JPH1145928A - 基板処理装置 - Google Patents

基板処理装置

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Publication number
JPH1145928A
JPH1145928A JP19993797A JP19993797A JPH1145928A JP H1145928 A JPH1145928 A JP H1145928A JP 19993797 A JP19993797 A JP 19993797A JP 19993797 A JP19993797 A JP 19993797A JP H1145928 A JPH1145928 A JP H1145928A
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JP
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substrate
unit
heat treatment
processing
section
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Application number
JP19993797A
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English (en)
Inventor
Kazuhiro Nishimura
和浩 西村
Masami Otani
正美 大谷
Yasuo Imanishi
保夫 今西
Masao Tsuji
雅夫 辻
Masaki Iwami
優樹 岩見
Joichi Nishimura
讓一 西村
Akihiko Morita
彰彦 森田
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Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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  • Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 基板処理装置のフットプリントを小さくし、
薬液処理への熱的影響を防止する。 【解決手段】 基板に対して熱処理および薬液処理を含
む一連の処理を行う基板処理装置であって、薬液処理部
SC、SDが配設される薬液処理ユニット部4と、熱処
理部TPが配設される熱処理ユニット部5とを遮断部材
6を介在させて上下に積層し、かつ、薬液処理ユニット
部4に設けられ、薬液処理ユニット部4内の基板の搬送
と薬液処理部SC、SDに対する基板の搬入搬出とを行
う第1の基板搬送装置7と、熱処理ユニット部5に設け
られ、熱処理ユニット部5内の基板の搬送と熱処理部T
Pに対する基板の搬入搬出とを行う第2の基板搬送装置
8と、第1、第2の基板搬送装置7、8間の基板の受け
渡しを行うための基板受け渡し部3とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体ウエハや液
晶表示器用のガラス基板などの基板に対して熱処理(加
熱処理や冷却処理など)および薬液処理(レジスト塗布
処理や現像処理など)を含む一連の処理を行う基板処理
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の基板処理装置は、図11
の全体平面図および処理ユニット部の縦断面図に示すよ
うに構成されている。
【0003】図に示す装置は、基板(半導体ウエハ)に
対して薬液処理であるレジスト塗布処理と現像処理、お
よび、熱処理である加熱処理や冷却処理などを行うため
の装置であり、大きく分けて、未処理基板および処理済
基板を保管する基板保管部100と、基板処理を行う処
理ユニット部200とから構成されている。
【0004】基板保管部100の載置台110は、基板
を多段に積層収納したカセットCが複数個(図では4
個)一列状態に載置可能に構成されている。また、この
基板保管部100には、各カセットCに対する基板の出
し入れや、処理ユニット部200内の基板搬送装置21
0との間で基板の受け渡しを行う基板移載装置120が
設けられている。
【0005】処理ユニット部200には、基板保管部1
00内の基板移載装置120の搬送路TRIと直交して
T字型となるように基板搬送装置210の搬送路TRP
が設けられ、その搬送路TRPを挟んで両側部に、熱処
理部群220(加熱処理用の加熱処理部や冷却処理用の
冷却処理部などの熱処理部TP)と、薬液処理部群23
0(レジスト塗布用のスピンコーターSCと現像処理用
のスピンデベロッパーSD)とが配設されている。各熱
処理部TPは前記搬送路TRPの水平搬送方向(長手方
向)に沿った方向に併設されるとともに鉛直方向にも積
層され、スピンコーターSCとスピンデベロッパーSD
は前記搬送路TRPの水平搬送方向に沿った方向に併設
されている。
【0006】基板搬送装置210は、基板を保持する一
対のアーム211を備えていて、このアーム211に基
板を保持した状態で各処理部TP、SC、SD間の搬送
(搬送路TRPの水平搬送方向に沿った水平移動や昇降
移動)を行うとともに、アーム211を各処理部TP、
SC、SD内に挿入して各処理部TP、SC、SDに対
する基板の搬入搬出を行うように構成されている。
【0007】なお、この装置には、別体の露光装置(ス
