JPH114395A - 画像投影装置 - Google Patents

画像投影装置

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JPH114395A
JPH114395A JP15554997A JP15554997A JPH114395A JP H114395 A JPH114395 A JP H114395A JP 15554997 A JP15554997 A JP 15554997A JP 15554997 A JP15554997 A JP 15554997A JP H114395 A JPH114395 A JP H114395A
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JP
Japan
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image
finger
pattern
display device
signal
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Pending
Application number
JP15554997A
Other languages
English (en)
Inventor
Junichi Yokota
淳一 横田
Toshiaki Isogawa
俊明 五十川
Kazuhiro Nozawa
和浩 野澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 動画を含む投影画面の所望部分のポインテイ
ングが可能な画像投影装置を提供する。 【解決手段】 反射型平面ディスプレイ装置2、光源
9、第一画像信号90aを処理する第一画像表示手段2
5、指表パターンデータ28、指表パターンの表示形態
を指定する指示信号22aの入力手段22、指示信号2
2aおよび指表パターンデータ28に基づいて指表パタ
ーンを表示させる指表パターン表示手段27を内蔵し、
第一画像表示手段25と指表パターン表示手段27が第
一画像及び指表パターンを同時に表示させ、光源9から
の光を反射型平面ディスプレイ装置2に入射し、反射光
2aによって第一画像及び指表パターンを同時にスクリ
ーン13上に重畳させて投影する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、投影画面上の着目
位置の指表(ポインティング)機能が改善された画像投
影装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、コンピュータなどによる電子画像
を拡大してスクリーン上に投影することが求められるに
いたり、これに対応すべく従来の画像投影装置において
は、反射型液晶光変調素子を使用して、コンピュータに
よる電子画像をこの反射型液晶光変調素子に表示させ、
これをスクリーン上に拡大投影する構成が実現されるに
至っている。
【0003】また従来、平面状の透明用紙に描かれた画
像(透過画像シート)を大型スクリーンに投影するため
の装置として、OHP(オーバーヘッドプロジェクタ)
が広く用いられてきた。このような投影装置は、光源か
ら出射された光をレンズで平行光にして画像シートを透
過させ、さらに反射鏡で反射させて方向転換した光束を
拡大して大型のスクリーン上に投影する構造となってい
た。
【0004】さらに、こうした透過画像シート上の画像
イメージの拡大投影と、この画像イメージとは別の画像
とを合成して投影する装置として、前記別の画像を反射
型液晶光変調素子に表示させ、前記の透過画像シートを
透過した光源からの光束をこの反射型液晶光変調素子に
よって反射させることにより、反射光を液晶に表示され
た画像によって変調し、これをスクリーン上に拡大投影
する構成が提案されるに至っている。
【0005】図19は、このような反射型液晶パネルが
反射鏡として組み込まれた投影装置の例を示すものであ
り、同図によれば投影装置200のフレーム203内の
光源204から発した光線はOHPシート208を透過
し、レンズ205で絞られて反射型液晶パネル206に
いたり、ここで反射されて光学系207により拡大さ
れ、スクリーン209上に投影される構成となってい
る。
【0006】一方、反射型液晶パネル206には接続線
202を経由してパソコン201が接続されており、パ
ソコン201が発する画像が反射型液晶パネル206に
表示されている。この結果、OHPシート208を透過
することによってOHPシート208に描かれた画像で
変調された光線は、反射型液晶パネル206で反射され
る際に反射型液晶パネル206に表示されている画像に
よって重ねて変調を受け、これら両方の画像によって変
調された光線がスクリーン209上に投影されると、両
方の画像が重畳されてスクリーン209上に現われるこ
とになる。このようにして、OHPシートの画像にパソ
コン201が発する画像を合成して拡大投影するもので
ある。
【0007】ところで、前記のような従来の画像投影装
置を用いる際に、とりわけ会場などでプレゼンテーショ
ンを行う場合、説明の効果をあげるため、投影画面上の
特定部位を指す必要が頻繁に発生する。このため従来、
棒等で投影光路を遮り、影を投影画面に形成させるなど
がなされていたが、近年、携帯可能な寸法と重量で構成
された、赤色可視レーザ光によるスポットを発生可能な
ポインテイング機器が用いられるに至っている。
【0008】ところが、前記のようなポインテイング機
器を用いる場合、ポインテイング機器からのレーザスポ
ットを投影画面中の所望の位置に投影するために、説明
者はポインテイング機器を少なくとも一方の手で操作し
なければならず、加えて、画像投影装置を遠隔操作する
ための画像投影装置用リモートコントローラを他方の手
で操作する必要があり、このため説明用資料を開く必要
がある場合には、いずれか一方の機器を手放して置くこ
とになり、きわめて使い勝手がよくないものであった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】そこで、前記のような
反射型液晶パネル206にパソコン201を接続する構
成の画像投影装置においては、パソコン201の画面中
に表示されるカーソルパターンを利用して、マウスなど
でカーソルをパソコン画面中で移動させ、その画面の投
影によってポインテイングを行う構成となっている。
【0010】しかしながら、このような構成にあって
は、マウスなどパソコンへの入力手段を用いるがゆえに
説明者が自由に移動するには難があり、またカーソルを
複数個、同一画面上に併値できないため、例えば複数の
ポインタ(指表)による連番指表ができないという欠点
があった。
【0011】さらに、使用時においてはパソコンの接続
が不可欠であるため、セッティングや操作が煩雑になる
という問題もあった。加えて、パソコン画面を用いるこ
とのない、例えば記録媒体から読みだしたデジタル信号
に基づき直接、画像投影装置の反射型液晶パネルに動画
を表示し、この動画像を投影するような場合、この動画
像のある部分をポインテイングする機能は実現すること
ができなかった。
【0012】本発明は、前記のような従来技術における
問題点を解決するためなされたもので、画像投影装置の
みで投影画面の所望部分をポインテイングでき、また画
像発生装置から入力される、動画を含む投影画像の所望
部分のポインテイングが可能である画像投影装置を提供
することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】前記の従来技術の課題を
解決するため、本発明の請求項1に係る画像投影装置
は、反射型平面ディスプレイ装置と、前記反射型平面デ
ィスプレイ装置を照射する光源と、外部の第一画像発生
装置から導入された第一画像信号に基づく第一画像を前
記反射型平面ディスプレイ装置に表示させる第一画像表
示手段と、前記光源により照射された前記反射型平面デ
ィスプレイ装置からの反射光をスクリーンに投影する投
影光学系とを具備する画像投影装置において、前記反射
型平面ディスプレイ装置上に表示される指表パターンの
データと、前記指表パターンの前記反射型平面ディスプ
レイ装置画面上の表示位置を少なくとも含む表示形態を
指定する指示信号の入力手段と、前記入力手段から入力
された前記指示信号および前記指示信号により特定され
た前記指表パターンのデータに基づいて前記指表パター
ンを前記反射型平面ディスプレイ装置に表示させる指表
パターン表示手段とを内蔵し、前記第一画像表示手段と
前記指表パターン表示手段は前記反射型平面ディスプレ
イ装置に前記第一画像及び前記指表パターンを同時に表
示し、前記光源から放射された光束を前記反射型平面デ
ィスプレイ装置に入射し、前記反射型平面ディスプレイ
装置からの反射光によって前記第一画像及び前記指表パ
ターンを同時に前記スクリーン上に重畳させて投影する
構成としたことを特徴とする。
【0014】前記の構成によって、本装置のみで指表パ
ターン表示ができ、これにより第一画像と指表パターン
を同時にスクリーン上に重畳させて投影表示が可能にな
る。この結果、指表パターンによって第一画像中の所望
部分が指表(ポインティング)される。
【0015】本発明の請求項2に係る画像投影装置は、
請求項1記載の構成において、前記指表パターンを回転
させる指表パターン回転手段を備えることを特徴とす
る。
【0016】前記の構成によって、任意に指定した指表
パターンを回転させることが可能となる。よって指表
(ポインティング)する部分に適する向きの指表パター
ンの表示が可能になる。
【0017】本発明の請求項3に係る画像投影装置は、
請求項1記載の構成において、同一画面に前記指表パタ
ーンを複数個同時に表示させる複数指表パターン同時表
示手段を備えることを特徴とする。
【0018】前記の構成によって、同一画面上で複数個
の指表パターンを同時に表示させることができ、連番に
よる複数部位の指表(ポインティング)表示が可能にな
る。
【0019】本発明の請求項4に係る画像投影装置は、
請求項1記載の構成において、前記指表パターンを回転
させる指表パターン回転手段と、同一画面に前記指表パ
ターンを複数個同時に表示させる複数指表パターン同時
表示手段とを併備することを特徴とする。
【0020】前記の構成によって、同一画面上で複数個
の指表パターンを同時に表示させることができ、連番に
よる複数部位の指表(ポインティング)表示が可能にな
るのみならず、これらの中、任意の指表パターンを回転
させて所望の向きに表示させることが可能になる。
【0021】本発明の請求項5に係る画像投影装置は、
請求項1乃至4記載の構成において、少なくとも一基の
前記第一画像発生装置を内蔵して構成されたことを特徴
とする。
【0022】前記の構成によって、他の機器の接続をす
ることなく第一画像と指表パターンを同時にスクリーン
上に重畳させた投影表示が可能になる。
【0023】本発明の請求項6に係る画像投影装置は、
請求項1乃至4記載の構成において、前記第一画像発生
装置から導入される第一画像信号がデジタル信号であ
り、前記第一画像表示手段は前記デジタル信号が処理可
能に構成されたことを特徴とする。
