JPH114588A - 速度及び距離の検出方法 - Google Patents

速度及び距離の検出方法

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JPH114588A
JPH114588A JP9152421A JP15242197A JPH114588A JP H114588 A JPH114588 A JP H114588A JP 9152421 A JP9152421 A JP 9152421A JP 15242197 A JP15242197 A JP 15242197A JP H114588 A JPH114588 A JP H114588A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の速度発電機を使用しつつ、極めて0に
近い低速域まで安定に動作し、かつ超低速や微少走行距
離の検出を可能とする。 【解決手段】 速度発電機からの入力と、関数発生器の
出力との積から両者の位相差を検出し、該位相差成分に
応じて関数発生器出力周波数を制御し、速度発電機入力
に追従させることにより、速度を検出する。速度発電機
からの入力をパルスに変換しないため、速度発電機から
の出力電圧が低下する低速域においても安定動作する。
またパルス数ではなく直接回転角を検出すため、検出精
度が大幅に向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回転体の回転数検
出方法に係り、特に自動車・鉄道車両等の車輪により移
動するものの速度及び走行距離検出方法に関する。
【0002】
【従来の技術】鉄道車両等の車輪により移動するものに
おける速度検出手段としては、速度発電機が広く用いら
れている。速度発電機とは通常の交流発電機と同様の構
造を有したもので、通常車軸端に装着され、車輪の回転
により駆動されることにより、車輪の回転数、即ち速度
に比例した周波数の交流を出力する。
【0003】図1は速度発電機を使用した鉄道車両制御
装置の例である。制御装置1は、列車の速度・位置と地
上から送られる制御情報に従い列車速度の制御を行う。
制御装置1には、列車の速度及び走行距離を検出するた
め、速度発電機2からの正弦波信号が入力されている。
速度発電機2は列車の車輪5により駆動されている。、
地上に設置された信号送信機(図示せず)から送信され
る制御情報は信号受電器3で受信され、信号受信器4に
伝送される。信号受信器4は、信号受電器3からの信号
を復調・解読し、制御装置1へ送信する。なお地上から
の制御情報としては、現時点(信号発信時点)での許容
速度および停止位置までの距離がある。制御装置1は、
列車の速度が、地上からの信号に示された許容速度を超
えた場合(あるいはそのままでは許容速度を超える場
合)、制御出力としてブレーキ指令を出力する。また信
号受信してからの走行距離が、地上からの信号に示され
た停止位置までの距離を超えた場合にも、制御出力とし
てブレーキ指令を出力する。
【0004】図2は従来の速度検出回路である。速度発
電機2には2つの発電巻線21a、21bが90度ずらし
て取り付けられている。22a、22bは負荷抵抗である。
各発電巻線21a、21bからの交流出力はそれぞれ、制御
装置1内に設けられた波形整形回路23a、23bに入力さ
れる。波形整形回路とは、速度発電機2からの正弦波入
力を矩形波(パルス出力)に変換する回路である。速度
発電機2の等価回路は図4に示すようなものであり、そ
の出力電圧は図5に示すように周波数依存性を持つが、
波形整形回路の出力はほぼ一定電圧となるよう設計され
ている。速度発電機1回転当たりの出力パルス数は決ま
っているので、波形整形回路からの単位時間毎のパルス
出力をマイコンのカウンタ等で計測することで、車輪の
回転数、ひいては速度や走行距離を計算する事ができ
る。具体的には、速度発電機1回転当たりの出力パルス
数をNtg、車輪の直径をWd(単位m)、1秒間のパ
ルスカウント数をnとすれば、列車の速度V及び1秒間
の列車の走行距離Sは、下記の式で計算される。
【0005】 V=π・Wd・n/Ntg(単位m/sec) S=V・1sec(単位m) 単位時間当たりの走行距離Sを積算すれば、ある時点か
らの列車の走行距離を算出することが可能である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】かかる従来の方式にお
いては、以下のような問題がある。
