JPH114455A - カラー撮像装置 - Google Patents

カラー撮像装置

Info

Publication number
JPH114455A
JPH114455A JP9156542A JP15654297A JPH114455A JP H114455 A JPH114455 A JP H114455A JP 9156542 A JP9156542 A JP 9156542A JP 15654297 A JP15654297 A JP 15654297A JP H114455 A JPH114455 A JP H114455A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
output
circuit
color
scanning
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP9156542A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3483732B2 (ja
Inventor
Yuichiro Takahashi
橋 雄 一 郎 高
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP15654297A priority Critical patent/JP3483732B2/ja
Publication of JPH114455A publication Critical patent/JPH114455A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3483732B2 publication Critical patent/JP3483732B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 補色フィルタを有する撮像素子をプログレッ
シブ走査で駆動して、出力された信号から輝度信号と色
差信号を生成するとともに、インターレース走査、プロ
グレッシブ走査といった走査方式に依存しないカラー撮
像装置を提供する。 【解決手段】 被写体光像は、撮像光学系1を介して、
固体撮像素子であるCCD2に入力され、次に相関2重
サンプリングするためのCDS3に入力され、その出力
信号はCCD2の駆動状態を示す駆動状態識別信号によ
って、インターレース走査信号用輝度/色生成回路4か
プログレッシブ走査信号用輝度/色生成回路5かをマル
チプレクサ6によって選択し、走査方法に応じた信号処
理を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、補色市松カラーフ
ィルタ撮像素子を使用して色信号を得る際のカラー撮像
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】カラー撮像装置には種々のものがある
が、感度の良い補色単板方式の一例が特開平7−773
3号公報に記載されており、以下にその概略を説明す
る。CCD等の固体撮像素子の結像面に設けられている
色フィルタの配列は、例えば図10に示すように、イエ
ロー(Ye)、シアン(Cy)が順に繰り返す第1のラ
インと、マゼンタ(Mg)、グリーン(G)が順に繰り
返す第2のラインと、上記第1のラインと同様にイエロ
ー、シアンが順に繰り返す第3のラインと、上記第2の
ラインと順序が逆になったグリーン、マゼンタが順に繰
り返す第4のラインとの配列が、以降、同様に順次繰り
返すようになっている。
【0003】このような配列の色フィルタを有する撮像
素子を用いた信号処理のうち、NTSC方式の場合を例
にとって、まず色信号処理について説明する。Nフィー
ルドにおいては、角のYe+Mgがまず撮像素子内で加
算され、その次のタイミングでCy+Gが撮像素子内で
加算される。色信号として処理する場合には、Nフィー
ルドのnラインにおいてこれらを減算して、 (Ye+Mg)−(Cy+G)=R+G+B+R−(B+G+G) =2R−G となり、赤成分を含んだ色差信号を得る。なお、計算の
途中で近似演算を行っている。この結果は、N+1フィ
ールドのnラインにおいても同様に得られるが、これ
は、NフィールドとN+1フィールドでは垂直方向に1
画素ずれたものとなるためである。
【0004】次に、Nフィールドのn+1ラインにおい
ては、画素から読み出されたYe+GとCy+Mgとを
減算して、 (Ye+G)−(Cy+Mg)=R+G+G−(B+G+B+R) =−(2B−G) という結果となり、青成分を含んだ色差信号を得る。な
