JPH1144161A - 2重ガラス建具 - Google Patents
2重ガラス建具Info
- Publication number
- JPH1144161A JPH1144161A JP23641697A JP23641697A JPH1144161A JP H1144161 A JPH1144161 A JP H1144161A JP 23641697 A JP23641697 A JP 23641697A JP 23641697 A JP23641697 A JP 23641697A JP H1144161 A JPH1144161 A JP H1144161A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- glass
- outside
- double
- glass door
- pressing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Securing Of Glass Panes Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 あらかじめ2重ガラスをガラス工場で製作す
る必要性をなくし、どの様なサイズの建具でも容易に対
応可能とすると共に、十分な断熱効果と耐久性を備えた
2重ガラス建具を、安価に提供する。 【解決手段】 両側の竪かまちと、上棧、下棧とにガラ
スを係合してなる従来の建具の外側に外側ガラスを追加
し、該外側ガラスの両側を、押さえ板によって前記竪か
まちに保持することによって2重ガラスを構成し、該外
側ガラスの上端を前記上棧の上端位置付近に、下端を前
記下棧の下端位置付近とすることによって、耐久性を確
保しながら断熱性の高い木製枠の使用を可能にする。ま
た、内外ガラス間に、棧を入れ内外ガラスの補強とす
る。
る必要性をなくし、どの様なサイズの建具でも容易に対
応可能とすると共に、十分な断熱効果と耐久性を備えた
2重ガラス建具を、安価に提供する。 【解決手段】 両側の竪かまちと、上棧、下棧とにガラ
スを係合してなる従来の建具の外側に外側ガラスを追加
し、該外側ガラスの両側を、押さえ板によって前記竪か
まちに保持することによって2重ガラスを構成し、該外
側ガラスの上端を前記上棧の上端位置付近に、下端を前
記下棧の下端位置付近とすることによって、耐久性を確
保しながら断熱性の高い木製枠の使用を可能にする。ま
た、内外ガラス間に、棧を入れ内外ガラスの補強とす
る。
Description
【産業上の利用分野】 本発明は、一般住居や事務所等
の建物に、断熱や防音等の目的で使用される、木製2重
ガラス建具に関する。
の建物に、断熱や防音等の目的で使用される、木製2重
ガラス建具に関する。
【従来の技術】 従来、一般住居や事務所等の建物に、
断熱や防音等の目的で使用される、2重ガラス建具にお
いては、図1、2に示すように、あらかじめ工場にて2
重ガラスの状態に製作されたガラス1を、通常の木製
枠、あるいは、木製枠2の外側をアルミやプラスチック
等のカバー3で覆うことによって、耐久性を改善した枠
で保持したものがほとんどである。
断熱や防音等の目的で使用される、2重ガラス建具にお
いては、図1、2に示すように、あらかじめ工場にて2
重ガラスの状態に製作されたガラス1を、通常の木製
枠、あるいは、木製枠2の外側をアルミやプラスチック
等のカバー3で覆うことによって、耐久性を改善した枠
で保持したものがほとんどである。
【発明が解決しようとする課題】 このように、従来の
2重ガラス建具では、2重ガラスをあらかじめガラス工
場にて製作しておく必要が有るため、工事の段取りが複
雑となり、場合によっては、計画変更等によって作り直
しとなるケースすらみられた。また、アルミ製の枠で
は、熱伝達率が高いため断熱効果が十分に発揮できない
ため、断熱性に優れる木製枠が使用されることが多い
が、通常の木製枠の場合、枠の外面が直接風雨にさらさ
れるため耐久性に問題を生じていた。このため、前述の
通り、枠の外側をアルミやプラスチックでカバーしたも
のが用いられることもあるが、構造が複雑で高価なもの
になっていた。本発明の目的は、あらかじめ2重ガラス
として製作する必要性を無くし、どの様なサイズでも容
易に対応可能とすると共に、十分な断熱効果と耐久性と
を備えた建具を、安価に提供する事に有る。
2重ガラス建具では、2重ガラスをあらかじめガラス工
場にて製作しておく必要が有るため、工事の段取りが複
雑となり、場合によっては、計画変更等によって作り直
しとなるケースすらみられた。また、アルミ製の枠で
は、熱伝達率が高いため断熱効果が十分に発揮できない
ため、断熱性に優れる木製枠が使用されることが多い
が、通常の木製枠の場合、枠の外面が直接風雨にさらさ
れるため耐久性に問題を生じていた。このため、前述の
通り、枠の外側をアルミやプラスチックでカバーしたも
のが用いられることもあるが、構造が複雑で高価なもの
になっていた。本発明の目的は、あらかじめ2重ガラス
として製作する必要性を無くし、どの様なサイズでも容
易に対応可能とすると共に、十分な断熱効果と耐久性と
を備えた建具を、安価に提供する事に有る。
【課題を解決するための手段】 上記目的を達成するた
めに、本発明では、両側の竪かまちと、上棧、下棧とに
ガラスを係合してなる従来の建具の外側に外側ガラスを
