向に回転される。
【0032】また、画面31の図示右下側の画面部分に
は、上記文字列“ABC”を回転する際の回転角度を指
示するための回転角度キー34が表示される。この回転
角度キー34の図示上側のキー34aをタッチする毎
に、上記文字列“ABC”が上記回転方向キー33によ
り指示された方向に5°づつ回転され、回転角度キー3
4の図示下側のキー34bをタッチする毎に、上記文字
列“ABC”が上記回転方向キー33により指示された
方向に90°づつ回転される。
【0033】ここで、本実施形態においては、説明の都
合上、上記アローキー32のみの操作により、上記文字
列“ABC”を、図12に示される図示右上側の所望の
位置に移動設定する(ステップ4)。
【0034】このようにしてステップ4における文字列
“ABC”の編集が終了したら、図12に示されている
変更おわりスイッチ51をタッチして画面31を画面2
9に戻し、画面29に示されている編集おわりスイッチ
56をタッチして画面29を画面25に戻し、組合せ模
様があるか否か、すなわち他の模様を選択するか否かを
判定する(ステップ5)。
【0035】ここで、本実施形態においては、前述した
ように、文字列“あいう”を選択するため、画面25に
示されている組合せスイッチ52をタッチし画面25を
図9に示した画面49に戻す。すなわち、上記ステップ
2にリターンする。
【0036】そうしたら、ステップ2において、画面4
9における文字列“あいう”に対応する図示左上側の刺
繍模様群選択スイッチ53をタッチしてステップ3に進
み、ステップ3において、液晶画面4に表示されている
文字“あいう”を連続してタッチすることにより文字列
“あいう”を選択する。
【0037】すると、液晶画面4が、図13に示される
刺繍模様選択後且つ編集前の画面25に切替わる。この
画面25の図示左側の画面部分26には、図12で説明
したのと同様な表示がなされている。すなわち、X−Y
軸41,42、画面枠40及び文字列“ABC”が上記
と同様な位置に配置されている。さらに今回は、当該画
面部分26の中央に、上記選択した文字列“あいう”が
表示される。
【0038】そうしたら、図13に示されている編集ス
イッチ27をタッチして画面25を編集画面29に切替
え、編集画面29に示されている位置/回転スイッチ3
0をタッチして編集画面29を図14に示される画面3
1に切替え、上記アローキー32のみの操作により、上
記文字列“あいう”を、図示左側の画面部分26におけ
る図示中央左上側の所望の位置に移動設定する(ステッ
プ4)。
【0039】このようにしてステップ4における文字列
“あいう”の編集が終了したら、図14に示されている
変更おわりスイッチ51をタッチして画面31を画面2
9に戻し、画面29に示されている編集おわりスイッチ
56をタッチして画面29を画面25に戻し、組合せ模
様があるか否か、すなわち他の模様を選択するか否かを
判定する(ステップ5)。
【0040】ここで、本実施形態においては、前述した
ように、文字列“アイウ”を選択するため、画面25に
示されている組合せスイッチ52をタッチし画面25を
図9に示される画面49に戻す。すなわち、ステップ2
にリターンする。
【0041】以降のステップ2乃至4までの処理は上記
と同様にして、上記文字列“アイウ”を、図14に示さ
れる図示左側の画面部分26における図示中央左側の所
望の位置に設定する。
【0042】このようにしてステップ4における文字列
“アイウ”の編集が終了したら、ステップ5において、
図14に示されている変更おわりスイッチ51をタッチ
して画面31を画面29に戻し、画面29に示されてい
る編集おわりスイッチ56をタッチして画面29を画面
25に戻し、組合せ模様があるか否か、すなわち他の模
様を選択するか否かを判定する。
【0043】ここで、本実施形態においては、組合せ模
様がそれ以上なく全ての選択模様の編集が終了したの
で、ステップ6の画面枠移動処理に移行する。すなわ
ち、先ず画面25に示されている組合せ終了スイッチ5
4をタッチして画面25を図15に示される画面枠移動
処理画面55に切替える。この画面枠移動処理画面55
の図示左側の画面部分26には、図14で説明したのと
同様な表示がなされている。すなわち、X−Y軸41,
42、画面枠40、文字列“ABC”、文字列“あい
う”及び文字列“アイウ”が上記と同位置に配置されて
いる。
【0044】また、画面枠移動処理画面55の図示右上
