JPH1082704A - 音圧センサ− - Google Patents
音圧センサ−Info
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- JPH1082704A JPH1082704A JP23924096A JP23924096A JPH1082704A JP H1082704 A JPH1082704 A JP H1082704A JP 23924096 A JP23924096 A JP 23924096A JP 23924096 A JP23924096 A JP 23924096A JP H1082704 A JPH1082704 A JP H1082704A
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Abstract
度よく測定できるようにした音圧センサ−を提供するこ
とを目的とする。 【解決手段】 液体に付与された超音波振動の音圧を検
出するための音圧センサ−において、先端部が上記音圧
を受ける感知部に形成された棒状体21と、この棒状体
の基端部に設けられ上記感知部で受けて上記棒状体を伝
播した音圧を電気信号に変換する圧電素子24と、上記
棒状体の中途部に設けられこの棒状体が上記音圧によっ
て共振するのを防止するダンパ部材26とを具備したこ
とを特徴とする。
Description
振動が付与された洗浄液で洗浄する際、その洗浄液に付
与された超音波振動の音圧を検出するための音圧センサ
−に関する。
は、種々の微細加工の前後で、半導体ウエハや液晶よう
ガラス基板などに付着したサブミクロンオ−ダのパ−テ
イクルを洗浄除去する、超音波洗浄が行われる。この洗
浄工程は、半導体ウエハや液晶ようガラス基板等の製造
歩留まりを向上する上で、極めて重要である。
バッチ式あるいはノズル式の超音波洗浄装置がある。こ
れらの超音波洗浄装置においては、基板表面部位または
洗浄槽内の液中の各点の超音波強度あるいは音圧分布状
態等を知ることが重要である。
るか、あるいは振動子で発生した超音波が効率よく洗浄
水に導かれているかということや洗浄槽内の液中の超音
波の強い所を音圧センサ−で確認する等のことが行なわ
れている。
やガラスなどの材料によって形成された棒状体の先端部
に音圧を受ける感知部が形成され、棒状体と同径の基端
には棒状体を伝搬した音圧を電気信号に変換する圧電素
子が設けられている。この圧電素子は増幅器を介して表
示器に接続されている。
を洗浄槽内の液中に挿入あるいは基板の表面部位等所定
の部位に位置させ、その位置を通過する超音波の音圧を
知るようにしている。
と、感知部での超音波振動は、棒状体の内部を伝播する
だけでなく、この棒状体を振動させる。つまり、棒状体
が上記感知部での超音波振動と共振する。
する振動だけでなく、この棒状体自体の振動も電圧に変
換するため、正確に超音波の強度や音圧の分布状態を知
ることができないということがあった。
の基端部は他の部分と同径であるので、圧電素子の取り
付けは棒状体の直径で決まり、大部分のものは小容量の
圧電素子しか取り付けることができない。そのため、検
出精度を十分に向上させることができないということが
あった。
圧センサ−は、棒状体の共振周波数も検出してしまうた
め、洗浄水や洗浄槽内の超音波の強度などを正確に測定
することができないということがあった。
で、第1の目的は、感知部で検知した超音波振動だけを
電圧に変換して正確に取り出すことができるようにした
音圧センサ−を提供することにある。
る棒状体の基端部の面積を大きくすることによって、第
容量の圧電素子を取り付けることができるようにした音
圧センサ−を提供することにある。
に付与された超音波振動の音圧を検出するための音圧セ
ンサ−において、先端部が上記音圧を受ける感知部に形
成された棒状体と、この棒状体の基端部に設けられ上記
感知部で受けて上記棒状体を伝播した音圧を電気信号に
変換する変換手段と、上記棒状体の中途部に設けられこ
の棒状体が上記音圧によって共振するのを防止するダン
パ部材とを具備したことを特徴とする。
て、棒状体の基端部をコ−ン状の拡径部としたことを特
徴とする。請求項1の発明によれば、棒状体にダンパ部
材を設けたことで、棒状体が振動しても、その振動がダ
ンパ部材によって吸収され、変換手段に検出されるのが
防止される。それによって、変換手段は棒状体内を伝播
された振動だけを電気信号に変換する。
をコ−ン状の拡径部にしたことで、容量の大きな圧電素
子を取り付けることが可能となり、検出精度の向上が計
れる。
を参照して説明する。図2は一般的な超音波洗浄装置を
示す。この超音波洗浄装置は紙面に対して直交する方向
に細長い装置本体1を有する。この装置本体1には空間
部2が本体1の厚さ方向に貫通し、かつ長手方向に沿っ
て形成されている。上記空間部2は上端側から下端側に
ゆくにつれて狭幅となるテ−パ状に形成されていて、下
端は装置本体1の下面に開口したノズル口3となってい
る。
