JP3152483U - ゴキブリ個体を狙って捕るゴキブリ捕獲器 - Google Patents
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Abstract
【課題】突然出現したゴキブリ個体を誰でも、何処でも、容易に捕獲出来る簡易なゴキブリ捕獲器を提供する。【解決手段】ゴキブリは、突然の環境変化に対し、「瞬間、行動を止め、暫くそのままじっとしている。」と言うゴキブリ特有の行動特性を利用することにより、誰でも、何処でも容易にゴキブリを捕獲出来るようにした。具体的には、着脱可能で、内壁に粘着剤を塗布した捕獲カップを備え、捕獲したゴキブリを接着・捕獲する構造を有する。透明な素材で形成されたキャップの頭頂部に柄を付け、捕獲範囲を広げてある。狙ったゴキブリ固体に、キャップの頭頂部内に設けた光源から、捕獲カップの内壁面に沿って光を照射して、光の輪を作り、照準とし、その中に該ゴキブリ個体を捉え、遠くのゴキブリにも狙いをつけ易くしてある。キャップの頭頂部内に薬液噴射ノズルを設け、捕獲カップ内に捕らえたゴキブリに、薬液を噴射し、該ゴキブリの自由を奪い、捕捉・除去できる。【選択図】図1
Description
本考察は、一種のゴキブリ捕獲用の捕獲器に関する。
容易にゴキブリの個体を捕獲出来る、極めて簡便なゴキブリ捕獲器に係わる。
容易にゴキブリの個体を捕獲出来る、極めて簡便なゴキブリ捕獲器に係わる。
従来のゴキブリ捕獲法は、粘着液を塗布した紙をゴキブリが好んで出没する場所に置き、ゴキブリにこの粘着紙上を通過させ貼り付けてしまい、動けないようにする事により捕獲の目的を達成するものである。さらに進んだ方法は、毒餌による毒殺方法がある。
しかし、突然、出現したゴキブリ個体に対しては、上記の方法では、対処出来ない。
これに対しては、殺虫剤を出現したゴキブリ個体に噴霧、殺害・除去する方法もあるが、殺虫剤の噴霧による殺害・除去は、近くに、乳幼児や人が大勢いたり、食品のある食卓の近くや、病院などでは採用出来ない。何処でも誰でも簡便に出来ると言う訳ではない。実用新案公報によれば、平成8年1月4日出願の実願平8−594「2段式ゴキブリ捕獲器」や平成14年10月1日出願の特願2002−324496「ゴキブリ捕獲器」などのゴキブリの個体捕獲器を提供している。しかし、前者は、捕獲に当たっては、舌状に突き出た粘着液が塗布された先端部で、ゴキブリ個体を粘着・捕獲するものであり、ゴキブリ個体を補足するのはかなり困難であり、誰でも、何処でも容易に捕捉できるものではなかった。また、後者は、透明な素材で出来た、柄の長い「ひしゃく」状の捕獲器で、「ひしゃく」状の捕獲部に内部が中空な柄が接続され、柄の先端に着脱可能な捕獲用の「袋」を装着し、捕獲したゴキブリを捕獲部から、柄の内部の中空部を通して該捕獲用「袋」に導き捕獲の目的を達するものである。該捕獲器は捕獲したゴキブリを捕獲部から中空な柄を通して捕獲用の「袋」へ追い込む手段・装置が無く、処理に時間がかかる欠点があった。
しかし、突然、出現したゴキブリ個体に対しては、上記の方法では、対処出来ない。
これに対しては、殺虫剤を出現したゴキブリ個体に噴霧、殺害・除去する方法もあるが、殺虫剤の噴霧による殺害・除去は、近くに、乳幼児や人が大勢いたり、食品のある食卓の近くや、病院などでは採用出来ない。何処でも誰でも簡便に出来ると言う訳ではない。実用新案公報によれば、平成8年1月4日出願の実願平8−594「2段式ゴキブリ捕獲器」や平成14年10月1日出願の特願2002−324496「ゴキブリ捕獲器」などのゴキブリの個体捕獲器を提供している。しかし、前者は、捕獲に当たっては、舌状に突き出た粘着液が塗布された先端部で、ゴキブリ個体を粘着・捕獲するものであり、ゴキブリ個体を補足するのはかなり困難であり、誰でも、何処でも容易に捕捉できるものではなかった。また、後者は、透明な素材で出来た、柄の長い「ひしゃく」状の捕獲器で、「ひしゃく」状の捕獲部に内部が中空な柄が接続され、柄の先端に着脱可能な捕獲用の「袋」を装着し、捕獲したゴキブリを捕獲部から、柄の内部の中空部を通して該捕獲用「袋」に導き捕獲の目的を達するものである。該捕獲器は捕獲したゴキブリを捕獲部から中空な柄を通して捕獲用の「袋」へ追い込む手段・装置が無く、処理に時間がかかる欠点があった。
本考案は、突然出現したゴキブリ個体を誰でも、何処でも、容易に捕獲出来る簡易なゴキブリ捕獲器の提供を課題とする。
