JPH1147282A - 低周波治療器 - Google Patents

低周波治療器

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JPH1147282A
JPH1147282A JP20611397A JP20611397A JPH1147282A JP H1147282 A JPH1147282 A JP H1147282A JP 20611397 A JP20611397 A JP 20611397A JP 20611397 A JP20611397 A JP 20611397A JP H1147282 A JPH1147282 A JP H1147282A
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JP
Japan
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low
electrode pair
human body
frequency pulse
unit
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JP20611397A
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English (en)
Inventor
Keita Hara
圭太 原
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 治療時のピリピリ感を防止でき、電極の装着
状態に応じて確実な治療ができる低周波治療器を提供す
る。 【解決手段】 低周波パルス出力部100から所定基準
電圧0.1Vsampから所定判定出力電圧Vsampまで増大
させた低周波パルスを出力する。このときの電流検出部
119により検出された電極対の電極間に流れる電流の
増加率が30%以下であるとき、装着部位判定部128
は、電極対が人体の通電しにくい部位に装着されている
と判定する。上記装着部位判定部128が人体の通電し
にくい部位に装着されていると判定すると、低周波パル
ス出力部100の低周波パルスの出力を停止する。そし
て、LCD91に電極対が人体の通電しにくい部位に装
着されていることを表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、人体に電気的な
刺激を与えて、凝り,痛み等の治療を行う低周波治療器
に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】従
来、低周波治療器としては、複数の電極対と、一つの低
周波パルス出力手段と、この低周波パルス手段からどの
電極対に低周波出力を振り分けるかを決定する出力分配
手段とを備えたものがある(特開平3−9766号公
報)。
【0003】また、他の低周波治療器としては、一対の
電極間に流れる電流を検出する電極電流検出回路と、そ
の電極電流検出回路により検出された電流値が所定値以
下になったときに報知出力を出す報知回路とを設けて、
電極の人体への装着状態が悪くなったことを知らせるも
のがある(特開平4−132566号公報)。この報知回
路を有する低周波治療器は、絶対値により判定されてお
り、部位および部位の疲労度、こりの度合い等による生
体のインピーダンスの誤差により、判定を誤り、誤報知
を出すことが多い。
【0004】また、もう一つの低周波治療器としては、
一対の電極間に流れる電流値が所定値以上になったとき
に電極が人体に装着されたことを検出する人体検出回路
と、その人体検出回路の動作をモニタするための表示部
とを備えて、電極が人体に装着されているか否かを判定
するものがある(特開平4−193281号公報)。この
人体検出回路を有する低周波治療器は、基本的には絶対
値により判定されており、電極の装着部位およびその部
位の疲労度、こりの度合い等により生体のインピーダン
スが高い場合には、判定を誤り、誤表示を出すことが多
い。
【0005】上記いずれの低周波治療器においても、肩
胛骨の近傍の上等筋肉の少ない部分に電極を装着したと
きに、低周波パルスの出力電圧を上げると、使用者にピ
リピリした痛さが発生し、不快感のため治療効果が低下
してしまうという問題がある。また、そのピリピリ感を
生じる刺激電圧の低周波パルスを連続あるいは断続的に
加えた場合には、治療後、かえって使用者に疲労感を生
じさせてしまうという問題があった。
【0006】そこで、この発明の目的は、人体のインピ
ーダンス等のばらつきに係わらず、電極の装着部位の状
態を確実に判定して、治療時のピリピリ感を防止でき、
電極の装着状態に応じて確実な治療ができる低周波治療
器を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の低周波治療器は、人体に装着される電極
対と、上記電極対に低周波パルスを印加する低周波パル
ス出力部と、上記低周波パルス出力部から出力される低
周波パルスの出力電圧を制御する出力電圧制御部と、上
記低周波パルス出力部からの上記低周波パルスが印加さ
れた上記電極対の電極間に流れる電流を検出する電流検
出部と、上記出力電圧制御部により上記低周波パルス出
力部から出力される低周波パルスを所定基準電圧から所
定判定電圧まで増大させて、上記電流検出部により検出
された上記電極対の電極間に流れる電流値の増加率が所
定値以下であるとき、上記電極対が人体の通電しにくい
部位に装着されていると判定する装着部位判定部とを備
えたことを特徴としている。
【0008】上記請求項1の低周波治療器によれば、人
