JPH08164213A - 低周波治療器 - Google Patents

低周波治療器

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Publication number
JPH08164213A
JPH08164213A JP30766294A JP30766294A JPH08164213A JP H08164213 A JPH08164213 A JP H08164213A JP 30766294 A JP30766294 A JP 30766294A JP 30766294 A JP30766294 A JP 30766294A JP H08164213 A JPH08164213 A JP H08164213A
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JP
Japan
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electrodes
low
electrode
low frequency
current
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Application number
JP30766294A
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English (en)
Inventor
Keita Hara
圭太 原
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電極の人体への装着状態を確実に判断し、刺
激途中においてピリピリ感を発生させないようにし、ま
た凝りがほぐれてきた場合には、刺激しすぎて疲労感が
でないように未然に防ぎ、状態に応じ確実に治療が行え
る低周波治療器を提供することにある。 【構成】 マイクロコンピューターにより制御される複
数個の電極を有する低周波治療器において、各電極間に
流れる電流値を測定する電流検出部を設けることによ
り、任意の電極間に流れる電流値を読み込めるようにし
た。また、読み込んだ電流値をもとに、あらかじめマイ
クロコンピュータ内のROMに書かれたプログラムか
ら、現在の治療部位の凝りのほぐれ具合、電極の装着状
態を予測し、予測した内容からそれぞれの電極間に流す
電流値を制御するための制御部として出力電圧制御部を
設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、人体に電気的な刺激を
与え、凝り、痛み等の治療を行う低周波治療器に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】低周波治療器とは人体の表面に電極をあ
て、この電極の相互間にパルス電圧を加えた時に流れる
電流により筋肉を収縮させて治療効果を求めるものであ
る。この時、一般的に一対(2個)の電極が用られる。
【0003】一般的に、低周波治療器により人体に電気
的な刺激を与え、凝り、痛み等の治療を行なったとき、
肩、腰、背中、足などの部位は、疲労が激しい(強く凝
っている)時には電流は流れにくく、疲労がない、また
は疲労が軽減される(凝りがなくなってくる)に従い、
電流が流れ易くなる傾向にある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】低周波治療器におい
て、人体の汗等により、電極シートの粘着性が低下した
場合、電極の人体への装着が不完全になり、刺激される
表面積が少なくなり、刺激パルスの電圧をあげることに
より使用者にピリピリした痛さが発生し、不快感のため
治療効果が低下してしまうという問題があった。
【0005】また、刺激パルスが強すぎ、その刺激を連
続あるいは断続的に加えた場合には、治療後、かえって
使用者に疲労感を生じさせてしまうという問題があっ
た。
【0006】本発明は、電極の人体への装着状態を確実
に判断し、刺激途中においてピリピリ感を発生させない
ようにし、また凝りがほぐれてきた場合には、刺激しす
ぎて疲労感がでないように未然に防ぎ、状態に応じ確実
に治療が行える低周波治療器を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題の解
決を目的としてなされたもので、請求項1記載の発明で
は、2つを1組とする複数組の電極を有する低周波治療
器であって、電極に低周波パルスを出力する低周波パル
ス出力手段と、前記低周波パルス出力手段から低周波パ
ルスを出力する任意の電極組を前記複数組の電極から選
択する選択手段と、前記選択手段によって選択された電
極組間を流れる電流を検出する電流検出手段と、前記電
流検出手段によって検出された電流が電圧一定時におけ
る初期の電流の第1の特定値以下である場合、電極装着
不完全状態にあると判断する第1の判断手段と、前記第
1の判断手段にて電極装着不完全状態にあると判断され
た場合、その旨を報知する第1の報知手段とを具備する
ことを特徴とするものである。
【0008】また、請求項2記載の発明では、前記請求
項1記載の発明において、前記第1の判断手段にて電極
装着不完全状態にあると判断された場合、前記すべての
複数組の電極間への低周波パルスの出力を停止するよう
制御することを特徴とするものである。低周波治療器。
【0009】また、請求項3記載の発明では、前記請求
項1記載の発明において、前記第1の判断手段にて電極
装着不完全状態にあると判断された場合、前記すべての
複数組の電極間において、低周波パルスの出力電圧を高
くすることを禁止するよう制御することを特徴とするも
のである。
【0010】また、請求項4記載の発明では、前記請求
項1記載の発明において、前記第1の判断手段にて電極
装着不完全状態にあると判断された場合、前記選択手段
によって選択された電極組間への低周波パルスの出力を
停止するよう制御することを特徴とするものである。
【0011】また、請求項5記載の発明では、前記請求
項1記載の発明において、前記第1の判断手段にて電極
装着不完全状態にあると判断された場合、前記選択手段
によって選択された電極組間において、低周波パルスの
出力電圧を高くすることを禁止するよう制御することを
特徴とするものである。
【0012】また、請求項6記載の発明では、2つを1
組とする複数組の電極を有する低周波治療器であって、
電極に低周波パルスを出力する低周波パルス出力手段
と、前記低周波パルス出力手段から低周波パルスを出力
する任意の電極組を前記複数組の電極から選択する選択
手段と、前記選択手段によって選択された電極組間を流
れる電流を検出する電流検出手段と、前記電流検出手段
によって検出された電流が電圧一定時における初期の電
流の第2の特定値以上である場合、治療が終了したと判
断する第2の判断手段と、前記第2の判断手段にて治療
が終了したと判断された場合、その旨を報知する第2の
報知手段とを具備することを特徴とするものである。
【0013】また、請求項7記載の発明では、前記請求
項6記載の発明において、前記第2の判断手段にて治療
が終了したと判断された場合、前記すべての複数組の電
極間への低周波パルスの出力を停止するよう制御するこ
とを特徴とするものである。
【0014】また、請求項8記載の発明では、前記請求
項6記載の発明において、前記第2の判断手段にて治療
が終了したと判断された場合、前記選択手段によって選
択された電極組間への低周波パルスの出力を停止するよ
う制御することを特徴とするものである。
【0015】また、請求項9記載の発明では、前記請求
項6記載の発明において、前記第2の判断手段にて治療
が終了したと判断された場合、前記選択手段によって選
択された電極組間に流れる電流を電圧一定時における初
期の電流となるように制御することを特徴とするもので
ある。
【0016】また、請求項10記載の発明では、前記請