テッパー)300との間で基板を受け渡すためのインタ
ーフェイス(IF)部400が、図に示すように、基板
保管部100と反対側の処理ユニット部200の側面に
付設されている。
【0008】この装置によれば、基板移載装置120に
よってカセットCから基板が順次取り出されて基板搬送
装置210に順次引き渡されていき、基板搬送装置21
0によって所定の順序に従って基板が各処理部TP、S
C、SDに順次搬送、および、搬入搬出され、各処理部
TP、SC、SDで一連の処理が施される。なお、この
搬送途中で、IF部400を介して露光装置300に基
板が引き渡されて露光処理も行われる。そして、一連の
処理を終えた基板は、基板搬送装置210から基板移載
装置120に引き渡され、基板移載装置120によって
カセットCに収納される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな構成を有する従来例の場合には、次のような問題が
ある。まず、従来装置の処理ユニット部200は、基板
搬送装置210の搬送路TRPと熱処理部群220と薬
液処理部群230とが水平方向に併設されているので、
装置のフットプリントが大きくなる。この種の基板処理
装置はランニングコストが高いクリーンルーム内に設置
されるので、装置のフットプリントが大きくなるとクリ
ーンルームの有効利用の観点から問題がある。近年基板
のサイズは大型化する傾向にあるが、基板のサイズに比
例して装置のフットプリントは大きくなるので、上記問
題は一層深刻になりつつある。
【0010】また、スピンコーターSCやスピンデベロ
ッパーSDは処理部内の温湿度が厳格に管理されて各処
理が行われるが、従来装置では、各処理部TP、SC、
SDに対する基板の搬入搬出を同じ基板搬送装置210
で行っているので、熱処理部のうちの加熱処理部に対す
る基板の搬入搬出によって温められたアーム211が、
スピンコーターSCやスピンデベロッパーSDに対する
搬入搬出の際に、それら処理部内に挿入されることによ
って、それら処理部内の温度が変動し、それに起因し
て、薬液処理部において塗布膜の膜厚の不均一や現像に
よるパターンの線幅不均一などの処理不良を招くという
問題もあった。
【0011】さらに、従来装置では、熱処理部群220
と薬液処理部群230とが基板搬送装置210の搬送路
TRPを挟んで配置されているが、完全に熱分離されて
いるわけではないので、熱処理部群220内の加熱処理
部から放出される熱によって、搬送中の基板や薬液処理
部群220が熱的影響を受け、そのような熱的影響も薬
液処理部での処理不良を招く原因になっていた。
【0012】また、従来装置の構成では、基板搬送装置
210の搬送路TRPの周囲に、基板保管部100、熱
処理部群220、薬液処理部群230、IF部400が
配設されることになるので、基板搬送装置210のメン
テナンスが行い難いという不都合もあった。
【0013】さらに、従来装置の構成では、薬液処理部
や熱処理部の台数に応じて、基板搬送装置210の搬送
路TRPの長手方向の寸法が長短することになる。その
ため、基板搬送装置210のアーム211を搬送路TR
Pの水平搬送方向に沿って水平移動させる移動機構を構
成する部材の寸法が、装置構成に応じてまちまちにな
り、装置の量産の妨げとなっていた。
【0014】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであって、装置のフットプリントを小さくすると
ともに、薬液処理への熱的影響を防止し得る基板処理装
置を提供することを主目的とする。
【0015】本発明はさらに、上記主目的に加えて基板
搬送手段のメンテナンス性を向上させること、および、
装置の量産性を高めることも目的としている。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような目
的を達成するために、次のような構成をとる。すなわ
ち、請求項1に記載の発明は、基板に対して熱処理およ
び薬液処理を含む一連の処理を行う基板処理装置であっ
て、薬液処理を行う1台以上の薬液処理部が配設される
薬液処理ユニット部と、熱処理を行う1台以上の熱処理
部が配設される熱処理ユニット部とを遮断部材を介在さ
せて上下に積層し、かつ、前記薬液処理ユニット部に設
けられ、前記薬液処理ユニット部内の基板の搬送と前記
薬液処理部に対する基板の搬入搬出とを行う第1の基板
搬送手段と、前記熱処理ユニット部に設けられ、前記熱
処理ユニット部内の基板の搬送と前記熱処理部に対する
基板の搬入搬出とを行う第2の基板搬送手段と、前記第
1の基板搬送手段と前記第2の基板搬送手段との間の基
板の受け渡しを行うための基板受け渡し部と、を備えた
ことを特徴とするものである。
【0017】請求項2に記載の発明は、上記請求項1に
記載の基板処理装置において、未処理基板および処理済
基板を保管する基板保管部が前記薬液処理ユニット部お
よび前記熱処理ユニット部(以下、これら両ユニット部
を合わせたユニット部を「処理ユニット部」と称する)
の一側面側に備えられ、かつ、前記薬液処理ユニット部
または/および前記熱処理ユニット部では、基板搬送手
段の搬送路の水平搬送方向が、前記基板保管部が備えら
れた前記処理ユニット部の一側面に対して平行になるよ
うに前記搬送路を配置し、その基板搬送手段が設けられ
たユニット部に配設される処理部を前記搬送路の水平搬
送方向に沿って前記搬送路の1側部または両側部に配置
したことを特徴とするものである。
