JP2004350609A - 害虫捕獲器 - Google Patents
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Abstract
【課題】畑、果樹に飛来する害虫の捕獲器であって、誘蛾灯と性フェロモン剤など誘引剤を併用し、特に害虫が活発に飛び回る夜間における捕獲効率を良くする。
【解決手段】水を張った捕獲容器1の中央に立設したパイプ2に誘蛾灯3を設け、該誘蛾灯3を透明な円錐型カバー4で覆うと共に、該円錐型カバー4に被せる傘型カバー5の頂部に誘引剤6を設けた。そして前記円錐型カバー4と傘型カバー5の接合部に通気穴8を設けて害虫の誘引ガスを外部に放出するようにした。
【選択図】 図1
【解決手段】水を張った捕獲容器1の中央に立設したパイプ2に誘蛾灯3を設け、該誘蛾灯3を透明な円錐型カバー4で覆うと共に、該円錐型カバー4に被せる傘型カバー5の頂部に誘引剤6を設けた。そして前記円錐型カバー4と傘型カバー5の接合部に通気穴8を設けて害虫の誘引ガスを外部に放出するようにした。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は稲、その他の作物、または果樹に飛来する害虫を昼夜問わず捕獲するための害虫捕獲器に関する。
【0002】
【従来の技術】
【特許文献1】特開2000−60403号
【特許文献2】実公昭64−768号
【特許文献3】実開昭62−149970号
【特許文献4】特開平5−76264号
稲、茶、果樹など栽培作物に飛来する鱗支目、その他の飛翔性害虫を捕捉するために誘蛾灯または性フェロモン(以下フェロモンという)など誘引剤を用いたものなどがある。
【0003】
例えば、特許文献1(特開2000−60403号)のものは、円筒状の捕虫器本体内にフェロモン剤を背面に塗布したロートの下部に近接させてルーフ状の邪魔板を設け、その背面に弱い光源を取り付けて害虫を底部へ落とし込む捕虫器を提案している。然しながらこの光源は外部に漏洩しないが上部に飛来したときに害虫の目に入る程度のものであって周辺の害虫を引き寄せるためのものでは無い。
【0004】
また特許文献2(実公昭64−768号)のものは、下部が大径となる錐形部材の内側に誘引剤を設け、錘形部材の下部に捕虫容器を設けて誘引剤につられて飛来する害虫が錘形部材の傾斜面に当たり下方に滑り落ちるようにしたものである。また特許文献3(実開昭62−149970号)のものは、特許文献2とほぼ同様のものであるが錘形部材の上部を大径にしたこと、さらに特許文献4(特開平5−76264号)のものは錘形部材の傾斜角を45℃以上とした点が異なる。然しながらいずれも光による害虫の誘引は何ら考慮されていない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、誘蛾灯と性フォルモンなど誘引剤を併用し、特に害虫が活発に飛び回る夜間における捕獲効率を上げることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の害虫捕獲器は、請求項1記載のように水を張った捕獲容器1の中央に立設したパイプ2に誘蛾灯3を設け、該誘蛾灯3を透明な円錐型カバー4を上向きにして覆うと共に、該円錐型カバー4に被せる傘型カバー5の頂部に誘引剤6を設けたことを第1の特徴とする。
【0007】
そして請求項2記載のように、前記円錐型カバー4と傘型カバー5の接合部に複数個の通気穴8を設けて害虫の誘引ガスを外部に放出するようにしたことを第2の特徴としている。
【0008】
【発明の実施の形態】
次に本発明の実施の形態を図面によって説明する。図1は本装置の斜視図を示し、図2は図1の中央縦断面図である。
【0009】
本発明の害虫捕獲器は、図1及び図2に示すように、水を張った捕獲容器1の中央に立設したパイプ2の頂部に誘蛾灯3を設置し、該誘蛾灯3を大径部が上を向くよう45度以上傾斜させた透明な円錐型カバー4で覆うと共に、該円錐型カバー4に被せる不透明な傘型カバー5の内方頂部に誘引剤6を設けたものである。そしてこの誘引剤から発する害虫の誘引ガスは、円錐型カバー4と傘型カバー5の接合部に複数個設けた通気穴8から外部に放出するようにした。そして前記誘蛾灯3を夜間のみ点灯するよう薄暮検知センサー7でON/OFFするようにした。またこの害虫捕獲器は何処へでも設置できるように電源プラグ9による電源接続、またはバッテリー、太陽電池などを用いることもできる。尚、誘引剤6はカートリッジ式になっており傘型カバーの頂部に外側から着脱できるようになっている。
【0010】
このように構成したから夜間は誘蛾灯の明るい光が透明な円錐型カバー4を透過して周方向に漏洩するため遠方の害虫も誘引することが出来る。そして近づくと気化されたフェロモンが円錐型カバー4と傘型カバー5の接合部の通気穴8から放出され、円錐型カバー4の傾斜面に沿って流れるので害虫を逃すことがない。そして害虫は傾斜面に着地しても傾斜面は45度以上あるので直ぐ落下して水を張った捕獲容器中に落ち確実に捕獲することが出来る。また昼間は誘蛾灯は点灯しないが気化されたフェロモンが常時接合部の通気穴8から放出されるので害虫を引き寄せることが出来る。
