JP2000121658A - 列車位置検知装置およびその方法 - Google Patents

列車位置検知装置およびその方法

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JP2000121658A
JP2000121658A JP10291720A JP29172098A JP2000121658A JP 2000121658 A JP2000121658 A JP 2000121658A JP 10291720 A JP10291720 A JP 10291720A JP 29172098 A JP29172098 A JP 29172098A JP 2000121658 A JP2000121658 A JP 2000121658A
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acceleration
train
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Masaru Kobayashi
賢 小林
Toshiro Sasaki
敏郎 佐々木
Yoshihide Nagatsugi
由英 永次
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】車輪の回転から求まる車輪軸速度を用いた列車
位置検知において、車輪が空転滑走したときには加速度
検出装置の加速度出力を用いて列車位置を高精度で検知
するための列車位置検知装置および方法を提供する。 【解決手段】位置速度演算部330では、速度変換処理
装置11の速度出力と、加速度補正部310の加速度出
力と、空転滑走検出部320の空転滑走判断出力とをも
とに、空転滑走時には加速度出力から列車の位置を求
め、空転滑走なし時には速度出力から列車位置や速度を
求める。絶対位置補正手段40から絶対位置の入力があ
った場合には、列車位置を絶対位置で補正する処理を行
う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車輪により移動す
る列車の位置を列車自身が検知する方法に関わり、特に
鉄道車両において車輪回転計と加速度計の出力を統合処
理することにより列車位置を正確に求める方法に関わ
る。
【0002】
【従来の技術】列車の走行を制御するためには、列車自
身の走行位置を正確に検知することが必要不可欠であ
る。従来の列車位置検知方法には、大掛かりな地上設備
を必要とする方法から、車上のセンサを中心とする方法
まで様々なものが存在するが、このうち、車上のセンサ
を用いる方法としては、速度発電機を用いるもの、ドッ
プラセンサを用いるものがある。なお、これらの車上セ
ンサを用いる方法は、センサの値だけでは相対位置しか
求めることができない。そのため、一般的な位置検知方
法としては、線路の任意の地点に列車の絶対位置を特定
するための装置を用意し、それらの地点を通過したとき
に絶対位置を確定し、その間を走行するときにセンサに
よる列車位置更新を行う方法が採られている。
【0003】これらの車上センサのうち、速度発電機を
用いる方法は、列車の車輪に速度発電機を取り付け、車
輪の回転から列車位置を検出するものである。この方法
は、比較的簡単な装置構成である程度の検知精度が得ら
れる方法として、古くから行われているものである。こ
の方法で注意すべき点は、車輪が空転や滑走した場合
は、検知した列車位置が本来の位置からずれる、という
ことである。車輪の空転や滑走は、雨天の加速時や減速
時に1〜数[秒]程度発生するが、悪条件時には10〜
30[秒]程度車輪が滑りつづけた例も報告されており、
この場合の位置誤差は数10[m]にもなる。また、車輪
を用いた位置検知のため、車輪計が正確でないと誤差が
増大するという特徴がある。
【0004】一方、ドップラセンサを用いる方法は、レ
ーダー送受信機を車両下部にとりつけ、レーダーを地面
に向け送信しその反射波を測定してその周波数の差から
対地絶対速度を求め、その速度から列車位置を求めるで
ある。この方法は、速度発電機と異なり、車輪の空転・