追加し、該外側ガラスの両側を、押さえ板によって前記
竪かまちに保持することによって2重ガラスを構成し、
あらかじめガラス自体を2重ガラスとして製作する必要
性を無くすると共に、該外側ガラスの上端を前記上棧の
上端位置付近に、下端を前記下棧の下端位置付近とする
ことによって、両側のかまち、および、上下棧の外面
が、いずれも風雨にさらされないようにすることによっ
て、十分な耐久性を確保しながら断熱性の高い木製枠の
使用を可能にするものである。また、内側ガラスと外側
ガラスとの間に、棧を入れ内外ガラスの補強とする事に
よって、ガラスの板厚を最小厚にする事が可能である。
めに、本発明では、両側の竪かまちと、上棧、下棧とに
ガラスを係合してなる従来の建具の外側に外側ガラスを
追加し、該外側ガラスの両側を、押さえ板によって前記
竪かまちに保持することによって2重ガラスを構成し、
あらかじめガラス自体を2重ガラスとして製作する必要
性を無くすると共に、該外側ガラスの上端を前記上棧の
上端位置付近に、下端を前記下棧の下端位置付近とする
ことによって、両側のかまち、および、上下棧の外面
が、いずれも風雨にさらされないようにすることによっ
て、十分な耐久性を確保しながら断熱性の高い木製枠の
使用を可能にするものである。また、内側ガラスと外側
ガラスとの間に、棧を入れ内外ガラスの補強とする事に
よって、ガラスの板厚を最小厚にする事が可能である。
【実施例】 以下本発明に係る2重ガラス建具の実施例
を図面に基づいて説明する。図3から図8に示すよう
に、竪かまち4、5と上棧6および、下棧7にシール剤
16によって内側ガラス8が保持されている。外側ガラ
ス9の両側は、竪かまち4、5にネジ13によって固定
されたL型押さえ部材10、11とシール剤17によっ
て保持され、該外側ガラス9の下端は、下棧7の外側に
設けられた止め金具12とシール剤18よって保持され
ている。L型押さえ部材10、11は風雨に直接さらさ
れるため、耐水性に優れた樹脂と木材との複合材等を使
用するのが理想的であるが、かりに木材を使用した場合
でも、劣化した場合に交換が可能でありメンテナンスは
容易に行える。外側ガラス9の上端は上棧6の上端付近
まで、下端は下棧6の下端付近までをカバーしており、
上下棧6、7が直接風雨にさらされる事がないようにな
っている。外側ガラス9の両側には、L型押さえ部材1
0、11との間で通路19、20が形成されており、竪
かまち4、5に設けられた溝21、22を介して、内外
ガラス間は外部と連通しており、内外ガラス間の結露防
止と、万一水が侵入した場合の排水が可能である。ま
た、内外ガラス間には、横棧14、および、竪棧15が
設けられており、内外ガラス8、9の強度を補強してい
る。
を図面に基づいて説明する。図3から図8に示すよう
に、竪かまち4、5と上棧6および、下棧7にシール剤
16によって内側ガラス8が保持されている。外側ガラ
ス9の両側は、竪かまち4、5にネジ13によって固定
されたL型押さえ部材10、11とシール剤17によっ
て保持され、該外側ガラス9の下端は、下棧7の外側に
設けられた止め金具12とシール剤18よって保持され
ている。L型押さえ部材10、11は風雨に直接さらさ
れるため、耐水性に優れた樹脂と木材との複合材等を使
用するのが理想的であるが、かりに木材を使用した場合
でも、劣化した場合に交換が可能でありメンテナンスは
容易に行える。外側ガラス9の上端は上棧6の上端付近
まで、下端は下棧6の下端付近までをカバーしており、
上下棧6、7が直接風雨にさらされる事がないようにな
っている。外側ガラス9の両側には、L型押さえ部材1
0、11との間で通路19、20が形成されており、竪
かまち4、5に設けられた溝21、22を介して、内外
ガラス間は外部と連通しており、内外ガラス間の結露防
止と、万一水が侵入した場合の排水が可能である。ま
た、内外ガラス間には、横棧14、および、竪棧15が
設けられており、内外ガラス8、9の強度を補強してい
る。
【発明の効果】 以上説明したように、本発明の2重ガ
ラス建具によれば、あらかじめ2重ガラスをガラス工場
で製作する必要が無く、従来の1重ガラス建具の工法の
範囲で十分製作可能であるため、様々なサイズや形状の
建具に柔軟に対応できる。また、両側のかまち、およ
び、上下棧の外面が、いずれも風雨にさらされない構造
であるため、十分な耐久性を確保しながら木製枠の使用
が可能であり、高い断熱性と経済性とを両立できるとと
もに、和風建築等に於ける風合いのニーズにも応える事
ができる。また、内外ガラスの間に棧を設ける事によっ
て、内外ガラスの補強が可能であり、3〜4ミリメート
ル程度の普通ガラスおよび強化ガラスを使用でき、ガラ
スの板厚も最小厚にする事ができるため、大型の建具で
あっても軽量安価に製作が可能である。
ラス建具によれば、あらかじめ2重ガラスをガラス工場
で製作する必要が無く、従来の1重ガラス建具の工法の
範囲で十分製作可能であるため、様々なサイズや形状の
建具に柔軟に対応できる。また、両側のかまち、およ
び、上下棧の外面が、いずれも風雨にさらされない構造
であるため、十分な耐久性を確保しながら木製枠の使用
が可能であり、高い断熱性と経済性とを両立できるとと
もに、和風建築等に於ける風合いのニーズにも応える事
ができる。また、内外ガラスの間に棧を設ける事によっ
て、内外ガラスの補強が可能であり、3〜4ミリメート
ル程度の普通ガラスおよび強化ガラスを使用でき、ガラ