体に装着された電極対に対して上記低周波パルス出力部
より治療のための低周波パルスを印加する前に、電極対
の装着部位の状態を判定するために低周波パルス出力部
から低周波パルスを出力し、その低周波パルスの出力電
圧を所定基準電圧から所定判定電圧まで上記出力電圧制
御部により増大させる。そうして、上記装着部位判定部
は、上記低周波パルスが所定基準電圧のときに電流検出
部により検出された電流値に対して、低周波パルスが所
定判定電圧のときに電流検出部により検出された電流値
の増加率が所定値以下か否かを判定して、その増加率が
所定値以下であるとき、上記電極対が人体の通電しにく
い部位に装着されていると判定する。一方、上記増加率
が所定値を越えるとき、上記電極対が人体の通電しにく
い部位でなく、通電しやすい部位に装着されていると判
定する。例えば、人体の骨の近傍などの部位では、低周
波パルスの電流が流れにくく、この部位に電極を装着し
た場合、低周波パルスの出力電圧を治療電圧に上げる
と、ピリピリ感が発生する。そのような部位に電極を装
着した場合に、治療前に、上記装着部位判定部により電
極間に流れる電流の増加率に基づいて電極対が人体の通
電しにくい部位に装着されていることを確実に判定する
ことによって、この後の治療のための低周波パルスの出
力を止めたり、表示などにより使用者に警告したりする
ことが可能となる。したがって、人体のインピーダンス
等のばらつきに係わらず、電極の装着部位の状態を確実
に判定して、治療時のピリピリ感を防止でき、電極の装
着状態に応じて確実な治療を行うことができる。
【0009】また、請求項2の低周波治療器は、請求項
1の低周波治療器において、上記装着部位判定部が上記
電極対が人体の通電しにくい部位に装着されていると判
定すると、上記低周波パルス出力部の低周波パルスの出
力を停止することを特徴としている。
【0010】上記請求項2の低周波治療器によれば、人
体の電流が流れにくい部位に電極が装着されている場
合、上記装着部位判定部が電極対が人体の通電しにくい
部位に装着されていると判定して、治療を開始する前に
低周波パルス出力部の低周波パルスの出力を停止するこ
とによって、未然に不快感を防ぐことができる。
【0011】また、請求項3の低周波治療器は、請求項
2の低周波治療器において、上記装着部位判定部が上記
電極対が人体の通電しにくい部位に装着されていると判
定すると、上記電極対が人体の通電しにくい部位に装着
されていることを報知する報知部を備えたことを特徴と
している。
【0012】上記請求項3の低周波治療器によれば、人
体の電流が流れにくい部位に電極対が装着されている場
合には、上記装着部位判定部が電極対が人体の通電しに
くい部位に装着されていると判定して、治療を開始する
前にそのことを上記報知部により表示等で使用者に伝え
ることによって、それを知った使用者は、電極の装着位
置を替えることができる。
【0013】また、請求項4の低周波治療器は、請求項
1の低周波治療器において、人体に装着される複数の電
極から1対の電極対を選択する電極対選択部を備え、上
記電極対選択部により順次電極対を選択して、上記装着
部位判定部により上記電極対選択部により選択された上
記電極対が人体の通電しにくい部位に装着されているか
どうかを判定し、上記装着部位判定部が人体の通電しに
くい部位に装着されていると判定された上記電極対に対
して上記低周波パルス出力部の低周波パルスの出力を停
止することを特徴としている。
【0014】上記請求項4の低周波治療器によれば、人
体の電流が流れにくい部位に電極対が装着されている場
合には、上記装着部位判定部が上記電極対選択部により
選択された電極対が人体の通電しにくい部位に装着され
ていると判定して、治療を開始する前に人体の通電しに
くい部位に装着されていると判定された電極対に対して
低周波パルス出力部の低周波パルスの出力を停止するこ
とによって、未然に不快感を防ぐことができ、人体の通
電しやすい部位に装着されていると判定された他の部位
の電極対によりそのまま治療を行うことができる。
【0015】また、請求項5の低周波治療器は、請求項
4の低周波治療器において、上記装着部位判定部により
人体の通電しにくい部位に装着されていると判定された
上記電極対がどれであるかを表示する表示部を備えたこ
とを特徴としている。
【0016】上記請求項5の低周波治療器によれば、人
体の通電しにくい部位に装着されていると判定された電
極対に対して上記低周波パルス出力部の低周波パルスの
出力を停止すると共に、その部位を表示部により表示し
て使用者に伝えることによって、それを知った使用者
は、電極の装着位置を替えることができる。
【0017】また、請求項6の低周波治療器は、請求項
1の低周波治療器において、人体に装着される複数の電
極から1対の電極対を選択する電極対選択部を備え、上
記電極対選択部により順次電極対を選択して、上記装着
部位判定部により上記電極対選択部により選択された上
記電極対が人体の通電しにくい部位に装着されているか
どうかを判定し、上記出力電圧制御部は、上記装着部位
判定部が人体の通電しにくい部位に装着されていると判
定された上記電極対に対して、上記低周波パルス出力部
から出力される低周波パルスの出力電圧を所定値以上に
増大させないことを特徴としている。
【0018】上記請求項6の低周波治療器によれば、人
体の電流が流れにくい部位に電極対が装着されている場
合、上記装着部位判定部が上記電極対選択部により選択
された電極対が人体の通電しにくい部位に装着されてい
ると判定して、治療を開始する前に人体の通電しにくい
部位に装着されていると判定された電極対に対して低周
波パルスの出力電圧の増大を禁止することによって、未