お、計算の途中で前記同様の近似演算を行っている。こ
の結果はN+1フィールドのn+1ラインにおいてもや
はり同様に得られる。
【0005】このように、あるNフィールドにおいては
2R−Gと−(2B−G)が1ラインおきに出力される
線順次の形態の間欠的なものとなる。なお、上下隣接し
た画素どうしの加算、つまりYeとMgの加算やCyと
Gの加算などは、撮像素子内で行われるのに対し、加算
した後のこれらの減算、つまり(Ye+Mg)−(Cy
+G)等の左右隣接したものどうしの減算は、サンプル
ホールド後に、後述する減算回路46(図12参照)で
行われるようになっている。
【0006】次に、上記配列の色フィルタを有する撮像
素子を用いた信号処理のうち、輝度信号生成について説
明する。輝度信号は、撮像素子から読み出される際に上
述のように加算されている上下隣接画素の出力に、左右
隣接するものを加算するか、または画素出力のサンプリ
ングレートよりもかなり低い周波数、例えば前記サンプ
リングレートの1/4程度の周波数までローパスフィル
タで帯域制限して得られる。
【0007】加算演算で輝度信号を生成する場合には、
上述のフィルタ出力Ye+MgとCy+Gについて互い
に加算を行い、nラインにおいては、 Ye+Mg+CyG=2R+G+B+B+2G =2B+3G+2R という結果を得る。また、次のn+1ラインにおいて
は、Ye+GとCy+Mgとを互いに加算して、Ye+
G+Cy+Mg=2B+3G+2Rという結果を得る。
【0008】こうして、常にYe、G、Cy、Mgを一
組として加算することにより、輝度信号を生成する。こ
の時、分光感度特性として、図11に示すような人間の
視感度特性に2R+3G+2Bで近似させ、輝度信号相
当(Y相当)として取り扱うことができる。
【0009】次に図12を参照して、上述のような色信
号および輝度信号を生成する画像処理装置について説明
する。被写体光像は、撮像光学系41を介して、固体撮
像素子であるCCD42に入力され、そこで光電変換さ
れた後、相関2重サンプリング回路(以下、CDSと略
記する。)43に入力されてランダム雑音の低減を行
う。このCDS43の出力は二分されて、第1サンプル
ホールド回路44と第2サンプルホールド回路45とに
入力されてサンプルホールドを行う。
【0010】つまり、図13に示すように、Ye+M
g、Cy+Gなどの縦に隣接する2画素を加算したCC
D42の出力を、これら2つのサンプルホールド回路4
4、45により、色分離用のサンプルホールドパルス
1、2で1画素おきにそれぞれサンプルホールドするよ
うになっている。
【0011】より詳しくは、第1サンプルホールド回路
44では、図示のようなサンプルホールドパルス1によ
り、1番目のYe+Mgをサンプルホールドし、2番目
のCy+Gをスキップして3番目のYe+Mgをサンプ
ルホールドし、4番目のCy+Gを再びスキップするよ
うになっている。これに対して、第2サンプルホールド
回路45では、サンプルホールドパルス2により、1番
目のYe+Mgをスキップして2番目のCy+Gをサン
プルホールドし、3番目のYe+Mgを再びスキップし
て4番目のCy+Gをサンプルホールドするようになっ
ている。そして、上述の色信号を生成するには、第1サ
ンプルホールド回路44の出力から第2サンプルホール
ド回路45の出力を減算回路46により減算、すなわち
Ye+MgからCy+Gを減算した出力を得るようにな
っている。その出力は、ローパスフィルタ(図中、LP
Fと略記する。)47に入力されて帯域制御が行われ
る。このローパスフィルタ47の出力C0は二分され
て、一方は1Hディレイ48に入力され、他方はスイッ
チ回路であるマルチプレクサ49に入力される。
【0012】上記1Hディレイ48においては、上記減
算結果である2R−Gと2B−Gが図14に示すような
時系列で得られる。つまり、上記ローパスフィルタ47
の出力信号C0の1番目のパルスが2R−Gである場合
には、1Hディレイ48の出力信号C1は1つ前の時間
(つまり0番目)の2B−Gとなる。次の時間では、1
番目の2R−Gは信号C1に現れ、このときの信号C0
が1番目の2B−Gとなる。以下同様にして、その次の
時間では、1番目の2B−Gが信号C1に現れ、このと
きの信号C0は、2番目の2R−Gとなる。
【0013】このようにして、互いに1つずつずれた2
つの信号C0、C1が、マルチプレクサ49に入力され
て、そこで切り換えを行うことにより、2R−Gだけの
