JPH1144916A - マルチビジョン装置 - Google Patents

マルチビジョン装置

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JPH1144916A
JPH1144916A JP9199492A JP19949297A JPH1144916A JP H1144916 A JPH1144916 A JP H1144916A JP 9199492 A JP9199492 A JP 9199492A JP 19949297 A JP19949297 A JP 19949297A JP H1144916 A JPH1144916 A JP H1144916A
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JP
Japan
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screen
wire
light
projector
vision
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Withdrawn
Application number
JP9199492A
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Inventor
Shigeru Takeuchi
茂 竹内
Toshitaka Tachibana
俊孝 橘
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 部品点数が少なく、組立て作業性のよい、低
コストのスクリーンを備えたマルチビジョン装置を提供
する。 【解決手段】 樹脂を押出し中空成形した遮光板(4
0)には、断面コ字形状のワイヤクリップ(61b,6
1e)を取付けるためのガイドとなる部分(42)がス
クリーン(4b、4e)に平行して形成されている。ワ
イヤクリップ(61b,61e)は、遮光板(40)の
水平部分と角度θ2 をなすガイド部(42)上にスライ
ド自在に配置され、そこにはスクリーン(4b、4e)
を縫い合わせて結合するためのワイヤ(26)がねじ
(62)によって係止される。遮光板(40)とスクリ
ーン(4)とは同一線膨張係数をもった材料、例えばア
クリル板で構成されている。スクリーン(4b、4e)
の縫い合わせ部と当接する遮光板(40)のスクリーン
側の先端には三角形状の当接部(45)が形成され、ス
クリーン(4b、4e)の外縁もこれに対応する面取り
が形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、複数台のプロジ
ェクタを組み合わせて形成される投射画像の大きさに相
当する目地のない大型のスクリーンに、複数台のプロジ
ェクタから画像を投射するようにしたマルチビジョン装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】背面投射型プロジェクションテレビユニ
ット(以下、プロジェクタという。)は、スクリーンの
背後に赤、青、緑の各原色の単色投射管を3本並べて配
置し、各投射管の蛍光面上に形成された画像をスクリー
ンに重ねて拡大投射するものであり、比較的容易に大型
のカラー画面が得られる。また、このようなプロジェク
タを複数設置して、各プロジェクタの投射面の大きさに
相当する面積のスクリーンに各プロジェクタからの画像
を投射するようにしたマルチビジョン装置では、より大
型の合成された画像を構成できる。
【0003】図12は、従来のマルチビジョン装置を示
す外観正面図である。4a〜4fは、横3列、縦2段に
縫い合わされて配列されたスクリーン、11はスクリー
ン4a〜4fの外郭部分の意匠カバー、12a〜12e
はスクリーンの接合部であって、これら接合部12a〜
12eは、スクリーン4a〜4fの背後に位置するそれ
ぞれのスクリーンに対応するプロジェクタ以外からのオ
ーバースキャン光を遮光するための遮光板の端面と結合
されている。
【0004】図13は、従来のマルチビジョン装置のス
クリーン接合部を示す部分断面図であって、例えば図1
2におけるA−A断面に相当し、スクリーンの接合部の
構造を表している。また、図14は、図13に対応する
遮光板12の構成を示す斜視図である。
【0005】図13において、遮光板12は例えば上下
のプロジェクタユニット3b,3eからの投射光の重な
り合いを防ぐために設けられているもので、遮光板12
の先端(図の左端)で上下2枚のスクリーン4b,4e
を互いに縫い合わせて接合するワイヤ26を備えてい
る。ここで、2はプロジェクタ3b,3e等をスクリー
ン4b,4eの背面の所定の位置にそれぞれ固定保持す
るユニット枠体、17は遮光板12をユニット枠体2側
で保持するための骨組みフレーム、18は遮光板12の
上下面にそれぞれ取り付けられたL型プレート、19は
ナット、20,21は遮光板12にL型プレート18を
取り付けるためリベットである。