滑走や車輪計による誤差は発生しないが、周波数を正確
に測定するためには高価な装置が必要である。測定誤差
は、比較的低価格のドップラセンサで1〜数[%]、高価
な高精度のセンサでも誤差は0.2〜0.3[%]程度発生
する。
【0005】位置検知の要素技術としては、車輪の空転
滑走を検出する技術が存在する。『電氣車の科学』19
91年1月号pp.11〜16によれば、空転滑走検知
方法として、複数の車輪に取り付けた速度発電機から車
輪の軸速度を求め軸間の差を比較してその差が設定値を
超えたときに空転滑走と判断する方法、軸速度の速度出
力の微分を観測しその値が一定時間設定値を超えたとき
に空転滑走と判断する方法、などが挙げられている。こ
の空転滑走検知の目的は、列車位置の演算や補正処理を
するためではなく、インバータ制御車の空転滑走時の際
粘着制御のためである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、従来の
技術による位置検知精度は、速度発電機の場合、空転滑
走が生じると数〜数10[m]、ドップラセンサの場合で
も安価なものであれば1[Km]走行して1〜数[m]の誤
差が生じることになる。列車制御の精度を高めるために
は、誤差1[m]程度以下まで列車位置検知精度を上げる
必要がある。
【0007】しかしながら、速度発電機を用いる方法
は、車輪が空転や滑走を起こさない場合には、位置検知
精度が高いことが確認されている。そこで、本発明で
は、車輪が空転や滑走していないときには速度発電機に
よる位置更新を行い、車輪が空転や滑走したときには、
素早くそれを検出して、加速度センサにより位置を求め
る方法とした。
【0008】このときの課題としては、まず、加速度セ
ンサの出力に含まれる誤差の補正が挙げられる。加速度
センサは地球の重力の影響を受けるため、加速度センサ
が重力の方向に垂直な向きに設置されているときは、設
置方向の加速度の値だけが出力されるが、重力の方向に
垂直でない場合は、加速度センサの出力は、設置方向の
加速度に重力方向との角度に応じた誤差が加わった値と
なる。すなわち、列車への加速度センサ取付け時に、重
力に対して垂直方向に設置しないとこの誤差が生じる
上、列車が勾配区間に差し掛かったときにも重力の影響
を受けて誤差が発生する。そのため、加速度センサの出
力から列車の進行方向成分の加速度を求める処理が必要
になる。
【0009】次の課題としては、車輪の空転や滑走の検
出方法である。車輪の空転や滑走が発生すると位置誤差
が生じるため、発生を迅速に検知して補正処理を施す必
要がある。
【0010】また次の課題としては、車輪の空転や滑走
を検出したときの列車位置演算の補正方法である。速度
発電機が空転や滑走をした場合は、速度発電機の出力だ
けでは列車位置の演算が不正確となる。そこで、他のセ
ンサ類を用いた補正を行う必要が生じる。
【0011】以上の課題の中における各方法をどのよう
に組み合わせるかも課題である。それぞれの処理におい
て、入力と出力を決め、それらを適切に組み合わせるこ
とにより適当な位置検知装置および方法とする必要があ
る。
【0012】本発明の目的は、速度発電機の出力をベー
スとして、車輪の空転滑走時には加速度センサを用いて
補正処理を行うことにより、高精度な位置検知を可能と
するような列車位置検知装置および方法を提供すること
にある。
【0013】本発明の他の目的は、加速度センサの出力
に重畳される取付け角度や勾配による重力誤差成分を取
り除いて、列車の線路方向の加速度だけを求めるための
加速度補正処理方法を提供することにある。
【0014】本発明のさらに他の目的は、加速度センサ
の補正処理と速度発電機の入力とから、車輪の空転や滑
走を検出する、空転滑走検出処理方法を提供することに
ある。
【0015】本発明のさらに他の目的は、加速度センサ
の補正処理と空転滑走検出処理と速度発電機の入力をも
とに列車の位置や速度を求める、位置速度演算処理方法
を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明では、速度発電機などの車輪回転数検出装
置と加速度センサなどの加速度検出装置とを入力とし