出力である信号CRと、2B−Gだけの出力である信号
CBとに分離される。
【0014】つまり、信号CRへの出力は、まずC0の
1番目の2R−Gを選択し、次に1Hディレイされた2
R−GのコピーであるC1を選択し、さらにC0の2番
目の2R−Gを選択し、そしてC1の2番目の2R−G
を選択するようになっていて、以下同様に順次2R−G
の信号のみを選択するようになっている。こうして、信
号CRは、1番目の2R−G出力を2回繰り返した後、
2番目の2R−G出力を2回繰り返し、以下同様に同じ
2R−G出力を2回ずつ繰り返している。
【0015】上記信号CBにおいても、同様にして、C
0、C1の各信号から、順次2B−Gのみを選択して、
同じ出力を2回ずつ繰り返して出力している。
【0016】こうして、信号CRもしくは信号CBを単
独で見ると、それぞれ同じ出力を2回ずつ繰り返してい
るので、再現できる垂直方向の周波数としては走査線の
周波数の1/2が上限となり、色の解像度は水平走査線
の1/2以下である。
【0017】また、同じ出力を2回繰り返すのではな
く、1Hディレイを2本用いて、補間する(2R−Gの
ラインでは前後の2B−Gから補間して2R−Gと同時
化した2B−G出力を得る)方式もあるが、ここでは省
略する。
【0018】上述の内容を2次元的に表現すると、例え
ば図15に示すようになる。なお、この図15において
は、数の上から下に向かう方向が走査線の進行方向を示
し、時間軸にもほぼ対応している。それゆえ、横方向に
揃っているものについては同一時間に出力されることに
なる。
【0019】この図15を参照して、上述のような動作
をテレビ信号の走査線に対応して説明すると、図12と
図10に示したCCD42の色フィルタの1番目のライ
ンのYeと2番目のラインのMgからの信号を加減算処
理することにより、C0が1番目の2R−Gを出力す
る。上記CCD42の次の2ラインを選択することによ
って、走査線の2番目として、C0は1番目の2B−G
を出力する。上記CCD42の次の2ラインを選択する
ことによって、走査線の2番目として、C0は1番目の
2B−Gを出力する。このようにして、さらに、2番目
の2R−G、2番目の2B−Gが線順次で選択される。
【0020】次に、C1の出力は、C0が1水平時間下
にシフトしたものであるため、1番目の2R−Gが第2
ラインに出力される。そして、1番目の2B−Gが第3
ラインに出力され、2番目の2R−Gが第4ラインに出
力される。
【0021】こうして、これらC0、C1からマルチプ
レクサ49で2R−Gのみを選択したものがCRに、2
B−Gのみを選択したものがCBにそれぞれ出力されて
いる。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】上述したのは補色単板
撮像素子を用いて、撮像素子内で上下画素加算を行うイ
ンターレース走査(飛び越し走査とも言う)した場合の
信号処理方式の例である。この場合、信号処理回路とし
ては補色単板撮像素子のインターレース駆動出力のみを
処理対象としている。
【0023】近年、パソコン用の画像入力装置の需要が
高まっており、これにより、パソコンのモニタの走査方
法であるプログレッシブ走査(順次走査とも言う)に対
応した信号処理方式が必要とされる。また、信号処理回
路は従来方式(TVモニタに映像を出力する用途)でも
勿論使用されるので、プログレッシブ走査専用でなく、
インターレース、プログレッシブ両方に対応するのが、
汎用的で望ましい。
【0024】本発明は、このような従来の課題を解決す
るものであり、インターレースとプログレッシブの両方
に対応することのできる信号処理回路を備えたカラー撮
像装置を提供することを目的とする。
【0025】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、補色市松カラーフィルタを設けた撮像素
子を使用して、インターレース方式で走査した場合とプ
ログレッシブ方式で走査した場合でも、輝度/色信号生
成手段と撮像素子の駆動方式がインターレース走査かプ
ログレッシブ走査かによって、輝度/色信号生成手段の
処理方式を切り替える手段を備えたものであり、これに
より、走査方式に依存せず、信号処理回路を共用できる
利点がある。
【0026】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、補色市松カラーフィルタを設けた撮像素子を使用す
るカラー撮像装置において、インターレース走査信号用
輝度/色生成手段およびプログレッシブ走査信号用輝度