【0011】
【発明の効果】
本発明の害虫捕獲器は上述のようにコンパクトに構成したから必要な場所に簡単に移動が出来る。また誘蛾灯をめがけて透明な円錐型カバー4に向かってくる蛾など害虫は、その上方の通気穴8から放出するフェロモンに引き寄せられ円錐型カバー4面に着地しても45度以上の傾斜があるため直ちに下方の水を張った容器内に落下して確実に捕獲することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明、害虫捕獲器の斜視図である
【図2】図1の中央縦断面図である。
【符号の説明】
1 捕獲容器
2 パイプ
3 誘蛾灯3
4 円錐型カバー
5 傘型カバー5
6 誘引剤
7 薄暮検知センサー
8 通気穴
9 電源プラグ
【発明の属する技術分野】
本発明は稲、その他の作物、または果樹に飛来する害虫を昼夜問わず捕獲するための害虫捕獲器に関する。
【0002】
【従来の技術】
【特許文献1】特開2000−60403号
【特許文献2】実公昭64−768号
【特許文献3】実開昭62−149970号
【特許文献4】特開平5−76264号
稲、茶、果樹など栽培作物に飛来する鱗支目、その他の飛翔性害虫を捕捉するために誘蛾灯または性フェロモン(以下フェロモンという)など誘引剤を用いたものなどがある。
【0003】
例えば、特許文献1(特開2000−60403号)のものは、円筒状の捕虫器本体内にフェロモン剤を背面に塗布したロートの下部に近接させてルーフ状の邪魔板を設け、その背面に弱い光源を取り付けて害虫を底部へ落とし込む捕虫器を提案している。然しながらこの光源は外部に漏洩しないが上部に飛来したときに害虫の目に入る程度のものであって周辺の害虫を引き寄せるためのものでは無い。
【0004】
また特許文献2(実公昭64−768号)のものは、下部が大径となる錐形部材の内側に誘引剤を設け、錘形部材の下部に捕虫容器を設けて誘引剤につられて飛来する害虫が錘形部材の傾斜面に当たり下方に滑り落ちるようにしたものである。また特許文献3(実開昭62−149970号)のものは、特許文献2とほぼ同様のものであるが錘形部材の上部を大径にしたこと、さらに特許文献4(特開平5−76264号)のものは錘形部材の傾斜角を45℃以上とした点が異なる。然しながらいずれも光による害虫の誘引は何ら考慮されていない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、誘蛾灯と性フォルモンなど誘引剤を併用し、特に害虫が活発に飛び回る夜間における捕獲効率を上げることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の害虫捕獲器は、請求項1記載のように水を張った捕獲容器1の中央に立設したパイプ2に誘蛾灯3を設け、該誘蛾灯3を透明な円錐型カバー4を上向きにして覆うと共に、該円錐型カバー4に被せる傘型カバー5の頂部に誘引剤6を設けたことを第1の特徴とする。
【0007】
そして請求項2記載のように、前記円錐型カバー4と傘型カバー5の接合部に複数個の通気穴8を設けて害虫の誘引ガスを外部に放出するようにしたことを第2の特徴としている。
【0008】
【発明の実施の形態】
次に本発明の実施の形態を図面によって説明する。図1は本装置の斜視図を示し、図2は図1の中央縦断面図である。
【0009】
本発明の害虫捕獲器は、図1及び図2に示すように、水を張った捕獲容器1の中央に立設したパイプ2の頂部に誘蛾灯3を設置し、該誘蛾灯3を大径部が上を向くよう45度以上傾斜させた透明な円錐型カバー4で覆うと共に、該円錐型カバー4に被せる不透明な傘型カバー5の内方頂部に誘引剤6を設けたものである。そしてこの誘引剤から発する害虫の誘引ガスは、円錐型カバー4と傘型カバー5の接合部に複数個設けた通気穴8から外部に放出するようにした。そして前記誘蛾灯3を夜間のみ点灯するよう薄暮検知センサー7でON/OFFするようにした。またこの害虫捕獲器は何処へでも設置できるように電源プラグ9による電源接続、またはバッテリー、太陽電池などを用いることもできる。尚、誘引剤6はカートリッジ式になっており傘型カバーの頂部に外側から着脱できるようになっている。
【0010】
このように構成したから夜間は誘蛾灯の明るい光が透明な円錐型カバー4を透過して周方向に漏洩するため遠方の害虫も誘引することが出来る。そして近づくと気化されたフェロモンが円錐型カバー4と傘型カバー5の接合部の通気穴8から放出され、円錐型カバー4の傾斜面に沿って流れるので害虫を逃すことがない。そして害虫は傾斜面に着地しても傾斜面は45度以上あるので直ぐ落下して水を張った捕獲容器中に落ち確実に捕獲することが出来る。また昼間は誘蛾灯は点灯しないが気化されたフェロモンが常時接合部の通気穴8から放出されるので害虫を引き寄せることが出来る。
【0011】
【発明の効果】