【0024】前記の構成によって、種々のデジタル機器
の接続が可能となり、これら種々のデジタル機器の出力
画像の所望部位の指表(ポインティング)表示がなされ
る。
【0025】本発明の請求項7に係る画像投影装置は、
請求項1乃至4記載の構成において、アナログ・デジタ
ル変換器を内蔵し、前記第一画像信号がアナログ信号で
あれば、前記第一画像信号を前記アナログ・デジタル変
換器によりデジタル信号へ変換処理する構成としたこと
を特徴とする。
【0026】前記の構成によって、種々のアナログ機器
の接続が可能となり、これら種々のアナログ機器の出力
画像の所望部位の指表(ポインティング)表示がなされ
る。
【0027】本発明の請求項8に係る画像投影装置は、
請求項1乃至4記載の構成において、前記指示信号の入
力手段は、前記指示信号の有線遠隔入力機能を備えるこ
とを特徴とする。
【0028】前記の構成によって、指表(ポインティン
グ)動作に自由度が付与され、かつ有線ゆえに距離がか
なり離れた位置からの信頼性の高い遠隔制御が可能とな
る。
【0029】本発明の請求項9に係る画像投影装置は、
請求項1乃至4記載の構成において、前記指示信号の入
力手段は、前記指示信号の無線遠隔入力機能を備えるこ
とを特徴とする。
【0030】前記の構成によって、使い勝手のよい使用
環境が実現され、指表(ポインティング)動作が容易と
なる。
【0031】本発明の請求項10に係る画像投影装置
は、反射型平面ディスプレイ装置と、前記反射型平面デ
ィスプレイ装置を照射する光源と、外部から導入された
第一画像信号に基づく第一画像を前記反射型平面ディス
プレイ装置に表示させる第一画像表示手段と、前記光源
により照射された前記反射型平面ディスプレイ装置から
の反射光をスクリーンに投影する投影光学系とを具備
し、かつ、第二画像イメージが載った第二画像シートを
前記光源と前記反射型平面ディスプレイ装置間に挿入可
能とし、前記光源から放射され、前記第二画像シートに
よって変調された変調光を前記反射型平面ディスプレイ
装置で反射させてスクリーン上に投影する画像投影装置
において、前記反射型平面ディスプレイ装置上に表示さ
れる指表パターンのデータと、前記指表パターンの前記
反射型平面ディスプレイ装置画面上の表示位置を少なく
とも含む表示形態を指定する指示信号の入力手段と、前
記入力手段から入力された前記指示信号および該指示信
号により特定された前記指表パターンのデータに基づい
て前記指表パターンを前記反射型平面ディスプレイ装置
に表示させる指表パターン表示手段とを内蔵し、前記反
射型平面ディスプレイ装置には前記第一画像表示手段と
前記指表パターン表示手段により前記第一画像と前記指
表パターンが同時に表示され、前記光源から放射され前
記第二画像シートで変調された変調光が前記反射型平面
ディスプレイ装置に入射され、前記反射型平面ディスプ
レイ装置からの反射光によって前記第一画像及び前記第
二画像及び前記指表パターンが同時に前記スクリーン上
に重畳させて投影される構成としたことを特徴とする。
【0032】前記の構成によって、導入された画像デー
タによる第一画像と、第二画像シートに載った画像イメ
ージとの、二種類の合成/重畳画像につき、投影画面上
で所望部位の指表(ポインティング)が可能になる。
【0033】本発明の請求項11に係る画像投影装置
は、請求項10記載の構成において、前記指表パターン
を回転させる指表パターン回転手段を備えることを特徴
とする。
【0034】前記の構成によって、第一画像と第二画像
の合成/重畳画像の所望部位の指表がなされる際に、任
意に指定した指表パターンを回転させることが可能とな
る。よって指表(ポインティング)する部分に適する向
きの指表パターンの表示が可能になる。
【0035】本発明の請求項12に係る画像投影装置
は、請求項10記載の構成において、同一画面に前記指
表パターンを複数個同時に表示させる複数指表パターン
同時表示手段を備えることを特徴とする。
【0036】前記の構成によって、第一画像と第二画像
の合成/重畳画像の所望部位の指表がなされる際に、同
一画面上で複数個の指表パターンを同時に表示させるこ
とができ、連番による複数部位の指表(ポインティン
グ)表示が可能になる。
【0037】本発明の請求項13に係る画像投影装置
は、請求項10記載の構成において、前記指表パターン
を回転させる指表パターン回転手段と、同一画面に前記
指表パターンを複数個同時に表示させる複数指表パター
ン同時表示手段とを併備することを特徴とする。
【0038】前記の構成によって、第一画像と第二画像
の合成/重畳画像の所望部位の指表がなされる際に、同
一画面上で複数個の指表パターンを同時に表示させるこ
とができ、連番による複数部位の指表(ポインティン
グ)表示が可能になるのみならず、これらの中、任意の
指表パターンを回転させて所望の向きに表示させること
が可能になる。
【0039】本発明の請求項14に係る画像投影装置
は、請求項10乃至13記載の構成において、少なくと
も一基の前記第一画像発生装置を内蔵して構成されたこ
とを特徴とする。
【0040】前記の構成によって、第一画像と第二画像
の合成/重畳がなされる際に、他の機器の接続をするこ
となく第一画像と第二画像と指表パターンを同時にスク
リーン上に重畳させた投影表示が可能になる。
【0041】本発明の請求項15に係る画像投影装置
は、請求項10乃至13記載の構成において、前記第一
画像発生装置から導入される第一画像信号がデジタル信
号であり、前記第一画像表示手段は前記デジタル信号が
処理可能に構成されたことを特徴とする。
【0042】前記の構成によって、第一画像と第二画像
の合成/重畳がなされる際に、種々のデジタル機器の接
続が可能となり、これら種々のデジタル機器の出力画像
を第一画像として、その所望部位の指表(ポインティン
グ)表示がなされる。
【0043】本発明の請求項16に係る画像投影装置
は、請求項10乃至13記載の構成において、アナログ
・デジタル変換器を内蔵し、前記第一画像発生装置から
導入される第一画像信号がアナログ信号であれば、前記
第一画像信号を前記アナログ・デジタル変換器によりデ
ジタル信号へ変換処理する構成としたことを特徴とす
る。
【0044】前記の構成によって、第一画像と第二画像
の合成/重畳がなされる際に、種々のアナログ機器の接
続が可能となり、これら種々のアナログ機器の出力画像
を第一画像として、その所望部位の指表(ポインティン
グ)表示がなされる。
【0045】本発明の請求項17に係る画像投影装置
は、請求項10乃至13記載の構成において、前記指示
信号の入力手段は、前記指示信号の有線遠隔入力機能を
備えることを特徴とする。
【0046】前記の構成によって、第一画像と第二画像
の合成/重畳画像の所望部位の指表(ポインティング)
がなされる際に、指表(ポインティング)動作に自由度
が付与され、かつ有線ゆえに距離がかなり離れた位置か
らの信頼性の高い遠隔制御が可能となる。
【0047】本発明の請求項18に係る画像投影装置
は、請求項10乃至13記載の構成において、前記指示
信号の入力手段は、前記指示信号の無線遠隔入力機能を
備えることを特徴とする。
【0048】前記の構成によって、第一画像と第二画像
の合成/重畳画像の所望部位の指表(ポインティング)
がなされる際に、使い勝手のよい使用環境が実現され、
指表動作が容易となる。
【0049】本発明の請求項19に係る画像投影装置
は、反射型平面ディスプレイ装置と、前記反射型平面デ
ィスプレイ装置を照射する光源と、外部から導入された
第一画像信号に基づく第一画像を前記反射型平面ディス
プレイ装置に表示させる第一画像表示手段と、前記光源
により照射された前記反射型平面ディスプレイ装置から
の反射光をスクリーンに投影する投影光学系とを具備
し、かつ、第二画像イメージが載った第二画像シートを
前記光源と前記反射型平面ディスプレイ装置間に挿入可
能とし、前記光源から放射され、前記第二画像シートに
よって変調された変調光を前記反射型平面ディスプレイ
装置で反射させてスクリーン上に投影する画像投影装置
において、前記反射型平面ディスプレイ装置上に表示さ
れる指表パターンのデータと、前記指表パターンの前記
反射型平面ディスプレイ装置画面上の表示位置を少なく
とも含む表示形態を指定する指示信号の入力手段と、前
記入力手段から入力された前記指示信号および該指示信
号により特定された前記指表パターンのデータに基づい
て前記指表パターンを前記反射型平面ディスプレイ装置
に表示させる指表パターン表示手段と、撮像機能およ
び、前記撮像された像を第三画像として前記反射型平面
ディスプレイ装置に表示させる第三画像表示手段を内蔵
し、前記第一画像表示手段と前記第三画像表示手段と前
記指表パターン表示手段は前記反射型平面ディスプレイ
装置に前記第一画像及び前記第三画像及び前記指表パタ
ーンを同時に表示可能であり、前記光源から放射され前
記第二画像シートで変調された変調光を前記反射型平面
ディスプレイ装置に入射し、前記反射型平面ディスプレ
イ装置からの反射光によって前記第一画像及び前記第二
画像及び前記第三画像及び前記指表パターンを同時に前
記スクリーン上に重畳させて投影可能とする構成とした
ことを特徴とする。
【0050】前記の構成によって、導入された画像デー
タによる第一画像と、第二画像シートに載った第二画像
と、その場で撮像された第三画像との、三種類の合成/
重畳画像につき、投影画面上で所望部位の指表(ポイン
ティング)が可能になる。
【0051】本発明の請求項20に係る画像投影装置
は、前記請求項19記載の構成において、前記指表パタ
ーンを回転させる指表パターン回転手段を備えることを
特徴とする。
【0052】前記の構成によって、第一画像と第二画像
と第三画像の合成/重畳画像の所望部位の指表がなされ
る際に、任意に指定した指表パターンを回転させること
が可能となる。よって指表(ポインティング)する部分
に適する向きの指表パターンの表示が可能になる。
【0053】本発明の請求項21に係る画像投影装置
は、請求項19記載の構成において、同一画面に前記指
表パターンを複数個同時に表示させる複数指表パターン
同時表示手段を備えることを特徴とする。
【0054】前記の構成によって、第一画像と第二画像
と第三画像の合成/重畳画像の所望部位の指表がなされ
る際に、同一画面上で複数個の指表パターンを同時に表
示させることができ、連番による複数部位の指表(ポイ
ンティング)表示が可能になる。
【0055】本発明の請求項22に係る画像投影装置
は、請求項19記載の構成において、前記指表パターン
を回転させる指表パターン回転手段と、同一画面に前記
指表パターンを複数個同時に表示させる複数指表パター
ン同時表示手段とを併備することを特徴とする。
【0056】前記の構成によって、第一画像と第二画像
と第三画像の合成/重畳画像の所望部位の指表がなされ
る際に、同一画面上で複数個の指表パターンを同時に表
示させることができ、連番による複数部位の指表(ポイ
ンティング)表示が可能になるのみならず、これらの
中、任意の指表パターンを回転させて所望の向きに表示
させることが可能になる。
【0057】本発明の請求項23に係る画像投影装置
は、請求項19乃至22記載の構成において、少なくと
も一基の前記第一画像発生装置を内蔵して構成されたこ