求項6記載の発明において、前記第2の判断手段にて治
療が終了したと判断された場合、前記選択手段によって
選択された電極組間に流れる電流を、前記すべての複数
組の電極間に流れる電圧一定時における初期の電流の平
均となるように制御することを特徴とするものである。
【0017】また、請求項11記載の発明では、2つを
1組とする複数組の電極を有する低周波治療器であっ
て、電極に低周波パルスを出力する低周波パルス出力手
段と、前記低周波パルス出力手段から低周波パルスを出
力する任意の電極組を前記複数組の電極から選択する選
択手段と、前記選択手段によって選択された電極組間を
流れる電流を検出する電流検出手段と、特定電流以下に
おいて、低周波パルスの出力電圧を高くするに従い、前
記電流検出手段によって検出された電流が増加するか否
かを判断し、電流が増加する場合は電極が人体に装着さ
れた状態にあり、電流が増加しない場合は電極が人体に
装着されていない状態にあると判断する第3の判断手段
と、前記第3の判断手段の判断結果を報知する第3の報
知手段とを具備することを特徴とするものである。
【0018】また、請求項12記載の発明では、前記請
求項11記載の発明において、前記第3の判断手段にて
電極が人体に装着されていない状態にあると判断された
場合、前記すべての複数組の電極間において、特定電流
以上の低周波パルスの出力を開始しないように制御する
ことを特徴とするものである。
【0019】また、請求項13記載の発明では、前記請
求項11記載の発明において、前記第3の判断手段にて
電極が人体に装着されていない状態にあると判断された
場合、前記選択手段によって選択された電極組間におい
て、特定電流以上の低周波パルスの出力を開始しないよ
うに制御することを特徴とするものである。
【0020】
【作用】本発明において、請求項1記載の発明では、2
つを1組とする複数組の電極を有する低周波治療器であ
って、選択された任意の電極間に流れる電流が電圧一定
時における初期の電流の第1の特定値以下である場合、
電極装着不完全状態にあると判断して、その旨を報知す
ることができる。
【0021】また、請求項2記載の発明では、電極装着
不完全状態にあると判断された場合、すべての複数組の
電極間への低周波パルスの出力を停止するよう制御し
て、1カ所でも電極の装着が不完全状態であると思われ
る場合には、すべての刺激を停止させるので、不快感を
未然に防ぐことができる。
【0022】また、請求項3記載の発明では、電極装着
不完全状態にあると判断された場合、すべての複数組の
電極間において、低周波パルスの出力電圧を高くするこ
とを禁止するよう制御して、1カ所でも電極の装着が不
完全状態であると思われる場合には、すべての刺激につ
いて増強させることを停止させるので、不快感を未然に
防ぐことができ、治療を続けることができる。
【0023】また、請求項4記載の発明では、電極装着
不完全状態にあると判断された場合、選択手段によって
選択された電極組間への低周波パルスの出力を停止する
よう制御して、電極の装着が不完全状態であると思われ
る電極間への刺激を停止させるので、その部位から発生
する不快感を未然に防ぐことができ、他の部位の治療を
続けることができる。
【0024】また、請求項5記載の発明では、電極装着
不完全状態にあると判断された場合、選択手段によって
選択された電極組間において、低周波パルスの出力電圧
を高くすることを禁止するよう制御して、電極の装着が
不完全状態であると思われる電極間への刺激について増
強させることを停止させるので、その部位から発生する
不快感を未然に防ぐことができ、他の部位の治療を続け
ることができる。
【0025】また、請求項6記載の発明では、2つを1
組とする複数組の電極を有する低周波治療器であって、
選択された任意の電極間に流れる電流が電圧一定時にお
ける初期の電流の第2の特定値以上である場合、治療が
終了したと判断して、その旨を報知することができる。
【0026】また、請求項7記載の発明では、治療が終
了したと判断された場合、すべての複数組の電極間への
低周波パルスの出力を停止するよう制御して、いずれか
の部位において筋肉がほぐれたと思われる場合には、す
べての刺激を停止させるので、刺激による筋肉疲労を未
然に防止することができる。
【0027】また、請求項8記載の発明では、治療が終
了したと判断された場合、選択手段によって選択された
電極組間への低周波パルスの出力を停止するよう制御し
て、筋肉がほぐれたと思われる電極間への刺激を停止さ
せるので、その部位の刺激による筋肉疲労を未然に防止
することができ、他の部位の治療を続けることができ
る。
【0028】また、請求項9記載の発明では、治療が終
了したと判断された場合、選択手段によって選択された
電極組間に流れる電流を電圧一定時における初期の電流
となるように制御して、筋肉がほぐれたと思われる電極
間への刺激について刺激当初の強さにするため、その部
位から発生する刺激による筋肉疲労を未然に防止するこ
とができ、他の部位の治療を続けることができる。
【0029】また、請求項10記載の発明では、治療が
終了したと判断された場合、選択手段によって選択され
た電極組間に流れる電流を、すべての複数組の電極間に
流れる電圧一定時における初期の電流の平均となるよう
に制御して、筋肉がほぐれたと思われる電極間への刺激
について、すべての複数組の電極間に流れる電圧一定時
における初期の電流の平均とするため、その部位から発
生する刺激による筋肉疲労を未然に防止することがで
き、他の部位の治療を続けることができる。また経時的
には、選択手段によって選択される電極を問わず、常に
選択された電極間を流れる電流が前記平均値を目標値と
しているため、ほぼ同一の電流値となり、均一にこりを
ほぐすことができる。
【0030】また、請求項11記載の発明では、2つを
1組とする複数組の電極を有する低周波治療器であっ
て、選択された任意の電極間に流れる電流が、特定電流
以下において、低周波パルスの出力電圧を高くするに従
い、増加するか否かを判断し、電流が増加する場合は電
極が人体に装着された状態にあり、電流が増加しない場
合は電極が人体に装着されていない状態にあると判断し
て、その判断結果を報知することができる。また部位お
よび部位の疲労度、こりの度合い等により生体のインピ
ーダンスが高い場合においても、判定を誤り、「未装
着」の誤表示を出すことがなく、広範囲の部位、複数の
部位を治療することができる。
【0031】また、請求項12記載の発明では、電極が
人体に装着されていない状態にあると判断された場合、
すべての複数組の電極間において、特定電流以上の低周
波パルスの出力を開始しないように制御して、いずれか
の電極間において、電極の人体への装着が未装着である
と判断した場合には、すべての刺激を停止させるので、
治療効果のない無意味な低周波パルスの出力を未然に防
ぐことができる。また部位および部位の疲労度、こりの
度合い等により生体のインピーダンスが高い場合におい
ても、判定を誤り、「未装着」の誤判定を出すことがな
く治療することができる。
【0032】また、請求項13記載の発明では、電極が
人体に装着されていない状態にあると判断された場合、
選択手段によって選択された電極組間において、特定電
流以上の低周波パルスの出力を開始しないように制御し
て、いずれかの電極間において、電極の人体への装着が
未装着であると判断した場合には、その電極間への刺激
を停止させるため、治療効果のない無意味な電極間への
低周波パルスの出力を未然に防ぐことができ、他の部位
の治療を続けることができる。また部位および部位の疲
労度、こりの度合い等により生体のインピーダンスが高
い場合においても、判定を誤り、「未装着」の誤判定を
出すことがなく治療することができる。
【0033】
【実施例】図1は本発明を実現するブロック構成図であ
る。図2は電極装着不完全状態における通電電流値の経