して振動板5で閉塞されている。この振動板5の上面に
は上記空間部2の上端開口と対応する部位に沿って細長
い矩形状の複数の振動子6(1つだけ図示)が所定間隔
で取着されている。この振動子6は超音波発振器Pによ
って駆動されるようになっている。それによって、振動
子6は超音波振動するから、その超音波振動によって上
記振動板5も振動する。
それぞれ長手方向に沿って供給路8が貫通して形成され
ている。一対の供給路8にはその両端にそれぞれ図示し
ない洗浄液の供給管が接続され、それら供給管によって
洗浄液が供給されるようになっている。
給路8に連通させ、他端を空間部2に連通させた複数の
噴出路9が上記装置本体1の長手方向に沿って所定間隔
で形成されている。つまり、上記噴出路9の他端は上記
振動板5に対向して開口している。上記噴出路9は上記
供給路8に比べ内径寸法が十分に小さく設定されてい
る。
噴出路9へほぼ均等に分流し、他端開口から上記振動板
5の下面に向かって噴出し、この振動板5で超音波振動
が付与される。超音波振動が付与された洗浄液は上記空
間部2のノズル口3から被洗浄物11に向かって噴出す
る。それによって、上記被洗浄物11を超音波振動が付
与された洗浄液で洗浄するようになっている。
動子6に印加する超音波発振器からの周波数を制御す
る。その場合、周波数の変化に応じて洗浄液に付与され
る超音波振動が変化しているか否やかを測定することが
ある。
場合、音圧センサ−20の感知部22を基板11の表面
部位と同じ場所、たとえば図2に鎖線で示す位置に設置
する。この音圧センサ−20は、図1に示すように透明
な樹脂やガラスなどの材料によって形成された中空また
は中実状、この実施形態では中空状の棒状体21を有す
る。この棒状体21の先端部は音圧を受ける上記感知部
22に形成されていて、棒状体21はその感知部22を
上述したように基板11の表面と同じ部位あるいは洗浄
槽の液中に挿入または固定して設置される。
コ−ン状の拡径部23に形成されていて、この拡径部2
3の端面には音圧を電気信号に変換する変換手段として
の圧電素子24が接合固定されている。この圧電素子2
4には表示器25が増幅器26を介して接続され、上記
圧電素子24の電気信号を波形表示できるようになって
いる。
示す把持部27が設けられ、この把持部27内に上記増
幅器26が設けられている。棒状体21の基端部に拡径
部23を形成し、そこに圧電素子24を取着するように
したことで、取着面積を大きくすることができる。それ
によって、容量の大きい圧電素子24を取り付けること
ができるから、検出精度の向上を計ることができる。
6が設けられている。このダンパ部材26はゴムや弗素
樹脂などの弾性材料によってチュ−ブ状に成形され、上
記棒状体21の外周面に弾性的に挿着または接着されて
いる。このダンパ部材26は、音圧センサ−20によっ
て洗浄液に付与された超音波振動を測定する場合、その
棒状体21が上記超音波振動に共振するのを阻止する。
それによって、圧電素子24は棒状体21内を伝播した
振動だけを電気信号に変換できるようになっている。
のものだけに限られず、弾性材料あるいは振動の伝播を
防止する他の材料をテ−プ状に形成し、それを上記柱状
部21の中途部に巻回するようにしてもよい。また、ダ
ンパ部材26の取り付け位置は、感知部22の端部から
貴端部に向かって10〜50mmの位置が最適である。
液に付与された超音波振動を測定する場合、この音圧セ
ンサ−20は感知部22を基板11の表面と同じ位置ま
たは洗浄槽内の液中に挿入する。洗浄液に付与された超
音振動の音圧は上記音圧センサ−20の棒状体21を伝
播して圧電素子24で音圧に比例した電気信号に変換さ
れる。この圧電素子24からの電気信号は表示器26に
入力され、たとえば波形として表示される。
波発振器から洗浄液に付与された超音波振動の強度を測
定することができる。つまり、超音波発振器Pを制御し
て振動子6に印加する周波数を制御した場合など、上記
音圧センサ−20によってその周波数に応じた強度の超
音波振動が洗浄液に付与されているか否やかを測定する
ことができる。
れた超音波振動によって共振し、その音圧が圧電素子2
4に検出されることで、その検出精度が低下する虞があ
る。しかしながら、上記棒状体21の中途部にダンパ部
材26を設けたことで、棒状体21が共振するのが防止
されるから、圧電素子24は棒状体21内を伝播した振
動だけを検出する。つまり、洗浄液に付与された振動の
波形だけを検出できるから、振動子6に印加する周波数
を制御したときに、その制御に応じて洗浄液に付与され
る音圧の強さが変化しているか否やかを正確に確認する
ことができる。
棒状体21にダンパ部材26が設けられていない場合の
超音波発振器Pの出力電圧波形と圧電素子24が検出し
た音圧波形とを示し、同図(a)は出力が30Wで、同
図(b)は50Wの場合である。
ノイズだけとなってしまう。このことは、上記棒状体2
1が洗浄液に付与された振動と共振し、圧電素子24が