【0007】図3は波形整形回路の動作を示した図であ
る。図に示すとおり、速度発電機からの入力電圧Esgl
(またはEsg2)が基準電圧+Eminを越えると、出力
パルスSGP1(またはSGP2)がハイレベルにな
り、また、速度発電機からの入力電圧Esg1(またはE
sg2)が基準電圧−Eminを下回ると、出力パルスSG
P1(またはSGP2)がローレベルとなる。このよう
な動作により、速度発電機からの正弦波入力がパルス信
号に変換される。
【0008】この場合問題となるのが、速度発電機の出
力電圧特性である。速度発電機の等価回路は図4に示す
通りであり、従って出力電圧特性は図5のようになる。
図5に示すように、速度発電機の回転数が少ない(即
ち、列車速度が低い)状態では、速度発電機出力電圧E
sgは基準電圧(波形整形回路動作電圧)を下回るため波
形整形回路は動作せず、列車が走行しているにも関わら
ず、パルスが出力されず、結果として制御装置では列車
速度は0(停止)と認識してしまう。
【0009】例えば、地上からの信号により、停止目標
地点までの距離が示されている場合において、波形整形
回路が動作しない低い速度で列車が走行した場合、車上
では走行距離0と判定しているにも関わらず、実際には
停止目標位置を通過したといった事態も想定され、非常
に危険である。
【0010】波形整形回路の基準電圧Esgを低い値とす
れば、より低速まで速度を検出することが可能となる
が、この場合微少なノイズによる誤動作の可能性があ
り、実用上のEsgの下限値には限界がある。
【0011】またこの方式では速度・走行距離の分解能
は速度発電機1回転当たりのパルス数の制約を受けるた
め、超低速や微少走行距離の検出ができないという問題
がある。例えば、速度発電機1回転当たりのパルス数を
90、車輪の直径を80cmとすれば、1パルス当たりの
距離の分解能は約2.8cmであり、これ以下の走行距離
は検出できない。このため、列車の定位置停止制御やエ
レベータの着床制御等においては速度発電機の分解能の
低さが制御精度向上の妨げとなっている。速度発電機1
回転当たりのパルス数(速度発電機の極数)を増やすこ
とで原理的には分解能の向上を図ることができるが、構
造が複雑化し高コスト化・信頼性低下を招くこと、およ
び極数を増やすにも物理的制限があるため、現状(一般
に90)以上に1回転当たりのパルス数を増やすことは
現実的ではない。
【0012】本発明の課題は、従来の速度発電機を使用
しつつ、極めて0に近い低速域まで安定に動作し、かつ
超低速や微少走行距離の検出を可能とする手段を提供す
ることにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記のような問題は、速
度発電機からの正弦波入力をパルスに変換し、そのパル
ス数をカウントすることにより速度・走行距離を計測し
ようとしたために生じている。本発明では、速度発電機
からの周波数出力に追従する周波数を、いわゆるPLL
(Phase Locked Loop、位相同期ループ)により生
成し、直接速度発電機出力の位相(回転角)を検出する
ことにより、速度発電機からの出力電圧が極めて小さい
場合にも安定した速度及び走行距離の検出を可能とし
た。
【0014】速度発電機からの入力信号と、関数発生器
からの発振出力とを、位相差検出手段(相関器)にて相
関を取ることにより、両者の位相差成分を検出する。前
記位相差成分をディジタルフィルタを通して位相差に比
例した角速度成分に変化させて積分し位相角として関数
発生器に入力し、位相差成分が0となるよう関数発生器
の発振出力周波数を制御する。この位相差成分が0のと
き、関数発生器の出力は速度発電機からの入力信号に追
従しており、このとき関数発生器の発信出力の周波数か
ら加速度・速度・距離を検出することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を図を用
いて説明する。
【0016】図6は本発明を用いた列車制御装置の構成
図である。速度発電機2からの速度入力(正弦波信号)
Esg1,Esg2は、高域のノイズを除去するためローパ
スフィルタ14aおよび14bを通ったのち、AD変換器13
a及び13bでディジタル信号に変換される。ディジタル
化された速度入力は、信号処理装置12に送られ、DSP
(Digital Signal Processor)を用いてディジタ
ル処理され、列車の速度Vtp、移動距離(回転角に比例
した信号であり、回転角と考えてよい)Stpが検出され
