JP3057527B2 - マルチスクリーンディスプレイ - Google Patents

マルチスクリーンディスプレイ

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JP3057527B2
JP3057527B2 JP3233336A JP23333691A JP3057527B2 JP 3057527 B2 JP3057527 B2 JP 3057527B2 JP 3233336 A JP3233336 A JP 3233336A JP 23333691 A JP23333691 A JP 23333691A JP 3057527 B2 JP3057527 B2 JP 3057527B2
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聰 島田
勝良 深沢
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  • Overhead Projectors And Projection Screens (AREA)
  • Projection Apparatus (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は複数のスクリーンによっ
てワイドスクリーンディスプレイを構成させる様にした
マルチスクリーンディスプレイに関する。
【0002】
【従来の技術】従来からワイドスクリーンディスプレイ
を構成する方法としては種々のものが提案され、例えば
ハイビジョン用のディスプレイ等では十分な画面輝度と
解像度を確保するために、リアプロジェクタを横方向に
複数個並べて大画面を得ている。この為に50インチサ
イズのスクリーンを例えば、3枚横方向に並べたものな
どが知られている。
【0003】この様なワイドスクリーンディスプレイに
投影される例えば静止画面の映像信号は光ディスクから
3組のプロジェクタに供給され、これらプロジェクタは
コンピュータ(CPU)で制御され、例えば1枚の超ワ
イド画像のうち3分の1ずつの画像が各光ディスクに記
録され、各プロジェクタから投射される映像は超ワイド
画像のうちの3分の1ずつの映像であり、これらの映像
はスクリーン上で継ぎ合わされる。このワイドスクリー
ンの配置構造を図5に示す。
【0004】図5で1は全体としてハイビジョン用ディ
スプレイを示し、キャビネット2a,2b,2cが横方
向に三個配列されている。各キャビネットは前面にユニ
ットスクリーン3a,3b,3cを有し、これらキャビ
ネット2a,2b,2c並にユニットスクリーン3a,
3b,3cを一体化するための前枠4が格子状に構成さ
れて、ワイドスクリーンディスプレイを構成している。
【0005】ワイドスクリーンを形成している各ユニッ
トスクリーン3a,3b,3cの継目部分5には各プロ
ジェクタからの映像が重なり合うと輝度変化が生じ、ス
クリーン特性によって映像がぼやけるため裏側に薄い金
属性の板を介在させている。
【0006】更に図6に示す様にユニットスクリーン8
a,8b,……8iを前面に有し、内部にプロジェクタ
等を有するユニット筐体7a,7b,……7iを例えば
3行、3列に積み重ねて200インチ程度の超ワイドマ
ルチスクリーンディスプレイ6を構成させるためにユニ
ットスクリーン8a,8b,……8iの前面にユニット
筐体7a,7b,……7iの継ぎ目を隠すと共に補強の
ために格子11を有する前枠9がユニット筐体7a,7
b,……7iの枠部16にビス17等で固定させること
でワイドのスクリーン10を構成している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述のようにマルチス
クリーンディスプレイを構成させた場合にユニット筐体
7a,7b,……7iの強度を一定に保持するためにも
前枠4及び9が太くなり、ユニットスクリーン8a,8
b,……8i間の継ぎ目の格子11の幅Wは大変太く構
成され、前方から見て大変目立ち、例えば200インチ
の超ワイドスクリーン10上に映し出される映像を格子
11が分断して映像品位を低下させる問題があった。
【0008】本発明は叙上の問題点を解消するためにな
されたもので、その目的とするところは複数のユニット
スクリーン8a,8b,……8i間の継ぎ目格子11の
目立ちを少なくした前枠4及び9のないマルチスクリー
ンディスプレイを提供するにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】第1の本発明のマルチス