【0018】請求項3に記載の発明は、上記請求項1ま
たは2に記載の基板処理装置において、前記薬液処理ユ
ニット部または/および前記熱処理ユニット部では、1
ユニット部に配設される処理部の台数に応じてそのユニ
ット部に基板搬送手段を1または複数台設け、前記処理
部を前記基板搬送手段の搬送路の水平搬送方向に沿って
前記搬送路の1側部または両側部に配置し、かつ、1ユ
ニット部に複数台の基板搬送手段を設けるときには、各
基板搬送手段の各搬送路と前記処理部とを交互に配置す
るようにしたことを特徴とするものである。
【0019】
【作用】請求項1に記載の発明の作用は次のとおりであ
る。1つ以上の薬液処理部が配設されるとともに第1の
基板搬送手段が設けられた薬液処理ユニット部と、1つ
以上の熱処理部が配設されるとともに第2の基板搬送手
段が設けられた熱処理ユニット部とが遮断部材を介在さ
せて上下に積層されている。薬液処理ユニット部内の基
板の搬送と薬液処理部に対する基板の搬入搬出は第1の
基板搬送手段が行い、熱処理ユニット部内の基板の搬送
と熱処理部に対する基板の搬入搬出は第2の基板搬送手
段が行う。そして、第1の基板搬送手段と第2の基板搬
送手段との間の基板の受け渡しは基板受け渡し部を介し
て行われ、基板に対して熱処理および薬液処理を含む一
連の処理が行われる。
【0020】薬液処理ユニット部(薬液処理部)と熱処
理ユニット部(熱処理部)とは上下に積層されているの
で、薬液処理部と熱処理部が水平方向に併設される従来
装置に比べて装置のフットプリントが小さくなる。
【0021】また、薬液処理部に対する基板の搬入搬出
と、熱処理部に対する基板の搬入搬出とは別々の基板搬
送手段が行うので、熱処理部に基板を搬入搬出した基板
搬送手段が薬液処理部に基板を搬入搬出することは無
く、基板搬送手段を介しての薬液処理部への熱処理部か
らの熱的影響を無くすことができる。また、薬液処理ユ
ニット部と熱処理ユニット部とは遮断部材で遮断されて
いるので、熱処理部からの熱的影響が薬液処理ユニット
部に及ぶことも防止できる。従って、熱的影響による薬
液処理部での処理不良を防止することができる。
【0022】請求項2に記載の発明は、基板保管部が処
理ユニット部の一側面側に備えられている。そして、薬
液処理ユニット部または/および熱処理ユニット部で
は、基板搬送手段の搬送路の水平搬送方向が、基板保管
部が備えられた処理ユニット部の一側面に対して平行に
なるように搬送路を配置し、その基板搬送手段が設けら
れたユニット部に配設される処理部をその搬送路の水平
搬送方向に沿ってその搬送路の1側部または両側部に配
置した。このように配置したことにより、基板搬送手段
の搬送路の水平搬送方向の端部側を外部空間に臨ませる
ことができ、その搬送路の端部側から基板搬送手段のメ
ンテナンスを容易に行うことができる。
【0023】請求項3の記載の発明によれば、薬液処理
ユニット部または/および熱処理ユニット部では、1ユ
ニット部に配設される処理部の台数に応じてそのユニッ
ト部に基板搬送手段を1または複数台設け、上記処理部
を上記基板搬送手段の搬送路の水平搬送方向に沿って搬
送路の1側部または両側部に配置し、かつ、1ユニット
部に複数台の基板搬送手段を設けるときには、各基板搬
送手段の各搬送路と処理部とを交互に配置するようにし
たことにより、1ユニット部に配設される処理部の台数
が増減しても基板搬送手段の搬送路の長さを常に同じに
でき、装置の量産性を向上させることができる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。図1は本発明の一実施形態に係る
基板処理装置の概略構成を示す全体斜視図であり、図2
は薬液処理ユニット部の平面図、図3は熱処理ユニット
部の平面図、図4はY方向から見た処理ユニット部の縦
断面図、図5はX方向から見た処理ユニット部の縦断面
図である。なお、図1以下の各図には、各構成要素の位
置関係を明確にするためにXYZ直交座標系を付してい
る。ここでは、床面に平行な水平面をXY平面とし、鉛
直方向をZ方向としている。
【0025】この実施形態に係る装置は、基板(半導体
ウエハ)Wに対して薬液処理であるレジスト塗布処理と
現像処理、および、熱処理である加熱処理や冷却処理な
どを行うための装置であり、大きく分けて、未処理基板
Wおよび処理済基板Wを保管する基板保管部1と、基板
処理を行う処理ユニット部2とから構成されている。
【0026】基板保管部1は、処理ユニット部2の(−
X)側の側面に設置されている。この基板保管部1は載
置台11と基板移載装置12とを備えている。載置台1
1は、基板Wを多段に積層収納したカセットCが複数個
(図では4個)一列状態に載置可能に構成されている。
基板移載装置12は、カセットCの並び方向に配置され
た搬送路TRIの水平搬送方向(長手方向:Y方向)に
沿った水平移動と、昇降移動(Z方向への移動)と、鉛
直軸周りでの旋回とが可能に構成されたアーム基台12
aに対して水平方向への進退移動が可能に構成された一
対のアーム12bを備えていて、各カセットCに対する
基板Wの出し入れや、処理ユニット部2内の基板受け渡
し部3に対する基板Wの出し入れが行えるように構成さ
れている。アーム基台12aに対する各アーム12bの
進退移動は独立して行えるように構成されていて、カセ
ットCや基板受け渡し部3に対する基板Wの入れ替えが
行えるようになっている。
【0027】なお、アーム基台12aの水平移動を行う
水平移動機構12cや昇降移動を行う昇降移動機構12