【0006】図14に示すように、L型プレート18に
は長穴18a,18bが形成され、リベット20,21
によって遮光板12の上下面の所定位置にそれぞれ位置
決めしてL型プレート18を固定できる。22はナット
19と螺合し、前後端に孔23(23a,23b)及び
孔24を有する雄ねじである。これらの雄ねじ22は、
それぞれL型プレート18の起立片に形成された開口1
8cに貫通され、ナット19で保持されるとともに、そ
の先端の孔23a,23bに挿通されたワイヤ26によ
って、スクリーン4b,4e側にそれぞれ引張られてい
て、ナット19を所定方向に回転させて、雄ねじ22を
図の矢印M、又はN方向に変位させるものであり、これ
によりワイヤ26の張力が調整可能に構成されている。
また、27a,27bはワイヤ26のカシメ部材、28
は遮光板12を骨組みフレーム17に固定する取付けね
じである。
【0007】図14に示すように、スクリーン4b,4
eを互いに縫い合わせるためのワイヤ26は、まず雄ね
じ22の孔23aを通過した一方の端部が、カシメ部材
27aにて雄ねじ22に固定され、他方の端部がカシメ
部材27a→(矢印201,202)→遮光板12の孔
29→(矢印203)→スクリーン4eの孔30→(矢
印204)→スクリーン4bの孔31→(矢印205)
→遮光板12の孔29→(矢印206)→雄ねじ23の
孔23b→(矢印207,208)の順序で通過し、最
後に他方のカシメ部材27bを矢印R方向に折り曲げて
カシメ固定されている。したがって、各スクリーン4
b,4eは、いずれか一方の雄ねじ22をナット19に
より矢印N方向に移動すれば、遮光板12はスクリーン
4b,4eを矢印M方向から押し付けるようになり、ま
たワイヤ26は矢印N方向に引っ張られるかたちとなっ
て、遮光板12と2枚のスクリーン4b,4eとの釣り
合いが保たれた状態で、スクリーン4b,4e間の接合
部12bの所定の位置がしっかりと縫い合わされる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このようなスクリーン
を備えたマルチビジョン装置では、遮光板12にリベッ
ト止めされるL型プレート18は遮光板12の両面複数
箇所に取り付けられており、スクリーンを構成するため
の部品点数が多く必要とされ、それがマルチビジョン装
置全体のコストアップにつながっていた。
【0009】また、ワイヤ26でスクリーン4a〜4f
を縫い付けた後に、さらにカシメ部材27a,27bの
一方をカシメなければならず、スクリーンの縫い合わせ
の作業性が悪い。しかも、カシメ部材27a,27bで
カシメられたワイヤ26は、スクリーン交換の際には切
断しなければならず、その再利用ができない。そのう
え、遮光板12のスクリーン4a〜4fとの接触面がフ
ラットであるため、遮光板12をスクリーン4b、4e
の中間位置に確実に位置合わせすることが困難であっ
た。
【0010】さらに、ワイヤ26の張力調整を行う場合
には、ワイヤ26にテンションを加えるように雄ねじ2
2を手で引張りながらナット19を回して、雄ねじ22
を矢印M、又はN方向に移動させなくてはならなかった
ので、雄ねじ22の位置決めを行う作業も非常にやりに
くい等の問題があった。
【0011】この発明は、上述のような課題を解決する
ためになされたもので、部品点数が少なく、組立て作業
性のよい、低コストのスクリーンを備えたマルチビジョ
ン装置を提供することを目的とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に係
るマルチビジョン装置は、複数の背面投射型プロジェク
ションテレビユニット(以下、プロジェクタという。)
がそれぞれ所定の位置に設置され、各プロジェクタの投
射面の大きさに相当する面積のスクリーンに前記各プロ
ジェクタからの画像を投射するようにしたマルチビジョ
ン装置において、各プロジェクタの投射面位置にスクリ
ーンを固定するとともに、各スクリーンに対応するプロ
ジェクタ以外からのオーバースキャン光を遮光する遮光
手段を押し出し成形による一体成形により構成したもの
である。
【0013】この発明の請求項2に係るマルチビジョン
装置は、複数のプロジェクタがそれぞれ所定の位置に設
置され、各プロジェクタの投射面の大きさに相当する面
積のスクリーンに各プロジェクタからの画像を投射する
ようにしたマルチビジョン装置において、スクリーンを
縫い合わせるワイヤと、ワイヤと接続され、その張力を
調整するための回転機構と、各プロジェクタの投射面位
置にスクリーンを固定するとともに、各スクリーンに対
応するプロジェクタ以外からのオーバースキャン光を遮
光する遮光手段と、遮光手段と一体構成され、遮光手段
に対してワイヤが所定角度をなすように回転機構を保持
する保持手段とを具備したものである。
【0014】この発明の請求項3に係るマルチビジョン
装置は、回転機構は、ワイヤと接続されたワイヤクリッ
プ、及びこのワイヤクリップと螺合して張力を調整する
ためのねじを備え、保持手段は、遮光手段に対して所定