クリーンディスプレイはその例が図1乃至図3に示され
ている様に内部に発光部14a,14b,‥‥14iを
有し、前面にユニットスクリーン8a,8b,‥‥8i
を配設してなるユニット筐体7a,7b,‥‥7iを複
数個並べてスクリーン10を形成してなるスクリーンデ
ィスプレイに於いて、各発光部14a,14b,‥‥1
4iから各ユニットスクリーン8a,8b,‥‥8iに
投射される光路を妨害しない位置にユニット筐体7a,
7b,‥‥7iの強度を確保する様に形成された枠部1
5と、この枠部15から前方に延設された上下左右の側
板18から成るサブ筐体12a,12b,‥‥12i
と、このサブ筐体12a,12b,‥‥12iの前端部
に形成した複数の係止爪13とを有し、複数の係止爪1
3によって各ユニットスクリーン8a,8b,‥‥8i
をサブ筐体12a,12b,‥‥12iに係止させて成
るものである。
【0010】第2の本発明のマルチスクリーンディスプ
レイは第1の発明に於いて図1乃至図4に示されている
様にサブ筐体12a,12b,‥‥12iの前端部に形
成した複数の係止爪13をサブ筐体12a,12b,‥
‥12iと1体に形成するか、別体に構成してサブ筐体
12a,12b,‥‥12iに固定させるように成した
ものである。
【0011】
【作用】本発明のマルチスクリーンディスプレイによれ
ばサブ筐体12a,12b,……12iに形成させた複
数の係止爪13によってユニットスクリーン8a,8
b,……8iを係止させる様にしたのでマルチスクリー
ンディスプレイ構築時に継ぎ目を隠す格子を設ける必要
がないので、ワイドスクリーン上に映し出された映像の
継ぎ目が目立たないものが得られる。
【0012】
【実施例】以下、本発明のマルチスクリーンディスプレ
イを図1乃至図4について詳記する。
【0013】図1は本例の一実施例を示すマルチスクリ
ーンディスプレイ6の全体的斜視図を示すものであり、
複数のユニットスクリーン8a,8b,……8iを前面
に有するユニット筐体7a,7b,……7iを3段、3
列に積み重ねてマルチスクリーンを合成して1つの大画
面用のワイドスクリーン10を形成している。各ユニッ
ト筐体7a,7b,……7i中にはプロジェクタ等の発
光部14a,14b,……14iを有する。
【0014】本例の個々のユニット筐体7a,7b,…
…7iはその前面のスクリーン10は従来の様に前枠4
及び9を設けて格子11でユニットスクリーン8a,8
b,……8i間の継目部分を覆って固定すると共に補強
することはせず複数の係止爪13……で係止する様に成
されている。
【0015】図2A,Bに本例のユニット筐体7a,7
b……7iの1実施例を示す。ユニット筐体7a,7
b,……7iは略直方体状の金属或いは合成樹脂の箱体
から構成され、前面は断面ロ字状の開口状と成され、開
口部を囲む四辺には枠部15が形成されてユニット筐体
7a,7b,……7iの強度を充分に保つ様に構成させ
る。
【0016】更に、この枠部15から延設して、サブ筐
体12a,12b,……12iを、この枠部15に取付
ける。サブ筐体12a,12b,……12iはユニット
筐体7a,7b,……7iの板厚等に比べて薄い板材で
構成し、前後に断面ロ字状の開口部を有する上下左右の
側板18からなる箱体となされ、後部の開口部には開口
部四辺に折り曲げ部19が形成され、前部の開口部にも
開口部四辺に折り曲げ部20を形成する。この前部折り
曲げ部20はL字状金具を箱体の上下左右の側板18の
内面に溶接等で固定する。
【0017】サブ筐体12a,12b,……12iの側
板18の先端には図3の一点鎖線で示す様に、折り曲げ
用の係止爪13が10〜15cm間隔に所定個数形成さ
れている。
【0018】ユニット筐体7a,7b,……7iとサブ
筐体12a,12b,……12iは枠体15と後部の折
り曲げ部19とが突き合されてビス等で一体化する様に
固定される。
【0019】サブ筐体12a,12b,……12iの前
部の開口部に固定したL字金具から成る折り曲げ部20
にユニットスクリーン8a,8b,……8iを押し付
け、二点鎖線で示される係止爪13を矢印A方向に折り
曲げてユニットスクリーン8a,8b,……8iをサブ
筐体12a,12b,……12iに係止して固定する。
【0020】更に、ユニット筐体7a,7b,……7i
の枠部15の取付位置は図2Bに示す様にプロジェクタ
14a,14b,……14iからユニットスクリーン8
a,8b,……8iに投射される光路の投射角θ内に枠
部15の先端が突出して光路を妨害しない、なるべくユ
ニットスクリーン8a,8b,……8iに近接した位置
に設けるを可とする。この様に構成すればユニット筐体