dは、螺軸などを用いた周知の1軸方向移動機構によっ
て構成され、アーム基台12aの旋回は、アーム基台1
2aを支持する軸12eをモーター12fで回転させる
ことで実現されている。また、アーム基台12aに対す
る各アーム12bの進退移動は、アーム基台12a内に
設けられた、螺軸などを用いた周知の1軸方向移動機構
(図示せず)によって実現され、この1軸方向移動機構
が各アーム12bごとにアーム基台12a内に設けられ
ている。
【0028】処理ユニット部2は、1個以上(図では4
個)の基板受け渡し部3と、薬液処理ユニット部4と、
熱処理ユニット部5とを備えている。
【0029】熱処理ユニット部5は、薬液処理ユニット
部4の上に遮断部材6を介在させて積層されており、各
基板受け渡し部3は、薬液ユニット部4と熱処理ユニッ
ト部5との両ユニット部にわたって配設されている。な
お、遮断部材6は断熱材料で構成するのが好ましい。ま
た、図では、基板保管部1と薬液処理部4との間に開口
を残しているが、この開口部分も遮断部材6で遮断する
ように構成し、薬液処理ユニット部4を閉空間とし、基
板受け渡し部3を介してのみ薬液処理ユニット部4内と
の基板Wの受け渡しが行えるようにしてもよい。また、
図1では、各構成要素の配置関係を分かり易くするため
に、処理ユニット部2内の構成を露出して図示している
が、実際の装置では、図に示す処理ユニット部2内の各
構成要素の周囲が外囲部材や天井部材などで覆われ、メ
ンテナンス用の扉なども設けられている。
【0030】薬液処理ユニット部4には、レジスト塗布
処理用のスピンコーターSCと現像処理用のスピンデベ
ロッパーSDとがそれぞれ2台ずつ、合計4台の薬液処
理部が配設されているとともに、薬液処理ユニット部4
内の基板Wの搬送と、各薬液処理部SC、SDに対する
基板Wの搬入搬出と、各基板受け渡し部3に対する基板
Wの出し入れとを行う第1の基板搬送装置7が設けられ
ている。
【0031】第1の基板搬送装置7の搬送路TR7は、
その水平搬送方向(長手方向)が基板保管部1内の基板
移載装置12の搬送路TRIと直交してT字型となるよ
うに、すなわち、基板保管部1が設置された処理ユニッ
ト部2の側面に対して直交するように配置されている。
各薬液処理部SC、SDは、上記搬送路TR7の水平搬
送方向(X方向)に沿ってこの搬送路TR7の両側部に
配置されている。また、各薬液処理部SC、SDの搬入
搬出口が上記搬送路TR7側の側面に設けられていて、
第1の基板搬送装置7が4台全ての薬液処理部SC、S
Dに対する基板Wの搬入搬出が行えるようになってい
る。
【0032】各薬液処理部SC、SDの直上には温湿度
調節ユニットTUが設けられていて、各薬液処理部S
C、SD内の温湿度が管理されるようになっている。各
基板受け渡し部3は、各薬液処理部SC、SDの直上に
設けられた各温湿度調節ユニットTUの直上に配設され
ている。なお、スピンコーターSC、スピンデベロッパ
ーSD自体は従来と同様の構成であるので、その詳細説
明は省略する。
【0033】第1の基板搬送装置7は、上記搬送路TR
7の水平搬送方向に沿った水平移動と、昇降移動と、鉛
直軸周りでの旋回とが可能に構成されたアーム基台7a
と、このアーム基台7aに対して水平方向への進退移動
が可能に構成された一対のアーム7bとを備えている。
アーム基台7aの水平移動と昇降移動とによって薬液処
理ユニット部4内の基板Wの搬送が行われる。また、ア
ーム基台7aの鉛直軸周りでの旋回によってアーム7b
の進退方向が変えられる。そして、アーム基台7aに対
する各アーム7bの進退移動によって各アーム7bを各
薬液処理部SC、SDや各基板受け渡し部3内に挿入さ
せて各薬液処理部SC、SDに対する基板Wの搬入搬出
や、各基板受け渡し部3に対する基板Wの出し入れが行
われる。なお、アーム基台7aに対する各アーム7bの
進退移動は独立して行えるように構成されていて、各薬
液処理部SC、SDや基板受け渡し部3に対する基板W
の入れ替えが行えるようになっている。
【0034】アーム基台7aの水平移動を行う水平移動
機構7cや昇降移動を行う昇降移動機構7dは螺軸など
を用いた周知の1軸方向移動機構によって構成され、ア
ーム基台7aの旋回は、アーム基台7aを支持する軸7
eをモーター7fで回転させることで実現されている。
また、アーム基台7aに対する各アーム7bの進退移動
は、アーム基台7a内に設けられた、螺軸などを用いた
周知の1軸方向移動機構(図示せず)によって実現さ
れ、この1軸方向移動機構が各アーム7bごとにアーム
基台7a内に設けられている。なお、昇降移動機構7d
は、後述する第2の基板搬送装置8の昇降移動機構のよ
うにパンタグラフ構造を有する機構で構成してもよい。
【0035】熱処理ユニット部5には、アドヒージョン
処理用の熱処理部AHや、ポストエクスポージャベーク
用の熱処理部PEB、各ベーク(加熱処理)用の加熱処
理部HP、冷却処理用の冷却処理部CPなどの各熱処理
部(以下、これら熱処理部を総称するときは符号TPを
用いる)が複数台(図では14台)配設されているとと
もに、熱処理ユニット部5内の基板Wの搬送と、各熱処
理部TPに対する基板Wの搬入搬出と、各基板受け渡し
部3に対する基板Wの出し入れとを行う第2の基板搬送
装置8が設けられている。
【0036】第2の基板搬送装置8の搬送路TR8は、
その水平搬送方向(長手方向)が第1の基板搬送装置7
の搬送路TR7の水平搬送方向と直交するように、すな
わち、基板保管部1が設置された処理ユニット部2の側