る。検出された列車速度Vtp、移動距離Stpは制御情報
処理装置11に送られ、制御情報処理装置11は、入力され
た列車速度Vtp、移動距離Stpと信号受信器4からの制
御情報とに基づいて列車のブレーキ制御を行う。
【0017】図7は信号処理装置12内の、位相同期ルー
プによる詳細な処理を示す図である。速度発電機からの
入力信号(AD変換器13a及び13bでディジタル信号に
変換されたもの)Esg1(sin),Esg2(cos)と、DS
P内部の関数発生器126で生成された正弦波信号Er1,
Er2は、乗算器121aおよび121bに入力され、乗算器1
21aでEsg1(sin)とEr1の相関(積)が、乗算器121
bでEsg2(cos)とEr2の相関(積)が、それぞれ演
算される。演算結果は加算器122に入力され、乗算器121
aおよび乗算器121bにおける相関の差が位相差検出出
力eVとして算出される。すなわち、乗算器121a,乗
算器121b及び加算器122が位相差検出手段を構成する。
【0018】ここで、入力信号Esg1=sinαと表せ
ば、速度発電機2は、Esg2として、Esg1とは90度位
相が遅れた出力を発生するよう作られているため、Esg
2=cosαと表される。ここで、関数発生器126で発振さ
れる正弦波信号は、Er1=cosβ、Er2=sinβであ
る。従って、乗算器121aおよび121bにおける演算結果
は、式(1),(2)で表される。
【0019】
【数1】
【0020】
【数2】
【0021】したがって、加算器122からの出力eV
は、式(3)で表され、入力信号と関数発生器生成信号
との位相差Δθ=α−βに依存したものとなる。
【0022】
【数3】
【0023】図8は位相差検出出力eVと、入力信号と
関数発生器生成信号との位相差Δθ=α−βとの関係を
示した図である。図示したように、位相差Δθ=0にお
いてeV=0であるので、eV=0となるよう関数発生
器からの出力信号の位相βを制御することにより、関数
発生器126からの出力信号を速度発電機2からの入力信
号と同期させることができる。この制御には、いわゆる
PLL(位相同期ループ)の原理を用いている。
【0024】なおここでは速度発電機の2つの出力Esg
1とEsg2の両方を使用したが、何れか一方のみを使用
することも可能である。この場合、式(1)または式(2)
からわかる通り、sin(α+β)という成分が生じるこ
とになるが、この成分はsin(α−β)と比較して高周
波であるので、適当なローパスフィルタを通すことによ
り、sin(α+β)という成分をカットし、位相差検出
出力eV=sin(α−β)を抽出することができる。但
し、低速においてはsin(α+β)とsin(α−β)の周
波数の差は小さく、従って、sin(α−β)成分のみを
取り出すことが難しく、結果として速度検出精度が落ち
る可能性がある。
【0025】加算器122からの出力eVは、ディジタル
フィルタ123に入力される。ディジタルフィルタ123は列
車の運転をモデル化したものであり、位相差検出出力e
Vの入力に対して、位相差に比例した角速度成分に変化
させて積分し位相角として出力する。これは、列車の積
算走行距離Stpに比例した信号である。
【0026】ディジタルフィルタ123からの出力(積算
走行距離Stp)は係数器125に入力される。係数器125
は、ディジタルフィルタ123からの出力(積算走行距離
Stpを表す信号)に一定の係数を乗じることにより、速
度発電機(車輪)の回転角を得ている。これは、列車の
走行距離は車輪の回転角に比例していることによる。
【0027】係数器125の出力である回転角は前記関数
発生器126に入力される。関数発生器126は、前述した通
り、速度発電機2からの入力信号に追従する正弦波を生
成するためのものであり、係数器125の出力である回転
角に応じた正弦波信号Er1=cos(2πkS)およびE
r2=sin(2πkS)を出力する。
【0028】図9はディジタルフィルタ123内部の処理
を示したものである。時刻tにおける列車の加速度をa
(t)、速度をV(t)、位置(走行距離)をS(t)
として列車の運動をモデル化すれば、加速度a(t)の
積分が速度V(t)であり、さらに速度V(t)の積分
が位置S(t)である。図中1231a〜cはそれぞれ加算
器である。加算器1231aには、係数器1232aで定数倍さ
れた位相差検出出力と加速度a(t)のフィードバック
が入力されており、本フィルタの入力である位相差検出