とを特徴とする。
【0058】前記の構成によって、第一画像と第二画像
と第三画像の合成/重畳がなされる際に、他の機器の接
続をすることなく第一画像が導入され、よってこの第一
画像に第二画像と第三画像と指表パターンとを同時にス
クリーン上に重畳させた投影表示が可能になる。
【0059】本発明の請求項24に係る画像投影装置
は、請求項19乃至22記載の構成において、前記第一
画像発生装置から導入される第一画像信号がデジタル信
号であり、前記第一画像表示手段は前記デジタル信号が
処理可能に構成されたことを特徴とする。
【0060】前記の構成によって、第一画像と第二画像
と第三画像の合成/重畳がなされる際に、種々のデジタ
ル機器の接続が可能となり、これら種々のデジタル機器
の出力画像を第一画像として、その所望部位の指表(ポ
インティング)表示がなされる。
【0061】本発明の請求項25に係る画像投影装置
は、請求項19乃至22記載の構成において、アナログ
・デジタル変換器を内蔵し、前記第一画像の信号または
前記第三画像の信号がアナログ信号であれば、前記アナ
ログ・デジタル変換器によりデジタル信号への変換処理
をする構成としたことを特徴とする。
【0062】前記の構成によって、第一画像と第二画像
と第三画像の合成/重畳がなされる際に、種々のアナロ
グ機器の接続が可能となり、これら種々のアナログ機器
の出力画像の所望部位の指表(ポインティング)表示が
なされる。
【0063】本発明の請求項26に係る画像投影装置
は、請求項19乃至22記載の構成において、前記指示
信号の入力手段は、前記指示信号の有線遠隔入力機能を
備えることを特徴とする。
【0064】前記の構成によって、第一画像と第二画像
と第三画像の合成/重畳画像の所望部位の指表(ポイン
ティング)がなされる際に、指表(ポインティング)動
作に自由度が付与され、かつ有線ゆえに距離がかなり離
れた位置からの信頼性の高い遠隔制御が可能となる。
【0065】本発明の請求項27に係る画像投影装置
は、請求項19乃至22記載の構成において、前記指示
信号の入力手段は、前記指示信号の無線遠隔入力機能を
備えることを特徴とする。
【0066】前記の構成によって、第一画像と第二画像
と第三画像の合成/重畳画像の所望部位の指表(ポイン
ティング)がなされる際に、使い勝手のよい使用環境が
実現され、指表動作が容易となる。
【0067】
【発明の実施の形態】以下、この発明の好適な実施形態
を添付図を参照して詳細に説明する。なお、以下に述べ
る実施形態は、この発明の好適な具現例の一部であり、
技術構成上好ましい種々の限定が付されているが、この
発明の範囲は、以下の説明において特にこの発明を限定
する旨の記載がない限り、これらの形態に限られるもの
ではない。
【0068】図1は、本発明に係る画像投影装置の一実
施形態のブロック構成図である。また図2は、本発明に
係る画像投影装置の要部構成図である。図1に示される
ように、本発明の第一実施形態である画像投影装置A
は、装置下部に配設された光源9、光源9の上方に配設
されて光束を平行光とする光学系8、絞られた光束を反
射光2aとして反射させる反射型平面ディスプレイ装置
2、反射型平面ディスプレイ装置2による反射光2aを
拡大してスクリーン13に投影させる投影光学系10を
備える。
【0069】また、反射型平面ディスプレイ装置2には
ビデオRAM(VRAM)24が接続されている。これ
によって、ビデオRAM24に転写された画像イメージ
をそのまま反射型平面ディスプレイ装置2に表示させる
ことができる。
【0070】さらに、CPU(中央演算処理装置)2
1、入力手段であるリモコンインタフェース22、第一
画像表示手段25、アナログデジタル変換器(ADC)
26、指表パターン表示手段27、指表パターンデータ
28を具備する。加えて、画像投影装置を制御する装置
制御手段29を具備する。
【0071】入力手段22は、外部から使用者が入力す
る指示信号22aを受けるものであり、指示信号22a
には指表パターンが反射型平面ディスプレイ装置2上に
表示される際の、少なくとも表示位置を含む表示形態が
指定されている。なお入力手段22及びその周辺構成に
ついては後に詳述する。
【0072】第一画像表示手段25は、外部に置かれた
夫々第一画像発生装置である、DVDプレヤー90、デ
ジタルVCR91、コンピュータ92から導入された第
一画像信号90aに基づく第一画像を、反射型平面ディ
スプレイ装置2に表示させる機能を備える。このような
第一画像発生装置から導入される第一画像信号はデジタ
ル信号であるから、第一画像表示手段25はこのデジタ
ル信号を容易に処理できる。
【0073】一方、第一画像発生装置がアナログVCR
のようにアナログ信号出力であれば、その出力はアナロ
グデジタル変換器(ADC)26によりデジタル信号に
変換され、ついで第一画像表示手段25により処理され
る。
【0074】また、本発明に係る画像投影装置Aには内
蔵の画像発生装置として、図1に示されるように、例え
ばビデオカセットを再生可能なビデオカセット用ユニッ
ト6を具備する構成としてもよい。 ここで、ビデオカ
セット用ユニット6がアナログ信号出力であれば、その
出力はアナログデジタル変換器(ADC)26によりデ
ジタル信号に変換される。
【0075】指表パターン表示手段27は、入力手段2
2から入力された指示信号22aおよび指表パターンデ
ータ28に基づいて指表パターンを反射型平面ディスプ
レイ装置2に表示させる機能を備える。
【0076】指表パターン表示手段27の一実施形態の
構成を、図3に示す。指表パターン表示手段27は、指
表パターンデータ28から指定された指表パターン(た
とえば矢印)のデータを読みだして処理するが、画面上
で指表パターンを移動させる指表パターン移動手段27
A、指表パターンを回転させる指表パターン回転手段2
7B、同一画面に指表パターンを複数個同時に表示させ
る複数指表パターン同時表示手段27C、選択した指表
パターンデータをビデオRAM(VRAM)に書き込む
VRAM転写手段27Dを備える。
【0077】これら指表パターン移動手段27A、指表
パターン回転手段27B、複数指表パターン同時表示手
段27C、VRAM転写手段27DはいずれもCPU2
1によって実行可能なプログラム形式で構成され、例え
ば読出し専用メモリ(ROM;図示されない)内に格納
される。あるいは、着脱自在の種々の記憶媒体に格納し
ておき、使用時に適宜これらの種々の記憶媒体を装着し
て読出し、とりこんで使用する構成とすることも可能で
ある。
【0078】図4は、指表パターンデータ28の構成の
一例を示す図である。指表パターンデータ28は、ビッ
トデータとして例えば例えば読出し専用メモリ(RO
M)内に格納されるもので、基本的には各指表パターン
の図形に対応したビットが二次元分布した小集合で構成
される。このビット集合をVRAM上に転写すると、平
面ディスプレイ装置上に画面表示される。
【0079】指表パターンデータ28は、図に示される
ように、矢印パターン28A、カーソルパターン28
B、番号パターン28Cや28D、アルファベットパタ
ーン28Eや28Fなどで構成される。なお、これら各
指表パターンの図形に対応したビット集合に、後処理で
アウトライン補正等を加えることで円滑性を改善するこ
ともできる。
【0080】図5は、本発明に係る画像投影装置で表示
される矢印パターン例の説明図である。画面D1内で、
左下に表示されている矢印パターンP1を移動させる場
合は、後述するパッド61(図12参照)を操作するこ
とにより、m1だけ移動させて、画面中央の矢印パター
ンP2とすることができる。ここで必要であれば、同一
画面上に矢印パターンP1と矢印パターンP2とを同時
表示させることも可能である。このような機能は、指表
パターン移動手段27Aによってソフトウエアで実現で
きる。
【0081】さらに同図で、矢印パターンP1をm2だ
け移動させて、画面右側の矢印パターンP3とし、さら
にここで矢印パターンP3を方向r1の方向に回転させ
ることができる。この回転は、指表パターン回転手段2
7Bによってソフトウエアで実行される。
【0082】図6は、本発明に係る画像投影装置で表示
される矢印パターンの回転動作の説明図である。さらに
図9は、矢印パターン回転動作の原理の説明図である。
図9で、座標軸を回転させる場合、回転前の座標軸を
(x、y)、角度θだけ回転後の座標軸を(X、Y)と
すると、xy平面上で位置していた点Pは、XY平面上
では点P’の位置に対応するが、これがXY平面上で点
Pにまで回転する。すなわち、座標変換によって、点P
を角度θだけ回転させることができる。
【0083】座標変換式は X= x・cosθ+y・sinθ Y=−x・sinθ+y・cosθ であり、よって変換マトリクスは後述の図10中のステ
ップS25で示されるものになる。なお、この座標変換
は簡単な構成であるから、ソフト的な処理のかわりに、
専用の論理回路でより迅速に実行させる構成にすること
も可能である。
【0084】図6に示されるように、矢印パターンP4
を角度θ45だけ回転させると、矢印パターンP5とな
り、さらに続いて角度θ56だけ回転させると、矢印パ
ターンP6となる。本発明の構成においては、使用者が
入力のよってこの回転角度を、画面表示中に任意に指定
できるので、ポインティングする対象の画面に応じて所
望の方向の矢印パターンを表示させることが容易に可能
となる。
【0085】図7は、本発明に係る画像投影装置で表示
される番号パターン例の説明図である。同図に示される
ように、本発明に係る構成では、ひとつの画面D2内
で、複数個の番号パターンM1〜M5を画面上に分散さ
せて同時に表示させることができる。これは、指表パタ
ーン表示手段27に属する複数表示パターン同時表示手
段27C(図3参照)が反射型平面ディスプレイ装置の
画面上に同時表示させ、よってこれがスクリーン上の投
影されて拡大画面として提供される。
【0086】従来の技術と比較すると、従来の投影装置
のポインティング技術では、以前に指した矢印パターン
を画面上に定着保存させることが困難であり、よって画
面上に連番を同時に表示させることができず、よって連
番ポインティングという発想自体が存在しなかったが、
本発明では画像投影装置単独で、同一画面上の複数位置
に複数の番号パターンを同時に表示できるから、連番ポ
インティングが可能になり、よって非常に有効なプレゼ
ンテーションが可能になる。
【0087】図8は、本発明に係る画像投影装置で表示
されるアルファベットパターン例の説明図である。同図
に示されるように、本発明に係る構成では、ひとつの画
面D3内で、複数個のアルファベットパターンM6〜M
9を画面上に分散させて同時に表示させることができ
る。
【0088】これは、指表パターン表示手段27に属す
る複数表示パターン同時表示手段27C(図3参照)が
反射型平面ディスプレイ装置の画面上に同時表示させ、
よってこれがスクリーン上の投影されて拡大画面として
提供される。このように、本発明では画像投影装置単独
で、同一画面上の複数位置に複数のアルファベットパタ
ーンを同時に表示できるから、非常に有効なプレゼンテ
ーションが可能になる。
【0089】また、前記では複数個のパターンの同時表
