JP2017143826A - カメムシ捕虫装置及びカメムシ捕虫方法 - Google Patents

カメムシ捕虫装置及びカメムシ捕虫方法 Download PDF

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Abstract

【課題】電力が不要で、効果的にカメムシを捕虫すること。【解決手段】カメムシ捕虫装置1は、カメムシ誘引部10と、カメムシ捕獲部11とを備える。カメムシ誘引部10は、最大発光波長が458.0nm〜502.0nmであり、ブルーグリーンを含む蓄光材を備え、当該蓄光材が太陽光により励起し、夜に発光することでカメムシを誘引する。カメムシ捕獲部11は、前記蓄光材の近傍に設けられ、前記誘引されたカメムシを捕獲する。これにより、無電力で、カメムシを効果的に捕虫することが可能となる。【選択図】図1

Description

本発明は、カメムシ捕虫装置及びカメムシ捕虫方法に関する。
カメムシは、強烈な臭いを出すことで知られる不快害虫であり、危険な目に遭遇した際に、敵の撃退や仲間に危険を知らせるために、アルデヒド系の警報フェロモンを放出する。このフェロモンが悪臭の根源である。
特に、スコットカメムシ、クサギカメムシは、毎年、越冬場所を探して家屋に集団で飛来して、室内に侵入し、不快・悪臭被害を生じさせる。カメムシは、秋季、日当たりの良い家屋等に飛来し、その後侵入する。特に、河川に面した旅館・ホテル、事務所、店舗等でのカメムシの飛来が顕著であり、悪臭被害が多く発生する。
この家屋侵入被害では、2回の時期があり、秋季に集団で家屋近傍に飛来して、窓、壁等に付着し、家屋に侵入して越冬する時期と、越冬したカメムシが春季に覚醒して繁殖のために家屋から山林等へ飛び去る時期がある。
カメムシは、この1回目の時期に、窓や床下の数mm程度の隙間から家屋内に侵入する。家屋内部では、暖房等により暖かいため、カメムシは、動き回り、悪臭を発散する(明るい窓辺で顕著)。日本国内では、北海道、東北6県、北陸から九州までの日本海側多雪地帯で家屋侵入被害が顕著である。
又、カメムシは、稲、豆類、果樹類等の吸汁をすることから、農業害虫とも言われており、農家、果樹園等では、カメムシ駆除のために、頻繁に薬剤を散布しているが、農作物に薬剤が付着する等の課題から、薬剤を用いないカメムシ駆除の方法が求められている。
そこで、特開2014−140353号公報(特許文献1)には、害虫が貼り付く面状部材と捕獲容器から構成された害虫捕獲器が開示されている。この害虫捕獲器は、面状部材表面及び捕獲容器内面に滑剤を塗布している。又、面状部材表面部又は裏面部に、害虫誘引光源となる蓄光部材又は誘引熱源となる蓄熱部材、或いは害虫誘引光源となる蓄光部材と誘引熱源となる蓄熱部材の両方を同時に設けている。これにより、カメムシを無薬剤で捕獲することが出来るとしている。
又、特開2015−80476号公報(特許文献2)には、500nm〜550nmの波長域を有する緑色光のみを有するLED群ランプでピーク波長525nm〜530nm付近となるLED使用によるカメムシ捕虫装置が開示されている。これにより、植物の花芽形成・果樹育成への影響無く、カメムシを捕虫出来るとしている。
又、実用新案登録第3124690号公報(特許文献3)には、後端に大径開口端、及び先端に小径開口端を有する漏斗状のカメムシ滑落部品が開示されている。このカメムシ滑落部品は、前記大径開口端を鉛直方向上向きに、かつ前記小径開口端を鉛直方向下向きに配置した当該カメムシ滑落部品と、前記カメムシ滑落部品の前記大径開口端側の内壁に固定された、最大発光ピークが530〜600nmの範囲に存在する電球型のカメムシ捕虫用光源と、前記小径開口端の下側に配置され、該小径開口端から落下するカメムシを捕らえる捕虫容器とを備える。これにより、特定波長の可視光線によりカメムシを効果的に捕虫することができ、かつ従来技術よりも占有スペースが小さいカメムシ捕虫器が得られるとしている。