/色信号生成手段と、前記撮像素子の駆動方式がインタ
ーレース走査かプログレッシブ走査かを示す駆動状態識
別信号によって、前記それぞれの輝度/色信号生成手段
のいずれかを選択する手段とを備えたカラー撮像装置で
あり、走査方式に依存せず、信号処理回路を共用できる
という作用を有する。
【0027】また、請求項2に記載の発明は、プログレ
ッシブ走査信号用輝度/色信号生成手段が、隣接画素の
差分を演算する第1の減算手段と、撮像素子の出力を1
H遅延させる1Hディレイと、前記1Hディレイの出力
信号の隣接画素差分を演算する第2の減算手段と、前記
第1の減算手段の出力と前記第2の減算手段の出力との
差分を演算する第3の減算手段と、前記第1の減算手段
の出力と前記第2の減算手段の出力との和を演算する加
算手段とを備えた請求項1記載のカラー撮像装置であ
り、従来のインターレース方式での信号処理方式に簡単
な回路を付加するだけで、プログレッシブ方式での信号
処理方式を実現できるという作用を有する。
【0028】以下、本発明の実施の形態について、図1
から図9を用いて説明する。 (実施の形態1)図1は本発明の第1の実施の形態に係
るカラー撮像装置における画像処理装置の構成を示す図
である。図1において、1は撮像光学系、2は固体撮像
素子であるCCD、3はCDS、4はインターレース走
査信号用輝度/色生成回路、5はプログレッシブ走査信
号用輝度/色生成回路、6は二つの輝度/色生成回路4
と5を切り替えるマルチプレクサである。
【0029】次に、本実施の形態における動作について
説明する。被写体光像は、撮像光学系1を介して、固体
撮像素子であるCCD2に入力され、次に相関2重サン
プリングするためのCDS3に入力される。CDS3の
出力信号は、CCD2の駆動状態を示す駆動状態識別信
号によって、インターレース走査信号用輝度/色生成回
路4かプログレッシブ走査信号用輝度/色生成回路5か
をマルチプレクサ6により選択して、走査方法に応じた
信号処理を行う。
【0030】以上のように、本発明の実施の形態1によ
れば、インターレース走査信号用輝度/色生成回路4と
プログレッシブ走査信号用輝度/色信号生成回路5を設
け、CCD2の駆動状態を示す駆動状態識別信号に応じ
て、CDS出力信号に対する信号生成方法をマルチプレ
クサ6で切り替えることにより、走査方法に応じた正し
い信号生成を行うことができ、走査方式に依存せず、信
号処理回路を共用することができる。
【0031】(実施の形態2)図2は本発明の第2の実
施の形態に係るカラー撮像装置における画像処理装置の
構成を示す図であり、上記実施の形態1におけるインタ
ーレース走査信号用輝度/色生成回路4とプログレッシ
ブ走査信号用輝度/色生成回路5とマルチプレクサ6の
詳細を示すものである。図2において、10は撮像光学
系、11は固体撮像素子であるCCD、12はCDS、
13はCDS12の出力信号を1H遅延させる1Hディ
レイ、14は第1サンプルホールド回路(図中第1SH
と略記する。)、15は第2サンプルホールド回路(図
中第2SHと略記する。)、16は第3サンプルホール
ド回路(図中第3SHと略記する。)、17は第4サン
プルホールド回路(図中第4SHと略記する。)、18
は第1サンプルホールド回路14の出力から第2サンプ
ルホールド回路15の出力を減算する第1減算回路、1
9はCDS12の出力信号を1H遅延させた第3サンプ
ルホールド回路16の出力から第4サンプルホールド回
路17の出力を減算する第2減算回路、20は第1減算
回路18の出力から第2減算回路19の出力を減算する
第3減算回路、21は第1減算回路18の出力と第2減
算回路19の出力とを加算する第1加算回路、22は第
1サンプルホールド回路14の出力と第2サンプルホー
ルド回路15の出力を加算する第2加算回路、23はC
DS12の出力信号を1H遅延させた第3サンプルホー
ルド回路16の出力と第4サンプルホールド回路17の
出力とを加算する第3加算回路、24は第2加算回路2
2の出力と第3加算回路23の出力とを加算する第4加
算回路、25は駆動状態識別信号に基づいて第1減算回
路18の出力と第1加算回路21の出力とのいずれかを
選択する第1マルチプレクサ(図中第1MPXと略記す
る。)、26は駆動状態識別信号に基づいて第2減算回
路19の出力と第3減算回路20の出力とのいずれかを
選択する第2マルチプレクサ(図中第2MPXと略記す
る。)、27は第1マルチプレクサ25の出力と第2マ
ルチプレクサ26の出力とのいずれかを選択する第3マ
ルチプレクサ(図中第3MPXと略記する。)、28は