て、これらを情報処理装置にて位置演算処理を行う構成
とした。情報処理装置には、加速度補正部、空転滑走検
出部、位置速度演算部の各処理部とを設ける。基本的な
処理方法は、車輪が空転滑走していないときは、車輪回
転数検出装置の出力をもとに列車位置を演算することと
し、一方車輪が空転滑走しているときは、加速度センサ
の出力を用いて列車位置を演算することとした。
【0017】この処理の中において、加速度センサの出
力は、上記の課題で述べたように重力の影響による誤差
成分を含んでいるため、出力値をそのまま位置の演算に
用いることはできない。そのため、これを取り除く方法
として、加速度補正部において、該列車位置計測装置が
演算で求めた列車速度から求まる加速度と加速度センサ
の出力との差を用いて、誤差成分を推定することとし
た。ここで推定した値を用いて加速度センサの誤差成分
を取り除いて、線路の進行方向成分を求める。
【0018】また空転滑走検出部の処理では、速度発電
機の回転数を速度に変換して求めた速度出力と、上記の
加速度補正部の加速度出力とを用いた空転滑走の判断を
行うこととした。ここでは、一定時刻前における速度発
電機の速度を保持しておき、その時の速度とその時刻か
ら現在までの該加速度補正部の加速度出力値とから推定
速度を求め、これと現在の速度発電機の速度出力とを比
較して、その差が一定値を超えたり下回ったときに空転
や滑走と判断することとした。
【0019】さらに、位置速度演算部では、空転滑走検
出部において検出された空転や滑走をもとに位置や速度
の演算を行うこととした。この一つの方法としては、空
転滑走がないときは、速度発電機の出力をもとに位置や
速度を求め、空転や滑走が発生している時は、加速度補
正部の加速度出力値を用いて位置や速度を求めることと
した。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の装置および方法に
ついて、その実施の形態を図面をもとに詳細に説明す
る。なお、実施の形態を説明するための全図において、
同一機能を有するものは同一符号を付け、その繰り返し
の説明は省略する。
【0021】(構成の説明)図1は、本発明の装置を可
能にする基本的な全体装置構成図である。1は列車、1
0は車輪回転数検出装置、11は速度変換処理装置、2
0は加速度検出装置、30は情報処理装置、40は絶対
位置補正手段である。また、情報処理装置30には、加
速度補正部310、空転滑走検出部320、位置速度演
算部330の各処理部が設けられている。車輪回転数検
出装置10は、列車1の車輪に取り付けられる。加速度
検出装置20は、列車1の進行方向の向きに設置され
る。また、車輪回転数検出装置10は速度変換処理装置
11と接続される。速度変換処理装置11、加速度検出
装置20、および絶対位置検知装置40は、それぞれ情
報処理装置30と接続される。各装置の具体的な装置例
としては、車輪回転数検出装置10は速度発電機、速度
変換処理装置11にはディジタル信号処理装置、加速度
検出装置20には加速度センサ、情報処理装置30には
ディジタル信号処理装置もしくは数(ms)周期で加速度
補正部、空転滑走検出部、および位置速度演算部の一連
の処理が可能な計算機、絶対位置補正手段40には、地
上の線路上に設置されるトランスポンダの情報を受信す
るトランスポンダ受信器、などである。
【0022】図2は、本発明の装置および方法を可能に
する、基本的な情報処理装置30の中における処理部の
構成を示す説明図である。加速度補正部310は、加速
度検出装置20の加速度出力と、位置速度演算部330
の速度出力の微分値とを入力とし、加速度の補正値を出
力する。空転滑走検出部320は、速度変換処理装置1
1の速度出力と、加速度補正部310の加速度出力とを
入力とし、空転滑走判断を出力する。位置速度演算部3
30は、速度変換処理装置11の速度出力と、加速度補
正部310の加速度出力と、空転滑走検出部320の空
転滑走判断出力と、絶対位置補正手段40の絶対位置を
入力とし、列車位置と列車速度とを出力する。
【0023】(動作の説明)本発明の装置および方法に