棒状体21内を伝播する振動だけでなく、棒状体21自
体の振動も検出しているためである。
ンサ−20の棒状体21にダンパ部材26を設けた場合
の超音波発振器Pの出力の電圧波形と圧電素子24が検
出した音圧波形とを示し、同図(a)は振動子6の出力
が30Wで、同図(b)は50Wの場合である。
ほとんどノイズがない。これは、上記ダンパ部材26に
よって棒状体21が洗浄液に付与された振動と共振する
のが阻止され、圧電素子24は棒状体21内を伝播する
振動だけを検出するからである。つまり、棒状体21に
ダンパ部材26を設けることで、洗浄液に付与された振
動を正確に測定することができる。なお、上記一実施形
態では棒状体を直線状としたが、この棒状体はL字状な
どであってもよい。
の棒状体の中途部にダンパ部材を設けたことで、そのダ
ンパ部材が棒状体の振動を吸収するから、上記棒状体の
基端部に設けられた変換手段は棒状体内を伝播する振動
だけを電気信号に変換する。
に、棒状体の振動が含まれることがないから、その検出
精度の向上を図ることができる。また、請求項2の発明
によれば、棒状体の基端部をコ−ン状の拡径部としたの
で、そこに容量の大きな圧電素子を取り付けることがで
きる。そのため、上記圧電素子による音圧の検出精度の
向上を図ることができる。
面した側面図。
形と、ダンパ部材が設けられていない音圧センサ−によ
って検出された音圧波形のグラフ。
形と、ダンパ部材が設けられた音圧センサ−によって検
出された音圧波形のグラフ。
Claims (2)
- 【請求項1】 液体に付与された超音波振動の音圧を検
出するための音圧センサ−において、 先端部が上記音圧を受ける感知部に形成された棒状体
と、 この棒状体の基端部に設けられ上記感知部で受けて上記
棒状体を伝播した音圧を電気信号に変換する変換手段
と、 上記棒状体の中途部に設けられこの棒状体が上記音圧に
よって共振するのを防止するダンパ部材とを具備したこ
とを特徴とする音圧センサ−。 - 【請求項2】 棒状体の基端部をコ−ン状の拡径部とし
たことを特徴とする請求項1記載の音圧センサ−。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23924096A JP3803143B2 (ja) | 1996-09-10 | 1996-09-10 | 音圧センサ− |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23924096A JP3803143B2 (ja) | 1996-09-10 | 1996-09-10 | 音圧センサ− |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1082704A true JPH1082704A (ja) | 1998-03-31 |
JP3803143B2 JP3803143B2 (ja) | 2006-08-02 |
Family
ID=17041832
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23924096A Expired - Fee Related JP3803143B2 (ja) | 1996-09-10 | 1996-09-10 | 音圧センサ− |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3803143B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108801534A (zh) * | 2017-05-03 | 2018-11-13 | 珠海全志科技股份有限公司 | 基于阻尼敏感的谐振式气体压力传感器 |
CN113551707A (zh) * | 2021-07-19 | 2021-10-26 | 歌尔微电子股份有限公司 | 组合传感器和电子设备 |
-
1996
- 1996-09-10 JP JP23924096A patent/JP3803143B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN108801534A (zh) * | 2017-05-03 | 2018-11-13 | 珠海全志科技股份有限公司 | 基于阻尼敏感的谐振式气体压力传感器 |
CN108801534B (zh) * | 2017-05-03 | 2020-12-08 | 珠海全志科技股份有限公司 | 基于阻尼敏感的谐振式气体压力传感器 |
CN113551707A (zh) * | 2021-07-19 | 2021-10-26 | 歌尔微电子股份有限公司 | 组合传感器和电子设备 |
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JP3803143B2 (ja) | 2006-08-02 |
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