駆動状態識別信号に基づいて第2加算回路22の出力と
第4加算回路24の出力とのいずれかを選択する第4マ
ルチプレクサ(図中第4MPXと略記する。)である。
【0032】次に、本実施の形態の動作について説明す
る。被写体光像は、撮像光学系10を介して、固体撮像
素子のCCD11に入力され、次に相関2重サンプリン
グするためのCDS12に入力される。CDS12の出
力信号は1Hディレイを通る系と通らない系に二分され
る。
【0033】以降はインターレース走査時とプログレッ
シブ走査時について各々説明する。まずは、インターレ
ース走査時の処理である。CDS12の出力信号は二分
され、第1サンプルホールド回路14と第2サンプルホ
ールド回路15とに入力されてサンプルホールドを行
う。つまり、図3に示すように、Ye+Mg、Cy+G
などの縦に隣接する2画素を加算したCCD11の出力
を、これら2つのサンプルホールド回路14、15によ
り色分離用のサンプルホールドパルスSHP1、SHP
2で1画素おきにそれぞれサンプルホールドするように
なっている。
【0034】より詳しくは、NTSCのNフィールドn
ラインにおいて第1サンプルホールド回路14では、図
示のようなサンプルホールドパルスSHP1により、1
番目のYe+Mgをサンプルホールドし、2番目のCy
+Gをスキップして3番目のYe+Mgをサンプルホー
ルドし、4番目のCy+Gを再びスキップするようにな
っている。これに対して、第2サンプルホールド回路1
5では、サンプルホールドパルスSHP2により、1番
目のYe+Mgをスキップして2番目のCy+Gをサン
プルホールドし、3番目のYe+Mgを再びスキップし
て4番目のCy+Gをサンプルホールドするようになっ
ている。そして、上述の色信号を生成するには、第1サ
ンプルホールド回路14の出力から第2サンプルホール
ド回路15の出力を第1減算回路18により減算するこ
とで、Ye+MgからCy+Gを減算した出力を得るよ
うになっている。よってNフィールドn+1ラインにお
いては同様にして、Ye+GからCy+Mgを減算した
出力を得るようになっている。
【0035】上記第1減算回路18の出力信号は、上記
減算結果である2R−Gと2B−Gが図4に示すような
時系列で得られる(符号については後段の演算で符号を
考慮すればよいので、色差信号は2R−G、2B−Gと
して扱うことにする。)。
【0036】また、第3サンプルホールド回路16で
は、入力信号としてはNフィールドのn−1ラインとな
り、サンプルホールドパルスSHP1により、1番目の
Ye+Gをサンプルホールドし、2番目のCy+Mgを
スキップして3番目のYe+Gをサンプルホールドし、
4番目のCy+Mgを再びスキップするようになってい
る。これに対して、第4サンプルホールド回路17で
は、サンプルホールドパルスSHP2により、1番目の
Ye+Gをスキップして2番目のCy+Mgをサンプル
ホールドし、3番目のYe+Gを再びスキップして4番
目のCy+Mgをサンプルホールドするようになってい
る。そして、上述の色信号を生成するには、第3サンプ
ルホールド回路16の出力から第4サンプルホールド回
路17の出力を第2減算回路19により減算すること
で、Ye+GからCy+Mgを減算した出力を得るよう
になっている。よってNフィールドnラインにおいては
同様にして、Ye+MgからCy+Gを減算した出力を
得るようになっている。
【0037】上記第2減算回路19の出力信号は、上記
減算結果である2R−Gと2B−Gが図5に示すような
時系列で得られる(符号については後段の演算で符号を
考慮すればよいので、色差信号は2R−G、2B−Gと
して扱うことにする。)。
【0038】次に撮像素子の駆動方式がインターレース
走査であるかプログレッシブ走査であるかを示す駆動状
態識別信号により、第1および第2マルチプレクサ2
5、26は、それぞれ第1減算回路18、第2減算回路
19の出力信号を選択し、さらに第3マルチプレクサ2
7により、色信号CRには2R−G系信号、色信号CB
には2B−G系信号が色差信号として出力される。
【0039】輝度信号については、第1サンプルホール
ド回路14と第2サンプルホールド回路15を第2加算
回路22で加算し、撮像素子の駆動方式がインターレー
ス走査であるかプログレッシブ走査であるかを示す駆動
状態識別信号により、第4マルチプレクサ28で第2加
算回路20の出力信号を選択して輝度信号として出力さ
れる。以上がインターレース走査時の処理である。
【0040】次にプログレッシブ走査時の処理を説明す