ゴキブリは、突然の環境変化に対し、「瞬間、行動を止め、暫くそのままじっとしている。」と言うゴキブリ特有の行動特性を利用することにより、誰でも、何処でも容易にゴキブリを捕獲出来るようにした。具体的には、次の構造を持つ事を特徴とするゴキブリ捕獲器を提供する。
▲1▼着脱可能で、内壁に粘着剤を塗布した捕獲カップを備え、捕獲したゴキブリを接着・捕獲する構造を有する。
▲2▼透明な素材で形成されたキャップの頭頂部に柄を付け、捕獲範囲を広げてある。
▲3▼狙ったゴキブリ固体に、キャップの頭頂部内に設けた光源から、捕獲カップの内壁面に沿って光を照射して、光の輪を作り、照準とし、その中に該ゴキブリ個体を捉え、遠くのゴキブリにも狙いをつけ易くしてある。
▲4▼キャップの頭頂部内に薬液噴射ノズルを設け、捕獲カップ内に捕らえたゴキブリに、薬液を噴射し、該ゴキブリの自由を奪い、捕捉・除去できる構造とした。
▲1▼着脱可能で、内壁に粘着剤を塗布した捕獲カップを備え、捕獲したゴキブリを接着・捕獲する構造を有する。
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▲3▼狙ったゴキブリ固体に、キャップの頭頂部内に設けた光源から、捕獲カップの内壁面に沿って光を照射して、光の輪を作り、照準とし、その中に該ゴキブリ個体を捉え、遠くのゴキブリにも狙いをつけ易くしてある。
▲4▼キャップの頭頂部内に薬液噴射ノズルを設け、捕獲カップ内に捕らえたゴキブリに、薬液を噴射し、該ゴキブリの自由を奪い、捕捉・除去できる構造とした。
ゴキブリ個体を発見した場合、該ゴキブリ捕獲器は、透明な素材により形成されたキャップ頭頂部内に光源を備えており、この光源を柄の握り部分上に設けた2段スウィッチを1段操作して点灯し、該捕獲器から照射される光の輪の中に、該ゴキブリ個体を捉え、静かに該捕獲器を近づけ、上から被せる様に捕獲する。
捕獲したゴキブリ個体に、2段スウィッチの2段目を入れ、薬液噴射ノズルより、冷却剤例えば、ジメチル・エーテルと液化石油ガスの混合物又は殺虫剤等を噴射し、該ゴキブリ個体の自由を奪い、捕捉・除去する。
従来、突然現れたゴキブリに対しては、殺虫剤の噴霧や「蝿たたき」様のゴキブリ捕獲器などにより対処していたが、誰でも、何処でも使えるわけではなかった。また、これらの捕獲器を使っても、捕獲すること自体が難しく、十分な捕獲効果が得られなかった。本考案は、捕獲部を着脱可能な円筒状にし、柄を付けて捕獲範囲を広げ、該ゴキブリに光を照射し、ゴキブリの動きを止め、照準とし、光の輪の中に捉える事により狙いを付け易くしてあり、誰でも、何処でも容易に捕獲できるため、捕獲効果が高い。また、食品を扱う厨房や病院、乳幼児の近くなど、場所を選ばず使用できるため、適用範囲が広い。
本考案は、突然現れたゴキブリを、誰でも、何処でも、即座に容易に捕獲できるように工夫されている。ゴキブリは光の照射などの環境変化に反応して、一瞬動きを止め、暫くそのままじっとしている。照射光の光源をLED(Light Emitting Diode)を採用した場合には、光に着色したり、照度を上げることが可能となり、ゴキブリの動きを止める一助ともなり、白色光に代えて赤色や緑色等を照射することは、ゴキブリの動きだけでなく、照準としても見易く、捕獲の上でも好ましい結果が期待できる。捕獲カップは、少し底部を広げることにより、照射光を放射状に拡散させ、捕獲位置が遠くなるほど光の輪が大きくなり、狙い易くなる。また、該カップを重ねられる様になり、保管上も望ましい。また、捕獲カップの内壁に、粘着剤を予め塗布し、使用前は保護紙などで覆っておき、使用時、該捕獲器に捕獲カップを装着後、保護紙を剥がして、使うことが可能である。このような使用形態の場合は、この粘着剤にゴキブリが捕捉され、動けなくなるので、薬液の噴射は必要ない。また、病院や食品を扱う場所での使用形態は、粘着剤を塗布した捕獲カップを用い、出来るだけ薬液の使用を避ける事が望ましいが、どうしても薬液の使用が必要な時は、人に無害な冷却剤、例えば、ジメチル・エーテルと液化石油ガスの混合物などの使用が望ましい。次に、該ゴキブリ捕獲器には、長めの柄を付けて捕獲範囲を広げてあるが、遠くに居るゴキブリを確実に捕獲する為には、狙いを付ける正確な照準が必要である。本考案では、捕獲カップの内部から照射される光の輪を照準として使い、狙ったゴキブリをこの光の輪の中に捉え、この光の輪は、捕獲カップをゴキブリに近づけるに従い、光の輪も小さくなり、捕獲直前まで、ゴキブリを正確に視認・照準できる。また、該捕獲器の柄の握りの部分に設けた2段スウィッチは、1段目で、光源が点灯し、2段目で薬液が噴射される。これは、捕獲から薬液噴射までの動きを円滑に実行する事が出来る。
