JP3184729U - 害虫捕獲装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 交流電源を必要とせず、持ち運びができ、農作地の任意な場所に簡単に設置できるとともに、補虫効果の高い簡易な害虫捕獲装置を提供する。
【解決手段】電源部110は頂部に太陽電池セル112を有し、発光部120は前記電源部110から電源の供給を受けてその側面方向に向けて発光し、捕獲ユニット30は発光部120を覆うほぼ円筒形で透明な捕獲ユニット本体32と前記捕獲ユニット本体32の側面に巻き回された有色半透明の害虫捕獲用粘着部材34とを有し、蓄光部材40は電源部110または支柱20に巻き回されている。
【選択図】 図1
【解決手段】電源部110は頂部に太陽電池セル112を有し、発光部120は前記電源部110から電源の供給を受けてその側面方向に向けて発光し、捕獲ユニット30は発光部120を覆うほぼ円筒形で透明な捕獲ユニット本体32と前記捕獲ユニット本体32の側面に巻き回された有色半透明の害虫捕獲用粘着部材34とを有し、蓄光部材40は電源部110または支柱20に巻き回されている。
【選択図】 図1
Description
本考案は害虫捕獲装置に関し、詳しくは、光と紫外線と色彩により害虫を誘引し粘着シートに捕獲する害虫捕獲装置に関するものである。
近年、園芸植物や農作物への農薬の散布に関して、耐性のある害虫が出現するようになるとともに農薬散布自体の規制が厳しくなり散布回数が限られるようになった。また、農薬散布については相応の手間およびコストが生じることもあって、できるだけ農薬を使わないようにして花や野菜などを育てようとするニーズが生まれてきた。このため、農薬に代わる害虫の個体数減少対策が必要となり、農薬散布に代わって害虫を捕獲する簡易な害虫捕獲装置のニーズが生じてきた。
従来から、可視光(色彩)あるいは紫外線光を用いて害虫を誘引し、蛾等の害虫を粘着材に粘着して捕獲する害虫捕獲装置が知られている。
たとえば、LEDおよび/または紫外線蛍光ランプと粘着部が設けられている飛翔昆虫捕獲器がある(特許文献1)。
たとえば、LEDおよび/または紫外線蛍光ランプと粘着部が設けられている飛翔昆虫捕獲器がある(特許文献1)。
しかしながら、このような捕獲器は紫外線蛍光ランプなどを用いているため、基本的には、長時間の運転を行うために、電源を供給する設備が必要になる。
また、能率的に害虫捕獲をするためには、農薬と同様、できるだけ害虫が寄ってくる農産物に近い箇所に分散して害虫捕獲装置を置きたいのであるが、このためには、たくさんの小型の装置を設置する必要があり、この点でも電源設備の初期コストを大きくするものであった。
一方、近年のLEDの普及に伴い、電池で作動するものや、太陽電池を併せ持つ光源が利用できるようになったが、紫外線を発するLEDは、コストが高く、たくさんの装置を分散配置するという点では、不向きであった。また、通常のLEDでは、紫外光のスペクトル強度が小さく、害虫を誘引するという点で十分でなかった。
このため、害虫捕獲性能の良く、対象物の近くに分散して設置でき、片手で持ち運びできるような小型の害虫捕獲装置が望まれていた。
本考案は、交流電源を必要とせず、持ち運びができ、農作地の任意な場所に簡単に設置できるとともに、補虫効果の高い簡易な害虫捕獲装置を提供することを目的とする。
さらに、本考案は、簡易な害虫捕獲装置に用いる害虫捕獲ユニットを提供することを目的とする。
以上の課題を解決するために、本考案に係る害虫捕獲装置は、発光ユニットと、前記発光ユニットの下面に設けられた支柱と、前記発光ユニットに被された捕獲ユニットと、蓄光部材を備える害虫捕獲装置であって、前記発光ユニットは、電源部とこれに続く発光部を有し、前記電源部は、頂部に太陽電池セルを有し、前記発光部は、前記電源部から電源の供給を受けて前記捕獲ユニットを透過するようにその側面方向に向けて発光し、前記支柱は、害虫捕獲装置を固定するための挿し込み部を下端に有し、前記捕獲ユニットは、前記発光部を覆う透明な捕獲ユニット本体と、前記捕獲ユニット本体の側面に備えられた有色半透明の捕獲用粘着部材とを有し、前記蓄光部材は、前記電源部または前記支柱に巻き回されていることを特徴とする。
また、前記電源部、前記発光部および前記捕獲ユニットは、ほぼ円柱形状であることが好ましい。
さらに、前記粘着部材は前記発光部の側面を覆うように巻き回されていることが好ましい。