角度をなす傾斜面、及び傾斜面上でワイヤクリップを保
持するようにねじが挿通される孔を備えているものであ
る。
【0015】この発明の請求項4に係るマルチビジョン
装置は、ワイヤクリップは、ねじ孔を備えたクリップ本
体と、ねじ孔に螺合してワイヤを保持するねじと、ねじ
によって保持されたワイヤの繰り出し位置を決める切れ
込み部とを備えたものである。
【0016】この発明の請求項5に係るマルチビジョン
装置は、遮光手段と一体に形成された保持手段に、ワイ
ヤの張力を一定に保持する弾性部を形成したものであ
る。
【0017】この発明の請求項6に係るマルチビジョン
装置は、ワイヤクリップが、張力を調整するためのねじ
が螺合するねじ孔と、ワイヤを8の字状に巻き付けるた
めの切り欠きとを有する起立片を備えたL型プレートか
らなるものである。
【0018】この発明の請求項7に係るマルチビジョン
装置では、ワイヤクリップは、ワイヤを掛止するための
一対の切り欠きを備え、外径と内径が等しい円錐形状を
なす一対のパイプによりワイヤの端部を円環に形成する
ようにかしめ処理してワイヤクリップと接続したもので
ある。
【0019】この発明の請求項8に係るマルチビジョン
装置は、複数のプロジェクタがそれぞれ所定の位置に設
置され、各プロジェクタの投射面の大きさに相当する面
積のスクリーンに各プロジェクタからの画像を投射する
ようにしたマルチビジョン装置において、スクリーンを
縫い合わせるワイヤと、各プロジェクタの投射面位置に
スクリーンを固定するとともに、各スクリーンに対応す
るプロジェクタ以外からのオーバースキャン光を遮光す
る遮光手段と、ワイヤが巻き付けられ、その回転角に応
じてワイヤ張力を調整するように遮光手段の所定位置に
立設された回転軸と、回転軸の回転方向を規制する回転
方向規制手段とを具備したものである。
【0020】この発明の請求項9に係るマルチビジョン
装置では、回転方向規制手段は、回転軸と一体に回転す
る歯車と、歯車の歯に押圧されて係合し、その回転方向
を規制する板ばねとを備えているものである。
【0021】この発明の請求項10に係るマルチビジョ
ン装置は、遮光手段が、スクリーンとの結合部付近でプ
ロジェクタからのオーバースキャン光を乱反射させる凹
凸面を有しているものである。
【0022】この発明の請求項11に係るマルチビジョ
ン装置は、遮光手段が、スクリーンと同等、又は近似す
る線膨張係数の材質で構成されているものである。
【0023】この発明の請求項12に係るマルチビジョ
ン装置は、遮光手段の先端が断面U字構造に形成され、
U字の開口部の先端外側にはプロジェクタとの結合手段
としてツメ部が設けられており、遮光手段がプロジェク
タ側に形成された嵌合溝に係止されるものである。
【0024】この発明の請求項13に係るマルチビジョ
ン装置では、遮光手段は、スクリーンの縫い合わせ位置
と接合する端部断面が三角形状をなし、スクリーンの突
き合わせ部分には、面取りが施されているものである。
【0025】この発明の請求項14に係るマルチビジョ
ン装置では、遮光手段は、スクリーンの縫い合わせ位置
と接合する端部断面に三角形状の当接部材を介在させて
スクリーン背面と当接しているものである。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、添付した図面を参照して、
この発明の実施の形態を説明する。
【0027】実施の形態1.図1は、マルチビジョン装
置の全体構成を示す外観斜視図である。1はスクリーン
枠体、2は赤、青、緑の各原色の3本の単色投射管を有
するプロジェクタ3a〜3fを配設するためのユニット
枠体、4は6枚のスクリーン4a〜4fから構成された
マルチビジョン用スクリーンであって、ここではその一
部を破断して示している。また、5a〜5dは、スクリ
ーン枠体1とユニット枠体2とを位置決め固定するため
の連結フレーム、40は6枚のスクリーン4a〜4fの
接合部分に対応するように縦横方向に設けられる遮光
板、50はユニット枠体2を構成する骨組みフレーム、
56はスクリーン4の背面で連結フレーム5a〜5dに
設けられ、各スクリーン4a〜4fの大きさに相当して
スクリーン4を仕切るように配設された遮光板取付フレ
ームである。この遮光板取付フレーム56は、スクリー
ン4からプロジェクタ3a〜3f側に約20cm後退した
位置に固定され、後述するように、遮光板40がこれら
遮光板取付フレーム56とスクリーン4との間に設けら
れる。なお、遮光板40は、スクリーン4との結合部付
近でプロジェクタからのオーバースキャン光を遮光する
ように機能すればよく、プロジェクタ3a〜3fからス
クリーン4の間の全域に設ける必要はない。
【0028】図2は、この実施の形態1でのスクリーン
構造を示す断面図であり、図1のB−B断面に相当す
る。また、図3は、図2に示すワイヤクリップ61の部
分拡大図である。
【0029】図において、遮光板40は中空部分を有す
る形状に、樹脂を押出して成形したものである。この遮
光板40には、その前後方向(図2の左右方向)の中間