側の画面部分には、上記と同様な構成のアローキー32
が表示される。このアローキー32は、今回は上記画面
枠40を移動設定する(縫い範囲を決定する)ためのも
のである。
【0045】すなわち、ステップ6では、上記アローキ
ー32を操作することによって、図15に示されるよう
に、画面枠40を所望の位置に移動する。
【0046】ここで、本実施形態においては、上記画面
枠40を画面部分26の右上側に移動する。この時、画
面枠40内には、図15に示されるように、文字列“A
BC”の全部が収まっていると共に、文字列“あいう”
を構成する一部の文字“う”全体が収まっている。
【0047】この画面枠40の移動設定の完了、すなわ
ち縫製範囲の決定を待ち(ステップ7)、縫製範囲が決
定したら、図15に示される指定おわりスイッチ57を
タッチして画面枠移動処理画面55を図16に示される
等倍画面58に切替える。この等倍画面58は、図示左
側の画面部分26一杯に、図15に示した上記画面枠4
0内を表示したものである。
【0048】この時、画面部分26内(画面枠40内と
同値)に、選択模様のうちの全体が表示される模様を判
別する(ステップ8)。ここで、文字列“ABC”は全
部が収まっているため、判別模様となる。また、文字列
“あいう”は全部が収まっていないが、文字“う”は全
体が収まっているため、当該文字“う”は判別模様とな
る。この時、画面部分26内に一部が入っている文字
“い”を縫製しない模様として作業者に知らしめるた
め、当該文字“い”の画面部分26内への進入部分60
をハーフトーンで表示する。次いで、ステップ9におい
て、上記判別した選択模様の縫製データを縫製対象とし
て選別し、上記ROM20から読み出す。
【0049】一方、作業者は、予め、図18に示される
ように、被縫製物としての布43上に、例えば定規やチ
ャコペン等を用いて、X−Y軸44,45を引いてお
く。このX−Y軸44,45は手作業により引かれたも
のであるから、勿論直角にはなっていない。そして、作
業者は、上記X−Y軸44,45が引かれた布43を上
記刺繍枠9に対してセットする。この時、刺繍枠9に対
する布43上のX−Y軸44,45の位置が、画面部分
26(画面枠40と同値)に対する上記ソフトウェア上
のX−Y軸41,42の位置と対応する(合致する)よ
うにセットする。このセットは目視で行うため、ソフト
ウェア上のX−Y軸41,42に対して布43上のX−
Y軸44,45がずれてしまうというのはいうまでもな
い。
【0050】さて、上記セットが完了したら、等倍画面
58に示されているOKスイッチ59をタッチして等倍
画面58を図17に示される刺繍枠移動処理画面61に
切替える。この刺繍枠移動処理画面61の図示左側の画
面部分26には、X−Y軸41,42が消されている以
外は、図16で説明したのと同様な表示がなされてい
る。
【0051】また、この画面部分26上で任意の位置を
タッチすると、当該タッチ位置に対応する布上のポイン
トが針下位置に位置するように、刺繍枠9が移動するよ
うになっている(以下刺繍枠移動処理画面61の画面部
分26上でのタッチ入力機能をタッチキーと記す)。
【0052】また、刺繍枠移動処理画面58の図示右上
側の画面部分には、上記と同様な構成のアローキー32
が表示される。このアローキー32は、今回は上記刺繍
枠9を移動(上記した微量の移動)設定するためのもの
である。
【0053】さて、ステップ10では、上記構成の刺繍
枠移動処理画面58を用いて、図4乃至図6に示される
布上のX−Y軸のずれ検出処理を行う。すなわち、先ず
図4に示されるステップ1において、刺繍枠9を移動す
るのか否かを判定し、タッチキー26またはアローキー
32が操作された場合には、刺繍枠9を移動するとして
ステップ2に進み、ステップ2において、図7に示され
る刺繍枠移動処理に移行する。
【0054】すなわち、先ず図7に示されるステップ1
において、上記移動操作がタッチキー26により行われ
たかアローキー32により行われたかを判定し、タッチ
キー26により行われた場合にはステップ2に進み、ス
テップ2において、画面部分26上の表示座標でタッチ
されたポイント(Tx,Ty)を求め、ステップ3にお
いて、上記ポイント(Tx,Ty)に基づいて、実際の
刺繍枠9の座標系の位置(Xt,Yt)を求め、ステッ
プ4において、刺繍枠9の座標系の現在の位置と上記求
めた位置(Xt,Yt)との偏差(dx,dy)を求
め、ステップ5において、上記X、Y駆動モータ12,