然に不快感を防ぐことができ、人体の通電しにくい部位
に装着されていないと判定された他の部位に装着された
電極対によりそのまま治療を行うことができる。
【0019】また、請求項7の低周波治療器は、請求項
6の低周波治療器において、上記装着部位判定部により
人体の通電しにくい部位に装着されていると判定された
上記電極対を表示する表示部を備えたことを特徴として
いる。
【0020】上記請求項7の低周波治療器によれば、人
体の通電しにくい部位に装着されていると判定された電
極対に対して低周波パルスの出力電圧の増大を禁止する
と共に、その電極対がどれであるかを表示部により表示
して使用者に伝えることによって、それを知った使用者
は、電極の装着位置を替えることができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、この発明の低周波治療器を
図示の実施の形態により詳細に説明する。
【0022】(第1実施形態)図1はこの発明の第1実
施形態の低周波治療器のブロック図である。
【0023】図1において、91は報知部および表示部
としての液晶表示素子(以下、LCDという)、92は電
源キー,起動キー,停止キー,治療モード選択キー,強さ調
整キー等のユーザが操作する各種キーを有する操作部、
93は低周波パルスの種類や周期等の波形態様を制御す
る中央演算処理装置(以下、CPUという)、94は上記
CPU93の演算に用いられる各種データを一時的に記
憶するRAM(ランダム・アクセス・メモリ)、95は上
記CPU93に用いられる操作量テーブル96,低周波
パルスデータ97および電極選択テーブル98が設けら
れたROM(リード・オンリー・メモリ)である。上記R
OM95の操作量テーブル96は、低周波パルスの周波
数(周期)によって決定される操作量の初期値を格納し、
低周波パルスデータ97は、治療モードに応じた低周波
パルスの波形を表す波形態様情報(周期・パルス幅・電
極接続No.等)を格納すると共に、電極選択テーブル
98は、後述する電極パッド112において選択すべき
電極対に応じた正極性に接続すべき電極,負極性に接続
すべき電極の情報および選択するA/D変換器,D/A
変換器の情報を格納している。また、上記CPU93
は、低周波パルスの出力を制御する出力波形制御部99
と、出力波形制御部99が出力する操作量を制御する操
作量制御部127と、治療を開始する前に電極の装着部
位の状態を判定する装着部位判定部128とを有してい
る。上記CPU93は、操作部92からの起動,停止お
よび波形態様の選定等のキー情報に基づいて、低周波治
療の制御処理を行う。このとき、上記LCD91は、C
PU93に内蔵された図示しない液晶ドライバによって
駆動され、この低周波治療器における操作状態や出力状
態等の各種情報を表示する。
【0024】また、100はn個の低周波パルス出力手
段101〜103で構成された低周波パルス出力部、1
04はn個の昇圧手段105〜107で構成された昇圧
部、108はn個のD/A変換手段109〜111で構
成された出力電圧制御部としてのD/A変換器、119
はn個の電流検出手段120〜122で構成された電流
検出部、123はn個のA/D変換手段124〜126
で構成されたA/D変換器、112はパッドAとパッド
Bとからなる電極パッドである。上記パッドAにm個の
電極A-1〜A-mを設ける一方、パッドBにm個の電極
B-1〜B-mを設けている。
【0025】また、上記CPU93の出力波形制御部9
9は、低周波パルス出力手段101〜103に低周波パ
ルスを出力させるための制御信号を出力すると共に、昇
圧手段105〜107の昇圧値を設定するための操作量
を表す信号を出力する。また、上記低周波パルス出力手
段101〜103に出力させるべき低周波パルスの波形
態様情報は、ユーザが操作部92の治療用モード選択キ
ーによって選択した治療モード(叩き,揉み等)に応じ
て、ROM95の低周波パルスデータ97より得る。ま
た、上記電極パッド112のパッドA,Bにおいて選択
すべき電極対の番号は、ROM95の電極選択テーブル
98より得る。
【0026】治療時、上記低周波パルス出力部100の
低周波パルス出力手段101〜103は、出力波形制御
部99の制御ポートPB1〜PBnからの制御信号に応
じて、低周波パルスを夫々出力する。上記昇圧手段10
5〜107は、低周波パルス出力手段101〜103か
らの低周波パルスを所定の電圧値に昇圧して、電極パッ
ド112のパッドAにおける電極A-1〜A-mに印加す
る。そのときの昇圧値は、出力波形制御部99がD/A
変換手段109〜111を介して出力する操作量によっ
て設定される。
【0027】また、上記電流値検出部119の電流値検
出手段120〜122は、パッドAにおける電極A-1
〜A-mとパッドBにおける電極B-1〜B-mとの間を
人体を介して流れる電流値を検出する。また、A/D変
換手段124〜126は、電流値検出手段120〜12
2により検出された検出電流値をA/D変換して、A/
D変換された検出電流値を表す信号をCPU93の操作
量制御部127に出力する。
【0028】また、上記操作量制御部127は、治療時
に、A/D変換手段124〜126からの検出電流値を
表す信号に基づいて、パッドA,Bの対応する電極対(A
-1とB-1,…,A-mとB-m)の電極間に流れる電流値
が目標電流値になるように、出力波形制御部99が出力
する操作量を制御する。
【0029】上記昇圧部104の各昇圧手段105〜1
07からの出力ラインとパッドAの各電極A-1〜A-5
への入力ラインとの交差位置にスイッチ131〜135
を夫々設けている。上記各スイッチ131〜135のオ