よる列車位置検知の考え方は、車輪に取り付けた車輪回
転数検出装置10の回転数出力を速度変換処理装置11
にて変換した速度出力をもとに列車位置を求めることを
基本とし、車輪が空転や滑走を起こして速度変換処理装
置11の速度出力が本来の列車速度と異なると推測され
る場合には、加速度検出装置20の加速度出力をもとに
列車位置を求めるものである。この際に、加速度出力は
一般に車体への取付け誤差、車体の傾き、勾配などによ
り、加速度検出装置20が水平方向に対して、傾斜した
とき重力の影響を受けるため、加速度出力を補正する必
要がある。従って、基本的な動作は、加速度補正部31
0において、加速度誤差を補正することとし、一方空転
滑走検出部320において、車輪が空転や滑走を起こし
ているかどうかを判断した上で、位置速度演算部330
において列車の位置、速度を求めるものである。
【0024】図3は、情報処理装置30の中の加速度補
正部310の処理の際に必要となる変数を示す説明図で
ある。501は加速度計出力Aaと速度の微分値Aとの
差を保持する変数Ad(0)〜Ad(n−1)、502はサ
ンプリング時刻値を保持する変数T(0)〜T(n−1)、
503は時刻t−1における位置速度演算部の速度出力
の微分値を保持する変数A、504は時刻tにおける加
速度計の出力を保持する変数Aa、505は時刻t−1
における加速度計の出力を保持する変数Aat−1、5
06は時刻tにおける加速度計の取付け角度や重力によ
る誤差成分の推定値を保持するための変数Ad、507
は時刻tにおける加速度の誤差補正値(加速度演算部の
出力値)を保持する変数At、508は加速度推定値計
算用変数c1〜c4、509は加速度推定値計算用変数
a,b、510は加速度演算に用いる過去の時刻のデー
タ数n、511はインデックス変数iである。
【0025】図4は、情報処理装置30の中の加速度補
正部310の処理を示すフローチャートである。ここ
で、時刻tにおける加速度検出装置20の加速度出力を
Aa(t)(Km/h/s)、時刻tにおける位置速度演算
部330の速度出力を微分したものをA(t)(km/h
/s)、加速度補正値をAt(t)(km/h/s)とす
る。また、時刻tにおけるA(t)とAa(t)との差をA
d(t)(Km/h/s)とする。さらに、加速度補正部3
10では、過去の時刻t−n+1…t−1における加速
度の差Ad(t−n+1)…Ad(t−1)の値を保持して
いるものとする。
【0026】加速度補正部310では、列車の速度から
求めた加速度A(t)と加速度検出装置20の加速度出力
Aa(t)との差を比較して、加速度の誤差成分の除去を
行う。誤差成分除去の方法としては、加速度検出装置2
0の出力Ad(t)には一般にノイズが重畳しており出力
が振動しているため、ある特定の時刻の値だけから誤差
成分を除去しようとすると、ノイズの影響により加速度
の出力誤差をうまく除去できない。そこで、時刻t−1
から時刻t−nまで溯り、時刻と加速度の差の関係(t
−n,Ad(t−n)),…,(t−1,Ad(t−1))を
最小2乗法により近似して、その近似式から加速度の誤
差成分量を求め、加速度検出装置20の加速度出力を補
正するものである。
【0027】続いて、加速度補正部310の処理フロー
について説明する。まず、時刻t−1における位置速度
演算部330からの速度出力の微分値A(t−1)と、時
刻tにおける加速度検出装置20からの加速度出力Aa
(t)とを、それぞれ変数At−1,Aaにセットし(ス
テップ3101)、続いてサンプリング時刻tの値を変
数T(n−1)にセット(ステップ3102)、さらにA
a(t−1)とA(t−1)の差Ad(t−1)を変数Ad
(n−1)にセットする(ステップ3103)。これによ
り、時刻と加速度の差(t−n,Ad(t−n)),…,
(t−1,Ad(t−1))が用意できたので、最小2乗法
によるAd(t)の近似を行う。ここでは1次式での近似
し、近似式をAd(t)=a・t+bとすると、a,bは
それぞれ、
【0028】
【数1】
【0029】となる。従って、まずc1〜c4を求め(ス
テップ3104)、次にa,bを求める(ステップ31
05)。