面に対して平行になるように配置されている。各基板受
け渡し部3と、各熱処理部TPとは、上記搬送路TR8
の水平搬送方向(Y方向)に沿ってこの搬送路TR8の
両側部に積層されて配置されている。各熱処理部TPの
配置の一例を図6に示す。図6(a)は、搬送路TR8
から見て基板保管部1側に配設された熱処理部の配置例
であり、同図(b)は搬送路TR8を挟んで図6(a)
の熱処理部群と反対側に配設された熱処理部の配置例で
ある。なお、各熱処理部TPの搬入搬出口は上記搬送路
TR8側の側面に設けられていて、第2の基板搬送装置
8が全ての熱処理部TPに対する基板Wの搬入搬出が行
えるようになっている。また、各熱処理部TP(AH、
PEB、HP、CP)自体は従来と同様の構成であるの
で、その詳細説明は省略する。
【0037】第2の基板搬送装置8は、上記搬送路TR
8の上方においてその水平搬送方向に沿って水平移動可
能な水平移動台8aからアーム基台8bが昇降移動と、
鉛直軸周りでの旋回とが可能に懸下されていて、そのア
ーム基台8bに対して水平方向への進退移動が可能に構
成された一対のアーム8cが設けられている。水平移動
台8aの水平移動と、アーム基台8bの昇降移動とによ
って熱処理ユニット部5内の基板Wの搬送が行われる。
また、アーム基台8bの鉛直軸周りでの旋回によってア
ーム8cの進退方向が変えられる。そして、アーム基台
8bに対する各アーム8cの進退移動によって各アーム
8cを各熱処理部TPや各基板受け渡し部3内に挿入さ
せて各熱処理部TPに対する基板Wの搬入搬出や、各基
板受け渡し部3に対する基板Wの出し入れが行われる。
なお、アーム基台8bに対する各アーム8cの進退移動
は独立して行えるように構成されていて、各熱処理部T
Pや基板受け渡し部3に対する基板Wの入れ替えが行え
るようになっている。
【0038】水平移動台8aの水平移動を行う水平移動
機構8dは螺軸などを用いた周知の1軸方向移動機構に
よって構成されている。アーム基台8bの昇降移動を行
う昇降移動機構8eはパンタグラフ構造を有する周知の
昇降機構によって構成され、アーム基台8bの旋回は、
アーム基台8bを支持する軸8fをモーター8gで回転
させることで実現されている。また、アーム基台8bに
対する各アーム8cの進退移動は、アーム基台8b内に
設けられた、螺軸などを用いた周知の1軸方向移動機構
(図示せず)によって実現され、この1軸方向移動機構
が各アーム8cごとにアーム基台8b内に設けられてい
る。
【0039】この装置には、別体の露光装置(ステッパ
ー)9との間で基板Wを受け渡すためのインターフェイ
ス(IF)部10が、図に示すように、基板保管部1と
反対側の処理ユニット部2の側面((+X)側の側面)
に付設されている。このIF部10には各基板受け渡し
部3に対する基板Wの出し入れと、露光装置9との基板
Wの受け渡しなどを行うアームを有する基板受け渡し装
置(図示せず)を備えている。
【0040】図2、図7に示すように、各基板受け渡し
部3は、冷却処理部を兼ねていてクールプレート3aを
備えており、このクールプレート3aを貫通して伸縮ま
たは/および昇降可能な基板支持ピン3bが複数本(図
では4本)設けられている。これら基板支持ピン3bは
その先端が、クールプレート3aの上面より下側に入れ
込んだ第1の高さ位置H1と、クールプレート3aの上
面より上方の所定の高さ位置H2及びH3との3段階の
高さ位置とを採り得るように構成されている。上記高さ
位置H1は、基板Wをクールプレート3aの上面に支持
して冷却処理を行う高さ位置であり、上記高さ位置H2
は、基板移載装置12、第1の基板搬送装置7、IF部
10の基板受け渡し装置が基板Wを出し入れする高さ位
置であり、上記高さ位置H3は、第2の基板搬送装置8
が基板Wを出し入れする高さ位置である。
【0041】例えば、基板支持ピン3bの先端が上記高
さ位置H2に位置している状態で、基板Wを保持した第
1の基板搬送装置7のアーム7bが上記高さ位置H2よ
り若干上方の高さで基板受け渡し部3内に進入し、基板
Wを基板支持ピン3bの先端の若干上方に位置させた状
態で、アーム7bが所定量下降することで、アーム7b
から基板支持ピン3bへ基板Wが受け渡される。逆に、
基板支持ピン3bの先端が上記高さ位置H2に位置し、
基板Wを載置支持している状態で、基板Wを保持してい
ない第1の基板搬送装置7の空のアーム7bが上記高さ
位置H2より若干下方の高さで基板受け渡し部3内に進
入し、アーム7bを基板支持ピン3bが支持する基板W
の若干下方に位置させた状態で、アーム7bが所定量上
昇することで、基板支持ピン3bからアーム7bへ基板
Wを受け取れる。このようにして第1の基板搬送装置7
による基板受け渡し部3に対する基板Wの出し入れが行
われる。基板移載装置12やIF部10の基板受け渡し
装置による基板受け渡し部3に対する基板Wの出し入れ
も同様に行われる。また、基板支持ピン3bの先端が上
記高さ位置H3に位置している状態において、第2の基
板搬送装置8による基板受け渡し部3に対する基板Wの
出し入れが、上記第1の基板搬送装置7による基板受け
渡し部3に対する基板Wの出し入れと同様の動作で行わ
れる。
【0042】なお、基板保管部1側の基板受け渡し部3
の上記搬送路TRI及び搬送路TR7側の側面には、上
記高さ位置H2に対応する高さ位置に基板移載装置12
のアーム12b及び第1の基板搬送装置7のアーム7b
の進入を許容する開口が設けられており、上記搬送路T
R8側の側面には、上記高さ位置H3に対応する高さ位