示について、矢印パターンと、番号パターンと、アルフ
ァベットパターンの夫々を別個に説明したが、本発明で
は画像投影装置単独で、複数種類の指表パターン複数個
を混合して、同一画面上の複数位置に同時に表示するこ
とができる。これは、複数表示パターン同時表示手段2
7Cの機能によって実現されるものである。しかも、同
時表示されている複数の指表パターン中の、任意のもの
だけを、単一個あるいは複数個を、選択的に回転させる
ことも可能である。これは、複数表示パターン同時表示
手段27Cの機能に加え、複数表示パターン回転手段の
機能によって実現可能となるものである。
【0090】画像投影装置を制御する装置制御手段29
は、投影光学系10のズームや、輝度調整等を司る。こ
の装置制御手段29は、後述するリモートコントローラ
60に設けられている装置制御用のボタン群66から送
られる制御信号に基づいて動作するよう構成される。
【0091】つぎに図1に戻り、指示信号の入力手段な
らびに周辺技術につきさらに説明する。指示信号22a
の入力手段22は、指示信号22aの無線遠隔入力機能
を備えた構成とするか、あるいは有線による遠隔入力機
能を備えた構成とする。無線遠隔入力機能を備える構成
の場合は、入射する無線信号64から指示信号22aを
抽出する。一方、有線遠隔入力機能を備える構成の場合
は、有線信号線65を介して入力される指示信号22a
を受信する。
【0092】入力するためのマンマシン・インタフェー
ス機構としては、画像投影装置本体のパネルに入力ボタ
ンを設ける構成も可能であるが、使い勝手の良さを考慮
すると、画像投影装置本体とは別体の、たとえばハンデ
ィ型リモートコントローラを用いる構成が好ましい。
【0093】図10は、このような指示信号22aを入
力するためのマンマシン・インタフェース機器であるリ
モートコントローラ60の一実施形態の模式図である。
同図に示されるように、リモートコントローラ60は、
使用者が指でなぞることにより指表パターンの画面上の
位置を指定可能なパッド61と、指表パターンの種類を
指定可能なパターンボタン62と、指表パターンとりわ
け矢印パターンの回転角度を指定可能な回転用ボタン6
3とを備え、さらに無線発信部64か、あるいは有線信
号線65を備える。
【0094】回転用ボタン63は、押込式のスイッチ型
のものか、あるいは回転式抵抗器から構成される。押込
式スイッチ型であれば、押し込んだ時間だけ回転角度θ
が増加するから、押し込む時間を調節して、所望の角度
にすることができる。
【0095】一方、回転式抵抗器であれば、抵抗値ある
いは電流値と角度とを対応付けることができるから、回
転用ボタン63を回転した角度だけ、画面上の矢印パタ
ーンを回転させることができる。
【0096】無線発信部64は、赤外線式のものや、超
音波式、極超短波式が可能である。いずれも、無線信号
64aを発信して、画像投影装置の入力手段に指示情報
を伝達する。また、この指示情報の伝達は、有線信号線
65を用いた有線式で構成することもできる。
【0097】さらに、このリモートコントローラ60に
は、装置制御用のボタン群66が設けられている。これ
ら装置制御用ボタン群66は、画像投影装置そのものの
機能を遠隔制御するためのものであり、投影光学系10
のズームや、輝度調整等を司る。こうした制御信号は、
無線信号64aあるいは有線信号線65に載せて画像投
影装置に入力され、画像投影装置の装置制御手段29に
よって処理される。
【0098】このように、画像投影中に例えば赤外線に
よる無線信号64aで画像投影装置と接続する場合、リ
モートコントローラ60はスクリーンを向ける必要がな
く、画像投影装置に向けるだけで指表パターン制御もで
きるため、リモートコントローラ60は指表パターン制
御及び装置制御機能兼備の一台のみでよく、よってコス
ト低減がなされるとともに、使用中の使い勝手が著しく
向上する。
【0099】図11は、指表パターン移動・表示動作例
のフローチャートである。この動作は、指表パターン移
動手段27AとVRAM転写手段27C(図3参照)に
対応するものである。以下、図11に基づき、本発明の
画像投影装置の要部の動作を説明する。
【0100】同図で、ステップS1において、パターン
ボタン62(図10参照)が押されたか否かが検査さ
れ、パターンボタンが押されるまでループで検査を反復
する。パターンボタンが押されと、表示されるべき指表
パターンの指定が為されたことで、ステップS2に移
り、指定された指表パターンのデータをワーキングメモ
リに読出す。
【0101】指定された指表パターンのデータの読出し
が完了すると、ステップS3において、タイマーをスタ
ートさせる。ついで、ステップS4において、指定され
た指表パターンの表示位置の指定を待機するループに入
る。すなわち、パッド61(図10参照)の操作が開始
されるのを待つ。ここで制限時間の検査がステップS1
1においてなされる。
【0102】タイムアップでなければ、ステップS4に
戻ってパッド61の操作開始を待ち、ここでタイムアッ
プとなれば(ステップS11)、ステップS12に移
り、デフォルトの位置にこのパターンを表示させる。こ
れは、パターンのデータをワーキングメモリからVRA
M24のデフォルト領域に転写することで実行される。
【0103】所定時間内にパッド61の操作が開始され
ると、ステップS5に移り、押されたXY位置を設定
し、ついでステップS6に移り、このXY位置にパター
ンを表示させる。これは、前記のように、パターンのデ
ータをワーキングメモリからVRAM24の該XY領域
に転写することで実行される。
【0104】こののち、ステップS7に進み、パッド6
1の操作が継続されているか否かが検査される。ここで
パッド61から指が離れていれば、今回の移動動作を終
了させる。一方、パッド61から指が離れておらず、パ
ッド61の操作が継続されていれば、ステップS8に進
む。
【0105】ステップS8においては、最近時点に表示
されたXY位置のパターンを消す。ついでステップS9
に進み、XY位置を新XY位置に更新し、ついでステッ
プS10で新XY位置にパターンを再表示させる。この
のち、ステップS7に戻って、パッド61の操作が継続
されているか否かの検を続行する。
【0106】つぎに図12に基づき、本発明の画像投影
装置が備える指表パターン回転プログラムを説明する。
図12は、指表パターン回転動作例のフローチャートで
ある。この動作は、指表パターン回転手段27B(図3
参照)に対応するものである。
【0107】同図で、ステップS21において、回転ボ
タン63(図10参照)が押されたか否かが検査され、
回転ボタンが押されるまでループで検査を反復する。回
転ボタンが押されと、回転角度の指定が開始されたこと
で、ステップS22に移り、タイマーをスタートさせ
る。
【0108】ついで、ステップS23に移り、引き続き
回転ボタンが押されているか否かが検査される。引き続
き回転ボタンが押されていると、ステップS24に移
り、タイマーから経過時間が読みだされ、経過時間に対
応した角度θが更新される。
【0109】ついでこの新θに基づき、ステップS25
において、パターンを構成する点につき座標変換がなさ
れる。ついでステッS26において、旧θのパターンを
構成する点が消去され、さらにステップS27におい
て、新θのパターンを構成する点がVRAMに転写され
て表示される。
【0110】ついで、ステップS28に移り、パターン
を構成するすべての点につき座標変換と更新がなされた
かが検査され、すべての点につき終了していなければ、
ステップS25に戻る。一方、すべての点につき終了す
れば、ステップS23に戻る。ここで回転ボタンが押さ
れていなければ、このパターンの回転が終了し、ステッ
プS29に移ってタイマーがリセットされる。
【0111】前記のようにして指表パターン表示手段2
7により指表パターン表示の制御がなされる状態におい
て、第一画像表示手段25と指表パターン表示手段27
は、反射型平面ディスプレイ装置2に第一画像及び指表
パターンを同時に表示させる。この結果、光源9から放
射された光束を反射型平面ディスプレイ装置2に入射さ
せると、反射型平面ディスプレイ装置2からの反射光に
よって第一画像及び指表パターンを同時にスクリーン1
3上に重畳させて投影することができる。
【0112】本発明の画像投影装置は前記のように動作
するから、この画像投影装置のみの構成で、投影画面上
に指表パターンを投影することができ、よって簡易な構
成で使い勝手にすぐれた画像投影装置を実現することが
できる。しかも、多種類の指表パターンを投影すること
ができ、また矢印パターンなどの回転が容易になされ、
かつその回転角度を所望値に調整できるから、画像投影
による高いプレゼンテーション効果の実現が可能にな
る。
【0113】さらに、同一画面上に複数個の指表パター
ンを投影できる構成であるから、複数のポイントの連番
表示など、従来に存在しなかった形式のプレゼンテーシ
ョンが容易に、かつ低コストで可能になるという利点が
ある。
【0114】また、本発明の画像投影装置は例えばVC
R(アナログ型、デジタル型ともに)、DVDに代表さ
れる光ディスク媒体による動画プレヤーからの動画像を
投影できるばかりか、これら動画の投影画面上に、任意
のタイミングで任意の指表パターンを重畳させて投影表
示できるから、プレゼンテーション機能はさらに拡大さ
れるという顕著な効果を実現することができる。
【0115】第一画像発生装置としては、DVDプレヤ
ー90、デジタルVCR91、コンピュータ92(とり
わけパソコンあるいはワークステーション)、ワードプ
ロセッサなどが適用可能である。これらは外付けの装置
として適用されるほか、この画像投影装置に内蔵させる
こともできる。とりわけ内蔵型の第一画像発生装置とし
ては、例えばビデオカセットの記録再生ユニットや、M
D記録媒体による記録再生ユニット等が適用される。
【0116】以下、本発明の構成で適用される反射型平
面ディスプレイ装置につき補足的に説明する。本発明の
構成で適用される反射型平面ディスプレイ装置に好適な
ものとして、反射型液晶パネルがある。反射型液晶パネ
ルには、種々の構成があるが、TN(ねじれネマティッ
ク)構成あるいはSTN(スーパーねじれネマティッ
ク)構成では、偏光層と、この偏光層の裏に設けられ
た、入射光をスクリーン方向に反射させる反射層と、反
射層に対向して配設された透明電極と、反射層と透明電
極との間に存在し、両層間に印加される信号に応じて、
光透過状態と光散乱状態とをとる液晶とを有している。
【0117】あるいは、液晶層にPDLC(高分子分散
型液晶)が用いられた反射型液晶パネル構成であれば、
液晶を細かい粒子とした液晶滴が透明な高分子媒体中に
均一に分散されて液晶層が形成されている。
【0118】液晶層は、透明電極のマトリクスを備えた
透明なガラス基板と、反射面である反射電極を有する半
導体基板とで挟持され、これらの電極により電界が液晶
層に印加されるよう構成されている。また半導体基板の
表面には、個々の画素に1対1に対応するMOSFET
がマトリクス状に形成されている。
【0119】さらにカラー表示のために、カラーフィル
タが反射電極の上に設けられており、隣り合った三個の
MOSFETにそれぞれR、G、Bの各カラーフィルタ