【0030】これにより、誤差成分の推定式が導出され
るので、本式を用いて時刻tにおける誤差成分を求め
(ステップ3106)、これと加速度検出装置の加速度
出力Aa(t)とから、加速度補正値At(t)を求める
(ステップ3107)。求まった加速度補正値At(t)
は、加速度補正部310から出力される(ステップ31
08)。この後、次のサンプリング時刻での計算に備
え、変数Ad[i],T[i]に関して配列の要素を一つず
つ繰り上げ(ステップ3109)、さらに変数AaをA
at−1に代入する(ステップ3110)。以上が加速
度補正部310での処理内容である。
【0031】次に、図5は、情報処理装置の中の空転滑
走検出部320の処理の際に必要となる変数を示す説明
図である。601は車輪回転計から求めた車輪軸速度を
保持する変数Vr[0]〜Vr[m]、602は加速度誤差
補正値を保持する変数At(0)〜At(m)、603は
時刻tにおける加速度から求めた列車速度を保持する変
数Va、604は時刻t−1における加速度から求めた
列車速度を保持する変数Vat−1、605は時刻tに
おける空転滑走判断出力値を保持する変数SL、606
は時刻t−1における空転滑走判断出力値を保持する変
数SLt−1、607は空転滑走判定しきい値を保持する
変数θ、608はサンプリング周期を保持する変数τ、
609は空転滑走に用いる過去のデータ数m、610は
インデックス変数iである。
【0032】次に、図6は、情報処理装置30の中の空
転滑走検出部320の処理を示すフローチャートであ
る。ここで、時刻tにおける速度変換処理装置11の速
度出力をVr(t)(Km/h)、加速度補正値から求めた
速度をVa(t)(Km/h)、空転滑走判断をSL(t)と
する。また空転滑走検出部320では、過去の時刻t−
m+1…t−1における加速度補正値At(t−m+
1),…,At(t)の値を保持しているものとする。
【0033】空転滑走検出部320では、速度変換処理
装置11の速度出力Vr(t)と加速度補正部の加速度出
力At(t)とを用いて、At(t)を用いて求まる速度と
Va(t)とを比較することにより、車輪の空転や滑走を
検出することとする。ただし、時刻tにおけるVr(t)
とAt(t)だけを用いると、Vr(t)やAt(t)がノイ
ズの影響を受けた場合に不正な検出を行う恐れがある。
そこで、時刻tから時刻t−m+1まで溯り、時刻t−
mにおける速度Vr(t−m)と時刻t−m+1から時刻
tまでの加速度補正値At(t−m+1),…At(t)と
から求まる速度Va(t)と、速度変換処理装置11の速
度出力Vr(t)とを比較して判定することとする。そし
て、Vr(t)とVa(t)との差から空転や滑走の発生、
収束を判断することとする。
【0034】続いて、空転滑走検出部320の処理フロ
ーについて説明する。まず、時刻tにおける速度変換処
理装置11からの速度出力Vr(t)と加速度補正部31
0からの加速度出力At(t)をそれぞれ変数Vr[m],
At[m]にセットする(ステップ3201)。次に、時
刻t−mにおける速度出力Vr(t−m)と時刻t−m+
1から時刻tまでの加速度値At(t−m+1),…At
(t−1)とから、速度Va(t)を計算し変数Vaにセッ
トする(ステップ3202)。Vr(t−m)の値は変数
Vr[0]に、またAt(t−m+1)からAt(t)までの
値は変数At[1]〜At[m]にそれぞれセットされてい
る。従って、Vaは
【0035】
【数2】
【0036】で求まる。ここでτ[s]は計算のサンプリ
ング周期である。次に、車輪が空転していることを検出
する判断処理を行う(ステップ3203)。ここでは、
次の条件
【0037】
【数3】
【0038】を満たすとき車輪が空転していると判断
し、SL(t)を1にセットする(ステップ3204)。
車輪が空転していないと判断したときには、車輪が滑走
していることを検出する判断処理を行う(ステップ32
05)。ここでは、次の条件
【0039】
【数4】
【0040】を満たすとき車輪が滑走していると判断
し、SL(t)を−1にセットする(ステップ320
6)。
【0041】車輪が滑走していないと判断したときに