以下、添付図面に従って一実施例を説明する。図1は、本考案の見取り図で、該捕獲器は、捕獲カップaを装着する透明な素材で形成されたキャップb、キャップの頭頂部に取り付けた柄cから構成されている。突然出現したゴキブリtを発見したら、該捕獲器に素早く捕獲カップaを装着し、該捕獲カップ内面の保護紙を剥がし、粘着剤塗布面を露出させ、捕獲カップaの開口部を該ゴキブリt向け、柄cの握り部分に設けた2段スウィッチdの1段目を操作し、図2に示すキャップ頭頂部の光源fを点灯し、光線を照射し、光の輪eを作り、照準とし、その光の輪eの中に、該ゴキブリtを捉え、常に該ゴキブリtが光の輪eの中に居る状態を保ちつつ、静かに該捕獲器を近づけ、上から被せる様に該ゴキブリtを捕獲する。
捕獲カップ内に捕獲された該ゴキブリtが、カップ壁面に塗布された粘着剤に接着・捕捉されているかどうか、透明な素材で形成されたキャップbを透して確認する。しっかりと接着・捕捉されていれば、キャップb内のスプリングhにより固定されている捕獲カップaをキャップbから取り外し、捕獲カップaを潰して、該ゴキブリtを挟み込み、逃げないようにして、ゴミ箱等に廃棄する。また、該ゴキブリtが、いつまでも粘着剤に接着・捕捉されない場合や、必要がある場合は、柄cの握り部分にある2段スウィッチdの2段目を操作し、該ゴキブリtに、キャップ頭頂部の薬液噴射ノズルgから薬液を噴射し、該ゴキブリtの自由を奪い、捕獲カップaをキャップbから外し、捕獲カップを潰して、動けなくなった該ゴキブリtを挟み込み、カップaの内壁面の粘着剤に付着させ、逃げないようにして、ゴミ箱等に廃棄する。
a 円筒状の捕獲カップ
b 透明素材で形成された半球状のキャップ
c キャップ頭頂部に取り付けた柄(握り部分に電池、薬液ボンベを内臓)
d 2段スウィッチ(1段目は照射光源の電源入切、2段目は薬液噴射)
e 光の輪
t ゴキブリ
f 照射光源
g 薬液噴射ノズル
h 捕獲カップ固定用のスプリング
b 透明素材で形成された半球状のキャップ
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Claims (5)
- 円筒状の着脱可能な捕獲カップと該捕獲カップを固定する透明な素材で形成された半球形のキャップとキャップ頭頂部に柄を配したことを特徴とするゴキブリ捕獲器
- 上記捕獲カップの下部の開口部は、上部の開口部より少し大きな形状を有し、該捕獲カップの内壁には、予め粘着剤を塗布し、使用前は保護紙により保護する構造を有することを特徴とするゴキブリ捕獲器
- 該捕獲器のキャップ頭頂部内に光源を設け、捕獲カップ内壁に沿って照射光を放射して、光の輪を作り、照準とし、ゴキブリ個体をこの光の輪の中に捉え、狙ったゴキブリを容易に捕獲出来るようにした事を特徴とするゴキブリ捕獲器
- 請求項3のキャップ頭頂部内の光源からの照射光は、白色又は赤色から紫色の可視色光線である事を特徴とするゴキブリ捕獲器
- 該捕獲器キャップ頭頂部内に薬液噴射ノズルを設置し、捕獲カップ内に捕獲したゴキブリに薬液を噴射し、該ゴキブリの自由を奪い、捕捉・除去する事を特徴とするゴキブリ捕獲器
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2008008278U JP3152483U (ja) | 2008-10-30 | 2008-10-30 | ゴキブリ個体を狙って捕るゴキブリ捕獲器 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012056625A (ja) * | 2010-09-13 | 2012-03-22 | Lion Corp | 噴射容器及び容器入り殺虫剤 |
JP2016101148A (ja) * | 2014-11-28 | 2016-06-02 | 株式会社吉野工業所 | 捕虫手段付きの殺虫装置 |
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2008
- 2008-10-30 JP JP2008008278U patent/JP3152483U/ja not_active Expired - Fee Related
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