が一つずつ設けられ、一組として表示することでフルカ
ラー表示となる。
【0120】液晶層に電界が印加されると、MOSFE
Tがオン状態となることで反射電極に電圧が印加され、
ガラス基板側の透明電極との間に電界がかかる。この電
界により、分散配置されている液晶滴の配向が揃い、透
過率が高められて透明になる。この結果、ガラス基板か
ら入射した光は反射電極で全反射され、ガラス基板から
外部への反射光となる。
【0121】このように、電界が印加された画素はガラ
ス基板側から見て全反射状態となる。一方、電界が印加
されない画素の液晶層では、液晶滴の配向が様々な方向
を指した状態を維持しており、よって光の透過率が低
い。したがって、ガラス基板からの入射光は散乱光とさ
れ、ガラス基板側から見た反射率が低く、暗い。
【0122】各画素を構成する個々のMOSFETは、
前記のようにして明暗のコントラストを形成する。これ
により、入力された画像データに対応して各画素のMO
SFETのオンオフを制御すると、電子画像パターンが
表示されることになる。
【0123】したがって、前記のように電子画像パター
ンが表示された液晶パネルに光線を照射すると、液晶パ
ネルから反射される反射光は電子画像のパターンによっ
て変調されているから、この電子画像パターンを含んだ
反射光をスクリーンに投影することで、スクリーン上に
明るい画像パターンを形成させることができる。とりわ
け、反射型液晶パネルを傾斜させて配置し、側方から入
射光を入射させると、その反射光はコントラストが高い
画像を形成する。
【0124】さらに、PDLCは液晶層の透明度がTN
液晶などに比べ高く、液晶パネルの反射率も優れ、従っ
て明るい投影がなされるから、PDLCを適用すること
によって高輝度画像となり、周囲が明るい状態でも良質
な投影画質を得ることができ、プレゼンテーション効果
を向上させることができる。
【0125】さらに、本発明にかかる画像投影装置に適
用できる反射型平面ディスプレイ装置として、平面基板
上に複数個の回動可能な微小ミラーを二次元的に配列し
た構成の装置がある。このような反射型平面ディスプレ
イ装置を、本文中ではDMD(デジタル・マイクロミラ
ー・デバイス)と略記することにする。
【0126】図13は、DMDの構成例の斜視図を示す
ものである。同図に示されるように、DMD62は矩形
チップ形状の光反射型デバイスであり、基板62B上の
平坦面に半導体製造技術を用いて作成された微小ミラー
62aを多数有して、各微小ミラー62aが回動による
張る個々の反射角度を、外部からの駆動信号に応じて調
節することで、反射光が画像を形成する。
【0127】各微小ミラー62aは、微小鏡面がマトリ
クス状に二次元配置されたものであり、外部からの駆動
信号により、個々の鏡面の反射角が調節される。この微
小鏡面による反射光が投影光学系に入射するような反射
角の場合オン、そうでない場合がオフとなる。
【0128】各微小ミラー62aは、基板62B上に対
角線方向dgの両端が軸支されており、外部の駆動回路
(図示されない)から入力される駆動信号Vdに応じ
て、個々に反射角度を変え、これによって画像信号に対
応した光強度分布を有する反射光が出力される。各微小
ミラー62aの寸法は、適用する用途により任意である
が、例えば数ミクロン以下が最も実用的である。図中、
対角線方向に点線が付された微小ミラーが軸回動して反
射角度を張っていることを示し、よって反射光は正面方
向(基板62Bに垂直方向)に向かない。この結果、こ
の微小ミラーからの正面方向への反射光強度は極端に弱
くなる。
【0129】一方、図中、対角線方向に点線が付されな
い微小ミラーは軸回転しておらず、よって反射光は正面
方向(基板2Bに垂直方向)に向く。この結果、この微
小ミラーからの正面方向への反射光強度は強くなる。こ
のようにして反射光に画像が形成される。
【0130】図14は、図13に示されるDMD62の
要部模式断面図である。また図15は、図14に示され
る微小鏡面部分の拡大上面図である。両図に基づき、D
MD62の要部の構成を説明すると、基板62B上には
半導体製造技術を用いて作成された矩形状の微小ミラー
62aが複数個配列され、微小ミラー62aは光源から
入射する光を反射可能となっている。個々の微小ミラー
62aは、外部から印加される駆動信号Vdにより反射
角度が可変であり、駆動信号Vdは画像を形成するオン
オフ情報を搭載している。
【0131】基板62B上の矩形状の各微小ミラー62
aは、対角線寸法が例えば20μm前後、あるいは小型
のものでは1ミクロン程度に構成され、基板62Bから
浮いた状態で対角線両端位置に設けられたカンチレバー
62rを介して2本の支柱62pに支えられている。微
小ミラー62aの下方には微小ミラー62aを駆動させ
るための2個の電極62eがあり、これら電極62eか
ら電荷が流入蓄積されることにより生じる静電気力で、
微小ミラー62aが矩形対角線を軸に最大角度20度で
揺動回転する。したがって画素毎に入射光の反射角を最
大20度振らせることができる。
【0132】各微小ミラー62aのオン/オフ切り替え
速度は、例えば10マイクロ秒程度にすることができ
る。また、支柱62pと微小ミラー62eを結ぶカンチ
レバー62rは、ねじれ動作を反復することにより起き
る金属疲労の特性に勝れる構造および材質が適用され
る。
【0133】このようにして、特定の方向に反射された
光だけを投影光学系に入射させることにより、明(オ
ン)と暗(オフ)が空間的に分布した状態を形成するこ
とによって光変調効果あるいは光濾波効果を構成する。
なお、前記の実施形態の場合、微小ミラー62aが配列
される基板62B上は平坦面であるので、半導体製造技
術の適用が容易となる。
【0134】つぎに、DMDの別の実施形態を図16に
基づき説明する。DMD52は、同図に示すように、ガ
ラス質の基板53上に形成されたシリコン膜54のエッ
チングで微小鏡面55がマトリクス状に配置されたもの
であり、ガラス基板53側に配設された2個の電極5
6、57にそれぞれ極性の異なる駆動信号を与えること
により、個々の鏡面55がポイント58を軸にシーソー
状に揺動し、トーションバー59が捩れて、反射角が調
節される。この微小鏡面55による反射光が投影光学系
に入射するような反射角の場合がオン、そうでない場合
がオフとなる。
【0135】図17は、本発明に係る画像投影装置の他
の実施形態のブロック構成図である。また、本実施形態
の装置にかかる構成は、前記図2にその要部が併示され
ている。
【0136】図17に示されるように、本実施形態であ
る画像投影装置A1は、第二画像シート11を載せたシ
ート台12の下部に配設された光源9、光源9の上方に
配設されて光束を平行光とする光学系18A、この平行
光が第二画像シート11を透過した第二画像光束9bを
絞る光学系18B、絞られた第二画像光束を反射させる
反射型平面ディスプレイ装置2、反射型平面ディスプレ
イ装置2による反射光2aを拡大してスクリーン13に
投影させる投影光学系10を備える。このように、本実
施携帯では第二画像イメージが載った第二画像シート1
1が、前記のように光源9と反射型平面ディスプレイ装
置2間に挿入可能とされる。
【0137】さらに、CPU21と、無線の指示信号2
2bあるいは有線の指示信号22cを受ける入力手段
(リモートロントローラ用インタフェース)22、画像
を記録蓄積するビデオカセットユニット6、ビデオカセ
ットユニット6から再生したアナログの画像データをデ
ジタル変換するアナログ・デジタル変換器(ADC)2
6、第一画像信号90aを処理してビデオRAM24に
書き込む第一画像表示手段25、指表パターンデータ2
8、指表パターン表示手段27、装置制御手段29等が
搭載されている。
【0138】指示信号22bあるいは22cは、指表パ
ターンの反射型平面ディスプレイ装置2画面上の表示位
置を少なくとも含む表示形態を指定するものであり、外
部から使用者によって入力される。第一画像表示手段2
5は、図示されない外部の第一画像発生装置から導入さ
れる第一画像信号90aがデジタル信号であると、この
デジタル信号を処理可能に構成されている。
【0139】指表パターン表示手段27は、入力手段2
2から入力された指示信号22b(あるいは22c)お
よび該指示信号22b(あるいは22c)により特定さ
れた指表パターンのデータに基づいて、指表パターン信
号27aをVRAM24に書込み、VRAM24からの
信号24aによって指表パターンを反射型平面ディスプ
レイ装置2に表示させる。
【0140】なおVRAM24への書込みは、第一画像
表示手段25からの書込が先に実行され、指表パターン
信号27aからの書込が最後に実行される順序となる。
これは、指表パターン信号27aによって書込まれたV
RAM24の領域が、後の他の書込信号によって上書さ
れて消されるのを避けるためである。
【0141】さらにこの指表パターン表示手段27は、
指表パターンを回転させる指表パターン回転手段を備え
る。
【0142】入力手段22は、指示信号の無線あるいは
有線遠隔入力機能を備える。アナログ・デジタル変換器
26は、図示されない第一画像発生装置から導入される
第一画像信号90aがアナログ信号であれば、この第一
画像信号90aをデジタル信号へ変換処理する。また、
内蔵のビデオカセットユニット6は、内蔵された第一画
像発生装置として機能する。
【0143】この実施形態における動作を説明すると、
反射型平面ディスプレイ装置2には第一画像表示手段2
5と指表パターン表示手段27により第一画像と指表パ
ターンが同時に表示される。
【0144】さらに、光源9から放射され、第二画像シ
ート11で変調された変調光がこの反射型平面ディスプ
レイ装置2に入射され、反射型平面ディスプレイ装置2
からの反射光によって、第一画像及び第二画像及び指表
パターンが同時に、スクリーン13上に重畳させて投影
される。この結果、指表パターンによって、第一画像あ
るいは第二画像中の任意の部位を指表(ポインティン
グ)することが可能になる。
【0145】さらに、本実施形態の構成につき、前記に
加えて、図17に示されるように、被写体19を捉える
レンズ7、レンズ7からの光入力に基づき電気信号に変
換する、たとえばCCD素子による撮像素子20、撮像
素子20からの第三画像信号33(図2参照)を処理し
てビデオRAM(VRAM)24に書き込む第三画像表
示手段23を備える構成も可能である。すなわち第三画
像表示手段23は、撮影された画像データを反射型平面
ディスプレイ装置2に表示させる機能を果たす。
【0146】このような構成を有する画像投影装置A1
の動作を説明すると、反射型平面ディスプレイ装置2に
は、第一画像表示手段25と第三画像表示手段23と指
表パターン表示手段27により、第一画像と第三画像と
指表パターンが同時に表示される。
【0147】さらに、光源9から放射され、第二画像シ
ート11で変調された変調光がこの反射型平面ディスプ
レイ装置2に入射され、反射型平面ディスプレイ装置2
からの反射光によって、第一画像及び第二画像及び第三
画像及び指表パターンの四種類の画像が同時に、スクリ
ーン13上に重畳させて投影される。この結果、指表パ
ターンによって、第一画像あるいは第二画像あるいは第