スの板厚も最小厚にする事ができるため、大型の建具で
あっても軽量安価に製作が可能である。
【図1】従来技術に係る正面図である。
【図2】図1のA−A断面図である。
【図3】本発明の実施例に係る正面図である。
【図4】図3のB−B断面図である。
【図5】図3のC−C断商図である。
【図6】図4のD方向から見た背面図である。
4、5 竪かまち 6 上棧 7 下棧 8 内側ガラス 9 外側ガラス 10、11 L型押さえ部材 12 止め金具
Claims (1)
- 【請求項1】 両側の竪かまちと、上棧、下棧とにガラ
スを係合保持してなる木製建具において、該ガラスの外
側に外側ガラスを追設し、該外側ガラスの両側を、押さ
え板によって前記竪かまちに保持すると共に、該外側ガ
ラスの上端を前記上棧の上端位置付近に、下端を前記下
棧の下端位置付近とすることによって、両側のかまち、
および、上下棧の外面が、いずれも風雨にさらされない
ようにしたことを特徴とする、2重ガラス建具。 【請求口2】 前記外側ガラスと、前記内側ガラスとの
間に棧を設ける事によって、内外ガラスの両方、或いは
片方を補強した事を特徴とする、請求項1記載の2重ガ
ラス建具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23641697A JPH1144161A (ja) | 1997-07-29 | 1997-07-29 | 2重ガラス建具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23641697A JPH1144161A (ja) | 1997-07-29 | 1997-07-29 | 2重ガラス建具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1144161A true JPH1144161A (ja) | 1999-02-16 |
Family
ID=17000437
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23641697A Pending JPH1144161A (ja) | 1997-07-29 | 1997-07-29 | 2重ガラス建具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1144161A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016176278A (ja) * | 2015-03-20 | 2016-10-06 | 大建工業株式会社 | 透光パネルおよびそれを用いた建材 |
-
1997
- 1997-07-29 JP JP23641697A patent/JPH1144161A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016176278A (ja) * | 2015-03-20 | 2016-10-06 | 大建工業株式会社 | 透光パネルおよびそれを用いた建材 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP3342972B1 (en) | A window having a sash and an improved connection to the hinge | |
US5038537A (en) | Window system and structure | |
US5199234A (en) | Skylight assembly | |
US9453366B2 (en) | Window assemblies including bronze elements | |
KR101230032B1 (ko) | 커튼월형 창호 | |
US5410846A (en) | Window structure | |
EP0565378B1 (en) | Glazing structure | |
JP2747249B2 (ja) | 改装窓 | |
JPH1144161A (ja) | 2重ガラス建具 | |
JPH10317805A (ja) | 断熱障子 | |
US20200173224A1 (en) | Cover assembly for windows | |
KR102168659B1 (ko) | 단열 프로젝트 창호 | |
JPH0352953Y2 (ja) | ||
CN214145166U (zh) | 一种断桥型外开铝木门窗窗体 | |
EP3748116B1 (en) | Window or door | |
CN217461849U (zh) | 一种双侧通用安装门 | |
KR101172413B1 (ko) | 창호 | |
CN210003120U (zh) | 一种构建防火安全窗用的中框型材 | |
JP4139271B2 (ja) | サッシの取付方法 | |
JPS624148Y2 (ja) | ||
EP1593807B1 (en) | Window assembly | |
JP2764244B2 (ja) | 建築用パネル | |
JP2908770B2 (ja) | ガラス取付部構造 | |
JPS6224703Y2 (ja) | ||
JPS6017453Y2 (ja) | 採光窓雨仕舞構造 |