時変化の説明図である。図3〜図7は第1の実施例のフ
ローチャート図である。図8はこりがほぐれた状態での
通電電流の経時変化の説明図である。図9〜図14は第
2の実施例のフローチャート図である。図15〜図17
は第3の実施例のフローチャート図である。
【0034】図1において、CPU93は、電極113
〜118と低周波パルス出力部100の切り替えをポー
トA及びポートOで制御し、出力電圧を決めるD/Aの
選択をポートDで制御し、選択された電極間に流れる電
流を検出するA/D変換器123の選択をポートCで制
御し、低周波パルス出力部100が出力する低周波パル
スの種類、周期等、波形態様の制御を行い、出力電圧制
御部(D/A変換器108)に出力する操作量を操作量
テーブル96より得、この操作量を出力電圧制御部(D
/A変換器108)に出力を行う出力波形制御部99、
低周波パルスの周波数(周期)によって決定される出力
強度制御部に対する操作量の初期値を記憶した操作量テ
ーブル96、施療パターンに対応した波形態様の情報
(周期・パルス幅・電極接続No.等)を記憶した低周
波パルスデータ部97、電極接続No.に対して、正極
性に接続する電極、負極性に接続する電極、選択するA
/D及びD/A変換器123、108の情報を記憶した
電極選択用テーブル98、随時選択された電極間に流れ
る電流を目標値になるように出力電圧制御部(D/A変
換器108)の出力を制御する操作量制御部127、液
晶ドライバー(図示せず)、ROM95、RAM94等
を内蔵し、また、起動、停止、波形態様の選定等を行う
キーで構成される操作部92のキー情報の読み込みを行
ったりする。
【0035】液晶91は出力状態等を表示し、109〜
111は低周波パルスの出力電圧を決定する出力電圧制
御部(D/A変換器108)である。101〜107は
D/A変換器108の値に基づいて低周波パルスの電圧
を出力する電源部を備え、出力波形制御部99のポート
Bの制御に従い低周波パルスを出力する低周波パルス出
力部100(101〜103)と昇圧部104(105
〜107)である。113〜118は、低周波パルス出
力部100(101〜103)および昇圧部104(1
05〜107)から出力される正と負の低周波パルスを
人体に印加する電極組である。昇圧部104(105〜
107)と電極113〜118の間にスイッチが配置さ
れ、出力波形制御部99(ポートA、ポートO)からの
信号がHIGHになれば、このスイッチがONされ昇圧
部104(105〜107)と電極組113〜118が
接続されるようになっており、低周波パルス出力部10
0、昇圧部104と任意の電極組を接続し、電極を選択
できるようになっている。また、出力波形制御部99と
D/A変換器108(109〜111)の間、出力波形
制御部99と電流検出部119(120〜122)の間
にスイッチが配置され、波形制御部(ポートDまたはポ
ートC)からの信号がHIGHになれば、このスイッチ
がONされ出力波形制御部99とD/A変換器108
(109〜111)または出力波形制御部99と電流検
出部119(120〜122)、A/D変換器123
(124〜126)が接続されるようになっており、出
力波形制御部99と任意のD/A変換器108またはA
/D変換器123を接続し、D/A変換器108及びA
/D変換器123を選択できるようになっている。12
0〜126は、低周波パルスが出力されている間に、選
択された電極間を流れる電流を検出する電流検出部11
9(120〜122)とA/D変換器123(124〜
126)である。
【0036】以下、図2〜図7をもとに第1の実施例に
ついて説明する。第1の実施例は低周波の刺激開始後の
電極装着不完全検出時の制御についての実施例である。
【0037】図2に電極装着不完全状態における通電電
流値の経時変化の説明図を示す。この説明図において、
縦軸はA/D変換値、横軸は時間(単位は分)である。
〜は、各々5組の電極間での通電電流値の変化を示
す。は電極装着不完全の電極の通電電流値の経時変化
である。電極が人体に密着していないため、刺激による
あるいは胎動による筋肉の動きにより、密着状態、密着
面積が変化し、説明図に示すように上下変動の大きい通
電電流値になる。
【0038】第1の実施例では、通電電流値が、電圧一
定時の初期値(最初の刺激時)の通電電流値の80%以
下になった時に、電極装着不完全状態であると判断する
ものとし、図2の説明図においては、矢印時点で電極装
着不完全状態であると検出するものとする。
【0039】以下、図3のフローチャート図をもとに、
電極装着不完全状態を判断する処理について説明する。
【0040】本実施例では、電極パッドは、PAD
(C)とPAD(D)の2組からなり、それぞれの電極
パッドには5つの導子(C−1からC−5、D−1から
D−5)がある。また、導子はそれぞれA−1とB−
1、A−2とB−2、A−3とB−3、A−4とB−
4、A−5とB−5で5組の対(各々CH1、CH2、
CH3、CH4、CH5をなしており、出力波形制御部
99により、5組の対のうちどの対にパルスを加えるか
が選択される例とする。なお、ここではA−1とB−
1、・・・ としたが出力波形制御部99の制御により
A−1とB−2、・・・やA−1とA−2、・・・とい
った選択も可能である。電流検出部119(120〜1
22)、のA/D変換器123(124〜126)は、
出力パルスが加えられた対に流れる電流値を検出する。
低周波による治療を始める前に、たたくモードで治療す
るのか、もむモードで治療するのか、また治療部位は肩
がよいのか、腰がよいのか等を設定する必要があるなど
の初期設定を行う必要がある(S−1)。この時、初め
て設定を行う場合や再設定を行う場合にはモード設定を
実施し(S−2)、既に設定されている場合には、S−
3に進む。S−3ではパルスを出力する(治療を始め
る)かどうかを判定し、パルススタートキーが押される
かどうかを検出する(S−3)。パルススタートキーが
押されると各々の出力値、入力値、変数等の初期設定を
する(S−4)。5対(CH1、CH2、CH3、CH
4、CH5)の電極間の低周波出力電圧のD/A値を、
各々DA(1)=V1、DA(2)=V2、DA(3)
=V3、DA(4)=V4、DA(5)=V5、通電電
流の読み込み値のA/D値を、AD(1)=AD(2)
=AD(3)=AD(4)=AD(5)=0、比較に使
う刺激開始後の通電電流の最初の読み込みを、RF
(1)=RF(2)=RF(3)=RF(4)=RF
(5)=0 にする。最初の電流値の読み込みであるか
どうか、あるいは出力電圧の変更があったかどうかをみ
るフラグをクリアする、VRF(1)=VRF(2)=
VRF(3)=VRF(4)=VRF(5)=0 。チ
ャンネルの初期設定(N=1)をする。
【0041】初期設定が終了すれば、チャンネルを設定
し(S−5)(最初はCH1)、電圧値のD/A値がD
A(1)のパルスを出力(S−6)する。その後、パル
スの出力強さを変更する必要があれば(S−7)、使用
者は強さ設定ボリュームを操作し、好みの強さに変更す
る(S−8)。強さ(出力電圧)を変更した場合、VR
F(1)=VRF(2)=VRF(3)=VRF(4)
=VRF(5)=0にリセットする(S−9)。一定時
間毎に導子間を流れる電流値AD(1)を読み込む(S
−10、S−11)。
【0042】読み込みが終了すれば、読み込んだ通電電
流値が、最初の電流値の読み込みであるかどうか、ある
いは出力電圧の変更があった後、最初に読み込んだ値か
どうかを判定する(S−12)。もし、読み込んだ通電
電流値が、最初の電流値の読み込み値、あるいは出力電
圧の変更があった後、最初に読み込んだ値であれば、読
み込んだ通電電流値AD(1)をRF(1)にストアし
(S−13)、フラグVRF(1)を”1”にセットす
る(S−14)。もし、読み込んだ通電電流値が、最初