13を駆動し、上記求めた偏差分、刺繍枠9を移動させ
る。すなわち、この移動により、画面部分26上でタッ
チしたポイントに対応する布43上のポイントが針下位
置に位置することになる。
【0055】ここで、作業者は、針下位置に、布43上
に形成したX−Y軸44,45が順次位置するように、
画面部分26上のポイントをタッチする。本実施形態に
おいては、先ず針下位置にX軸44上の任意の一点X1
(図18参照)が位置するように、画面部分26上のポ
イントをタッチする。この移動が完了するのを待って
(ステップ6)、作業者は、針下位置に、上記点X1が
位置しているかを確認する。この確認の際に、縫針8を
布43上まで下降させれば、より精度の良い確認をする
ことができるので、好ましい。
【0056】ここで、針下位置に上記点X1が位置して
いたら、ステップ7、8のNOのルートをそれぞれ辿
り、ステップ10のエンドのルートを辿って、図4に示
したステップ3に進む。
【0057】一方、上記タッチキー26による移動で、
針下位置の極近い位置に、上記点X1が位置した場合に
は、後の移動は微量移動のアローキー32で行うのが好
ましく、この場合には、ステップ7のNOのルート、ス
テップ8のYESのルートを辿って、ステップ9におい
て、アローキー32にてタッチした指定方向に前述した
所定の微量、刺繍枠9を移動させる。この移動微量は、
前述したように、X−Y方向に対しては1mm、45°
方向に対しては約1,414mmである。そして、針下
位置に上記点X1が位置したら、ステップ10のエンド
のルートを辿って、図4に示したステップ3に進む。
【0058】一方、上記ステップ1において、移動操作
がアローキー32により行われた場合にはステップ8に
進み、ステップ8乃至9において、アローキー32によ
る移動を行う。
【0059】また、ステップ6までの移動をタッチキー
26で行い、次の移動をさらにタッチキー26で行いた
い場合にはステップ7のYESのルートを辿り、ステッ
プ2にリターンし、以降のステップでさらにタッチキー
26による移動を行う。
【0060】また、ステップ10において、タッチキー
26による移動を行いたい場合にはステップ2にリター
ンし、以降のステップでタッチキー26による移動を行
う。一方、ステップ10において、アローキー32によ
る移動を行いたい場合にはステップ8にリターンし、以
降のステップでアローキー26による移動を行う。
【0061】このようにして、図7に示した刺繍枠移動
処理が終了したら、図4に示されるステップ3に進み、
ステップ3において、X方向第1点目キー62(図17
参照)をタッチし、ステップ4において、布43上のX
軸44の第1点目X1の枠座標位置を記憶する。
【0062】以降のステップ5乃至ステップ8の処理
は、上記ステップ1乃至ステップ4の処理と基本的には
同様であり、当該ステップ5乃至ステップ8の処理によ
って、針下位置にX軸44上の任意の一点X2が位置す
るように刺繍枠9を移動させ、X方向第2点目キー63
(図17参照)をタッチし、布43上のX軸44の第2
点目X2の枠座標位置を記憶する。
【0063】以降のステップ9乃至ステップ12の処理
は、布43のY軸45上の任意の一点Y1に対する処理
であり、上記ステップ1乃至ステップ4の処理と基本的
には同様である。すなわち、ステップ9乃至ステップ1
2の処理によって、針下位置にY軸45上の任意の一点
Y1が位置するように刺繍枠9を移動させ、Y方向第1
点目キー64(図17参照)をタッチし、布43上のY
軸45の第1点目Y1の枠座標位置を記憶する。
【0064】以降のステップ13乃至ステップ16の処
理は、上記ステップ9乃至ステップ12の処理と基本的
には同様であり、当該ステップ13乃至ステップ16の
処理によって、針下位置にY軸45上の任意の一点Y2
が位置するように刺繍枠9を移動させ、Y方向第2点目
キー65(図17参照)をタッチし、布43上のY軸4
5の第2点目Y2の枠座標位置を記憶する。
【0065】ステップ17では、例えば入力間違い等が
あり上記処理をやり直すか否かを判定し、やり直す場合
にはステップ18において、図17に示されている修正
スイッチ66をタッチして上記ステップ4、8、12,
16において記憶した座標位置をクリアし、図4に示し
たステップ1にリターンする。
【0066】一方、ステップ17で、上記処理をやり直
さないと判定した場合にはステップ19において、上記