は、車輪空転時に空転が収束したことを検出する判断処
理を行う(ステップ3207)。ここでは、次の条件
【0042】
【数5】
【0043】を満たすとき車輪の空転が収束したと判断
し、SL(t)を0にセットする(ステップ3208)。
車輪の空転が収束していないと判断したときには、車輪
滑走時に滑走が収束したことを検出する判断処理を行う
(ステップ3209)。ここでは、次の条件
【0044】
【数6】
【0045】を満たすとき車輪の滑走が収束したと判断
し、SL(t)を0にセットする(ステップ3208)。
上記のステップ3203,3205,3207,320
9のいずれの判断処理も満たさなかったときは、車輪の
状態は時刻t−1のときと変わっていないとして、
【0046】
【数7】
【0047】にセットする(ステップ3210)。
【0048】以上のようにして空転滑走の判断がセット
された後、SL(t)が外部に出力される(ステップ32
11)。本処理における空転滑走の収束判断ではしきい
値を超えた時もしくは下回った時だけの判定としている
が、この条件に車軸の速度を微分して得られる加速度が
加速度補正部310の加速度出力と一定値以下の差にな
った時、という条件を加えることも考えられる。最後
に、次のサンプリング時刻での処理に備え、変数Vr
[i],At[i]、に関して配列の要素を一つずつ繰り上
げる(ステップ3212)。以上が空転滑走検出部32
0での処理内容である。
【0049】次に、図7は、情報処理装置の中の位置速
度演算部330の処理の際に必要となる変数を示す説明
図である。701は時刻tにおける位置速度演算部で求
めた列車位置を保持する変数、702は時刻t−1にお
ける位置速度演算部で求めた列車位置を保持する変数X
t−1、703は時刻tにおける位置速度演算部で求め
た列車速度を保持する変数Vt、704は時刻t−1に
おける位置速度演算部で求めた列車速度を保持する変数
Vt−1、705は時刻tにおける車軸回転計からの車
輪軸速度を保持する変数Vrt、706は時刻t−1に
おける車輪回転計からの車輪軸速度を保持する変数Vr
t−1、707は時刻tにおける空転滑走検出部の出力
を保持する変数SL 、708は時刻tにおける加速度補
正部からの加速度出力を保持する変数At、709は絶
対位置検知手段からの絶対位置を保持する変数Xtrで
ある。
【0050】次に、図8は、情報処理装置30の中の位
置速度演算部330の処理を示すフローチャートであ
る。ここで、時刻tにおける列車位置の演算結果をX
(t)[m]、列車速度の演算結果をV(t)[Km/h]とす
る。位置速度演算部330では、時刻t−1の列車位置
X(t−1)および列車速度V(t−1)を保持しているも
のとする。
【0051】位置速度演算部330では、空転滑走検出
部320の出力SL(t)の値に応じてX(t)およびV(t)
の計算方法を変えることとする。位置速度演算部330
の処理フローについて説明すると、まず前処理として、
1時刻前(時刻t−1)に計算した位置、速度の結果お
よび速度変換処理装置の速度出力を、それぞれ変数Xt
−1,Vt−1、およびVrt−1にセットし(ステッ
プ3301)、次に時刻tにおける空転滑走検出部の出
力SL(t)、速度変換処理装置からの速度出力Vr(t)、
加速度補正部の加速度出力At(t)を、それぞれ変数
L,Vr,Atにセットする(ステップ3302)。
【0052】次に、空転滑走判断処理SL(t)の値が0か
どうかを判断する(ステップ3303)。SL≠0の場合
は、空転滑走が発生しているときであり、この時は加速
度補正値At(t)と時刻t−1における列車速度V(t
−1)とから、列車位置と速度を求める(ステップ33
04)。一方、SL=0のときは、空転滑走が発生してい
ないため、Vr(t)から列車位置と速度を求める(ステ
ップ3305)。
【0053】ここで、絶対位置検知装置40からの絶対
位置入力Xtrがあるかどうかを確認する(ステップ3
306)。この時、もし絶対位置入力Xtrが存在する
場合は、列車位置XtをXtrで置き換えることとする
(ステップ3307)。以上のようにして求まったX