る。プログレッシブ走査時の出力信号は、インターレー
ス走査時のような撮像素子内部での上下加算は行わず、
Ye、Cy、Mg、Gそれぞれが1画素の信号として読
み出される。そして、CDS12の出力信号は二分さ
れ、第1サンプルホールド回路14と第2サンプルホー
ルド回路15とに入力されてサンプルホールドを行う。
つまり、図6に示すように、Ye、CyなどのCCD1
1の出力をこれら2つのサンプルホールド回路14、1
5により色分離用のサンプルホールドパルスSHP1、
SHP2で1画素おきにそれぞれサンプルホールドする
ようになっている。
【0041】より詳しくは、nラインにおいて第1サン
プルホールド回路14では、図示のようなサンプルホー
ルドパルスSHP1により、1番目のYeをサンプルホ
ールドし、2番目のCyをスキップして3番目のYeを
サンプルホールドし、4番目のCyを再びスキップする
ようになっている。これに対して、第2サンプルホール
ド回路15では、サンプルホールドパルスSHP2によ
り、1番目のYeをスキップして2番目のCyをサンプ
ルホールドし、3番目のYeを再びスキップして4番目
のCyをサンプルホールドするようになっている。そし
て、第1サンプルホールド回路14の出力から第2サン
プルホールド回路15の出力を第1減算回路18により
減算することで、YeからCyを減算した出力を得るよ
うになっている。この場合の出力信号は、 Ye−Cy=R+G−B−G=R−B と近似できる。
【0042】よって、n+1ラインにおいては、同様に
して、MgからGを減算した出力を得るようになってい
る。この場合の出力信号は、 Mg−G=B+R−G と近似できる。n+2ラインにおいては、同様にして、
YeからCyを減算した出力を得るようになっていて、
この場合の出力信号は、 Ye−Cy=R+G−B−G=R−B と近似できる。n+3ラインにおいては、同様にして、
GからMgGを減算した出力を得るようになっていて、
この場合の出力信号は、 G−Mg=G−B−R と近似できる。上記第1減算回路18の出力信号は、上
記減算結果が図7に示すような時系列で得られる。
【0043】第3サンプルホールド回路16と第4サン
プルホールド回路17の出力は、第1サンプルホールド
回路14と第2のサンプルホールド回路15の出力に対
して1H遅れた信号になる。同様にして、第3サンプル
ホールド回路16の出力と第4サンプルホールド回路1
7の出力を減算する第2減算回路19の出力について
も、第1減算回路18が1H遅れた信号になる。例え
ば、第1減算回路18の出力がYe−Cy=R−G(n
+3ライン)ならば、第2減算回路19の出力はG−M
g=G−B−R(n+2ライン)である。上記第2減算
回路19の出力信号は、上記減算結果が図8に示すよう
な時系列で得られる。
【0044】次に第1減算回路18の出力と第2減算回
路19の出力との加減算を第1加算回路21および第3
減算回路20で行う。この演算結果を図9に時系列タイ
ミングチャートで示す。これにより、色差信号である2
R−G系信号と2B−G系信号が得られる。
【0045】次に撮像素子の駆動方式がインターレース
走査であるかプログレッシブ走査であるかを示す駆動状
態識別信号により、第1おび第2マルチプレクサ25、
26は、それぞれ第1加算回路21および第3減算回路
20の出力信号を選択し、さらに第3マルチプレクサ2
7により、色信号CRには2R−G系信号、色信号CB
には2B−G系信号が色差信号として出力される。
【0046】輝度信号については、上下左右4画素の和
(Ye+Mg+G+Cy)であるため、第1サンプルホ
ールド回路14出力と第2サンプルホールド回路15出
力と第3サンプルホールド回路16出力と第4サンプル
ホールド回路17出力との加算をそれぞれ第2加算回路
22、第3加算回路23、第4加算回路24で演算し、
撮像素子の駆動方式がインターレース走査であるかプロ
グレッシブ走査であるかを示す駆動状態識別信号によ
り、第4マルチプレクサ28で第4加算回路24の出力
信号を選択して輝度信号Yとして出力される。
【0047】以上に示したように、補色市松カラーフィ
ルタを設けた撮像素子を使用して、プログレッシブ走査
した場合の色差信号を生成する際に、隣接画素の差分を
演算する第1減算回路18と、撮像素子出力を1H遅延
させる1Hディレイ13と、この1Hディレイ13の出
力信号の隣接画素差分を演算する第2減算回路19と、
第1減算回路18の出力と第2減算回路19の出力との
差分を演算する第3減算回路20と、第1減算回路18