部の上下面からそれぞれスクリーン4b,4e側に傾い
たコの字状に突出する第1、第2の中空部分42a,4
2bが形成されている。また、これらの中空部分42
a,42bからスクリーン4b,4eの方向に連続する
第3の中空部分42cが、遮光板40とは別体に構成さ
れた断面コ字形状のワイヤクリップ61b,61eをそ
れぞれ位置決めして固定するためのガイド部として形成
されている。ワイヤクリップ61b,61eは、遮光板
40の水平部分と角度θ2 をなす中空部分42cの上下
の傾斜面上にスライド自在に配置され、そこにスクリー
ン4b及び4eを縫い合わせて結合するためのワイヤ2
6の両端部がねじ62によって係止されるもので、複数
個のワイヤクリップが、遮光板40の左右方向に例えば
20cm間隔で設けられる。
【0030】この実施の形態の場合、ワイヤクリップ6
1b,61eは中空部分42cの上下の傾斜面に載せら
れているだけである。ワイヤクリップ61b,61eは
ねじ41b,41eによって傾斜面上で図2の左右方向
に自由に位置を変えることができ、またねじ41b,4
1e、さらにワイヤ26の張力によって生じる傾斜面と
の摩擦力によって、所定の位置に固定される。なお、図
3に拡大して示すように、ワイヤクリップ61(61
b,61e)にはワイヤ26の繰り出し位置を決める切
れ込み部61aが形成されている。
【0031】また、遮光板40の中空部分42a,42
bにはそれぞれ穴47を有しており、各穴47にはねじ
41b、41eが挿通されている。そして、これらの中
空部分42a,42bの穴47が開けられた面は、第3
の中空部分42cの上下の傾斜面とは直角に形成されて
いて、これらのねじ41b、41eが、遮光板40の第
3の中空部分42cの上下の傾斜面と平行に保持される
ことになる。また、ねじ41b、41eの先端のねじ部
がワイヤクリップ61b、61eに螺合して、これらの
ワイヤクリップ61を第3の中空部分42cの傾斜面上
で位置決め固定し、かつ位置調整できる。即ち、これら
ねじ41b、41eをワイヤクリップ61にねじ込む方
向に回転すれば、ワイヤクリップ61がスクリーン4
b,4eから離れる方向に移動し、反対方向に回転すれ
ば、近づく方向に移動する。また、この遮光板40は、
プロジェクタ側の先端が断面U字構造に形成され、U字
開口部の先端外側にはツメ部43が設けられている。
【0032】遮光板40の押出し成形は、図2に示すよ
うな断面形状だけに対応する金型が作成され、そこに溶
融した樹脂を流し込んで行われる。従来の1枚板からな
る遮光板(図13、14)と比較すると、この遮光板4
0では中間部に中空部分42a〜42cを設けられてい
ることによって、その剛性が高くなる。また、遮光板4
0の中空部分42a,42bをスクリーン4b,4e側
にそれぞれ傾けて形成して、ねじ41b、41eを回転
させる等の調整作業を容易に行えるようにしたので、遮
光板取付フレーム56とスクリーン4b,4eとの間に
狭いスペースしか残されていない構造であっても不都合
は生じない。
【0033】スクリーン4b、4eの縫い合わせ部と当
接する遮光板40のスクリーン側の先端には、遮光板4
0のセンタ出しが簡単に行えるように、三角形状の当接
部45が形成されており、スクリーン4b、4eの外縁
もこれに対応する面取りが形成されている。これによ
り、遮光板40をスクリーン4の結合部中央に容易に固
定できるものである。
【0034】以下、上述の構成のスクリーン4をマルチ
ビジョン装置に組み込む手順を説明する。
【0035】まず、スクリーン4と遮光板40とを複数
箇所でワイヤ26により縫い合わせる。つぎに、一体に
結合されたスクリーン4と遮光板40は、遮光板40の
ツメ部43を遮光板取付フレーム56に形成されている
嵌合溝52と嵌合させることによって、ユニット枠体2
の連結フレーム5a〜5dに一体に係止され、マルチビ
ジョン装置として組立られる。ここで、遮光板取付フレ
ーム56に設けられた嵌合溝52と遮光板40のツメ部
43との間には、各部材の寸法のばらつきや熱による膨
張等に確実に追従できるよう、若干の隙間51をもたせ
てある。そのため、スクリーン4の熱膨張による変形を
吸収でき、各プロジェクタ3a〜3fから投射される画
像位置のずれを防止できる。
【0036】つぎに、スクリーン4b、遮光板40、及
びスクリーン4eを結合しているワイヤ26の両先端
を、それぞれワイヤクリップ61b、61eにねじ62
b、62eにより固定する。そして、ねじ41b、41
eを回転することによって、適宜にワイヤ26の張力の
強さを調整できる。ここでは、遮光板40はワイヤ26
の水平面となす角度θ1 が、ワイヤクリップ61の第3
の中空部分42の傾斜面が遮光板40となす角度θ2
ほぼ等しい角度に成形されている。角度θ1 を角度θ2
より小さく構成した場合には、ねじ41b、41eの回
転によるワイヤ26の張力にロスが発生するが、このよ
うに両者を等しく設定することで、ワイヤ26の張力に
ロスが発生しない利点がある。ところで、角度θ1 が角