の電流値の読み込み値でない、あるいは出力電圧の変更
があった後、最初に読み込んだ値でなければ、初期値と
の比較を行う。通電電流値AD(1)が、初期値(最初
の刺激時)の通電電流値RF(1)の80%以下になっ
た時(S−15)に、電極装着不完全状態状態であると
判断し、その情報をLCD91に表示する(S−1
6)。
【0043】80%より大きい時は、次のステップに進
む。(S−17)では、”1”を加算することにより、
次のチャンネルを設定する(この場合CH2、N=
2)。設定したチャンネルがオーバーフロー(この場合
5CHを越えている場合)しているかどうか判定し(S
−18)、6CHとなり越えている場合は、N=6をN
=1に置き換え最初の設定チャンネル1CHに戻す(S
−19)。治療を終了する場合には終了キーを押し、パ
ルス出力を中止し(S−20)、終了キーが押されてい
ない場合は、つぎのチャンネルで、低周波刺激を続け
る。
【0044】次に、図4のフローチャート図をもとに、
電極装着不完全状態を判断して、低周波パルスの出力を
停止する処理について説明する。
【0045】図3で示した(S−16)の動作が、図4
の(S−36)の動作になる。図4の(S−36)を除
く、(S−21)〜(S−40)の動作は、図3の(S
−16)を除く、(S−1)〜(S−20)の動作と同
じである。
【0046】図3のフローチャート図と動作の違う部分
について説明する。通電電流値AD(N)が、初期値
(最初の刺激時)の通電電流値RF(N)の80%以下
になった時(S−35)に、電極装着不完全状態状態で
あると判断し、その情報をLCD91に表示し(S−3
6)、すべての電極間の刺激を停止させる。80%より
大きい時は、次のステップに進む。次に、図5のフロー
チャート図をもとに、電極装着不完全状態を判断して、
低周波パルスの出力電圧を高くすることを禁止する処理
について説明する。
【0047】図5で示した(S−44)、(S−4
8)、(S−49)、(S−59)の動作が、図3とは
異なる。(S−44)では、図3の(S−4)での初期
設定値に新たに、増加禁止フラグINCFを追加し、こ
の値をINCF=0と初期設定する。
【0048】図3のフローチャート図と動作の違う部分
について説明する。パルスの出力強さを変更する必要が
あれば(S−47)、その変更が刺激パルスの出力電圧
(または通電電流値)を増大させるものであるかどうか
を判定する(S−48)。もし増大させる変更でなけれ
ば、(S−50)に移り、パルスの出力電圧を変更す
る。もし増大させる変更ならば、増加禁止フラグがセッ
トされているかどうかを判定し(S−49)、セットさ
れていなければ、(S−50)に移り、パルスの出力電
圧を変更する。もしセットされていれば、パルスの出力
電圧を変更させずに、(S−58)に移り、電極装着不
完全状態状態情報をLCD91に表示する。(S−5
7)では、通電電流値AD(N)が、初期値(最初の刺
激時)の通電電流値RF(N)の80%以下になった時
に、電極装着不完全状態状態であると判断し、その情報
をLCD91に表示し(S−58)、増加禁止フラグI
NCFをセット(INCF=1)し、以後すべての電極
間の刺激において、低周波パルスの出力電圧を大きくす
ることを禁止する。
【0049】次に、図6のフローチャート図をもとに、
電極装着不完全状態を判断して、選択された電極対への
低周波パルスの出力を停止する処理について説明する。
【0050】図6で示した(S−67)、(S−6
9)、(S−81)、(S−82)の動作が、図3とは
異なる。(S−67)では、図3の(S−4)での初期
設定値に新たに、スキップフラグSK(1)、SK
(2)、SK(3)、SK(4)、SK(5)を追加
し、この値をSK(1)=SK(2)=SK(3)=S
K(4)=SK(5)=0と初期設定する。
【0051】図3のフローチャート図と動作の違う部分
について説明する。スキップフラグがセットされている
かどうかを判定し(S−69)、セットされていなけれ
ば、(S−70)に移り、電圧値のD/A値がDA
(N)のパルスを出力する。もしセットされていれば、
パルスの出力電圧を変更させずに、(S−80)に移
り、電極装着不完全状態状態情報をLCD91に表示す
る。(S−79)では、通電電流値AD(N)が、初期
値(最初の刺激時)の通電電流値RF(N)の80%以
下になった時に、電極装着不完全状態状態であると判断
し、その情報をLCD91に表示し(S−80)、その
チャンネルの低周波パルスの出力電圧を停止し(S−8
1)、スキップフラグSK(N)をセット(SK(N)
=1)し(S−82)、以後そのチャンネルの電極間の
刺激を停止させる。
【0052】次に、図7のフローチャート図をもとに、
電極装着不完全状態を判断して、選択された電極対にお
いて、低周波パルスの出力電圧を高くすることを禁止す
る処理について説明する。
【0053】図7で示した(S−90)、(S−9
4)、(S−95)、(S−105)の動作が、図3と
は異なる。(S−90)では、図3の(S−4)での初
期設定値に新たに、増加禁止フラグINCF(1)、I
NCF(2)、INCF(3)、INCF(4)、IN
CF(5)を追加し、この値をINCF(1)=INC
F(2)=INCF(3)=INCF(4)=INCF
(5)=0と初期設定する。
【0054】図3のフローチャート図と動作の違う部分
について説明する。パルスの出力強さを変更する必要が
あれば(S−93)、その変更が刺激パルスの出力電圧
(または通電電流値)を増大させるものであるかどうか
を判定する(S−94)。もし増大させる変更でなけれ
ば、(S−96)に移り、パルスの出力電圧を変更す
る。もし増大させる変更ならば、そのチャンネルの増加
禁止フラグINCF(N)=1がセットされているかど
うかを判定し(S−95)、セットされていなければ、
(S−96)に移り、パルスの出力電圧を変更する。も
しセットされていれば、パルスの出力電圧を変更させず
に、(S−104)に移り、電極装着不完全状態状態情
報をLCD91に表示する。(S−103)では、通電
電流値AD(N)が、初期値(最初の刺激時)の通電電
流値RF(N)の80%以下になった時に、電極装着不
完全状態状態であると判断し、その情報をLCD91に
表示し(S−104)、そのチャンネルの増加禁止フラ
グINCF(N)をセット(INCF(N)=1)し、
以後そのチャンネルの電極間の刺激において、低周波パ
ルスの出力電圧を大きくすることを禁止する。
【0055】以下、図8〜図14をもとに第2の実施例
について説明する。第2の実施例は低周波の刺激開始後
のこりのほぐれ(治療の終了)検出時の制御についての
実施例である。
【0056】図8にこりがほぐれた状態での通電電流値
の経時変化の説明図を示す。縦軸はA/D変換値、横軸
は時間(単位は分)である。〜は、各々5個の電極
間での通電電流値の変化を示す。〜すべての電極に
おいて、こりがほぐれ、電極間の通電電流値は増加傾向
を示す。
【0057】第2の実施例では、通電電流値が、電圧一
定時の初期値(最初の刺激時)の通電電流値の120%
以上になった時に、こりのほぐれた状態であると判断す
るものとし、図8の説明図においては、矢印時点でこり
のほぐれを検出をするものとする。
【0058】以下、図9のフローチャート図をもとに、
こりのほぐれた状態を判断する処理について説明する。
【0059】低周波による治療を始める前に、たたくモ
ードで治療するのか、もむモードで治療するのか、また
治療部位は肩がよいのか、腰がよいのか等を設定する必
要がある(S−111)。この時、初めて設定を行う場
合や再設定を行う場合にはモード設定を実施し(S−1
12)、既に設定されている場合には、(S−113)
に進む。(S−113)ではパルスを出力する(治療を
始める)かどうかを判定し、パルススタートキーが押さ
れるかどうかを検出する(S−113)。パルススター