出力eVが0となるよう制御している。加算器1231bに
より加速度a(t)は積分され速度V(t)となるが、
ここでも、係数器1232bで定数倍された位相差検出出力
と速度V(t)のフィードバックが入力されており、同
様に位相差検出出力eVが0となるよう制御している。
更に、加算器1231cにより速度V(t)は積分され距離
S(t)となるが、ここでも、係数器1232cで定数倍さ
れた位相差検出出力と距離S(t)のフィードバッグが
入力されており、同様に位相差検出出力eVが0となる
よう制御している。
【0029】ここで入力eVが0であれば、a(t)、
V(t)、S(t)はそれぞれ列車の加速度、速度、位
置と完全に一致していることになる。この速度V
(t)、位置S(t)が、前記図6において、信号処理
装置12から出力される列車速度Vtp、移動距離Stpと
なる。なおV(t)およびS(t)のフィードバッグ制
御は特に必要ではないが、この制御を省略した場合、a
(t)、V(t)、S(t)の収束は遅くなり、従って
速度検出の遅延が大きくなる。従来の方式では、単位時
間内の速度発電機の出力パルスをカウントして走行距離
を求め、その値を微分して速度を、更に微分して加速度
を求めていたため、加速度、速度、および位置の瞬時値
を求めることは不可能であったが、本実施例のようなフ
ィルタ処理を行うことにより、加速度・速度・位置の瞬
時値を直接検出することが可能となるため、従来困難で
あった車輪の空転および滑走の検出を精度良く行うこと
も可能となる。
【0030】図10は本発明による列車速度の静的検出
特性を示す図である。図に示す通り、速度0から最高速
度に至るまで、リニアな速度検出特性が得られている。
特に、速度発電機からの入力として、位相が異なる2相
信号を入力した場合、Esg1,Esg2の位相差により前
進・後退の判別も可能である。
【0031】図11は本発明による列車速度の動的検出
特性を示す図である。図では停止状態から起動する際の
特性を示してある。起動直後から数サイクルの間は、内
部のPLL参照信号(関数発生器126からの出力Er1お
よびEr2)は、速度発電機からの入力Esg1およびEs
g2に対して若干の遅延がある。これはディジタルフィ
ルタ123の応答遅れによるものである。このため起動直
後のごく短かい時間においては、表の最下段に示すよう
に、検出速度Vtpは列車の実速度Vtを下回るが、起
動直後から数サイクル経過した後は、Er1(Er2)は
Esg1(Esg2)に追従して、Vtp=Vtとなり、正
確な速度を検出することが可能となる。
【0032】なお、本実施例においては、関数発生やフ
ィルタ演算は全てDSPを用いているが、入力信号をA
D変換器でディジタル信号に変換せず、アナログ回路で
PLLを実施しても良いことは言うまでもない。
【0033】
【発明の効果】位相同期ループを用いて速度発電機から
の出力信号の回転角を直接検出するため、速度発電機か
らの出力電圧が低下する低速時においても安定して速度
検出をすることが可能となる。また速度発電機からの出
力を波形整形回路でパルス信号に変換し、そのパルス数
を計測する方式とは異なり、速度や距離の分解能が、速
度発電機1回転当たりの発生パルス数の制約を受けない
ため、速度・距離検出精度が飛躍的に向上する。このた
め、特殊なセンサを用いることなく、安価で丈夫である
という特徴を持つ従来の速度発電機を使用しながら、超
低速まで精度良く安定した速度・距離検出を行うことが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】速度発電機を用いた列車制御装置の構成を示す
図である。
【図2】従来の速度検出方式の構成を示す図である。
【図3】従来の速度検出方式における波形整形回路の動
作を示す図である。
【図4】速度発電機の等価回路を示す図である。
【図5】速度発電機の出力電圧特性を示す図である。
【図6】本発明による速度検出方式を用いた列車制御装
置の一実施例を示す図である。
【図7】本発明による位相同期ループを用いた速度検出
方式の一実施例を示す制御系統図である。
【図8】速度発電機出力と関数発生器出力の位相差検出
出力と位相差の関係を示す図である。
【図9】本発明による速度検出方式の一実施例における
位相差検出出力に対するフィルタ処理を示す図である。
【図10】本発明による速度検出方式の速度検出静特性
を示す図である。
【図11】本発明による速度検出方式の速度検出動特性
を示す図である。
【符号の説明】