度θ2 より小さい場合には、θ1 =θ2 の場合に比べて
ワイヤ26の張力は小さくなる。
【0037】特に、スクリーン4の熱による膨張に対し
て、遮光板40がスクリーン4と同じ動きをすれば、ス
クリーン4との隙間が発生しないだけでなく、スクリー
ン4との結合部における遮光板40の位置ズレをも防止
できる。そのため、遮光板40とスクリーン4とは同一
線膨張係数をもった材料、例えばアクリル板で構成され
ている。
【0038】また、遮光板40のスクリーン4近傍に
は、不要光を乱反射させるための細かな凹凸状のスジ4
4が加工されているため、そこにオーバースキャン光が
当っても、遮光板40からの反射光がスクリーン4に映
り込まない。
【0039】実施の形態2.図4は、実施の形態2での
スクリーン構造を示す部分断面図であり、ここでは特
に、ワイヤクリップ61の取り付けガイド部を拡大して
示している。
【0040】この実施の形態2では、押し出し成形され
る遮光板40のガイド部42の一部に弾性箇所53が形
成されている。この遮光板40のスクリーン側先端の構
造や、プロジェクタ側の先端の断面U字構造等は、実施
の形態1のものと同様である。
【0041】既に実施の形態1のワイヤクリップ61に
ついて説明した通り、この遮光板40のガイド部42に
はねじ41を挿通するための穴47が形成され、このね
じ41でワイヤクリップ61が固定されるとともに、遮
光板40の所定の位置に位置決めされ、ワイヤ26の張
力調整が行われる。しかし、一端スクリーンを取り付け
たマルチビジョン装置では、その後のスクリーン4の熱
膨張等によって、ワイヤ26の張力が変動するおそれが
あった。そこで、このガイド部42にねじ41と平行し
て伸縮するように弾性箇所53を形成しておくことによ
って、ワイヤクリップ61が固定された後でも、自動的
に、ワイヤ26の張力が一定になるように構成してい
る。また、スクリーン4を縫い合わせて結合し、ワイヤ
26をワイヤクリップ61にねじ62で固定した後に張
力調整を行う際にも、この弾性筒所53の変形状態を目
視しながらねじ41を回すことで、遮光板40のガイド
部42に張架される複数のワイヤ26の強度を均一にで
きる利点がある。
【0042】実施の形態3.図5は、実施の形態3での
遮光板の一部を拡大して示す斜視図、図6は、ワイヤを
取り付けるためのワイヤクリップを示す斜視図である。
【0043】図6に示すワイヤクリッブ60には、それ
ぞれ起立片60dの左右側端面及び上側端面に、切り欠
き60a、60b、60cが互いに直交するように形成
されている。スクリーン4b,4eを縫い合わせるワイ
ヤ26は、従来のものと同様に、遮光板40の孔29→
スクリーン4eの孔30→スクリーン4bの孔31→遮
光板40の孔29の順序で通過させているが、ワイヤ2
6の先端をワイヤクリッブ60に固定する場合には、例
えば切り欠き60a→60c→60b→60c→60a
…の順番に、起立片60dの周囲に8の字を描くように
数回巻き付けるようにしている。
【0044】その後に、ねじ41を所要量だけ回転させ
てワイヤ26の張力調整が行われるが、ワイヤ26の先
端を固定するためにカシメ部材27a、27bを使用し
た従来例や、ねじ62を使用した実施の形態1のものと
比較して、ワイヤクリップ60へのワイヤ26の固定、
及びスクリーンの取り外しが容易となる。なお、遮光板
40のスクリーン側先端の構造や、プロジェクタ側の先
端の断面U字構造等は、実施の形態1のものと同様であ
る。
【0045】実施の形態4.図7は、実施の形態4での
スクリーン構造を示す斜視図、図8は、遮光板とスクリ
ーンとの接合部を示す断面図である。
【0046】図7において、55は二等辺三角形をした
当接部材であり、一つのコーナーには遮光板40の先端
部の厚みに相当する幅で切り欠き部55aが形成されて
いる。また、遮光板40には、ワイヤ挿通用の孔29の
位置に対応して、当接部材55の厚みに相当する幅で切
り欠き部40aが形成されている。そして、これら切り
欠き部55a,40aが互いに嵌合して、図8に示すよ
うに遮光板40のスクリーンとの当接部に取付けられて
いる。
【0047】当接部材55の大きさは、その当接部(二
等辺三角形の底辺)がスクリーン4b,4eの孔30、
31の近傍まで到達する長さに設定され、またその高さ
は遮光板40の先端面からワイヤ挿通用の孔29の直前
まで到達する大きさに設定されている。したがって、ワ
イヤクリップ60によってワイヤ26を引張っていく
と、自ずから遮光板40の先端部分がスクリーン4b、
4eの接合部のセンタ位置に導かれる。しかも、当接部
材55はワイヤ26の背後に配置されるものであるた
め、スクリーン前面からは目立ちにくい利点もある。な
お、当接部材55は正三角形であってもよい。
【0048】実施の形態5.図9は、実施の形態5での
ワイヤクリップ63を示す斜視図である。
【0049】図において、ワイヤクリップ63はワイヤ
26を掛止するための左右の切り欠き63a、63bを
備え、更に、ワイヤ26の端部を固定するために、1組
の相似形状の円錐状のパイプ64、65を備えている。