トキーが押されると各々の出力値、入力値、変数等の初
期設定をする(S−114)。5対(CH1、CH2、
CH3、CH4、CH5)の電極間の低周波出力電圧の
D/A値を、各々DA(1)=V1、DA(2)=V
2、DA(3)=V3、DA(4)=V4、DA(5)
=V5、通電電流の読み込み値のA/D値を、AD
(1)=AD(2)=AD(3)=AD(4)=AD
(5)=0、比較に使う刺激開始後の通電電流の最初の
読み込みを、RF(1)=RF(2)=RF(3)=R
F(4)=RF(5)=0 にする。最初の電流値の読
み込みであるかどうか、あるいは出力電圧の変更があっ
たかどうかをみるフラグをクリアする、VRF(1)=
VRF(2)=VRF(3)=VRF(4)=VRF
(5)=0。チャンネルの初期設定(N=1)をする。
【0060】初期設定が終了すれば、チャンネルを設定
し(S−115)(最初はCH1)、電圧値のD/A値
がDA(1)のパルスを出力(S−116)する。その
後、パルスの出力強さを変更する必要があれば(S−1
17)、使用者は強さ設定ボリュームを操作し、好みの
強さに変更する(S−118)。強さ(出力電圧)を変
更した場合、VRF(1)=VRF(2)=VRF
(3)=VRF(4)=VRF(5)=0 にリセット
する(S−119)。一定時間毎に導子間を流れる電流
値AD(1)を読み込む(S−120、S−121)。
【0061】読み込みが終了すれば、読み込んだ通電電
流値が、最初の電流値の読み込みであるかどうか、ある
いは出力電圧の変更があった後、最初に読み込んだ値か
どうかを判定する(S−122)。もし、読み込んだ通
電電流値が、最初の電流値の読み込み値、あるいは出力
電圧の変更があった後、最初に読み込んだ値であれば、
読み込んだ通電電流値AD(1)をRF(1)にストア
し(S−123)、フラグVRF(1)を”1”にセッ
トする(S−124)。もし、読み込んだ通電電流値
が、最初の電流値の読み込み値でない、あるいは出力電
圧の変更があった後、最初に読み込んだ値でなければ、
初期値との比較を行う。通電電流値AD(1)が、初期
値(最初の刺激時)の通電電流値RF(1)の120%
以上になった時(S−125)に、こりがほぐれた状態
であると判断し、その情報をLCD91に表示する(S
−126)。
【0062】120%より小さい時は、次のステップに
進む。(S−127)では、”1”を加算することによ
り、次のチャンネルを設定する(この場合CH2、N=
2)。設定したチャンネルがオーバーフロー(この場合
5CHを越えている場合)しているかどうか判定し(S
−128)、6CHとなり越えている場合は、N=6を
N=1に置き換え最初の設定チャンネル1CHに戻す
(S−129)。治療を終了する場合には終了キーを押
し、パルス出力を中止し(S−130)、終了キーが押
されていない場合は、次のチャンネルで、低周波刺激を
続ける。
【0063】次に、図10のフローチャート図をもと
に、こりのほぐれを検出し、低周波パルスの出力を停止
する処理について説明する。
【0064】図9で示した(S−126)の動作が、図
10の(S−146)の動作になる。図10の(S−1
46)を除く、(S−131)〜(S−150)の動作
は、図9の(S−126)を除く、(S−111)〜
(S−130)の動作と同じである。
【0065】図9のフローチャート図と動作の違う部分
について説明する。通電電流値AD(N)が、初期値
(最初の刺激時)の通電電流値RF(N)の120%以
上になった時(S−145)に、電極こりがほぐれた状
態であると判断し、その情報をLCD91に表示し(S
−146)、すべての電極間の刺激を停止させる。12
0%より小さい時は、次のステップに進む。次に、図1
1のフローチャート図をもとに、こりのほぐれを検出
し、選択された電極対への低周波パルスの出力を停止す
る処理について説明する。
【0066】図11で示した(S−154)、(S−1
56)、(S−168)、(S−169)の動作が、図
9とは異なる。(S−154)では、図9の(S−11
4)での初期設定値に新たに、スキップフラグSK
(1)、SK(2)、SK(3)、SK(4)、SK
(5)を追加し、この値をSK(1)=SK(2)=S
K(3)=SK(4)=SK(5)=0と初期設定す
る。
【0067】図9のフローチャート図と動作の違う部分
について説明する。スキップフラグがセットされている
かどうかを判定し(S−156)、セットされていなけ
れば、(S−157)に移り、電圧値のD/A値がDA
(N)のパルスを出力する。もしセットされていれば、
パルスの出力電圧を変更させずに、(S−167)に移
り、こりがほぐれた状態である状態情報をLCD91に
表示する。(S−166)では、通電電流値AD(N)
が、初期値(最初の刺激時)の通電電流値RF(N)の
120%以上になった時に、こりがほぐれた状態である
と判断し、その情報をLCD91に表示し(S−16
7)、そのチャンネルの低周波パルスの出力電圧を停止
し(S−168)、スキップフラグSK(N)をセット
(SK(N)=1)し(S−169)、以後そのチャン
ネルの電極間の刺激を停止させる。
【0068】次に、図12のフローチャート図をもと
に、こりのほぐれを検出し、選択された電極対の通電電
流を電圧一定時の初期値(最初の刺激時)の通電電流と
する処理について説明する。
【0069】図12の(S−177)、(S−17
9)、(S−180)、(S−181)、(S−18
2)、(S−194)、(S−195)の動作が、図9
の動作とは異なる。図12の(S−177)では、図9
の(S−114)での初期設定値に新たに、ほぐれ検出
フラグHGF(1)、HGF(2)、HGF(3)、H
GF(4)、HGF(5)を追加し、この値をHGF
(1)=HGF(2)=HGF(3)=HGF(4)=
HGF(5)=0と初期設定する。
【0070】図9のフローチャート図と動作の違う部分
について説明する。選択されたチャンネルの電極間のほ
ぐれ検出フラグがセットされているかどうかを判定し
(S−179)、セットされていなければ、(S−18
3)に移り、電圧値のD/A値がDA(N)のパルスを
出力する。もしセットされていれば、電圧値のD/A値
がDA(N)のパルスを出力(S−180)した後、一
定時間毎に導子間を流れる電流値AD(N)を読み込む
(S−181、S−182)。読み込みが終了すれば、
(S−193)に移り、こりがほぐれた状態である状態
情報を再度LCD91に表示する。(S−192)で
は、通電電流値AD(N)が、初期値(最初の刺激時)
の通電電流値RF(N)の120%以上になった時に、
こりがほぐれた状態であると判断し、その情報をLCD
91に表示し(S−193)、そのチャンネルの、ほぐ
れ検出フラグHGF(N)をセット(HGF(N)=
1)し(S−194)、次に刺激する時の、そのチャン
ネルの電極間の電圧値のD/A値DA(N)をDA
(N)−DA(N)(AD(N)−RF(N))/AD
(N)に設定する(S−195)。
【0071】次に、図13のフローチャート図をもと
に、こりのほぐれを検出し、選択された電極対の通電電
流をすべての電極対の電圧一定時の初期値(最初の刺激
時)の通電電流の平均とする処理について説明する。
【0072】図13の(S−203)、(S−20
5)、(S−206)、(S−207)、(S−20
8)、(S−220)、(S−221)、(S−22
2)の動作が、図9の動作とは異なる。(S−203)
では、図9の(S−114)での初期設定値に新たに、
ほぐれ検出フラグHGF(1)、HGF(2)、HGF
(3)、HGF(4)、HGF(5)を追加し、この値
をHGF(1)=HGF(2)=HGF(3)=HGF
(4)=HGF(5)=0と初期設定する。
【0073】図9のフローチャート図と動作の違う部分
について説明する。選択されたチャンネルの電極間のほ
ぐれ検出フラグがセットされているかどうかを判定し