t,Vtを外部へ出力する(ステップ3308)。以上
が位置速度演算部330における処理内容である。
【0054】上記の方法では、空転・滑走時には加速度
の値をそのまま用いて補正しているが、その他の方法と
しては、カルマンフィルタや指数平滑フィルタなどを用
いて加速度を補正したのち、列車速度や位置を求める方
法も考えられる。
【0055】
【発明の効果】本発明の装置および方法によれば、加速
度補正部において加速度センサのもつ重力成分誤差を取
り除き加速度の線路方向成分を出すことが可能となる。
また、車輪回転数検出装置から求まる車輪軸速度と加速
度補正部で補正した加速度を用いることにより、車輪の
空転や滑走を検出することが可能となる。さらに、車輪
が空転や滑走している時は加速度による位置や速度の演
算を行うこととで、高精度な位置検知が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態である列車位置検知装置の
基本的な構成図である。
【図2】本発明の実施の形態である列車位置検知装置の
中の基本的な処理構成図である。
【図3】本発明の実施の形態である列車位置検知方法に
おける加速度補正部の処理を実行する際に必要となる変
数内容を示す説明図である。
【図4】本発明の実施の形態である列車位置検知方法に
おける加速度補正部の基本的な処理内容を示す処理フロ
ーチャートである。
【図5】本発明の実施の形態である列車位置検知方法に
おける空転滑走検出部の処理を実行する際に必要となる
変数内容を示す説明図である。
【図6】本発明の実施の形態である列車位置検知方法に
おける空転滑走検出部の基本的な処理内容を示す処理フ
ローチャートである。
【図7】本発明の実施の形態である列車位置検知方法に
おける位置速度演算部の処理を実行する際に必要となる
変数内容を示す説明図である。
【図8】本発明の実施の形態である列車位置検知方法に
おける位置速度演算部の基本的な処理内容を示す処理フ
ローチャートである。
【符号の説明】
1…列車、 10…車輪回転数検出装置、 11…
速度変換処理装置、20…加速度検出装置、30…情報
処理装置、 40…絶対位置補正手段、310…加速
度検出部、320…空転滑走検出部、330…位置速度
演算部、501…Ad:加速度計出力Aaと速度の微分
値Aとの差を保持する変数、502…T:サンプリング
時刻値を保持する変数、503…A:時刻t−1におけ
る位置速度演算部の速度出力の微分値を保持する変数、
504…Aa:時刻tにおける加速度計の出力を保持す
る変数、505…Aat−1:時刻t−1における加速度
計の出力を保持する変数、506…Ad:時刻tにおけ
る加速度計の取付け角度や重力による誤差成分の推定値
を保持するための変数、507…At:時刻tにおける
加速度の誤差補正値(加速度演算部の出力値)を保持す
る変数、508…c1〜c4:加速度推定値計算用変数、
509…a,b:加速度推定値計算用変数、510…
n:加速度演算に用いる過去の時刻のデータ数、511
…i:インデックス変数、601…Vr:車輪回転計か
ら求めた車輪軸速度を保持する変数、602…At:加
速度誤差補正値を保持する変数、603…Va:時刻t
における加速度から求めた列車速度を保持する変数、6
04…Vat−1:時刻t−1における加速度から求めた
列車速度を保持する変数、605…SL:時刻tにおけ
る空転滑走判断出力値を保持する変数、606…SL
−1:時刻t−1における空転滑走判断出力値を保持す
る変数、607…θ:空転滑走判定しきい値を保持する
変数、608…τ:サンプリング周期を保持する変数、
609…m:空転滑走に用いる過去のデータ数、610
…i:インデックス変数、701…Xt:時刻tにおけ
る位置速度演算部で求めた列車位置を保持する変数、7
02…Xt−1:時刻t−1における位置速度演算部で
求めた列車位置を保持する変数、703…Vt:時刻t
における位置速度演算部で求めた列車速度を保持する変
数、704…Vt−1:時刻t−1における位置速度演
算部で求めた列車速度を保持する変数、705…Vr
t:時刻tにおける車軸回転計からの車輪軸速度を保持
する変数、706…Vrt−1:時刻t−1における車
