JPH1143907A - アスファルト合材の仕切り板 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【課題】全国的に住宅街等での狭い道路上においてアス
ファルト舗装復旧工事を行っている、その際狭い場所の
ための専用舗装機械を頻繁に使用するが現場内が狭いと
言う悪条件のために機能を十分に発揮できず人力に頼っ
ている部分が多い。その不具合を無くする。 【解決手段】材料を受け得る十分なスペースを持った平
板の部分 ３に、既設舗装盤のカット部のラインを平板
が容易に性格に移動するためのアングルの部 １を設
け、平板の部分 ３の中央の位置に垂直板 ２を配置
し、なおかつ溢れ止め板 ４を付帯したものであり、全
体が両面対象構造として左右両面での使用を可とし、ま
たいかなる機械にも使用出来るアスファルト合材仕切り
板である。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】今日のアスファルト舗装機械（ア
スファルトフイニッシャー）は性能、能力の向上と共に
超大型化、超小型化と著しく進歩している、今回の発明
は完成された超小型機械に関連したものです。最近住宅
街等での狭い道路上では主に都市ガス、下水道、その他
のいわゆるライフラインに関係する舗装復旧工事が頻繁
に行われます。この場合、狭い状況のためにと開発され
た超小型化機械、通称‘ミニフイニッシャー’を使用し
ます、しかしこれらの工事はもとより狭い道路内で狭い
幅員の範囲を舗装するのであるから現場内の障害により
機械の持つ本来機能が発揮出来ないでいる。具体的に申
しますと、住宅街の狭い道路内でこの種の工事を行う範
囲と言うのは決まって民地境界の際、いわゆる道路の端
部に添った場合が常である、従って狭い施工範囲内に機
械の幅全部をセットし舗装すると言う事は障害を伴い不
可能となる。例えば機械のその他の機能である材料を受
けるホッパーが構築物に阻害される、またダンプトラッ
クが目的の場所に近寄りがたい、機械は当然舗装範囲外
の中央寄りに片足を出した状態の施工となってしまうた
め材料も舗装範囲外に食み出てしまうと言う最大の欠陥
が生じてしまう。仕切り板の最大の特徴は、舗装幅員が
極端に狭い場合でも舗装を行う範囲以外には材料を一切
落とさないで済む、更に舗装を行う範囲と行わない範囲
とを完全に仕切る目的にて発明したものである。従来そ
の範囲外となった部分の不要材料の処理は総て作業員の
労力に頼っていたものを一切不要とし、仕切り板はその
部分を機械的に処理するための機械の一部とも言えるも
のである。また、この仕切り板はどのような機種にも使
用可能であり、機械の左右どの側面にも対応できる両面
対象構造となっている。

【０００２】

【従来の技術】従来この様な現場の状態では対処のしよ
うが無く食み出た材料の撤去作業には甚大な人力と時間
を要しながら結果として現場全体が綺麗に纏まらない、
その状態を仕方ないと思っているのが現状である。一部
にはインナーカットと称する類の物が在るがそれ等の使
用方法はアスファルトフィニッシャー本体の部分に直接
ボルトで固定しなければならないものであるだけに舗装
幅員の変化や、また機械の進路の変更に伴い舗装ライン
から外れることが常であるためその都度対応が必要とな
っている。この様に労力を要している割には舗装を施す
範囲とそうでない範囲とを完全に区分けが出来ないため
材料のこぼれ、食み出しを阻止する方法とはなっていな
い。

【００３】

【発明が解決しようとする課題】

１、従来方法に従った作業を改善するため。 ２、作業員の労力に負担を掛けずに機械本来の機能を十
分働かせ作業効率をよくするため。 ３、現場を汚さないできれいな作業環境とし品質の良い
仕上がりを求めるため。

【００４】

【使用方法】この‘仕切り板’の使用目的は、従来の作
業方法では舗装を行う範囲外にアスファルト合材 ６と
言う材料をやむなく落とし、そのため汚し、更に散在と
なった材料の撤去作業等の無駄を無くするためものであ
るから。 １、まず施工開始前の段階で、舗装を行う範囲と行わな
い範囲の境目である既設の舗装盤カット部 １１にアン
グルの部分 １を合わせた状態で仕切り板 １０を配置
する。 ２、次に仕切り板 １０の中央に位置する垂直板 ２の
後方にアスファルトフィニシャースクリード部（通称、
アイロンと言い材料を平坦に敷き均す部分）５を降ろ
す。 ３、後は機械の進行に伴って仕切り板 １０は ５の力
を受けて移動し通常の舗装作業となる。 ４、平板部分 ３には始め余分な材料が堆積するが他に
は落ちないでそのまま移動するため通過した後には一切
材料のこぼれは発生しない。

【００５】

【効 果】

１、舗装範囲外には材料が落ちないようになった。 ２、作業員の労力を極端に省力化できた。 ３、‘大は小を兼ねる’となり大きめの機械でも狭い幅
員の舗装が可能となったため機械は本来機能以上のもの
を発揮するようになった。 ４、作業がスムーズに行われるため現場内が整然とし品
質と利益の向上に貢献出来た。

【図面の簡単な説明】

【図 １】本発明の斜視図である

【図 ２】本発明の使用状況正面図である

【図 ３】本発明の使用状況側面図である

【符号の説明】

１は アングルの部分 ２は 垂直板 ３は 平板の部分 ４は 溢れ止め板 ５は アスファルトフィニッシャースクリード部 ６は アスファルト合材 ７は ダンプトラック ８は アスファルト舗装機械駆動部 ９は 操作ハンドル １０は 仕切り板全体 １１は 舗装境界カット部 １２は 舗装部分 １３は 既設舗装部分

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】（イ） 仕切り板１０は、舗装を行う範
   囲と行わない範囲の境界ラインとなっているカット部分
   １１を離れることなく移動するために必要であるアング
   ル部分 １を設ける。 （ロ） 仕切り板１０は、機械本体の推進力を受けて
   受動的に移動する為の垂直板 ２を水平板３の中央部に
   設ける。 （ハ） 仕切り板１０は、材料が不要部に溢れ出ない
   ための受け皿となる水平板 ３を設ける。 （ニ） 仕切り板１０は、材料の受け皿から外に出な
   いための溢れ止め板 ４を設ける。 （ホ） 仕切り板１０は、強度を得るため総ての部材
   を鋼鉄製とする。 等の機能を組み合わせた構造であり舗装範囲が狭く舗装
   を行なわない範囲に材料を落とすことがあっても仕切り
   板を使用する事により問題が解消され機械の本来機能よ
   り更に狭い幅員に於ける施工を可能なものとするアスフ
   ァルト合材の仕切り板。
2. 【請求項２】仕切り板は作業進行方向（道路右側作業、
   左側作業）に関わり無く機械の左右どの側面にも対応で
   きる両面対象構造とした請求項１の仕切り板。