JPH1144677A - 超音波強度測定装置 - Google Patents

超音波強度測定装置

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JPH1144677A
JPH1144677A JP9203040A JP20304097A JPH1144677A JP H1144677 A JPH1144677 A JP H1144677A JP 9203040 A JP9203040 A JP 9203040A JP 20304097 A JP20304097 A JP 20304097A JP H1144677 A JPH1144677 A JP H1144677A
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JP
Japan
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sample
intensity
ultrasonic vibration
ultrasonic
cleaned
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Application number
JP9203040A
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English (en)
Inventor
Nobuki Matsuzaki
伸樹 松崎
Harumichi Hirose
治道 広瀬
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Shibaura Mechatronics Corp
Original Assignee
Shibaura Engineering Works Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 この発明は洗浄液に付与される超音波振動の
強度を正確に測定できるようにした超音波強度測定装置
を提供することを目的とする。 【解決手段】 被洗浄物11を洗浄する洗浄液に付与さ
れる超音波振動の強度を測定するための超音波強度測定
装置において、被洗浄物あるいはこの被洗浄物とほぼ同
等の形状および材質からなる試料21と、この試料の一
方の面に取付けられた圧電素子22と、この圧電素子に
電気的に接続され上記試料に洗浄液に付与された超音波
振動が作用することで上記圧電素子に発生する電圧を検
出する検出器24とを具備したことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は被洗浄物を超音波
振動が付与された洗浄液で洗浄する際、その洗浄液に付
与された超音波振動の強度を検出する超音波強度測定装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体製造装置や液晶製造装置などで
は、種々の微細加工の前後で、半導体ウエハや液晶用ガ
ラス基板などの被洗浄物に付着したサブミクロンオ−ダ
のパ−テイクルを洗浄除去するための超音波洗浄が行わ
れる。この洗浄工程は、半導体ウエハや液晶用ガラス基
板などの製造歩留まりを向上する上で、極めて重要とな
っている。
【0003】このような洗浄を行う装置として従来より
バッチ式あるいはノズル式の超音波洗浄装置が知られて
いる。これらの超音波洗浄装置においては、被洗浄物の
表面部位または洗浄槽内の液中の各点の超音波強度(音
圧分布状態)などを測定することが重要である。
【0004】そこで、超音波強度を音圧センサ−で測定
することで、超音波発振器が正常に作動しているか、あ
るいは振動子で発生した超音波振動が効率よく洗浄液に
導かれているかということや洗浄槽内におけるの超音波
振動の強度分布が極端に偏っていないか否かなどのこと
を測定するということが行なわれている。
【0005】従来の音圧センサ−は、たとえば透明な樹
脂やガラスなどの材料によって形成された棒状体の先端
部に音圧を受ける感知部が形成され、棒状体と同径の基
端には棒状体を伝搬した音圧を電気信号に変換する圧電
素子が設けられている。この圧電素子は増幅器を介して
表示器に接続されている。
【0006】そして、上記構成の音圧センサ−の感知部
を洗浄槽内の液中に挿入あるいは被洗浄物の表面部位な
どの所定の部位に位置させることで、その位置を通過す
る洗浄液に付与された超音波振動の強度を測定するよう
にしている。
【0007】ところで、上記構成の音圧センサ−による
と、感知部での超音波振動は、棒状体の内部を伝播する
だけでなく、この棒状体を振動させる。つまり、棒状体
が上記感知部での超音波振動と共振する。
【0008】それによって、圧電素子は、棒状体を伝播
する振動だけでなく、この棒状体自体の共振振動も電圧
に変換するため、洗浄液に付与された超音波振動の強度
を正確に検出することができないということがあった。
【0009】また、音圧センサ−の感知部を洗浄槽内の
液中に挿入あるいは被洗浄物の表面部位などの所定の部
位に位置させることで音圧の強度を測定しているため、
実際に被洗浄物が受ける超音波振動の強度を正確に測定
するということができなかった。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来は超
音波振動の音圧を測定するのに、棒状体からなる音圧セ
ンサ−を用いていた。そのため、音圧センサ−は超音波
振動が伝播する棒状体も振動するため、この棒状体の振
動も検出してしまうので、洗浄液や洗浄槽内の超音波振
動の強度を正確に測定することができないということが
あった。
【0011】この発明は、洗浄液に付与された超音波振
動の強度や洗浄槽内における超音波振動の強度を正確に