三画像中の任意の部位を指表(ポインティング)するこ
とが可能になる。
【0148】このように、本実施形態に係る画像投影装
置は、第一〜第三画像ならびに指表パターンのうちの、
いずれかを単独で、あるいはこれらを任意に組み合わせ
たものを、自在に設定して投影することができる。すな
わち、スクリーン13に重畳されて投影される画像の組
み合わせは、たとえば透過原稿である第二画像シート1
1の第二画像イメージ(第二画像)と第一画像との二種
類の画像に指表パターンの重畳、あるいは、第二画像シ
ート11の第二画像イメージ(第二画像)と撮像された
被写体19の画像(第三画像)の二種類の画像に指表パ
ターンの重畳など、任意の組み合わせができる。
【0149】つぎに、本実施形態にかかる画像投影装置
A1を用いて、他の機器の透過型液晶パネルによる画像
や、反射型液晶パネルであっても輝度やコントラストが
十分でない画像を投影するとともに、その画像中の着目
部分を指表(ポインティング)する動作を説明する。
【0150】例えば携帯型のビデオゲーム機の画像を投
影して指表(ポインティング)する場合を説明する。こ
のようなビデオゲーム機は電池の寿命をセーブするた
め、低輝度あるいは低コントラストの通常の液晶パネル
表示が一般的であり、したがって投影には適さない。
【0151】そこで、本発明にかかる画像投影装置A1
が備える撮像機能を用いて、このビデオゲーム機の画像
を撮影する。すなわち、携帯型のビデオゲーム機の画像
を被写体19とみなして撮影する。すると、携帯型ビデ
オゲーム機の画像が画像投影装置A1の反射型平面ディ
スプレイ装置2に表示される。
【0152】このように本発明にかかる画像投影装置A
1の撮像機能を用いると、高輝度かつ高コントラストな
大型投影画像が得られるから、このようにして投影現場
において携帯型ビデオゲーム機の画像をスクリーンに拡
大投影できるとともに、同時にその画像中の着目部分を
指表(ポインティング)できることになる。
【0153】すなわち、この場合の本発明にかかる画像
投影装置の撮像機構は、透過型の画像を反射型の画像に
変換するコンバータとして機能する。あるいは、低輝度
/低コントラスト表示の反射型液晶パネルの画像を、高
輝度かつ高コントラストの反射型画像に変換するコンバ
ータとして機能することになる。
【0154】図18は、本発明に係る画像投影装置の別
の実施形態の模式図である。以下、同図に基づき本実施
形態を説明する。本実施形態に係る画像投影装置A2
は、本体Zと、本体Zに着脱自在の撮像ユニットUの組
み合わせで構成される。本体Zには、光源9、光学系1
8、シート台12、投影光学系10などが備えられる。
【0155】撮像ユニットUには、被写体を捉えるレン
ズ7、撮像素子20、反射型液晶パネル120、ビデオ
カセット6、指示信号22aを受けるリモートロントロ
ーラ用インタフェース22などが備えられている。
【0156】さらに、図示を省略しているが、反射型液
晶パネル120に転写するビデオRAM(VRAM)
と、ビデオカセット6から再生した画像データをビデオ
RAMに書き込む第一画像表示手段と、撮像素子20か
らの信号をビデオRAMに書き込む第三画像表示手段
と、指表パターンデータと、指表パターン表示手段等が
搭載されている。これらは、前記図17に示されたビデ
オRAM24、第一画像表示手段25、第三画像表示手
段23、指表パターンデータ28、指表パターン表示手
段27と同等のものである。
【0157】このように本実施形態の画像投影装置A2
は、光源9から放射された光束を、画像イメージが載っ
た画像シート11によって変調させ、変調光を反射型液
晶パネル120で反射させてスクリーン上に表示するも
のであり、本体Zと、指表機能を備えて本体Zに着脱自
在の撮像ユニットUから構成される。
【0158】また本体Zには、図示されないが、撮像ユ
ニットUを嵌合係止させる係止手段が設けられていて、
これら係止手段により、撮像ユニットUを本体Zに装着
時に、光源9から放射され、かつ画像シート11によっ
て変調された光束が反射型液晶パネル120によって反
射される位置にくるよう配置される。
【0159】したがって、撮像ユニットUを本体Zから
取り外すと、一体型ビデオカメラや、電子スチルカメラ
といった小型撮像機同様に使用することができる。
【0160】また、逆に、一体型ビデオカメラ、電子ス
チルカメラのような、反射型平面ディスプレイを搭載し
た小型撮像機が具備する反射型平面ディスプレイを、投
影時の反射鏡として使用するとともに、撮像した画像や
蓄積した画像を再生して、プロジェクションの画像ソー
スとして応用することが可能になる。すなわち、反射型
液晶パネルを搭載した従来の一体型ビデオカメラや、電
子スチルカメラを、本発明の撮像ユニットUとして応用
することができる。
【0161】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の請求項1
に係る画像投影装置は、第一画像表示手段が導入された
第一画像を反射型平面ディスプレイ装置に表示させ、入
力手段が、指表パターンの反射型平面ディスプレイ装置
画面上の表示位置を少なくとも含む表示形態を指定する
指示信号を受けとり、指表パターン表示手段が、指示信
号により特定された指表パターンのデータに基づいて指
表パターンを反射型平面ディスプレイ装置に、第一画像
と同時に表示させ、光源からの光束を反射型平面ディス
プレイ装置に入射し、その反射光によって第一画像及び
指表パターンを同時にスクリーン上に重畳させて投影す
る構成とするものである。
【0162】これにより、本装置のみで指表パターン表
示ができ、第一画像と指表パターンを同時にスクリーン
上に重畳させて投影表示が可能になるから、この指表パ
ターンによって第一画像中の所望部分を指表(ポインテ
ィング)することができる。
【0163】本発明の請求項2に係る画像投影装置は、
請求項1記載の構成において、指表パターンを回転させ
る指表パターン回転手段を備えて構成するから、任意に
指定した指表パターンを回転させることが可能となる。
よって指表(ポインティング)する部分に適する向きの
指表パターンの表示が可能になり、プレゼンテーション
の効果を増大できる。
【0164】本発明の請求項3に係る画像投影装置は、
請求項1記載の構成において、同一画面に指表パターン
を複数個同時に表示させる複数指表パターン同時表示手
段を備える構成とするから、同一画面上で複数個の指表
パターンを同時に表示させることができ、連番による複
数部位の指表(ポインティング)表示が可能になる。よ
って同一画面上で前に表示された指表パターンが消えず
に残ったまま、別の部位に別の指表パターンを付けるこ
とができ、両部位の対比の強調などのプレゼンテーショ
ンの効果を高めることができる。
【0165】本発明の請求項4に係る画像投影装置は、
請求項1記載の構成において、前記指表パターンを回転
させる指表パターン回転手段と、同一画面に前記指表パ
ターンを複数個同時に表示させる複数指表パターン同時
表示手段とを併備する構成とするから、同一画面上で複
数個の指表パターンを同時に表示させることができ、連
番による複数部位の指表(ポインティング)表示が可能
になるのみならず、これらの中、任意の指表パターンを
回転させて所望の向きに表示させることが可能になる。
したがって、さらに効果的なプレゼンテーションを実施
することが可能になる。
【0166】本発明の請求項5に係る画像投影装置は、
請求項1乃至4記載の構成において、少なくとも一基の
前記第一画像発生装置を内蔵して構成するものであるか
ら、他の機器の接続をすることなく、簡易な構成で第一
画像と指表パターンを同時にスクリーン上に重畳させた
投影表示が可能になり、操作の容易性に加えて、低コス
ト化を実現することができる。
【0167】本発明の請求項6に係る画像投影装置は、
請求項1乃至4記載の構成において、前記第一画像発生
装置から導入される第一画像信号がデジタル信号であ
り、前記第一画像表示手段は前記デジタル信号が処理可
能に構成するから、種々のデジタル機器の接続が可能と
なり、これら種々のデジタル機器の出力画像の所望部位
の指表(ポインティング)表示を実現できる。
【0168】本発明の請求項7に係る画像投影装置は、
請求項1乃至4記載の構成において、アナログ・デジタ
ル変換器を内蔵し、前記第一画像信号がアナログ信号で
あれば、前記第一画像信号を前記アナログ・デジタル変
換器によりデジタル信号へ変換処理する構成とするか
ら、種々のアナログ機器の接続が可能となり、これら種
々のアナログ機器の出力画像の所望部位の指表(ポイン
ティング)表示を実現できる。
【0169】本発明の請求項8に係る画像投影装置は、
請求項1乃至4記載の構成において、指示信号の入力手
段が指示信号の有線遠隔入力機能を備える構成とするか
ら、指表(ポインティング)動作の自由度が大になり、
かつ有線ゆえに距離がかなり離れた位置にあっても、信
頼性の高い遠隔制御を可能にする。
【0170】本発明の請求項9に係る画像投影装置は、
請求項1乃至4記載の構成において、指示信号の入力手
段が指示信号の無線遠隔入力機能を備える構成とするか
ら、使い勝手のよい使用環境を実現でき、指表(ポイン
ティング)動作が容易となる。
【0171】本発明の請求項10に係る画像投影装置
は、第一画像表示手段が導入された第一画像を反射型平
面ディスプレイ装置に表示させ、入力手段が、指表パタ
ーンの反射型平面ディスプレイ装置画面上の表示位置を
少なくとも含む表示形態を指定する指示信号を受けと
り、指表パターン表示手段が、指示信号により特定され
た指表パターンのデータに基づいて指表パターンを反射
型平面ディスプレイ装置に、第一画像と同時に表示さ
せ、光源からの光束を、挿入した第二画像シートを透過
させ、変調光を反射型平面ディスプレイ装置に入射し、
その反射光によって第一画像及び指表パターンおよび第
二画像を同時にスクリーン上に重畳させて投影する構成
とするものである。
【0172】これにより、導入された画像データによる
第一画像と、第二画像シートに載った画像イメージと
の、二種類の合成/重畳画像につき、投影画面上で指表
パターンによって所望部位を指表(ポインティング)す
ることができる。
【0173】本発明の請求項11に係る画像投影装置
は、請求項10記載の構成において、指表パターンを回
転させる指表パターン回転手段を備える構成とするか
ら、第一画像と第二画像の合成/重畳画像の所望部位を
指表する際に、任意に指定した指表パターンを回転させ
ることが可能となる。よって指表(ポインティング)す
る部分に適する向きの指表パターンの表示が可能にな
り、プレゼンテーションの効果を増大できる。
【0174】本発明の請求項12に係る画像投影装置
は、請求項10記載の構成において、同一画面に前記指
表パターンを複数個同時に表示させる複数指表パターン
同時表示手段を備える構成とするから、第一画像と第二
画像の合成/重畳画像の所望部位の指表がなされる際
に、同一画面上で複数個の指表パターンを同時に表示さ
せることができ、連番による複数部位の指表(ポインテ
ィング)表示が可能になる。よって同一画面上で前に表
示された指表パターンが消えずに残ったまま、別の部位
に別の指表パターンを付けることができ、両部位の対比