軸回転計からの車輪軸速度を保持する変数、707…S
L:時刻tにおける空転滑走検出部の出力を保持する変
数、708…At:時刻tにおける加速度補正部からの
加速度出力を保持する変数、709…Xtr:絶対位置
検知手段からの絶対位置を保持する変数。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G01P 3/56 G01P 3/56 A 7/00 7/00 (72)発明者 永次 由英 茨城県ひたちなか市市毛1070番地 株式会 社日立製作所水戸工場内 Fターム(参考) 2F024 AA03 AB07 AE05 AF01 2F029 AA03 AC02 AC12 AD03

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】列車に、車輪の回転量を検出する車輪回転
    数検出装置と、該車輪回転数検出装置の出力を速度に変
    換し軸速度を出力する速度変換処理装置と、加速度を検
    出する加速度検出装置と、さらに絶対位置を計測して速
    度変換処理装置と加速度検出装置の補正するための絶対
    位置補正手段を設け、さらにデータの処理を行う情報処
    理装置とを設け、情報処理装置に、加速度補正部と、空
    転滑走検知部と、位置速度演算部とを設け、該加速度補
    正部においては、該加速度検出装置の出力誤差と勾配に
    よる重力の影響を取り除き列車の進行方向成分の加速度
    を求めることとし、該空転滑走検知部においては、該速
    度変換装置の軸速度と該加速度補正部との出力とから車
    輪の空転滑走を判断することとし、該位置速度演算部に
    おいては、別に設定した初期位置速度情報と該速度変換
    装置の軸出力と該加速度補正部の出力と該空転滑走検知
    部の出力および絶対位置補正手段を用いた速度変換処理
    装置と加速度検出装置の補正情報から、列車の位置や速
    度を求めることを特徴とした列車位置検知装置。
  2. 【請求項2】請求項1の列車位置検知装置において、情
    報処理装置内の位置速度演算部における初期位置情報と
    して、速度変換処理装置と加速度検出装置の補正を行う
    ための絶対位置計測装置において計測した位置情報を使
    うことを特徴とする列車位置検知装置。
  3. 【請求項3】請求項1または請求項2の列車位置検知装
    置において、該加速度補正部では、該情報処理装置で求
    めた列車速度の時間変化から求まる列車加速度の時間変
    化と該加速度検出装置で得られた加速度の時間変化とを
    比較して、該加速度検出装置の取り付け角度誤差や零点
    シフトを起こすバイアス誤差やドリフト誤差を補正し、
    さらに列車の走行位置の勾配に基づく重力の影響を補正
    して、列車の進行方向成分の加速度を求めることを特徴
    とした列車位置検知方法。
  4. 【請求項4】請求項1または請求項2の列車位置検知装
    置において、該空転滑走検出部においては、請求項3の
    列車位置検知方法における加速度補正部で求めた列車進
    行方向成分加速度の短時間時間変化と、該速度変換処理
    装置から求まる車輪軸速度の短時間時間変化を比較し
    て、車輪が空転もしくは滑走したことを検出することを
    特徴とした列車位置検知方法。
  5. 【請求項5】請求項1または請求項2の列車位置検知装
    置において、該位置速度演算部においては、該空転滑走
    検出部の空転滑走判断出力をもとにして、車輪が空転滑
    走していると判断されたときには、該加速度補正部で求
    めた加速度をもとにして空転滑走が発生した時刻からの
    列車位置や速度を求めることとし、空転滑走していない
    と判断されたときには、該速度処理変換装置もしくは該
    速度処理変換部の速度出力をもとにして列車位置や速度
    を求めることを特徴とした列車位置検知方法。
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