測定できるようにした超音波強度測定装置を提供するこ
とにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、被洗
浄物を洗浄する洗浄液に付与される超音波振動の強度を
測定するための超音波強度測定装置において、被洗浄物
あるいはこの被洗浄物とほぼ同等の形状および材質から
なる試料と、この試料の一方の面に取付けられた圧電素
子と、この圧電素子に電気的に接続され上記試料に洗浄
液に付与された超音波振動が作用することで上記圧電素
子に発生する電圧を検出する検出手段とを具備したこと
を特徴とする。
【0013】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、上記試料の一方の面には複数の圧電素子が取付けら
れていることを特徴とする。請求項1の発明によれば、
被洗浄物あるいはこの被洗浄物と同等の形状および材質
からなる試料に圧電素子を設け、この試料に作用する超
音波振動の強度を直接測定するようにしたため、被洗浄
物に作用する超音波振動の強度を正確に測定することが
できる。請求項2の発明は、試料に複数の圧電素子を設
けたことで、この試料に作用する超音波振動の強度分布
を測定することが可能となる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、この発明の一実施の形態を
図面を参照して説明する。図3は一般的な超音波洗浄装
置を示す。この超音波洗浄装置は紙面に対して直交する
方向に細長い装置本体1を有する。この装置本体1には
空間部2が本体1の厚さ方向に貫通し、かつ長手方向に
沿って形成されている。上記空間部2は上端側から下端
側にゆくにつれて狭幅となるテ−パ状に形成されてい
て、下端は装置本体1の下面に開口したノズル口3とな
っている。
【0015】上記空間部2の上端開口はシ−ル材4を介
して振動板5で閉塞されている。この振動板5の上面に
は上記空間部2の上端開口と対応する部位に沿って細長
い矩形状の複数の振動子6(1つだけ図示)が所定間隔
で取着されている。この振動子6は超音波発振器Pから
の駆動信号によって駆動されるようになっている。それ
によって、振動子6は超音波振動するから、その超音波
振動によって上記振動板5も振動する。
【0016】上記装置本体1の上記空間部2の両側には
それぞれ長手方向に沿って供給路8が貫通して形成され
ている。一対の供給路8にはその両端にそれぞれ図示し
ない洗浄液の供給管が接続され、それら供給管によって
洗浄液が供給されるようになっている。
【0017】さらに、上記装置本体1には一端を上記供
給路8に連通させ、他端を空間部2に連通させた複数の
噴出路9が上記装置本体1の長手方向に沿って所定間隔
で形成されている。つまり、上記噴出路9の他端は上記
振動板5に対向して開口している。上記噴出路9は上記
供給路8に比べ内径寸法が十分に小さく設定されてい
る。
【0018】それによって、上記供給路8に供給された
洗浄液は複数の噴出路9へほぼ均等に分流する。各噴出
路9へその一端から流入した洗浄液は、他端開口から上
記振動板5の下面に向かって噴出し、この振動板5で超
音波振動が付与される。
【0019】超音波振動が付与された洗浄液は上記空間
部2のノズル口3から被洗浄物11に向かって噴出す
る。それによって、上記被洗浄物11を超音波振動が付
与された洗浄液で洗浄できるようになっている。
【0020】洗浄液による洗浄度合を調整する場合、振
動子6に印加する超音波発振器Pの出力(周波数)を制
御する。その場合、超音波発振器Pの出力の変化に応じ
て洗浄液に付与された超音波振動の強度が確実に変化し
ているか否かを測定する必要がある。
【0021】洗浄液に付与された超音波振動を測定する
場合、この発明の超音波強度測定装置20を上記被洗浄
物11と同じ状態で設置する。上記超音波強度測定装置
20は図1と図2に示すように試料21を有する。この
試料21は上記被洗浄物11あるいは被洗浄物11とほ
ぼ同等の形状および材質を有する板状部材が用いられて
いる。この実施の形態では上記被洗浄物11は液晶用ガ
ラス基板であり、試料21は液晶用ガラス基板と同様、
矩形板状となっている。
【0022】上記試料21は一側面を上記超音波洗浄装
置のノズル口3に対向させていて、他側面には図1に示
すように複数のチップ状の圧電素子22が接合固定され
ている。この圧電素子22は上記試料21のほぼ全面に
わたって均一に分布するよう、たとえば行列状に配置さ
れている。
【0023】各圧電素子22はそれぞれリ−ド線23を
介して検出器24に接続され、この検出器24には表示
器25が接続されている。上記検出器24は各圧電素子
22で発生する電圧の強度を検出し、表示器25は検出
器24が検出した電圧の強度を表示するようになってい
る。
【0024】なお、試料21は、被洗浄物11と同様、
図示しない搬送機構によって図3に矢印Aで示す方向に
搬送できるようになっている。このような構成の超音波
強度測定装置20を使用する場合には、その装置20を
構成する試料21を、被洗浄物11を洗浄する場合と同
じ間隔で超音波洗浄装置のノズル口3に対向させて設置
し、この試料21に向けて超音波振動が付与された洗浄
液を噴射する。
【0025】それによって、試料21に取着された複数
の圧電素子22が試料21のそれぞれの部位に加えられ
る超音波振動の強度に応じた値の電圧を検出器24に出
力するから、この検出器24に接続された表示器25は
上記圧電素子22が検出した超音波振動の強度を表示す
ることになる。
【0026】上記試料21を図3に矢印Aで示す方向へ
搬送すれば、試料21の全面における超音波振動の強度
分布を測定することができる。上記超音波強度測定装置
20は被洗浄物11もしくは被洗浄物11と同等の形状
および材質からなる試料21を用い、この試料21に複