7a,7b,……7iは充分に強度が保持出来て、ユニ
ットスクリーンをサブ筐体12a,12b,……12i
を介して強固に係止させることが出来るので格子状の前
枠9が不用となる。
【0021】図4A,Bは本例の他の構成を示すもので
ユニット筐体7a,7b,……7iのプロジェクタ14
a,14b,……14iを収納する部分を小さくし、箱
体の開口部を広げて枠部15を構成し、この枠部15の
周辺にサブ筐体12a,12b,……12iの断面ロ字
状の後部開口部を挿着し、側面よりネジ17で枠部15
に固定する。
【0022】更にサブ筐体12a,12b,‥‥12i
の前方開口部の四辺にはサブ筐体を構成する上下左右の
側板18の前端を内部に折り曲げて折り曲げ部20と成
し、上下左右の側板18の外側に係止爪13を溶接或い
はリベット等で固定し、ユニットスクリーン8a,8
b,‥‥8iを折り曲げ部20に押し当てて、係止爪1
3‥‥を図4の破線の状態から矢印A方向に折り曲げ
て、ユニットスクリーン8a,8b,‥‥8iをサブ筐
体12a,12b,‥‥12iに係止して強固に固定す
る様にしたものである。
【0023】上述の図4A,Bの構成によれば、サブ筐
体12a,12b,‥‥12iとユニット筐体7a,7
b,‥‥7iを合成樹脂で一体化し易くなる、この場合
係止爪はサブ筐体12a,12b,‥‥12iの先端に
固定すればよい。
【0024】本発明は上述の如く構成させたので従来構
成の様に前枠9(又は4)並にユニット筐体7a,7
b,……7i(又はキャビネット2a,2b,2c)の
枠部16とでユニットスクリーン8a,8b,……8i
を押さえ込んで固定する様な補強手段を用いなくても充
分に強度のとれたワイドスクリーン10を有するマルチ
スクリーンディスプレイ6を構成することが出来るだけ
でなくユニットスクリーン間の継ぎも格子で隠されるこ
となく折り曲げ片による点状の継ぎであるために投影さ
れる映像を分断することなく、継ぎ格子の目立ちが少な
くなりユニスクリーンに近い感覚で映像を楽しむことが
出来るものが得られる。
【0025】
【発明の効果】本発明のマルチスクリーンディスプレイ
によればユニットスクリーンの継ぎ合せ目部分での格子
による目立ちがなくなりユニット筐体の補強を充分に行
うことの出来るものが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のマルチスクリーンディスプレイの全体
的な構成を示す斜視図である。
【図2】本発明のマルチスクリーンディスプレイの要部
前面及び側断面図である。
【図3】本発明のマルチスクリーンディスプレイの要部
拡大断面斜視図である。
【図4】本発明のマルチスクリーンディスプレイの他の
要部前面及び側断面図である。
【図5】従来のハイビジョン用ディスプレイの斜視図で
ある。
【図6】従来のマルチスクリーンディスプレイの全体的
な構成を示す斜視図である。
【符号の説明】
6 マルチスクリーンディスプレイ 7a,7b,……7i ユニット筐体 8a,8b,……8i ユニットスクリーン 10 ワイドスクリーン 11 格子 12a,12b,……12i サブ筐体 13 係止爪
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03B 21/00 G03B 21/10 G03B 21/56 - 21/62 H04N 5/68 H04N 5/74

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に発光部を有し、前面にユニットス
    クリーンを配設してなるユニット筐体を複数個並べてス
    クリーンを形成してなるマルチスクリーンディスプレイ
    に於いて、 上記各発光部から上記各ユニットスクリーンに投射され
    る光路を妨害しない位置に上記ユニット筐体の強度を保
    持する様に形成された枠部と、 上記枠部から前方に延設された上下左右の側板からなる
    サブ筐体と、 上記サブ筐体の前端部に形成した複数の係止爪とを有
    し、 上記複数の係止爪によって、上記各ユニットスクリーン
    を上記サブ筐体に係止させて成ることを特徴とするマル
    チスクリーンディスプレイ。
  2. 【請求項2】 前記サブ筐体の前端部に形成した複数の
    前記係止爪を該サブ筐体と1体に形成するか、別体に構
    成して該サブ筐体に固定させて成ることを特徴とする請
    求項1記載のマルチスクリーンディスプレイ。
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