これらのパイプ64、65は、パイプ64の外径とパイ
プ65の内径とが一致する大きさを有しており、図示し
ないスクリーンと遮光板とを縫い合わせた後に、ワイヤ
26の先端を一方のパイプ65の穴65aから穴65b
に通し、さらにパイプ64の穴64aから64bに通し
た後、ループを形成してから再びパイプ64の穴64b
から64aに挿通させている。
【0050】その後、パイプ64の外周にパイプ65の
内周を嵌合させることでワイヤ26が固定される。さら
に、上記のループをワイヤクリップ63の切り欠き63
a、63bに掛け止めし、ねじ41を回転することによ
って、適宜にワイヤ26の張力の強さを調整する。
【0051】以上のような構造においては、実施の形態
3のものと同様にワイヤ26をカシメないで固定してい
るから、スクリーンの取り外しが容易になる。
【0052】実施の形態6.図10は、実施の形態6で
の遮光板を示す斜視図、図11は、ワイヤ取り付け状態
を説明するための平面図である。
【0053】図10(A)に示す遮光板40は、上述し
た実施の形態1〜5とは異なり、ワイヤクリップを取付
けるためのガイド部を有しておらず、これに代えて、遮
光板40の平坦部40fの所定位置に歯車66と一体に
回転するシャフト69が立設され、さらに、スクリーン
4b,4eと平行する上下の壁面40b,40eには、
歯車66の回転方向規制用の板ばね67がねじ68によ
って固着されている。
【0054】ここで、シャフト69の先端部分にノブ7
0が形成され、また、図10(B)に拡大して示すよう
に、シャフト69の中間位置には、シャフト69の軸心
を貫通するように穴69aが形成され、そのシャフト部
分には凹部69bが加工されている。そして、スクリー
ン4b,4eを結合するためのワイヤ26は、この凹部
69bに巻き付けられるようになっている。
【0055】すなわち、ワイヤ26の先端をシャフト6
9の穴69aに挿通して、ノブ70でシャフト69を回
転させることで、ワイヤ26をシャフト69の凹部69
bに巻き付けることができる。シャフト69と一体の歯
車66は、その回転方向が板バネ67によって一方向に
規制されていて、ノブ70と板ばね67を操作するだけ
で、歯車66が板ばね67に引かかり、シャフト69が
回転しないように位置を固定させることができるので、
ワイヤ26を所定の張力に保持することができる。しか
も、従来の様なワイヤのカシメ手段も不要となり、簡単
にワイヤ26を操作できる。
【0056】
【発明の効果】この発明は、以上に説明したように構成
されているので、以下に示すような効果を奏する。
【0057】請求項1の発明によれば、各プロジェクタ
の投射面位置にスクリーンを固定するとともに、各スク
リーンに対応するプロジェクタ以外からのオーバースキ
ャン光を遮光する遮光手段を押し出し成形による一体成
形によるものとしたので、その部品点数が少なくなるか
ら、遮光手段の形状が中空部分などを有する特殊なもの
であっても、低コストで、しかも製造が容易なマルチビ
ジョン装置を提供できる。
【0058】請求項2の発明によれば、遮光手段と一体
構成され、遮光手段に対してワイヤが所定角度をなすよ
うに回転機構を保持する保持手段を備えているので、ス
クリーン相互を結合する縫い合わせのワイヤを効率よく
張ることができる。
【0059】請求項3の発明によれば、カシメ部材が不
要なため、作業性が向上し、また、再利用が可能であ
る。
【0060】請求項4の発明によれば、ワイヤクリップ
が、ねじ孔を備えたクリップ本体と、ねじ孔に螺合して
ワイヤを保持するねじと、ねじによって保持されたワイ
ヤの繰り出し位置を決める切れ込み部とを備えたので、
ワイヤの固定が容易である。
【0061】請求項5の発明によれば、遮光手段と一体
に形成された保持手段に、ワイヤの張力を一定に保持す
る弾性部を形成したので、遮光手段に張架される複数の
ワイヤの強度を均一にできる利点がある。
【0062】請求項6の発明によれば、ワイヤを8の字
状に巻き付けるための切り欠きを有する起立片を備えた
ので、ワイヤの固定が容易である。
【0063】請求項7の発明によれば、外径と内径が等
しい円錐形状をなす一対のパイプによりワイヤの端部を
円環に形成するようにかしめ処理してワイヤクリップと
接続したので、スクリーンの取り外しが容易になる。
【0064】請求項8の発明によれば、複数のプロジェ
クタがそれぞれ所定の位置に設置され、各プロジェクタ
の投射面の大きさに相当する面積のスクリーンに各プロ
ジェクタからの画像を投射するようにしたマルチビジョ
ン装置において、スクリーンを縫い合わせるワイヤと、
各プロジェクタの投射面位置にスクリーンを固定すると
ともに、各スクリーンに対応するプロジェクタ以外から
のオーバースキャン光を遮光する遮光手段と、ワイヤが
巻き付けられ、その回転角に応じてワイヤ張力を調整す
るように遮光手段の所定位置に立設された回転軸と、回
転軸の回転方向を規制する回転方向規制手段とを具備し
たので、特殊な工具を使用しなくても、スクリーンの着
