JPH1146656A - ノミ誘引捕獲装置 - Google Patents
ノミ誘引捕獲装置Info
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- JPH1146656A JPH1146656A JP21070697A JP21070697A JPH1146656A JP H1146656 A JPH1146656 A JP H1146656A JP 21070697 A JP21070697 A JP 21070697A JP 21070697 A JP21070697 A JP 21070697A JP H1146656 A JPH1146656 A JP H1146656A
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Abstract
電池などを使わず、安価で、何度でも繰り返し使用でき
るノミの誘引捕獲器を提供することである。 【解決手段】 1000mcd/m2以上の残光輝度を
有する蓄光性蛍光物質含有ノミ誘引部を有することを特
徴とするノミ誘引捕獲装置、および1000mcd/m
2以上の残光輝度を有する蓄光性蛍光物質含有ノミ誘引
部を配設して誘引することを特徴とするノミ誘引捕獲方
法。
Description
用いたノミの誘引捕獲装置に関する。
て、エアゾル、粉剤、粒剤、燻煙剤などの殺虫剤による
防除方法が用いられてきた。しかし、殺虫剤を用いる場
合、ノミが小さく眼に見えにくいことや、ジュータンの
中や畳の合わせ目などにノミが逃げ込んだりしてしまう
ために、駆除効果が思うように上がらないことが多い。
また、処理した殺虫剤が室内に残る可能性があり、人や
ペット類に対する安全性が懸念されるという問題もあ
る。
電力を常時供給することで、豆電球(白色電球)や発光
ダイオードを点灯をしてノミを誘引する捕獲方法(米国
特許第4686789号、特開平7−313036号)
がある。しかしながら、これらの方法は電気コード、コ
ンセント、配線などの電気用部品を用いるため、その装
置費や装置維持費がかさむというコスト上の問題があ
る。
電池を用いず、化学発光体を利用した方法がある。(実
用新案登録番号第3000010号)
により、蛍光物質が可視光を発する方法である。しかし
ながら、この方法は、一度化学発光してしまうと元の状
態に戻らないので、一回しか使用することができないと
いう欠点がある。
法として、所定の波長を出す蛍光灯を用いた装置や蛍光
体、蓄光性蛍光物質を用いた誘引捕獲方法がある(米国
特許第4686789号、特開平7−313036
号)。
翔性害虫の誘引捕獲を目的としたものであり、猫、犬な
どのペットの体から離れ、室内で繁殖したノミの駆除を
目的としていない。
器は、前記の問題点を鑑み、殺虫剤が残る可能性がな
く、これまでの誘引捕獲器に比べ、家庭用電源や電池な
どを使わず、何度でも繰り返し使用できるノミの誘引捕
獲器を提供することである。
物質を含有する誘引体を利用したノミ誘引捕獲装置につ
いて、鋭意研究を重ねた結果、蓄光性蛍光物質を含む誘
引体の残光輝度を1000mcd/m2以上にすると、
ノミを効率的に捕獲できることを見出した。
2以上の残光輝度を有する蓄光性蛍光物質含有ノミ誘引
部を有することを特徴とするノミ誘引捕獲装置に関す
る。さらに詳しくは、ノミ誘引部の残光波長が370n
mから660nmであることを特徴とする上記ノミ誘引
捕獲装置に関する。さらに本発明は、1000mcd/
m2以上の残光輝度を有する蓄光性蛍光物質含有ノミ誘
引部を配設して誘引することを特徴とするノミ誘引捕獲
方法に関する。さらに詳しくは、ノミ誘引部の残光波長
が370nmから660nmであることを特徴とする上
記ノミ誘引捕獲方法に関する。
光や蛍光灯などの光エネルギーを与えることで発光する
蛍光物質のうち、光エネルギーの供給を停止した後も1
0分以上、好ましくは1時間以上、さらに好ましくは1
0時間以上に渡り残光が肉眼で確認できるもであり、例
えば、ZnS:Cu、CaS:Bi、CaSrS:B
i、ZnCdS:Cuなどの硫化物系蛍光物質や、Sr
Al2O4、CaAl2O4、BaAl2O4などの酸化アル
ミニウム系化合物からなる蛍光物質等が挙げられる。
ZnS:Cu、あるいはSrAl2O4、CaAl2O4、
BaAl2O4などの酸化アルミニウム系化合物からなる
蓄光性蛍光物質が好ましく、SrAl2O4、CaAl2
O4、BaAl2O4などの酸化アルミニウム系化合物か