本考案に係る捕獲ユニットは、ほぼ円筒形状であって下面が開放された透明な捕獲ユニット本体と前記捕獲ユニット本体の円筒形状の側面に巻き回された有色半透明の捕獲用粘着部材とを備えており、前記記載の害虫捕獲装置に用いることに特徴がある。
また、前記捕獲ユニット本体は、その頂部付近が円錐台形状になるようにすぼまっていることが好ましい。
本考案に係る害虫捕獲装置は、交流電源を必要とせず、持ち運びができ、農作地の任意の場所に簡単に設置できる。また、必要に応じ、簡単に害虫捕獲ユニットを交換することができる。
本考案に係る害虫捕獲ユニットは、簡易な手段で害虫捕獲装置の害虫捕獲ユニットと交換することができる。
以下、本考案の実施形態例を図面に基づいて説明する。
図1は、本例の害虫捕獲装置Aの斜視図を示す。この害虫捕獲装置Aは、発光ユニット10と、発光ユニット10の下面に設けられた支柱20と、前記発光ユニット10に被された捕獲ユニット30と、蓄光部材40とを備えるものである。
図1は、本例の害虫捕獲装置Aの斜視図を示す。この害虫捕獲装置Aは、発光ユニット10と、発光ユニット10の下面に設けられた支柱20と、前記発光ユニット10に被された捕獲ユニット30と、蓄光部材40とを備えるものである。
(発光ユニット)
発光ユニット10は、電源部110とこの下側に続く発光部120を有している。
電源部110は、円筒形状であり、その頂部に天を向けて太陽電池セル112を有しており、太陽電池セル112の発電する電力を充電する充電池が内蔵されている。
発光ユニット10は、電源部110とこの下側に続く発光部120を有している。
電源部110は、円筒形状であり、その頂部に天を向けて太陽電池セル112を有しており、太陽電池セル112の発電する電力を充電する充電池が内蔵されている。
本例の害虫捕獲装置Aは、後述するように支柱20の下部にある挿し込み部22を地中に挿して使用すると、太陽電池セル112は、害虫捕獲装置Aの頂部にあるため、太陽光線が直達しやすい構造としている。
昼間に太陽電池セル112に太陽光が当たると充電池が充電され、夜間になると充電した電力を発光部120に送って発光部120を発光させる。充電池は、たとえば、小型のLEDを使用する場合、容量が1.2V/350mAhのニッケル水素電池を使用することができる。
発光部120は、電源部110の下側に接続され、図1に示すように発光部120の側面を形成する円筒形状の透明のカバー122の内部に、発光体としてLED124が電源部110から下側に突き出すように設けられ、このLED124が電源部110から電源の供給を受けて、光を発する。
発光体124は、白色LEDが好ましいが、これに限られない。豆電球などの小型の電球も電源部の容量が取れるのであれば差し支えない。発光体124が光を発することにより、発光部120側面の少なくとも一部を形成するカバー122を透過して、発光部120の側面方向に向けて発光する。これを補助するため、発光部120の上部に設けられた発光体124と対面する発光部120下面の位置には、上方の発光体124が発する光を発光部120側面に向けて反射するように反射体126が設けられている。
発光部120の下面には捕獲ユニット30を固定するための支柱20が設けられている。支柱20は、発光部120より細い円筒形状であり、挿し込み部22を下端に有している。挿し込み部22は端部に行くほど細くなっている。害虫捕獲装置Aを設置する際は、この挿し込み部22を設置する農地等の地中に挿し込むことにより、害虫捕獲装置Aを自立させることができ、簡単に害虫捕獲装置Aを固定して設置できる。支柱20は、ポリプロピレンなどの樹脂を用いることができるが、金属製であっても差し支えない。
(捕獲ユニット)
捕獲ユニット30は、透明であってほぼ円筒形状の捕獲ユニット本体32と、その側面に巻き回された有色半透明の害虫捕獲用の粘着部材34とを有する。
捕獲ユニット30は、透明であってほぼ円筒形状の捕獲ユニット本体32と、その側面に巻き回された有色半透明の害虫捕獲用の粘着部材34とを有する。
捕獲ユニット本体32は、円筒形状であってその下側の底部が開放された開口36を有している。この円筒形状の径方向は、同様に円筒形状を有する発光ユニット10より、やや大きく形成されており、この開口36から発光ユニット10全体を覆うように捕獲ユニット本体32を被せることができるようになっている。また、捕獲ユニット本体32の長さは、発光ユニット10よりも長くなるように形成されており、発光部120全体を覆っている。捕獲ユニット本体32は、発光ユニット10で発光された光をなるべく多く捕獲ユニット本体32を透過させるために、発光部120の十分下まで長いものを用いることが好ましい。捕獲ユニット本体32は発光ユニット10の2倍くらいの長さであってもよい。