の強調などのプレゼンテーションの効果を高めることが
できる。
【0175】本発明の請求項13に係る画像投影装置
は、請求項10記載の構成において、前記指表パターン
を回転させる指表パターン回転手段と、同一画面に前記
指表パターンを複数個同時に表示させる複数指表パター
ン同時表示手段とを併備する構成であるから、第一画像
と第二画像の合成/重畳画像の所望部位の指表をする際
に、同一画面上で複数個の指表パターンを同時に表示さ
せることができ、連番による複数部位の指表(ポインテ
ィング)表示が可能になるのみならず、これらの中、任
意の指表パターンを回転させて所望の向きに表示させる
ことが可能になる。したがって、さらに効果的なプレゼ
ンテーションを実施することが可能になる。
【0176】本発明の請求項14に係る画像投影装置
は、請求項10乃至13記載の構成において、少なくと
も一基の第一画像発生装置を内蔵して構成するものであ
るから、第一画像と第二画像の合成/重畳をなす際に、
他の機器の接続をすることなく、簡易な構成で第一画像
と第二画像と指表パターンを同時にスクリーン上に重畳
させた投影表示が可能になり、操作の容易性に加えて、
低コスト化を実現することができる。
【0177】本発明の請求項15に係る画像投影装置
は、請求項10乃至13記載の構成において、第一画像
発生装置から導入される第一画像信号がデジタル信号で
あり、第一画像表示手段はデジタル信号が処理可能に構
成されるものであるから、第一画像と第二画像の合成/
重畳がなされる際に、種々のデジタル機器の接続が可能
となり、これら種々のデジタル機器の出力画像を第一画
像として、その所望部位の指表(ポインティング)表示
を実現できる。
【0178】本発明の請求項16に係る画像投影装置
は、請求項10乃至13記載の構成において、アナログ
・デジタル変換器を内蔵し、第一画像発生装置から導入
される第一画像信号がアナログ信号であれば、第一画像
信号をアナログ・デジタル変換器によりデジタル信号へ
変換処理する構成とするから、第一画像と第二画像の合
成/重畳がなされる際に、種々のアナログ機器の接続が
可能となり、これら種々のアナログ機器の出力画像の所
望部位についての指表(ポインティング)表示が可能に
なる。
【0179】本発明の請求項17に係る画像投影装置
は、請求項10乃至13記載の構成において、入力手段
が指示信号の有線遠隔入力機能を備える構成とするか
ら、第一画像と第二画像の合成/重畳画像の所望部位の
指表(ポインティング)をする際に、指表(ポインティ
ング)動作の自由度が大になり、かつ有線ゆえに距離が
かなり離れた位置にあっても、信頼性の高い遠隔制御を
可能にする。
【0180】本発明の請求項18に係る画像投影装置
は、請求項10乃至13記載の構成において、入力手段
が指示信号の無線遠隔入力機能を備える構成とするか
ら、第一画像と第二画像の合成/重畳画像の所望部位の
指表(ポインティング)をする際に、使い勝手のよい使
用環境を実現でき、指表(ポインティング)動作が容易
となる。
【0181】本発明の請求項19に係る画像投影装置
は、第一画像表示手段が導入された第一画像を反射型平
面ディスプレイ装置に表示させ、撮像機能により撮像さ
れた像を第三画像として、第三画像表示手段が反射型平
面ディスプレイ装置に表示させ、入力手段が指表パター
ンの表示形態を指定する指示信号を受けとり、指表パタ
ーン表示手段が、指示信号により特定された指表パター
ンのデータに基づいて指表パターンを反射型平面ディス
プレイ装置に、第一画像および第三画像と同時に表示さ
せ、光源からの光束を、挿入した第二画像シートを透過
させ、変調光を反射型平面ディスプレイ装置に入射し、
その反射光によって第一画像及び第三画像及び指表パタ
ーンおよび第二画像を、同時にスクリーン上に重畳させ
て投影する構成とするものである。
【0182】これにより、導入された画像データによる
第一画像と、第二画像シートに載った第二画像と、その
場で撮像された第三画像との、三種類の合成/重畳画像
につき、投影画面上で所望部位の指表(ポインティン
グ)をすることが可能になる。
【0183】本発明の請求項20に係る画像投影装置
は、前記請求項19記載の構成において、指表パターン
を回転させる指表パターン回転手段を備える構成とする
から、第一画像と第二画像と第三画像の合成/重畳画像
の所望部位の指表をする際に、任意に指定した指表パタ
ーンを回転させることが可能となる。よって指表(ポイ
ンティング)する部分に適する向きの指表パターンの表
示が可能になり、プレゼンテーションの効果を増大でき
る。
【0184】本発明の請求項21に係る画像投影装置
は、請求項19記載の構成において、同一画面に指表パ
ターンを複数個同時に表示させる複数指表パターン同時
表示手段を備える構成であるから、第一画像と第二画像
と第三画像の合成/重畳画像の所望部位の指表をする際
に、同一画面上で複数個の指表パターンを同時に表示さ
せることができ、連番による複数部位の指表(ポインテ
ィング)表示が可能になる。よって同一画面上で前に表
示された指表パターンが消えずに残ったまま、別の部位
に別の指表パターンを付けることができ、両部位の対比
の強調などのプレゼンテーションの効果を高めることが
できる。
【0185】本発明の請求項22に係る画像投影装置
は、請求項19記載の構成において、指表パターンを回
転させる指表パターン回転手段と、同一画面に指表パタ
ーンを複数個同時に表示させる複数指表パターン同時表
示手段とを併備する構成とするから、第一画像と第二画
像と第三画像の合成/重畳画像の所望部位の指表をなす
際に、同一画面上で複数個の指表パターンを同時に表示
させることができ、連番による複数部位の指表(ポイン
ティング)表示が可能になるのみならず、これらの中、
任意の指表パターンを回転させて所望の向きに表示させ
ることが可能になる。したがって、さらに効果的なプレ
ゼンテーションを実施することが可能になる。
【0186】本発明の請求項23に係る画像投影装置
は、請求項19乃至22記載の構成において、少なくと
も一基の第一画像発生装置を内蔵して構成されるもので
あるから、第一画像と第二画像と第三画像の合成/重畳
をする際に、他の機器の接続をすることなく簡易な構成
で第一画像導入ができ、よってこの第一画像に第二画像
と第三画像と指表パターンとを同時にスクリーン上に重
畳させた投影表示が可能になり、操作の容易性に加え
て、低コスト化を実現することができる。
【0187】本発明の請求項24に係る画像投影装置
は、請求項19乃至22記載の構成において、第一画像
発生装置から導入される第一画像信号がデジタル信号で
あり、第一画像表示手段は前記デジタル信号が処理可能
に構成されるものであるから、第一画像と第二画像と第
三画像の合成/重畳をする際に、種々のデジタル機器の
接続が可能となり、これら種々のデジタル機器の出力画
像を第一画像として、その所望部位の指表(ポインティ
ング)表示を実現できる。
【0188】本発明の請求項25に係る画像投影装置
は、請求項19乃至22記載の構成において、アナログ
・デジタル変換器を内蔵し、第一画像の信号または第三
画像の信号がアナログ信号であれば、アナログ・デジタ
ル変換器によりデジタル信号への変換処理をする構成と
するから、第一画像と第二画像と第三画像の合成/重畳
がなされる際に、種々のアナログ機器の接続が可能とな
り、これら種々のアナログ機器の出力画像の所望部位の
指表(ポインティング)表示を実現できる。
【0189】本発明の請求項26に係る画像投影装置
は、請求項19乃至22記載の構成において、指示信号
の入力手段が指示信号の有線遠隔入力機能を備えるもの
であるから、第一画像と第二画像と第三画像の合成/重
畳画像の所望部位の指表(ポインティング)をする際
に、指表(ポインティング)動作の自由度が大になり、
かつ有線ゆえに距離がかなり離れた位置からの操作で
も、信頼性の高い遠隔制御を可能にする。
【0190】本発明の請求項27に係る画像投影装置
は、請求項19乃至22記載の構成において、指示信号
の入力手段が指示信号の無線遠隔入力機能を備えるもの
であるから、第一画像と第二画像と第三画像の合成/重
畳画像の所望部位の指表(ポインティング)をする際
に、使い勝手のよい使用環境が実現され、指表動作が容
易になるという効果を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像投影装置の一実施形態のブロ
ック構成図である。
【図2】本発明に係る画像投影装置の要部構成図であ
る。
【図3】図1に示される指表パターン表示手段の構成図
である。
【図4】図1に示される指表パターンデータの構成図で
ある。
【図5】本発明に係る画像投影装置で表示される矢印パ
ターン例の説明図である。
【図6】本発明に係る画像投影装置で表示される矢印パ
ターンの回転動作の説明図である。
【図7】本発明に係る画像投影装置で表示される番号パ
ターン例の説明図である。
【図8】本発明に係る画像投影装置で表示されるアルフ
ァベットパターン例の説明図である。
【図9】矢印パターン回転動作の原理の説明図である。
【図10】本発明に係る画像投影装置に適用されるリモ
ートコントローラの一実施形態の模式図である。
【図11】本発明に係る画像投影装置による指表パター
ン移動・表示動作例のフローチャートである。
【図12】本発明に係る画像投影装置による矢印パター
ン回転動作例のフローチャートである。
【図13】反射型平面ディスプレイ装置の一実施形態の
斜視図である。
【図14】図13に示される反射型平面ディスプレイ装
置の要部断面図である。
【図15】図13に示される反射型平面ディスプレイ装
置の要部上面図である。
【図16】反射型平面ディスプレイ装置の他の実施形態
の要部分解斜視図である。
【図17】本発明に係る画像投影装置の他の実施形態の
模式図である。
【図18】本発明に係る画像投影装置の別の実施形態の
模式図である。
【図19】従来の画像投影装置の構成例を示す模式図で
ある。
【符号の説明】
A……画像投影装置、2……反射型平面ディスプレイ装
置、2a……反射光、6……ビデオカセット用ユニット
(内蔵画像発生装置)、8……光学系、9……光源、1
0……投影光学系、11……第二画像シート、12……
シート台、13……スクリーン、19……被写体、20
……撮像素子、21……CPU(中央演算処理装置)、
22……リモートコントロールインタフェース(入力手
段)、22a……指示信号、23……第三画像表示手
段、24……ビデオRAM(VRAM)、25……第一
画像表示手段、26……アナログデジタル変換器(AD
C)、27……指表パターン表示手段、28……指表パ
ターンデータ、29……装置制御手段、60……リモー
トコントローラ、64……無線信号、65……有線信号
線、90……DVDプレヤー(第一画像発生装置)、9
0a……第一画像信号、91……デジタルVCR(第一
画像発生装置)、92……コンピュータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G09G 5/00 510 G09G 5/00 510B 5/08 5/08 G