の出力と第2減算回路19の出力との和を演算する第1
加算回路21とを用いることにより、簡単な構成で色差
信号が生成できる。また、基本的な回路構成は、インタ
ーレース走査時の信号処理方式で用いられる処理と共用
できるため、インターレース、プログレッシブといった
走査方式に依存しない回路が簡単に構築できる。
【0048】
【発明の効果】以上のように本発明は、補色フィルタを
有する撮像素子をプログレッシブ走査で駆動して出力さ
れる信号を簡単な回路で輝度信号と色差信号を生成でき
るとともに、インターレース方式の処理と共有すること
により、インターレース、プログレッシブといった走査
方式に依存しないカラー撮像装置を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1における画像処理装置を
示すブロック図
【図2】本発明の実施の形態2における画像処理装置を
示すブロック図
【図3】本発明の実施の形態2における画像処理装置の
動作説明のためのタイミング図
【図4】本発明の実施の形態2における画像処理装置の
動作説明のためのタイミング図
【図5】本発明の実施の形態2における画像処理装置の
動作説明のためのタイミング図
【図6】本発明の実施の形態2における画像処理装置の
動作説明のためのタイミング図
【図7】本発明の実施の形態2における画像処理装置の
動作説明のためのタイミング図
【図8】本発明の実施の形態2における画像処理装置の
動作説明のためのタイミング図
【図9】本発明の実施の形態2における画像処理装置の
動作説明のためのタイミング図
【図10】補色単板式のCCDに設けられている色フィ
ルタの配列を示す模式図
【図11】人間の視感度特性を示す特性図
【図12】従来の画像処理装置を示すブロック図
【図13】従来の画像処理装置の各出力を示すタイミン
グ図
【図14】従来の画像処理装置で処理された各信号成分
を示すタイミング図
【図15】従来の信号出力をテレビ信号の走査線に対応
して2次元的に表現した模式図
【符号の説明】
1、10、41 撮像光学系 2、11、42 CCD 3、12、43 CDS 4 インターレース走査信号用輝度/色生成回路 5 プログレッシブ走査信号用輝度/色生成回路 13、48 1Hディレイ 21、22、23、24、50 加算回路 18、19、20、46 減算回路 6、25、26、27、28、49 MPX(マルチプ
レクサ) 14 第1SH(サンプルホールド) 15 第2SH(サンプルホールド) 16 第3SH(サンプルホールド) 17 第4SH(サンプルホールド) 47 LPF

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 補色市松カラーフィルタを設けた撮像素
    子を使用するカラー撮像装置において、インターレース
    走査信号用輝度/色生成手段およびプログレッシブ走査
    信号用輝度/色信号生成手段と、前記撮像素子の駆動方
    式がインターレース走査かプログレッシブ走査かを示す
    駆動状態識別信号によって、前記それぞれの輝度/色信
    号生成手段のいずれかを選択する手段とを備えたカラー
    撮像装置。
  2. 【請求項2】 プログレッシブ走査信号用輝度/色信号
    生成手段が、隣接画素の差分を演算する第1の減算手段
    と、撮像素子の出力を1H遅延させる1Hディレイと、
    前記1Hディレイの出力信号の隣接画素差分を演算する
    第2の減算手段と、前記第1の減算手段の出力と前記第
    2の減算手段の出力との差分を演算する第3の減算手段
    と、前記第1の減算手段の出力と前記第2の減算手段の
    出力との和を演算する加算手段とを備えた請求項1記載
    のカラー撮像装置。
JP15654297A 1997-06-13 1997-06-13 カラー撮像装置 Expired - Fee Related JP3483732B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15654297A JP3483732B2 (ja) 1997-06-13 1997-06-13 カラー撮像装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15654297A JP3483732B2 (ja) 1997-06-13 1997-06-13 カラー撮像装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH114455A true JPH114455A (ja) 1999-01-06