置に第2の基板搬送装置8のアーム8cの進入を許容す
る開口が設けられている。一方、IF部10側の基板受
け渡し部3のIF部10及び搬送路TR7側の側面に
は、上記高さ位置H2に対応する高さ位置にIF部10
の基板受け渡し装置のアーム及び第1の基板搬送装置7
のアーム7bの進入を許容する開口が設けられており、
上記搬送路TR8側の側面には、上記高さ位置H3に対
応する高さ位置に第2の基板搬送装置8のアーム8cの
進入を許容する開口が設けられている。上記各開口には
開閉自在のシャッターも設けられている。
【0043】上記構成の装置の動作の一例を図8の処理
フローを参照して説明する。なお、図8の処理フローは
1枚の基板Wに対する処理の手順を示している。実際に
は、カセットCから基板Wが順次取り出されて処理ユニ
ット部2に投入され、処理ユニット部2および露光装置
9で複数枚の基板Wに対して同時並行して処理が行われ
る。
【0044】図8の処理フローでは、まず、基板移載装
置12によりカセットCから基板Wが取り出され、その
基板Wが、基板保管部1側のいずれかの基板受け渡し部
3へ搬送される。このとき、その基板受け渡し部3で
は、基板支持ピン3bの先端が上記高さ位置H2に位置
されている。その状態で、基板移載装置12により基板
Wが基板受け渡し部3の基板支持ピン3bに引き渡され
る。
【0045】基板Wが引き渡されると基板支持ピン3b
が高さ位置H2からH3へ伸長または/および上昇され
る。その状態で第2の基板搬送装置8により基板受け渡
し部3からその基板Wが取り出され、熱処理部AHへ搬
送されその処理部AHに基板Wが搬入され、その基板W
に対してアドヒージョン処理が行われる。
【0046】アドヒージョン処理を終えると、第2の基
板搬送装置8により基板Wが熱処理部AHから搬出さ
れ、いずれかの冷却処理部CPへ搬送されてその処理部
CPに基板Wが搬入され、その基板Wに対して冷却処理
が行われる。
【0047】冷却処理を終えると、第2の基板搬送装置
8により基板Wが冷却処理部CPから搬出され、いずれ
かの基板受け渡し部3へ搬送される。このとき、その基
板受け渡し部3では、基板支持ピン3bの先端が上記高
さ位置H3に位置されている。その状態で、第2の基板
搬送装置8により基板Wが基板受け渡し部3の基板支持
ピン3bに引き渡される。基板Wが引き渡されると基板
支持ピン3bが高さ位置H3からH2へ収縮または/お
よび下降される。その状態で第1の基板搬送装置7によ
り基板受け渡し部3からその基板Wが取り出され、いず
れかのスピンコーターSCへ搬送されてその処理部SC
に基板Wが搬入され、その基板Wに対してレジスト塗布
処理が行われる。
【0048】レジスト塗布処理を終えると、第1の基板
搬送装置7により基板WがスピンコーターSCから搬出
される。そして、基板受け渡し部3を介してその基板W
が第2の基板搬送装置8に引き渡され、第2の基板搬送
装置8によりその基板Wがいずれかの加熱処理部HPに
搬送され、その処理部HPに基板Wが搬入され、その基
板Wに対して加熱処理(プリベーク)が行われる。
【0049】プリベークを終えると、第2の基板搬送装
置8によりその基板Wが、IF部10側のいずれかの基
板受け渡し部3の基板支持ピン3bに引き渡される。そ
の基板受け渡し部3では、基板支持ピン3bを高さ位置
H3からH1へと収縮または/および下降させる。これ
によりプリベーク済の基板Wは基板受け渡し部3のクー
ルプレート3aの上面に支持され、そのクールプレート
3aにより冷却処理が行われる。
【0050】冷却処理を終えると、基板支持ピン3bを
高さ位置H1からH2へ伸長または/および上昇され
る。その状態で、IF部10の基板受け渡し装置により
基板Wが取り出され、露光装置9へ引き渡されて、その
基板Wに対して露光処理が行われる。
【0051】露光処理を終えた基板Wは、IF部10の
基板受け渡し装置により露光装置9からIF部10側の
いずれかの基板受け渡し部3に搬送され、その基板受け
渡し部3の基板支持ピン3bに引き渡される。そして、
その基板受け渡し部3を介してその基板Wが第2の基板
搬送装置8に引き渡され、第2の基板搬送装置8により
その基板Wが熱処理部PEBに搬送され、その処理部P
EBに基板Wが搬入され、その基板Wに対してポストエ
クスポージャベークが行われる。
【0052】ポストエクスポージャベークを終えると、
第2の基板搬送装置8によりその基板Wがいずれかの基
板受け渡し部3の基板支持ピン3bに引き渡される。そ
の基板受け渡し部3で冷却処理が行われた後、第1の基
板搬送装置7によりその基板Wが取り出され、いずれか
のスピンデベロッパーSDへ搬送されてその処理部SD
に基板Wが搬入され、その基板Wに対して現像処理が行
われる。
【0053】現像処理を終えると、第1の基板搬送装置
7により基板WがスピンデベロッパーSDから搬出され
る。そして、基板受け渡し部3を介してその基板Wが第
2の基板搬送装置8に引き渡され、第2の基板搬送装置
8によりその基板Wがいずれかの加熱処理部HPに搬送
され、その処理部HPに基板Wが搬入され、その基板W
に対して加熱処理(ポストベーク)が行われる。
【0054】ポストベークを終えると、第2の基板搬送
装置8によりその基板Wが、基板保管部1側のいずれか
の基板受け渡し部3の基板支持ピン3bに引き渡され
る。その基板受け渡し部3で冷却処理が行われた後、基
板移載装置12によりその基板Wが取り出され、基板移
載装置12により一連の処理を終えた基板Wがカセット
Cに収納される。