ン/オフは、出力波形制御部99の制御ポートPA1〜
PAmからのスイッチ制御信号によって制御される。一
方、上記パッドBの各電極B-1〜B-5からの出力ライ
ンと各接地ライン136〜138との交差位置にスイッ
チ139〜143を夫々設けている。上記各スイッチ1
39〜143のオン/オフは、出力波形制御部99の制
御ポートPO1〜POmからのスイッチ制御信号によっ
て制御される。上記スイッチ131〜135およびスイ
ッチ139〜143のオン/オフによって、低周波パル
ス出力部100,昇圧部104とパッドAの任意の電極
とを接続すると共に、電流検出部119とパッドBの任
意の電極とを接続して、低周波パルスが印加される電極
対を選択する。上記スイッチ131〜135およびスイ
ッチ139〜143で電極対選択部を構成している。
【0030】さらに、上記D/A変換器108の各D/
A変換手段109〜111への入力ラインにはスイッチ
144〜146が夫々設けられている。上記各スイッチ
144〜146のオン/オフは、出力波形制御部99の
制御ポートPD1〜PDnからのスイッチ制御信号によ
って制御される。上記スイッチ144〜146のオン/
オフによって、上記D/A変換器108において操作量
が供給されるD/A変換手段を選択する。
【0031】またさらに、上記電流検出部119の各電
流検出手段120〜122への入力ラインと接地ライン
136〜138との交差位置にスイッチ147〜149
を夫々設けている。上記各スイッチ147〜149のオ
ン/オフは、出力波形制御部99の制御ポートPC1〜
PCnからのスイッチ制御信号によって制御される。上
記スイッチ147〜149のオン/オフによって、電流
値が検出される電極対を選択する。
【0032】図2はピリピリ感を感じない人の低周波パ
ルスの出力電圧(D/A出力値)と通電電流(A/D変換
値)の関係を示すグラフであり、腕Avr,腕中Avr,真中Av
r,首中Avrおよび首Avrは、腕,腕中,真中,首中および首
の部位についての平均を夫々示している。図2において
縦軸はA/D変換値、横軸はD/A出力値である。ま
た、図3はピリピリ感を感じる人の刺激電圧(D/A出
力値)と通電電流(A/D変換値)の関係を示すグラフで
あり、腕Avr,腕中Avr,真中Avr,首中Avrおよび首Avrは、
腕,腕中,真中,首中および首の部位についての平均を夫
々示している。図2では、低周波パルスの出力電圧を徐
々に増大するに従って通電電流も増大しているのに対し
て、図3では、腕Avr(平均)の装着部位において、低周
波パルスの出力電圧が増大しても、通電電流が増加して
おらず、この部位でピリピリ感が生じる。特に、肩胛骨
の近傍の上等筋肉の少ない部分に低周波治療器の電極を
装着したときは、刺激パルスの電圧をあげると、使用者
にピリピリした痛さが発生する。
【0033】次に、上記電極パッド112のパッドA,
Bの電極数を夫々5個とし、電極A-1と電極B-1、電
極A-2と電極B-2、電極A-3と電極B-3、電極A-
4と電極B-4、電極A-5と電極B-5の組み合わせ
で、5組の電極対(チャンネルCH1〜CH5)を構成し
た場合について低周波治療の制御処理を説明する。な
お、この第1実施形態では、電極対をA-1とB-1、
…、A-5とB-5の組み合わせとしたが、出力波形制御
部99の制御によりA-1とB-2、…やA-1とA-2、
…といった組み合わせも可能である。
【0034】まず、上記出力波形制御部99からのスイ
ッチ制御信号によって、スイッチ131〜135および
スイッチ139〜143のオン/オフによって、5組の
電極対CH1〜CH5のうちのどの電極対に低周波パル
スを印加するかを選択する。そして、選択された電極対
に低周波パルスを印加して、電流検出手段120〜12
2とA/D変換手段123〜126により、その電極対
に流れる電流値を検出する。
【0035】以下、図4,図5のフローチャートに従っ
てCPU93の制御処理を説明する。
【0036】図4において、処理がスタートすると、ス
テップS1で出力電圧Vに“0”を設定し、チャンネル
CHに“1”を設定すると共に、基準値フラグbasis_F
に“0”を設定して、基準値フラグbasis_Fをリセット
する。
【0037】次に、ステップS2に進み、基準値フラグ
basis_Fが“0”であるか否かを判定して、基準値フラ
グbasis_Fが“0”であると判定すると、ステップS3
に進み、ROM95の低周波パルスデータ97よりサン
プリング用パルスデータを読み込んだ後、ステップS4
に進み、低周波パルスの出力電圧Vを0.1Vsampに設
定する。
【0038】次に、ステップS5に進み、ROM95の
電極選択テーブル98より電極選択パターンを読み込ん
だ後、ステップS6に進み、出力電圧が0.1Vsampの
低周波パルスを出力するパルス出力制御を行う。
【0039】次に、ステップS7に進み、電流検出部1
19とA/D変換器123により、選択されているチャ
ンネルCHの通電電流値AD(CH)を読み込んだ後、ス
テップS8に進み、次のチャンネルの準備をするために
チャンネルCHの値をインクリメント(+1)する。
【0040】次に、ステップS9でチャンネルCHが
“6”を越えていると判定すると、ステップS10に進
み、基準値フラグbasis_Fが“1”か否かを判定する。
そして、ステップS10で基準値フラグbasis_Fが
“1”でないと判定すると、ステップS11に進み、基
準値フラグbasis_Fを“1”に設定した後、ステップS
12に進み、チャンネルCHに“1”を設定して、ステ
ップS2に戻る。
【0041】次に、ステップS2で基準値フラグbasis_