(S−205)、セットされていなければ、(S−20
9)に移り、電圧値のD/A値がDA(N)のパルスを
出力する。もしセットされていれば、電圧値のD/A値
がDA(N)のパルスを出力(S−206)した後、一
定時間毎に導子間を流れる電流値AD(N)を読み込む
(S−207、S−208)。読み込みが終了すれば、
(S−219)に移り、こりがほぐれた状態である状態
情報を再度LCD91に表示する。(S−218)で
は、通電電流値AD(N)が、初期値(最初の刺激時)
の通電電流値RF(N)の120%以上になった時に、
こりがほぐれた状態であると判断し、その情報をLCD
91に表示し(S−219)、そのチャンネルの、ほぐ
れ検出フラグHGF(N)をセット(HGF(N)=
1)し(S−220)、通電電流の目標値RFを、常
に、すべての選択された電極間をながれる通電電流の初
期値(最初の刺激時)から求められる初期値の平均値に
なるように、RF=(RF1+RF2+RF3+RF4
+RF5)/5に設定する(S−221)。次に刺激す
る時の、そのチャンネルの電極間の電圧値のD/A値D
A(N)をDA(N)−DA(N)(AD(N)−R
F)/AD(N)に設定する(S−222)。
【0074】次に、図14のフローチャート図をもと
に、こりのほぐれを検出し、第1の実施例の判断基準に
より電極装置不完全状態であると検知された電極対の通
電電流の初期値を除外して、選択された電極対の通電電
流をすべての電極対の電圧一定時の初期値(最初の刺激
時)の通電電流の平均とする処理について説明する。
【0075】図14の(S−230)、(S−232)
〜(S−236)、(S−248)〜(S−260)の
動作が、図9の動作とは異なる。(S−230)では、
図9の(S−114)での初期設定値に新たに、ほぐれ
検出フラグHGF(1)、HGF(2)、HGF
(3)、HGF(4)、HGF(5)を追加し、この値
をHGF(1)=HGF(2)=HGF(3)=HGF
(4)=HGF(5)=0と初期設定、さらにスキップ
フラグSK(1)、SK(2)、SK(3)、SK
(4)、SK(5)を追加し、この値をSK(1)=S
K(2)=SK(3)=SK(4)=SK(5)=0と
初期設定する。図9のフローチャート図と動作の違う部
分について説明する。スキップフラグがセットされてい
るかどうかを判定し(S−232)、セットされていな
ければ、(S−233)に移り、もしセットされていれ
ば、パルスの出力電圧を変更させずに、(S−258)
に移り、電極装着不完全状態状態情報をLCD91に表
示する。(S−233)では、選択されたチャンネルの
電極間のほぐれ検出フラグがセットされているかどうか
を判定し(S−233)、セットされていなければ、
(S−237)に移り、電圧値のD/A値がDA(N)
のパルスを出力する。もしセットされていれば、電圧値
のD/A値がDA(N)のパルスを出力(S−234)
した後、一定時間毎に導子間を流れる電流値AD(N)
を読み込む(S−235、S−236)。読み込みが終
了すれば、(S−247)に移り、こりがほぐれた状態
である状態情報を再度LCD91に表示する。(S−2
48)では、通電電流値AD(N)が、初期値(最初の
刺激時)の通電電流値RF(N)の120%以上になっ
た時に、こりがほぐれた状態であると判断し、その情報
をLCD(91)に表示し(S−247)、そのチャン
ネルの、ほぐれ検出フラグHGF(N)をセット(HG
F(N)=1)し(S−248)、通電電流の目標値R
Fを求めるルーチンに入る。カウンタCNTとmをCN
T=5とm=1に初期設定する(S−249)。電極の
装着不完全でスキップしているチャンネルを求め(S−
250)、そのチャンネルについて初期値をリセット
(S−251)、カウンタも”1”減少させる(S−2
51)。5対のチャンネルについて、(S−250)〜
(S−252)を繰り返す(S−253、S−25
4)。通電電流の目標値RFを、電極はずれであると検
知された電極間を除外して算出した、電極間を流れる通
電電流の初期値(最初の刺激時)から求められる初期値
の平均値になるように、RF=(RF1+RF2+RF
3+RF4+RF5)/CNTに設定する(S−25
5)。次に刺激する時の、そのチャンネルの電極間の電
圧値のD/A値DA(N)をDA(N)−DA(N)
(AD(N)−RF)/AD(N)に設定する(S−2
56)。(S−257)では、通電電流値AD(N)
が、初期値(最初の刺激時)の通電電流値RF(N)の
80%以下になった時に、電極装着不完全状態状態であ
ると判断し、その情報をLCD(91)に表示し(S−
258)、そのチャンネルの低周波パルスの出力電圧を
停止し(S−259)、スキップフラグSK(N)をセ
ット(SK(N)=1)し(S−260)、以後そのチ
ャンネルの電極間の刺激を停止させる。
【0076】以下、図15〜図17をもとに第3の実施
例について説明する。第3の実施例は、低周波の刺激開
始前の電極装着検出時の制御についての実施例である。
【0077】図15のフローチャート図をもとに、電極
装着を検出する処理について説明する。パルススタート
キーが押されるかどうか否かにかかわらず、通電電流値
が人体への無感領域において(実験により人が刺激を感
じない電流値の領域において)、低周波の出力パルスを
出し、低周波パルスの出力電圧を大きくするに従い、通
電電流が増加した時、装着状態であると判定する。各々
の出力値、入力値、変数等の初期設定をする(S−26
5)。5対(CH1、CH2、CH3、CH4、CH
5)の電極間の低周波出力電圧のD/A値を、各々FD
A(1)=FV1、FDA(2)=FV2、FDA
(3)=FV3、FDA(4)=FV4、FDA(5)
=FV5、SDA(1)=SV1、SDA(2)=SV
2、SDA(3)=SV3、SDA(4)=SV4、S
DA(5)=SV5、ただし、FV1<SV1、FV2
<SV2、FV3<SV3、FV4<SV4、FV5<
SV5、通電電流の読み込み値のA/D値を、FAD
(1)=FAD(2)=FAD(3)=FAD(4)=
FAD(5)=SAD(1)=SAD(2)=SAD
(3)=SAD(4)=SAD(5)=0、チャンネル
の初期設定(N=1)をする。初期設定が終了すれば、
チャンネルを設定し(S−266)(最初はCH
1))、電圧値のD/A値がFDA(1)のパルスを出
力(S−267)し、導子間を流れる電流値FAD
(1)を読み込む(S−268、S−269)。再度、
電圧値のD/A値がSDA(1)のパルスを出力(S−
270)し、導子間を流れる電流値SAD(1)を読み
込む(S−271、S−272)。読み込みが終了すれ
ば、読み込んだ通電電流値の比較を行い、人体の無感領
域において、低周波パルスの出力電圧を大きくするに従
い、通電電流が増加したかどうか判定する(S−27
3)。通電電流が増加しない時、電極が人体に装着され
ていない状態であると判断し、その情報をLCD91に
表示する(S−274)。(S−275)では、”1”
を加算することにより、次のチャンネルを設定する(こ
の場合CH2、N=2)。設定したチャンネルがオーバ
ーフロー(この場合5CHを越えている場合)している
かどうか判定し(S−18)、6CHとなり越えている
場合は、N=6をN=1に置き換え最初の設定チャンネ
ル1CHに戻す(S−19)。すべてのチャンネルの電
極間の電極の装着か否かをチェック後、治療スタートの
ルーチンに移る。
【0078】次に、図16のフローチャート図をもと
に、電極非装着状態を検出し、人体の有感領域において
(実験により人が刺激を感じない電流値の領域におい
て)、低周波パルスの出力を開始しないようにする処理
について説明する。
【0079】図15で示した(S−274)の動作が、
図16の(S−286)の動作になる。図16の(S−
286)を除く、(S−277)〜(S−288)の動
作は、図15の(S−274)を除く、(S−265)