脱が可能であり、しかも簡単にワイヤを所定の張力に保
持できる。
【0065】請求項9の発明によれば、回転軸と一体に
回転する歯車と、歯車の歯に押圧されて係合し、その回
転方向を規制する板ばねとを備えた回転方向規制手段を
有しているので、ワイヤ張力の調整作業を容易に行え
る。
【0066】請求項10の発明によれば、遮光手段が、
スクリーンとの結合部付近でプロジェクタからのオーバ
ースキャン光を乱反射させる凹凸面を有しているので、
スクリーンエリアを越えて投射されるオーバースキャン
光の映り込みを防止できる。
【0067】請求項11の発明によれば、遮光手段をス
クリーンと同等、又は近似する線膨張係数の材質で構成
することで、スクリーンが熱によって膨張した場合で
も、遮光手段とスクリーンとの間に縫い合わせ位置のず
れが生じない。
【0068】請求項12の発明によれば、遮光手段の先
端が断面U字構造に形成され、U字の開口部の先端外側
にはプロジェクタとの結合手段としてツメ部が設けられ
ており、遮光手段がプロジェクタ側に形成された嵌合溝
に係止されるので、スクリーンの着脱が容易である。
【0069】請求項13の発明によれば、遮光手段が、
スクリーンの縫い合わせ位置と接合する端部断面が三角
形状をなし、スクリーンの突き合わせ部分には、面取り
が施されているので、遮光手段をスクリーンの突き合わ
せ部分に簡単に位置合わせができる。
【0070】請求項14の発明によれば、スクリーンの
縫い合わせ位置と接合する端部断面に三角形状の当接部
材を介在させて、遮光手段をスクリーン背面に当接させ
ているので、ワイヤによってスクリーンを縫い合わせる
ときに確実に遮光手段をスクリーン突き合わせ部分の中
央に位置決めできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のマルチビジョン装置の全体構成を示
す外観斜視図である。
【図2】 本発明の実施の形態1でのスクリーン構造を
示す断面図である。
【図3】 ワイヤクリップの詳細構成を示す部分拡大図
である。
【図4】 実施の形態2を示す断面図である。
【図5】 実施の形態3を示す斜視図である。
【図6】 実施の形態3のワイヤクリップを示す斜視図
である。
【図7】 実施の形態4を示す斜視図である。
【図8】 実施の形態4の遮光板とスクリーンとの接合
部を示す断面図である。
【図9】 実施の形態5を示す斜視図である。
【図10】 実施の形態6を示す斜視図である。
【図11】 実施の形態6のワイヤ取り付け状態を示す
平面図である。
【図12】 従来のマルチビジョン装置を示す外観正面
図である。
【図13】 従来のマルチビジョン装置のスクリーン接
合部を示す部分断面図である。
【図14】 従来のマルチビジョン装置のスクリーン接
合部を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 スクリーン枠体、 2 ユニット枠体、 3a〜3
f プロジェクタ(背面投射型プロジェクションテレビ
ユニット)、 4,4a〜4f スクリーン、26 ワ
イヤ、 40 遮光板、 42 遮光板のガイド部、
43 遮光板のツメ部、 44 乱反射防止用のスジ、
47 遮光板の穴、 50 骨組みフレーム、 51
隙間、 53 遮光板の弾性部、 55 当接部材、
60ワイヤクリップ、 60a、b、c ワイヤーク
リップの切り欠き、 61ワイヤクリップ、 62 ワ
イヤ固定用のねじ、 63 ワイヤクリップ、 64、
65 円錐パイプ、 66 歯車、 67 板バネ、
69 軸、 70ノブ。

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の背面投射型プロジェクションテレ
    ビユニット(以下、プロジェクタという。)がそれぞれ
    所定の位置に設置され、各プロジェクタの投射面の大き
    さに相当する面積のスクリーンに前記各プロジェクタか
    らの画像を投射するようにしたマルチビジョン装置にお
    いて、 各プロジェクタの投射面位置に前記スクリーンを固定す
    るとともに、各スクリーンに対応するプロジェクタ以外
    からのオーバースキャン光を遮光する遮光手段を押し出
    し成形による一体成形により構成したことを特徴とする
    マルチビジョン装置。
  2. 【請求項2】 複数のプロジェクタがそれぞれ所定の位
    置に設置され、各プロジェクタの投射面の大きさに相当
    する面積のスクリーンに前記各プロジェクタからの画像
    を投射するようにしたマルチビジョン装置において、 前記スクリーンを縫い合わせるワイヤと、 前記ワイヤと接続され、その張力を調整するための回転
    機構と、 各プロジェクタの投射面位置に前記スクリーンを固定す
    るとともに、各スクリーンに対応するプロジェクタ以外
    からのオーバースキャン光を遮光する遮光手段と、 前記遮光手段と一体構成され、前記遮光手段に対して前
    記ワイヤが所定角度をなすように前記回転機構を保持す