1 列車制御装置 2 速度発電機 3 信号受電器 4 信号受信器 5 車輪 11 制御処理
装置(CPU) 12 信号処理装置(DSP) 13a,13
b AD変換器 14a,14b ローパスフィルタ 21a,21
b 発電巻線 22a,22b 整合抵抗 23a,23
b 波形整形回路 24 回転磁極 121a,1
21b 乗算器 122 加算器 123 フィ
ルタ 125 係数器 126 関数
発生器 1231a 加算器 1231b
加算器 1231c 加算器 1232a
係数器 1232b 係数器 1232c
係数器

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転体の回転角に比例した距離を移動す
    る移動体の速度及び移動距離を前記回転角に基づいて検
    出する速度および距離の検出方法において、前記回転体
    の回転に同期して回転するよう固定された交流発電機か
    らの入力信号と、関数発生器から出力される発振信号と
    を位相差検出手段にて位相比較し、その位相差成分をデ
    ィジタルフィルタを通して位相差に比例した角速度成分
    に変化させて積分し移動距離に比例した回転角として出
    力するとともに、この出力を前記関数発生器に供給し、
    前記発振信号の位相が前記入力信号の位相に追従するよ
    う前記発振信号を制御する位相同期ループ回路を用いて
    前記回転体の回転角を検出することを特徴とする速度及
    び距離の検出方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の速度および距離の検出方
    法において、交流発電機からの位相が90度異なる2相
    入力信号と、関数発生器から出力される位相が90度異
    なる2相発振信号とを位相差検出手段にて位相比較し、
    その位相差成分を用いて前記2相発振信号を制御するこ
    とを特徴とする速度及び距離の検出方法。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の速度および距離の検出方
    法において、位相差検出手段から出力される位相差成分
    を、該位相差成分を入力として回転体の加速度、速度、
    および走行距離をフィードバッグ制御するフィルタによ
    り回転角に変換した上で、関数発生器に供給することを
    特徴とする速度及び距離の検出方法。
  4. 【請求項4】 回転体の回転角に比例した距離を移動す
    る移動体の速度及び移動距離を前記回転角に基づいて検
    出する速度および距離の検出装置において、前記回転体
    の回転に同期して回転するよう固定され正弦波信号を出
    力する交流発電機と、該交流発電機から出力される正弦
    波信号を入力として前記移動体の速度及び移動距離を検
    出する信号処理装置とを含んでなり、該信号処理装置
    が、正弦波信号を発信する関数発生器と、該関数発生器
    から出力される発振信号と前記交流発電機から出力され
    る正弦波信号を位相比較して位相差成分を出力する位相
    差検出手段と、出力された位相差成分を入力として回転
    体の加速度、速度、および走行距離をフィードバッグ制
    御して回転角に変換して前記関数発生器に供給するフィ
    ルタと、を含んで構成されていることを特徴とする速度
    および距離の検出装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4688085A (en) * 1984-08-13 1987-08-18 Hitachi, Ltd. Enhanced sensitivity color video camera with reduced red component in second luminance signal
JP2012058059A (ja) * 2010-09-08 2012-03-22 Nippon Signal Co Ltd:The 列車の速度検出装置および速度検出方法
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CN106645780A (zh) * 2016-12-28 2017-05-10 深圳市英威腾电气股份有限公司 一种基于dsp的转速检测方法及系统

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