〜(S−276)の動作と同じである。
【0080】図15のフローチャート図と動作の違う部
分について説明する。人体の無感領域において、低周波
パルスの出力電圧を大きくしたにもかかわらず、通電電
流が増加しない時、電極が人体に装着されていない状態
であると判断し、その情報をLCD91に表示し(S−
286)、もう一度同じチャンネルの電極間で、低周波
の出力パルスを出し、低周波パルスの出力電圧を大きく
するに従い、通電電流が増加するかどうかチェックし、
装着状態の検出を続け(S−285)、すべての電極が
装着されたと判定されるまで、治療スタートのルーチン
に移らない。
【0081】次に、図17のフローチャート図をもと
に、電極非装着状態を検出し、人体の有感領域において
(実験により人が刺激を感じない電流値の領域におい
て)、選択された電極対に低周波パルスの出力を開始し
ないようにする処理について説明する。
【0082】図17の(S−289)、(S−299)
の動作が、図15の動作と異なる。(S−289)で
は、図15の(S−265)での初期設定値に新たに、
スキップフラグSK(1)、SK(2)、SK(3)、
SK(4)、SK(5)を追加し、この値をSK(1)
=SK(2)=SK(3)=SK(4)=SK(5)=
0と初期設定する。
【0083】図15のフローチャート図と動作の違う部
分について説明する。人体の無感領域において、低周波
パルスの出力電圧を大きくするに従い、通電電流が増加
したかどうか判定する(S−297)。通電電流が増加
しない時、電極が人体に装着されていない状態であると
判断し、その情報をLCD91に表示し(S−29
8)、スキップフラグSK(N)をセット(SK(N)
=1)し(S−299)、以後そのチャンネルの電極間
の刺激をスタートさせないようにして、すべてのチャン
ネルの電極の装着されているか否かの検出を行った後、
治療スタートのルーチンに移る(図6)。ただし、図6
の(S−67)において、スキップフラグSK(1)、
SK(2)、SK(3)、SK(4)、SK(5)の初
期設定は行わない。
【0084】第1の実施例は、低周波の刺激開始後の電
極装着不完全検出時の制御についての実施例であり、第
2の実施例は、低周波の刺激開始後のこりのほぐれ検出
時の制御についての実施例であり、第3の実施例は、低
周波の刺激開始前の電極装着検出時の制御についての実
施例である。この3個の実施例の組み合わせによること
も可能である。
【0085】
【発明の効果】本発明において、請求項1記載の発明で
は、2つを1組とする複数組の電極を有する低周波治療
器であって、選択された任意の電極間に流れる電流が電
圧一定時における初期の電流の第1の特定値以下である
場合、電極装着不完全状態にあると判断して、その旨を
報知することができる。
【0086】また、請求項2記載の発明では、電極装着
不完全状態にあると判断された場合、すべての複数組の
電極間への低周波パルスの出力を停止するよう制御し
て、1カ所でも電極の装着が不完全状態であると思われ
る場合には、すべての刺激を停止させるので、不快感を
未然に防ぐことができる。
【0087】また、請求項3記載の発明では、電極装着
不完全状態にあると判断された場合、すべての複数組の
電極間において、低周波パルスの出力電圧を高くするこ
とを禁止するよう制御して、1カ所でも電極の装着が不
完全状態であると思われる場合には、すべての刺激につ
いて増強させることを停止させるので、不快感を未然に
防ぐことができ、治療を続けることができる。
【0088】また、請求項4記載の発明では、電極装着
不完全状態にあると判断された場合、選択手段によって
選択された電極組間への低周波パルスの出力を停止する
よう制御して、電極の装着が不完全状態であると思われ
る電極間への刺激を停止させるので、その部位から発生
する不快感を未然に防ぐことができ、他の部位の治療を
続けることができる。
【0089】また、請求項5記載の発明では、電極装着
不完全状態にあると判断された場合、選択手段によって
選択された電極組間において、低周波パルスの出力電圧
を高くすることを禁止するよう制御して、電極の装着が
不完全状態であると思われる電極間への刺激について増
強させることを停止させるので、その部位から発生する
不快感を未然に防ぐことができ、他の部位の治療を続け
ることができる。
【0090】また、請求項6記載の発明では、2つを1
組とする複数組の電極を有する低周波治療器であって、
選択された任意の電極間に流れる電流が電圧一定時にお
ける初期の電流の第2の特定値以上である場合、治療が
終了したと判断して、その旨を報知することができる。
【0091】また、請求項7記載の発明では、治療が終
了したと判断された場合、すべての複数組の電極間への
低周波パルスの出力を停止するよう制御して、いずれか
の部位において筋肉がほぐれたと思われる場合には、す
べての刺激を停止させるので、刺激による筋肉疲労を未
然に防止することができる。
【0092】また、請求項8記載の発明では、治療が終
了したと判断された場合、選択手段によって選択された
電極組間への低周波パルスの出力を停止するよう制御し
て、筋肉がほぐれたと思われる電極間への刺激を停止さ
せるので、その部位の刺激による筋肉疲労を未然に防止
することができ、他の部位の治療を続けることができ
る。
【0093】また、請求項9記載の発明では、治療が終
了したと判断された場合、選択手段によって選択された
電極組間に流れる電流を電圧一定時における初期の電流
となるように制御して、筋肉がほぐれたと思われる電極
間への刺激について刺激当初の強さにするため、その部
位から発生する刺激による筋肉疲労を未然に防止するこ
とができ、他の部位の治療を続けることができる。
【0094】また、請求項10記載の発明では、治療が
終了したと判断された場合、選択手段によって選択され
た電極組間に流れる電流を、すべての複数組の電極間に
流れる電圧一定時における初期の電流の平均となるよう
に制御して、筋肉がほぐれたと思われる電極間への刺激
について、すべての複数組の電極間に流れる電圧一定時
における初期の電流の平均とするため、その部位から発
生する刺激による筋肉疲労を未然に防止することがで
き、他の部位の治療を続けることができる。また経時的
には、選択手段によって選択される電極を問わず、常に
選択された電極間を流れる電流が前記平均値を目標値と
しているため、ほぼ同一の電流値となり、均一にこりを
ほぐすことができる。
【0095】また、請求項11記載の発明では、2つを
1組とする複数組の電極を有する低周波治療器であっ
て、選択された任意の電極間に流れる電流が、特定電流
以下において、低周波パルスの出力電圧を高くするに従
い、増加するか否かを判断し、電流が増加する場合は電
極が人体に装着された状態にあり、電流が増加しない場
合は電極が人体に装着されていない状態にあると判断し
て、その判断結果を報知することができる。また部位お
よび部位の疲労度、こりの度合い等により生体のインピ
ーダンスが高い場合においても、判定を誤り、「未装
着」の誤表示を出すことがなく、広範囲の部位、複数の
部位を治療することができる。
【0096】また、請求項12記載の発明では、電極が
人体に装着されていない状態にあると判断された場合、
すべての複数組の電極間において、特定電流以上の低周
波パルスの出力を開始しないように制御して、いずれか
の電極間において、電極の人体への装着が未装着である
と判断した場合には、すべての刺激を停止させるので、
治療効果のない無意味な低周波パルスの出力を未然に防
ぐことができる。また部位および部位の疲労度、こりの
度合い等により生体のインピーダンスが高い場合におい
ても、判定を誤り、「未装着」の誤判定を出すことがな
く治療することができる。
【0097】また、請求項13記載の発明では、電極が
人体に装着されていない状態にあると判断された場合、