4点X1,X2,Y1,Y2を記憶するかを再確認し、
記憶したくない場合には、修正スイッチ66をタッチし
て上記4点をクリアし、図4に示したステップ1にリタ
ーンする。
【0067】一方、ステップ19で、記憶すると判定し
た場合にはステップ20において、上記4点X1,X
2,Y1,Y2に基づいて、X軸44とY軸45との交
点、すなわちX−Y軸45,46の原点位置を検出し、
ソフトウェア上のX−Y軸41,42の原点位置に対す
る原点ずれを検出する。
【0068】これと同時に、上記4点X1,X2,Y
1,Y2に基づいて、刺繍枠9にセットされたX−Y軸
44,45の回転方向ずれθを検出する。この時、前述
したように、布43上のX−Y軸44,45は直角が出
ていないため、何れか一方の軸を基準としなければ上記
回転方向ずれθを規定できない。従って、本実施形態に
おいては、X軸44を基準線として、ソフトウェア上の
X軸41に対する回転方向ずれθを検出する。
【0069】このようにして、ソフトウェア上のX−Y
軸41,42に対する布43上のX−Y軸44,45の
ずれを検出したら、図3に示されるステップ11に進
み、ステップ11において、上記ずれに基づいて、上記
縫製範囲(画面枠40)内の模様データを補正する。こ
の補正は、これから縫製する文字列“ABC”、文字
“う”が上記布43上のX−Y軸44,45(実際には
ソフトウェア上のX−Y軸41,42に対して傾いてい
るX−Y軸44,45)に平行となるように(編集時に
模様を回転させている場合にはX−Y軸44,45に対
して当該回転角度回転するように)、文字列“AB
C”、文字“う”の模様データを、上記回転方向ずれθ
分回転させると共に、原点ずれ分移動させる。
【0070】そうしたら、ステップ12において、刺繍
枠9内の縫製を行い、布43に上記文字列“ABC”、
文字“う”を順次形成する。すなわち、布43上のX軸
44に平行な所定の位置に、文字列“ABC”、文字
“う”が形成される。
【0071】このようにして1回目の縫製が終了したら
ステップ13において、全部の縫製が終了したか否かを
判定し、本実施形態においては、次の縫製があるのでス
テップ6の画面枠移動処理にリターンする。
【0072】このステップ6の画面枠移動処理において
は、前述したように、上記アローキー32を操作するこ
とによって、図15に示した画面枠40を所望の位置に
移動する。
【0073】ここで、本実施形態においては、上記画面
枠40を画面部分26の左上側に移動する。この時、画
面枠40内には、図示は省略するが、文字列“アイウ”
の全部が収まっていると共に、文字列“あいう”を構成
する一部の文字列“あい”が収まっている。
【0074】そうしたら、ステップ7の処理を同様に行
って、ステップ8において、画面部分26内(画面枠4
0内と同値)に、選択模様のうちの全体が表示される模
様を前述したのと同様にして判別する(ステップ8)。
ここで、文字列“アイウ”は全部が収まっているため、
判別模様となる。また、文字列“あいう”は全部が収ま
っていないが、文字列“あい”は各文字の全体がそれぞ
れ収まっているため、当該文字列“あい”は判別模様と
なる。次いで、ステップ9において、上記判別した選択
模様の縫製データを縫製対象として選別し、上記ROM
20から読み出す。
【0075】一方、作業者は、予め、前述した縫製によ
り文字列“ABC”及び文字“う”が形成された布43
を上記刺繍枠9から取り外し、布43をずらして刺繍枠
9に再セットする。この時、刺繍枠9に対する布43上
のX−Y軸44,45の位置が、画面部分26(画面枠
40と同値)に対する上記ソフトウェア上のX−Y軸4
1,42の位置(今回はX−Y軸41,42の原点位置
が右下隅に位置している)と対応する(合致する)よう
にセットする。このセットは目視で行うため、ソフトウ
ェア上のX−Y軸41,42に対して布43上のX−Y
軸44,45がずれてしまうことになる。
【0076】以降のステップ10及びステップ11は上
記と同様に処理し、これによって、ソフトウェア上のX
−Y軸41,42に対する今回刺繍枠9にセットされて
いる布43上のX−Y軸44,45のずれを検出すると
共に、そのずれ分、刺繍枠9内のこれから縫製する模様
の縫製データを補正する。
【0077】そうしたら、ステップ12において、刺繍
枠9内の縫製を行い、布43に上記文字列“アイウ”、
文字列“あい”を順次形成する。この時、上記補正を行
っているため、既に形成した模様とこれから縫製する模