【0055】なお、上記動作において、どの基板受け渡
し部3を用いて基板を受け渡すか、あるいは、同種類の
処理部が複数ある場合には、どの処理部を用いて処理す
るかなどについては、最も効率良く動作するように予め
プログラムされている。
【0056】上記実施形態に係る装置によれば、薬液処
理ユニット部4(薬液処理部SC、SD)と熱処理ユニ
ット部5(各熱処理部TP)とが上下に積層されている
ので、薬液処理部と熱処理部が水平方向に併設される従
来装置に比べて装置のフットプリントを小さくすること
ができる。
【0057】また、薬液処理部SC、SDに対する基板
Wの搬入搬出と、各熱処理部TPに対する基板Wの搬入
搬出とは別々の基板搬送装置7、8により行われるの
で、各熱処理部TPに基板Wを搬入搬出した第2の基板
搬送装置8が薬液処理部SC、SDに基板Wを搬入搬出
することは無く、基板搬送手段を介しての薬液処理部S
C、SDへの各熱処理部TPからの熱的影響を無くすこ
とができる。また、薬液処理ユニット部4と熱処理ユニ
ット部5とは遮断部材6で遮断されているので、熱処理
部TPからの熱的影響が薬液処理ユニット部4に及ぶこ
とも防止できる。従って、熱的影響による薬液処理部S
C、SDでの処理不良を防止することができる。
【0058】また、この実施形態に係る装置の熱処理ユ
ニット部5では、第2の基板搬送装置8の搬送路TR8
の水平搬送方向(X方向)が、基板保管部1が備えられ
た処理ユニット部2の一側面に対して平行になるように
搬送路TR8を配置し、各熱処理部TPをその搬送路T
R8の水平搬送方向に沿ってその搬送路TR8の両側部
に配置しているので、搬送路TR8の水平搬送方向の端
部側を外部空間に臨ませることができ、その搬送路TR
8の端部側から第2の基板搬送装置8のメンテナンスを
容易に行うこともできる。
【0059】また、例えば、図9の薬液処理ユニット部
の平面図および装置の縦断面図に示すように、薬液処理
ユニット部4の第1の基板搬送装置7の搬送路TR7
を、熱処理ユニット部5の第2の基板搬送装置8の搬送
路TR8と平行になるように配置すれば、第2の基板搬
送装置8と同様に第1の基板搬送装置7のメンテナンス
も容易に行うことができるようになる。
【0060】なお、上記実施形態に係る装置の、例え
ば、薬液処理ユニット部4には、4台の薬液処理部S
C、SDを配設しているが、薬液処理ユニット部4に配
設する薬液処理部の台数はそれ以下でも、あるいはそれ
以上であってもよい。薬液処理部の台数が多い場合、例
えば、図10に示すように、第1の基板搬送装置7を複
数台設け、薬液処理部MPを第1の基板搬送装置7の搬
送路TR7の水平搬送方向に沿って搬送路TR7の1側
部または両側部に配置し、かつ、各第1の基板搬送装置
7の各搬送路TR7と薬液処理部MPとを交互に配置す
るようにすれば、薬液処理ユニット部4に配設される薬
液処理部MPの台数にかかわらず第1の基板搬送装置7
の搬送路TR7の長さを常に同じにでき、これにより、
各第1の基板搬送装置7の水平移動機構7cを構成する
部材の寸法を統一でき、装置の量産性を向上させること
ができる。
【0061】なお、図10においては、各第1の基板搬
送装置7は、自己の搬送路TR7の側部に配置された各
薬液処理部MPに対してそれぞれ搬入搬出できるように
構成してもよい。また、2台の第1の基板搬送装置7の
間に挟まれて配置される薬液処理部MP列に前記2台の
第1の基板搬送装置7の間で基板Wを受け渡す基板受け
渡し部を別途設けてもよい。
【0062】上記図10のような構成については、熱処
理ユニット部5に対しても同様に適用できる。
【0063】なお、薬液処理部は上記実施形態のものに
限定されず、適宜の薬液処理部を備えた装置に本発明は
同様に適用でき、熱処理部も上記実施形態のものに限定
されず、適宜の熱処理部を備えた装置に本発明は同様に
適用できる。
【0064】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1に記載の発明によれば、薬液処理ユニット部(薬液処
理部)と熱処理ユニット部(熱処理部)とを上下に積層
したので、薬液処理部と熱処理部とを水平方向に併設す
る従来装置に比べて装置のフットプリントを小さくする
ことができる。
【0065】また、薬液処理部に対する基板の搬送と、
熱処理部に対する基板の搬送とは別々の基板搬送手段が
行うとともに、薬液処理ユニット部と熱処理ユニット部
とを遮断部材で遮断しているので、熱処理部からの熱的
影響による薬液処理での処理不良を防止することができ
る。
【0066】請求項2に記載の発明によれば、基板保管
部を処理ユニット部の一側面側に備え、薬液処理ユニッ
ト部または/および熱処理ユニット部では、基板搬送手
段の搬送路の水平搬送方向が、基板保管部が備えられた
処理ユニット部の一側面に対して平行になるように搬送
路を配置し、その基板搬送手段が設けられたユニット部
に配設される処理部をその搬送路の水平搬送方向に沿っ
てその搬送路の1側部または両側部に配置したことによ
り、基板搬送手段の搬送路の水平搬送方向の端部側を外
部空間に臨ませることができ、その搬送路の端部側から
基板搬送手段のメンテナンスを容易に行うことができ
る。
【0067】請求項3の記載の発明によれば、薬液処理
ユニット部または/および熱処理ユニット部では、1ユ
ニット部に配設される処理部の台数に応じてそのユニッ
ト部に基板搬送手段を1または複数台設け、上記処理部
を上記基板搬送手段の搬送路の水平搬送方向に沿って搬
