JPH1145192A - ガス機器等の修理方法 - Google Patents
ガス機器等の修理方法Info
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- JPH1145192A JPH1145192A JP10162853A JP16285398A JPH1145192A JP H1145192 A JPH1145192 A JP H1145192A JP 10162853 A JP10162853 A JP 10162853A JP 16285398 A JP16285398 A JP 16285398A JP H1145192 A JPH1145192 A JP H1145192A
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- gas
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 信頼性の高い修理が短時間で行えるガス機器
等の修理方法を提供する。 【構成】 修理作業者はハンドヘルドコンピュータ1に
接続されたテスタ3を操作する等してガス機器2の動作
データをハンドヘルドコンピュータ1へ収集し、ハンド
ヘルドコンピュータ1においては、この収集された動作
データと、ICカード4から読み込んだガス機器2の動
作等に関する各種データとに基づいて、故障診断並びに
修理に必要な作業指示が決定され表示部1aに表示され
るので、修理作業者は、この表示情報を基に確実な修理
作業を行うことができることとなり、従来に比してより
信頼性の高く且つ短時間の修理が可能となる。
等の修理方法を提供する。 【構成】 修理作業者はハンドヘルドコンピュータ1に
接続されたテスタ3を操作する等してガス機器2の動作
データをハンドヘルドコンピュータ1へ収集し、ハンド
ヘルドコンピュータ1においては、この収集された動作
データと、ICカード4から読み込んだガス機器2の動
作等に関する各種データとに基づいて、故障診断並びに
修理に必要な作業指示が決定され表示部1aに表示され
るので、修理作業者は、この表示情報を基に確実な修理
作業を行うことができることとなり、従来に比してより
信頼性の高く且つ短時間の修理が可能となる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガス機器等の修理
を円滑に行うための修理方法に係り、特に、携帯用コン
ピュータを用いたガス機器等の修理方法に関する。
を円滑に行うための修理方法に係り、特に、携帯用コン
ピュータを用いたガス機器等の修理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ガス機器等に故障が生じ、その修
理を行う場合、修理作業員が現場へ赴き、修理依頼者か
らの情報等に基づいて修理作業員の判断により修理を行
うことが多い。図3にはこのような従来の修理方法の概
念が示されており、以下、同図を参照しつつ従来の修理
方法についてさらに詳細に説明することとする。
理を行う場合、修理作業員が現場へ赴き、修理依頼者か
らの情報等に基づいて修理作業員の判断により修理を行
うことが多い。図3にはこのような従来の修理方法の概
念が示されており、以下、同図を参照しつつ従来の修理
方法についてさらに詳細に説明することとする。
【0003】すなわち、顧客からの依頼等により修理作
業員は、故障したガス機器2のある現場へ赴き、現地に
おける動作状況、故障の状態等について顧客から情報を
収集すると共に、修理作業員自身、目視により情報を得
るほか、持参したテスタ10を用いて必要と判断される
ガス機器2の動作データを収集する。
業員は、故障したガス機器2のある現場へ赴き、現地に
おける動作状況、故障の状態等について顧客から情報を
収集すると共に、修理作業員自身、目視により情報を得
るほか、持参したテスタ10を用いて必要と判断される
ガス機器2の動作データを収集する。
【0004】また、ガス機器2の種類によっては、故障
発生の際、故障状態を示すエラーコードを、ガス機器2
とは別個のリモートコントロール(図示せず)に、自動
的に送信するようになっているものがあり、その場合、
修理作業員は現地にあるリモートコントロール又は持参
したリモートコントロールにより、エラーコードを確認
する。
発生の際、故障状態を示すエラーコードを、ガス機器2
とは別個のリモートコントロール(図示せず)に、自動
的に送信するようになっているものがあり、その場合、
修理作業員は現地にあるリモートコントロール又は持参
したリモートコントロールにより、エラーコードを確認
する。
【0005】そして、修理作業員は、上述のようにして