本発明の害虫捕獲器は上述のようにコンパクトに構成したから必要な場所に簡単に移動が出来る。また誘蛾灯をめがけて透明な円錐型カバー4に向かってくる蛾など害虫は、その上方の通気穴8から放出するフェロモンに引き寄せられ円錐型カバー4面に着地しても45度以上の傾斜があるため直ちに下方の水を張った容器内に落下して確実に捕獲することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明、害虫捕獲器の斜視図である
【図2】図1の中央縦断面図である。
【符号の説明】
1 捕獲容器
2 パイプ
3 誘蛾灯3
4 円錐型カバー
5 傘型カバー5
6 誘引剤
7 薄暮検知センサー
8 通気穴
9 電源プラグ
Claims (2)
- 水を張った捕獲容器(1)の中央に立設したパイプ(2)に誘蛾灯(3)を設け、該誘蛾灯(3)を透明な円錐型カバー(4)を上向きにして覆うと共に、該円錐型カバー(4)に被せる傘型カバー(5)の頂部に誘引剤(6)を設けた害虫捕獲器。
- 前記円錐型カバー(4)と傘型カバー(5)の接合部に複数個の通気穴(8)を設けて害虫の誘引ガスを外部に放出するようにした請求項1記載の害虫捕獲器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003153922A JP2004350609A (ja) | 2003-05-30 | 2003-05-30 | 害虫捕獲器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003153922A JP2004350609A (ja) | 2003-05-30 | 2003-05-30 | 害虫捕獲器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004350609A true JP2004350609A (ja) | 2004-12-16 |
Family
ID=34048718
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003153922A Pending JP2004350609A (ja) | 2003-05-30 | 2003-05-30 | 害虫捕獲器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004350609A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2474274A (en) * | 2009-10-09 | 2011-04-13 | Russell Ipm Ltd | Insect trap |
CN103749413A (zh) * | 2013-11-04 | 2014-04-30 | 洪满 | 农用光源灭虫器 |
JP2014083007A (ja) * | 2012-10-25 | 2014-05-12 | Hikari-Bio Inc | 捕虫器 |
CN105994214A (zh) * | 2016-06-03 | 2016-10-12 | 广州甘蔗糖业研究所 | 害虫诱捕装置及方法 |
CN108124838A (zh) * | 2018-01-15 | 2018-06-08 | 宁波高新区鹏博科技有限公司 | 一种害虫诱捕设备 |
CN108391639A (zh) * | 2017-02-08 | 2018-08-14 | 亚中实业股份有限公司 | 诱虫装置 |
-
2003
- 2003-05-30 JP JP2003153922A patent/JP2004350609A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2474274A (en) * | 2009-10-09 | 2011-04-13 | Russell Ipm Ltd | Insect trap |
GB2474274B (en) * | 2009-10-09 | 2013-08-14 | Russell Ipm Ltd | Insect trap |
JP2014083007A (ja) * | 2012-10-25 | 2014-05-12 | Hikari-Bio Inc | 捕虫器 |
CN103749413A (zh) * | 2013-11-04 | 2014-04-30 | 洪满 | 农用光源灭虫器 |
CN105994214A (zh) * | 2016-06-03 | 2016-10-12 | 广州甘蔗糖业研究所 | 害虫诱捕装置及方法 |
CN108391639A (zh) * | 2017-02-08 | 2018-08-14 | 亚中实业股份有限公司 | 诱虫装置 |
CN108124838A (zh) * | 2018-01-15 | 2018-06-08 | 宁波高新区鹏博科技有限公司 | 一种害虫诱捕设备 |
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