特開2014−140353号公報 特開2015−80476号公報 実用新案登録第3124690号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、カメムシの誘引に関して蓄光部材が最適化されておらず、カメムシを有効に捕虫出来るか不明であるという課題がある。
又、特許文献2、3に記載の技術では、カメムシの誘引にLED又は光源を用いており、電力が必要という課題がある。特に、電気工事が必要な光源の場合、果樹園での設置は、初期コストが掛かる。
そこで、本発明は、前記課題を解決するためになされたものであり、無電力で、カメムシを効果的に捕虫することが可能なカメムシ捕虫装置及びカメムシ捕虫方法を提供することを目的とする。
本発明者は、鋭意研究を重ねた結果、本発明に係る新規なカメムシ捕虫装置及びカメムシ捕虫方法を完成させた。即ち、本発明に係るカメムシ捕虫装置は、カメムシ誘引部と、カメムシ捕獲部とを備える。カメムシ誘引部は、最大発光波長が458.0nm〜502.0nmであり、ブルーグリーンを含む蓄光材を備え、当該蓄光材が太陽光により励起し、夜に発光することでカメムシを誘引する。カメムシ捕獲部は、前記蓄光材の近傍に設けられ、前記誘引されたカメムシを捕獲する。
又、本発明に係るカメムシ捕虫方法は、カメムシ誘引ステップと、カメムシ捕獲ステップとを備える。カメムシ誘引ステップは、最大発光波長が458.0nm〜502.0nmであり、ブルーグリーンを含む蓄光材を、太陽光により励起させ、夜に発光させることでカメムシを誘引する。カメムシ捕獲ステップは、前記蓄光材の近傍に設けられたカメムシ捕獲部で、前記誘引されたカメムシを捕獲する。
本発明によれば、無電力で、カメムシを効果的に捕虫することが可能となる。
本発明に係るカメムシ捕虫装置の第一の概念図(図1A)と、第二の概念図(図1B)と、第三の概念図(図1C)と、である。 判定試験におけるブラックライトで発光する3種類の試験片の一例を示す斜視写真(図2A)と、判定試験における実験箱の蓋無しと蓋有りの斜視写真(図2B)と、である。 実験箱の試験片にブラックライトを照射した際の斜視写真(図3A)と、実験箱にカメムシを入れる際の斜視写真(図3B)と、試験片毎の実験箱を示す斜視写真(図3C)と、蓋を外した際の実験箱の内部の様子を示す斜視写真(図3D)と、である。 判定試験における蓄光材の発光色毎のカメムシの数を示すグラフである。 実証試験における第一の家屋の斜視写真(図5A)と、ブルーグリーン及びブランクの試験シートの正面写真(図5B)と、実証試験における第一の家屋のカメムシの捕虫数の経時変化を示すグラフ(図5C)と、である。 実証試験における第二の家屋の斜視写真(図6A)と、ブルーグリーン及びブランクの試験シートの正面写真(図6B)と、実証試験における第二の家屋のカメムシの捕虫数の経時変化を示すグラフ(図6C)と、である。 実証試験における第三の家屋の斜視写真(図7A)と、第三の家屋におけるブルーグリーン及びブランクの試験シートの正面写真(図7B)と、カメムシの捕虫後の第三の家屋におけるブルーグリーン及びブランクの試験シートの正面写真(図7C)と、カメムシの捕虫後の第五の家屋におけるブルーグリーン及びブランクの試験シートの正面写真(図7D)と、である。 実証試験における第三の家屋のカメムシの捕虫数の経時変化を示すグラフ(図8A)と、第四の家屋のカメムシの捕虫数の経時変化を示すグラフ(図8B)と、第五の家屋のカメムシの捕虫数の経時変化を示すグラフ(図8C)と、第六及び第七の家屋のカメムシの捕虫数の経時変化を示すグラフ(図8D)と、である。