様との相対位置が綺麗に合うようになっている。
【0078】このようにして2回目の縫製が終了したら
ステップ13において、全部の縫製が終了したか否かを
判定し、本実施形態においては、選択した3種類の模
様、すなわち文字列“ABC”、文字列“アイウ”、文
字列“あいう”を全部形成したので、当該フローを終了
する。
【0079】このように、本実施形態においては、液晶
画面4によって、ソフトウェア上のX−Y軸41,42
と布43上のX−Y軸44,45とのずれを検出する
(既に形成した模様とこれから縫製する模様との相対位
置を合わせる処理に必要な情報を検出する)ための刺繍
枠移動操作を、画面61においてダイレクトタッチで行
い、移動制御手段15cによって、刺繍枠9を移動させ
る手段のX、Y駆動モータ12,13を制御して、刺繍
枠9を上記刺繍枠移動操作に従った位置に移動するよう
にしているため、例えば公知のアローキー32のように
表示画面でのタッチ毎に所定の微量づつ目的物を移動す
るものに比して、その移動処理を迅速且つ簡易に行うこ
とができるようになっている。
【0080】また、ずれ検出手段15dによって、上記
刺繍枠9の移動に関連して、布43上に形成したX−Y
軸44,45の位置情報を検出し、当該情報に基づいて
上記ソフトウェア上のX−Y軸41,42とのずれを検
出して、補正手段15eによって、上記ずれに基づい
て、刺繍枠9により規定される縫製範囲内の模様データ
を補正するようにしているため、既に形成した模様とこ
れから縫製する模様との相対位置を綺麗に合わせること
ができるようになっている。
【0081】また、従来技術では、文字列全部を一つの
模様として判断しているため、表示画面での縫い範囲4
0内に、文字列の一部の文字全体が収まっていても、当
該縫い範囲40内に収まっている一部の文字は縫わない
ようになっている。すなわち、1回目の縫製では、文字
列“ABC”のみを縫製し、2回目の縫製では、文字列
“アイウ”のみを縫製するため、3回目の縫製で、文字
列“あいう”を縫わなければならず、刺繍枠9に対する
布43のセット回数が3回と多い。しかしながら、本実
施形態においては、判別手段15aによって、画面58
での画面部分26内に、選択模様のうちの全体が表示さ
れる模様を判別し、選別手段15bによって、この判別
した選択模様の縫製データを、縫製対象として選別する
ようにしているため、各選択模様の配置位置や各縫製範
囲の規定位置にもよるが、前述したように、刺繍枠9に
対する布43のセット回数が2回となっており、作業能
率を向上できるようになっている。
【0082】以上本発明者によってなされた発明を実施
形態に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施形
態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範
囲で種々変形可能であるというのはいうまでもない。
【0083】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の形状縫いミ
シンは、表示手段によって、ソフトウェア上のX−Y軸
と被縫製物に形成したX−Y軸とのずれを検出する、す
なわち既に形成した模様とこれから縫製する模様との相
対位置を合わせる処理に必要な情報を検出するための被
縫製物保持枠移動操作を、表示画面においてダイレクト
タッチで行い、移動制御手段によって被縫製物保持枠を
移動させる手段の駆動源を制御して、被縫製物保持枠を
上記被縫製物保持枠移動操作に従った位置に移動するよ
うにし、例えば公知の移動方向指示キーのように表示画
面でのタッチ毎に所定の微量づつ目的物を移動するもの
に比して、その移動処理を迅速且つ簡易に行い得るよう
に構成したものであるから、縫製コスト及び作業者の労
力を低減することが可能となる。
【0084】この時、ずれ検出手段によって、被縫製物
保持枠の移動に関連して、上記被縫製物に形成したX−
Y軸の位置情報を検出し、当該情報に基づいて上記ソフ
トウェア上のX−Y軸とのずれを検出して、補正手段に
よって、上記ずれに基づいて、被縫製物保持枠により規
定される縫製範囲内の模様データを補正し、既に形成し
た模様とこれから縫製する模様との相対位置を綺麗に合
わし得るように構成したものであるから、縫製品質を向
上することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態における形状縫いミシンを
