JPH1146117A - 発振装置 - Google Patents

発振装置

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JPH1146117A
JPH1146117A JP20011197A JP20011197A JPH1146117A JP H1146117 A JPH1146117 A JP H1146117A JP 20011197 A JP20011197 A JP 20011197A JP 20011197 A JP20011197 A JP 20011197A JP H1146117 A JPH1146117 A JP H1146117A
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JP
Japan
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oscillator
resonator
oscillation
stub
wavelength
Prior art date
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JP20011197A
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English (en)
Inventor
Osamu Oe
修 大江
Toshio Hata
俊夫 秦
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Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Priority to US09/121,299 priority patent/US6172577B1/en
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  • Inductance-Capacitance Distribution Constants And Capacitance-Resistance Oscillators (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型で、かつ高いC/Nを得ることができる
発振装置を提供する。 【解決手段】 発振装置10は、発振器11と共振器1
2とで構成される。発振器11は、シリコンバイポーラ
トランジスタのような発振用トランジスタ13が、例え
ば誘電体基板上に配置され、その発振用トランジスタ1
3のベースに、開放端スタブである1/4波長開放端ス
タブ14が接続される。また、発振用トランジスタ13
のコレクタはコンデンサ15を介して接地され、発振用
トランジスタ13のエミッタは帰還容量C1,C2を介
してコレクタ及びベースに接続される。共振器12は、
1/4波長短絡端スタブ16からなり、その一端が接地
される。そして、発振器11の1/4波長開放端スタブ
14と共振器12の1/4波長短絡端スタブ16とを磁
気結合させることにより、発振器11と共振器12とを
磁気結合させることになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、発振装置に関し、
特に、発振器と共振器とを磁気結合させる発振装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来の発振器として、例えば図4及び図
5に示すような回路構成を有するものがある。図4に示
した発振器50は、帯域反射型と呼ばれるもので、シリ
コンバイポーラトランジスタのような発振用トランジス
タ51が、例えば誘電体基板(図示せず)上に配置さ
れ、そのベースにはストリップライン52が接続され
る。ストリップライン52には、DCカットコンデンサ
53及び終端抵抗54が順次接続される。また、ストリ
ップライン52の近傍には、誘電体共振器55が配置さ
れ、それによって、ストリップライン52はこの誘電体
共振器55と磁気的に結合する。さらに、発振用トラン
ジスタ51のコレクタは接地される。また、発振用トラ
ンジスタ51のエミッタはコレクタ及びベースに接続さ
れる。ここで、終端抵抗54は、誘電体共振器55の共
振周波数以外の不要発振を除去する働きをする。
【0003】図5に示した発振器60は、反射型と呼ば
れるもので、シリコンバイポーラトランジスタのような
発振用トランジス51が、例えば誘電体基板(図示せ
ず)上に配置され、そのベースに1/2波長開放端スタ
ブ61が接続される。また、発振用トランジスタ51の
コレクタは接地される。さらに、発振用トランジスタ5
1のエミッタはコレクタ及びベースに接続される。
【0004】なお、図4及び図5において、発振用トラ
ンジスタ51のエミッタ・コレクタ間及びエミッタ・ベ
ース間に示されている容量は、発振用トランジスタ51
の内部容量と浮遊容量で代用されるため、一般的には、
部品としては取付けられない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記の従来
の誘電体共振器を用いた発振器においては、誘電体共振
器の特定の周波数での共振により発振し、高周波帯域で
良く用いられるが、誘電体共振器が大きいことや、誘電
体共振器の磁束を遮断するための金属ケースが必要とな
ることで大型化するという問題があった。
【0006】また、従来の1/2波長開放端スタブを用
いた発振器においては、1/2波長開放端スタブを用い
るために回路が大型化するとともに、出力電圧(Car
rier)と発振周波数の近傍の雑音電力(Nois
e)との比であるC/Nが、誘電体共振器を用いた発振
器ほど高くできないという問題があった。
【0007】本発明は、このような問題点を解決するた
めになされたものであり、小型で、かつ高いC/Nを得
ることができる発振装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述する問題点を解決す
るため本発明は、発振用トランジスタと、前記発振用ト
ランジスタの所定の位置に接続される開放端スタブとか
らなる発振器と、1/4波長短絡端スタブからなる共振
器とを備え、前記発振器と前記共振器とを磁気結合させ
ることを特徴とする。
【0009】本発明の発振器によれば、発振器と共振器
とを磁気結合させることにより、発振器と共振器とを互
いに共鳴させるため、共振器をほぼ無負荷状態で共鳴さ
せることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施例を説明する。図1は、本発明に係る発振器の第1の
実施例の回路構成図であり、発振装置10は、発振器1
1と共振器12とで構成される。
【0011】発振器11は、シリコンバイポーラトラン
ジスタのような発振用トランジスタ13が、例えば誘電
体基板(図示せず)上に配置され、その発振用トランジ
スタ13のベースに、開放端スタブである1/4波長開
放端スタブ14が接続される。
【0012】また、発振用トランジスタ13のコレクタ
はコンデンサ15を介して接地され、発振用トランジス
タ13のエミッタは帰還容量C1,C2を介してコレク
タ及びベースに接続される。
【0013】共振器12は、1/4波長短絡端スタブ1
6からなる。そして、発振器11の1/4波長開放端ス
タブ14と共振器12の1/4波長短絡端スタブ16と
を磁気結合させることにより、発振器11と共振器12
とを磁気結合させることになる。
【0014】この際、発振器11の1/4波長開放端ス
タブ14は、分布定数的に見ると接地とみなせ、接地線
となる。すなわち、発振装置10は、発振器11の接地
線に共振器12の1/4波長短絡端スタブ16を磁気結
合させたものである。
【0015】なお、発振器11の1/4波長開放端スタ
ブ14及び共振器12の1/4波長短絡端スタブ16
は、ストリップラインあるいはマイクロストリップライ
ンで構成される。また、発振用トランジスタ13のエミ
ッタ・コレクタ間及びエミッタ・ベース間の帰還容量C
1,C2は、例えばこの発振装置10が使用される6G
Hz程度の高周波においては、微少な容量で良いため、
発振用トランジスタ13の内部容量と浮遊容量とで代用
が可能なため、部品としては取付けられていない。
【0016】図2は、本発明に係る発振器の第2の実施
例の回路構成図であり、発振装置20は、発振器21と
共振器12とで構成される。
【0017】発振器21は、シリコンバイポーラトラン
ジスタのような発振用トランジスタ13が、例えば誘電
体基板(図示せず)上に配置され、発振用トランジスタ
13のベースに、開放端スタブである1/2波長開放端
スタブ22が接続される。
【0018】また、発振用トランジスタ13のコレクタ
は接地され、発振用トランジスタ13のエミッタは帰還
容量C1,C2を介してコレクタ及びベースに接続され
る。
【0019】そして、発振器21の1/2波長開放端ス
タブ21と共振器12の1/4波長短絡端スタブ16と
を磁気結合させることにより、発振器21と共振器12
とを磁気結合させることになる。
【0020】この際、発振器21の1/2波長開放端ス
タブ22は、分布定数的に見ると開放とみなせ、共振器
となる。すなわち、発振装置20は、発振器21の共振
器に共振器12の1/4波長開放端スタブ16を磁気結
合させたものである。
【0021】なお、発振器21の1/2波長開放端スタ
ブ22は、ストリップラインあるいはマイクロストリッ
プラインで構成される。また、発振用トランジスタ13
のエミッタ・コレクタ間及びエミッタ・ベース間の帰還
容量C1,C2は、例えばこの発振装置20が使用され
る6GHz程度の高周波においては、微少な容量で良い
ため、発振用トランジスタ13の内部容量と浮遊容量と
で代用が可能なため、部品としては取付けられていな
い。
【0022】以上の第1及び第2の実施例の構成によっ
て、発振器11あるいは発振器21と、共振器12とを
磁気結合させることにより、発振器11あるいは発振器
21と、共振器12とを互いに共鳴させるため、共振器
14をほぼ無負荷状態で共鳴させることができ、その結
果、従来とほぼ同等の高いC/Nを得ることができる。
【0023】すなわち、実験によれば、発振周波数6G
Hzにおける発振装置10,20では、C/Nが−9
0.8dBと、従来の誘電体共振器を用いた発振器50
(図5)のC/Nと比較してほぼ同等の高いC/Nを得
ている。
【0024】また、共振装置10,20において、発振
器11あるいは発振器21と、共振器12とを磁気結合
させるため、発振器11あるいは発振器21と、共振器
12とが互いに共鳴する。したがって、共振装置10,
20は、図3に示すように、2つの共振周波数fr1,
fr2を得る。
【0025】この共振周波数fr1,fr2は、発振器
11あるいは発振器21と、共振器12との磁気結合の
強さによって変化し、発振装置10,20は共振周波数
fr1,fr2のいずれか一方で発振する。
【0026】したがって、発振器11あるいは発振器2
1と、共振器12との磁気結合の強さを変えることによ
って、発振装置10,20の発振周波数を容易に変える
ことができる。
【0027】上述の第1及び第2の実施例によれば、発
振用トランジスタと、1/4開放端スタブあるいは1/
2開放端スタブと、1/4波長短絡端スタブとで発振装
置を構成するため、発振装置の小型化が可能となる。特
に、第1の実施例のように開放端スタブに1/4開放端
スタブを用いた方が、開放端スタブが短くなるため、よ
り小型の発振装置を実現することができる。
【0028】また、共振器がほぼ無負荷状態で共鳴する
ため、発振器のC/Nが従来の誘電体共振器を用いた発
振器と比較してほぼ同等の高いC/Nを得ることができ
るため、高いC/Nを満足しつつ小型化が可能となる。
【0029】さらに、発振器と共振器とを磁気結合さ
せ、その磁気結合の強さを変えることにより、発振器の
発振周波数を制御することができる。
【0030】なお、第1及び第2の実施例においては、
バイポーラトランジスタを用いた場合について説明した
が、ゲートに開放端スタブが接続された電界効果トラン
ジスタを用いた場合も同様の効果が得られる。
【0031】また、1つの開放端スタブと1つの1/4
波長短絡端スタブとが磁気結合する場合について説明し
たが、それぞれ複数個、例えば櫛形の構成であってもよ
い。この場合には、共振周波数が3つ以上となり、発振
器の発振周波数の安定性が増す。
【0032】さらに、発振装置を、電圧によって誘電率
が可変である素材上に形成された発振器で構成するすれ
ば、電圧制御発振器に応用することができる。
【0033】
【発明の効果】本発明の発振装置によれば、発振用トラ
ンジスタと開放端スタブとからなる発振器と、1/4波
長短絡端スタブからなる共振器とで構成されるため、小
型化が可能となる。
【0034】また、発振装置を構成する共振器がほぼ無
負荷状態で共鳴するため、発振器のC/Nが従来の誘電
体共振器を用いた発振器と比較してほぼ同等の高いC/
Nを得ることができるため、高いC/Nを満足しつつ小
型化が可能となる。
【0035】さらに、発振器と共振器とを磁気結合さ
せ、その磁気結合の強さを変えることにより、発振器の
発振周波数を制御することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の発振器に係る第1の実施例の回路構成
図である。
【図2】本発明の発振器に係る第2の実施例の回路構成
図である。
【図3】図1の発振器の周波数特性を示す図である。
【図4】従来の発振器の回路構成図である。
【図5】従来の別の発振器の回路構成図である。
【符号の説明】
10、20 発振装置 11 発振器 12 共振器 13 発振用トランジスタ 14、22 開放端スタブ 16 1/4波長短絡端スタブ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発振用トランジスタと、該発振用トラン
    ジスタのベースあるいはゲートに接続される開放端スタ
    ブとからなる発振器と、1/4波長短絡端スタブからな
    る共振器とを備え、前記発振器と前記共振器とを磁気結
    合させることを特徴とする発振装置。
JP20011197A 1997-07-25 1997-07-25 発振装置 Pending JPH1146117A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20011197A JPH1146117A (ja) 1997-07-25 1997-07-25 発振装置
US09/121,299 US6172577B1 (en) 1997-07-25 1998-07-23 Oscillator and oscillation apparatus using the oscillator

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20011197A JPH1146117A (ja) 1997-07-25 1997-07-25 発振装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1146117A true JPH1146117A (ja) 1999-02-16

Family

ID=16419021

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP20011197A Pending JPH1146117A (ja) 1997-07-25 1997-07-25 発振装置

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