数の圧電素子22を取着するようにした。そのため、圧
電素子22は試料21が受ける超音波振動の強度を正確
に反映した電圧を出力するから、洗浄液に付与された超
音波振動の強度を高精度に測定することが可能となる。
【0027】しかも、試料21には被洗浄物11と同等
のものが用いられているから、圧電素子22によって実
際に被洗浄物11が受ける場合と同じ条件で超音波振動
の強度を測定することができる。
【0028】上記試料21には複数の圧電素子22が設
けられているから、各圧電素子22からの出力によって
試料21が受ける超音波振動の強度の分布、つまりノズ
ル口3の長手方向に沿う超音波振動の強度分布を検出す
ることができる。
【0029】それによって、超音波洗浄装置のノズル口
3から噴射される洗浄液に超音波振動が、たとえばノズ
ル口3の長手方向に沿って均一な強度で付与されている
か否か検出できるから、その検出結果に基づいて振動板
5に設けられた複数の振動子6のそれぞれに印加する駆
動信号の強度を制御することで、ノズル口3の長手方向
に沿う超音波振動の強度分布を均一化することができ
る。
【0030】この発明は上記一実施の形態に限定され
ず、種々変形可能である。たとえば、上記一実施の形態
では試料に複数の圧電素子を設けたが、試料にはその試
料とほぼ同じ大きさの1枚の圧電素子を設けるようにし
てもよい。
【0031】また、この発明の超音波強度測定装置は上
記一実施の形態で説明したノズル式の超音波洗浄装置だ
けでなく、バッチ式の超音波洗浄装置にも適用すること
ができる。その場合、上記試料を洗浄液が入れられた洗
浄槽内に浸漬することで、洗浄液に付与された超音波振
動の強度を測定できるばかりか、試料に複数の圧電素子
を設ければ、洗浄槽内における超音波振動の強度分布を
測定することもできる。
【0032】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、被洗浄物ある
いはこの被洗浄物と同等の形状および材質からなる試料
に圧電素子を設け、この試料に作用する超音波振動の強
度を直接測定するようにした。
【0033】そのため、圧電素子によって検出される超
音波振動の強度には雑音成分が含まれず、試料に作用す
る超音波振動の強度だけであるから、超音波振動の強度
を正確に測定することができる。請求項2の発明は、試
料に複数の圧電素子を設けるようにしたから、この試料
に作用する超音波振動の強度分布を測定することが可能
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施の形態を示す試料の平面図。
【図2】同じく試料の側面図。
【図3】同じく一般的なノズル式の超音波洗浄装置の断
面図。
【符号の説明】
11…被洗浄物 21…試料 22…圧電素子 24…検出器(検出手段)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被洗浄物を洗浄する洗浄液に付与される
    超音波振動の強度を測定するための超音波強度測定装置
    において、 被洗浄物あるいはこの被洗浄物とほぼ同等の形状および
    材質からなる試料と、 この試料の一方の面に取付けられた圧電素子と、 この圧電素子に電気的に接続され上記試料に洗浄液に付
    与された超音波振動が作用することで上記圧電素子に発
    生する電圧を検出する検出手段とを具備したことを特徴
    とする超音波強度測定装置。
  2. 【請求項2】 上記試料の一方の面には複数の圧電素子
    が取付けられていることを特徴とする請求項1記載の超
    音波強度測定装置。
JP9203040A 1997-07-29 1997-07-29 超音波強度測定装置 Pending JPH1144677A (ja)

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JP9203040A JPH1144677A (ja) 1997-07-29 1997-07-29 超音波強度測定装置

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JP9203040A JPH1144677A (ja) 1997-07-29 1997-07-29 超音波強度測定装置

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JPH1144677A true JPH1144677A (ja) 1999-02-16

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ID=16467356

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JP9203040A Pending JPH1144677A (ja) 1997-07-29 1997-07-29 超音波強度測定装置

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JP (1) JPH1144677A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009285524A (ja) * 2008-05-27 2009-12-10 Sakura Seiki Kk 超音波洗浄用インジケータ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009285524A (ja) * 2008-05-27 2009-12-10 Sakura Seiki Kk 超音波洗浄用インジケータ

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