選択手段によって選択された電極組間において、特定電
流以上の低周波パルスの出力を開始しないように制御し
て、いずれかの電極間において、電極の人体への装着が
未装着であると判断した場合には、その電極間への刺激
を停止させるため、治療効果のない無意味な電極間への
低周波パルスの出力を未然に防ぐことができ、他の部位
の治療を続けることができる。また部位および部位の疲
労度、こりの度合い等により生体のインピーダンスが高
い場合においても、判定を誤り、「未装着」の誤判定を
出すことがなく治療することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実現するブロック構成図である。
【図2】電極装着不完全状態における通電電流値の経時
変化の説明図である。
【図3】第1の実施例のフローチャート図である。
【図4】第1の実施例のフローチャート図である。
【図5】第1の実施例のフローチャート図である。
【図6】第1の実施例のフローチャート図である。
【図7】第1の実施例のフローチャート図である。
【図8】こりがほぐれた状態での通電電流値の経時変化
の説明図である。
【図9】第2の実施例のフローチャート図である。
【図10】第2の実施例のフローチャート図である。
【図11】第2の実施例のフローチャート図である。
【図12】第2の実施例のフローチャート図である。
【図13】第2の実施例のフローチャート図である。
【図14】第2の実施例のフローチャート図である。
【図15】第3の実施例のフローチャート図である。
【図16】第3の実施例のフローチャート図である。
【図17】第3の実施例のフローチャート図である。
【符号の説明】
91:LCD(液晶表示部) 92:操作部 93:マイクロコンピュータ(CPU) 94:RAM 95:ROM 96:操作量テーブル 97:低周波パルスデータ 98:電極選択テーブル 99:出力波形制御部 100:低周波パルス出力部 104:昇圧部 108:D/A変換器 112:電極パッド 113〜115:パッド(C)の導子 116〜118:パッド(D)の導子 119:電流検出部 123:A/D変換器 127:操作量制御部

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2つを1組とする複数組の電極を有する
    低周波治療器であって、電極に低周波パルスを出力する
    低周波パルス出力手段と、前記低周波パルス出力手段か
    ら低周波パルスを出力する任意の電極組を前記複数組の
    電極から選択する選択手段と、前記選択手段によって選
    択された電極組間を流れる電流を検出する電流検出手段
    と、前記電流検出手段によって検出された電流が電圧一
    定時における初期の電流の第1の特定値以下である場
    合、電極装着不完全状態にあると判断する第1の判断手
    段と、前記第1の判断手段にて電極装着不完全状態にあ
    ると判断された場合、その旨を報知する第1の報知手段
    とを具備することを特徴とする低周波治療器。
  2. 【請求項2】 前記第1の判断手段にて電極装着不完全
    状態にあると判断された場合、前記すべての複数組の電
    極間への低周波パルスの出力を停止するよう制御するこ
    とを特徴とする請求項1記載の低周波治療器。
  3. 【請求項3】 前記第1の判断手段にて電極装着不完全
    状態にあると判断された場合、前記すべての複数組の電
    極間において、低周波パルスの出力電圧を高くすること
    を禁止するよう制御することを特徴とする請求項1記載
    の低周波治療器。
  4. 【請求項4】 前記第1の判断手段にて電極装着不完全
    状態にあると判断された場合、前記選択手段によって選
    択された電極組間への低周波パルスの出力を停止するよ
    う制御することを特徴とする請求項1記載の低周波治療
    器。
  5. 【請求項5】 前記第1の判断手段にて電極装着不完全
    状態にあると判断された場合、前記選択手段によって選
    択された電極組間において、低周波パルスの出力電圧を
    高くすることを禁止するよう制御することを特徴とする
    請求項1記載の低周波治療器。
  6. 【請求項6】 2つを1組とする複数組の電極を有する
    低周波治療器であって、電極に低周波パルスを出力する
    低周波パルス出力手段と、前記低周波パルス出力手段か
    ら低周波パルスを出力する任意の電極組を前記複数組の
    電極から選択する選択手段と、前記選択手段によって選
    択された電極組間を流れる電流を検出する電流検出手段
    と、前記電流検出手段によって検出された電流が電圧一
    定時における初期の電流の第2の特定値以上である場
    合、治療が終了したと判断する第2の判断手段と、前記
    第2の判断手段にて治療が終了したと判断された場合、
    その旨を報知する第2の報知手段とを具備することを特
    徴とする低周波治療器。
  7. 【請求項7】 前記第2の判断手段にて治療が終了した
    と判断された場合、前記すべての複数組の電極間への低
    周波パルスの出力を停止するよう制御することを特徴と
    する請求項6記載の低周波治療器。
  8. 【請求項8】 前記第2の判断手段にて治療が終了した
    と判断された場合、前記選択手段によって選択された電
    極組間への低周波パルスの出力を停止するよう制御する
    ことを特徴とする請求項6記載の低周波治療器。
  9. 【請求項9】 前記第2の判断手段にて治療が終了した
    と判断された場合、前記選択手段によって選択された電
    極組間に流れる電流を電圧一定時における初期の電流と
    なるように制御することを特徴とする請求項6記載の低
    周波治療器。
  10. 【請求項10】 前記第2の判断手段にて治療が終了し
    たと判断された場合、前記選択手段によって選択された
    電極組間に流れる電流を、前記すべての複数組の電極間
    に流れる電圧一定時における初期の電流の平均となるよ
    うに制御することを特徴とする請求項6記載の低周波治
    療器。
  11. 【請求項11】 2つを1組とする複数組の電極を有す
    る低周波治療器であって、電極に低周波パルスを出力す
    る低周波パルス出力手段と、前記低周波パルス出力手段
    から低周波パルスを出力する任意の電極組を前記複数組
    の電極から選択する選択手段と、前記選択手段によって
    選択された電極組間を流れる電流を検出する電流検出手
    段と、特定電流以下において、低周波パルスの出力電圧
    を高くするに従い、前記電流検出手段によって検出され
    た電流が増加するか否かを判断し、電流が増加する場合
    は電極が人体に装着された状態にあり、電流が増加しな
    い場合は電極が人体に装着されていない状態にあると判
    断する第3の判断手段と、前記第3の判断手段の判断結
    果を報知する第3の報知手段とを具備することを特徴と
    する低周波治療器。
  12. 【請求項12】 前記第3の判断手段にて電極が人体に
    装着されていない状態にあると判断された場合、前記す
    べての複数組の電極間において、特定電流以上の低周波
    パルスの出力を開始しないように制御することを特徴と
    する前記請求項11記載の低周波治療器。
  13. 【請求項13】 前記第3の判断手段にて電極が人体に
    装着されていない状態にあると判断された場合、前記選
    択手段によって選択された電極組間において、特定電流
    以上の低周波パルスの出力を開始しないように制御する
    ことを特徴とする前記請求項11記載の低周波治療器。
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