送路の1側部または両側部に配置し、かつ、1ユニット
部に複数台の基板搬送手段を設けるときには、各基板搬
送手段の各搬送路と処理部とを交互に配置するようにし
たことにより、1ユニット部に配設される処理部の台数
が増減しても基板搬送手段の搬送路の長さを常に同じに
でき、装置の量産性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る基板処理装置の概略
構成を示す全体斜視図である。
【図2】薬液処理ユニット部の平面図である。
【図3】熱処理ユニット部の平面図である。
【図4】Y方向から見た処理ユニット部の縦断面図であ
る。
【図5】X方向から見た処理ユニット部の縦断面図であ
る。
【図6】熱処理ユニット部に配設される各熱処理部の配
置の一例を示す図である。
【図7】基板受け渡し部の構成を示す図である。
【図8】実施形態に係る装置の動作の一例を示す処理フ
ローである。
【図9】薬液処理ユニット部の変形例の構成を示す平面
図を縦断面図である。
【図10】第1の基板搬送装置を複数台備える場合の各
第1基板搬送装置の搬送路と各薬液処理部との効果的な
配置を示す図である。
【図11】従来装置の構成を示す平面図を処理ユニット
部の縦断面図である。
【符号の説明】
1:基板保管部 2:処理ユニット部 3:基板受け渡し部 4:薬液処理ユニット部 5:熱処理ユニット部 6:遮断部材 7:第1の基板搬送装置 8:第2の基板搬送装置 TP(AH、PEB、HP、CP):熱処理部 MP(SC、SD):薬液処理部 TR7:第1の基板搬送装置の搬送路 TR8:第2の基板搬送装置の搬送路 W:基板
フロントページの続き (72)発明者 今西 保夫 京都府京都市伏見区羽束師古川町322 大 日本スクリーン製造株式会社洛西事業所内 (72)発明者 辻 雅夫 京都府京都市伏見区羽束師古川町322 大 日本スクリーン製造株式会社洛西事業所内 (72)発明者 岩見 優樹 京都府京都市伏見区羽束師古川町322 大 日本スクリーン製造株式会社洛西事業所内 (72)発明者 西村 讓一 京都府京都市伏見区羽束師古川町322 大 日本スクリーン製造株式会社洛西事業所内 (72)発明者 森田 彰彦 京都府京都市伏見区羽束師古川町322 大 日本スクリーン製造株式会社洛西事業所内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板に対して熱処理および薬液処理を含
    む一連の処理を行う基板処理装置であって、 薬液処理を行う1台以上の薬液処理部が配設される薬液
    処理ユニット部と、熱処理を行う1台以上の熱処理部が
    配設される熱処理ユニット部とを遮断部材を介在させて
    上下に積層し、かつ、 前記薬液処理ユニット部に設けられ、前記薬液処理ユニ
    ット部内の基板の搬送と前記薬液処理部に対する基板の
    搬入搬出とを行う第1の基板搬送手段と、 前記熱処理ユニット部に設けられ、前記熱処理ユニット
    部内の基板の搬送と前記熱処理部に対する基板の搬入搬
    出とを行う第2の基板搬送手段と、 前記第1の基板搬送手段と前記第2の基板搬送手段との
    間の基板の受け渡しを行うための基板受け渡し部と、 を備えたことを特徴とする基板処理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の基板処理装置におい
    て、 未処理基板および処理済基板を保管する基板保管部が前
    記薬液処理ユニット部および前記熱処理ユニット部(以
    下、これら両ユニット部を合わせたユニット部を「処理
    ユニット部」と称する)の一側面側に備えられ、かつ、 前記薬液処理ユニット部または/および前記熱処理ユニ
    ット部では、基板搬送手段の搬送路の水平搬送方向が、
    前記基板保管部が備えられた前記処理ユニット部の一側
    面に対して平行になるように前記搬送路を配置し、その
    基板搬送手段が設けられたユニット部に配設される処理
    部を前記搬送路の水平搬送方向に沿って前記搬送路の1
    側部または両側部に配置したことを特徴とする基板処理
    装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の基板処理装置
    において、 前記薬液処理ユニット部または/および前記熱処理ユニ
    ット部では、1ユニット部に配設される処理部の台数に
    応じてそのユニット部に基板搬送手段を1または複数台
    設け、前記処理部を前記基板搬送手段の搬送路の水平搬
    送方向に沿って前記搬送路の1側部または両側部に配置
    し、かつ、1ユニット部に複数台の基板搬送手段を設け
    るときには、各基板搬送手段の各搬送路と前記処理部と
    を交互に配置するようにしたことを特徴とする基板処理
    装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005175310A (ja) * 2003-12-12 2005-06-30 Tokyo Electron Ltd 基板処理装置
KR100535714B1 (ko) * 1998-08-10 2005-12-09 동경 엘렉트론 주식회사 기판처리장치
KR100637943B1 (ko) * 1998-08-12 2006-10-23 동경 엘렉트론 주식회사 처리장치

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