Fが“0”でないと判定すると、ステップS13に進
み、ROM95の低周波パルスデータ97よりサンプリ
ング用パルスデータを読み込んだ後、ステップS14で
出力電圧VにVsampを設定する。
【0042】次に、ステップS15に進み、ROM95
の電極選択テーブル98より電極選択パターンを読み込
んだ後、ステップS16に進み、出力電圧がVsampの低
周波パルスを出力するパルス出力制御を行う。
【0043】次に、ステップS17に進み、選択された
チャンネルCHの通電電流値RF(CH)を読み込んだ
後、ステップS18に進み、次のチャンネルの準備をす
るためにチャンネルCHの値をインクリメント(+1)す
る。
【0044】次に、ステップS9に進み、チャンネルC
Hが“6”を越えたか否かを判定して、チャンネルCH
が“6”を越えていないと判定すると、ステップS2に
戻り、再度次のチャンネルの通電電流を読み込む。
【0045】一方、ステップS9でチャンネルCHが
“6”を越えていると判定すると、ステップS10に進
み、基準値フラグbasis_Fが“1”であると判定する
と、ステップS19に進み、図5に示す制御サブルーチ
ンの処理を行う。
【0046】こうして、チャンネルCH1〜CH5の通
電電流値AD(1)〜AD(5)と通電電流値RF(1)〜R
F(5)を得て、制御サブルーチンで電流の増加率を判定
する。
【0047】図5の制御サブルーチンにおいて、ステッ
プS21でチャンネルCHに“1”を設定した後、ステ
ップS22に進み、通電電流値RF(CH)が通電電流値
AD(CH)の1.3倍を越えるか否かを判定し、1.3倍
を越える場合、ステップS23に進み、チャンネルCH
をインクリメント(+1)する。そして、ステップS24
でチャンネルCHが“6”以上か否かを判定して、チャ
ンネルCHが“6”未満の場合、ステップS22に戻
り、次のチャンネルCHの通電電流値の比較を行う。
【0048】一方、ステップS22で通電電流値RFが
通電電流値ADの1.3倍以下のチャンネルがあった場
合、ステップS26に進み、装着された電極が骨の近傍
などの通電しにくい部位にあると判定し、ステップS2
7で全ての電極への出力電圧をゼロにした後、ステップ
S28に進み、電極パッド112の張り替えを促す表示
「治療に不向きな部位があります。貼りかえて下さい」
を行う。
【0049】そして、ステップS24でチャンネルCH
が“6”である場合、すなわち、全てのチャンネルCH
において、通電電流値RFが通電電流値ADの1.3倍
を越える場合、ステップS25に進み、治療をスタート
させる。
【0050】このように、治療前に、上記装着部位判定
部128により電極対が人体の通電しにくい部位に装着
されているどうかを電極間に流れる電流の増加率に基づ
いて確実に判定するので、電極対が人体の通電しにくい
部位に装着されていない場合、治療のための低周波パル
スの出力を止めたり、表示などにより使用者に警告した
りすることが可能となる。したがって、人体のインピー
ダンス等のばらつきに係わらず、電極の装着部位の状態
を正確に判定して、治療時のピリピリ感を防止でき、電
極の装着状態に応じて確実な治療を行うことができる。
【0051】また、人体の電流が流れにくい部位に電極
対が装着されていると判定した場合には、治療を開始す
る前に低周波パルス出力部100の低周波パルスの出力
を停止することによって、未然に不快感を防ぐことがで
きる。
【0052】さらに、人体の電流が流れにくい部位に電
極対が装着されていると判定して、低周波パルス出力部
100の低周波パルスの出力を停止した場合に、電極対
が人体の通電しにくい部位に装着されていることをLC
D91に表示して、使用者に伝えることによって、それ
を知った使用者は、電極の装着位置を替えることができ
る。なお、上記電極対が人体の通電しにくい部位に装着
されていることを報知する手段は、LCD91による表
示に限らず、音等により報知してもよい。
【0053】(第2実施形態)図6はこの発明の第2実
施形態の低周波治療器のCPUの制御サブルーチンを示
すフローチャートである。この低周波治療器は、CPU
の処理を除いて図1の低周波治療器と同一の構成をして
おり、説明を省略する。また、上記CPUのメインルー
チンは、図4に示されたものと同じであり、制御サブル
ーチンのみ異なる。
【0054】以下、第1実施形態と異なる図6の制御サ
ブルーチンに従ってCPUの制御処理を説明する。
【0055】まず、ステップS30で全てのチャンネル
CHの禁止フラグPH(1)〜PH(5)に“0”を設定し
て、禁止フラグPH(1)〜PH(5)をリセットする。次
に、ステップS31に進み、チャンネルCHに“1”を
設定して、チャンネルCH1の電極対A-1,B-1を選
択する。
【0056】次に、ステップS32で通電電流値RFが
通電電流値ADの1.3倍を越えるか否かを判定して、
1.3倍を越えると判定すると、ステップS33に進
み、チャンネルCHをインクリメント(+1)する。そし
て、ステップS34に進み、チャンネルCHが“6”以
上か否かを判定して、チャンネルCHが“6”未満であ
ると判定すると、ステップS32に戻り、次のチャンネ
ルCHの通電電流値の比較を行う。
【0057】一方、ステップS32で通電電流値RFが
通電電流値ADの1.3倍以下と判定すると、ステップ
S38に進み、このチャンネルCHは骨の近傍などの通
電しにくい部位に電極が装着されていると判定し、ステ
ップS39で電極への出力の禁止フラグPH(CH)に
“1”を設定する。
【0058】そうして、全てのチャンネルにおいて電流
値の比較を行い、ステップS34でチャンネルCHが
“6”以上であると判定すると、ステップS35に進