表した斜視図である。
【図2】同上実施形態における制御系を表したブロック
図である。
【図3】つなぎ刺繍の処理手順を表したフロー図であ
る。
【図4】図3中における被縫製物上のX−Y軸のずれ検
出処理手順を表したフロー図である。
【図5】図4に続く処理手順を表したフロー図である。
【図6】図5に続く処理手順を表したフロー図である。
【図7】図4及び図5中における被縫製物保持枠の移動
処理手順を表したフロー図である。
【図8】表示手段におけるつなぎ刺繍選択画面を表した
説明図である。
【図9】表示手段におけるつなぎ刺繍での模様群選択画
面を表した説明図である。
【図10】表示手段におけるつなぎ刺繍での一の模様選
択後且つ編集前の画面を表した説明図である。
【図11】表示手段におけるつなぎ刺繍での編集画面を
表した説明図である。
【図12】表示手段におけるつなぎ刺繍での編集画面で
位置/回転タッチスイッチを押しさらに表示された移動
方向指示キーにより一の選択模様の位置を設定した画面
を表した説明図である。
【図13】表示手段におけるつなぎ刺繍での他の模様選
択後且つ編集前の画面を表した説明図である。
【図14】表示手段におけるつなぎ刺繍での編集画面で
位置/回転タッチスイッチを押しさらに表示された移動
方向指示キーにより他の選択模様の位置を設定した画面
を表した説明図である。
【図15】表示手段におけるつなぎ刺繍での編集画面終
了後の画面枠移動処理画面を表した説明図である。
【図16】表示手段におけるつなぎ刺繍での一の縫製範
囲決定後の等倍画面を表した説明図である。
【図17】表示手段におけるつなぎ刺繍での被縫製物X
−Y軸のずれ検出処理画面を表した説明図である。
【図18】被縫製物に形成したX−Y軸の位置情報を検
出する際の説明図である。
【符号の説明】
4 表示手段 8 縫針 9 被縫製物保持枠 12,13 駆動源 15c 移動制御手段 15d ずれ検出手段 15e 補正手段 20 ROM 41 ソフトウェア上のX軸 42 ソフトウェア上のY軸 43 被縫製物 44 被縫製物に形成したX軸 45 被縫製物に形成したY軸 61 表示画面 X1,X2,Y1,Y2 位置情報

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被縫製物上に配置する1又は2以上の選
    択模様の縫製範囲が被縫製物保持枠よりも大きい場合で
    あって、その縫製範囲を分割して縫製する形状縫いミシ
    ンにおいて、 被縫製物を被縫製物保持枠にセットして、分割された一
    の縫製範囲を縫製するにあたって、 前記被縫製物に形成したX−Y軸線とミシンの針下位置
    が合うように被縫製物保持枠移動を指示する操作手段
    と、 前記被縫製物保持枠移動操作に従った位置に前記被縫製
    物保持枠が移動するように駆動源を制御する移動制御手
    段と、 前記被縫製物保持枠の移動に関連して、前記被縫製物に
    形成したX−Y軸の位置情報を検出し、当該情報に基づ
    いて前記ソフトウェア上のX−Y軸とのずれを検出する
    ずれ検出手段と、 当該ずれに基づいて、前記一の縫製範囲内の模様データ
    を補正する補正手段と、 を具備した形状縫いミシン。
  2. 【請求項2】 ずれ検出手段は、前記被縫製物に形成し
    たX−Y軸が前記針下位置に位置した時の位置情報に基
    づいて、X−Y軸のうちの一方の軸と、この一方の軸と
    他方の軸とが交差する原点とを求めることにより、ソフ
    トウェア上のX−Y軸とのずれを検出することを特徴と
    する請求項1記載の形状縫いミシン。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006043232A (ja) * 2004-08-06 2006-02-16 Brother Ind Ltd 刺繍縫製可能なミシン
KR100806297B1 (ko) 2007-02-14 2008-02-22 썬스타 산업봉제기계 주식회사 봉제디자인 확대/축소 모드에서 봉제데이터 편집기능과재봉 모드에서 화면 자동추종 기능을 구비한 전자 미싱 및그의 동작 제어 방법
JP2020130912A (ja) * 2019-02-26 2020-08-31 Juki株式会社 ミシン

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