らなる蓄光性蛍光物質がさらに好ましく、特に、SrA
l2O4からなる蓄光性蛍光物質が好ましい。
記の酸化アルミニウム系化合物を、使用する場合、賦活
剤を添加して蓄光性蛍光体として使用することが望まし
い。
プロピウム、ネオジウム、ランタン、セリウム、プラセ
オジウム、サマリウム、ガドリウム、テルビウム、ホル
ミウム、エルビウム、ツリウム、イッテルビウム、ルテ
チウム、マンガン、スズ、ビスマス等が挙げられ、好ま
しくはユウロピウム、ジスプロピウムである。
光輝度は、D65標準光源を用い、1000ルクスの照
度で5分間照射した後、1分経過後の残光を輝度測定装
置を用いて測定する。
残光輝度は1000mcd/m2以上のものを使用し、
好ましくは、1300mcd/m2以上である。残光輝
度が1000mcd/m2未満の場合、誘引効果は極め
て弱く、室内のノミに十分な実用効果がない。
質を含む粉体を、塗布、印刷あるいは高分子に分散し、
任意の形状に成形したものを用いる。
されることにより、該誘引部の蓄光性蛍光物質が励起さ
れ、その蓄光性によって、使用中に電力を加える必要が
なく、さらにその残光性によって、長時間の発光が維持
でき、この結果、安価でかつ長時間ノミを誘引すること
ができる。
ては、特に限定はしないが、太陽光をはじめ、水銀灯や
蛍光灯やその他の種々の光源を利用することができる。
は、光源の種類によっても異なるが、概ね1分以上、好
ましくは4分以上、さらに好ましくは30分以上であれ
ばよい。
物質の、種類や、単位面積当たりの施用量を調整するこ
と等により、任意に制御することができる。
効果を発揮するためには、一般的に370nmから66
0nmであればよいが、より誘引効果を発揮するために
は500nmから600nmが好ましい。
物質の種類や、それに添加する賦活剤の種類を適宜選択
すること等により、任意に制御することができる。
リ塩化ビニル、ポリエステル、ポリプロピレン、ポリウ
レタンなどの合成樹脂、合成紙、紙、種々の材質からな
る不織布などがあげられる。
ノミから蛍光が確認できるような形状であればよく、シ
ート状、円柱型、円錐型、三角錐型、立方型などが挙げ
られるが、これらの形に限定されない。
は、誘引されたノミが逃げないような構造であればいか
なる構造でもよく、例えば、粘着剤を塗布しシート状に
したものや、トレーに水を入れたものなどが挙げられ
る。
制限はなく、例えば、アクリル系粘着剤、ゴム系粘着
剤、シリコン系粘着剤などを用いることができる。
を、図1および図2の斜視図に示す。誘引部1は、蓄光
性蛍光物質をシート状に配置している。粘着剤を含む捕
獲部2は、トレー3内あるいは平面状に配置されてい
る。誘引部1は捕獲部2の上方に取り付けられている。
るが、誘引部の形状については、室内にいるノミから蛍
光が確認できるような形状であればよく、例えば、円柱
型、円錐型、三角錐型、立方型などの形状にすることも
できる。また、捕獲部2は、誘引されたノミが逃げない
ような構造であれば特に制限はなく、粘着剤を平面状に
配置した粘着シートを用いる他、水や高粘性の液体をト
レー状の容器に入れたものを用いてもよい。
明するが、本発明はこれらの実施例によって何ら制限さ
れるものではない。
2O4からなる蓄光顔料(商品名「N夜光」 根本特殊化
学社製)をスクリーンインキ用溶剤にて希釈し、蓄光性
蛍光物質であるSrAl2O4が12.6mg/cm2と
なるように、塗布した紙製の誘引部を用いて、図1に示
すノミ誘引捕獲装置を作製した。
2O4を40mg/cm2となるようにした誘引部を用い
て、図1に示すノミ誘引捕獲装置を作製した。
2O4を4mg/cm2となるようにした誘引部を用い
て、図1に示すノミ誘引捕獲装置を作製した。
5標準光源で1000ルクスの照度で5分間照射した
後、1分経過後の残光を輝度測定装置を用いて測定し、
それぞれの残光輝度を求めた。その結果、実施例1の残
光輝度は1342mcd/m2、実施例2は2000m
cd/m2、比較例1は600mcd/m2であった。な
お、実施例1、実施例2ならびに比較例1の誘引部の残
光波長は、520nmであった。
誘引捕獲効果試験を行った。ノミの誘引捕獲試験を13
m2(8畳相当)の室内において実施した。室内の床面
中央に各実施例の捕獲装置を設置し、室内床面の隅に脱
脂綿に係留させたネコノミ20から30匹を配置する。
室内の蛍光灯を2時間点灯し、誘引部の蓄光性蛍光物質
を蓄光した後、消灯し室内を暗くして、8時間後に捕獲
されたノミ数を測定した。捕獲されたノミ数と捕獲率を