得られた各種情報と、持参した技術資料とに基づいて故
障の原因並びに必要な処置を判断して、修理作業を行う
ようにしていた。
得られた各種情報と、持参した技術資料とに基づいて故
障の原因並びに必要な処置を判断して、修理作業を行う
ようにしていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ような修理方法では、修理結果の良否は、顧客からの情
報の質や修理作業員の技量の高低に依存することが多
く、修理ミスのおそれもあり、そのため信頼性の高い修
理が確保できないという問題がある。また、比較的修理
時間を要するので、修理費用も高価なものとなる傾向に
ある。
ような修理方法では、修理結果の良否は、顧客からの情
報の質や修理作業員の技量の高低に依存することが多
く、修理ミスのおそれもあり、そのため信頼性の高い修
理が確保できないという問題がある。また、比較的修理
時間を要するので、修理費用も高価なものとなる傾向に
ある。
【0007】さらに、機器がエラーコード等をリモート
コントロールへ送信する機能を備えたものであっても、
そのリモートコントロールはいわゆるオプション扱いの
ものもあるため、必ずしも修理依頼のあった機器と共に
備えられているとは限らず、このため、修理作業員は念
のために機器の種類に応じた数のリモートコントロール
を携帯して現場へ赴かなければならず、携帯機材が多く
なり機動性を低下させるという問題がある。
コントロールへ送信する機能を備えたものであっても、
そのリモートコントロールはいわゆるオプション扱いの
ものもあるため、必ずしも修理依頼のあった機器と共に
備えられているとは限らず、このため、修理作業員は念
のために機器の種類に応じた数のリモートコントロール
を携帯して現場へ赴かなければならず、携帯機材が多く
なり機動性を低下させるという問題がある。
【0008】本発明は、上記実情に鑑みてなされたもの
で、信頼性の高い修理が短時間に行えるガス機器等の修
理方法を提供するものである。本発明の他の目的は、最
新の修理情報を確実に蓄積し、さらには故障の傾向を知
ることが可能となるガス機器等の修理方法を提供するこ
とにある。
で、信頼性の高い修理が短時間に行えるガス機器等の修
理方法を提供するものである。本発明の他の目的は、最
新の修理情報を確実に蓄積し、さらには故障の傾向を知
ることが可能となるガス機器等の修理方法を提供するこ
とにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明に係
るガス機器等の修理方法は、外部の電気回路及び電気部
品の動作信号を入力する一方、当該外部の電気回路及び
電気部品に対して制御信号を出力することのできる入出
力機能を有すると共に、携帯用記憶素子の装着により所
望のデータの取り込みが可能な携帯用ハンドヘルドコン
ピュータに、修理を要するガス機器の動作に関するデー
タを入力することによって故障診断並びに作業指示を
得、修理に供するようにしたものである。そして、故障
診断用のセンサやソフトウェアを主にハンドヘルドコン
ピュータ側に搭載するようにした。
るガス機器等の修理方法は、外部の電気回路及び電気部
品の動作信号を入力する一方、当該外部の電気回路及び
電気部品に対して制御信号を出力することのできる入出
力機能を有すると共に、携帯用記憶素子の装着により所
望のデータの取り込みが可能な携帯用ハンドヘルドコン
ピュータに、修理を要するガス機器の動作に関するデー
タを入力することによって故障診断並びに作業指示を
得、修理に供するようにしたものである。そして、故障
診断用のセンサやソフトウェアを主にハンドヘルドコン
ピュータ側に搭載するようにした。
【0010】請求項2記載の発明に係るガス機器等の修
理方法は、故障を診断するために機器を動作させるアク
チュエータについて、ガス機器に搭載するのでなく、ハ
ンドヘルドコンピュータがその動作を修理作業員に指示
し、修理作業員がその指示に従ってガス機器を動作させ
るようにした。
理方法は、故障を診断するために機器を動作させるアク
チュエータについて、ガス機器に搭載するのでなく、ハ
ンドヘルドコンピュータがその動作を修理作業員に指示
し、修理作業員がその指示に従ってガス機器を動作させ
るようにした。
【0011】本発明においては、携帯用コンピュータを
用いて得たガス機器の故障データと、携帯用記憶素子に
記憶されたガス機器の種々のデータとに基づいて、修理
現場において的確な診断並びに作業指示が得られ、その
ため、修理作業者の技量に依存する割合が減少し、信頼
性の高い修理を行えることとなるものである。
用いて得たガス機器の故障データと、携帯用記憶素子に
記憶されたガス機器の種々のデータとに基づいて、修理
現場において的確な診断並びに作業指示が得られ、その
ため、修理作業者の技量に依存する割合が減少し、信頼
性の高い修理を行えることとなるものである。
【0012】本発明においては、修理支援装置に、ガス
機器に流入する電流を検知する電流センサを備えること
が好ましい。すなわち、電流センサにより検出された電
流がCPUに読み込まれ、ガス機器のシーケンス動作を
把握しながら、その電流値により如何なる故障モード、
動作状態かが判断されることとなる。故障モードが特定
されると、当該故障モードにおいて故障が予想される部
品等が特定され、これらの結果が表示されることとな
る。
機器に流入する電流を検知する電流センサを備えること
が好ましい。すなわち、電流センサにより検出された電
流がCPUに読み込まれ、ガス機器のシーケンス動作を
把握しながら、その電流値により如何なる故障モード、
動作状態かが判断されることとなる。故障モードが特定
されると、当該故障モードにおいて故障が予想される部
品等が特定され、これらの結果が表示されることとな
る。
【0013】電気回路及び電気部品を備えた装置は、シ
ーケンスに従って順次電気部品を動作させるため、その
シーケンス毎に流入電流値は異なる。また、電気回路及
び電気部品を備えた装置に流入する電流は、正常動作時
と故障時とでは異なり、さらに故障時においても、故障
の状態に応じて異なるものである。したがって、予め個
々の故障状態あるいは動作状態に応じた装置への流入電
流を把握していれば、装置への電流を計測した際に、そ
の電流を予め把握してある電流データと比較すること
で、故障判断が可能となるものである。
ーケンスに従って順次電気部品を動作させるため、その
シーケンス毎に流入電流値は異なる。また、電気回路及
び電気部品を備えた装置に流入する電流は、正常動作時
と故障時とでは異なり、さらに故障時においても、故障
の状態に応じて異なるものである。したがって、予め個
々の故障状態あるいは動作状態に応じた装置への流入電
流を把握していれば、装置への電流を計測した際に、そ
の電流を予め把握してある電流データと比較すること
で、故障判断が可能となるものである。
【0014】本発明に用いる修理支援装置を構成する携
帯用コンピュータは、テスタ部により、外部の電気回路
及び電気部品に対して試験信号を入力することができ、
または、外部の電気回路及び電気部品の動作電流(電
圧)信号をコンピュータへとりこむことができ、この試
験信号の入力及び試験信号に対する応答信号が入出力部
を介して行なわれ、この入力された応答信号並びに記憶
素子から読み出された各種データベースに基づいて、故
障の診断、作業指示を得ることができ、修理現場におい
て的確な作業を行えることとなるものである。
帯用コンピュータは、テスタ部により、外部の電気回路
及び電気部品に対して試験信号を入力することができ、
または、外部の電気回路及び電気部品の動作電流(電
圧)信号をコンピュータへとりこむことができ、この試
験信号の入力及び試験信号に対する応答信号が入出力部
を介して行なわれ、この入力された応答信号並びに記憶
素子から読み出された各種データベースに基づいて、故
障の診断、作業指示を得ることができ、修理現場におい
て的確な作業を行えることとなるものである。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るガス機器等の
修理方法の実施例について、図1及び図2を参照しつつ
説明する。ここで、図1は本実施例におけるガス機器等
の修理方法を実行するために使用される修理支援装置の
構成例を示す構成図、図2は本実施例における修理手順
を示すフローチャートである。尚、以下に説明する部
材、配置等は本発明を限定するものではなく、本発明の
趣旨の範囲内で種々改変することができるものである。
修理方法の実施例について、図1及び図2を参照しつつ
説明する。ここで、図1は本実施例におけるガス機器等
の修理方法を実行するために使用される修理支援装置の
構成例を示す構成図、図2は本実施例における修理手順
を示すフローチャートである。尚、以下に説明する部
材、配置等は本発明を限定するものではなく、本発明の
趣旨の範囲内で種々改変することができるものである。
【0016】本実施例におけるガス機器等の修理方法
は、携帯用コンピュータであるハンドヘルドコンピュー
タを用いてなる修理支援装置を利用して行うものであ
る。ハンドヘルドコンピュータ1は、例えば、キーボー
ド、表示部1a等を有して、ノート大の大ききに形成さ
れてなるもので、それ自体は既に公知・周知の構成を有
する一般的なものである。このハンドヘルドコンピュー
タ1には、修理対象となるガス機器2の所望の測定点か
ら信号を入力したり、また、逆に動作判断のためのテス
ト信号を出力できる入出力部1bが設けられており、こ
の入出力部1bを介してガス機器2との接続が可能とな
っている。
は、携帯用コンピュータであるハンドヘルドコンピュー
タを用いてなる修理支援装置を利用して行うものであ
る。ハンドヘルドコンピュータ1は、例えば、キーボー
ド、表示部1a等を有して、ノート大の大ききに形成さ
れてなるもので、それ自体は既に公知・周知の構成を有
する一般的なものである。このハンドヘルドコンピュー
タ1には、修理対象となるガス機器2の所望の測定点か
ら信号を入力したり、また、逆に動作判断のためのテス
ト信号を出力できる入出力部1bが設けられており、こ
の入出力部1bを介してガス機器2との接続が可能とな
っている。
【0017】また、ハンドヘルドコンピュータ1には、
ガス機器2を試験するためのテスト信号等の発生、動作
命令を発生するとともに動作信号を取り込むためのテス
タ3が接続されており、このテスタ3からの信号は、一
旦ハンドヘルドコンピュータ1に取り込まれ、ガス機器
2の動作状況に応じて、ハンドヘルドコンピュータ1の
入出力部1bから必要な信号が出力されるようになって
いる。
ガス機器2を試験するためのテスト信号等の発生、動作
命令を発生するとともに動作信号を取り込むためのテス
タ3が接続されており、このテスタ3からの信号は、一
旦ハンドヘルドコンピュータ1に取り込まれ、ガス機器
2の動作状況に応じて、ハンドヘルドコンピュータ1の
入出力部1bから必要な信号が出力されるようになって
いる。
【0018】さらに、ハンドヘルドコンピュータ1は、
ICカード4と称される修理に関する各種データが記憶
された携帯用の記憶素子(フロッピーディスク等であっ
てもよい)が、装着自在に取り付けられるようになって
いる。また、ガス機器2の電源プラグ2aが接続される
一方、それ自体が商用電源のコンセント(図示せず)に
挿入されるようになっていると共に、例えば、電流トラ
ンス等を用いてガス機器2に流入する電流を検出できる
ようになっている電流センサ5が、ハンドヘルドコンピ
ュータ1に接続されて、ガス機器2の使用電流の様子が
解析できるようになっている。
ICカード4と称される修理に関する各種データが記憶
された携帯用の記憶素子(フロッピーディスク等であっ
てもよい)が、装着自在に取り付けられるようになって
いる。また、ガス機器2の電源プラグ2aが接続される
一方、それ自体が商用電源のコンセント(図示せず)に
挿入されるようになっていると共に、例えば、電流トラ
ンス等を用いてガス機器2に流入する電流を検出できる
ようになっている電流センサ5が、ハンドヘルドコンピ
ュータ1に接続されて、ガス機器2の使用電流の様子が
解析できるようになっている。
【0019】かかる構成における修理手順について、図
2に示されたフローチャートを参照しつつ説明する。な
お、以下の一連の動作の中で修理員が操作しなければな
らないこと(例:スイッチを入れる、テスターを所定の
部品につける、蛇口を開ける)は、すべてコンピュータ
が指示を出す。先ず、顧客からの修理以来を受け、修理
作業者は現地へ赴き、ハンドヘルドコンピュータ1の入
出力部1bとガス機器2の電気回路及び電気部品基板の
所定の端子とを接続し、また電流センサ5を介してガス
機器2の電源プラグ2aを商用電源のコンセント(図示
せず)へ接続する。さらに、ICカード4をハンドヘル
ドコンピュータ1へ装着する(図2のステップ100,
102)。
2に示されたフローチャートを参照しつつ説明する。な
お、以下の一連の動作の中で修理員が操作しなければな
らないこと(例:スイッチを入れる、テスターを所定の
部品につける、蛇口を開ける)は、すべてコンピュータ
が指示を出す。先ず、顧客からの修理以来を受け、修理
作業者は現地へ赴き、ハンドヘルドコンピュータ1の入
出力部1bとガス機器2の電気回路及び電気部品基板の
所定の端子とを接続し、また電流センサ5を介してガス
機器2の電源プラグ2aを商用電源のコンセント(図示
せず)へ接続する。さらに、ICカード4をハンドヘル
ドコンピュータ1へ装着する(図2のステップ100,
102)。
【0020】次に、ハンドヘルドコンピュータ1を起動
させ、修理するガス機器2に予め設定されている識別
(ID)番号を図示しないキーボードから入力すること
により、ICカード4に記憶されている当該ガス機器2
に関するデータさらには修理するガス機器から故障履歴
を読み込む(図2のステップ104,106,10
8)。
させ、修理するガス機器2に予め設定されている識別
(ID)番号を図示しないキーボードから入力すること
により、ICカード4に記憶されている当該ガス機器2
に関するデータさらには修理するガス機器から故障履歴
を読み込む(図2のステップ104,106,10
8)。
【0021】そして、過去の故障履歴に基づいて、その
故障が生じる直前のガス機器2の動作を再現するため、
再現試験を行う(110)。この再現試験の結果を電流
センサやガス機器の基板を通してハンドヘルドコンピュ
ータ1へ入力することにより、ハンドヘルドコンピュー
タ1により故障原因の判断が行われ、故障原因が特定さ
れた場合(図2のステップ112において「YES」の
場合)には、ステップ128の処理へ進む。
故障が生じる直前のガス機器2の動作を再現するため、
再現試験を行う(110)。この再現試験の結果を電流
センサやガス機器の基板を通してハンドヘルドコンピュ
ータ1へ入力することにより、ハンドヘルドコンピュー
タ1により故障原因の判断が行われ、故障原因が特定さ
れた場合(図2のステップ112において「YES」の
場合)には、ステップ128の処理へ進む。
【0022】一方、ハンドヘルドコンピュータ1の診断
により故障原因が特定できない場合(図2のステップ1
12において「NO」の場合)には、ガス機器2内の電
気回路及び電気部品を備えた基板(電装基板)2bをハ
ンドヘルドコンピュータがチェックし、そのチェック結
果をハンドヘルドコンピュータ1へ入力して電装基板の
故障原因の特定を行うこととなる(図2のステップ11
4)。
により故障原因が特定できない場合(図2のステップ1
12において「NO」の場合)には、ガス機器2内の電
気回路及び電気部品を備えた基板(電装基板)2bをハ
ンドヘルドコンピュータがチェックし、そのチェック結
果をハンドヘルドコンピュータ1へ入力して電装基板の
故障原因の特定を行うこととなる(図2のステップ11
4)。
【0023】ハンドヘルドコンピュータ1の診断により
故障原因が特定できた場合(図2のステップ116にお
いて「YES」の場合)には、後述する図2のステップ
128の処理へ進む一方、故障原因が特定できない場合
(図2のステップ116において「NO」の場合)には
各電気部品を単体でチェック電気部品の故障をチェック
することとなる(図2のステップ118)。チェック結
果は、先と同様にしてハンドヘルドコンピュータ1へ入
力されることにより、ハンドヘルドコンピュータ1によ
る各電気部品単体で生じている故障原因の特定が行われ
る。
故障原因が特定できた場合(図2のステップ116にお
いて「YES」の場合)には、後述する図2のステップ
128の処理へ進む一方、故障原因が特定できない場合
(図2のステップ116において「NO」の場合)には
各電気部品を単体でチェック電気部品の故障をチェック
することとなる(図2のステップ118)。チェック結
果は、先と同様にしてハンドヘルドコンピュータ1へ入
力されることにより、ハンドヘルドコンピュータ1によ
る各電気部品単体で生じている故障原因の特定が行われ
る。
【0024】以下のステップでは、必要に応じてハンド
ヘルドコンピュータの指示により、テスタ3を修理員が
操作することとなる。そして、故障原因の特定された場
合(図2のステップ120において「YES」の場合)
には、後述する図2のステップ128の処理へ進む一
方、故障原因が特定されない場合(図2のステップ12
0において「NO」の場合)には、ガス機器2全体の動
作シーケンスをチェックし、その結果により、ハンドヘ
ルドコンピュータ1による、電気部品がシーケンス上で
相互に影響し合って生じる故障原因の特定が行われるこ
ととなる(図2においてステップ122)。
ヘルドコンピュータの指示により、テスタ3を修理員が
操作することとなる。そして、故障原因の特定された場
合(図2のステップ120において「YES」の場合)
には、後述する図2のステップ128の処理へ進む一
方、故障原因が特定されない場合(図2のステップ12
0において「NO」の場合)には、ガス機器2全体の動
作シーケンスをチェックし、その結果により、ハンドヘ
ルドコンピュータ1による、電気部品がシーケンス上で
相互に影響し合って生じる故障原因の特定が行われるこ
ととなる(図2においてステップ122)。
【0025】故障原因の特定ができた場合(図2のステ
ップ124において「YES」の場合)には、後述する
図2のステップ128の処理へ進む一方、故障原因が特
定できない場合(図2のステップ124において「N
O」の場合)には、ガス機器2内の配線等を詳細にチェ
ックする(図2のステップ126)。
ップ124において「YES」の場合)には、後述する
図2のステップ128の処理へ進む一方、故障原因が特
定できない場合(図2のステップ124において「N
O」の場合)には、ガス機器2内の配線等を詳細にチェ
ックする(図2のステップ126)。
【0026】そして、このチェック結果をハンドヘルド
コンピュータ1へ入力し、故障原因の特定を行う。ステ
ップ128では、ハンドヘルドコンピュータ1により得
られた故障原因並びに必要な作業指示に基づいて、修理
作業を行い(図2のステップ128)、続いて完了試験
を行うこととなる(図2のステップ130)。
コンピュータ1へ入力し、故障原因の特定を行う。ステ
ップ128では、ハンドヘルドコンピュータ1により得
られた故障原因並びに必要な作業指示に基づいて、修理
作業を行い(図2のステップ128)、続いて完了試験
を行うこととなる(図2のステップ130)。
【0027】完了試験は、電流センサや1b−2bの通
信により必要に応じてテスタ3を使用して試験結果を収
集して行い、試験結果を含めた修理に関わる一連の作業
内容は自動的にハンドヘルドコンピュータ1に保存され
ることとなる。また、修理作業員が自らガス機器2を特
に操作する等して行った場合には、その試験結果を図示
されないキーボードからハンドヘルドコンピュータ1へ
入力することで、試験結果の保存を行う(図2のステッ
プ132)。
信により必要に応じてテスタ3を使用して試験結果を収
集して行い、試験結果を含めた修理に関わる一連の作業
内容は自動的にハンドヘルドコンピュータ1に保存され
ることとなる。また、修理作業員が自らガス機器2を特
に操作する等して行った場合には、その試験結果を図示
されないキーボードからハンドヘルドコンピュータ1へ
入力することで、試験結果の保存を行う(図2のステッ
プ132)。
【0027】以上で修理現場での作業が終了することと
なる。この後、ホストコンピュータの設置されている場
所へ、ハンドヘルドコンピュータ1を携帯し、ホストコ
ンピュータと接続することで、修理現場で保存された修
理結果をホストコンピュータへ登録することとなる(図
2のステップ134)。
なる。この後、ホストコンピュータの設置されている場
所へ、ハンドヘルドコンピュータ1を携帯し、ホストコ
ンピュータと接続することで、修理現場で保存された修
理結果をホストコンピュータへ登録することとなる(図
2のステップ134)。
【0028】さらに、ホストコンピュータに記憶されて
いる各種機器の動作規格、修理履歴等に関するデータベ
ースの更新が行われると共に、ハンドヘルドコンピュー
タ1から得た故障情報に基づいて故障傾向が判断され、
その判断結果は今後の故障診断に供されると共に、将来
の開発の現場における故障率の低い機器の開発に供され
るべく保存されるようになっている(図2のステップ1
36,138)。以上の説明及び図1から明らかなよう
に、故障診断用のセンサやソフトウェアは主にハンドヘ
ルドコンピュータ側に搭載するようにしてある。また、
故障を診断するために機器を動作させるアクチュエータ
について、ガス機器に搭載するのでなく、ハンドヘルド
コンピュータがその動作を修理作業員に指示し、修理作
業員がその指示に従ってガス機器を動作させるようにし
てある。
いる各種機器の動作規格、修理履歴等に関するデータベ
ースの更新が行われると共に、ハンドヘルドコンピュー
タ1から得た故障情報に基づいて故障傾向が判断され、
その判断結果は今後の故障診断に供されると共に、将来
の開発の現場における故障率の低い機器の開発に供され
るべく保存されるようになっている(図2のステップ1
36,138)。以上の説明及び図1から明らかなよう
に、故障診断用のセンサやソフトウェアは主にハンドヘ
ルドコンピュータ側に搭載するようにしてある。また、
故障を診断するために機器を動作させるアクチュエータ
について、ガス機器に搭載するのでなく、ハンドヘルド
コンピュータがその動作を修理作業員に指示し、修理作
業員がその指示に従ってガス機器を動作させるようにし
てある。
【0029】
【発明の効果】以上、説明したように、請求項1及び2
記載の発明によれば、コンピュータを用いて故障診断が
行われ、また、作業指示が得られるので、従来と異なり
修理作業者の技量に依存することが殆どなくなり、その
ため、信頼性の高い修理ができ、さらには修理に要する
作業時間が短縮されることとなる。
記載の発明によれば、コンピュータを用いて故障診断が
行われ、また、作業指示が得られるので、従来と異なり
修理作業者の技量に依存することが殆どなくなり、その
ため、信頼性の高い修理ができ、さらには修理に要する
作業時間が短縮されることとなる。
【図1】本発明に係るガス機器等の修理方法を実行する
ための修理支援装置の構成例を示す構成図である。
ための修理支援装置の構成例を示す構成図である。
【図2】本発明に係るガス機器等の修理方法における作
業手順を表したフローチャートである。
業手順を表したフローチャートである。
【図3】従来の修理方法の一例を説明するための概念図
である。
である。
1…ハンドヘルドコンピュータ 2…ガス機
器 3…テスタ 4…ICカ
ード 5…電流センサー
器 3…テスタ 4…ICカ
ード 5…電流センサー
Claims (2)
- 【請求項1】 外部の電気回路及び電気部品の動作信号
を入力する一方、当該外部の電気回路及び電気部品へ対
して制御信号を出力することのできる入出力機能を有す
ると共に、携帯用記憶素子の装着により所望のデータの
取り込みが可能な携帯用ハンドヘルドコンピュータに、
修理を要するガス機器の動作に関するデータを入力する
ことによって故障診断並びに作業指示を得、修理に供す
るようにしたガス機器等の修理方法において;故障診断
用のセンサやソフトウェアを主にハンドヘルドコンピュ
ータ側に搭載するようにしたことを特徴とするガス機器
等の修理方法。 - 【請求項2】 外部の電気回路及び電気部品の動作信号
を入力する一方、当該外部の電気回路及び電気部品へ対
して制御信号を出力することのできる入出力機能を有す
ると共に、携帯用記憶素子の装着により所望のデータの
取り込みが可能な携帯用ハンドヘルドコンピュータに、
修理を要するガス機器の動作に関するデータを入力する
ことによって故障診断並びに作業指示を得、修理に供す
るようにしたガス機器等の修理方法において;故障を診
断するために機器を動作させるアクチュエータについ
て、ガス機器に搭載するのでなく、ハンドヘルドコンピ
ュータがその動作を修理作業員に指示し、修理作業員が
その指示に従ってガス機器を動作させるようにしたこと
を特徴とするガス機器等の修理方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10162853A JP3084013B2 (ja) | 1998-05-28 | 1998-05-28 | ガス機器の故障診断方法及びそれを用いた修理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10162853A JP3084013B2 (ja) | 1998-05-28 | 1998-05-28 | ガス機器の故障診断方法及びそれを用いた修理方法 |
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6337732A Division JPH08178278A (ja) | 1994-12-28 | 1994-12-28 | ガス機器等の修理方法及び修理支援装置 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1145192A true JPH1145192A (ja) | 1999-02-16 |
JP3084013B2 JP3084013B2 (ja) | 2000-09-04 |
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ID=15762497
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10162853A Expired - Fee Related JP3084013B2 (ja) | 1998-05-28 | 1998-05-28 | ガス機器の故障診断方法及びそれを用いた修理方法 |
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JP (1) | JP3084013B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102999394A (zh) * | 2012-12-06 | 2013-03-27 | 大连奥林匹克电子城文豪电子经销处 | 一种计算机软件故障诊断及修复系统 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3565440B1 (ja) | 2004-01-22 | 2004-09-15 | 株式会社 イーサム | 車両用サイドバイザーカバー |
-
1998
- 1998-05-28 JP JP10162853A patent/JP3084013B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN102999394A (zh) * | 2012-12-06 | 2013-03-27 | 大连奥林匹克电子城文豪电子经销处 | 一种计算机软件故障诊断及修复系统 |
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