Claims (27)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 反射型平面ディスプレイ装置と、 前記反射型平面ディスプレイ装置を照射する光源と、 外部の第一画像発生装置から導入された第一画像信号に
    基づく第一画像を前記反射型平面ディスプレイ装置に表
    示させる第一画像表示手段と、 前記光源により照射された前記反射型平面ディスプレイ
    装置からの反射光をスクリーンに投影する投影光学系と
    を具備する画像投影装置において、 前記反射型平面ディスプレイ装置上に表示される指表パ
    ターンのデータと、 前記指表パターンの前記反射型平面ディスプレイ装置画
    面上の表示位置を少なくとも含む表示形態を指定する指
    示信号の入力手段と、 前記入力手段から入力された前記指示信号および前記指
    示信号により特定された前記指表パターンのデータに基
    づいて前記指表パターンを前記反射型平面ディスプレイ
    装置に表示させる指表パターン表示手段とを内蔵し、 前記第一画像表示手段と前記指表パターン表示手段は前
    記反射型平面ディスプレイ装置に前記第一画像及び前記
    指表パターンを同時に表示し、 前記光源から放射された光束を前記反射型平面ディスプ
    レイ装置に入射し、前記反射型平面ディスプレイ装置か
    らの反射光によって前記第一画像及び前記指表パターン
    を同時に前記スクリーン上に重畳させて投影する構成と
    したことを特徴とする画像投影装置。
  2. 【請求項2】 前記指表パターンを回転させる指表パタ
    ーン回転手段を備えることを特徴とする請求項1記載の
    画像投影装置。
  3. 【請求項3】 同一画面に前記指表パターンを複数個同
    時に表示させる複数指表パターン同時表示手段を備える
    ことを特徴とする請求項1記載の画像投影装置。
  4. 【請求項4】 前記指表パターンを回転させる指表パタ
    ーン回転手段と、同一画面に前記指表パターンを複数個
    同時に表示させる複数指表パターン同時表示手段とを併
    備することを特徴とする請求項1記載の画像投影装置。
  5. 【請求項5】 少なくとも一基の前記第一画像発生装置
    を内蔵して構成されたことを特徴とする請求項1乃至4
    記載の画像投影装置。
  6. 【請求項6】 前記第一画像発生装置から導入される第
    一画像信号がデジタル信号であり、前記第一画像表示手
    段は前記デジタル信号が処理可能に構成されたことを特
    徴とする請求項1乃至4記載の画像投影装置。
  7. 【請求項7】 アナログ・デジタル変換器を内蔵し、前
    記第一画像信号がアナログ信号であれば、前記第一画像
    信号を前記アナログ・デジタル変換器によりデジタル信
    号へ変換処理する構成としたことを特徴とする請求項1
    乃至4記載の画像投影装置。
  8. 【請求項8】 前記指示信号の入力手段は、前記指示信
    号の有線遠隔入力機能を備えることを特徴とする請求項
    1乃至4記載の画像投影装置。
  9. 【請求項9】 前記指示信号の入力手段は、前記指示信
    号の無線遠隔入力機能を備えることを特徴とする請求項
    1乃至4記載の画像投影装置。
  10. 【請求項10】 反射型平面ディスプレイ装置と、 前記反射型平面ディスプレイ装置を照射する光源と、 外部から導入された第一画像信号に基づく第一画像を前
    記反射型平面ディスプレイ装置に表示させる第一画像表
    示手段と、 前記光源により照射された前記反射型平面ディスプレイ
    装置からの反射光をスクリーンに投影する投影光学系と
    を具備し、 かつ、第二画像イメージが載った第二画像シートを前記
    光源と前記反射型平面ディスプレイ装置間に挿入可能と
    し、 前記光源から放射され、前記第二画像シートによって変
    調された変調光を前記反射型平面ディスプレイ装置で反
    射させてスクリーン上に投影する画像投影装置におい
    て、 前記反射型平面ディスプレイ装置上に表示される指表パ
    ターンのデータと、 前記指表パターンの前記反射型平面ディスプレイ装置画
    面上の表示位置を少なくとも含む表示形態を指定する指
    示信号の入力手段と、 前記入力手段から入力された前記指示信号および該指示
    信号により特定された前記指表パターンのデータに基づ
    いて前記指表パターンを前記反射型平面ディスプレイ装
    置に表示させる指表パターン表示手段とを内蔵し、 前記反射型平面ディスプレイ装置には前記第一画像表示
    手段と前記指表パターン表示手段により前記第一画像と
    前記指表パターンが同時に表示され、 前記光源から放射され前記第二画像シートで変調された
    変調光が前記反射型平面ディスプレイ装置に入射され、
    前記反射型平面ディスプレイ装置からの反射光によって
    前記第一画像及び前記第二画像及び前記指表パターンが
    同時に前記スクリーン上に重畳させて投影される構成と
    したことを特徴とする画像投影装置。
  11. 【請求項11】 前記指表パターンを回転させる指表パ
    ターン回転手段を備えることを特徴とする請求項10記
    載の画像投影装置。
  12. 【請求項12】 同一画面に前記指表パターンを複数個
    同時に表示させる複数指表パターン同時表示手段を備え
    ることを特徴とする請求項10記載の画像投影装置。
  13. 【請求項13】 前記指表パターンを回転させる指表パ
    ターン回転手段と、同一画面に前記指表パターンを複数
    個同時に表示させる複数指表パターン同時表示手段とを
    併備することを特徴とする請求項10記載の画像投影装
    置。
  14. 【請求項14】 少なくとも一基の前記第一画像発生装
    置を内蔵して構成されたことを特徴とする請求項10乃
    至13記載の画像投影装置。
  15. 【請求項15】 前記第一画像発生装置から導入される
    第一画像信号がデジタル信号であり、前記第一画像表示
    手段は前記デジタル信号が処理可能に構成されたことを
    特徴とする請求項10乃至13記載の画像投影装置。
  16. 【請求項16】 アナログ・デジタル変換器を内蔵し、
    前記第一画像発生装置から導入される第一画像信号がア
    ナログ信号であれば、前記第一画像信号を前記アナログ
    ・デジタル変換器によりデジタル信号へ変換処理する構
    成としたことを特徴とする請求項10乃至13記載の画
    像投影装置。
  17. 【請求項17】 前記指示信号の入力手段は、前記指示
    信号の有線遠隔入力機能を備えることを特徴とする請求
    項10乃至13記載の画像投影装置。
  18. 【請求項18】 前記指示信号の入力手段は、前記指示
    信号の無線遠隔入力機能を備えることを特徴とする請求
    項10乃至13記載の画像投影装置。
  19. 【請求項19】 反射型平面ディスプレイ装置と、 前記反射型平面ディスプレイ装置を照射する光源と、 外部から導入された第一画像信号に基づく第一画像を前
    記反射型平面ディスプレイ装置に表示させる第一画像表
    示手段と、 前記光源により照射された前記反射型平面ディスプレイ
    装置からの反射光をスクリーンに投影する投影光学系と
    を具備し、 かつ、第二画像イメージが載った第二画像シートを前記
    光源と前記反射型平面ディスプレイ装置間に挿入可能と
    し、 前記光源から放射され、前記第二画像シートによって変
    調された変調光を前記反射型平面ディスプレイ装置で反
    射させてスクリーン上に投影する画像投影装置におい
    て、 前記反射型平面ディスプレイ装置上に表示される指表パ
    ターンのデータと、 前記指表パターンの前記反射型平面ディスプレイ装置画
    面上の表示位置を少なくとも含む表示形態を指定する指
    示信号の入力手段と、 前記入力手段から入力された前記指示信号および該指示
    信号により特定された前記指表パターンのデータに基づ
    いて前記指表パターンを前記反射型平面ディスプレイ装
    置に表示させる指表パターン表示手段と、 撮像機能および、前記撮像された像を第三画像として前
    記反射型平面ディスプレイ装置に表示させる第三画像表
    示手段を内蔵し、 前記第一画像表示手段と前記第三画像表示手段と前記指
    表パターン表示手段は前記反射型平面ディスプレイ装置
    に前記第一画像及び前記第三画像及び前記指表パターン
    を同時に表示可能であり、 前記光源から放射され前記第二画像シートで変調された
    変調光を前記反射型平面ディスプレイ装置に入射し、前
    記反射型平面ディスプレイ装置からの反射光によって前
    記第一画像及び前記第二画像及び前記第三画像及び前記
    指表パターンを同時に前記スクリーン上に重畳させて投
    影可能とする構成としたことを特徴とする画像投影装
    置。
  20. 【請求項20】 前記指表パターンを回転させる指表パ
    ターン回転手段を備えることを特徴とする請求項19記
    載の画像投影装置。
  21. 【請求項21】 同一画面に前記指表パターンを複数個
    同時に表示させる複数指表パターン同時表示手段を備え
    ることを特徴とする請求項19記載の画像投影装置。
  22. 【請求項22】 前記指表パターンを回転させる指表パ
    ターン回転手段と、同一画面に前記指表パターンを複数
    個同時に表示させる複数指表パターン同時表示手段とを
    併備することを特徴とする請求項19記載の画像投影装
    置。
  23. 【請求項23】 少なくとも一基の前記第一画像発生装
    置を内蔵して構成されたことを特徴とする請求項19乃
    至22記載の画像投影装置。
  24. 【請求項24】 前記第一画像発生装置から導入される
    第一画像信号がデジタル信号であり、前記第一画像表示
    手段は前記デジタル信号が処理可能に構成されたことを
    特徴とする請求項19乃至22記載の画像投影装置。
  25. 【請求項25】 アナログ・デジタル変換器を内蔵し、
    前記第一画像の信号または前記第三画像の信号がアナロ
    グ信号であれば、前記アナログ・デジタル変換器により
    デジタル信号への変換処理をする構成としたことを特徴
    とする請求項19乃至22記載の画像投影装置。
  26. 【請求項26】 前記指示信号の入力手段は、前記指示
    信号の有線遠隔入力機能を備えることを特徴とする請求
    項19乃至22記載の画像投影装置。
  27. 【請求項27】 前記指示信号の入力手段は、前記指示
    信号の無線遠隔入力機能を備えることを特徴とする請求
    項19乃至22記載の画像投影装置。
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KR20010063114A (ko) * 1999-12-21 2001-07-09 이형도 무선랜 통신기능을 구비한 프로젝터
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