以下に、添付図面を参照して、本発明の実施形態について説明し、本発明の理解に供する。尚、以下の実施形態は、本発明を具体化した一例であって、本発明の技術的範囲を限定する性格のものではない。
本発明に係るカメムシ捕虫装置1は、図1Aに示すように、カメムシ誘引部10と、カメムシ捕獲部11と、を備える。カメムシ誘引部10は、最大発光波長(ピーク波長)が458.0nm〜502.0nmであり、ブルーグリーンを含む蓄光材を備え、当該蓄光材が太陽光により励起し、夜に発光することでカメムシを誘引する。又、カメムシ捕獲部11は、前記蓄光材の近傍に設けられ、前記誘引されたカメムシを捕獲する。これにより、カメムシ捕虫装置1を、カメムシの生息する家屋外の日当たりの良い場所に設置すれば、昼間は、太陽光により蓄光材が励起され、夜は、蓄光材が、カメムシを効率よく誘引する。この蓄光材は、最大発光波長が458.0nm〜502.0nmの色(ブルーグリーンを含む)で発光する。カメムシは、走光性により、この蓄光材に誘引され、カメムシ捕獲部11により捕獲される。カメムシの誘引を、誘引効果が顕著なブルーグリーンを含む特定の範囲内の最大発光波長の蓄光材で行うことで、無電力で、カメムシを効果的に捕虫することが可能となる。
ここで、前記カメムシ誘引部10の蓄光材は、最大発光波長が458.0nm〜502.0nmであり、具体的には、ブルーグリーン、スカイブルー、ブルーグリーンとスカイブルーの混合色、ブルーグリーンとイエローグリーンの混合色のいずれかであると好ましい。例えば、スカイブルーに対するブルーグリーンの混合比が25%以上、100%未満の範囲内である混合色、イエローグリーンに対するブルーグリーンの混合比が25%以上、100%未満の範囲内である混合色を挙げることが出来る。最大発光波長が458.0nm〜502.0nmであれば、ブルーグリーン又はスカイブルー以外の色が含まれていても構わない。
又、前記カメムシ誘引部10の蓄光材の構成に特に限定は無いが、例えば、蓄光材は、アルミン酸塩化合物と希土類元素とで構成されると好ましい。従来では、硫化亜鉛タイプ(ZnS、Cu、Cl)が蓄光材として主流であったが、この硫化亜鉛タイプでは、残光が一晩中視認できる程度の輝度でなく、水に弱く、耐候性が悪く、屋外使用に不適という欠点がある。又、硫化亜鉛タイプの蓄光材をシート化して、表面に透明シートを設けても、時間の経過により、空気中の水分子が透明シートから硫化亜鉛タイプの蓄光材のシートに到達し、結局、蓄光材の輝度を下げてしまう。そこで、高輝度で、且つ、耐候性に優れるアルミン酸塩化合物と希土類元素との組合せタイプの蓄光材を採用することで、屋外での使用を可能とし、残光が一晩中視認でき、高輝度によるカメムシの誘引効果を更に発揮させることが出来る。ここで、ブルーグリーンの蓄光材であれば、SrAl1425のアルミン酸塩化合物とEu、Dyの希土類元素とを含有する。又、スカイブルーであれば、SrAlとSrAl1425のアルミン酸塩化合物とEu、Dyの希土類元素とを含有する。イエローブルーであれば、SrAlのアルミン酸塩化合物とEu、Dyの希土類元素とを含有する。アルミン酸塩化合物と希土類元素との組合せタイプの蓄光材は、例えば、アルミン酸塩化合物に希土類元素の賦活剤を添加して焼成することで得られるため、蓄光材自体が硬く、水に強く、耐候性に優れる。この組合せタイプでは、常用光源D65を用い200lxの照度で20分間照射した後20分経過後の残光輝度が100mcd/m以上である。又、この組合せタイプでは、常用光源D65を用い200lxの照度で20分間照射した後20分経過後、残光輝度が0.32mcd/mまでに減衰する残光時間が1500分以上である。更に、この組合せタイプでは、常用光源D65を用い200lxの照度で照射した場合の励起飽和時間は60分までである。