表1に示す。
装置は、室内のノミに対し優れた誘引捕獲効果をもつ。
ば、殺虫剤や家庭用電源や電池などを必要とせず、安価
に製造でき、かつ、何度でも繰り返し使用が可能とな
り、猫、犬などの体から離れ、室内で繁殖したノミを、
安全かつ容易に効率よく捕獲、駆除することができる。
る。
る。
Claims (4)
- 【請求項1】 1000mcd/m2以上の残光輝度を
有する蓄光性蛍光物質含有ノミ誘引部を有することを特
徴とするノミ誘引捕獲装置。 - 【請求項2】 ノミ誘引部の残光波長が370nmから
660nmであることを特徴とする請求項1記載のノミ
誘引捕獲装置。 - 【請求項3】 1000mcd/m2以上の残光輝度を
有する蓄光性蛍光物質含有ノミ誘引部を配設して誘引す
ることを特徴とするノミ誘引捕獲方法。 - 【請求項4】 ノミ誘引部の残光波長が370nmから
660nmであることを特徴とする請求項3記載のノミ
誘引捕獲方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21070697A JPH1146656A (ja) | 1997-08-05 | 1997-08-05 | ノミ誘引捕獲装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21070697A JPH1146656A (ja) | 1997-08-05 | 1997-08-05 | ノミ誘引捕獲装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1146656A true JPH1146656A (ja) | 1999-02-23 |
Family
ID=16593760
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21070697A Pending JPH1146656A (ja) | 1997-08-05 | 1997-08-05 | ノミ誘引捕獲装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1146656A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002209496A (ja) * | 2001-01-19 | 2002-07-30 | Earth Chem Corp Ltd | ノミ捕獲方法、ノミ捕獲装置及び粘着シート |
JP2005312360A (ja) * | 2004-04-28 | 2005-11-10 | Nippon Flour Mills Co Ltd | 昆虫の誘引方法、昆虫の誘引剤及び餌 |
JP2019062772A (ja) * | 2017-09-29 | 2019-04-25 | アルゴ株式会社 | 誘虫用光源ユニット |
KR20200120028A (ko) * | 2019-04-11 | 2020-10-21 | 주식회사 그린 아그로텍 | 노린재 트랩 |
-
1997
- 1997-08-05 JP JP21070697A patent/JPH1146656A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002209496A (ja) * | 2001-01-19 | 2002-07-30 | Earth Chem Corp Ltd | ノミ捕獲方法、ノミ捕獲装置及び粘着シート |
JP4633944B2 (ja) * | 2001-01-19 | 2011-02-16 | アース製薬株式会社 | ノミ捕獲装置及び粘着シート |
JP2005312360A (ja) * | 2004-04-28 | 2005-11-10 | Nippon Flour Mills Co Ltd | 昆虫の誘引方法、昆虫の誘引剤及び餌 |
JP4502698B2 (ja) * | 2004-04-28 | 2010-07-14 | 日本製粉株式会社 | 昆虫の誘引方法、昆虫の誘引剤及び餌 |
JP2019062772A (ja) * | 2017-09-29 | 2019-04-25 | アルゴ株式会社 | 誘虫用光源ユニット |
KR20200120028A (ko) * | 2019-04-11 | 2020-10-21 | 주식회사 그린 아그로텍 | 노린재 트랩 |
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