JP3483732B2 JP3483732B2 (ja) 2004-01-06

Family

ID=15630083

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15654297A Expired - Fee Related JP3483732B2 (ja) 1997-06-13 1997-06-13 カラー撮像装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3483732B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4681787A (en) * 1984-09-28 1987-07-21 Degussa Electronics Inc. Ingot produced by a continuous casting method
US4794440A (en) * 1983-05-25 1988-12-27 American Telephone And Telegraph Company, At&T Bell Laboratories Heterojunction bipolar transistor

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012049891A (ja) 2010-08-27 2012-03-08 Sony Corp 撮像装置、および信号処理方法、並びにプログラム

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4794440A (en) * 1983-05-25 1988-12-27 American Telephone And Telegraph Company, At&T Bell Laboratories Heterojunction bipolar transistor
US4681787A (en) * 1984-09-28 1987-07-21 Degussa Electronics Inc. Ingot produced by a continuous casting method

Also Published As

Publication number Publication date
JP3483732B2 (ja) 2004-01-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4246601A (en) Solid-state color imaging device
KR100247371B1 (ko) 칼라텔레비젼카메라장치및그신호발생방법
JPS6129196B2 (ja)
JPH114455A (ja) カラー撮像装置
JP2000023046A (ja) 撮像装置
JP2529221B2 (ja) 撮像装置
JPH10336685A (ja) カラー撮像装置
US6266101B1 (en) Y/C separator
JP2623084B2 (ja) 撮像装置
JP2617293B2 (ja) 撮像装置
JP3213527B2 (ja) 画像情報処理装置
JPS631278A (ja) カラ−固体撮像装置
JPH077733A (ja) カラー撮像方式
JPH05304679A (ja) カラーカメラの信号処理回路におけるレベルバランス回路
JP3422027B2 (ja) カラーカメラ及びその信号処理回路における輝度バランス回路
JPH0523114B2 (ja)
JP2797752B2 (ja) カラー固体撮像装置
JPS6264188A (ja) テレビジヨン信号発生装置
JPH07107496A (ja) 固体撮像装置
JP3355975B2 (ja) 色信号処理回路
JP2655436B2 (ja) カラー固体撮像装置
JP2533547B2 (ja) 固体撮像装置
JP2585461B2 (ja) 固体カラーカメラ
JP4240686B2 (ja) 撮像装置
JPS631277A (ja) カラ−固体撮像装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071017

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081017

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees