JPH1144497A - Al合金製冷媒通路用複合チューブとその製造方法 - Google Patents

Al合金製冷媒通路用複合チューブとその製造方法

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JPH1144497A
JPH1144497A JP9212613A JP21261397A JPH1144497A JP H1144497 A JPH1144497 A JP H1144497A JP 9212613 A JP9212613 A JP 9212613A JP 21261397 A JP21261397 A JP 21261397A JP H1144497 A JPH1144497 A JP H1144497A
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composite tube
shrink
alloy
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Akinori Yoshida
明典 吉田
Yoshinori Kondo
嘉則 近藤
Seiichi Kato
精一 加藤
Tetsuya Yamamoto
哲也 山本
Taneharu Shinpo
胤治 新保
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Furukawa Electric Co Ltd
Denso Corp
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Furukawa Electric Co Ltd
Denso Corp
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    • B21C37/154Making multi-wall tubes
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 Al合金製冷媒通路用複合チューブの内管と
外管の界面でのブローホールの発生が少なく、内管剥離
等を防止すること。 【解決手段】 管状のAl合金芯材の内側に管状のAl
合金内側材を焼嵌めして得られる2層複合管、又は管状
のAl合金外側材の内側に該2層複合管を焼嵌めして得
られる3層複合管を押出加工又は押出加工後引抜加工を
施して得られることを特徴とするAl合金製冷媒通路用
複合チューブ及びその製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、耐食性又はろう付
け性に優れるAl合金製(以下アルミ製と記す)冷媒通
路用複合チューブと該複合チューブを製造する方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】自動車用熱交換器の冷媒通路を構成する
アルミ製チューブの内面は常時冷媒と接するため高度の
耐食性が要求される。このためチューブの内面には耐食
性材料又は犠牲材料等が内張りされている。具体的に
は、高強度のJIS-3003合金(Al−0.15wt%Cu− 1.1
wt%Mn)等のチューブ用芯材の内側に耐食性の優れる
JIS-7072合金(Al−1wt%Zn)材を内張りしたもの
等である。従来の自動車用熱交換器に使用されているこ
れらのアルミ製チューブの肉厚は1〜2mm程度であり、
複合ホロービレットを用いて押出によりクラッド管と
し、これを引抜加工してチューブとする方法により製造
されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】最近の自動車用熱交換
器は軽量化、コストダウン化に伴いチューブの薄肉化傾
向にある。薄肉で、さらに塑性加工性が要求されるこれ
らのチューブの製造方法としては押出製法によるクラッ
ドチューブを用いることが有用である。
【0004】しかし、押出製法では、皮材と芯材と内張
材の間にエアーが保持されやすく、それによってブロー
ホール、接合不良、内管剥離等が発生し易くなる。これ
らの欠陥は従来の肉厚では機能上大きな問題にはなり難
いが、薄肉チューブに対してはいずれも致命的な問題と
なる。例えば外管の接合不良は引抜工程での割れや熱交
換器部品のパイプの後加工時の割れの原因となり、内管
剥離は犠牲材としての内張材が剥離し、その部分は芯材
がむき出しとなるため、そこが腐食し貫通孔が発生す
る。さらにこのような内管剥離は長尺押出材やコイルを
引抜きした長尺コイルにおいては出荷検査ができない等
の問題がある。
【0005】これらを防止する手段の一つとしては、例
えば予め鋳造段階で芯材と内張材の2層ビレットを鋳造
する方法が知られているが、製造コストが高く、技術的
にも困難な方法であった。また、冷間で組合せたビレッ
トを用いる方法においては、押出に際してマンドレルの
前進により内面のビレット外径を増大させ、芯材に密着
させる方法(特願平1-156575号)があるが、薄肉チュー
ブに対しては十分な効果は得られていない。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような状
況に鑑み鋭意検討の結果なされたもので、その目的とす
るところは、内管と外管との界面におけるブローホール
の発生が少なく、管の接合不良、内管剥離等を防止した
アルミ製の冷媒通路用複合チューブと該チューブを製造
する方法を提供することにある。
【0007】即ち本発明の複合チューブの一つは、管状
のAl合金芯材の内側に管状のAl合金内側材を焼嵌め
して得られる2層複合管、又は管状のAl合金外側材の
内側に該2層複合管を焼嵌めして得られる3層複合管を
押出加工又は押出加工後引抜加工を施して肉厚 0.8mm以
下としたことを特徴とするAl合金製冷媒通路用複合チ
ューブである。
【0008】また本発明の他の複合チューブは、管状の
Al合金芯材中空ビレットを 350〜600 ℃に加熱してそ
の内側に管状のAl合金内側材中空ビレットを焼嵌めし
て得られる2層複合中空ビレット、又は管状のAl合金
外側材中空ビレットを 350〜600 ℃に加熱してその内側
に上記2層複合中空ビレットを焼嵌めして得られる3層
複合中空ビレットを押出加工、又は押出加工後引抜加工
を施して肉厚 0.8mm以下としたことを特徴とするAl合
金製冷媒通路用複合チューブである。
【0009】また本発明の上記複合チューブは、Al合
金製熱交換器の冷媒通路部材として用いられるものであ
る。
【0010】また本発明の製造方法は、Al合金芯材層
の内周面にAl合金内側材層を形成し、又はさらに該芯
材層の外周面にAl合金外側材層を形成したAl合金製
熱交換器の冷媒通路用複合チューブの製造において、管
状のAl合金内側材中空ビレットを管状のAl合金芯材
中空ビレットに焼嵌めして2層複合中空ビレットとし、
又はさらに該2層複合中空ビレットを管状のAl合金外
側材中空ビレットに焼嵌めして3層複合中空ビレットと
し、その後該複合中空ビレットを熱間押出、又は熱間押
出後引抜加工することを特徴とするAl合金製熱交換器
の冷媒通路用複合チューブの製造方法であり、焼嵌めす
る際に外側となる中空ビレットを 350〜600 ℃に加熱し
たり、またこの際焼嵌め代を 0.4mm以上及び挿入代を
0.8mm以上とするのは良好である。また焼嵌めする際の
中空ビレットの加熱を該中空ビレットの均質化処理工程
又は熱間押出時の予備加熱工程で同時に行うのは効果が
あるが、両者の中間に焼嵌め工程を設けることもでき
る。さらに得られる複合チューブの肉厚は 0.8mm以下が
良好である。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明で得られるアルミ製複合チ
ューブは、芯材の内側材、外側材又は内側材と外側材と
して、例えば犠牲材とろう付け材料を層状に形成して、
チューブの耐食性を向上させたもの、及び/又はろう付
けに供することのできるものである。従って本発明で
は、アルミニウム合金に熱間押出、又は熱間押出と引抜
加工によりチューブ状に加工できる任意のアルミニウム
合金が使用できる。アルミニウム合金の中で、特に芯材
としては加工性に優れるJIS-3003合金に代表されるAl
−Mn系合金、JIS-1100合金(Al− 0.1wt%Cu)や
JIS-1050合金(Al:99.50 wt%以上)に代表される純
アルミニウム系合金が望ましく、また犠牲材としてはJI
S-7072合金に代表されるAl−Zn系合金、ろう付け材
としてはJIS-4043合金(Al−5wt%Si)に代表され
るAl−Si系合金が望ましい合金である。そして具体
的には、芯材の内側材としてはJIS-7072合金、JIS-4343
合金(Al− 7.5wt%Si)、該JIS-4343合金にさらに
Znを約1wt%添加した合金、JIS-4045合金(Al−10
wt%Si)等が用いられ、外側材としては上記合金に加
えてJIS-1050合金及びJIS-1070合金(Al: 99.70wt%
以上)等が用いられる。
【0012】本発明において、アルミニウム合金の芯材
中空ビレットには、アルミニウム合金の中実ビレットを
穴明け加工したもの、中空に鋳造したビレットを切削加
工したもの等が用いられ、内周面は機械加工等で仕上げ
られたものが望ましい。また、芯材の内張りに使用する
内側材中空ビレット、及び該芯材の外側に形成する外側
材中空ビレットには、押出加工又は押出加工と引抜加工
で成形された管、又は鋳造したビレットを切削加工した
筒状のもの等が用いられ、内側材中空ビレットの場合は
外周面、及び外側材中空ビレットの場合は内周面は押出
加工、引抜加工、機械加工等で仕上げられたものが望ま
しい。
【0013】本発明では、中空ビレットと内側材中空ビ
レットとを焼嵌めして得られた2層複合中空ビレット、
及び該2層複合中空ビレットを外側材中空ビレットに焼
嵌めして得られた3層複合中空ビレットは、その後熱間
押出を行うので、例えば犠牲層及びろう材層は芯材の内
面や外面に金属組織的に接合される。そしてこれらの焼
嵌めには、ビレットの均質化処理又は熱間押出時の加熱
を利用することで、加熱費が節約でき、また生産性を害
さず望ましい。また焼嵌めの際のビレットの加熱温度は
350〜600 ℃とするのが良好である。加熱温度が 350℃
未満では焼嵌めの代が 0.4mm未満であり、かつ挿入代も
0.8mm未満であって良好な焼嵌め状態が得られない。さ
らに内側ビレットの外径と同寸法またはこれより僅かに
内径の大きい外側ビレットを使用し、これを加熱して組
合せたとしても、挿入時の作業性は改善されるが焼嵌め
効果がないため本発明の効果は得られない。また加熱温
度の上限は組合せるビレットの種類により異なるものの
実用的な観点よりアルミニウム合金の融点を考慮して 6
00℃とした。
【0014】焼嵌めにより複合されたアルミニウム合金
の2層もしくは3層複合中空ビレットは、常法により熱
間押出される。押出は直接押出でも間接押出でも良い。
また本発明のアルミ製熱交換器の複合チューブは、熱間
押出だけで製造しても、熱間押出後引抜加工して製造し
ても良い。実際の熱交換器用チューブは寸法が小さいの
で押出後引抜加工される場合が多い。引抜加工は、加工
途中で中間焼鈍を行う等の従来法が適用できる。成形性
が要求される用途には、引抜加工後、最終焼鈍を施して
O材等に調質される。
【0015】
【実施例】以下に本発明の実施例を詳細に説明する。 (実施例1)JIS-3003合金の円筒状中空ビレット(外径
400mm、内径80mm、長さ1000mm)の内面を切削加工して
常温で 148mmφとした芯材中空ビレットを得、JIS-7072
合金の押出管(常温:外径 148.8mm、内径80mm、長さ 9
90mm)を内張り材中空ビレットとして得た。次に、図1
のように芯材中空ビレット(1)を 500℃に加熱後、常
温の内張り中空ビレット(2)を該芯材中空ビレット
(1)の内径部に挿入し、冷却することによって焼嵌め
を行った。焼嵌めされた2層複合中空ビレットを 450℃
で間接押出して、外径47mm、肉厚3.5mm の押出管とし、
次いでこの押出管に引抜加工を繰り返し施して外径10mm
で肉厚がそれぞれ1mm、 0.7mm、 0.5mm及び 0.3mmの冷
媒通路用複合チューブを製造した。さらに、最終焼鈍を
施しO材調質とした。
【0016】(従来例1)図2のようにJIS-7072合金の
押出管(3)の外径を 145mmφとし、常温で上記と同じ
芯材中空ビレット(1)内径部に隙間(4)を設けて挿
入した後は、実施例1と同じ方法により複合チューブを
製造した。
【0017】得られた各チューブを長さ 500mmに切断
し、無作為に 100本(50m相当)ずつ抜き取り、長手方
向に切り開いて内面のブローホール等の欠陥数を調べ
た。またチューブの拡管試験により加工性を調べた。そ
れらの結果を表1に示す。
【0018】
【表1】
【0019】表1より明らかなように、本発明例は内面
にブローホール等の発生はなく、加工性も良好であっ
た。これに対して、冷間で組合せたビレットを使用した
従来例のものは内面に多数の欠陥が発生し、それらが起
点となって肉厚 0.7mmのものから加工割れが発生し、さ
らに肉厚が薄くなるに従って割れが多くなっていること
が判る。
【0020】次に上記の内径 148mmφに仕上げた芯材中
空ビレットに焼嵌めするJIS-7072合金内張り材中空ビレ
ットについて、外径を種々変化させて焼嵌め代(常温時
の内張り材中空ビレットの外径−芯材中空ビレットの内
径(148mm))が図3に示すような 0.2〜1.2mm のものを作
製し、それぞれについて芯材中空ビレット加熱温度によ
る焼嵌め時の内張り材中空ビレットの挿入代との関係を
示した。そして各種実験の結果、挿入に支障のない内外
径のクリアランスは 0.8mm以上必要であり、有効な焼嵌
め代としては 0.4mm以上必要である(図中矩形に囲まれ
た範囲)ことが判った。さらにこれに焼嵌め温度を組合
せると、図の長方形の中の斜線の領域が有効な範囲とな
る。
【0021】(実施例2)実施例1と同様のJIS-3003合
金の芯材中空ビレットの内側にJIS-7072合金の内張り材
中空ビレットを焼嵌めしてなる2層複合中空ビレット、
及びこの2層複合中空ビレットをJIS-7072合金の中空ビ
レットの内側に焼嵌めしてなる3層複合中空ビレットに
ついて、熱間押出加工により外径47mmφ×肉厚 3.5mmの
素管を製造し、その後表2に示すようなスケジュール
(A工程とB工程)により各パス毎にいずれも25〜45%
の加工度で引抜加工を行って、外径 1.0mmでそれぞれ肉
厚 0.7mmと 0.3mmの本発明例の2層及び3層複合チュー
ブを製造した。また上記とは材料の組合せを代えて、JI
S-3003合金芯材中空ビレットの内側にJIS-4043合金内張
り材中空ビレットを焼嵌めした2層複合中空ビレット
を、熱間押出加工を施して上記と同様の素管とし、その
後表2に示すC工程のスケジュールにより各パス毎に25
〜45%の加工度で引抜加工を行って、外径 0.6mm×肉厚
0.3mm の本発明例の2層複合チューブを製造した。
【0022】また上記の各々と同じ材質の中空ビレット
を用い焼嵌めを行うことなく図2のように常温で十分な
隙間を設けて組合せ押出加工を行い表2の素管とし、そ
の後表2と同じパススケジュールで引抜加工を行い比較
例複合チューブを製造した。
【0023】
【表2】
【0024】表2によれば本発明例の2層及び3層複合
チューブはいずれも最終寸法まで割れは発生しなかった
が、焼嵌めを行わず冷間で組合せたビレットを使用し製
造した比較例のチューブの場合は、A工程では最終の肉
厚 0.7mmのものに割れが発生し、B工程及びC工程では
引抜加工途中の肉厚 0.8mmのもの及び 0.7mmのものに割
れが発生したことが判る。なおB工程で製造した場合、
途中の例えば外径φ20×肉厚t 1.0で焼鈍を施した時に
は最終寸法までを1パス少ない工程で仕上げることがで
きる。
【0025】
【発明の効果】以上に述べたように、本発明では、アル
ミ製冷媒通路用複合チューブを、アルミニウム合金の芯
材中空ビレットの内周面側や外周面側に中空ビレットを
焼嵌め、これを熱間押出、又は熱間押出と引抜加工によ
り製造するので、各層の界面にブローホールが少なく、
各層間の接合不良、各層間の剥離等を防止した加工性に
優れるチューブが得られ、また内周面側に犠牲材中空ビ
レットを、及び外周面側にろう材中空ビレットを用いる
ことにより耐食性及びろう付性の良好な冷媒通路用複合
チューブが得られる。また該複合チューブは薄肉化が可
能であるため、これを熱交換器の部材に用いることによ
り該熱交換器の軽量化に有効であり、これを用いて熱交
換器を製造することにより薄肉軽量な熱交換器の製造に
成功した。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による中空ビレットの焼嵌め状態を示す
もので、(A)は正面図、(B)は側断面図である。
【図2】従来法による中空ビレットの組合せ状態を示す
もので、(A)は正面図、(B)は側断面図である。
【図3】実施例1の中空ビレットを用いて焼嵌め代と挿
入代との関係を示す相関図である。
【符号の説明】
1 芯材中空ビレット 2 内張り材中空ビレット 3 押出管 4 隙間
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI F28F 21/08 F28F 21/08 D (72)発明者 加藤 精一 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 (72)発明者 山本 哲也 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 (72)発明者 新保 胤治 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 管状のAl合金芯材の内側に管状のAl
    合金内側材を焼嵌めして得られる2層複合管、又は管状
    のAl合金外側材の内側に該2層複合管を焼嵌めして得
    られる3層複合管を押出加工又は押出加工後引抜加工を
    施して肉厚0.8mm 以下としたことを特徴とするAl合金
    製冷媒通路用複合チューブ。
  2. 【請求項2】 管状のAl合金芯材中空ビレットを 350
    〜600 ℃に加熱してその内側に管状のAl合金内側材中
    空ビレットを焼嵌めして得られる2層複合中空ビレッ
    ト、又は管状のAl合金外側材中空ビレットを 350〜60
    0 ℃に加熱してその内側に上記2層複合中空ビレットを
    焼嵌めして得られる3層複合中空ビレットを押出加工、
    又は押出加工後引抜加工を施して肉厚 0.8mm以下とした
    ことを特徴とするAl合金製冷媒通路用複合チューブ。
  3. 【請求項3】 Al合金製熱交換器の冷媒通路部材とし
    て用いられる請求項1又は2に記載の複合チューブ。
  4. 【請求項4】 Al合金芯材層の内周面にAl合金内側
    材層を形成し、又はさらに該芯材層の外周面にAl合金
    外側材層を形成したAl合金製熱交換器の冷媒通路用複
    合チューブの製造において、管状のAl合金内側材中空
    ビレットを管状のAl合金芯材中空ビレットに焼嵌めし
    て2層複合中空ビレットとし、又はさらに該2層複合中
    空ビレットを管状のAl合金外側材中空ビレットに焼嵌
    めして3層複合中空ビレットとし、その後該複合中空ビ
    レットを熱間押出、又は熱間押出後引抜加工することを
    特徴とするAl合金製冷媒通路用複合チューブの製造方
    法。
  5. 【請求項5】 焼嵌めする際に、外側となる中空ビレッ
    トを 350〜600 ℃に加熱する請求項4記載の冷媒通路用
    複合チューブの製造方法。
  6. 【請求項6】 焼嵌め代を 0.4mm以上、及び挿入代を
    0.8mm以上とする請求項4又は5記載の冷媒通路用複合
    チューブの製造方法。
  7. 【請求項7】 焼嵌めする際の中空ビレットの加熱を該
    中空ビレットの均質化処理工程又は熱間押出時の予備加
    熱工程で同時に行うか、あるいは両者の中間に焼嵌め工
    程を設ける請求項4〜6のいずれか1項記載の冷媒通路
    用複合チューブの製造方法。
  8. 【請求項8】 得られる冷媒通路用複合チューブの肉厚
    が 0.8mm以下である請求項4〜7のいずれか1項記載の
    冷媒通路用複合チューブの製造方法。
JP9212613A 1997-07-23 1997-07-23 Al合金製冷媒通路用複合チューブとその製造方法 Pending JPH1144497A (ja)

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