み、禁止フラグPHが“1”のチャンネルCHに対応す
る電極対への低周波パルスの出力を禁止する。
【0059】次に、ステップS36に進み、禁止したチ
ャンネルCHの位置を表示する。例えば、図8(A)の表
示例に示すように、チャンネルCH1の電極対のみが通
電しにくい部位に装着されていることを検出したとき、
CH1が点滅し、CH2〜CH5を消灯する。そして、
ステップS37に進み、その他のチャンネルの電極対を
使って治療をスタートさせる。このとき、図8(B)の表
示例に示すように、チャンネルCH1への低周波パルス
の出力を禁止して治療をスタートしたとき、CH1が消
灯し、CH2〜CH5を点灯する。
【0060】このように、人体のインピーダンス等のば
らつきに係わらず、電極の装着部位の状態を確実に判定
して、治療時のピリピリ感を防止でき、電極の装着状態
に応じて確実な治療を行うことができると共に、人体の
電流が流れにくい部位に電極対が装着されていると判定
した場合、治療を開始する前に人体の通電しにくい部位
に装着されていると判定された電極対に対して低周波パ
ルスの出力を停止することによって、未然に不快感を防
ぐことができ、人体の通電しにくい部位に装着されてい
ないと判定された他の部位すなわち治療に適した部位に
装着された電極対によりそのまま治療を行うことができ
る。
【0061】また、人体の通電しにくい部位に装着され
ていると判定された電極対をLCD91により表示し
て、使用者に伝えることによって、それを知った使用者
は、電極パッド112の装着位置を替えることができ
る。
【0062】(第3実施形態)図7はこの発明の第3実
施形態の低周波治療器のCPUの制御サブルーチンを示
すフローチャートである。この低周波治療器は、CPU
の処理を除いて図1の低周波治療器と同一の構成をして
おり、説明を省略する。また、上記CPUのメインルー
チンは、図4に示されたものと同じであり、制御サブル
ーチンのみ異なる。
【0063】以下、第1実施形態と異なる図7の制御サ
ブルーチンに従ってCPUの制御処理を説明する。
【0064】図7において、ステップS40からステッ
プS44までの動作は、第2実施形態の図6のステップ
S30からステップS34の動作と同じである。また、
ステップS48とステップS49の動作は、図6のステ
ップS38とステップS39の動作と同じである。
【0065】また、ステップS40〜S44およびステ
ップS48,S49で、全てのチャンネルにおいて通電
電流値RFが通電電流値ADの1.3倍を越えるか否か
を判定した後、ステップS45に進み、禁止フラグPH
が“1”のチャンネルCHの電極への出力電圧VをVsa
mpに設定する。そして、ステップS46で出力電圧Vの
増加を禁止したチャンネルCHの位置を表示する。例え
ば、図9(A)の表示例に示すように、チャンネルCH1
の電極のみが通電しにくい部位に装着されていることを
検出したとき、CH1が点滅し、CH2〜CH5を消灯
する。そして、ステップS47で治療をスタートさせ
る。このとき、図9(B)の表示例に示すように、治療を
スタートしたとき、出力電圧VをVsampに設定されたC
H1が点滅し、CH2〜CH5を点灯する。
【0066】したがって、治療時のピリピリ感を防止で
き、電極対の装着状態に応じて確実な治療を行うことが
できると共に、人体の電流が流れにくい部位に電極対が
装着されていると判定した場合、治療を開始する前に人
体の通電しにくい部位に装着されていると判定された電
極対に対して低周波パルスの出力電圧をVsampにして、
それ以上に出力電圧が増大しないようにすることによっ
て、未然に不快感を防ぐことができ、人体の通電しにく
い部位に装着されていないと判定された他の部位に装着
された電極対によりそのまま治療を行うことができる。
【0067】また、人体の通電しにくい部位に装着され
ていると判定された電極対をLCD91により表示し
て、使用者に伝えることによって、それを知った使用者
は、電極パッド112の装着位置を替えることができ
る。
【0068】上記第1〜第3実施形態では、装着部位判
定部128により通電電流値RFが通電電流値ADの
1.3倍越えるか否か、すなわち、通電しにくい部位に
電極が装着されている場合の電極間に流れる電流値の増
加率が30%以下か否かを判定したが、電流値の増加率
は適宜な値に設定してよい。
【0069】また、上記第1〜第3実施形態では、図5
のステップS28や図8,図9に示すように、LCD9
1に表示したが、表示内容はこれに限らないのは勿論で
ある。
【0070】また、上記第3実施形態では、通電しにく
い部位に装着されていると判定された電極に対して低周
波パルスの出力電圧をVsampにして、それ以上に出力電
圧が増大しないようにしたが、この場合の低周波パルス
の出力電圧は、ピリピリ感が生じない適宜な値に設定し
てよい。
【0071】
【発明の効果】以上より明らかなように、請求項1の発
明の低周波治療器は、人体に装着された電極対に対して
低周波パルス出力部より治療のための低周波パルスを印
加する前に、電極対の装着部位を判定するために低周波
パルス出力部から出力される低周波パルスの出力電圧を
所定基準電圧から所定判定電圧まで出力電圧制御部によ
り増大させて、電流検出部により所定基準電圧の低周波
パルスが印加された電極対の電極間に流れる電流値を検
出すると共に、所定判定電圧の低周波パルスが印加され
た電極対の電極間に流れる電流値を検出して、装着部位
判定部により、低周波パルスが所定基準電圧のときの電
流値に対する低周波パルスが所定判定電圧のときの電流
値の増加率が所定値以下であるとき、上記電極対が人体
の通電しにくい部位に装着されていると判定するもので
ある。
【0072】したがって、請求項1の発明の低周波治療
器によれば、人体のインピーダンス等のばらつきに係わ
らず、治療前に上記電極対が人体の通電しにくい部位装
着されているか否かを確実に判定することによって、上
記電極対が人体の通電しにくい部位に装着されている場
合は、治療のための低周波パルスの出力を止めたり、表
示などにより使用者に警告したりして、治療時のピリピ
リ感を防止でき、電極の装着状態に応じて確実な治療を
行うことができる。
【0073】また、請求項2の発明の低周波治療器は、
請求項1の低周波治療器において、上記装着部位判定部
が上記電極対が人体の通電しにくい部位に装着されてい
ると判定すると、上記低周波パルス出力部の低周波パル
スの出力を停止するので、人体の電流が流れにくい部位
に電極が装着されている場合、未然に不快感を防ぐこと
ができる。
【0074】また、請求項3の発明の低周波治療器は、
請求項2の低周波治療器において、上記装着部位判定部
が上記電極対が人体の通電しにくい部位に装着されてい
ると判定すると、上記電極対が人体の通電しにくい部位
に装着されていることを報知部により報知するので、人
体の電流が流れにくい部位に電極対が装着されている場
合に、治療を開始する前に上記低周波パルス出力部の低
周波パルスの出力を停止し、そのことを上記報知部によ
り表示等で使用者に伝えることによって、それを知った
使用者は、電極の装着位置を替えることができる。
【0075】また、請求項4の発明の低周波治療器は、
請求項1の低周波治療器において、人体に装着される複
数の電極から1対の電極対を選択する電極対選択部を備
え、上記電極対選択部により順次電極対を選択して、上
記装着部位判定部により電極対選択部により選択された
上記電極対が人体の通電しにくい部位に装着されている
かどうかを判定し、装着部位判定部が人体の通電しにく
い部位に装着されていると判定された上記電極対に対し
て上記低周波パルス出力部の低周波パルスの出力を停止
するので、人体の電流が流れにくい部位に電極対が装着
されている場合、未然に不快感を防ぐことができる。ま
た、人体の通電しにくい部位に装着されていないと判定
された他の部位に装着された電極対によりそのまま治療
を行うことができる。
【0076】また、請求項5の発明の低周波治療器は、
請求項4の低周波治療器において、上記装着部位判定部
により人体の通電しにくい部位に装着されていると判定
された上記電極対がどれであるかを表示部により表示す
るので、人体の通電しにくい部位に装着されていると判
定された電極対に対して低周波パルスの出力を停止する
と共に、その部位の電極対を表示部により表示すること
により使用者に伝えることによって、それを知った使用
者は、電極の装着位置を替えることができる。
【0077】また、請求項6の発明の低周波治療器は、
請求項1の低周波治療器において、人体に装着される複
数の電極から1対の電極対を選択する電極対選択部を備
え、上記電極対選択部により順次電極対を選択して、上
記装着部位判定部により上記電極対選択部により選択さ
れた上記電極対が人体の通電しにくい部位に装着されて
いるかどうかを判定し、上記出力電圧制御部は、上記装
着部位判定部が人体の通電しにくい部位に装着されてい
ると判定された上記電極対に対して、上記低周波パルス
出力部から出力される低周波パルスの出力電圧を所定値
以上に増大させないので、人体の電流が流れにくい部位
に電極対が装着されている場合、治療を開始する前に人
体の通電しにくい部位に装着されていると判定された電
極対に対して低周波パルスの出力電圧の増大を禁止し
て、未然に不快感を防ぐことができる。また、人体の通
電しにくい部位に装着されていないと判定された他の部
位に装着された電極対によりそのまま治療を行うことが
できる。
【0078】また、請求項7の発明の低周波治療器は、
請求項6の低周波治療器において、上記装着部位判定部
により人体の通電しにくい部位に装着されていると判定
された上記電極対を表示部により表示するので、人体の
通電しにくい部位に装着されていると判定された電極対
に対して低周波パルスの出力電圧の増大を禁止すると共
に、その電極対がどれであるかを表示部により表示して
使用者に伝えることによって、それを知った使用者は、
電極の装着位置を替えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1はこの発明の第1実施形態の低周波治療
器のブロック図である。
【図2】 図2はピリピリ感を感じない人の刺激電圧
(D/A出力値)と通電電流(A/D変換値)の関係を示す
グラフである。
【図3】 図3はピリピリ感を感じる人の刺激電圧(D
/A出力値)と通電電流(A/D変換値)の関係を示すグ
ラフである。
【図4】 図4は上記低周波治療器のCPUのメインル
ーチンを示すフローチャートである。
【図5】 図5は上記低周波治療器のCPUの制御サブ
ルーチンを示すフローチャートである。
【図6】 図6はこの発明の第2実施形態の低周波治療
器のCPUの制御サブルーチンを示すフローチャートで
ある。
【図7】 図7はこの発明の第3実施形態の低周波治療
器のCPUの制御サブルーチンを示すフローチャートで
ある。
【図8】 図8(A)は上記第2実施形態においてチャン
ネルCH1の電極のみが通電しにくい部位に装着されて
いることを検出したときの表示例であり、図8(B)は治
療スタート時にチャンネルCH1に対する低周波パルス
の出力を禁止したときの表示例である。
【図9】 図9(A)は上記第3実施形態においてチャン
ネルCH1の電極のみが通電しにくい部位に装着されて
いることを検出したときの表示例であり、図9(B)は治
療スタート時のチャンネルCH1の低周波パルスの出力
電圧VをVsampに設定したときの表示例である。
【符号の説明】
91…LCD(液晶表示素子)、 92…操作部、 93…CPU(中央処理装置)、 94…RAM、 95…ROM、 96…操作量テーブル、 97…低周波パルスデータ、 98…電極選択テーブル、 99…出力波形制御部、 100…低周波パルス出力部、 104…昇圧部、 108…D/A変換器、 112…電極パッド、 A,B…パッド、 A-1〜A-m…パッドAの電極、 B-1〜B-m…パッドBの電極、 119…電流検出部、 123…A/D変換器、 127…操作量制御部、 128…装着部位判定部。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 人体に装着される電極対と、 上記電極対に低周波パルスを印加する低周波パルス出力
    部と、 上記低周波パルス出力部から出力される低周波パルスの
    出力電圧を制御する出力電圧制御部と、 上記低周波パルス出力部からの上記低周波パルスが印加
    された上記電極対の電極間に流れる電流を検出する電流
    検出部と、 上記出力電圧制御部により上記低周波パルス出力部から
    出力される低周波パルスを所定基準電圧から所定判定電
    圧まで増大させて、上記電流検出部により検出された上
    記電極対の電極間に流れる電流値の増加率が所定値以下
    であるとき、上記電極対が人体の通電しにくい部位に装
    着されていると判定する装着部位判定部とを備えたこと
    を特徴とする低周波治療器。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の低周波治療器におい
    て、 上記装着部位判定部が上記電極対が人体の通電しにくい
    部位に装着されていると判定すると、上記低周波パルス
    出力部の低周波パルスの出力を停止することを特徴とす
    る低周波治療器。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の低周波治療器におい
    て、 上記装着部位判定部が上記電極対が人体の通電しにくい
    部位に装着されていると判定すると、上記電極対が人体
    の通電しにくい部位に装着されていることを報知する報
    知部を備えたことを特徴とする低周波治療器。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の低周波治療器におい
    て、 人体に装着される複数の電極から1対の電極対を選択す
    る電極対選択部を備え、 上記電極対選択部により順次電極対を選択して、上記装
    着部位判定部により上記電極対選択部により選択された
    上記電極対が人体の通電しにくい部位に装着されている
    かどうかを判定し、 上記装着部位判定部が人体の通電しにくい部位に装着さ
    れていると判定された上記電極対に対して上記低周波パ
    ルス出力部の低周波パルスの出力を停止することを特徴
    とする低周波治療器。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の低周波治療器におい
    て、 上記装着部位判定部により人体の通電しにくい部位に装
    着されていると判定された上記電極対がどれであるかを
    表示する表示部を備えたことを特徴とする低周波治療
    器。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載の低周波治療器におい
    て、 人体に装着される複数の電極から1対の電極対を選択す
    る電極対選択部を備え、 上記電極対選択部により順次電極対を選択して、上記装
    着部位判定部により上記電極対選択部により選択された
    上記電極対が人体の通電しにくい部位に装着されている
    かどうかを判定し、 上記出力電圧制御部は、上記装着部位判定部が人体の通
    電しにくい部位に装着されていると判定された上記電極
    対に対して、上記低周波パルス出力部から出力される低
    周波パルスの出力電圧を所定値以上に増大させないこと
    を特徴とする低周波治療器。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の低周波治療器におい
    て、 上記装着部位判定部により人体の通電しにくい部位に装
    着されていると判定された上記電極対を表示する表示部
    を備えたことを特徴とする低周波治療器。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100711659B1 (ko) * 2001-10-22 2007-04-27 더 유니버시티 오브 알라바마 인 헌츠빌 셀룰로오스성 폐기물로부터 균질의 셀룰로오스성 제품을생성하기 위한 방법
WO2008013056A1 (fr) * 2006-07-28 2008-01-31 Omron Healthcare Co., Ltd. Dispositif de traitement à basse fréquence et son procédé d'examen d'état de fixation par plages de connexion

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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