    る保持手段とを具備したことを特徴とするマルチビジョ
    ン装置。
  3. 【請求項3】 回転機構は、前記ワイヤと接続されたワ
    イヤクリップ、及びこのワイヤクリップと螺合して張力
    を調整するためのねじを備え、 保持手段は、前記遮光手段に対して所定角度をなす傾斜
    面、及び傾斜面上で前記ワイヤクリップを保持するよう
    に前記ねじが挿通される孔を備えていることを特徴とす
    る請求項2に記載のマルチビジョン装置。
  4. 【請求項4】 ワイヤクリップは、ねじ孔を備えたクリ
    ップ本体と、前記ねじ孔に螺合して前記ワイヤを保持す
    るねじと、前記ねじによって保持されたワイヤの繰り出
    し位置を決める切れ込み部とを備えたことを特徴とする
    請求項3に記載のマルチビジョン装置。
  5. 【請求項5】 遮光手段と一体に形成された保持手段
    に、前記ワイヤの張力を一定に保持する弾性部を形成し
    たことを特徴とする請求項3に記載のマルチビジョン装
    置。
  6. 【請求項6】 ワイヤクリップが、前記張力を調整する
    ためのねじが螺合するねじ孔と、前記ワイヤを8の字状
    に巻き付けるための切り欠きとを有する起立片を備えた
    L型プレートからなることを特徴とする請求項3に記載
    のマルチビジョン装置。
  7. 【請求項7】 ワイヤクリップは、前記ワイヤを掛止す
    るための一対の切り欠きを備え、外径と内径が等しい円
    錐形状をなす一対のパイプにより前記ワイヤの端部を円
    環に形成するようにかしめ処理して前記ワイヤクリップ
    と接続したことを特徴とする請求項3に記載のマルチビ
    ジョン装置。
  8. 【請求項8】 複数のプロジェクタがそれぞれ所定の位
    置に設置され、各プロジェクタの投射面の大きさに相当
    する面積のスクリーンに前記各プロジェクタからの画像
    を投射するようにしたマルチビジョン装置において、 前記スクリーンを縫い合わせるワイヤと、 各プロジェクタの投射面位置に前記スクリーンを固定す
    るとともに、各スクリーンに対応するプロジェクタ以外
    からのオーバースキャン光を遮光する遮光手段と、 前記ワイヤが巻き付けられ、その回転角に応じてワイヤ
    張力を調整するように前記遮光手段の所定位置に立設さ
    れた回転軸と、 前記回転軸の回転方向を規制する回転方向規制手段とを
    具備したことを特徴とするマルチビジョン装置。
  9. 【請求項9】 回転方向規制手段は、前記回転軸と一体
    に回転する歯車と、前記歯車の歯に押圧されて係合し、
    その回転方向を規制する板ばねとを備えていることを特
    徴とする請求項8に記載のマルチビジョン装置。
  10. 【請求項10】 遮光手段が、前記スクリーンとの結合
    部付近で前記プロジェクタからのオーバースキャン光を
    乱反射させる凹凸面を有していることを特徴とする請求
    項1乃至9のいずれかに記載のマルチビジョン装置。
  11. 【請求項11】 遮光手段が、前記スクリーンと同等、
    又は近似する線膨張係数の材質で構成されていることを
    特徴とする請求項1乃至9のいずれかに記載のマルチビ
    ジョン装置。
  12. 【請求項12】 遮光手段の先端が断面U字構造に形成
    され、U字の開口部の先端外側には前記プロジェクタと
    の結合手段としてツメ部が設けられており、 前記遮光手段が前記プロジェクタ側に形成された嵌合溝
    に係止されることを特徴とする請求項1乃至9のいずれ
    かに記載のマルチビジョン装置。
  13. 【請求項13】 遮光手段は、前記スクリーンの縫い合
    わせ位置と接合する端部断面が三角形状をなし、前記ス
    クリーンの突き合わせ部分には、面取りが施されている
    ことを特徴とする請求項1乃至12のいずれかに記載の
    マルチビジョン装置。
  14. 【請求項14】 遮光手段は、前記スクリーンの縫い合
    わせ位置と接合する端部断面に三角形状の当接部材を介
    在させてスクリーン背面と当接していることを特徴とす
    る請求項1乃至12のいずれかに記載のマルチビジョン
    装置。
JP9199492A 1997-07-25 1997-07-25 マルチビジョン装置 Withdrawn JPH1144916A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105979774A (zh) * 2014-02-17 2016-09-28 海洋生物技术株式会社 鱼贝类的麻醉方法及装置
US11648713B2 (en) 2017-06-26 2023-05-16 Maxell, Ltd. Method for manufacturing foam molded body and foam molded body

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