ユニット本体32は、可視光および紫外線を透過させる高分子樹脂を用いることが好ましい。本例では、ポリエチレンテレフタレート(PET)を用いている。
(捕獲用粘着部材)
捕獲用粘着部材34は、両面に補虫のための粘着部を有するいわゆる補虫シート34が好適に用いられる。本例では、補虫シート34の一方の面の粘着部を固定のためにユニット本体32の外側表面に貼り着けることに用い、また、他方の面の粘着部で害虫を捕獲するために用いている。捕獲用粘着部材34は、補虫シートに限られず、ゼリー状のものを塗り付けるなど、補虫のための粘着性を有するものであれば差し支えない。
捕獲用粘着部材34は、両面に補虫のための粘着部を有するいわゆる補虫シート34が好適に用いられる。本例では、補虫シート34の一方の面の粘着部を固定のためにユニット本体32の外側表面に貼り着けることに用い、また、他方の面の粘着部で害虫を捕獲するために用いている。捕獲用粘着部材34は、補虫シートに限られず、ゼリー状のものを塗り付けるなど、補虫のための粘着性を有するものであれば差し支えない。
補虫シート(捕獲用粘着部材)34は、ユニット本体32に巻き回されており、その位置は、発光部120の側面のカバー122に対応する位置に巻き回されている。発光部120から発光される光がなるべく補虫シート34を透過するようにすることが光の効率がよくなるので望ましい。
本例の補虫シート34は、半透明黄色のものを用いている。補虫シート34は有色半透明であるため、発光部120から発される光が透過するとともに、太陽光など外部の光を反射する。補虫シート34はこのような性質を有するので、昼間は、太陽光を反射して有色の補虫シート34からの反射光により害虫を誘引し、夜間は、発光部120の光が透過して、透過光により害虫を誘引する。なお、補虫シート34の色彩は、黄色、緑色などが好適に用いられるが、主対象とする害虫が好む色とすることができる。
捕獲ユニット30は、以上のように構成されているため、補虫シート34にたくさんの害虫が捕獲された場合や補虫シート34の粘着力が低下してきたときなどは、簡単に交換することができる。
(蓄光部材)
本例では、蓄光部材40として蓄光テープ40が用いられ、前記電源部110および前記支柱20に巻き回されている。蓄光部材40としては、昼間太陽光を受けてりん光材料(JIS Z9107:2008など)である蓄光部材内部に光エネルギーを蓄積し、光を遮断された後の夜間にりん光を発するものであればよい。このような部材は、紫外線を多く含む光を発するので、これにより、害虫が誘引される。
本例では、蓄光部材40として蓄光テープ40が用いられ、前記電源部110および前記支柱20に巻き回されている。蓄光部材40としては、昼間太陽光を受けてりん光材料(JIS Z9107:2008など)である蓄光部材内部に光エネルギーを蓄積し、光を遮断された後の夜間にりん光を発するものであればよい。このような部材は、紫外線を多く含む光を発するので、これにより、害虫が誘引される。
りん光材料は、酸化亜鉛系のものや主に酸化アルミニウムに他の酸化物や希土類元素が結合したものなどを用いることができる。高い発光輝度で、残光時間が長いものが好ましい。蓄光テープ40は、基材にウレタン樹脂蓄光剤などのテープ状のものが用いられ、裏面側に貼着用の粘着剤が塗布され、表面側に保護用のPETフィルムなどが貼付されているものが好適に用いられる。
蓄光テープ40は、発光ユニット10の電源部110などの側面に巻き回して貼付しているが、貼付する箇所はこの箇所に限られず、発光ユニット10の発光部120側面から発光し補虫シート34を透過していく光が遮られないように貼付すればよい。
また、使用の際、補虫シート34によって、夜間に蓄光テープ40のりん光が遮られたり昼間に蓄光テープ40を照らす太陽光が遮られたりしないよう、捕獲ユニット30に補虫シート34が巻き回されていない透明な箇所(外側から見て見える箇所)に対応する発光ユニット10の箇所に蓄光テープ40を貼付すればよい。
さらに、蓄光テープ40は、捕獲ユニット30に巻き回してもよい。
また、使用の際、補虫シート34によって、夜間に蓄光テープ40のりん光が遮られたり昼間に蓄光テープ40を照らす太陽光が遮られたりしないよう、捕獲ユニット30に補虫シート34が巻き回されていない透明な箇所(外側から見て見える箇所)に対応する発光ユニット10の箇所に蓄光テープ40を貼付すればよい。
さらに、蓄光テープ40は、捕獲ユニット30に巻き回してもよい。
(使用状態)
図2は、本例の害虫捕獲装置Aの使用状態を水平方向から見た図である。害虫の寄ってくる農産物が植えられている畑やビニールハウスの中などに、適当な間隔をあけ、装置Aの支柱20を農地に挿し込んで固定し、捕獲ユニット30をその上から被せて、ほぼ垂直に設置される。害虫捕獲装置Aの設置密度の目安は、おおよそ、1、000m2(1反)に20〜30セットである。
図2は、本例の害虫捕獲装置Aの使用状態を水平方向から見た図である。害虫の寄ってくる農産物が植えられている畑やビニールハウスの中などに、適当な間隔をあけ、装置Aの支柱20を農地に挿し込んで固定し、捕獲ユニット30をその上から被せて、ほぼ垂直に設置される。害虫捕獲装置Aの設置密度の目安は、おおよそ、1、000m2(1反)に20〜30セットである。
(動作)
以上のように構成される本考案の害虫捕獲装置Aの動作について説明する。
設置された害虫捕獲装置Aは、発光ユニット10の発光部120にほぼ水平方向に対応する位置の捕獲ユニット30の外周に黄色半透明の補虫シート34が巻かれており、日中は色により害虫を誘引する。誘引された虫は補虫シート34に付着することによって捕獲される。
加えて、太陽電池112により発電を行い、充電池に電気エネルギーを蓄積し、夜間の発光部120の発光に備える。
以上のように構成される本考案の害虫捕獲装置Aの動作について説明する。
設置された害虫捕獲装置Aは、発光ユニット10の発光部120にほぼ水平方向に対応する位置の捕獲ユニット30の外周に黄色半透明の補虫シート34が巻かれており、日中は色により害虫を誘引する。誘引された虫は補虫シート34に付着することによって捕獲される。
加えて、太陽電池112により発電を行い、充電池に電気エネルギーを蓄積し、夜間の発光部120の発光に備える。
また、夜間は、発光部120の光がこの補虫シート34の箇所から透過して、害虫を誘引する。誘引された虫は補虫シート34に付着することによって捕獲される。
さらに、蓄光テープ40が電源部110と支柱20に巻かれており、ここにほぼ水平方向に対応する位置の捕獲ユニット30は、補虫シート34が巻かれておらず、透明である。このため、夜間は、この透明箇所から、紫外線スペクトルの多いりん光が透過して、害虫を誘引する。誘引された虫は補虫シート34に付着することによって捕獲される。
このようにして、光と紫外線と色彩により害虫を誘引し、補虫シート34に捕獲することができる。
さらに、蓄光テープ40が電源部110と支柱20に巻かれており、ここにほぼ水平方向に対応する位置の捕獲ユニット30は、補虫シート34が巻かれておらず、透明である。このため、夜間は、この透明箇所から、紫外線スペクトルの多いりん光が透過して、害虫を誘引する。誘引された虫は補虫シート34に付着することによって捕獲される。
このようにして、光と紫外線と色彩により害虫を誘引し、補虫シート34に捕獲することができる。
この害虫捕獲装置Aの試験結果を表1に示す。試験期間は昼夜一貫して18日間で、対象物は鑑賞用の花「アルストロメリア」である。ビニールハウス内の圃場に、本害虫捕獲装置Aを地面に挿して設置し、比較例のブランクとして、害虫捕獲ユニット30に補虫シート34のみ貼ったものを設置した。補虫シート34の大きさは約200cm2とし、色彩は黄色のものを使用した。試験期間終了後に補虫シート34を回収し、捕獲昆虫別に捕獲数を比較した。なお、夜間については、消灯下で行った。
表1に示すように、本実施例とブランクとの捕獲数について、本実施例/ブランクの割合を算出すると、いずれの昆虫も2倍を超える割合で捕獲されていることが分かった。
(他の例)
図3は、捕獲ユニットの他の例130を示す。図1に示す捕獲ユニット30同様に円筒形状で開口136を有するが、相違点は、捕獲ユニット本体132の頂部付近の側面が頂部付近で緩やかにすぼまるように肩部131が形成されている点である。本例では、円錐台形状になるようにすぼまる図を示しているが、単調にすぼまれば、外側に凸状でも、内側に凸状でも差し支えない。
肩部131は、発光ユニット10の円筒形状の電源部110の頂部がこの肩部131にかかる大きさになるように、すぼまるようにしておくと、捕獲ユニット130が発光ユニット10に被せられたときに、多少芯がずれていても、自動的にセンタリングされて、芯が合うようになる。このため、発光部120の側面が発光する際に、水平方向に均等に発光が配分され、害虫の捕獲に偏りが生じにくくなる。
図3は、捕獲ユニットの他の例130を示す。図1に示す捕獲ユニット30同様に円筒形状で開口136を有するが、相違点は、捕獲ユニット本体132の頂部付近の側面が頂部付近で緩やかにすぼまるように肩部131が形成されている点である。本例では、円錐台形状になるようにすぼまる図を示しているが、単調にすぼまれば、外側に凸状でも、内側に凸状でも差し支えない。
肩部131は、発光ユニット10の円筒形状の電源部110の頂部がこの肩部131にかかる大きさになるように、すぼまるようにしておくと、捕獲ユニット130が発光ユニット10に被せられたときに、多少芯がずれていても、自動的にセンタリングされて、芯が合うようになる。このため、発光部120の側面が発光する際に、水平方向に均等に発光が配分され、害虫の捕獲に偏りが生じにくくなる。
また、図3で示す捕獲ユニット130の粘着部材134は、二手に分かれている。この間に、支柱20に巻かれた畜光部材40がりん光を発光できるようにしてもよい。下側の粘着部材134により、りん光に引き寄せられた害虫がその下側の粘着部材134で捕獲されやすくなる。
以上、本考案の実施形態の例を図面に基づき説明したが、本考案はこれら実施形態例に限定されるものではなく、実用新案登録請求の範囲に記載された技術的思想の範疇において種々の変更が可能である。
A:害虫捕獲装置
10:発光ユニット
110:電源部 112:太陽電池セル
120:発光部 122:カバー 124:発光体 126:反射体
20:支柱 22:挿し込み部
30:捕獲ユニット 32:捕獲ユニット本体 34:補虫シート(捕獲用粘着部材)
36:開口
40:蓄光テープ(蓄光部材)
130:捕獲ユニット 131:肩部 132:捕獲ユニット本体
134:補虫シート(捕獲用粘着部材) 136:開口
10:発光ユニット
110:電源部 112:太陽電池セル
120:発光部 122:カバー 124:発光体 126:反射体
20:支柱 22:挿し込み部
30:捕獲ユニット 32:捕獲ユニット本体 34:補虫シート(捕獲用粘着部材)
36:開口
40:蓄光テープ(蓄光部材)
130:捕獲ユニット 131:肩部 132:捕獲ユニット本体
134:補虫シート(捕獲用粘着部材) 136:開口
Claims (5)
- 発光ユニットと、前記発光ユニットの下面に設けられた支柱と、前記発光ユニットに被された捕獲ユニットと、蓄光部材を備える害虫捕獲装置であって、
前記発光ユニットは、電源部とこれに続く発光部を有し、
前記電源部は、頂部に太陽電池セルを有し、
前記発光部は、前記電源部から電源の供給を受けて前記捕獲ユニットを透過するようにその側面方向に向けて発光し、
前記支柱は、害虫捕獲装置を固定するための挿し込み部を下端に有し、
前記捕獲ユニットは、前記発光部を覆う透明な捕獲ユニット本体と、前記捕獲ユニット本体の側面に備えられた有色半透明の捕獲用粘着部材とを有し、
前記蓄光部材は、前記電源部または前記支柱に巻き回されている害虫捕獲装置。 - 前記電源部、前記発光部および前記捕獲ユニットは、ほぼ円柱形状である請求項1記載の害虫捕獲装置。
- 前記粘着部材は前記発光部の側面を覆うように巻き回されている請求項1または2に記載の害虫捕獲装置。
- ほぼ円筒形状であって下面が開放された透明な捕獲ユニット本体と前記捕獲ユニット本体の円筒形状の側面に巻き回された有色半透明の捕獲用粘着部材とを備える請求項1から3のいずれかに記載の害虫捕獲装置に用いる捕獲ユニット。
- 前記捕獲ユニット本体は、その頂部付近が円錐台形状になるようにすぼまっている請求項4に記載の捕獲ユニット。
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP3287006A1 (de) * | 2016-08-23 | 2018-02-28 | IS Insect Services GmbH | Blattflohfalle |
CN113854260A (zh) * | 2021-10-22 | 2021-12-31 | 廉芳 | 一种多功能森林培育杀虫装置 |
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