又、前記カメムシ誘引部10の蓄光材の構成に特に限定は無いが、例えば、シート、粉体、ペレット等、蓄光で発光する構成を挙げることが出来る。蓄光材は、一般に、粉末での提供となることから、押出成形、カレンダ成形等の手法により、粉末を透明性樹脂に混練してシートにするか、粉末を透明性樹脂に混練して、混練物を透明性シートに積層して蓄光層を形成することで、成型する。
ここで、蓄光材が粉末である場合、当該粉末の平均粒子径は、50μm〜250μmであると好ましく、100μm〜200μmであると更に好ましい。粉末状の蓄光材であれば、粒子径が大きい程、太陽光による蓄光効率を上げることが出来る。一方、蓄光材は、上述のように、硬いため、粒子径が大きくなると、押出成形、カレンダ成形等の手法に適用した場合、混練用の刃物が蓄光材の粒子で傷付く可能性があるため、好ましくない。
又、蓄光材が粉末で、透明性樹脂に混練する場合、蓄光材の添加濃度は、透明性樹脂を含む全重量に対して5%〜50%が好ましい。これにより、混練用の刃物を傷めずに、シート加工を容易とする。一方、蓄光材の添加濃度が、5%未満の場合、蓄光効率が悪い可能性があり、蓄光材の添加濃度が、50%を超えると、混練の際に刃物を傷める可能性がある。
又、前記カメムシ誘引部10の蓄光材の背景色に特に限定は無いが、例えば、反射色、例えば、白色、黄色、青色、銀色等が好ましい。尚、背景色とは、蓄光材を介して視認することが可能な色であり、蓄光材は通常透過性を有するため、明室では蓄光材を設置した基材の色が背景色として現れる。基材の色を反射色とすることで、明室では、蓄光材を介して基材の反射色を現し、暗室では、蓄光材の発光色を現せるとともに、反射色により発光を反射させて、発光の輝度を高め、カメムシ誘引効果を顕著にすることが出来る。又、前記カメムシ誘引部10の蓄光材の周囲色に特に限定は無いが、例えば、黒色が好ましい。尚、周囲色とは、蓄光材の周りの基材の色を意味する。周囲色が黒色の場合、夜を模擬し、暗闇に蓄光材の発光色を際立たせることが可能となる。尚、前記カメムシ誘引部10の蓄光材の発光色、背景色、周囲色以外に、カメムシ捕虫装置1の色を適宜設計することで、カメムシの誘引効果を向上させることが出来る。
又、前記カメムシ誘引部10の蓄光材がシートである場合、例えば、前記蓄光材を粉末として透明性樹脂に含有する蓄光シートと、前記蓄光シートの表面に設けられた透明シートと、前記蓄光シートの裏面に設けられた反射色の反射シートと、を備えると好ましい。透明シートは、外部の雨水や埃から蓄光シートを保護し、反射シートは、蓄光シートが発光した場合に、反射色で発光を反射して、発光の輝度を高める。透明シートは、例えば、ポリカーボネート、ポリメタクリル酸メチル、ポリプロピレン、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合合成樹脂(ABS樹脂)を採用することが出来る。反射色は、上述の通りである。反射シートの裏面(蓄光シートの対向面)に、更に、カメムシ捕獲部11に取り付けるための粘着シートを備えても良い。又、シートの厚みに特に限定は無いが、例えば、0.5mm〜1.0mmであると、湾曲した面に取り付け可能であるため、好ましい。
又、前記カメムシ誘引部10の蓄光材のサイズに特に限定は無いが、大きければ大きい程、カメムシの誘引効果を向上させる。例えば、カメムシ誘引部10が、蓄光材を粉末として含有する蓄光シートの場合、10cm×10cm=100cm以上であると好ましい。又、前記カメムシ誘引部10の蓄光材に、更に、カメムシの誘引効果を向上させるカメムシ用のフェロモン剤を塗布したり練り込ませたりしても構わない。
又、前記カメムシ捕獲部11の構成に特に限定は無いが、例えば、図1Aに示すように、粘着紙(粘着シート)等を採用することが出来る。粘着紙は、カメムシが付着した後に交換すれば、前記カメムシ誘引部10の蓄光材は半永久的に利用することが出来るため、メンテナンスコストを下げる。又、粘着紙に、カメムシ用のフェロモン剤や殺虫剤を含有させても構わない。又、前記カメムシ捕獲部11のサイズに特に限定は無いが、大きければ大きい程、カメムシの捕虫効果を向上させる。
又、前記カメムシ捕獲部11は、粘着紙の他に異なる構成を採用することが出来る。例えば、図1Bに示すように、前記カメムシ捕獲部11は、外部に大径開口部を有し、内部(下方)に向かって縮径して、内部に、カメムシが通過可能な小径開口部を有する漏斗部12と、漏斗部12の小径開口部から落下するカメムシを捕獲する捕虫容器13とを備えても良い。この場合、前記カメムシ誘引部10の蓄光材は、漏斗部12のいずれの位置に設けられても良いが、例えば、捕虫装置の入口に対応する、漏斗部12の大径開口部に設けられると、カメムシの誘引効果を向上させる。又、捕虫容器13の内部には、カメムシ用の殺虫液14を入れておくと、捕虫容器13に滑り落ちたカメムシを確実に捕虫し殺虫することが出来る。
又、捕虫対象のカメムシの種類に特に限定は無く、例えば、クサギカメムシ、スコットカメムシ等を挙げることが出来る。カメムシを含む不快害虫を捕虫しても良い。
カメムシは、特定の隙間に集中的に侵入し集まる習性があることから、例えば、図1Cに示すように、前記カメムシ捕獲部11は、二枚の面材を、カメムシが入り込むことが可能な特定の間隔Gを設けた状態で平行に配置した隙間部15と、隙間部15の隙間の内部に設けられ、カメムシが押し開いて内部に入ると閉塞する弁部16とを備えても良い。弁部16の閉塞により、一度侵入したカメムシは外部に出られず、隙間部15の内部に捕虫される。この場合、前記カメムシ誘引部10の蓄光材は、隙間部15のいずれの位置に設けられても良いが、例えば、隙間部15の入り口近傍に設けられると、カメムシの誘引効果を向上させる。又、隙間部15の内部には、カメムシ用の殺虫剤を含有させても構わない。
又、本発明に係るカメムシ捕虫装置1は、例えば、家屋はもちろん農園のいずれの場所に設置しても良いが、全般的に日当たりの良い場所に設置された方が良い。カメムシ捕虫装置1の設置場所が家屋の場合、家屋の窓側に設置されると好ましい。これにより、カメムシは、窓の隙間に集中して侵入する習性があることから、窓に向かうカメムシを効果的に捕虫することが可能となる。カメムシ捕虫装置1が設置される窓側とは、窓の表面でも窓周辺でも構わない。又、水回りに関係する設置場所、例えば、家屋の台所の窓や周辺に設置されると、多くのカメムシを捕虫することが出来るため、好ましい。
以下、実施例、比較例等によって本発明を具体的に説明するが、本発明はこれにより限定されるものではない。
先ず、カメムシの誘引に最も効果的な蓄光材の色を特定するために、下記の判定試験を行った。図2Aに示すように、色(発光波長)が異なる3種類の蓄光材を、縦横サイズを30mmとし厚さ0.5mmとしたシートに成型し、そのシートを、背景色が白色の反射層に貼り付けて試験片とした。蓄光材の色は、スカイブルー(最大発光波長469.0nm)(SB)、ブルーグリーン(最大発光波長491.0nm)(BG)、イエローグリーン(最大発光波長518.0nm)(YG)の3種類を選定した。最大発光波長は、公的な測定機関での測定値である。スカイブルー、ブルーグリーン、イエローグリーンのいずれの蓄光材もアルミン酸塩化合物と希土類元素との組合せタイプを採用した。又、蓄光材は、透明シート、蓄光シート、白色の反射シートの三層から構成されるシートを採用した。蓄光シート内の蓄光材の平均粒子径は60μmであり、蓄光材の添加濃度は、蓄光シートの全重量に対して10%であった。これらの蓄光材は、光を照射した後に周囲を暗くすると、高輝度でぼんやり発光し、その残光は一晩中視認できる程度であり、図2Aに示すように、ブラックライト管でブラックライトを試験片に照射すると、発光する。又、ブランクとして白色の反射板のみのものを用意した。
図2Bに示すように、中央から直線状に2室を有する判定試験用の実験箱を用意した。2室の奥面には、蓄光材が着脱可能な黒色の面を設置し、上述した試験片を着脱可能に構成した。実験箱の蓋は、内面が黒色の木材板を用いた。実験箱の内装色は、黒色を用意し、蓄光材が夜に発光する状態を模擬し、蓄光材の周囲色の差異により、カメムシの誘引効果に差異があるか否かを検討した。
判定試験は、先ず、2016年5月1日富山県で春季中のクサギカメムシを、雄雌半分ずつ採取し、複数のカメムシを飼育箱に入れ、保管した。次に、実験箱の2室に試験片を設置し、図3Aに示すように、実験箱の奥面に付けた蓄光材(試験片)にブラックライト管で5分間光を照射して、蓄光材を励起させた。その後、図3Bに示すように、保管中のカメムシを実験箱の中央部に5匹、手作業で放ち、蓋をして暗室状態にした。図3Cに示すように、試験片である3種類の蓄光材及びブランクについてそれぞれ実験箱を用意し、同様の作業を行った。約1日放置し、その後、図3Dに示すように、実験箱の蓋を外して、2室の各室のエリアに集まっているカメムシの数を数えた。尚、2室のどの室にも入っていないカメムシは「その他」として数えた。これを10回繰り返し、各試験片毎にカメムシの数の合計を算出した。
図4に示すように、最大発光波長が491.0nmのブルーグリーンの色の蓄光材が、最も多くのカメムシを誘引させていた。次に、最大発光波長が469.0nmのスカイブルーの色の蓄光材が次に多くのカメムシを誘引させていた。一方、最大発光波長が518.0nmのイエローグリーンの色の蓄光材は、殆どカメムシを誘引させていなかった。これにより、カメムシの誘引に最も効果的な蓄光材は、ブルーグリーン、スカイブルーを主調色とするものであり、この判定試験により、最適な最大発光波長の範囲は、下限値が、スカイブルーの最大発光波長を基準とし、ブルーグリーンとスカイブルーとの中間点までの波長幅を減算して、469.0−{(491.0+469.0)/2−469.0}(=11.0)(ブルーグリーンとスカイブルーとの中間点までの波長幅)=458.0nmと設定し、上限値が、ブルーグリーンの最大発光波長を基準とし、ブルーグリーンとスカイブルーとの中間点までの波長幅を加算して、491.0+{(491.0+469.0)/2−469.0}(=11.0)(ブルーグリーンとスカイブルーとの中間点までの波長幅)=502.0nmである色の蓄光材と推定することが出来る。
次に、カメムシの誘引に最も効果的なブルーグリーンの蓄光材を用いて、現場でのカメムシの誘引及び捕虫の有効性を判定するために、下記の実証試験を行った。先ず、ブルーグリーンの色の蓄光材の粉末を透明性樹脂に混練してシート化(成形)し、シートの表面には、透明シートを設け、シートの裏面には、白色反射層を設け、このシートを、縦サイズを10cmとし横サイズを10cmとした正方形に切断した。切断したシートを、縦サイズを30cmとし横サイズを27cmとした粘着紙の中央に貼り付けて試験シートとした。又、ブランクとして蓄光材を設けずに空白としたものを用意した。
実証試験は、平成28年5月1日から、図5Aに示すように、自然のカメムシが生息すると考えられる富山県の第一の家屋で行った。先ず、第一の家屋の窓側(ブルーグリーン:A1、ブランク:A2)に試験シートを設置した。設置から8日後、16日後、21日後、30日後、37日後、44日後のそれぞれの時点において、試験シートの粘着紙に捕虫されたカメムシの数を数えた。
図5Bに示すように、ブルーグリーン及びブランクの試験シートの粘着紙には、カメムシが補虫されていた。又、カメムシの補虫数を経時的にまとめると、図5Cに示すように、ブルーグリーンの試験シート(A1)が、ブランクの試験シート(A2)より多くのカメムシを捕虫していた。これにより、試験シートは、蓄光材のブルーグリーンを設けた方がカメムシを効率よく補虫することが可能であり、又、家屋の窓側に設置することで、カメムシを適切に誘引及び捕虫することが分かった。
次に、場所を変更して、同様の実証試験を行った。平成28年5月1日から、図6Aに示すように、富山県の第二の家屋(嶋家、風土記の丘)へ行き、第二の家屋の窓側(ブルーグリーン:B1、ブランク:B2)に試験シートを設置した。設置から6日後、14日後、22日後、30日後、38日後、46日後、54日後のそれぞれの時点において、試験シートの粘着紙に捕虫したカメムシの数を数えた。
図6Bに示すように、ブルーグリーン及びブランクの試験シートの粘着紙には、カメムシが補虫された。又、カメムシの補虫数を経時的にまとめると、図6Cに示すように、ブルーグリーンの試験シート(B1)が、ブランクの試験シート(B2)より多くのカメムシを捕虫していた。これにより、上述と同様に、家屋の窓側に設置することで、カメムシを適切に誘引及び捕虫することを再確認出来た。
次に、時期を変更して、同様の実証実験を行った。この際、上述と同様のブルーグリーン及びブランクの試験シートを用意した。実証実験は、カメムシが越冬のために家屋に集団で飛来する秋頃を想定して、2015年10月10日から11月29日までの期間とした。
図7Aに示すように、富山県の第三の家屋(嶋家)へ行き、図7Bに示すように、第三の家屋の窓側(ブルーグリーン:C1、ブランク:C2)に、ブルーグリーン及びブランクの試験シートを設置した。又、同様に、第四の家屋(有馬家)、第五の家屋(合掌棟)、第六の家屋(休憩棟)、第七の家屋(パークゴルフ管理棟)にそれぞれ訪問した。そして、第四の家屋の台所側(ブルーグリーン:D1、ブランク:D2)、東側窓(ブルーグリーン:E1、ブランク:E2)、北側窓(ブルーグリーン:F1、ブランク:F2)に、ブルーグリーン及びブランクの試験シートを設置した。又、第五の家屋の台所窓側(ブルーグリーン:G1、ブランク:G2)、南玄関窓側(ブルーグリーン:H1、ブランク:H2)、第六の家屋の南窓側(ブルーグリーン:I1、ブランク:I2)、第七の家屋の西側戸(ブルーグリーン:J1、ブランク:J2)に、ブルーグリーン及びブランクの試験シートを設置した。設置から6日後、14日後、22日後、27日後、36日後、43日後、50日後のそれぞれの時点において、試験シートの粘着紙に捕虫されたカメムシの数を数えた。図7Cに示すように、ブルーグリーン(C1)及びブランク(C2)の試験シートの粘着紙には、カメムシが補虫されていた。又、家屋の種類や場所を変えても、図7Dに示すように、ブルーグリーン(F1)及びブランク(F2)の試験シートの粘着紙には、カメムシが補虫されていた。
図8Aに示すように、第三の家屋の窓側に設置したブルーグリーンの試験シートが(C1)、ブランクの試験シート(C2)よりも多くのカメムシを捕虫していた。又、図8Bに示すように、第四の家屋の台所側(D1)、東側窓(E1)、北側窓(F1)に設置したブルーグリーンの試験シートが、それぞれ対応するブランクの試験シート(D2、E2、F2)よりも多くのカメムシを捕虫していた。更に、図8Cに示すように、第五の家屋)の台所窓側(G1)、南玄関窓側(H1)に設置したブルーグリーンの試験シートが、それぞれ対応するブランクの試験シート(G2、H2)よりも多くのカメムシを捕虫していた。そして、図8Dに示すように、第六の家屋の南窓側(I1)、第七の家屋の西側戸(J1)に設置したブルーグリーンの試験シートが、それぞれ対応するブランクの試験シート(I2、J2)よりも多くのカメムシを捕虫していた。このように、家屋の設置場所について、台所付近や南窓側、西窓側の方が多くのカメムシが捕虫されていた。これらの場所は、水回りが良く、外部からの太陽光が非常に照射されるところである。台所付近では、多くのカメムシが生息し、南窓側や西窓側では、太陽光により蓄光材が効果的に励起され、夕方から夜にかけて長く発光し、カメムシを誘引したと考えられる。これにより、試験シートは、窓側や台所周辺に設置することで、カメムシを効率よく誘引及び捕虫することが分かった。又、春季のみならず、秋季であっても、本発明は、カメムシを効率よく捕虫出来ることが分かった。
以上のように、本発明は、カメムシの家屋侵入被害や農業被害の対策として有用であり、無電力で、カメムシを効果的に捕虫することが可能なカメムシ捕虫装置として有効である。
1 カメムシ捕虫装置
10 カメムシ誘引部
11 カメムシ捕獲部
本発明者は、鋭意研究を重ねた結果、本発明に係る新規なカメムシ捕虫装置及びカメムシ捕虫方法を完成させた。即ち、本発明に係るカメムシ捕虫装置は、カメムシ誘引部と、カメムシ捕獲部とを備える。カメムシ誘引部は、最大発光波長が458.0nm〜502.0nmであり、ブルーグリーンを含む蓄光材を備え、家屋に設置され、当該蓄光材が太陽光により励起し、夕方から夜にかけて発光することで、秋季に飛来して前記家屋に侵入し越冬して春季に覚醒して当該家屋から飛び去るカメムシのクサギカメムシ又はスコットカメムシを誘引する。カメムシ捕獲部は、前記蓄光材の近傍に設けられ、前記誘引されたカメムシを粘着シートで捕獲する。
又、本発明に係るカメムシ捕虫方法は、カメムシ誘引ステップと、カメムシ捕獲ステップとを備える。カメムシ誘引ステップは、最大発光波長が458.0nm〜502.0nmであり、ブルーグリーンを含む蓄光材を家屋に設置し、太陽光により励起させ、夕方から夜にかけて発光させることで、秋季に飛来して前記家屋に侵入し越冬して春季に覚醒して当該家屋から飛び去るカメムシのクサギカメムシ又はスコットカメムシを誘引する。カメムシ捕獲ステップは、前記蓄光材の近傍に設けられた粘着シートで、前記誘引されたカメムシを捕獲する。

Claims (4)

  1. 最大発光波長が458.0nm〜502.0nmであり、ブルーグリーンを含む蓄光材を備え、当該蓄光材が太陽光により励起し、夜に発光することでカメムシを誘引するカメムシ誘引部と、
    前記蓄光材の近傍に設けられ、前記誘引されたカメムシを捕獲するカメムシ捕獲部と、
    を備えることを特徴とするカメムシ捕虫装置。
  2. 前記蓄光材は、アルミン酸塩化合物と希土類元素とで構成される
    請求項1に記載のカメムシ捕虫装置。
  3. 前記カメムシ誘引部は、
    前記蓄光材を粉末として透明性樹脂に含有する蓄光シートと、
    前記蓄光シートの表面に設けられた透明シートと、
    前記蓄光シートの裏面に設けられた反射色の反射シートと、
    を備える
    請求項1又は2に記載のカメムシ捕虫装置。
  4. 最大発光波長が458.0nm〜502.0nmであり、ブルーグリーンを含む蓄光材を、太陽光により励起させ、夜に発光させることでカメムシを誘引するカメムシ誘引ステップと、
    前記蓄光材の近傍に設けられたカメムシ捕獲部で、前記誘引されたカメムシを捕獲するカメムシ捕獲ステップと、
    を備えることを特徴とするカメムシ捕虫方法。
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